JP2007019651A - オーディオシステム及びオーディオシステム制御方法 - Google Patents

オーディオシステム及びオーディオシステム制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2007019651A
JP2007019651A JP2005196665A JP2005196665A JP2007019651A JP 2007019651 A JP2007019651 A JP 2007019651A JP 2005196665 A JP2005196665 A JP 2005196665A JP 2005196665 A JP2005196665 A JP 2005196665A JP 2007019651 A JP2007019651 A JP 2007019651A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mono
speaker
signal
audio
audio system
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005196665A
Other languages
English (en)
Inventor
Masami Nakamura
真巳 中村
Hidenori Otsu
秀紀 大津
Makoto Igarashi
誠 五十嵐
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kenwood KK
Original Assignee
Kenwood KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kenwood KK filed Critical Kenwood KK
Priority to JP2005196665A priority Critical patent/JP2007019651A/ja
Publication of JP2007019651A publication Critical patent/JP2007019651A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Circuit For Audible Band Transducer (AREA)
  • Stereophonic System (AREA)

Abstract

【課題】 聴取者が、デュアルモノ信号に係るモノ音声を、モノ再生モード時も、支障なく聞き取ることができるオーディオシステム10を提供する。
【解決手段】 デコーダ24は、SPDIFからの入力信号がデュアルモノ信号であるか否かを検出する。デュアルモノ機能実行部25は、SPDIFからの入力信号がデュアルモノ信号であれば、該デュアルモノ信号からCh1及びCh2のモノ音声信号を分離、抽出する。ダウンミックス部26は、オーディオシステム10が前左のスピーカ12、前右のスピーカ14及び前中央のスピーカ13を含むものとして設定されている場合では、モノ音声信号を前左スピーカ12及び前右スピーカ14から出力する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、デュアルモノに係る音声出力を改善するオーディオシステム及びオーディオシステム制御方法に関するものである。
DVDのマルチチャンネル再生を可能にしているオーディオシステムはデュアルモノ機能を装備している。デュアルモノ機能は、デュアルモノの入力信号のみを処理対象としており、非デュアルモノの入力信号はデュアルモノ機能による処理を受けることはない。
図8はDVDのマルチチャンネル再生を可能にしている従来のオーディオシステムのデュアルモノ機能による出力チャンネル構成(モノ音声信号の出力先のスピーカ)を示している。ユーザは、デュアルモノ信号に含まれるモノ音声の再生モードに関し、「ステレオ」、「チャンネル1モノ」、「チャンネル2モノ」及び「ミックスモノ」のどれかを選択するようになっている。再生モードの内、「ステレオ」はステレオ再生モードに分類され、「チャンネル1モノ」、「チャンネル2モノ」及び「ミックスモノ」はモノ再生モードに分類される。
「1/0」,「2/x」,「3/x」において、分子の数値は前(フロント)のスピーカ数を意味し、分母の数値は後ろ(リア)のスピーカ数を意味する。xは任意の数値を意味する。
