JP2007031816A - スパッタリング装置及びスパッタリング方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ターゲット上に非侵食領域が残らず、かつ、反応性スパッタリングを行う場合には、均一な膜質の膜を形成できるスパッタリング装置を提供する。
【解決手段】 真空チャンバー21内に所定の間隔を置いて並設した3枚以上のターゲット241と、各ターゲット241に対して負電位及び正電位又は接地電位を交互に印加する交流電源E1〜E3とを備え、交流電源E1〜E3からの出力の少なくとも一つを分岐して2枚以上のターゲット241に接続し、この分岐した出力に接続された各ターゲット241の間で、交流電源から電位が印加されるターゲットを切替える切替手段としてのスイッチSW1〜SW3を設けたことを特徴とするスパッタリング装置2。
【選択図】 図3

Description

本発明は、スパッタリング装置及びスパッタリング方法に関する。
基板上に薄膜を形成する場合、成膜速度が速い等の利点から、マグネトロンスパッタリング方式がよく利用されている。マグネトロンスパッタリング方式では、ターゲットの後方に交互に極性を変えた複数の磁石から構成される磁石組立体を設置し、この磁石組立体によってターゲットの前方に磁束を形成して電子を捕捉することでターゲット前方での電子密度を高め、これらの電子と真空チャンバー内に導入されるガスとの衝突確率を高めてプラズマ密度を高くしてスパッタリングする。
ところで、近年、基板が大きくなるにつれてマグネトロンスパッタリング装置も大型化している。このようなものとして、複数のターゲットを並設することで大面積の基板に対し成膜することができるスパッタリング装置が知られている(例えば、特許文献1)。
このスパッタリング装置では、ターゲット相互間にターゲットから飛び出した2次電子等を捕捉するためのアノードやシールドなどの構成部品を設けていることから、各ターゲットを近接して設けることができず、ターゲット相互間の間隔が広くなる。これらのターゲット相互間からはスパッタリング粒子が放出されないことから、基板表面のうちターゲット間に対向した部分では成膜速度が極めて遅くなり、膜厚の面内均一性が悪くなる。
このような問題点を解決すべく、図1に示すようなスパッタリング装置が考えられている。スパッタリング装置1は、その真空チャンバー11内部に所定の間隔を空けて並設した複数のターゲット12a〜12dと、相互に隣接するターゲット(12aと12b、12cと12d)を接続する2つの交流電源Eとを有している。このスパッタリング装置1は、1個の交流電源が接続されたターゲットの一方をカソード、他方をアノードとし、交互にスパッタリングするため、ターゲット相互間にアノードなどの構成部品を設ける必要がなく、ターゲットを近接して配置することができる。
特表2002−508447号公報(例えば、特許請求の範囲の記載。)
しかしながら、ターゲットを相互に近接して並設すると、隣接するターゲット端部の上部空間121ではターゲットから放出された電子がアノードに流入することにより、プラズマPが発生しないため、ターゲットの端部はスパッタリングされず、非侵食領域として残ってしまう。この場合に、磁束を非侵食領域の前方に平行移動させても、ターゲット端部を侵食することはできず、ターゲット全面に亘って侵食することができないため、ターゲットの利用効率が悪い。また、非侵食領域が残ることで、スパッタリング中の異常放電やパーティクルの原因にもなる。
また、1個の交流電源が接続された相互に隣接するターゲット間でプラズマPが発生するため、プラズマ密度が他の空間に比べて低い空間122が生じる。この場合、スパッタリング装置1に反応ガスを導入して反応性スパッタリングを行うと、プラズマ密度が低い部分では反応が促進されず、基板S面内での膜質が均一にならない。
そこで、本発明の課題は、上記従来技術の問題点を解決することにあり、ターゲット上に非侵食領域が残らず、かつ、反応性スパッタリングを行う場合には、均一な膜質の膜を形成できるスパッタリング装置を提供しようとするものである。
