JP2007017699A - Objective lens and mounting method thereof - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、落射照明顕微鏡に係わり、当該落射照明顕微鏡に取り付けられる対物レンズ及びその取付方法に関する。 The present invention relates to an epi-illumination microscope, and relates to an objective lens attached to the epi-illumination microscope and an attaching method thereof.
落射明視野照明と暗視野照明とを可能とする対物レンズがある。この対物レンズは、明視野照明光を試料に集光照射する複数のレンズからなる対物レンズ群が設けられ、この対物レンズ群の外周に暗視野照明の集光照射手段を設けて暗視野照明の機能を兼ねている。暗視野照明の集光照射手段は、対物レンズ群の設計条件によって決定することが多く、例えば特許文献1には、設計条件として対物レンズの口径を用い、大きな口径を有する対物レンズに対応した暗視野照明を行うことが開示されている。この特許文献1は、対物レンズの開口角をより大きくし解像を上げる目的でなされているが、その他にも対物レンズの倍率、作動距離などの設計条件もある。
There are objective lenses that enable epi-illumination and dark-field illumination. This objective lens is provided with an objective lens group composed of a plurality of lenses for condensing and irradiating a sample with bright field illumination light, and a dark field illumination condensing irradiation means is provided on the outer periphery of the objective lens group. It also functions. The condensing irradiation means for dark field illumination is often determined by the design conditions of the objective lens group. For example,
このように対物レンズの設計条件に従った暗視野照明であると、試料への暗視野光束の入射角度が一定であるため、試料に対する入射角度が浅い場合すなわち試料表面と暗視野光束との成す角度が小さい場合、例えば試料に大きめの段差のある存在すると、当該段差の上段には暗視野光束が照射されるが、下段には暗視野光束が上段で遮られて照射されない場合がある。反対に試料に対する入射角度が深い場合すなわち試料表面と暗視野光束との成す角度が大きい場合、例えば試料に非常に浅い段差が存在すると、当該段差の側面に照射する暗視野光束の光量が少なくなり、観察できる光量が減少して段差部分が検出しにくくなる。 In this way, in the dark field illumination according to the design conditions of the objective lens, since the incident angle of the dark field light beam to the sample is constant, the incident angle to the sample is shallow, that is, the sample surface and the dark field light beam are formed. When the angle is small, for example, when the sample has a large step, the dark field light beam is irradiated on the upper stage of the step, but the dark field light beam may be blocked on the lower stage and not irradiated. On the other hand, when the incident angle to the sample is deep, that is, when the angle between the sample surface and the dark field light beam is large, for example, if there is a very shallow step in the sample, the amount of the dark field light beam that irradiates the side surface of the step decreases. The amount of light that can be observed decreases, making it difficult to detect the stepped portion.
このような事から高低差を有する各段差に対して暗視野光束が最適な入射角度する対物レンズを用いれば対応可能であるが、このためにはそれぞれ異なる複数の入射角度する複数の対物レンズを用意しなければならず、コスト高になる。
このような問題を解決する技術として例えば特許文献2がある。この特許文献2には、LEDを対物レンズの光軸に対してそれぞれ口径の異ならせて複数配置し、これらLEDから出射される各リング状光束をレンズアレイを使って集光し、いずれか1つの口径の各LEDを点灯して試料への照射角度を可変することが開示されている。
For example,
しかしながら、特許文献2では、各LEDを口径の異ならせて複数配置するために径が大きくなる。一方、顕微鏡では、例えば複数の対物レンズをレボルバに取り付け、試料の観察に必要な対物レンズを選択して設定したり、レボルバに取り付ける対物レンズを交換したりする。このため、このような顕微鏡に特許文献2を取り付けることには、困難性がある。又、顕微鏡に特許文献2を取り付けるには、複数のLEDに電源供給するための複数のケーブルを必要とし、その配線処理も非常に難しくなる。
However, in
本発明は、対物レンズ本体と、対物レンズ本体の光軸と同心円状に配置されて対物レンズ本体の外周面との間隙に、暗視野照明用の光路を形成し、かつ対物レンズに対して取り付け、取り外し可能な暗視野枠とを具備した対物レンズである。 The present invention forms an optical path for dark field illumination in a gap between the objective lens body and the outer peripheral surface of the objective lens body, which is arranged concentrically with the optical axis of the objective lens body, and is attached to the objective lens And an detachable dark field frame.
