JP2007029739A - 電気活性ポリマーを用いた可撓性アクセスポート - Google Patents

電気活性ポリマーを用いた可撓性アクセスポート Download PDF

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Abstract

【課題】手術部位へアクセスするための改善された装置および方法、特に、静脈、動脈、硬膜上腔、胸腔、クモ膜下腔、心室、脊髄腔、および滑膜腔などの腹部から小血管に至る様々な大きさの解剖学的内腔などの手術部位に皮膚を介してアクセスするための、様々な器具に用いることができる可撓性アクセスポートを提供する。
【解決手段】アクセスポート310は、電極316を介して、そのアクセスポートの曲がる方向を変更するように構成された電気的に拡張および収縮可能な一または複数のアクチュエータ318a、b、cを備えている。
【選択図】図8B

Description

開示の内容
〔発明の分野〕
本発明は、広く外科装置に関し、詳細には、可撓性アクセスポートを提供するための方法および装置に関する。
〔発明の背景〕
アクセスポートは、静脈、動脈、硬膜上腔、胸膜腔、クモ膜下腔、心室、脊髄腔、および滑膜腔などの腹部から小血管に至る様々な大きさの解剖学的内腔にアクセスするために医療処置に広く用いられている。アクセスポートを使用することにより、腹腔に関連した処置などの様々な処置の入口を形成する低侵襲性技術が可能となるため、アクセスポートが、より一般的に用いられるようになってきた。殆どのアクセスポートは通常、挿入部材が延びているハウジングを含む。このハウジングは、解剖学的内腔壁を貫通するための尖っていない先端部または尖っている先端部を有する。
トロカールは、手術部位にアクセスするための低侵襲性通路を形成するために一般的に用いられているアクセスポートの1つのタイプである。トロカールは通常、外側カニューレ内に配置されたカッティング組立体(またはオブチュレータ)(トロカールチューブまたはスリーブとも呼ばれる)を含む。カニューレが周りに配置されたカッティング組立体の鋭い遠位端部は、刺入する解剖学的内腔内に至るまで皮膚を介して挿入する。次いで、カッティング組立体をカニューレから引き戻すと、他の外科器具を解剖学的内腔に導入できる通路が形成される。
現在のアクセスポートは有効であるが、方向を変更したり、曲げるのが困難であろう。具体的には、殆どのアクセスポートは、硬くて曲がらず、手術部位まで直線の経路を形成する。湾曲した構造を有するアクセスポートも存在するが、このようなアクセスポートは、移植が困難であり、特殊な補完的な器具が必要であろう。
したがって、手術部位へアクセスするための改善された装置および方法、特に、様々な器具に用いることができる可撓性アクセスポートが要望されている。
〔発明の概要〕
本発明は、組織を介して手術部位にアクセスするための方法および装置を提供する。例示的な一実施形態では、内部を貫通する少なくとも1つの通路の方向を使用の際に所望に変更できるアクセスポートを提供する。これは、様々な技術を用いて行うことができるが、一実施形態では、アクセスポートは、近位端部、遠位端部、およびそれらの両端部間に延在する内腔を有する細長い可撓性部材と、この細長い可撓性部材の少なくとも一部に結合された少なくとも1つのアクチュエータを含むことができる。少なくとも1つのアクチュエータは、選択的に作動され、細長い可撓性部材の少なくとも一部の方向を変更するように構成されている。アクチュエータは、様々な構造を有することができ、かつ細長い可撓性部材の向きを特定の方向に変更するべくこの細長い可撓性部材に結合することができるが、例示的な一実施形態では、アクチュエータは、寸法の変更、例えば、径方向に伸長して軸方向に収縮するか、または軸方向に伸長して径方向に収縮して、細長い可撓性部材の方向を変更するように構成することができる。
上記したように、アクチュエータは、細長い可撓性部材の方向を所望に変更するために、様々な構成に配置することができる。一実施形態では、アクチュエータは、細長い可撓性部材の長さに沿って軸方向に配置して、その軸に沿って曲げることができる。細長い可撓性部材を複数の方向に曲げることができるように、複数のアクチュエータを、細長い可撓性部材の外周面に離間して配置することができる。別の実施形態では、細長い可撓性部材を特定の部分に沿って曲げることができるように、複数のアクチュエータを互いに対して軸方向に離間して配置することができる。さらに別の実施形態では、細長い可撓性部材を曲げて捩じることができるように、細長い可撓性部材の中心の長軸に対してある角度でアクチュエータを配置することができる。
