JP2007032485A - 内燃機関及び内燃機関の制御装置 - Google Patents

内燃機関及び内燃機関の制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】内燃機関において、広い機関回転数の範囲で吸気の脈動効果を有効に利用して、性能向上を図ることこと。
【解決手段】この吸気マニホールド10は、断面円弧形状の第1部材21Aと第2部材21Bとが、第1及び第2ガイド部材22A、22Bによって支持され、円弧の内面が対向するように組み合わされる。これによって、燃焼室へ空気を導く管路21が構成される。第2部材21Bは、第1及び第2ガイド部材22A、22Bに沿って、第1部材21Aとの距離を変化させるように移動する。そして、モータ27によって、第2部材21Bを移動させることにより、管路21の管径を変更する。
【選択図】 図3−1

Description

本発明は、内燃機関及び内燃機関の制御装置に関する。
内燃機関の吸気は、吸気弁の開閉動作やピストンの動作に関連して、吸気管内で脈動する。そして、吸気脈動効果、吸気慣性効果を利用して吸気の充填効率を向上させることにより、内燃機関の性能向上を図る技術が知られている。例えば、特許文献1には、内燃機関の吸気管内圧力及び排気管内圧力の大小管径に基づいて、吸気弁又は排気弁の開閉弁時期を設定する内燃機関が開示されている。
特開2004−211614号公報
ところで、脈動効果を有効に利用できる固有の周波数が決まっている。特許文献1に開示された技術では、内燃機関の機関回転数がその固有の周波数から外れた場合には、吸気脈動効果を有効に利用することはできない。このため、広い機関回転数の範囲において、吸気脈動効果を利用することにより内燃機関の性能向上を図ることについては、改善の余地がある。
そこで、本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、広い機関回転数の範囲において吸気の脈動効果を有効に利用して、性能向上を図ることのできる内燃機関及び内燃機関の運転制御装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る内燃機関は、空気と燃料との混合気を燃焼させる燃焼室と、前記燃焼室へ空気を導く管路を有し、前記管路の管軸に垂直な断面内における管径が、機関回転数に応じて変化する吸気マニホールドと、を備えることを特徴とする。
この内燃機関は、燃焼室へ空気を導く吸気マニホールドを構成する管路の管径を、内燃機関の機関回転数に応じて変化させる。これによって、吸気マニホールドの管路の管径を、内燃機関の機関回転数に対応した最適な管径とすることができる。その結果、内燃機関の広い機関回転数の範囲で、吸気の脈動効果を有効に利用して吸気の充填効率を向上させて、内燃機関の性能を向上させることができる。
次の本発明に係る内燃機関は、前記内燃機関において、機関回転数の上昇とともに、前記管径が大きくなるとともに、同じ機関回転数において、前記内燃機関が冷間時に運転されているときにおける前記管路の管径を、前記内燃機関の暖機が終了した後における前記管路の管径よりも小さくすることを特徴とする。
次の本発明に係る内燃機関は、前記内燃機関において、前記吸気マニホールドは、可撓性の仕切り膜が前記吸気マニホールドの管路内に設けられ、前記管路の内面と前記仕切り膜との間に形成される空間に流体を供給、又は前記空間から流体を吸引することにより、前記管路の管径を変更することを特徴とする。
次の本発明に係る内燃機関は、前記内燃機関において、前記吸気マニホールドは、断面円弧形状の第1部材と第2部材とが、円弧の内面が対向するように組み合わされて前記管路が構成され、前記第1部材又は前記第2部材のうち少なくとも一方を移動させて前記管路の管径を変更することを特徴とする。
次の本発明に係る内燃機関の運転制御装置は、燃焼室へ空気を導く管路を有し、前記管路の管軸に垂直な断面内における管径が変化する吸気マニホールドを備える内燃機関の運転を制御するものであり、前記内燃機関の機関回転数に応じて、前記管路の管径を変更する管径制御部を備えることを特徴とする。
この内燃機関の運転制御装置は、吸気マニホールドを構成する管路の管径が変化する内燃機関に対して、内燃機関の機関回転数に応じて前記管路の管径を変化させる。これによって、吸気マニホールドの管路の管径を、内燃機関の機関回転数に対応した最適な管径とすることができる。その結果、内燃機関の広い機関回転数の範囲で、吸気の脈動効果を有効に利用して吸気の充填効率を向上させて、内燃機関の性能を向上させることができる。
