JP2007017796A - トナー供給ローラおよび現像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡便な構成により,長期にわたり画像品質の低下を抑制することができるトナー供給ローラおよび現像装置を提供すること。
【解決手段】トナー供給ローラ7は,芯金71と,その芯金71の周囲に位置し,発泡部材からなる弾性層72とを有している。また,トナー供給ローラ7の芯金71上には,その軸方向の中央部に複数のピン73が接着されている。すなわち,芯金71の表面のうち,軸方向の中央部は,円周方向に向かって凹凸形状をなしている。そのため,軸方向の中央部では,トナー供給ローラ7が1周する間で現像ローラ2との圧接力が変化し,トナーの剥離性が向上する。
【選択図】 図7

Description

本発明は,電子写真方式の画像形成装置に利用される現像装置およびその現像装置に利用されるトナー供給ローラに関する。
従来から,電子写真方式の画像形成装置に用いる現像装置は,トナーを像担持体(例えば,感光体ドラム)に搬送する現像ローラと,現像ローラと当接して現像ローラ上へトナーを供給するとともに現像後に現像ローラ上に残留するトナーの剥離を行うトナー供給ローラとを備えている。現像ローラは,その両端部に設けられたスペーサ部材に回転可能に支持されており,感光体ドラムに対して軸方向に対向配置されている。また,トナー供給ローラは,バネ等の付勢部材によって現像ローラに強く当接するように配置されている。
また,トナー供給ローラは,トナーの剥離性がよく,かつトナーの搬送性がよいことが望まれる。また,一般的に,トナー供給ローラの表面層を低硬度化すると,トナーへのストレスが軽減され,長期にわたり画像品質の低下を抑えることができることが知られている。一方,硬度が低すぎると,トナーの供給や現像後の残留トナーの剥離について機能低下を招くことになる。そのため,低硬度化には限界がある。
そこで,例えば特許文献1や特許文献2では,トナー供給ローラの表面層(例えば,発泡ウレタンスポンジ層)に凹凸形状の溝を形成し,その溝のサイズや形状,あるいは押し込み量を規定している。これにより,低硬度のトナー供給ローラであっても,トナーの剥離性の向上とトナーの搬送性の向上とを両立させるとしている。
特開平11−52709号公報 特開2000−112224号公報
しかしながら,前記した従来のトナー供給ローラには,次のような問題があった。すなわち,特許文献1や特許文献2に開示されたトナー供給ローラでは,一旦掻き取ったトナーの多くが溝に残り,結局掻き取ったトナーを再度供給することになる。そのため,機械的なストレスを受けたトナーを繰り返し使用することになる。また,スポンジ層に設けた凹凸形状の溝は長期の使用によって擦り減ることも考えられ,長期の信頼性の確保が難しい。また,低硬度のスポンジ層に微細な凹凸を設けることは,高精度化が困難であるとともにコストアップを招く。
また,トナータンク内部にて部分的にトナーの循環性が悪化する部分では,トナーの供給にムラが生じ易い。また,ローラの撓み量が大きくなるローラの中央部では,トナー供給ローラと現像ローラとの圧接力が低く,現像後に残留するトナーの剥離性が悪い。つまり,トナーの供給性および剥離性は,軸方向にばらつきがある。そのため,結果として画像に濃度ムラや地肌かぶり等の画像ノイズが生じてしまう。
本発明は,前記した従来の現像装置が有する問題点を解決するためになされたものである。すなわちその課題とするところは,簡便な構成により,長期にわたり画像品質の低下を抑制することができるトナー供給ローラおよび現像装置を提供することにある。
この課題の解決を目的としてなされたトナー供給ローラは,現像ローラに当接し,その現像ローラにトナーを供給するトナー供給ローラであって,芯金と,その芯金を被覆する弾性層とを有し,芯金の表面には,円周方向に凹凸形状をなす凹凸部が形成されていることを特徴としている。
