JP2007027210A - 光検出回路 - Google Patents

光検出回路 Download PDF

Info

Publication number
JP2007027210A
JP2007027210A JP2005203521A JP2005203521A JP2007027210A JP 2007027210 A JP2007027210 A JP 2007027210A JP 2005203521 A JP2005203521 A JP 2005203521A JP 2005203521 A JP2005203521 A JP 2005203521A JP 2007027210 A JP2007027210 A JP 2007027210A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
output
circuit
reset
level
input
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005203521A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5269286B2 (ja
Inventor
Takashi Suzuki
高志 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hamamatsu Photonics KK
Original Assignee
Hamamatsu Photonics KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hamamatsu Photonics KK filed Critical Hamamatsu Photonics KK
Priority to JP2005203521A priority Critical patent/JP5269286B2/ja
Publication of JP2007027210A publication Critical patent/JP2007027210A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5269286B2 publication Critical patent/JP5269286B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Light Receiving Elements (AREA)
  • Measurement Of Current Or Voltage (AREA)
  • Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)

Abstract

【課題】 光電流を光電流の大きさに応じた周波数へ変換する光検出回路において、照度変化に対応できる光検出回路を提供する。
【解決手段】 光検出回路1は、ホトダイオードPDに接続された第1積分回路IG1と、第1積分回路IG1の出力が入力される第1比較器COMP1と、第1比較器COMP1の出力に応じて第1積分回路IG1をリセットするリセット信号発生手段30と、第1比較器COMP1から出力される信号レベルの切り替わりの周波数が所定値よりも低い場合には第1積分回路COMP1がリセットされるオールリセット信号が入力されるオールリセット端子100とを備えている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、光検出回路に関する。
本願発明者は、特許文献1に記載のように、ホトダイオードで発生した電荷を積分回路を介して電圧に変化した後、これを比較器に入力することで、光電流の大きさに応じた周波数を出力する光検出回路を提案してきた。
特開2004−325409号公報
しかしながら、上述の光検出回路には改善の余地があり、特に、低照度の場合の検出では、積分回路に電荷が蓄積される期間が長くなるため、出力信号周波数が非常に低くなり、測定時の信号であるかどうかの信憑性が低くなるという問題を発見した。すなわち、長時間経過後においても電荷が規定量まで蓄積されなければ、比較器出力は変化しないということである。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、光電流を周波数変換する光検出回路において、照度変化に対応できる光検出回路を提供することを目的とする。
上述の課題を解決するため、本発明に係る光検出回路は、ホトダイオードの一端に接続された第1積分回路と、第1積分回路の出力が入力される第1比較器と、第1比較器の出力に応じて第1積分回路をリセットするリセット信号発生手段と、第1比較器から出力される信号レベルの切り替わりの周波数が所定値よりも低い場合には第1積分回路がリセットされるオールリセット信号が入力されるオールリセット端子とを備えることを特徴とする。
