JP2007028245A - 無線通信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 基地局の配下の個々の通信端末が自律的に送信レートを漸増させつつ基地局に対して情報送信を行う場合において、スループットの向上と複数の通信端末の間における送信レートの配分の公平性の確保とを両立させる。
【解決手段】 基地局の配下の個々の通信端末が自律的に送信レートを漸増させつつ基地局に対して情報送信を行う場合において、送信レートRを漸増させるためのステップ値ΔRの値を可変とした。比較的大きなステップ値をステップ値ΔRに設定した場合には、通信中に隣接の基地局から送信レート引き下げコマンドを受信したときに送信レートRの低減と送信中断を行う。大きなステップ値ΔRを選択して送信レートRの増加率を大きくすることによるスループットの増大と、送信中断のペナルティの適用による端末間の公平性の確保を両立できる。
【選択図】図3

Description

本発明は、移動体通信技術に関し、特に、携帯電話網等の無線通信網における端末から基地局へのアップリンク(あるいはリバースリンク、上り回線)での無線データ送信技術等に適用して有効な技術に関する。
たとえば、携帯電話システムに代表される移動体通信技術においては、携帯電話システム上で実現されるサービスの多様化ならびに高度化への要求に呼応して、基地局から端末側への情報送信(ダウンリンク)のみならず、端末側から基地局への情報送信(アップリンク)においても、さらなる高速化が検討されている。
たとえば、いわゆる3GPP(Third Generation Partners Project:第3世代移動通信システムの標準化プロジェクト)の会合においては、WCDMA方式の携帯電話システムにおける無線アップリンクの高速化を目的としてHSUPA(High Speed Uplink Packet Access:高速アップリンク無線パケットアクセス方式)の仕様化作業が行なわれている。
HSUPAにおいては、アップリンクでのデータ送信に関し、基地局が積極的にスケジューリングを行う方法と、各端末がある程度自律的に送信を行う方法(Autonomous Transmission)(以下、自律送信法と記す)の2種類が検討されており、両方とも仕様化され、実システムにおいては状況に応じて使い分けられるか、若しくは両方の機能が合成されたようなものが使用されるようになることが予想される。また、これは、第3世代のWCDMAシステムにおけるアップリンクに限らず、第3世代以降のシステムにおけるアップリンクでの無線パケット伝送方式でも使用される可能性がある。
上述の自律送信法の実現方法としては、(1)小さい値に設定される共通の最大送信可能レートが全端末に割り当てられ端末がこの範囲内で自由にデータ送信を行なう方法と、(2)共通の最大送信可能レートが全端末に割り当てられ、各端末は既定の最低レートから送信を開始し、順次、送信レートを段階的に上げていく(ramping up)方法がある。
前者の場合、端末は自由にデータ送信を行なえる反面、低いレートでしかデータ送信を行なえないので、大量のデータ送信を行なえない。これを改善したのが後者である。後者においては、送信レートを上げていくにあたり、最大送信可能レートに達したら、それ以上は送信レートを上げない。両者とも、最大送信可能レートは、基地局受信部での負荷状態等に応じ、定期的に更新され、一般的には、共通制御チャネルを通じて、全端末に通知される。
前者の方法において最大送信可能レートが小さい値に設定される理由と、後者において、各端末が送信レートを最低レートから漸増(ramping up)させる理由は以下の通りである。すなわち、自律送信法においては、全端末が同時に送信可能であるので基地局の受信部での過剰干渉状態が発生する可能性があり、それを防ぐためである。また、各端末が送信するアップリンク信号は隣接セル基地局にも到達するので、隣接セル基地局が端末に対し送信レートを下げることを命令するコマンドを発行するような機能を導入することも可能である。
ramping upを行うタイプの自律送信法では、各端末は、送信するデータ量の大小にかかわらず、一定間隔のステップ値(delta R)で送信レートRを最小レートから漸次大きくしていくが、データ量が多い端末の場合、このような方法では送信完了に要する時間が長くなってしまう。この場合、最小レートは、仕様としての固定値、もしくは、ネットワーク側で決定し端末側に通知される値、あるいは、仕様で規定された方法に従って端末側が決定する値である。
大きなステップ値を適用すれば、送信完了時間は短くなるが、全端末が大きなステップ値を採用すると、基地局受信部における干渉が急激に増加し、短時間で受信信号の飽和が生じてしまう。あるいは基地局受信部における干渉に瞬間的なovershoot(許容値を超える変動)が発生する可能性が高くなる。また、自律送信法において、各端末が送信しようとするデータ量の大小に応じて、一意にステップ値を決めてしまうのは、個々の端末に対して公平(fair)な伝送方式とは言えなくなる。
以上のように、従来技術では、自律送信法において送信レートを段階的に漸増(ramping up)させる場合のステップ値(delta R)が固定されているため、多量のデータを送る場合、送信時間が長くなる、という技術的課題がある。