また,本発明のトナー供給ローラは,像担持体に対向配置され,その像担持体に向けてトナーを担持して搬送する現像ローラと,その現像ローラに当接し,その現像ローラにトナーを供給するトナー供給ローラとを有する現像装置であって,トナー供給ローラは,芯金と,その芯金を被覆する弾性層とを有し,芯金の表面には,円周方向に凹凸形状をなす凹凸部が形成されていることを特徴としている。
すなわち,本発明のトナー供給ローラは,芯金上に弾性層が形成されたものであり,その芯金の表面には円周方向に凹凸形状をなす凹凸部が形成されている。凹凸部としては,例えば軸方向に沿って形成された複数の溝によって構成してもよいし,ピン状の突起部を複数個接着して構成してもよい。なお,凹凸部は,トナー供給ローラの軸方向からみて芯金の表面が凹凸形状になるものであればよく,上記の例に限定するものではない。
このトナー供給ローラを現像ローラに当接させると,トナー供給ローラが1周する間に現像ローラとの圧接力が芯金の凹凸部の形状にならって変化する。これにより,トナー供給ローラの掻き取り力(剥離性)が凹凸部を有しない従来のものと比較して向上する。また,トナーの剥離性が向上するため,表面層が低硬度であるトナー供給ローラが利用可能である。また,従来のトナー供給ローラと異なり,高硬度の芯金に凹凸部を形成するため,高精度化が容易である。
また,トナー供給ローラの芯金の凹凸部は,弾性層に被覆されている領域のうち一部に設けられていることとするとよりよい。すなわち,トナー供給ローラのトナーの剥離性には軸方向にばらつきがある。そこで,トナーの剥離性が悪い部位(例えば,軸方向の中央部)に凹凸部を設け,その部位の掻き取り力を向上させる。これにより,トナーの剥離性を幅方向に均一化することができる。また,芯金に凹凸部を設けることにより,トナーの供給性も向上する。そのため,トナーの供給性が悪い部位(例えば,トナーの循環性が悪い箇所)に凹凸部を設けることで,トナーの供給性の均一化も図ることもできる。
本発明によれば,芯金の凹凸部によってトナーの剥離性を向上させることで画像ノイズの低減を図ることができる。また,トナーの剥離性が向上するため,表面層が低硬度であるトナー供給ローラを利用することができる。そのため,トナーへのストレスを軽減するとともに長期の信頼性も向上する。よって,本発明のトナー供給ローラおよび現像装置は,簡便な構成により,長期にわたり画像品質の低下を抑制することができる。
以下,本発明を具体化した実施の形態について,添付図面を参照しつつ詳細に説明する。なお,本実施の形態は,非磁性の一成分トナーを収容・供給する現像装置を備えた電子写真方式のカラー複写機に本発明を適用したものである。
[第1の形態]
第1の形態の画像形成装置100は,図1に示すように,像担持体である感光体ドラム11を有し,その感光体ドラム11の周囲に,感光体ドラム11の表面を一様に帯電するための帯電装置12と,感光体ドラム11の表面に静電潜像を形成するための露光装置13と,感光体ドラム11上の静電潜像を可視像(トナー像)とするための現像装置14と,感光体ドラム11上のトナー像を用紙に転写するための転写装置15と,転写残トナーを感光体ドラム11から取り除くためのクリーニング装置16とを感光体ドラム11の回転方向に沿って備えている。さらに,用紙搬送路には,転写位置への用紙の搬送タイミングを調節するためのタイミングローラ17および転写されたトナー像を用紙に定着させるための定着装置18が設けられている。本形態では,帯電装置12,転写装置15,定着装置18はいずれもローラ形状のものを用いている。また,クリーニング装置16には,クリーニングブレードを用いる。
続いて,画像形成装置100による画像形成の動作について簡単に説明する。画像形成装置100は,スタート信号や画像データ等を受信することにより動作を開始する。感光体ドラム11は,図1中の矢印方向に回転駆動される。そして,帯電装置12と対向する位置で,帯電ローラによって一様に帯電される。次に,露光装置13によって露光され,表面上に画像データに基づいた静電潜像が形成される。
