JP2007019989A - データ記憶制御装置及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 データの保存速度の向上及び保存したデータの保全性向上を図る。
【解決手段】 セキュアモードが設定された場合は、ユーザの指示に従って複数の保存先装置を決定する。それらの保存先装置のうち、ネットワーク上の保存先装置について、ネットワークトラフィックを監視して転送速度を予測すると共に、ローカルな保存先装置のバス速度を確認する。そして、予測した転送速度と確認したバス速度とに基づいて、画像データの保存において、ネットワーク上の保存先装置が保存を受け持つデータ量の比率を決定する。画像データを保存する際には、ラスタデータを画素単位に分解して、各保存先装置に対して画素毎に順番に記憶させる。
【選択図】 図12

Description

本発明は、画像、文書等のデータを記憶装置に記憶させるデジタル複合機等のデータ記憶制御装置及び方法に関する。
従来、画像、文書等のデータを記憶装置に記憶させるデジタル複合機等のデータ記憶制御装置が知られている。例えば、マルチファンクションシステムやシングルファンクションシステムのような画像入出力装置では、ハードディスクをはじめとする大容量記憶装置を使用することが多くなってきている。
また、下記特許文献1に示されるように、入力データをセレクタにより、2つの記憶装置の前段メモリに書き込むようにしたデータ記憶制御装置も知られている。この装置では、1次記憶装置としてDRAM等、2次記憶装置としてハードディスク等を採用し、実行中ジョブと新規ジョブの内容に応じて、どの記憶装置に接続するかという、最適な記憶装置割り付けを行うようにしている。
特開2000−354122号公報
しかしながら、記憶装置として多く用いられているハードディスクは、大容量データの保存を可能とするが、半導体記憶デバイスに比べるとアクセス速度が遅く、寿命も短いため故障を起こしてデータを消失することも少なからずあり得る。そのため、大量のデータを高速に保存させると共に、記憶装置の故障時にデータを完全に消失することのないような、マルチファンクションシステムに適したデータ保存態様が望まれている。
ところで、近年、読み取り等によって入力したデータを、ネットワーク上の記憶装置に保存させることも多い。しかし、ネットワーク上の記憶装置にデータを保存させる場合は、ネットワークのトラフィック状況によっては、転送速度が著しく遅くなる場合があり得る。また、ネットワーク上の記憶装置としても、ハードディスクが多く用いられており、上記したように、故障等によってデータの保全が図れない可能性がある。しかも、近年ではデータのセキュリティが注目されており、ネットワーク上に送信されたデータは、セキュリティ面でも信頼性が落ちると考えられる。
本発明は上記従来技術の問題を解決するためになされたものであり、その目的は、データの保存速度の向上及び保存したデータの保全性向上を図ることができるデータ記憶制御装置及び方法を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明の請求項1のデータ記憶制御装置は、内蔵記憶装置及び/又は外部記憶装置であるローカルな記憶装置とネットワーク上の記憶装置とにアクセスすることが可能に構成されたデータ記憶制御装置であって、データを入力するデータ入力手段と、アクセス可能な複数の記憶装置のうち、データの保存先となる記憶装置を少なくとも1つ決定する記憶装置決定手段と、前記データ入力手段により入力されたデータを、前記記憶装置決定手段により決定された記憶装置に対して記憶させる記憶制御手段とを有し、前記記憶制御手段は、前記記憶装置決定手段により複数の記憶装置が決定された場合は、前記入力されたデータを、前記決定された複数の記憶装置に分散記憶させることを特徴とする。
上記目的を達成するために本発明の請求項7のデータ記憶制御方法は、内蔵記憶装置及び/又は外部記憶装置であるローカルな記憶装置とネットワーク上の記憶装置とにアクセスすることが可能なデータ記憶制御方法であって、データを入力するデータ入力工程と、アクセス可能な複数の記憶装置のうち、データの保存先となる記憶装置を少なくとも1つ決定する記憶装置決定工程と、前記データ入力工程により入力されたデータを、前記記憶装置決定工程により決定された記憶装置に対して記憶させる記憶制御工程とを有し、前記記憶制御工程は、前記記憶装置決定工程により複数の記憶装置が決定された場合は、前記入力されたデータを、前記決定された複数の記憶装置に分散記憶させることを特徴とする。
本発明の請求項1、7によれば、データの保存速度の向上及び保存したデータの保全性向上を図ることができる。
請求項2によれば、転送効率を向上させて、データ保存速度をより向上させることができる。
請求項3によれば、保存先となった記憶装置の一部が故障しても、データの復旧を容易にして、データの保全性を高めることができる。
請求項4によれば、保存したデータのセキュリティを向上させることができる。
請求項5によれば、ユーザの目的に応じて、保存速度向上と保全性向上の優先の度合いを適切に調整することができる。
請求項6によれば、従来通りの記憶態様も可能にして、使い勝手を向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
[マルチファンクションシステム全体の説明]
図1は、本発明の一実施の形態に係るデータ記憶制御装置を含んで構成されるマルチファンクションシステムの全体構成図である。図2は、本実施の形態の1つのデータ記憶制御装置の構成を示すブロック図である。
図2に示すように、本データ記憶制御装置は、例えば、画像入出力装置100として構成される。画像入出力装置100は、画像入力装置であるリーダ部(データ入力手段)200と、画像出力装置であるプリンタ部300とが、共に、制御装置(コントローラ部)110に電気的に接続されて構成される。