次の本発明に係る内燃機関の運転制御装置は、前記内燃機関の運転制御装置において、さらに、前記内燃機関が冷間時に運転されているか否かを判定する運転条件判定部を備え、前記運転条件判定部が、前記内燃機関が冷間時に運転されていると判定したときには、前記管径制御部は、同じ機関回転数において、前記内燃機関が冷間時に運転されているときにおける前記管路の管径を、前記内燃機関の暖機が終了した後における前記管路の管径よりも小さく設定することを特徴とする。
次の本発明に係る内燃機関の運転制御装置は、前記内燃機関の運転制御装置において、前記管径制御部は、前記管路の管径を変更する際において、前記管路の実際の管径が、前記機関回転数から求められる目標管径の許容範囲外にあるときに、前記管路の管径を変更することを特徴とする。
本発明に係る内燃機関及び内燃機関の運転制御装置は、広い機関回転数の範囲において吸気の脈動効果を有効に利用して、性能向上を図ることができるという効果を奏する。
以下、この発明につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、以下に説明する発明を実施するための最良の形態(以下実施形態という)によりこの発明が限定されるものではない。また、以下の実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。また、本発明は、燃焼室内で空気と燃料との混合気を燃焼させて動力を得る内燃機関全般に対して適用でき、レシプロ式、ロータリー式、火花点火式、ディーゼル式を問わない。本発明は、特に乗用車やバス、あるいはトラックといった車両に搭載される内燃機関に対して好ましく適用できる。
この実施形態に係る内燃機関は、管路の管軸に垂直な断面内における管径が変化する吸気マニホールドを備え、内燃機関の機関回転数に応じて吸気マニホールドの管径を変更する点に特徴がある。図1は、この実施形態に係る内燃機関の構成を示す断面図である。図2は、この実施形態に係る内燃機関を示す平面図である。図1、2を用いて、この実施形態に係る内燃機関について説明する。
図2に示すように、この実施形態に係る内燃機関1は、4個の気筒1s及び燃焼室1bを備えるが、図1には、内燃機関1が備える4個の気筒1s及び燃焼室1bのうち、一つの気筒1s及び燃焼室1bを示している。なお、内燃機関1の気筒数や気筒配置は限定されるものではない。この内燃機関1は、いわゆる火花点火式の内燃機関であり、シリンダヘッド1hに取り付けられる点火プラグ9によって、燃焼室1b内の混合気に点火してこれを燃焼させる。
内燃機関1に取り込まれる空気Aは、吸気通路17の入口に設けられるエアクリーナ16によって、塵や埃が除去される。内燃機関1へ取り込まれる空気Aは、吸気通路17に取り付けられるエアフローセンサ43によって流量が計測される。吸気通路17には、スロットル弁11が設けられる。スロットル弁11は、バタフライ弁11bが開閉して、内燃機関1の燃焼室1b内へ導入される空気Aの量を調整する。この実施形態において、スロットル弁11は、電子スロットル弁であり、機関ECU50へ取り込まれたアクセル開度センサ44のアクセル開度情報を基に、機関ECU50がスロットル弁11の開度を制御する。なお、この実施形態で使用できるスロットル弁は、電子スロットル弁に限られるものではない。
エアフローセンサ43で計測された空気Aの流量は機関ECU50へ取り込まれて、内燃機関1の運転を制御するパラメータとして用いられる。内燃機関1のシリンダヘッド1hには、吸気弁5i、及び排気弁5eが取り付けられている。吸気弁5iは吸気カム18iで、排気弁5eは排気カム18eで駆動され、開閉する。
スロットル弁11で流量が調整された空気Aは、サージタンク12へ集められた後、この実施形態に係る吸気マニホールド10へ導かれる。図2に示すように、吸気マニホールド10は複数の管路21で構成され、それぞれの管路21は内燃機関1が備えるそれぞれの燃焼室1bに接続される吸気ポート3iに接続されている。そして、吸気マニホールド10は、サージタンク12へ集められた空気Aを内燃機関1の各燃焼室1bに分配する。すなわち、吸気マニホールド10は、サージタンク12からの分岐管となる。この実施形態に係る吸気マニホールド10は、内燃機関1の機関回転数NEに応じて、管路21の管軸Zに垂直な断面内における管径が変化する。この制御は、機関ECU50内に設けられる内燃機関の運転制御装置30が行う。この実施形態に係る吸気マニホールド10及び内燃機関の運転制御装置30については、後述する。ここで、管軸Zは、管路21の軸線であり、管路21の貫通方向における中心線である。この実施形態において、管路21の管径は変化するので、管路21の管軸Zに垂直な断面内における中心位置も変化することになる。
それぞれの燃焼室1bに接続される各吸気ポート3iには、それぞれ燃料噴射弁4が設けられる。なお、吸気ポート3iへ燃料噴射弁4を設ける代わりに、燃焼室1b内へ直接燃料を噴射する、いわゆる直噴噴射弁を用いてもよい。また、吸気ポート3iへ燃料噴射弁4を設けるとともに、いわゆる直噴噴射弁を設け、内燃機関1の運転条件に応じて両者を使い分けてもよい。