請求項1によれば、本発明のスパッタリング装置は、真空チャンバー内に所定の間隔を置いて並設した3枚以上のターゲットと、各ターゲットに対して負電位及び正電位又は接地電位を交互に印加する交流電源とを備え、交流電源からの出力の少なくとも一つを分岐して2枚以上のターゲットに接続し、この分岐した出力に接続される各ターゲットの間で、交流電源から電位が印加されるターゲットを切替える切替手段を設けたことを特徴とする。
先ず、並設されたターゲットのうち、1個の交流電源に接続された相互に隣接する2枚のターゲットの一方をカソード、他方をアノードとし、これらのターゲット上にプラズマを発生させて交互にスパッタリングすると、隣接するターゲット端部の上方にはプラズマが発生しないため、この部分はスパッタリングされず、非侵食領域として残る。
次に、切替手段により、前述した1個の交流電源に接続された2枚のターゲットのうちの一方を、分岐した出力に接続された別のターゲット、例えば他方と隣接しないターゲットに切替えると、アノードとカソードとの間の距離が広がり、電子がアノードに流入することがない。これにより、非侵食領域の上部にもプラズマが発生して、ターゲット上に残っていた非侵食領域もスパッタリングすることができるので、ターゲット全面に亘って侵食することができる。
また、切替手段により交流電源から電位を印加されるターゲットが切り替わってプラズマの発生位置を変更させることにより、プラズマ密度が低い空間も移動するので、成膜時間全体でみるとプラズマ密度が基板前方で略均一となり、反応性スパッタリングを行う場合、膜質が均一な膜を形成することができる。
上記スパッタリング装置に、各ターゲットの前方に磁束を形成するように各ターゲットの後方に配置された複数の磁石から構成される磁石組立体と、磁束がターゲットに対して平行移動するようにこれらの磁石組立体を駆動する駆動手段とを備えれば、磁石組立体を左右に平行移動することで、ターゲット全面を略均一に侵食することができる。
また、この磁石組立体を各ターゲット後方にそれぞれ配置すると、各磁石が相互に干渉して磁場バランスが崩れることも考えられる。このような場合には、各磁石組立体によって形成される磁束の密度を略均一にする磁束密度補正手段を備えることが好ましい。
請求項4によれば、真空チャンバー内に所定の間隔を置いて並設された3枚以上のターゲットに対向する位置に基板を順次搬送し、これらのターゲットに対して交流電源から負電位及び正電位又は接地電位を交互に印加する際に、交流電源からの出力の少なくとも1つを分岐して接続された2枚以上のターゲット間で、交流電源から電位を印加するターゲットの切替を行い、ターゲット上にプラズマを発生させて基板上に成膜することを特徴とする。
この切替手段によるターゲットの切替は、成膜開始後一定の周期で行うことが好ましい。一定の周期で行うと、各ターゲットに接続する時間、即ち各プラズマの発生時間が均一になり、非侵食領域がターゲット上に残ってもスパッタリングして侵食することができる。
前記交流電源の出力を分岐して接続されたターゲットが2枚である場合に、切替手段による切替を奇数回行えば、各ターゲットへの接続回数が同一になるので、各接続によってターゲット上に残った非侵食領域を均等に侵食することが可能である。
前記各ターゲットの前方に磁束を形成するように各ターゲットの後方に配置した複数の磁石から構成される磁石組立体を成膜中に各ターゲットに平行に往復動させる場合に、この磁石組立体が一方向に移動する間に、前記切替手段によるターゲットの切替を1回以上行うことで、ターゲット全面を均一にスパッタリングできる。
本発明のスパッタリング装置によれば、ターゲット上に非侵食領域が残らず、また、反応性スパッタリングを行った場合には、形成された膜の膜質が均一であるという優れた効果を奏し得る。
図2によれば、本発明のスパッタリング装置2は、枚葉式のものであり、大気雰囲気のウエハーカセット(図示せず)から基板Sが搬送され、ストックされるロードロックチャンバー20と、スパッタリングを行う真空チャンバー21と、ロードロックチャンバー20と真空チャンバー21との間に設けられたトランスファーチャンバー22とを備えている。ロードロックチャンバー20、トランスファーチャンバー22及び真空チャンバー21はそれぞれ仕切りバルブを介して接続されている。ロードロックチャンバー20、真空チャンバー21及びトランスファーチャンバー22には、図示しないが、真空ポンプが接続されていると共に、その真空度をモニターする真空計が配設されている。
