JP2007017880A - 光ビーム走査装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 モータへの通電を停止したときでも、主走査位置を副走査方向の所定方向に保持することのできる光ビーム走査装置を提供すること。
【解決手段】 光ビーム走査装置1において、発散角調整レンズ60の位置を変えるための副走査機構3では、光ビームLの主走査位置を副走査方向L12で変化させた後、従動歯車76は、駆動歯車74の回転阻止部720によって回転が阻止される。このため、発散角調整レンズ60の位置は、副走査用駆動モータ71の通電を停止した状態でも保持され、かつ、発散角調整レンズ60の位置は振動などによって変化することがない。
【選択図】 図9

Description

本発明は、発光源から出射された光ビームを所定の方向に走査する光ビーム走査装置に関するものである。
従来から、光ビーム走査装置は、レーザプリンタ、デジタル複写機、ファクシミリ等の画像形成装置や、バーコード読取装置、車間距離測定装置、監視装置などに幅広く利用されている。これらの機器のうち、車間距離測定装置や監視装置などに用いられる光ビーム走査装置では、光源から出射された光をポリゴンミラーによって偏向して走査ビームとして出射し、この走査ビームが前走車両などで反射した戻り光を光検出器で受光することにより、前走車両の存在や前走車両との距離を検出している(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−326499号公報
このような車間距離測定装置や監視装置などにおいて、例えば、前方を走行する車両の高さが相違する場合でも戻り光を確実に検出できるようにするには、ステッピングモータなどの回転を通常の歯車機構により減速して所定の光学素子の位置や姿勢を変えることにより、ポリゴンミラーによる走査方向(主走査方向)と直交する方向(副走査方向)における光ビームの出射方向を変えればよい。
しかしながら、このような構成の場合、光学素子の位置や姿勢をステッピンモータの保持トルクだけで保持すると、振動などにより、光学素子の位置や姿勢が変動してしまうため、ステッピングモータに通電し続ける必要があり、発熱などに起因する不具合が発生しやすいという問題点がある。
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、モータへの通電を停止したときでも、主走査位置を副走査方向の所定方向に保持することのできる光ビーム走査装置を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明では、光源装置と、該光源装置から出射された光ビームを主走査方向の所定の角度範囲にわたって走査させる主走査機構とを有する光ビーム走査装置において、所定の光学素子の位置あるいは姿勢を切り換えて前記光ビームの主走査位置を前記主走査方向と直交する副走査方向で変化させる副走査機構を有し、当該副走査機構は、副走査用駆動モータと、該副走査用駆動モータの回転を減速して前記所定の光学素子に伝達するための歯車機構とを有し、当該歯車機構は、欠歯歯車からなる駆動歯車と、該駆動歯車に従動する従動歯車とを備え、前記駆動歯車は、周方向の所定位置に、前記従動歯車を回転駆動する歯部と、前記従動歯車に外接あるいは内接して当該従動歯車の回転を阻止する回転阻止部とを具備していることを特徴とする。
本発明では、副走査機構において、副走査用駆動モータの回転を歯車機構によって減速して所定の光学素子に伝達すると、この光学素子の位置あるいは姿勢が切り換わり、光ビームの主走査位置が主走査方向と直交する副走査方向で変化する。このため、例えば、光ビーム走査装置を車間距離測定装置などに用いた際、前方を走行する車両の高さが相違する場合でも戻り光を確実に検出することができる。また、歯車機構において、駆動歯車は、従動歯車を回転駆動する歯部と、この従動歯車に外接あるいは内接して従動歯車の回転を阻止する回転阻止部とを具備しているため、光ビームの主走査位置を副走査方向で変化させた後、従動歯車は、駆動歯車の回転阻止部によって回転が阻止される。このため、所定の光学素子の位置や姿勢は、副走査用駆動モータの通電を停止した状態でも保持され、かつ、光学素子の位置や姿勢は振動などによって変化することがない。