燃料噴射弁4から噴射された燃料Fは、吸気ポート3iに導かれる空気Aと混合気を形成する。この混合気は、吸気弁5iが開くことにより、内燃機関1のシリンダヘッド1hに設けられた吸気口2iから燃焼室1b内へ導入される。そして、ピストン6がTDC(点火上死点)に到達する前後のタイミングで、内燃機関1のシリンダヘッド1hに取り付けられる点火プラグ9が放電し、燃焼室1b内へ導入された混合気に点火し、火炎伝播により前記混合気を燃焼させる。ここで、各燃焼室1bに対する燃料噴射時期及び点火時期は、クランク軸8の近傍に設けられるクランク角度センサ42から取得するクランク角度に基づき、機関ECU50が決定する。
燃焼室1b内で燃焼した混合気の燃焼圧力はピストン6に伝えられ、ピストン6を往復運動させる。ピストン6の往復運動はコネクティングロッド7を介してクランク軸8に伝えられ、ここで回転運動に変換される。クランク軸8は、ピストン6の往復運動を内燃機関1の出力として取り出す。燃焼後の混合気は排気Exとなる。排気Exは、排気弁5eが開くことにより燃焼室1bから排気口2eを通って、排気通路である排気ポート3eへ排出される。この排気Exは、排気ポート3eからエキゾーストマニホールド13を通って浄化触媒14へ導かれ、ここで浄化される。浄化触媒14で浄化された排気Exは、消音器15へ導かれて騒音を低減されてから大気中へ放出される。
機関ECU(Electronic Control Unit)50は、冷却水温センサ41、クランク角度センサ42、エアフローセンサ43、アクセル開度センサ44その他のセンサ類からの出力を取得する。機関ECU50は、取得した信号に基づいて、内燃機関1に対する燃料噴射量、点火時期、その他の制御パラメータを決定する。そして、機関ECU50は、決定した制御パラメータに基づいて、燃料噴射弁4や点火プラグ9等の制御対象を制御することよって、内燃機関1の運転を制御する。次に、この実施形態に係る吸気マニホールド10の構成について説明する。なお、次の説明においては、適宜図1、図2を参照されたい。
図3−1〜図3−3は、この実施形態に係る内燃機関が備える吸気マニホールドの構成を示す説明図である。この実施形態に係る内燃機関1は、機関回転数NEに応じて、吸気マニホールド10の管路の管径(管軸Z方向に垂直な断面内における管径)を変化させる。内燃機関1の運転中においては、ピストン6が往復運動するとともに吸気弁5iが開くので、吸気マニホールド10内には負圧波が発生する。発生した負圧波は、吸気マニホールド10内を伝播して気柱振動するため、吸気の脈動(吸気脈動)が生ずる。
この吸気脈動を利用することにより充填効率を向上させることができるが、内燃機関1の運転条件(機関回転数NE)によって、脈動効果が発生する管径は変化する。このため、この吸気マニホールド10では、内燃機関1の運転条件(機関回転数NE)に応じて、脈動効果が発生する最適な管径に吸気マニホールド10の管路の管径を制御する。これによって、低回転から高回転までの全域にわたって充填効率を向上させて、内燃機関1の出力及びレスポンスを向上させることができる。
図3−1、図3−2に示すように、この実施形態に係る吸気マニホールド10は、断面円弧形状の第1部材21Aと、第2部材21Bとが、円弧の内面が対向するように組み合わされて、空気が通過する管路21が構成される。第1部材21Aの端部21Atと第2部材21Bの端部21Btとは、第1及び第2ガイド部材22A、22Bによって支持される。そして、第2部材21Bは、第1及び第2ガイド部材22A、22Bにガイドされて、第1部材21Aとの距離を増減させるように移動する。
また、第1部材21Aの端部21At及び第2部材21Bの端部21Btと、第1及び第2ガイド部材22A、22Bとの間には、シール部材23が設けられる。これによって、第1部材21Aと、第2部材21Bとによって構成される管路21の気密を維持する。また、シール部材23は、第2部材21Bが移動する際には、第2部材21Bとともに第1及び第2ガイド部材22A、22B上を摺動しながら移動して、管路21の気密を維持する。
第2部材21Bには、ギヤロッド24が取り付けられており、アクチュエータであるモータ27の回転軸26に取り付けられたギヤ25と前記ギヤロッド24とが噛み合う。そして、この実施形態に係る内燃機関の運転制御装置30によりモータ27が駆動されると、第2部材21Bが、第1部材21Aとの距離を増減させるように移動する(図3−3)。これによって、吸気マニホールド10の管路21の管径を変化させることができる。図3−3に示す例では、第2部材21Bが図中の矢印M方向に移動して、管路21の管径を大きくする。
