JP2007032427A - 可変レゾネータ - Google Patents

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Abstract

【課題】この発明は、連通路長さの変化に伴うスペースを見込む必要がなく、かつ、共鳴室形状の制約がなく、吸気音に対して広域の共鳴周波数範囲を確保することができる可変レゾネータを得る。
【解決手段】連通管3が吸気管1の外周に設けられ、管路30が吸気通路2と平行に形成されている。複数の第1連通孔6が管路方向に一列配列されて管路30と通気通路2とを連通するように吸気管1に穿設されている。共鳴室4が、管路30の一端に連通するように連通管3に取り付けられている。可動部材5が連通管3の内壁面に摺接して管路方向に移動可能に配設されている。第2連通孔8が第1連通孔6と重なり合うように可動部材5に穿設されている。そして、第1連通孔6に対する第2連通孔8の重なり合う位置が管路方向への可動部材5の移動により変えられて、吸気通路2と共鳴室4との間の連通路の長さが調整される。
【選択図】図1

Description

この発明は、自動車等のエンジンから発生する吸気音による騒音を広い運転領域で低減できる可変レゾネータに関するものである。
従来のレゾネータは、筒状部材が吸気ダクトから直交する方向に分岐され、その端面が共鳴室に開口するように構成されている。
このように構成された従来のレゾネータでは、吸気ダクトと共鳴室との間の連通路の長さが一定であることから、共鳴周波数が一律に決まってしまい、その特定の共鳴周波数でのみ減衰効果が得られていた。
このような従来のレゾネータを用いて低速から高速までの広い運転領域で変化する吸気音の広域周波数に対応しようとすると、吸気ダクトと共鳴室との間の連通路の長さを変えて共鳴周波数が異なるように作製された複数個のレゾネータを配設する必要があり、エンジンルーム内での設置スペースが大きくなってしまうという問題があった。
このような状況を鑑み、外側筒状部材が吸気ダクトから直交する方向に分岐され、その端面が共鳴室に開口し、内側筒状部材が外側筒状部材の内壁に沿って摺動可能に配設されて構成されている第1の可変レゾネータが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この従来の第1の可変レゾネータでは、内側筒状部材を外側筒状部材の内壁に沿って摺動移動させて、外側筒状部材からの内側筒状部材の延出量を変え、即ち吸気ダクトと共鳴室との間の連通路の長さを変え、共鳴周波数を可変としている。
また、吸気ダクトに筒状の首部を介して連通させた共鳴部を有し、共鳴部が、首部に連なって円形容器状に形成された箱体と、箱体の内部に同心円状に固定され、かつ箱体との間に形成される環状通路を首部に接続させた円筒形の固定筒と、箱体の内周面と固定筒の外周面に摺接して環状通路を移動する可動部材とを備えた第2の可変レゾネータが提案されている(例えば、特許文献2参照)。この従来の第2の可変レゾネータでは、固定筒に周方向に複数の連通孔を配列することにより、固定筒内に環状通路を通して首部を連通させている。そして、可動部材の摺動によって固定筒の連通孔を開閉し、吸気ダクトと固定筒との間の連通路の長さを変えて、共鳴周波数を可変としている。
特開昭59−105958号公報 実開平03−89975号公報
従来の第1の可変レゾネータでは、内側筒状部材を吸気ダクトと直交する方向に直線状に移動させて外側筒状部材からの内側筒状部材の延出量を変えて吸気ダクトと共鳴室との間の連通路の長さを変えている。そこで、共鳴周波数の範囲を広くするには、レゾネータの設置スペースを内側筒状部材の長い移動範囲を見込んで大きくする必要があり、他部品との干渉の問題があった。
また、従来の第2のレゾネータでは、共鳴部を円形に形成する必要があるので、他部品との干渉を避ける際に、共鳴部の形状を変形することができず、レイアウト上の制約となるという問題があった。
この発明は、上記課題を解決するためになされたもので、連通路長さの変化に伴うスペースを見込む必要がなく、かつ、共鳴室形状の制約がなく、吸気音に対して広域の共鳴周波数範囲を確保することができる可変レゾネータを得ることを目的とする。