次に,静電潜像が現像装置14の位置に達すると,現像ローラに印加された現像バイアス電圧と感光体ドラム11の静電潜像との間で形成される電界により帯電したトナーが移動し,静電潜像がトナーによって現像される。
一方,用紙搬送路を搬送されてきた用紙は,タイミングローラ17にて画像先端位置にタイミングを合わせられ,感光体ドラム11と転写装置15との間に搬送される。そして,転写装置15によって感光体ドラム11上のトナー像が用紙に転写される。さらに,転写されたトナー像を保持した用紙はさらに搬送され,定着装置18によって熱と圧力とが加えられることにより,トナー像が用紙に定着される。また,転写装置15によって用紙に転写されず,感光体ドラム11上に残った転写残トナーはクリーニング装置16によって掻き取られる。これにより,1枚分の画像形成が終了する。
続いて,現像装置14について詳説する。現像装置14は,図2に示すように,1成分現像剤である非磁性のトナーを収容する現像容器1と,トナーを担持しトナーを感光体ドラム11に向けて搬送する現像ローラ2と,現像ローラ2へのトナーの供給および現像ローラ2上のトナーの掻き取りを行うトナー供給ローラ3と,現像ローラ2上のトナーの厚みを規制するトナー量規制部材4と,トナー漏れを防止するトナー漏れ防止シール6とを備えている。また,現像ローラ2には,電源5が接続され,現像のためのバイアスが印加される。
現像装置14では,トナー供給ローラ3と現像ローラ2との電位差および表面が発泡体であるトナー供給ローラ3の機械的搬送力により,現像容器1内のトナーをトナー供給ローラ3から現像ローラ2に搬送する。現像ローラ2に供給されたトナーは,現像ローラ2の回転に伴ってトナー量規制部材4により摩擦帯電されつつ薄層化され,感光体ドラム2との対向部にて静電潜像を可視化する。
現像ローラ2は,現像容器1に収容されているとともに,その一部が現像容器1の開口部によって現像容器1から露出している。また,現像ローラ2は,図3に示すように,感光体ドラム11に対して両端部に設けられたコロ等のスペーサ部材8によって接触配置されている。また,現像ローラ2は,トナー供給ローラ3が強く当接していることから,感光体ドラム11側に付勢されている。そのため,現像ローラ2は,感光体ドラム11の長手方向に沿って,僅かな隙間(およそ150μm)をもって対向するように構成されている。
また,現像ローラ2は,図4に示すように,その外形がストレート形状,すなわち円柱形状であり,端部の直径と中央部の直径とが等しい。なお,現像ローラ2の外形はストレート形状に限るものではない。例えば,クラウン形状や逆クラウン形状であってもよい。
トナー供給ローラ3は,現像容器1に収容されているとともに,現像ローラ2に強く当接している。また,トナー供給ローラ3は,現像ローラ2に対してカウンター方向に回転駆動される。
また,トナー供給ローラ3は,図5に示すように,芯金31と,その芯金31の周囲に位置し,発泡部材からなる弾性層32とを有している。なお,図5は,トナー供給ローラ3の弾性層32を透視した状態を示している。
具体的に本形態では,芯金31にメッキを施したSUM(快削鋼)を用いる。なお,芯金31としては,防錆処理を行った金属であれば適用可能である。芯金31には,軸方向に沿って芯金31全長に形成された溝33が設けられている。溝33は,芯金31の円周方向に複数配設されている。そのため,芯金31の表面は,図6(図5のA−A断面)に示すように,軸方向からみて凹凸形状をなしている。すなわち,芯金31の表面は,円周方向に向かって凹凸形状をなしている。
また,弾性層32の材質としては,ウレタンフォームを用いる。なお,弾性層32としては発泡部材であればよく,この他に例えばシリコンフォームが適用可能である。この芯金31を被覆する弾性層32は,トナー供給ローラ3の外形がストレート形状となるように加工される。
