JP2007024874A - マイクロ波イメージングのためのシステム及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】サイドローブを抑圧してマイクロ波画像を取得することができるマイクロ波イメージングシステムを提供する。
【解決手段】 相補的なサブアレイパターンを形成し、疎な幾何学的配列に配列されたサブアレイと、送信機及び受信機と、第1のモードで、送信機から相補的なサブアレイパターンの両方にマイクロ波照射を送信し、反射マイクロ波照射を受信機に与え、第2のモードで、送信機から相補的なサブアレイパターンのうちの第1のパターンに送信し、第2のパターンからの反射マイクロ波照射を受信機に与える照射ネットワークと、を備え、目標物にマイクロ波を照射して、目標物のマイクロ波画像を取得するマイクロ波イメージングシステム。
【選択図】図1

Description

本発明は、マイクロ波イメージングのためのシステム及び方法に関する。
最近のマイクロ波イメージングの進歩によって、物体及び他の対象物(たとえば対象人物)の2次元、さらには3次元マイクロ波画像を生成することができるマイクロ波イメージングシステムを商品開発できるようになった。現在では、いくつかのマイクロ波イメージング技法を利用することができる。たとえば、1つの技法は、マイクロ波検出器(これ以降、「アンテナ素子」と呼ばれる)のアレイを用いて、目標物に能動的にマイクロ波を照明することに応答して目標物によって放射される受動的なマイクロ波エネルギー、又は目標物から反射される反射マイクロ波エネルギーのいずれかを取得する。目標物の位置に対してアンテナ素子のアレイを走査することによって、且つ/又は伝送又は検出されるマイクロ波エネルギーの周波数(又は波長)を調整することによって、人物又は他の対象物の2次元又は3次元画像が構成される。
マイクロ波エネルギーを送信及び/又は受信する際に用いるための送信及び/又は受信アンテナアレイは、特許文献1(「A Device for Reflecting Electromagnetic Radiation」と題する米国特許出願第10/997,422号(代理人整理番号第10040151号))、及び特許文献2(「Broadband Binary Phased Antenna」と題する米国特許出願第10/997,583号(代理人整理番号第10040580号))に記述されるような、従来のアナログフェイズドアレイ(analog phased array)又はバイナリリフレクタアレイ(binary reflector array)を用いて構成することができる。いずれのタイプのアレイの場合でも、最小波長λを選択し、両方向において隣接するアンテナ素子間の間隔がλ/2になるように、アンテナ素子をアレイ内に密に配列して、そのアレイの2次元面積を最大にすることにより、空間解像度が最も高い、最大のアドレス指定可能体積が求められる。たとえば、そのアレイが辺Lの二乗である場合には、アレイから距離Lに配置される物体を、概ねλの解像度でイメージングすることができる。
しかしながら、アンテナ素子の数、それゆえアレイのコストは(L/λ)に比例する。このようにコスト依存性が二次であることは、アレイのサイズを拡大してアドレス指定可能な視野を広げること、又は波長を短くして解像度を高めることへの障害である。本明細書において用いられるとき、用語「アドレス指定可能な視野(AFOV)」は、高い解像度でアドレス指定可能な体積(すなわち、最大解像度までの指定された解像度範囲内で解像することができる体積)を指している。
コスト−解像度−AFOV問題のために提案されている1つの解決策は、密な配列のアンテナアレイの代わりに、疎な配列のアンテナアレイを用いることである。解像度は開口数とともに増加し、開口数はアレイの直径に依存し、面積には依存しないので、Lだけ離隔して配置される2つ又は4つのアンテナ素子を有するアレイが所望の解像度を達成することができる。しかしながら、疎な配列のアレイは、複数のローブを有するアンテナパターンを生成する。そのアレイが従来の送信フェーズドアレイであり、1≧s≧0が疎の度合いを表す係数である場合には、フーリエ解析のパーセバルの定理によって、送信電力のsだけが、同じ広さの当初の密な配列(s=1)のアレイが解像する面積に入ることが示される。疎な配列のアレイがリフレクタアレイであり、送信ホーンが当初の密な配列(s=1)のアレイの全範囲を照射する場合には、疎な配列のアレイはホーンの電力のsだけを処理する。それゆえ、効率因子(すなわち、送信電力が当初の面積を満たす割合)はsである。リフレクタアレイを用いて、マイクロ波照射を目標物に向かって誘導し、且つ目標物からの反射マイクロ波照射を受信する場合には、全効率因子η=sである。たとえば、50%の疎な配列のリフレクタアレイでは、送信/受信効率が1/16=6.25%になる。したがって、アレイの疎の度合いが大きくなる場合には、信号損失が4乗で増加する。
疎な配列のアレイの信号対雑音比(SNR)も、同じs又はsの依存性によって影響を及ぼされる。さらに、迷放射線から生じる背景雑音(「クラッタ」とも呼ばれることがある)も、いくつかの理由のために、疎な配列のアレイのSNRをさらに減少させる。第一に、当初の密な配列(s=1)のアレイの空きエリアは、1−sのフィルファクタ効率(fill factor efficiency)で放射を鏡面反射させる1つの集合的な平面鏡になる。第二に、残りの(占有)エリアの幾何学的配列は一般的に、アンテナ位相調整が変化するのに応じて、その方向が十分に制御されないままに変化するサイドローブを生成する。サイドローブの重みは、アレイの疎の度合いが増すのに応じて増加する。アレイが疎になるのに応じて、これらの2つの要因がシステム雑音を増加し続ける限り、SNRは経験的にS/(1−s)で変化するであろう。ただし、a≒4及びb≒1である。したがって、アレイが疎になる結果として、信号損失が増加し、SNRが減少する。
米国特許出願第10/997,422号 米国特許出願第10/997,583号
それゆえ、サイドローブを抑圧してマイクロ波画像を取得することができる、疎な配列のアンテナアレイとともに用いるためのマイクロ波イメージングシステムが必要とされている。
本発明の実施の形態は、疎な配列のアンテナアレイに照射し、サイドローブを抑圧して目標物のマイクロ波画像を取得するためのマイクロ波イメージングシステム内の照射システムを提供する。疎な配列のアンテナアレイは、目標物との間でマイクロ波照射を誘導するためのアンテナ素子を備え、そのアンテナ素子は、疎な幾何学的配列のサブアレイとして配列され、相補的なサブアレイパターンを形成する。照射システムは、アンテナアレイに向かってマイクロ波照射を送信するように動作することができる送信機と、目標物から反射された反射マイクロ波照射をアンテナアレイから受信するように動作することができる受信機と、サイドローブを抑圧できるようにするために2つのモードにおいて動作することができる照射ネットワークとを備える。
照射ネットワークは、第1のモードにおいて、送信機からアンテナアレイの相補的な(complementary)サブアレイパターンの両方にマイクロ波照射を送信し、アンテナアレイの相補的なサブアレイパターンの両方からの反射マイクロ波照射を受信機に与えるように動作することができる。照射ネットワークは、第2のモードにおいて、送信機からアンテナアレイの相補的なサブアレイパターンのうちの第1のパターンにマイクロ波照射を送信し、アンテナアレイの相補的なサブアレイパターンのうちの第2のパターンからの反射マイクロ波照射を受信機に与えるようにさらに動作することができる。
本発明の実施の形態は、アンテナアレイ、照射システム及びプロセッサを備える、マイクロ波イメージングシステムをさらに提供する。アンテナアレイは複数のアンテナ素子を備え、各アンテナ素子は、1つの物体に関連する目標物との間でマイクロ波照射を誘導するために個々の方向係数(direction coefficient)をプログラミングされることができる。アンテナアレイは、疎な幾何学的配列で配列され、相補的なサブアレイパターンを形成するアンテナ素子のサブアレイをさらに備える。照射システムは、第1のモードにおいて、アンテナアレイの相補的なサブアレイパターンの両方に照射するようにマイクロ波照射を与え、目標物によって反射される反射マイクロ波照射をアンテナアレイの相補的なサブアレイパターンの両方から受信し、第1の受信信号を生成するように動作することができる。照射システムは、第2のモードにおいて、アンテナアレイの相補的なサブアレイパターンの第1のパターンに照射するようにマイクロ波照射を与え、アンテナアレイの相補的なサブアレイパターンの第2のパターンから反射マイクロ波照射を受信し、第2の受信信号を生成するようにさらに動作することができる。プロセッサは、1つの物体のマイクロ波画像内の目標物に関連する値を、第1の受信信号及び第2の受信信号の線形結合として測定するように動作することができる。
一実施の形態では、第1の受信信号及び第2の受信信号は、メイン走査ローブ及び1つ又は複数のサイドローブを記述する複素信号である。プロセッサは、第1の受信信号と第1の複素乗数との積と、第2の受信信号と第2の複素乗数との積とを加算して、メイン走査ローブを建設的に高め、サイドローブを破壊的に相殺することによって、目標物のマイクロ波画像内のサイドローブを抑圧する。第1の複素乗数及び第2の複素乗数は、アンテナアレイの疎な幾何学的配列の関数として選択される。
開示される本発明が、添付の図面を参照しながら説明されることになり、添付の図面は本発明の重要な例示の実施形態を示し、参照することによって本明細書に援用される。