本発明は、試料に照射する暗視野照明の照射角度がそれぞれ異なる複数の暗視野枠を有し、これら暗視野枠のうちいずれか1つの暗視野枠を選択して対物レンズ本体の光軸と同心円状に取り付け、対物レンズ本体の外周面との間隙に暗視野照明用の光路を形成する対物レンズの取付方法である。 The present invention has a plurality of dark field frames with different irradiation angles of dark field illumination to irradiate a sample, and selects one of the dark field frames to select the optical axis of the objective lens body. This is a method of attaching an objective lens that is attached concentrically and forms an optical path for dark field illumination in the gap with the outer peripheral surface of the objective lens body.
本発明は、簡単かつコンパクトな構成でしかも低コストで、試料に対して最適な暗視野光束の照射角度に設定変更できる対物レンズ及びその取付方法を提供できる。 The present invention can provide an objective lens that can be set and changed to an optimum irradiation angle of a dark field light beam with respect to a sample and a mounting method thereof at a low cost with a simple and compact configuration.
以下、本発明の第1の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は落射照明型顕微鏡の明視野照明系の構成図を示す。顕微鏡本体1は、ベース部材1a上に支持柱1bを立設し、この支持柱1bに上部に保持アーム1cを設けている。この顕微鏡本体1の保持アーム1cの上面には、落射投光管2が取り付けられている。この落射投光管2の背面側の端部には、ランプハウス3が取り付けられている。このランプハウス3の内部には、光源4が落射投光管2の照明光軸5上に設けられている。落射投光管2の内部には、照明光軸5上に沿って光源4側からレンズ6、開口絞り7、視野絞り8、レンズ9及びハーフミラー10が設けられている。ハーフミラー10は、観察光軸11と合致する位置に設けられている。
Hereinafter, a first embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
FIG. 1 shows a configuration diagram of a bright field illumination system of an epi-illumination microscope. The microscope
顕微鏡本体1の保持アーム1cの下面には、レボルバ12が回転可能に設けられている。このレボルバ12には、明視野及び暗視野兼用の対物レンズ13や図示しない他の対物レンズ等の複数の対物レンズが取り付けられている。対物レンズ13は、複数のレンズからなるレンズ群13aと、このレンズ群13aの外周側に設けられた暗視野枠13bと、この暗視野枠13bの内側にリング状に形成された複数の暗視野光束用孔13cとを有する。レボルバ12は、回転することにより例えば対物レンズ13を観察光軸11上に配置する。
顕微鏡本体1の支持柱1bの側面には、ステージホルダ14が図示しない焦準機構によって昇降可能に設けられている。このステージホルダ14上には、ステージ15が設けられ、このステージ15上に試料16が載置される。
落射投光管2の上面でかつ観察光軸11上には、鏡筒17が取り付けられている。この鏡筒17には、接眼レンズ18が取り付けられている。
A
A
A
このような明視野照明系であれば、光源4から光束が出射されると、この光束は、レンズ6、開口絞り7、視野絞り8、レンズ9を通ってハーフミラー10に入射し、このハーフミラー10により下方に向けて折り返されて観察光軸11に沿って進行し、対物レンズ13により試料16上に照射される。試料16からの反射光は、対物レンズ13を通って観察光軸11に沿って進行し、ハーフミラー10を透過し、鏡筒17を通って接眼レンズ18に入射する。これにより、接眼レンズ18を通して試料16の明視野観察像が観察される。この際、試料16に対するピント合せは、顕微鏡本体1に備えられている焦準機構により可能である。
In such a bright field illumination system, when a light beam is emitted from the light source 4, the light beam passes through the lens 6, the aperture stop 7, the field stop 8, and the
図2は落射照明型顕微鏡の暗視野照明系の構成図を示す。なお、図1と同一部分には、同一符号を付してその詳しい説明は省略する。
照明光軸5と観察光軸11との交点上には、リングミラー19が設けられている。このリングミラー19は、リング状に形成され、中空部19aを有する。このリングミラー19のリング状の反射面の径は、対物レンズ13にリング状に形成された複数の暗視野光束用孔13cの径と略一致する。
この暗視野照明系のリングミラー19と明視野照明系のハーフミラー10とは、切り換え可能に設けられ、照明光軸5と観察光軸11との交点上に、リングミラー19が配置された場合に暗視野照明系となり、ハーフミラー10が配置された場合に明視野照明系となる。
FIG. 2 shows a configuration diagram of a dark field illumination system of an epi-illumination microscope. The same parts as those in FIG. 1 are denoted by the same reference numerals, and detailed description thereof is omitted.