第1積分回路に蓄積された電荷量に応じて発生する電圧が第1比較器の閾値を超えた場合には、第1比較器の出力は切り替わる。すなわち、光電流強度が高いほど、比較器出力は短期間に切り替わり、比較器の出力が切り替わるとリセット信号発生手段が積分回路をリセットして再度、電荷の蓄積を開始する。このようにして、ホトダイオードで発生した光電流を光電流の大きさに応じた周波数へ変換することが行われる。
第1比較器から出力される信号レベルの切り替わりの周波数を外部に接続した回路等で計測し、これが所定値よりも低い場合には、例えば、昼間から夜になったと判断できる場合には、オールリセット端子にオールリセット信号を入力する。オールリセット信号が入力されるとは、積分回路のリセットが行われるレベルの信号が入力されることである。
低照度の場合には、オールリセット信号が入力されるので、第1積分回路がリセットされ、このリセットタイミングを基準時刻として電荷の蓄積が開始される。すなわち、計測開始時刻が判明するため、この時刻から第1比較器の出力が切り替わるまでの期間を計測すれば、低照度の場合でも正確に高い信憑性で計測を行うことができる。換言すれば、照度が落ちて繰り返し周波数が異常に低くなってきたら、パルスの繰り返し周波数の計測から、パルス幅の計測に切り替えるということである。
また、本発明の光検出回路は、ホトダイオードの一端に接続された第2積分回路と、第2積分回路の出力が入力される第2比較器とを備え、リセット信号発生手段は、第1及び第2比較器の出力に応じて相補的に第1及び2積分回路をリセットすることを特徴とする。
この場合、第1及び第2の積分回路が相補的にリセットされるため、リセット期間においても、どちらかの積分回路は電荷を蓄積することができる。
また、オールリセット端子にオールリセット信号が入力された場合には、第1及び第2積分回路を同時にリセットするよう、オールリセット端子はリセット信号発生手段の出力ラインに接続されていることを特徴とする。
すなわち、通常であれば、第1及び第2積分回路は相補的にリセットされるが、オールリセット信号は、リセット信号発生手段の出力ラインに介在しており、双方の積分回路を同時にリセットし、計測の信憑性を高めることができる。
また、光検出回路は、リセット信号発生手段と光検出回路の出力端子との間に介在する出力制御スイッチを更に備え、オールリセット端子にオールリセット信号が入力された場合には、出力制御スイッチが切断されるよう、オールリセット端子と出力制御スイッチとは接続されていることを特徴とする。
出力制御スイッチを設けることによって、複数個の本光検出回路出力をマイコン等の制御ICの一つの入力端子に接続することが可能となる。複数個接続した本光検出回路の出力制御スイッチを全てオフ(同一入力端子に接続した全ての本光検出回路をオールリセット状態と)させるか、若しくは唯一つのみの出力制御スイッチをオンさせるような制御をすることによって、このような接続でも複数個接続した本光検出回路の出力のそれぞれをマイコン等の制御ICで読み込むことが可能となる。
この光検出回路によれば、光電流を光電流の大きさに応じた周波数へ変換する光検出回路において、照度変化に対応することができる。
以下、実施の形態に係る光検出回路について説明する。なお、同一要素には、同一符号を用いることとし、重複する説明は省略する。
図1は光検出回路の回路図である。
この光検出回路1は、ホトダイオードPDのカソードに接続された積分回路IG1を備えている。
積分回路IG1は、オペアンプOP1の出力端子と反転入力端子との間に介在するキャパシタCf1と、キャパシタCf1の両端間を短絡可能なスイッチSW10と、オペアンプOP1への入力信号の接続/切断を行うゲートスイッチSW11とを備えている。オペアンプOP1の非反転入力端子には基準電位Vr1が与えられる。
積分回路IG1のゲートスイッチSW11には信号Qが与えられ、QがHレベルの場合にはゲートスイッチSW11はOnする。短絡スイッSW10には、信号Qに対して相補的な信号QB(Qバー)が与えられ、QBがHレベルの場合には、スイッチSW10はOnする。
積分回路IG1をリセットする場合には、信号QBをHレベルとして短絡スイッチSW10をOnし、また、電荷蓄積を開始する場合には、信号QをHレベルとしてゲートスイッチSW11をOnすると共に、短絡スイッチSW10を開放する(QB=Lレベル)。
ホトダイオードPDのカソードに接続された積分回路IG1を備えている。
この光検出回路1は、ホトダイオードPDのカソードに接続された積分回路IG2を更に備えている。積分回路IG2は、積分回路IG1とは相補的に動作する。すなわち、積分回路IG1が電荷蓄積を行っている期間においては、積分回路IG2はリセット状態であり、積分回路IG1にリセットをかけた場合には、積分回路IG2は電荷蓄積を行っている。すなわち、一方の積分回路のリセット期間においても他方の積分回路は電荷を蓄積することが可能であるため、光電流を高周波数までリニアに光電流の大きさに応じた周波数へ変換することができる。