なお、管路21の管径を変化させる場合には、第1部材21Aを移動させてもよいし、第1及び第2部材21A、21Bをともに移動させてもよい。ここで、管路21の管径は、等価直径で表される。すなわち、管路21の管径をD、管路20の管軸Zに垂直な断面内の内周長をS、管路21の管軸Zに垂直な断面内の面積をAとすると、D=4×A/Sで表される。
図4−1〜図4−3は、この実施形態に係る内燃機関が備える吸気マニホールドの他の構成を示す説明図である。図4−1、図4−2に示すように、この吸気マニホールド10aは、断面円弧形状の第1部材21Aaと、第2部材21Baとを、円弧の内面が対向するように配置する。そして、第1部材21Aaと、第2部材21Baとの間には、第1及び第2板状部材22Aa、22Baを設ける。このとき、第1部材21Aaの端部21Ataと第2部材21Baの端部21Btaとは、第1及び第2板状部材22Aa、22Baの端部と組み合わされる。
上記管路21aの内部には、可撓性の仕切り膜28が設けられる。仕切り膜28は、例えば、ゴム等の弾性材料で構成される。仕切り膜28によって、第1部材21Aa、第2部材21Ba、第1板状部材22Aa及び第2板状部材22Baで囲まれる空間は、第1空間21aと第2空間21Sとに仕切られる。ここで、第1空間21aは、仕切り膜28と第1部材21Aa側の管路内面21ai1とで囲まれる空間であり、第2空間21Sは、仕切り膜28と第2部材21Ba側の管路内面21ai2とで囲まれる空間である。そして、第1空間21aが、吸気マニホールド10aの管路21aとなる。なお、管路21aの最大寸法は、第1部材21Aa、第2部材21Ba、第1板状部材22Aa及び第2板状部材22Baで囲まれる空間にほぼ等しくなる。
第2部材21Baには、流体出入口29hが開口する。流体出入口29hには、流体通路29が接続されている。この流体通路29は、流体供給/吸引手段であるポンプ27aに接続されている。このような構成によって、仕切り膜28と、前記第2空間21Sに、ポンプ27aから流体を供給したり、前記空間21S内の流体を吸引したりすることができる。
この実施形態において、前記第2空間21Sに供給する流体は、空気を用いる。なお、この流体は空気に限られず、水や油等の液体を用いてもよい。図4−1に示す状態において、ポンプ27aによって前記第2空間21Sから空気を吸引する。すると、可撓性の仕切り膜28は、第2部材21Ba側の管路内面21ai2に近づくように変形するので(図3−3)、管路21aの管径が大きくなる。また、ポンプ27aによって前記第2空間21Sへ空気を供給すると、可撓性の仕切り膜28は、第2部材21Baの管路内面21ai2から遠ざかるように変形するので、管路21aの管径は小さくなる。このように、前記第2空間21Sの空気量を変化させることで、管路21aの管径を変化させることができる。次に、この実施形態に係る内燃機関の運転制御装置について説明する。
図5は、この実施形態に係る内燃機関の運転制御装置を示す説明図である。この実施形態に係る運転制御は、この実施形態に係る内燃機関の運転制御装置30によって実現できる。図5に示すように、内燃機関の運転制御装置30は、機関ECU50に組み込まれて構成されている。機関ECU50は、CPU50pと、記憶部50mと、入力及び出力ポート55、56と、入力及び出力インターフェイス57、58とから構成される。
なお、機関ECU50とは別個に、この実施形態に係る内燃機関の運転制御装置30を用意し、これを機関ECU50に接続してもよい。そして、この実施形態に係る内燃機関の運転制御方法を実現するにあたっては、機関ECU50が備える内燃機関1の制御機能を、前記内燃機関の運転制御装置30が利用できるように構成してもよい。
内燃機関の運転制御装置30は、運転条件判定部31と、管径制御部32とを含んで構成される。これらが、この実施形態に係る内燃機関の運転制御方法を実行する部分となる。この実施形態において、内燃機関の運転制御装置30は、機関ECU50を構成するCPU(Central Processing Unit:中央演算装置)50pの一部として構成される。この他に、CPU50pには、内燃機関1の運転を制御する制御部53が含まれる。
CPU50pと、記憶部50mとは、バス543で接続される。また、内燃機関の運転制御装置30が備える運転条件判定部31、管径制御部32、及びCPU50pの制御部53は、バス541、542によって、入力ポート55及び出力ポート56に接続される。これにより、内燃機関の運転制御装置30を構成する運転条件判定部31と管径制御部32とは、相互に制御データをやり取りしたり、一方に命令を発したりできるように構成される。また、内燃機関の運転制御装置30は、機関ECU50が有する内燃機関1の負荷や機関回転数その他の、内燃機関1の運転制御に用いるデータを取得したり、内燃機関の運転制御装置30の制御を機関ECU50の内燃機関の運転制御ルーチンに割り込ませたりすることができる。