本発明において、前記駆動歯車は、例えば、全周のうち、前記歯部が形成されている領域を除く全体が前記回転阻止部になっている。この場合、前記副走査機構は、前記駆動歯車が前記回転阻止部によって前記従動歯車の回転を阻止しているときの待機位置から回転して前記従動歯車を回転駆動した後、前記待機位置に戻るまで回転するように構成されていることが好ましい。
本発明において、前記副走査機構は、前記駆動歯車と前記従動歯車とのバックラッシュを除去するバックラッシュ除去付勢手段を備えていることが好ましい。このようなバックラッシュ除去付勢としては、前記所定の光学素子を付勢して前記欠歯歯車と前記従動歯車とのバックラッシュを除去する圧縮コイルバネなどを用いることができる。
本発明において、前記主走査機構は、周方向における光の入射位置により前記主走査方向における光の出射方向が変化する光偏向ディスクと、該光偏向ディスクを回転駆動して前記光源装置からの出射光の当該偏向ディスクへの光の入射位置を変化させる主走査用モータとを備えていることが好ましい。このような構成の光偏向ディスクによれば、回転による面振れがジッター特性に及ぼす影響が低い。また、このような構成の光偏向ディスクは、構成が簡素であるため、生産性が高く、品質の安定性が高い。
本発明において、前記所定の光学素子は、前記主走査機構から出射された光ビームの前記副走査方向における発散角を調整するパワーを備えた発散角調整レンズであることが好ましい。このように構成した場合には、副走査方向において任意の発散角をもった光ビームを出射することができる。
本発明では、副走査機構において、副走査用駆動モータの回転を歯車機構によって減速して所定の光学素子に伝達すると、この光学素子の位置あるいは姿勢が切り換わり、光ビームの主走査位置が主走査方向と直交する副走査方向で変化する。このため、例えば、光ビーム走査装置を車間距離測定装置などに用いた際、前方を走行する車両の高さが相違する場合でも戻り光を確実に検出することができる。また、歯車機構において、駆動歯車は、従動歯車を回転駆動する歯部と、この従動歯車に外接あるいは内接して従動歯車の回転を阻止する回転阻止部とを具備しているため、光ビームの主走査位置を副走査方向で変化させた後、従動歯車は、駆動歯車の回転阻止部によって回転が阻止される。このため、所定の光学素子の位置や姿勢は、副走査用駆動モータの通電を停止した状態でも保持され、かつ、光学素子の位置や姿勢は振動などによって変化することがない。それ故、安価な構成で、走査方向が安定し、かつ、消費電力の小さな光ビーム走査装置を実現することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の説明で用いた図面においては、説明の便宜上、光偏向領域の数などを減らして図示している。
(全体構成)
図1、図2、図3および図4は、本発明を適用した光ビーム走査装置を斜め後方からみたときの斜視図、斜め前方からみたときの斜視図、平面図、および側面図である。
図1〜図4に示す光ビーム走査装置1は、車間距離測定装置や監視装置などにおいて光ビームを所定の方向に走査させる装置であり、共通のベース4の上に、光源装置10と、この光源装置10から出射された光ビームLを主走査方向L11において所定の角度範囲にわたって走査させる主走査機構2とを有している。また、光ビーム走査装置1は、光ビームLの出射側に、ベース4から起立するフレーム51、52を備えており、このフレーム51、52には、レンズホルダ61が上下方向に移動可能に支持されている。このレンズホルダ61には、発散角調整レンズ60が押さえバネ64により固定されている。さらに、本形態の光ビーム走査装置1は、レンズホルダ61(発散角調整レンズ60)の上下方向の位置を変化させることにより、光ビームLの主走査位置を主走査方向L11と直交する副走査方向L12で変化させる副走査機構3とを備えている。
(主走査機構2の構成)
図5および図6は各々、本発明を適用した光ビーム走査装置の主走査機構の要部の概略構成を模式的に示す概略側面図、および光ビーム走査装置の主走査動作の原理を示す説明図である。