本明細書において用いられるときに、用語「マイクロ波放射」及び「マイクロ波照射」はそれぞれ、約1GHz〜約1,000GHzの周波数に相当する、0.3mm〜30cmの波長を有する電磁放射の帯域を指している。したがって、用語「マイクロ波放射」及び「マイクロ波照射」はそれぞれ、従来どおりのマイクロ波放射、及び一般にミリメートル波放射として知られている放射を含む。
図1は、本発明の実施形態による、マイクロ波イメージングシステム10の簡略化された例示的な概略図である。マイクロ波イメージングシステム10は、1つ又は複数の疎な配列のアンテナアレイ50(便宜上、そのうちの1つだけが示される)と、マイクロ波照射システム100と、プロセッサ110と、メモリ160と、ディスプレイ120とを備える。疎な配列のアンテナアレイ50は、アンテナ素子80を介してマイクロ波照射を送信し、且つ/又はマイクロ波照射を受信し、物体150(たとえば、スーツケース、対象人物又は任意の他の関心のある物)のマイクロ波画像を取得することができる。各アンテナ素子80は、物体150上の目標物155との間でマイクロ波照射を誘導するために特定の方向係数(たとえば、反射係数又は透過係数)をプログラミングされる。アンテナ素子80はそれぞれ、限定はしないが、パッチ、ダイポール、モノポール、ループ及び誘電体共振器タイプのアンテナを含む、任意のタイプのマイクロ波アンテナであり得る。
疎な配列のアンテナアレイ50は、反射性のアンテナ素子80又は透過性のアンテナ素子80のいずれかから構成されるパッシブプログラマブルアレイである。反射モードでは、各反射性アンテナ素子80は、イメージングされる物体150上の目標物155に向かってマイクロ波照射を反射するために個々の反射係数をプログラミングすることができる。反射係数は、二値又は連続の位相遅延又は振幅変動を表すことができる。たとえば、マイクロ波照射システム100から疎な配列のアンテナアレイ50によって受信されるマイクロ波照射は、物体150上の目標物155に向かって反射される。目標物155から反射され、疎な配列のアンテナアレイ50によって受信される反射マイクロ波照射は、個々の反射性アンテナ素子80にそれぞれの反射係数をプログラミングすることによって、マイクロ波照射システム100に向かって反射される。
透過モードでは、各透過性アンテナ素子80は、イメージングされる物体150上の目標物155に向かってマイクロ波照射を透過するために個々の透過係数をプログラミングすることができる。たとえば、マイクロ波照射システム100から疎な配列のアンテナアレイ50によって受信されるマイクロ波照射は、アレイ50を通過して、物体150上の目標物155に向かって誘導される。目標物155から反射され、疎な配列のアンテナアレイ50によって受信される反射マイクロ波照射は、個々の透過性アンテナ素子80にそれぞれの透過係数をプログラミングすることによって、アレイ50を通過して、マイクロ波照射システム100に向かって誘導される。
疎な配列のアンテナアレイ50内のアンテナ素子80は、それぞれがアンテナ素子80のうちの1つ又は複数を含むサブアレイ60に分割されて示される。サブアレイ60はさらに、疎な幾何学的配列でアレイ50上に配列され、相補的なサブアレイパターン90a及び90bが形成される。相補的なサブアレイパターン90a及び90bはそれぞれ、目標物155において相補的なマイクロ波ビームパターンを生成する。目標物155のマイクロ波画像が、相補的なマイクロ波ビームパターンが交差する場所において形成される。
照射システム100は、送信機130と、受信機135と、物体150のマイクロ波画像内のサイドローブを抑圧できるようにする、2つの異なる照射モード(これ以降、ジョイントモード及びディスジョイントモード)において動作することができる照射ネットワーク140とを備える。照射ネットワーク140は、マイクロ波ホーンを組み合わせた位相板又は汎用レンズを備えており、アレイ50のジョイント照射及びディスジョイント照射を生成する。図5〜図13に関連して、種々の照射ネットワーク140が後にさらに詳細に図示及び説明される。
ジョイントモードでは、相補的なサブアレイパターン90a及び90bの両方のサブアレイ60が、送信機130の送信フィード(transmit feed)及び受信機135の受信フィード(receive feed)の両方によって照射される。こうして、ジョイントモードでは、マイクロ波照射20が、送信機130から、照射ネットワーク140を介してアンテナ素子80の相補的なサブアレイパターン90a及び90bの両方に送信され、アンテナ素子80の両方の相補的なサブアレイパターン90a及び90bからの反射マイクロ波照射40が、照射ネットワーク140を介して、受信機135において受信される。ディスジョイントモードでは、第1の相補的なサブアレイパターン90aのサブアレイ60が送信フィードによって照射され、第2の相補的なサブアレイパターン90bのサブアレイ60が受信フィードによって照射される。こうして、ディスジョイントモードでは、マイクロ波照射30が、送信機130から、照射ネットワーク140を介して相補的なサブアレイパターン(たとえばパターン90a)のうちの1つに送信され、他方の相補的なサブアレイパターン(たとえば90b)からの反射マイクロ波照射70が、照射ネットワーク140を介して、受信機135において受信される。
より具体的には、ジョイントモードでは、照射ネットワーク140は、送信機130から、サブアレイパターン90a及び90bの両方のアンテナ素子80に向かってマイクロ波照射20を誘導する。各アンテナ素子80にプログラミングされる方向係数に基づいて、マイクロ波照射25が、サブアレイパターン90a及び90bの両方から目標物155に向かって誘導される。その方向係数は、目標物155において各アンテナ素子80からのマイクロ波照射25の正の干渉を生み出すように選択される。たとえば、アンテナ素子が反射性アンテナ素子である実施形態では、各アンテナ素子80の位相シフトを調整して、発生源(アンテナ素子80)から目標物155へのマイクロ波照射25の経路毎に同じ位相遅延を与えることができる。相補的なサブアレイパターン90a及び90bは、目標物155において、相補的な送信マイクロ波ビームパターンを生成する。
同様に、目標物155から反射され、疎な配列のアンテナアレイ50において受信される反射マイクロ波照射45は、各アンテナ素子80にプログラミングされる方向係数に基づいて、両方のサブアレイパターン90a及び90bのアンテナ素子80から照射ネットワーク140に向かって戻るように誘導される。相補的なサブアレイパターン90a及び90bは、照射ネットワーク140において、相補的な受信マイクロ波ビームパターンを生成する。照射ネットワーク140は、反射マイクロ波照射40を受信し、両方のサブアレイパターン90a及び90bから受信される反射マイクロ波照射40を受信機135に与える。受信機135は、両方のサブアレイパターン90a及び90bの各アンテナ素子80から反射される反射マイクロ波照射40を合成して、目標物155における反射マイクロ波照射の実効的な強度の値を示す第1の受信信号(ジョイント信号)170を生成する。一実施形態では、受信機135は、相補的な受信マイクロ波ビームパターンが交差する場所から受信されるマイクロ波照射を用いて、ジョイント信号170を生成する。より具体的には、生成されるジョイント信号170は、相補的な受信マイクロ波ビームのクロス乗積を体積積分したものである。
ディスジョイントモードでは、照射ネットワーク140は、送信機130からのマイクロ波照射30を、サブアレイパターンのうちの一方のみ(たとえばパターン90a)のアンテナ素子80に向かって誘導する。サブアレイパターン90aの各アンテナ素子80にプログラミングされる方向係数に基づいて、マイクロ波照射35が、そのサブアレイ90aのアンテナ素子80から目標物155に向かって誘導される。しかしながら、目標物155から反射され、疎な配列のアンテナアレイ50において受信される反射マイクロ波照射75は、他方のサブアレイパターン90bの各アンテナ素子80にプログラミングされる方向係数に基づいて、そのサブアレイ90bのアンテナ素子80から照射ネットワーク140に向かって戻るように誘導される。こうして、相補的なサブアレイパターン90a及び90bはそれぞれ、目標物155において、相補的な送信及び受信マイクロ波ビームパターンを生成する。
照射ネットワーク140は、反射マイクロ波照射70を受信し、サブアレイパターン90bのアンテナ素子80から受信される反射マイクロ波照射70を受信機135に与える。受信機135は、サブアレイパターン90bの各アンテナ素子80から反射される反射マイクロ波照射70を合成して、目標物155における反射マイクロ波照射の実効的な強度の値を示す第2の受信信号(ディスジョイント信号)175を生成する。一実施形態では、受信機135は、相補的な送信マイクロ波ビームパターンと受信マイクロ波ビームパターンとが交差する場所においてディスジョイント信号175を形成する。より具体的には、生成されるジョイント信号170は、相補的な送信及び受信マイクロ波ビームのクロス乗積を体積積分したものである。
ジョイント信号170及びディスジョイント信号175はいずれも、受信機135からプロセッサ110に渡され、プロセッサ110は信号170及び175を用いて、物体150上にある目標物155に対応するピクセル又はボクセルの値を判定する。信号170及び175はいずれも、メイン走査ローブ及び1つ又は複数の望ましくないサイドローブを記述する実部及び虚部(又は同じく、振幅及び位相)を含む複素信号である。2つの照射モードの送信/受信経路が異なるため、各信号170及び175のサイドローブは互いに符号が反対である。したがって、プロセッサ110は、ジョイント信号170及びディスジョイント信号175の最適な線形結合を計算することにより、メイン走査ローブを建設的に高め、一方、望ましくないサイドローブを破壊的に相殺(destructively canceling)することができる。
