JP2007021158A - 整髪用アイロンブラシ - Google Patents

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Abstract

【課題】 整髪用ブラシをヘアードライヤーと併用するという一般的な方法で使用した際、単にブラシ毛による整髪効果だけになってしまうという不都合を解決することを課題とする。
【解決の手段】 ブラシ本体の中央部に熱伝導板を設け、熱伝導板両脇のブラシ本体にはブラシ毛を配列するが、ブラシ毛中央部より若干上の位置に球状の膨らみを設けたブラシ毛と、ブラシ毛中央部より若干下の位置に球状の膨らみを設けた2種類のブラシ毛を配列することを特徴とする、整髪用アイロンブラシにより、この課題を解決する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、整髪用ブラシに関するものであり、ブラシ本体に工夫を加えヘアードライヤーと併用することで、毛髪の乾燥及び整髪効果を高めると共に電気を利用せず、ヘアーアイロンに似た効果が発生するようにし、整髪の際に生じる毛髪とブラシ毛との摩擦負担を軽減させるものである。
従来から、整髪用ブラシとして、ヘアードライヤーと併用し整髪が容易な物が使われている。最近としては、電気を利用してヘアードライヤーと整髪用ブラシを組み合わせたものや、熱伝導板を電気で加熱し整髪するものが利用されている。この例として、特許文献1や特許文献2に開示されているものがある。
特開2001−120354号公報 特開2005−80850号公報
しかし、従来のような整髪用ブラシでは、ヘアードライヤーと併用した際、単にブラシ毛による整髪効果だけであり、毛髪の乾燥についてはヘアードライヤーからの受熱に頼っていた。電気を利用するものについては、形が大きくなり重量が増してしまう。又、熱伝導板を電気で加熱し使用するものは、熱伝導板が加熱されるまで時間が掛かる。本発明は、このような、整髪用ブラシをヘアードライヤーと併用する一般的な方法で使用した際、従来の整髪用ブラシの形態をほとんど変えることなく、単に整髪効果だけになってしまうという不都合を解決することを課題とする。
課題を解決しようとする手段
この課題を解決するための発明は、整髪用ブラシをブラシ本体とブラシ本体から延出した握り部で形成し、ブラシ本体の中央部にはブラシ毛を植毛せずに熱伝導板を設け、熱伝導板両脇のブラシ本体にはブラシ毛を植列する。ブラシ本体の中央部に熱伝導板を設けた分、ブラシ毛が従来の整髪用ブラシより少ないことを補うため、ブラシ毛中央部より若干上の位置に球状の膨らみを設けたブラシ毛と、ブラシ毛中央部から若干下の位置に球状の膨らみを設けたブラシ毛、これら2種類のブラシ毛を植列したことを特徴とする整髪用アイロンブラシである。
また、整髪用アイロンブラシのブラシ本体に設けられた熱伝導板と熱伝導板両脇のブラシ毛との間に、握り部近位側から握り部遠位側にかけて、ブラシ本体の上下両面を連通する通気穴を設けることで、ヘアードライヤーと併用した際、ヘアードライヤーからの熱風が、ブラシ本体を通り抜けることによる毛髪の整髪効果を発生させることができる。更に、ブラシ本体と握り部との境界部分に、整髪用アイロンブラシを折りたたみ可能にするための節を設けることで、ブラシ本体に設けた熱伝導板と握り部の表面が向かい合うように折りたたむことができ、整髪用ブラシを折りたたんだ際に握り部がブラシ本体に設けられた熱伝導板部分に向かい合うように収まり、整髪用アイロンブラシがコンパクトになる。
発明の効果
本発明により、整髪用ブラシをヘアードライヤーと併用した際、単にブラシ毛による整髪効果だけであり、整髪用ブラシに電気を利用するため形が大きくなり重量が増してしまう。又、熱伝導板を加熱するのに時間が掛かるという不都合はおきず、ヘアードライヤーと併用した際に毛髪の乾燥及び整髪効果を高めると共に、整髪用ブラシ自体に電気を利用せず、ヘアードライヤーからの熱風で熱伝導板が加熱されることによりヘアーアイロンに似た効果を発生させる。又、ブラシ毛を減らしたことによって毛髪とブラシ毛との摩擦負担を軽減することができると共に、整髪用ブラシを折りたためるようにしたことで携帯するのに便利である。
