JP2007022015A - プリンタ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】用紙種類のミスマッチが発生した時点でそのときの状況によってその後のプリンタとしての動作を適切に判別し、ユーザの操作性の向上、本体寿命の短縮を防止する。
【解決手段】印刷ジョブで要求された用紙種類とプリンタセット用紙の種類にミスマッチが生じたとき、直ちにエラー(または警告)扱いにするのではなく、所定の条件に従って、「エラー」とするか「警告」とするかを決定する。例えば、印刷ジョブの印刷モードに対してプリンタセット用紙の種類が非対応であれば「エラー」として印刷を停止する。対応していれば「エラー」とせず「警告」として、印刷を実行する。ユーザにより印刷モード非対応によるエラー判定を行うか否かを示す設定情報が記憶されている場合、印刷モード非対応であっても「警告」として印刷ジョブを実行する。さらに特定の用紙種類に対してミスマッチが生じた場合には強制的にエラー扱いとする。
【選択図】図4

Description

本発明は、ネットワーク経由で上位装置と接続され、セットされた用紙と印刷ジョブで要求された用紙の種類のミスマッチ検出を行うことが可能なプリンタ装置に関する。
一般的に使用されている例えばインクジェット記録方式のプリンタ装置(以下、単にプリンタという)においては、上位装置であるホストコンピュータから印刷ジョブを受信すると、順次、印刷ジョブデータの解析処理を行い、1ページあるいは1バンド単位で印刷データを作成し印刷動作を実行する。その際、印刷ジョブデータに設定されている印刷品位や用紙種類などの環境変数にしたがって、同じバンドを複数回スキャンして画像形成する「印刷パス」、キャリッジの片方向または双方向のスキャンで画像形成する「印刷方向」、などの印刷動作モードが決定され、印刷動作が行われる。
また、プリンタには普通紙、コート紙、その他多種の用紙種類を扱える機能があり、ユーザは自分の印刷目的に合った種類の用紙をセットし、プリンタにそのユーザがセットした用紙種類で印刷指示を行うことで、さまざまな様式の印刷を行うことが可能である。このような機能を利用する際に、ローカル接続のみ対応のプリンタは接続されたホストコンピュータを使用しているユーザが使用する用紙種類を意識している。
しかし、近年、ネットワークの普及や複数インタフェースの対応によって、複数のユーザがプリンタを共有する環境が一般的になっている。このような環境下では複数のユーザがすべて同じ用紙種類で印刷するケースはほとんど無い。さらにユーザはプリンタの設置場所から離れた位置で印刷指示をすることが多いため、印刷指示で指定した用紙種類とプリンタにセットされている用紙種類との間でミスマッチが発生する可能性がある。
このような事象に対し、プリンタは印刷ジョブデータで設定された用紙種類とプリンタにセットされた用紙種類が異なっていることをユーザに伝える。このときの動作としてプリンタによって、ステータスを「エラー」にして印刷動作を行わずに一時停止するか、「警告」にして印刷動作を開始するかが異なる。
一般に「エラー」というのは処理の続行が不可能なため動作を一時停止しユーザに解除処理を促すステータスである。一方、「警告」というのはこのままでも動作を中断せずに処理が続行可能なため解除処理の指示が不要なステータスである。
特許文献1は、用紙の給紙開始から印写データのすべての印写が終了するまでの間継続的に用紙の種別を判定し、用紙の種別が指定された印写モードに適合しないときには印写動作を停止するインクジェット記録装置を開示している。
特許文献2は、印刷データによって指定された紙種の用紙につき用紙無しエラーが発生した場合、所定の条件に従って他の用紙を自動的に選択し、印刷を継続する技術を開示している。
特開平11−000990号公報 特開2002−264447号公報
