JP2007023413A - スポーツ用手袋 - Google Patents

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Abstract

【課題】
野球、ソフトボール、ゴルフ、ホッケーなど、主に把持物を把持しながら運動するスポーツにおいて使用され、手首部分の締め付け感及び/又は手とのフィット感を向上させると共に、各スポーツにおける手首関節の運動に対応するスポーツ用手袋を提供すること。
【解決手段】
挿入口の小指側に切り込みが設けられた手袋本体と、前記手袋本体のリスト部に固定されたインナーベルト及びオーバーベルトからなり、手袋本体甲側に固定された自在係止具と各ベルトに固定された自在係止具とで引き締めながら係止する。それにより、手首の周囲をしっかりとフィットさせることができ、また手首尺側の側面部分のベルトが二重構造をなすことによってその部分が強化されることから、手首関節を中間位に保ちやすくなり、手首関節の素早い運動に対応することが可能となる。
【選択図】 図8

Description

本発明は、野球、ソフトボール、ゴルフ、ホッケーなど、主に把持物を把持しながら運動するスポーツにおいて使用され、各スポーツにおける手首関節の運動に対応するスポーツ用手袋に関する。
従来から、野球、ソフトボール、ゴルフ等スポーツ用の手袋において、リスト部分や手の甲又は手のひら部分など、確実な締め付けや手とのフィット感の向上のための工夫が種々提案されてきた。
例えば、特表平8−505558号公報(図2〜図5)に記載の手袋については、手首部の閉鎖手段として、リスト部分の外周面に2つの帯をそれぞれ装着し、前記外周面に取り付けられた面ファスナーによってそれぞれ重なるように係止することにより、この二重の帯が常に手袋のぴったりと確実な閉鎖を確実にするものとしている。
また、米国特許第6,199,211号明細書に記載のサポーターは、まずオーバーフラップで手首部分及び前腕部分を巻き締めて面ファスナーで固定し、さらに弾力性を有したバンドで前記オーバーフラップの外周面を巻き締めることによって、その巻き締め力を調節しながらしっかりと手首部分及び前腕部分を締めることができるとしている。
また、意匠登録第302895号公報(類似4)に記載の手袋は、挿入口小指側に切り込みが設けられて、掌側切り込み端近傍に並列された2つのベルトが取り付けられ、挿入口側に取り付けられたベルトは手首部甲側に備えられた係止具とで手首部の締め付け調整を、もう一つのベルトは親指と人差し指の叉方向に取り付けられた掛け具で折り返して手の周囲の締め付け調整を行おうとしている。
また、実公昭53−17892号公報に記載のゴルフ用手袋は、掌部下縁に縫着したゴムバンドを掌部及び甲部から手首にかけての扁平逆円錐面に密着するよう山型に切り欠いた甲部下端に沿って縫着し、山型切欠部の頂部に切り込みを設けて一側縁にファスナー舌片の一端を固定し、切り込み他側の甲部にファスナー片を固定することにより、ゴムバンドの引張力によって、手袋下部を完全にフィットさせ、手首上面を圧迫しないで手首のコックを容易に行うことができるものとしている。
さらに、特開平9−327543号公報に記載の手袋は、掌本体の一端に甲本体が一体的に形成され、前記掌本体の他端に、小指甲片付き小指甲体が一体的に形成され、前記甲本体の上半分端縁縫代と前記小指甲体の上半分端縁縫代は互いに縫製されることにより、ゴルフクラブのグリップを強く握っても、手袋の裏側に突出している縫代が、使用者に違和感を与えることがないものとしている。
しかしながら、特表平8−505558号公報(図2〜図5)に記載の手袋においては、2つの帯で環状形の手首部を締めるためにその締めた一部分に皺が生じ、その皺が手首にくい込んで圧迫し、その使用者に不快感を抱かせることになってしまう。また、米国特許第6,199,211号明細書に記載の手袋についても、手首部分及び前腕部分をオーバーフラップで巻き締めた上に、弾力性を有したバンドでオーバーフラップの大半の外周を巻き締める構造のため、手首及び前腕がほぼ固定された状態になり、その関節運動が行い難いものとなってしまい、スポーツ用の手袋に適するものとはいえない。
また、意匠登録第302895号公報(類似4)に記載の手袋においては、掌側切り込み端近傍に並列された2つのベルトによって、手首部分と手の周囲の締め付けが行えるものであるが、このような構造であると、そのベルトの引っ張りが小指の側面部に集中することとなり、把持物を強く握る時に小指の掌指球部分が脹らむことから、小指の側面部に突っ張り感が増幅し、その使用者に不快感を抱かせることになってしまう。
また、実公昭53−17892号公報に記載のゴルフ用手袋は、前記のような形状にすることによって手袋下部を完全にフィットさせ、手首上面を圧迫しないで手首のコックを容易に行うことができるものの、逆の効果として手首関節に不安定さが生じる恐れがある。
また、特開平9−327543号公報に記載の手袋は、手袋の甲側に設けられたスリットを両サイドの面ファスナーにて締めることにより手にフィットさせる構造となっているが、その使用者が手にフィットするよう面ファスナーの係止位置を調節した後にゴルフクラブのグリップを強く握ることによって、小指の端肉が張り出しによる突っ張り感が生じるのであって、いくら縫代位置を変更してもこの突っ張り感の解消するには到らないといわざるを得ない。