この技術的課題を改善するために、多量の送信データを有する端末を単純に優先した場合、ユーザ(端末)間の公平性が失われる、という別の技術的課題を生じる。
特許文献1には、無線送信装置において、無線リソースを多次元空間内の単位無線リソースに分割するリソース分割制御部と、個々の単位無線リソースの各々に、伝送状態に基づいて決定した重み係数を付与した無線リソース領域を割り当てる割り当て制御部とを備えることにより、限られた無線リソースの効率的使用と、ネットワークが提供するサービス品質に応じた無線リソースの配分によるスループットの向上を実現しようとしている。しかし、この特許文献1の技術では、上述のような自律送信法における技術的課題は認識されていない。
特開2004−248300号公報
本発明の目的は、基地局の配下の個々の無線通信装置が自律的に送信レートを漸増させつつ基地局に対して情報送信を行う場合におけるスループットの向上を実現することが可能な移動通信技術を提供することにある。
本発明の他の目的は、基地局の配下の個々の無線通信装置が自律的に送信レートを漸増させつつ基地局に対して情報送信を行う場合において、個々の無線通信装置におけるスループットの向上と、複数の無線通信装置の間における送信レートの配分の公平性の確保と、を両立させることが可能な移動通信技術を提供することにある。
本発明の第1の観点は、基地局との間での情報通信を行う無線通信装置であって、
前記基地局に対する情報送信の送信レートの最大値、および前記送信レートを増減する際に用いられる複数の異なるステップ値を記憶する記憶手段と、
複数の前記ステップ値の中の一つを選択し、選択された前記ステップ値を単位として前記送信レートを段階的に増減させる送信レート制御手段と、
を含む無線通信装置を提供する。
本発明の第2の観点は、基地局との間での情報通信を行う無線通信装置であって、
前記基地局に対する情報送信の送信レートの最大値、および前記送信レートを増減する際に用いられる複数の異なるステップ値を記憶する記憶手段と、
複数の前記ステップ値の中の一つを選択し、選択された前記ステップ値を単位として前記送信レートを段階的に増減させるとともに、外部から前記送信レートの低減を要求する送信レート引き下げコマンドを受信したとき、相対的に大きな前記ステップ値を使用している場合には前記送信レートの低減および前記情報送信の中断を実行し、相対的に小さな前記ステップ値を使用している場合には前記送信レートの低減を実行する送信レート制御手段と、
を含む無線通信装置を提供する。
本発明の第3の観点は、基地局との間での情報通信を行う無線通信装置の制御方法であって、
複数の異なるステップ値を前記無線通信装置に設定する第1工程と、
複数の前記ステップ値の中の一つを単位として、前記基地局に対する情報送信の送信レートを段階的に増減させ、外部から前記送信レートの低減を要求する送信レート引き下げコマンドを受信したとき、相対的に大きな前記ステップ値を使用している場合には前記送信レートの低減および前記情報送信の中断を実行し、相対的に小さな前記ステップ値を使用している場合には前記送信レートの低減を実行する第2工程と、
を含む無線通信装置の制御方法を提供する。
上記した本発明によれば、単位増分値(delta R)の値として、大きさが異なる複数の値(最小のものをdefaultとし、それよりも大きい値を複数個)を設定しておき、基地局の管轄範囲(セル)内の個々の無線通信装置は任意の単位増減値(ステップ値)を使って、基地局に送信する送信データに適用する送信レートの漸増(ramping up)を行っていくことにより、たとえば、基地局の管轄範囲に含まれる無線通信装置の数が比較的少ない場合には、無線通信装置側の自律的な判断で大きな単位増分値を用いて送信レートを漸増させることで、基地局と無線通信装置の間で利用可能な送信レートを有効に利用して、高いスループットにて、無線通信装置から基地局への情報送信を行うことができる。
また、セル外の隣接基地局は、受信部での干渉量が既定の閾値を超えた時、送信レート引き下げコマンドを無線通信装置に送信し、このコマンドを受信した無線通信装置は、その時点で採用していた単位増分値の大小に応じて送信レートの引き下げ、送信の一時中断を行うことにより、特定の無線通信装置に送信レートが偏って配分されることを防止できる。
たとえば、コマンドを受信した時点で使用していた単位増分値が大きい場合には、送信レートの低減のみならず、送信の一時中断という大きなペナルティを課すことで、特定の基地局の配下の複数の無線通信装置間における送信レートの配分の公平性を確保できる。
すなわち、本発明では、比較的大量の送信データを有する無線通信装置から基地局へのデータ送信に際しては、大きなステップ値を送信レートの漸増処理に適用できるようにして比較的大きなスループットを確保し、更に、隣接基地局への過剰干渉が発生した場合には、大きな値の単位増分値を採用していた無線通信装置が、送信レートの低下のみならず送信中断というペナルティを受けることにより、ステップ値の選択結果に対しても基地局配下の複数の無線通信装置間で公平性が保たれる。
