JP2007032508A - 可変動弁装置を備える内燃機関 - Google Patents

可変動弁装置を備える内燃機関 Download PDF

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Abstract

【課題】可変動弁装置において、バルブ特性可変機構の制御軸の外乱移動を抑制することにより検出手段の検出値に含まれるノイズを低減して、バルブ作動特性の制御精度を高める。
【解決手段】内燃機関Eは、カム軸20に設けられた駆動カム21i,21eの弁駆動力を動弁カム22i,22eに伝達するリンク機構Mi,Meと、吸気弁および排気弁のバルブ作動特性を変更すべく電動モータ75により駆動されると共にリンク機構Mi,Meを介して動弁カム22i,22eを揺動させる制御軸60とを備える。リンク機構Mi,Meが連結されるピン63を有する制御軸60は、支持体13に軸受64を介して支持されると共に、軸受64に比べてピン63に近い位置でカム軸ホルダ12にカラー65を介して支持される。電動モータ75はポテンショメータにより検出された制御軸60の移動量に基づいて制御軸60の位置を制御する。
【選択図】図2

Description

本発明は、吸気弁または排気弁からなる機関弁の開閉時期または最大リフト量を含むバルブ作動特性を変更可能なバルブ特性可変機構を備える可変動弁装置を備える内燃機関に関する。
機関弁の開閉時期または最大リフト量を含むバルブ作動特性を内燃機関の運転状態に応じて変更可能なバルブ特性可変機構を備える可変動弁装置は知られている(例えば特許文献1参照)。
この種の動弁装置では、バルブ作動特性を変更するためにアクチュエータで駆動される制御軸を備え、該制御軸が伝達機構を介して動弁カムを変位させる。そして、ポテンショメータにより検出された制御軸の移動量がアクチュエータの駆動を制御する制御装置に入力されることにより、バルブ作動特性の制御精度が高められる。
特開2004−124740号公報
動弁装置のバルブ作動特性の制御精度は、制御軸の移動量を検出するポテンショメータの検出値に依存するため、その検出値には、制御軸を駆動するアクチュエータの駆動力以外の力である外力(例えば機関弁の開弁時に伝達される機関弁の反力や伝達機構の作動時の慣性力)による制御軸の移動(以下、「外乱移動」という。)に起因するノイズが含まれないようにすることが好ましい。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、請求項1〜5記載の発明は、可変動弁装置において、バルブ特性可変機構の制御軸の外乱移動を抑制することにより検出手段の検出値に含まれるノイズを低減して、バルブ作動特性の制御精度を高めることを目的とする。そして、請求項3記載の発明は、さらに、制御軸の移動方向での可変動弁装置の小型化を図ることを目的とし、請求項5記載の発明は、さらに、シリンダ軸線方向での内燃機関の小型化を図ることを目的とする。
請求項1記載の発明は、シリンダヘッドに回転可能に支持されて機関の回転に同期して回転すると共に駆動カムが設けられたカム軸と、機関弁を開閉作動させる動弁カムと、前記駆動カムの弁駆動力を前記動弁カムに伝達する伝達機構と、前記機関弁のバルブ作動特性を変更すべくアクチュエータにより駆動されると共に前記伝達機構を介して前記動弁カムを変位させる制御軸とを備える可変動弁装置と、前記制御軸の移動量を検出する検出手段と、を備える内燃機関であって、前記制御軸は、前記伝達機構が連結される連結部を有すると共に前記シリンダヘッドまたは前記シリンダヘッドに一体に設けられたヘッド側部材に軸受を介して支持され、前記検出手段の検出値に基づいてアクチュエータが制御される内燃機関において、前記制御軸は、前記軸受に比べて前記連結部に近い位置において、前記シリンダヘッドまたは前記ヘッド側部材に付加軸受を介して支持される内燃機関である。
これによれば、制御軸は、軸受に加えて、伝達機構との連結部に軸受よりも近い位置で付加軸受に支持されるので、機関弁からの反力などの外力が周期的に伝達機構を介して制御軸に伝達されたとき、制御軸の外乱移動が抑制される。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の内燃機関において、前記制御軸は、前記軸受に支持されると共に前記アクチュエータにより駆動される第1制御軸と、前記第1制御軸に相対移動可能に支持されて前記第1制御軸により駆動されると共に前記連結部を有する第2制御軸とから構成され、前記付加軸受は前記第2制御軸を摺動可能に支持するカラーであるものである。
これによれば、第1制御軸は軸受を介してシリンダヘッドまたはヘッド側部材に支持され、第1制御軸に相対移動可能に支持される第2制御軸はカラーを介してシリンダヘッドまたはヘッド側部材に支持されるので、連結部を有する第2制御軸の外乱移動が、第1制御軸のみに支持されている場合に比べて抑制され、しかもカラーから構成される付加軸受の構造が簡単になる。
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の内燃機関において、前記付加軸受は、往復直線運動する前記制御軸の移動位置に応じて前記連結部が収容される収容空間を形成するものである。
これによれば、制御軸の移動方向において、連結部が収容される分、連結部と付加軸受とを近づけて配置できる。
請求項4記載の発明は、請求項1から3のいずれか1項記載の内燃機関において、前記付加軸受は、前記バルブ作動特性である最大リフト量が大きくなるほど、前記連結部に近い位置で前記制御軸を支持するものである。
これによれば、最大リフト量が大きくなるために機関弁からのより大きな反力が伝達機構を介して制御軸に伝達されるときには、制御軸は連結部により近い位置で付加軸受により支持されるので、外力が大きいときにも、制御軸の外乱移動が効果的に抑制される。
