JP2007032508A - 可変動弁装置を備える内燃機関 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】内燃機関Eは、カム軸20に設けられた駆動カム21i,21eの弁駆動力を動弁カム22i,22eに伝達するリンク機構Mi,Meと、吸気弁および排気弁のバルブ作動特性を変更すべく電動モータ75により駆動されると共にリンク機構Mi,Meを介して動弁カム22i,22eを揺動させる制御軸60とを備える。リンク機構Mi,Meが連結されるピン63を有する制御軸60は、支持体13に軸受64を介して支持されると共に、軸受64に比べてピン63に近い位置でカム軸ホルダ12にカラー65を介して支持される。電動モータ75はポテンショメータにより検出された制御軸60の移動量に基づいて制御軸60の位置を制御する。
【選択図】図2
Description
これによれば、第1制御軸は軸受を介してシリンダヘッドまたはヘッド側部材に支持され、第1制御軸に相対移動可能に支持される第2制御軸はカラーを介してシリンダヘッドまたはヘッド側部材に支持されるので、連結部を有する第2制御軸の外乱移動が、第1制御軸のみに支持されている場合に比べて抑制され、しかもカラーから構成される付加軸受の構造が簡単になる。
これによれば、制御軸の移動方向において、連結部が収容される分、連結部と付加軸受とを近づけて配置できる。
これによれば、最大リフト量が大きくなるために機関弁からのより大きな反力が伝達機構を介して制御軸に伝達されるときには、制御軸は連結部により近い位置で付加軸受により支持されるので、外力が大きいときにも、制御軸の外乱移動が効果的に抑制される。
これによれば、検出手段に連結されるセンサ用被動歯車はシリンダ軸線方向で歯車とカム軸との間に配置されるので、センサ用歯車対をシリンダ軸線方向でのスペースを利用して配置することができ、しかも検出手段が歯車に対してシリンダ軸線方向に突出する程度が抑制され、または突出することが防止される。
請求項2記載の発明によれば、引用された請求項記載の発明の効果に加えて、次の効果が奏される。すなわち、第2制御軸が第1制御軸に相対移動可能に連結された制御軸において、第2制御軸の外乱移動が抑制されて、バルブ作動特性の制御精度が向上するうえ、付加軸受がカラーであるので、構造が複雑化することがなく、内燃機関のコストが削減される。
請求項3記載の発明によれば、引用された請求項記載の発明の効果に加えて、次の効果が奏される。すなわち、連結部と付加軸受とを近づけて配置できるので、制御軸の移動方向で可変動弁装置を小型化できる。
請求項4記載の発明によれば、引用された請求項記載の発明の効果に加えて、次の効果が奏される。すなわち、外力が大きいときにも、制御軸の外乱移動が効果的に抑制されるので、バルブ作動特性の可変領域の全体に渡ってバルブ作動特性の制御精度を高く維持できる。
請求項5記載の発明によれば、引用された請求項記載の発明の効果に加えて、次の効果が奏される。すなわち、スペース効率が高められてシリンダ軸線方向で可変動弁装置および検出手段を有する内燃機関が小型化される。
図1,図2を参照すると、本発明が適用された動弁装置を備える内燃機関Eは、空冷式単気筒4ストローク内燃機関であり、自動二輪車に搭載される。
ここで、シリンダヘッド2にボルトにより結合されるカム軸ホルダ12、およびカム軸ホルダ12にボルトB1により結合される支持体13は、いずれも、シリンダヘッド2に一体に設けられた、すなわちシリンダヘッド2に相対移動不能に設けられたヘッド側部材である。
リンク機構Me(Mi)において両プレート31e(31i),32e(32i)のうち軸方向でシリンダ軸線L1寄りに、かつ駆動カム21e(21i)に近接して配置される第1プレート31e(31i)は、カラー51に、径方向および軸方向での移動が規制された状態で揺動可能に支持される。
動弁室39内において、シリンダ軸線方向でカム軸ホルダ12とヘッドカバー3との間に配置される前記伝動機構は、出力軸75aに設けられた駆動歯車75bに噛合する中間歯車である減速歯車76と、減速歯車76と噛合すると共に第1制御軸61に一体回転可能に設けられる出力歯車77とから構成される減速機構である。減速歯車76は、ヘッドカバー3にボルトにより結合されてヘッドカバー3に設けられた開口を覆うカバー78とヘッドカバー3とに回転可能に支持され、駆動歯車75bと噛合する大歯車76aと、出力歯車77と噛合する小歯車76bとを有する。