A
When the
このような暗視野照明系であれば、光源4から光束が出射されると、この光束は、レンズ6、開口絞り7、視野絞り8、レンズ9を通ってリングミラー19に入射し、このリングミラー19によりリング状に整形されて下方に向けて折り返される。このリング状の光束20は、観察光軸11に沿って進行し、対物レンズ13の各暗視野光束用孔13cを通って試料16上に照射される。試料16からの散乱光は、対物レンズ13を通って観察光軸11に沿って進行し、リングミラー19の中空部19aを通り、さらに鏡筒17を通って接眼レンズ18に入射する。これにより、接眼レンズ18を通して試料16の暗視野観察像が観察される。この際、試料16に対するピント合せは、顕微鏡本体1に備えられている焦準機構により可能である。
In such a dark field illumination system, when a light beam is emitted from the light source 4, this light beam enters the
図3、図5及び図6は低倍率の対物レンズ13の断面構成図を示す。このうち図3は低倍率で試料16への暗視野照明光の試料への入射角度が深い対物レンズ13の断面構成図を示す。この対物レンズ13は、円筒状のレンズ胴21を有し、このレンズ胴21内にレンズ群13aが設けられている。このレンズ胴21の上部の外周側には、円筒状の取付部材22が設けられている。この取付部材22の外周面には、凸状部23が設けられ、この凸状部23の上部面と下部面とがそれぞれ各突き当て面24、25になっている。この突き当て面24よりも上部の取付部材22の外周面には、ネジ部26が設けられ、かつ突き当て面25よりも下部の取付部材22の外周面にもネジ部27が設けられている。このうち上部のネジ部26は、レボルバ12の図示しない取り付け孔のネジ部に螺号する。これにより対物レンズ13は、レボルバ12に対して取り付け、取り外し可能である。なお、対物レンズ13をレボルバ12に取り付けるとき、突き当て面24がレボルバ12に当接して対物レンズ13を位置決めする。
3, 5, and 6 are cross-sectional configuration diagrams of the low-magnification
暗視野枠13bには、ネジ部28が設けられている。この暗視野枠13bのネジ部28は、ネジ部27に螺合し、これにより暗視野枠13bは、取付部材22に対して取り付け、取り外し可能である。この暗視野枠13bの取り付けにより当該暗視野枠13bとレンズ胴21との間には、リング状の暗視野筒部29が形成される。この暗視野筒部29には、図4に示すように複数の暗視野光束用孔13c、例えば3つの暗視野光束用孔13c−1、13c−2、13c−3が設けられている。
A
レンズ胴21と暗視野枠13bとの先端部の間には、偏向部材としてのリングレンズ30が設けられている。このリングレンズ30は、暗視野枠13bの先端部内壁に設けられたネジ部31に螺合するリング状の固定枠32によって締め付け固定されている。このリングレンズ30は、暗視野筒部29を進行したリング状の光束20を観察光軸11側に偏向して試料16に照射する。このとき、リングレンズ30により試料16に対してリング状の光束20の暗視野照明照射角度は、α1である。
A
図5は低倍率で試料16への暗視野照明光の試料への入射角度が中間の対物レンズ13の断面構成図を示す。なお、図3と同一部分には同一符号を付してその詳しい説明は省略する。暗視野枠33が取付部材22に対して各ネジ部27、28を介して取り付け、取り外し可能である。この暗視野枠33とレンズ胴21との間には、リング状の暗視野筒部34が形成される。この暗視野枠33は、先端部が観察光軸11側に湾曲すなわち観察光軸11に向ってテーパ状の面に形成されている。この暗視野枠33の先端部内壁には、偏向部材としてのミラー面35が設けられている。このミラー面35は、リング状で、かつ光束20を集光するための放物状に形成されている。このミラー面35による試料16に対するリング状の光束20の暗視野照明照射角度は、α2である。
FIG. 5 shows a cross-sectional configuration diagram of the