スピーカが1個しかないオーディオシステムに対しては、「1/0」と設定される。スピーカが前の左右に1個ずつ配備されるオーディオシステムに対しては後ろのスピーカの有無に関係なく、「2/x」と設定される。前左、前右及び前中央の計3個のスピーカが配備されるオーディオシステムに対しては、後ろのスピーカの有無に関係なく、「3/x」と設定される。「1/0」,「2/x」,「3/x」は、典型的には、ユーザ自身がスピーカ構成がそれらのうちのどれに該当するものであるかをあらかじめ設定しておくようになっているが、自動車メーカが純正品のオーディオシステムについてそのどれかに設定していることもある。
図8では、デュアルモノ信号が含む2個の音声信号をそれぞれCh1,Ch2と名付けている。一般的には、Ch1が主音声であり、Ch2が副音声である。図8の各升目(セル)において、Ch1又はCh2が記載されているものは、それらが対応のスピーカ(Center,Left,Right)から出力されることを意味し、「−」の記載されている升目は、対応のスピーカから音声の出力がないことを意味している。
「1/0」が設定されている場合には、ユーザからのステレオ、チャンネル1モノ、チャンネル2モノ及びミックスモノの再生モード指定に対して、前中央のスピーカ(Center)へ、それぞれCh1+Ch2,Ch1,Ch2,Ch1+Ch2が送られる。「2/x」が設定されている場合には、ユーザからのステレオ、チャンネル1モノ、チャンネル2モノ及びミックスモノの再生モード指定に対して、前左のスピーカ(Left)へそれぞれそれぞれCh1,Ch1,Ch2,Ch1+Ch2が送られ、前右のスピーカ(Right)へそれぞれCh2,Ch1,Ch2,Ch1+Ch2が送られる。「3/x」が設定されている場合には、ユーザからのステレオ、チャンネル1モノ、チャンネル2モノ及びミックスモノの再生モード指定に対して、前左のスピーカ(Left)用の出力端子へそれぞれCh1,−,−,−が送られ、前中央のスピーカ(Center)用の出力端子へそれぞれ−,Ch1,Ch2,Ch1+Ch2が送られ、前右のスピーカ(Right)用の出力端子へそれぞれCh2,−,−,−が送られる。
一方、特許文献1は、受信信号に副音声信号や独立音声信号が含まれる場合に、副音声の出力を中止したり、副音声を出力するスピーカから副音声の代わりに主音声を出力したりして(特許文献1の図14に対する図1及び図5)、これにより、主音声(例えば日本語)と副音声(例えば外国語)との同時出力を防止している(特許文献1の0034,0091〜0095)。
特開平7−162384号公報
従来のオーディオシステムでは、「3/x」が設定され、ユーザがモノ再生モードを指定しているならば、モノ音声信号は、前中央のスピーカから出力される。このため、聴取者が前中央のスピーカから遠かったり、騒音が存在したりする聴取環境下では、聴取者は、前中央のスピーカからのモノ音声が非常に聞き取り難くなることがある。例えば、前中央スピーカ付きオーディオシステムが自動車に搭載される場合、前中央のスピーカは、通常、ダッシュパネル中央に配置されるため、前から二列目や三列目の乗員は、前中央のスピーカからだいぶ、離れた位置になる。また、自動車の車室内では、ロードノイズ等、大きい騒音が存在する。
一方、CDの再生では、デュアルモノ信号を含む再生信号が存在しないとともに、CDのモノ音声は、前中央のスピーカから出力されることはなく、前左のスピーカ及び前右のスピーカの両方から出力されるようになっている。したがって、ユーザは、CDのモノ音声とDVDのモノ音声とで出力スピーカが異なることに対し、違和感をもつ。
特許文献1は、主音声と副音声又は独立音声との同時出力に因るユーザの聴取混乱防止のために、主音声のみを出力し、副音声及び独立音声は出力中止することを開示するのみである。特許文献1は、3/x等のスピーカ設定のために、デュアルモノ信号に係るモノ音声が前中央のスピーカから単独出力することになる場合に、前中央のスピーカから遠く離れている聴取者が主音声や副音声のモノ音声を支障なく聞き取らせる解決手段についてなんらの示唆を与えていない。
本発明の目的は、聴取者が、デュアルモノ信号に係るモノ音声を、モノ再生モード時も、支障なく聞き取ることができるオーディオシステム及びオーディオシステム制御方法を提供することである。
本発明のオーディオシステムは次のものを有している。
入力音声信号がデュアルモノ信号であるか否かを検出するデュアルモノ信号検出手段、
オーディオシステムが前左のスピーカ、前右のスピーカ及び前中央のスピーカを含むものとして設定されている否かを検出するスピーカ設定検出手段、
デュアルモノ信号の再生についてユーザが指定した再生モードがモノ再生モードであるか否かを検出するモノ再生モード検出手段、及び