ロードロックチャンバー20には、基板Sが装着された基板ホルダーを搬送する搬送アームが設けられている。この搬送アームによって外部(ウエハーカセット)から、基板ホルダーに装着された基板Sをロードロックチャンバー20に収容する。
トランスファーチャンバー22には、搬送ロボット(図示せず)が設けられており、所定の真空度までロードロックチャンバー20を真空排気した後、仕切りバルブを開けて、同じ真空度に真空排気したトランスファーチャンバー22に基板Sを搬送する。その後、トランスファーチャンバー22と真空チャンバー21との間の仕切りバルブを開けて、搬送ロボットにより基板Sを真空チャンバー21へと搬送する。
この真空チャンバー21には、ガス導入手段23が設けられている(図3を参照)。ガス導入手段23は、マスフローコントローラー231a、231bを介設したガス導入管232を介してガス源233a、233bにそれぞれ接続している。ガス源233a、233bにはアルゴン等のスパッタリングガスや、HO、O、Nなどの反応ガスが封入されており、これらのガスは、マスフローコントローラー231a、231bによって真空チャンバー21に一定の流量で導入することができる。
真空チャンバー21内部に搬送された基板Sと対向する位置には、ターゲット組立体24が配置される。カソード組立体24は、略長方体に形成された6枚のターゲット241a〜241fを有する。これらのターゲット241a〜241fは、ITO、Al合金、Moなど基板上に成膜する膜の組成に応じて公知の方法で製造されたものであり、冷却用のバッキングプレート(図示せず)が接合されている。
また、ターゲット241a〜241fは、基板Sと平行な同一平面上に位置するように、間隔D1を空けて並設されている。間隔D1は、ターゲット241a〜241fの側面相互の間の空間でプラズマが発生してターゲット241a〜241fの側面がスパッタリングされないような距離に設定される。この間隔D1は、1〜10mmであり、好ましくは2〜3mmである。ターゲット241a〜241fが近接して配置されていることで、スパッタリング粒子がターゲット241a〜241fに対向した位置に配置された基板Sの全面に到達し、膜厚分布を均一にすることができる。
ターゲット241a〜241fの裏面には、電極242a〜242fと絶縁板243とが順次取り付けられており、これらはカソード組立体24の所定の位置にそれぞれ取り付けられている。この電極242a〜242fには、真空チャンバー21外部に配置した3個の交流電源E1〜E3がそれぞれ接続されている。
交流電源E1〜E3は、並設されたターゲット241a〜241fのうち、それぞれ3枚のターゲットに電位を印加するように接続されている。例えば、交流電源E1の2つの出力のうち、一方はターゲット241aに電位を印加するように電極242aに接続されている。他方の出力は分岐して、この分岐点に切替手段としてのスイッチSW1を設けて、2枚のターゲット241b及び241fに電位を印加するように電極242a及び電極242fとに接続されている。交流電源が印加する電位は、正弦波でも矩形波でもよい。各スイッチSW1〜SW3は、例えば、ロータリー制御スイッチであり、各スイッチSW1〜SW3の作動を制御するコンピューター等の制御手段(図示せず)を有している。
各スイッチSW1〜SW3は、接点t1及び接点t2を有し、例えば、スイッチSW1では、接点t1とターゲット241bとが接続され、接点t2とターゲット241fとが接続されている。そして、各スイッチSW1〜SW3によって、これらの接点t1、t2間でラインを交互に切り替えることで交流電源E1〜E3から電位を印加されるターゲット241a〜241fを切り替える。
各スイッチSW1〜SW3によって接点t1に接続すると、交流電源E1はターゲット241aとターゲット241bとに交互に電位を印加し、交流電源E2はターゲット241cとターゲット241dとに交互に電位を印加し、交流電源E3はターゲット241eとターゲット241fとに交互に電位を印加する。この場合に、一方のターゲット(241a、241c、241e)に交流電源E1〜E3から負の電位を印加すると、これらのターゲット241a、241c、241eがカソードとしての役割を果たし、他方のターゲット241b、241d、241fがアノードとしての役割を果たす。
