JP2007028294A - リニアアレーアンテナおよび該アンテナ用導体平板 - Google Patents

リニアアレーアンテナおよび該アンテナ用導体平板 Download PDF

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Abstract

【課題】 構造が簡単で、製造が容易で、かつアンテナ横幅の小さいリニアアレーアンテナを得る。
【解決手段】 おおむね平行に間隔hで対向させて配置した長さLとほぼ1/4波長の長さWの辺を持つ2枚の方形導体板と、前記2枚の方形導体板の対向する一方の長さLの辺同士を接続する長さLと長さhの辺を持つ方形側面導体板とからなる放射素子を複数有し、前記複数の放射素子を前記方形側面導体板の方向をそろえて所定の間隔で平面状に一列に直線的に配列すると共に、少なくとも前記放射素子の方形導体板のそれぞれ隣り合う長さWの辺同士を部分的に接続する接続導体板と、前記複数の放射素子に所定の励振をおこなう給電手段とを備えた。
【選択図】 図6

Description

この発明は、リニアアレーアンテナに関し、より詳細には、構造が簡単で、製造が容易で、かつアンテナ横幅の小さい水平偏波を水平面に放射するリニアアレーアンテナに関するものであり、さらには、携帯電話、PHS等の移動体通信基地局に使用される水平偏波水平面無指向性アンテナに関する。
移動体通信基地局用アンテナには、水平偏波の水平面無指向性が要求されることがある。一般には、素子アンテナを複数個垂直に並べてリニアアレーアンテナとし、高利得なアンテナとする。また、ユーザの要求に応じて、ビーム方向を水平方向から数度あるいは数十度チルトさせる。さらに、アンテナの横幅はなるべく小さいことが望ましい。したがって、移動体通信基地局用アンテナは、多くの場合、径が細い円筒状のレドームの中にリニアアレーアンテナを設置する。
水平偏波水平面無指向性を得るものとしては、例えば、特許第3551227号のように、トリプレート線路の周囲に一対のアンテナ素子を折り曲げて設け、トリプレート線路のストリップ導体から給電ピンで給電するものがある。また、特開2003−69332のように、一対のアンテナ素子を基板の上に折り曲げて設け、マイクロストリップ線路により給電するものがある。
さらに、特開2000−91835のように、キャビティ形状の導体の一面をスロットとし、マイクロストリップ線路により給電したスロットアンテナがある。この文献では、リニアアレーアンテナとする場合には、このスロットアンテナを放射スロットが交互に逆方向を向くようにして垂直方向に積み重ね、かつ交互に逆相給電している。
特許第3551227号特開2003−69332特開2000−91835
以上の水平偏波水平面無指向性アンテナのうち、特許第3551227号と特開2003−69332は、水平面無指向性を得るのに一対のアンテナ素子を使用しているため、素子数が多くなり、給電線路を含めたアンテナ構成が複雑となるという問題点がある。
また、特開2000−91835のリニアアレーアンテナでは、隣接するスロット素子に逆相給電するが、一般に放射スロットの長辺の長さは半波長であるため、素子間隔は半波長である。しかし、マイクロストリップ線路は一般に、1より大きい比誘電率を有する基板上に作成されるため、波長短縮が生じ、隣接するスロットを直列に給電すると、180°以上の位相遅れが生じ、逆相給電が困難である。したがって、マイクロストリップ線路をより長くして、360°×n+180°(n:整数)の位相遅れで逆相を得るなど、結果としてアンテナ全体の構造が複雑となる問題点がある。さらに、特開2000−91835では、ビームをチルトさせる方法については示されていない。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、構造が簡単で、製造が容易で、かつアンテナ横幅の小さい水平偏波を水平面に放射するリニアアレーアンテナを得ることを目的とする。
また、この発明は、構造が簡単で、製造が容易で、かつアンテナ横幅の小さい水平偏波水平面無指向性リニアアレーアンテナを得ることを目的とする。
