JP2007026003A - 駐車料金精算装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 車種を自動的に特定して車種に応じた料金を精算できる駐車料金精算装置を提供すること。
【解決手段】 駐車場内に駐車される自動車の種別に該当する車長範囲と当該種別の駐車料金とが対応付けて記憶され、駐車場を出場するまでに各自動車の車長を検知し、検知された車長が該当する車長範囲に対応付けて記憶されている駐車料金に基づいて各自動車の駐車料金を特定し、特定した各自動車の駐車料金を精算し、駐車場の出入り口に設けられ、自動車の該出入り口からの少なくとも出場を規制するための規制装置に対して、駐車料金が精算された自動車の出場規制を解除させるための規制解除信号を出力する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、駐車場内に駐車される自動車の駐車料金を精算するための駐車料金精算装置に関する。
従来の駐車場においては、駐車料金を自動車は大型車も中型車も小型車も全て同一の料金が適用されて駐車料金の精算が実施されている(例えば、特許文献1、2参照)。
特開2003−256892号公報 特開2005−18687号公報
近年、環境問題への関心の高まりとともに、二酸化炭素の排出量の低減する目的から、排気量の少ない軽自動車の利用を促進したいという、政府や関係機関の要望に応じて、これら軽自動車を優遇する施策の一環として、駐車料金を普通車や大型車に比較して低くして軽自動車を優遇することにより、軽自動車の利用をさらに促進することが考えられている。
しかしながら、前述した特許文献1、2の従来の駐車料金精算装置(システム)にあっては、これら車種に応じて異なる駐車料金を徴収するための機能、具体的には、その自動車が大型車であるか、或いは普通車であるか、或いは小型車である軽自動車であるかを自動的に判定して精算する機能を有するものはなく、これら駐車する自動車の種別を自動的に特定して、車種に応じた料金を精算することのできる駐車料金精算装置が切望されていた。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、駐車する自動車の種別を自動的に特定して、車種に応じた料金を精算することのできる駐車料金精算装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の請求項1に記載の駐車料金精算装置は、
駐車場内に駐車される自動車の駐車料金を精算するための駐車料金精算装置であって、
各種別に該当する自動車の車長範囲と、当該種別の自動車に適用する駐車料金とが対応付けて記憶された車種別料金記憶手段と、
前記駐車場を出場するまでに、各自動車の車長を検知する車長検知手段と、
該車長検知手段にて検知された車長が該当する車長範囲に対応付けて前記車種別料金記憶手段に記憶されている駐車料金に基づいて、各自動車の駐車料金を特定する駐車料金特定手段と、
当該駐車料金特定手段にて特定された各自動車の駐車料金を精算するための駐車料金精算手段と、
駐車場の出入り口に設けられ、前記自動車の該出入り口からの少なくとも出場を規制するための規制装置に対して、前記駐車料金精算手段にて駐車料金が精算された自動車の出場規制を解除させるための規制解除信号を出力する規制解除信号出力手段と、
を備えることを特徴としている。
この特徴によれば、駐車する自動車の種別に応じた駐車料金が、前記車長検知手段により当該自動車の車長が検知されることで特定されるので、駐車する自動車の種別を自動的に特定して、その車種に応じた料金を精算することができる。
本発明の請求項2に記載の駐車料金精算装置は、請求項1に記載の駐車料金精算装置であって、
前記車長検知手段が、前記入場或いは出場する自動車が前記出入り規制手段にて規制されることにより停止することとなる自動車の先頭部分が位置する先頭領域並びに後尾部分が位置する後尾領域のそれぞれに、光の遮光により車体が介在するか否かを検出する自動車の長さ方向にほぼ所定間隔毎に一列状に配置された複数のセンサを有し、これら先頭領域と後尾領域において車体が介在することを検出しているセンサが配置されている配置間隔に基づいて自動車の長さを検知することを特徴としている。
この特徴によれば、例えば画像認識等により特定する場合に比較して、車長検知手段を安価にて形成でき、結果的に駐車料金精算装置のコストを低く抑えることもできる。
本発明の請求項3に記載の駐車料金精算装置は、請求項1に記載の駐車料金精算装置であって、
前記車長検知手段が、各自動車の先頭部分の通過を検知するための1つの先頭センサと、当該先頭センサに自動車の先頭部分が位置する際に、当該自動車の後尾部分が位置する後尾領域に、光の遮光により車体が介在するか否かを検出する自動車の長さ方向にほぼ所定間隔毎に一列状に配置された複数のセンサを有し、前記先頭センサにて自動車の通過を検知した時点において、前記後尾領域において車体が介在することを検出しているセンサと前記先頭センサとの配置間隔に基づいて自動車の長さを検知することを特徴としている。
この特徴によれば、例えば画像認識等により特定する場合に比較して、車長検知手段を安価にて形成できるとともに、自動車の先頭部分に必要となるセンサの数を最小限とすることができるので、さらに車長検知手段を安価にて形成でき、結果的に駐車料金精算装置のコストをさらに低く抑えることもできる。
本発明の請求項4に記載の駐車料金精算装置は、請求項3に記載の駐車料金精算装置であって、
前記車長検知手段は、前記先頭センサと前記センサとの間に、金属の近接を検知する金属センサをさらに有し、該金属センサが金属である自動車の車体を検知していることを条件として、前記先頭センサが自動車の先頭部分の通過を検知した時点における車長検知を実施することを特徴としている。
この特徴によれば、先頭センサを自動車以外の物体が横切ることで、不必要に車長検知手段が動作することに伴う不都合の発生を、極力回避することができる。
本発明の請求項5に記載の駐車料金精算装置は、請求項1〜4のいずれかに記載の駐車料金精算装置であって、
現在時刻を出力可能な第1の電波時計手段と、自動車の入場時において前記第1の電波時計手段から出力される現在時刻である入場時刻を特定可能な入場時刻特定情報が読み出し可能に記録された記録媒体を、記録媒体発行口から発行する記録媒体発行手段と、を備える発行ユニットと、
現在時刻を出力可能な第2の電波時計手段と、記録媒体挿入口から受付けた前記記録媒体の記録情報を読み出す記録媒体処理手段と、該記録媒体処理手段にて受付けた記録媒体に記録されている入場時刻特定情報から特定される入場時刻と精算時点において前記時計手段から出力される現在時刻とから駐車時間を特定する駐車時間特定手段と、該特定された駐車時間にさらに基づいて駐車料金を特定する前記駐車料金特定手段と、前記駐車料金精算手段と、前記規制解除信号出力手段と、を備える精算ユニットと、
から成り、
前記発行ユニットと精算ユニットとが離間した位置に個別に設けられていることを特徴としている。
この特徴によれば、発行ユニットにおける時刻と、精算ユニットにおける時刻とが正確に一致するようになるので、これらの時刻がずれることに伴う不都合の発生や、これらの時刻を正確に一致させるための作業等の手間を解消することができる。
本発明の請求項6に記載の駐車料金精算装置は、請求項1〜4のいずれかに記載の駐車料金精算装置であって、
現在時刻を出力可能な時計手段と、
自動車の入場時において前記時計手段から出力される現在時刻である入場時刻を特定可能な入場時刻特定情報が読み出し可能に記録された記録媒体を、記録媒体発行口から発行する記録媒体発行手段と、
記録媒体挿入口から受付けた前記記録媒体の記録情報を読み出す記録媒体処理手段と、
前記記録媒体処理手段にて受付けた前記記録媒体から読み出した前記入場時刻特定情報から特定される入場時刻と精算時点において前記時計手段から出力される現在時刻とから駐車時間を特定する駐車時間特定手段と、
を備え、
前記駐車料金特定手段は、前記駐車時間特定手段にて特定された駐車時間と前記車長検知手段にて検知された車長が該当する車長範囲に対応付けて前記車種別料金記憶手段に記憶されている駐車料金とに基づいて、各自動車の駐車料金を特定し、
前記記録媒体発行口と前記記録媒体挿入口とを同一の筐体の対向する面に有し、該筐体内に前記記録媒体発行手段と前記記録媒体処理手段とを有するとともに、該録媒体処理手段にて回収した記録媒体を前記記録媒体発行手段に供給するための回収記録媒体移送部を、前記記録媒体発行手段と前記記録媒体処理手段との間に有することを特徴としている。
この特徴によれば、記録媒体処理手段にて回収された記録媒体が、回収記録媒体移送部により自動的に記録媒体発行手段に供給されて再使用されるようになるので、駐車場の入り口と出口とが隣接する駐車場においては、回収した駐車カードや駐車券等の記録媒体を補充する作業の労力を大幅に低減することができる。