そして、カソードとしてのターゲット241a、241c、241eの前方でプラズマが形成され、ターゲット241a、241c、241eがスパッタリングされる。交流電源E1〜E3の周波数に応じて各ターゲット241a〜241fに交互に電位が印加されてそれぞれスパッタリングされるが、隣接するターゲット241a〜241fの端部の上方にはプラズマが発生しないのでこの部分はスパッタリングされず、非侵食領域Rが各ターゲットの端部に残る(図4(a)参照)。
所定時間経過後、制御手段を介して、各スイッチSW1〜SW3を作動してそれぞれ接点t2切替えると(図4(b)参照)、交流電源E1はターゲット241aとターゲット241fとに交互に電位を印加し、交流電源E2はターゲット241bとターゲット241cとに交互に電位を印加し、交流電源E3はターゲット241dとターゲット241eとに交互に電位を印加する。この場合に、一方のターゲット(241a、241c、241e)に交流電源E1〜E3から負の電位を印加すると、これらのターゲット241a、241c、241eがカソードとしての役割を果たし、他方のターゲット241b、241d、241fがアノードとしての役割を果たす。
そして、カソードとしてのターゲット241a、241c、241eの前方でプラズマが形成され、241a、241c、241eがスパッタリングされる。交流電源E1〜E3の周波数に応じて各ターゲット241a〜241fに交互に電位が印加されてそれぞれスパッタリングされる。各スイッチSW1〜SW3のラインを接点t2に接続すると、各交流電源E1〜E3が接続されているターゲット241a〜241fが変わり、スイッチSW1〜SW3のラインを接点t1に接続してスパッタリングを行った場合にターゲット241a〜241f上に残った非侵食領域R上にもプラズマが形成されて、この非侵食領域R上もスパッタリングされ、ターゲット241a〜241fが侵食される。
このスイッチSW1〜SW3の切替は、一定周期で行うことが好ましい。一定周期で切替を行えば、各ターゲット241a〜241fへの電力供給時間、即ち各プラズマの発生時間が均一になって、切替の前後で同時間各ターゲット241a〜241fをスパッタリングすることができるから、ターゲット全面を侵食することができる。また、この切替を行う所定の時間は、成膜時間に基づいて適宜決定され、成膜時間中に奇数回切替わるように設定することが好ましい。奇数回切替を行なうと、接点t1への接続回数と、接点t2の接続回数が等しくなり、各接続におけるスパッタリングにより各ターゲット241a〜241f上に残った非侵食領域Rを均等に侵食できるので、成膜終了時に非侵食領域Rが残らない。
切替手段であるスイッチSW1〜SW3の設置位置については、特に限定されず、相互に隣接するターゲット241a〜241fに交流電源E1〜E3から電位を印加して非侵食領域Rが残っても、スイッチSW1〜SW3により交流電源E1〜E3から電位を印加するターゲット241a〜241fを変えることで、ターゲット241a〜241f上の非侵食領域R上にプラズマを発生させることができればよい。本実施の形態のように各交流電源E1〜E3の一方の出力を2枚のターゲットと1個のスイッチを介して接続すれば、成膜中にスイッチSW1〜SW3を切替えても、常に各ターゲット241a〜241fに対して交流電源E1〜E3から電位が印加されているので、異常放電の発生が抑制され、また、スパッタリング装置に設けるスイッチの数も最小限で済ませることができるので、後述する他の実施形態より好ましい。
カソード組立体24には、各ターゲット241a〜241fの後方にそれぞれ位置させた6個の磁石組立体25が設けられている。各磁石組立体25は同一構造に形成され、ターゲット241a〜241fに平行に設けた支持部251を有し、支持部251上には、交互に極性を変えて配置するように、ターゲットの長手方向に沿った棒状の中央磁石252と、中央磁石252の周辺を囲むように複数の磁石から構成された周辺磁石253とが設けられている。各磁石は、中央磁石252の同磁化に換算したときの体積を周辺磁石253の同磁化に換算したときの体積の和に等しくなるように設計されている。これにより、ターゲット241a〜241fの前方につりあった閉ループのトンネル状磁束が形成され、ターゲット241a〜241fの前方で電離した電子及びスパッタリングで生じた2次電子を捕捉して、カソードとしてのターゲットの前方で形成されたプラズマの密度を高くすることができる。
