JP2007029272A - 脱気モジュール付輸液セット及びそれに用いる輸液ポンプ - Google Patents

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圭介 田畑
Akio Kutsuzawa
章雄 沓澤
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Abstract

【課題】体内に薬液(輸液)の注入を行うための輸液セット、より具体的には輸液チューブを順次押圧しながら輸液を行うための安全性の高い輸液セット及び輸液ポンプの提供。
【解決手段】輸液セットは、薬剤が収納された容器から輸液ポンプにより患者に輸液を行なうための輸液セットであって、途中に脱気モジュール20を備えたことを特徴とする。また、ICタグ17をさらに備えたことを特徴とする。また、ICタグ17は、脱気モジュールの送液抵抗,脱気モジュールの種類,薬剤粘度に応じた駆動制御情報の情報のいずれかを記憶する記憶手段を備えたことを特徴とする。また、上述の輸液セットに用いる輸液ポンプである。
【選択図】図1

Description

本発明は、体内に薬液(輸液)の注入を行うための輸液セット、より具体的には輸液チューブを順次押圧しながら輸液を行うための安全性の高い輸液セット及び輸液ポンプに関するものである。また、気泡検出について必要に応じたアラーム条件を使用者(医療従事者)が行うことができるユーザーインターフェースを備えた輸液ポンプを提供することを目的とする。
輸液ポンプは、患者への薬液注入を長時間にわたり病院などで輸液チューブを含む輸液セットを用いて輸液を行なう際に自動的に管理するために使用される。輸液チューブの閉塞検出、気泡検出を行い、異常をきたす場合には、ブザー,動作インジケータなどで報知するような安全機構を備えることが義務づけられている。
このため、所定値以上の長さの気泡を検出するとアラームを発生するための条件に様々な工夫がなされている(特許文献1:特許3321620号公報)。しかしながら、人体に有害な気泡であることを認識するためにアラーム条件を厳しくすると、不必要なアラームが頻繁に発生し、輸液ポンプが停止し、満足な輸液が行なわれず、看護師等の医療従事者に過大な負担を強いることになる。
特許3321620号公報
本発明は、このような上記問題に鑑みてなされたものであって、簡単な構成で、操作性が極めて容易で気泡が注入される恐れがない輸液セット及びそれに用いる輸液ポンプを提供することを目的とする。
これらの問題を解決するために、本発明による輸液セットは、薬剤が収納された容器から輸液ポンプにより患者に輸液を行なうための輸液セットであって、途中に脱気モジュールを備えたことを特徴とする。また、ICタグをさらに備えたことを特徴とする。また、ICタグは、脱気モジュールの送液抵抗,脱気モジュールの種類,薬剤粘度に応じた駆動制御情報の情報のいずれかを記憶する記憶手段を備えたことを特徴とする。また、上述の輸液セットに用いる輸液ポンプである。
上記構成によれば、簡単な構成で、操作性が極めて容易で、気泡が注入される恐れがない輸液セット及びそれに用いる輸液ポンプが得られる。
以下に本発明の実施の形態であって、輸液容器を輸液バッグとし、輸液装置として蠕動式輸液ポンプを用いて輸液セットにより輸液容器から薬剤を注入する場合について説明する。
図1は、脱気モジュールを含む輸液セットの外観図の一例である。輸液を行なう場合の上流側から順に、びん針、点滴筒、脱気モジュール20、ICタグ17、ローラークランプ、エアベントフィルター、スライドクランプで構成されている。そして先端は注射針19aに接続される。
図2は、脱気モジュール20の構成の一例を示すものである。図2(a)は、長手方向の断面、図2(b)は、外観斜視図である。構造は、例えば内径2.4mm程度の輸液チューブ19の中に疎水性材料であるポリプロピレン製の外径0.3mm程度、内径0.2mm程度の多孔質中空糸膜20cを束ねてポッティング部20dでポッティングし、輸液剤の接触面積が5〜50cmで形成されている。輸液剤(薬剤)がこの中空糸の内部を流れ、溶存ガスを含む気泡がエアベント20aを設けた中空糸外面から通気フィルタ20bを経て放出される(通気フィルタ20bは必ずしも必要ではない。)。この、内部灌流式の脱気モジュール20を用いると、減圧装置を用いる必要がなく簡単な構造で、2000mL程度までの輸液総量に対し、1000mL/h程度までの輸液速度に対しても脱気ができる。より完全な脱気あるいは、より大きな輸液速度へ野脱気を図る場合通気フィルタ20bを介して減圧手段(不図示)に接続することが有効である。図2(a),(b)は、中空糸膜の内側に輸液剤が流れる、いわゆる内部灌流式を示しているが、図2(c)に示すように中空糸膜20cの外側に輸液剤が流れる、いわゆる外部灌流式も実施可能である。この場場合、中空糸20cをU字型に曲げて両端部をポッティング部20dで固定し、開口端をエアベント20aとして作用するようにする。
図3は、ICタグ(RFID;識別タグ)17の概略のブロック図である。図3において、ICタグ17は、アナログ入出力回路部1008とデジタル回路であるCPU1000とから構成されている。アナログ入出力回路部1008には、第1の無線通信部であるループアンテナ1007aに接続されることでアンテナ215を介して発信される所定周波数の無線をアンテナ1007aを介して受信する無線周波数回路(RF回路)1007が接続されている。この無線周波数回路1007にはCPU1000に対して所定電圧を供給する電源部1005と、読み取られた通信コマンド(薬剤データ等を含む)をデジタル信号化してCPU1000に送るための第1信号制御部1006aと、クロック信号を発生してCPU1000を起動及び駆動するクロック部1004とが接続されている。なお、CPU1000から送られた時間と流量に関するデジタル信号をアナログ信号に変換して無線周波数回路1007に送る第2信号制御部1006bを必要に応じて備えていてもよい。