本発明によれば、基地局の配下の個々の無線通信装置が自律的に送信レートを漸増させつつ基地局に対して情報送信を行う場合におけるスループットの向上を実現することが可能となる。
また、基地局の配下の個々の無線通信装置が自律的に送信レートを漸増させつつ基地局に対して情報送信を行う場合において、個々の無線通信装置におけるスループットの向上と、複数の無線通信装置の間における送信レートの配分の公平性の確保と、を両立させることが可能となる。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施の形態である無線通信装置の制御方法を実施する無線通信装置の構成の一例を示すブロック図であり、図2は、本実施の形態の無線通信装置を含む移動通信システムの構成の一例を示す概念図である。
図2に例示されるように、本実施の形態の移動通信システムは、複数の基地局1および基地局2と、これらの基地局との間で無線通信を行う複数の通信端末10を含んでいる。移動通信システムが携帯電話システムの場合、個々の通信端末10は、たとえば携帯電話である。
本実施の形態では、通信端末10は基地局1の管轄領域(セル)内に存在し、通信端末10から基地局1へのデータ送信は、個々の通信端末10がある程度自律的に送信を行う自律送信法(Autonomous Transmission)にて行われる。また、本実施の形態の場合、後述のように、共通の最大送信許可レートが全ての通信端末10に割り当てられ、個々の通信端末10は既定の最低レートから送信を開始し、順次送信レートを段階的に上げていく(ramping up)方法を採用している。
この場合、基地局1、基地局2の各々は、管轄下の通信端末10に対して、後述の設定情報54を必要に応じて通知する機能を備えている。
また、管轄外の通信端末10からの無線送信信号60による干渉が発生した場合には、後述の送信レート引き下げコマンド53を通信端末10に送信して送信レートRの低減や情報送信の中断を当該通信端末10に行わせる機能も備えている。
図1に例示されるように、本実施の形態の通信端末10は、受信部20、送信パラメタ決定部30、送信部40を含んでいる。
受信部20は、無線受信部21および復号部22を含む。
無線受信部21は、図示しない低雑音増幅器、A/D変換器等を備えている。そして、図示しない受信アンテナに到来した無線受信信号50を低雑音増幅器で増幅後、低周波信号に変換し、A/D変換器でデジタル信号に変換し、直交復調を行い、ベースバンド信号(I成分、Q成分)を得て復号部22に出力する。
基地局1または基地局2から通信端末10に到来する無線受信信号50は、ユーザデータ51、送信レート引き下げコマンド53、設定情報54、送信レート引き下げコマンド53および設定情報54以外の制御情報である制御情報データ52、のいずれか一つ、あるいはこれらの情報の組み合わせを搬送する。
復号部22は、無線受信部21から入力されたベースバンド信号に対し復調処理を行ない、信号ビット列を得た後、この信号ビット列に対してデインタリーブ、多重信号分離、復号処理等を行い、情報信号を得て、ユーザデータ信号(ユーザデータ51)、制御信号等(たとえば、制御情報データ52、送信レート引き下げコマンド53、設定情報54)に分離する。
本実施の形態の場合、設定情報54は、最大送信許可レート54a(最大送信許可レートRmax)、最小送信許可レート54b(最小送信許可レートRmin)、ステップ値54c(後述のステップ値ΔR、ステップ値R1、ステップ値R2、ステップ値R3)、送信中断時間54d(送信中断時間T、送信中断時間T1、送信中断時間T2)の少なくとも一つを含むことができる。
この設定情報54は、必要に応じて、基地局1の側から無線受信信号50として配下の通信端末10に通知され、後述の設定情報保持部35(記憶手段)に保持される。
なお、設定情報54を基地局1から無線受信信号50として受け取ることに限らず、設定情報54の少なくとも一つは、予め、通信端末10自体が予め保持している値を用いてもよい。
送信部40は、データバッファ41、データ読み出し部42、チャネルコーディング部43、制御情報生成部44、物理チャネル生成部45、変調部46、無線送信部47を含んでいる。
データバッファ41は、送信されるユーザデータ51が一時的に格納される記憶装置である。データバッファ41内のデータ残量41a(未送信データ量)は、送信パラメタ決定部30に通知される。
データ読み出し部42は、送信パラメタ決定部30内の後述の送信データ量決定部34からの指示により、データバッファ41からデータの読み出しを行なう。
制御情報生成部44は、送信データに適用する変調方式・符号化率の内容を示す制御情報データ62を生成する。
チャネルコーディング部43は、送信するユーザデータ61および制御情報生成部44から入力される制御情報データ62、および制御情報データ62以外の制御情報データ63を含む送信データに対して符号化処理を行なう。
物理チャネル生成部45は、基地局1との間におけるチャネル(通信路)の多重化処理、インタリーブ処理等を行なう。
変調部46は、チャネルコーディング部43で符号化された送信データに対して、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying)、16QAM(16Quadrature Amplitude Modulation)等の変調方式で変調処理を行なう。