このように、従来の技術においては、これら手袋を手に装着したときの静的な締め付けやフィット感については考慮されてはいるものの、スポーツを行う際の手首関節の屈伸・内外転運動及び前腕の回内・回外運動や、把持物を把持したときに生じる手の形状の変化といった動的な動きに対処することが考慮されておらず、必ずしも有効なスポーツ用手袋の提案とは成り得ていないというのが問題点であった。
特表平8−505558号公報(図2〜図5) 米国特許第6,199,211号明細書 意匠登録第302895号公報(類似4) 実公昭53−17892号公報 特開平9−327543号公報
ここで、手首関節を中心に上肢の構成及び運動特性を簡単に説明すると、まず上肢は上腕、前腕及び手の部分に大別され、各接続部分で関節を形成する。上腕の上腕骨と前腕の橈骨及び尺骨とで肘関節を形成し、前腕の橈骨及び尺骨の両端で上橈尺関節と下橈尺関節を形成し、前腕の橈骨遠位端と手の手根骨近位列とで橈骨手根関節を、手根骨の近位列及び遠位列間で手根中央関節をなして、手首関節を形成する。尚、橈骨側(親指側)を橈側、尺骨側(小指側)を尺側という。
各関節はその構成によって、それぞれ特徴をもった関節運動を行うことができ、肘関節では屈曲・伸展運動を、上・下橈尺関節では前腕の回内・回外運動を、橈骨手根関節及び手根中央関節の手首関節では内転・外転(尺屈・橈屈)運動及び屈曲・伸展運動をそれぞれ行うことができる。
前記関節運動を可能とするために、筋がそれぞれの関節を跨いで各骨に付着し、筋の収縮によって関節運動がなされる。そして、一方向の関節運動は、その運動に対して主動的に働く主動筋とそれに協力的に働くいくつかの共同筋の働きで行われ、この一方向の運動を司る主動筋とは反対方向に働くいくつかの拮抗筋が必ず対応している。例えば、手首関節を屈曲させる場合は尺側手根屈筋と橈側手根屈筋が共同して主動的に働き、長橈側手根伸筋、短橈側手根伸筋、尺側手根伸筋が拮抗筋としての働きをする。
また、いくつかの関節を跨いで付着する多関節筋と呼ばれる筋は、一つの関節運動の働きだけではなく、その他の関節に対して補助的な働きをしてその関節運動に影響を及ぼす。例えば、長母指外転筋は、手根と母指を橈側に外転させることが主な働きであるが、回外筋や上腕二頭筋等と共に協力して前腕の回外運動を助ける働きをも担う。
また、その付着が手の中に収まっている内在筋のうち、小指の基節を屈曲、外転或いは母指と対立させる働きをする短小指屈筋、小指外転筋及び小指対立筋を総称して小指球筋と呼び、手のひらの小指側土手の小指球と呼ばれる脹らみを形成する。
さらに、8つの手根骨は手首関節運動を行う際、それぞれ互いにずれながら可動しており、手首関節外転時には手根骨近位列は掌屈し内転時には背屈する。また、橈骨及び手根骨の月状骨並びに有頭骨との関係は、有頭骨の軸が橈骨軸よりやや背側にずれており、月状骨の橈骨関節面の曲率中心と有頭骨関節面のそれとも異なっている。そのため、月状骨が軽度掌屈位にておいて安定し、背屈位においては軸圧に対して不安定となる。また、橈骨手根関節において、橈骨の遠位端が内側及び尺側方向に傾斜をなしており、筋が弛緩している状態では、手根骨は屈曲・内転位に滑りやすくなる。(以上図19〜図22参照)
このように、上肢運動、特に前腕及び手首関節周辺の動きは、各骨の構成や各筋の走行によって、様々な運動特性を有しており、スポーツ時においては手首の激しい運動を伴うことから、手袋を手に装着しても手首関節運動等の妨げにならず、また同時に形状の異なる手や手首の部分にいかにフィットさせるかがスポーツ用の手袋に求められるものである。そして、特に把持物を把持する時に使用する手袋においては、しっかりと把持する時の手の変化にも対応できるものが、スポーツ用手袋として真に求められるものである。
そこで、本発明においては、手首部分の締め付け感及び/又は手とのフィット感の向上を行うと共に、スポーツを行う際の手首関節の屈伸・内外転運動及び前腕の回内・回外運動や、把持物を把持したときに生じる手の形状の変化といった動的な動きにも対応できることを成し遂げようとするものである。
よって本発明の目的は、野球、ソフトボール、ゴルフ、ホッケーなど、主に把持物を把持しながら運動するスポーツにおいて使用され、手首部分の締め付け感及び/又は手とのフィット感を向上させると共に、各スポーツにおける手首関節の運動に対応するスポーツ用手袋を提供することにある。
本課題を解決するためのひとつとしては、挿入口の小指側に設けられた切り込みで区切られ、甲側切り込み端から掌側切り込み端まで手首を周回するリスト部を備えた手袋本体と、前記手袋本体リスト部の甲側外周面に備えられたリスト部側自在係止具と、一方の端部に前記リスト部側自在係止具と対偶をなすインナーベルト側自在係止具が備えられ、他方の端部が前記手袋本体リスト部の掌側内周面に固定されたインナーベルトと、前記リスト部側自在係止具と対偶をなすオーバーベルト側自在係止具が備えられ、端部が前記手袋本体リスト部の掌側切り込み端近傍に固定されたオーバーベルトとからなることにより解決されるものである。