本発明の請求項7に記載の駐車料金精算装置は、請求項1〜4のいずれかに記載の駐車料金精算装置であって、
入場しようとする自動車の画像を撮像する第1の撮像手段と、
出場しようとする自動車の画像を撮像する第2の撮像手段と、
前記第1の撮像手段並びに第2の撮像手段にて撮像した画像から、当該撮像された自動車を識別可能な自動車識別情報を認識するための自動車識別情報認識手段と、
現在時刻を出力可能な時計手段と、
前記第1の撮像手段にて撮像された画像に基づいて前記自動車識別情報認識手段にて認識された自動車識別情報と、その時点において前記時計手段から出力される現在時刻である駐車開始時刻とを対応付けて記憶するための駐車開始時刻記憶手段と、
前記第2の撮像手段にて撮像された画像に基づいて前記自動車識別情報認識手段にて認識された自動車識別情報に対応付けて前記駐車開始時刻記憶手段に記憶されている駐車開始時刻と、当該時点において前記時計手段から出力される現在時刻である駐車終了時刻とから駐車時間を特定する駐車時間特定手段と、
をさらに備え、
前記駐車料金特定手段は、前記駐車時間特定手段にて特定された駐車時間と前記車長検知手段にて検知された車長が該当する車長範囲に対応付けて前記車種別料金記憶手段に記憶されている駐車料金とに基づいて、各自動車の駐車料金を特定することを特徴としている。
この特徴によれば、自動車の画像により自動車識別情報を認識して、該認識した自動車識別情報にて個々の自動車の駐車時間を特定するので、記録媒体を使用する必要がないので、駐車場の入り口と出口のレイアウト状況に係わらず、回収した駐車カードや駐車券等の記録媒体を補充する作業の労力を解消することができる。
本発明に係る駐車料金精算装置を実施するための最良の形態を実施例に基づいて以下に説明する。
本発明の実施例を図面に基づいて説明すると、先ず図1は、本実施例1の駐車料金精算装置を備える駐車場を示す図であり、本実施例1の駐車場においては、入口と出口とが異なる離れた位置に設けられており、これら駐車場出口に本発明の駐車料金精算装置を成す精算ユニット1が設けられているとともに、駐車場入口には、駐車開始時刻となる入場時刻が記録された本発明における記録媒体となる駐車券を発行する本発明の駐車料金精算装置を成す発行ユニット2が設けられている。
また、これら駐車場入口には、該駐車場入口からの車の入場並びに出場を規制するための入口規制装置10aが設けられているとともに、駐車場出口にも、該駐車場出口からの車の入場並びに出場を規制するための出口規制装置10bが設けられている。
これら本実施例に用いた入口規制装置10a並びに出口規制装置10bは、図2に示すように、本発明における遮断部材となる遮断棒9と、該遮断棒9の開閉機構を備えるゲート装置本体部11bと、遮断時において遮断棒9の先端部分を嵌合するように受けて、該遮断棒9を保持する保持ユニット12bとから構成されており、遮断棒9の一方の端部を支持する該ゲート装置本体部11bにより、精算ユニット1(出口規制装置10b)または発行ユニット2(入口規制装置10a)からの解除信号が出力されることに基づいて、遮断棒9が上下に揺動されて開閉されることで、自動車の入場または出場の規制が解除される。尚、本実施例に用いた出口規制装置10b並びに入口規制装置10aには、車体センサ22が設けられており、前記解除信号に基づいて開放された遮断棒9は、該車体センサ22による車体の検出がなくなってから所定時間が経過したときに、自動的に閉じた規制位置に戻るように前記ゲート装置本体部11bに内在されている図示しない制御ユニットにより制御される。
また、本実施例の駐車場においては、自動車の車種、具体的には、長さが4m以上の普通車と、長さが4m未満の小型車(軽自動車を含む)とで、異なる料金を徴収するようにしており、このため、これら自動車の種別、つまり、駐車場を利用した自動車が、普通車であるか或いは小型車であるかを判別するための、自動車の車長を測定するための本発明における車長検知手段となる車長検知装置を、精算ユニット1に隣接して駐車場出口に設けている。
この、本実施例に用いた車長検知装置について図1、図2、図4に基づいて説明すると、車長検知装置は、赤外線を発光出力する4つの赤外線発光ユニット3、4a,4b,4cと、該赤外線発光ユニット3、4a,4b,4cと対を成し、各赤外線発光ユニット3、4a,4b,4cから発光出力される赤外線を受光するための赤外線受光ユニット3’、4a’,4b’,4c’とから構成されている。
この本実施例に用いた各赤外線発光ユニット3、4a,4b,4cは、図4に示すように、四角棒状の支柱13内に、後述する通路を通過する自動車の車体が赤外線を遮るようになる所定の高さ位置となるように赤外線発光モジュール14が内設されており、該赤外線発光モジュール14から赤外線を発光出力可能とされているとともに、各赤外線受光ユニット3’、4a’,4b’,4c’は、四角棒状の支柱15内に、前記赤外線発光モジュール14から発光出力された赤外線を検知するための赤外線受光モジュール16が内設された構成とされている。
そして、各赤外線発光ユニット3、4a,4b,4cと、各赤外線受光ユニット3’、4a’,4b’,4c’は、図2並びに図4に示すように、赤外線発光ユニット3、4a,4b,4cから出力した赤外線が各赤外線受光ユニット3’、4a’,4b’,4c’にて受光されるように、互いに対向して配置されるとともに、その対向配置された間に自動車が出場するための通路が形成されている。
また、赤外線発光ユニット3と赤外線受光ユニット3’とは、出口規制装置10bの遮断棒9により自動車が停止する位置の少し手前の位置に、通路に停止した自動車が赤外線発光ユニット3からの出力光を遮るように対向配置されるとともに、赤外線発光ユニット4bと赤外線受光ユニット4b’は、赤外線発光ユニット3と赤外線受光ユニット3’が配置された位置から4mの位置に配置されるとともに、赤外線発光ユニット4aと赤外線受光ユニット4a’は、赤外線発光ユニット3と赤外線受光ユニット3’が配置された位置から3.7mの位置に、赤外線発光ユニット4cと赤外線受光ユニット4c’は、赤外線発光ユニット3と赤外線受光ユニット3’が配置された位置から4.3mの位置に配置されており、該通路に停車した自動車の長さに応じて、各赤外線発光ユニット4a,4b,4cから出力された赤外線が遮断されて、各赤外線受光ユニット4a’,4b’,4c’にて受光、或いは受光されないことで、自動車の長さ、つまり、車長が4mよりも長いか短いかを検知できるようになっている。
また、赤外線発光ユニット3と赤外線受光ユニット3’が配置された位置と、赤外線発光ユニット4aと赤外線受光ユニット4a’が配置された位置のほぼ中央位置には、図2に示すように、通路への自動車の侵入を検知するための金属センサからなる車体センサ6が設けられており、該車体センサ6にて自動車の侵入が検知されることで各赤外線発光ユニット3、4a,4b,4cからの赤外線出力が開始された後、赤外線発光ユニット3からの出力光が、当該侵入してきた自動車の先端部分にて遮られたことが赤外線受光ユニット3’にて検知された時点における各赤外線受光ユニット4a’,4b’,4c’の受光状況(受光・非受光)により、該侵入してきた自動車の車長が検知されるようになっている(図6参照)。
尚、本実施例では、これら通路上に停止する自動車の先頭部分には、1組の赤外線発光ユニット3と赤外線受光ユニット3’とを設け、これら1組の赤外線発光ユニット3と赤外線受光ユニット3’にて自動車の先端部分の通過を検知した時点における各赤外線受光ユニット4a’,4b’,4c’の受光状況を特定するようにしており、このようにすることは、自動車の先頭位置に配置する赤外線発光ユニット3と赤外線受光ユニット3’の数を、最小限の1組とすることができることから好ましいが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら自動車の先頭位置に、自動車の後部位置と同様に、複数の組の各赤外線発光ユニットと各赤外線受光ユニットとを設けるようにして、これら先頭部に配置された各赤外線受光ユニットの受光状況と、自動車後部に配置された各赤外線受光ユニット4a’,4b’,4c’の受光状況、すなわち、受光がされていない先頭の赤外線受光ユニットから同様に受光がされていない後部の赤外線受光ユニットとを特定し、該特定した赤外線受光ユニットが配置されている距離から車長を検知するようにしても良い。
次に、本実施例に用いた発行ユニット2について説明すると、発行ユニット2は図3(b)に示すように、設置支柱上の箱状筐体により形成されており、その前面には、開閉可能とされた前面パネルが設けられている。