無線送信部47は、変調部46で変調された送信データを、図示しないD/A変換器でアナログ信号に変換し、さらに、図示しない送信アンテナで送信する無線送信信号60を得るために周波数変換、電力増幅、フィルタリング等を行なう。
送信パラメタ決定部30は、ステップ値決定部31(送信レート制御手段)、送信レート決定部32(送信レート制御手段)、変調方式/符号化率決定部33、送信データ量決定部34、設定情報保持部35を含んでいる。
設定情報保持部35は、無線受信信号50として基地局1から受信した設定情報54に含まれる、上述の最大送信許可レート54a、最小送信許可レート54b、ステップ値54c、送信中断時間54d等の情報が更新可能に記憶される記憶装置である。これらの値は、新たに次の値を受信するまでそのまま保持される。
ステップ値決定部31は、主にデータバッファ41内のデータ残量41aの情報を元に、順次、送信レートRを段階的に上げていく際のステップ値ΔRの値を決める。また、このステップ値ΔRは、送信レートRを段階的に減少させる際にも用いられる。
送信レート決定部32は、送信レートRの計算を行なう。送信レートRが最大送信許可レートRmaxを超えていないかの確認や、送信レート引き下げコマンド53の受信時の送信レートRの低下処理、送信中断処理も行なう。
変調方式/符号化率決定部33は、送信データ量決定部34から通知された送信データ量、基地局1への上り送信データ(無線送信信号60)に対して応答された制御情報データ52(たとえば、無線送信信号60の基地局1の側における受信結果の可否を示すACK/NACK)等の状態をもとに、送信データに対して適用する変調方式や符号化率の決定を行ない、決定された変調方式や符号化率の情報を、送信データ量決定部34、制御情報生成部44、物理チャネル生成部45、変調部46に設定する。
送信データ量決定部34は、送信レート決定部32から入力される送信レートR、および変調方式/符号化率決定部33から入力される変調方式、符号化率等の情報に基づいて送信データ量を決定し、データバッファ41から読み出すデータ量をデータ読み出し部42に指示する。
上述の送信パラメタ決定部30におけるステップ値決定部31から設定情報保持部35の各構成要素の機能は、たとえばマイクロプロセッサが実行するソフトウェア、ファームウェア、あるいは専用論理回路、汎用論理回路、およびメモリ、さらには、これらの技術の組み合わせで実現することができる。
同様に、受信部20および送信部40の各構成要素の機能は、たとえばマイクロプロセッサが実行するソフトウェア、ファームウェア、あるいは専用論理回路、汎用論理回路、およびメモリ、さらには、これらの技術の組み合わせで実現することができる。
以下、本実施の形態の通信端末10およびその制御方法の作用の一例について説明する。
図3および図4に例示されるように、本実施の形態では、基地局1に対してユーザデータ61、制御情報データ62、制御情報データ63等を含む送信データの送信を行う場合に、送信レートRとして、最初は、最小送信許可レートRminの値を用いて送信を開始し、逐次、ステップ値ΔRだけ送信レートRを増加させながら、最大送信許可レートRmaxを超えない範囲で送信レートRを増加させる制御を行う。
本実施の形態の場合、ステップ値ΔRの値は可変であり、設定情報保持部35に設定されている種々の値(ステップ値R1、ステップ値R2、ステップ値R3、etc)を任意に用いる。
たとえば、図3のように(たとえば通信端末10(端末B)の場合)、比較的に大きなステップ値R1を用いてもよいし、図4のように(たとえば通信端末10(端末A)の場合)、比較的小さなデフォルトのステップ値R2(<ステップ値R1)を用いてもよい。
ステップ値R1、ステップ値R2のいずれを用いるかを決定する方法としては、一例として、送信データ量が比較的多い場合には比較的大きなステップ値R1を用い、送信データ量が比較的少ない場合には、小さなステップ値R2を用いることができる。
そして、本実施の形態の場合には、通信端末10が基地局1に対するデータ送信の実行中に、管轄外の基地局2から送信レート引き下げコマンド53を受信した場合には、ステップ値ΔRを単位とした送信レートRの低減を実行する(図3の端末Bおよび図4の端末Aの場合)。
さらに、本実施の形態の場合、送信レート引き下げコマンド53を受信した時点で、ステップ値ΔRとして比較的大きなステップ値R1を用いていた場合(図3の端末Bの場合)には、所定の送信中断時間Tの期間だけ、基地局1に対するデータ送信を中断する。この送信中断時間Tの値は、後述のように可変に制御することができる。
このような制御により、本実施の形態の場合、隣接の基地局2への干渉が少ない状態では、比較的大きなステップ値ΔRを選択して、問題なく、大きな送信レートRを用いて大きなスループットにて基地局1へのデータ送信を行うことができ、基地局1と通信端末10との間における通信帯域の有効な活用が可能になる。
