JP2007019593A - 輪郭強調信号生成回路、画像信号処理装置、撮像装置、輪郭強調信号生成方法、プログラム - Google Patents

輪郭強調信号生成回路、画像信号処理装置、撮像装置、輪郭強調信号生成方法、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 画像信号の高域成分を強調して輪郭強調処理を行う場合において、画像信号中の強いエッジ部分で生じるギラつきの低減を図る。
【解決手段】 入力画像信号から第1の高域成分(従来の帯域)と、さらに高域の第2の高域成分とを抽出すると共に、これら第1の高域成分と第2の高域成分とを上記画像信号のエッジ強度に応じて選択出力する。これによって所定のエッジ強度までは第1の高域成分により従来の帯域を補償し、さらに強いエッジ部分では第2の高域成分によりギラつきを低減した輪郭強調を行うことができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、画像信号についての輪郭強調を行うための輪郭強調信号を生成する輪郭強調信号生成回路、さらにはこの輪郭強調信号生成回路を備えた画像信号処理装置及び撮像装置に関する。また、輪郭強調信号生成方法とプログラムに関する。
従来より、画像信号処理の1つとして画像の輪郭を強調して画像の鮮鋭化を図るための輪郭強調処理が知られている。
特に、デジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラなどでは、撮像素子に設けられた光学ローパスフィルタによる空間周波数の高域成分が低下するようにされるので、それを補うための処理としてこのような輪郭強調処理を行うようにされている。
従来から行われている輪郭強調処理の概要を、次の図7、図8により説明する。
図7に示されるように、従来の輪郭強調処理は、ハイパスフィルタ(HPF)100などの高域通過型フィルタを用い、入力画像信号から高域成分を抽出し、これを輪郭強調信号として図示するように加算器101により入力画像信号に対して加算することで行うようにされていた。
つまり、図8(a)に示すような画像信号の入力に対しては、ハイパスフィルタ100の出力(つまり輪郭強調信号)として図8(b)に示すような高域成分が抽出され、この高域成分が画像信号に加算されることで、図8(c)に示すようにして画像信号のエッジ部分の傾斜が急峻とされ、これによってエッジ部分が強調化された鮮鋭な画像を得ることができるものである。
なお、このような従来の輪郭強調処理については、例えば以下の特許文献にも記載されている。
特開2000−101871号公報
しかしながら、このような従来の輪郭強調処理では、例えば画像信号中のエッジ強度が強い部分などで、いわゆるギラつきを生じさせて画質を悪化させてしまうことが知られている。
つまり、従来で用いているハイパスフィルタ100(高域通過型フィルタ)では、その周波数特性から、例えば画像信号中のエッジ強度が強い部分などで、次の図9に示されるようにして大きく太いオーバーシュート/アンダーシュートを発生させてしまう。
このオーバーシュート/アンダーシュートは、適度な大きさであれば画像信号のエッジ部分を適度に強調できて画質の向上を図ることができる。しかしながら、上記のようにしてこれらが大きく太いものであると、最終的に輪郭強調信号を加算して得られる画像信号としても、図10に示されるようにして大きく太いオーバーシュート/アンダーシュートが付加されてしまい、これによって画像のエッジ部分、すなわち信号変化の境界部分に縁取りができてしまういわゆるギラつきを生じさせてしまい、画質を悪化させてしまうことになる。
そこで、本発明では以上のような問題点に鑑み、輪郭強調信号生成回路として以下のように構成することとした。
つまり、先ず、入力画像信号から第1の高域成分を抽出する第1のフィルタ手段と、上記入力画像信号から上記第1の高域成分よりもさらに高域の第2の高域成分を抽出する第2のフィルタ手段とを備える。
その上で、上記入力画像信号のエッジ強度に応じて、上記第1及び第2のフィルタ手段から入力される上記第1の高域成分と上記第2の高域成分との選択出力を行う出力選択手段を備えるようにした。
上記のようにして第1のフィルタ手段により抽出される第1の高域成分よりも高域な第2の高域成分としては、発生するオーバーシュート/アンダーシュートが、第1の高域成分よりも細く小さいものとなる。つまり、上記第1のフィルタ手段を従来で用いていた高域通過型フィルタであるとすると、第2のフィルタ手段によれば、従来よりも細く小さなオーバーシュート/アンダーシュートによる高域成分(輪郭強調信号)を抽出することができる。
そして、上記本発明では、これら第1の高域成分と第2の高域成分とを、入力画像信号のエッジ強度に応じて選択出力するようにしているが、これによって所定のエッジ強度までは第1の高域成分により従来の帯域を補償することと、上記所定のエッジ強度よりも強いエッジ部分では第2の高域成分によりギラつきを低減させることとの両立が図れる。