この前面パネルには、図3(b)に示すように、駐車券を発行させて入口規制装置10aの遮断棒9を開放させるための発行ボタンスイッチ252と、内在するカードリーダライタ230にて、入場時刻が記録された駐車券が排出されて発行される駐車券発行口251と、筐体内部にて駐車券を貯留する貯留部に残存する駐車券が少なくなったことを報知する駐車券補充ランプ253が設けられている。
そして、本実施例の発行ユニット2の構成は、図5(b)に示すようになっており、該発行ユニット2の筐体内部には、前記駐車券発行口251に臨むように連設配置されたカードリーダライタ230に加えて、該カードリーダライタ230にさらに連設されて、図示しない貯留部に貯留されている駐車券をカードリーダライタ230に供給するカード供給ユニット209が内在されているとともに(図9参照)、これらカードリーダライタ230やカード供給ユニット209は、筐体内部に設けられている制御基板に実装されているインターフェイス部208を介して該制御基板に実装されている制御マイコン201と接続されており、該制御マイコン201によりその動作が制御される。
尚、本実施例では、記録媒体として図15に示すように、その裏面に形成された磁気記録層にデータを磁気記録可能であって、且つ、その表面に目視にて文字や数字を確認することのできる書き換え可能な表示部を備えるリライトカードを用いているとともに、これらリライトカードへの磁気記録を実施する記録ヘッド141並びに表示部への印刷記録を発熱により実施する印字(サーマル)ヘッド140とを有するカードリーダライタ230を用いている(図9参照)。つまり、本実施例の発行ユニット2のカードリーダライタ230は、本発明の記録媒体発行手段を形成する。
尚、本実施例に用いたカード供給ユニット209には、貯留部に残存する駐車券(カード)の残量を検知するための残量センサ210が設けられており(図9参照)、該残量センサ210にて残量が所定量以下となったことが検知されたときには、カード供給ユニット209から制御マイコン201に駐車券(カード)の残量が所定量以下となった旨の所定データが出力されることで、該所定データを受信した制御マイコン201が、接続されている駐車券補充ランプ253を点灯する制御を行うことで、駐車券(カード)の残量が少なくなったことが報知される。尚、制御マイコン201には、これら駐車券補充ランプ253と同様に発行ボタンスイッチ252も接続されており、該発行ボタンスイッチ252の操作の有無を検知できるようになっている。
また、本実施例の制御マイコン201には、制御マイコン201が実施する制御内容が記述された制御プログラムや各種の設定データ等が記憶される不揮発性メモリ等から成る記憶部202や、その時点の時刻データを出力するとともに、校正電波を受信することで、時刻を自動的に校正電波にて特定される校正時刻に自動校正する本発明における時計手段となる電波時計203が制御基板に実装並びに接続されている。つまり、本実施例の電波時計203は、本発明の第1の電波時計手段にも該当する。
これら電波時計としては、公知の電波時計ユニットの内、高温または低温となる屋外の環境においても動作可能な動作温度範囲の広いものを好適に使用することができる。
尚、電波時計203を用いることは、本実施例のように、駐車場の入口と出口とが離れた位置に有り、発行ユニット2と精算ユニット1とが個別に離間して設けられている場合においては、これら発行ユニット2と精算ユニット1との時刻が校正電波にて特定される校正時刻に、逐次自動的に校正されて大幅に狂うことがないので、これら双方の時刻を合わせるための作業や、発行ユニット2と精算ユニット1とを時刻合わせのために接続する必要もないことから好ましいが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら時計手段として電波時計203ではなく、通常のリアルタイムクロック等を用いるようにしても良い。
また、制御マイコン201は、制御基板に実装されている外部インターフェイス部211を介して、前記入口規制装置10aと接続されており、駐車券発行口251から駐車券を発行した後に、該外部インターフェイス部211から入場の規制を解除するための解除信号を出力することで、該解除信号の出力に応じて入口規制装置10aにて遮断棒9が開放される。
ここで、本実施例の制御マイコン201が実施する発行処理について、図6(b)に基づいて説明すると、まず、制御マイコン201は、Sa1において、発行ボタンスイッチ252の操作が有るか否かを判定し、無ければ再度Sa1に戻ることで発行ボタンスイッチ252の操作待ち状態で待機する。
そして、入場する自動車に乗車している利用者により発行ボタンスイッチ252が操作された場合には、該操作がSa1において検知されてSa2に進み、電波時計203からのその時点の日時出力から入場時刻を特定するとともに、該特定した入場時刻データを、入場時刻特定情報としてカードリーダライタ230にて、発行する駐車券の磁気記録部に書き込み記録した後、該記録した入場時刻を表示部に目視可能に印刷記録する(Sa3)。
そして、これら入場時刻データが磁気記録され、入場時刻が印刷記録された駐車券(カード)を駐車券発行口251から発行するとともに(Sa4)、入口規制装置10aに対して、解除信号を出力して、遮断棒9を開放させて当該自動車を入場できるようにする(Sa5)。
自動車に乗車している利用者は、駐車券発行口251から発行された駐車券(カード)を受け取った後、遮断棒9が開放された入口規制装置10aを通過して入場し、所望の駐車スペースに自動車を駐車する。
次に、本実施例に用いた精算ユニット1について説明すると、精算ユニット1は図3(a)に示すように、設置支柱上の箱状筐体により形成されており、その前面には、開閉可能とされた操作パネルが設けられている。
この操作パネルには、図3(a)に示すように、入場時において発行ユニット2にて発行された駐車券(カード)を挿入するための駐車券投入口120と、駐車代金となる紙幣を挿入するための紙幣挿入口119と、貨幣である硬貨を投入するための硬貨投入口118と、駐車料金を表示するための駐車料金表示部125と、受付けた貨幣の合計金額を表示するための投入金額表示部126と、車長検知装置にて検知された車長に該当する車種が小型車(軽自動車を含む)である場合に点灯される小型車ランプ123と、精算を中止して投入金額を返却させるための精算中止ボタンスイッチ121と、領収書を発行させるための領収書発行ボタンスイッチ122と、該領収書発行ボタンスイッチ122が操作された際に印刷された領収書が発行される領収書発行口116と、釣銭が返却される釣銭返却口117とが設けられている。
そして、本実施例の精算ユニット1の筐体内部には、図5(a)に示すように、駐車券投入口120に臨むように連設配置されたカードリーダライタ127に加えて、前記紙幣挿入口119に臨むように連設配置されて該紙幣挿入口119から挿入された紙幣の真贋や金種を識別するための紙幣識別ユニット128や、領収書発行口116に連設配置されて該領収書発行口116から領収書を印刷して発行するための領収書プリンタ131や、硬貨投入口118から投入された硬貨の真贋や金種を識別するための硬貨識別ユニット129や、釣銭返却口117から返却される釣銭(硬貨)の払出を実施する釣銭返却ユニット130が内在されているとともに(図9参照)、これら各ユニットは、筐体内部に設けられている制御基板に実装されているインターフェイス部107を介して該制御基板に実装されている制御マイコン101と接続されており、該制御マイコン101によりその動作が制御される。
尚、本実施例では、前述したように、記録媒体としてリライトカードを使用しているので、駐車券投入口120から挿入された回収するリライトカードの表示部の印字を消去できるように、精算ユニット1に設けられているカードリーダライタ127も、発行ユニット2に設けられているカードリーダライタ230と同様に記録ヘッド141並びに印字(サーマル)ヘッド140を備えており、該記録ヘッド141により記録データが消去されるとともに、印字(サーマル)ヘッド140により表示部の印字が消去されて回収される。つまり、本実施例の精算ユニット1のカードリーダライタ127は、本発明の記録媒体処理手段を形成する。
本実施例に用いた紙幣識別ユニット128並びに硬貨識別ユニット129は、投入された貨幣(紙幣、硬貨)の真贋を識別するとともに、その金種を識別して、該識別結果を制御マイコン101に出力することで、制御マイコン101が投入金額の合計額を特定できるようになっている。尚、真贋の識別において、正規の貨幣ではないと識別された貨幣は
、紙幣挿入口119または釣銭返却口117から返却される。
また、硬貨識別ユニット129は、投入された硬貨の選別機能を備えており、選別した各金種の硬貨を図示しないストッカに分別して収納するとともに、該ストッカに収納された硬貨から、釣銭返却ユニット130により釣銭が払い出されるようになっている。
