JP6730290B2 - グランドプレーンの上のサンドイッチされた放射素子を使用するとともにストリップラインによって供給されるアンテナアレイ - Google Patents

グランドプレーンの上のサンドイッチされた放射素子を使用するとともにストリップラインによって供給されるアンテナアレイ Download PDF

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Description

本発明は、サンドイッチされた放射素子と、当該放射素子への/からの信号のストリップライン伝送供給部とを有するアンテナアレイに関する。アンテナアレイはアセンブリのような層状のプリント回路基板の一部として実装される。
従来の自己補対アンテナ(例えばボウタイアンテナ)は、放送用UHFテレビジョン信号の受信のためなどの様々な目的のために利用されてきた。単一のボウタイアンテナを利用することができるが、ボウタイアンテナのアレイは一般に利得を増加させるために利用され、例えば、アンテナアレイは同一面にすべて配された4つのアクティブボウタイアンテナ素子を有する。バラン(平衡不平衡)変成器は通常、アンテナインピーダンスと供給ラインのインピーダンスを整合させるべく、伝送線路にボウタイアンテナ素子を連結するために使用される。
別のアンテナ設計はパッチアンテナ構造を利用する。例えば、パッチアンテナは、グランドプレーンから離れて配置された導体素子を利用することもある。パッチアンテナは、利得を増やすため、および/または所望の放射パターンを達成するために、複数の放射素子を利用することもある。
広い走査能力を有する実際的な広帯域アンテナアレイの設計と構成は困難であることが証明されている。多くのアンテナが、伝送機構に対する放射素子のインピーダンス整合を与えるために、供給機構の一部としてバランの使用を必要とする。バランは固有の信号を喪失しており、広い周波数範囲にわたって最適な信号伝達特性未満しかない可能性がある。かなりの数の放射素子を利用するアンテナアレイについて、バランは恐らく放射素子または放射素子の群の各々を供給することを必要とされる可能性がある。1つ以上のバランを有することに関連するこうした困難に加えて、上記のようなアンテナアレイは製造するのにコストがかかる。ダイポールアンテナが、とりわけバランを用いることなく、使用される場合、供給地点の対称性を維持するのは難しい。
広帯域アンテナアレイの望ましい特性は、アンテナアレイの物理的な運動を必要とすることなく、水平または垂直な偏波を選択する能力である。多くの従来のアンテナアレイは、偏波の変化をもたらすためにアンテナアレイの物理的な回転/動作を要求する単一の固定された偏波配向を有する。これは実行可能であるが、アンテナアレイの物理的な回転/配向を制御するために必要な追加の構造体を犠牲にする。こうした実施には、構造体の費用の追加とメンテナンスの向上を伴う。こうした困難の少なくとも一部を最小限に抑えるコスト効率の良い実際的な広帯域アンテナアレイに対するニーズが存在する。
本発明の目的は、以下の方法の1つ以上において改善をもたらすアンテナアレイを提供することである。アンテナ配置、例えば、ボウタイアンテナは、通常は必要なバラン構造体が不要となる。ボウタイアンテナは、例えば、上面と下面で積層されて、非対称的な供給に係る問題を実質的に取り除くために、ストリップラインとスロット供給機構の使用を促す。列と行の上記のようなアンテナのアレイでは、アレイを移動させることなく、垂直偏波、水平偏波、または垂直と水平の二偏波を選択することができる。アンテナアレイは多層プリント回路基板製造技術を使用して経済的に製造可能である。
本発明の典型的な実施形態に従って、アンテナアレイは、列と行の第1の面に配された第1のボウタイアンテナセルを有する。さらなるボウタイアンテナセルは、列と行の第1の面に平行な第2の面に配され、このボウタイアンテナセルは第1のボウタイアンテナセルに垂直に位置合わせされるとともに第1のボウタイアンテナセルとまったく同じものである。第1と第2の面の間に配置された第1のストリップラインは、第1と第2のボウタイアンテナセルへ/からRF信号を運ぶ。スロット供給部は、第1のストリップラインと、第1と第2のボウタイアンテナセルの各々との間でRF信号を連結する。第1と第2の面に平行な第3の面の導電層は、第1と第2のボウタイアンテナセルから/へ放射された信号のグランドプレーンとして機能する。
本発明の典型的な実施の特徴は、本記載、請求項、および添付の図面から明白になる。
本発明の実施形態に係るアンテナアレイの一部の簡略化した平面図を提供する。 本発明の実施形態に係るアンテナアレイの1個のボウタイ素子の代表的なセルを例証する。 本発明の実施形態に係る複数の2×2セルからなる典型的なアンテナアレイの平面図を提供する。 本発明の実施形態に係るアンテナアレイのセルの描写的な構造体の側面図である。 他の層と関連付けたアンテナアレイの典型的なセルの層の平面図である。 他の層と関連付けた供給層(5)を示す平面図である。 他の層と関連付けた供給層(2)を示す平面図である。 本発明の実施形態に従って様々な操作程度の反射減衰量を表わすグラフである。 アンテナアレイの実施形態の面に対する様々な角度の利得を表す放射パターンのグラフである。 アンテナアレイの実施形態の面に対する様々な角度の利得を表す放射パターンのグラフである。