この発明による可変レゾネータは、エンジンの吸気通路を構成する吸気管の外周に設けられ、管路が内部に該吸気管の外周壁面に沿うように形成されている連通管と、上記管路の一端に連通するように上記連通管に取り付けられた共鳴室と、上記連通管の管路方向に複数一列に配列するように、或いは該管路方向に延びるように上記吸気管に穿設されて、上記吸気通路と上記管路とを連通する第1連通孔とを備えている。さらに、側壁に形成された第2連通孔から一端開口に至る可動通路を有する筒状体に形成され、該第2連通孔が形成された側壁を上記吸気管に向けて、該一端開口を上記管路の一端に向けて、かつ、上記連通管の内壁面に摺接して該管路内を上記管路方向に移動可能に配設された可動部材を備えている。そして、上記可動部材を上記管路方向に移動させて上記第1連通孔に対する上記第2連通孔の重なり位置を変えることにより、該第1連通孔および該第2連通孔を介しての上記吸気通路と上記可動通路との連通位置を上記管路方向に変化させ、該吸気通路と上記共鳴室との間の連通路の長さを調整する。
この発明によれば、第1連通孔に対する第2連通孔の重なる位置が管路方向への可動部材の移動により変えられて、吸気通路と共鳴室との間の連通路の長さが調整されるようになっているので、連通路長さの変化に伴うスペースを見込む必要がない。つまり、連通管の長さを変えることなく連通路の長さを変えることができる。また、連通路の長さを変えて共鳴周波数を変えるようにしているので、共鳴室は所定の内部容積を確保していればよく、その形状の制約がない。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に係る可変レゾネータの取り付け状態を示す断面図である。
図1において、吸気管1は断面矩形筒状に形成されており、エンジン(図示せず)に接続されて吸気通路2を構成している。可変レゾネータは、連通管3が吸気管1の外周に配設され、管路30が吸気通路2と平行となるように連通管3の内部に形成され、共鳴室4が管路30の一端に連通するように連通管3の一端に取り付けられ、可動部材5が連通管3の内壁面に摺接して連通管3の管路方向に移動可能に配設されて構成されている。
連通管3は、吸気管1の外面に直接取り付けられ、吸気管1の外壁面が内壁面の一部を構成する断面矩形の筒状の管路30を形成している。この管路30は、吸気通路2と平行な直線状に構成されている。そして、複数の第1連通孔6が、吸気管1の連通管3の内壁面を構成する部位に、管路方向に所定の間隔で一列に配列するように穿設されている。また、管路30の一端は、L字状に折り曲げられて、連通管3の一端から突設された取付部7に開口している。なお、管路30の他端は塞口されている。
共鳴室4は所定の内部容積を有する密閉空間に形成されており、取付部7に嵌着されて連通管3に取り付けられている。これにより、吸気通路2と共鳴室4とが、第1連通孔6および管路30(連通管3)を介して連通されている。
可動部材5は、連通管3の内壁面に摺接して移動できるように連通管3の内形形状と適合する外形形状を有する断面矩形の筒状体に形成されている。また、1つの第2連通孔8が連通管3の内壁面を構成する吸気管1の外壁面に面する可動部材5の壁面に穿設されている。そして、管路30の一端側に向いている可動部材5の一端は開口し、隔壁9が第2連通孔8の形成領域で可動部材5の一端側と他端側とを分離するように形成されている。これにより、第2連通孔8から可動部材5内を通り可動部材5の一端開口に至る可動通路が形成される。この第2連通孔8は、第1連通孔6と同形状に形成され、可動部材5を連通管3の管路30の一端側から他端側に移動させた際に、複数の第1連通孔6と順々に重なり合って、吸気通路2と可動通路との連通位置が管路30の管路方向に移動する。そこで、吸気通路2から第1連通孔6、第2連通孔8、可動通路および管路30を経て共鳴室4に至る連通路の長さが変えられる。つまり、吸気通路2と共鳴室4との間の連通路の長さが変えられる。
ここで、可動部材5の駆動手段について説明する。
吸気管1の外壁面と相対する連通管3の壁面には、細長のガイド穴10が連通管3の管路方向に延びるように延設されている。また、ねじ棒11がガイド穴10に対応するように連通管3の外壁面に回転自在に取り付けられている。そして、可動部材5に突設されたピン12がガイド穴10から延出され、ねじ棒11に螺着されている雌ねじ部材13に固着されている。さらに、モータ14が吸気管1に取り付けられ、モータ回転軸に固着された歯車15とねじ棒11の端部に固着された歯車16とが歯合している。そして、制御装置17がモータ14の駆動を制御し、ねじ棒11を回転駆動できるようになっている。このねじ棒11の回転力が雌ねじ部材13により直線運動力に変換され、可動部材5が連通管3内を管路方向に移動する。
