JP2007027945A - 撮影情報提示システム - Google Patents

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洋一 川上
Toshiji Noro
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Abstract

【課題】煩雑な画像の管理も行うことなく、構図に関する適正なお手本画像を表示することができる技術を提供する。
【解決手段】クライアント100においてユーザーによる操作部の操作や音声入力やGPSの動作等によって1以上の撮影条件情報が取得される。そして、当該1以上の撮影条件情報が、画像サーバ200に送信され、画像サーバ200に格納される画像DB243から、1以上の撮影条件情報に対応するお手本画像候補が抽出される。更に、抽出されたお手本画像候補がクライアント100に送信され、クライアント100において表示される。
【選択図】図1

Description

本発明は、撮影に関する情報を提示する技術に関する。
撮像装置については、近年、搭載されているオートフォーカス(AF)機能や手振れ補正機能等といった各種機能の技術の進歩により、撮影時に、ピント呆けやブレ等といった技術的な要素で失敗してしまうことが少なくなった。
一方、良い写真を撮影するためには、より良い構図が不可欠であり、特に初心者にとって良い構図を決めることは難しい。また、良い構図で撮影を行うということは、上に述べたAFや手振れ補正等の技術の進歩によってカバーできない分野である。
この構図については、プロのカメラマン等を講師とした写真教室での構図の勉強会等も開催されている。しかし、実際に構図についてのアドバイスが欲しいときは旅行中等の外出中で、なおかつ、珍しい風景、見慣れない風景を撮影するのが普通であるから、勉強会で必ずしも欲しい情報が得られるとは限らない。
このような問題点に対して、予めお手本となる推奨画像の候補を格納しておき、内蔵されたGPSによって測定された位置に対応する推奨画像を提示する撮像装置が提案されている(例えば、特許文献1)。
このような技術に関する先行技術文献としては、以下のようなものがある。
特開2002−10114号公報
しかしながら、特許文献1で提案されている撮像装置では、予め推奨画像を撮像装置内に記憶しておく必要性があるため、推奨画像を適宜登録及び更新する等といった管理に手間がかかってしまう。特に、所望の推奨画像をユーザー自らが入手するのは難しい。更に、内蔵する記憶媒体に推奨画像を記憶する容量が別途必要となってしまう。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、煩雑な管理も行うことなく、構図に関する適正なお手本画像を表示することができる技術を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、請求項1の発明は、撮影情報提示システムであって、画像群を記憶する画像データベースを格納するサーバと、前記サーバと通信可能なクライアントとを備え、前記クライアントが、撮影条件を示す1以上の撮影条件情報を取得する取得手段を有し、前記クライアントまたは前記サーバが、前記1以上の撮影条件情報に対応する画像を前記画像群から抽出する抽出手段を有し、前記クライアントが、前記抽出手段によって抽出された画像を表示する表示手段を有することを特徴とする。
また、請求項2の発明は、請求項1に記載の撮影情報提示システムであって、前記取得手段が、ユーザーの動作に応答して前記撮影条件情報を取得することを特徴とする。
また、請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載の撮影情報提示システムであって、前記画像データベースが、前記画像群に含まれる各画像に対してそれぞれ属性情報が付された状態で、前記画像群を記憶し、前記抽出手段が、前記1以上の撮影条件情報に対応する属性情報が付された画像を前記画像群から抽出することを特徴とする。
また、請求項4の発明は、請求項3に記載の撮影情報提示システムであって、前記表示手段が、前記抽出手段によって抽出された画像に付された属性情報を可視的に出力することを特徴とする。
また、請求項5の発明は、請求項3または請求項4に記載の撮影情報提示システムであって、前記サーバが、前記画像データベースに記憶された前記画像群に含まれる各画像と当該各画像に係る属性情報とを関連付けた関連付け情報を記憶し、前記関連付け情報がRDFによって記述され、前記抽出手段が、前記関連付け情報を参照することで、前記1以上の撮影条件情報に対応する属性情報が付された画像を前記画像群から抽出することを特徴とする。
また、請求項6の発明は、請求項1から請求項5のいずれかに記載の撮影情報提示システムであって、前記1以上の撮影条件情報が、前記クライアントの現在の位置を示す位置情報を含むことを特徴とする。
また、請求項7の発明は、請求項1から請求項6のいずれかに記載の撮影情報提示システムであって、前記1以上の撮影条件情報が、撮影対象物の特徴を示す対象物特徴情報を含むことを特徴とする。
また、請求項8の発明は、請求項7に記載の撮影情報提示システムであって、前記取得手段が、ユーザーの動作に応答して前記対象物特徴情報を取得することを特徴とする。
また、請求項9の発明は、請求項8に記載の撮影情報提示システムであって、前記撮影対象物が、風景、近景、人物、および建物のうちの何れか1つを含むことを特徴とする。
また、請求項10の発明は、請求項1から請求項9のいずれかに記載の撮影情報提示システムであって、前記1以上の撮影条件情報が、日付を示す日付情報を含むことを特徴とする。
また、請求項11の発明は、請求項1から請求項10のいずれかに記載の撮影情報提示システムであって、前記1以上の撮影条件情報が、時刻を示す時刻情報を含むことを特徴とする。
また、請求項12の発明は、請求項1から請求項11のいずれかに記載の撮影情報提示システムであって、前記クライアントが、ユーザーの発する音声を受け付ける音声受付手段を更に有し、前記取得手段が、前記音声受付手段によって受け付けられた音声を認識することで文字情報を取得し、前記1以上の撮影条件情報が、前記文字情報を含むことを特徴とする。
また、請求項13の発明は、請求項1から請求項12のいずれかに記載の撮影情報提示システムであって、前記クライアントが、ネットワーク回線を介して少なくとも1以上の外部装置と通信する通信手段を有し、前記取得手段が、前記通信手段を用いて、前記少なくとも1以上の外部装置から前記1以上の撮影条件情報を取得することを特徴とする。
また、請求項14の発明は、請求項13に記載の撮影情報提示システムであって、前記クライアントが、当該クライアントの現在の位置を示す位置情報を認識する認識手段を有し、前記取得手段が、前記通信手段を用いて、前記少なくとも1以上の外部装置から、前記認識手段によって認識された位置情報に対応する天候を示す天候情報を取得することを特徴とする。
また、請求項15の発明は、請求項13に記載の撮影情報提示システムであって、前記クライアントが、当該クライアントの現在の位置を示す位置情報を認識する認識手段を有し、前記取得手段が、前記通信手段を用いて、前記少なくとも1以上の外部装置から、前記認識手段によって認識された位置情報に対応する撮影対象物の情報を取得することを特徴とする。
また、請求項16の発明は、請求項1から請求項15のいずれかに記載の撮影情報提示システムであって、前記クライアントが、ユーザーによる所定の動作に応答して、前記表示手段によって表示された表示画像をお手本画像として採用したことを示す採用情報を入力する入力手段を更に有し、前記サーバが、前記抽出手段による画像の抽出における優先順位を既定する基準パラメータを前記画像群に含まれる各画像についてそれぞれ記憶する記憶手段と、前記表示手段に前記表示画像が表示された状態で、前記採用情報の入力に応答して、前記表示画像の抽出における優先順位を高める方向に、前記記憶手段に記憶された前記表示画像に係る基準パラメータを変更する変更手段とを更に有することを特徴とする。
また、請求項17の発明は、請求項1から請求項16のいずれかに記載の撮影情報提示システムであって、前記クライアントが、撮像装置であることを特徴とする。
また、請求項18の発明は、撮影情報提示システムであって、少なくとも1以上の画像をそれぞれ格納する複数のサーバと、前記複数のサーバとインターネット回線を介して通信可能なクライアントとを備え、前記クライアントが、撮影条件を示す1以上の撮影条件情報を取得する取得手段を有し、前記複数のサーバに含まれる所定のサーバまたは前記クライアントが、前記1以上の撮影条件情報に対応する画像を前記複数のサーバから抽出する抽出手段を有し、前記クライアントが、前記抽出手段によって抽出された画像を表示する表示手段を有することを特徴とする。