また、領収書プリンタ131は、ロール状のレシートペーパーに領収書(レシート)を印刷する通常のラインプリンタである。
また、本実施例の制御マイコン101には、図5(a)に示すように、制御マイコン101が実施する制御内容が記述された制御プログラムや各種の設定データや、図6(a)に示す料金テーブル等が記憶される不揮発性メモリ等から成る記憶部102や、その時点の時刻データを出力するとともに、校正電波を受信することで、時刻を自動的に校正電波にて特定される校正時刻に自動校正する本発明における時計手段となる電波時計103が制御基板に実装並びに接続されており、これら電波時計103も、発行ユニット2の電波時計203と同様に動作温度範囲の広いものを好適に使用することができる。つまり、本実施例の電波時計103は、本発明の第2の電波時計手段にも該当する。
この本実施例の記憶部102に記憶されている料金テーブルには、図6(a)に示すように、各自動車の車種、具体的には、普通車と小型車のそれぞれに対応付けて、当該車種に該当する車長範囲ならびに当該車種に適用される料金単価とが記憶されており、該料金テーブルによって本発明における車種別料金記憶手段が形成されている。
また、制御マイコン101には、精算中止ボタンスイッチ121、領収書発行ボタンスイッチ122が接続されており、これら各ボタンスイッチ121、122の操作を検知できるようになっているとともに、小型車ランプ123も接続されていて、後述の精算処理のSb4において車種が小型車と特定された際に、駐車料金が精算されるまでの間、小型車ランプ123が点灯制御されることで、小型車と間違いなく認識されていることを利用者に報知するようになっている。
また、制御マイコン101は、表示ドライバ105を介して駐車料金表示部125並びに投入金額表示部126を接続されており、各表示部に表示する表示データを表示ドライバ105に出力することで、該表示ドライバ105により、表示データに対応する数値が駐車料金表示部125並びに投入金額表示部126に表示される。
また、制御マイコン101は、制御基板に実装されている外部インターフェイス部104を介して、前述の各赤外線発光ユニット3、4a,4b,4c並びに各赤外線受光ユニット3’,4a’,4b’,4c’に接続されており、これら赤外線発光ユニット3、4a,4b,4cからの発光の制御や、赤外線受光ユニット3’,4a’,4b’,4c’における受光・非受光を検知できるようになっている。
また、制御マイコン101は、外部インターフェイス部104を介して、車体センサ6並びに出口規制装置10bと接続されており、駐車料金の精算が完了した後に、該外部インターフェイス部104から出場の規制を解除するための解除信号を出力することで、該解除信号の出力に応じて出口規制装置10bにて遮断棒9が開放される。
ここで、本実施例の制御マイコン101が実施する精算処理について、図6(c)に基づいて説明すると、まず、制御マイコン101は、Sb1において、車体センサ6による自動車(車体)の検出が有るか否かを判定し、無ければ再度Sb1に戻ることで車体センサ6による自動車(車体)の検出待ち状態で待機する。
そして、出口への通路上に出場しようとする自動車が進入した場合には、該進入した自動車が車体センサ6にて検知されて検知出力が外部インターフェイス部104を介して制御マイコン101に入力されることで、該入力がSb1にて検知されてSb2に進み、制御マイコン101は、各赤外線発光ユニット3,4a,4b,4cを稼働させて、赤外線の発光出力を開始させる。
そして、所定時間内に先頭部に配置された赤外線受光ユニット3’が非受光となって受光出力がOFFとなるか否かを判定する。つまり、進入した自動車が赤外線受光ユニット3’の位置にさしかかった時点を検知する。
つまり、本実施例においては、金属センサから成る車体センサ6が金属である自動車の車体を検知していることを条件として、本発明の先頭センサとなる赤外線発光ユニット3と赤外線受光ユニット3’が自動車の先頭部分の通過を検知した時点における車長検知を実施するようになっている。
この段階において、受光出力がOFFとならなかった場合には、車体センサ6にて検知した検知対象が、自動車ではなかったか或いは誤動作としてSb1に戻る一方、受光出力がOFFとなった場合には、Sb3に進んで、その時点における自動車後方の各赤外線受光ユニット4a’,4b’,4c’から出力される受光出力(ON/OFF)を特定する。
そしてSb4に進み、全ての赤外線受光ユニット4a’,4b’,4c’も受光(ON)、或いは赤外線受光ユニット4a’のみが非受光(OFF)である場合には、進入してきた自動車の車長を4m未満と検知し、該自動車の車種を小型車として特定する一方、赤外線受光ユニット4a’,4b’が非受光(OFF)、或いは全ての赤外線受光ユニット4a’,4b’,4c’も非受光(OFF)である場合には、進入してきた自動車の車長を4m以上と検知し、該自動車の車種を普通車として特定する。
自動車の車種を特定した制御マイコン101は、該車種が小型車であるかを確認し(Sb5)、小型車である場合には小型車ランプ123を点灯させる(Sb6)。小型車でない場合には何もせずに処理を継続する。
そしてSb7に進み、駐車券投入口120から駐車券を受付ける駐車券受付処理を実施する。尚、所定時間内に駐車券の受付けがない場合には、駐車券の紛失として取り扱うための図示しない紛失処理を実行する。
該駐車券受付処理において駐車券を受付けた場合にはSb8に進み、カードリーダライタ127にて該受付けた駐車券に記録されている入場時刻データを読み取り、Sb9に進んで電波時計103から現在時刻を取得した後、Sb10において、読み取った入場時刻データから特定される入場時刻と電波時計103から取得した現在時刻とから駐車時間を特定する。
つまり、本実施例の精算ユニット1の制御マイコン101が実施する、記録媒体処理手段(カードリーダライタ127)にて受付けた記録媒体{駐車券(リライトカード)}に記録されている入場時刻特定情報(入場時に記録された入場時刻データ)から特定される入場時刻と精算時点において時計手段(電波時計103)から出力される現在時刻とから駐車時間を特定するSb10のステップは、本発明の駐車時間特定手段に該当する。
そして、該特定した駐車時間と、Sb4にて特定した車種に応じて料金テーブルに記憶されている料金単価とから、駐車料金を特定するとともに(Sb11)、該特定した駐車料金を表示ドライバ105に出力して、駐車料金表示部125に駐車料金を表示する(Sb12)。
つまり、本実施例の精算処理のSb11において、車長検知手段となる車長検知装置にて検知された車長が該当する車長範囲に対応付けて車種別料金記憶手段となる料金テーブルに記憶されている駐車料金となる料金単価に基づいて、各自動車の駐車料金を特定しており、該精算処理のSb11を実施する制御マイコン101にて本発明における駐車料金特定手段が形成されている。
そして、Sb13に進んで、駐車料金を精算するための貨幣を受付ける料金受付処理を実施する。具体的に該料金受付処理においては、紙幣挿入口119並びに硬貨投入口118からの紙幣または硬貨の受付けにより紙幣識別ユニット128や硬貨識別ユニット129から出力される識別結果のデータに基づいて、識別された金額の合計金額を逐次、表示ドライバ105に出力して、投入金額表示部126に投入金額を表示した後、Sb14において、該表示した投入金額(受付金額)が、駐車料金表示部125に表示している駐車料金以上となっているか否かを判定する。
そして、投入金額(受付金額)が駐車料金以上となった場合には、Sb14において「Yes」と判定されてSb15に進み、それ以降の貨幣の受付けが禁止されるとともに、該投入金額(受付金額)と駐車料金との差額を算出することで釣銭の金額を特定し、該釣銭が存在する場合において該特定した金額の釣銭を、釣銭返却ユニット130より釣銭返却口117に払い出して返却する釣銭払出処理を実施する。つまり、本実施例の精算処理のSb13〜Sb15において、駐車料金特定手段となるSb11にて特定された各自動車の駐車料金を精算するための処理が実施されており、該精算処理のSb13〜Sb15を実施する制御マイコン101にて本発明における駐車料金精算手段が形成されている。
そして、Sb16に進み、外部インターフェイス部104を介して出口規制装置10bに対し、解除信号を出力して遮断棒9を開放させて当該自動車を出場できるようにするとともに、Sb6にて小型車ランプが点灯されていれば、該小型車ランプが点灯を消灯する。つまり、該Sb16において、本発明における規制装置となる出口規制装置10bに対して、駐車料金精算手段となる精算処理のSb13〜Sb15にて駐車料金が精算された自動車の出場規制を解除させるための規制解除信号となる解除信号を外部インターフェイス部104を介して出力しており、該Sb16を実施する制御マイコン101にて本発明における規制解除信号出力手段が形成されている。