換言すれば、光検出回路1では、第1及び第2の積分回路IG1、IG2が相補的にリセットされるため、リセット期間においても、どちらかの積分回路は電荷を蓄積することができる。
なお、通常であれば、第1及び第2積分回路IG1,IG2は相補的にリセットされるが、後述のオールリセット信号RESETは、RSフリップフロップ30の出力ラインに入力され、双方の積分回路IG1,IG2を同時にリセットし、低照度時の計測の信憑性を高める。すなわち、オールリセット端子100にオールリセット信号が入力された場合には、第1及び第2積分回路IG1,IG2を同時にリセットするよう、オールリセット端子100はRSフリップフロップ30の出力ライン(NAND2、NAND3)に接続されている。
積分回路IG2は、オペアンプOP2の出力端子と反転入力端子との間に介在するキャパシタCf2と、キャパシタCf2の両端間を短絡可能なスイッチSW20と、オペアンプOP2への入力信号の接続/切断を行うゲートスイッチSW21とを備えている。オペアンプOP2の非反転入力端子には基準電位Vr1が与えられる。
一方の積分回路IG1のゲートスイッチSW11には信号Qが与えられている場合、他方の積分回路IG2のゲートスイッチSW21には信号QBが与えられる。QBがHレベルの場合にはゲートスイッチSW21はOnする。短絡スイッSW20には、信号QBに対して相補的な信号Qが与えられ、QがHレベルの場合には、スイッチSW20はOnする。
積分回路IG2をリセットする場合には、信号QをHレベルとして短絡スイッチSW20をOnし、また、電荷蓄積を開始する場合には、信号QBをHレベルとしてゲートスイッチSW21をOnすると共に、短絡スイッチSW20を開放する(Q=Lレベル)。
また、光検出回路1は、積分回路IG1の出力が入力される比較器COMP1と、比較器COMP1の出力に応じて積分回路IG1をリセットするRSフリップフロップ30(リセット信号発生手段:入力はS端子)とを備えており、ホトダイオードPDで発生した光電流を光電流の大きさに応じた周波数へ変換を行っている。
積分回路IG1に蓄積された電荷量に応じて発生する電圧OUT1が比較器COMP1の閾値Vr2を超えた場合には、比較器COMP1の出力は、HレベルからLレベルに切り替わる。
また、光検出回路1は、もう一方の積分回路IG2の出力が入力される比較器COMP2と、比較器COMP2の出力に応じて積分回路IG2をリセットするRSフリップフロップ30(リセット信号発生手段:入力はR端子))とを備えており、ホトダイオードPDで発生した光電流を光電流の大きさに応じた周波数へ変換を行っている。
積分回路IG2に蓄積された電荷量に応じて発生する電圧OUT2が比較器COMP2の閾値Vr2を超えた場合には、比較器COMP2の出力は、HレベルからLレベルに切り替わる。
すなわち、光電流強度が高いほど、比較器出力は短期間に切り替わり、比較器の出力が切り替わるとRSフリップフロップ30からの出力(Q,QB)が積分回路IG1又はIG2を交互にリセットして再度、電荷の蓄積を開始する。このようにして、ホトダイオードPDで発生した光電流を光電流の大きさに応じた周波数へ変換が行われる。
RSフリップフロップは、2つのNAND回路(NAND4、NAND5)を接続してなるものであり、負論理入力の場合(入力が0の時)、入力端子S=1、入力端子R=0の場合、出力Q’=0、出力QB’=1である。また、入力端子S=0、入力端子R=1の場合、出力Q’=1、出力QB’=0である。入力端子S=1、入力端子R=1の場合、出力Q’、QB’は不変である。Hレベルは1とし、Lレベルは0とする。
RSフリップフロップ30の後段には、積分回路と計測タイミングのオールリセット用のNAND回路(NAND2、NAND3)が接続されており、これらの回路の出力を信号Q、QBとして積分回路IG1、IG2の各スイッチに入力する。
オールリセット信号ALL RESET(以下、RESET信号とする)がオールリセット端子100から入力されると、これがインバータI1を介することで、反転RESET信号(RESETバー)が生成される。反転リセット信号は出力制御スイッチSW1に入力される。RESET信号がHレベルの場合、反転リセット信号はLレベルである。この時、出力制御スイッチSW1はOffとなり、NAND回路(NAND1)の出力はHレベルとなる。NAND1の出力はインバータI2を介するので、このラインXの電位はLレベルとなる。ラインXがLレベルの場合、オールリセット用のNAND回路(NAND2、NAND3)には、Hレベルの信号が入力され、信号Q=QB=Hレベルとなり、双方の積分回路IG1,IG2がリセットされる。なお、通常制御の状態では、もちろんQとQBの値は異なるものである。
HレベルのRESET信号が入力されると、インバータI1,I3を介することで、スイッチSW2には、HレベルのRESET信号が入力され、SRフリップフロップ30のS端子がグランドに接続され、Lレベルとなり、SRフリップフロップ30もリセットされる。入力されるRESET信号がLレベルとなった場合、光検出回路出力OUTPUTは、常に同じ出力値(Lレベル)からスタートする。