入力ポート55には、入力インターフェイス57が接続されている。入力インターフェイス57には、冷却水温センサ41、クランク角度センサ42、エアフローセンサ43、アクセル開度センサ44その他の、内燃機関1の運転制御に必要な情報を取得するセンサ類が接続されている。これらのセンサ類から出力される信号は、入力インターフェイス57内のA/Dコンバータ57aやディジタル入力バッファ57dにより、CPU50pが利用できる信号に変換されて入力ポート55へ送られる。これにより、CPU50pは、運転制御や内燃機関1の運転制御に必要な情報を取得することができる。
出力ポート56には、出力インターフェイス58が接続されている。出力インターフェイス58には、モータ27、あるいはポンプ27a等の、内燃機関1の運転制御に必要な制御対象が接続されている。出力インターフェイス58は、制御回路581、582等を備えており、CPU50pで演算された制御信号に基づき、前記制御対象を動作させる。このような構成により、機関ECU50のCPU50pは、前記センサ類からの出力信号に基づいて、内燃機関1の燃料噴射量や燃料噴射割合、あるいは燃料噴射時期や点火時期等を制御して、内燃機関1の運転を制御する。
記憶部50mには、この実施形態に係る内燃機関の運転制御に用いるコンピュータプログラムや制御マップ、あるいは内燃機関の運転制御に用いる燃料噴射量のデータマップ等が格納されている。ここで、記憶部50mは、RAM(Random Access Memory)のような揮発性のメモリ、フラッシュメモリ等の不揮発性のメモリ、あるいはこれらの組み合わせにより構成することができる。
上記コンピュータプログラムは、CPU50pへすでに記録されているコンピュータプログラムと組み合わせることによって、この実施形態に係る運転制御の処理手順を実現できるものであってもよい。また、この内燃機関の運転制御装置30は、前記コンピュータプログラムの代わりに専用のハードウェアを用いて、運転条件判定部31、管径制御部32の機能を実現するものであってもよい。次に、この実施形態に係る内燃機関の運転制御について説明する。この説明においては、図2、図3−1、図3−3に示す吸気マニホールド10を備える内燃機関を例とする。次の説明では、適宜図1〜図3−3を参照されたい。
図6は、この実施形態に係る内燃機関の運転制御の手順を示すフローチャートである。図7は、この実施形態に係る内燃機関の運転制御に用いる制御マップの一例を示す説明図である。この実施形態に係る内燃機関の運転制御を実行するにあたり、内燃機関の運転制御装置(以下運転制御装置という)30が備える運転条件判定部31は、内燃機関1が運転中であるか否かを判定する(ステップS101)。内燃機関1が運転中であるか否かは、例えばクランク軸8の回転を、クランク角度センサ42によって検出することで、判定できる。
内燃機関1が運転中でない場合(ステップS101:No)、STARTに戻り、運転制御装置30は、内燃機関1の運転状態を監視する。内燃機関1が運転中である場合(ステップS101:Yes)、管径制御部32は、内燃機関1のクランク角度センサ42の出力情報から内燃機関1の機関回転数NEを算出する。そして、算出した機関回転数NEを、図7に示す制御マップ60に与えて、吸気マニホールド10を構成する管路21の管径の目標値(目標管径)Doを決定する(ステップS102)。
制御マップ60には、機関回転数NEと、目標管径Doとが記述されている。そして、管径制御部32が制御マップ60に機関回転数NEを与えると、制御マップ60は、その機関回転数NEに対して目標管径Doを管径制御部32に返すようになっている。ここで、目標管径Doは、機関回転数NEの上昇とともに大きくなる。制御マップ60は、機関ECU50の記憶部50mに格納されている。
目標管径Doを決定したら、管径制御部32は、現時点における吸気マニホールド10を構成する管路21の実際の管径(現管径)Dpを取得する(ステップS103)。そして、現管径Dpが、目標管径Doを含む許容範囲内にあるか否かを判定する(ステップS104)。すなわち、図6、図7に示すように、Do−α≦Dp≦Do+βであれば、吸気マニホールド10の管路21の管径は変化させない。
機関回転数NEが変化したときに、現管径Dpが目標管径Doを含む許容範囲内にある場合にも管径を変化させると、機関回転数NEの測定ばらつき等により機関回転数NEが変化した場合でも管径を変化させる。その結果、管径変化が極めて頻繁に発生することになり、モータ27のチャタリング等を招くおそれがある。現管径Dpが目標管径Doを含む許容範囲内にある場合には管径を変化させないことで、機関回転数NEの測定ばらつき等の影響を抑えることができるので、前記チャタリング等を抑制できる。なお、α、βは同じ値でもよい。