図1は、本発明の実施形態に係るアンテナアレイの一部(100)の平面図を示す。例証された一部(100)では、導電性の放射素子(105)、(110)、および(115)は、グランドプレーン(120)の上に配置された状態で示されている。破線の長方形のボックス(125)によって囲まれた放射素子(110)と(115)の一部は、図1の通常の縦配向で示すような水平偏波を備えた1つのダイポールアンテナを定義する。本明細書で使用されるように、水平偏波と垂直偏波への言及は、アンテナアレイの面のアンテナアレイの90度の回転が相対的な偏波を変更させるように、アンテナアレイの物理的な配向に依存する。破線の長方形のボックス(130)によって囲まれた放射素子(105)と(110)の一部は、垂直偏波を備えた1つのアンテナを定義する。以降、それぞれのアンテナをアンテナ(125)とアンテナ(130)と呼ぶ。
例証される実施形態では、導電性の放射素子は、アンテナ(125)と(130)が典型的なボウタイアンテナを形成するように、実質的に正方形である。ボウタイアンテナの導電性の放射表面は、それぞれの供給機構(135)と(140)から、アンテナの軸に対して横方向の対向する頂点間の中央線によって定義されたアンテナの有効端部へと外側に拡大する。正方形の連続的な放射表面は、隣接するアンテナのそれぞれの端部が一緒に接続されるように、アンテナの有効端部を越えて伸びることに留意する。
各放射素子は、2対の端部と端部のアンテナ、つまり、1対の水平偏波アンテナと1対の垂直偏波アンテナの一部として機能する。この関係を例証するものとして、素子(110)の上半分は垂直偏波を有するボウタイアンテナ(130)の下側部分を形成し、素子(110)の下半分は、垂直偏波を有するボウタイアンテナより下の隣接部の上側部分を形成し、素子(110)の左半分は水平偏波を有する左側に隣接するボウタイアンテナの右側部分を形成し、素子(110)の右半分は、水平偏波を有するボウタイアンテナ(125)の左側部分を形成する。水平偏波ボウタイアンテナまたは垂直偏波ボウタイアンテナだけが供給システムを介して外部装置、例えば、受信機および/または送信機に連結可能となるように、例証的なアンテナアレイは、水平偏波アンテナと垂直偏波アンテナのための別々で独立した供給機構を備える。代替的に、水平偏波ボウタイアンテナと垂直偏波ボウタイアンテナは、同時に選択可能であり、外部装置に連結可能である。この場合には、それぞれの放射素子が4つのアクティブアンテナの一部として機能する。したがって、アンテナアレイは、アンテナアレイ自体のいかなる動作も配向の変更も必要なく、水平偏波、垂直偏波、または水平と垂直の両方の偏波で作動することもある。
水平偏波または垂直偏波の1つだけがアンテナアレイに選択されるとき、各放射素子は2つの異なる隣接するダイポールの一部として有効に機能する。垂直偏波がアンテナアレイに選択されたと仮定すると、アンテナアレイ上の各列の各放射素子は、一緒に接続されたそれぞれの端部を有する2つの隣接アンテナの一部として機能する。同様に、アンテナアレイ上の各行の各放射素子は、一緒に接続されたそれぞれの端部を有する2つの隣接する水平偏波アンテナの一部として機能する。
水平偏波がアンテナアレイに選択された場合、アンテナアレイの各行の各放射素子は2つの隣接アンテナの一部として機能する。例えば、放射素子(110)の右側部分と放射素子(115)の左側部分は、1つの水平偏波アンテナ(125)として機能する。放射素子(110)の左側の放射素子(145)の右側部分と組み合わせた放射素子(110)の左側部分は、別の水平偏波アンテナとして機能する。同様に、その右側部分に放射素子(145)の左側部分を組み合わせた放射素子(115)の右側部分は、別の水平偏波アンテナを形成する。こうした水平偏波アンテナの各々は、RF信号をアンテナに結び付けるために別々のそれぞれの供給機構を有する。同様に、アンテナアレイの各行の各放射素子は2つの隣接アンテナの一部として機能する。
同時の水平および垂直偏波がアンテナアレイに選択されるとき、各放射素子は4つのアンテナの一部として効果的に機能する。例えば、放射素子(110)は4つの異なるアンテナの一部として機能する。放射素子(110)の上側部分は垂直偏波アンテナ(130)の一部として機能し、放射素子(110)の下側部分は、放射素子(110)より下の素子(145)で作られた別の垂直偏波アンテナの一部として機能する。放射素子(110)の右側部分は水平偏波アンテナ(125)の一部として機能し、放射素子(110)上の左側部分は、放射素子(110)の左側の素子(145)を備えた別の水平偏波アンテナの一部である。