この発明に係わるリニアアレーアンテナにおいては、おおむね平行に間隔hで対向させて配置した長さLとほぼ1/4波長の長さWの辺を持つ2枚の方形導体板と、前記2枚の方形導体板の対向する一方の長さLの辺同士を接続する長さLと長さhの辺を持つ方形側面導体板とからなる放射素子を複数有し、前記複数の放射素子を前記方形側面導体板の方向をそろえて所定の間隔で平面状に一列に直線的に配列すると共に、少なくとも前記放射素子の方形導体板のそれぞれ隣り合う長さWの辺同士を部分的に接続する接続導体板と、前記複数の放射素子に所定の励振をおこなう給電手段とを備えたものである。
この発明は、おおむね平行に間隔hで対向させて配置した長さLとほぼ1/4波長の長さWの辺を持つ2枚の方形導体板と、前記2枚の方形導体板の対向する一方の長さLの辺同士を接続する長さLと長さhの辺を持つ方形側面導体板とからなる放射素子を複数有し、前記複数の放射素子を前記方形側面導体板の方向をそろえて所定の間隔で平面状に一列に直線的に配列してリニアアレーアンテナを構成しており、所定の形状の導体平板を2箇所で折り曲げて断面がコの字型の放射素子を製作できるため、構造が簡単で、製造が容易で、かつアンテナ横幅の小さいリニアアレーアンテナを得られる。
また、前記hの寸法を使用波長に比べて十分に小さくすることにより、構造が簡単で、製造が容易で、かつアンテナ横幅の小さい水平偏波水平面無指向性リニアアレーアンテナを得られる。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係るリニアアレーアンテナの構成を示す斜視図である。図2は、この発明の実施の形態1に係るリニアアレーアンテナの構成を示す正面図である。図3は、この発明の実施の形態1に係るリニアアレーアンテナ用の導体平板を説明する図であり、導体平板によるリニアアレーアンテナの放射素子部の製造方法も説明する図である。なお、各図中、同一符号は同一又は相当部分を示す。
図1、図2において、この実施の形態1に係るリニアアレーアンテナには、断面(xz面)がコの字型に形成された導体であるコの字型導体1、コの字型導体2と、給電ピン3とが設けられている。コの字型導体1とコの字型導体2は、コの字型導体1がコの字型導体2を挟むように、交互に接続される。また、給電ピン3は、コの字型導体1の上面と下面を接続しており、1個のコの字型導体1につき1個設置される。ここで、図1、図2に示した座標系において、xz面を水平面として説明する。また、xz面に電界が平行な偏波を水平偏波、垂直な偏波を垂直偏波とする。
図2、図3において、コの字型導体1の幅Wは、コの字型導体2の幅W2より大きく、おおむね4分の1波長である。コの字型導体1の長さLは、おおむね2分の1波長以下である。給電ピン3は、コの字型導体1の上面の長さLの辺(以下辺A)の垂直2等分線上に設置される。また、コの字型導体1、2の高さhは波長に比べて十分に小さい。
次にこの実施の形態1に係るリニアアレーアンテナの動作について説明する。ここで、コの字型導体1はショートパッチアンテナとして動作する。ショートパッチアンテナとは、パッチアンテナの小型化のため、基本モードで励振された方形パッチアンテナの素子中央部に存在する零電位面を導体板により短絡したアンテナである。ここで、コの字型導体1の幅Wは使用波長のおおむね4分の1波長であるので、コの字型導体1の下面を放射パッチ、上面を放射パッチと大きさが同じ地板、側面を短絡板と見なすことができる。給電ピンは、コの字型導体1の上面の辺Aの垂直2等分線上に設置されているので、電流がコの字型導体1の下面の長さWの辺の方向に流れ、水平偏波が励振される。
また、パッチアンテナからの放射は、一般に開放境界に流れる磁流からの放射と見なすことができる。ショートパッチアンテナの場合は、図2において、磁流4、磁流5、磁流6からの放射と見なすことができる。このうち、磁流5と磁流6は逆向きであるので、磁流5と磁流6からの放射は水平面(xz面)では互いに打ち消し合い、磁流5と磁流6の寄与を無視することができる。すなわち、磁流4のみが放射に寄与する。したがって、水平偏波が水平面に放射される。また、一般に、アンテナからのビームの電力半値幅は、(波長/アンテナ開口径)に比例する。この実施の形態1のリニアアレーアンテナでは、上記のようにコの字型導体1、2の高さhを波長に比べて十分に小さくした場合を例示しており、磁流4が流れる開放境界の高さhが波長より十分小さい場合には、水平偏波が水平面でほぼ無指向性となる放射パターンが得られる。