まず、図1に示すように、画像入出力装置100は、同様の構成のものが複数存在し得、それらを個別に呼称するときは、画像入出力装置100(1)、100(2)と記す。画像入出力装置100(1)には、ローカルエリアネットワーク(以下、「LAN」と称する)400を介して、各種サーバ1002、1004、1006、1007、各種クライアント1003、1005、プリンタ1040が接続されている。また、画像入出力装置100(1)は、PSTN/ISDN1030を介して、FAX装置1031と送受信可能になっている。
画像入出力装置100(1)は、リーダ部200から読み込んだ画像をLAN400に出力したり、LAN400から受信した画像をプリンタ部300によりプリントアウトしたりすることができる。画像入出力装置100(1)はまた、リーダ部200から読んだ画像を、図示しないFAX送信手段により、PSTN/ISDN1030に送信したり、PSTN/ISDN1030から受信した画像をプリンタ部300によりプリントアウトしたりすることができる。また、画像入出力装置100(1)は、リーダ部200で読み取った画像をLAN400を通じてプリンタ1040に送り、プリンタ1040にプリントアウトさせることも可能である。
データベースサーバ1002は、画像入出力装置100(1)により読み込まれた2値画像及び多値画像をデータベースとして管理する。データベースクライアント1003は、データベースサーバ1002のクライアントであり、データベースサーバ1002に保存されている画像データを閲覧/検索等することができる。
電子メールサーバ1004は、画像入出力装置100(1)により読み取られた画像を電子メールの添付ファイルとして受け取ることができる。電子メールクライアント1005は、電子メールサーバ1004のクライアントであり、電子メールサーバ1004が受け取ったメールを受信して閲覧したり、電子メールを送信したりすることが可能である。WWWサーバ1006は、HTML文書をLAN400に提供する。画像入出力装置100(1)は、WWWサーバ1006から提供されるHTML文書をプリントアウトすることができる。DNSサーバ1007は、インターネット上のドメイン名をIPアドレスに変換する。
LAN400は、ルータ1011によってインターネット/イントラネット1012に連結される。インターネット/イントラネット1012に、前述した画像入出力装置100(1)、データベースサーバ1002、WWWサーバ1006、電子メールサーバ1004とそれぞれ同様の装置である画像入出力装置100(2)、データベースサーバ1021、WWWサーバ1022、電子メールサーバ1023が連結されている。
以下、図2〜図11を用いて、画像入出力装置100におけるマルチファンクションシステム(画像入出力システム)の全体構成について説明する。また、図12を用いて、本実施の形態における画像データの保存処理の手法を説明する。
[画像入出力システムの全体構成の説明]
図2に示すように、リーダ部200は、原稿画像を光学的に読み取り、画像データに変換する。リーダ部200は、原稿を読み取るための機能を持つスキャナユニット210と、原稿用紙を搬送するための機能を持つ原稿給紙ユニット250とで構成される。プリンタ部300は、記録紙を搬送し、その上に画像データを可視画像として印字して装置外に排紙する。プリンタ部300は、複数種類の記録紙カセットを持つ給紙ユニット360と、画像データを記録紙に転写、定着させる機能を持つマーキングユニット310と、印字された記録紙をソート、ステイプルして機外へ出力する機能を持つ排紙ユニット370とで構成される。
制御装置110は、ネットワーク400を介して、各種ホストコンピュータ(図1に示すデータベースサーバ1002、電子メールサーバ1004、WWWサーバ1006等)と接続されている。制御装置110は、リーダ部200を制御して、原稿の画像データを読み込み、プリンタ部300を制御して画像データを記録用紙に出力することでコピー機能を提供する。また、リーダ部200から読み取った画像データをコードデータに変換し、ネットワーク400を介してホストコンピュータへ送信するスキャナ機能、及び、ホストコンピュータからネットワーク400を介して受信したコードデータを画像データに変換し、プリンタ部300に出力するプリンタ機能を提供する。操作部180は、制御装置110に接続され、液晶タッチパネルで構成され、画像入出力装置100を操作するためのユーザI/Fを提供する。制御装置110には、CD−ROM116が接続されている。また、制御装置110は、各ユーザ毎の認証記憶用メディアであるIDカード115にアクセスすることができる。
図3は、画像入出力装置100におけるリーダ部200及びプリンタ部300の内部の構成を示す側面図である。
リーダ部200において、原稿給送ユニット250は、原稿を先頭から順に1枚ずつプラテンガラス211上へ給送し、原稿の読み取り動作終了後、プラテンガラス211上の原稿を排出するものである。原稿がプラテンガラス211上に搬送されると、ランプ212を点灯し、そして光学ユニット213の移動を開始させて、原稿を露光走査する。この時の原稿からの反射光は、ミラー214、215、216及びレンズ217によってCCDイメージセンサ(以下CCDという)218へ導かれる。このように、走査された原稿の画像はCCD218によって読み取られる。リーダ画像処理部222は、CCD218から出力される画像データに所定の処理を施し、不図示のスキャナI/Fを介して制御装置110へ出力する。
プリンタ部300において、プリンタ画像処理回路部352は、不図示のプリンタI/Fを介して制御装置110から送られる画像信号をレーザドライバ317へ出力する。レーザドライバ317は、レーザ発光部313、314、315、316を駆動するものであり、プリンタ画像処理部352から出力された画像データに応じたレーザ光をレーザ発光部313、314、315、316から出射させる。このレーザ光はミラー340〜351によって感光ドラム325、326、327、328に照射され、これにより、感光ドラム325、326、327、328に、レーザ光に応じた潜像が形成される。