前記スポーツ用手袋を手に装着し、まず手袋本体リスト部の掌側内周面に固定されたインナーベルトを、切り込みを通してリスト部の甲側外周側に引き締めながら係止することにより、手首部分の周囲を近位・遠位方向の歪み少なく巻き締めることができる。次にオーバーベルトをインナーベルトの外側を被せながらリスト部の甲側外周側に係止することにより、リスト部のベルトによる引っ張りが掌側の尺側に集中せず橈側にも分散することが可能となり、引っ張り力の偏りが少なく手首の周囲をしっかりと巻き締めることができると共に、手袋のリスト部及びその周辺の部分を手首及び手にフィットさせることができるものである。また、手首尺側の側面部分のベルトが二重構造をなしてその部分が強化されることから、手首関節を内転・外転方向の中間位に保つやすくなるよう作用する。
また別の手段として、挿入口の小指側に設けられた切り込みで区切られ、甲側切り込み端から掌側切り込み端まで手首を周回するリスト部を備えた手袋本体と、前記手袋本体リスト部の甲側外周面に備えられたリスト部側自在係止具と、一方の端部に前記リスト部側自在係止具と対偶をなすインナーベルト側自在係止具が備えられ、他方の端部が前記手袋本体リスト部の掌側内周面に固定された第1インナーベルトと、一方の端部が前記第1インナーベルトの中間部に固定され、他方の端部が前記手袋本体リスト部の掌側内周面に固定された第2インナーベルトと、前記リスト部側自在係止具と対偶をなすオーバーベルト側自在係止具が備えられ、端部が前記手袋本体リスト部の掌側切り込み端近傍に固定されたオーバーベルトとからなることにより解決されるものである。
この手段によると、第1と第2インナーベルトを設けることによって、前記インナーベルト単独だけの働きを更に確実なものとなし、手首部分の外周を真っ直ぐに巻き締める働きをする。そして、オーバーベルトと共同で前記作用に加え、手首関節を屈曲・伸展方向の中間位に保つやすくなるよう作用する。
また別の手段として、手の甲側の挿入口に切り込みが設けられ、前記切り込み両側の手甲小指側部及び手甲親指側部を含む手甲部と手のひらの小指球に対応した小指球部を含む手掌部とを有した手袋本体と、前記手袋本体の手甲親指側部の表面に備えられた手甲部側自在係止具と、一方の端部に前記手甲部側自在係止具と対偶をなすインナー片側自在係止具が備えられ、他方の端部が前記手袋本体の手甲小指側部又は小指球部の裏面に固定された第1インナー片と、一方の端部が前記第1インナー片の中間部に固定され、他方の端部が前記手袋本体の手甲小指側部又は小指球部の裏面に固定された第2インナー片と、前記手甲部側自在係止具と対偶をなすオーバー舌状片側自在係止具が備えられ、端部が前記手袋本体手甲部の小指側切り込み端近傍に固定されたオーバー舌状片とからなることにより解決されるものである。
この手段によると、前記スポーツ用手袋を手に装着し、まず手袋本体の手甲小指側部又は小指球部の裏面に固定された第1インナー片を、切り込みを通して手甲親指側部の表面に引き締めながら係止することにより、第1及び第2インナー片によって手の周囲を引き締める働きをし、同時に第1インナー片と第2インナー片との間、つまりは小指球に該当する側面部の引っ張り力がやや緩和されるように働く。この働きによって、手とのフィット感を保ちながら、把持物を強く握ったときの小指球の脹らみにも対応することができる。次に手袋本体手甲部の小指側切り込み端近傍に固定されたオーバー舌状片を手甲親指側部の表面に係止することにより、切り込み端両側の接続をより確実なものとし、手とのフィット感及び安定感を付与するように作用する。
また別の手段として、前記第1インナーベルトと第2インナーベルト又は、第1インナー片と第2インナー片とが一体で成形されることによっても解決される。
この手段によると、第1インナーベルトと第2インナーベルトとの間又は、第1インナー片と第2インナー片との間の引っ張り力がより確実に伝達されることとなる。
本発明によれば、手袋本体とインナーベルト及びオーバーベルト若しくは、手袋本体とインナー片及びオーバー舌状片とによって、二重構造又は三重構造をなすことにより、手首部分の締め付け感及び/又は手とのフィット感を向上させることができ、スポーツをする使用者にとっては安定感が増すことになり、よりプレイに集中することがでるようになるという効果を生み出すものである。
さらに、手首関節を中間位に保ちやすくなることで、各スポーツの様々な手の動きにもスムーズに対応することができるようになり、また小指球の形状の変化に対して突っ張り感が生じず、しっかりと把持物を把持できるようになることから、そのプレイの技術の向上という効果をもたらすものである。
また更には、手首関節や前腕部の上肢運動が効率よくスムーズに行えるように成ることにより、関節の運動連鎖によって全身運動においても柔軟性が向上し、より高度な運動パフォーマンスを行うことができるという効果を、本発明のスポーツ用手袋は生み出すことができる。
以下、図1〜図18を用いて本発明の実施の形態について説明する。