たとえば、ここで図14を参照すると、ディスジョイント信号の1つの例示的な振幅積分布(amplitude product distribution)が1410で示されるグラフにおいて表され、ジョイント信号の1つの例示的な振幅積分布が1420で示されるグラフにおいて表される。図14に示されるグラフは、図2Aに示される幾何学的配列に類似の疎な幾何学的配列を有するアンテナアレイを用いて作成された。図から明らかなように、ジョイント及びディスジョイントのいずれのモードにおいても、所望の中央メインローブに加えて、対称な4組のサイドローブが存在する。しかしながら、ディスジョイントモード(グラフ1410)では、サイドローブの振幅が負であり(すなわちメインローブと符号が反対であり)、一方、ジョイントモード(グラフ1420)では、サイドローブの振幅が負ではない(すなわち、中央ローブと同じ符号である)。こうして、2つの分布1410と1420との間を適当に重み付けして、2つの分布1410及び1420の重ね合わせを形成すると、結果として、グラフ1430に示されるように、メインローブが強められ、サイドローブが弱められた分布が生成される。
再び図1を参照すると、プロセッサ110は、アレイの幾何学的配列(すなわち、相補的なサブアレイパターン90a及び90b)の疎の度合いに基づいて、ジョイント信号170及びディスジョイント信号175の最適な線形結合(重み付け)を求める。たとえば、ジョイント信号がJで表され、ディスジョイント信号がDで表される場合には、プロセッサ110は、アレイ50の幾何学的配列に基づいて、複素乗数(complex multipliers)(重み関数)m及びmがm+m=1(unity)になるように選択し、結果として生成される信号をm J+m Dとして計算する。
一般的に、複素乗数m及びmに割り当てられる重みパーセンテージは、アレイ50の疎の度合いに線形に比例する。たとえば、完全に密な配列のアレイの場合、ジョイント信号に与えられる重みは100%であり、それゆえ、複素乗数mの値は1であり、複素乗数mの値は0である。同様に、完全に疎な配列のアレイ(たとえば、図2Aに示されるような、サブアレイ当たり1つのアンテナ素子だけを有するピクチャフレーム幾何学的配列(picture frame geometry))の場合、ディスジョイント信号に与えられる重みは100%であり、それゆえ、複素乗数mの値は0であり、複素乗数mの値は1である。通常、複素乗数m及びmの値は、物体150の1回の走査における全てのピクセル又はボクセルについて同じであり、それゆえ、プロセッサ110は、複素乗数の値を一度だけ最適化し、その走査中に用いるために、メモリ160内又はプロセッサ110内に最適化された値を格納することができる。
さらに、プロセッサ110は、ジョイント及びディスジョイント照射モードのために照射システム100を制御するように動作する。一実施形態では、プロセッサ110は、ジョイント照射モードとディスジョイント照射モードを切り替える。たとえば、プロセッサ110は、照射ネットワーク140をジョイントモードに設定して、ジョイント信号170を受信し、その後、照射ネットワーク140をディスジョイントモードに設定して、ディスジョイント信号175を受信する。別の実施形態では、プロセッサ110は、送信機130及び受信機135を制御して、ジョイント照射モード及びディスジョイント照射モードの両方において概ね同時に動作する。
プロセッサ110はさらに、疎な配列のアンテナアレイ50内の個々の各アンテナ素子80の方向係数をプログラミングして、マイクロ波放射で物体150上にある複数の目標物115を照射し、且つ/又は物体150上にある複数の目標物155からの反射マイクロ波照射を受信するように動作する。こうして、プロセッサ110は、疎な配列のアンテナアレイ50とともに、物体150を走査するように動作する。動作時に、マイクロ波イメージングシステム10は、毎秒、無数の目標物155を走査可能にする周波数で動作する。
プロセッサ110は、疎な配列のアンテナアレイ50を制御して、目標物155から反射される受信マイクロ波照射を処理して、目標物155及び/又は物体150のマイクロ波画像を構成するために、任意のハードウエア、ソフトウエア、ファームウエア又はそれらの組み合わせを備える。一実施形態では、メモリ160は、プロセッサ110によって実行可能であるソフトウエアを格納し、それによってアンテナアレイ50を制御し、且つ/又は物体150のマイクロ波画像を構成する。別の実施形態では、ソフトウエアはプロセッサ110に格納され、メモリ160はオプションとして、ソフトウエアの実行中にプロセッサ110によって用いられるデータを記憶する。
たとえば、プロセッサ110は、1つ又は複数のマイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、プログラマブル論理デバイス、デジタルシグナルプロセッサ、又はコンピュータプログラムの命令を実行するように構成される他のタイプの処理デバイス、及びプロセッサ110によって用いられる命令及び他のデータを記憶する1つ又は複数のメモリ(たとえば、キャッシュメモリ)を備えることができる。しかしながら、プロセッサ110の他の実施形態を用いてもよいことを理解されたい。メモリ160は、限定はしないが、ハードドライブ、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリーメモリ(ROM)、コンパクトディスク、フロッピィディスク、ZIP(商標)ドライブ、テープドライブ、データベース又は他のタイプの記憶デバイス若しくは記憶媒体を含む、任意のタイプのデータ記憶デバイスである。
結果として生成される目標物155及び/又は物体150のマイクロ波画像は、プロセッサ110からディスプレイ12に渡され、マイクロ波画像を表示することができる。一実施形態では、ディスプレイ120は、物体150の3次元マイクロ波画像、或いは目標物155及び/又は物体150の1つ又は複数の1次元又は2次元マイクロ波画像を表示するための2次元ディスプレイである。別の実施形態では、ディスプレイ120は、物体150の3次元マイクロ波画像を表示することができる3次元ディスプレイである。
複数の疎な配列のアンテナアレイ50を用いて、物体150の種々の部分を走査できることを理解されたい。たとえば、マイクロ波イメージングシステム10は、それぞれがアンテナ素子80の1m×1mの疎な配列のアレイを備え、物体150の半分を走査する、2つの疎な配列のアンテナアレイを備えることができる。別の例として、マイクロ波イメージングシステム10は、それぞれがアンテナ素子80の0.5m×0.5mの疎な配列のアレイを備え、物体150の4分の1を走査することができる、4つの疎な配列のアンテナアレイ50を備えることができる。
疎な配列のアンテナアレイ50を形成する相補的なサブアレイパターン90a及び90bの例が図2A及び図2Bに示される。図2Aは、1つの例示的な「ピクチャフレーム」パターンを示しており、相補的なサブアレイパターンのうちの一方90aがハッチングされたサブアレイ60を含み、他方の相補的なサブアレイパターン90bが白抜きのサブアレイ60を含む。ジョイント照射モードでは、全てのサブアレイ60が、マイクロ波照射システムの送信フィード及び受信フィードの両方によって照射され、一方、ディスジョイント照射モードでは、第1の相補的なサブアレイパターン90aのサブアレイ60が送信フィードによって照射され、第2の相補的なサブアレイパターン90bのサブアレイ60が受信フィードによって照射される。角にあるサブアレイ60は、対角線に沿って(両方の照射モードによって)分割照射されるか、全く照射されないかのいずれかである。
図2Bは、1つの例示的な「交差」パターンを示しており、相補的なサブアレイパターンのうちの一方90aがハッチングされたサブアレイ60を含み、他方の相補的なサブアレイパターン90bが白抜きのサブアレイ60を含む。ジョイント照射モードでは、全てのサブアレイ60が、マイクロ波照射システムの送信フィード及び受信フィードの両方によって照射され、一方、ディスジョイント照射モードでは、第1の相補的なサブアレイパターン90aのサブアレイ60が送信フィードによって照射され、第2の相補的なサブアレイパターン90bのサブアレイ60が受信フィードによって照射される。中央のサブアレイ60(すなわち、両方のパターン90a及び90bが交差する場所にあるサブアレイ60)は、概ね等しい数のアンテナ素子80をジョイントモード又はディスジョイントモードのいずれかにランダムに割り当てることにより、両方のモードにおいて照射されることができる。
一実施形態では、サブアレイ60のうちの1つ又は複数がアンテナ素子80の密な配列のサブアレイである。他の実施形態では、サブアレイ60のうちの1つ又は複数が、アンテナ素子80の疎な配列のサブアレイである。たとえば、サブアレイ60のうちの1つ又は複数が、密に配列されるか、又は疎に配列されるアンテナ素子80の単一の行又は列を含むことができる。いずれの場合でも、相補的なサブアレイパターン90a及び90bはともに、大幅に削減された数のアンテナ素子から構成され、疎な配列のアンテナアレイ50内のアンテナ素子80の総数が、密な配列のアレイに比べて大幅に削減されるようにする。このように素子の数を削減することは、コストの削減に直に繋がる。こうして、アレイのコストが密な配列のアレイの占有面積(A)に比例する、密な配列のアレイとは対照的に、図2A及び図2Bに示されるような、相補的な、素子数を削減したアレイのコストは、Aの平方根にのみ比例するので、大幅なコスト削減が達成される。さらに、相補的なアレイ全体の広さ及び最小ピッチは当初の密な配列のアレイの場合と同じであるので、AFOVは、密な配列のアレイと、相補的な、素子数を削減したアレイとの間で変更されない。