なお、回路1は、Q=QB=Lレベルとなることによる回路の不安定化を防止するために設けられており、すなわち、Q=QB=Lレベルとなった場合には、NAND6がLとなり、XラインをLレベルとして、Q=QB=Hレベルとなるように動作する。
なお、RSフリップフロップ30の出力は、インバータI4、NAND回路(NAND7)、インバータI5、出力制御スイッチSW1を介して外部に出力される。NAND7の一方には、通常はHレベルの信号が入力されているので、RESET信号がHレベルとなるまでは実質的には機能しない。
ホトダイオードPDと積分回路IG1(IG2)との間にはトランジスタTR1が介在している。トランジスタTR1とホトダイオードPDとの間には抵抗素子TR2が介在している。トランジスタTR1にはオペアンプOP10が接続されている。
オペアンプOP10は、NチャンネルのトランジスタTR1の制御端子(ゲート)に接続された出力端子、抵抗素子TR2とトランジスタTR1との間の節点Jに接続された反転入力端子(第1入力端子)、及び、ホトダイオードPDのアノードに短絡する非反転入力端子(第2入力端子)を有している。
ホトダイオードPDには寄生容量Cdが存在するが、積分回路IG1(IG2)における出力電圧OUT1(OUT2)は、本来、この寄生容量Cdに影響を受ける。本実施形態の光検出回路1では、ホトダイオードPDと積分回路IG1(IG2)との間にトランジスタTR1を介在させているので、積分回路IG1(IG2)の出力電圧OUT1(OUT2)は寄生容量Cdの影響を殆ど受けなくなる。
トランジスタTR1の制御端子(ゲート、ベース)には、オペアンプOP10の出力端子が接続されており、トランジスタTR1の抵抗素子側の節点Jの電位を帰還制御する。この電位は、ホトダイオードPDのバイアス電圧がゼロバイアス電圧となるように制御される。
ホトダイオードPDのアノードの電位と、オペアンプOP10の非反転入力端子とは、接地電位に短絡しており、オペアンプOP10の反転入力端子の電位は、非反転入力端子の電位に等しくなるようにトランジスタTR1の制御端子電位を制御するので、ホトダイオードPDにはゼロバイアスが与えられる。
抵抗素子TR2は、Nチャネルのトランジスタによって構成されている。トランジスタTR1と抵抗素子TR2は、カスコード接続されている。抵抗素子TR2を構成するトランジスタの制御端子は、一定電位に固定されている。この一定電位は、抵抗素子TR2の制御端子に、その制御端子が接続されたトランジスタTR3と、トランジスタTR3に接続された電流源ISから構成される。この電流源ISは、オペアンプOP10内部で構成することもできる。
トランジスタTR1と積分回路IG1(IG2)との間には、ホトダイオードPDを流れる電流Iを制限するリミッタ回路LMが設けられている。の場合、積分回路IG1(IG2)へ入力される電流が制限されるため、積分回路IG1(IG2)を保護することができる。リミッタ回路LMは、トランジスタTR1と積分回路IG1との間に介在する抵抗R10と、抵抗R10の両端間に接続された反転/非反転入力端子を有するオペアンプOP11と、オペアンプOP11の出力で制御される電流源IS2とを備え、電流源IS2はトランジスタTR1に接続されている。
抵抗R10を流れる電流が増加して、抵抗R10間で発生する電位差が大きくなると、電流源IS2からは抵抗R10を流れる電流が少なくなるように電流が供給される。
図2は上記回路の動作を説明するためのタイミングチャートである。
オールリセット信号がLレベルの場合、ホトダイオードPDに光が入射すると、光電流IがホトダイオードPDに流れ、信号QがHレベルの場合、一方の積分回路IG1のキャパシタCf1に電荷の蓄積が開始され、出力電圧OUT1が直線的に上昇する(a)。
出力電圧OUT1が、比較器COMP1の基準電圧Vr2を超えた場合、それまでHレベルであった比較器COMP1の出力が反転してLレベルに切り替わる。すなわち、負論理入力のSRフリップフロップ30のS端子には、Lレベルが入力される(b)。
そうすると、SRフリップフロップ30の出力が切り替わり、QはLレベル、QBはHレベルとなる。すなわち、積分回路IG1のキャパシタCf1は短絡され、リセットが行われ、出力電圧OUT1はLレベルとなる。したがって、S端子への入力電圧はLレベルからHレベルに戻る。
このとき、他方の積分回路IG2では、Q=Lレベル、QB=Hレベルなので、電荷の蓄積が開始され、出力電圧OUT2は直線的に上昇する(c)。出力電圧OUT2が比較器COMP2の基準電圧Vr2を超えた場合、比較器COMP2の出力はHレベルからLレベルに反転し、R端子にはLレベルの信号が入力され、RSフリップフロップ30の出力が切り替わる(d)。その後、積分回路IG1側の経路の動作と同じように動作する。