複数個のコの字型導体1はリニアアレーアンテナを構成しており、素子間隔(L+L)をグレーティングローブが発生しない寸法とすることが望ましい。例えば、水平面にビームを向ける場合は、素子間隔を1波長以下とする。また、ビームを水平面からθ0だけ傾いた面まで振る場合は、素子間隔を{波長/(1+|sinθ0|)}以下とする。
それぞれのコの字型導体1に同位相で給電すると、水平方向にビームを向けることができる。また、コの字型導体1ごとに所定の給電位相を与えると、水平面からチルトした方向にビームを向けることもできる。
この発明に係わるリニアアレーアンテナは、y方向に立てて使用することが想定され、コの字型導体2の幅W2は、板厚・材質なども考慮し、機械的強度を得られるよう設計する。なお、y方向に立てて使用する以外の使用もでき、使用状況を考慮して設計すれば良い。
さらに、このリニアアレーアンテナは、図3に示したような形状の導体平板を、図3の点線で直角に折り曲げることにより製作することができる。従って、導体平板の型抜き及びプレスまたは板金加工などの製造方法により、リニアアレーアンテナの主要部分である放射素子部を形成するコの字型導体部を容易に量産できる。
また、図3におけるコの字型導体2に対応する部位の形状は、上記図3の例示に限らず、適宜変形、片側の幅W2の部位のみ残し他方の幅W2の部分を削除したり、また、幅hの部位も適宜変形、一部分または全部を削除しても良い。
以上のように、この発明によれば、構造が簡単で、製造が容易であり、かつアンテナ横幅の小さいリニアアレーアンテナを得られるという効果を奏する。
また、上記説明のように、コの字型導体1、2の高さhを波長に比べて十分に小さくすることにより、構造が簡単で、製造が容易で、かつアンテナ横幅の小さい水平偏波水平面無指向性リニアアレーアンテナを得られるという効果を有する。
実施の形態2.
図4は、この発明の実施の形態2に係るリニアアレーアンテナの構成を示す斜視図である。この実施の形態2は、実施の形態1で示したリニアアレーアンテナについてマイクロストリップ線路により給電する場合を例示するものである。図4において、7は誘電体基板、8はストリップ導体、9は結合器、10は分配器、11は給電ピン3と結合器9または分配器10を接続するためにコの字型導体1及び誘電体基板7に設けた穴である。
この実施の形態2に係るリニアアレーアンテナでは、図4に示すようにコの字型導体1、2の上面にストリップ導体8が設けられた誘電体基板7が設置されている。このようにして、ストリップ導体8と、グランド導体となるコの字型導体1、2の上面からマイクロストリップ線路が構成されている。
実施の形態2は、マイクロストリップ線路の這わせ方まで特定するものではないが、ストリップ導体8は、結合器9あるいは分配器10などを介して、給電ピン3に接続される。給電ピン3は、コの字型導体1の上面に空けた穴11を通り、コの字型導体1の下面に接続される。なお、給電ピン3は、コの字型導体1の上面に電気的に接続させないようにコの字型導体1の上面に空けた穴11を貫通させている。
以上のように構成され、コの字型導体1でなる複数個の放射素子は、マイクロストリップ線路により、給電ピンを介して、所望のビームを得るのに適当な振幅、位相でそれぞれ給電される。
なお、ここでは誘電体基板7が1層の場合を例示して説明したが、誘電体基板の層数はこれに限らず複数でもよく、1層に特定するものではない。
また、図5は、図4に示すリニアアレーアンテナのyz面での断面構成の一例を示す断面図である。誘電体基板7には、図5に例示するように空気層12が含まれていても良い。図5のように空気層12がある場合は、誘電体基板7をスペーサ等で支持する。
以上のように、給電用のマイクロストリップ線路をコの字型導体1、2の上に設置することにより、構造が簡単で、製造が容易であり、かつアンテナ横幅の小さいリニアアレーアンテナを得られるという効果を奏する。
また、コの字型導体1、2の高さhを波長に比べて十分に小さくすることにより、構造が簡単で、製造が容易で、かつアンテナ横幅の小さい水平偏波水平面無指向性リニアアレーアンテナを得られるという効果を有する。
実施の形態3.