また、請求項19の発明は、請求項18に記載の撮影情報提示システムであって、前記取得手段が、ユーザーの動作に応答して文字列を取得し、前記抽出手段が、前記文字列を抽出条件に追加して前記1以上の撮影条件情報に対応する画像を前記複数のサーバから抽出することを特徴とする。
なお、本明細書では、「撮影条件」という文言を、撮影シーン、シャッタースピード等といった撮像装置の設定、時刻、および位置を示す情報等といった撮影に関する条件一般を含めたものとして使用する。
請求項1から請求項17のいずれに記載の発明によっても、クライアントにおいて撮影条件を示す1以上の撮影条件情報が取得されると、クライアントまたはサーバによってサーバに格納される画像データベースから、1以上の撮影条件情報に対応する画像が抽出されて、クライアントにおいて表示されるような構成により、お手本となる画像をクライアント側に記憶する必要性がないため、煩雑な画像の管理も行うことなく、構図に関する適正なお手本画像を表示することができる。
また、請求項2に記載の発明によれば、ユーザーによる操作や発声などといった動作に応答して撮影条件情報を取得するため、ユーザーの意図に沿った撮影条件情報を入力することができる。
また、請求項3に記載の発明によれば、画像データベースにおいて、予め各画像に対して属性情報が付された状態で画像群を記憶しておき、1以上の撮影条件情報に対応する属性情報が付された画像を画像群から抽出するような構成を採用することで、Exifデータなどといった汎用の属性情報が付された画像ファイルを利用して、1以上の撮影条件情報に対応する画像を容易に抽出することができる。
また、請求項4に記載の発明によれば、クライアントに表示された画像に付された属性情報を可視的に出力するため、ユーザーが、表示された属性情報を参照することで、所望の画像であるか否かを容易に判断することができる。
また、請求項5に記載の発明によれば、画像データベースに記憶された画像群に含まれる各画像と各画像に係る属性情報とを関連付けた関連付け情報をRDFによって記述して記憶しておき、関連付け情報を参照して、1以上の撮影条件情報に対応する属性情報が付された画像を画像群から抽出するような構成とすることにより、1以上の撮影条件情報に対応する画像を容易に抽出することができる。
また、請求項6に記載の発明によれば、1以上の撮影条件情報にクライアントの現在の位置を示す情報を含ませることで、例えば、現在の位置に対応する撮影対象物を特定することが容易にできるため、適正なお手本画像を得ることができる。
また、請求項7に記載の発明によれば、1以上の撮影条件情報に撮影対象物の特徴を示す対象物特徴情報を含ませることで、容易に撮影対象物を特定することができるため、適正なお手本画像を得ることができる。
また、請求項8および請求項9のいずれに記載の発明によっても、例えば、ユーザーによる操作や発声などといった動作に応答して対象物特徴情報を取得するため、ユーザーの意図に沿った対象物特徴情報を入力することができる。
また、請求項10に記載の発明によれば、撮影条件情報が、日付を示す情報を含むため、例えば季節によって変化する撮影対象物に合わせて、適正なお手本画像を得ることができる。
また、請求項11に記載の発明によれば、撮影条件情報が、時刻を示す情報を含むため、例えば時刻によって明暗等が変化する撮影対象物に合わせて、適正なお手本画像を得ることができる。
また、請求項12に記載の発明によれば、ユーザーが発した音声を認識することで撮影条件情報に含まれる文字情報を取得するため、容易に撮影条件情報を入力することができる。
また、請求項13に記載の発明によれば、ネットワーク回線を介して外部装置から撮影条件情報を取得するため、幅広い撮影条件情報を取得することができる。
また、請求項14に記載の発明によれば、クライアントの現在の位置を示す位置情報に対応する天候を示す情報をネットワーク回線を介して外部装置から取得するため、例えば、天候によって明暗等が変化する撮影対象物に合わせて、適正なお手本画像を得ることができる。
また、請求項15に記載の発明によれば、クライアントの現在の位置を示す位置情報に対応する撮影対象物の情報をネットワーク回線を介して外部装置から取得するため、撮影対象物に合わせて、適正なお手本画像を得ることができる。
また、請求項16に記載の発明によれば、ユーザーによる所定の動作に応答して、表示された表示画像をお手本画像として採用したことを示す採用情報を入力すると、表示画像について画像の抽出における優先順位を既定するパラメータが、優先順位が高まる方向に変更されるような構成とすることで、お手本画像として採用したか否かの結果をその後の画像の抽出に反映させることができるため、より適正なお手本画像を得ることができる。
また、請求項17に記載の発明によれば、クライアントが撮像装置であるため、別途のクライアントを携帯することなく、撮像装置において適宜お手本画像を表示しつつ構図を決定して実際の撮影を行うことができる。したがって、撮像装置を携帯するだけで済むため、撮影情報提供システムの使い勝手が良くなる。
また、請求項18に記載の発明によれば、クライアントにおいて撮影条件を示す1以上の撮影条件情報が取得されると、クライアントまたは所定のサーバによってインターネット回線に接続される複数のサーバに格納される複数の画像から、1以上の撮影条件情報に対応する画像が抽出されて、クライアントにおいて表示されるような構成により、お手本となる画像をクライアント側に記憶する必要性がないため、煩雑な画像の管理も行うことなく、構図に関する適正なお手本画像を表示することができる。
また、請求項19に記載の発明によれば、ユーザーの動作に応答して文字列を取得し、当該文字列を抽出条件に追加して1以上の撮影条件情報に対応する画像を抽出するため、ユーザーの意図に応じて、抽出してくる画像の絞り込みを行うことができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
<第1実施形態>
<撮影情報提示システムの概要>
図1は、本発明の第1実施形態に係る撮影情報提示システム1の概要を例示する図である。
撮影情報提示システム1は、ユーザーUrが撮像装置CMによって撮影対象物PGを撮影しようとする際に、構図のお手本となる画像(以下「お手本画像」とも称する)を撮影に資する情報として提示するシステムである。
そして、撮影情報提示システム1は、撮影情報提示クライアント(以下、単に「クライアント」と略称する)100と、画像サーバ200とを備えている。
クライアント100は、携帯端末機器(PDA)の一種として構成され、撮像装置CMによって撮影を行うユーザーUrによって携帯される。
画像サーバ200は、画像ファイル(以下、単に「画像」とも称する)を複数個含む画像群を記憶する画像データベース(以下、「画像DB」とも称する)243を格納するコンピュータである。なお、当該コンピュータとしては、パーソナルコンピュータ(パソコン)等が挙げられる。
また、クライアント100と画像サーバ200とは無線通信等の通信手段を用いて通信可能となっている。ここでは、クライアント100から1以上の撮影条件を示す情報(撮影条件情報群)を画像サーバ200に送信すると、画像サーバ200で撮影条件情報群に対応する画像ファイルが画像DB243から抽出され、お手本画像の候補(お手本画像候補)としてクライアント100に送信される。そして、クライアント100側では、お手本画像候補が表示され、ユーザーUrがお手本画像候補を適宜参照することで、構図を決定する。
なお、上述の「撮影条件情報群」は、複数の撮影条件情報の集合および単数の撮影条件情報を包含する意味で使用している。
<撮影情報提示クライアント>
図2は、撮影情報提示クライアント100の外観構成を示す図である。
図2に示すように、撮影情報提示クライアント100には、その前面に液晶ディスプレイによって構成される表示部120と、表示部120の左右に設けられ、上下左右キー及びその中央に実行キーが配置された2つの十字キー110a,110bとが設けられている。この十字キー110a,110bは、表示部120に表示される画面の内容によって機能が変化するキーであり、どのキーがどの機能に対応するかは各画面によって異なる。なお、図2では、後述する撮影情報提示動作における基本メニューを示す画面(基本メニュー画面)が表示部120に表示されている状態が示されている。
図2に示すように、基本メニュー画面では、例えば「お手本画像を表示する」「撮影対象物の選択」「キーワードの入力」及び「現在位置の確認」といった項目が上から順に列挙される。そして、十字キー110a,110bの上下キーを適宜操作して、太枠カーソルCSを所望の項目に合わせて、十字キー110a,110bの中央の丸いキー(実行キー)を押下すると、所望の項目を選択することができる。