オールリセット信号がHレベルの場合、SRフリップフロップ30と積分回路IG1,IG2は同時にリセットされ、新たに、測光動作が開始する(e)。
なお、オールリセット信号(Hレベル)が入力されるのは、ホトダイオードPDに入射する光の照度が低い場合である。すなわち、図1を再び参照すると、光検出回路1は、照度判定回路LJを備えている。
照度判定回路LJは、出力端子OUTPUTから出力されるパルス信号を取り込んで、パルス信号の単位時間内のパルス数を計測し、計測されたパルス数が所定値以下の場合には、低照度と判定し、Hレベルのオールリセット信号をオールリセット端子100に出力する。照度判定回路LJは、プログラムが格納されたROMを有するマイコン等である。
図3は、照度判定回路LJにおけるリセット信号の発生手順を示すフローチャートである。
まず、出力端子OUTPUTからの信号をX秒間測定し、この期間内のパルス数を計測する。期間X内のパルス数をNとする(S1)。次に、計測されたパルス数Nが、所定値N以上であるかどうか、すなわち、「明るい」かどうかについて判定する。判定結果がYesである場合、光電流の周波数計測は信憑性に足りるものなので、計測結果を外部装置に出力する(S5)。判定結果がNoである場合、すなわち、周囲が「暗い」場合には、オールリセット信号(Hレベル)を出力する(S3)。
この時、出力端子OUTPUTはRSフリップフロップ30とは切断される。すなわち、出力制御スイッチSW1はOffとなる。
出力制御スイッチSW11を設けることによって、複数個の本光検出回路出力をマイコン等の制御ICの一つの入力端子に接続することが可能となる。複数個接続した本光検出回路の出力制御スイッチを全てオフ(同一入力端子に接続した全ての本光検出回路をオールリセット状態と)させるか、若しくは唯一つのみの出力制御スイッチをオンさせるような制御をすることによって、このような接続でも複数個接続した本光検出回路の出力のそれぞれをマイコン等の制御ICで読み込むことが可能となる。
オールリセット信号の立下り時刻から、出力制御スイッチSW1はOnとなり、計測が開始される。しかる後、オールリセット信号の立下り時刻から、出力端子OUTPUTの出力信号レベルが切り替わるまでの期間を計測する(S4)。この期間は、ホトダイオードPDに入射した光の強度に比例する。暗時の光電流の蓄積期間計測は信憑性に足りるものなので、計測結果を外部装置に出力する(S5)。
図4は照度と測光時間の関係をグラフ(両対数)である。
上述のように、強制的にオールリセット信号を入力しない場合でも、次の積分回路のリセット周期になれば蓄積期間計測は可能ではあるが、この場合には、次のリセット周期まで待たなくてはならない。
照度が低い条件において、リセットを行う場合、照度が高くなるにつれて測光時間は短くなり、照度が規定値よりも高くなると一定値になる(実線Reset)。また、リセットを行わない場合も、照度が高くなるにつれて測光時間は短くなる(点線Non−Reset)。但し、リセットを行わない場合には、リセットを行った場合よりも、測光時間は長くなる。
以上、説明したように、上述の光検出回路1は、ホトダイオードPDの一端に接続された第1積分回路IG1と、第1積分回路IG1の出力が入力される第1比較器COMP1と、第1比較器COMP1の出力に応じて第1積分回路IG1をリセットするRSフリップフロップ30と、第1比較器COMP1から出力される信号レベルの切り替わりの周波数が所定値よりも低い場合には(S2:No)、第1積分回路IG1がリセットされるオールリセット信号(Hレベル)が入力されるオールリセット端子100とを備えている。
第1比較器COMP1から出力される信号レベルの切り替わりの周波数を外部に接続した回路等で計測し、これが所定値よりも低い場合には、例えば、昼間から夜になったと判断できる場合には、オールリセット端子100にオールリセット信号を入力する。オールリセット信号とは、積分回路のリセットが行われるレベルの信号のことであり、上述の例ではHレベルの信号である。
低照度の場合には、オールリセット信号が入力されるので、第1積分回路IG1がリセットされ、このリセットタイミング(上述の例ではオールリセット信号の立下り時刻)を基準時刻として電荷の蓄積が開始される。すなわち、計測開始時刻が判明するため、この時刻から第1比較器COMP1の出力が切り替わるまでの期間を計測すれば、低照度の場合でも正確に高い信憑性で計測を行うことができる。換言すれば、照度が落ちて繰り返し周波数が異常に低くなってきたら、パルスの繰り返し周波数の計測から、パルス幅の計測に切り替えるということである。
本発明は、光検出回路に利用することができる。
光検出回路の回路図である。 回路動作を説明するためのタイミングチャートである。 リセット信号の発生手順を示すフローチャートである。 照度と測光時間の関係を示すグラフである。
符号の説明
IG1,IG2・・・積分回路、PD・・・ホトダイオード、TR1・・・トランジスタ、TR2・・・抵抗素子。