アクチュエータは、様々な材料から形成することもできる。例示的な一実施形態では、アクチュエータは、電気活性ポリマー(EAP)の形態である。例えば、アクチュエータは、内部に複数の電気活性ポリマーファイバーおよびイオン流体を含む可撓性導電外側シェルを有するファイバーバンドルの形態にすることができる。別法では、アクチュエータは、少なくとも1つの可撓性導電層、電気活性ポリマー層、およびイオンゲル層を有するラミネートの形態にすることができる。複数のラミネート層を用いて複合材を形成することができる。アクチュエータには、リターン電極、および外部エネルギー源から各アクチュエータにエネルギーを供給するように構成された供給電極を結合するのが好ましい。
別の例示的な実施形態では、アクセスポートは、互いに結合されて内部に通路を画定している電気的に拡張および収縮可能な複数のアクチュエータから形成することができる。これらのアクチュエータは、エネルギーが供給されると、寸法を変えて通路の方向を変更できるように構成されている。
組織を介して手術部位にアクセスするための方法も、ここに開示する。一実施形態では、この方法は、可撓性アクセスポートを組織を介して配置して、手術部位に至る作業通路を形成するステップと、可撓性アクセスポートに結合された少なくとも1つの作動部材を選択的に作動させて、可撓性アクセスポートを非線形構造にするステップと、を含むことができる。例えば、一実施形態では、アクチュエータは、可撓性アクセスポートを曲げることができる。別の例示的な実施形態では、複数のアクチュエータを選択的に作動させて、複数の方向に細長い可撓性部材を曲げることができる。例えば、この方法は、第1の作動部材を電気的に作動させて、この第1の作動部材を伸長させ、これにより可撓性アクセスポートを線形構造から第1の非線形構造に変形させることができる。第1の作動部材へのエネルギー供給をストップして、可撓性アクセスポートを静止線形構造に戻すことができる。この方法はまた、第2の作動部材を電気的に作動させて、この第2の作動部材を伸長させ、これにより可撓性アクセスポートを線形構造から、第1の非線形構造とは異なる第2の非線形構造に変形させることができる。第2の作動部材へのエネルギー供給をストップして、可撓性アクセスポートを静止線形構造に戻すことができる。
〔詳細な説明〕
添付の図面を参照しながら以下の詳細な説明を読めば、本発明をより完全に理解できるであろう。
ここに開示する装置および方法の構造、機能、製造、および使用の原理を全体的に理解できるように、特定の例示的な実施形態を用いて説明する。このような実施形態の1または複数の例を、添付の図面に例示している。当業者であれば、特にここに開示し、添付の図面に例示する装置および方法が、限定目的ではない例示的な実施形態であり、本発明の範囲が添付の特許請求の範囲によってのみ規定されることを理解できよう。例示的な一実施形態を用いて例示または説明する特徴は、他の実施形態の特徴と組み合わせることができる。このような改良および変更は、本発明の範囲内に含まれるものとする。
静脈、動脈、硬膜上腔、胸膜腔、クモ膜下腔、心室、脊髄腔、および滑膜腔などの腹部から小血管に至る様々な大きさの解剖学的内腔などの手術部位に皮膚を介してアクセスできるようにする様々な方法および装置を開示する。例示的な一実施形態では、アクセスポートは、このアクセスポートの曲がる方向を制御するように構成された1または複数のアクチュエータを含むことができる。使用の際は、アクセスポートの曲がる方向を選択的に制御して、アクセス部分が様々な外科器具を受容できるようにすることができる。当業者であれば、アクセスポートは様々な構造を有することができ、内視鏡手術、腹腔鏡手術、関節鏡手術、および低侵襲性手術を含め、様々な医療処置に用いるために適応させることができる。さらに、用語「アクセスポート(access port)」は、内部を通路が延びているあらゆる装置を含み、カニューレに限定するものではない。例えば、アクセスポートは、トロカールまたは経口スリーブの形態にすることができる。このトロカールまたは経口スリーブは、その曲がる方向を制御するために1または複数のアクチュエータを用いて選択的に変形させることができる。
図3‐図4は、複数のアクチュエータ318a、318b、318cが結合され、アクセスポート310の曲がる方向を制御できるように構成された、アクセスポート310の例示的な一実施形態を例示している。アクセスポート310は、図示されているように、アクセスポート310内に配置できるトロカール360と組み合わせて、組織内へのアクセスポート310の挿入を容易にすることができる。トロカールを使用することにより、可撓性アクセスポートに剛性が付与されるため、特に有利である。例示されている装置300は、トロカール360を含むが、当業者であれば、アクセスポート310は、トロカール360を用いずに使用することができ、かつ/またはトロカール360を他の外科装置内に組み込むか、または他の外科装置と共に用いることができる。