入力音声信号がデュアルモノ信号であり、オーディオシステムが前左のスピーカ、前右のスピーカ及び前中央のスピーカを含むものとして設定されており、かつモノ再生モードが指定されている場合は、デュアルモノ信号から抽出したモノ音声信号を前左及び前右のスピーカへ送出するモノ音声信号送出手段。
本発明のオーディオシステム制御方法は次のステップを有している。
入力音声信号がデュアルモノ信号であるか否かを判定するステップ、
オーディオシステムが前左のスピーカ、前右のスピーカ及び前中央のスピーカを含むものとして設定されている否かを判定するステップ、
デュアルモノ信号の再生についてユーザが指定した再生モードがモノ再生モードであるか否かを判定するステップ、及び
入力音声信号がデュアルモノ信号であり、オーディオシステムが前左のスピーカ、前右のスピーカ及び前中央のスピーカを含むものとして設定されており、かつモノ再生モードが指定されている場合は、デュアルモノ信号から抽出したモノ音声信号を前左及び前右のスピーカへ送出するステップ。
本発明によれば、デュアルモノ信号に係るモノ音声を、モノ再生モード時に、前左及び前右のスピーカから出力することになるので、騒音が存在していたり、聴取位置が前中央のスピーカから遠かったりする聴取環境下においても、聴取者はデュアルモノ信号に係るモノ音声を適切に聞き取ることができる。
図1はオーディオシステム10の概略構成図である。オーディオシステム10は、オーディオ装置本体11、前左スピーカ12、前中央のスピーカ13、前右スピーカ14、後左スピーカ15及び後右スピーカ16を有している。オーディオシステム10は、さらに、サブウーハー(図示せず)を装備していてもよい。前左スピーカ12、前中央のスピーカ13、前右スピーカ14、後左スピーカ15及び後右スピーカ16は、予定される聴取者位置19に対して、それぞれ前左、前中央、前右、後左及び後右の相対位置になるように配置される。
オーディオシステム10が、建物の室内ではなく、乗用車の車室内に配置される場合、典型的な自動車では、前左スピーカ12及び前右スピーカ14は、運転席の左右のドアに配備される。前中央のスピーカ13は、ダッシュボードの左右方向ほぼ中央に配備され、後左スピーカ15及び後右スピーカ16は、最後席の後方に配備される。
図2はオーディオ装置本体11(図1)の主要部構成図である。オーディオ装置本体11は、デコーダ24、デュアルモノ機能実行部25、ダウンミックス部26及びスピーカ用出力端子28a〜fを有している。従来のオーディオ装置本体は、デコーダ24、デュアルモノ機能実行部25及びスピーカ用出力端子28a〜fは有するものの、ダウンミックス部26は有していなかった。スピーカ用出力端子28aは前左スピーカ12へケーブルを介して接続され、スピーカ用出力端子28bは前右スピーカ14へケーブルを介して接続され、スピーカ用出力端子28cは後左スピーカ15へケーブルを介して接続され、スピーカ用出力端子28dは後右スピーカ16へケーブルを介して接続され、スピーカ用出力端子28eは前中央のスピーカ13へケーブルを介して接続され、スピーカ用出力端子28fはサブウーハー(図示せず)へケーブルを介して接続される。各スピーカ用出力端子28a〜fに対して対応のスピーカがオーディオシステム10に装備されていない場合、該スピーカ用出力端子にはケーブルが未接続となる。
デコーダ24は、SPDIF(Sony Philips Digital Interface)よりAC3(Audio Code number 3)やDTS(Digital Theater Systems)等のエンコードデータのビットストリームを供給される。該ビットストリームには、音声データの他に、ビットストリーム情報が含まれており、デコーダ24は、ビットストリームから抽出したビットストリーム情報のオーディオコーディングモードを参照することにより、SPDIFからの入力信号がデュアルモノ信号であるか否かを判別することができる。
デュアルモノ機能実行部25は、SPDIFからの入力信号がデュアルモノ信号である場合のみ、該デュアルモノ信号に対して所定の処理を行い、デュアルモノ信号でなければ、デコーダ24からの入力信号に対して何の処理もせずに、そのまま通過させて、ダウンミックス部26へ送る。デュアルモノ機能実行部25は、SPDIFからの入力信号がデュアルモノ信号であれば、該デュアルモノ信号からCh1及びCh2(前述したように、Ch1、Ch2は、デュアルモノ信号に含まれる2個のモノ音声信号についての説明便宜上の名前とする。)のモノ音声信号を分離、抽出し、Ch1及びCh2を、3/x等のスピーカ設定とユーザの指定した再生モードとに基づき、前述の図8のように、各スピーカへ分配する。