そして、制御マイコン101はSb17に進み、所定時間内に領収書発行ボタンスイッチ122の操作があるか否かを判定し、該操作がない場合には精算処理を終了してSb1に戻る一方、該操作があった場合には、Sb18に進んで、駐車料金、利用日時等が印字された領収書(レシート)を領収書プリンタ131にて印刷して領収書発行口116から発行した後、精算処理を終了してSb1に戻る。
以上、本実施例1によれば、発行ユニット2における時刻と、精算ユニット1における時刻とが正確に一致するようになるので、これらの時刻がずれることに伴う不都合の発生や、これらの時刻を正確に一致させるための作業等の手間を解消することができる。
本実施例2は請求項6に対応しており、本実施例2の駐車料金精算装置の特徴としては、前記実施例1の駐車場においては、駐車場入口と駐車場出口とが離れていたのに対し、本実施例2では、図7に示すように、駐車場入口と駐車場出口とが隣接しており、このため、発行ユニット2と精算ユニット1とを同一の筐体内に収容し、駐車場入口に臨む面を前記実施例1における発行ユニット2の前面パネルとするとともに、駐車場出口に臨む面を前記実施例1における精算ユニット1の操作パネルとしている点であり、その他の構成等は、前記実施例1の駐車料金精算装置と同一であることから、同一である部分の説明、特に、車長検知装置の説明等は省略するものとし、前記実施例1からの変更点となる本実施例2の特徴部分に関して、図7〜図10に基づいて以下に説明する。
まず、本実施例2の駐車場は、図7に示すように、駐車場入口と駐車場出口とが隣接して設けられており、駐車場入口には実施例1と同様に入口規制装置10aが、駐車場出口には実施例1と同様に出口規制装置10bが設けられている。
そして、これら駐車場入口と駐車場出口とに挟まれた島状の領域には、対向する面が駐車場入口の通路と駐車場出口の通路とに臨むように、本実施例の駐車料金精算装置である発行精算機1’が設けられているとともに、該発行精算機1’に沿って、前述の実施例1と同様に車長検知装置を成す赤外線発光ユニット3、4a,4b,4cが設けられ、これら赤外線発光ユニット3、4a,4b,4cと出口通路を挟んで対向する位置に赤外線受光ユニット3’、4a’,4b’,4c’が設置されている。
この本実施例に用いた発行精算機1’は、図8(a)に示すような外観とされており、実施例1の発行ユニット2や精算ユニット1と同様に、設置支柱上の箱状筐体により形成されており、その一面となる駐車場入口側の通路に臨む面には、図8(b)に示すように、実施例1における発行ユニット2の前面パネルと同様の構成とされた発行用パネル1’aを有するともに、該発行用パネル1’aと対向する面には、図8(c)に示すように、実施例1における精算ユニット1の操作パネルと同様の構成とされた精算用パネル1’bを有している。尚、本実施例2の発行精算機1’の筐体は、その側面もシリンダ錠を解鍵することで開放可能とされている。
この本実施例2の発行精算機1’の内部構成を、図8に示すA−A断面である図9に基づいて説明すると、発行用パネル1’aに設けられている駐車券発行口251には、カードリーダライタ230が連設配置されているとともに、その後方位置には、貯留部212に貯留されている駐車券(リライトカード)を、供給口136からカードリーダライタ230に供給するカード供給ユニット209が接続されている。
一方、精算用パネル1’bに設けられている駐車券投入口120には、カードリーダライタ127が連設配置されているとともに、紙幣挿入口119には紙幣識別ユニット128が、領収書発行口116には領収書プリンタ131が連設配置されている。
そして、カードリーダライタ127は、駐車券(リライトカード)を発行するカードリーダライタ230に対して上方位置となるように配置されているとともに、その後方には、該カードリーダライタ127にて回収された駐車券(リライトカード)を、貯留部212に供給するための本発明における回収記録媒体移送部となる移送ユニット213が連結されており、該移送ユニット213によって、カードリーダライタ127にて回収された駐車券(リライトカード)が、貯留部212の上部位置に形成された回収口135から貯留部212内に供給されることで、回収された駐車券(リライトカード)がカードリーダライタ230により最も遅く使用される状態となるように供給するようになっている。
そして、本実施例2の発行精算機1’の構成について、図10に基づいて説明すると、制御マイコン101には、実施例1の精算ユニット1の構成に加えて、前述した移送ユニット213がインターフェイス部107を介して接続されており、該移送ユニット213に回収された駐車券(リライトカード)が詰まったこと等を検知できるようになっている。
また、本実施例の発行精算機1’の外部インターフェイス部104には、出口規制装置10bに加えて入口規制装置10aも接続されており、該制御マイコン101が、実施例1の発行処理を制御マイコン201に代えて実施することで、該入口規制装置10aに対して外部インターフェイス部104を介して解除信号を出力する。
また、制御マイコン101には、発行ユニット2において制御マイコン201に接続されていた駐車券補充ランプ253や発行ボタンスイッチ252が接続されているとともに、インターフェイス部208を介してカード供給ユニット209や残量センサ210並びにカードリーダライタ230も接続されていて、これら発行ボタンスイッチ252の操作検知や、駐車券補充ランプ253の点灯制御を制御マイコン101が実施するとともに、カードリーダライタ230やカード供給ユニット209の動作制御も該制御マイコン101が実施するようになっている。
そして、本実施例2の制御マイコン101は、前記実施例1における精算処理に加えて、発行ユニット2の制御マイコン201が実施していた発行処理を、精算処理と平行して、精算処理の実行時間とは個別に平行して実行するようになっており、精算中においても駐車券の発行を実施できるようになっている。
以上、本実施例2によれば、記録媒体処理手段となるカードリーダライタ127にて回収された駐車券(リライトカード)が、回収記録媒体移送部である移送ユニット213により自動的に貯留部212に供給され、該貯留部212から記録媒体発行手段となるカードリーダライタ230に供給されて再使用されるようになるので、駐車場の入り口と出口とが隣接する駐車場においては、回収した駐車券(リライトカード)を補充する作業の労力を大幅に低減することができる。
本実施例3は請求項7に対応しており、本実施例3の駐車料金精算装置の特徴としては、前記実施例1の駐車料金精算装置においては、記録媒体である駐車券(リライトカード)を使用しているのに対し、本実施例3では、これら駐車券(リライトカード)に代えて、自動車のナンバープレートの番号を画像にて認識して記憶することで、駐車券(リライトカード)を使用しないようにした点であり、その他の構成等は、前記実施例1の駐車料金精算装置と同一であることから、同一である部分の説明、特に、車長検知装置の説明等は省略するものとし、前記実施例1からの変更点となる本実施例3の特徴部分に関して、図11〜図14に基づいて以下に説明する。
まず、本実施例3の特徴としては、駐車券(リライトカード)を発行する必要がないので、実施例1の発行ユニット2が設けられていないことが特徴であり、これにより、本実施例3の駐車料金精算装置となる精算機1”が適用された駐車場においては、駐車場入口には、本実施例3に用いた図11に示す入口規制装置10a’のみが設けられている。
この本実施例に用いた入口規制装置10a’並びに出口規制装置10b’には、図11に示すように、本発明における規制部材となる遮断棒9のほぼ中央位置に、CCDカメラ8を備えるカメラユニット7(第1の撮像手段)、カメラユニット21(第2の撮像手段)が設けられており、該カメラユニット7、21がゲート装置本体部11bに内在されている図示しない制御ユニットに接続されていることで、該制御ユニット並びに外部インターフェイス部104を介して、精算機1”に設けられている制御マイコン101に対して、CCDカメラ8にて撮像した静止画像、つまり、駐車場入場時の自走車のナンバープレートを含む前部の画像と、駐車場出場時の自走車のナンバープレートを含む前部の画像とが制御マイコン101に対して入力されるようになっている。尚、図11中の22は、入口規制装置10a’並びに出口規制装置10b’に設けられて、前述したように、開放した遮断棒9を閉じる時期を特定するための車体センサである。
つまり、本実施例の入口規制装置10a’の カメラユニット21は、本発明の第1の撮像手段を形成する。また、本実施例の出口規制装置10b’のカメラユニット7は、本発明の第2の撮像手段を形成する。