ここでは、図2に示す「お手本画像の表示」という項目に太枠カーソルCSを合わせて、実行キーを押下すると、後述する撮影条件取得部131によって取得された撮影条件情報群が画像サーバ200に送信される。
図3は、クライアント100の基本的な機能構成を示すブロック図である。
図3に示すように、クライアント100は、主に、操作部110、表示部120、制御部130、記憶部140、GPS部150、時計部160、通信部170、入出力I/F180、及びマイク部190を備えて構成されている。
操作部110は、2つの十字キー110a,110b(図2)を有しており、ユーザーからの入力操作を受け付ける。そして、操作部110から入力される信号は制御部130に送られる。
表示部120は、例えば液晶ディスプレイで構成され、表示手段として機能する。この表示部120は、制御部130から送信されるデータに基づいて各種画面を表示する。
記憶部140は、例えばハードディスク等を備えて構成されており、クライアント100の基本動作を既定するオペレーティングシステム(以下では、「OS」とも称する)141がインストールされる。また、記憶部140には、OS141の管理下で実行されるプログラム142もインストールされる。撮影情報提示クライアント100では、制御部130がプログラム142を読み込んで実行することにより、図4に示す機能ブロックの機能が実現される。
GPS部150は、一般的なGPSの機能を有し、クライアント100が現在位置する緯度及び経度といった情報(位置情報)を認識する。つまり、位置情報を取得する。このGPS部150で得られる位置情報は、制御部130に対して送信される。
時計部160は、日付及び時刻を管理する時計としての機能を有し、制御部130からの要請に応じて適宜日付を示す情報(日付情報)及び時刻を示す情報(時刻情報)を制御部130に対して送信する。
通信部170は、制御部130と、画像サーバ200との間のデータの送受信を実現するものである。このデータ通信の方法は特に限定しないが、例えば、TCP/IP上のHTTP、或いはSOAP等を用いることができる。
入出力I/F180は、クライアント100に装着されたメモリカードMCに対するデータの入出力を行うためのインターフェースである。
マイク部190は、ユーザーUrが発する音声を受け付けて、当該音声を示す音声データを制御部130に送信する。
制御部130は、CPU130aおよびメモリ130bを有しており、クライアント100の動作を統括制御し、ユーザーの操作やプログラム142などに基づいてお手本画像候補の提示などといった撮影に関する情報を提示する動作(撮影情報提示動作)を制御する部位である。
ここでは、ユーザーによる操作部110の種々の操作に基づき、制御部130が、記憶部140に格納されているプログラム142を読み込んで実行することにより、撮影情報提示動作が実現される。なお、制御部130は、メモリカードMCに記録されている各種データやプログラムを入出力I/F180を介して読み込んで、各種制御を実行することもできる。
図4は、撮影情報提示動作が実行される際に、制御部130において実現される機能を例示する図である。撮影情報提示動作を行う際には、制御部130は、機能として、撮影情報取得部131、撮影条件送信部132、画像取得部133、画像表示制御部134、及び採用情報取得部135を備えて構成される。
撮影条件取得部131は、ユーザーによる操作部110に対する操作やマイク部190に向けた発声などといったユーザーの動作に応答して、1以上の撮影条件を示す撮影条件情報群を取得する。
そして、この撮影条件取得部131は、各種撮影条件をそれぞれ取得する細かな機能として、位置情報取得部131a、日付情報取得部131b、時刻情報取得部131c、シーン受付部131d、文字受付部131e、及び音声認識部131fを備えている。
位置情報取得部131aは、GPS部150から緯度・経度で示される位置情報を取得する。
日付情報取得部131bは、時計部160から日付情報を取得する。
時刻情報取得部131cは、時計部160から時刻情報を取得する。
シーン受付部131dは、操作部110に対する操作に応じて選択される撮影シーンに関する情報(シーン情報)を取得する。このシーン情報は、撮影対象物の特徴を示す情報(以下「対象物特徴情報」とも称する)となっている。
文字受付部131eは、操作部110に対する操作に応じて入力される文字列の情報(文字情報)を受け付ける。ここでは、例えば、撮影対象物の特徴を示す撮影条件に関する文字情報を受け付ける。すなわち、ここでは、この文字情報も、撮影対象物の特徴を示す情報(対象物特徴情報)となっている。
音声認識部131fは、マイク部190で受け付けられた音声を認識することで、音声情報を文字情報に変換する。つまり、音声認識部131fが、ユーザーの発した音声に対応する文字情報を取得する。
撮影条件送信部132は、撮影条件取得部131で取得された各種撮影条件を通信部170を介して画像サーバ200に送信する。
画像取得部133は、画像サーバ200側で各種撮影条件に対応する画像として抽出されたお手本画像候補を通信部170を介して取得する。
画像表示制御部134は、画像取得部133で取得されたお手本画像候補を表示部120に表示させるように制御する。
採用情報取得部135は、ユーザーの操作部110に対する入力に応答して、表示部120に表示中の画像(お手本画像候補)を構図の決定の参考として使用するお手本画像として採用した旨を示す情報(採用情報)を取得する。そして、採用情報取得部135は、取得した採用情報を、現在表示中のお手本画像を特定する情報(例えば、ファイル名等)とともに通信部170を介して、画像サーバ200に送信する。
<画像サーバ>
図5は、画像サーバ200の基本的な機能構成を示すブロック図である。
図5に示すように、画像サーバ200は、主に、操作部210、表示部220、制御部230、記憶部240、入出力I/F部250、通信部270、及び入出力I/F280を備えて構成されている。
操作部210は、ユーザーからの入力操作を受け付け、入力された信号は制御部130に送られる。
表示部220は、例えばCRT等で構成され、表示手段として機能する。この表示部220は、制御部230から送信されるデータに基づいて各種画面を表示する。
記憶部240は、例えばハードディスク等を備えて構成されており、画像サーバ200の基本動作を既定するOS241がインストールされる。また、記憶部240には、OS241の管理下で実行されるプログラム242もインストールされる。画像サーバ200では、制御部230がプログラム242を読み込んで実行することにより、図7に示す機能ブロックの機能が実現される。
また、記憶部240は、複数の画像ファイルが記憶される画像DB243を格納している。画像DB243に記憶されている画像ファイルは、デジタルカメラで撮影される画像データ(画像)を記憶する規格であるExif形式の画像ファイルであり、画像ファイルのタグ情報には、各種撮影条件を示す属性情報(以下「Exifデータ」とも称する)が記述されている。
この画像DB243に記憶される複数の画像ファイルは、予め、お手本画像となるべき候補の画像(お手本画像候補)がそれぞれ格納された複数の画像ファイルである。これらの複数の画像ファイルは、ユーザーが自分で気に入ったものを登録しておいても良いし、或いは、複数人数で登録しておいても良い。なお、複数の画像ファイルとしては、過去に撮影した画像や、その他種々の画像を格納したものが挙げられる。また、この複数の画像ファイルは、自由に追加・削除可能となっている。
また、記憶部240は、画像以外のデータ(いわゆるメタデータ)を持つ。具体的には、画像DB243に記憶されている全画像ファイルと当該画像ファイルにそれぞれ記述された属性情報とを関連付けた情報を記憶するデータベース(以下「データ関連付けDB」とも称する)244を格納する。このデータ関連付けDBでは、図6に示すように、各ファイルに対して撮影条件を示す属性情報が関連付けられて記憶されている。なお、図6に示すメタデータは、RDFの形式で記述されており、データ内容の変更等に関して柔軟性のあるデータ構造の方が好ましいが、別の形式で記述されても良い。
このデータ関連付けDB244に記憶されている属性情報には、各画像ファイルに付属するExifデータの内容が含まれる。なお、図6では図示を省略しているが、Exifデータには、画像サイズ、圧縮方式等といった種々のデータが含まれる。また、ここでは、図6に示すように、属性情報には、撮影の日付を示す情報(日付情報)、撮影の時刻を示す情報(時刻情報)、撮影した位置を示す情報(位置情報)、撮影に関するコメントを示す情報(コメント情報)、及びお手本画像として採用された回数を示す情報(採用回数情報)等が含まれる。