請求項5記載の発明は、請求項1から4のいずれか1項記載の内燃機関において、前記制御軸には、前記アクチュエータの駆動力を前記制御軸に伝達すべくシリンダ軸線方向に延びる回転中心線を有する歯車が設けられ、前記検出手段は、前記歯車により駆動されるセンサ用駆動歯車と、前記センサ用駆動歯車と噛合すると共に前記検出手段に連結されるセンサ用被動歯車とからなるセンサ用歯車対を介して前記移動量を検出し、前記センサ用被動歯車は、前記シリンダ軸線方向で前記歯車のウェブと前記カム軸との間に配置されるものである。
これによれば、検出手段に連結されるセンサ用被動歯車はシリンダ軸線方向で歯車とカム軸との間に配置されるので、センサ用歯車対をシリンダ軸線方向でのスペースを利用して配置することができ、しかも検出手段が歯車に対してシリンダ軸線方向に突出する程度が抑制され、または突出することが防止される。
請求項1記載の発明によれば、次の効果が奏される。すなわち、制御軸の外乱移動が抑制されるので、検出手段の検出値に含まれる外乱移動によるノイズが低減して、バルブ作動特性の制御精度が向上する。
請求項2記載の発明によれば、引用された請求項記載の発明の効果に加えて、次の効果が奏される。すなわち、第2制御軸が第1制御軸に相対移動可能に連結された制御軸において、第2制御軸の外乱移動が抑制されて、バルブ作動特性の制御精度が向上するうえ、付加軸受がカラーであるので、構造が複雑化することがなく、内燃機関のコストが削減される。
請求項3記載の発明によれば、引用された請求項記載の発明の効果に加えて、次の効果が奏される。すなわち、連結部と付加軸受とを近づけて配置できるので、制御軸の移動方向で可変動弁装置を小型化できる。
請求項4記載の発明によれば、引用された請求項記載の発明の効果に加えて、次の効果が奏される。すなわち、外力が大きいときにも、制御軸の外乱移動が効果的に抑制されるので、バルブ作動特性の可変領域の全体に渡ってバルブ作動特性の制御精度を高く維持できる。
請求項5記載の発明によれば、引用された請求項記載の発明の効果に加えて、次の効果が奏される。すなわち、スペース効率が高められてシリンダ軸線方向で可変動弁装置および検出手段を有する内燃機関が小型化される。
以下、本発明の実施形態を図1〜図8を参照して説明する。
図1,図2を参照すると、本発明が適用された動弁装置を備える内燃機関Eは、空冷式単気筒4ストローク内燃機関であり、自動二輪車に搭載される。
内燃機関Eは、クランク軸を回転可能に支持するクランクケースに結合されるシリンダ1、シリンダ1の上端部に結合されるシリンダヘッド2およびシリンダヘッド2の上端部に結合されるヘッドカバー3から構成される機関本体を備える。
なお、この明細書において、上下方向はシリンダ軸線方向であり、軸方向、径方向および周方向は、それぞれカム軸20の回転中心線方向、カム軸20の回転中心線L2に対する径方向およびカム軸20の回転中心線L2を中心とする周方向であるとする。また、軸受とは、回転運動または直線運動などの軸の運動が可能となるように、該軸を移動可能に支持し、案内する部材を意味する。
シリンダ1には前記クランク軸に連結されるピストン4が往復動可能に嵌合する。シリンダヘッド2には、シリンダ軸線方向でピストン4に対向する燃焼室5と、燃焼室5に開口する吸気ポート6および排気ポート7とが形成され、燃焼室5に臨む1対の点火栓8が取り付けられる。さらに、シリンダヘッド2には、弁バネ9により閉弁方向に常時付勢される機関弁である1つの吸気弁10および1つの排気弁11が、それぞれシリンダヘッド2に圧入された弁ガイド17i,17eに摺動可能に支持されて設けられる。吸気弁10および排気弁11は、内燃機関Eに備えられる動弁装置により開閉作動させられて、吸気ポート6および排気ポート7をそれぞれ開閉する。
吸気ポート6の入口が設けられたシリンダヘッド2の吸気側接続部2iに接続される吸気装置からは、混合気形成装置としての燃料噴射弁から供給された燃料と吸入空気との混合気が、吸気ポート6を通って吸気弁10の開弁時に燃焼室5に流入し、点火栓8により点火されて燃焼する。そして、燃焼室5の燃焼ガスの圧力により駆動されて往復運動するピストン4がコンロッドを介して前記クランク軸を回転駆動する。また、燃焼ガスは排気弁11の開弁時に排気ポート7に流出し、排気ポート7の出口が設けられたシリンダヘッド2の排気側接続部2eに接続される排気管を備える排気装置を通じて外部に排出される。
図3を併せて参照すると、可変動弁装置としての頭上カム軸型の動弁装置Vは、吸気弁10および排気弁11の開閉時期または最大リフト量を含むバルブ作動特性を変更するバルブ特性可変機構(以下、「可変機構」という。)と、吸気弁10に当接可能な吸気メインロッカアーム28iおよび排気弁11に当接可能な排気メインロッカアーム28eとを備える。吸気メインロッカアーム28iおよび排気メインロッカアーム28eは、それぞれ、カム軸ホルダ12に保持される1対のロッカ軸29i,29eに揺動可能に支持され、接触部を構成するローラ28i1,28e1において吸気カム22iおよび排気カム22eに接触する。
可変機構は、シリンダヘッド2に回転可能に設けられる1つのカム軸20と、カム軸20に設けられて一体に回転する駆動カムとしての吸気駆動カム21iおよび排気駆動カム21eと、カムフォロアとしての吸気メインロッカアーム28iおよび排気メインロッカアーム28eをそれぞれ介して吸気弁10および排気弁11を開閉作動させる動弁カムである吸気カム22iおよび排気カム22eと、各駆動カム21i,21eにより駆動されると共に各駆動カム21i,21eの弁駆動力を吸気カム22iまたは排気カム22eに伝達する伝達機構としての吸気リンク機構Miおよび排気リンク機構Meと、吸気弁10および排気弁11のバルブ作動特性を変更すべく両リンク機構Mi,Meを介して吸気カム22iおよび排気カム22eを変位させる駆動機構Mdと、各リンク機構Mi,Meと駆動機構Mdとの連結箇所に隙間が発生するのを防止するために各リンク機構Mi,Meを駆動機構Mdに押し付ける付勢手段としての押圧バネ40i,40eと、を備える。それゆえ、1つのシリンダ1に対して、駆動カム21i,21e、動弁カム22i,22eおよびリンク機構Mi,Meはそれぞれ1対ずつ設けられる。