現像器321、322、323、324は、それぞれブラック(Bk)、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンダ(M)のトナーによって、潜像を現像する。現像された各色のトナーは、用紙に転写され、フルカラーのプリントアウトがなされる。用紙カセット360、361及び手差しトレイ362のいずれかより、レーザ光の照射開始と同期したタイミングで給紙された用紙は、レジストローラ333を経て、転写ベルト334上に吸着され、搬送される。そして、感光ドラム325、326、327、328に付着した現像剤を記録紙に転写する。現像剤の乗った記録紙は定着部335に搬送され、定着部335の熱と圧力により現像剤が記像紙に定着される。定着部335を通過した記録紙は排出ローラ336によって排出され、排紙ユニット370は排出された記録紙を束ねて記録紙の仕分け、及び、仕分けされた記録紙のステイプルを行う。
また、両面記録が設定されている場合は、排出ローラ336のところまで記録紙が搬送された後、排出ローラ336の回転方向が逆転され、フラッパ337によって再給紙搬送路338へ導かれる。再給紙搬送路338へ導かれた記録紙は、上述したタイミングで転写ベルト334へ給紙される。
[リーダ画像処理部の説明]
図4は、リーダ画像処理部222の詳細な構成を示すブロック図である。リーダ画像処理部222には、クランプ&Amp.&S/H&A/D部401及びシェーディング部402が含まれる。プラテンガラス211(図3参照)上の原稿は、CCD218に読み取られて電気信号に変換される。なお、CCD218は、カラーセンサである場合、RGBのカラーフィルタが1ラインCCD上にRGB順にインラインに乗った構成のものでもよい。あるいは、3ラインCCDで構成し、それぞれRフィルタ・Gフィルタ・BフィルタをそれぞれのCCDごとに並べたものでも構わない。あるいは、フィルタがオンチップ化、またはフィルタがCCDと別構成になったものでも構わない。
そして、変換された電気信号(アナログ画像信号)は、リーダ画像処理部222に入力され、クランプ&Amp.&S/H&A/D部401でサンプルホールド(S/H)され、アナログ画像信号のダークレベルを基準電位にクランプされ、所定量に増幅されて、A/D変換され、例えばRGB各8ビットのデジタル信号に変換される。上記したサンプルホールド、クランプ、増幅の処理の順序は、例示した順序に限るものではない。そして、上記変換されたRGB信号は、シェーディング部402で、シェーディング補正及び黒補正が施された後、制御装置110へと出力される。
[制御装置の説明]
図5は、制御装置110の機能を示すブロック図である。制御装置110は、メインコントローラ(記憶装置決定手段、記憶制御手段)111を有し、メインコントローラ111は、主に、CPU112と、バスコントローラ113と、調歩同期シリアル通信コントローラ114とから構成される。
CPU112とバスコントローラ113とは、制御装置110全体の動作を制御するものであり、CPU112は、ROM120からROMI/F121を経由して読み込んだプログラムに基づいて動作する。また、ホストコンピュータから受信したPDL(ページ記述言語)コードデータを解釈し、ラスタイメージデータに展開する動作も、このプログラムに記述されており、ソフトウェアによって処理される。バスコントローラ113は、各I/Fから入出力されるデータ転送を制御するものであり、バス競合時の調停やDMA(Direct Memory Access)データ転送の制御を行う。
DRAM122は、DRAMI/F123によってメインコントローラ111と接続されており、CPU112が動作するためのワークエリアや、画像データを蓄積するためのエリアとして使用される。コネクタ160、155は、それぞれリーダ部200、プリンタ部300(図3参照)とに接続される。また、コネクタ160、155には、それぞれ同調歩同期シリアルI/F173、172とビデオI/F163、162とが接続される。調歩同期シリアル通信コントローラ114は、リーダ部200、プリンタ部300の各CPU(図示せず)に対して、同調歩同期シリアルI/F173、172を介して制御コマンドを送受信し、操作部180(図2参照)のタッチパネルやキー入力の通信を行う。
ネットワークコントローラ125は、I/F127によってメインコントローラ111と接続され、コネクタ126によって外部ネットワークと接続される。外部ネットワークとしては、一般的にイーサネット(登録商標)等があげられる。シリアルコネクタ124は、メインコントローラ111と接続されて、外部機器との通信を行う。シリアルコネクタ124としては、一般的にUSB等があげられる。ファン128は、メインコントローラ111に接続され、制御装置110を冷却する。温度監視IC142は、シリアルバス143によってメインコントローラ111に接続されている。温度監視IC142は、ファン128の制御や、リアルタイムクロックモジュール137の温度補正等に用いられる。
メインコントローラ111が接続される汎用高速バス130には、拡張ボードを接続するための拡張コネクタ135、I/O制御部136、HD(ハードディスク)コントローラ131、CODEC133が接続される。汎用高速バス130としては、一般的にPCIバスがあげられる。CODEC133は、DRAM122に蓄積されたラスタイメージデータを、MH(Modified Huffman)/MR(Modified READ)/MMR(Modified Modified READ)/JBIG(Joint Bi-lebel Image Experts Group)/JPEG(Joint photographic Experts Group)等の方式で圧縮し、また逆に圧縮され蓄積されたコードデータをラスタイメージデータに伸長する。SRAM134は、CODEC133の一時的なワーク領域として使用される。DRAM122との間のデータの転送は、バスコントローラ113によって制御され、DMA転送される。