一方、CPU1000は、ROM1002に接続されている。ROM1002には、薬剤に関する薬剤データ(薬剤識別データ等の薬剤そのものの識別データ、薬剤識別コード等の薬剤そのものの薬剤識別データ、標準医薬品コード標準医薬品番号(連番等)等の薬剤認識データ、それぞれの病院等の医療機関で定めた任意の番号,コード等の少なくともいずれかを含む)が記憶されている。さらに、脱気モジュールの送液抵抗,脱気モジュールの種類,薬剤粘度に応じた駆動制御情報の情報のいずれかが記憶されている。
1001は、フラッシュメモリ等のデータの書換え可能なE2PROMである。E2PROM1001には、薬剤の種類及び濃度と、輸液時における流量の上・下限値、時間と流量の双方またはいずれか一方の薬剤データ等、医師などの医療従事者が変更できないデータの記憶、医師などの医療従事者がデータ入力装置を用いて書換可能なデータ(担当医, 担当医コード,患者名,患者コード,病棟・病室等のコード等)を入力、記憶可能としている。RAM1003は、信号処理の際における記憶部として使用される。
このICタグ17は、大きな面積を占有するループアンテナ1007aに接続される集積回路チップをベース上に特殊印刷したものであり、これ自体には電源を有しておらず、ループアンテナで受信した電波による電磁誘導により発電を行い、この発電で回路を駆動することで読取り及び書換えを行うように構成されている。このICタグ17は、薬剤認識コードとしての役割を果たす。
次に、輸液ポンプを用いた場合の輸液について、図4、5に基づいて説明する。図3は輸液を行なう際の全体の説明図、図5は、輸液ポンプ1のブロック図である。輸液ポンプ(蠕動式輸液ポンプ)1の動作全体を制御するCPU(制御部)100、点滴プローブ101、点滴速度検出部101a、ドアの開閉の有無を検出するドア部検出回路102、輸液チューブ19の閉塞の有無を検出する閉塞検出回路103、輸液チューブ19内の所定長さ以上の気泡(エア)の有無を検出する気泡センサ104a,検出感度選択部104b,気泡検出回路104c、輸液流量,輸液速度等を設定・入力する設定/入力部105、輸液の開始,ICタグの読取り開始の指示を行うための開始スイッチ106、電源スイッチ107、ICタグの読取りを無線で行なうために無線通信部15を構成するアンテナ115,ICタグの読取部115a、モータ116を駆動させるためのモータ駆動回路116a、アラーム等のブザー117を駆動するためのブザー駆動回路117a、LEDなどの表示部118を駆動するための表示部駆動回路118a、動作インジケータ114を駆動するための動作表示部駆動回路114a、ナースセンター,院内ホストコンピュータ等とのデータ送受信のための外部通信部119、DC/AC電源120等で構成されている。気泡検出感度は、少なくとも2つ選択可能となっており、検出感度選択部104bで気泡検出感度を選択する。本願発明の脱気モジュールを備えた輸液セットを適用する場合、気泡検出感度を下げておいたほうがアラームの発生が抑えられる。ICタグ17の情報を読取り、CPU100により自動的に気泡検出感度を下げるような制御を行なってもよい。また、脱気モジュールの送液抵抗等の情報(データ)を基に、閉塞検出圧の補正も可能となる。
患者への輸液準備が整うと、輸液ポンプ1のドア12に設けられた操作パネル12aの開始スイッチ106の操作により、好ましくは13.56MHzの周波数を用いて、アンテナ115を介してICタグ17のデータが読取られる。読取られたデータのうち、少なくとも患者名、薬剤名が表示部118に表示される。看護師等の医療従事者は表示部118に表示された患者名等を確認の上、輸液を開始するために開始スイッチ106の操作により輸液開始を行う。輸液の状況は、点滴プローブによるフィードバック制御により行われる。ドアロックレバー12dでドア12をロックしたタイミングでICタグ17の情報の読取りを開始するようにするとよい。
輸液ポンプ1では上述したように、気泡,閉塞,バッテリ電位低下等各種のアラーム検出・表示機能を備えている。通常の輸液の状況では、LED等による動作インジケータ114が例えば緑色で動作し、アラームを報知する状況では例えば赤色で点灯(点滅)動作するようになっている。こうして、輸液ポンプにより、2000mL程度までの輸液総量、1000mL/h程度までの輸液速度に対しても脱気ができるので、輸液ポンプを用いても気泡が発生することがなく、輸液を行なうことができる。
以上、実施例に基づいて説明したが、本願発明は実施例に限定されるものでなく、適宜設定変更が可能である。
本発明の脱気モジュールを備えた輸液セットの全体構造を示す図である。 本発明の脱気モジュールを備えた輸液セットの全体構造を示す図である。 本発明のICタグのブロック図である。 本発明の脱気モジュールを備えた輸液セットを用いた輸液を行なう時の外観図である。 本発明の脱気モジュールを備えた輸液セットを適用する輸液ボンプのブロック図である。
符号の説明
1 蠕動式輸液ポンプ、17 ICタグ、19 輸液チューブ、115 アンテナ、115a ICタグ読取部

Claims (4)

  1. 薬剤が収納された容器から輸液ポンプにより患者に輸液を行なうための輸液セットであって、途中に脱気モジュールを備えたことを特徴とする輸液セット。
  2. ICタグをさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の輸液セット。
  3. 前記ICタグは、脱気モジュールの送液抵抗,脱気モジュールの種類,薬剤粘度に応じた駆動制御情報の情報のいずれかを記憶する記憶手段を備えたことを特徴とする請求項1〜2のいずれかに記載の輸液セット。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の輸液セットに用いる輸液ポンプ。
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