本形態のトナー供給ローラ3では,芯金31の表面が円周方向に向かって凹凸形状をなしているため,トナー供給ローラ3が1周する間に現像ローラ2との圧接力が芯金31の形状にならって変化する。具体的には,溝33の部分で圧接力が低くなる。そのため,トナー供給ローラ3の圧接力に変化をもたせることができ,トナーの剥離性が向上する。また,従来のトナー供給ローラのようにトナー供給ローラ3の表面に凹凸部を設けているわけではないため,劣化の問題や掻き取ったトナーの堆積の問題は生じない。また,低硬度の発泡部材である弾性層32と比較して芯金31は加工が容易である。よって,画像品質の向上が図られる。
[第2の形態]
第2の形態のトナー供給ローラ7は,図7に示すように,芯金71と,その芯金71の周囲に位置し,発泡部材からなる弾性層72とを有している。芯金71および弾性層72の材質は,第1の形態の芯金31および弾性層32とそれぞれ同様である。
本形態のトナー供給ローラ7の芯金71上には,その軸方向の中央部に複数のピン73が接着されている。そのため,芯金71の表面のうち,軸方向の中央部は,円周方向に向かって凹凸形状をなしている。よって,軸方向の中央部では,トナー供給ローラ7が1周する間で圧接力が変化し,トナーの剥離性が向上する。
現像ローラ2は,両端部に位置するコロ等のスペーサ部材によって支持されている。また,トナー供給ローラ7が軸方向に沿って当接することにより,感光体ドラム11側に付勢されている。そのため,トナー供給ローラ7の軸方向の中央部では,現像ローラ2との圧接力が低く,トナーの剥離性が悪い。そこで,軸方向の中央部分,すなわち圧接力が低い部分では,芯金71の表面にピン73を接着し,その部分でのトナー剥離性を向上させる。これにより,トナーの剥離性の軸方向におけるばらつきを軽減することができる。
なお,ピン73は,トナーの剥離性が悪い部分に限らず,トナーの供給性が悪い部分に設けてもよい。例えば,現像容器1内でトナーの循環性が悪い部分(例えば,軸受け付近)では,トナーの供給性および剥離性が悪化する。そのため,例えば,図8に示すように,トナーの流路中(図8中の矢印),トナー供給ローラ7の軸方向の端部付近に障害物9が存在し,障害物9の近傍でトナーの循環性が悪いとすれば,トナー供給ローラ7の軸方向の端部に複数のピン73を設ける。
また,圧接力が異なる位置に応じてピン73の高さを調節してもよい。例えば,図7に示したトナー供給ローラ7では,中央部のピン73の高さを高く設定し,中央部から離れるほどピン73の高さを低く設定してもよい。これにより,トナーの剥離性の軸方向における均一化をより一層図ることができる。
[実施の形態の評価]
続いて,実施の形態にかかるトナー供給ローラの評価結果について説明する。本評価では,コニカミノルタ社製の「magicolor2300DL」(以下,「評価機」とする)を利用し,トナー供給ローラの構成を変えて評価を行った。
具体的には,トナー供給ローラの構成として,次のようなものを用意した。すなわち,芯金の直径を5mmとし,トナー供給ローラの全体形状の直径を11.5mmとし,さらに芯金全長に溝(深さ:1mm,5箇所/周)が形成されているもの(構成A1:第1の形態)と形成されていないもの(構成A2)を用意した。なお,芯金全長にわたる凹凸を有することによる優位性を検討するために表面層が低硬度(フォーム硬度アスカーC:200)のものを用いた。
この他,トナー供給ローラの構成として,次のようなものを用意した。すなわち,芯金の直径を5mmとし,トナー供給ローラの全体形状の直径を11.5mmとし,さらに軸方向の中央部にピン(直径:1mm,高さ:2mm,5本/周)が形成されているもの(構成B1:第2の形態)と形成されていないもの(構成B2)を用意した。なお,芯金の軸方向の中央部分に凹凸を有することによる優位性を検討するために撓み易い芯金(肉厚が薄い,本評価では0.7mm)の現像ローラを用いた。