しかしながら、従来のプリンタは上述した「エラー」と「警告」の2つの動作のうち、どちらか片方にしか対応していない。したがって、必ず「エラー」として一時停止するプリンタの場合、印刷ジョブで要求される種類の用紙が無く代替用紙種類で印刷したいケースにおいてわざわざプリンタのところまで行き強行指示等を行わなければならないというわずらわしさが発生する。
一方、必ず「警告」として印刷続行するプリンタの場合、例えばユーザが誤って普通紙に対して、普通紙がサポートされていない印刷モードに対応した用紙種類の印刷ジョブデータをプリンタに送信し警告表示のみで印刷させてしまうと、印刷結果が期待されていたものとかなりかけ離れたり、印刷された用紙がコックリングしヘッド擦れを引き起こしてヘッドにダメージを与えたりして本体寿命を縮めてしまうおそれが生じる。さらに、コストの高い用紙種類をセットした状態で誤って異なる用紙種類の印刷ジョブデータを送信してしまうと、当該コストの高い用紙に対して印刷動作が行われて、無駄なコストが発生する。
本発明はこのような背景においてなされたものであり、その目的は、用紙種類のミスマッチが発生した時点でそのときの状況によってその後のプリンタとしての動作を適切に判別し、ユーザの操作性の向上、本体寿命の短縮防止、無駄なランニングコスト発生の防止を図ることにある。
本発明によるプリンタ装置は、上位装置から受信した印刷ジョブの用紙種類とセットされている用紙の種類のミスマッチ検出を行うミスマッチ検出手段と、ミスマッチの検出時、所定の条件を満たしていた場合、「エラー」として印刷ジョブを実行せずに一時停止し、所定の条件を満たしていない場合、「警告」として印刷ジョブを実行する動作管理手段とを備えたことを特徴とする。
すなわち、印刷ジョブの用紙種類とプリンタにセットされた用紙の種類が異なっていたときは、直ちにエラー(または警告)扱いにするのではなく、所定の条件をチェックしてその結果に従って、「エラー」とするか「警告」とするかを決定する。
前記所定の条件は、例えば、印刷ジョブの印刷モードに対してプリンタにセットされている用紙の種類が対応していないことである。すなわち、印刷ジョブの印刷モードに対してプリンタにセットされている用紙の種類が対応していなければ「エラー」として印刷ジョブを実行せず一時停止する。しかし、対応していれば「エラー」とせず「警告」として印刷ジョブを実行する。これにより、ミスマッチが発生しても印刷は実行される。
また、ユーザの操作に従って、印刷モード非対応によるエラー判定を行うか否かを示す設定情報を記憶する手段を備え、前記動作管理手段は、印刷モード非対応によるエラー判定を行わないことを示す設定情報が記憶されている場合、印刷モード非対応であっても「警告」として印刷ジョブを実行するようにしてもよい。
前記所定の条件は、例えば、プリンタにセットされている用紙の種類が特定の用紙種類であってもよい。この場合、当該特定の用紙種類に対してミスマッチが生じた場合には強制的にエラー扱いとなり、印刷ジョブは実行されず一時停止となる。
好ましくは、前記所定の条件をエラー判定基準設定情報としてユーザが設定する手段を備える。これにより、ユーザが所定の条件を可変設定することができる。
さらに、前記「警告」または「エラー」の発生時にメッセージを表示する表示手段や、前記「警告」または「エラー」の発生時に音を発生するする音発生手段を備えてもよい。この場合、エラーか警告かによって表示内容や音を異ならせてもよい。
前記「エラー」扱いで一時停止したとき、用紙再セットで続行するか、印刷を強行するか、印刷ジョブのキャンセルを行うかをユーザに選択させる手段を有することが好ましい。これにより、一時停止後の採りうる措置をユーザの意思で選択することができる。
本発明によれば用紙種類のミスマッチが発生したときに所定の条件にしたがってエラー扱いとして印刷ジョブを実行せずに一時停止し、満たしていなかったら警告扱いとして印刷ジョブを実行することで、ユーザにとって特に意識しない適切な動作を行うプリンタを提供することができる。
例えば、ミスマッチとなっても、印刷ジョブの印刷モードに対してプリンタにセットされている用紙の種類が対応していれば単に「警告」扱いとし、印刷ジョブを実行することにより、ユーザにとって代替用紙使用時のわずらわしい操作を行う必要をなくすことができる。