図2は、アンテナアレイの典型的な水平偏波型自己補対アンテナセル(150)を例証する。水平偏波ボウタイアンテナ(125)は、素子(110)の一部である左の放射素子と、素子(115)の一部である右の放射素子を含む。アンテナ(125)の位置合わせした鏡像である別の水平偏波ボウタイアンテナは、アンテナ(125)の面の下でかつその面に平行に間隙を置いた面に配置される。すなわち、放射素子(111)は(110)の放射素子の例証された部分と実質的に同一の寸法を有し、放射素子(116)は放射素子(115)の例証された部分と実質的に同一の寸法を有する。図1を参照して記載された放射素子の各々は、図1に示される放射素子を含む面の下の面に配された鏡像複製放射素子を有する。以下により詳細に記載されるように、鏡像放射素子は、図1に記載されるような放射素子と同時に駆動される。グランドプレーン(120)は、放射素子より下の間隔を置いて配された平行な別の面にある。
図2に示されるように、矢印(155)は、グランドプレーン(120)から遠ざかり、かつ一般にアンテナの面に垂直な方向におけるセル(150)からの直接放射を表わす。矢印(160)は、グランドプレーン(120)に向かう方向における、セル(150)、例えば、とりわけ素子(111)と(116)からの直接放射を表わす。矢印(165)は、矢印(155)によって表される放射と実質的に平行なグランドプレーン(120)からの反射された放射を表す。反射された放射(165)がアンテナとアンテナアレイの面に垂直な合成放射を最大限にするために放射(155)と実質的に同相となるように、下方の面で形成されたアンテナから、意図した動作周波数範囲の最低周波数における波長の約1/4の距離、グランドプレーン(120)を位置付けることが望ましい。
図3は、本発明の実施形態に係るアンテナアレイ(300)の代表的な平面図を示す。相当な数の放射素子の列(305)と行(310)がある。L形の領域(315)は、図1に示される部分(100)に対応する。例証的な正方形領域(140)は、2つの水平偏波アンテナと2つの垂直偏波アンテナを含む代表的な2×2セルを定義する。水平偏波供給機構(135)と垂直偏波供給機構(140)は、隣接する放射素子を接続する短い水平線と垂直線それぞれによって表される。放射素子の各頂点は、アンテナアレイ(300)の縁に沿って配置された放射素子を例外として、隣接する放射素子の頂点によってアンテナ供給地点を形成する。理解されるように、アンテナアレイの縁の放射素子は、アンテナアレイのそれぞれの列または行で終了し、それによって、それ以上放射素子は供給されないので、供給機構は不要となる。アンテナアレイの右側縁で示されるように、放射素子の右端の列は、隣接する左の列で対応する放射素子を有する最終的に水平に配向されたボウタイアンテナを完成させるために、通常の放射素子の2分の1を使用して形成されてもよい。アンテナアレイの上端で示されるように、放射素子の最上位の行は、右端の列の放射素子を除いて、完全な正方形形状の放射素子を使用して形成されてもよい。最後の右の放射素子を除いて、行の完全な正方形形状の放射素子が望ましい。なぜなら、各々は、水平と垂直のボウタイアンテナを完成させるために完全な正方形形状の領域を必要とする水平と垂直の両方の機構を有するためである。
図4は、アンテナアレイの典型的なアンテナの描写的な側面図を示す。アンテナアレイは、プリント回路基板タイプの構造体中の複数の隣接層によって形成される。好ましくは、導電面を形成するために銅が使用され、異なる層上の導電面間に電気的導通をもたらすために導電性のバイアが使用される。様々な誘電材料が以下に記載される導電層間の層として使用される。
「層」は、アンテナとRFの放射特性に関連する層を指し、「供給層」とは、アンテナへの/からのRF信号の結合に関連する層を指す。層(4)は、図1に示されるように、(105)、(110)、(115)、および(145)のような放射素子を含む。層(2)は、層(4)の複製鏡像放射素子である放射素子を含み、例えば、層(2)は、放射素子(110)と(115)の複製鏡像である、図2に示されるような放射素子(111)と(116)を含んでいる。層(1)はRFグランドプレーン(120)を形成する。層(4)と(2)との間の誘電材料に配置された層(3)は、RF信号のストリップライン供給部として機能するとともに層(4)と層(2)上の導電路と連携したストリップラインとして機能する、導電路を含む。
層(1)の下に位置する供給層は、RF信号供給システムの一部として機能する。導電性の供給層(6)は、層(1)にはんだなどによって接続され、したがってRF接地の一部である。導電性の供給層(4)と(3)は互いに導通され、接地システムの一部である。アンテナアレイの底部に隣接する導電層(1)は接地システムの一部でもある。供給層(5)と供給層(2)は、それぞれのグランドプレーン間の誘電材料に各々配置された導電路を含み、アンテナアレイの底部のそれぞれの接続接点(405)と(410)からの別々の水平および垂直偏波RF信号を、層(3)上のそれぞれのストリップライン(430)と(440)へ/から伝達するストリップラインとして機能する。接続接点(415)と(420)は、外部装置との接続のための接地接続接点を提供する。
複数の垂直のバイア、つまり導電路は、異なる層上の金属領域に相互接続するように機能する。当業者は、バイアが、隣接する導電材料を有していない開口部を通過するなどすることによりその表面と接続することなく、中間層の金属表面も横断することがあることを理解するであろう。バイア(V1)と(V3)は、供給層(1)から供給層(3)までの接地接続をもたらす。