図3は、本発明のマイクロ波イメージングシステムにおいて用いる、複数の照射モードにおいて動作することができる1つの例示的な照射システム100の概略図である。照射システム100は、照射ネットワーク140と、送信機130と、受信機135とを備える。図3Aに示されるように、照射ネットワーク140は、マイクロ波ホーン310、320及び330と、位相板340、342及び344と、サーキュレータ(circulator)350と、2つの照射モード間のRFスイッチングを実行するためのスイッチ360及び370とを備える。スイッチ360は受信機135に接続され、ホーン310とサーキュレータ350とを選択的に切り替える。スイッチ370は送信機130に接続され、ホーン330とサーキュレータ350とを選択的に切り替える。図3Aでは、スイッチ360及び370は単極双投(SPDT)マイクロ波スイッチである。しかしながら、他の実施形態では、他のタイプのスイッチを用いることができる。
中央の位相板342は、ジョイント照射モードにおいて、両方の相補的なサブアレイパターンの疎な幾何学的配列全体を照射するように設計される。左側の位相板340は、ディスジョイントモードにおいて相補的なサブアレイパターンのうちの一方を照射するように設計され、一方、右側の位相板344は、ディスジョイントモードにおいて他方の相補的なサブアレイパターンを照射するように設計される。位相板340、342及び344は、それぞれホーン310、320及び330との間でマイクロ波照射を反射又は透過することにより動作することができる。他の実施形態では、ホーン310、320及び330はカスタム設計の遠視野像ホーンであり、それにより位相板340、342及び344は不要となる。たとえば、本発明の実施形態とともに、漏洩導波管、円柱レンズ、円筒鏡及び他のタイプのカスタム(custom:特注の)ホーンを用いることができる。
ジョイント照射モードでは、スイッチ360及び370の両方がサーキュレータ350に接続され、中央ホーン320を通してマイクロ波放射を送受信し、ジョイント信号を生成する。ディスジョイント照射モードでは、スイッチ360がホーン310に接続され、スイッチ370がホーン330に接続されて、右側ホーン330を通してマイクロ波放射を全て送信し、左側ホーン310を通してマイクロ波放射を全て受信して、ディスジョイント信号を生成する。一実施形態では、マイクロ波イメージングシステムはコヒーレントシステムであり、それゆえ狭帯域である。したがって、スイッチ360及び370は狭帯域スイッチとして設計され、汎用の広帯域マイクロ波スイッチで達成できる性能よりも、低い挿入損失性能を得ることができる。結果として、本明細書に図示される照射システム100の構成のうち任意のものを、比較的低い送信電力で用いることができる。
図3Bは、本発明のマイクロ波イメージングシステムにおいて用いる、複数の照射モードにおいて動作することができる別の例示的な照射システム100の概略図である。照射システム100は、照射ネットワーク140と、送信機130と、受信機135とを備える。図3Bでは、照射ネットワーク140は、ただ1つのマイクロ波ホーン320と、対応する位相板342と、サーキュレータ350とを備える。位相板342は、ジョイント照射モード及びディスジョイント照射モードの両方において、両方の相補的なサブアレイパターンの疎な幾何学的配列全体を照射するように設計される。2つの照射モード(ジョイント及びディスジョイント)は、一方の相補的なサブアレイパターン内の個々のアンテナ素子の位相シフトを保持しながら、他方の相補的なサブアレイパターン内の個々のアンテナ素子の位相シフトを反転することによって、アンテナアレイにおいてデジタル形式で実現される。
たとえば、二値アレイでは、各アンテナ素子は、2つの異なる二値状態(たとえば、0°位相シフト又は180°位相シフト)のうちの一方だけをプログラミングされることができる。ジョイント照射モードでは、両方の相補的なサブアレイパターンのアンテナ素子が最初に、受信機135において反射マイクロ波照射の建設的な干渉を引き起こすように設計される個々の位相シフト(0又は180°)をプログラミングされる。ディスジョイント照射モードでは、相補的なサブアレイパターンのうちの一方だけの各アンテナ素子の位相シフトが入れ替えられ(反転され)、特定のアンテナ素子がジョイント照射中に0°位相シフトをプログラミングされる場合には、ディスジョイント照射では、その特定のアンテナ素子の位相シフトが180°に変更されるようにする。一例として、図2Aを参照すると、ディスジョイント照射モードでは、サブアレイパターン90a内のアンテナ素子の位相シフトを反転することができ、一方、サブアレイパターン90b内のアンテナ素子では同じ位相シフトが保持される。
結果として、物体から反射され、アンテナアレイによって照射システム100に向かって誘導される受信マイクロ波放射は、2つの個別のチャネルを含み、本明細書では「プラス」チャネル及び「マイナス」チャネルと呼ばれる。プラスチャネルは、ジョイントモード中に受信される反射マイクロ波放射から測定されるジョイント照射チャネルと同じである。マイナスチャネルは、ディスジョイント照射モード中にサブアレイパターンのうちの一方の位相シフトを反転することにより獲得される。しかしながら、マイナスチャネルは、ディスジョイント照射チャネルと同じではない。ディスジョイント照射チャネルは、マイナスチャネルではなく、プラスチャネルとマイナスチャネルとの間の差に等しい。ディスジョイントチャネルは、「混合」信号と呼ぶこともでき、一方、プラスチャネルとマイナスチャネルとの和は「純粋」信号と呼ぶことができる。プラスチャネルとマイナスチャネル、又は純粋チャネル信号と混合チャネル信号との任意の適当な線形結合によって、最適なサイドローブ相殺が生み出される。
図4A〜図4Cは、図3A及び図3Bに示される例示的な照射システムにおいて用いる、例示的な位相板340、342及び344の絵画図(pictorial representations)である。図4A〜図4Cでは、位相板340、342及び344は二値位相帯板であり、白色エリアが0°位相シフトゾーンを表し、黒色エリアが180°位相シフトゾーンを表す。他の実施形態では、位相板340、342及び344は4相位相板(0°、90°、180°及び270°)又は連続位相板であり、たとえば従来のフレネルレンズ又は通常のレンズである。位相板340、342及び344上の特定の位相シフトゾーンパターンは、アレイの相補的なサブアレイパターンに依存する。たとえば、図2Aに示される「ピクチャフレーム」パターンは、図2Bに示される「交差」パターンとは異なる位相板を必要とするであろう。
一般的に、個々の相補的なサブアレイパターンを照射する位相板340及び344は、ディスジョイントモードにおける送信ビームパターンと受信ビームパターンとの間で適当な位相シフトを与えるために、互いに対して概ね相補的である(直交する)。ジョイント照射のための位相板342はセルフデュアルであり、すなわち、板340を板344に変換するように幾何学的に操作(たとえば90°回転)しても、板342は変化しない。
図5は、本発明のマイクロ波イメージングシステムにおいて用いる、複数の照射モードにおいて動作することができる別の例示的な照射システム100の概略図である。図5では、照射ネットワーク140は、2つのマイクロ波ホーン510及び520と、可変位相板530と、固定位相板540と、サーキュレータ550と、2つの照射モード間のRFスイッチングを実行するためのスイッチ560とを備える。スイッチ560は、送信機130に接続され、ホーン520とサーキュレータ550とを選択的に切り替える。受信機135はサーキュレータ550に接続され、サーキュレータ550はホーン510に接続され、スイッチ560に選択的に接続される。
可変位相板530は、ジョイント照射モードにおいて両方の相補的なサブアレイパターンの、そしてディスジョイントモードにおいて相補的なサブアレイパターンのうちの一方の疎な幾何学的配列全体を照射するように設計され、一方、固定位相板540は、ディスジョイントモードにおいて、他方の相補的なサブアレイパターンを照射するように設計される。ジョイント照射モードでは、可変位相板530は、アンテナアレイの両方の相補的なサブアレイパターンの疎な幾何学的配列全体を照射するようにプログラミングされ、スイッチ560はサーキュレータ350に接続され、左側ホーン510及び可変位相板530を通してマイクロ波放射を送受信し、ジョイント信号を生成する。
ディスジョイント照射モードでは、スイッチ560はホーン520及び固定位相板540に接続され、ホーン520及び固定位相板540を通してマイクロ波放射を送信して、相補的なサブアレイパターンのうちの一方を照射し、可変位相板530は他方の相補的なサブアレイパターンを照射し、可変位相板530及びホーン510を通してマイクロ波放射を受信するようにプログラミングされ、ディスジョイント信号を生成する。送信機130及び受信機135は、サーキュレータ550が左右鏡面対称である場合には、入れ替え可能であることを理解されたい。図3及び図6〜図9に示される複数のスイッチとは対照的に、単一のスイッチ560を用いることは、スイッチ560による分離性能が良くないように思われるかもしれないが、サーキュレータ550が分離を実現し、スイッチ560の低い分離性能を補償するので、任意のタイプのマイクロ波スイッチを用いることができる。逆に、スイッチ560の挿入損失性能は、図3及び図6〜図9と比べて緩和される。