図5および図6において、主走査機構2は、光偏向素子としての透過型光偏向ディスク30と、この透過型光偏向ディスク30を軸線周りに回転させる同期モータ40と、透過型光偏向ディスク30から出射された光ビームLを約90°の方向に反射する全反射ミラー50と、シリンドリカルレンズ、トーリックレンズ、トロイダルレンズなどからなる発散角調整レンズ60とを備えており、発散角調整レンズ60は副走査方向にパワーを備えている。透過型光偏向ディスク30は、中心に中心孔31が形成されており、この中心孔31が同期モータ40の回転出力部に保持されている。従って、透過型光偏向ディスク30は、同期モータ40の軸(透過型光偏向ディスク30の中心)を中心に回転駆動されるように構成されている。
主走査機構23では、透過型光偏向ディスク30を回転させた状態で、光源装置10から透過型光偏向ディスク30のディスク面に対して直交する方向に向けて出射された光ビームLを透過型光偏向ディスク30に入射させ、透過型光偏向ディスク30で光ビームLを屈折させることで、光ビームLを所定の方向に走査するように構成されている。すなわち、透過型光偏向ディスク30は、周方向における光ビームLの入射位置により、光ビームLが透過して出射する方向が変化するように構成されており、同期モータ40は、透過型光偏向ディスク30を回転駆動して光源装置10から出射された光ビームLの透過型偏向ディスク30への入射位置を変化させる。ここで、同期モータ40としてはステッピングモータが用いられている。なお、同期モータ40としては、ステッピングモータなどの外部同期型のモータに限らず、ブラシレスモータ、直流整流子モータなどの内部同期型のモータを用いてもよい。さらに、同期モータ40としては、AC電源を用いた同期モータや、ACインダクタンス/コンデンサモータなどを用いてもよい。
(屈折型光偏向素子の構成)
図7(a)、(b)、(c)、(d)はそれぞれ、図5および図6に示す光ビーム走査装置で用いられた透過型光偏向ディスクの平面図、x−x断面の断面図、y−y断面の断面図、およびz−z断面の断面図である。
図5、図6および図7(a)、(b)、(c)、(d)に示すように、透過型光偏向ディスク30は、中心に中心孔31を備える扁平な円盤状に形成されており、本形態では、透明な樹脂で形成されている。また、透過型光偏向ディスク30は、中心孔31を中心として円周方向に分割された複数の放射状の光偏向領域32a、32b、・・・(以下、光偏向領域32とする)を備えている。本形態において、光偏向領域32は、中心孔31を中心として、略等角度間隔で円周方向に分割された領域である。
光偏向領域32の数は、走査点数によって決まるが、例えば、光偏向領域32の数を201個とし、光ビームLの走査範囲を±10°とした場合には、光ビームLの走査の分解能は0.1°となる。また、例えば、光ビームLが透過する位置における透過型光偏向ディスク30の径を40mmとすると、1つの光偏向領域32の光ビームの透過位置での円周方向幅は、0.63mmになる。
光偏向領域32のそれぞれには、入射された光ビームLを屈折させる傾斜面33a、33b、・・・(以下、傾斜面33とする)が径方向に傾斜するように形成されている。本形態では、傾斜面33は、透過型光偏向ディスク30の出射側の面(上面)にのみ全周にわたって形成され、入射側の面は、同期モータ40の軸に直交する平面状に形成されている。
傾斜面33は、光偏向領域32のそれぞれに、一定角度を持って形成されている。例えば、図7(b)、(c)、(d)に示すように、傾斜面33は半径方向に傾斜しており、各光偏向領域32の径方向の断面は楔形状に形成されている。
また、本形態では、傾斜面33の傾斜角度をθw、透過型光偏向ディスク30から出射される光ビームの走査角度をθs(図5参照)、透過型光偏向ディスク30の屈折率をnとしたとき、
sin(θw+θs)=n・sinθw
の関係を満足するように、傾斜面33が形成されている。ここで、nは透過型光偏向ディスク30を構成する材料の屈折角であり、例えば、n=1.51862とすると、走査角度θsを10°とする場合には、傾斜角度θwを18.02°とすればよい。
さらに、本形態では、隣接する光偏向領域32の傾斜面33の傾斜角度θwは、次第に増加または減少するようになっている。例えば、図7(b)、(c)、(d)に示すように、隣接する光偏向領域32a、32b、32cのそれぞれの傾斜面33a、33b、33cの傾斜角度θwa、θwb、θwcが次第に増加するようになっている。また、光偏向領域32の傾斜面33は、内周側から外周側に向けて下がっている面と、外周側から内周側に向けて下がっている面とが含まれており、ディスク面と平行な面も含まれている。すなわち、θwの符号が+の面とθwの符号が−の面とが含まれており、θwが0°の面も含まれている。