ダウンミックス部26は、SPDIFからの入力信号がデュアルモノ信号でありかつスピーカ設定が「3/x」となっている場合には、3/xにおけるモノ音声信号の出力スピーカを図8のものから図3のものへ変更する。ダウンミックス部26は、スピーカ設定が「3/x」となっているか否かを、例えばマイコン(図示せず)からの制御信号に検出する。
図3はダウンミックス部26装備のオーディオシステム10における出力チャンネル構成を示している。図3並びに後述の図4及び図6における用語及び見方は従来技術に係る図8において説明したとおりである。図8の内容に対する図3の内容の相違点は、スピーカ設定が「3/x」である場合には、各モノ再生モード(チャンネル1モノ、チャンネル2モノ及びミックスモノ)に対し、モノ音声信号の出力スピーカを、スピーカ設定が「2/x」である場合のものと同一にし、前中央のスピーカ(Center)はモノ音声信号の出力スピーカから除外していることである。
これにより、オーディオシステム10では、スピーカ設定が「3/x」である場合、Ch1及び/又はCh2のモノ音声は、前中央のスピーカ13からではなく、前左スピーカ12及び前右スピーカ14から出力される。結果、建物や自動車の室内の聴取者は、デュアルモノ信号に係るモノ音声を、十分に近いスピーカから聴取することになり、ロードノイズ等の騒音の存在にもかかわらず、モノ音声を聞き取り易くなる。
図4は図3に対してモノ音声信号の出力スピーカを一部変更したものである。ダウンミックス部26は、デュアルモノ機能実行部25からのモノ音声の出力スピーカを、図3のものから図4のものへ変更する。図3の内容に対する図4の内容の相違点は、スピーカ設定が「3/x」である場合には、各モノ再生モード(チャンネル1モノ、チャンネル2モノ及びミックスモノ)に対し、Ch1及び/又はCh2のモノ音声の出力スピーカに、図3のもののほか、前中央のスピーカ13も含めていることである。結果、図4の出力スピーカは図3の出力スピーカ+図8の出力スピーカとなる。
図5は分配追加部30を追加装備したオーディオ装置本体11の主要部構成図である。分配追加部30は、ダウンミックス部26とスピーカ用出力端子28a〜fとの間に介在する。分配追加部30は、車載型のオーディオシステム10に装備されることが多い。分配追加部30は、ダウンミックス部26からスピーカ用出力端子28a及びスピーカ用出力端子28b用に送られて来る音声信号をそれぞれスピーカ用出力端子28c及びスピーカ用出力端子28dへも分配、送出するようにしている。したがって、図3又は図4における「2/x」及び「3/x」において、列名が左(Left)となっている列に属するCh1及び/又はCh2は、前左スピーカ12と共に後左スピーカ15へも送られ、列名が右(Right)となっている列に属するCh1及び/又はCh2は前右スピーカ14と共に後右スピーカ16へも送られる。
ここまでの説明では、ダウンミックス部26におけるダウンミックス処理は、SPDIFからの入力音声信号がデュアルモノ信号であって、モノ再生モードが指定されている場合に限り、実施されることになっている。ダウンミックス機能は、ソースからの入力音声信号が前中央のスピーカ13用のもののみである場合にも、作動させることができる。
ソースからの入力音声信号が前中央のスピーカ13用のもののみであるか否かは、ソースからの入力音声信号が1/0(図3、図4及び図8におけるスピーカ設定のパラメータ1/0とは意味がまったく異なる。)信号か否かから検出できる。1/0信号であるか否かは、ビートストリーム情報のオーディオコーディングモードを参照して、調べることができる。1/0とは、例えば、DVDのドルビー情報や地上波デジタル放送では、デュアルモノ信号を意味し、通常テレビ放送では音声多重放送を意味し、AM放送ではモノ信号を意味する。
ダウンミックス部26は、ソースからの入力音声信号が1/0信号である場合、1/0信号としての音声信号を前左スピーカ12及び前右スピーカ14へ送出する。これにより、聴取者は、デュアルモノ信号のモノ音声だけでなく、通常テレビ放送における音声多重放送の前中央スピーカ用音声、AM放送におけるモノ音声を、前左スピーカ12及び前右スピーカ14から聞くことができる。さらに、図5のように、オーディオ装置本体11に分配追加部30を装備するオーディオシステム10では、それら音声は、後左スピーカ15及び後右スピーカ16からも聞くことができる。