アクセスポート310は、様々な構造を有することができるが、例示的な一実施形態では、アクセスポート310は、内部を貫通する内腔を備え、かつその内腔内に医療器具を受容できるように構成された、近位端部310aおよび遠位端部310bを有する可撓性の細長いチューブすなわちカニューレの形態にすることができる。アクセスポート310の形状および大きさは、使用目的によって様々にすることができる。図3および図4に示されているように、アクセスポート310は、概ね細長い円筒状である。アクセスポート310は、そのアクセスポート310を組織表面に配置しやすくする構造を有することができる。例えば、図示されているように、アクセスポート310は、その近位端部310aに形成され、アクセスポート310の組織内への挿入を制限するように構成されたフランジ314を有する。アクセスポート310は、当分野で周知の様々な他の方法を含むこともできる。
可撓性および/または弾性のアクセスポート310を形成するために用いる材料も様々である。特定の例示的な実施形態では、アクセスポート310は、シリコーンやラテックスなどの生体適合性ポリマーから形成するのが好ましい。他の好適な生体適合性エラストマーの例として、限定するものではないが、合成ポリイソプレン、クロロプレン、フルオロエラストマー、ニトリル、およびフルオロシリコーンを挙げることができる。当業者であれば、材料を選択して所望の機械特性を得られることを理解できよう。
上記したように、アクセスポート310は、その曲がる方向を制御するために、そのアクセスポート310の少なくとも一部に結合された1または複数のアクチュエータも含むことができる。アクチュエータは様々な構造を有することができるが、1つの適当なアクチュエータは、電気活性ポリマーアクチュエータである。電気活性ポリマー(EAPs)は、人工筋肉とも呼ばれ、電界または機械的な場に応答して、圧電特性、焦電気特性(pyroelectric)、または電歪特性を有する材料である。具体的には、EAPは、電圧がかかると形状を変える一連の導電ドープ型ポリマーである。導電ポリマーは、電極を用いてある種の形態のイオン流体またはイオンゲルと対にすることができる。電極に電圧が加えられると、流体/ゲルから導電ポリマーまたはその逆へのイオンの流れにより、ポリマーの形状が変化し得る。一般に、使用するポリマーおよびイオン流体によって、1V〜4kVの範囲の電圧を加えることができる。EAPは、エネルギーが加えられても体積が変化せず、単に一方向に拡張し、横方向に収縮することに留意されたい。
EAPの主な利点の1つは、その振る舞いおよび特性を電気的に制御および微調整できることである。EAPは、EAP全体に外部電圧を加えて繰り返し変形させることができ、加える電圧の極性を逆にして元の形状に迅速に戻すことができる。膨張、直線移動、および曲がる構造を含め、異なる種類の移動構造が得られるように、特定のポリマーを選択することができる。EAPは、ばねや可撓性プレートなどの機械的機構と組み合わせて、電圧がEAPに加えられた時の機械機構におけるEAPの効果を変更することもできる。EAPに供給される電圧の大きさは、移動量または寸法の変化に一致するため、エネルギー供給を調節して所望の変化を起こすことができる。
EAPには、2つの基本タイプがあり、それぞれ複数の構造を有する。第1のタイプは、協働して働くように多数のファイバーが互いに束ねられたファイバーバンドルである。このようなファイバーは通常、約30μm〜50μmの大きさを有する。ファイバーは、糸と同じように編んで束にすることができ、EAP糸と呼ばれる場合が多い。使用に際し、EAPの機械的構造によって、EAPアクチュエータおよびその運動能力が決まる。例えば、EAPを長いストランドに形成して、1つの中心電極の周りに巻くことができる。可撓性の外側シースが、アクチュエータ用の他方の電極を形成し、装置の機能に必要なイオン流体を含む。このシースに電圧が加えられると、EAPが膨張して、ストランドが収縮して短くなる。市販のファイバーEAP材料の一例が、サンタフェ・サイエンス・アンド・テクノロジー(Santa Fe Science and Technology)によって製造され、PANION(商標)ファイバーとして販売され、参照を以ってその全てを本明細書の一部とする米国特許第6,667,825号に開示されている。