上記のようにして本発明によれば、エッジ強度が或る程度までの部分では第1の高域成分によって従来の帯域を補償することと、特に強いエッジ部分で第2の高域成分によりギラつきを低減した輪郭強調を行うこととの両立を図ることができる。
以下、発明を実施するための最良の形態(以下実施の形態とする)について説明していく。
図1は、実施の形態の撮像装置としての、デジタルスチルカメラ1の内部構成を示したブロック図である。
図1において、先ずシステムコントローラ20は、装置全体の制御部として機能し、撮像動作や画像再生動作、及び後述する表示部14の表示動作などのための制御、ユーザー操作の検知、動作状態の遷移処理、外部機器との通信制御などを行う。システムコントローラ20は図示するバス11を介して各部とデータや制御情報のやりとりを行う。
図示するようにシステムコントローラ20に対してはバス11を介し、メモリ部19、USB(Universal Serial Bus)インターフェース18、バッファメモリ17、メディアドライブ部16、エンコーダ6、カメラコントローラ10、表示データ処理部12、表示コントローラ15の各部が接続されている。
メモリ部19は、システムコントローラ20が備えるROMや不揮発性メモリ等の記憶手段を包括的に示している。
このメモリ部19内のROMには、システムコントローラ20が実行するプログラムや各種処理係数などが記憶される。また、不揮発性メモリには、各種係数、設定情報、その他電源オフ時にも保持しておくべき情報が記憶される。
また、システムコントローラ20に対しては、操作部21が接続される。この操作部21は当該デジタルスチルカメラ1の筐体外部に表出するようにして設けられた各種操作キーを備え、システムコントローラ20は各操作キー対応に得られる操作情報に応じた動作が実行されるように必要な各部を制御する。これによりユーザは各種動作の実行を当該デジタルスチルカメラ1に指示することができるようにされている。
また、システムコントローラ20は、バス11を介して接続されたUSBインターフェース18により、図示するUSB端子tusbを介して接続された外部機器(例えばパーソナルコンピュータ等)との間でデータ通信を行うことが可能とされる。
メディアドライブ部16は、システムコントローラ20の制御に基づいて、装填されたリムーバブルメディアとしての記録媒体についての記録再生を行う。このため、上記記録媒体に記録すべきデータについての記録フォーマットへのエンコード部、記録媒体からの再生データのデコード部などを備える。
バッファメモリ17は、上記メディアドライブ部16に転送して記録媒体に記録させるデータのバッファリングや、メディアドライブ部16で記録媒体から読み出されたデータのバッファリングを行うために設けられる。
また、当該デジタルスチルカメラ1においては、実際の撮像動作及び画像表示を行うための撮像処理系と表示処理系が設けられる。
先ず、上記撮像処理系としては、図示する撮像レンズ2aを含むレンズ系2、イメージセンサとしての固体撮像素子部3、撮像信号転送部4、デジタル画像信号処理回路5、エンコーダ6、フラッシュ発光部7、レンズ駆動部8、発光駆動部9、カメラコントローラ10を有する。
レンズ系2は、撮像レンズ2aやフォーカスレンズ、ズームレンズを備えたレンズ光学系とされ、被写体の撮像光を固体撮像素子部3に入射する。
固体撮像素子部3は例えばCCD(Charge Coupled Device)センサアレイや、CMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)センサアレイとして構成される。
撮像信号転送部4は、固体撮像素子部3の各撮像素子によって得られる信号の転送、サンプリング、ゲイン調整等を行い、さらにA/D変換を行って撮像によるデジタル画像データを生成し、デジタル画像信号処理部5に転送する。
デジタル画像信号処理回路5は、撮像信号転送部4から得られた撮像画像データ(画像信号)に対するホワイトバランス、Y/C処理等の各種画像信号処理を行う。特に、本実施の形態の場合、図示する輪郭強調信号生成回路5aを備え、この輪郭強調信号生成回路5aから出力される輪郭強調信号を画像信号に加算することで輪郭強調処理を行うように構成されている。
なお、デジタル画像信号処理回路5内におけるこのような輪郭強調処理を行うための構成については後述する。
エンコーダ6は、上記デジタル画像信号処理回路5で処理された撮像画像データについて圧縮処理やフォーマット処理等を行う。例えばJPEG(Joint Photographic Experts Group)方式の静止画撮像画像データを生成する。
レンズ駆動部8は、レンズ系2におけるフォーカスレンズやズームレンズの駆動を行う。
発光駆動部9は、フラッシュ発光部7に対するフラッシュ発光駆動を行う。
カメラコントローラ10は、システムコントローラ20からの指示に基づいて、当該撮像処理系の動作を制御する。
また、上記した表示処理系としては、例えば液晶ディスプレイ等による表示部14、表示駆動回路13、表示データ処理部12、表示コントローラ15が設けられる。