図6はオーディオシステム40の機能ブロック図である。オーディオシステム40は、デュアルモノ信号検出手段41、スピーカ設定検出手段42、モノ再生モード検出手段43、モノ音声信号送出手段44、分配追加手段46及び音声信号検出手段47を有している。分配追加手段46及び音声信号検出手段47の装備は任意である。
オーディオシステム40は、例えば、建築物の室内や、自動車の車室内に配備される。前述のオーディオシステム10(図1)はオーディオシステム40の一例である。オーディオ装置本体11のデコーダ24はオーディオシステム40のデュアルモノ信号検出手段41、スピーカ設定検出手段42及びモノ再生モード検出手段43の一例である。オーディオ装置本体11のデュアルモノ機能実行部25及びダウンミックス部26はオーディオシステム40のモノ音声信号送出手段44の一例である。オーディオ装置本体11の分配追加部30(図5)は分配追加手段46の一例である。
デュアルモノ信号検出手段41は、入力音声信号がデュアルモノ信号であるか否かを検出する。スピーカ設定検出手段42は、オーディオシステムが前左のスピーカ、前右のスピーカ及び前中央のスピーカを含むものとして設定されている否かを検出する。
モノ再生モード検出手段43は、デュアルモノ信号の再生についてユーザが指定した再生モードがモノ再生モードであるか否かを検出する。モノ音声信号送出手段44は、入力音声信号がデュアルモノ信号であり、オーディオシステムが前左のスピーカ、前右のスピーカ及び前中央のスピーカを含むものとして設定されており、かつモノ再生モードが指定されている場合は、デュアルモノ信号から抽出したモノ音声信号を前左及び前右のスピーカへ送出する。
デュアルモノ信号のソースは例えばDVDである。オーディオシステム40が前左のスピーカ、前右のスピーカ及び前中央のスピーカを含むものとしての設定は、例えばユーザ(聴取者)が自己のオーディオシステム40の使用に先立ち、自ら行なう。オーディオシステム40が、車載型で、かつ自動車に購入当初から装備される場合には、オーディオシステム40が前左のスピーカ、前右のスピーカ及び前中央のスピーカを含むものとしての設定は、自動車メーカが行なうこともある。
デュアルモノに対するモノ再生モードとは、例えば、チャンネル1モノ、チャンネル2モノ又はミックスモノであるが、これに限定されない。
前左及び前右のスピーカは、一般的に、前中央のスピーカに比して、(特にオーディオシステム40が自動車に搭載されている場合)聴取者に近い場所にある。また、前左及び前右のスピーカは、一般的に、前中央のスピーカより音質特性が優れている。結果、聴取者は、モノ音声を明確かつ高品質で適切に聴取することができる。
好ましくは、モノ音声信号送出手段44は、入力音声信号がデュアルモノ信号であり、オーディオシステム40が前左のスピーカ、前右のスピーカ及び前中央のスピーカを含むものとして設定されており、かつモノ再生モードが指定されている場合は、デュアルモノ信号から抽出したモノ音声信号を、(a)前中央のスピーカへも送出するか、又は(b)前中央のスピーカへは送出中止するものである。
(a)に対応するモノ音声信号の出力スピーカ例は前述の図4に示されている。(b)に対応するモノ音声信号の出力スピーカ例は前述の図3に示されている。典型的には、モノ音声信号送出手段44は、(a)及び(b)のいずれを選択するかをユーザ指示に基づき選択する。該ユーザ指示は、3/x等のスピーカ設定と同様に、デュアルモノ信号の入力開始に先立ち、あらかじめ行われてもよいし、デュアルモノ信号の入力開始のつど、行われてもよいとする。
オーディオシステム40は分配追加手段46を有することもできる。分配追加手段46は、前左及び前右のスピーカへ送出される音声信号を、後左及び後右のスピーカへも分配して送出する。
特に、オーディオシステム40が自動車に搭載されている場合には、最後列の乗員は、前左及び前右のスピーカから遠くなり、前左及び前右のスピーカからモノ音声が出力されていても、ロードノイズ等のために、聞き取り難くなる。デュアルモノに係るモノ音声が、モノ再生モード時に、後左及び後右のスピーカから出力されることにより、この聞き取り難さを解消することができる。
オーディオシステム40は、マルチチャンネル対応ソースから入力される音声信号が前中央のスピーカ用のものだけである場合にも、所定の処理を実行してもよい。すなわち、オーディオシステム40は、さらに、音声信号検出手段47を装備する。音声信号検出手段47は、マルチチャンネル対応ソースから入力される音声信号が前中央のスピーカ用のものだけであるか否かを検出する。モノ音声信号送出手段44は、マルチチャンネル対応ソースからの入力される音声信号が前中央のスピーカ用のものだけである場合、前中央のスピーカ用の音声信号を前左及び前右のスピーカへ送出する。