HDコントローラ131は、記憶装置を接続するためのものである。本実施例においては、このHDコントローラ131を介してHD(ハードディスク)ドライブ132が接続されている。HDドライブ132は、プログラムの格納、及び画像データの記憶等に用いられる。
I/O制御部136は、データバスの制御を行い、ポート制御部145や割り込み制御部146の制御を行う。
図10で後述するように、操作部180(図2参照)は、LCD表示部2001と、LCD表示部2001上に張り付けられたタッチパネル入力装置と、複数個のハードキーとを有する。図5に示すように、パネルI/F141は、LCDコントローラ140に接続され、操作部180上のLCD表示部2001に表示を行うためのI/Fと、ハードキーやタッチパネルキーの入力を行うためのキー入力I/F171とから構成される。タッチパネル入力装置またはハードキーにより入力された信号は、パネルI/F171を介してCPU112に伝えられ、LCD表示部2001は、パネルI/F141から送られてきた画像データを表示する。LCD表示部2001には、画像入出力装置100の操作における機能表示や画像データ等が表示される。
リアルタイムクロックモジュール137は、機器内で管理する日付と時刻を更新/保存するためのもので、バックアップ電池138によってバックアップされている。SRAM139は、バックアップ電池138でバックアップされ、ユーザーモード、各種設定情報、及びHDドライブ132のファイル管理情報等を蓄積している。
グラフィックプロセッサ151は、DRAM122に蓄積された画像データに対して、画像回転、画像変倍、色空間変換、二値化、スキャナ画像入力、プリンタ画像出力の処理を行う。DRAM152は、グラフィックプロセッサ151の一時的なワーク領域として使用される。グラフィックプロセッサ151は、I/F150を介してメインコントローラ111と接続され、DRAM122との間のデータの転送は、バスコントローラ113によって制御され、DMA転送される。
スキャナ画像処理157は、コネクタ160を介してリーダ部200と接続され、また、スキャナバス161によってグラフィックプロセッサ151と接続されている。スキャナ画像処理157は、リーダ部200から受け取った画像に対して所定の処理を施す機能を有し、さらに、リーダ部200から送られたビデオ制御信号をもとに生成した制御信号を、スキャナバス161に出力する機能も有する。FIFO158は、スキャナ画像処理157と接続され、リーダ部200から送られてくるビデオ信号のライン補正を行うのに用いられる。
プリンタ画像処理153は、コネクタ155を介してプリンタ部300と接続され、また、プリンタバス156によってグラフィックプロセッサ151と接続されている。プリンタ画像処理153は、グラフィックプロセッサ151から出力された画像データに所定の処理を施して、プリンタ部300へ出力する機能を有し、さらに、プリンタ部300から送られたビデオ制御信号をもとに生成した制御信号を、プリンタバス162に出力する機能も有する。
DRAM154は、プリンタ画像処理153に接続され、ビデオ信号を一定時間遅延させるのに用いられる。DRAM122上に展開されたラスタイメージデータのプリンタ部300への転送は、バスコントローラ113によって制御され、グラフィックプロセッサ151、プリンタ画像処理153、コネクタ155を経由して、プリンタ部300へDMA転送される。
[スキャナ画像処理の説明]
図6は、スキャナ画像処理157を担う部分の詳細な構成を示すブロック図である。リーダ部200からコネクタ160を介して送られる画像信号に対して、つなぎ&MTF(振幅伝達関数)補正部601で読み取り速度に応じてライン毎の遅延量を調整し、読み取り速度によって変化したMTFを補正する。CCD218(図3参照)が3ラインCCDである場合、つなぎ処理は3ラインの読み取り位置が同じになるように信号タイミングを補正する。FIFO158は、ライン遅延のバッファとして用いられる。読み取り位置タイミングが補正されたデジタル信号は、入力マスキング部602によって、CCD218の分光特性、ランプ212及びミラー214、215、216の分光特性がそれぞれ補正される。入力マスキング部602の出力はACS(オートカラーセレクト)カウント部603及びグラフィックプロセッサ151へと送られる。
[ACSカウント部の説明]
図7は、ACSカウント部603の構成を示すブロック図である。ACSカウント部603は、原稿がカラーなのか白黒なのかを判断する。つまり、画素ごとの彩度を求め、ある閾値以上の画素がどれだけ存在するかによってカラー判定を行うものである。しかし、白黒原稿であっても、MTF等の影響により、ミクロ的に見るとエッジ周辺に色画素が多数存在し、単純に画素単位でACS判定を行うのは難しい。このACS手法としては様々なものが提供されているが、本実施の形態では、ACSの手法はどの手法でもよいので、一般的な手法を説明する。
上記したように、白黒画像でもミクロ的に見ると色画素が多数存在するわけであるから、その画素が本当に色画素であるかどうかは、注目画素に対して周辺の色画素の情報で判定する必要がある。フィルタ501は、このような判定を行うものであり、注目画素に対して周辺画素を参照するためにFIFOの構造をとる。
領域検出回路502は、メインコントローラ111(図5参照)によりレジスタ507〜510に設定された値と、リーダ部200(図2参照)から送られたビデオ制御信号512とに基づき、ACSをかける領域信号505を作成する。色判定部503は、領域信号505に基づき、注目画素に対してフィルタ501内のメモリ内の周辺画素を参照し、注目画素が色画素か白黒画素かを決定する。カウンタ504は、色判定部503が出力した色判定信号506の個数を計数する。