なお、制御装置17は、所定の演算処理を行うCPU、所望の共鳴振動数を得るためのモータ駆動データおよびCPUで実行されるプログラムなどがファイルとして格納されているROM、CPUによる演算処理の結果が格納されるRAMなどからなるマイクロコンピュータで構成されている。
また、可動部材5の駆動手段は、この構成に限定されるものではなく、可動部材5を連通管3の管路方向に往復移動できるものであれば良く、例えば可動部材5の両端にワイヤを取り付け、これらのワイヤをモータなどで牽引するようにしてもよい。
このように構成された可変レゾネータでは、可動部材5を連通管3(管路30)内を管路方向に移動させることにより、第2連通孔8を一つの第1連通孔6に重ね合わせる。これにより、吸気通路2と共鳴室4との間が長さLの連通路で連通される。この連通路の長さLは、第2連通孔8と重ね合わせる第1連通孔6を選択することで変化する。一般に、連通路の断面積をS、共鳴室4の内部容積をV、音速をCとすると、共鳴周波数fは式(1)で表される。
Figure 2007032427
上式から、共鳴周波数fは、連通路の長さLを変えることで変化することがわかる。
例えば、V=1000cc、連通路の内径φが20mmとした場合、連通路の長さLが10mmから150mmまで変化すると、共鳴周波数fは約190Hzから75Hzまで変化する。
つぎに、この可変レゾネータをエンジンの回転数に同期して使用する場合について説明する。
例えば、ディストリビュータやクランクプーリなどから得られるエンジンの回転信号が制御装置17に入力される。制御装置17は、エンジン回転数を読み取り、その時の吸気騒音の支配的な周波数成分を算出する。そして、その周波数成分に対応する共鳴振動数が得られるようにモータ14に駆動信号を送る。これにより、モータ14が回転駆動され、可動部材5が連通管3内を管路方向に所定距離移動され、第2連通孔8が所望の第1連通孔6に重なり合い、所望の共鳴周波数が得られる。
そして、制御装置17が、エンジンの運転時に常に上記動作を行うことにより、エンジンの回転数に同期して共鳴周波数を変化させることができる。
この実施の形態1によれば、連通管3が管路方向を吸気通路2と平行にして吸気管1の外周に接して直線状に設けられているので、吸気管1と直交する方向への可変レゾネータの突出量が少なくなり、他部品と干渉することなく可変レゾネータを取り付けることができる。また、吸気管1の外壁面を連通管3の内壁面の一部としているので、吸気管1と直交する方向への可変レゾネータの突出量がさらに少なくなり、可変レゾネータの小型化が図られ、その取り付け性が向上される。
また、連通管3が吸気管1に直接取り付けられているので、吸気管1からの透過音が低減される。
また、複数の第1連通孔6が連通管3の管路方向に一列に配列して吸気管1に穿設され、可動部材5が連通管3内に管路方向に移動可能に設けられ、さらに第2連通孔8が可動部材5の移動により複数の第1連通孔6と順次重なり合うように可動部材5に穿設されている。そして、可動部材5を移動させて、第2連通孔8と重なり合う第1連通孔6を変え、連通路の長さLを変えるようにしている。
そこで、共鳴室4は、所定の内部容積を確保すれば、その形状を任意にすることができる。このように、共鳴室4はその形状の制約がないので、設置スペースに合わせて共鳴室4の形状を変えることができ、可変レゾネータを他部品と干渉することなく簡易に取り付けることができる。また、吸気系の搭載設計が容易となる。
また、連通管3の管路長さを変えることなく連通路の長さLを変えることができる。従って、連通路の長さLを変えるために、余分なスペースを見込む必要がない。
また、共鳴室4が連通管3の一端に形成された取付部7に嵌着して取り付けられているので、吸気系部品の搭載制約スペースの異なる車種やエンジンに対して、適合する形状の共鳴室を選択して可変レゾネータを構成することができる。このように、吸気管1、連通管3および可動部材5を共通部品とすることができ、異なる車種やエンジンへの機種展開が図りやすくなる。
なお、上記実施の形態1では、複数の第1連通孔6が管路方向に所定の間隔で配列するように形成されているものとしているが、複数の第1連通孔6を一列に連ねて管路方向に延びる1つの長孔(連通孔)としてもよい。この場合、連通路の長さを連続的に変化させることができるので、共鳴周波数を連続的に変化させることができ、吸気音を効果的に減衰させることができる。
実施の形態2.