この他,トナー供給ローラの構成として,次のようなものを用意した。すなわち,芯金の直径を5mmとし,トナー供給ローラの全体形状の直径を11.5mmとし,さらに現像容器内に設置された際に障害物の周辺になる部分,つまりトナーの循環性が悪い部分にピン(直径:1mm,高さ:2mm,5本/周)が形成されているもの(構成C1:第2の形態の応用例)と形成されていないもの(構成C2)を用意した。なお,トナーの循環性が悪い部分に凹凸を有することによる優位性を検討するため,意図的に循環性を低下させた現像容器を用意した。具体的には,現像容器内にトナーの循環性を阻害する板状の障害物(7mm×10mm×1mm)を軸方向の両端部に配置した(図8参照)。
結果を表1〜表3に示す。
Figure 2007017796
Figure 2007017796
Figure 2007017796
まず,濃度ムラについて評価を行った。本評価では,シアンのべた画像を10枚印字し,各画像の中央部のCD方向(現像ローラの軸方向)の濃度差を測定した。濃度差の測定には,Macbeth社製の透過濃度計「PROCESS MEASURMENT TD-904」を用いた。そして,各プリントサンプルについてそれぞれ15箇所測定し,濃度の最も高い部分と低い部分との差が0.1以下であれば良好(○),0.1よりも大きければ不良(×)と判断した。
本評価の結果,構成A1(第1の形態)では,濃度差が小さく(1.0〜1.1),ほとんどのサンプルで濃度ムラの少ない良好な画像が得られた。一方,構成A2(従来の形態)では,濃度差が大きく(0.8〜1.1),幾つかのサンプルに濃度ムラが発生した。また,構成B1(第2の形態)では,濃度差が小さく(1.0〜1.1),ほとんどのサンプルで濃度ムラの少ない良好な画像が得られた。一方,構成B2(従来の形態)では,濃度差が大きく(0.8〜1.1),幾つかのサンプルに濃度ムラが発生した。また,構成C1(第2の形態の応用例)では,濃度差が小さく(1.0〜1.1),ほとんどのサンプルで濃度ムラの少ない良好な画像が得られた。一方,構成C2(従来の形態)では,濃度差が大きく(0.8〜1.1),幾つかのサンプルに濃度ムラが発生した。
次に,地肌かぶりについての評価を行った。本評価では,印字率5%のテスト画像を4500枚印刷し,その後白べた画像を印刷し,その白べた画像の地肌部分のかぶり量を目視で評価した。評価基準は,目視で認識できなければ良好(○),認識できるのであれば不良(×)とした。
本評価の結果,構成A1(第1の形態)では,目視で認識できるものはほとんどなく,良好な画像が得られた。一方,構成A2(従来の形態)では,目視できるものが散見され,幾つかのサンプルに地肌かぶりが発生した。また,構成B1(第2の形態)では,目視で認識できるものはほとんどなく,良好な画像が得られた。一方,構成B2(従来の形態)では,目視できるものが散見され,幾つかのサンプルに地肌かぶりが発生した。また,構成C1(第2の形態の応用例)では,目視で認識できるものはほとんどなく,良好な画像が得られた。一方,構成C2(従来の形態)では,目視できるものが散見され,幾つかのサンプルに地肌かぶりが発生した。
次に,トナーの掻き取り性の評価を行った。本評価では,初期段階でのトナー粒径分布と,白べた画像を10枚印刷した後のトナー粒径分布を測定した。測定した粒径分布を標準SN比で計算した。評価基準は,トナーの粒径の差が少なくSN比が30以上であれば良好(○),トナーの粒径の差が大きくSN比が30よりも小さければ不良(×)とした。