このように本実施例では、CCDカメラ8を規制部材となる遮断棒9のほぼ中央位置に配置しており、このようにすることは、撮像手段となるCCDカメラ8を自動車と正対するように配置できるので、自動車識別情報となるナンバープレートの番号をより精度良く認識できるようになることから好ましいが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらカメラユニット7、21のいずれか一方、或いは双方を、例えば出口または入口の地面内に埋設配置したり、或いは、駐車場内に進入する自動車の高さ制限をする規制アーチが設けられている場合等であれば、該規制アーチに取付けるようにしても良い。
次に、本実施例3の精算機1”の外観は、図12に示すようになっており、実施例1の精算ユニット1と同様に、設置支柱上の箱状筐体により形成されており、その前面には、開閉可能とされた操作パネルが設けられている。
この操作パネルは、図12に示すように、実施例1の精算ユニット1の操作パネル(図3(a)参照)から、駐車券(カード)を挿入するための駐車券投入口120を除いた構成とされているので、詳細な説明は省略する。
本実施例3の精算機1”の構成は、図13に示すように、前述の実施例1の精算ユニット1(図5(a)参照)とほぼ同様の構成とされているが、その特徴として、図13に示すように、駐車券を受付けるためのカードリーダライタ127を有しない構成とされているとともに、外部インターフェイス部104には、カメラユニット7が設けられた出口規制装置10b’に加えて、カメラユニット21並びに車体センサ22が設けられた入口規制装置10a’が接続された構成とされている。
本実施例3の精算機1”の記憶部102には、実施例1の精算ユニット1と同様に、前述の料金テーブルに加えて、図14(a)に示す入場テーブルが記憶されており、該入場テーブルには、各自動車のナンバープレートから認識した認識番号と入場時刻とが対応付けて記憶されている。これにより、制御マイコン101は、自動車のナンバープレートの認識番号に基づいて、出場する自動車の入場時刻を特定できるようになっている。
ここで、本実施例の制御マイコン101が実施する入場処理について、図14(b)に基づいて説明すると、まず、制御マイコン101は、Sc1において、入口規制装置10a’の車体センサ22による自動車(車体)の検出が有るか否かを判定し、無ければ再度Sc1に戻ることで車体センサ22による自動車(車体)の検出待ち状態で待機する。
そして、入り口への通路上に自動車が進入した場合には、該進入した自動車が車体センサ22にて検知されて検知出力が外部インターフェイス部104を介して制御マイコン101に入力されることで、該入力がSc1にて検知されてSc2に進み、制御マイコン101は、カメラユニット21を稼動させて、該カメラユニット21のCCDカメラ8から画像を取得する。
尚、本実施例では、制御マイコン101が車体センサ22の検知により撮像画像を取得するようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらの画像を入口規制装置10a’側において、自動車の進入検知に応じて撮像し、該撮像した画像データを制御マイコン101に出力するようにしても良い。
該取得したカメラ画像に対して、制御マイコン101は、自動車のナンバープレートの番号を認識するための番号認識処理を行うとともに(Sc3)、電波時計203からのその時点の日時出力から入場時刻を特定する(Sc4)。
具体的に、該画像認識においては、取得したCCDカメラ8から画像から、ナンバープレートの領域を抽出し、該抽出した領域内の数字と文字とを認識するための処理、具体的には画像マッチングを実施してナンバープレートの先頭のひらがな文字と4桁の数字からなる認識番号、つまり、「あXXXX」を認識する。
つまり、本実施例のSc3において、本発明における第1の撮像手段となる入口規制装置10a’に設けられているカメラユニット21のCCDカメラ8にて撮像した画像から、当該撮像された自動車を識別可能な自動車識別情報となる認識番号を認識しており、該Sc3を実施する制御マイコン101により本発明における自動車識別情報認識手段が形成されている。
このようにしてナンバープレートの番号を認識するとともに入場時刻を特定した制御マイコン101は、該認識した番号(認識番号)と入場時刻を対応付けて、前述の入場テーブル(図14(a)参照)に記憶する(Sc5)。つまり、本実施例の入場テーブルには、第1の撮像手段となるカメラユニット21のCCDカメラ8にて撮像された画像に基づいて自動車識別情報認識手段となる制御マイコンにて認識された自動車識別情報となる認識番号と、その時点において前記時計手段から出力される現在時刻である駐車開始時刻とが対応付けて記憶されており、該入場テーブルによって本発明における駐車開始時刻記憶手段が形成されている。
そして、制御マイコン101は、入口規制装置10a’に対して、解除信号を出力して、遮断棒9を開放させて当該自動車を入場できるようにする(Sc6)。
自動車に乗車している利用者は、遮断棒9が開放された入口規制装置10a’を通過して入場し、所望の駐車スペースに自動車を駐車する。
次に、本実施例の制御マイコン101が実施する精算処理について、図14(c)に基づいて説明すると、まず、制御マイコン101は、Sd1において、車体センサ6による自動車(車体)の検出が有るか否かを判定し、無ければ再度Sd1に戻ることで車体センサ6による自動車(車体)の検出待ち状態で待機する。
そして、出口への通路上に出場しようとする自動車が進入した場合には、該進入した自動車が車体センサ6にて検知されて検知出力が外部インターフェイス部104を介して制御マイコン101に入力されることで、該入力がSd1にて検知されてSd2に進み、各赤外線発光ユニット3,4a,4b,4cを稼働させて、赤外線の発光出力を開始させる。
そして、所定時間内に先頭部に配置された赤外線受光ユニット3’が非受光となって受光出力がOFFとなるか否かを判定する。つまり、進入した自動車が赤外線受光ユニット3’の位置にさしかかった時点を検知する。
この段階において、受光出力がOFFとならなかった場合には、車体センサ6にて検知した検知対象が、自動車ではなかったか或いは誤動作としてSd1に戻る一方、受光出力がOFFとなった場合には、Sd3に進んで、その時点における自動車後方の各赤外線受光ユニット4a’,4b’,4c’から出力される受光出力(ON/OFF)を特定する。
そしてSd4に進み、全ての赤外線受光ユニット4a’,4b’,4c’も受光(ON)、或いは赤外線受光ユニット4a’のみが非受光(OFF)である場合には、進入してきた自動車の車長を4m未満と検知し、該自動車の車種を小型車として特定する一方、赤外線受光ユニット4a’,4b’が非受光(OFF)、或いは全ての赤外線受光ユニット4a’,4b’,4c’も非受光(OFF)である場合には、進入してきた自動車の車長を4m以上と検知し、該自動車の車種を普通車として特定する。
自動車の車種を特定した制御マイコン101は、該車種が小型車であるかを確認し(Sd5)、小型車である場合には小型車ランプ123を点灯させる(Sd6)。小型車でない場合には何もせずに処理を継続する。
そしてSd7に進み、制御マイコン101は、カメラユニット7を稼動させて、該カメラユニット7のCCDカメラ8から画像を取得する。
該取得したカメラ画像に対して、制御マイコン101は、自動車のナンバープレートの番号を認識する、前述のSc3と同様に番号認識処理を行うとともに(Sd8)、該認識した番号(認識番号)に対応付けて、前述の入場テーブル(図14(a)参照)に記憶されている入場時刻を特定する(Sd9)。
また、制御マイコン101は、電波時計103からのその時点の日時出力から現在日時を特定する(Sd10)。
入場時刻と現在日時を特定した制御マイコン101は、該入場時刻と該電波時計から取得した現在日時とから駐車時間を特定する(Sd11)。つまり、該Sd11においては、第2の撮像手段となるカメラユニット7のCCDカメラ8にて撮像された画像に基づいて、前述のSd8にて認識された認識番号に対応付けて入場テーブル(駐車開始時刻記憶手段)に記憶されている入場時刻(駐車開始時刻)と、当該時点において前記時計手段から出力される現在時刻である駐車終了時刻とから駐車時間を特定しており、該Sd11を実施する制御マイコン101により、本発明における駐車時間特定手段が形成されている。
そして、制御マイコン101は、Sd4にて特定した車種(車長)に応じて料金テーブルに記憶されている料金単価と、Sd11にて特定した駐車時間とから駐車料金を特定するとともに(Sd12)、該特定した駐車料金を表示ドライバ105に出力して、駐車料金表示部125に駐車料金を表示する(Sd13)。