このような透過型光偏向ディスク30は、透明な樹脂を直接、切削などの超精密加工で製造しても良いし、製造コストを考慮して、金型を用いて製造しても良い。ここで、傾斜面33が、透過型光偏向ディスク30の出射側の面にのみ形成されており、入射側の面は平面状に形成されている。そのため、金型を用いて透過型光偏向ディスク30を製造する場合には、金型の駒加工が1面のみで良いため、金型の製作が容易になる。また、透明な樹脂を直接、切削加工して製造して透過型光偏向ディスク30を製造する場合には、入射側の面が平面状であるため、素材を固定しやすく、加工が容易である。なお、透過型光偏向ディスク30には、薄膜あるいは微細構造などによって反射防止処理を施しておけば、光源装置10の出力のばらつきの原因となる戻り光を少なくすることができる。また、透過率が向上するため、光源装置10からの光量のロスを低減させることができる。
(光源装置10の構成)
図5および図6に示すように、光源装置10は、光源としてのレーザダイオード13と集光レンズ16とを備えており、集光レンズ16と透過型光偏向ディスク30の配置関係は、第1の方向L1および第2の方向L2のうち、第2の方向L2において透過型光偏向ディスク30のディスク面あるいはその近傍で合焦する収束光となるように設定され、第1の方向L1では、透過型光偏向ディスク30のディスク面から離れた位置で合焦する収束光あるいは発散光の状態で透過型光偏向ディスク30のディスク面に到達するように設定されている。従って、光源装置10から出射された光ビームLは、透過型光偏向ディスク30のディスク面に半径方向に延びた縦長のスポットを形成し、幅の狭い第2の方向L2については、透過型光偏向ディスク30の周方向に設定されている。
(主走査動作)
本形態の光ビーム走査装置1においては、図6に示すように、同期モータ40によって、透過型光偏向ディスク30が所定の回転数で等速回転する。この状態で、光源装置10からレーザ光が出射され、この光ビームLは、透過型光偏向ディスク30の入射側の面に対して略直交するように入射する。より具体的には、1つの光偏向領域32の周方向幅の中心位置に向かって入射する。
透過型光偏向ディスク30の光偏向領域32に入射した光ビームLは、透過型光偏向ディスク30を透過する際に、傾斜面33で屈折されて出射される。例えば、図5に示すように、ある光偏向領域32で走査角度θs1の方向に屈折されて出射される。ここで、上述のように、隣接する光偏向領域32の傾斜面33の傾斜角度θwは、次第に増加または減少するようになっているため、隣接する光偏向領域32では、例えば、走査角度θs1と0.1°の角度差がある走査角度θs2の方向に屈折されて出射される。従って、透過型光偏向ディスク30の回転にともなって、例えば、0.1°間隔で、光ビームLが順次出射される。
このようにして透過型光偏向ディスク30から出射された光ビームLは、全反射ミラー50で反射した後、主走査方向L11の所定の角度範囲にわたって走査される。その際、光ビームLは、発散角調整レンズ60によって副走査方向L12における発散角が調整される。
(副走査機構3)
図8は、本発明を適用した光ビーム装置において、フレームなどの一部を切り欠いて副走査機構などの構成を示す側面図である。図9(a)、(b)、(c)は、本発明を適用した光ビーム装置における副走査機構の動作を示す説明図である。
再び図1〜図4において、本形態の光ビーム走査装置1の光ビームLの出射側では、ベース4から起立する2本フレーム51、52がレンズホルダ61の両側で起立している。レンズホルダ61の縦枠部分から外側には、上下方向に延びた突起611、612が形成されている一方、フレーム51、52の内側の面には突起611、612が嵌るガイド溝510、520が形成されており、レンズホルダ61は、ガイド溝510、520に案内されて上下方向に移動可能である。
また、図1〜図4および図8に示すように、ベース4上には、レンズホルダ61の背面側に副走査機構3が搭載されており、本形態において、副走査機構3は、ステッピングモータからなる副走査用駆動モータ71と、この副走査用駆動モータ71の回転を減速してレンズホルダ61(発散角調整レンズ60)に伝達するための歯車機構70とを有している。