プリンタにセットされた用紙が特定の用紙種類であることをエラー扱いにすることにより、例えばコストの高い用紙には必ずエラー扱いで一時停止し、ユーザに確認させることで無駄な用紙コストが発生しないようにすることができる。また、ユーザの操作ミスによるプリンタ部品へのダメージを防止することができる。
印刷ジョブの2ページ目以降で用紙種類のミスマッチが発生した場合、エラー扱いにすることにより、ユーザが複数枚のページを印刷中に別のユーザが自分の印刷のために異なる種類の用紙をセットしたときに一時停止し、別のユーザがセットした用紙に誤って印刷して無駄な用紙コストが発生しないようにすることができる。
さらにこれらの判定を行うかどうかをユーザに選択することで操作性の高いプリンタを提供することができる。
以下、本発明の好適な実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明のプリンタ装置を含む印刷システムの一構成例を示すブロック図である。このシステムは、基本ソフトウエア(OS)やアプリケーション等を実行する上位装置であるホストコンピュータ100と、このホストコンピュータ100から例えばネットワーク経由で送信される文書を印刷するプリンタ200とからなるシステムである。図ではホストコンピュータ100を1台のみ示したが、プリンタ200には複数のホストコンピュータ100が接続されてもよい。
ホストコンピュータ100は以下のユニットより構成されている。CPU101は、HDD102(ハードディスクドライブ)のような記憶装置に記憶された制御プログラムに基づき、システムバス103に接続される各デバイスを制御して、アプリケーション,プリンタドライバ等の処理を制御する。RAM104は、主としてCPU101のワークエリアを提供するメモリである。RAM104上には、システムプログラムとしてOS,デバイスドライバ(プリンタドライバ含む)等が常駐する。なお、HDD102は、他の記憶媒体であってもよく、例えば、FD(フレキシブルディスク),CD−ROM,MO等のような記録媒体5で、構成されていてもよい。入力部106は、具体的にはマウス、キーボード等を含むユーザコマンド入力装置で、ユーザからのコマンドを直接あるいはユーザインタフェースで提供される各種のウインドウ上のアイコン,ボタン等の指示入力を受け付ける。表示部107は、CRTディスプレイ,液晶ディスプレイ等で構成され、OS,アプリケーション,プリンタドライバ等のユーザインタフェースを表示する。通信部108は、IEEE1284のパラレルインタフェース、IEEE1394,USB等のシリアルインタフェース、LAN等のネットワークを介し、プリンタに接続され、プリンタとのデータ送受を行う。
プリンタ200の構成は次の通りである。CPU201は、プログラムを提供するROM202に記憶された制御プログラムを実行して、システムバス203に接続される各デバイスとのアクセスを制御する。RAM204は、主としてCPU201のワークエリアを提供する。なお、RAM204の容量は、オプションRAM等により容易にその容量を拡張することも可能である。ROM202には、CPU201が実行すべき制御プログラム,印刷用フォントデータ等が記憶されている。操作部205は、LEDや液晶ディスプレイ、および操作ボタン等を備え、ユーザからの入力を受け付けるとともに、情報を表示する。搬送部16は、プリンタ内部で印刷用紙の搬送を制御する。記録部207は、インクジェット方式等の記録方式により、印刷用紙に印刷を実行する部位である。通信部208は、IEEE1284のパラレルインタフェース、IEEE1394,USB等のシリアルインタフェース、LAN等のネットワークを介し、ホストコンピュータに接続され、ホストコンピュータとのデータ送受を行う。