まず、図1〜図5を用いて実施例1について説明をする。図1は手袋本体01を甲側から見た斜視図であり、図2は本実施例のスポーツ用手袋10を甲側から表した斜視図である。図3はスポーツ用手袋10の各ベルトの閉じ方を示した図で、(A)及び(B)はスポーツ用手袋10の各ベルトをリスト部01a甲側外周に係止する様子を表した図である。図4はスポーツ用手袋10を装着し、ベルトを閉じた状態を甲側から表した斜視図であり、図5は図4のY−Y断面図である。
図1で示すように手袋本体01は、挿入口の小指側に切り込みが設けられ、甲側切り込み端から掌側切り込み端まで手首を周回するリスト部01aを備えている。切り込みの長さは手袋本体01のサイズにもよるが、挿入口縁より4cm程度〜10cm程度とし、好ましくは5cm程度〜8cm程度の範囲でサイズに合わせて適宜決めれば良い。
手袋本体01の主要な素材として、天然皮革、合成皮革又は人工皮革が挙げられるが、天然繊維及び/又は合成繊維からなる編み地又は織り地、ウレタンやシリコン等の合成樹脂又は天然若しくは合成ゴム等を部分的に使用してデザイン性を向上させても良く、甲側の手指関節に位置する部分に伸縮性を有する素材を用いて、当該関節を屈曲させやすくさせるようにしても良い。またリスト部01aは、天然繊維及び/又は合成繊維の編み地にゴム糸やスパンデックス等の弾性糸を加えるなどして伸縮性を有した素材を用いるのが好ましい。また、手袋本体01の各パーツは縫製によって形成されるが、素材により部分的に接着、粘着、熱圧着又は熱融着などの方法によって形成されたものでも差し支えない。
そして、図2によって表されるように、前記手袋本体01のリスト部01aの甲側外周にリスト部側自在係止具10aとして面ファスナーの雌・雄が固定され、リスト部01aの掌側内周面には、一方の端部にリスト部側自在係止具10aと対偶をなす面ファスナー10bの雄が固定されたインナーベルト10cの他方の端部が、リスト部01aの掌側切り込み端近傍には、リスト部側自在係止具10aと対偶をなす面ファスナー10dの雌が固定されたオーバーベルト10eの端部がそれぞれ縫着されている。尚、各ベルトとリスト部01a又は面ファスナーとの固定方法は縫着とするが、その他接着、粘着、熱圧着又は熱融着などの方法で差し支えない場合は、それらの方法でも構わない。
前記のように各自在係止具を利用しやすい面ファスナーとしているが、ホックや粘着等の方法によっても差し支えない。また、本実施例においては、それぞれの係止具の関係を解りやすく表すためにリスト部01a側の面ファスナーを雌・雄と分けているが、どちらかの一方だけであっても一向に差し支えない。また、製造工程の中で、インナーベルト10c又はオーバーベルト10eと面ファスナーが一体的に製造されていても良い。
インナーベルト10c及びオーバーベルト10eの形状は略帯状としているが、その形態をデザインのための変形や端部の隅切り・丸めを行っても一向に差し支えない。そして、それらの長さは手袋本体01のサイズにもよるが、インナーベルト10cは4cm程度〜12cm程度の範囲でサイズに合わせて適宜決めれば良く、オーバーベルト10eにおいても4cm程度〜10cm程度の範囲でサイズに合わせて適宜決めれば良い。また幅は、インナーベルト10c及びオーバーベルト10eとも1cm程度〜6cm程度とする。またそれらの厚みは手首運動を考慮して0.5cm程度までの範囲で適宜決めれば良い。
また、インナーベルト10c及びオーバーベルト10eの素材は、天然皮革、合成皮革及び人工皮革の他、天然繊維及び/又は合成繊維からなる編み地又は織り地、シリコン・ウレタン・塩化ビニルなどの合成樹脂、天然ゴム、合成ゴムなど手首を巻き締めるのに差し支えない程度の剛軟性を有するものであれば良い。
このように構成された本実施例のスポーツ用手袋10は図3(A)に示すように、まずインナーベルト10cを、切り込みを通してリスト部01a甲側外周の面ファスナー10aに係止する。このリスト部01aの掌側内周面に固定されたインナーベルト10cがリスト部01a甲側外周に係止される際、その間手袋本体01リスト部01a以外の生地とは接触しないため、その生地からの引っ張りの干渉を受けることがなく、手首部分の周囲を近位・遠位方向の歪み少なく巻き締めることができることになる。そして図3(B)に示すようにオーバーベルト10eをインナーベルト10cの外側を被せながらリスト部01aの甲側外周の面ファスナー10aに係止することにより、手首尺側の側面部分のベルトが二重構造をなすことになりその部分が強化されることから、手首関節を内転・外転方向の中間位に保ちやすくなるよう作用することになる。
そして、図5で表されるように、手に装着された本実施例のスポーツ用手袋10は、リスト部01aのベルトによる引っ張りが掌側の尺側に集中せず橈側にも分散することができ、張力の偏りが少なく手首の周囲をしっかりと巻き締めることができることになる。そして、手袋本体01のリスト部01a及びその周辺の部分を手首及び手にフィットさせることができることとなる。また、図4で表されるように、インナーベルト10cを見せることによってデザイン性が出てくることにもなる。