また、通信端末10と基地局1との間におけるデータ送信により、基地局2(隣接セル)への干渉が大きくなりすぎた場合は、ステップ値ΔRとして比較的大きなステップ値R1を採用していた場合には送信レートRの単なる低減のみならず送信中断というペナルティを課すことにより、干渉による隣接の基地局2への弊害を抑制することができる。この送信中断は、比較的大きなステップ値ΔRを使用している通信端末10に適用されるので、隣接の基地局2への干渉抑制効果だけでなく、個々の通信端末10間における公平性の維持を実現する効果も有する。
図5は、上述のように、ステップ値ΔRとして比較的小さなステップ値R2を用いた通信端末10(端末A)の場合と、比較的大きなステップ値R1をステップ値ΔRとして用いた通信端末10(端末B)の場合の各々における送信データ累積量を推移の一例を比較して示す線図である。
この図5に示されるように、時間軸方向に比較的広い範囲で見れば端末Aと端末Bの送信データ累積量はほぼ等しく、端末間での公平性が確保されていることが判る。また、端末Bでは、比較的狭い時間範囲で大きな送信データ累積量を確保できており、短時間に大量のデータを基地局1に効率良く送信できることが判る。
以下、図6のフローチャートを参照して、個々の通信端末10の動作をより詳細に説明する。
まず、ステップ値決定部31は、設定情報保持部35からステップ値R1またはステップ値R2を選択して、ステップ値ΔRとする(ステップ101)。また、基準送信レートR0として、設定情報保持部35に記憶されている最小送信許可レートRminを設定する(ステップ102)。
その後、送信に先立って、相手側の基地局1から最大送信許可レートRmaxを受信して設定情報保持部35に記憶する(ステップ103)。
そして、データバッファ41内の未送信のデータ量を判別し(ステップ104)、未送信のデータがある場合には、まず、他セルの基地局2からの送信レート引き下げコマンド53の受信の有無を確認し(ステップ105)、受信されていない場合には、送信レートRの増減制御用の符号変数kを+1に設定し(ステップ106)、送信レートRを計算する(ステップ110)。この場合、kが正なので送信レートRは、基準送信レートR0から(k×ステップ値ΔR)だけ増加する。
その後、計算された送信レートRが最大送信許可レートRmaxを超過した否かを判別し(ステップ111)、超過していない場合には、計算された送信レートRを用いた基地局1へのデータ送信を実行し(ステップ112)、基準送信レートR0を現在の送信レートRで更新し(ステップ113)、ステップ103に戻る。
ステップ111で送信レートRが最大送信許可レートRmaxを超過していると判定され場合には、現在の送信レートRから(k×ステップ値ΔR)を減算する処理を行う(ステップ114)。
上述のステップ105で、送信レート引き下げコマンド53の受信があった場合には、後のステップ110での送信レートRの減算のためにkに−1を設定する(ステップ107)。
そして、現在のステップ値ΔRの設定値の大小を調べ(ステップ108)、ステップ値ΔRとして比較的大きなステップ値R1が使用されていた場合には、送信中断時間T1だけデータ送信を中断し(ステップ114)、ステップ値ΔRとして比較的小さなステップ値R2(<ステップ値R1)が使用されていた場合には中断は行わない。
その後、ステップ110で送信レートRを計算するが、上述のようにkに−1が設定されているので、前回の送信レートRからステップ値ΔRだけ減少した送信レートRが計算され、送信レートRの削減が行われ、その後、減少した送信レートRでのデータ送信が行われる(ステップ111〜ステップ113)。
次に、図7のフローチャートを参照して、送信レート引き下げコマンド53の受信時におけるデータ送信の中断時間を可変に制御する場合を説明する。
なお、この図7において、上述の図6と同様の処理ステップについては同一の参照符号を付して重複した説明は割愛する。後述の図8および図9も同様である。
この図7の例では、ステップ値ΔRの選択候補として、互いの大きさが異なる複数のステップ値R1、ステップ値R2、ステップ値R3が設定情報保持部35に設定されている。大きさの関係は、ステップ値R1>ステップ値R2>ステップ値R3である。
そして、ステップ101では、三つのステップ値R1、ステップ値R2、ステップ値R3の中の一つが選択されて設定される。
そして、この図7では、送信レート引き下げコマンド53の受信時にステップ値ΔRの大小によって中断の有無を判定する際に(ステップ121)、ステップ値ΔRが最小のステップ値R3以外のステップ値R1またはステップ値R2に設定されていた場合には、ステップ値R1およびステップ値R2の大小に応じて、送信中断時間Tの長短を変化させる。
すなわち、ステップ値ΔRとして最大のステップ値R1が設定されていた場合には、送信中断時間Tとして、最も長い送信中断時間T2を設定し(ステップ123)、ステップ値ΔRとしてステップ値R1よりも小さなステップ値R2が設定されていた場合には、送信中断時間Tとして、送信中断時間T2よりも短い送信中断時間T1を設定する(ステップ122)。
すなわち、この図7の例では、送信レート引き下げコマンド53の受信の時点で、ステップ値ΔRの値が大きさに比例して、中断時間が長くなるように制御するところが、上述の図6の場合と異なっている。
これにより、個々の通信端末10におけるステップ値ΔRの設定状態に応じて、より精度よく、通信端末10間の公平性を確保することが期待できる。