別の実施形態では、可変位相板530が、相補的なサブアレイパターンの疎な幾何学的配列全体を照射する固定位相板に置き換えられる。スイッチ560がサーキュレータ550に接続されるとき、ジョイント照射モードは、先の説明と同様に動作する。しかしながら、スイッチ560がホーン520に接続されるとき、ディスジョイント照射モードを実施する場合には、効率が半分に低下する。
図6は、本発明のマイクロ波イメージングシステムにおいて用いる、複数の照射モードにおいて動作することができる別の例示的な照射システム100の概略図である。図6では、照射ネットワーク140は、2つのマイクロ波ホーン610及び620と、位相板630及び640と、50/50パワースプリッタ/コンバイナ650と、サーキュレータ660と、オプションの移相器670と、2つの照射モード間のRFスイッチングを実行するスイッチ680、685、690及び695とを備える。スイッチ680は受信機135に接続され、サーキュレータ660と、ホーン610に向かう外部伝送線路とを選択的に切り替える。スイッチ685は送信機130に接続され、ホーン620に向かう外部伝送線路とサーキュレータ660とを選択的に切り替える。スイッチ690はホーン610に接続され、受信機135に向かう外部伝送線路とパワースプリッタ650とを選択的に切り替える。スイッチ695はホーン620に接続され、送信機130に向かう外部伝送線路とパワースプリッタ650を(オプションの移相器670を経由して)選択的に切り替える。
一方の位相板630は、相補的なサブアレイパターンのうちの一方を照射するように設計され、他方の位相板640は、他方の相補的なサブアレイパターンを照射するように設計される。ジョイント照射モードでは、スイッチ680及び685はサーキュレータ660に接続され、スイッチ690及び695はパワースプリッタ650に接続されて、マイクロ波放射が、2つのホーン610及び620と、対応する位相板630及び640との間で50/50で送信され、50/50で受信され、ジョイント信号を生成する。ホーン610及び620からのサブアレイパターン部分照射が厳密に相補的である場合には、アレイ上で干渉は生じず、移相器670は不要である。しかしながら、部分照射の残留成分が重なり合う場合には、移相器570を調整して、重なり合う領域において照射を最適化することができる。
ディスジョイント照射モードでは、スイッチ680、685、690及び695は外部伝送線路に接続され、ホーン610を受信機135に接続し、ホーン620を送信機130に接続して、ホーン620及び位相板640を通してマイクロ波放射を全て送信し、ホーン610及び位相板630を通してマイクロ波放射を全て受信して、ディスジョイント信号を生成する。送信機130及び受信機135は、サーキュレータ660が左右鏡面対称である場合には入れ替え可能であることを理解されたい。
図7は、本発明のマイクロ波イメージングシステムにおいて用いる、複数の照射モードにおいて動作することができる別の例示的な照射システム100の概略図である。図7では、照射システム140は、2つのマイクロ波ホーン710及び720と、位相板730及び740と、90°ハイブリッド結合器750と、2つの照射モード間でのRFスイッチングを実行するスイッチ760、765、770及び775とを備える。スイッチ760は受信機135に接続され、ホーン710に向かう外部伝送線路と、90°ハイブリッド結合器750の左下アーム752とを選択的に切り替える。スイッチ765は送信機130に接続され、ホーン720に向かう外部伝送線路と、90°ハイブリッド結合器750の右下アーム754とを選択的に切り替える。スイッチ770はホーン710に接続され、受信機135に向かう外部伝送線路と、90°ハイブリッド結合器750の左上アーム756とを選択的に切り替える。スイッチ775はホーン720に接続され、送信機130に向かう外部伝送線路と、90°ハイブリッド結合器750の右上アーム758とを選択的に切り替える。
一方の位相板730は、相補的なサブアレイパターンのうちの一方を照射するように設計され、他方の位相板740は、他方の相補的なサブアレイパターンを照射するように設計される。ディスジョイント照射モードでは、スイッチ760、765、770及び775は外部伝送線路に接続され、ホーン710を受信機135に接続し、ホーン720を送信機130に接続して、ホーン720及び位相板740を通してマイクロ波放射を全て送信し、ホーン710及び位相板730を通してマイクロ波放射を全て受信して、ディスジョイント信号を生成する。
ジョイント照射モードでは、スイッチ760及び765は90°ハイブリッド結合器750の下側アーム752及び754にそれぞれ接続され、スイッチ770及び775は、90°ハイブリッド結合器750の上側アーム756及び758にそれぞれ接続される。送信機130からのマイクロ波放射は、90°ハイブリッド結合器750の右下アーム754に入り、2つの上側アーム756及び758からホーン710及び720に向かって50/50で送信される。左上アーム756から出力されるマイクロ波放射は、右上アーム758から出力されるマイクロ波放射に対して90°だけ回転する。
物体から反射され、アンテナアレイによって照射システム100に向かって誘導される受信マイクロ波放射は、4つの異なるチャネル:L−O−L、R−O−R、L−O−R及びR−O−Lを含む。ただし、Lは左側ホーン710であり、Rは右側ホーン720であり、Oはイメージングされる物体である。L−O−L及びR−O−Rチャネルは「純粋」チャネルであり、L−O−R及びR−O−Lチャネルは「混合」チャネルである。オプションの移相器(図示せず)が正確に設定されるものとすると、4つ全てのチャネルが互いに同相で照射ネットワーク140において受信される。しかしながら、90°ハイブリッド結合器750は、アーム間の90°位相シフトに起因して、受信機135に「純粋」チャネルだけを供給する。「混合」チャネルは、送信機130に戻るようにルーティングされ、受信されない。しかしながら、「混合」チャネルはディスジョイントモード信号と概ね同じであるので、ジョイント信号(「純粋」+「混合」)は、「純粋」チャネル信号と、ディスジョイント照射モード中に得られるディスジョイント信号との単純な線形結合から計算することができる。
図8は、本発明のマイクロ波イメージングシステムにおいて用いる、複数の照射モードにおいて動作することができる別の例示的な照射システム100の概略図である。図8では、照射ネットワーク140は、2つのマイクロ波ホーン810及び820と、位相板830及び840と、50/50パワースプリッタ/コンバイナ850と、サーキュレータ860、865及び870と、2つの照射モード間でのRFスイッチングを実行するためのスイッチ880及び890とを備える。スイッチ880は受信機135に接続され、サーキュレータ860とサーキュレータ865とを選択的に切り替える。スイッチ890は送信機130に接続され、サーキュレータ870とサーキュレータ865とを選択的に切り替える。サーキュレータ860はホーン810に接続され、サーキュレータ870はホーン820に接続される。パワースプリッタ850はサーキュレータ860、865及び870に接続される。
一方の位相板830は相補的なサブアレイパターンのうちの一方を照射するように設計され、他方の位相板840は他方の相補的なサブアレイパターンを照射するように設計される。ジョイント照射モードでは、スイッチ880及び890はサーキュレータ865に接続され、マイクロ波放射が、サーキュレータ860を通って直に、且つサーキュレータ870における反射性の開いたスイッチ端子から跳ね返ることによって、サーキュレータ865及びパワースプリッタ850を経由して、2つのホーン810と820との間で50/50で送信されるようにする。またマイクロ波放射は、サーキュレータ870を通して直に、且つサーキュレータ860における反射性の開いたスイッチ端子から跳ね返ることによって、2つのホーン810と820との間で50/50で受信され、ジョイント信号を生成する。
ディスジョイント照射モードでは、スイッチ880及び890はそれぞれサーキュレータ860及び870に接続され、ホーン810を受信機135に接続し、ホーン820を送信機130に接続して、ホーン820及び位相板840を通してマイクロ波放射を全て送信し、ホーン810及び位相板830を通してマイクロ波放射を全て受信して、ディスジョイント信号を生成する。重なり合う領域内の照射を最適化するために、オプションの移相器も備えることができる。
図9は、本発明のマイクロ波イメージングシステムにおいて用いる、複数の照射モードにおいて動作することができる別の例示的な照射システムの概略図である。図9では、照射ネットワーク140は、2つのマイクロ波ホーン910及び920と、位相板930及び940と、90°ハイブリッド結合器950と、サーキュレータ960及び970と、2つの照射モード間でのRFスイッチングを実行するためのスイッチ980及び990とを備える。スイッチ980は受信機135に接続され、サーキュレータ960と、90°ハイブリッド結合器950の左下アーム952とを選択的に切り替える。スイッチ990は送信機130に接続され、サーキュレータ970と、90°ハイブリッド結合器950の右下アーム954とを選択的に切り替える。サーキュレータ960はホーン910及び90°ハイブリッド結合器950の左上アーム956に接続される。サーキュレータ970はホーン920及び90°ハイブリッド結合器950の右上アーム958に接続される。