歯車機構70は、副走査用駆動モータ71の出力軸に連結された欠歯歯車からなる駆動歯車74と、この駆動歯車74に従動する略扇形の従動歯車76とを備えている。また、従動歯車76には、その基端側から側方に2枚歯のピニオン77が突出している一方、レンズホルダ61の背面には、ピニオン77と噛み合うラック55が形成されている。
このような歯車機構70においては、図9(b)に示すように、従動歯車76の円弧状外周部には、厚さ方向の全体にわたって4枚の歯761が形成されているとともに、これらの歯761の間には、厚さ方向の表面側に薄い台形状の歯762が3枚、形成されている。従って、台形状の歯762の裏面側は、歯761、762の底部分を半径とする円弧部になっている。
一方、駆動歯車74は、厚さ方向の裏面側に位置する大径円板部72と、厚さ方向の表面側に位置する小径円板部73とを備えている。小径円板部73の外周面には、2枚の歯731、732を備えた歯部730が形成されているとともに、その他の部分は、円弧部になっている。大径円板部72の外周面には、2枚の歯731、732の間に相当部分が切り欠きになっているとともに、その他の部分が円弧状の回転阻止部720になっている。このため、駆動歯車74は、全周のうち、歯部73が形成されている領域を除く全体が回転阻止部720になっている。ここで、駆動歯車74は、図9(b)に示す状態では、大径円板部72の円弧状の回転阻止部720が従動歯車76の歯761の間に入り込んだ状態で歯761に接している。従って、この状態では、副走査駆動用モータ71に給電しなくても、従動歯車76は回転することが不可能である。
さらに、本形態の副走査機構3では、駆動歯車74と従動歯車76とのバックラッシュを除去することを目的に、図2および図8に示すように、ベース4とレンズホルダ61との間には、レンズホルダ61を上方に付勢して駆動歯車74と従動歯車76とのバックラッシュを除去する圧縮コイルバネ80(バックラッシュ除去手段)が配置されている。
(副走査動作)
このように構成した副走査機構3において、図9(b)に示す状態から、副走査駆動用モータ71の出力軸が例えば時計周りCWに回転すると、駆動歯車74の歯731、732と、従動歯車76の歯761、762とが噛み合い、図9(a)に示すように、駆動歯車74が元の位置まで1回転するまでの間に、従動歯車76が反時計周りCCWに回転する。このような回転は、ピニオン77およびラック55を介してレンズホルダ61に伝達され、レンズホルダ61が下降する。その結果、発散角調整レンズ60も下降するため、光ビームLの主走査位置は、斜め下方に2.5°の角度分だけ、副走査方向L12に移動する。また、図9(a)に示す状態では、大径円板部72の円弧状の回転阻止部720が従動歯車76の歯761の間に入り込んだ状態で歯761に接しているため、従動歯車76は回転することが不可能である。
また、図9(a)に示す状態から、副走査駆動用モータ71の出力軸が、例えば反時計周りCCWに回転すると、図9(b)に示す状態となる。
さらに、図9(b)に示す状態から、副走査駆動用モータ71の出力軸が、例えば反時計周りCCWに回転すると、駆動歯車74の歯731、732と、従動歯車76の歯761、762とが噛み合い、図9(c)に示すように、駆動歯車74が元の位置まで1回転するまでの間に、従動歯車76が時計周りCWに回転する。このような回転は、ピニオン77およびラック55を介してレンズホルダ61に伝達され、レンズホルダ61が上昇する。その結果、発散角調整レンズ60も上昇するため、光ビームLの主走査位置は、斜め上方に2.5°の角度分だけ、副走査方向L12に移動する。また、図9(c)に示す状態では、大径円板部72の円弧状の回転阻止部720が従動歯車76の歯761の間に入り込んだ状態で歯761に接しているため、従動歯車76は回転することが不可能である。