Do−α≦Dp≦Do+βである場合(ステップS104:Yes)、管径制御部32は、吸気マニホールド10の管路21の管径を現管径Dpに維持する。そして、STARTに戻り、運転制御装置30は、内燃機関1の運転状態を監視する。Do−α≦Dp≦Do+βでない場合(ステップS104:No)、すなわち、現管径Dpが目標管径Doを含む許容範囲外にある場合であって、Dp>Do+βである場合(ステップS105:Yes)、現管径Dpは、目標管径Doよりも大きい。したがって、この場合には、現管径Dpを小さくして(ステップS106)、吸気マニホールド10の管路21の管径を、ステップS102で決定した目標管径Doとする。
Do−α≦Dp≦Do+βでない場合(ステップS104:No)であって、Dp>Do+βでない場合(ステップS105:No)、すなわち、Do−α>Dpである場合には、現管径Dpは、目標管径Doよりも小さい。したがって、この場合には、現管径Dpを大きくして(ステップS107)、吸気マニホールド10の管路21の管径を、ステップS102で決定した目標管径Doとする。
上記のように制御することにより、吸気マニホールド10の管路21の管径を、内燃機関1の機関回転数NEに対応した最適な管径とすることができる。その結果、内燃機関1の充填効率を向上させて、内燃機関1の性能を向上させることができる。また、吸気マニホールド10の管路21の長さは変化しないので、レスポンスの低下はほとんど発生しない。次に、この実施形態に係る内燃機関の運転制御に関して、他の制御例を説明する。この説明においては、図2、図3−1、図3−3に示す吸気マニホールド10を備える内燃機関を例とする。次の説明では、適宜図1〜図3−3を参照されたい。
この内燃機関の運転制御は、冷間時、すなわち内燃機関1の暖機完了前においては、暖機終了後と比較して、吸気マニホールド10の管路21の管径を小さくするように制御する。図8は、この実施形態に係る内燃機関の運転制御の手順を示すフローチャートである。図9は、この実施形態に係る内燃機関の運転制御に用いる制御マップの一例を示す説明図である。
この実施形態に係る内燃機関の運転制御を実行するにあたり、内燃機関の運転制御装置(以下運転制御装置という)30が備える運転条件判定部31は、内燃機関1が運転中であるか否かを判定する(ステップS201)。内燃機関1が運転中でない場合(ステップS201:No)、STARTに戻り、運転制御装置30は、内燃機関1の運転状態を監視する。内燃機関1が運転中である場合(ステップS201:Yes)、運転条件判定部31は、内燃機関1が冷間時に運転されているか否か、すなわち、内燃機関1の暖機が終了したか否かを判定する(ステップS202)。
内燃機関1が冷間時に運転されているか否かは、例えば、内燃機関1に取り付けられる冷却水温センサ41から取得した内燃機関1の冷却水温度により判定できる。内燃機関1が冷間時にある場合(ステップS202:Yes)、すなわち内燃機関1の暖機が完了していない場合には、管径制御部32は、内燃機関1のクランク角度センサ42の出力情報から内燃機関1の機関回転数NEを算出する。そして、算出した機関回転数NEを、図9に示す制御マップ61に与えて、冷間時における管路21の管径の目標値(冷間時目標管径)Docを決定する(ステップS203)。なお、制御マップ61の冷間マップ曲線61cが、冷間時目標管径Docを表す。
内燃機関1が冷間時にない場合(ステップS202:No)、すなわち内燃機関1の暖機が完了した場合には、管径制御部32は、内燃機関1の機関回転数NEを、図9に示す制御マップ61に与えて、暖機終了後における管路21の管径の目標値(温間時目標管径)Dohを決定する(ステップS204)。なお、制御マップ61の温間マップ曲線61hが、温間時目標管径Dohを表す。
図9に示す制御マップ61は、機関ECU50の記憶部50mに格納されている。制御マップ61には、機関回転数NEと、冷間時目標管径Docと、温間時目標管径Dohとが記述されている。図9に示すように、冷間時目標管径Doc及び温間時目標管径Dohは、いずれも機関回転数NEの上昇とともに大きくなる。管径制御部32が、制御マップ61に機関回転数NEとともに内燃機関1が冷間時に運転されているか否かの情報を与えると、制御マップ61は、その機関回転数NEに対して、冷間時目標管径Doc又は温間時目標管径Dohを管径制御部32に返すようになっている。
ここで、吸気弁5i、排気弁5eを備える内燃機関1においては、吸気弁5iの開時期と排気弁5eの開時期とがオーバーラップするときがある。このとき、排気口2eから吸気口2iへ向かう吹き返しが発生する。この吹き返しによって、吸気弁5iの付近の吸気ポート3iに付着していた燃料が、吸気マニホールド10まで吹き返されて、吸気マニホールド10の管路21の内面へ付着することがある。