表示データ処理部12は、バス11を介して接続されたシステムコントローラ20もしくは上述した撮像処理系から供給された表示データ(画像データ)を格納する。また表示出力のための所要のデコード処理、RGB処理等を行う。
表示駆動回路13は、表示データ処理部12に格納され、必要な信号処理がされてR、G、B信号形態とされた表示データを取り込み、表示データに基づいて表示部4を駆動して表示を実行させる。
表示コントローラ15は当該表示処理系の動作を制御する。
このような撮像処理系・表示処理系において、カメラコントローラ10、表示コントローラ15は、それぞれ以下のように制御を行って、必要な動作を実行させる。
まずカメラコントローラ10は、撮像信号転送部4、デジタル画像信号処理回路5、エンコーダ6を制御して、被写体画像の取り込み、画像信号処理を実行させる。この場合において、ユーザーが先の操作部21に設けられたシャッタボタンを押すまでの期間は、エンコーダ6から出力される画像(動画像)を表示データ処理部12に転送し、表示駆動回路13によって表示部4に表示させる。即ちユーザーが被写体を確認できるようにしている。
ユーザーがシャッタボタンを押したら、システムコントローラ20は、その時点の被写体画像(静止画)を撮像データとして記録する制御を行うが、このときカメラコントローラ10に、シャッタ操作時の1フレームの画像データがエンコーダ6からバス11を介して出力されるように指示を行う。この撮像データはシステムコントローラ20の制御に基づいて、バッファメモリ17を介してメディアドライブ部16に記録データとして供給され、記録媒体に記録される。
また、その撮像データを表示データ処理部12にも供給して、表示駆動回路13によって表示部4に表示させることで、ユーザーが撮像した画像を確認できるようにしてもよい。
また、カメラコントローラ10は、ユーザーの操作に基づくシステムコントローラ20からの指示や、自動制御によりレンズ駆動部8を制御して、オートフォーカス、ズーム動作を実行させる。レンズ駆動に関しては、システムコントローラ20からの指示により接写モードと通常モードとの切り換えを行うように構成することもできる。
またカメラコントローラ10は、固体撮像素子部3での電荷蓄積時間調整やデジタル画像信号処理回路5での信号処理を制御して、露出調整を行ったり、デジタル画像信号処理回路5やエンコーダ6を制御して撮像データの画サイズ設定なども行う。
また、カメラコントローラ10は発光駆動部9を制御してシャッタタイミングでのフラッシュ発光制御も行う。シャッタタイミングでフラッシュ発光させるか否かはフラッシュ設定のモードとしてシステムコントローラ20から指示される。
表示コントローラ15は、上述のように撮像処理系から供給される被写体動画や撮像時の静止画像の表示を実行させるように表示データ処理部12及び表示駆動回路13を制御する。また、システムコントローラ20の指示に応じて、バス11を介してバッファメモリ17から転送されてくる画像データや、さらにはシステムコントローラ20から供給される操作メニュー画面、アイコン、一覧画像などとしての表示データが表示されるように制御を行う。
ところで、この図1に示したデジタルスチルカメラ1では、デジタル画像信号処理回路5内に輪郭強調信号生成回路5aを設けて、入力画像信号から抽出した高域成分を輪郭強調信号として画像信号に加算することで、輪郭強調処理を行うようにされている。
このような輪郭強調のための構成として、従来通り高域通過型フィルタを1つのみ設けて輪郭強調信号を抽出する構成を採った場合には、先の図9にて説明したようにして、入力画像信号のエッジ強度が強い部分で、抽出された輪郭強調信号に大きく太いオーバーシュート/アンダーシュートが発生し、これによって最終的に得られる画像信号にも大きく太いオーバーシュート/アンダーシュートがつき、画像のエッジ部分、すなわち信号変化の境界部分に縁取りができてしまういわゆるギラつきを生じさせて、かえって画質を悪化させてしまうことになる。
ここで、高域通過型のフィルタにおいて、入力信号から抽出する成分をより高域の成分とすれば、抽出された成分に発生するオーバーシュート/アンダーシュートは、より細く小さくなることがわかっている。
そこで、本実施の形態では、このような高域通過型フィルタの特性を利用するものとして、従来用いられていた高域通過型フィルタ(第1のフィルタ手段)に加え、さらにより高域の成分を抽出する高域通過型フィルタ(第2のフィルタ手段)を設けるものとしている。その上で、上述のようにして従来用いられていた高域通過型フィルタの出力ではギラつきが生じ画質悪化が目立つようなエッジ強度の強い部分では、この新たに設けた第2のフィルタ手段により抽出した輪郭強調信号を出力することで、輪郭強調に伴うギラつきの低減を図るようにする。
そのための構成を、次の図2に示す。
図2は、図1に示したデジタル画像信号処理回路5に備えられる輪郭強調処理のための構成を抽出して示した図である。
先ず、このような輪郭強調処理のための構成としては、図1にも示した輪郭強調信号生成回路5aが備えられる。そして、本実施の形態の輪郭強調信号生成回路5aでは、図示するように同じ入力画像信号について、従来と同等の第1高域成分H1を抽出する第1ハイパスフィルタ(HPF)51と、この第1高域成分H1よりもさらに高域の第2高域成分H2を抽出する第2ハイパスフィルタ52とを設けるようにしている。