さらにまた、図9(c)に示す状態から、副走査駆動用モータ71の出力軸が、例えば反時計周りCCWに回転すると、図9(b)に示す状態となる。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態の光ビーム走査装置1では、同期モータ40を回転させた状態で、光源装置10から出射したレーザ光を透過型光偏向ディスク30に入射させ、透過型光偏向ディスク30で光ビームLを屈折させて、光ビームLを主走査方向L11に走査している。すなわち、透過型光偏向ディスク30は、円周方向に分割された複数の放射状の光偏向領域32から構成され、光偏向領域32のそれぞれに、入射された光ビームLを屈折させる傾斜面33が形成されているため、簡易な構成で光走査を行うことのできる透過型光偏向ディスク30を形成することができる。また、屈折角が互いに異なる傾斜面33を円周方向に多数形成することで、透過型光偏向ディスク30を1回転させれば、所定の走査範囲を走査することができる。すなわち、1つの走査角度へ光ビームを出射させるために1つの屈折角度θwを有する傾斜面33を透過型光偏向ディスク30に形成すればよく、回折機能を備えた偏向ディスクのように1つの走査角度へ光ビームを出射させるために複数の格子溝を設ける必要がない。従って、光ビームの走査の分解能を上げていった場合であっても、透過型光偏向ディスク30の径を小さくすることができ、その結果、光ビーム走査装置1の小型化を図ることができる。
また、透過型光偏向ディスク30は扁平な円盤状であるため、光ビーム走査装置1の薄型化を図ることが可能である。しかも、本形態では、透過型光偏向ディスク30は樹脂で形成されているため、生産性に優れ、また、光ビーム走査装置1の軽量化、低コスト化が可能である。さらに、例えば±50℃程度の温度変動があっても、走査角度θsの変動率がわずかであるため、走査性能への影響はほとんどない。
また、透過型光偏向ディスク30において、光偏向領域33に形成されている傾斜面32は、半径方向に向かって傾斜している。しかも、隣接する光偏向領域32の傾斜面33の傾斜角度θwは、次第に増加または減少するようになっている。そのため、簡易な構成で、各走査角度θsに順次、光ビームLを出射することができる。また、透過型光偏向ディスク30が等速回転している場合でも、光源装置10から出射された光ビームLが同一の光偏向領域33に位置している間、透過型光偏向ディスク30から出射される光ビームLは同一方向に出射される。従って、透過型光偏向ディスク30の回転を停止しなくても、同一の方向に所定の期間、光ビームLを出射できる。さらに、光源装置10から出射された光ビームが隣接する光偏向領域33に移ると、透過型光偏向ディスク30から出射される方向が即座に切り換わり、過度期間がほとんどないので、無駄な時間が発生しない。
また、光偏向領域32は、中心孔31を中心として、略等角度間隔で円周方向に分割された領域であるため、同期モータ40の回転数が一定であれば、光源装置10から一定間隔でパルス状の光ビームLを出射するだけでも、各走査角度θsに順次、光ビームLを出射することができる。
さらに、透過型光偏向ディスク30を、ポリゴンミラーほど高速回転させる必要がないので、ステッピングモータなど、安価な同期モータ40を用いることができる。
また、光源装置10では、集光レンズ16が、レーザダイオード13から出射された光ビームLを、光軸方向に直交する第1の方向L1(垂直方向)および第2の方向L2(水平方向)のうち、第2の方向L2では透過型光偏向ディスク30の上面あるいはその近傍で合焦する収束光として導く。従って、光源装置10から出射された光ビームは、透過型光偏向ディスク30の光偏向領域32に対して半径方向に延びるスポットとして照射され、透過型光偏向ディスク30の光偏向領域32の周方向においては光ビームの幅が狭い。従って、小型の透過型光偏向ディスク30であっても多数の光偏向領域32を形成することができるので、透過型光偏向ディスク30の小型化を図ることができる。そのため、透過型光偏向ディスク30を駆動する際のバランスも向上するので、精度の高い光走査を行うことができ、かつ、透過型光偏向ディスク30を駆動する同期モータ40などについてもその小型化を図ることができる。それ故、光ビーム走査装置1の大幅な小型化を図ることができる。
また、本形態で用いた透過型光偏向ディスク30では、その屈折作用を利用しており、屈折角は、入射する光ビームの波長の影響をほとんど受けない。そのため、透過型光偏向ディスク30を用いた本形態の光ビーム走査装置1では、安定した強度の光ビームを走査することができる。さらに、透過型光偏向ディスク30は温度変動があっても、温度変動による透過率の変動は、回折効率の変動に比してわずかである。従って、温度変動の影響をあまり受けることなく安定した強度の光ビームを走査することができる。