この採用回数情報は、撮影条件情報に対応する画像を画像DB243から抽出する際における優先順位を既定するパラメータ(基準パラメータ)として利用される。
また、通信用に、画像ファイルに格納される高精度の画像データとは別にサムネイル画像を持っていても良い。その場合は、通信コストを安く抑えることができる。
入出力I/F250は、操作部210および表示部220と制御部230との間でデータの送受信をコントロールするためのインターフェースである。
通信部270は、制御部230と、クライアント100との間のデータの送受信を実現するものである。
入出力I/F280は、画像サーバ200に装着されたメモリカードMD等に対するデータの入出力を行うためのインターフェースである。
制御部230は、CPU230aおよびメモリ230bを有しており、画像サーバ200の動作を統括制御し、プログラム242などに基づいてクライアント100にお手本画像候補の提示させるための動作すなわち撮影情報提示動作を制御する部位である。
ここでは、制御部230が、記憶部240に格納されているプログラム242を読み込んで実行することにより、撮影情報提示動作が実現される。なお、制御部230は、メモリカードMDに記録されている各種データやプログラムを入出力I/F280を介して読み込んで、各種制御を実行することもできる。
図7は、撮影情報提示動作が実行される際に、制御部230において実現される機能を例示する図である。
画像抽出部231は、クライアント100から送信されてくる撮影条件情報群に対応する画像ファイルを画像DB243から抽出する。なお、この画像の抽出時には、記憶部240に格納されるデータ関連付けDB244を参照することで、撮影条件情報群に対応する属性情報が付されている画像ファイルを特定するとともに、お手本画像として採用された回数が多い画像ファイルから順にお手本画像候補となる画像ファイルとして抽出する。
ここでは、クライアント100から送信されてくる撮影条件情報群に含まれる位置情報、日付情報、及び時刻情報等に基づいて、画像DB242内を検索して、クライアントから送られてくる撮影条件情報群に合致、或いは近似する撮影条件情報群を含む属性情報が付属された画像ファイルがお手本画像候補として抽出される。つまり、ここでは、撮影条件情報群に対応する画像とは、撮影条件情報群に含まれる全撮影条件について、合致或いは近似する属性情報が付属された画像ファイルである。
また、近似する幅としては、各撮影条件の種類毎に所定範囲の幅が決められているものとする。例えば、緯度・経度であれば、±1′程度の幅が近似する範囲として決められており、また、コメント情報については、撮影条件情報群に含まれるコメントに関する文字列を含むことが近似する範囲として決められているものとする。
そして、画像抽出部231では、位置情報から、撮影対象物を大凡特定できると考えられる。また、日付情報及び時刻情報からは、撮影対象物の明るさは勿論、ある特定の現象(例えば、朝であれば朝焼け、秋であれば紅葉等)に特化したお手本画像候補を選択することができる。
画像送信部232は、画像抽出部231によって抽出されたお手本画像候補をクライアント100に向けて送信する。
抽出条件変更部233は、クライアント100から送信されてくる画像ファイルを特定する情報(例えば、画像ファイル名を示す情報)と採用情報との組を受け付けて、データ関連付けDB244の採用回数情報を変更する。
具体的には、画像ファイル名と採用情報との組を受信して、データ関連付けDB244において、お手本画像として採用された回数を1回分だけ増加させるように受信した画像ファイル名に対応する採用回数情報を更新する。この採用回数情報の更新により、採用回数が増加された画像は、画像抽出における優先順位が高まることになる。
つまり、クライアント100側で、あるお手本画像候補が表示された状態で採用情報が入力されると、画像サーバ200側では、データ関連付けDB244において、表示中のお手本画像候補に対応する採用回数(基準パラメータ)が1回分だけ増加される。この採用回数の増加により、その後、表示中のお手本画像候補については、画像DB243からのお手本画像候補の抽出における優先順位が高まる。
このように、採用情報を入力することで、お手本画像としてより支持されている画像をお手本画像候補として優先的に抽出することが可能となるが、採用情報の入力操作はユーザーによっては面倒である。そこで、採用情報を入力したユーザーに対してはポイントが貯まる等して、各種のサービスの提供が受けられるようにしたり、キャッシュバックを行うことで、採用情報の収集を円滑に進めるような仕組みを本発明に適用することも重要である。
以下、撮影情報提示システム1における撮影情報提示動作について説明する。
<撮影情報提示システムの動作>
図8および図9は、撮影情報提示システム1における撮影情報提示動作の動作フローを示すフローチャートである。そして、図8は、撮影情報提示動作時におけるクライアント100側の動作フローを示すフローチャートであり、図9は、撮影情報提示動作時における画像サーバ200側の動作フローを示すフローチャートである。そして、図8に示すクライアント100側の動作フローと図9に示す画像サーバ200側の動作フローとが並行して行われることで、撮影情報提示動作が実現される。
クライアント100および画像サーバ200における動作フローは、並行して行われるが、説明が複雑になるのを防ぐため、クライアント100側と画像サーバ200側の動作フローを分けて説明する。
まず、図8のフローチャートを参照しつつ、クライアント100側の動作フローについて説明する。
ここでは、クライアント100の電源が投入されて、撮影情報を提示させるプログラムが実行されると、図8に示す動作フローが開始され、図8のステップS1に進む。
ステップS1では、撮影条件取得部131によって1以上の撮影条件を示す撮影条件情報群が取得される。ここでは、例えば、GPS150によって認識される位置情報が位置情報取得部131aによって取得され、時計部160によって認識される日付情報および時刻情報が日付情報取得部131bおよび時刻情報取得部131cによってそれぞれ取得される。
ステップS2では、お手本画像候補の表示の要求を検出したか否かを判定する。ここでは、基本メニュー画面において「お手本画像の表示」という項目が選択されるまで、ステップS1およびS2の処理を繰り返し、「お手本画像の表示」という項目が選択されると、お手本画像候補の表示の要求がなされたものとして、ステップS3に進む。
ステップS3では、撮影条件送信部132によってステップS1で取得された撮影条件情報群を画像サーバ200に対して送信する。
ステップS4では、画像サーバ200から画像ファイル(画像)を受信したか否かを判定する。ここでは、画像を受信するまで、ステップS4の判定を繰り返し、画像を受信すれば、ステップS5に進む。
ステップS5では、お手本画像候補を示す画面(結果表示画面)を表示部120に表示する。このとき、お手本画像候補は、単数である場合もあれば複数である場合もある。もしも、お手本画像候補が単数であれば、単に表示部120に大きくお手本画像候補を表示する。一方、もしも、お手本画像候補が複数であれば、採用回数が多い順にリスト形式で並べられても良いし、図10に示すように、最も採用回数が多いお手本画像候補が比較的大きく示された結果表示画面を表示しても良い。この結果表示画面の態様は、図10に示したようなものに限られず、種々考えることができる。
また、結果表示画面には、表示部120に比較的大きく示されるお手本画像候補の撮影条件を表示させるためのボタン(撮影条件ボタン)121と、表示部120に比較的大きく示されるお手本画像候補をお手本画像として採用したことを指定するボタン(採用ボタン)122と、結果表示画面の表示を終了させるボタン(表示終了ボタン)123が表示される。
ステップS6では、お手本画像候補の撮影条件を表示するか否かを判定する。ここでは、十字キー110a,110bの左右キーを適宜操作して、太枠カーソルKSを撮影条件ボタン121に合わせて、実行キーが押下されると、お手本画像候補の撮影条件を表示する指示があったものとして、ステップS7に進み、お手本画像候補の撮影条件を表示する指示がなければ、ステップS8に進む。
ステップS7では、図11に示すような撮影条件を表示する画面が所定期間だけ表示される。ここでは、お手本画像候補の画像ファイルに付属されるExifデータの内容を撮影条件として可視的に出力する。なお、結果表示画面に複数のお手本画像候補が表示されている場合には、比較的大きく示されたお手本画像候補に係る撮影条件が可視的に出力される。