メインコントローラ111は、読み込み範囲に対してACSをかける領域を決定し、これをレジスタ507〜510に設定する。本実施の形態では、原稿に対して独立に範囲を決める構成をとる。また、メインコントローラ111は、カウンタ504によって計数された色判定信号506の個数を、所定の閾値と比較し、当該原稿がカラーなのか白黒なのかを判断する。
メインコントローラ111は、レジスタ507〜510に、主走査方向、副走査方向のそれぞれについて、色判定部503が判定を開始する位置、判定を終了する位置を、リーダ部200から送られたビデオ制御信号512に基づいて設定しておく。本実施の形態では、実際の原稿の大きさよりもそれぞれ10mm程度小さめに設定される。
[プリンタ画像処理部の説明]
図8は、プリンタ画像処理153を担う部分の詳細な構成を示すブロック図である。グラフィックプロセッサ151から、プリンタバス156(図5参照)を介して送られる画像信号は、まず、プリンタ画像処理153のLOG変換部701に入力される。LOG変換部701は、LOG変換(輝度/濃度変換)でRGB信号からCMY信号に変換する。次にモアレ除去部702でモアレが除去される。UCR&マスキング部703では、モアレ除去処理されたCMY信号がUCR処理(下色除去処理)されることでCMYK信号が生成され、マスキング処理されることでプリンタの出力にあった信号に補正される。
UCR&マスキング部703で処理された信号は、γ補正部704で濃度調整された後、フィルタ部705でスムージング又はエッジ処理される。そして、出力切り替え706で、感光ドラム321〜324(図3参照)のドラム間の距離を補正するためにDRAM154にCMYK画像毎に一旦画像が蓄積され、ドラム間の距離が補正された画像がコネクタ155を介してプリンタ部300へ送られる。
[グラフィックプロセッサの説明]
図9は、グラフィックプロセッサ151の詳細な構成を示すブロック図である。グラフィックプロセッサ151は、いずれもモジュールである画像回転部801、画像変倍部802、色空間変換部803、画像二値化部805、スキャナ入力部806、プリンタ出力部807を有する。色空間変換部803には、LUT(ルックアップテーブル)804が接続されている。
DRAM152は、DRAMコントローラ808を介して各々のモジュールの一時的なワーク領域として使用される。各々のモジュールが用いるDRAM152のワーク領域が競合しないよう、あらかじめ各々のモジュールごとにワーク領域が静的に割り当てられている。グラフィックプロセッサ151は、I/F150を介してメインコントローラ111と接続され、DRAM122との間のデータの転送は、バスコントローラ113によって制御され、DMA転送される。
バスコントローラ113は、グラフィックプロセッサ151の各々のモジュールにモード等を設定する制御、及び、各々のモジュールに画像データを転送するためのタイミング制御を行う。入力インターフェース810は、I/F150から入力される画像データをクロスバースイッチ809に入力する。画像データ形式としては、2値ラスタイメージデータ、多値ラスタイメージデータ、JPEG等が扱われ、JPEG画像の場合は入力インターフェース810にてラスタイメージデータに変換されてクロスバースイッチ809にデータ出力される。
出力インターフェース811は、クロスバースイッチ809から入力される画像データをI/F150に出力する。クロスバースイッチ809から入力される画像データ形式はラスタイメージデータであるが、出力インターフェース811でJPEG圧縮を行ってI/F150にデータ出力することも行える。
[スキャナ入力部の説明]
次に、図9を参照して、グラフィックプロセッサ151のスキャナ入力部806における処理手順を説明する。まず、I/F150を介して、CPU112からバスコントローラ113にスキャナ入力制御のための設定を行う。この設定に従って、バスコントローラ113はスキャナ入力部806に対して必要な設定(入力処理に応じた各種パラメータ設定等)を行う。必要な設定を行った後に、再度、CPU112からバスコントローラ113に対して画像データ転送の許可を行う。その後、スキャナ画像処理157から入力される同期信号に同期して画像データがスキャナ入力部806に入力される。スキャナ入力部806は受け取った画像データを入力バッファとしてのDRAM152に一旦格納する。その後、スキャナ入力部806はDRAM152に格納された画像データをバスコントローラ113に転送する。画像データを受け取ったバスコントローラ113は、DRAM122もしくはI/F上の各デバイスにデータを転送する。
[プリンタ出力部の説明]
次に、図9を参照して、グラフィックプロセッサ151のプリンタ出力部807における処理手順を説明する。まず、I/F150を介して、CPU112からバスコントローラ113にプリンタ出力制御のための設定を行う。この設定に従って、バスコントローラ113はプリンタ出力部807に対して必要な設定(出力処理に応じた各種パラメータ設定等)を行う。必要な設定を行った後に、再度、CPU112からバスコントローラ113に対して画像データ転送の許可を行う。この許可に従い、バスコントローラ113はDRAM122もしくは各I/Fを介して接続されているデバイスから画像データの転送を開始する。プリンタ出力部807は、受け取った画像データをDRAM152に一旦格納する。その後、プリンタ画像処理153から入力される同期信号に応じてDRAM152に格納された画像をプリンタ画像処理153に出力する。
[操作部概要]
図10は、操作部180の構成を示す図である。図11は、操作部180のLCD表示部2001に表示される操作画面の一例を示す図である。
図10に示すように、操作部180には、LCD表示部2001が設けられると共に、いずれもハードキーである、スタートキー2002、ストップキー2003、IDキー2004及びリセットキー2005が設けられている。