バイア(V2)は、接地供給層(4)と(6)の間のストリップラインとして機能する、供給層(5)上の水平偏波接点(405)と金属部分(425)との間の接続を提供する。供給層(5)上のストリップライン(425)は、アンテナ金属化層(2)と(4)との間のストリップラインとしても役立つ層(3)上の金属部分(430)にバイア(V6)によって接続される。層(3)上のストリップラインは次にそれぞれのボウタイアンテナの鏡像半体として機能する、例えば、素子(110)と(111)の水平偏波供給地点の一部として機能する、層(4)と(2)上の金属部分にバイア(V12)によって接続される。層(3)上のストリップライン供給部によってガイドされる外部ソース(例えば送信機)からのRFエネルギーは、背中合わせのボウタイ放射素子の頂点によって形成されたギャップスロットにつながれる。層(3)上のストリップライン供給部の延長部分がバイア(V12)によりストリップライン接地へ、つまり、層(4)と(2)上のボウタイアンテナの鏡像半体まで短絡されるとき、このつながれたRFエネルギーは、ガイドされたストリップラインモードからスロット放射モードまで最大限移される。バイア(V4)は、接地供給層(1)と(3)との間のストリップラインとして機能する供給層(2)上の金属部分(435)と垂直偏波接点(410)との間の接続を提供する。ストリップライン(435)は層(2)と(4)との間のストリップライン供給部としても役立つ層(3)上の金属部分(440)にバイア(V8)により接続され、順に、層(4)と(2)上の垂直偏波ボウタイアンテナ金属部分にバイア(図示せず)により接続される。垂直偏波供給システムは、水平供給部に対して90度、例えば、図1で見られるような垂直偏波供給機構(140)対水平偏波供給機構(135)の角度で供給されることを除けば、水平偏波供給システムに実質的に似ている。
接地に対する複数の相互接続が提供される。バイア(V5)は、供給層(4)と供給層(6)との間の接地接続を提供する。供給層(3)と(4)は、供給層(6)と層(1)のように一緒に接続されることを忘れてはならない。バイア(V7)は供給層(4)と層(4)との間の接地接続を提供する。バイア(V9)と(V10)は、層(1)と層(4)、および層(1)と層(2)との間の接地接続をそれぞれ提供する。バイア(V11)は、層(2)と層(4)の間の接続を提供する、これは層(2)と(4)との間の複数のこうした接続の代表的なものである。こうしたバイアは、同じRF信号レベル(電圧)で2つのアンテナ間のそれぞれの地点を維持するために、鏡像ボウタイアンテナ素子を相互接続する。これは有益である。なぜなら、層(2)と層(4)の上のボウタイ放射素子は層(3)ストリップライン供給部のためのRFグランドプレーンとしても機能するからである。アンテナ素子はいくつかの地点でグランドとの接続を有しているが、こうした接地接続は、RF信号電圧が、放射素子からのRF放射に対応する放射素子上に存在することを防がないことに留意する。
本発明の記載された実施形態に従って、プリント回路基板に似た構造に使用される材料、とりわけ誘電体材料は、構造を容易にしやすくするためだけではなく、所望の電気的特性、例えば、ストリップライン供給部インピーダンス、アンテナインピーダンスを提供するために、有利に選択されるとともに大きさを決められる。図4を参照すると、完成したアンテナ構造は好ましくは、3枚の別々に形成されたサンドイッチ:供給層(1)−(3)によって形成された下部のサンドイッチ;供給層(4)−(6)によって形成された中央のサンドイッチ;層(1)とその上のすべての層によって形成される上部のサンドイッチを組み合わせることにより形成される。導電層は好ましくは1/2オンスの銅を使用して形成される。下部と中央のサンドイッチを導電的に固定するために、供給層(3)と(4)は複数の場所でともに結合され、中央のサンドイッチと上部のサンドイッチを導電的に組み合わせるために、供給層(6)と層(1)は複数の場所でともに結合される。以下の表1は、利用される様々な誘電性および導電性の結合材料を指定している。
表1において、L=層;FL=供給層;B=結合である。FLx−FLyへの言及は、供給層xと供給層yとの間の誘電材料を指し、Lx−Lyへの言及は、層xと層yとの間の誘電材料を指す。「+」の表示は、対応する層の上に配置された材料を指す。表1の最後の3行は、指示された供給層または層を隣接する層に結合させるために使用される典型的な非導電性の結合材料を指し、例えば、BFL2+は、供給層(2)より下および上の供給層の上の層を供給層(2)と一緒に結合する結合材料を指す。「B FL3−FL4」は、導電性の供給層(3)を導電性の供給層(4)と結合する結合材料を指す。