以上のように本実施例のスポーツ用手袋10においては、手首関節を内転・外転方向の中間位に保ちやすくなるように作用することから、つまり手首関節をニュートラルポジションに保ちやすくなることから、激しい手首関節のポジション変化を要する運動にも素早く対応できることになる。従って、これら作用を有する本実施例のスポーツ用手袋10は、主に野球の守備用手袋、ホッケーのスティック把持又はテニス若しくはバトミントンのラケット把持等の激しい手首関節運動の変化を伴う各種スポーツにその効果を発揮するものである。
次に実施例2について図1及び図6〜図9を用いて説明する。図1は実施例1と同じく手袋本体01を甲側から見た斜視図であり、図6は本実施例のスポーツ用手袋20の特徴を甲側から表した斜視図である。図7はスポーツ用手袋20の各ベルトの閉じ方を示した図で、(A)及び(B)はスポーツ用手袋20の各ベルトをリスト部01a甲側外周に係止する様子を表した図である。図8はスポーツ用手袋20を装着し、ベルトを閉じた状態を甲側から表した斜視図であり、図9は図8のY−Y断面図である。
本実施例の特徴は、第1及び第2インナーベルト20c及び20dを有することである。図6に表されているように、第1インナーベルト20cの一方の端部に手袋本体01のリスト部側自在係止具20aと対偶をなす面ファスナー20bの雌が固定され、同ベルト20cの中間部に第2インナーベルト20dの一方の端部が固定されて、第1及び第2インナーベルト20c及び20dの他方の端部が手袋本体01リスト部01aの掌側内周面にそれぞれ縫着されている。そして、リスト部01aの掌側切り込み端近傍には、リスト部側自在係止具20aと対偶をなす面ファスナー20eの雌が固定されたオーバーベルト20fが縫着されている。
手袋本体01は図1よって表され、その素材は実施例1に準ずるものとし、オーバーベルト20fの素材及び形状及び各自在係止具についても実施例1に準ずるものとする。また、インナーベルトの素材は第1及び第2インナーベルト20c及び20dとも実施例1に準じ、その形状は略帯状とする。が、その形態をデザインのための変形や端部の隅切り・丸めを行っても一向に差し支えない。そして、第1及び第2インナーベルト20c及び20dの長さは手袋本体01のサイズにもよるが、それぞれ3cm程度〜10cm程度とし、第2インナーベルト20dを第1インナーベルト20cに固定した状態の総延長で、4cm程度〜12cm程度の範囲で手袋本体01のサイズに合わせて適宜決めれば良い。また、幅及び厚みは実施例1に準ずれば良いものとする。
また、第1及び第2インナーベルト20c及び20dの構成は、第2インナーベルト20dのリスト部01a掌側内周への固定部が、第1インナーベルト20cのそれへの固定部より掌側切り込み端側となるよう第2インナーベルト20dの一方の端部を、第1インナーベルト20cの中間部に固定した構成としても良いが、好ましくは図6及び図9で表されているように、第1インナーベルト20cのリスト部01a掌側内周への固定部が、第2インナーベルト20dのそれへの固定部より掌側切り込み端側となるよう構成する方が望ましい。尚、インナーベルト同士の固定方法は、その素材により縫着、接着、粘着、熱圧着又は熱融着などの方法とすれば良い。
このように構成された本実施例のスポーツ用手袋20は図7(A)に示すように、まず第1インナーベルト20cを、切り込みを通してリスト部01a甲側外周の面ファスナー20aに係止する。このリスト部01aの掌側内周面に固定された第1インナーベルト20cがリスト部01a甲側外周に係止される際、実施例1と同様にその間手袋本体01リスト部01a以外の生地とは接触しないため、その生地からの引っ張りの干渉を受けることがなく、そして第1及び第2インナーベルト20c及び20dを擁する構成とすることによって、実施例1よりも更に手首部分の外周を真っ直ぐに巻き締めることができることになる。そして図7(B)に示すようにオーバーベルト20fを第1インナーベルト20cの外側を被せながらリスト部01aの甲側外周の面ファスナー20aに係止することにより、手首尺側の側面部分のベルトが二重構造をなすことになりその部分が強化されることから、手首関節を内転・外転方向の中間位に保ちやすくなるよう作用することになると共に、第1及び第2インナーベルト20c及び20dを設けることによって、手首関節を屈曲・伸展方向の中間位に保ちやすくなるよう作用することになる。
そして、図9で表されるように、手に装着された本実施例のスポーツ用手袋20についても、リスト部01aのベルトによる引っ張りが掌側の尺側に集中せず橈側にも分散することができ、張力の偏りが少なく手首の周囲をしっかりと巻き締めることができることになり、手袋本体01のリスト部01a及びその周辺の部分を手首及び手にしっかりとフィットさせることができることになる。
また、本実施例の効果についても実施例1と同様に、手首関節を内転・外転方向及び屈曲・伸展方向の中間位に保ちやすくなるよう作用することから、つまり手首関節をニュートラルポジションに保ちやすくなることから、激しい手首関節のポジション変化を要する運動にも素早く対応できることになる。従って、これら作用を有する本実施例のスポーツ用手袋20は、主にパワーと素早い手首関節運動の変化に対応しなければならない野球のバッティング用手袋として、その効果を充分に発揮されるものである。