図2はこの発明の実施の形態2に係る可変レゾネータの取り付け状態を示す斜視図、図3は図2のIII−III矢視断面図である。
図2および図3において、吸気管1Aは円筒状に形成されている。そして、連通管3Aが、吸気管1Aの外面に直接取り付けられ、吸気管1Aの外壁面が内壁面の一部を構成する断面矩形筒状の管路30aを形成している。この管路30aは、吸気通路2Aと同心の円環状に構成されている。そして、複数の第1連通孔6が、吸気管1Aの連通管3Aの内壁面を構成する部位に、管路方向に所定の間隔で一列に配列するように穿設されている。また、管路30aの一端は、径方向外側にL字状に折り曲げられて連通管3Aの外壁面に突設された取付部7Aに開口している。なお、管路30aの他端は塞口されている。
共鳴室4は所定の容積を有する密閉空間に形成されており、取付部7Aに嵌着されて連通管3Aに取り付けられている。これにより、吸気通路2Aと共鳴室4とが、第1連通孔6および管路30a(連通管3A)を介して連通されている。
可動部材5Aは、連通管3A(管路30a)の内形形状と適合する外形形状を有する断面矩形の円弧状筒体に形成され、連通管3Aの内壁面に摺接して連通管3Aの管路方向に移動可能に配設されている。また、1つの第2連通孔8が連通管3Aの内壁面を構成する吸気管1Aの外壁面に面する可動部材5Aの壁面に穿設されている。そして、管路30aの一端側に向いている可動部材5Aの一端は開口し、隔壁9が第2連通孔8の形成領域で可動部材5Aの一端側と他端側とを分離するように形成されている。これにより、第2連通孔8から可動部材5A内を通り可動部材5Aの一端開口に至る円弧状の可動通路が形成される。この第2連通孔8は、第1連通孔6と同形状に形成され、可動部材5Aを連通管3Aの管路30aの一端側から他端側に移動させた際に、複数の第1連通孔6と順々に重なり合って、吸気通路2Aと共鳴室4との間の連通路の長さLを変える。
なお、他の構成は上記実施の形態1と同様に構成されている。
従って、この実施の形態2においても、上記実施の形態1と同様の効果が得られる。
また、この実施の形態2によれば、連通管3Aの管路30aが吸気通路2Aと同心の円環状に形成されているので、吸気管1と直交する方向への突出量が少なくなるとともに、吸気通路2と平行な方向の長さが極めて短くなる。そこで、可変レゾネータをコンパクトに構成でき、取り付け性が更に向上される。
実施の形態3.