ここで、管路21の管径が大きい、すなわち管路21の内面の表面積が大きい方が、吸気マニホールド10の管路21の内面へ付着する燃料の付着量は多くなる。これによって、管路21の内面へ付着した燃料が、再度燃焼室1bへ吸入されるときにおいては、空燃比A/Fが燃料過多側に狂うおそれがある。特に、内燃機関1が冷間時にあるとき、すなわち暖機終了前においては、暖機が終了するまで燃料を増量するため、管路21の内面に付着する燃料が増加し、空燃比A/Fがより燃料過多側に狂いやすくなる。その結果、エミッションの悪化を招くおそれがある。
このため、この例においては、図9に示すように、同じ機関回転数NEにおいては、冷間時目標管径Docを、温間時目標管径Dohよりも小さく設定する。これによって、冷間時における管路21の管径を、暖機終了後における管路21の管径よりも小さくできる。すなわち、冷間時における管路21の内面の表面積を、暖機終了後における管路21の内面の表面積よりも小さくできる。その結果、冷間時において、管路21の内面に付着する燃料の量を低減できるので、空燃比A/Fの狂いを抑制して、エミッションの悪化を抑制できる。
冷間時目標管径Doc又は温間時目標管径Dohを決定したら、管径制御部32は、現時点における吸気マニホールド10の管路21の管径(現管径)Dpを取得する(ステップS205)。そして、現管径Dpが、冷間時又は温間時目標管径Doc、Dohを含む所定の範囲内にあるか否かを判定する(ステップS206)。すなわち、図8、図9に示すように、Doc−α1≦Dp≦Doc+β1(冷間時)又はDoh−α2≦Dp≦Doh+β2(温間時)であれば、吸気マニホールド10の管路21の管径は変化させない。なお、α1=β1、α2=β2としてもよい。
Doc−α1≦Dp≦Doc+β1又はDoh−α2≦Dp≦Doh+β2である場合(ステップS206:Yes)、管径制御部32は、吸気マニホールド10の管路21の管径を現管径Dpに維持する。そして、STARTに戻り、運転制御装置30は、内燃機関1の運転状態を監視する。Doc−α1≦Dp≦Doc+β1又はDoh−α2≦Dp≦Doh+β2でない場合(ステップS206:No)、すなわち、現管径Dpが温間時又は冷間時目標管径Doh、Docを含む許容範囲外にある場合であって、Dp>Doc+β1(冷間時)又はDp>Doh+β2(温間時)である場合(ステップS207:Yes)、現管径Dpは、冷間時又は温間時目標管径Doc、Dohよりも大きい。したがって、この場合には、現管径Dpを小さくして(ステップS208)、吸気マニホールド10の管路21の管径を、ステップS203又はステップS204で決定した冷間時又は温間時目標管径Doc、Dohとする。
Doc−α1≦Dp≦Doc+β1又はDoh−α2≦Dp≦Doh+β2でない場合(ステップS206:No)であって、Dp>Doc+β1又はDp>Doh+β2でない場合(ステップS207:No)、すなわち、Doc−α1>Dp又はDoh−α2>Dpである場合には、現管径Dpは、冷間時又は温間時目標管径Doc、Dohよりも小さい。したがって、この場合には、現管径Dpを大きくして(ステップS209)、吸気マニホールド10の管路21の管径を、ステップS203又はステップS204で決定した冷間時又は温間時目標管径Doc、Dohとする。
上記のように制御することにより、吸気マニホールド10の管路21の管径を、内燃機関1の機関回転数NEに対応した最適な管径とすることができる。その結果、内燃機関1の充填効率を向上させて、内燃機関1の性能を向上させることができる。また、吸気マニホールド10の管路21の長さは変化しないので、レスポンスの低下はほとんど発生しない。さらに、冷間時においては、吸気マニホールド10の管路21の管径を、暖機終了後よりも小さくするので、排気口2eから吸気口2iへの吹き返しによって管路21の内面に付着する燃料の量を低減できる。これによって、冷間時におけるエミッションの悪化を抑制できる。
以上、この実施形態では、吸気マニホールドを構成する管路の管径を、内燃機関の機関回転数の増加とともに大きくする。これによって、吸気マニホールドの管路の管径を、内燃機関の機関回転数に対応した最適な管径とすることができる。その結果、内燃機関の充填効率を向上させて、内燃機関の広い機関回転数の範囲で、性能を向上させることができる。また、吸気マニホールドの管路の長さは変化させないので、レスポンスの低下はほとんど発生しない。
また、この実施形態では、吸気マニホールドを構成する管路の管径を変化させることによって、広い機関回転数の範囲で吸気脈動効果を有効に利用する。このとき、管路の最大管径は、内燃機関の最高出力に対応した大きさとする。これによって、管径を変化させる場合は、最大管径よりも大きくなることはないので、吸気マニホールドの長さを変化させる場合と比較して、省スペース化を図ることができる。