図1Aおよび図1Bは、ファイバーバンドルから形成されたEAPアクチュエータ100の例示的な一実施形態を例示している。図示されているように、このアクチュエータ100は通常、対向する絶縁エンドキャップ102a、102bが形成された細長い円筒状部材の形態である可撓性導電外側シース102を含む。しかしながら、導電外側シース102は、使用目的によって様々な他の形状および大きさを有することができる。さらに、図示しているように、導電外側シース102は、リターン電極108aに接続されており、エネルギー供給電極108bが、1つの絶縁エンドキャップ(例えば、エンドキャップ102a)から導電外側シース102の内腔を経て、対向する絶縁エンドキャップ(例えば、エンドキャップ102b)に至っている。エネルギー供給電極108bは、例えば、プラチナカソードワイヤとすることができる。導電外側シース102は、エネルギー供給電極108bから外側シース102内に配置されたEAPファイバー104にエネルギーを供給するために、外側シース102内に受容されるイオン流体またはゲル106も含むことができる。具体的には、複数のEAPファイバー104が並列に配置され、各エンドキャップ102a、102b間に延在し、それらエンドキャップ内まで延びている。上記したように、ファイバー104は、様々な方向に配置して、例えば、径方向の膨張や収縮、または曲がる動きなどの所望の結果を得ることができる。使用の際は、エネルギー供給活性電極108bおよび導電外側シース102(アノード)を介して、エネルギーをアクチュエータ100に供給することができる。このエネルギーにより、イオン流体中のイオンがEAPファイバー104内に入り、これによりファイバー104が、一方向、例えば径方向に膨張して各ファイバー104の外径が増大し、横方向、例えば軸方向に収縮してファイバーの長さが短くなる。この結果、エンドキャップ102a、102bが、互いに向かって引っ張られ、可撓性外側シース102の長さが収縮して短くなる。
別のタイプのEAPは、ラミネート構造であって、1または複数のEAPの層、各EAPの層の間に配置されたイオンゲルまたはイオン流体の層、およびプレート陽極やプレート陰極などの構造に取り付けられた1または複数の可撓性導電プレートからなる。電圧が加えられると、ラミネート構造は、一方向に膨張して、横方向すなわち垂直方向に収縮し、可撓性プレートに対するEAPの構造によって、EAPに結合した可撓性プレートが短くなるか、または曲がる。市販のEAP材料の一例が、SRIラボラトリーズ(SRI Laboratories)の一部門であるアーティフィシャル・マスル社(Artificial Muscle Inc)によって製造されている。薄膜EAPとも呼ばれるプレートEAP材料は、日本のEAMEXからも入手可能である。
図2Aおよび図2Bは、ラミネートから形成されたEAPアクチュエータ200の例示的な構造を例示している。まず図2Aを参照すると、アクチュエータ200は、間に配置された接着層103a、103b、103c、103dによって互いに接着されたラミネートEAP複合材である複数の層を含むことができる。この複数の層は、例えば、図示されているように、5つの層210、210a、210b、210c、210dとすることができる。1つの層すなわち層210が、図2Bに詳細に示されている。図示されているように、層210は、第1の可撓性導電プレート212a、EAP層214、イオンゲル層216、および第2の可撓性導電プレート212bを含み、これらは互いに結合されてラミネート複合材を形成している。この複合材は、さらに図2Bに示されているように、可撓性導電プレート212aに結合された、および可撓性導電プレート212bに結合されたリターン電極218bを含むこともできる。使用の際は、エネルギー供給活性電極218aを介してアクチュエータ200にエネルギーを供給することができる。このエネルギーにより、イオンゲル層216のイオンがEAP層214内に入り、これにより層214が一方向に膨張し、横方向に収縮する。この結果、可撓性プレート212a、212bが曲がるか、またはEAP層214が他の形状に変化する。
図3および図4を再び参照すると、いずれかのタイプのアクチュエータをアクセスポート310に用いて、アクセス部分310の曲がる方向を制御することができる。例示されている実施形態では、アクセスポート310には、4つのアクチュエータ(3つのアクチュエータ318a、318b、318cのみが示されている)が結合されている。アクチュエータ318a、318b、318cは、アクセスポート310の外面に結合された細長いバンドの形態である。接着剤または他の結合技術を用いて、アクチュエータ318a、318b、318cをアクセスポート310に結合することができる。図示されていないが、アクチュエータ318a、318b、318cは、オプションとして、アクセスポート310の内腔内に配置することができ、かつ/またはアクセスポート310の壁部内に埋め込むことができる。当業者であれば、様々な技術を用いて、作動部材318a、318b、318cをアクセスポート310に結合できることを理解できよう。