図6は、この発明の実施の形態3に係るリニアアレーアンテナの構成を示す斜視図である。この実施の形態3は、実施の形態1で示したリニアアレーアンテナについてスロットを介した電磁結合により給電する場合を例示するものである。図6において、13はコの字型導体1の上面に形成されたスロットであり、スロット13を介した電磁結合により給電する構成である。なお、スロット13は実施の形態1の給電ピンについての説明同様であり、コの字型導体1の上面の辺Aの垂直2等分線上に形成するので、電流がコの字型導体1の上面の長さWの辺の方向に流れ、水平偏波が励振される。
図6において、この実施の形態3に係るリニアアレーアンテナには、コの字型導体1、2の上面に、誘電体基板7が設置されている構成を例示する。また、誘電体基板7の上面には、ストリップ導体8が設置されている。ストリップ導体8は、コの字型導体1、2の上面をグランド導体として、マイクロストリップ線路を構成している。
また、コの字型導体1の上面には、スロット13が空けられている。スロット13は、1つのコの字型導体1につき1つ設けられる。ここで、長方形のスロット13の長辺は、スロット13の上の誘電体基板7に這い回されたマイクロストリップ線路の向きと直交しており、また、辺Aと平行である。したがって、マイクロストリップ線路によりスロット13を介して、コの字型導体1の下面(パッチ)が共振し、電流はコの字型導体1の下面の長さWの方向に流れ、水平偏波が励振される。コの字型導体1の下面の長さWが共振する長さになっているため、結合用のスロット13は共振しなくてもよく、長方形のスロット13の長辺の長さは1/2波長より短い。なお、スロット13の形状は、図6に例示したような長方形に限るものではなく、H型等あらゆる構造が考えられる。
また、この実施の形態3では、マイクロストリップ線路のストリップ導体5の這わせ方まで特定する必要はなく、ストリップ導体5は、結合器6あるいは分配器7などを介して、スロット13の長辺と直交するように配置する場合を例示する。そして、スロット13を介した電磁結合によりコの字型導体1に給電される。
以上のように構成され、コの字型導体1でなる複数個の放射素子は、マイクロストリップ線路により、スロット13を介して、所望のビームを得るのに適当な振幅、位相でそれぞれ給電される。
なお、ここでは誘電体基板7が1層の場合を例示して説明したが、誘電体基板の層数はこれに限らず複数でもよく、1層に特定するものではない。
また、前記実施の形態2で説明したように、誘電体基板7には空気層9が含まれていても良い。
ここで、移動体通信基地局用アンテナでは、給電ピン、コネクタなど入出力に非直線性のある受動部品を使用すると、PIM(Passive Intermodulation)が発生し通信に悪影響を与える。しかし、この実施の形態3のように、スロットを介した電磁結合によりコの字型導体1でなる放射素子に給電すると、給電ピンを使用する場合と比較して、PIMの発生を抑制できるという利点がある。また、給電ピンを使用しないので、製造がさらに簡易になるという効果がある。
以上のように、コの字型導体1、2の上に設置したマイクロストリップ線路からスロット13を介した電磁結合により給電することにより、給電ピンを使用する場合と比較して、PIMが小さく、構造が簡単で、製造がさらに容易であり、かつアンテナ横幅の小さいリニアアレーアンテナを得られるという効果を奏する。
また、コの字型導体1、2の高さhを波長に比べて十分に小さくすることにより、水平偏波水平面無指向性リニアアレーアンテナを得られるという効果を有する。
実施の形態4.