図2は本実施の形態に係るインクジェット記録方式のプリンタ200の主要機能を示した構成図である。プリンタ200は、受信部1(図1の通信部208に対応)、印刷ジョブ解析部2、メモリ3(図1のROM202に対応)、プリンタ動作管理部6、操作パネル管理部7、印刷制御部8、操作パネル9(図1の操作部205に対応)を備える。受信部1はホストコンピュータ100からの印刷ジョブデータを受信する。印刷ジョブ解析部2は、受信部1で受信した印刷ジョブデータを解析し、印刷制御部8にビットマップデータを送信する。印刷ジョブ解析部2は、印刷制御部8に対してキャンセル指示を出力する場合もある。印刷ジョブ解析部2は、また、プリンタ動作管理部6に対して、印刷ジョブに付随する印刷パラメータを通知したり、プリンタ動作管理部6からキャンセル指示を受けたりする。
メモリ3は、プリンタ内のEEPROMデバイス、フラッシュメモリ等の再書き込み可能な不揮発性メモリであり、各種設定情報を記憶する。各種設定情報は、本実施の形態では、用紙種類のミスマッチが発生したときのエラー判定基準設定情報4や、プリンタに装着されている用紙種類設定情報5などである。
プリンタ動作管理部6は、印刷ジョブデータに含まれている印刷パラメータを印刷ジョブ解析部2から取得し、メモリ3からエラー判定基準設定情報4やプリンタの用紙種設定情報5を取得し、用紙種類のミスマッチの有無をチェックする。ミスマッチを検知した場合に、エラーにするか警告にするかを判断し、エラーならば印刷許可を与えず、警告ならば印刷許可を与え、それぞれの判定結果をユーザに通知する。
操作パネル管理部7は、プリンタ動作管理部6からのエラーメッセージや警告メッセージなどのプリンタの状態を示す情報を表示するLCD等の表示デバイス10、および、ユーザからのキー操作をプリンタ動作管理部6に通知する操作キー11を有する操作パネル9に対して、表示制御やキー情報通知を受ける機能を有する。この操作パネル管理部7は、プリンタ内に記憶されている設定情報を取得してLCD表示デバイスに表示させたり、ユーザが設定した内容を保存する機能も備えている。
印刷制御部8は、印刷ジョブ解析部2からビットマップデータを受信しかつプリンタ動作管理部6から印刷許可を受信したら、印刷動作を開始する。
図3は図2内に示したプリンタの操作パネル9の外観例を示している。この操作パネル9の上部中央には表示デバイス10の表示画面が配置され、その右脇にプリンタの電源のON/OFFを行うパワーキー23が配置されている。操作パネル9の下段には、左から順に、実行中の印刷ジョブをキャンセルするためのジョブキャンセルキー24、メニューの選択を行うための方向キー25、選択したメニューの確定を行う確定キー26、オンライン/オフラインの切り替えや一時停止したジョブに対し印刷開始を要求するためのオンラインキー27が配置されている。ユーザはこの操作パネル9を用いて、プリンタの状態を確認したりプリンタに指示を与えたりすることが可能である。但し、操作パネル9の各部品の配置、サイズ、形状、構造等はあくまで例示であり、本発明は図示のものに限定されるものではない。
印刷ジョブ解析部2、プリンタ動作管理部6、操作パネル管理部7、印刷制御部8の機能は、図1のCPU201によるプログラム制御により実現することができる。
以下、本実施の形態におけるプリンタの動作を説明する。
プリンタ動作管理部6は、本実施の形態における主要な機能を実現するための機能部であり、受信した印刷ジョブデータについて用紙種類のミスマッチを検出したとき、印刷ジョブデータの用紙種類、プリンタにセットされている用紙種類、エラー判定基準の情報に基づいて、エラーとするか警告とするかを決定する。「エラー」と決定した場合、印刷制御部8には印刷許可を通知しない。そのため印刷制御部8は印刷ジョブ解析部2からデータ(ビットマップデータ)を受信しても印刷動作を行うことはない。「警告」と決定した場合は印刷許可が印刷制御部8に通知され、印刷制御部8は印刷ジョブ解析部2からのデータを受信したら印刷動作を開始する。また、「エラー」でも「警告」でも、プリンタ動作管理部6がその内容を操作パネル管理部7に通知し、表示デバイス10に表示させてユーザに報知する。