上記説明から理解されるように、より高域の成分を抽出するようにした第2ハイパスフィルタ52の出力である高域成分H2は、第1ハイパスフィルタ51により抽出される高域成分H1よりもオーバーシュート/アンダーシュートが細く小さなものとなる。
図3(a)、図3(b)は、同じ入力画像信号について抽出された高域成分H1と高域成分H2の関係を例示的に示している。
その上で、これら第1ハイパスフィルタ51による高域成分H1と、第2ハイパスフィルタ52による高域成分H2との出力を選択するための構成として、図示するオフセット付加回路53と、出力選択回路54とを設けるものとしている。すなわち、上記したような所定のエッジ強度(従来の帯域による輪郭強調信号ではギラつきが目立って画質悪化が顕著となるとされるエッジ強度)よりも強いエッジ強度の部分では、第2ハイパスフィルタ52による輪郭強調信号が出力されるように選択するための構成である。
先ず、オフセット付加回路53は、上記第2ハイパスフィルタ52によって入力画像信号から抽出された第2高域成分H2を入力し、この第2高域成分H2に対して予め設定された所定値に基づくオフセット値を加算してこれを出力選択回路54に出力する。
出力選択回路54は、第1ハイパスフィルタ51にて抽出された第1高域成分H1と、第2ハイパスフィルタ52からの第2高域成分H2と、さらに上記オフセット付加回路53からの出力を入力し、上記第1高域成分H1の振幅値(絶対値)と上記オフセット付加回路53からの出力の振幅値(絶対値)とを比較して、第1高域成分H1の振幅値の方が大きければ、第2高域成分H2を選択出力し、それ以外の場合は第1高域成分H1を選択出力するように構成される。
この出力選択回路54の出力が、輪郭強調信号生成回路5aが出力する輪郭強調信号となるものであり、これが最終的にデジタル画像信号処理回路5内に設けられた図示する加算器5bによって画像信号に加算されることで、画像信号の高域成分が強調されて画像の輪郭が強調される。
ここで、上記構成による輪郭強調信号生成回路5aにおいて、オフセット付加回路53にて設定される上記所定値(オフセット値ofs)としては、画像信号のエッジ強度が所定未満(従来の帯域による輪郭強調信号ではギラつきが目立って画質悪化が顕著となるとされるエッジ強度未満)とされる場合には、次の図4(a)に示されるように、第2高域成分H2の振幅値PH2にこのオフセット値ofsを加算した値(PH2+ofs)が、第1高域成分H1の振幅値PH1以上となるようにその値が設定される。
この際、エッジ強度の増大に対しては、より低い帯域を抽出した第1高域成分H1の方が、オーバーシュート/アンダーシュートがより太く大きくなる傾向となる。このため、図4(a)の場合よりも画像信号のエッジ強度が強い図4(b)の状態では、このように第1高域成分H1の方がエッジ強度の増大に対してオーバーシュート/アンダーシュートがより大きく太くなる傾向となることから、第1高域成分H1の振幅値PH1の値と第2高域成分H2の振幅値PH2+ofsの値との関係が逆転し、振幅値PH1の方が大となる。
このようにして第1高域成分H1の振幅値PH1の値と第2高域成分H2の振幅値PH2+オフセット値ofsの値との関係が逆転し、振幅値PH1の方が大となったときには、上記した出力選択回路54の動作により、第2高域成分H2の方を出力するようにされる。すなわち、これによって画像信号のエッジ強度が、上記オフセット値ofsの値に応じて設定される所定のエッジ強度(従来の帯域による輪郭強調信号ではギラつきが目立って画質悪化が顕著となるとされるエッジ強度)以上となるときには、第2高域成分H2を輪郭強調信号として出力することができる。
また、上記した出力選択回路54の動作によれば、図4(a)のようにして第1高域成分H1の振幅値PH1の値が、第2高域成分H2の振幅値PH2+ofsの値以下であるときは、第1高域成分H1を出力するようにされるので、これにより画像信号のエッジ強度が上記所定のエッジ強度未満のときは、従来と同等の第1高域成分H1を輪郭強調信号として出力することができる。
上記のようにして実施の形態の輪郭強調信号生成回路5aの構成によれば、画像信号のエッジ強度が上記所定のエッジ強度以上のときには第2高域成分H2を輪郭強調信号として出力することができる。
つまり、これを図によって表せば、次の図5において、従来では破線により示す高域成分H1のような比較的大きく太いオーバーシュート/アンダーシュートによってギラつきが目立ってしまっていたような場合にも、本例では実線により示す第2高域成分H2としての、より細く小さなオーバーシュート/アンダーシュートによる輪郭強調信号を出力することができ、これによって従来ではギラつきが目立って画質悪化が顕著となってしまっていた場合にも、本例ではギラつきをより低減したかたちで輪郭強調を行うことができるようになる。