アクチュエータ318a、318b、318cは、アクセスポート310を所望の方向に曲げることができるように、様々な向きにアクセスポート310に結合することもできる。例示されている実施形態では、アクチュエータ318a、318b、318cは、アクセスポート310の長さの実質的部分に沿って延在し、アクセスポート310の外周面に互いに離間して配置されている。このような構造により、アクセスポート310を、例えば、4つの方向の内の1つの方向に曲げるなど、曲がる方向を変更することができる。各方向は、各作動部材318a、318b、318cの位置に一致する。具体的には、一実施形態では、アクチュエータ318a、318b、318cは、軸方向に伸長して径方向に収縮し、アクセスポート310の長さが増大、すなわちこのアクセスポート310の両端部310a、310bが互いに離れるように構成することができる。したがって、アクチュエータ318a、318b、318cの1つにエネルギーが供給されると、このアクチュエータ318a、318b、318cにより、アクセスポート310が、作動したアクチュエータの位置の反対方向に曲がる。別法では、アクチュエータ318a、318b、318cは、径方向に伸長して軸方向に収縮し、アクセスポート310の長さが減少、すなわち作動したアクチュエータに結合されたアクセスポート310の両端部が互いに近づくように構成することができる。したがって、アクチュエータ318a、318b、318cの1つにエネルギーが供給されると、このアクチュエータ318a、318b、318cにより、アクセスポート310が、作動したアクチュエータが位置する方向に曲がる。
別の例示的な実施形態では、アクチュエータは、アクセスポートの一部分の曲がる方向だけを制御する構成に配置することができる。図5は、このような1つの実施形態を例示している。図示されているように、アクセスポート410は、アクセスポート410の長さに沿って配置され、そのアクセスポート410の長さおよび外周面の周りに沿って互いに離間し、複数の縦列になった複数のEAPバンドアクチュエータ418a、418b、418c、419a、419b、419c、420a、420b、420cを含む。図6は、アクセスポート410の外周面において互いに離間したアクチュエータ418a、419a、420a、421aを示す、アクセスポート410の断面図を例示している。
図5に示されている構造により、アクセスポート410の一部の曲がる方向を選択的に変更することができる。具体的には、図3および図4を用いて既に説明したように、アクチュエータ418a、418b、418c、419a、419b、419c、420a、420b、420cの1つにエネルギーが選択的に供給されると、エネルギーが供給されたアクチュエータにより、このアクチュエータが取り付けられたアクセスポート410の部分が所望の方向に曲がる。例えば、アクチュエータが、軸方向に伸長して径方向に収縮するように構成されている場合、アクチュエータは、アクセスポート410の一部を、作動したアクチュエータの位置の反対方向に曲げることができる。これとは逆に、アクチュエータが、径方向に伸長して軸方向に収縮するように構成されている場合、このアクチュエータは、アクセスポート410の一部を、この作動したアクチュエータが位置する方向に曲げることができる。この構成は、特に、アクチュエータの近位部分、遠位部分、および中間部分などの様々な部分を異なる方向に曲げるのが望ましい場合に有効であろう。当業者であれば、アクチュエータの数および位置を様々に変更して、アクチュエータに沿った所望の位置で所望の方向に曲げることができることを理解できよう。
別の例示的な実施形態では、アクチュエータは、アクセスポートの一部を曲げて捩ることができる構成に配置することができる。例えば、図7に示されているように、アクチュエータ518、519、520の細長いバンドを、アクセスポート510の長軸Lに対してある角度をなすようにアクセスポート510の周りに配置することができる。アクチュエータ518、519、520は、図示されているように、アクセスポート510の遠位部分510bに近接して配置されているが、アクチュエータ518、519、520は、アクセスポート510の任意の部分に沿って配置してもよいし、その実質的な長さに沿って配置してもよい。使用の際は、アクチュエータ518、519、520の1つにエネルギーが供給されると、作動したアクチュエータが、軸方向に伸長して径方向に収縮するか、または逆に径方向に伸長して軸方向に収縮し、アクセスポート510が、アクチュエータの位置と反対方向に捩れて曲がるか、またはアクチュエータが位置する方向に捩れて曲がる。