ところで、磁石組立体25も互いに近接していることから、相互に磁場が干渉して、両端のターゲット241a、241fの後方に位置する磁石組立体25による磁場と、中央に位置するターゲット241c、241dの後方に位置する磁石組立体25による磁場とのバランスがくずれる場合がある。この場合、基板S面内における膜厚分布を略均一にすることができない。このため、磁場バランスを補正すべく、補助磁石26をカソード組立体24に設けている。この補助磁石26は、隣接する磁石組立体25の周辺磁石253と極性が同じである。そして、この補助磁石26と周辺磁石253との間隔は、各磁石組立体25の間隔D2と同一とした。このような補助磁石26を両端に位置するターゲット241a、241fの外側に配置された防着板261の下方に設置することで、磁場バランスが改善される。
磁石組立体25により、ターゲット241a〜241fの前方にはトンネル状磁束が形成されるため、中央磁石252及び周辺磁石253前方に位置するプラズマの密度が低くなり、ターゲット241a〜241fのこのプラズマ密度が低い中央磁石252の上方にあたる部分は別の非侵食領域として残ってしまう。そこで、トンネル状の磁束の位置を変化させ、ターゲット241a〜241fを均一に侵食して利用効率を高めることが必要である。
トンネル状磁束の位置を変化させるために、磁石組立体25及び補助磁石253を駆動軸270上の所定の位置に設置し、この駆動軸270に駆動手段としてボールネジ271を設けて各磁石組立体25の位置を左右に平行移動できるようにした。なお、駆動手段としては、ボールネジ271のような機械的駆動手段に限定されず、エアーシリンダーを用いることもできる。この磁石組立体25の移動距離は、ターゲット241a〜241fが均一に侵食できれば特に制限されるものではない。例えば、磁石組立体25をそれぞれ点A〜点Bの間隔で平行移動させることができる。なお、磁石組立体25は左右方向だけでなく、長手方向にも平行移動させることが可能である。このように2次元的に磁石組立体25を平行移動させることでターゲット241a〜241fをより均一に侵食できる。
磁石組立体25の移動は、成膜中であっても成膜後であってもよい。成膜中の移動の場合、ボールネジ271をスパッタリング中に駆動して、ターゲット241a〜241fが均一に侵食されるように2.5mm/sec以上、好ましくは、4〜15mm/secの周期で磁石組立体25、即ち、磁束を点A〜点Bの間で往復させる。
成膜中に磁石組立体25を移動させる場合、均一にターゲット241a〜241fを侵食するために、磁束が一方向に平行移動する間にスイッチSW1〜SW3を少なくとも1回以上切替える必要がある。図5に示すように、成膜時間中、磁束を点A〜点B間で1往復するように駆動手段271により平行移動させるように設定した場合、磁束が点A〜点B間の一方向を移動する間にスイッチは4回切替を行うように設定した。この切替の回数は、均一にターゲットを侵食することができれば、特に限定されず、偶数回でも奇数回でもよい。どちらの場合であっても、成膜時間中に奇数回切替を行うことができれば、接点t1への接続回数と、接点t2の接続回数が等しくなり、各接続におけるスパッタリングにより各ターゲット241a〜241f上に残った非侵食領域Rを相互に侵食できるので、均一にターゲットを侵食することができる。
成膜後の移動の場合、成膜が終了して交流電源E1〜E3を停止し、放電をいったん停止した後に、次の成膜対象である基板Sをターゲット241a〜241fに対向した位置に設置する際に、ボールネジ271を駆動して、磁束をそれぞれ点Aから点Bまで平行移動させて保持する。この場合、少なくとも次の成膜が開始される前に磁石組立体25を平行移動すればよい。そして、この搬送された基板Sの成膜が終了した後に、再度同一の手順に従って、磁束を再度平行移動させる。この操作を順次繰り返すことによって、基板上に順次成膜するとともに、ターゲット241a〜241fを均一に侵食することができる。このように成膜後に磁束を移動させれば、成膜中の磁束の移動に伴う異常放電の発生を抑制することができる。