図7は、この発明の実施の形態4に係るリニアアレーアンテナの構成を示す斜視図である。この実施の形態4は、実施の形態2で示したリニアアレーアンテナについて、給電線路などをマイクロストリップ線路ではなくトリプレート線路により構成した場合を例示するものである。図7において、14はコの字型導体1、2の上面に設けた2層の誘電体基板、15は誘電体基板14の外側に設けられたグランド導体であり、誘電体基板14の層間に形成されたストリップ導体8、結合器9、分配器10、およびグランド導体15とコの字型導体1、2の上面によりトリプレート線路が構成されている。また、結合器9または分配器10は給電ピン3と接続されている。
以上のようにトリプレート線路により給電線路を構成すれば、給電線路からの不要放射を抑制できるという利点を有する。
なお、ここでは誘電体基板14が2層の場合を例示して説明したが、誘電体基板の層数はこれに限らず、3層以上でもよく2層に特定するものではない。
また、誘電体基板14には、空気層が含まれていても良い。
また、図7は、実施の形態2で示した給電ピン3を介して給電する場合について、給電線路などをマイクロストリップ線路ではなくトリプレート線路により構成した場合を例示するものであるが、実施の形態3で示したスロット13を介して給電する場合について、給電線路などをマイクロストリップ線路ではなくトリプレート線路により構成した場合にも同様に給電線路からの不要放射を抑制できるという利点を有する。
以上のように、コの字型導体1、2の上に設置したトリプレート線路により給電することにより、給電線路からの不要放射が少なく、構造が簡単で、製造が容易であり、かつアンテナ横幅の小さいリニアアレーアンテナを得られるという効果を奏する。
また、コの字型導体1、2の高さhを波長に比べて十分に小さくすることにより、水平偏波水平面無指向性リニアアレーアンテナを得られるという効果を有する。
この発明の実施の形態1に係るリニアアレーアンテナの構成を示す斜視図である。 この発明の実施の形態1に係るリニアアレーアンテナの構成を示す正面図である。 この発明の実施の形態1に係るリニアアレーアンテナ用の導体平板および放射素子部の製造方法を説明する図である。 この発明の実施の形態2に係るリニアアレーアンテナの構成を示す斜視図である。 図4に示すリニアアレーアンテナのyz面での断面構成の一例を示す断面図である。 この発明の実施の形態3に係るリニアアレーアンテナの構成を示す斜視図である。 この発明の実施の形態4に係るリニアアレーアンテナの構成を示す斜視図である。
符号の説明
1、2 コの字型導体、3 給電ピン、4、5、6 磁流、7 誘電体基板、8 ストリップ導体、9 結合器、10 分配器、11 穴、12 空気層、13 スロット、14 誘電体基板、15 グランド導体。

Claims (12)

  1. おおむね平行に間隔hで対向させて配置した長さLとほぼ1/4波長の長さWの辺を持つ2枚の方形導体板と、前記2枚の方形導体板の対向する一方の長さLの辺同士を接続する長さLと長さhの辺を持つ方形側面導体板とからなる放射素子を複数有し、前記複数の放射素子を前記方形側面導体板の方向をそろえて所定の間隔で平面状に一列に直線的に配列したリニアアレーアンテナであって、少なくとも前記放射素子の方形導体板のそれぞれ隣り合う長さWの辺同士を部分的に接続する接続導体板と、前記複数の放射素子に所定の励振をおこなう給電手段とを備えたことを特徴とするリニアアレーアンテナ。
  2. 前記給電手段は、前記放射素子の2枚の方形導体板の同じ側に配置された一方の面と前記方形導体板の一方の面のそれぞれ隣り合う長さWの辺同士を部分的に接続する前記接続導体板とからなる導体板をグランド導体とすると共に前記導体板から一定間隔を隔ててストリップ導体を配置して形成したマイクロストリップ線路と、前記放射素子毎に前記方形導体板の長さLの辺のおおむね垂直2等分線上に設けられ、前記方形導体板の一方の面に設けた穴を貫通して前記ストリップ導体と前記方形導体板の一方の面に対向させて配置した方形導体板とを接続する給電ピンとを備えたことを特徴とする請求項1記載のリニアアレーアンテナ。