図1は、整髪用アイロンブラシ(1)をブラシ本体(2)とブラシ本体から延出した握り部(3)で形成し、ブラシ本体(2)の中央部にはブラシ毛を植毛せずに、アルミなど軽量で熱を反射し熱伝導率が良い熱伝導板(4)を設け、熱伝導板両脇のブラシ本体に、ナイロンなどの柔軟素材を使用したブラシ毛を植列する。ブラシ本体の中央部に熱伝導板(4)を設けた分、ブラシ毛が従来の整髪用ブラシより少ないことを補うため、ブラシ毛中央部より若干上の位置に球状の膨らみを設けたブラシ毛(5a)と、ブラシ毛中央部から若干下の位置に球状の膨らみを設けたブラシ毛(5b)、これら2種類のブラシ毛を植列したことを特徴とする、整髪用アイロンブラシ(1)の斜視図である。ヘアードライヤーから吹き出された熱風を、ブラシ本体に設けられた熱伝導板に当てることにより、わずかな時間で熱伝導板が熱を持ち、ヘアードライヤーからの熱風に加え、ブラシ本体に毛髪の乾燥及び整髪効果が発生すると共に、電気を利用せずヘアーアイロンに似た効果が発生する。又、球状の膨らみを設けた2種類のブラシ毛(5a)(5b)を植列することにより、毛髪を掬う効果を高めると共に、ブラシ毛根元部分に毛髪を集めて熱伝導板に密着させることができる。ブラシ本体に設ける熱伝導板の表面は、セラッミクやフッ素などで特殊加工し、ブラシ毛をシリコンなどで特殊加工することで、熱や摩擦から受ける毛髪の負担を更に軽減することができる。
図2は、図1で示す整髪用アイロンブラシのブラシ本体(2)中央部に熱伝導板(4)を設けた分、ブラシ毛が従来の整髪用ブラシより少ないことを補うため、球状の膨らみを設けた2種類のブラシ毛(5a)(5b)を植列したことを特徴とする、ブラシ本体(2)の断面図である。同図に示すように、ブラシ毛中央部より若干上の位置に球状の膨らみを設けたブラシ毛(5a)と、ブラシ毛中央部から若干下の位置に球状の膨らみを設けたブラシ毛(5b)、これら2種類のブラシ毛をそれぞれ交互に植列していくことにより、毛髪を掬う効果を高めると共に、ブラシ毛根元部分に毛髪を集めて、熱伝導板(4)に密着させることでヘアーアイロンに似た効果を発生させる。
図3は、図1で示す整髪用アイロンブラシ(1)のブラシ本体(2)に設けられた熱伝導板(4)と熱伝導板両脇のブラシ毛(5a)(5b)との間に、握り部(3)近位側から握り部遠位側にかけて、ブラシ本体の上下両面を連通する通気穴(6)を設けたことを特徴とするブラシ本体(2a)と握り部(3)で形成された整髪用アイロンブラシ(1a)の正面図である。このことにより、整髪用アイロンブラシをヘアードライヤーと併用した際、ヘアードライヤーからの熱風と、熱伝導板による毛髪の乾燥及び整髪効果に加え、ヘアードライヤーからの熱風が、ブラシ本体(2a)に設けた通気穴(6)を通り抜けることによる毛髪の乾燥及び整髪効果が発生する。
図4は、図3で示す整髪用アイロンブラシ(1a)のブラシ本体(2a)に設けた、ブラシ本体の上下両面を連通する通気穴(6)の状態を示したブラシ本体(2a)の断面図である。
図5は、図1及び図3で示した整髪用アイロンブラシ(1)(1a)で、ブラシ本体と握り部との境界部分に、整髪用アイロンブラシを折りたたみ可能にするための節(7)を設け、ブラシ本体に設けた熱伝導板(4)と握り部の上面(3a)とが向かい合うように折りたためることを特徴とする整髪用アイロンブラシ(1b)の側面図である。このことにより、従来の折りたたみ可能な整髪用ブラシは、折りたたんだ際に、握り部がブラシ毛の毛先に向かい合うようにして収まっていた。しかし、整髪用アイロンブラシ(1b)は、握り部(3)がブラシ本体に設けられた熱伝導板(4)、すなわちブラシ毛が植列されていない部分に向かい合うよう収まることで、更にコンパクトに折りたため、携帯に便利である。
図6は、図5で示す整髪用アイロンブラシ(1b)で、ブラシ本体と握り部との境界部分に設けた整髪用アイロンブラシを折りたたみ可能にするための節(7)により、ブラシ本体に設けた熱伝導板(4)と握り部の上面(3a)を向かい合うように折りたたみ、握り部(3)がブラシ本体に設けられた熱伝導板(4)に向かい合うように収まった状態を示すものである。