好ましくは、典型的なアンテナアレイは、サブアセンブリ(例えば、下部、中央、および上部のサンドイッチ構造の部分構造合成法(building block approach)を使用して組み立てられる。層のいずれも誘電体層として気体または空気を利用しないことに注目する。表1の最後の3つの行に列挙された結合剤は、様々なそれぞれの融解温度を有することに留意されたい。下部と中央のサンドイッチは各々、最も高い融解温度(500°F)を有する結合材料が作られる。上部のサンドイッチ自体は、同様に最高温度の結合剤を使用して、結合層(2)、(3)、および(4)を一緒に含むさらなるサブアセンブリとして形成される。その後、400°Fの融解温度を備える結合剤は、下部と中央のサンドイッチをまとめて結合するために使用され、層(2)、(3)、および(4)のサブアセンブリを層(2)より下の誘電材料に結合するために同様に使用される。最後に、275°Fの最低融解温度を備えた結合剤は、中央のサンドイッチ(供給層(6))の上部を上部サンドイッチ(層(1))の下部に結合するために、および、層(4)を、その上に配された誘電材料に結合するために使用される。サブアセンブリをまとめて固定するために融解温度の低い結合剤を連続的に使用することは、前もって形成されたサブアセンブリに使用される結合材料が溶解する、例えば、分離(非結合)するかまたは位置を変えることを防ぐという点で有利である。
図4に示されるような代表的なバイアは最小で2つの異なる方法で構築されてもよい。最初に、バイアは、完全なアンテナアレイを組み立てる前に、下部、中央、および上部のサンドイッチ構造の各々の上に構築可能である。バイアのいくつかがサンドイッチ構造の一部またはすべてを横断し、それによって、バイアによりもたらされるよう意図された導通の継続性が最終的な組み立てられたアンテナアレイで確実に維持されるようにするために、念入りなバイアの位置合わせと組立公差が要求されることから、この手法は精密さを要求する。代替的に、バイアは、導電材料で後に内部をめっきされる適切な対応する穴部を形成することにより、アンテナアレイの最終的な組立の後に形成されてもよい。
図5は、層(4)の典型的な平面図とアンテナアレイの一部を以下に示すいくつかの特徴を示している。水平偏波を備えるボウタイアンテナに関連する構造体を最初に議論する。層(3)上のストリップラインを上部または下部のボウタイアンテナ素子に接続するバイア(V12)の上部−下部は、素子(505)として示される。層(3)上の層(4)の下にあるバイア(V6)は、素子(510)として識別される。層(2)上のV6のまわりの開口部は、(V6)により結合したRF信号が、(V6)の位置で層(2)上の金属部分と直接的に接続されるのを防ぐ。同様に、様々な金属化層は、RF信号が被験体層を通過することだけを目的としたものである場合に、RF信号を伝達するバイアのまわりに開口部を有する。層(2)上で層(4)の下に位置するとともに(V6)を囲んでいるバイア(515)の半円のセットは、所望の供給ラインインピーダンスを維持しやすくする、(V6)の周りの同軸ケーブルの接地シールドの区分的線形近似を提供する。バイア(例えば520)の残りは層(4)に垂直なバイアを表し、これは層(4)上の上部ボウタイアンテナ上の場所を、層(2)上の下部ボウタイアンテナの対応する場所に接続する。こうしたバイアは、同じ相対的位置で上部と下部のボウタイアンテナ間で同じRF電圧を維持する役割を果たす。これは、他の方法で生じるかもしれない望ましくない共振を阻止する役割を果たす。
垂直偏波を有する例証されたボウタイアンテナに関連する構造体は、水平偏波を有するボウタイアンテナに関して上に議論された構造体と実質的に似ている。垂直偏波を備えた典型的なボウタイアンテナに関連する素子(506)、(511)、(516)、および(521)は、水平偏波ボウタイアンテナに関連して先に議論された素子(505)、(510)、(515)、および(520)にそれぞれ相当し、類似の機能を行う。
図6は、層(2)と(3)と関連して示された供給層(5)の代表的な平面図である。供給層(5)上で見られるようなバイア(V6)の下部は、素子(605)として示される。参考のために、層(3)上の水平偏波供給部(バイアによって上部と下部のボウタイ素子に接続される)は、素子(610)によって示されている。接地バイア(615)の半円のセットは、同軸ケーブル上のシールドに似て、(605)のまわりの区分的線形RFシールドとして機能する。供給層(1)から供給層(5)までRFフィードを提供するバイア(V2)の上部は素子(620)として見られる。供給層(5)上の金属部分(625)のストリップはストリップラインとして機能し、バイア(V2)の上部(620)からのRF信号を、バイア(V6)の下部(605)に連結する。複数のパッド(630)は、供給層(4)と供給層(6)との間の接地経路を提供する、バイア(V5)によって表される複数の接地バイアの通路用の開口部を提供する。