カム軸20は、軸方向で両リンク機構Mi,Meの両側に位置する両端部から構成されるジャーナル部20a,20bを支持する1対の軸受14a,14bを介して、シリンダヘッド2およびカム軸ホルダ12に回転可能に支持され、その一端部に結合されたカムスプロケット18およびタイミングチェーン19を備える動弁用伝動機構を介して伝達される前記クランク軸の動力により、該クランク軸の回転である機関の回転に同期してその1/2の回転速度で回転駆動される。軸受14aは、シリンダヘッド2に一体成形されて設けられた第1部分2aおよびカム軸ホルダ12に一体成形されて設けられた第2部分12aからなる軸受保持部2a,12aに保持され、軸受14bは、シリンダヘッド2に一体成形されて設けられた第1部分2bおよびカム軸ホルダ12に一体成形されて設けられた第2部分12bからなる軸受保持部2a,12aに保持される。
ここで、シリンダヘッド2にボルトにより結合されるカム軸ホルダ12、およびカム軸ホルダ12にボルトB1により結合される支持体13は、いずれも、シリンダヘッド2に一体に設けられた、すなわちシリンダヘッド2に相対移動不能に設けられたヘッド側部材である。
また、可変機構において、両駆動カム21i,21e、両リンク機構Mi,Me、吸気カム22iおよび排気カム22eは、基本的に同じ構造を有するため、以下の説明では、排気弁11に関わる部材を中心に説明し、吸気弁10に関わる部材、関連説明および符号等を必要に応じて括弧内に記す。
カム軸20に圧入されて固定される駆動カム21e(21i)(図5(B),図6も参照)は、その弁駆動力により、前記クランク軸の回転に同期して、カム軸20に移動可能に支持された排気カム22e(吸気カム22i)を駆動する。
図4を併せて参照すると、排気カム22e(吸気カム22i)は、ニードル軸受からなる軸受23を介してカム軸20を中心に揺動可能に支持される揺動カムであり、その外周面の一部にカム面が形成される。該カム面は、排気弁11(吸気弁10)を閉弁状態に維持するベース円部22e1(22i1)と、排気弁11(吸気弁10)を押し下げて開弁させるカム山部22e2(22i2)とから構成される。排気カム22e(吸気カム22i)のカム山部22e2(22i2)は、カム軸20の反回転方向(回転方向)に次第に排気弁11(吸気弁10)のリフト量が大きくなる形状を有する。なお、カム軸20の回転方向は、図1において時計方向である。
そして、駆動カム21e(21i)は、メインロッカアーム28e(28i)が排気カム22e(吸気カム22i)のベース円部22e1(22i1)およびカム山部22e2(22i2)に接触するように、リンク機構Me(Mi)を介して排気カム22e(吸気カム22i)を揺動させる。
排気カム22e(吸気カム22i)に連結されるリンク機構Me(Mi)は、駆動機構Mdの制御軸60に移動可能に連結される入力部材としての入力リンク24e(24i)と、シリンダヘッド2またはカム軸ホルダ12に支持されてシリンダヘッド2に対して移動可能なホルダ30e(30i)と、ホルダ30e(30i)に枢支されて駆動カム21e(21i)により駆動されて揺動するカムフォロアとしての排気サブロッカアーム25e(吸気サブロッカアーム25i)と、サブロッカアーム25e(25i)と排気カム22e(吸気カム22i)とを連結すべく枢着される連結リンク26e(26i)と、サブロッカアーム25e(25i)を駆動カム21e(21i)に押し付ける付勢手段としての制御バネ41e(41i),42e(42i)と、を備える。
駆動機構Mdの駆動力をホルダ30e(30i)に伝達する入力リンク24e(24i)は、その一端部でピン63を介して制御軸60に枢着され、その他端部でホルダ30e(30i)に枢着される。
ホルダ30e(30i)は、シリンダヘッド2に対して移動可能な1対の第1,第2プレート31e(31i),32e(32i)と、第1,第2プレート31e(31i),32e(32i)を軸方向に所定間隔で離隔した状態で一体に結合する1対の第1,第2結合部材33e(33i),34e(34i)とを有する。
被支持部材としての第1,第2プレート31e(31i),32e(32i)は、それぞれ、シリンダヘッド2に一体に設けられた第1支持手段としての筒状の部材であるカラー51と、シリンダヘッド2に一体に設けられた第2支持手段としての支持部55e,56e(55i,56i)とに、シリンダヘッド2に対して移動可能、この実施形態ではカム軸20を中心に揺動可能に支持される。カラー51および支持部55e,56e(55i,56i)は、いずれもカム軸20の周りに、カム軸20を全周に渡って囲むように配置される。そして、第1プレート31e(31i)には入力リンク24e(24i)がピン35を介して枢着され、両プレート31e(31i),32e(32i)は入力リンク24e(24i)を介して制御軸60により駆動されて揺動する。
サブロッカアーム25e(25i)を枢支する支持部でもある第1結合部材33e(33i)は、リベット36により第1,第2プレート31e(31i),32e(32i)に結合され、排気カム22e(吸気カム22i)の保持部43e(43i)に一端部が保持される第1制御バネ41e(41i)の他端部を保持する保持部44e(44i)を有する。また、第2結合部材34e(34i)は、カム軸ホルダ12の保持部45e(45i)に一端部が保持される押圧バネ40i,40eの他端部と、一端部が排気サブロッカアーム25e(25i)の保持部47e(47i)に保持される第2制御バネ42e(42i)の他端部とをそれぞれ保持する1対の保持部46e(46i),48e(48i)を有する保持部材である。
軸方向で第1,第2プレート31e(31i),32e(32i)の間に、排気カム22e(吸気カム22i)および駆動カム21e(21i)と共に配置されるサブロッカアーム25e(25i)は、接触部としてのローラ25e1(25i1)で駆動カム21e(21i)に接触し、支点部25e2(25i2)としての一端部で第1結合部材33e(33i)に揺動可能に支持され、支点部25e2(25i2)とは軸方向でずれた位置にある作用部25e3(25i3)としての他端部で両ピン37,38を介して枢着される連結リンク26e(26i)を介して排気カム22e(吸気カム22i)に連結される。それゆえ、サブロッカアーム25e(25i)は、駆動カム21e(21i)が回転することにより、前記クランク軸の回転に同期して第1結合部材33e(33i)を揺動中心として揺動する。