つまり、該Sd7〜Sd12において、第2の撮像手段(出口規制装置10b’のカメラユニット7)にて撮像された画像に基づいて自動車識別情報認識手段{番号認識処理(Sd8のステップ)}にて認識された自動車識別情報(識別番号)に対応付けて駐車開始時刻記憶手段(入場テーブル、図14(a)参照)に記憶されている駐車開始時刻(入場時刻)と、当該時点において時計手段(電波時計103)から出力される現在時刻である駐車終了時刻とから駐車時間を特定しており、該Sd7〜Sd12を実施する制御マイコン101によって本発明における駐車時間特定手段が形成されている。
そして、Sd14に進んで、駐車料金を精算するための貨幣を受付ける料金受付処理を実施する。具体的に該料金受付処理においては、紙幣挿入口119並びに硬貨投入口118からの紙幣または硬貨の受付けにより紙幣識別ユニット128や硬貨識別ユニット129から出力される識別結果のデータに基づいて、識別された金額の合計金額を逐次、表示ドライバ105に出力して、投入金額表示部126に投入金額を表示した後、Sd15において、該表示した投入金額(受付金額)が、駐車料金表示部125に表示している駐車料金以上となっているか否かを判定する。
そして、投入金額(受付金額)が駐車料金以上となった場合には、Sd15において「Yes」と進み、それ以降の貨幣の受付けが禁止されるとともに、該投入金額(受付金額)と駐車料金との差額を算出することで釣銭の金額を特定し、該釣銭が存在する場合において該特定した金額の釣銭を、釣銭返却ユニット130より釣銭返却口117に払い出して返却する釣銭払出処理を実施する(Sd16)。
そして、Sd17に進み、外部インターフェイス部104を介して出口規制装置10b’に対し、解除信号を出力して遮断棒9を開放させて当該自動車を出場できるようにするとともに、Sd6にて小型車ランプが点灯されていれば、該小型車ランプが点灯を消灯する。
そして、制御マイコン101はSd18に進み、所定時間内に領収書発行ボタンスイッチ122の操作があるか否かを判定し、該操作がない場合には、Sd20に進んで精算対象とされた認識番号と入場時刻を入場テーブル(図14(a)参照)から削除した後、精算処理を終了してSd1に戻る。
また、Sd18において、領収書発行ボタンスイッチ122の操作があった場合には、Sd19に進んで、駐車料金、利用日時等が印字された領収書(レシート)を領収書プリンタ131にて印刷して領収書発行口116から発行し、更に、Sd20に進んで精算対象とされた認識番号と入場時刻を入場テーブル(図14(a)参照)から削除した後、精算処理を終了してSd1に戻る。
以上、本実施例3によれば、自動車の画像により自動車識別情報となる認識番号を認識して、該認識した認識番号にて個々の自動車の駐車時間を特定するので、記録媒体となる駐車券を使用する必要がないので、駐車場の入り口と出口のレイアウト状況に係わらず、回収した駐車カードや駐車券等の記録媒体を補充する作業の労力を解消することができる。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、前記各実施例では、入場時刻データ自体を駐車券であるリライトカードに記録しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、これらのカードに予めカードIDが記録されているものであれば、発行時に該カードIDを読み出して、読み出したカードIDに対応付けて入場時刻を記憶部102に記憶(発行ユニット2が別体なら、発行ユニット2と精算ユニット1とをデータ通信可能に接続して発行する駐車券のカードIDを精算ユニット1に送信する)しておいて、精算時に受付けた駐車券から該カードIDを読み出し、該カードIDに対応して記憶部102に記憶されている入場時刻から、入場時刻を特定するようにしても良い。
また、前記各実施例では、車長検知手段として赤外線発光ユニット3、4a,4b,4cと、赤外線受光ユニット3’、4a’,4b’,4c’とから成る車長検知装置を用いているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら車長検知装置として、例えば、自動車の上方位置からの画像を撮像して、該画像から自動車の長さを検知するようにしても良い。
また、前記各実施例では、駐車料金の精算を現金にて実施しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらの精算を、例えばプリペイドカードを使用して精算したり、或いはクレジットカードを使用して精算したり、或いは、携帯電話を使用して精算するようにしても良く、これらの精算の形態は、適宜に選択すれば良い。
また、前記各実施例では、貨幣として、紙幣と硬貨の両方を受付けるようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらの一方のみ、例えば、紙幣のみを受付けるようにしても良い。
また、前記各実施例では、自動車識別情報として、ナンバープレートの文字と数字を認識するようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、これらナンバープレートに代えて、自動車の色と車検シールの色と数字等の組み合わせ情報を自動車識別情報として使用するようにしても良い。
また、前記各実施例では、記録媒体としてリライトカードを使用しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば表示部を有しない磁気カードとしても良く、この場合には、発行ユニット2にプリンタを設けて、入場時刻を印字した紙を別途発行しても良い。
また、前記各実施例では、車種を普通車と小型車の2種類としているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらの車種を大型車と普通車と小型車の3種としたり、さらに4種以上の多種の車種としても良い。
また、駐車料金に上限を設けておき、該上限金額を超える場合には、該上限金額を駐車料金として適用するようにしても良い。
また、各駐車領域に、車体センサを設けておき、これら車体センサによる自動車の検知により、「満車」或いは「空き」の判断を制御マイコン101または制御マイコン201が実施して、「満車」或いは「空き」の表示器を制御して、「満車」或いは「空き」の種別を利用者に報知するようにしても良い。
また、前記精算ユニット1や、発行精算機1’、精算機1”に通信機能を設けておき、記憶部102に記憶されている料金テーブルの料金単価や車長の設定データ等を、管理装置側からデータ通信にて更新できるようにしても良い。
また、前記精算ユニット1や、発行精算機1、精算機1”では、小型車ランプ123の点灯態様により車種を報知しているが、音声出力装置を設けておき、音声にて報知しても良い。
また、前記発行精算機1では、駐車券補充ランプ253の点灯態様により駐車券の貯留数が所定数以下となった旨を報知しているが、音声出力装置を設けておき、音声にて報知しても良い。
また、前記実施例では、赤外線の発光ユニット・受光ユニットを用いて車長を検知しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、車長を検知するための該当位置に物体があるか否かを判定できれば良く、指向性の高い電波、例えば、レーザー光の発光ユニット・受光ユニットを用いても良い。
また、前記実施例では、自動車の車種を4m未満、4m以上の2種類に区分しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、赤外線の発光ユニット・受光ユニットの設置位置を適宜に変更することで、3mや、3.5m等の任意の長さを基準にした自動車車種の特定が可能となる。
本発明の実施例1の駐車場を示す図である。 本発明の実施例1の駐車場出口を示す斜視図である。 (a)は、本発明の実施例1の発行ユニット2を示す外観正面図であり、(b)は、本発明の実施例1の精算ユニット1を示す外観正面図である。 本発明の実施例1に用いた車長検知装置の構成を示す説明図である。 (a)は、本発明の実施例1の精算ユニット1の構成を示すブロック図であり、(b)は、本発明の実施例1の発行ユニット2の構成を示すブロック図である。 (a)は、本発明の実施例1に用いた料金テーブルを示す図であり、(b)は、本発明の実施例1の発行ユニット2において実施される発行処理の処理内容を示すフロー図であり、(c)は、本発明の実施例1の精算ユニット1において実施される精算処理の処理内容を示すフロー図である。 本発明の実施例2の駐車場を示す図である。 (a)は、本発明の実施例2の発行精算機1’を示す外観斜視図であり、(b)は、本発明の実施例2の発行精算機1’の発行用パネル1’aを示す図であり、(c)は、本発明の実施例2の発行精算機1’の精算用パネル1’bを示す図である。 本発明の実施例2の発行精算機1’のA−A断面を示す断面図である。 本発明の実施例2の発行精算機1’の構成を示すブロック図である。 本発明の実施例3の入口規制装置10a’並びに出口規制装置10b’を示す図である。 本発明の実施例3の精算機1”を示す外観正面図である。 本発明の実施例3の精算機1”の構成を示すブロック図である。 (a)は、本発明の実施例3に用いた入場テーブルを示す図であり、(b)は、本発明の実施例3の精算機1”において実施される入場処理の処理内容を示すフロー図であり、(c)は、本発明の実施例3の精算機1”において実施される精算処理の処理内容を示すフロー図である。 本発明の実施例に用いた駐車券となるリライトカードを示す図である。