本実施の形態においては、補助磁石253によって磁場バランスを補正することができることを述べたが、磁場バランスを補正することができる手段であればこれに限定するものではない。例えば、周辺磁石のみの幅寸法を大きくしたり、周辺磁石252を磁石から発生する磁束密度が大きくなる材料に変更することによって磁場バランスを補正してもよい。
また、本実施の形態では、機械的に交流電源とターゲットとの接続を切替える手段を設けたが、これに限定されず、例えば、絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(以下、IGBTという)を設けてもよい。このIGBTを用いた場合には、機械的に切替を行う場合よりも切替の周期を短くすることができる。例えば、スイッチによって切替える場合には、周期は数sec以上であるが、このIGBTを用いた場合には、周期は数μsec〜数msecで切替えることができる。ただし、交流電源の放電周期より短いタイミングで切替えると、本発明の効果を奏することができないので、交流電源の放電周期以上とする必要がある。
ターゲットと交流電源との他の接続例について図6に示す。各ターゲット241a〜241fは、それぞれ1個の交流電源Eに接続されており、この接続の間にそれぞれ切替手段SW1〜SW6が設けられている。はじめに、図6(a)に示すように、ターゲット241aに接続されたスイッチSW1と241bに接続されたスイッチSW2とが閉状態となっており、これらのターゲット241a、241bに交流電源から電位が印加されてこれらのターゲット241a及び241b上にプラズマが発生している。プラズマは、ターゲット241a及び241bの向かい合う端部の上方には発生しておらず、ターゲット241a及び241bに非侵食領域Rが残る。他のターゲットに接続されているスイッチSW3〜SW6はそれぞれ開状態であり、交流電源を印加することができず、これらのターゲットはスパッタリングされない。
ターゲット241a及び241bを所定の時間スパッタリングした後、SW1〜SW3をそれぞれ切替えて、ターゲット241bに接続されたスイッチSW2と241cに接続されたスイッチSW3とを閉状態とすると(図6(b)参照)、これらのターゲット241b及び241cは、交流電源から電位が印加されてプラズマが形成され、スパッタリングされる。ターゲット241bには、非侵食領域Rが存在していたが、ターゲット241cとの間でプラズマが発生することで、この非侵食領域Rの上部でもプラズマが発生し非侵食領域Rがスパッタリングされる。
この後もスイッチSW1〜SW6を成膜中に順次切替え、交流電源から各ターゲットに電位を印加することにより、プラズマが各ターゲット上を順次移動しターゲット241a〜241eを順次スパッタリングすることで、ターゲット上に非侵食領域Rが残らない(図6(c)参照)。
以下、本発明のスパッタリング装置21を用いて基板S表面に成膜する方法について説明する。
まず、並設したターゲット241a〜241fと対向する位置に基板Sを搬送し、真空排気手段によって真空チャンバー21内部を真空排気する。次いで、ガス導入手段23を介して真空チャンバー21内にAr等のスパッタリングガスを導入し、真空チャンバー21内部に所定の成膜雰囲気を形成する。なお、反応性スパッタリングを行う場合には、スパッタリングガスの導入と共に、一定の流量で反応ガスを導入する。反応ガスとしては、所望の膜の物性に応じて適宜選択することができ、例えば、HOガス、Oガス、及びNガスから選ばれた少なくとも1種類のガスを導入する。
その後、成膜雰囲気を維持しながらターゲット241a〜241fに数十〜数百Hzで交流電源E1〜E3により正又は負の電位をそれぞれ印加する。カソードとしてのターゲット241上に電界が形成され、ターゲット241前方にプラズマが発生し、ターゲットがスパッタリングされてスパッタリング粒子が放出される。この動作を交流電源の周波数に応じて交互に行うとともに、各スイッチSW1〜SW3を所定の時間毎に切替えることで、各ターゲット全面がスパッタリングされる。その後、交流電源を停止して、成膜が終了する。