本形態では、光源装置10から出射された光ビームが透過型光偏向ディスク30を透過するように構成されている。そのため、同期モータ40で回転させた透過型光偏向ディスク30に回転ぶれや面ぶれが生じても屈折角はほとんど変化しない。そのため、光ビームの走査ジッタが良好になる。
さらに、本形態の光ビーム走査装置1において、レーザダイオード13と集光レンズ16の距離、および集光レンズ16と透過型光偏向ディスク30との距離は、あくまで、光源装置10から出射された光ビームLが第2の方向L2において透過型光偏向ディスク30の上面あるいはその近傍で合焦するように設定されている。このため、副走査方向L12では、透過型光偏向ディスク30から出射される光ビームLの発散角を所望の角度に設定できないという制約があるが、本形態では、透過型光偏向ディスク30の後段には、発散角調整レンズ60が配置されており、発散角調整レンズ60は、透過型光偏向ディスク30による主走査方向L11に対して直交する副走査方向L12において、透過型光偏向ディスク30から出射された光ビームLの発散角を所望の角度に設定する。それ故、本形態の光ビーム走査装置1によれば、副走査方向L12の発散角が所定条件の光ビームLを走査することができる。
さらにまた、本形態では、副走査機構3において、副走査用駆動モータ71の回転を歯車機構70によって減速してレンズホルダ61(発散角調整レンズ60)に伝達すると、この発散角調整レンズ60の位置が切り換わり、光ビームLの主走査位置が副走査方向L12で変化する。このため、例えば、光ビーム走査装置1を車間距離測定装置などに用いた際、前方を走行する車両の高さが相違する場合でも戻り光を確実に検出することができる。
また、歯車機構70において、駆動歯車74は、従動歯車76を回転駆動する歯部730と、この従動歯車76に接して従動歯車76の回転を阻止する回転阻止部720とを具備しているため、光ビームLの主走査位置を副走査方向L12で変化させた後、従動歯車76は、駆動歯車74の回転阻止部720によって回転が阻止される。このため、発散角調整レンズ60の位置は、副走査用駆動モータ71の通電を停止した状態でも保持され、かつ、発散角調整レンズ60の位置は振動などによって変化することがない。それ故、安価な構成で、走査方向が安定し、かつ、消費電力の小さな光ビーム走査装置1を実現することができる。
[その他の実施の形態]
上記形態では、発散角調整レンズ60の位置を切り換えることにより光ビームLの主走査位置を副走査方向L12で変化させたが、発散角調整レンズ60の姿勢を切り換えてもよい。また、発散角調整レンズ60に限らず、全反射ミラー50の位置や姿勢を切り換えて、光ビームLの主走査位置を副走査方向L12で変化させてもよい。
上記形態では、光ビームLの主走査位置を副走査方向L12で上位、中位、下位の3方向に変化させたが、その数については、3方向に限定されるものではなく、2方向、あるいは4方向以上であってもよい。
上記形態では、透過型光偏向ディスク30を樹脂で形成したが、透過型光偏向ディスク30をガラスで形成しても良い。この場合には、温度変動の影響をほとんど受けないため、温度特性が安定するとともに、高温環境下でも光ビーム走査装置1の使用が可能となる。また、上記形態では、傾斜面33が透過型光偏向ディスク30の出射面に形成されていたが、入射面、あるいは出射面および射面の両面に傾斜面が形成されても良い。
さらにまた、上述した形態では、光源装置10から出射された光ビームが透過型光偏向ディスク30を透過するように構成されていたが、光源装置10から出射された光ビームが、反射型光偏向ディスクで反射することにより、走査されるように構成しても良い。この場合には、図5および図6を参照して説明した光偏向ディスクの上面あるいは下面を反射面とし、かつ、光偏向ディスクの上面に向けて、光源装置から光ビームを照射すればよい。
上述した形態は、本発明の好適な形態の一例ではあるが、これに限定されるものではなく本発明の要旨を変更しない範囲において種々変形可能である。例えば、偏向ディスクに代えて、ポリゴンミラーによって光ビームを主走査方向L11に走査する光ビーム走査装置1に本発明を適用してもよい。