当業者であれば、図3‐図7に示されているアクチュエータの様々な組合せを用いることができこと、アクチュエータが、様々な他の構成、形状、および大きさを有することができること、アクセスポートを所望の方向に変形するためにこのアクセスポートに対して実質的にあらゆる方向にアクチュエータを配置できることを理解できよう。当業者であれば、アクチュエータを可撓性アクセスポートに結合するのではなく、アクセスポートを形成するようにアクチュエータを構成できることも理解できよう。
使用の際は、電極を介して1または複数のアクチュエータにエネルギーを選択的に供給することができる。例示的な一実施形態では、各アクチュエータは、リターン電極および供給電極に結合することができる。この供給電極は、外部電源からアクチュエータにエネルギーを伝達できるように構成されている。これらの電極は、様々な技術を用いてアクチュエータに結合することができる。例えば、これらの電極は、チューブの内腔および側壁内に配置して、アクチュエータに結合することができる。別法では、これらの電極は、アクセスチューブの側壁内に埋め込んでもよいし、アクセスチューブの外面に沿って配置してもよい。これらの電極は、使用者がエネルギーを供給する1または複数のアクチュエータを選択できる外部制御機構に結合することもできる。外部制御機構は、使用者が供給するエネルギーの量を調節して、例えば曲がり具合などの動きの程度を制御できるように構成することもできる。外部制御機構は、当分野で周知の任意の機構にすることができるが、一実施形態では、ジョイスティックの動きがアクセスポート510の曲がる方向に一致するようなジョイスティックの形態にすることができる。
図8Aおよび図8Bは、図3のアクセスポート310などのアクセスポートを用いて、組織を介して手術部位にアクセスする例示的な1つの方法を例示している。図示されているように、アクセスポート310を皮膚390内に挿入し、アクセスポート310の内腔を介して体腔(不図示)にアクセスすることができる。様々な技術を用いて、組織を介してアクセスポート310を挿入することができるが、例示的な一実施形態では、上記したように、トロカール360をアクセスポート310を介して挿入し、この組立体は皮膚390を貫通し、体腔内に挿入することができる。次いで、トロカール360を引き抜き、アクセスポート310を残置し、組織を通る体腔まで通路を画定することができる。
移植されたら、図8Aに示されているように、アクセスポート310は、各アクチュエータ318a、318b、318cが作動していない垂直方向に長い線形構造、すなわちエネルギーがアクチュエータに供給されていない静止構造にすることができる。アクセスポート310を介した外科器具の挿入を容易にするため、またはその他の手術部位へのアクセスを容易にするために、図8Bに示されているように、アクセスポート310を、所望の横方向に曲げることができる。既に説明したように、これは、1つの電極316を介して、アクセスポート310に配置されたアクチュエータ318aなどの1つのアクチュエータに電気エネルギーを供給し、アクチュエータ318aの長さを変更し、これによりアクセスポート310を曲げて行うことができる。曲げる程度は、供給するエネルギーの量を調節して制御することができ、この横方向の曲げは、アクチュエータにエネルギーが供給されている間、維持することができる。アクチュエータ318aへのエネルギーの供給をストップして、アクセスポート310を静止構造に戻すことができる。他のアクチュエータを選択的に作動および作動停止し、単独または組み合わせてアクセスポート310の曲がる方向を変更することもできる。
当業者であれば、上記した実施形態から本発明の他の特徴および利点を理解できるであろう。例えば、このアクセスポートを、患者の手術領域の内腔の深さに一致する様々な長さのアクセスポートを備えるキットに含めることができる。このキットは、任意の数のサイズを含むことができる。別法では、病院のような施設は、アクセスポートのサイズおよび形状を所定数、在庫として備えることができる。したがって、本発明は、添付の特許請求の範囲の記載を除き、具体的に図示および説明したものに限定されるものではない。ここで言及した全ての刊行物および文献は、参照を以ってそれらの全てを本明細書の一部とする。
〔実施の態様〕
(1)外科用アクセスポートにおいて、
近位端部、遠位端部、およびこれらの両端部間に延在する内腔を有する可撓性の細長い部材と、