排気カム22e(吸気カム22i)は、駆動機構Mdの電動モータ75により駆動される制御軸60により、リンク機構Me(Mi)を介して、リンク機構Me(Mi)と共にカム軸20を中心に揺動することにより、カム軸20に対して変位して、駆動カム21e(21i)に対する位相、ここでは角度位置または周方向位置が変更される。
そして、駆動カム21e(21i)により駆動されて揺動するサブロッカアーム25e(25i)により駆動されてカム軸20を中心に揺動する排気カム22e(吸気カム22i)は、メインロッカアーム28e(28i)を揺動させて、排気弁11(吸気弁10)を開閉作動させる。
押圧バネ40e(40i)は、リンク機構Me(Mi)に、その揺動方向での一方の方向を向いたトルクを作用させる付勢力を常時加える。また、第1,第2制御バネ41e(41i),42e(42i)は、サブロッカアーム25e(25i)のローラ25e1(25i1)を駆動カム21e(21i)に押し付ける。
図2〜図4を参照して、各プレート31e(31i),32e(32i)に関連して説明する。
リンク機構Me(Mi)において両プレート31e(31i),32e(32i)のうち軸方向でシリンダ軸線L1寄りに、かつ駆動カム21e(21i)に近接して配置される第1プレート31e(31i)は、カラー51に、径方向および軸方向での移動が規制された状態で揺動可能に支持される。
より具体的には、第1プレート31e(31i)は、平板状の基部31e1(31i1)と、基部31e1(31i1)から軸方向に円筒状に突出すると共に基部31e1(31i1)と共にカム軸20が貫通する貫通孔を形成する被支持部としての嵌合部31e2(31i2)とを有する。カラー51の径方向内方に軸方向から嵌合される嵌合部31e2(31i2)は、カム軸20に接触しないようにカム軸20との間にその全周に渡って径方向の隙間G1e(G1i)を形成する状態でその外周面がカラー51の本体52の支持面52aに接触して摺動かつ揺動可能に支持される。また、基部31e1(31i1)がカラー51に当接することにより、軸方向での一方向であるシリンダ軸線L1側またはジャーナル部20a側への移動が規制され、基部31e1(31i1)の外周部の径方向突出部である係合部31e3(31i3)が、シリンダヘッド2に一体成形されて設けられた規制部15e(15i)に当接することにより、軸方向での他方向であるシリンダ軸線L1から離れる側またはジャーナル部20b側への移動が規制される。
一方、リンク機構Me(Mi)において両プレート31e(31i),32e(32i)のうち軸方向でシリンダ軸線L1から離れて軸受14a(14b)寄りに、かつ駆動カム21e(21i)から離れて配置される第2プレート32e(32i)は、支持部55e,56e(55i,56i)に、径方向および軸方向での移動が規制された状態で、シリンダヘッド2に対して揺動可能に支持される。
より具体的には、第2プレート32e(32i)は、平板状の基部32e1(32i1)と、基部32e1(32i1)から軸方向に円筒状に突出すると共に基部32e1(32i1)と共にカム軸20が貫通する貫通孔を形成する被支持部としての嵌合部32e2(32i2)とを有する。シリンダヘッド2およびカム軸ホルダ12において支持部55e,56e(55i,56i)の径方向内方に軸方向から嵌合される嵌合部32e2(32i2)は、カム軸20に接触しないようにカム軸20との間にその全周に渡って径方向の隙間G2e(G2i)を形成する状態で、その外周面が本体52の支持面52aに接触して摺動可能かつ揺動可能に支持される。間隙G2e(G2i)は、この実施形態では、排気カム22e(吸気カム22i)と軸受14b(14a)との軸方向での間隔を規定すべくカム軸20に一体回転可能に挿入される円筒状のスペーサ27e(27i)と支持部55e,56e(55i,56i)との間に形成される。また、基部32e1(32i1)が支持部55e,56e(55i,56i)に当接することにより、軸方向での他方向であるシリンダ軸線L1から離れる側またはジャーナル部20b側への移動が規制され、基部32e1(32i1)がシリンダヘッド2に一体成形されて設けられた規制部16e(16i)に当接することにより、軸方向での一方向であるシリンダ軸線L1側またはジャーナル部20a側への移動が規制される。
図5を併せて参照すると、カラー51は、カム軸20を全周に渡って囲むと共にカム軸20と同心の円筒状の本体52と、カラー51をシリンダヘッド2に結合するための1対の取付部53とから構成される。本体52から径方向外方に延びる各取付部53は、シリンダヘッド2の取付座54にねじ込まれるネジB2により固定される。本体52の内周面である支持面52aには、排気リンク機構Me(Mi)および吸気リンク機構Me(Mi)の第1プレート31e(31i),32e(32i)の嵌合部31e2(31i2),32e2(32i2)が軸方向での僅かな隙間を形成して、軸方向で対向する状態で嵌合する。それゆえ、カラー51は、1対のリンク機構Mi,Meに共通の1つの部材である。
また、軸受14b(14a)を保持する軸受支持部2b,12b(2a,12a)の一部を利用してまたは軸受支持部2b,12b(2a,12a)に軸方向で隣接して一体成形されて設けられる各支持部55e,56e(55i,56i)は、軸受支持部2b,12b(2a,12a)と同一径の内周面からなる支持面57e(57i)を有し、シリンダヘッド2に一体成形されて設けられる第1部分55e(55i)とカム軸ホルダ12に一体成形されて設けられる第2部分56e(56i)とからなる。