プリンタ動作管理部6は、用紙種類のミスマッチ検出の際に「エラー」と決定したときは、操作パネル管理部7にエラー表示を行うよう指示し、表示デバイス10にエラー表示され、印刷動作が行われず一時停止状態になる。ここで、ユーザは正しい用紙をセットしなおして再実行するか、現在セットされている用紙で強行印刷するか、対象の印刷ジョブをキャンセルするかを選択する。正しい用紙をセットしなおすと、プリンタ動作管理部6は印刷許可を印刷制御部8に通知し印刷動作を開始させる。
「エラー」時に、用紙種類のミスマッチを承知で、セットされている用紙で印刷を実行したいとき、ユーザは操作パネル10から印刷の続行指示の意味を含めたオンラインキー27(図3)を押すと、その情報が操作パネル管理部7を経由してプリンタ動作管理部6に通知される。プリンタ動作管理部6は印刷制御部8に印刷許可を通知して、印刷動作が行われる。
対象の印刷ジョブをキャンセルしたいとき、ユーザは操作パネル9からキャンセルキー24を押すと、その情報が操作パネル管理部7を経由してプリンタ動作管理部6に通知される。プリンタ動作管理部6から、印刷ジョブ解析部2、印刷制御部8にジョブキャンセルが順次通知され、それぞれ管理している内部データがクリアされジョブキャンセル処理が行われる。
図4は、本発明の実施の形態におけるプリンタにおいて印刷ジョブデータを受信してから印刷処理を開始するまでの処理の流れを示すフローチャートである。
このフローチャートの処理の実行手順を表すプログラムは、CPU201(図1)に付随したROM212(メモリ3)に格納され、CPU201がこれを解釈実行することにより、この処理が実現される。
プリンタは印刷ジョブデータを受信すると、印刷ジョブデータ内にある用紙種類の情報とプリンタにセットされている用紙の種類とを比較し、ミスマッチがあるかどうかチェックする(S11)。もし用紙種類が一致すれば(S11,No)、エラーや警告等は発生せずに印刷処理を開始する(S16)。
もしミスマッチがあった場合(S11,Yes)、それが所定の条件を満たしてのミスマッチかどうかについてエラー判定処理を行う(S12)。
エラー判定処理の結果、所定の条件を満たしていなければ、エラーでないと判定する(S13,No)。すなわち、この用紙種類のミスマッチは印刷処理を継続しても本体の寿命等に影響を与えるものではない、いわゆる警告レベルの用紙種類ミスマッチと判断し、警告情報をLCD表示デバイスに表示してユーザに通知し印刷処理を開始する(S15)。これに併せて、所定の音または音声を出力するユーザに対してその旨を報知するようにしてもよい。この場合、操作パネル9にスピーカなどの音出力デバイスを備える。
エラー判定処理の結果、もし所定の条件を満たしていたら、エラーと判定する(S13,Yes)。すなわち、この用紙種類ミスマッチは印刷処理を継続すると本体寿命や用紙コストなどに大きな影響を与えてしまう可能性があるミスマッチと判断して、動作を一時停止する(S14)。この際、表示デバイス上にエラー表示を行う。エラー表示に併せて、所定の音を出力するユーザに対してその旨を報知するようにしてもよい。この音は上記警告の音とは音の種類、発生回数などの異なる音または異なる音声とすることが好ましい。その後、ユーザは正しい用紙をセットするか、用紙種類ミスマッチを承知の上で印刷処理を続行するか、あるいは印刷ジョブをキャンセルするか、を決めて操作する(S17)。なお、一時停止時のエラー表示のメッセージには、プリンタにセットされている用紙の種類を表す情報を含めてもよい。また、このメッセージは、当該印刷ジョブの実行を要求したホストコンピュータに通知することが望ましい。通知された用紙種類を表す情報に基づいて、ユーザがステップS17でどの行為を採るかの判断を行うことができる。例えば、普通紙に印刷するつもりで、高価な用紙がプリンタにセットされていた場合には、強行印刷を避けるような対処が可能となる。
図5は、図4のステップ12において、用紙種類ミスマッチが「エラー」レベルか、「警告」レベルかを判断するエラー判定処理の詳細を示すフローチャートである。