こうして、本来は、前中央スピーカから単独出力される音声が、前左及び前右のスピーカから出力されることにより、聴取者の聞き取り難さを解消することができる。なお、音声信号検出手段47と、音声信号検出手段47による検出に対して、対応の処理(前中央のスピーカ用の音声信号を前左及び前右のスピーカへ送出)を行うモノ音声信号送出手段44とを、デュアルモノ信号検出手段41、スピーカ設定検出手段42及びモノ再生モード検出手段43とは独立に装備するオーディオシステムを構築することも可能である。
なお、オーディオシステム40は、マルチチャンネル対応ソースからの入力される音声信号が前中央のスピーカ用のものだけであるために、前中央のスピーカ用の音声信号を前左及び前右のスピーカへ送出している期間に、該音声信号を、(c)本来の前中央のスピーカへ送出してもよいし、また、(d)本来の前中央のスピーカ用の出力端子への送出を中止してもよいとする。また、好ましくは、オーディオシステム40が(c)及び(d)のいずれを選択すべきかは、ユーザが適宜指示できるようになっている。
図7はオーディオシステム制御方法50のフローチャートである。オーディオシステム制御方法50はS51、S52、S53、S54を有している。S51,S52,S53の順番は、図7のものに限定されず、任意でよい。
S51では、入力音声信号がデュアルモノ信号であるか否かを判定し、判定結果が正であれば、S52へ進み、否であれば、オーディオシステム制御方法50を終了する。
S52では、オーディオシステム40が前左のスピーカ、前右のスピーカ及び前中央のスピーカを含むものとして設定されている否かを判定し、判定結果が正であれば、S53へ進み、否であれば、オーディオシステム制御方法50を終了する。
S53では、デュアルモノ信号の再生についてユーザが指定した再生モードがモノ再生モードであるか否かを判定し、判定結果が正であれば、S54へ進み、否であれば、オーディオシステム制御方法50を終了する。
S54では、デュアルモノ信号から抽出したモノ音声信号を前左及び前右のスピーカへ送出する。
S54では、例えば、デュアルモノ信号から抽出したモノ音声信号を、(a)前中央のスピーカ用の出力端子へも送出してもよいし、(b)前中央のスピーカ用の出力端子へは送出中止してもよいとする。この場合、(a)及び(b)のどちらを選択するかをユーザが指示可能にすることが好ましい。
オーディオシステム制御方法50では、次の第1のステップをS54の後ろに追加することが可能である。該第1のステップでは、前左及び前右のスピーカへ送出される音声信号を、後左及び後右のスピーカへも分配して送出する。
次の第2及び第3のステップは、オーディオシステム制御方法50におけるS51の前に追加することができる。すなわち、第2のステップでは、マルチチャンネル対応ソースから入力される音声信号が前中央のスピーカ用のものだけであるか否かを判定し、判定が正であれば、第3のステップへ進み、否であれば、オーディオシステム制御方法50を終了する。第3のステップでは、前中央のスピーカ用の音声信号を前左及び前右のスピーカへ送出する。
第2及び第3のステップは、オーディオシステム制御方法50とは別の独立のオーディオシステム制御方法として実施することもできる。第2及び第3のステップをオーディオシステム制御方法50にS51の前に組み込む場合、第2のステップにおける判定が否であるときは、オーディオシステム制御方法50を終了せずに、S51へ進むようにしてもよい。
本発明を最良の形態について説明したが、本発明は、これに限定されず、要旨の範囲内で種々の形態により実施可能であることは言うまでもない。
出力チャンネル構成の概略構成図である。 オーディオ装置本体の主要部構成図である。 ダウンミックス部により出力スピーカを変更された後の各モノ音声信号の出力スピーカを示す図である。 図3に対してモノ音声信号の出力スピーカ用出力端子を一部変更したものである。 分配追加部を追加装備したオーディオ装置本体の主要部構成図である。 オーディオシステムの機能ブロック図である。 オーディオシステム制御方法のフローチャートである。 DVDのマルチチャンネル再生を可能にしている従来のオーディオシステムのデュアルモノ機能によるモノ音声信号の出力先のスピーカを示す図である。
符号の説明
40:オーディオシステム、41:デュアルモノ信号検出手段、42:出力先指定検出手段、43:モノ再生モード検出手段、44:声信号送出手段、46:分配追加手段、50:オーディオシステム制御方法。