図6は低倍率で試料16への暗視野照明光の試料への入射角度が浅い対物レンズ13の断面構成図を示す。なお、図3と同一部分には同一符号を付してその詳しい説明は省略する。暗視野枠36が取付部材22に対して各ネジ部27、28を介して取り付け、取り外し可能である。この暗視野枠36とレンズ胴21との間には、リング状の暗視野筒部37が形成される。この暗視野枠36の先端部には、暗視野枠36の径よりも大きな径に形成された拡大径枠38が設けられている。この拡大径枠38が設けられる暗視野枠36の先端部内壁には、ネジ部39が設けられ、このネジ部39に偏向部材保持枠40が螺合している。
FIG. 6 shows a cross-sectional configuration diagram of the
この偏向部材保持枠40は、リング状に形成され、光束20を通すためのリング状の孔41が設けられている。この偏向部材保持枠40の内壁には、リング状に形成された偏向部材42が設けられている。この偏向部材42には、観察光軸11側とは反対側にリング状のミラー面43が設けられている。このミラー面43は、暗視野筒部37を進行したリング状の光束20を観察光軸11側とは反対側に偏向する。
拡大径枠38の内壁には、偏向部材としてのミラー面44が設けられている。このミラー面44は、リング状で、かつ光束20を集光するための放物状に形成されている。従って、暗視野筒部37を進行したリング状の光束20は、ミラー面43によって観察光軸11側とは反対側に偏向され、次にミラー面44によって観察光軸11側に偏向され、試料16に照射される。ミラー面44による試料16に対するリング状の光束20の暗視野照明照射角度は、α3である。なお、偏向部材42を光束20の入射方向からみると、図7に示すように例えば3つの暗視野光束用孔45a、45b、45cが設けられている。
The deflection
A
以上のように図3に示す対物レンズ13の暗視野照明照射角度はα1であり、図5に示す対物レンズ13の暗視野照明照射角度はα2であり、図6に示す対物レンズ13の暗視野照明照射角度はα3であり、これら暗視野照明照射角度はα1、α2、α3の関係は、
α1>α2>α3
になっている。
Dark field illumination irradiation angle of the
α 1 > α 2 > α 3
It has become.
図8乃至図10は高倍率の対物レンズ50の断面構成図を示す。このうち図8は高倍率で試料16への暗視野照明光の試料への入射角度が深い対物レンズ50の断面構成図を示す。この対物レンズ50は、円筒状のレンズ胴51を有し、このレンズ胴51内にレンズ群52が設けられている。このレンズ胴51の上部の外周側には、円筒状の取付部材53が設けられている。この取付部材53の外周面には、凸状部54が設けられ、この凸状部54の上部面と下部面とがそれぞれ各突き当て面55、56になっている。突き当て面55よりも上部の取付部材53の外周面には、ネジ部57が設けられ、かつ突き当て面56よりも下部の取付部材53の外周面にもネジ部58が設けられている。このうち上部のネジ部57は、レボルバ12の図示しない取り付け孔のネジ部に螺号する。これにより対物レンズ50は、レボルバ12に対して取り付け、取り外し可能である。なお、対物レンズ50をレボルバ12に取り付けるとき、突き当て面55がレボルバ12に当接して対物レンズ50を位置決めする。
8 to 10 show cross-sectional configuration diagrams of the high-
暗視野枠59aには、ネジ部60が設けられている。この暗視野枠59aのネジ部60は、ネジ部58に螺合し、これにより暗視野枠59aは、取付部材53に対して取り付け、取り外し可能である。この暗視野枠59aの取り付けにより当該暗視野枠59aとレンズ胴51との間には、リング状の暗視野筒部61が形成される。この暗視野筒部61には、図示しないが上記図4と同様に複数の暗視野光束用孔、例えば3つの暗視野光束用孔が設けられている。
A screw portion 60 is provided in the
暗視野枠59aは、その先端部が観察光軸11側に湾曲すなわち観察光軸11に向ってテーパ状の面に形成されている。この暗視野枠59aの先端部内壁には、偏向部材としてのミラー面62が設けられている。このミラー面62は、リング状で、かつ光束20を集光するための放物状に形成されている。