なお、成膜中にボールネジ271を駆動して磁石組立体25を駆動してもよく、また、成膜が終了して交流電源E1〜E3を停止し、放電をいったん停止した後、次の成膜対象である基板Sをターゲット241a〜241fに対向した位置に搬送する際に、ボールネジ271を駆動して、磁石組立体25を平行移動させ、すなわち、磁束を平行移動させてもよい。
実施例1では、図2及び図3に示したスパッタリング装置を用いて成膜し、成膜中のアーク放電の発生回数を調べた。
幅200mm、長さ1700mm、厚さ10mmのIn−10wt%SnO(ITO)からなるターゲットを、基板から150mmの位置で基板と平行になるように設置した。ターゲット幅はそれぞれ2mmであった。各ターゲットの後方には、各ターゲットとの距離が47mmになるように幅170mm、長さ1570mm、厚さ40mmの磁石組立体を設置し、ボールネジ271によって駆動距離が50mmとなるようにした。基板としては、幅1000mm、長さ1200mm、厚さ0.7mmのガラス基板を用意した。
基板搬送後、真空排気を行い、その後ガス導入手段23からスパッタリングガスとしてアルゴンガスを240sccmで導入して0.67Paの成膜雰囲気を形成した。また、反応ガスとしてをHOガスを2.0sccm、Oガスを1.5sccm導入した。各交流電源E1〜E3は、周波数25kHzであり、電力を0kwから徐々にあげていき、最終的には15kWまであげて120秒間投入しながら、5秒毎に1回の割合で、スイッチSW1〜SW3を接点t1及びt2にそれぞれ交互に切替えた。その後に交流電源E1〜E3を一旦停止して、次の基板Sを搬送する際に磁石組立体を移動させた。このようにして順次成膜しながら、電圧値と電流値とをモニタリングして1分あたりの異常放電(アーク放電)の発生回数をカウントした。ターゲットをスパッタリング装置から取り出し、その表面を目視で確認したところ、各ターゲット全面が侵食されていた。
(比較例1)
比較例1では、並設された6枚のターゲットのうち相互に隣接する2枚のターゲットに交流電源を接続した装置を用いて、スイッチの切替以外は同じ条件で成膜しながら、電圧値と電流値をモニタリングして異常放電の発生回数をカウントした。
結果を図7に示す。図7は、横軸が積算電力(kWh)を示し、縦軸が異常放電の回数(回/分)を示す。比較例1では、積算電力が大きくなるにつれて異常放電の回数も大幅に増えていった。これに対し、実施例1では、積算電力が大きくなっても、異常放電の回数はほとんど増えなかった。
実施例2では、図2及び図3に示したスパッタリング装置を用いて反応性スパッタリングを行った場合の膜質の面内均一性を評価した。
膜質の面内均一性の評価は、成膜時の反応ガスの流量を変えて、膜上の各点において最も比抵抗が下がる流量を調査し、その流量の差で行った。
実施例1と用いたスパッタリング装置と同じものを用いて、実施例1と反応ガスの流量を変えて複数の膜を形成した。反応ガスとしては、HOガスを2.0sccmとし、Oガスを、0.0〜4.0sccmまで0.2sccm刻みで変化させて導入した。各交流電源Eは、周波数25kHzであり、電力を0kwから徐々にあげていき、最終的には15kWまであげて投入し、25秒間投入した後に交流電源を停止して、成膜を終了した。得られた各膜の膜厚は、1000Åであった。その後、各基板はアニール炉に搬送されて60分間200度で大気アニールされた。形成された各膜上の、ターゲット241cの上部にあたる点Xと、ターゲット241bと241cとの間の上部にあたる点Yとの比抵抗を測定した。
(比較例2)
並設された6枚のターゲットのうち相互に隣接する2枚のターゲットに交流電源を接続した装置を用いて、実施例2と同じ条件でそれぞれ成膜及びアニールを行って基板S上に膜をそれぞれ形成した。形成した各膜についても、点Xと点Yとの2点で比抵抗をそれぞれ測定した。
図8は、横軸がOガスの流量(sccm)を示し、縦軸が各点における比抵抗(μΩcm)を示す。