また、上記構成によれば、画像信号のエッジ強度が上記所定の強度未満の範囲では、従来と同様の帯域である第1高域成分H1が輪郭強調信号として出力されることになるが、これによれば、エッジ強度が従来の帯域による輪郭強調信号ではギラつきが目立って画質悪化が顕著となるとされる強度未満の場合では、従来と同様の帯域を補償することができる。
ここで、画像信号におけるエッジ強度の強弱に応じて、オーバーシュート/アンダーシュートの大きさ・太さとしても増減するので、それほど強くないエッジ部分については従来と同等の第1の高域成分を出力してもギラつきはそれほど生じない。むしろこの場合は、従来通りの帯域を補償する上で、第1高域成分H1を選択することが望ましい。
一方、エッジ強度が或る程度強い部分で第1の高域成分が選択されると、その大きく太いオーバーシュート/アンダーシュートによって画像のギラつきが増大し、上記もしているように画質の向上が図られないことになる。このため、或る程度強いエッジ部分については、第2の高域成分によってギラつきを抑えた輪郭強調ができるようにされることが要請されるものである。
このような要請に対し、上記のように本実施の形態としての輪郭強調信号生成回路5aの構成によれば、エッジ強度が従来の帯域による輪郭強調信号ではギラつきが目立って画質悪化が顕著となるとされる強度未満の場合では、従来の帯域を補償することと、それよりもさらに強いエッジ強度による部分では第2の高域成分によって従来よりギラつきを低減した輪郭強調を行うこととの両立を図ることができる。
また、この際、上記のような輪郭強調信号生成回路5aを備えて、画像信号についての輪郭強調を行う実施の形態としてのデジタル画像信号処理回路5によれば、従来の帯域の補償とギラつきを低減した輪郭強調との両立を図るかたちで輪郭強調処理を行うことができる。
さらには、このような本例のデジタル画像信号処理回路5を備えた本例のデジタルスチルカメラ1によれば、従来の帯域の補償とギラつきを低減した輪郭強調との両立を図るかたちで輪郭強調処理を行うことができる撮像装置を提供することができる。
なお、ここで説明を補足しておくと、図2に示した構成において、各ハイパスフィルタにより抽出された高域成分Hの振幅値を求めるにあたっては、実際には信号成分中のピーク値からピーク値までの差分を計算して求めるようにされるので、例えばこれまでの図3〜図5に示した高域成分Hの波形とは逆に正方向から負方向へと遷移する波形とされる場合には、算出される振幅値の値が負の値となる。
そこで、これに対応させてオフセット付加回路53としては、第2ハイパスフィルタ52からの高域成分H2について、その振幅値の正負の極性に応じて、設定された所定値に基づく正/負のオフセット値ofsを高域成分H2に加算するようにされる。具体的に、高域成分H2の振幅値が正のときは、設定された上記所定値に基づく正の値によるオフセット値ofsを加算し、負のときは上記所定値に基づく負の値によるオフセット値ofsを加算するようにされる。
このようなオフセット付加回路53の動作により、出力選択回路54においてPH1とPH2+ofsとの大小関係を適切に比較することができるようになる。
また、図2においては、第1高域成分H1/第2高域成分H2の選択出力にあたり、第2高域成分H2にオフセット値ofsを加算した上で、振幅値PH1と振幅値PH2+ofsの大小比較を行うことによって、上記オフセット値ofsの値に応じて設定される所定のエッジ強度を境に第1高域成分H1/第2高域成分H2の出力選択を行うものとしたが、このようにオフセット値ofsの値に応じて設定される所定のエッジ強度を境に第1高域成分H1/第2高域成分H2の出力選択を行うための構成としては、他にも多様に考えられる。
例えば、図4(a)(b)を参照すると、この場合は振幅値PH1からオフセット値ofsを減算した値と振幅値PH2とを比較することによっても、同様の比較を行うことが可能であることがわかる。すなわち図4(a)に示す所定のエッジ強度未満の場合としては、振幅値PH1−ofsの値が振幅値PH2の値以下となるときとみることができ、また図4(b)の所定のエッジ強度以上のときは、振幅値PH1−ofsの値が振幅値PH2の値よりも大となるときとみることができる。
このように振幅値PH1−ofsの値を基準とした比較を行う場合、オフセット付加回路53としては、第1高域成分H1のライン側においてオフセット値ofsを減算するようにして設け、出力選択回路54においてはこのオフセット付加回路53からの出力(振幅値PH1−ofs)と、第1高域成分H1、第2高域成分H2を入力するようにする。その上で、振幅値PH1−ofsの値が振幅値PH2の値より大となるときは第2高域成分H2、それ以外の場合は第1高域成分H1を選択出力するように構成すれば、同様の選択結果を得ることができる。
或いは、図4(a)の所定のエッジ強度未満の場合としては、振幅値PH1−振幅値PH2の値が、オフセット値ofs以下の場合としてみることができ、図4(b)の場合は振幅値PH1−振幅値PH2の値が、オフセット値ofsより大となるときとしてみることができる。従ってこの場合、オフセット付加回路53としては、第2高域成分H2のラインに設けるものとはせず、オフセット値ofsを出力選択回路54に対し供給するための回路として設け、出力選択回路54としては、第1高域成分H1と第2高域成分H2からそれぞれ振幅値PH1、PH2を計算した上で、振幅値PH1−振幅値PH2>ofsのときは第2高域成分H2を出力し、それ以外では第1高域成分H1を出力するように構成することで、同様の選択結果を得ることができる。