Claims (6)

  1. 入力音声信号がデュアルモノ信号であるか否かを検出するデュアルモノ信号検出手段、
    オーディオシステムが前左のスピーカ、前右のスピーカ及び前中央のスピーカを含むものとして設定されている否かを検出するスピーカ設定検出手段、
    デュアルモノ信号の再生についてユーザが指定した再生モードがモノ再生モードであるか否かを検出するモノ再生モード検出手段、及び
    入力音声信号がデュアルモノ信号であり、オーディオシステムが前左のスピーカ、前右のスピーカ及び前中央のスピーカを含むものとして設定されており、かつモノ再生モードが指定されている場合は、デュアルモノ信号から抽出したモノ音声信号を前左及び前右のスピーカへ送出するモノ音声信号送出手段、
    を有していることを特徴とするオーディオシステム。
  2. 前記モノ音声信号送出手段は、入力音声信号がデュアルモノ信号であり、オーディオシステムが前左のスピーカ、前右のスピーカ及び前中央のスピーカを含むものとして設定されており、かつモノ再生モードが指定されている場合は、デュアルモノ信号から抽出したモノ音声信号を、前中央のスピーカへも送出するか、又は前中央のスピーカへは送出中止するものであることを特徴とする請求項1記載のオーディオシステム。
  3. 前記モノ音声信号送出手段は、デュアルモノ信号から抽出したモノ音声信号を、前中央のスピーカへも送出するか、又は前中央のスピーカへは送出中止するかをユーザ指示に基づき選択することを特徴とする請求項2記載のオーディオシステム。
  4. 前左及び前右のスピーカへ送出される音声信号を、後左及び後右のスピーカへも分配して送出する分配追加手段、
    を有していることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のオーディオシステム。
  5. マルチチャンネル対応ソースから入力される音声信号が前中央のスピーカ用のものだけであるか否かを検出する音声信号検出手段、及び
    マルチチャンネル対応ソースからの入力される音声信号が前中央のスピーカ用のものだけである場合、前中央のスピーカ用の音声信号を前左及び前右のスピーカへ送出する前記モノ音声信号送出手段、
    を有していることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のオーディオシステム。
  6. 入力音声信号がデュアルモノ信号であるか否かを判定するステップ、
    オーディオシステムが前左のスピーカ、前右のスピーカ及び前中央のスピーカを含むものとして設定されている否かを判定するステップ、
    デュアルモノ信号の再生についてユーザが指定した再生モードがモノ再生モードであるか否かを判定するステップ、及び
    入力音声信号がデュアルモノ信号であり、オーディオシステムが前左のスピーカ、前右のスピーカ及び前中央のスピーカを含むものとして設定されており、かつモノ再生モードが指定されている場合は、デュアルモノ信号から抽出したモノ音声信号を前左及び前右のスピーカへ送出するステップ、
    を有していることを特徴とするオーディオシステム制御方法。
JP2005196665A 2005-07-05 2005-07-05 オーディオシステム及びオーディオシステム制御方法 Pending JP2007019651A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005196665A JP2007019651A (ja) 2005-07-05 2005-07-05 オーディオシステム及びオーディオシステム制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005196665A JP2007019651A (ja) 2005-07-05 2005-07-05 オーディオシステム及びオーディオシステム制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007019651A true JP2007019651A (ja) 2007-01-25