次に実施例3について図10〜図15を用いて説明する。図10及び図11は手袋本体03の甲側及び掌側を表した平面図であり、図12は本実施例のスポーツ用手袋30の特徴を甲側から表した斜視図である。図13は本実施例におけるスポーツ用手袋30の第1インナー片30c及びオーバー舌状片30fの閉じ方を示した図で、(A)は第1インナー片30cを(B)はオーバー舌状片30fを係止する様子を表した図である。図14はスポーツ用手袋30の第1インナー片30cを閉じた状態を甲側から表した平面図であり、図15はスポーツ用手袋30を装着し、第1インナー片30c及びオーバー舌状片30fを閉じた状態を甲側から表した斜視図であり、図16は図15のY−Y断面図である。
図10及び図11で示すように手袋本体03は、手の甲側の挿入口に切り込みが設けられ、前記切り込み両側の手甲小指側部03a及び手甲親指側部03bを含む手甲部031と手のひらの小指球に対応した小指球部03cを含む手掌部032とを有している。切り込みの長さは手袋本体03のサイズにもよるが、挿入口縁より4cm程度〜10cm程度とし、好ましくは5cm程度〜8cm程度の範囲でサイズに合わせて適宜決めれば良い。
手袋本体03の主要な素材として、天然皮革、合成皮革又は人工皮革が挙げられるが、合成繊維などからなる編み地又は織り地、ウレタンやシリコン等の合成樹脂又は天然若しくは合成ゴム等を部分的に使用してデザイン性を向上させても良く、甲側の手指関節に位置する部分に伸縮性を有する素材を用いて、当該関節を屈曲させやすくさせても良い。また、手首部分やナックル部分などの裏側にゴムバンドを当ててシャーリングを施し、伸縮性を持たせても良い。また、手袋本体03の各パーツは縫製によって形成されるが、素材により部分的に接着、粘着、熱圧着又は熱融着などの方法によって形成されたものでも差し支えない。
そして、図12によって表されるように、手袋本体03の手甲親指側部03bの表面に手甲部側自在係止具30aとして面ファスナーの雄が固定され、同手袋本体03の手甲小指側部03aの裏面には、一方の端部に前記手甲部側自在係止具30aと対偶をなす面ファスナー30bの雌が固定された第1インナー片30cが縫着され、前記第1インナー片の30c中間部に第2インナー片30dの一方の端部が固定されて、第1インナー片30cの他方の端部が前記手袋本体の手甲小指側部03aの裏面に、第2インナー片30dの他方の端部が同手袋本体03の小指球部03cの裏面にそれぞれ縫着されている。そして、前記手袋本体03手甲部031の小指側切り込み端近傍には、前記手甲部側自在係止具30aと対偶をなす面ファスナー30eの雌が固定されたオーバー舌状片30fが逢着されている。尚、第1及び第2インナー片30c及び30d同士、各インナー片又はオーバー舌状片30fと手袋本体03若しくは各面ファスナーとの固定方法は縫着とするが、その他接着、粘着、熱圧着又は熱融着などの方法で差し支えない場合は、それらの方法を用いても構わない。
前記のように各自在係止具を利用しやすい面ファスナーとしているが、ホックや粘着等の方法によっても差し支えない。また、製造工程の中で、各インナー片又はオーバー舌状片30fと各面ファスナーが一体的に製造されていても良い。
また、第1及び第2インナー片30c及び30dの構成は、第2インナー片30dの手袋本体03への固定部が、第1インナー片30cの手袋本体03への固定部より小指側切り込み端側となるよう第2インナー片30dの一方の端部を、第1インナー片30cの中間部に固定した構成としても良いが、図12及び図16に表されているように、第1インナー片30cの手袋本体03への固定部が、第2インナー片30dの手袋本体03への固定部より小指側切り込み端側となるよう構成する方が望ましい。
第1及び第2インナー片30c及び30dの素材は、天然皮革、合成皮革又は人工皮革の手袋本体の共布を使用すれば良いが、天然繊維及び/又は合成繊維からなる編み地又は織り地、シリコン・ウレタン・塩化ビニルなどの合成樹脂、天然ゴム、合成ゴムなど手を巻き締めるのに差し支えない程度の剛軟性を有するものであれば差し支えない。またその形状は、切り込みの部分を通すことができ、手甲小指側部03aや小指球部03cに該当する程度の大きさであれば良く、切り込み方向の長さは3cm程度〜6cm程度までが好ましい。また、手の周方向の長さは第1インナー片で3cm程度〜8cm程度、第1インナー片で3cm程度〜12cm程度の範囲で手袋本体03の大きさに合わせて適宜決めれば良い。
オーバー舌状片30fの素材はウレタン・塩化ビニルなどの合成樹脂製が望ましいが、その他天然皮革、合成皮革及び人工皮革、天然繊維及び/又は合成繊維からなる編み地又は織り地、天然ゴム、合成ゴムなどであっても差し支えない。また、その形状は手袋本体03の手甲親指側部03bの範囲内に納まるようにすればよく、剛軟性やデザイン性を考慮して決めれば差し支えない。