ポテンショメータ82により移動量が検出される第2制御軸62は、軸受64に比べてピン63に近い位置において、シリンダヘッド2と一体のカム軸ホルダ12にカラー65を介して支持されることにより、第2制御軸62は、軸受64に加えて、リンク機構Me(Mi)との連結部であるピン63に軸受64よりも近い位置でカラー65に支持されることから、排気弁11(吸気弁10)からの反力などの外力が周期的にリンク機構Me(Mi)を介して第2制御軸62に伝達されたとき、第2制御軸62の外乱移動が抑制されるので、ポテンショメータ82の検出値に含まれる外乱移動によるノイズが低減して、バルブ作動特性の制御精度が向上する。
被支持部材は、支持手段に、該支持手段とは別部材である軸受を介して支持されてもよい。
制御軸60におけるリンク機構Me(Mi)との連結部は、ピン以外の部分により構成されてもよい。
付加軸受は、シリンダヘッド2またはカム軸ホルダ12に一体成形されて設けられてもよい。
吸気カムフォロアまたは排気カムフォロアは、シリンダヘッド2に往復動可能に支持される弁リフタであってもよい。カラー51はカム軸ホルダ12に固定されてもよい。
可変機構は、吸気側だけであってもよく、または排気側だけであってもよい。
カム軸ホルダ12はシリンダヘッド2に一体成形されてもよい。また、軸受64はカム軸ホルダ12またはシリンダヘッド2に直接保持されてもよく、付加軸受であるカラー65はシリンダヘッド2に直接保持されてもよい。
内燃機関は多気筒内燃機関であってもよい。さらに、1つの気筒に対して、複数の吸気弁または複数の排気弁が設けられる内燃機関であってもよい。
Claims (5)
- シリンダヘッドに回転可能に支持されて機関の回転に同期して回転すると共に駆動カムが設けられたカム軸と、機関弁を開閉作動させる動弁カムと、前記駆動カムの弁駆動力を前記動弁カムに伝達する伝達機構と、前記機関弁のバルブ作動特性を変更すべくアクチュエータにより駆動されると共に前記伝達機構を介して前記動弁カムを変位させる制御軸とを備える可変動弁装置と、
前記制御軸の移動量を検出する検出手段と、
を備える内燃機関であって、前記制御軸は、前記伝達機構が連結される連結部を有すると共に前記シリンダヘッドまたは前記シリンダヘッドに一体に設けられたヘッド側部材に軸受を介して支持され、前記検出手段の検出値に基づいてアクチュエータが制御される内燃機関において、
前記制御軸は、前記軸受に比べて前記連結部に近い位置において、前記シリンダヘッドまたは前記ヘッド側部材に付加軸受を介して支持されることを特徴とする内燃機関。 - 前記制御軸は、前記軸受に支持されると共に前記アクチュエータにより駆動される第1制御軸と、前記第1制御軸に相対移動可能に支持されて前記第1制御軸により駆動されると共に前記連結部を有する第2制御軸とから構成され、前記付加軸受は前記第2制御軸を摺動可能に支持するカラーであることを特徴とする請求項1記載の内燃機関。
- 前記付加軸受は、往復直線運動する前記制御軸の移動位置に応じて前記連結部が収容される収容空間を形成することを特徴とする請求項1または2記載の内燃機関。
- 前記付加軸受は、前記バルブ作動特性である最大リフト量が大きくなるほど、前記連結部に近い位置で前記制御軸を支持することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の内燃機関。
- 前記制御軸には、前記アクチュエータの駆動力を前記制御軸に伝達すべくシリンダ軸線方向に延びる回転中心線を有する歯車が設けられ、前記検出手段は、前記歯車により駆動されるセンサ用駆動歯車と、前記センサ用駆動歯車と噛合すると共に前記検出手段に連結されるセンサ用被動歯車とからなるセンサ用歯車対を介して前記移動量を検出し、前記センサ用被動歯車は、前記シリンダ軸線方向で前記歯車のウェブと前記カム軸との間に配置されることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項記載の内燃機関。
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