図8は、本実施の形態の通信端末10の制御方法のさらに他の変形を示すフローチャートである。この図8の場合、上述の図6におけるステップ109の送信中断時間T内に、さらに、送信レート引き下げコマンド53の受信の有無を判別し、受信があった場合には、送信中断時間Tを延長するように制御するものである。
すなわち、送信レート引き下げコマンド53の受信による送信中断時間T内において、まず、タイマ変数tを0に初期化した後(ステップ131)、送信レート引き下げコマンド53の受信の有無を判定し(ステップ132)、受信があった場合には、送信中断時間TをΔTだけ増加させる(ステップ134)。
このステップ132、ステップ134の処理を、tが送信中断時間Tを超過するまで(ステップ133)、tをΔtだけ増加させながら反復する(ステップ135)。
これにより、送信中断時間T内にさらに送信レート引き下げコマンド53が検出された場合には、ステップ値ΔRとして大きなステップ値R1を使用している通信端末10に対してより大きなペナルティを課すことができ、より効果的に隣接の基地局2における干渉による弊害の発生を抑止できることが期待される。
図9は、本実施の形態のさらに他の変形例を示すフローチャートである。この図9の例では、上述の図7に例示されるフローチャートの処理に、さらに、送信レートRを漸増させる過程で送信レート引き下げコマンド53を受信しなかった場合には、送信レートRに加算されるステップ値ΔR自体を大きな値に変更するようにしたものである。
すなわち、この図9では、送信レート引き下げコマンド53を受信することなく実行されたデータ送信の回数を管理する変数cが導入されている。この変数は、ステップ102aで0に初期化される。
そして、上述の図7のフローチャートにおける送信レート引き下げコマンド53の判定で(ステップ105)、受信が検出されなかった場合に実行されるステップ106の後に、変数cをインクリメントし(ステップ141)、さらに、この変数cが所定の閾値Cthを超えたか判定する(ステップ143)。
すなわち、送信レート引き下げコマンド53の受信がない状態で実行されたデータ送信の回数(変数cの値)が所定の閾値Cthを超えた場合には、ステップ101で設定された現在のステップ値ΔRの値をより大きな値に変更し(ステップ144)、変数cを0に初期化する(ステップ145)。
すなわち、このステップ144では、現在のステップ値ΔRがステップ値R3(ステップ値R2)の場合には、ステップ値R2(ステップ値R1)に変更する。
また、上述のステップ105で送信レート引き下げコマンド53の受信が検出された場合には、変数cは0に初期化される(ステップ142)。
なお、図9のステップ121〜123では、ステップ値ΔRの大きさに比例した送信中断時間Tの変更制御を行っているが、この部分は、上述の図6のように、単に、ステップ値ΔRが最大の場合に所定の送信中断時間Tだけ中断を実行するようにしてもよい。
この図9の例では、隣接する基地局2との干渉が少なく(すなわち、送信レート引き下げコマンド53を受信する可能性が低く)、通信端末10と基地局1との間において比較的大きな送信レートRを利用できる状態を的確に検出して利用することで、一層大きなステップ値ΔRを設定した大きな送信レートRでのデータ送信が可能になる。
また、特に図示しないが、相対的に大きなステップ値ΔRを用いて実行された情報送信の実行時間(たとえば図6のステップ112の実行回数)の長さに比例して情報送信の中断の長さ(たとえば図6のステップ109における送信中断時間Tの長さ)を制御するようにしてもよい。
以上説明したように、本実施の形態によれば、たとえば、HSUPA等において、基地局1の配下の個々の通信端末10がステップ値ΔRを単位として段階的に送信レートRを漸増させつつ当該基地局1に対してデータ送信を行う場合において、可能な限り大きなステップ値ΔRを選択することで、一層のスループットの向上を実現することが可能となる。
また、基地局1の配下の個々の通信端末10が自律的に送信レートRを漸増させつつ基地局1に対して情報送信を行う場合において、個々の通信端末10におけるスループットの向上と、複数の通信端末10の間における送信レートの配分の公平性の確保と、を両立させることが可能となる。
なお、本発明は、上述の実施の形態に例示した構成に限らず、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
(付記1)
基地局との間での情報通信を行う無線通信装置であって、
前記基地局に対する情報送信の送信レートの最大値、および前記送信レートを増減する際に用いられる複数の異なるステップ値を記憶する記憶手段と、
複数の前記ステップ値の中の一つを選択し、選択された前記ステップ値を単位として前記送信レートを段階的に増減させる送信レート制御手段と、
を含むことを特徴とする無線通信装置。
(付記2)
基地局との間での情報通信を行う無線通信装置であって、
前記基地局に対する情報送信の送信レートの最大値、および前記送信レートを増減する際に用いられる複数の異なるステップ値を記憶する記憶手段と、