レンズ胴51は、その先端部が観察光軸11側に折り曲げられ、この折り曲げられた部分の外壁にミラー面63が設けられている。従って、暗視野筒部61を進行したリング状の光束20は、ミラー面62によって観察光軸11側に偏向され、次にミラー面63によって偏向されて試料16に照射される。このとき、試料16に対するリング状の光束20の暗視野照明照射角度は、β1である。
The
The front end of the
図9は高倍率で試料16への暗視野照明光の試料への入射角度が中間の対物レンズ50の断面構成図を示す。なお、図8と同一部分には同一符号を付してその詳しい説明は省略する。暗視野枠59bは、その先端部が観察光軸11側に湾曲すなわち観察光軸11に向ってテーパ状の面に形成されている。この暗視野枠59bの先端部内壁には、偏向部材としてのミラー面64が設けられている。このミラー面64は、リング状で、かつ光束20を集光するための放物状に形成されている。従って、暗視野筒部61を進行したリング状の光束20は、ミラー面64によって観察光軸11側に偏向されて試料16に照射される。このとき、試料16に対するリング状の光束20の暗視野照明照射角度は、β2である。
FIG. 9 shows a cross-sectional configuration diagram of the
図10は高倍率で試料16への暗視野照明光の試料への入射角度が浅い対物レンズ50の断面構成図を示す。なお、図8と同一部分には同一符号を付してその詳しい説明は省略する。暗視野枠59cが取付部材53に対して各ネジ部58、60を介して取り付け、取り外し可能である。この暗視野枠59cとレンズ胴51との間には、リング状の暗視野筒部61が形成される。この暗視野枠59cの先端部には、当該暗視野枠59cの径よりも大きな径に形成された拡大径枠65が設けられている。この拡大径枠65が設けられる暗視野枠59cの先端部内壁には、ネジ部66が設けられ、このネジ部66に偏向部材保持枠67が螺合している。
FIG. 10 shows a cross-sectional configuration diagram of the
この偏向部材保持枠67は、リング状に形成され、光束20を通すためのリング状の孔68が設けられている。この偏向部材保持枠67の内壁には、リング状に形成された偏向部材69が設けられている。この偏向部材69には、観察光軸11側とは反対側にリング状のミラー面70が設けられている。このミラー面70は、暗視野筒部61を進行したリング状の光束20を観察光軸11側とは反対側に偏向する。
拡大径枠65の内壁には、偏向部材としてのミラー面71が設けられている。このミラー面71は、リング状で、かつ光束20を集光するための放物状に形成されている。従って、暗視野筒部61を進行したリング状の光束20は、ミラー面70によって観察光軸11側とは反対側に偏向され、次にミラー面71によって観察光軸11側に偏向され、試料16に照射される。ミラー面71による試料16に対するリング状の光束20の暗視野照明照射角度は、β3である。
The deflection
A
以上のように図8に示す対物レンズ50の暗視野照明照射角度はβ1であり、図9に示す対物レンズ50の暗視野照明照射角度はβ2であり、図19に示す対物レンズ50の暗視野照明照射角度はβ3であり、これら暗視野照明照射角度はβ1、β2、β3の関係は、
β1>β2>β3
になっている。
Dark field illumination irradiation angle of the
β 1 > β 2 > β 3
It has become.
次に、暗視野照明用対物レンズの取付方法について説明する。
図11に示すように上記図3、図5及び図6に示す低倍率の各対物レンズ13は、レンズ胴21に対して各暗視野枠13b、33、36のうちいずれか1つを取り付けて試料14に対する暗視野照明照射角度α1、α2又はα3を選択可能である。
例えば、暗視野枠13bを選択してレンズ胴21に取り付けた場合、図3に示すように暗視野筒部29を通過した光束20は、リングレンズ30により偏向され、試料16に対して暗視野照明照射角度α1で照射される。試料16からの散乱光は、対物レンズ13を通って観察光軸11に沿って進行し、リングミラー19の中空部19aを通り、さらに鏡筒17を通って接眼レンズ18に入射する。これにより、接眼レンズ18を通して試料16の暗視野観察像が観察される。
Next, a method for attaching the dark field illumination objective lens will be described.