Claims (4)

  1. 光検出回路において、
    ホトダイオードの一端に接続された第1積分回路と、
    前記第1積分回路の出力が入力される第1比較器と、
    前記第1比較器の出力に応じて前記第1積分回路をリセットするリセット信号発生手段と、
    前記第1比較器から出力される信号レベルの切り替わりの周波数が所定値よりも低い場合には前記第1積分回路がリセットされるオールリセット信号が入力されるオールリセット端子と、
    を備えることを特徴とする光検出回路。
  2. ホトダイオードの一端に接続された第2積分回路と、
    前記第2積分回路の出力が入力される第2比較器と、
    を備え、
    前記リセット信号発生手段は、前記第1及び第2比較器の出力に応じて相補的に前記第1及び2積分回路をリセットすることを特徴とする請求項1に記載の光検出回路。
  3. 前記オールリセット端子にオールリセット信号が入力された場合には、前記第1及び第2積分回路を同時にリセットするよう、前記オールリセット端子は前記リセット信号発生手段の出力ラインに接続されていることを特徴とする請求項2に記載の光検出回路。
  4. 前記リセット信号発生手段と光検出回路の出力端子との間に介在する出力制御スイッチを更に備え、
    前記オールリセット端子にオールリセット信号が入力された場合には、前記出力制御スイッチが切断されるよう、前記オールリセット端子と前記出力制御スイッチとは接続されていることを特徴とする請求項3に記載の光検出回路。
JP2005203521A 2005-07-12 2005-07-12 光検出回路 Active JP5269286B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005203521A JP5269286B2 (ja) 2005-07-12 2005-07-12 光検出回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005203521A JP5269286B2 (ja) 2005-07-12 2005-07-12 光検出回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007027210A true JP2007027210A (ja) 2007-02-01
JP5269286B2 JP5269286B2 (ja) 2013-08-21