ステップS8では、現在表示中のお手本画像候補を構図を決定する際に参考として採用する操作(採用操作)があったか否かを判定する。ここでは、結果表示画面上で採用ボタン122に太枠カーソルKSを合わせて、実行キーを押下する操作(採用操作)が行われると、ステップS9に進み、採用操作がなければステップS10に進む。
ステップS9では、現在表示中のお手本画像候補をお手本画像として採用したことを示す情報(採用情報)が採用情報取得部135で取得され、現在表示中のお手本画像候補を特定する情報(ファイル名等)を通信部170を介して画像サーバ200に送信する。なお、結果表示画面に複数のお手本画像候補が表示されている場合には、比較的大きく示されたお手本画像候補がお手本画像として採用された旨を示す採用情報が送信される。
ステップS10では、結果表示画面においてお手本画像候補の表示の切り替え指示があったか否かを判定する。例えば、図10に示した結果表示画面では、十字キー110a,110bの左右キーを適宜操作して、太枠カーソルKSを適宜所望のお手本画像候補に合わせて、実行キーを押下すると、比較的大きく示されるお手本画像候補を変更することができる。そして、ステップS10では、お手本画像候補の変更指示があれば、ステップS5に戻り、新たに指定されたお手本画像候補が比較的大きく表示される。
ステップS11では、お手本画像候補の表示を終了する指示(表示終了指示)があったか否かを判定する。ここでは、十字キー110a,110bの左右キーを適宜操作して、太枠カーソルKSを表示終了ボタン123に合わせて、実行キーが押下されると、表示終了指示があったものとして、本動作を終了する。一方、表示終了指示がなければ、ステップS6に戻る。
このようにして、ユーザーは、表示部120に表示されるお手本画像候補を適宜参照しつつ、或いはお手本画像候補の撮影条件を参考にして、自分の撮影したい画像のアイデアや構図を決定し、撮影を行うことができる。
そして、近年では、需要者向けの撮像装置としては完全にその主役となったデジタルカメラやカメラ付き携帯電話機などは、従来のフィルムカメラに比べて、撮影結果を撮影したその場で直ぐに確認することができるというメリットや、撮影のやり直しが何度でも可能であるといったメリットがある。そのメリットと組み合わせることで、お手本画像と見比べながら、何度も構図を練り直して撮影を行うことができる。
次に、図9のフローチャートを参照しつつ、画像サーバ200側の動作フローについて説明する。
ここでは、画像サーバ200の電源が投入されて、撮影情報を提示させるプログラムが実行されると、図9に示す動作フローが開始され、図9のステップS21に進む。
ステップS21では、クライアント100から撮影条件情報群を受信したか否かを判定する。ここでは、画像抽出部231によって撮影条件情報群が受信されるまでは、ステップS21の判定を繰り返し、撮影条件情報群が受信されると、ステップS22に進む。
ステップS22では、画像抽出部231によって、ステップS21で受信した撮影条件情報群に対応する画像ファイルをお手本画像候補として抽出する。
ステップS23では、ステップS22で抽出された画像ファイルを画像送信部232によってクライアント100に向けて送信する。
ステップS24では、抽出条件変更部233によって採用情報が受信されたか否かを判定する。ここでは、採用情報が受信されれば、ステップS25に進み、採用情報が受信されなければ、ステップS26に進む。なお、ここでは、採用情報と、採用された画像ファイル名を示す情報が組となって受信される。
ステップS25では、データ関連付けDB244内に記述される採用回数情報を変更する。具体的には、ステップS24の直前に受信された画像ファイル名について、属性情報として記述された採用回数を1回分だけ増加させる。
ステップS26では、ステップS23で画像を送信してから所定期間が経過したか否かを判定する。ここでは、所定期間が経過するまではステップS24からS26の処理を繰り返し、所定期間が経過すれば本動作フローを終了する。
このようにして、撮影情報提示動作が実現されるが、上記動作フローのステップS1の説明では、撮影条件情報群に含まれる情報として、位置情報と日付情報と時刻情報とが例示された。そして、例えば、ユーザーが金閣寺の前に立っている場合には、主に位置情報に基づいて、撮影対象物が金閣寺であるとして、金閣寺がとらえられたお手本画像候補がクライアント100で表示されることとなる。
しかしながら、例えば、金閣寺の側で咲いている花をズームで撮影しようと思っている場合では、お手本画像候補としては金閣寺をとらえた画像ではなく、花のズーム画像が提示されるべきである。よって、このような場合には、撮影対象物の特徴も考慮して、お手本画像候補が抽出されるべきである。
この点を考慮して、ステップS1では、撮影対象物の特徴を示す情報も撮影条件情報の1つとして取得することができる。以下、撮影対象物の特徴を示す情報も撮影条件情報の1つとして取得する場合について説明する。
図2に示す基本メニュー画面が表示された状態で、十字キー110a,110bの上下キーを適宜操作することで、太枠カーソルCSを「撮影対象物の選択」という項目に合わせて実行キーを押下すると、図12に示すように、撮影対象物を選択する画面(対象物選択画面)が表示部120に表示される。
対象物選択画面が表示部120に表示された状態で、ユーザーが十字キー110a,110bの上下キーを適宜操作することで、「風景」「近景」「人物」「建物」「指定なし」の5つの撮影対象物の特徴を示す選択肢のうちの何れか1つの選択肢の左方に黒丸BCを付することができる。そして、十字キー110aの実行キーを押下することで、黒丸BCが付された選択肢を撮影対象物の特徴を示す選択肢として選択することができる。このようにして、選択された選択肢を示す情報は、シーン受付部131dによって対象物特徴情報として取得される。
例えば、撮影対象物が「花」である場合には、ユーザーは、「近景」を撮影対象物の特徴を示す選択肢として選択すれば良い。
なお、撮影対象物の特徴の選択が終了すると、自動的に元の基本メニュー画面に戻る。一方、対象物選択画面が表示部120に表示された状態で、十字キー110bの実行キーが押下されると、単に元の基本メニュー画面に戻る。
このようにして選択された撮影対象物の特徴を示す情報(対象物特徴情報)も撮影条件情報に含ませて図8のステップS3において送信される。これに対して、画像サーバ200では、受信された対象物特徴情報も含めてお手本画像候補を抽出する。但し、既に画像DB243に記憶されている画像ファイルに対して、これは風景、これは近景などといった属性情報が含まれていれば、当該属性情報を利用して、対応する画像の特定を行うことができるが、当該属性情報が画像ファイルに含まれていなければ別途の手法で対応する画像の特定を行わなければならない。
このような手法としては、例えば、近景、遠景、人物は、撮影モードの設定、あるいはシャッタースピードや絞りの情報等で区別することができる。
また、撮影対象物の特徴が建物の場合には、位置情報に基づいて画像を抽出すれば、所望のお手本画像候補を抽出することができる確率が高い。これに対して、撮影対象物の特徴が、近景や遠景や人物などの場合には、位置情報によって撮影対象物を特定することは困難であるため、位置情報を使用することなく画像の抽出を行うようにするようにしても良い。
また、別の手法としては、例えば、既存の画像処理技術を利用することも考えられる。例えば、人物が写っている写真を画像処理技術で抽出することができるとすれば、撮影対象物の特徴が人物である場合に対応することができる。
また、撮影条件情報に撮影対象物や環境を特徴付けるキーワードを含ませても良い。例えば、図2に示す基本メニュー画面が表示された状態で、十字キー110a,110bの上下キーを適宜操作することで、太枠カーソルCSを「キーワードの入力」という項目に合わせて実行キーを押下すると、図13に示すように、キーワードを入力する画面(キーワード入力画面)が表示部120に表示される。
キーワード入力画面が表示部120に表示された状態で、ユーザーが十字キー110a,110bを適宜操作することで、キーワードを入力することができる。そして、文字受付部131eによって入力されたキーワード(文字列)を受け付けて、撮影条件情報の1つとして取得することができる。また、マイク部190を用いて、ユーザーが発声する音声を受け付けて、音声認識部131fにおいて文字情報に変換することでキーワードを取得し、撮影条件情報の1つとして取得することもできる。
このようにして、撮影条件情報の内容を充実化させて、所望の画像を適正に抽出することができる確率を高めることができる。