一方の位相板930は相補的なサブアレイパターンの一方を照射するように設計され、一方、他方の位相板940は他方の相補的なサブアレイパターンを照射するように設計される。ディスジョイント照射モードでは、スイッチ980及び990はそれぞれサーキュレータ960及び970に接続され、ホーン910を受信機135に接続し、ホーン920を送信機130に接続して、ホーン920及び位相板940を通してマイクロ波放射を全て送信し、ホーン910及び位相板930を通してマイクロ波放射を全て受信して、ディスジョイント信号を生成する。ジョイント照射モードでは、スイッチ980及び990はそれぞれ、90°ハイブリッド結合器950の下側アーム952及び954に接続され、図7に関連して先に説明されたように、ホーン910と920との間で50/50でマイクロ波放射を送信し、ジョイント信号を生成する。
図10は、本発明の実施形態による、疎な配列のアンテナアレイ50を用いてサイドローブを抑圧する、1つの物体150のマイクロ波画像を取得するための別の簡略化された例示的なマイクロ波イメージングシステム10の概略図である。図10に示されるマイクロ波イメージングシステム10は、図1に示されるマイクロ波イメージングシステムに類似であるが、照射システム100が、それぞれ送信機及び受信機を備える2つのトランシーバ1010及び1020を備え、照射ネットワーク140がジョイント照射光学素子1030及びディスジョイント照射光学素子1040を備えることが異なる。
一方のトランシーバ(たとえばトランシーバ1010)はジョイント照射光学素子1030(たとえばホーン及び位相板)を通して疎な配列のアレイ50を照射し、一方、他方のトランシーバ1020は、ディスジョイント照射光学素子1040を通して疎な配列のアレイ50を照射する。こうして、ジョイントモードでは、両方の相補的なサブアレイパターン90a及び90b内のサブアレイ60は、トランシーバ1030の送信フィード及び受信フィードの両方によって照射される。ディスジョイントモードでは、第1の相補的なサブアレイパターン90a内のサブアレイ60はトランシーバ1020の送信フィードによって照射され、第2の相補的なサブアレイパターン90b内のサブアレイ60は、トランシーバ1020の受信フィードによって照射される。プロセッサ110はコントローラとしての役割を果たし、トランシーバ1010と1020との間を切り替える。
別の実施形態では、ジョイント照射光学素子1030及びディスジョイント照射光学素子1040は、図6及び図7の場合のように一体にすることができ、トランシーバ1010及び1020内の両方の受信機が常に受信できるようにする。プロセッサ110は、1つの送信機(たとえば、図6及び図7に示されるような単一の送信機)で、又は図10に示されるトランシーバ1010及び1020の2つの送信機間で、送信(ジョイント対ディスジョイント)モードを切り替える。2つのモードにわたって、2つの受信機が4つの異なる複素値(2受信機×2モード)を受信し、それらがプロセッサ110において線形結合されて、最終的な信号を形成することができる。
図11は、図10のマイクロ波イメージングシステム10において用いる、複数の照射モードにおいて動作することができる1つの例示的な照射システム100の概略図である。図11では、照射システム100は、2つの受信機135a及び135bと、1つの送信機130と、マイクロ波ホーン1110及び1120と、位相板1130及び1140と、サーキュレータ1150及び1160と、50/50パワースプリッタ/コンバイナ1170と、オプションの移相器1180と、2つの照射モード間でのRFスイッチングを実行するためのスイッチ1190及び1195とを備える。サーキュレータ1150はホーン1110、受信機135a及びパワースプリッタ1170に接続される。サーキュレータ1160はホーン1120及び受信機135bに接続される。スイッチ1190は送信機130に接続され、パワースプリッタ1170と、ホーン1120に向かう外部伝送線路とを選択的に切り替える。スイッチ1195はサーキュレータ1160に接続され、ホーン1120と送信機130との間の外部伝送線路と、パワースプリッタ1170とを選択的に切り替える。
一方の位相板1130は相補的なサブアレイパターンのうちの一方を照射するように設計され、一方、他方の位相板1140は他方の相補的なサブアレイパターンを照射するように設計される。ディスジョイント照射モードでは、スイッチ1190及び1195は、送信機130及びホーン1120を接続する伝送線路に接続され、受信機135aからの信号だけが選択され、ディスジョイント信号が生成される。受信機135bからの信号は無視される。ジョイント照射モードでは、スイッチ1190及び1195はパワースプリッタ1170に接続され、マイクロ波放射が、2つのホーン1110及び1120と対応する位相板1130及び1140との間で50/50で送信され、且つ50/50で受信され、さらに受信機135a及び135bの両方において受信され、2つのジョイント信号(ジョイントR1及びジョイントR2)が生成されるようにする。プロセッサは、3つの信号(ディスジョイント、ジョイントR1及びジョイントR2)の適当な複素線形結合を形成することにより、目標物に対応するピクセル又はボクセルの値を判定する。送信経路においてのみスイッチ1190及び1195を用いる(そして受信経路においては用いない)場合、報知電力規制の制限に違反することなく、送信電力を高めることにより、スイッチ挿入損失を克服することができる。
図12は、図10のマイクロ波イメージングシステム10において用いる、複数の照射モードにおいて動作することができる別の例示的な照射システム100の概略図である。図12では、照射システム100は、それぞれ個々の受信機135a及び135bと、個々の送信機130a及び130bとを有する2つのトランシーバ1010及び1020と、送信機130a及び130bの位相を同期させるための位相同期(phase lock)1270と、ジョイント光学素子1030と、ディスジョイント光学素子1040とを備える。ジョイント光学素子1030は、マイクロ波ホーン1210と、位相板1230と、サーキュレータ1250とを備える。ディスジョイント光学素子1040は、マイクロ波ホーン1220と、位相板1240と、サーキュレータ1260とを備える。サーキュレータ1250は、ホーン1210、受信機135a(R1)及び送信機130a(T1)に接続される。サーキュレータ1260は、ホーン1220、受信機135b(R2)及び送信機130b(T2)に接続される。
一方の位相板1230は相補的なサブアレイパターンのうちの一方を照射するように設計され、一方、他方の位相板1240は他方の相補的なサブアレイパターンを照射するように設計される。1つのディスジョイント照射モードの実施形態では、T2 130b及びR1 135aを選択して、ディスジョイント信号が生成され、T1 130aはオフされ、R2 135bからの信号は無視される。別のディスジョイント照射モードの実施形態では、T1 130a及びR2 135bが選択され、ディスジョイント信号が生成され、T2 130bはオフされ、R1 135aからの信号は無視される。ジョイント照射モードでは、両方の送信機130a及び130b並びに両方の受信機135a及び135bを用いて、2つのジョイント信号(ジョイントR1及びジョイントR2)が生成される。再び、プロセッサは、3つの信号(ディスジョイント、ジョイントR1及びジョイントR2)の適当な複素線形結合を形成することにより、目標物に対応するピクセル又はボクセルの値を判定する。
図13は、図10のマイクロ波イメージングシステム10において用いる、複数の照射モードにおいてスイッチなしで動作することができる別の例示的な照射システム100の概略図である。図13では、照射システム100は、加算受信機(受信機135及び加算ノード1380として示される)と、送信機130と、マイクロ波ホーン1310及び1320と、位相板1330及び1340と、90°ハイブリッド結合器1350と、サーキュレータ1360と、可変(利得及び位相)増幅器1370とを備える。サーキュレータ1360は、送信機130、可変増幅器1370及び90°ハイブリッド結合器1350の右下アーム1354に接続される。加算受信機135及び1380は、可変利得増幅器1370及び90°ハイブリッド結合器1350の左下アーム1352に接続される。ホーン1310は90°ハイブリッド結合器1350の左上アーム1356に接続され、ホーン1320は90°ハイブリッド結合器1350の右上アーム1358に接続される。
一方の位相板1330は相補的なサブアレイパターンのうちの一方を照射するように設計され、一方、他方の位相板1340は他方の相補的なサブアレイパターンを照射するように設計される。図13では、ジョイント及びディスジョイント照射モードは、加算ノード1380を用いて概ね同時に実行される。可変増幅器1370は、ジョイント及びディスジョイントモードの線形結合と同じである、「純粋」及び「混合」信号の適当な線形結合を、加算受信機135及び1380に与える。たとえば、図14に示されるような50/50ジョイント+ディスジョイント分布を生成するためには、電圧利得は3に設定されることになる。一実施形態では、加算受信機135及び1380は、アナログ増幅及び合成(図13に示されるような)で実装される。別の実施形態では、加算受信機135及び1380は、2つの受信機と、それに続くデジタル乗算及び加算を用いて実装される。さらに別の実施形態では、単一の受信機を用いることができ、単一のスイッチが90°ハイブリッド結合器1350の左下アーム1352、又はサーキュレータ1360の左下ポートのいずれか選択することができ、その後にデジタル乗算及び加算が実行される。