Family

ID=37787632

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005203521A Active JP5269286B2 (ja) 2005-07-12 2005-07-12 光検出回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5269286B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010230969A (ja) * 2009-03-27 2010-10-14 Tpo Displays Corp ディスプレイ装置及びこれを有する電子機器

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004325409A (ja) * 2003-04-28 2004-11-18 Hamamatsu Photonics Kk I/f変換装置および光検出装置
JP2005117101A (ja) * 2003-10-02 2005-04-28 Hamamatsu Photonics Kk 光検出装置
JP2006029820A (ja) * 2004-07-12 2006-02-02 Hamamatsu Photonics Kk 光検出装置
WO2007088710A1 (ja) * 2006-02-02 2007-08-09 National University Corporation NARA Institute of Science and Technology 光検出装置
JP2007271463A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Sanyo Electric Co Ltd 光検出装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004325409A (ja) * 2003-04-28 2004-11-18 Hamamatsu Photonics Kk I/f変換装置および光検出装置
JP2005117101A (ja) * 2003-10-02 2005-04-28 Hamamatsu Photonics Kk 光検出装置
JP2006029820A (ja) * 2004-07-12 2006-02-02 Hamamatsu Photonics Kk 光検出装置
WO2007088710A1 (ja) * 2006-02-02 2007-08-09 National University Corporation NARA Institute of Science and Technology 光検出装置
JP2007271463A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Sanyo Electric Co Ltd 光検出装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010230969A (ja) * 2009-03-27 2010-10-14 Tpo Displays Corp ディスプレイ装置及びこれを有する電子機器
US8284177B2 (en) 2009-03-27 2012-10-09 Chimei Innolux Corporation Display device and electronic apparatus with photo-sensor sampled signals average

Also Published As

Publication number Publication date
JP5269286B2 (ja) 2013-08-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1158789B1 (en) Photodetector device
KR100892210B1 (ko) 차지 펌프의 모드 변환 조절 회로 및 방법
CN111693759B (zh) 电压检测器
US7812877B2 (en) I/F conversion device and photo-detection device
JP5695338B2 (ja) 照度センサ
JP5269286B2 (ja) 光検出回路
JP4907914B2 (ja) 光検出回路
KR100859780B1 (ko) 전류전압변환기 및 전류전압변환방법
JP5045013B2 (ja) ストロボ用調光装置
US7015849B2 (en) Control circuit
JP2007232864A (ja) 閃光装置の発光制御回路
JPS63272185A (ja) 焦点検出用光電変換装置
JPS6136606B2 (ja)
JPH0112251Y2 (ja)
JP2000088643A (ja) 測光センサ装置及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体
JP3127569B2 (ja) 光センサ回路
JP2763800B2 (ja) 測距装置
CN108696744B (zh) 图像检测电路及图像检测方法
KR920008988Y1 (ko) 카메라의 전원 전압 레벨 체크회로
JPS60230728A (ja) 受光回路
JPS63260318A (ja) 光電スイツチ
JPH04360415A (ja) 光電スイッチ
JPS6228621A (ja) カメラの測光回路
JP4147349B2 (ja) 光センサの高輝度検出方法
JPH0571955A (ja) 光学機器の測距装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080708

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111220

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120220

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120807

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121009

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130507

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130508

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5269286

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250