図8(a)は、比較例1の測定結果を示している。実線で示す点Xにおける比抵抗値は、Oガスの流量が0.5sccmであるときに最も低くなり、255μΩcmであった。破線で示す点Yにおいては、Oガスの流量が2.0sccmであるときに比抵抗が最も低くなり、253μΩcmであった。点X、点Yにおいて比抵抗が最も低くなるO2ガスの流量の差が1.5sccmと大きく異なっており、比較例2では、基板面内で膜質が均一ではないことが分かった。
これに対し、図8(b)に示す実施例2では、実線で示す点Xにおいて比抵抗が250μΩcmと最も低くなったのがOガスの流量が1.2sccmの場合であり、破線で示す点Yにおいて比抵抗が248μΩcmと最も低くなったのは、Oガスの流量が1.4sccmの場合であった。実施例2では、点X、点Yにおいて比抵抗が最も低くなるOガスの流量の差が0.2sccmと従来装置の流量の差より少なくなっており、反応性スパッタリングにおける膜質の面内均一性が改善されていることが分かった。
本発明のスパッタリング装置は、切替手段により交流電源とターゲットとの接続を切り替えることで、非侵食領域がターゲット上に残らず、さらに形成された膜の膜質の均一性が改善されている。従って、本発明は大画面のフラットパネルディスプレイ製造分野に利用できる。
従来装置の模式図。 本発明のスパッタリング装置の概略構成図。 本発明のスパッタリング装置における真空チャンバーの概略構成図 (a)(b)は、本発明のスパッタリング装置における成膜過程の模式図。 磁石組立体を平行移動させる場合のタイミングチャート。 (a)(b)(c)は、本発明のスパッタリング装置の別の実施形態を表す模式図。 積算電力に対する異常放電の発生回数を示したグラフ。 (a)従来装置を用いて成膜する場合のOガスの流量と比抵抗との関係を表すグラフ。(b)本発明のスパッタリング装置を用いて成膜する場合のOガスの流量と比抵抗との関係を表すグラフ。
符号の説明
241a〜241f ターゲット 242a〜242f 電極
25 磁石組立体 270 駆動軸
271 ボールネジ E1〜E3 交流電源
SW1〜SW3 切替手段 S 基板

Claims (7)

  1. 真空チャンバー内に所定の間隔を置いて並設した3枚以上のターゲットと、各ターゲットに対して負電位及び正電位又は接地電位を交互に印加する交流電源とを備え、交流電源からの出力の少なくとも一つを分岐して2枚以上のターゲットに接続し、この分岐した出力に接続された各ターゲットの間で、交流電源から電位が印加されるターゲットを切替える切替手段を設けたことを特徴とするスパッタリング装置。
  2. 各ターゲットの前方に磁束を形成するように各ターゲットの後方に配置された複数の磁石から構成される磁石組立体と、磁束がターゲットに対して平行移動するようにこれらの磁石組立体を駆動する駆動手段とを設けたことを特徴とする請求項1記載のスパッタリング装置。
  3. 前記各磁石組立体によって形成される磁束の密度を略均一にする磁束密度補正手段を設けたことを特徴とする請求項2記載のスパッタリング装置。
  4. 真空チャンバー内に所定の間隔を置いて並設された3枚以上のターゲットに対向する位置に基板を順次搬送し、各ターゲットに対して交流電源から負電位及び正電位又は接地電位を交互に印加する場合に、交流電源からの出力の少なくとも1つを分岐して接続された2枚以上のターゲット間で、交流電源から電位を印加するターゲットの切替を行いつつ、ターゲット上にプラズマを発生させて基板表面に成膜することを特徴とするスパッタリング方法。
  5. 前記切替手段によるターゲットの切替を、成膜開始後一定の周期で行うことを特徴とする請求項4記載のスパッタリング方法。
  6. 前記交流電源の出力を分岐して接続されたターゲットが2枚である場合に、切替手段による切替を奇数回行うことを特徴とする請求項4又は5に記載のスパッタリング方法。
  7. 前記各ターゲットの前方に磁束を形成するように各ターゲットの後方に配置した複数の磁石から構成される磁石組立体を成膜中に各ターゲットに平行に往復動させる場合に、この磁石組立体が一方向に移動する間に、前記切替手段によるターゲットの切替を1回以上行うことを特徴とする請求項4〜6に記載のスパッタリング方法。
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