図15は、本発明の実施形態による、1つの物体の目標物のマイクロ波画像を取得するための1つの例示的な過程1500を示す流れ図である。最初に、ブロック1510では、疎な幾何学的配列の相補的なサブアレイパターンとして配列される複数のアンテナ素子を含むアンテナアレイが配設される。ブロック1520では、アンテナアレイの相補的なサブアレイパターンの両方が照射され、目標物に向かってマイクロ波照射の第1の送信ビームが誘導される。その後、ブロック1530では、目標物によって反射される反射マイクロ波照射の第1の反射ビームが、アンテナアレイの両方の相補的なサブアレイパターンから受信され、第1のモードの第1の受信信号が生成される。ブロック1540では、アンテナアレイの相補的なサブアレイパターンのうちの第1のパターンが照射され、目標物に向かって、マイクロ波照射の第2の送信ビームが誘導される。その後、ブロック1550では、反射マイクロ波照射の第2の反射ビームが、アンテナアレイの相補的なサブアレイパターンの第2のパターンから受信され、第2のモードの第2の受信信号が生成される。最後に、ブロック1560では、目標物から反射される反射マイクロ波照射の強度を表す、目標物に関連するピクセル又はボクセルの値が、第1の受信信号及び第2の受信信号の線形結合として判定される。その過程は、画像内のピクセル又はボクセル毎に繰り返すことができるか、又は別法では、図16及び図17に関連して以下に記述されるように、スイッチングの回数を減らすために、他の照射モードに切り替わる前に、1つの照射モードにおいて1つの画像内の全てのピクセル又はボクセルを走査することができる。
図16は、本発明の実施形態による、アンテナ素子の相補的なサブアレイパターンを含む疎な配列のアンテナアレイを用いて、1つの物体のマイクロ波画像を取得するための1つの例示的な過程1600を示す流れ図である。最初に、ブロック1610では、マイクロ波イメージングシステムは第1の照射モード(すなわち、ジョイント又はディスジョイントのいずれか)に設定される。たとえば、スイッチを用いて照射モードを切り替える実施形態では、ブロック1610において、スイッチが第1の照射モードを実施するように設定される。その後、ブロック1620において、物体のマイクロ波画像内の各ピクセル又はボクセルが第1の照射モードにおいて走査され(すなわち、各目標物がイメージングされ)、ピクセル又はボクセル毎に個々の第1のモードの信号が生成される。ブロック1630では、第1のモードの各信号が、第1のモードの信号に適当な重みを与える第1の乗数と乗算され、ブロック1640において、結果として生成される重み付けされた第1のモードの信号がメモリに記憶される。
ブロック1650では、マイクロ波イメージングシステムは第2の照射モード(ジョイント又はディスジョイントのいずれか)に設定される。たとえば、スイッチを用いて照射モードを切り替える実施形態では、ブロック1650において、スイッチが第2の照射モードを実施するように設定される。その後、ブロック1660において、物体のマイクロ波画像内の各ピクセル又はボクセルが第2の照射モードにおいて走査され(すなわち、各目標物がイメージングされ)、ピクセル又はボクセル毎に個々の第2のモードの信号が生成される。ブロック1670では、第2のモードの各信号が、第2のモードの信号に適当な重みを与える第2の乗数と乗算され、ブロック1680において、結果として生成される重み付けされた第2のモードの信号が、ピクセル又はボクセル毎に個々の重み付けされた第1のモードの信号に加算され、マイクロ波画像内のピクセル又はボクセル毎に1つの値が生成される。ブロック1690では、そのピクセル又はボクセル値を用いて、物体のマイクロ波画像を表示することができる。この過程は、走査される物体毎に1965において繰り返されて、物体毎の個々のマイクロ波画像が生成される。
図17は、本発明の実施形態による、アンテナ素子の相補的なサブアレイパターンを含む疎な配列のアンテナアレイを用いて取得される物体のマイクロ波画像間のスイッチングイベントを削減した、別の例示的な過程1700を示す流れ図である。最初に、ブロック1710では、現在の照射モードとして、初期照射モード(すなわちジョイント又はディスジョイントのいずれか)が選択され、現在のモードのための適当な乗数が決定される。その後、ブロック1720では、物体のマイクロ波画像内の各ピクセル又はボクセルが現在の照射モードにおいて走査され(すなわち、各目標物がイメージングされ)、ピクセル又はボクセル毎に個々の第1の信号が生成される。ブロック1730では、第1の信号がそれぞれ、現在のモードのための乗数と乗算され、ブロック1740において、結果として生成される重み付けされた第1の信号がメモリに記憶される。
ブロック1750では、他方の照射モード(すなわち、ジョイント又はディスジョイントのいずれか)が現在の照射モードとして選択され、ブロック1760において、物体のマイクロ波画像内の各ピクセル又はボクセルが現在の照射モードにおいて走査され(すなわち、各目標物がイメージングされ)、ピクセル又はボクセル毎に個々の第2の信号が生成される。ブロック1770では、第2の信号がそれぞれ、現在のモードのための乗数と乗算され、ブロック1780において、結果として生成される重み付けされた第2の信号が、ピクセル又はボクセル毎に個々の重み付けされた第1の信号と加算されて、マイクロ波画像内のピクセル又はボクセル毎に1つの値が生成される。ブロック1790では、そのピクセル/ボクセル値を用いて、物体のマイクロ波画像を表示することができる。ブロック1795では、この過程がブロック1720に戻って繰り返されて、ブロック1760において第2の信号を生成した照射モードが、ブロック1720において、次に走査される物体のための現在の照射モードとして用いられる。
本特許出願に記述される発明の概念は、広範な応用形態にわたって変更又は改変することができることは、当業者には理解されよう。したがって、特許の発明内容の範囲は、説明された特定の例示的な教示に限定されるべきではなく、代わりに、添付の特許請求の範囲によって規定される。
本発明の実施形態による、疎な配列のアンテナアレイを用いてサイドローブを抑圧する、物体のマイクロ波画像を取得するための簡略化された例示的なマイクロ波イメージングシステムの概略図である。 本発明の実施形態による、1つの例示的な疎な配列のアンテナアレイ設計の絵画図である。 本発明の実施形態による、別の例示的な疎な配列のアンテナアレイ設計の絵画図である。 本発明のマイクロ波イメージングシステムにおいて用いる、複数の照射モードにおいて動作することができる1つの例示的な照射システムの概略図である。 本発明のマイクロ波イメージングシステムにおいて用いる、複数の照射モードにおいて動作することができる別の例示的な照射システムの概略図である。 図3A及び図3Bに示される例示的な照射システムにおいて用いる例示的な位相板の絵画図である。 図3A及び図3Bに示される例示的な照射システムにおいて用いる例示的な位相板の絵画図である。 図3A及び図3Bに示される例示的な照射システムにおいて用いる例示的な位相板の絵画図である。 本発明のマイクロ波イメージングシステムにおいて用いる、複数の照射モードにおいて動作することができる別の例示的な照射システムの概略図である。 本発明のマイクロ波イメージングシステムにおいて用いる、複数の照射モードにおいて動作することができる別の例示的な照射システムの概略図である。 本発明のマイクロ波イメージングシステムにおいて用いる、複数の照射モードにおいて動作することができる別の例示的な照射システムの概略図である。 本発明のマイクロ波イメージングシステムにおいて用いる、複数の照射モードにおいて動作することができる別の例示的な照射システムの概略図である。 本発明のマイクロ波イメージングシステムにおいて用いる、複数の照射モードにおいて動作することができる別の例示的な照射システムの概略図である。 本発明の実施形態による、疎な配列のアンテナアレイを用いてサイドローブを抑圧する、1つの物体のマイクロ波画像を取得するための別の簡略化された例示的なマイクロ波イメージングシステムの概略図である。 図10のマイクロ波イメージングシステムにおいて用いる、複数の照射モードにおいて動作することができる1つの例示的な照射システムの概略図である。 図10のマイクロ波イメージングシステムにおいて用いる、複数の照射モードにおいて動作することができる別の例示的な照射システムの概略図である。 図10のマイクロ波イメージングシステムにおいて用いる、複数の照射モードにおいて動作することができる別の例示的な照射システムの概略図である。 種々の照射モードの場合の例示的な振幅積分布のグラフである。 種々の照射モードの場合の例示的な振幅積分布のグラフである。 種々の照射モードの場合の例示的な振幅積分布のグラフである。 本発明の実施形態による、1つの物体の目標物のマイクロ波画像を取得するための1つの例示的な過程を示す流れ図である。 本発明の実施形態による、1つの物体のマイクロ波画像を取得するための1つの例示的な過程を示す流れ図である。 本発明の実施形態による、1つの物体のマイクロ波画像を取得するための別の例示的な過程を示す流れ図である。

Claims (10)

  1. 目標物(155)との間でマイクロ波照射を誘導して、該目標物(155)のマイクロ波画像を取得するために、アンテナ素子(80)を含むアンテナアレイ(50)を照射するためのマイクロ波イメージングシステム(10)内の照射システム(100)であって、前記アンテナアレイ(50)は、疎な幾何学的配列に配列され、該アンテナアレイ(50)の相補的なサブアレイパターン(90a及び90b)を形成する、前記アンテナ素子(80)のサブアレイ(60)を含み、該照射システム(100)は、