本評価の結果,構成A1(第1の形態)では,SN比が大きく(31〜33),小径のトナーまで掻き取られていた。つまり,掻き取り性が良いことがわかった。一方,構成A2(従来の形態)では,SN比が小さく(20〜29),小径のトナーが多く含まれていた。つまり,掻き取り性が悪いことがわかった。また,構成B1(第2の形態)では,SN比が大きく(31〜33),小径のトナーまで掻き取られていた。つまり,掻き取り性が良いことがわかった。一方,構成B2(従来の形態)では,SN比が小さく(20〜29),小径のトナーが多く含まれていた。つまり,掻き取り性が悪いことがわかった。また,構成C1(第2の形態の応用例)では,SN比が大きく(31〜33),小径のトナーまで掻き取られていた。つまり,掻き取り性が良いことがわかった。一方,構成C2(従来の形態)では,SN比が小さく(20〜29),小径のトナーが多く含まれていた。つまり,掻き取り性が悪いことがわかった。
次に,トナーの飛散についての評価を行った。本評価では,印字率5%のテスト画像を4500枚印刷し,その後トナーが飛散しているか否かを目視で評価した。評価基準は,目視で認識できなければ良好(○),認識できるのであれば不良(×)とした。
本評価の結果,構成A1(第1の形態)では,目視で認識できず,トナーの飛散は発生しなかった。一方,構成A2(従来の形態)では,目視できるものが散見され,トナーの飛散が発生した。また,構成B1(第2の形態)では,目視で認識できず,トナーの飛散は発生しなかった。一方,構成B2(従来の形態)では,目視できるものが散見され,トナーの飛散が発生した。また,構成C1(第2の形態の応用例)では,目視で認識できず,トナーの飛散は発生しなかった。一方,構成C2(従来の形態)では,目視できるものが散見され,トナーの飛散が発生した。
この評価結果により,トナー供給ローラの芯金の表面が円周方向に向かって凹凸形状を有することによって,濃度ムラ,地肌かぶり,トナーの掻き取り性,およびトナーの飛散が改善されることがわかった。つまり,トナー供給ローラと現像ローラとの間の圧接力に変化をもたせることにより,トナーの剥離性あるいはトナーの供給性が向上し,濃度ムラ等の不具合が改善されることがわかった。
以上詳細に説明したように本実施の形態のトナー供給ローラは,芯金の表面に円周方向に向かって凹凸形状をなす凹凸部(溝33やピン73によって構成される部分)を設けることとしている。このトナー供給ローラを現像ローラ2に当接させることにより,トナー供給ローラが1周する間で現像ローラ2との圧接力が凹凸部にならって変化する。これにより,トナー供給ローラのトナーの掻き取り力(剥離性)が凹凸部を有しないものと比較して向上する。よって,地肌かぶり等の画像ノイズを低減することができる。
また,トナーの剥離性が向上することから,表面層を低硬度化することができる。そのため,トナーへのストレスを軽減し,長期の信頼性を向上させることができる。また,従来のトナー供給ローラと異なり,高硬度の芯金に凹凸部を形成するため,高精度化が容易である。よって,簡便な構成により,長期にわたり画像品質の低下を抑制することができるトナー供給ローラおよび現像装置が実現している。
また,芯金の凹凸部は,軸方向の一部に設けることとするとよりよい。すなわち,トナーの剥離性や供給性が悪い部分に設けることとするとよりよい。例えば,図7に示したように軸方向の中央部に設けることで,中央部での掻き取り力を向上させることができる。すなわち,トナーの剥離性あるいは供給性が悪い部位に凹凸部を設けることにより,トナーの剥離性あるいは供給性の均一化を図ることができる。よって,濃度ムラ等の画像ノイズの低減が図られる。
なお,本実施の形態は単なる例示にすぎず,本発明を何ら限定するものではない。したがって本発明は当然に,その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良,変形が可能である。例えば,本発明は,カラープリンタ,モノクロプリンタ,コピー機,ファクシミリ等の各種の画像形成装置に適用可能である。