図11に示すように、LCD表示部2001には操作画面2010が表示され、操作画面2010中に表示されたキーが押されると、その位置情報がCPU112に伝えられる。ユーザは、操作画面2010に従って、メニュー選択を行う。
スタートキー2002は、原稿画像の読み取り動作を開始する時等に用いられる。スタートキー2002の中央部には、緑と赤の2色LEDが設けられ、その色によってスタートキー2002が使える状態にあるかどうかを示す。ストップキー2003は、稼働中の動作を止める働きをする。IDキー2004は、ユーザのユーザIDを入力するときに用いられる。リセットキー2005は、ユーザからの設定を初期化するときに用いられる。
従来から提供されている機能は、Copy/Send/Retrieve/Tasks/Management/Configurationの6つの大きなカテゴリーに分かれており、これらは、図11に示す操作画面2010の上部に表示される6つのメインタブである、COPY2011、SEND2012、RETREIVE2013、TASKS2014、MGMT2015、CONFIG2016にそれぞれ対応している。これらのメインタブを押すことにより、各カテゴリーの画面への切り替えが行われる。他カテゴリーへの切り替えが許可されない場合は、メインタブの表示色が変わり、メインタブを押しても反応しない。
COPY2011の機能には、自機が有するスキャナとプリンタを使用して通常のドキュメント複写を行う機能と、自機が有するスキャナとネットワークで接続されたプリンタを使用してドキュメントの複写を行う機能(リモートコピー)とが含まれる。SEND2012の機能は、自機が有するスキャナに置かれたドキュメントを、電子メール、リモートプリンタ、ファックス、ファイル転送(FTP)及びデータベースに転送する機能であり、宛先を複数指定することが可能である。RETREIVE2013の機能は、外部にあるドキュメントを取得し、自機が有するプリンタで印刷する機能である。ドキュメントの取得手段としてWWW、電子メール、ファイル転送及びファックスの使用が可能である。
TASKS2014の機能は、ファックスやインターネットプリント等の外部から送られるドキュメントを自動処理し、定期的にRetrieveを行うためのタスクの生成、管理を行う機能である。MGMT2015の機能は、ジョブ・アドレス帳・ブックマーク・ドキュメント・アカウント情報等の管理を行う機能である。CONFIG2016の機能は、自機に関しての設定(ネットワーク、時計設定等)を行う機能である。
図12は、本実施の形態におけるデータ保存処理のフローチャートである。本実施の形態では、画像データの保存モードとして「高速保存モード(第2モード)」、「セキュアモード(第1モード)」、「通常モード(第3モード)」がある。「高速保存モード」は、記憶装置に対して高速に保存を行うモードである。「セキュアモード」は、データの保全・安全性を保つための保存モードである。
モードは、操作部180によりユーザが手動で切り替えることができる。複合機である画像入出力装置100が持つ機能のいずれを実行するかは、操作部180で指示される。各機能の詳細指示を行う際に、操作部180のLCD表示部2001に、データの保存モードを決定する設定欄が表示される。この設定欄にて、保存モードを設定することができる。なお、この他、高速プリントを行うような設定をした場合は、自動的に高速保存モードへ移行するようにしてもよい。
また、セキュアプリントのようなプリント指定があったような場合は、重要なデータであることを前提にセキュアモードとしてデータを処理させることも可能である。メインコントローラ111内に不図示のストレージコントローラがあり、これが、保存するデータのバスの幅やデータの送信先を柔軟に変更できる機能を有する。
データ保存処理が指示されると、まず、図12のステップS101で、モード切り替え手段として機能する操作部180による保存モードの設定を受け付け、設定された保存モードに応じたステップに進む。まず、高速保存モードが設定された場合について説明する。この場合、ステップS103に進み、入力される画像データを保存する記憶装置(以下、「保存先装置」と称する)を決定する。
保存先装置の対象になり得るもの、すなわち、画像データを保存可能な記憶装置としては、本実施の形態では、HDドライブ132(図5参照)等画像入出力装置100内部の記憶装置だけでなく、画像入出力装置100に設けられた各種ドライブによってアクセス可能なMO、DVD−RW等の外部記憶媒体も含まれる。また、このようなローカルな記憶装置だけでなく、LAN400を通じて接続されているデータベースサーバ1002、WWWサーバ1006、電子メールサーバ1004等における記憶領域上の記憶装置や、ユーザ認証が済んでいる個人のネットワーク領域上の記憶装置等の、検索されているネットワーク上の記憶装置も保存先装置の対象に含まれる。
画像入出力装置100において最も高速に保存できる記憶装置はあらかじめ分かっているため、前記ステップS103では、1つ以上の保存先装置が自動的に決定されることになる。本実施の形態では、例えば、HDドライブ132が保存先装置とされる。
なお、保存先装置の数を指定するようにすることも可能である。しかし、決定された複数の保存先装置のうち、転送速度が遅いものがあると、画像データの転送速度は、当該保存先装置における遅い転送速度に依存することになって、高速保存の目的からすると、好ましくない場合もある。
ところで、現状で考えれば、画像入出力装置100内部のHDドライブ132が最も高速アクセスが可能なデバイスと判断されるが、今後、ネットワークの高速化等に伴い、最速の記憶装置は、ネットワーク上のデバイスとなる可能性も生じ得る。また、実際には、現状においても、ネットワーク上にデータを出力した時点で、メインコントローラ111としての書き込み動作は終了すると考えると、画像入出力装置100内のストレージデバイスに保存するよりも高速になる可能性がある。