また、この実施形態では、吸気マニホールドを構成する管路の管径を変化させるが、管径の変化により管路の断面積も変化する。この実施形態においては、高回転側では管径を大きくするため、管路の断面積も大きくなる。これによって、高回転側においては吸気マニホールドの管路を流れる空気の流速を低下させることができるので、内燃機関のポンピングロスを低下させることができる。その結果、内燃機関の性能をより向上させることができる。
以上のように、本発明に係る内燃機関及び内燃機関の運転制御装置は、吸気の脈動効果を利用する際に有用であり、特に、広い機関回転数の範囲において、吸気脈動を有効に利用することに適している。
この実施形態に係る内燃機関の構成を示す断面図である。 この実施形態に係る内燃機関を示す平面図である。 この実施形態に係る内燃機関が備える吸気マニホールドの構成を示す説明図である。 この実施形態に係る内燃機関が備える吸気マニホールドの構成を示す説明図である。 この実施形態に係る内燃機関が備える吸気マニホールドの構成を示す説明図である。 この実施形態に係る内燃機関が備える吸気マニホールドの他の構成を示す説明図である。 この実施形態に係る内燃機関が備える吸気マニホールドの他の構成を示す説明図である。 この実施形態に係る内燃機関が備える吸気マニホールドの他の構成を示す説明図である。 この実施形態に係る内燃機関の運転制御装置を示す説明図である。 この実施形態に係る内燃機関の運転制御の手順を示すフローチャートである。 この実施形態に係る内燃機関の運転制御に用いる制御マップの一例を示す説明図である。 この実施形態に係る内燃機関の運転制御の手順を示すフローチャートである。 この実施形態に係る内燃機関の運転制御に用いる制御マップの一例を示す説明図である。
符号の説明
1 内燃機関
1b 燃焼室
1s 気筒
2i 吸気口
2e 排気口
3i 吸気ポート
3e 排気ポート
4 燃料噴射弁
10、10a 吸気マニホールド
12 サージタンク
21 管路
21a 第1空間(管路)
21S 第2空間
21A、21Aa 第1部材
21B、21Ba 第2部材
22A 第1ガイド部材
22B 第2ガイド部材
22Aa 第1板状部材
22Ba 第2板状部材
23 シール部材
28 仕切り膜
30 内燃機関の運転制御装置(運転制御装置)
31 運転条件判定部
32 管径制御部
50 機関ECU
60、61 制御マップ
61c 冷間マップ曲線
61h 温間マップ曲線

Claims (7)

  1. 空気と燃料との混合気を燃焼させる燃焼室と、
    前記燃焼室へ空気を導く管路を有し、前記管路の管軸に垂直な断面内における管径が、機関回転数に応じて変化する吸気マニホールドと、
    を備えることを特徴とする内燃機関。
  2. 機関回転数の上昇とともに、前記管径が大きくなるとともに、
    同じ機関回転数において、前記内燃機関が冷間時に運転されているときにおける前記管路の管径を、前記内燃機関の暖機が終了した後における前記管路の管径よりも小さくすることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関。
  3. 前記吸気マニホールドは、
    可撓性の仕切り膜が前記吸気マニホールドの管路内に設けられ、前記管路の内面と前記仕切り膜との間に形成される空間に流体を供給、又は前記空間から流体を吸引することにより、前記管路の管径を変更することを特徴とする請求項1又は2に記載の内燃機関。
  4. 前記吸気マニホールドは、
    断面円弧形状の第1部材と第2部材とが、円弧の内面が対向するように組み合わされて前記管路が構成され、
    前記第1部材又は前記第2部材のうち少なくとも一方を移動させて前記管路の管径を変更することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の内燃機関。
  5. 燃焼室へ空気を導く管路を有し、前記管路の管軸に垂直な断面内における管径が変化する吸気マニホールドを備える内燃機関の運転を制御するものであり、
    前記内燃機関の機関回転数に応じて、前記管路の管径を変更する管径制御部を備えることを特徴とする内燃機関の運転制御装置。
  6. さらに、前記内燃機関が冷間時に運転されているか否かを判定する運転条件判定部を備え、
    前記運転条件判定部が、前記内燃機関が冷間時に運転されていると判定したときには、
    前記管径制御部は、同じ機関回転数において、前記内燃機関が冷間時に運転されているときにおける前記管路の管径を、前記内燃機関の暖機が終了した後における前記管路の管径よりも小さく設定することを特徴とする請求項5に記載の内燃機関の運転制御装置。
  7. 前記管径制御部は、
    前記管路の管径を変更する際において、前記管路の実際の管径が、前記機関回転数から求められる目標管径の許容範囲外にあるときに、前記管路の管径を変更することを特徴とする請求項5又は6に記載の内燃機関の運転制御装置。
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