これら整髪用アイロンブラシの材料は、プラスチックや樹脂など通常の物で形成し、マイナスイオンなどを発生させる特殊素材と組み合わせても良い。整髪用ブラシ全体の形態は、現在存在する整髪用ブラシの形で良く、熱伝導板については、アルミなど軽量で熱を反射し熱伝導率が良い物を使用し、毛髪保護の為、セラミックやフッ素などで特殊加工をするが、熱伝導板の形態はブラシ本体の形態により変わるため限定しない。ブラシ毛は、ナイロンなど柔軟素材を使用し、やはり毛髪保護の為、シリコンなどで特殊加工をするが、ブラシ本体の形態によりブラシ毛の植列状態が変わるため、ブラシ毛の植列数及び本数について限定しない。
ブラシ本体に熱伝導板を設け、熱伝導板両脇に球状の膨らみを設けた2種類のブラシ毛を植列した整髪用アイロンブラシの斜視図である。 図1において、ブラシ本体に球状の膨らみを設けた2種類のブラシ毛を植列した状態を示す、ブラシ本体の断面図である。 整髪用アイロンブラシのブラシ本体に設けられた、熱伝導板と熱伝導板両脇のブラシ毛との間に、ブラシ本体の上下両面を連通する通気穴を設けた整髪用ブラシの正面図である。 図3において、ブラシ本体に通気穴を設けた状態を示す、ブラシ本体の断面図である。 図1と図3に示す整髪用アイロンブラシで、ブラシ本体と握り部との境界部分に整髪用アイロンブラシを折りたたみ可能にするための節を設けた整髪用アイロンブラシの斜視図である。 図5における、折りたたみを可能にする節を設けた整髪用アイロンブラシを折りたたんだ状態を示す側面図である。
符号の説明
1 整髪用アイロンブラシ
1a ブラシ本体に通気穴を設けた整髪用アイロンブラシ
1b 折りたたみ可能にするための節を設けた整髪用アイロンブラシ
2 整髪用アイロンブラシのブラシ本体
2a 通気穴を設けた整髪用アイロンブラシのブラシ本体
3 整髪用アイロンブラシの握り部
3a 整髪用アイロンブラシの握り部上面
4 ブラシ本体に設けた熱伝導板
5a ブラシ毛中央部より上の位置に設けた球状の膨らみ
5b ブラシ毛中央部から下の位置に設けた球状の膨らみ
6 熱伝導板とブラシ毛の間に設けた通気穴
7 ブラシ本体と握り部との境界部分に設けた折りたたみを可能にする節

Claims (4)

  1. 整髪用ブラシ全体は、ブラシ本体と握り部で形成し、ブラシ本体の中央部には、ブラシ毛による毛髪の摩擦負担を軽減するためブラシ毛を植毛せずに、ヘアードライヤーからの熱風を受けることで加熱され、毛髪の乾燥及び整髪効果を高めると共に、電気を利用せずヘアーアイロンに似た効果を発生させるための熱伝導板を設け、熱伝導板両脇のブラシ本体にはブラシ毛を植列したことを特徴とする、整髪用アイロンブラシ。
  2. 請求項1の整髪用アイロンブラシで、ブラシ本体の中央部に熱伝導板を設けた分、ブラシ毛が従来の整髪用ブラシより少ないことを補うため、ブラシ本体に、ブラシ毛中央部より上の位置に球状の膨らみを設けたブラシ毛と、ブラシ毛中央部から下の位置に球状の膨らみを設けたブラシ毛を植列したことを特徴とする、整髪用アイロンブラシ。
  3. 請求項1と請求項2の整髪用アイロンブラシで、ヘアードライヤーからの熱風がブラシ本体を通り抜けることによる毛髪の乾燥及び整髪効果を発生させるため、ブラシ本体に、ブラシ本体の上下両面を連通する通気穴を設けた整髪用アイロンブラシ。
  4. 請求項1から請求項3の整髪用アイロンブラシで、ブラシ本体と握り部との境界部分に、整髪用アイロンブラシを折りたたみ可能にするための節を設け、ブラシ本体と握り部を折りたためるようにした整髪用アイロンブラシ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2012164734A1 (ja) * 2011-05-27 2012-12-06 東京パーツ株式会社 液塗布具及び塗布液塗布方法
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