JP2007027443A - 光電変換装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡易的に高い光電変換効率を実現可能な光電変換装置を提供する。
【解決手段】曲面と平面からなり、この曲面に入射した光を屈折させ、前記の平面から出射させる屈折部材4と、前記の平面から発せられた光を電気に変換する光電変換素子3とを設ける。
【選択図】図1
【解決手段】曲面と平面からなり、この曲面に入射した光を屈折させ、前記の平面から出射させる屈折部材4と、前記の平面から発せられた光を電気に変換する光電変換素子3とを設ける。
【選択図】図1
Description
本発明は、光源から発せられた光を電気に変換する光電変換装置に関する。
太陽等の光源から発せられた光を電気に変換する光電変換素子を備える光電変換装置は環境配慮型の発電装置として広く用いられている(例えば、特許文献1参照)。
三洋電機住宅用太陽光発電システム
三洋電機住宅用太陽光発電システム
上記のような光電変換装置の光電変換効率は、光が光電変換素子に対して垂直に入射している場合に最も良好となる。
このため、光電変換素子を駆動させることにより太陽(光源)を追尾し、この素子を太陽に正対させ続けるための駆動機構を有するものも存在する。
しかしながら、上記の駆動機構を設けることは装置の複雑化を招いてしまう。
また、この駆動機構を動作させるためには、何らかのエネルギーが必要であり、これを装置自体の光電変換により得られた電気で賄う場合、外部に供給できる電力が減少してしまうという問題がある。
このような事情に鑑み本発明は、簡易的に高い光電変換効率を実現可能な光電変換装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の本発明は、曲面と平面からなり、曲面に入射した光を屈折させ、平面から出射させる屈折部材と、平面に接触配置され、平面から発せられた光を電気に変換する光電変換素子とを備えることを要旨とする。
請求項2に記載の本発明は、所定の高さを有する基材と、基材の表面上に配置され、照射された光を電気に変換する光電変換素子とを備えることを要旨とする。
請求項3に記載の本発明は、それぞれが所定の高さと曲面を有し、曲面が対向するように隣接配置された複数個の基材と、基材の平面状に配置され、照射された光を電気に変換する光電変換素子とを備えることを要旨とする。
本発明においては、曲面と平面からなり、この曲面に入射した光を屈折させ、前記の平面から出射させる屈折部材と、前記の平面に接触配置され、この平面から発せられた光を電気に変換する光電変換素子とを設ける。
また、所定の高さを有する基材と、基材の表面上に配置され、照射された光を電気に変換する光電変換素子とを設ける。
また、それぞれが所定の高さと曲面を有し、曲面が対向するように隣接配置された複数個の基材と、基材の平面状に配置され、照射された光を電気に変換する光電変換素子とを設ける。
このため、駆動機構を設けずとも高い光電変換効率を実現できる。
以下、本発明の実施例について説明するが、これらの実施例は、あくまでも本発明の説明のためのものであり、本発明の範囲を制限するものではない。したがって、当業者であれば、これらの各要素又は全要素を含んだ各種の実施例を採用することが可能であるが、これらの実施例も本発明の範囲に含まれる。また、下記の実施例を説明するための全図において、同一の要素には同一の符号を付与し、これに関する反復説明は省略する。
図1は、本発明の実施例1(第1の実施例)に係る光電変換装置(太陽光発電装置)1aの斜視図である。
この光電変換装置1aは、太陽(光源)からの光を電気に変換し、得られた電気を外部に供給するためのものであり、接地部材2と、光電変換素子3と、屈折部材4とからなる。
屈折部材4は、曲面と、平坦な側面及び底面とからなり、曲面に入射した太陽光を屈折又は透過させ、底面から出射させる。
光電変換素子3は、屈折部材4の下部、つまり底面と接触した状態で配置されており、前記の底面から出射された光を電気に変換する。
接地部材2は、光電変換素子3の下部に位置し、この光電変換素子3を所定の高さをもって設置するためのものである。なお、この接地部材の材質としては、ステンレスなどの金属やFRP(ファイバー強化プラスチック)などが望ましい。
次に、図2を参照しつつ、光電変換装置1aの機能の詳細について説明する。
なお、以降の説明は、x−y座標空間の原点0を中心とした半径aの円(y≧0)を用いて行う。
なお、以降の説明は、x−y座標空間の原点0を中心とした半径aの円(y≧0)を用いて行う。
光電変換素子3は、その幅Lを常に1に保つように、屈折部材4の高さH(0<H≦00.5)に対応するようにして上記の円に内接している。この際、高さHによって半径aが変化することが分かる。
直線lは、光電変換素子3が内接している円上の点A(AとA’はy軸に対して対称)を通る接線を表わしており、また、2本の直線で表わした太陽光は、入射角がθである際の太陽光の照射幅Sを表わしている。
通常、平板型の光電変換装置(太陽電池モジュール)の場合、一日の総発電電力量W(kwh)は、太陽光の放射強度をI(kw/m2)、太陽電池パネルの面積をA(m2)の変換効率をηとし、さらに時刻tで変化する太陽光の入射角θ(t)を考慮すると、下記の式(1)のように表される。
この式(1)中のcosθ(t)が、平板型の太陽電池における時刻tのときの入射角θ(t)で決まる太陽光の射影量、すなわち太陽電池に照射される光の照射幅を表わしているが、本発明の光電変換装置1aの場合は、この部分が図2中のSに相当する部分に変わり、これを基に計算すると、次の式(2−1)及び(2−2)のようになる。
また、総日射量W(kwh/m2)は、光電変換装置1aの設置面積(底面積)当たりの太陽光の放射強度をI(kw/m2)として、次の式(3−1)、(3−2)及び(3−3)により表される。なお、総日射量Wは、W=W1+W2とした。
図3は、従来の平板型太陽電池と本発明の光電変換装置1aの発電量を示す図であり、高さHは屈折部材4の直径を1とした値で0.1(図中の線31)、0.2(線32)、0.3(線33)、0.4(線34)、0.5(線35)まで変化させた。なお、この際の総電力量を表1に示す。
Hが0.5の場合、従来の太陽電池の総電力量98.93(Wh)に対して、光電変換装置1aの総電力量は111.4(Wh)であり、12.6%もの向上を得ている。