前記可撓性の細長い部材の少なくとも一部に結合され、エネルギーが供給されると寸法を変えて、前記可撓性の細長い部材の少なくとも一部の方向を変えるように構成された少なくとも1つのアクチュエータと、
を含む、外科用アクセスポート。
(2)実施態様(1)に記載のアクセスポートにおいて、
前記少なくとも1つのアクチュエータが、前記可撓性の細長い部材の少なくとも一部に沿って軸方向に配置されている、アクセスポート。
(3)実施態様(1)に記載のアクセスポートにおいて、
前記可撓性の細長い部材の外周面に離間して配置された複数のアクチュエータをさらに含む、アクセスポート。
(4)実施態様(3)に記載のアクセスポートにおいて、
前記複数のアクチュエータが、前記可撓性の細長い部材の長さに沿って互いに長手方向に離間している、アクセスポート。
(5)実施態様(1)に記載のアクセスポートにおいて、
前記少なくとも1つのアクチュエータが、前記可撓性の細長い部材の中心の長軸に対してある角度をなすように配置されている、アクセスポート。
(6)実施態様(1)に記載のアクセスポートにおいて、
前記少なくとも1つのアクチュエータが、前記可撓性の細長い部材の少なくとも一部を曲げるように構成されている、アクセスポート。
(7)実施態様(1)に記載のアクセスポートにおいて、
複数のアクチュエータをさらに含み、これらの各アクチュエータが、前記可撓性の細長い部材を所定の方向に曲げるように構成されており、前記可撓性の細長い部材を複数の所定の方向に曲げることができる、アクセスポート。
(8)実施態様(1)に記載のアクセスポートにおいて、
前記少なくとも1つのアクチュエータが、電気活性ポリマーを含む、アクセスポート。
(9)実施態様(1)に記載のアクセスポートにおいて、
前記少なくとも1つのアクチュエータが、内部に電気活性ポリマーおよびイオン流体を有する可撓性導電外側シェルを含む、アクセスポート。
(10)実施態様(1)に記載のアクセスポートにおいて、
前記少なくとも1つのアクチュエータが、少なくとも1つの可撓性導電層、電気活性ポリマー層、およびイオンゲル層を有する少なくとも1つの電気活性ポリマー複合材を含む、アクセスポート。
(11)実施態様(1)に記載のアクセスポートにおいて、
リターン電極および供給電極が、前記少なくとも1つのアクチュエータに結合されており、前記供給電極が、外部エネルギー源から前記アクチュエータにエネルギーを供給するように構成されている、アクセスポート。
(12)実施態様(1)に記載のアクセスポートにおいて、
前記少なくとも1つのアクチュエータが、エネルギーが供給されると、前記可撓性の細長い部材の長軸に対して軸方向に伸長して径方向に収縮し、これにより前記可撓性の細長い部材を、前記可撓性の細長い部材上の前記少なくとも1つのアクチュエータの位置と反対方向に曲げるように構成されている、アクセスポート。
(13)実施態様(1)に記載のアクセスポートにおいて、
前記少なくとも1つのアクチュエータが、エネルギーが供給されると、前記可撓性の細長い部材の長軸に対して径方向に伸長して軸方向に収縮し、これにより前記可撓性の細長い部材を、前記可撓性の細長い部材上の前記少なくとも1つのアクチュエータの位置と同じ方向に曲げるように構成されている、アクセスポート。
(14)外科用アクセスポートにおいて、
互いに結合された、内部に通路を画定している電気的に拡張および収縮可能な複数のアクチュエータを含み、
前記複数のアクチュエータが、エネルギーが供給されると、寸法を変えて前記通路の方向を変更するように構成されている、
外科用アクセスポート。
(15)手術部位に組織を介してアクセスするための方法において、
組織を介して可撓性アクセスポートを配置して、前記組織から手術部位に至る作業通路を形成するステップと、
前記可撓性のアクセスポートに結合された少なくとも1つの作動部材にエネルギーを供給して、前記作動部材の寸法を変更し、これにより前記可撓性アクセスポートの方向を変更するステップと、
を含む、方法。
(16)実施態様(15)に記載の方法において、
前記少なくとも1つの作動部材が、前記可撓性アクセスポートを線形構造から非線形構造に変形させる、方法。
(17)実施態様(15)に記載の方法において、
前記可撓性アクセスポートの少なくとも一部に沿った複数の作動部材をさらに含み、
前記作動部材の各々が、エネルギーが供給されると、前記可撓性の細長い部材を所定の方向に曲げ、これにより前記可撓性の細長い部材を複数の所定の方向に曲げることができる、
方法。
(18)実施態様(15)に記載の方法において、
前記少なくとも1つの作動部材にエネルギーを供給する前記ステップが、
第1の作動部材にエネルギーを供給して、前記可撓性アクセスポートを線形構造から第1の非線形構造に変更するステップと、