エラー判定処理を開始したら、まず、印刷ジョブで指定された用紙種類の用紙使用時の印刷パス数、印刷方向(片方向/双方向)などの印刷モードに対して、プリンタにセットされている用紙種類がその印刷モードに非対応かどうかをチェックする(S21)。非対応であった場合、「印刷モード非対応によるエラー判定」のユーザ設定が「する」かどうかをチェックする(S25)。「する」の場合には、エラーと判定して(S26)、図5の処理を終了する。これはプリンタにセットされている用紙にサポートされていない印刷モードで印刷しようとすると、印刷結果の画質等がユーザが期待していたものとあまりにかけ離れたり、あるいはプリンタにセットされた用紙に対しインク吐出量が多い印刷モードで印刷されることにより印刷中に用紙のコックリリングが発生し用紙にヘッドの吐出ノズル部分が接触しヘッドを傷つけてしまうおそれが生じる、等の不具合を防止するためである。このエラー判定処理により、ユーザが誤って異なる用紙種類をセットしても、本体にダメージを与えてしまうことが防止される。
ステップS21で印刷モードがプリンタの用紙種類に非対応でない場合でも、プリンタにセットされた用紙種類に対する強制エラー判定がONかどうかをチェックする(S22)。ONであったときは「エラー」と判定する(S26)。これは、プリンタで使用される用紙の種類はさまざまで、なかには単価のコストが高い用紙も存在する。このような種類の用紙に対しては必ずエラーで動作を停止させるために、予めユーザが操作パネルから設定し無駄なコストを発生させないようにするためである。また、プリンタで使用可能な用紙の種類は一般的にスペックとして定められているため、製品として出荷される時点で特定の単価の高い用紙種類などに対しては強制エラー判定の設定をデフォルトで「する」にしておくことも可能である。このようにしておけばユーザ先でわざわざこの設定を行う必要もなくなる。
ステップS22で強制エラー判定がONでなければ、ミスマッチが発生した印刷ページが2ページ目以降か否かをチェックする(S23)。このステップは本発明に必須のステップではなく、複数ページの印刷ジョブについて各ページ毎にミスマッチを検出できる場合に採用することができる。2ページ目以降の用紙種別のミスマッチを確認すすれば、あるユーザが複数枚のページを印刷中に別のユーザが自分の印刷のために異なる種類の用紙をセットしたときに正しくエラー扱いとして一時停止し、誤って別のユーザがセットした用紙に印刷してそのユーザがセットした用紙を使用しないようにするためである。
ステップS23で印刷ページが2ページ目以降でない場合、「警告」と判定して(S26)、図5の処理を終了する。
図6は本発明の実施の形態におけるプリンタのエラー判定基準設定に関するLCD表示デバイス10上のメニュー表示の遷移例を表わす図である。この図のなかで横方向の矢印は操作パネルの左右キーで遷移し縦方向の矢印は上下キーで遷移する。
メインメニューの「用紙ミスマッチエラー判定」にカーソル、ハイライト、反転表示等の強調表示(図示せず)を合わせ、下キーを押すと設定メニューに入る。
次に設定するエラー判定の種類を選択する。例えばプリンタにセットされた用紙種類で、これと異なる用紙種類の指定された印刷ジョブに対して強制的に「エラー」にしたい場合、左右キーでプリンタの「用紙種類によるエラー判定」(強制エラー判定)を選択し、下キーを押す。さらに何の用紙種類に対し強制エラー判定の設定をするかを選択する。例えば「普通紙」に対する設定を行うならば「普通紙」に合わせ下キーを押す。すると「普通紙」に対する設定メニューが表示され、ここで強制エラー判定を有効にするかどうかを設定できる。強制エラー判定を有効にしたいならば左右キーを押して「する」に合わせ確定キーを押す。すると「する」の横に設定されたことを意味する「*」のしるし(マーク)が表示され、設定が変更されたことが確認できる。
これで強制エラー判定が有効になり、以降、プリンタに普通紙がセットされている状態で普通紙以外の紙種を要求する印刷ジョブデータを受信したときの用紙種類ミスマッチ発生時は必ず「エラー」として扱われ印刷動作が一時停止する。