図1,図2,図7を参照すると、リンク機構Me(Mi)および排気カム22e(吸気カム22i)をカム軸20に対して変位させるべくリンク機構Me(Mi)および排気カム22eを駆動する駆動機構Mdは、リンク機構Me(Mi)の入力リンク24e(24i)が連結される連結部としてのピン63(図4(A)も参照)を有する制御軸60と、ヘッドカバー3にボルトにより取り付けられるアクチュエータとしての逆回転可能な電動モータ75と、電動モータ75の回転を制御軸60に伝達する伝動機構とを備える。
制御軸60は、円筒状の部材である外筒としての第1制御軸61と、第1制御軸61に対して相対移動可能に支持される円筒状の内筒としての第2制御軸62とから構成される。第1制御軸61は、カム軸ホルダ12にボルトB1により結合されて固定される支持体13に、支持手段としての軸受64を介してシリンダ軸線L1と平行な回転中心線L3を中心に回転可能に、かつ回転中心線L3の方向に移動不能に支持される。第2制御軸62は、第1制御軸61に第2制御軸62を相対移動可能に支持する支持機構しての送りネジ機構70を介して支持されて、第1制御軸61の回転によりシリンダ軸線方向に平行に往復直線運動をする。送りネジ機構70は、第1制御軸61の内周面に形成された雌型のネジ部70aと第2制御軸62の外周面に形成されてネジ部70aに螺合する雄型のネジ部70bとから構成され、電動モータ75により回転駆動される第1制御軸61により駆動される第2制御軸62を、カム軸20に対して進出および後退させる。
第2制御軸62の基端部は第1制御軸61に固定された案内軸71の外側に嵌合していて、第2制御軸62が該案内軸71により案内されることにより、第2制御軸62のシリンダ軸線L1に平行な移動が助長される。また、第2制御軸62の先端部はピン63を有し、該ピン63は入力リンク24eに対して圧入により固定されており、第2制御軸62および入力リンク24iはピン63に回転可能に支持されている。
図6(B)を併せて参照すると、第2制御軸62は、シリンダ軸線方向で軸受64よりもピン63に近い位置で、付加支持手段としての付加軸受であるカラー65を介してカム軸ホルダ12に支持される。筒状の部材であるカラー65は、カム軸ホルダ12に設けられて第2制御軸62が挿通する貫通孔68aに挿入されて第2制御軸62の周囲に配置され、第2制御軸62を摺動可能に支持する。
カラー65は、第2制御軸62の外面からなる摺動面62aが摺接する軸受面65a1としての内面を有する支持部66と、カラー65の上端部である支持部66よりもシリンダ軸線方向でリンク機構Me(Mi)に近い収容部67とから構成される。支持部66は、円柱面からなる摺動面62aが摺接する円柱面からなる軸受面66aを有すると共に、貫通孔68aが設けられたカム軸ホルダ12の上壁である取付部68よりも上方に位置して、止め輪69により下方への移動が阻止される。
収容部67は、貫通孔68aに挿入されて取付部68に嵌合する嵌合部67aと、貫通孔68aの下方に位置して取付部68の下端面に接触して上方への移動を阻止するフランジ67bとから構成され、その内部に収容空間Sを形成する。収容部67の内径は第2制御軸62の外径よりも小さく、収容空間S内で第2制御軸62の周囲全周に渡って環状隙間が形成される。そして、図6(B)に示されるように、収容空間Sには、第2制御軸62が上方に移動して後述する最大バルブ作動特性が得られる第2位置(以下、「第2位置」という。図1には二点鎖線で示されている。)を占めるとき、ピン63が収容されて、第2制御軸62の移動方向であるシリンダ軸線方向(または上下方向)での位置で、ピン63と収容部67と取付部68とが重なる位置を占める。また、カラー65は、第2制御軸62が第2位置に近い位置を占めるときほど、換言すれば排気弁11(吸気弁10)の最大リフト量が大きくなるバルブ作動特性で開閉されるときほど、ピン63に近い位置で第2制御軸62を支持する。そして、第2制御軸62が第2位置を占めるとき、カラー65はピン63に最も近い位置で第2制御軸62を支持する。
図2,図7を参照すると、シリンダヘッド2およびヘッドカバー3により形成される動弁室39の外部に配置される電動モータ75は、シリンダ軸線方向に平行に動弁室39内に延びる出力軸75aを備える。
動弁室39内において、シリンダ軸線方向でカム軸ホルダ12とヘッドカバー3との間に配置される前記伝動機構は、出力軸75aに設けられた駆動歯車75bに噛合する中間歯車である減速歯車76と、減速歯車76と噛合すると共に第1制御軸61に一体回転可能に設けられる出力歯車77とから構成される減速機構である。減速歯車76は、ヘッドカバー3にボルトにより結合されてヘッドカバー3に設けられた開口を覆うカバー78とヘッドカバー3とに回転可能に支持され、駆動歯車75bと噛合する大歯車76aと、出力歯車77と噛合する小歯車76bとを有する。
出力歯車77は一体成形により第1制御軸61に一体に設けられていて、第1制御軸は出力歯車のボスを構成する。そして、出力歯車77の回転中心線L4は、第1制御軸61の回転中心線L3と一致すると共にシリンダ軸線方向に平行に延びる。また、図3にリム77bが二点鎖線で示されるように、出力歯車77のウェブ77aおよびリム77bは、駆動カム21e(21i)、排気カム22e(吸気カム22i)、カラー51および支持部55e,56e(55i,56i)の全体と、リンク機構Me(Mi)の大部分とを上方から覆う。さらに具体的には、出力歯車77は、シリンダ軸線L1から僅かに偏心した回転中心線L4を中心にして、サブロッカアーム25e(25i)の全体と、嵌合部31e2(31i2),32e2(32i2)の全体を含む第1,第2プレート31e(31i),32e(32i)の大部分を上方から覆う。
図2,図7,図8を参照すると、駆動機構Mdの作動を内燃機関Eの運転状態に応じて制御すべく内燃機関Eに備えられる制御手段は、電子制御ユニット81と、電動モータ75により駆動されて移動する制御軸60の移動量を検出することにより、駆動機構Mdにより駆動されて位相が変更される排気カム22e(吸気カム22i)またはリンク機構Me(Mi)の移動量である揺動量を検出する移動量検出手段としてのポテンショメータ82と、内燃機関Eの機関負荷を検出する負荷検出手段や機関回転速度を検出する機関回転速度検出手段などから構成されて内燃機関Eの運転状態を検出する運転状態検出手段83と、備える。電子制御ユニット81は、ポテンショメータ82および運転状態検出手段83入力される各検出値に基づいて電動モータ75を制御する。