このように構成された本実施例のスポーツ用手袋30は図13(A)及び図14に示すように、まず第1インナー片30cを、切り込みを通して手甲親指側部03bの面ファスナー30aに係止する。この時、第1及び第2インナー片30c及び30dによって手の周囲を引き締めると共に、第1インナー片30cと第2インナー片30dとの間、つまりは手袋本体03の側面部の引っ張りがやや緩和されるようになる。これは第1インナー片30cを引き締める際、手袋本体03の小指側切り込み端に近い方の生地にその張力が掛かり、その張力の掛かり具合によってほぼ同時に、第1インナー片30cの中間部に固定された第2インナー片30dにその張力が伝わり、そして第2インナー片30dが固定された部分の手袋本体03の生地を引っ張ることによるものである。
このように本実施例のスポーツ用手袋30の特徴である前記構成及び働きによって、手とのフィット感を保ちながら、把持物を強く握ったときの小指球の脹らみにも対応することができることになる。そして図13(B)及び図16に示すように、手袋本体03手甲部031の小指側切り込み端近傍に固定されたオーバー舌状片30fを手甲親指側部03bの面ファスナー30aに係止することにより、切り込み端両側の接続をより確実なものとし、手とのフィット感及び安定感をなお一層付与するように作用することになる。
しかし、前記のように第1及び第2インナー片30c及び30dを設けることによって、スポーツ用手袋30の切り込み両端部を引き締めて開閉する操作の手間が増えることになる。そこで図15に表されているように、第1インナー片30cの端をオーバー舌状片30fよりもはみ出るようにその長さを調節する。そして、開けるときにはその第1インナー片30cの端引っ張ることによって一度で済むようにすれば、前記手間の半分が解消されることになる。尚、オーバー舌状片30fのオーバー舌状片側自在係止具30eが手袋本体03の手甲部側自在係止具30aと係止できるよう第1インナー片30cの形状を考慮しなければならない。
本実施例のスポーツ用手袋30においては、把持物を強く握ったときの小指球の脹らみに対応することができることから、把持物を深くしっかりと握ることが可能となり、細めの把持物を握るスポーツに有効であり、主にゴルフ用の手袋としてその効果を発揮するものである。
次に実施例4について図17及び図18を用いて説明する。図17は本実施例のスポーツ用手袋40を手に装着した時の甲側を表した斜視図であり、図18は図17のY−Y断面を表した図である。
本実施例は、実施例2の第1インナーベルト20cと第2インナーベルト20dとが一体で成形されたインナーベルト40cを有することを特徴とする。その素材はシリコン・ウレタン・塩化ビニルなどの合成樹脂、天然ゴム、合成ゴムなど手を巻き締めるのに差し支えない剛軟性を有したものとし、その他は実施例2に準ずるものとする。
このように構成することで、第1インナーベルト20cと第2インナーベルト20dとの間の引っ張り力がより確実に伝達されることとなり、その効果及び用途は実施例2と同様に発揮される。
また、特に図示はしないが、実施例3の第1インナー片30cと第2インナー片30dとが一体で成形されたことを特徴とした場合は、第1インナー片30cと第2インナー片30dとの間の引っ張り力がより確実に伝達されることとなり、その効果及び用途は実施例3と同様に発揮される。
以上、実施の形態として実施例1から実施例4まで図を用いて説明を行ったが、各図は左手用のスポーツ用手袋を描いており、右手用のスポーツ用手袋においても、左右一対のスポーツ用手袋として又は左利き用のスポーツ用手袋として、本発明の範囲に属するものである。
一般的に普及している従来技術のスポーツ用の手袋は、安価で一般スポーツ競技者又は愛好家に広く使用されているものである。そして前記説明の通り、本発明に係わるスポーツ用手袋においては、従来技術より製造工程が増えるものの、手首部分の締め付け感及び/又は手とのフィット感を向上させると共に、各スポーツにおける手首関節の運動に対応するという効果が実現されるものであり、一つの動作に多くの時間を割いて練習するスポーツ競技者にとって、その使用価値は計りしれないほど高いものである。さらに昨今スポーツ界において自己実現を果たそうとする人々が多くなってきていることからも、本発明のようなスポーツ用手袋を多くの人々が待望しており、利用者に多大なる貢献をもたらすものと期待される。
また、手首関節運動がスムーズに行えるようになることから、肘関節回りの特定の筋又は関節の酷使によるテニス肘など、上肢のスポーツ傷害予防にも役立つものと考えられ、広くスポーツ界の発展に貢献できるものと確信される。
手袋本体を甲側から見た斜視図である。 本発明実施例1におけるスポーツ用手袋の特徴を甲側から表した斜視図である。 本発明実施例1におけるスポーツ用手袋のベルトの閉じ方を示した図で、(A)はインナーベルトを(B)はオーバーベルトを係止する様子を表した図である。 本発明実施例1におけるスポーツ用手袋を手に装着した時の甲側を表した斜視図である。 図4のY−Y断面を表した図である。 本発明実施例2におけるスポーツ用手袋の特徴を甲側から表した斜視図である。 本発明実施例2におけるスポーツ用手袋のベルトの閉じ方を示した図で、(A)はインナーベルトを(B)はオーバーベルトを係止する様子を表した図である。 本発明実施例2におけるスポーツ用手袋を手に装着した時の甲側を表した斜視図である。 図8のY−Y断面を表した図である。 本発明実施例3における手袋本体の甲側を表した平面図である。 