本発明を適用した光ビーム走査装置を斜め後方からみたときの斜視図である。 本発明を適用した光ビーム走査装置を斜め前方からみたときの斜視図である。 本発明を適用した光ビーム走査装置の平面図である。 本発明を適用した光ビーム走査装置の側面図である。 本発明を適用した光ビーム走査装置の主走査機構の要部の概略構成を模式的に示す概略側面図である。 本発明を適用した光ビーム走査装置の主走査機構の主走査動作の原理を示す説明図である。 (a)、(b)、(c)、(d)はそれぞれ、本発明を適用した光ビーム走査装置1で用いられた透過型光偏向ディスクの平面図、x−x断面の断面図、y−y断面の断面図、およびz−z断面の断面図である。 本発明を適用した光ビーム装置において、フレームなどの一部を切り欠いて副走査機構などの構成を示す側面図である。 (a)、(b)、(c)は、本発明を適用した光ビーム装置における副走査機構の動作を示す説明図である。
符号の説明
1 光ビーム走査装置
2 主走査機構
3 副走査機構
80 圧縮コイルバネ(バックラッシュ除去手段)
10 光源装置
13 レーザダイオード
16 集光レンズ
30 透過型光偏向ディスク
32 光偏向領域
33 傾斜面
40 同期モータ
55 ラック
60 発散角調整レンズ
61 レンズホルダ
70 歯車機構
71 副走査用駆動モータ
72 大径円板部
73 小径円板部
74 駆動歯車
76 従動歯車
77 ピニオン
720 駆動歯車の回転阻止部
730 駆動歯車の歯部
731、732 駆動歯車の歯
761、762 従動歯車の歯
L 光ビーム
L11 主走査方向
L12 副走査方向

Claims (7)

  1. 光源装置と、該光源装置から出射された光ビームを主走査方向の所定の角度範囲にわたって走査させる主走査機構とを有する光ビーム走査装置において、
    所定の光学素子の位置あるいは姿勢を切り換えて前記光ビームの主走査位置を前記主走査方向と直交する副走査方向で変化させる副走査機構を有し、
    当該副走査機構は、副走査用駆動モータと、該副走査用駆動モータの回転を減速して前記所定の光学素子に伝達するための歯車機構とを有し、
    当該歯車機構は、欠歯歯車からなる駆動歯車と、該駆動歯車に従動する従動歯車とを備え、
    前記駆動歯車は、周方向の所定位置に、前記従動歯車を回転駆動する歯部と、前記従動歯車に接して当該従動歯車の回転を阻止する回転阻止部とを具備していることを特徴とする光ビーム走査装置。
  2. 請求項1において、前記駆動歯車は、全周のうち、前記歯部が形成されている領域を除く全体が前記回転阻止部になっていることを特徴とする光ビーム走査装置。
  3. 請求項2において、前記副走査機構は、前記駆動歯車が前記回転阻止部によって前記従動歯車の回転を阻止しているときの待機位置から回転して前記従動歯車を回転駆動した後、前記待機位置に戻るまで回転するように構成されていることを特徴とする光ビーム走査装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれかにおいて、前記副走査機構は、前記駆動歯車と前記従動歯車とのバックラッシュを除去するバックラッシュ除去手段を備えていることを特徴とする光ビーム走査装置。
  5. 請求項4において、前記バックラッシュ除去手段は、前記所定の光学素子を付勢して前記欠歯歯車と前記従動歯車とのバックラッシュを除去する圧縮コイルバネであることを特徴とする光ビーム走査装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれかにおいて、前記主走査機構は、周方向における光の入射位置により前記主走査方向における光の出射方向が変化する光偏向ディスクと、該光偏向ディスクを回転駆動して前記光源装置からの出射光の当該偏向ディスクへの光の入射位置を変化させる主走査用モータとを備えていることを特徴とする光ビーム走査装置。
  7. 請求項1ないし6のいずれかにおいて、前記所定の光学素子は、前記主走査機構から出射された光ビームの前記副走査方向における発散角を調整するパワーを備えた発散角調整レンズであることを特徴とする光ビーム走査装置。
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