Family

ID=37756442

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005196665A Pending JP2007019651A (ja) 2005-07-05 2005-07-05 オーディオシステム及びオーディオシステム制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007019651A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7962003B2 (en) 2008-08-29 2011-06-14 Kabushiki Kaisha Toshiba Video-audio reproducing apparatus, and video-audio reproducing method

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07162384A (ja) * 1993-12-06 1995-06-23 Mitsubishi Electric Corp テレビジョン受信機及びその音声信号の出力方法
JPH11122700A (ja) * 1997-10-13 1999-04-30 Matsushita Electric Ind Co Ltd 音声装置
JP2956973B2 (ja) * 1989-08-04 1999-10-04 三菱電機株式会社 音声再生装置
JP2001008300A (ja) * 1999-06-18 2001-01-12 Hitachi Ltd マルチ音声ステレオ再生方法及び装置
JP2001518267A (ja) * 1997-03-21 2001-10-09 ソニー エレクトロニクス インク オーディオチャンネルミキシング
JP2002369297A (ja) * 2001-06-06 2002-12-20 Mechanical Research:Kk 車載用スピーカ装置
JP2003204600A (ja) * 2002-01-08 2003-07-18 Mitsubishi Electric Corp マルチチャンネル再生音響機器
JP2005047479A (ja) * 2003-07-31 2005-02-24 Sony Corp 車載用5チャンネルオーディオ装置

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2956973B2 (ja) * 1989-08-04 1999-10-04 三菱電機株式会社 音声再生装置
JPH07162384A (ja) * 1993-12-06 1995-06-23 Mitsubishi Electric Corp テレビジョン受信機及びその音声信号の出力方法
JP2001518267A (ja) * 1997-03-21 2001-10-09 ソニー エレクトロニクス インク オーディオチャンネルミキシング
JPH11122700A (ja) * 1997-10-13 1999-04-30 Matsushita Electric Ind Co Ltd 音声装置
JP2001008300A (ja) * 1999-06-18 2001-01-12 Hitachi Ltd マルチ音声ステレオ再生方法及び装置
JP2002369297A (ja) * 2001-06-06 2002-12-20 Mechanical Research:Kk 車載用スピーカ装置
JP2003204600A (ja) * 2002-01-08 2003-07-18 Mitsubishi Electric Corp マルチチャンネル再生音響機器
JP2005047479A (ja) * 2003-07-31 2005-02-24 Sony Corp 車載用5チャンネルオーディオ装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7962003B2 (en) 2008-08-29 2011-06-14 Kabushiki Kaisha Toshiba Video-audio reproducing apparatus, and video-audio reproducing method

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10219096B2 (en) Seat-optimized reproduction of entertainment for autonomous driving
JP6362298B2 (ja) 個別の再生ゾーンを有する音響システム
JP6209684B2 (ja) 状況に応じた音声チューニング
JP3989712B2 (ja) 車載用音響システム
CN100569008C (zh) 车载音频环绕模式的系统和方法
WO2012068262A1 (en) Directional control of sound in a vehicle
US9628894B2 (en) Audio entertainment system for a vehicle
WO2009029471A1 (en) Manipulating spatial processing in an audio system
JPS58138200A (ja) 車載用オ−デイオシステムのフエ−ダ−バランス装置
US10848897B2 (en) Acoustic processing device, acoustic processing method, and recording medium
US10212531B2 (en) Audio processor
JP2001309498A (ja) 音声制御装置
US8165325B2 (en) Automotive virtual surround audio system
JP2007019651A (ja) オーディオシステム及びオーディオシステム制御方法
JP2006295443A (ja) 音声出力制御装置および音声出力制御プログラム
KR20210110599A (ko) 차내 헤드폰 음향 증강 현실 시스템
US6687378B1 (en) Vehicle-mounted acoustic system
JPH08289389A (ja) 車載用音響システム
JP2006287574A (ja) 音響再生装置
JP2005047479A (ja) 車載用5チャンネルオーディオ装置
JP2001069598A (ja) 車載用マルチチャネルオーディオ再生装置
JP4370934B2 (ja) 車載音響装置
US20230199389A1 (en) Sound output device
JP3379656B2 (ja) 車載用音響装置
CN220053676U (zh) 车载播放系统及车辆

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080305

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100115

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100127

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100317

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100511

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100928