図7は、層(2)と(3)に関連して示された供給層(2)の典型的な平面図である。供給層(2)上で見られるようなバイア(V8)の下部は、素子(705)として示される。参考のために、層(3)上の水平偏波供給部(440)(バイアによって上部と下部のボウタイ素子に接続される)は、素子(710)によって示されている。接地バイア(715)の半円のセットは、(705)のまわりの区分的線形RFシールドとして機能する。供給層(1)から供給層(2)までRFフィードを提供するバイア(V4)の上部は素子(720)として見られる。供給層(2)上の金属部分(725)のストリップはストリップラインとして機能し、バイア(V4)の上部(720)からのRF信号を、バイア(V8)の下部(705)に連結する。複数のパッド(730)は、供給層(1)と供給層(3)との間の接地経路を提供する、複数の接地バイアの通路用の開口部を提供する。バイア(V8)に関して、このバイアにより運ばれるRF信号が中間層のいずれとも接続されないように、供給層(2)と層(3)との間の層はすべて(V8)のための対応する開口部を提供することに着目する。
供給層(1)は一般に、水平偏波および/または垂直偏波ボウタイアンテナとのRF信号接続を支援する接点(405)と(410)のまわりに開口部を備えたグランド層である。その接点はバイア(V2)と(V4)を支持してそれぞれの信号に接続される。
図8は本発明の実施形態に係る、様々な程度の走査のための反射減衰量を表すグラフである。X軸は、典型的なアンテナアレイ用の代表的な帯域幅に関連するギガヘルツでの周波数を示す。Y軸は指示されるような様々な程度の走査角度のためのデシベルでの反射減衰量を示す。走査とはアンテナ配向に垂直な平面に関してアンテナアレイにより見られるような軸外の角度を指し、例えば、ゼロ度の走査は事象の垂直な方向を指し、90度の走査は、アンテナアレイ面と平行な事象の方向を指す。この典型的なアンテナアレイでは、こうした特性に関連する各放射素子は、対向する反対する頂点から測定されると0.106インチの寸法を有し、例えば、正方形の放射素子(110)は、図1で見られるように上部の頂点からその下部の頂点まで0.106インチである。放射素子(100)の中心と素子(105)の上の放射素子(145)の中心との間の距離は、0.15インチである。好ましくは、放射素子は1/2波長になるように、または最大動作周波数よりもわずかに小さくなるように大きさを決められ、例えば、効果的なアンテナ(125)の長さは最大動作周波数の1/2の波長である。ストリップライン供給層(3)と結合するとき、ストリップライン供給部とスロットギャップがガイドされたストリップラインモードからスロット放射モードまで最大限のRFエネルギー移行をもたらすように、ボウタイ素子の隣接する頂点間のギャップの大きさは0.008インチになるように選択される。
図9aと図9bは、異なる周波数で、とりわけ、17、33、および43GHzに対応するm1、m2、およびm3で、それぞれアンテナ指向性とアンテナ実現利得を表す放射パターンの2つのグラフのセットである。
ボウタイ放射素子の典型的なアンテナアレイは大きなフェーズドアレーアンテナに適している。従来のボウタイ素子の供給に通常必要とされる複雑なバランの使用が回避される。以下に下に明記される特性は、アルゴリズムをモデル化することで計算される。アンテナアレイに垂直な平面に対して+/−70°の広範な走査能力が提供される。帯域幅能力は、全走査角度にわたって3:1の帯域幅比を超える。典型的なアンテナアレイはコンパクトな構成を有しており、プリント回路基板型の構造により製造コストが低い。放射素子は、広い適用範囲領域でビーム走査を提供するために、広角インピーダンス整合シートとグランドプレーンとの間でサンドイッチされた、積層型の末端間接続されたボウタイ放射素子を使用する。各ボウタイ素子にはそれぞれスロットが供給され、これは上部と下部のボウタイアンテナ間でサンドイッチされたストリップラインを使用して励振される。ストリップライン供給部は、グランドプレーンからの区分的線形の同軸供給ラインに接続される。この種の供給配置は、ボウタイ素子の供給に通常必要とされる複雑なバラン構造体を回避し、低挿入損失という長所を有する。上部と下部の積層型ボウタイアンテナは、単一のボウタイアンテナとは対照的に、グランドプレーンによって形成された空胴内の非対称的なモード生成を最小限に抑えるために、供給地点の対称性を維持する。
典型的なアンテナアレイは望ましくないローブを生成することなく、70°以上走査することができる。アンテナアレイは、走査領域にわたって、および90%以上の開口効率で帯域幅の1オクターブを越えて6デシベルよりも良い反射減衰量を備える。
本発明の典型的な実施が本明細書で詳細に描かれ記載されてきたが、本発明の精神を逸脱することなく様々な変更、追加、置換などを行うことができることは当業者には明白である。例えば、各放射素子は例証的な正方形形状以外の形を取ることができ、例えば、放射素子は円形であり得るか、または4つを超える側面を有し得る。それぞれの行および/または列の放射素子の数は、増えることもあれば減ることもある。異なる特性または異なる厚さの誘電材料を用いて、様々なインピーダンス特性を達成してもよい。当業者には理解されるように、同じまたは類似するインピーダンス特性は、対応する誘電体層の対応する異なる厚さを利用することにより様々な特性を備えた誘電材料を利用することで得ることが可能である。供給層構造体を定義する下部と中央のサンドイッチはアンテナ放熱構造を定義する上部のサンドイッチに信号をつなげる適切な方法を提供するが、上部のサンドイッチに関連する放射特性に有害な影響を与えることなく、供給構造体を変えることが可能であることは明らかであろう。