さらには、例えば図4(a)の場合は、振幅値PH1−(振幅値PH2+ofs)≦0、図4(b)の場合は振幅値PH1−(振幅値PH2+ofs)>0とみることもできる。また、図4(a)の場合は、(振幅値PH1−ofs)−振幅値PH2≦0、図4(b)の場合は(振幅値PH1−ofs)−振幅値PH2>0とみることもできる。
ここで、これら何れの場合としても、結局のところは、オフセット値ofsを用いた振幅値PH1と振幅値PH2との比較として、振幅値PH1の方が振幅値PH2よりも、上記オフセット値ofsを超えて大きくなっているか否かについて判別していることに変わりはない。
つまりこの場合、輪郭強調信号生成回路5aとしては、このように振幅値PH1の方が振幅値PH2よりも、上記オフセット値ofsを超えて大きくなっているときに第2高域成分H2を出力し、それ以外のときに第1高域成分H1を出力するように構成されていることで、同様の選択結果を得ることができる。
なお、図2では説明の便宜上、オフセット付加回路53は出力選択回路54外に備えられるものとして示したが、これまでの説明から理解されるようにこのオフセット付加回路53としては、画像信号のエッジ強度に応じて第1高域成分H1/第2高域成分H2の選択を行うための機能の1つであることから、出力選択回路54内に構成することもできる。
また、図2では説明の便宜上、第1ハイパスフィルタ51と第2ハイパスフィルタ52への入力画像信号と同じ画像信号に対して輪郭強調信号を加算するものとして示したが、これら第1ハイパスフィルタ51と第2ハイパスフィルタ52への入力画像信号と加算器5bとの間に他の画像信号処理を介在させる構成とすることもできる。つまりこの場合、輪郭強調信号生成回路5aにより生成・出力される輪郭強調信号は、少なくともデジタル画像信号処理回路5内における画像信号の本線信号に対して加算されるように構成されればよい。
さらには、画像信号の高域成分を加算して輪郭強調処理を行う構成としては、R,G,B信号のそれぞれについて高域成分を抽出してそれぞれの輪郭強調信号を生成し、それらを抽出元のR,G,B信号に各々加算する構成と、輝度信号について高域成分を抽出しそれを画像信号に加算する構成とが可能であるが、上記した本実施の形態としての構成は何れの構成にも適用することができる。
但し当然のことであるが、前者の構成を採る場合には、図2に示した第1ハイパスフィルタ51、第2ハイパスフィルタ52、オフセット付加回路53、出力選択回路54による輪郭強調信号生成回路5aを、R,G,Bの各入力画像信号ごとに設け、これらの輪郭強調信号生成回路5aから出力される輪郭強調信号をR,G,Bの対応する画像信号にそれぞれ加算する構成を採ることになる。
ところで、これまでの説明では、輪郭強調信号生成動作をハードウエアにより実現する構成を例示したが、ソフトウェア処理によっても実現することができる。
その一例としては、例えばパーソナルコンピュータ等の情報処理装置において、RAW画像データについての画像処理としてこれまでで説明した輪郭強調のための動作と同様の動作をソフトウェア処理により実現する場合が挙げられる。
このようにして情報処理装置におけるソフトウェア処理として、上記した本実施の形態としての輪郭強調のための動作を実現させるために行われるべき処理動作を、次の図6のフローチャートに示す。
先ず、ステップS101では、対象画像信号についてそれぞれ第1ハイパスフィルタ処理と第2ハイパスフィルタ処理とを実行する。
つまり、例えば輪郭強調処理を実行すべきとして選択された画像データファイル(RAW画像データ)としての画像信号について、予め定められた所定の対象区間を単位として、先の第1ハイパスフィルタ51と第2ハイパスフィルタ52との関係と同様に従来と同様の帯域による高域成分H1を抽出する第1ハイパスフィルタ処理と、より高域の成分を抽出する第2ハイパスフィルタ処理とを実行するものである。
続くステップS102では、第1ハイパスフィルタ処理で得られた信号(高域成分H1)の振幅値(絶対値)PH1と、第2ハイパスフィルタ処理で得られた信号(高域成分H2)の振幅値(絶対値)PH2の計算を行う。
そして、ステップS103では、振幅値PH1が、振幅値PH2+オフセット値ofsよりも大であるか否かについて判別を行う。
この場合のオフセット値ofsの値としても、先の図2に示したハードウェアによる構成の場合と同様に設定されればよい。すなわち、画像信号のエッジ強度が、従来の帯域(第1高域成分H1)による輪郭強調信号ではギラつきが目立って画質悪化が顕著となるとされる強度未満では、PH1≦PH2+ofsとなり、それ以外ではPH1>PH2+ofsとなるように設定を行えばよい。
但し、この場合としては、先のステップS102にて振幅値PH2として絶対値を計算するようにされているので、振幅値PH2に加算するオフセット値ofsの極性は常に正でよい。