  3. 前記給電手段は、前記放射素子の2枚の方形導体板の同じ側に配置された一方の面と前記方形導体板の一方の面のそれぞれ隣り合う長さWの辺同士を部分的に接続する前記接続導体板とからなる導体板をグランド導体とすると共に前記導体板から一定間隔を隔ててストリップ導体を配置して形成したマイクロストリップ線路と、前記放射素子毎に前記方形導体板の一方の面に設けられ、前記ストリップ導体と前記方形導体板の一方の面に対向させて配置した方形導体板とを電磁結合するスロットとを備えたことを特徴とする請求項1記載のリニアアレーアンテナ。
  4. 前記マイクロストリップ線路に代えて、前記放射素子の2枚の方形導体板の同じ側に配置された一方の面と前記方形導体板の一方の面のそれぞれ隣り合う長さWの辺同士を部分的に接続する前記接続導体板とからなる導体板をグランド導体とすると共に前記導体板から一定間隔を隔ててストリップ導体を配置し、さらに、前記ストリップ導体から一定間隔を隔ててグランド導体となる導体板を配置して形成したトリプレート線路を備えたことを特徴とする請求項2又は請求項3記載のリニアアレーアンテナ。
  5. 一枚の導体平板上に形成された形状であって、前記方形側面導体板の長さLの辺のそれぞれに続けて前記放射素子の方形導体板を延在させた形状の放射素子部が前記所定の間隔で前記方形側面導体板の長さLの辺のそれぞれが前記導体平板上の間隔hで配置された直線Mと直線N上に並ぶように複数個配列され、少なくとも前記放射素子部の前記方形導体板のそれぞれ隣り合う長さWの辺同士を部分的に接続する前記接続導体板が配置された形状の導体平板を、前記直線Mと直線Nの2箇所で折り曲げて製作した断面がコの字型の前記放射素子と前記接続導体とを備えたことを特徴とする請求項1記載のリニアアレーアンテナ。
  6. 一枚の導体平板上に形成された形状であって、前記方形側面導体板の長さLの辺のそれぞれに続けて前記放射素子の方形導体板を延在させた形状の放射素子部が前記所定の間隔で前記方形側面導体板の長さLの辺のそれぞれが前記導体平板上の間隔hで配置された直線Mと直線N上に並ぶように複数個配列され、少なくとも前記放射素子部の前記方形導体板のそれぞれ隣り合う長さWの辺同士を部分的に接続する前記接続導体板が配置され、かつ、前記接続導体が接続する前記放射素子の方形導体板の長さLの辺のおおむね垂直2等分線上に前記穴を設けた形状の導体平板を、前記直線Mと直線Nの2箇所で折り曲げて製作した断面がコの字型の前記放射素子と前記接続導体とを備えたことを特徴とする請求項2、3、又は4記載のリニアアレーアンテナ。
  7. 一枚の導体平板上に形成された形状であって、前記方形側面導体板の長さLの辺のそれぞれに続けて前記放射素子の方形導体板を延在させた形状の放射素子部が前記所定の間隔で前記方形側面導体板の長さLの辺のそれぞれが前記導体平板上の間隔hで配置された直線Mと直線N上に並ぶように複数個配列され、少なくとも前記放射素子部の前記方形導体板のそれぞれ隣り合う長さWの辺同士を部分的に接続する前記接続導体板が配置され、かつ、前記接続導体が接続する前記放射素子の方形導体板に前記スロットを設けた形状の導体平板を、前記直線Mと直線Nの2箇所で折り曲げて製作した断面がコの字型の前記放射素子と前記接続導体とを備えたことを特徴とする請求項2、3、又は4記載のリニアアレーアンテナ。
  8. 前記hの寸法を使用波長に比べて十分小さくしたことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載のリニアアレーアンテナ。
  9. 金属板を打ち抜き加工により製作したことを特徴とする請求項5、6、又は7記載の導体平板。
  10. 金属板を放電加工により製作したことを特徴とする請求項5、6、又は7記載の導体平板。
  11. 前記hの寸法を使用波長に比べて十分小さくしたことを特徴とする請求項9又は請求項10記載の導体平板。
  12. 請求項9、10、又は11記載の導体平板を、前記直線Mと直線Nの2箇所で折り曲げて製作した断面がコの字型の前記放射素子と前記接続導体とを備えたことを特徴とする導体平板。
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