以上のように、第1実施形態に係る撮影情報提示システム1では、クライアント100において撮影条件情報群が取得されると、画像サーバ200に格納される画像DB243から、撮影条件情報群に対応するお手本画像候補が抽出されて、クライアント100において表示される。このような構成により、お手本となる画像をクライアント100側に記憶する必要性がない。そのため、携帯する装置に多数の画像を記憶させるための記憶媒体の容量を別途容易することなく、更に煩雑な画像の管理も行うことなく、構図に関する適正なお手本画像を欲しいときに表示することができる。
また、撮影条件取得部131によってユーザーによる操作や発声などといった動作に応答して撮影条件情報等を取得するため、ユーザーの意図に沿った撮影条件情報を入力することができる。
また、画像DB243において、Exif形式の画像ファイルなどといったように、予め各画像に対して属性情報が付された状態で画像群を記憶しておく。そして、撮影条件情報群に対応する属性情報が付された画像を画像群から抽出する。このような構成を採用することで、Exifデータなどといった汎用の属性情報が付された画像ファイルを利用して、1以上の撮影条件情報に対応する画像を容易に抽出することができる。
また、クライアント100に表示されたお手本画像候補に付された属性情報を可視的に出力するため、ユーザーが、表示された属性情報を参照することで、所望の画像であるか否かを容易に判断することができる。また、表示された属性情報を参考にして、実際の撮影における撮影条件を設定することもできる。
また、画像DB200に記憶された画像群に含まれる各画像と当該各画像にそれぞれ対応する属性情報とを関連付けたデータ関連付けDB244をRDFによって記述しておき、データ関連付けDB244を参照して、撮影条件情報群に対応する属性情報が付されたお手本画像候補を画像DB243から抽出する。このような構成により、1以上の撮影条件情報に対応するお手本画像を容易に抽出することができる。
また、撮影条件情報群にクライアント100の現在の位置を示す位置情報を含ませることで、例えば、現在の位置に対応する撮影対象物を特定することが容易にできるため、適正なお手本画像を得ることができる。
また、撮影条件情報群に撮影対象物の特徴を示す対象物特徴情報を含ませることで、容易に撮影対象物を特定することができるため、適正なお手本画像を得ることができる。
また、例えば、ユーザーによる操作や発声などといった動作に応答して撮影情報取得部131が対象物特徴情報を取得するため、ユーザーの意図に沿った対象物特徴情報を入力することができる。
また、撮影条件情報群が、日付情報を含むため、例えば季節によって変化する撮影対象物に合わせて、適正なお手本画像を得ることができる。
また、撮影条件情報群が、時刻情報を含むため、例えば時刻によって明暗等が変化する撮影対象物に合わせて、適正なお手本画像を得ることができる。
また、ユーザーが発した音声を認識することで撮影条件情報に含まれる文字情報を取得するため、容易に撮影条件情報を入力することができる。
また、ユーザーによる採用ボタン122を指定する採用操作に応答して、表示部120に表示されたお手本画像候補を、お手本画像として採用したことを示す採用情報を入力すると、表示中のお手本画像候補について、画像の抽出における優先順位を既定する採用回数(パラメータ)が、優先順位が高まる方向に変更される。このような構成とすることで、お手本画像として採用したか否かの結果をその後のお手本画像候補の抽出に反映させることができるため、より適正なお手本画像候補を得ることができるようになる。
<第2実施形態>
第1実施形態に係る撮影情報提供システム1では、画像サーバ200からお手本画像候補を検索して抽出してきた。これに対して、第2実施形態に係る撮影情報提供システム1Aでは、インターネット上の画像をお手本画像候補として抽出する。
以下、第2実施形態に係る撮影情報提供システム1Aについて説明する。
図14は、第2実施形態に係る撮影情報提供システム1Aの概要を例示する図である。なお、ここでは、第1実施形態に係る撮影情報提供システム1と同様な構成については、同じ符号を付して説明を省略する。
図14に示すように、撮影情報提供システム1Aでは、撮影情報提供システム1と比較して、画像サーバ200の代わりに、ネットワークNTが備わっている。また、クライアント100の代わりにクライアント100Aが備わっている。
ネットワークNTは、通常のインターネットと同様な構成を有し、例えば、複数のサーバSB1〜SB5を備えている。
そして、ここでは、例えば、サーバSB1が、ネットワークNTに含まれる複数のサーバSB1〜SB5を含むサーバ群に格納される複数の画像ファイルを検索対象として、お手本画像候補の検索を行う機能(画像検索機能)を有している。
この画像検索機能では、画像DB243に存在する画像ファイルの代わりに、インターネット上に存在する画像ファイルが検索対象となるため、検索対象の画像ファイルは、JPEG,TIFF,GIF.PNG形式の画像ファイル等である。そして、ここでは、予め検索するドメインを指定していても良い。
JPEG形式などの画像ファイルでは、Exifデータが含まれていないため、撮影条件を示す情報を取得し難い。そのような場合には、画像ファイルが存在するページに記述されるテキストデータを撮影条件を示す属性情報とみなすことで、お手本画像候補を抽出することができる。
また、所謂撮影条件とは異なる文字列の情報をテキストデータの検索に含めることで、所望のお手本画像候補を絞り込んで得ることができる。
例えば、「手本」「見本」「先生」「プロ」等といったテキストが含まれるWebページに掲載される画像は、プロフェッショナルの写真家が撮影した画像である確率が高い。すなわち、これらの画像はお手本画像候補として選択すべき優先度の高い画像であると考えられる。そこで、「手本」「見本」「先生」「プロ」といったテキストの検索を画像の抽出を行う条件(抽出条件)に追加して画像の検索を行うことが望ましい。そこで、撮影条件情報群に対して「手本」「見本」「先生」「プロ」といった文字列の情報がデフォルトで付されるようにして、お手本画像候補の抽出に用いるようにすれば、クライアント100Aにおける操作性の向上に資する。
このような文字列としては、上記のものに限られず、勿論他の文字列であっても良い。例えば、特定の人物名を重点的に検索する方法が挙げられる。例えば、有名な写真家、或いは自分の好きな写真家の名前をクライアント100Aから入力することで、それらの文字列が含まれるWebページ内の画像を抽出することで、ユーザー自身にとってより良いお手本画像を表示させることが可能である。
このような文字列の入力としては、ユーザーが操作部110を適宜操作したり、マイク部190に対して音声入力を行うことで可能となる。
そして、ここでは、このようにして追加された文字列と撮影条件情報群といった全ての情報に対して、一致または近似するテキストが記述されたWebページに掲載された画像をお手本画像候補として抽出するようにしても良い。
しかしながら、まず、追加された文字列が記載されたWebページを検出して、更に、当該検出されたWebページ内で、撮影条件情報群について、一致または近似するテキストが記述されたWebページに掲載された画像をお手本画像候補として抽出するようにした方が、より効率的にお手本画像候補を抽出することができる。
図15は、第2実施形態に係るクライアント100Aの基本的な機能構成を示すブロック図である。ここでは、第1実施形態に係るクライアント100とほぼ同様な構成を有しているため、同様な構成については同じ符号を付して説明を省略する。
クライアント100Aでは、通信部170の代わりに、インターネット通信部175が備わっている点と、制御部130において実現される機能とが、第1実施形態に係るクライアント100とは異なっている。
インターネット通信部175は、制御部130と、ネットワークNTとの間のデータの送受信を実現するものである。
図16は、撮影情報提供システム1Aにおいて撮影情報提示動作が実行される際に、制御部130において実現される機能を例示する図である。第2実施形態では、第1実施形態と比較して、撮影条件送信部132、画像取得部133、画像表示制御部134、及び採用情報取得部135の代わりに、撮影条件送信部132A、画像取得部133A、画像表示制御部134A、及び採用情報取得部135Aがそれぞれ備わっている。
撮影条件送信部132Aは、撮影条件取得部131で取得された各種撮影条件をインターネット通信部175を介してネットワークNTのサーバSB1に送信する。そして、サーバSB1の画像検索機能によって、各種撮影条件に対応するお手本画像候補が適宜抽出され、クライアント100Aに向けて送信される。