As shown in FIG. 11, each of the low-
For example, when the
暗視野枠33を選択してレンズ胴21に取り付けた場合、図5に示すように暗視野筒部34を通過した光束20は、ミラー面35で偏向され、試料16に対して暗視野照明照射角度α2で照射される。試料16からの散乱光は、上記同様に、対物レンズ13を通って観察光軸11に沿って進行し、リングミラー19の中空部19a、鏡筒17を通って接眼レンズ18に入射する。これにより、接眼レンズ18を通して試料16の暗視野観察像が観察される。
When the
暗視野枠36を選択してレンズ胴21に取り付けた場合、図6に示すように暗視野筒部37を通過した光束20は、ミラー面43で偏向され、さらにミラー面44で偏向されて試料16に対して暗視野照明照射角度α3で照射される。試料16からの散乱光は、上記同様に、対物レンズ13、リングミラー19の中空部19a、鏡筒17を通って接眼レンズ18に入射する。これにより、接眼レンズ18を通して試料16の暗視野観察像が観察される。
When the
図8乃至図10に示す高倍率の各対物レンズ50は、レンズ胴51に対して各暗視野枠59a、59b又は59cのうちいずれか1つを取り付けて試料14に対する暗視野照明照射角度β1、β2又はβ3を選択可能である。
例えば、暗視野枠59aを選択してレンズ胴21に取り付けた場合、図8に示すように暗視野筒部61を通過した光束20は、ミラー面62により偏向され、さらにミラー面63により偏向されて試料16に対して暗視野照明照射角度β1で照射される。試料16からの散乱光は、対物レンズ13を通って観察光軸11に沿って進行し、リングミラー19の中空部19aを通り、さらに鏡筒17を通って接眼レンズ18に入射する。これにより、接眼レンズ18を通して試料16の暗視野観察像が観察される。
Each of the high-
For example, when the
暗視野枠59bを選択してレンズ胴21に取り付けた場合、図9に示すように暗視野筒部61を通過した光束20は、ミラー面64で偏向され、試料16に対して暗視野照明照射角度β2で照射される。試料16からの散乱光は、上記同様に、対物レンズ13、リングミラー19の中空部19a、鏡筒17を通って接眼レンズ18に入射する。これにより、接眼レンズ18を通して試料16の暗視野観察像が観察される。
When the
暗視野枠59cを選択してレンズ胴21に取り付けた場合、図10に示すように暗視野筒部61を通過した光束20は、ミラー面70で偏向され、さらにミラー面71で偏向されて試料16に対して暗視野照明照射角度β3で照射される。試料16からの散乱光は、上記同様に、対物レンズ13、リングミラー19の中空部19a、鏡筒17を通って接眼レンズ18に入射する。これにより、接眼レンズ18を通して試料16の暗視野観察像が観察される。
When the
次に、試料16への暗視野照明照射角度α1等の違いについて比較検討する。
図12は左側半分に図3に示す暗視野照明照射角度α1の対物レンズ13を示すと共に、右側半分に図6に示す暗視野照明照射角度α1の対物レンズ13を比較して示す。試料16は、深い段差72を有する。
深い段差72の底面72aを観察したい場合、深い暗視野照明照射角度α1の対物レンズ13を用いると、光束20が当該段差72の底面72aに到達する。これに対して浅い暗視野照明照射角度α3の対物レンズ13を用いると、光束20が当該段差72の底面72aに到達することができない。従って、深い段差72の底面72aを観察するには、深い暗視野照明照射角度α1の対物レンズ13を用いるのが適している。
Next, the difference in the dark field illumination irradiation angle α 1 and the like on the
12 shows the
When it is desired to observe the
一方、図13に示すように浅い段差73の側面73aに対して照射する光束量を大きくし、段差73に対する検出感度を高くする場合、深い暗視野照明照射角度α1の対物レンズ13を用いると、側面73aに対する光束20の照射量が少ない。これに対して浅い暗視野照明照射角度α3の対物レンズ13を用いると、側面73aに対する光束20の照射量が大きくなる。従って、浅い段差73に対する検出感度を高くするには、浅い暗視野照明照射角度α3の対物レンズ13を用いるのが適している。
On the other hand, increasing the amount of light flux to be irradiated to the