本発明の範囲は以下の請求項で定義される。

Claims (18)

  1. 複数のアンテナセルを有するアンテナアレイであって、
    各アンテナセルが、
    第1の面の導電材料の第1の自己補対アンテナと、
    第1の面と平行な第2の面の導電材料の第2の自己補対アンテナであって、第1の自己補対アンテナと実質的に同じ寸法を有する、第2の自己補対アンテナと、
    第1の自己補対アンテナと第2の自己補対アンテナとの間のサンドイッチ構造の中央を形成する第1の誘電体層と、
    第1の自己補対アンテナと第2の自己補対アンテナに/から無線周波数(RF)信号を運ぶ第1のストリップラインを形成する、第1の自己補対アンテナと第2の自己補対アンテナと一緒に第1の誘電体層の中央に配置された導電性ストリップと、
    第1のストリップラインと、第1の自己補対アンテナおよび第2の自己補対アンテナの各々との間でRF信号を連結し、第1の自己補対アンテナと第2の自己補対アンテナにRF信号の対称的な結合を提供するスロット供給部と、
    第1の面と第2の面に平行な第3の面の導電層と、
    導電層と第2のダイポールアンテナを含む第2の面との間でサンドイッチ構造の中央を形成する第2の誘電体層であって、導電層が第1の自己補対アンテナと第2の自己補対アンテナから/に放射された信号のための第1のグランドプレーンとして機能する、第2の誘電体層とを含むアンテナアレイ。
  2. 複数のアンテナセルの間隔を置いて配された行と列をさらに含み、
    行のアンテナセルが列のアンテナセルのRF偏波パターンに直交するRF偏波パターンを生成するように配向され、第1の自己補対アンテナと第2の自己補対アンテナがボウタイアンテナである、請求項1に記載のアンテナアレイ。
  3. 第1の行の1つのアンテナセルの第1のボウタイアンテナと第2のボウタイアンテナの各々の1つの端部は、1つのセルの第1の行の隣接する1つの端部の第1のアンテナセルの第1のボウタイアンテナと第2のボウタイアンテナのそれぞれの端部に隣接し、かつ導通され、1つのアンテナセルの第1のボウタイアンテナと第2のボウタイアンテナの各々のもう一方の端部は、1つのアンテナセルのもう一方の端部に隣接する第1の行の第2のセルの第1のボウタイアンテナと第2のボウタイアンテナのそれぞれの端部に隣接し、かつ導通され、1つのアンテナセルの第1のボウタイアンテナと第2のボウタイアンテナ、第1のアンテナセル、および第2のアンテナセルは共通の放射線軸を共有する、請求項2に記載のアンテナアレイ。
  4. 列のアンテナセルの第1のボウタイアンテナと第2のボウタイアンテナが列の隣接するアンテナセルの第1のボウタイアンテナと第2のボウタイアンテナの対応する端部へ接続されるそれぞれの端部を有するように、列のアンテナセルは行のアンテナセルと類似する接続構造を有する、請求項3に記載のアンテナアレイ。
  5. 第1のボウタイアンテナと第2のボウタイアンテナがそれぞれの面に垂直に位置合わせされる、請求項2に記載のアンテナアレイ。
  6. 外部の行または列のアンテナセルを除いて、第1のボウタイアンテナと第2のボウタイアンテナは各々実質的に正方形に作られ、導電性の隣接する放射素子は各々、対向する垂直および水平な頂点を有し、中央線は垂直および水平な頂点間でそれぞれ定義され、垂直な頂点間の中央線は行の第1のボウタイアンテナと第2のボウタイアンテナの接続された端部を定義し、水平な頂点間の中央線は列の第1のボウタイアンテナと第2のボウタイアンテナの接続された端部を定義する、請求項4に記載のアンテナアレイ。
  7. 第3の面の第1のグランドプレーンと、第3の面に平行な第4の面の第2のグランドプレーンとの間に配置された第2のストリップラインと、
    第3の面の第2のグランドプレーンと、第4の面に平行な第5の面の第3のグランドプレーンとの間に配置された第3のストリップラインと、
    行と列のうちの一方でアンテナセルを供給する第1のストリップラインに、第2のストリップラインと第3のストリップラインの1つを接続する第1のバイアと、
    行と列のうちのもう一方でアンテナセルを供給する第1のストリップラインに、第2のストリップラインと第3のストリップラインのもう一方を接続する第2のバイアとを含み、
    水平および垂直なアンテナセル偏波のうちの1つに関連付けられるRF信号が第2のストリップラインと第3のストリップラインの1つによって運ばれ、1つの偏波に垂直な水平および垂直なアンテナセル偏波のもう一方に関連付けられるRF信号が第2のストリップラインと第3のストリップラインのもう一方によって運ばれる、請求項2に記載のアンテナアレイ。
  8. 第2の面に対向する第1の面に沿って配置された第3の誘電体層をさらに含み、第3の誘電体層は、第1のボウタイアンテナと第2のボウタイアンテナへの/からのRF放射を、外部雰囲気と連結する、請求項2のアンテナアレイ。
  9. 導電材料と誘電体層はすべてスタックのようにプリント回路基板中に形成され、いかなる誘電体層も誘電材料として気体を利用しない、請求項2に記載のアンテナアレイ。