ステップS103において、振幅値PH1の方が大でないとして否定結果が得られた場合は、ステップS104において、第1ハイパスフィルタ処理で得られた高域成分H1を対象画像信号に加算する。すなわち、ステップS101のフィルタ処理で対象とした画像信号に高域成分H1を加算する。
また、ステップS103において、振幅値PH1の方が大であるとして肯定結果が得られた場合は、ステップS105において、第2ハイパスフィルタ処理で得られた高域成分H2をステップS101にて対象とした画像信号に加算する。
そして、ステップS106では、画像信号が終了したか否かについて判別を行う。すなわち、この図に示す輪郭強調処理を実行すべきとして選択された画像データファイルとしての画像信号の全区間について処理を施したか否かについて判別する。
画像信号が終了していないとして否定結果が得られた場合は、先のステップS101に戻るようにされ、これによって次の対象区間の画像信号についてこれまでで説明した処理が繰り返される。また、画像信号が終了したとして肯定結果が得られた場合は処理動作を終了する。
このようにして、図6に示す処理動作によっても、画像信号のエッジ強度が上記オフセット値ofsによって決定される所定のエッジ強度よりも強くなったときには、第2高域成分H2を輪郭強調信号として選択することができ、またそれ以外のときは第1高域成分H1を輪郭強調信号として選択することができ、これによって図2に示した構成とする場合と同様の効果を得ることができる。
このような処理動作を実行させるプログラムによれば、例えばパーソナルコンピュータ等の情報処理装置におけるソフトウェア処理として、先の図2に示したハードウェアの構成により得られたものと同様の効果の得られる輪郭強調信号生成、及び輪郭強調処理を実現することができる。
なお、図6においては、図2に示した構成と対応する処理動作として、ステップS103にて「PH1>PH2+oft」であるか否かについて判別した結果に基づき第1高域成分H1/第2高域成分H2を選択するものとしたが、この場合としても、オフセット値ofsを用いた振幅値PH1と振幅値PH2との大小比較として、振幅値PH1の方が振幅値PH2よりも、上記オフセット値ofsを超えて大きくなっているときに第2高域成分H2を出力し、それ以外のときに第1高域成分H1を出力するようにされていれば、同様の選択結果を得ることができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明としてはこれまでで説明した実施の形態に限定されるべきものではない。
例えば実施の形態では、本発明をデジタルスチルカメラに適用する場合を例示したが、例えば同じ撮像装置に属するデジタルビデオカメラに対しても本発明は好適に適用することができる。
また、撮像装置以外にも、例えばテレビジョン受像機など画像(映像)表示を行う電子機器、さらにはDVDプレイヤ等の画像(映像)再生を行う電子機器等、入力画像信号について輪郭強調処理を行うことが想定される電子機器に広く好適に適用することができる。
また、ソフトウェア処理により実現する場合としても、実施の形態では静止画像としての画像信号を対象として輪郭強調を行う場合に適用する場合を例示したが、映像信号としての画像信号を対象として輪郭強調を行う場合にも好適に適用することができる。
また、実施の形態では、画像信号のエッジ強度に応じて高域成分H1/高域成分H2を選択出力するにあたり、所定のオフセット値ofsを用いることで、振幅値PH1の方が振幅値PH2よりもオフセット値ofsを超えて大きくなっているか否かに応じて選択出力を行うものとしたが、このようにすることで、図2に示したようなハードウェアによる構成とする場合には、第1高域成分H1/第2高域成分H2のエッジ強度に応じた選択出力を、オフセット値ofsを得るための構成、振幅値の計算のための構成、値の比較を行うための構成(比較器)、値の比較結果に応じた出力選択のための構成(セレクタ)などといった、比較的簡易な構成で実現することができる。
また、同様に図6に示したソフトウェア処理としても、振幅値などの計算や計算値に基づく判別処理等といった、比較的簡易な処理動作によって実現することができる。
但し、このような構成・処理動作の簡易性を考慮しない場合などには、例えば画像信号のエッジ部分の傾きを測定して実際にエッジ強度を求めた結果に応じる等、他の構成を採ることも可能である。
本発明における実施の形態としての撮像装置の内部構成について示すブロック図である。 実施の形態の画像信号処理装置の内部構成として、特に実施の形態としての輪郭強調信号生成回路の構成と輪郭強調処理に係る部分の構成とを抽出して示したブロック図である。 第1のフィルタ手段と第2のフィルタ手段とによって抽出されるそれぞれの高域成分の関係を例示した図である。 実施の形態の輪郭強調信号生成回路における出力選択動作について説明するための図である。 第2のフィルタ手段からの出力が選択されることでオーバーシュート/アンダーシュートが低減されることについて説明するための図である。 実施の形態としての動作を実現するために実行されるべき処理動作について示したフローチャートである。 従来の輪郭強調信号生成のための構成について示した図である。 輪郭強調の原理について説明するための図である。 画像信号から抽出した高域成分に生じるオーバーシュート/アンダーシュートについて説明するための図である。 図9に示すような高域成分が加算されたときの画像信号波形を模式的に示した図である。