本発明実施例3における手袋本体の掌側を表した平面図である。 本発明実施例3におけるスポーツ用手袋の特徴を甲側から表した斜視図である。 本発明実施例3におけるスポーツ用手袋のインナー片及びオーバー舌状片の閉じ方を示した図で、(A)はインナー片を(B)はオーバー舌状片を係止する様子を表した図である。 本発明実施例3におけるスポーツ用手袋のインナー片を閉じた状態を甲側から表した平面図である。 本発明実施例3におけるスポーツ用手袋を手に装着した時の甲側を表した斜視図である。 図15のY−Y断面を表した図である。 本発明実施例4におけるスポーツ用手袋を手に装着した時の甲側を表した斜視図である。 図17のY−Y断面を表した図である。 上肢の骨格を表した図である。 手首関節の運動肢位を表した図である。 手首関節の模式図である。 小指球を表した図である。
符号の説明
01 手袋本体
01a リスト部
10 スポーツ用手袋
10a リスト部側自在係止具(面ファスナー)
10b インナーベルト側自在係止具(面ファスナー)
10c インナーベルト
10d オーバーベルト側自在係止具(面ファスナー)
10e オーバーベルト
20 スポーツ用手袋
20a リスト部側自在係止具(面ファスナー)
20b インナーベルト側自在係止具(面ファスナー)
20c 第1インナーベルト
20d 第2インナーベルト
20e オーバーベルト側自在係止具(面ファスナー)
20f オーバーベルト
03 手袋本体
031 手甲部
032 手掌部
03a 手甲小指側部
03b 手甲親指側部
03c 小指球部
30 スポーツ用手袋
30a 手甲部側自在係止具(面ファスナー)
30b インナー片側自在係止具(面ファスナー)
30c 第1インナー片
30d 第2インナー片
30e オーバー舌状片側自在係止具(面ファスナー)
30f オーバー舌状片
40 スポーツ用手袋
40a リスト部側自在係止具(面ファスナー)
40b インナーベルト側自在係止具(面ファスナー)
40c インナーベルト
40d オーバーベルト側自在係止具(面ファスナー)
40e オーバーベルト
a 上腕骨、b 橈骨、c 尺骨、d 手根骨
e 肘関節、f 上橈尺関節、g 下橈尺関節
h 手首関節、i 橈骨手根関節、j 手根中央関節
k 回内運動
l 中間肢位、m 外転、n 内転、o 屈曲、p 伸展
q 近位手根列、r 遠位手根列
s 小指球

Claims (4)

  1. 挿入口の小指側に設けられた切り込みで区切られ、甲側切り込み端から掌側切り込み端まで手首を周回するリスト部を備えた手袋本体と、
    前記手袋本体リスト部の甲側外周面に備えられたリスト部側自在係止具と、
    一方の端部に前記リスト部側自在係止具と対偶をなすインナーベルト側自在係止具が備えられ、他方の端部が前記手袋本体リスト部の掌側内周面に固定されたインナーベルトと、
    前記リスト部側自在係止具と対偶をなすオーバーベルト側自在係止具が備えられ、端部が前記手袋本体リスト部の掌側切り込み端近傍に固定されたオーバーベルトと、
    から成るスポーツ用手袋。
  2. 挿入口の小指側に設けられた切り込みで区切られ、甲側切り込み端から掌側切り込み端まで手首を周回するリスト部を備えた手袋本体と、
    前記手袋本体リスト部の甲側外周面に備えられたリスト部側自在係止具と、
    一方の端部に前記リスト部側自在係止具と対偶をなすインナーベルト側自在係止具が備えられ、他方の端部が前記手袋本体リスト部の掌側内周面に固定された第1インナーベルトと、
    一方の端部が前記第1インナーベルトの中間部に固定され、他方の端部が前記手袋本体リスト部の掌側内周面に固定された第2インナーベルトと、
    前記リスト部側自在係止具と対偶をなすオーバーベルト側自在係止具が備えられ、端部が前記手袋本体リスト部の掌側切り込み端近傍に固定されたオーバーベルトと、
    から成るスポーツ用手袋。
  3. 手の甲側の挿入口に切り込みが設けられ、前記切り込み両側の手甲小指側部及び手甲親指側部を含む手甲部と手のひらの小指球に対応した小指球部を含む手掌部とを有した手袋本体と、
    前記手袋本体の手甲親指側部の表面に備えられた手甲部側自在係止具と、
    一方の端部に前記手甲部側自在係止具と対偶をなすインナー片側自在係止具が備えられ、他方の端部が前記手袋本体の手甲小指側部又は小指球部の裏面に固定された第1インナー片と、
    一方の端部が前記第1インナー片の中間部に固定され、他方の端部が前記手袋本体の手甲小指側部又は小指球部の裏面に固定された第2インナー片と、
    前記手甲部側自在係止具と対偶をなすオーバー舌状片側自在係止具が備えられ、端部が前記手袋本体手甲部の小指側切り込み端近傍に固定されたオーバー舌状片と、
    から成るスポーツ用手袋。
  4. 第1インナーベルトと第2インナーベルト又は第1インナー片と第2インナー片とが一体で成形されたことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載のスポーツ用手袋。
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