保存の設定以外の設定を行ったら、次に、ステップS104に進んで、保存の動作をスタートさせる。画像データは、リーダ部200やLAN400上からメインコントローラ111の上記不図示のストレージコントローラへラスタデータとして送信される。従って、次に、このラスタデータを画素単位に分解して(ステップS105)、保存先装置にデータを記憶させる(ステップS115)。その際、保存先装置が複数である場合は、各保存先装置に同時にアクセスしてデータを並行して保存させ、且つ、各保存先装置に上記分解した画素毎に順番に記憶させる。その後、本処理を終了する。
このように、画像データを画素単位に分解して保存しておくことで、仮に複数の保存先装置のうち1つが故障して、その故障した保存先装置からのデータ復旧が不能になった場合であっても、他の保存先装置に保存されたデータから、データ補間を行うことで、元の画像データ全体を復旧させることが可能になる。並列保存させる保存先装置が多いほど、データ復旧の精度も高くなる。
一方、前記ステップS101で、セキュアモードが設定された場合は、ユーザの指示に従って複数の保存先装置を決定する(ステップS106)。すなわち、ユーザは、保存先装置となり得るものの中から、画像データの分散保存を行いたい記憶装置を選択することができる。
次に、上記決定された保存先装置のうち、LAN400等のネットワーク上の保存先装置が存在する場合は、ネットワークトラフィックを監視して、おおよその転送速度を予測する(ステップS107)。次に、上記決定された保存先装置のうち、ネットワーク上の保存先装置以外のもの(ローカルな保存先装置)、例えば、画像入出力装置100の内部の保存先装置のバス速度を確認する(ステップS108)。
次に、上記予測した転送速度と、上記確認したバス速度とに基づいて、保存先装置に対するデータ保存の形態を決定する(ステップS109)。具体的には、画像データの保存において、例えば、ネットワーク上の保存先装置とローカルな保存先装置とがそれぞれ保存を受け持つデータ量の比率を決定する。その際、画像データの保存効率を最も高くするために、ネットワーク上の保存先装置とローカルな保存先装置とで、それぞれが受け持つデータ量分の保存がほぼ同じ時間で終了するように、比率を決定する。
なお、ネットワークにおいては、データ送信時にトラフィックが刻々と変化することはある。従って、ネットワークトラフィックを常時監視し、ネットワーク上の保存先装置に保存させるデータ量の比率を随時、動的に変更するようにしてもよい。
なお、前記ステップS106において、ユーザに保存先装置の候補を一応複数選択させた上で次の処理に移り、上記予測した転送速度と上記確認したバス速度とに基づいて、前記ステップS109において、上記候補の中から、実際に画像データを保存させる保存先装置を自動的に決定するようにしてもよい。その場合は、高速保存に最適な保存形態となるように、保存先装置の選定を行うと共に、ネットワーク上の保存先装置に保存させるデータ量の比率を決定するようにする。
次に、ステップS110では、IDカードによる認証機能を使用するか否かを判別する。この認証機能を使用するか否かは、画像データを保存する都度、ユーザが指定することができる。その判別の結果、IDカードによる認証機能を使用する場合は、IDカード115(図2参照)に、認証用データを書き込む(ステップS111)。この認証用データには、画像データを分散記憶する保存先装置を特定する情報が含まれる。これにより、分散保存させたデータの読み出し時に、より速くデータを読み出すことが可能になり、またデータの機密性も保たれる。
そして、なお、IDカード115として容量の大きい記録メディアを使用する場合は、それ自体に画像データの一部を書き込み、且つ、保存先装置を特定する情報も同時に書き込んでもよい。ちなみに、仮に、IDカード115等、各ユーザ個人が所有する記録メディアに分散記憶先等の情報を書き込まない場合は、結局、ネットワーク上のいずれかの装置にその情報が存在することになるため、データ流出に対する安全性は下がることになる。次に、ステップS112に進む。また、前記ステップS110の判別の結果、認証機能を使用しない場合も、ステップS112に進む。
ステップS112では、各保存先装置に対してどのようにデータを送信するかを決定し、続くステップS113、S114で、前記ステップS104、S105と同様の処理を実行して、前記ステップS115を実行する。
なお、セキュアモードについては、コピー以外の動作を想定しているが、転送速度が装置のスペックを満たしていれば、コピー動作時においても、外部機器を利用して読み取り画像データの一時書き込みを行うことも可能である。
前記ステップS101の判別の結果、通常モードが設定された場合は、保存先装置は、一律に、予めデフォルト等で定められた単一の記憶装置とされる。本実施の形態では、例えば、データベースサーバ1002が当該単一の保存先装置とされる。従って、ステップS102では、前記ステップS104と同様の処理を実行して、前記ステップS115を実行する。
本実施の形態によれば、複数の記憶装置に対して同時にアクセスを行い、複数の記憶装置を1つの装置として扱うことで、高速保存が可能となる。すなわち、セキュアモードでは、画像データを複数の保存先装置に分散保存するので、保存速度を高速化することができる。また、高速モードでは、最も高速に保存可能な保存先装置が決定されるので、保存速度を高速化することができる。しかも、複数の保存先装置に分散保存する際には、画像データを画素単位に分解して順番に保存させるので、一部の保存先装置が故障等しても、データ補間により、元の画像データ全体を復旧させることが可能で、データの保全性を確保することができる。よって、データの保存速度の向上及び保存したデータの保全性向上を図ることができる。
また、セキュアモードでは、所望により、IDカード115に認証用データを保存させることができるので、保存したデータのセキュリティを確保することができる。