  10. 行と列のアンテナセルは、第1の面の2つの垂直偏波アンテナと第1の面の2つの水平偏波素子を含む正方形形状によって定義された2×2の平面ユニットに配される、請求項2に記載のアンテナアレイ。
  11. アンテナアレイであって、
    行と列の第1の面に配置された第1の自己補対アンテナセルと、
    行と列の第1の面に平行な第2の面に配置された追加の自己補対アンテナセルであって、第1の自己補対アンテナセルに垂直に並べられ、かつ第1の自己補対アンテナセルの複製である、追加の自己補対アンテナセルと、
    第1のダイポールアンテナセルと第2のダイポールアンテナセルへ/から無線周波数(RF)信号を運ぶ、第1の面と第2の面の間に配置された第1のストリップラインと、
    第1のストリップラインと、第1の自己補対アンテナおよび第2の自己補対アンテナセルの各々との間でRF信号を連結し、第1の自己補対アンテナセルと第2の自己補対アンテナセルのためにRF信号の対称的な結合を提供するスロット供給部と、
    第1の自己補対アンテナセルと第2の自己補対アンテナセルから/へ放射された信号向けの第1のグランドプレーンとして機能する、第1の面と第2の面に平行な第3の面の導電層とを含む、アンテナアレイ。
  12. ボウタイアンテナである第1の自己補対アンテナセルと追加の自己補対アンテナセル、
    第1のボウタイアンテナセルと第2のボウタイアンテナセル間のサンドイッチ構造の中央を形成する第1の誘電体層であって、第1のストリップラインが第1の誘電体層に配置されている、第1の誘電体層、
    導電層と、第2のボウタイアンテナセルを含む第2の面との間のサンドイッチ構造の中央を形成する第2の誘電体層、をさらに含む、請求項11に記載のアンテナアレイ。
  13. 第1のボウタイアンテナセルと第2のボウタイアンテナセルはボウタイアンテナであり、放射軸は、ボウタイアンテナが配置されるそれぞれの行と列に対して平行であり、行または列の端部にはない各ボウタイアンテナの各端部は、同じそれぞれの行と列の隣接するボウタイアンテナのそれぞれの端部に導通される、請求項11に記載のアンテナアレイ。
  14. すべての誘電体層、すべてのボウタイアンテナセル、第1のストリップライン、スロット供給部、およびグランドプレーンは、スタックのようプリント回路基板に形成され、いかなる誘電体層も誘電材料として気体を利用しない、請求項12に記載のアンテナアレイ。
  15. 行と列のボウタイアンテナセルは、行の2つのダイポールアンテナセルと、列の2つのボウタイアンテナセルを含む正方形形状によって定義される2×2の平面ユニットに配置される、請求項11に記載のアンテナアレイ。
  16. 各ボウタイアンテナセルはボウタイアンテナを含み、実質的に正方形の導体素子は4つの頂点を有し、行の方向に並べられた2つの対向する頂点は行の2つの隣接するボウタイアンテナのためにRF供給地点を提供し、列の方向に並べられた他の対向する2つの頂点は列の2つの隣接するボウタイアンテナのためにRF供給地点を提供し、その結果、単一の導体素子が4つのボウタイアンテナの2分の1を形成する、請求項15に記載のアンテナアレイ。
  17. 複数のアンテナ素子を有するアンテナアレイであって、各アンテナ素子が、
    第1の面の導電材料の第1の自己補対アンテナと、
    第1の面と平行な第2の面の導電材料の第2の自己補対アンテナであって、第1の自己補対アンテナと実質的に同じ寸法を有する、第2の自己補対アンテナと、
    第1の自己補対アンテナと第2の自己補対アンテナとの間のサンドイッチ構造の中央を形成する第1の誘電体層と、
    第1の自己補対アンテナと第2の自己補対アンテナに/からRF信号を運ぶ、第1の誘電体層に配置された導電性信号供給部と、
    第1の面と第2の面に平行な第3の面の導電層と、
    導電層と、第2の自己補対アンテナを含む第2の面との間でサンドイッチ構造の中央を形成する第2の誘電体層であって、導電層が第1の自己補対アンテナと第2の自己補対アンテナから/に放射された信号のための第1のグランドプレーンとして機能する、第2の誘電体層と、を含むアンテナアレイ。
  18. 複数のアンテナ素子を有するアンテナアレイであって、各アンテナ素子が、
    第1の面の導電材料の第1のアンテナと、
    第1の面と平行な第2の面の導電材料の第2のアンテナであって、第1のアンテナと実質的に同じ寸法を有する、第2のアンテナと、
    第1のアンテナと第2のアンテナとの間のサンドイッチ構造の中央を形成する第1の誘電体層と、
    バランを使用することなく第1のアンテナと第2のアンテナに/からRF信号を運ぶ信号供給構造と、
    第1の面と第2の面に平行な第3の面の導電層と、
    導電層と第2の面との間でサンドイッチ構造の中央を形成する第2の誘電体層であって、導電層が第1のアンテナと第2のアンテナから/に放射された信号のための第1のグランドプレーンとして機能し、アンテナアレイが中心周波数に対する帯域幅の少なくとも1オクターブを提供する、第2の誘電体層と、を含むアンテナアレイ。
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