複数の前記ステップ値の中の一つを選択し、選択された前記ステップ値を単位として前記送信レートを段階的に増減させるとともに、外部から前記送信レートの低減を要求する送信レート引き下げコマンドを受信したとき、相対的に大きな前記ステップ値を使用している場合には前記送信レートの低減および前記情報送信の中断を実行し、相対的に小さな前記ステップ値を使用している場合には前記送信レートの低減を実行する送信レート制御手段と、
を含むことを特徴とする無線通信装置。
(付記3)
付記2記載の無線通信装置において、
前記送信レート制御手段は、さらに
相対的に大きな前記ステップ値の値に比例して前記情報送信の前記中断の長さを制御する制御論理、
相対的に大きな前記ステップ値を用いて実行された前記情報送信の実行時間の長さに比例して前記情報送信の前記中断の長さを制御する制御論理、
前記基地局から通知された前記中断の長さ情報を用いて前記情報送信の前記中断の長さを制御する制御論理、
の少なくとも一つを備えたことを特徴とする無線通信装置。
(付記4)
付記2記載の無線通信装置において、
前記送信レート制御手段は、さらに、
前記中断の期間中にさらに前記送信レート引き下げコマンドを受信したとき、前記中断の長さを延長する制御論理、
前記情報送信の開始前に前記送信レート引き下げコマンドを受信した場合には、相対的に小さな前記ステップ値を用いて前記情報送信を開始する制御論理、
前記情報送信中に前記送信レートを漸増させるとき、前記送信レート引き下げコマンドを受信しなかった場合には、使用する前記ステップ値を相対的に大きな別の前記ステップ値に変更する制御論理、
前記情報送信の開始前に前記送信レート引き下げコマンドを受信した場合には、相対的に小さな前記ステップ値のみを用いて前記情報送信を開始する制御論理、
の少なくとも一つを備えたことを特徴とする無線通信装置。
(付記5)
付記2記載の無線通信装置において、
前記基地局と前記無線通信装置は、W−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)方式の携帯電話システムを構成し、前記情報送信は、HSUPA(High-Speed Uplink Packet Access)に準拠して実行されることを特徴とする無線通信装置。
(付記6)
基地局との間での情報通信を行う無線通信装置の制御方法であって、
複数の異なるステップ値を前記無線通信装置に設定する第1工程と、
複数の前記ステップ値の中の一つを単位として、前記基地局に対する情報送信の送信レートを段階的に増減させ、外部から前記送信レートの低減を要求する送信レート引き下げコマンドを受信したとき、相対的に大きな前記ステップ値を使用している場合には前記送信レートの低減および前記情報送信の中断を実行し、相対的に小さな前記ステップ値を使用している場合には前記送信レートの低減を実行する第2工程と、
を含むことを特徴とする無線通信装置の制御方法。
(付記7)
付記6記載の無線通信装置の制御方法において、
前記第2工程では、相対的に大きな前記ステップ値の値に比例して前記情報送信の前記中断の長さを制御することを特徴とする無線通信装置の制御方法。
(付記8)
付記6記載の無線通信装置の制御方法において、
前記第2工程では、相対的に大きな前記ステップ値を用いて実行された前記情報送信の実行時間の長さに比例して前記情報送信の前記中断の長さを制御することを特徴とする無線通信装置の制御方法。
(付記9)
付記6記載の無線通信装置の制御方法において、
前記第2工程では、前記基地局から通知された前記中断の長さ情報を用いて前記情報送信の前記中断の長さを制御することを特徴とする無線通信装置の制御方法。
(付記10)
付記6記載の無線通信装置の制御方法において、
前記第2工程では、前記中断の期間中にさらに前記送信レート引き下げコマンドを受信したとき、前記中断の長さを延長することを特徴とする無線通信装置の制御方法。
(付記11)
付記6記載の無線通信装置の制御方法において、
前記第2工程では、前記情報送信の開始前に前記送信レート引き下げコマンドを受信した場合には、相対的に小さな前記ステップ値を用いて前記情報送信を開始することを特徴とする無線通信装置の制御方法。
(付記12)
付記6記載の無線通信装置の制御方法において、
前記第2工程では、前記情報送信中に前記送信レートを漸増させるとき、前記送信レート引き下げコマンドを受信しなかった場合には、使用する前記ステップ値を相対的に大きな別の前記ステップ値に変更することを特徴とする無線通信装置の制御方法。
(付記13)
付記6記載の無線通信装置の制御方法において、
前記第2工程では、前記情報送信の開始前に前記送信レート引き下げコマンドを受信した場合には、相対的に小さな前記ステップ値のみを用いて前記情報送信を開始することを特徴とする無線通信装置の制御方法。
(付記14)
付記6記載の無線通信装置の制御方法において、
前記基地局と前記無線通信装置は、W−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)方式の携帯電話システムを構成し、前記情報送信は、HSUPA(High-Speed Uplink Packet Access)に準拠して実行されることを特徴とする無線通信装置の制御方法。