ヘッドカバー3にボルトB3により取り付けられるポテンショメータ82は、排気カム22e(吸気カム22i)またはリンク機構Me(Mi)の揺動量に対応する第2制御軸62の移動量として第1制御軸61を駆動する出力歯車77の回転量を、センサ用駆動機構90を介して検出する。
センサ用駆動機構90は、出力歯車77と噛合して出力歯車の回転量を取り出す取出用駆動歯車91と、ポテンショメータ82の入力部材である入力軸82aに合成樹脂製の軸継手92および捩りコイルバネ93を介して連結されるセンサ軸94と、駆動歯車91の回転をセンサ軸94に伝達するセンサ用歯車対としてのウォームギヤ機構95ら構成される。
ウォームギヤ機構95は、カム軸ホルダ12およびヘッドカバー3にそれぞれ回転可能に支持されるセンサ用駆動歯車としてのウォーム96と、ヘッドカバー3に回転可能に支持されるセンサ軸94を構成する軸部を有すると共にウォーム96と噛合するセンサ用被動歯車としてのウォームホイール97とから構成される。
ウォーム96は、出力歯車77の回転中心線L4に平行な回転中心線を有し、ウォームホイール97は、シリンダ軸線方向で出力歯車77のウェブ77aおよびリム77bとカム軸20との間に配置されると共にカム軸20の回転中心線L2に平行でシリンダ軸線方向に直交する回転中心線L5を有する。ウォームホイール97の歯は捩りコイルバネ93によりウォーム96の歯に押し付けられることにより、ウォーム96とウォームホイール97との間のバックラッシに起因する検出精度の低下が防止される。
電子制御ユニット81は、電動モータ75の回転量などの作動状態と内燃機関Eの運転状態との関係が予め設定された制御マップに基づいて電動モータ75を制御し、これによって運転状態に最適なバルブ作動特性が設定される。そして、電動モータ75の実際の作動状態は、ポテンショメータ82により検出され、ポテンショメータ82の検出値が電子制御ユニット81にフィードバックされる。
次に、図6を参照して、動弁装置Vによるバルブ作動特性の制御について説明する。なお、図6は、排気リンク機構Meを示しているが、吸気リンク機構Miの動作も同様であるので、吸気弁10に関わる説明および符号等について括弧内に示す。
内燃機関Eの低速回転域または低負荷域において、制御軸60が図6(A)に示される第1位置(カム軸20に向かって最も進出した位置。以下、「第1位置」という。)を占めるとき、排気カム22e(吸気カム22i)は、駆動カム21e(21i)に対する位相が最も大きくなる位置にあり、排気カム22e(吸気カム22i)により駆動されて揺動するメインロッカアーム28e(28i)により開閉される排気弁11(吸気弁10)の開時期が最遅角位置、その閉時期が最進角位置にそれぞれなり、かつ開弁期間および最大リフト量がいずれも最小になる最小バルブ作動特性が得られる。
そして、サブロッカアーム25e(25i)が、駆動カム21e(21i)のベース円部に接触している図示の状態から、カム軸20の回転により図中二点鎖線で部分的に示される駆動カム21e(21i)のカム山部の頂部に接触すると、排気カム22eはカム軸20を中心に回転方向(反回転方向)に揺動して図中二点鎖線で示される位置を占め、メインロッカアーム28e(28i)が揺動して、排気弁11が最大リフト量で開弁する。
内燃機関Eの運転状態が高負荷域または高速回転域に移行するにつれて、最小バルブ作動特性が得られる状態から第2位置に向かって移行すべく、電動モータ75が出力歯車77を回転駆動し、送りネジ機構70により第2制御軸62がカム軸20から離れる方向に後退する。このとき電動モータ75の駆動量に基づいて、第2制御軸62は、入力リンク24e(24i)を介してリンク機構Me(Mi)および排気カム22e(吸気カム22i)を、カム軸20を中心に回転方向(反回転方向)に揺動させる。
そして、内燃機関Eが高負荷域または高速回転域において、制御軸60が図6(B)に示される第2位置(カム軸20から最も後退した位置。)を占めるとき、排気カム22e(吸気カム22i)により駆動されて揺動するメインロッカアーム28e(28i)により開閉される排気弁11(吸気弁10)の開時期が最進角位置、閉時期が最遅角位置にそれぞれなり、かつ開弁期間および最大リフト量がいずれも最大になる最大バルブ作動特性が得られる。
そして、第2制御軸62が第1位置および第2位置の任意の中間位置を占めるとき、該中間位置に応じて最小バルブ作動特性および最大バルブ作動特性の間の任意の中間バルブ作動特性が得られる。また、電動モータ75が、逆回転して、出力歯車77を逆方向に回転駆動することにより、第2制御軸62が前述とは逆方向に移動し、第2位置から第1位置に移行する。
次に、前述のように構成された実施形態の作用および効果について説明する。
ポテンショメータ82により移動量が検出される第2制御軸62は、軸受64に比べてピン63に近い位置において、シリンダヘッド2と一体のカム軸ホルダ12にカラー65を介して支持されることにより、第2制御軸62は、軸受64に加えて、リンク機構Me(Mi)との連結部であるピン63に軸受64よりも近い位置でカラー65に支持されることから、排気弁11(吸気弁10)からの反力などの外力が周期的にリンク機構Me(Mi)を介して第2制御軸62に伝達されたとき、第2制御軸62の外乱移動が抑制されるので、ポテンショメータ82の検出値に含まれる外乱移動によるノイズが低減して、バルブ作動特性の制御精度が向上する。
制御軸60は、軸受64に支持されると共に電動モータ75により駆動される第1制御軸61と、第1制御軸61に相対移動可能に支持されて第1制御軸61により駆動されると共にピン63を有する第2制御軸62とから構成され、カラー65は第2制御軸62を摺動可能に支持することにより、第1制御軸61は軸受64を介して支持体13に支持され、第1制御軸61に相対移動可能に支持される第2制御軸62はカラー65を介してカム軸ホルダ12に支持されることから、ピン63を有する第2制御軸62の外乱移動が、第1制御軸61のみに支持されている場合に比べて抑制され、しかもカラー65から構成される付加軸受の構造が簡単になる。この結果、第2制御軸62が第1制御軸61に相対移動可能に連結された制御軸60において、第2制御軸62の外乱移動が抑制されて、バルブ作動特性の制御精度が向上するうえ、付加軸受がカラー65であるので、構造が複雑化することがなく、内燃機関Eのコストが削減される。