符号の説明
1 デジタルスチルカメラ、2 撮像レンズ系、2a 撮像レンズ、3 固体撮像素子部、4 撮像信号転送部、5 デジタル画像信号処理回路、5a 輪郭強調信号生成回路、6 エンコーダ、7 フラッシュ発光部、8 レンズ駆動部、9 発光駆動部、10 カメラコントローラ、11 バス、12 表示データ処理部、13 表示駆動回路、14 表示部、15 表示コントローラ、16 メディアドライブ部、17 バッファメモリ、18 USBインターフェース、19 メモリ部、20 システムコントローラ、21 操作部、51 第1ハイパスフィルタ、52 第2ハイパスフィルタ、53 オフセット付加回路、54 出力選択回路、5b 加算器

Claims (6)

  1. 入力画像信号から第1の高域成分を抽出する第1のフィルタ手段と、
    上記入力画像信号から上記第1の高域成分よりもさらに高域の第2の高域成分を抽出する第2のフィルタ手段と、
    上記入力画像信号のエッジ強度に応じて、上記第1及び第2のフィルタ手段から入力される上記第1の高域成分と上記第2の高域成分との選択出力を行う出力選択手段と、
    を備えることを特徴とする輪郭強調信号生成回路。
  2. 上記出力選択手段は、
    上記第1の高域成分の振幅値の方が上記第2の高域成分の振幅値よりも所定のオフセット分を超えて大きくなっているか否かに応じて、上記第1の高域成分と上記第2の高域成分とを選択出力するようにされている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の輪郭強調信号生成回路。
  3. 入力画像信号から第1の高域成分を抽出する第1のフィルタ手段と、
    上記入力画像信号から上記第1の高域成分よりもさらに高域の第2の高域成分を抽出する第2のフィルタ手段と、
    上記入力画像信号のエッジ強度に応じて、上記第1及び第2のフィルタ手段から入力される上記第1の高域成分と上記第2の高域成分との選択出力を行う出力選択手段と、
    上記出力選択手段による選択出力を上記入力画像信号又は上記入力画像信号に基づく画像信号に対して加算する加算手段と、
    を備えることを特徴とする画像信号処理装置。
  4. 少なくとも撮像のためのレンズ系と撮像素子とを備えて撮像信号を得る撮像手段と、
    上記撮像信号に基づく画像信号を入力して所要の画像信号処理を施すものであって、
    上記画像信号から第1の高域成分を抽出する第1のフィルタ手段と、
    上記画像信号から上記第1の高域成分よりもさらに高域の第2の高域成分を抽出する第2のフィルタ手段と、
    上記画像信号のエッジ強度に応じて、上記第1及び第2のフィルタ手段から入力される上記第1の高域成分と上記第2の高域成分との選択出力を行う出力選択手段と、
    上記出力選択手段による選択出力を上記画像信号又は上記画像信号に基づく画像信号に対して加算する加算手段と、を備える画像信号処理回路を備える、
    ことを特徴とする撮像装置。
  5. 入力画像信号から第1の高域成分を抽出する第1のフィルタ処理と、
    上記入力画像信号から上記第1の高域成分よりもさらに高域の第2の高域成分を抽出する第2のフィルタ処理と、
    上記入力画像信号のエッジ強度に応じて、上記第1の高域成分と上記第2の高域成分との選択出力を行う選択出力処理と、
    を備えることを特徴とする輪郭強調信号生成方法。
  6. 入力画像信号についての少なくとも輪郭強調処理を情報処理装置に実行させるためのプログラムとして、
    上記入力画像信号から第1の高域成分を抽出する第1のフィルタ処理と、
    上記入力画像信号から上記第1の高域成分よりもさらに高域の第2の高域成分を抽出する第2のフィルタ処理と、
    上記入力画像信号のエッジ強度に応じて、上記第1の高域成分と上記第2の高域成分との選択を行う選択処理と、
    を備えていることを特徴とするプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100951254B1 (ko) 2008-07-18 2010-04-02 삼성전기주식회사 이미지의 선명도 향상 장치
JP2015064467A (ja) * 2013-09-25 2015-04-09 セイコーエプソン株式会社 画像処理回路、電気光学装置、画像処理方法及び電子機器
WO2024053033A1 (ja) * 2022-09-08 2024-03-14 株式会社日立国際電気 輪郭補正処理装置および輪郭補正処理方法

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