図4はこの発明の実施の形態3に係る可変レゾネータの取り付け状態を示す斜視図である。
図4において、吸気管1Aは円筒状に形成されている。そして、連通管3Bが、吸気管1Aの外面に直接取り付けられ、吸気管1Aの外壁面が内壁面の一部を構成する断面矩形筒状の管路30bを形成している。この管路30bは、吸気通路2Aを取り巻く螺旋状に構成されている。そして、複数の第1連通孔6が、吸気管1Aの連通管3B(管路30b)の内壁面を構成する部位に、管路方向に所定の間隔で一列に配列するように穿設されている。また、管路30bの一端は、径方向外側にL字状に折り曲げられて連通管3Bの外壁面に突設された取付部7Bに開口している。なお、管路30bの他端は塞口されている。
共鳴室4は所定の容積を有する密閉空間に形成されており、取付部7Bに嵌着されて連通管3Bに取り付けられている。これにより、吸気通路2Aと共鳴室4とが、第1連通孔6および管路30b(連通管3B)を介して連通されている。
可動部材5Bは、管路30b(連通管3B)の内形形状と適合する外形形状を有する断面矩形の螺旋状筒体に形成され、管路30bの内壁面に摺接して管路30bの管路方向に移動可能に配設されている。また、1つの第2連通孔8が管路30bの内壁面を構成する吸気管1Aの外壁面に面する可動部材5Bの壁面に穿設されている。そして、管路30bの一端側に向いている可動部材5Bの一端は開口し、隔壁(図示せず)が第2連通孔8の形成領域で可動部材5Bの一端側と他端側とを分離するように形成されている。これにより、第2連通孔8から可動部材5B内を通り可動部材5Bの一端開口に至る螺旋状の可動通路が形成される。この第2連通孔8は、第1連通孔6と同形状に形成され、可動部材5Bを連通管3Bの管路30bの一端側から他端側に移動させた際に、複数の第1連通孔6と順々に重なり合って、吸気通路2Aと共鳴室4との間の連通路の長さLを変える。
なお、他の構成は上記実施の形態1と同様に構成されている。
従って、この実施の形態3においても、上記実施の形態1と同様の効果が得られる。
また、この実施の形態3によれば、連通管3Bの管路30bが吸気通路2Aを取り巻く螺旋状に形成されているので、吸気通路2Aと平行な方向の長さを過度に増加させることなく、吸気通路2Aと共鳴室4との間の連通路の長さLの可変範囲を大きくすることができる。そこで、より広い周波数域で吸気騒音を低減できる小型の可変レゾネータを実現できる。
この発明の実施の形態1に係る可変レゾネータの取り付け状態を示す断面図である。 この発明の実施の形態2に係る可変レゾネータの取り付け状態を示す斜視図である。 図2のIII−III矢視断面図である。 この発明の実施の形態3に係る可変レゾネータの取り付け状態を示す斜視図である。
符号の説明
1,1A 吸気管、2,2A 吸気通路、3,3A,3B 連通管、4 共鳴室、5,5A,5B 可動部材、6 第1連通孔、8 第2連通孔、30,30a、30b 管路。

Claims (4)

  1. エンジンの吸気通路を構成する吸気管の外周に設けられ、管路が内部に該吸気管の外周壁面に沿うように形成されている連通管と、
    上記管路の一端に連通するように上記連通管に取り付けられた共鳴室と、
    上記連通管の管路方向に複数一列に配列するように、或いは該管路方向に延びるように上記吸気管に穿設されて、上記吸気通路と上記管路とを連通する第1連通孔と、
    側壁に形成された第2連通孔から一端開口に至る可動通路を有する筒状体に形成され、該第2連通孔が形成された側壁を上記吸気管に向けて、該一端開口を上記管路の一端に向けて、かつ、上記連通管の内壁面に摺接して該管路内を上記管路方向に移動可能に配設された可動部材とを備え、
    上記可動部材を上記管路方向に移動させて上記第1連通孔に対する上記第2連通孔の重なり位置を変えることにより、該第1連通孔および該第2連通孔を介しての上記吸気通路と上記可動通路との連通位置を上記管路方向に変化させ、該吸気通路と上記共鳴室との間の連通路の長さを調整することを特徴とする可変レゾネータ。
  2. 上記管路が上記吸気通路と平行な直線状に形成されていることを特徴とする請求項1記載の可変レゾネータ。
  3. 上記吸気管は円筒に形成され、
    上記管路が上記吸気通路と同心の円環状に形成されていることを特徴とする請求項1記載の可変レゾネータ。
  4. 上記吸気管は円筒に形成され、
    上記管路が上記吸気通路を取り巻く螺旋状に形成されていることを特徴とする請求項1記載の可変レゾネータ。
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