このように上記第1の実施の形態によれば、試料16に照射する暗視野照明照射角度がそれぞれ異なる複数の暗視野枠、例えば各暗視野枠13b、33、36、59a、59b又は59cを備え、これら暗視野枠13b、33、36、59a、59b又は59cのうちいずれか1つをレンズ胴21等を有する対物レンズ本体の光軸11と同軸上に取り付け、対物レンズ本体の外周面との間に暗視野光束用の暗視野筒部29等を形成するので、試料16の段差の大きさに応じて最適な暗視野照明照射角度を選択できる。
例えば、低倍率の各対物レンズ13であれば、上記図11に示すようにレンズ胴21に対して各暗視野枠13b、33、36のうちいずれか1つを取り付けることにより試料14に対する暗視野照明照射角度をα1、α2又はα3に選択可能である。一方、高倍率の各対物レンズ50であれば、レンズ胴51に対して各暗視野枠59a、59b又は59cのうちいずれか1つを取り付けることにより試料14に対する暗視野照明照射角度をβ1、β2又はβ3に選択可能である。これにより、例えば深い段差72の底面72aを観察するには、深い暗視野照明照射角度α1の対物レンズ13を用いるのが適する。浅い段差73に対する検出感度を高くするには、浅い暗視野照明照射角度α3の対物レンズ13を用いるのが適する。
As described above, according to the first embodiment, a plurality of dark field frames, for example, the dark field frames 13b, 33, 36, 59a, 59b, and 59c, each having a different dark field illumination irradiation angle to irradiate the
For example, in the case of each
しかるに、試料16の段差に応じて各暗視野枠13b、33、36等を交換することで、試料16の段差の大きさに最適な観察ができ、段差を有する各種試料16の観察のニーズへの対応性に優れる。又、各暗視野枠13b、33、36等を交換するだけなので、サイズ的にもコンパクトに構成でき、レボルバ12に対して他の複数の対物レンズの取り付けも可能である。各暗視野枠13b、33、36等のみの交換であるので、安価に提供できる。
However, by replacing each
次に、本発明の第2の実施の形態について図面を参照して説明する。
図14は低倍率で試料16への暗視野照明光の試料への入射角度が深い対物レンズ80の断面構成図を示す。なお、図3と同一部分には同一符号を付してその詳しい説明は省略する。暗視野枠13bは、暗視野筒81と先端枠82とからなる。暗視野筒81の先端部内壁にはネジ部83、先端枠82の外壁にもネジ部84が互いに螺合するように設けられている。これにより、先端枠82は、各ネジ部83、84によるねじ込みにより暗視野筒80に対して取り付け、取り外し可能である。
レンズ胴21の先端部と先端枠82との間には、偏向部材としてのリングレンズ30が設けられている。このリングレンズ30は、先端枠82の先端部内壁に設けられたネジ部31に螺合するリング状の固定枠32によって締め付け固定されている。このリングレンズ30による試料16に対するリング状の光束20の暗視野照明照射角度は、α1である。
Next, a second embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
FIG. 14 shows a cross-sectional configuration diagram of the
A
図15は低倍率で試料16への暗視野照明光の試料への入射角度が中間の対物レンズ80の断面構成図を示す。なお、図5と同一部分には同一符号を付してその詳しい説明は省略する。暗視野枠33は、暗視野筒81と先端枠86とからなる。暗視野筒81の先端部内壁にはネジ部83、先端枠86の外壁にもネジ部88が互いに螺合するように設けられている。これにより、先端枠86は、各ネジ部83、88によるねじ込みにより暗視野筒81に対して取り付け、取り外し可能である。
先端枠86は、観察光軸11側に湾曲すなわち観察光軸11に向ってテーパ状の面に形成されている。この先端枠86の先端部内壁には、偏向部材としてのミラー面89が設けられている。このミラー面89は、リング状で、かつ光束20を集光するための放物状に形成されている。このミラー面89による試料16に対するリング状の光束20の暗視野照明照射角度は、α2である。
FIG. 15 shows a cross-sectional configuration diagram of the
The