前記第1の作動部材へのエネルギー供給をストップして、前記第1の非線形構造から前記線形構造に変更するステップと、
第2の作動部材にエネルギーを供給して、前記可撓性アクセスポートを前記線形構造から第2の非線形構造に変更するステップと、
を含む、方法。
(19)実施態様(18)に記載の方法において、
前記第1の非線形構造と前記第2の非線形構造とが互いに異なっている、方法。
(20)実施態様(15)に記載の方法において、
外科器具を前記可撓性アクセスポート内に挿入するステップと、前記可撓性アクセスポートを前記外科器具の形状を補完するように曲げるステップと、をさらに含む、方法。
(21)実施態様(15)に記載の方法において、
前記少なくとも1つの作動部材に供給するエネルギーの量を変更して、前記可撓性の細長い部材の曲がり具合を変更するステップをさらに含む、方法。
従来技術のファイバーバンドル型EAPアクチュエータの断面図である。 図1Aに示されている従来技術のアクチュエータの径方向の断面図である。 複数のEAP複合層を有する従来技術のラミネート型EAPアクチュエータの断面図である。 図2Aに示されている従来技術のアクチュエータの複合層の1つの層の斜視図である。 トロカールおよび可撓性アクセスポートの例示的な一実施形態の組立分解斜視図である。 完全に組み立てられた構造の図3に示されているトロカールおよび可撓性アクセスポートの斜視図である。 可撓性アクセスポートの別の例示的な実施形態の斜視図である。 図5に示されている可撓性アクセスポートの線B‐Bに沿って切り取られた断面図である。 可撓性アクセスポートの別の例示的な実施形態の斜視図である。 組織内に配置された図3の可撓性アクセスポートを示す概略図である。 作動して横方向に曲がった図3の可撓性アクセスポートを示す概略図である。

Claims (11)

  1. 外科用アクセスポートにおいて、
    近位端部、遠位端部、およびこれらの両端部間に延在する内腔を有する可撓性の細長い部材と、
    前記可撓性の細長い部材の少なくとも一部に結合され、エネルギーが供給されると寸法を変えて、前記可撓性の細長い部材の少なくとも一部の方向を変えるように構成された少なくとも1つのアクチュエータと、
    を含む、外科用アクセスポート。
  2. 請求項1に記載のアクセスポートにおいて、
    前記少なくとも1つのアクチュエータが、前記可撓性の細長い部材の少なくとも一部に沿って軸方向に配置されている、アクセスポート。
  3. 請求項1に記載のアクセスポートにおいて、
    前記可撓性の細長い部材の外周面に離間して配置された複数のアクチュエータをさらに含む、アクセスポート。
  4. 請求項3に記載のアクセスポートにおいて、
    前記複数のアクチュエータが、前記可撓性の細長い部材の長さに沿って互いに長手方向に離間している、アクセスポート。
  5. 請求項1に記載のアクセスポートにおいて、
    前記少なくとも1つのアクチュエータが、前記可撓性の細長い部材の中心の長軸に対してある角度をなすように配置されている、アクセスポート。
  6. 請求項1に記載のアクセスポートにおいて、
    前記少なくとも1つのアクチュエータが、前記可撓性の細長い部材の少なくとも一部を曲げるように構成されている、アクセスポート。
  7. 請求項1に記載のアクセスポートにおいて、
    複数のアクチュエータをさらに含み、これらの各アクチュエータが、前記可撓性の細長い部材を所定の方向に曲げるように構成されており、前記可撓性の細長い部材を複数の所定の方向に曲げることができる、アクセスポート。
  8. 請求項1に記載のアクセスポートにおいて、
    前記少なくとも1つのアクチュエータが、電気活性ポリマーを含む、アクセスポート。
  9. 請求項1に記載のアクセスポートにおいて、
    前記少なくとも1つのアクチュエータが、内部に電気活性ポリマーおよびイオン流体を有する可撓性導電外側シェルを含む、アクセスポート。
  10. 請求項1に記載のアクセスポートにおいて、
    前記少なくとも1つのアクチュエータが、少なくとも1つの可撓性導電層、電気活性ポリマー層、およびイオンゲル層を有する少なくとも1つの電気活性ポリマー複合材を含む、アクセスポート。
  11. 外科用アクセスポートにおいて、
    互いに結合された、内部に通路を画定している電気的に拡張および収縮可能な複数のアクチュエータを含み、
    前記複数のアクチュエータが、エネルギーが供給されると、寸法を変えて前記通路の方向を変更するように構成されている、
    外科用アクセスポート。
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