また、ネットワーク上の保存先装置への転送速度を予測し、ローカルな保存先装置のバス速度を確認し、これらに基づいて、ネットワーク上の保存先装置に保存させるべきデータ量の比率を決定するので、転送効率を向上させて、データ保存速度をより向上させることができる。
また、高速モードとセキュアモードとをユーザが切り替え可能であるので、目的に応じて、いずれかのモードの機能に重点を置くことができ、ユーザの目的に応じて、保存速度向上と保全性向上の優先の度合いを適切に調整することができる。しかも、通常モードも選択可能であるので、従来通りの記憶態様も可能にして、使い勝手を向上させることができる。
なお、本実施の形態では、保存するデータとして画像データを例示したが、これに限るものではなく、文書データ等、高速保存、保全性の確保が求められる各種のデータに適用可能である。
本発明の一実施の形態に係るデータ記憶制御装置を含んで構成されるマルチファンクションシステムの全体構成図である。 本実施の形態の1つのデータ記憶制御装置の構成を示すブロック図である。 画像入出力装置におけるリーダ部及びプリンタ部の内部の構成を示す側面図である。 リーダ画像処理部の詳細な構成を示すブロック図である。 制御装置の機能を示すブロック図である。 スキャナ画像処理を担う部分の詳細な構成を示すブロック図である。 ACSカウント部の構成を示すブロック図である。 プリンタ画像処理を担う部分の詳細な構成を示すブロック図である。 グラフィックプロセッサの詳細な構成を示すブロック図である。 操作部の構成を示す図である。 操作部のLCD表示部に表示される操作画面の一例を示す図である。 本実施の形態におけるデータ保存処理のフローチャートである。
符号の説明
100 画像入出力装置(データ記憶制御装置)
111 メインコントローラ(記憶装置決定手段、記憶制御手段)
115 IDカード(認証記憶用メディア)
132 HDドライブ(ローカルな記憶装置)
180 操作部(モード切り替え手段)
200 リーダ部(データ入力手段)
1002 データベースサーバ(ネットワーク上の記憶装置)
1004 電子メールサーバ(ネットワーク上の記憶装置)
1006 WWWサーバ(ネットワーク上の記憶装置)

Claims (7)

  1. 内蔵記憶装置及び/又は外部記憶装置であるローカルな記憶装置とネットワーク上の記憶装置とにアクセスすることが可能に構成されたデータ記憶制御装置であって、
    データを入力するデータ入力手段と、
    アクセス可能な複数の記憶装置のうち、データの保存先となる記憶装置を少なくとも1つ決定する記憶装置決定手段と、
    前記データ入力手段により入力されたデータを、前記記憶装置決定手段により決定された記憶装置に対して記憶させる記憶制御手段とを有し、
    前記記憶制御手段は、前記記憶装置決定手段により複数の記憶装置が決定された場合は、前記入力されたデータを、前記決定された複数の記憶装置に分散記憶させることを特徴とするデータ記憶制御装置。
  2. 前記記憶制御手段は、前記決定された複数の記憶装置に、前記ローカルな記憶装置と前記ネットワーク上の記憶装置とが含まれる場合は、前記ネットワーク上の記憶装置に対するデータ転送速度を予測し、その予測結果に応じて、前記入力されたデータのデータ量に対する前記ネットワーク上の記憶装置に記憶させるべきデータのデータ量の比率を調節することを特徴とする請求項1記載のデータ記憶制御装置。
  3. 前記入力されたデータはラスタデータであり、前記記憶制御手段は、前記ラスタデータを前記決定された複数の記憶装置に分散記憶させる際には、各記憶装置に、1画素毎に順番に保存させることを特徴とする請求項1または2記載のデータ記憶制御装置。
  4. 前記アクセス可能な複数の記憶装置とは別に認証記憶用メディアを有し、前記記憶制御手段は、前記入力されたデータを前記決定された複数の記憶装置に分散記憶させる際には、前記データを分散記憶させる複数の記憶装置を特定するための情報を前記認証記憶用メディアに記憶させることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のデータ記憶制御装置。
  5. データの保存モードとして第1モードと第2モードとを切り替えるモード切り替え手段を有し、前記記憶装置決定手段は、前記第1モードでは、ユーザの選択指示に基づいて複数の記憶装置を決定する一方、前記第2モードでは、前記データの保存が最も高速に行える少なくとも1つの記憶装置を自動決定することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のデータ記憶制御装置。
  6. 前記モード切り替え手段は、データの保存モードとして、さらに第3モードに切り替え可能であり、前記第3モードでは、前記記憶装置決定手段がデータの保存先となる記憶装置を決定することなく、前記記憶制御手段は、前記入力されたデータを、一律に、所定の単一の記憶装置に記憶させることを特徴とする請求項5記載のデータ記憶制御装置。
  7. 内蔵記憶装置及び/又は外部記憶装置であるローカルな記憶装置とネットワーク上の記憶装置とにアクセスすることが可能なデータ記憶制御方法であって、
    データを入力するデータ入力工程と、
    アクセス可能な複数の記憶装置のうち、データの保存先となる記憶装置を少なくとも1つ決定する記憶装置決定工程と、
    前記データ入力工程により入力されたデータを、前記記憶装置決定工程により決定された記憶装置に対して記憶させる記憶制御工程とを有し、
    前記記憶制御工程は、前記記憶装置決定工程により複数の記憶装置が決定された場合は、前記入力されたデータを、前記決定された複数の記憶装置に分散記憶させることを特徴とするデータ記憶制御方法。
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