本発明の一実施の形態である無線通信装置の制御方法を実施する無線通信装置の構成の一例を示すブロック図である。 本発明の一実施の形態である無線通信装置を含む移動通信システムの構成の一例を示す概念図である。 本発明の一実施の形態である無線通信装置およびその制御方法の作用の一例を示す線図である。 本発明の一実施の形態である無線通信装置およびその制御方法の作用の一例を示す線図である。 本発明の一実施の形態である無線通信装置およびその制御方法の作用の一例を示す線図である。 本発明の一実施の形態である無線通信装置およびその制御方法の作用の一例を示すフローチャートである。 本発明の一実施の形態である無線通信装置およびその制御方法の作用の変形例を示すフローチャートである。 本発明の一実施の形態である無線通信装置およびその制御方法の作用の変形例を示すフローチャートである。 本発明の一実施の形態である無線通信装置およびその制御方法の作用の変形例を示すフローチャートである。
符号の説明
1 基地局
2 基地局
10 通信端末
20 受信部
21 無線受信部
22 復号部
30 送信パラメタ決定部
31 ステップ値決定部
32 送信レート決定部
33 変調方式/符号化率決定部
34 送信データ量決定部
35 設定情報保持部
40 送信部
41 データバッファ
41a データ残量
42 データ読み出し部
43 チャネルコーディング部
44 制御情報生成部
45 物理チャネル生成部
46 変調部
47 無線送信部
50 無線受信信号
51 ユーザデータ
52 制御情報データ
53 送信レート引き下げコマンド
54 設定情報
54a 最大送信許可レート
54b 最小送信許可レート
54c ステップ値
54d 送信中断時間
60 無線送信信号
61 ユーザデータ
62 制御情報データ
63 制御情報データ
R 送信レート
R0 基準送信レート
ΔR ステップ値
R1 ステップ値
R2 ステップ値
R3 ステップ値
Rmax 最大送信許可レート
Rmin 最小送信許可レート
T 送信中断時間
T1 送信中断時間
T2 送信中断時間

Claims (5)

  1. 基地局との間での情報通信を行う無線通信装置であって、
    前記基地局に対する情報送信の送信レートの最大値、および前記送信レートを増減する際に用いられる複数の異なるステップ値を記憶する記憶手段と、
    複数の前記ステップ値の中の一つを選択し、選択された前記ステップ値を単位として前記送信レートを段階的に増減させる送信レート制御手段と、
    を含むことを特徴とする無線通信装置。
  2. 基地局との間での情報通信を行う無線通信装置であって、
    前記基地局に対する情報送信の送信レートの最大値、および前記送信レートを増減する際に用いられる複数の異なるステップ値を記憶する記憶手段と、
    複数の前記ステップ値の中の一つを選択し、選択された前記ステップ値を単位として前記送信レートを段階的に増減させるとともに、外部から前記送信レートの低減を要求する送信レート引き下げコマンドを受信したとき、相対的に大きな前記ステップ値を使用している場合には前記送信レートの低減および前記情報送信の中断を実行し、相対的に小さな前記ステップ値を使用している場合には前記送信レートの低減を実行する送信レート制御手段と、
    を含むことを特徴とする無線通信装置。
  3. 請求項2記載の無線通信装置において、
    前記送信レート制御手段は、さらに
    相対的に大きな前記ステップ値の値に比例して前記情報送信の前記中断の長さを制御する制御論理、
    相対的に大きな前記ステップ値を用いて実行された前記情報送信の実行時間の長さに比例して前記情報送信の前記中断の長さを制御する制御論理、
    前記基地局から通知された前記中断の長さ情報を用いて前記情報送信の前記中断の長さを制御する制御論理、
    の少なくとも一つを備えたことを特徴とする無線通信装置。
  4. 請求項2記載の無線通信装置において、
    前記送信レート制御手段は、さらに、
    前記中断の期間中にさらに前記送信レート引き下げコマンドを受信したとき、前記中断の長さを延長する制御論理、
    前記情報送信の開始前に前記送信レート引き下げコマンドを受信した場合には、相対的に小さな前記ステップ値を用いて前記情報送信を開始する制御論理、
    前記情報送信中に前記送信レートを漸増させるとき、前記送信レート引き下げコマンドを受信しなかった場合には、使用する前記ステップ値を相対的に大きな別の前記ステップ値に変更する制御論理、
    前記情報送信の開始前に前記送信レート引き下げコマンドを受信した場合には、相対的に小さな前記ステップ値のみを用いて前記情報送信を開始する制御論理、
    の少なくとも一つを備えたことを特徴とする無線通信装置。
  5. 請求項2記載の無線通信装置において、
    前記基地局と前記無線通信装置は、W−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)方式の携帯電話システムを構成し、前記情報送信は、HSUPA(High-Speed Uplink Packet Access)に準拠して実行されることを特徴とする無線通信装置。
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