カラー65は、往復直線運動する第2制御軸62の移動位置に応じてピン63が収容される収容空間Sを形成することにより、第2制御軸62の移動方向であるシリンダ軸線方向において、ピン63が収容される分、ピン63とカラー65とをシリンダ軸線方向で近づけて配置できるので、シリンダ軸線方向で動弁装置Vを小型化できる。
カラー65は、排気弁11(吸気弁10)のバルブ作動特性である最大リフト量が大きくなるほど、ピン63に近い位置で第2制御軸62を支持することにより、最大リフト量が大きくなるために排気弁11(吸気弁10)からのより大きな反力などの外力がリンク機構Me(Mi)を介して第2制御軸62に伝達されるときには、第2制御軸62はピン63により近い位置でカラー65により支持されるので、外力が大きいときにも、第2制御軸62の外乱移動が効果的に抑制されて、バルブ作動特性の可変領域の全体に渡ってバルブ作動特性の制御精度を高く維持できる。
制御軸60には、電動モータ75の駆動力を制御軸60に伝達すべくシリンダ軸線方向に延びる回転中心線L4を有する出力歯車77が設けられ、ポテンショメータ82は、出力歯車77により駆動されるウォーム96と、ポテンショメータ82に連結されるウォームホイール97とからなるウォームギヤ機構95を介して移動量を検出し、ウォームホイール97は、シリンダ軸線方向で出力歯車77のウェブ77aおよびリム77bとカム軸20との間に配置されることにより、ポテンショメータ82に連結されるウォームホイール97はシリンダ軸線方向で出力歯車77とカム軸20との間に配置されるので、ウォームギヤ機構95をシリンダ軸線方向でのスペースを利用して配置することができ、しかもポテンショメータ82が出力歯車77に対してシリンダ軸線方向に突出する程度が抑制され、または突出することが防止される。この結果、スペース効率が高められてシリンダ軸線方向で動弁装置Vおよびポテンショメータ82を有する内燃機関Eが小型化される。
可変機構のリンク機構Me(Mi)は、シリンダヘッド2に一体に設けられたカラー51および両支持部55e,56e(55i,56i)により支持される第1,第2プレート31e(31i),32e(32i)を有し、第1,第2プレート31e(31i),32e(32i)においてシリンダヘッド2に移動可能に支持されることにより、第1,第2プレート31e(31i),32e(32i)は、シリンダヘッド2と一体のカラー51および支持部55e,56e(55i,56i)に支持されるので、駆動カム21e(21i)が設けられたカム軸20に第1,第2プレート31e(31i),32e(32i)が支持される場合と異なり、排気弁11(吸気弁10)の開閉に起因する外力によるカラー51および支持部55e,56e(55i,56i)の変形など、カラー51および支持部55e,56e(55i,56i)と第1,第2プレート31e(31i),32e(32i)との間の摩擦力の増加をもたらす原因が減るので、カラー51および支持部55e,56e(55i,56i)に対するリンク機構Me(Mi)の運動が円滑になり、バルブ作動特性の制御精度が向上する。
カラー51および支持部55e,56e(55i,56i)はカム軸20の周りに配置され、第1,第2プレート31e(31i),32e(32i)はカム軸20に接触しないことにより、第1,第2プレート31e(31i),32e(32i)にはカム軸20との間の摩擦力が作用しないので、カラー51および支持部55e,56e(55i,56i)がカム軸20の周りにコンパクトに配置されるうえ、カラー51および支持部55e,56e(55i,56i)に対するリンク機構Me(Mi)の移動が円滑になり、バルブ作動特性の制御精度が向上する。
カラー51は、軸方向で、カム軸20の1対のジャーナル部20a,20bの間の軸方向でのほぼ中央に対応する位置に配置されることにより、カム軸20において、カム軸20が回転可能に支持される部分である1対のジャーナル部20a,20bから離れているために、ジャーナル部20a,20bの近傍に比べて排気弁11(吸気弁10)からの反力などの外力で比較的変形が生じやすい1対のジャーナル部20a,20bの、軸方向での間のほぼ中央に対応する位置において、カラー51がシリンダヘッド2に一体に設けられるので、第1プレート31e(31i)が排気弁11(吸気弁10)の開閉に起因して比較的大きな摩擦力を受けることが回避される。この結果、第1,第2プレート31e(31i),32e(32i)のうちでシリンダ軸線L1寄りに位置する第1プレート31e(31i)がカム軸20の1対のジャーナル部20a,20bの間の軸方向でのほぼ中央に対応する位置の近傍に配置される場合にも、カラー51に対するリンク機構Me(Mi)の移動が円滑になる。
第1,第2プレート31e(31i),32e(32i)は軸方向に突出する嵌合部31e2(31i2),32e2(32i2)を有し、嵌合部31e2(31i2),32e2(32i2)はカラー51および支持部55e,56e(55i,56i)に摺動可能に嵌合することにより、第1,第2プレート31e(31i),32e(32i)の嵌合部31e2(31i2),32e2(32i2)がカラー51および支持部55e,56e(55i,56i)と軸方向での位置で重なるので、その重なり部分の分、リンク機構Me(Mi)が軸方向で占めるスペースを小さくすることができ、また嵌合構造によりカラー51および支持部55e,56e(55i,56i)に対する第1,第2プレート31e(31i),32e(32i)の組付が容易になる。この結果、軸方向でリンク機構Me(Mi)がシリンダヘッド2にコンパクトに配置されて、シリンダヘッド2の小型化が可能になる。また、嵌合構造によりカラー51および支持部55e,56e(55i,56i)に対する第1,第2プレート31e(31i),32e(32i)の組付性が向上する。