符号の説明
1 精算ユニット
1’ 発行精算機
1’a 発行用パネル
1’b 精算用パネル
1” 精算機
2 発行ユニット
3 赤外線発光ユニット
3’ 赤外線受光ユニット
4a、4b、4c 赤外線発光ユニット
4a’、4b’、4c’ 赤外線受光ユニット
6 車体センサ
7 カメラユニット
8 CCDカメラ
9 遮断棒
10a、10a’ 入口規制装置
10b、10b’ 出口規制装置
11b ゲート装置本体部
12b 保持ユニット
13 支柱
14 赤外線発光モジュール
15 支柱
16 赤外線受光モジュール
21 カメラユニット
22 車体センサ
101 制御マイコン
102 記憶部
103 電波時計
104 外部インターフェイス部
105 表示ドライバ
107 インターフェイス部
116 領収書発行口
117 釣銭返却口
118 硬貨投入口
119 紙幣挿入口
120 駐車券投入口
121 精算中止ボタンスイッチ
122 領収書発行ボタンスイッチ
123 小型車ランプ
125 駐車料金表示部
126 投入金額表示部
127 カードリーダライタ
128 紙幣識別ユニット
129 硬貨識別ユニット
130 釣銭返却ユニット
131 領収書プリンタ
135 回収口
136 供給口
140 印字(サーマル)ヘッド
141 記録ヘッド
201 制御マイコン
202 記憶部
203 電波時計
208 インターフェイス部
209 カード供給ユニット
210 残量センサ
211 外部インターフェイス部
212 貯留部
213 移送ユニット
230 カードリーダライタ
251 駐車券発行口
252 発行ボタンスイッチ
253 駐車券補充ランプ

Claims (7)

  1. 駐車場内に駐車される自動車の駐車料金を精算するための駐車料金精算装置であって、
    各種別に該当する自動車の車長範囲と、当該種別の自動車に適用する駐車料金とが対応付けて記憶された車種別料金記憶手段と、
    前記駐車場を出場するまでに、各自動車の車長を検知する車長検知手段と、
    該車長検知手段にて検知された車長が該当する車長範囲に対応付けて前記車種別料金記憶手段に記憶されている駐車料金に基づいて、各自動車の駐車料金を特定する駐車料金特定手段と、
    当該駐車料金特定手段にて特定された各自動車の駐車料金を精算するための駐車料金精算手段と、
    駐車場の出入り口に設けられ、前記自動車の該出入り口からの少なくとも出場を規制するための規制装置に対して、前記駐車料金精算手段にて駐車料金が精算された自動車の出場規制を解除させるための規制解除信号を出力する規制解除信号出力手段と、
    を備えることを特徴とする駐車料金精算装置。
  2. 前記車長検知手段が、前記入場或いは出場する自動車が前記出入り規制手段にて規制されることにより停止することとなる自動車の先頭部分が位置する先頭領域並びに後尾部分が位置する後尾領域のそれぞれに、光の遮光により車体が介在するか否かを検出する自動車の長さ方向にほぼ所定間隔毎に一列状に配置された複数のセンサを有し、これら先頭領域と後尾領域において車体が介在することを検出しているセンサが配置されている配置間隔に基づいて自動車の長さを検知することを特徴とする請求項1に記載の駐車料金精算装置。
  3. 前記車長検知手段が、各自動車の先頭部分の通過を検知するための1つの先頭センサと、当該先頭センサに自動車の先頭部分が位置する際に、当該自動車の後尾部分が位置する後尾領域に、光の遮光により車体が介在するか否かを検出する自動車の長さ方向にほぼ所定間隔毎に一列状に配置された複数のセンサを有し、前記先頭センサにて自動車の通過を検知した時点において、前記後尾領域において車体が介在することを検出しているセンサと前記先頭センサとの配置間隔に基づいて自動車の長さを検知することを特徴とする請求項1に記載の駐車料金精算装置。
  4. 前記車長検知手段は、前記先頭センサと前記センサとの間に、金属の近接を検知する金属センサをさらに有し、該金属センサが金属である自動車の車体を検知していることを条件として、前記先頭センサが自動車の先頭部分の通過を検知した時点における車長検知を実施することを特徴とする請求項3に記載の駐車料金精算装置。
  5. 現在時刻を出力可能な第1の電波時計手段と、自動車の入場時において前記第1の電波時計手段から出力される現在時刻である入場時刻を特定可能な入場時刻特定情報が読み出し可能に記録された記録媒体を、記録媒体発行口から発行する記録媒体発行手段と、を備える発行ユニットと、
    現在時刻を出力可能な第2の電波時計手段と、記録媒体挿入口から受付けた前記記録媒体の記録情報を読み出す記録媒体処理手段と、該記録媒体処理手段にて受付けた記録媒体に記録されている入場時刻特定情報から特定される入場時刻と精算時点において前記時計手段から出力される現在時刻とから駐車時間を特定する駐車時間特定手段と、該特定された駐車時間にさらに基づいて駐車料金を特定する前記駐車料金特定手段と、前記駐車料金精算手段と、前記規制解除信号出力手段と、を備える精算ユニットと、
    から成り、
    前記発行ユニットと精算ユニットとが離間した位置に個別に設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の駐車料金精算装置。
  6. 現在時刻を出力可能な時計手段と、
    自動車の入場時において前記時計手段から出力される現在時刻である入場時刻を特定可能な入場時刻特定情報が読み出し可能に記録された記録媒体を、記録媒体発行口から発行する記録媒体発行手段と、
    記録媒体挿入口から受付けた前記記録媒体の記録情報を読み出す記録媒体処理手段と、
    前記記録媒体処理手段にて受付けた前記記録媒体から読み出した前記入場時刻特定情報から特定される入場時刻と精算時点において前記時計手段から出力される現在時刻とから駐車時間を特定する駐車時間特定手段と、
    を備え、
    前記駐車料金特定手段は、前記駐車時間特定手段にて特定された駐車時間と前記車長検知手段にて検知された車長が該当する車長範囲に対応付けて前記車種別料金記憶手段に記憶されている駐車料金とに基づいて、各自動車の駐車料金を特定し、
    前記記録媒体発行口と前記記録媒体挿入口とを同一の筐体の対向する面に有し、該筐体内に前記記録媒体発行手段と前記記録媒体処理手段とを有するとともに、該録媒体処理手段にて回収した記録媒体を前記記録媒体発行手段に供給するための回収記録媒体移送部を、前記記録媒体発行手段と前記記録媒体処理手段との間に有することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の駐車料金精算装置。
  7. 入場しようとする自動車の画像を撮像する第1の撮像手段と、
    出場しようとする自動車の画像を撮像する第2の撮像手段と、
    前記第1の撮像手段並びに第2の撮像手段にて撮像した画像から、当該撮像された自動車を識別可能な自動車識別情報を認識するための自動車識別情報認識手段と、
    現在時刻を出力可能な時計手段と、
    前記第1の撮像手段にて撮像された画像に基づいて前記自動車識別情報認識手段にて認識された自動車識別情報と、その時点において前記時計手段から出力される現在時刻である駐車開始時刻とを対応付けて記憶するための駐車開始時刻記憶手段と、
    前記第2の撮像手段にて撮像された画像に基づいて前記自動車識別情報認識手段にて認識された自動車識別情報に対応付けて前記駐車開始時刻記憶手段に記憶されている駐車開始時刻と、当該時点において前記時計手段から出力される現在時刻である駐車終了時刻とから駐車時間を特定する駐車時間特定手段と、
    をさらに備え、
    前記駐車料金特定手段は、前記駐車時間特定手段にて特定された駐車時間と前記車長検知手段にて検知された車長が該当する車長範囲に対応付けて前記車種別料金記憶手段に記憶されている駐車料金とに基づいて、各自動車の駐車料金を特定することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の駐車料金精算装置。
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