また,像担持体としてローラ形状の感光体ドラムを用いているが,ベルト状の感光体ベルトを使用してもよい。また,帯電装置は,ローラ帯電方式のほか,コロナ放電方式の帯電チャージャ,ブレード,ブラシ等を使用してもよい。また,露光装置は,レーザによるものでもLEDによるものでもよい。また,転写装置は,転写ローラのほか,転写チャージャを使用してもよい。あるいは,感光体から用紙へ直接トナー像を転写する方式のほか,中間転写体を備え,2段階以上の転写を行う方式であってもよい。また,クリーニング装置は,クリーニングブレードのほか,クリーニングブラシ,クリーニングローラまたはそれらの組合せでもよい。あるいは,現像装置によって転写残トナーの回収を行うものであってもよい。また,定着装置は,定着ローラのほか,定着ベルトを用いてもよいし,非接触方式のものであってもよい。
実施の形態にかかる画像形成装置の概略構成を示す図である。 実施の形態にかかる現像装置の概略構成を示す図である。 感光体ドラムおよび現像装置の配置を示す平面図である。 第1の形態にかかる現像ローラの概略構成を示す図である。 第1の形態にかかるトナー供給ローラの概略構成を示す断面透視図である。 図5に示したトナー供給ローラのA−A断面を示す図である。 第2の形態にかかるトナー供給ローラの概略構成を示す断面透視図である。 第2の形態にかかるトナー供給ローラの応用例を示す断面透視図である。
符号の説明
1 現像容器
2 現像ローラ
3,7 トナー供給ローラ
31,71 芯金
32,72 弾性層
33 溝
73 ピン
9 障害物
11 感光体ドラム
14 現像装置
100 画像形成装置

Claims (10)

  1. 現像ローラに当接し,その現像ローラにトナーを供給するトナー供給ローラにおいて,
    芯金と,
    前記芯金を被覆する弾性層とを有し,
    前記芯金の表面には,円周方向に凹凸形状をなす凹凸部が形成されていることを特徴とするトナー供給ローラ。
  2. 請求項1に記載するトナー供給ローラにおいて,
    前記芯金の凹凸部は,軸方向に沿って形成された溝部によってなることを特徴とするトナー供給ローラ。
  3. 請求項1に記載するトナー供給ローラにおいて,
    前記芯金の凹凸部は,ピン状の突起部によってなることを特徴とするトナー供給ローラ。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1つに記載するトナー供給ローラにおいて,
    前記芯金の凹凸部は,前記弾性層に被覆されている領域のうち一部に設けられていることを特徴とするトナー供給ローラ。
  5. 請求項4に記載するトナー供給ローラにおいて,
    前記芯金の凹凸部は,軸方向の領域のうち,前記現像ローラとの圧接力が他の領域と比較して低い領域に設けられていることを特徴とするトナー供給ローラ。
  6. 像担持体に対向配置され,その像担持体に向けてトナーを担持して搬送する現像ローラと,その現像ローラに当接し,その現像ローラにトナーを供給するトナー供給ローラとを有する現像装置において,
    前記トナー供給ローラは,
    芯金と,
    前記芯金を被覆する弾性層とを有し,
    前記芯金の表面には,円周方向に凹凸形状をなす凹凸部が形成されていることを特徴とする現像装置。
  7. 請求項6に記載する現像装置において,
    前記芯金の凹凸部は,軸方向に沿って形成された溝部によってなることを特徴とする現像装置。
  8. 請求項6に記載する現像装置において,
    前記芯金の凹凸部は,ピン状の突起部によってなることを特徴とする現像装置。
  9. 請求項6から請求項8のいずれか1つに記載する現像装置において,
    前記芯金の凹凸部は,前記弾性層に被覆されている領域のうち一部に設けられていることを特徴とする現像装置。
  10. 請求項9に記載する現像装置において,
    前記芯金の凹凸部は,軸方向の領域のうち,前記現像ローラとの圧接力が他の領域と比較して低い領域に設けられていることを特徴とする現像装置。
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