画像取得部133Aは、サーバSB1で各種撮影条件に対応する画像として抽出されたお手本画像候補をインターネット通信部175を介して取得する。
画像表示制御部134Aは、画像取得部133Aで取得されたお手本画像候補を表示部120に表示させるように制御する。
採用情報取得部135Aは、ユーザーの操作部110に対する入力に応答して、表示部120に表示中のお手本画像候補を構図の決定の参考として使用するお手本画像として採用した旨を示す情報(採用情報)を取得する。そして、採用情報取得部135Aは、取得した採用情報を、現在表示中のお手本画像を特定する情報(例えば、ファイル名等)とともにインターネット通信部175を介して、サーバSB1に送信する。
これに対して、サーバSB1では、画像ファイル名毎に採用回数を管理するテーブル(採用回数管理テーブル)を備えていれば、当該テーブルにおいて、採用情報が与えられたお手本画像候補に対して採用回数を増加させる。そして、サーバSB1でお手本画像候補を抽出する際に、採用回数管理テーブルを参照することで、採用回数の多い画像から順に優先的にお手本画像候補として抽出することができる。
以上のように、第2実施形態に係る撮影情報提示システム1Aでは、クライアント100Aにおいて撮影条件を示す撮影条件情報群が取得される。そして、所定のサーバSB1によってインターネット回線に接続される複数のサーバSB1〜SB5に格納される複数の画像から、撮影条件情報群に対応するお手本画像候補が抽出されて、クライアント100Aにおいて表示される。このような構成により、お手本となる画像をクライアント100A側に記憶する必要性がない。そのため、携帯する装置に多数の画像を記憶させるための記憶媒体の容量を別途容易することなく、更に煩雑な画像の管理も行うことなく、構図に関する適正なお手本画像を欲しいときに表示することができる。
また、第1実施形態と同様な効果を得ることができるとともに、インターネット上の情報を用いて、より質の高いお手本画像候補を抽出することができる。
また、クライアント100A側において、ユーザーによる操作部110に対する操作や発声等といった動作に応答して文字列を取得し、当該文字列を抽出条件に追加して撮影条件情報群に対応するお手本画像候補を画像群から抽出する。このような構成により、ユーザーの意図に応じて、抽出してくる画像の絞り込みを容易に行うことができる。
<変形例>
以上、この発明の実施形態について説明したが、この発明は上記説明した内容のものに限定されるものではない。
◎例えば、上述した第1実施形態では、位置情報、日付情報、時刻情報、及びユーザーの意図を反映した対象物特徴情報や文字情報等を撮影条件情報として取得したが、これに限られず、例えば、インターネットを利用して撮影条件情報を取得するようにしても良い。
以下、撮影情報提示システムがインターネットに接続できる環境にあるものとして、インターネットを利用して撮影条件情報を取得する態様について説明する。
図17は、変形例に係る撮影情報提示クライアント(クライアント)100Bの基本的な機能構成を示すブロック図である。この機能構成は、図3で示した第1実施形態に係るクライアント100の基本的な機能構成とほぼ同様であるが、インターネット接続部195が追加されている点が異なる。このインターネット接続部195は、制御部130と、外部のインターネットとの間におけるデータの送受信を実現するものである。
図18は、撮影情報提示動作が実行される際に、制御部130において実現される機能を例示する図である。この制御部130で実現される機能構成は、図4で示したものとほぼ同様であるが、撮影条件取得部131が、天気情報取得部131gと場所情報取得部131hとを機能として有している点が異なっている。
また、ここでは、インターネットにおいて位置情報を送信すると、当該位置情報に対応する地点における天気の情報(天気情報)を提供するサーバ(天気情報提供サーバ)と、当該位置情報に対応する地点の名所の名称を示す情報(名所情報)を提供するサーバ(名所情報提供サーバ)とが備わっているものとする。
天気情報取得部131gは、GPS150で取得された緯度・経度を示す位置情報を取得し、インターネット接続部195を介して、天気情報提供サーバから現在ユーザーが位置している場所の天気情報を取得する。
場所情報取得部131hは、GPS150で取得された緯度・経度を示す位置情報を取得し、インターネット接続部195を介して、名所情報提供サーバから現在ユーザーが位置している場所の名所情報を撮影対象物の情報として取得する。
このようにして取得される天気情報と名所情報は撮影条件情報群に組み込まれて、お手本画像候補の抽出に供される。
そして、ここでは、例えば、晴れの日、雨の日、雪の日などといった天気によって、撮影したい画像のお手本が変わるような状況の変化にも対応することができるようになる。
また、名所情報を利用する場合、例えば、緯度・経度の情報「E137°01′23″N43°20′33″」から「金閣寺」という名所情報が得られれば、画像サーバ200において、タイトルやコメントといった属性情報に「金閣寺」という文言が含まれている画像ファイルをお手本画像候補として抽出することができる。
このように、ネットワーク回線を介して外部装置(ここでは、天気情報提供サーバ、名所情報提供サーバ)から撮影条件情報を取得するため、幅広い撮影条件情報を取得することができる。その結果として、幅広い撮影条件に合わせて、より適したお手本画像候補を提示することが可能となる。
具体的には、クライアント100の現在の位置を示す位置情報に対応する天候情報をネットワーク回線を介して天気情報提供サーバから取得する。このため、例えば、天候によって明暗等が変化する撮影対象物に合わせて、適正なお手本画像を得ることができる。
また、クライアント100の現在の位置を示す位置情報に対応する撮影対象物の情報である名所情報をネットワーク回線を介して名所情報提供サーバから取得する。このような構成により、撮影対象物に合わせて、適正なお手本画像を得ることができる
なお、ここでは、GPS部150によって取得される位置情報を用いたが、これに限られず、例えば、ユーザーが操作部110を適宜操作することで、緯度・経度の情報を入力することで位置情報を取得するようにしても良い。
また、名所情報が競技場である場合には、スポーツモードで撮影された画像ファイルをお手本画像候補として採用するようにしても良い。
◎また、上述した実施形態では、文字情報を用いてタイトルやコメントといった属性情報にある文字列(例えば、金閣寺)が含まれている画像ファイルをお手本画像候補として抽出した。しかしながら、「*寺」(*は任意の文字列を示す)といった文言を用いた所謂部分検索を用いて、お手本画像候補を抽出するようにしても良い。
◎また、上述した実施形態では、撮影情報提示クライアントと撮像装置とが別体であったが、これに限られることなく、例えば、撮影情報提示クライアントの機能を撮像装置に持たせるようにしても良い。例えば、通信機能と撮影機能とを併せ持つ携帯電話機であれば、撮影情報提供クライアントと撮像装置の機能を容易に持たせることが可能である。
このような構成により、別途のクライアント100を携帯することなく、撮像装置においてお手本画像候補を表示して構図を決定して、実際の撮影を行うことができる。したがって、撮像装置を携帯するだけで済むため、撮影情報提供システムの使い勝手が良くなる。
◎また、上述した実施形態では、Exifデータのうちの一部のデータを用いて画像の抽出を行ったが、これに限られず、Exifデータに含まれる他のデータも適宜用いて画像の抽出を行うようにしても良い。
◎また、上述した第1実施形態では、撮影条件情報群に対応する画像を画像DB243から抽出する画像抽出部231がサーバ側に含まれたが、これに限られず、クライアント側に画像抽出部が含まれても良い。つまり、サーバ側およびクライアント側の何れか一方に、画像抽出部が含まれれば、上記第1実施形態と同様な効果を得ることができる。
◎また、上述した第2実施形態では、サーバSB1に画像検索機能を持たせたが、これに限られるものではなく、例えば、他のサーバに画像検索機能を持たせても良いし、クライアント100Aに画像検索機能を持たせても良い。このような構成としても、第2実施形態と同様な効果を得ることができる。