このようなエラー判定基準設定情報の設定内容の例を図7に示す。この例では、「印刷モード非対応によるエラー判定」は「する」、「プリンタ用紙種類によるエラー判定」(強制エラー判定)は「普通紙」に対しては「しない」、「光沢紙」に対しては「する」が設定されている。このような設定内容はメモリ3(図2)に記憶され、上記エラー判定処理の際に読み出されて利用される。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、上記で言及した以外にも種々の変形、変更を行うことが可能である。
本発明のプリンタ装置を含む印刷システムの一構成例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係るプリンタの主要機能を示した構成図である。 図2内に示したプリンタの操作パネルの外観例を示す図である。 本発明の実施の形態におけるプリンタにおいて印刷ジョブデータを受信してから印刷処理を開始するまでの処理の流れを示すフローチャートである。 図4のステップ12に対応するエラー判定処理の詳細を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態におけるプリンタのエラー判定基準設定に関するメニュー表示の遷移例を表わす図である。 本発明の実施の形態におけるエラー判定基準設定情報の設定内容の例を示す図である。
符号の説明
1…受信部、2…印刷ジョブ解析部、3…メモリ、4…エラー判定基準設定情報、5…用紙種設定情報、6…プリンタ動作管理部、7…操作パネル管理部、8…印刷制御部、9…操作パネル、10…表示デバイス、11…操作キー、23…パワーキー、24…キャンセルキー、25…方向キー(上下左右キー)、26…確定キー、27…オンラインキー

Claims (8)

  1. 上位装置から受信した印刷ジョブの用紙種類とセットされている用紙の種類のミスマッチ検出を行うミスマッチ検出手段と、
    ミスマッチの検出時、所定の条件を満たしていた場合、「エラー」として印刷ジョブを実行せずに一時停止し、所定の条件を満たしていない場合、「警告」として印刷ジョブを実行する動作管理手段と
    を備えたことを特徴とするプリンタ装置。
  2. 前記所定の条件は、印刷ジョブの印刷モードに対してプリンタにセットされている用紙の種類が対応していないことである請求項1記載のプリンタ装置。
  3. ユーザの操作に従って、印刷モード非対応によるエラー判定を行うか否かを示す設定情報を記憶する手段を備え、前記動作管理手段は、印刷モード非対応によるエラー判定を行わないことを示す設定情報が記憶されている場合、印刷モード非対応であっても「警告」として印刷ジョブを実行することを特徴とする請求項2記載のプリンタ装置。
  4. 前記所定の条件は、プリンタにセットされている用紙の種類が特定の用紙種類である請求項1記載のプリンタ装置。
  5. 前記所定の条件をエラー判定基準設定情報としてユーザが設定する手段を備えたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のプリンタ装置。
  6. 前記「警告」または「エラー」の発生時にメッセージを表示する表示手段を備えたことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のプリンタ装置。
  7. 前記「警告」または「エラー」の発生時に音を発生するする音発生手段を備えたことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のプリンタ装置。
  8. 前記「エラー」扱いで一時停止したとき、用紙再セットで続行するか、印刷を強行するか、印刷ジョブのキャンセルを行うかをユーザに選択させる手段を有することを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載のプリンタ装置。
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