    前記アンテナアレイ(50)に向かってマイクロ波照射を送信するように動作することができる送信機(130)と、
    前記アンテナアレイ(50)から、前記目標物(155)から反射される反射マイクロ波照射を受信するように動作することができる受信機(135)と、
    第1のモードにおいて、前記送信機(130)から前記アンテナアレイ(50)の前記相補的なサブアレイパターン(90a及び90b)の両方に前記マイクロ波照射(20)を送信し、該アンテナアレイ(50)の該相補的なサブアレイパターン(90a及び90b)の両方からの前記反射マイクロ波照射(40)を前記受信機(135)に与えるように動作することができる照射ネットワーク(140)であって、第2のモードにおいて、前記送信機(130)から前記アンテナアレイ(50)の前記相補的なサブアレイパターンのうちの第1のパターン(90a)に前記マイクロ波照射(30)を送信し、前記アンテナアレイ(50)の前記相補的なサブアレイパターンのうちの第2のパターン(90b)からの前記反射マイクロ波照射(70)を前記受信機(135)に与えるようにさらに動作することができる、照射ネットワークと、
    を備える、目標物との間でマイクロ波照射を誘導して、該目標物のマイクロ波画像を取得するために、アンテナ素子を含むアンテナアレイを照射するためのマイクロ波イメージングシステム内の照射システム。
  2. 前記照射ネットワーク(140)は、前記アンテナアレイ(50)の前記相補的なサブアレイパターン(90a及び90b)を照射するための少なくとも2つのマイクロ波ホーンと、該少なくとも2つのマイクロ波ホーン毎の個々の位相板とを備え、該個々の位相板は、相補的な照射パターンを生成して、前記アンテナアレイ(50)の前記相補的なサブアレイパターン(90a及び90b)を照射するように動作することができる、請求項1に記載のマイクロ波イメージングシステム内の照射システム。
  3. 前記照射ネットワーク(140)は、第1の照射光学素子(1030)と、第2の照射光学素子(1040)とを備え、前記送信機(130)及び前記受信機(135)は、前記第1の照射光学素子(1030)に動作可能に接続される第1のトランシーバ(1010)を構成し、
    前記第2の照射光学素子(1040)に動作可能に接続される第2のトランシーバ(1020)をさらに備える、請求項1に記載のマイクロ波イメージングシステム内の照射システム。
  4. マイクロ波イメージングシステム(10)であって、
    複数のアンテナ素子(80)を含むアンテナアレイ(50)であって、該アンテナ素子(80)はそれぞれ、物体(150)に関連する目標物(155)との間でマイクロ波照射を誘導するための個々の方向係数をプログラミングされることができ、該アンテナアレイ(50)は、疎な幾何学的配列に配列され、該アンテナアレイ(50)の相補的なサブアレイパターン(90a及び90b)を形成する、前記アンテナ素子(80)のサブアレイ(60)を含む、アンテナアレイと、
    マイクロ波照射を与え、前記アンテナアレイ(50)の前記相補的なサブアレイパターン(90a及び90b)を照射し、該アンテナアレイ(50)の該相補的なサブアレイパターン(90a及び90b)から前記目標物(155)によって反射される反射マイクロ波照射を受信し、第1のモードにおいて第1の受信信号(170)を生成し、第2のモードにおいて第2の受信信号(175)を生成するように動作することができる照射システム(100)と、
    前記物体(150)のマイクロ波画像内の前記目標物(155)に関連する値を、前記第1の受信信号(170)及び前記第2の受信信号(175)の線形結合として判定するように動作することができるプロセッサ(110)と、
    を備える、マイクロ波イメージングシステム。
  5. 前記照射システム(100)は、前記アンテナアレイ(50)の前記相補的なサブアレイパターン(90a及び90b)の両方に照射し、該アンテナアレイ(50)の該相補的なサブアレイパターン(90a及び90b)の両方から前記目標物(155)によって反射される反射マイクロ波照射を受信し、前記第1の受信信号(170)を生成するように動作することができ、
    前記照射システム(100)は、さらに、前記アンテナアレイ(50)の前記相補的なサブアレイパターンのうちの第1のパターン(90a)を照射するように前記マイクロ波照射を与え、前記アンテナアレイ(50)の前記相補的なサブアレイパターンのうちの第2のパターン(90b)から前記反射マイクロ波照射を受信して、前記第2の受信信号(175)を生成するように動作することができる、請求項4に記載のマイクロ波イメージングシステム。
  6. 前記相補的なサブアレイパターン(90a及び90b)内の前記アンテナ素子(80)の各々は、前記第1のモードにおいて前記目標物(155)から前記照射システム(100)に向かってマイクロ波照射を誘導するための個々の第1の方向係数をプログラミングされ、前記相補的なサブアレイパターンのうちの一方(90a若しくは90b)の前記アンテナ素子(80)の各々は、前記第2のモードにおいて前記個々の第1の方向係数に対して反転された個々の第2の方向係数をプログラミングされる、請求項4に記載のマイクロ波イメージングシステム。
  7. 前記プロセッサ(110)は、前記第1の受信信号(170)及び前記第2の受信信号(175)を概ね同時に受信するようにさらに動作することができ、前記照射システム(100)は、前記反射マイクロ波照射を受信し、前記第2のモードにおいて前記第2の受信信号(175)を生成し、且つ前記第1のモードにおいて前記第1の受信信号(170)のうちの第1の部分を生成するように接続される第1の受信機(135a)を備え、前記照射システム(100)は、前記反射マイクロ波照射を受信し、前記第1のモードにおいて前記第1の受信信号(170)の第2の部分を生成するように接続される第2の受信機(135b)をさらに備え、前記プロセッサ(110)は、前記第1の受信信号(170)の前記第1の部分、該第1の受信信号(170)の前記第2の部分及び前記第2の受信信号(175)のデジタル乗算及び加算を実行して、前記値を判定するようにさらに動作することができる、請求項4に記載のマイクロ波イメージングシステム。
  8. 前記第1の受信信号(170)及び前記第2の受信信号(175)は、メイン走査ローブ及び1つ又は複数のサイドローブを記述する複素信号であり、前記プロセッサ(110)は、前記第1の受信信号(170)と第1の複素乗数との積と、前記第2の受信信号(175)と第2の複素乗数の積とを加算して、前記メイン走査ローブを建設的に高め、前記1つ又は複数のサイドローブを破壊的に相殺するようにさらに動作することができ、前記第1の複素乗数及び前記第2の複素乗数は前記疎な幾何学的配列の関数として選択される、請求項4に記載のマイクロ波イメージングシステム。
  9. 物体(150)のマイクロ波画像を取得するための方法であって、
    前記物体(150)に関連する目標物(155)との間でマイクロ波照射を誘導するための複数のアンテナ素子(80)を含むアンテナアレイ(50)を配設するステップ(1510)であって、該アンテナアレイ(50)は、疎な幾何学的配列に配列され、該アンテナアレイ(50)の相補的なサブアレイパターン(90a及び90b)を形成する、前記アンテナ素子(80)のサブアレイ(60)を含む、ステップと、
    前記アンテナアレイ(50)の前記相補的なサブアレイパターン(90a及び90b)の両方を照射するステップ(1520)であって、該照射によって、前記マイクロ波照射の第1の送信ビーム(20)を前記目標物(155)に向かって誘導する、ステップと、
    前記目標物(155)によって反射される反射マイクロ波照射の第1の反射ビーム(40)を前記アンテナアレイ(50)の前記相補的なサブアレイパターン(90a及び90b)の両方から受信するステップ(1530)であって、それによって、第1のモードにおいて第1の受信信号(170)を生成する、ステップと、
    前記アンテナアレイ(50)の前記相補的なサブアレイパターンのうちの第1のパターン(90a)に照射するステップ(1540)であって、該照射によって、前記マイクロ波照射の第2の送信ビーム(30)を前記目標物(155)に向かって誘導する、ステップと、
    前記反射マイクロ波照射の第2の反射ビーム(70)を前記アンテナアレイ(50)の前記相補的なサブアレイパターンの第2のパターン(90b)から受信するステップ(1550)であって、該受信によって、第2のモードにおいて第2の受信信号(175)を生成する、ステップと、及び
    前記目標物(155)から反射される前記反射マイクロ波照射の強度を、前記第1の受信信号(170)及び前記第2の受信信号(175)の線形結合として判定するステップと(1560)、
    を含む、物体のマイクロ波画像を取得するための方法。
  10. 前記第1の受信信号(170)及び前記第2の受信信号(175)は、メイン走査ローブ及び1つ又は複数のサイドローブを記述する複素信号であり、前記判定すること(1560)は、
    前記第1の受信信号(170)と第1の複素乗数との積と、前記第2の受信信号(175)と第2の複素乗数の積とを加算することであって、それによって、前記メイン走査ローブを建設的に高め、前記1つ又は複数のサイドローブを破壊的に相殺する、加算すること
    をさらに含む、請求項9に記載の物体のマイクロ波画像を取得するための方法。

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