第1実施形態に係る撮影情報提示システムの概要を例示する図である。 撮影情報提示クライアントの外観構成を示す図である。 撮影情報提示クライアントの基本的な機能構成を示すブロック図である。 制御部において実現される機能構成を示すブロック図である。 画像サーバの基本的な機能構成を示すブロック図である。 データ関連付けDBの記憶内容を例示する図である。 制御部において実現される機能構成を示すブロック図である。 撮影情報提示動作の動作フローを示すフローチャートである。 撮影情報提示動作の動作フローを示すフローチャートである。 結果表示画面を例示する図である。 撮影条件の表示を例示する図である。 対象物選択画面を例示する図である。 キーワード入力画面を例示する図である。 第2実施形態に係る撮影情報提示システムの概要を例示する図である。 撮影情報提示クライアントの基本的な機能構成を示すブロック図である。 制御部130において実現される機能を例示する図である。 変形例に係る撮影情報提示クライアントの基本的な機能構成を示すブロック図である。 変形例に係る制御部において実現される機能構成を示すブロック図である。
符号の説明
1,1A 撮影情報提供システム
100,100A,100B 撮影情報提示クライアント
110,210 操作部
120,220 表示部
130,230 制御部
131 撮影条件取得部
135,135A 採用情報取得部
140,240 記憶部
150 GPS部
160 時計部
170 通信部
175 インターネット通信部
190 マイク部
195 インターネット接続部
200 画像サーバ
231 画像抽出部
233 抽出条件変更部
243 画像DB
244 データ関連付けDB
CM 撮像装置
NT ネットワーク
PG 撮影対象物
SB1〜SB5 サーバ
Ur ユーザー

Claims (19)

  1. 撮影情報提示システムであって、
    画像群を記憶する画像データベースを格納するサーバと、
    前記サーバと通信可能なクライアントと、
    を備え、
    前記クライアントが、
    撮影条件を示す1以上の撮影条件情報を取得する取得手段、
    を有し、
    前記クライアントまたは前記サーバが、
    前記1以上の撮影条件情報に対応する画像を前記画像群から抽出する抽出手段、
    を有し、
    前記クライアントが、
    前記抽出手段によって抽出された画像を表示する表示手段、
    を有することを特徴とする撮影情報提示システム。
  2. 請求項1に記載の撮影情報提示システムであって、
    前記取得手段が、
    ユーザーの動作に応答して前記撮影条件情報を取得することを特徴とする撮影情報提示システム。
  3. 請求項1または請求項2に記載の撮影情報提示システムであって、
    前記画像データベースが、
    前記画像群に含まれる各画像に対してそれぞれ属性情報が付された状態で、前記画像群を記憶し、
    前記抽出手段が、
    前記1以上の撮影条件情報に対応する属性情報が付された画像を前記画像群から抽出することを特徴とする撮影情報提示システム。
  4. 請求項3に記載の撮影情報提示システムであって、
    前記表示手段が、
    前記抽出手段によって抽出された画像に付された属性情報を可視的に出力することを特徴とする撮影情報提示システム。
  5. 請求項3または請求項4に記載の撮影情報提示システムであって、
    前記サーバが、
    前記画像データベースに記憶された前記画像群に含まれる各画像と当該各画像に係る属性情報とを関連付けた関連付け情報を記憶し、
    前記関連付け情報がRDFによって記述され、
    前記抽出手段が、
    前記関連付け情報を参照することで、前記1以上の撮影条件情報に対応する属性情報が付された画像を前記画像群から抽出することを特徴とする撮影情報提示システム。
  6. 請求項1から請求項5のいずれかに記載の撮影情報提示システムであって、
    前記1以上の撮影条件情報が、
    前記クライアントの現在の位置を示す位置情報を含むことを特徴とする撮影情報提示システム。
  7. 請求項1から請求項6のいずれかに記載の撮影情報提示システムであって、
    前記1以上の撮影条件情報が、
    撮影対象物の特徴を示す対象物特徴情報を含むことを特徴とする撮影情報提示システム。
  8. 請求項7に記載の撮影情報提示システムであって、
    前記取得手段が、
    ユーザーの動作に応答して前記対象物特徴情報を取得することを特徴とする撮影情報提示システム。
  9. 請求項8に記載の撮影情報提示システムであって、
    前記撮影対象物が、
    風景、近景、人物、および建物のうちの何れか1つを含むことを特徴とする撮影情報提示システム。
  10. 請求項1から請求項9のいずれかに記載の撮影情報提示システムであって、
    前記1以上の撮影条件情報が、
    日付を示す日付情報を含むことを特徴とする撮影情報提示システム。
  11. 請求項1から請求項10のいずれかに記載の撮影情報提示システムであって、
    前記1以上の撮影条件情報が、
    時刻を示す時刻情報を含むことを特徴とする撮影情報提示システム。
  12. 請求項1から請求項11のいずれかに記載の撮影情報提示システムであって、
    前記クライアントが、
    ユーザーの発する音声を受け付ける音声受付手段を更に有し、
    前記取得手段が、
    前記音声受付手段によって受け付けられた音声を認識することで文字情報を取得し、
    前記1以上の撮影条件情報が、
    前記文字情報を含むことを特徴とする撮影情報提示システム。
  13. 請求項1から請求項12のいずれかに記載の撮影情報提示システムであって、
    前記クライアントが、
    ネットワーク回線を介して少なくとも1以上の外部装置と通信する通信手段を有し、
    前記取得手段が、
    前記通信手段を用いて、前記少なくとも1以上の外部装置から前記1以上の撮影条件情報を取得することを特徴とする撮影情報提示システム。
  14. 請求項13に記載の撮影情報提示システムであって、
    前記クライアントが、
    当該クライアントの現在の位置を示す位置情報を認識する認識手段、
    を有し、
    前記取得手段が、
    前記通信手段を用いて、前記少なくとも1以上の外部装置から、前記認識手段によって認識された位置情報に対応する天候を示す天候情報を取得することを特徴とする撮影情報提示システム。
  15. 請求項13に記載の撮影情報提示システムであって、
    前記クライアントが、
    当該クライアントの現在の位置を示す位置情報を認識する認識手段、
    を有し、
    前記取得手段が、
    前記通信手段を用いて、前記少なくとも1以上の外部装置から、前記認識手段によって認識された位置情報に対応する撮影対象物の情報を取得することを特徴とする撮影情報提示システム。
  16. 請求項1から請求項15のいずれかに記載の撮影情報提示システムであって、
    前記クライアントが、
    ユーザーによる所定の動作に応答して、前記表示手段によって表示された表示画像をお手本画像として採用したことを示す採用情報を入力する入力手段、
    を更に有し、
    前記サーバが、
    前記抽出手段による画像の抽出における優先順位を既定する基準パラメータを前記画像群に含まれる各画像についてそれぞれ記憶する記憶手段と、
    前記表示手段に前記表示画像が表示された状態で、前記採用情報の入力に応答して、前記表示画像の抽出における優先順位を高める方向に、前記記憶手段に記憶された前記表示画像に係る基準パラメータを変更する変更手段と、
    を更に有することを特徴とする撮影情報提示システム。
  17. 請求項1から請求項16のいずれかに記載の撮影情報提示システムであって、
    前記クライアントが、
    撮像装置であることを特徴とする撮影情報提示システム。
  18. 撮影情報提示システムであって、
    少なくとも1以上の画像をそれぞれ格納する複数のサーバと、
    前記複数のサーバとインターネット回線を介して通信可能なクライアントと、
    を備え、
    前記クライアントが、
    撮影条件を示す1以上の撮影条件情報を取得する取得手段、
    を有し、
    前記複数のサーバに含まれる所定のサーバまたは前記クライアントが、
    前記1以上の撮影条件情報に対応する画像を前記複数のサーバから抽出する抽出手段、
    を有し、
    前記クライアントが、
    前記抽出手段によって抽出された画像を表示する表示手段、
    を有することを特徴とする撮影情報提示システム。
  19. 請求項18に記載の撮影情報提示システムであって、
    前記取得手段が、
    ユーザーの動作に応答して文字列を取得し、
    前記抽出手段が、
    前記文字列を抽出条件に追加して前記1以上の撮影条件情報に対応する画像を前記複数のサーバから抽出することを特徴とする撮影情報提示システム。
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