駆動カム21e(21i)、排気カム22e(吸気カム22i)およびリンク機構Me(Mi)はそれぞれ1対ずつ設けられ、1対のリンク機構Me(Mi)のそれぞれの第1プレート31e(31i)は共通の1つのカラー51で支持されることにより、1対のリンク機構Mi,Meが共通のカラー51に支持されることから、部品点数が削減されるので、コストが削減されるうえ、シリンダヘッド2における動弁装置Vの周辺の構造が簡素化される。
支持部55e,56e(55i,56i)が軸受支持部2b,12b(2a,12a)の一部を利用して、または隣接して一体成形されて設けられることにより、シリンダヘッド2およびカム軸ホルダ12の構造が簡素化される。
以下、前述した実施形態の一部の構成を変更した実施形態について、変更した構成に関して説明する。
被支持部材は、支持手段に、該支持手段とは別部材である軸受を介して支持されてもよい。
制御軸60におけるリンク機構Me(Mi)との連結部は、ピン以外の部分により構成されてもよい。
付加軸受は、シリンダヘッド2またはカム軸ホルダ12に一体成形されて設けられてもよい。
吸気カムフォロアまたは排気カムフォロアは、シリンダヘッド2に往復動可能に支持される弁リフタであってもよい。カラー51はカム軸ホルダ12に固定されてもよい。
可変機構は、吸気側だけであってもよく、または排気側だけであってもよい。
カム軸ホルダ12はシリンダヘッド2に一体成形されてもよい。また、軸受64はカム軸ホルダ12またはシリンダヘッド2に直接保持されてもよく、付加軸受であるカラー65はシリンダヘッド2に直接保持されてもよい。
内燃機関は多気筒内燃機関であってもよい。さらに、1つの気筒に対して、複数の吸気弁または複数の排気弁が設けられる内燃機関であってもよい。
本発明が適用された可変動弁装置を備える内燃機関の、カム軸の回転中心線に直交する複数の平面での断面を主とする断面図である。 図1の概略II−II矢視での断面図、可変動弁装置の要部の断面図および駆動機構について図7の概略II−II矢視での断面図である。 図1の内燃機関において、ヘッドカバーを外した状態で、シリンダ軸線に直交する複数の平面での断面を主とする断面図である。 (A)は、図1の可変動弁装置におけるバルブ特性可変機構のリンク機構の展開図で、一部のプレートが外されている状態を示し、(B)は、(A)のB−B矢視での断面図である。 (A)は、図1の内燃機関のカラー付近の拡大平面図であり、(B)は、(A)のB−B矢視での断面図である。 図1の可変動弁装置において、(A)は、排気弁について最小バルブ作動特性が得られるときのバルブ特性可変機構の要部説明図であり、(B)は、排気弁について最大バルブ作動特性が得られるときのバルブ特性可変機構の要部説明図である。 図1の内燃機関の平面図であり、ヘッドカバーを部分的に破断して、バルブ特性可変機構の駆動機構を示す図である。 図7のVIII−VIII矢視での要部断面図である。
符号の説明
2…シリンダヘッド、3…ヘッドカバー、10…吸気弁、11…排気弁、12…カム軸ホルダ20…カム軸、21i,21e…駆動カム、22i…吸気カム、22e…排気カム、30i,30e…ホルダ、51…カラー、55i,55e,56i,56e…支持部、60…制御軸64…軸受、65…カラー、75…電動モータ、82…ポテンショメータ、95…ウォームギヤ機構、V…動弁装置、Mi,Me…リンク機構、Md…駆動機構。

Claims (5)

  1. シリンダヘッドに回転可能に支持されて機関の回転に同期して回転すると共に駆動カムが設けられたカム軸と、機関弁を開閉作動させる動弁カムと、前記駆動カムの弁駆動力を前記動弁カムに伝達する伝達機構と、前記機関弁のバルブ作動特性を変更すべくアクチュエータにより駆動されると共に前記伝達機構を介して前記動弁カムを変位させる制御軸とを備える可変動弁装置と、
    前記制御軸の移動量を検出する検出手段と、
    を備える内燃機関であって、前記制御軸は、前記伝達機構が連結される連結部を有すると共に前記シリンダヘッドまたは前記シリンダヘッドに一体に設けられたヘッド側部材に軸受を介して支持され、前記検出手段の検出値に基づいてアクチュエータが制御される内燃機関において、
    前記制御軸は、前記軸受に比べて前記連結部に近い位置において、前記シリンダヘッドまたは前記ヘッド側部材に付加軸受を介して支持されることを特徴とする内燃機関。
  2. 前記制御軸は、前記軸受に支持されると共に前記アクチュエータにより駆動される第1制御軸と、前記第1制御軸に相対移動可能に支持されて前記第1制御軸により駆動されると共に前記連結部を有する第2制御軸とから構成され、前記付加軸受は前記第2制御軸を摺動可能に支持するカラーであることを特徴とする請求項1記載の内燃機関。
  3. 前記付加軸受は、往復直線運動する前記制御軸の移動位置に応じて前記連結部が収容される収容空間を形成することを特徴とする請求項1または2記載の内燃機関。
  4. 前記付加軸受は、前記バルブ作動特性である最大リフト量が大きくなるほど、前記連結部に近い位置で前記制御軸を支持することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の内燃機関。
  5. 前記制御軸には、前記アクチュエータの駆動力を前記制御軸に伝達すべくシリンダ軸線方向に延びる回転中心線を有する歯車が設けられ、前記検出手段は、前記歯車により駆動されるセンサ用駆動歯車と、前記センサ用駆動歯車と噛合すると共に前記検出手段に連結されるセンサ用被動歯車とからなるセンサ用歯車対を介して前記移動量を検出し、前記センサ用被動歯車は、前記シリンダ軸線方向で前記歯車のウェブと前記カム軸との間に配置されることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項記載の内燃機関。


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