上記の結果が示すように、屈折部材4では、絶対的な高さHが必要であることが分かり、通常の太陽電池であれば、S1に相当する幅の日射量しか得られないが、光電変換装置1aは、高さHを有する屈折部材4を備えるため、S2に相当する幅の日射量が得られる。したがって、高い光電変換効率を実現できる。
図4(a)は、本発明の実施例2(第2の実施例)に係る光電変換装置(太陽光発電装置)1bの斜視図である。
この光電変換装置1bは、所定の高さと曲面を有する湾曲部材5と、この曲面状に配置され、照射された光を電気に変換するシート状の光電変換素子3とからなる。
図5は、光電変換装置1bの高さと日射量との関係を示す図である。図示するように、従来の平板型太陽電池への総日射量(図中の線51)は、516.3(kW)であるが、
光電変換装置1bの高さがH=0.5(線55)、0.4(線54)、0.3(線53)、0.2(線52)である場合は、684.5(kW)、629.0(kW)、582.7(kW)、547.1(kW)であり、それぞれおよそ33%、22%、13%、6%の向上を得ている。
光電変換装置1bの高さがH=0.5(線55)、0.4(線54)、0.3(線53)、0.2(線52)である場合は、684.5(kW)、629.0(kW)、582.7(kW)、547.1(kW)であり、それぞれおよそ33%、22%、13%、6%の向上を得ている。
次に、図6を参照しつつ、光電変換装置1bの断面形状について説明する。
本図では、L=1に対して、H=0.5の高さを有する3つの形状を示している。なお、図6(a)は、片球面(H=0.5であるのでここでは半円となる)断面形状を有するのもの(図4の湾曲部材5)を示し、図6(b)は、放物線(y=-2x2)を描くものを示し、図6(c)は、四角形(長方形)であるものを示している。
本図では、L=1に対して、H=0.5の高さを有する3つの形状を示している。なお、図6(a)は、片球面(H=0.5であるのでここでは半円となる)断面形状を有するのもの(図4の湾曲部材5)を示し、図6(b)は、放物線(y=-2x2)を描くものを示し、図6(c)は、四角形(長方形)であるものを示している。
図7は、上記の各形状と日射量との関係を示す図である。なお、従来の平板型太陽電池への日射量は線71、放物線型部材への日射量は線72、片球面型部材への日射量は線73、四角形部材への日射量は線74で示されている。
本図からは、四角形型部材の値が非常に高く、次いで片球面型部材の値が高いことがわかる。数値的には、平板型の516.3(kW)に対して、長方形型が810.1(kW)、半球型が684.5(kW)、放物線型が657.1(kW)となっており、それぞれ57%33%、27%の向上を得ている。
ただし、光電変換素子3における光の入射角に依存する反射率の影響も考えられため、汎用性の高い形状としては、図1b等に示すような半球型の断面形状を有する部材(湾曲部材5)が望ましく、光電変換素子3の反射率の影響が判明していれば、前記の湾曲部材5のみならず、四角形の部材も用いることができる。
以上のように光電変換装置1bにおける日射量は非常に大であるため、高い光電変換効率を実現できる。
図8(a)は、本発明の実施例3(第3の実施例)に係る光電変換装置(太陽光発電装置)の斜視図であり、図8(b)は、その断面図である。
本実施例においては、実施例2の光電変換装置1bを湾曲面が隣接するように複数個ならべた場合を示している。
このような構成をとることにより反射光6も電気に変換することができるため、光電変換効率をさらに向上させることができる。
1a、1b 光電変換装置
2 接地部材
3 光電変換素子
4 屈折部材
5 湾曲部材
2 接地部材
3 光電変換素子
4 屈折部材
5 湾曲部材
Claims (3)
- 曲面と平面からなり、当該曲面に入射した光を屈折させ、前記平面から出射させる屈折部材と、
前記平面に接触配置され、当該平面から発せられた光を電気に変換する光電変換素子と
を備えることを特徴とする光電変換装置。 - 所定の高さを有する基材と、
前記基材の表面上に配置され、照射された光を電気に変換する光電変換素子と
を備えることを特徴とする光電変換装置。 - それぞれが所定の高さと曲面を有し、前記曲面が対向するように隣接配置された複数個の基材と、
前記基材の平面状に配置され、照射された光を電気に変換する光電変換素子と
を備えることを特徴とする光電変換装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005207871A JP2007027443A (ja) | 2005-07-15 | 2005-07-15 | 光電変換装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005207871A JP2007027443A (ja) | 2005-07-15 | 2005-07-15 | 光電変換装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2007027443A true JP2007027443A (ja) | 2007-02-01 |
Family
ID=37787813
Family Applications (1)
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JP2005207871A Pending JP2007027443A (ja) | 2005-07-15 | 2005-07-15 | 光電変換装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2007027443A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012043421A1 (en) * | 2010-09-28 | 2012-04-05 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Solar cell module |
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-
2005
- 2005-07-15 JP JP2005207871A patent/JP2007027443A/ja active Pending
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