図16は低倍率で試料16への暗視野照明光の試料への入射角度が浅い対物レンズ80の断面構成図を示す。なお、図6と同一部分には同一符号を付してその詳しい説明は省略する。暗視野枠36は、暗視野筒81と先端枠91とからなる。暗視野筒81の先端部内壁にはネジ部83が設けられ、先端枠91の外壁にもネジ部93が設けられている。これにより、先端枠91は、各ネジ部83、93によるねじ込みにより暗視野筒81に対して取り付け、取り外し可能である。
先端枠91には、暗視野筒81の径よりも大きな径に形成された拡大径枠38が設けられている。暗視野枠36の先端部内壁には、ネジ部39が設けられ、このネジ部39に偏向部材保持枠40が螺合している。この偏向部材保持枠40の内壁には、偏向部材42が設けられている。この偏向部材42には、ミラー面43が設けられている。このミラー面43は、暗視野筒部37を進行したリング状の光束20を観察光軸11側とは反対側に偏向する。拡大径枠38の内壁には、偏向部材としてのミラー面44が設けられている。このミラー面44は、光束20を集光するための放物状に形成されている。
従って、暗視野筒部37を進行したリング状の光束20は、ミラー面43によって観察光軸11側とは反対側に偏向され、次にミラー面44によって観察光軸11側に偏向され、試料16に照射される。ミラー面44による試料16に対するリング状の光束20の暗視野照明照射角度は、α3である。
FIG. 16 shows a cross-sectional configuration diagram of the
The
Therefore, the ring-shaped
図17は高倍率で試料16への暗視野照明光の試料への入射角度が深い対物レンズ100の断面構成図を示す。なお、図8と同一部分には同一符号を付してその詳しい説明は省略する。暗視野枠59aは、暗視野筒101と先端枠102とからなる。暗視野筒101の先端部内壁にはネジ部103が設けられ、先端枠102の外壁にもネジ部104が設けられている。これにより、先端枠102は、各ネジ部103、104によるねじ込みにより暗視野筒101に対して取り付け、取り外し可能である。
先端枠102は、観察光軸11側に湾曲すなわち観察光軸11に向ってテーパ状の面に形成されている。この先端枠102の内壁には、偏向部材としてのミラー面105が設けられている。このミラー面105は、リング状で、かつ光束20を集光するための放物状に形成されている。レンズ胴51は、その先端部が観察光軸11側に折り曲げられ、この折り曲げられた部分の外壁にミラー面63が設けられている。
従って、暗視野筒部61を進行したリング状の光束20は、ミラー面105によって観察光軸11側に偏向され、次にミラー面63によって偏向されて試料16に照射される。このとき、試料16に対するリング状の光束20の暗視野照明照射角度は、β1である。
FIG. 17 is a cross-sectional configuration diagram of the
The
Therefore, the ring-shaped
図18は高倍率で試料16への暗視野照明光の試料への入射角度が中間の対物レンズ100の断面構成図を示す。なお、図9と同一部分には同一符号を付してその詳しい説明は省略する。暗視野枠59bは、暗視野筒101と先端枠107とからなる。暗視野筒101の先端部内壁にはネジ部103が設けられ、先端枠107の外壁にもネジ部109が設けられている。これにより、先端枠107は、各ネジ部103、109によるねじ込みにより暗視野筒101に対して取り付け、取り外し可能である。
先端枠107は、観察光軸11側に湾曲すなわち観察光軸11に向ってテーパ状の面に形成されている。この先端枠107の内壁には、偏向部材としてのミラー面110が設けられている。このミラー面110は、リング状で、かつ光束20を集光するための放物状に形成されている。
従って、暗視野筒部61を進行したリング状の光束20は、ミラー面110によって偏向されて試料16に照射される。このとき、試料16に対するリング状の光束20の暗視野照明照射角度は、β2である。
FIG. 18 shows a cross-sectional configuration diagram of the
The
Therefore, the ring-shaped
図19は高倍率で試料16への暗視野照明光の試料への入射角度が浅い対物レンズ100の断面構成図を示す。なお、図10と同一部分には同一符号を付してその詳しい説明は省略する。暗視野枠59cは、暗視野筒101と先端枠112とからなる。先端枠112には、暗視野筒101の径よりも大きな径に形成された拡大径枠120が設けられている。暗視野筒101の内壁には、ネジ部103が設けられ、先端枠112の外壁にもネジ部114が設けられている。これにより、先端枠112は、各ネジ部103、114によるねじ込みにより暗視野筒101に対して取り付け、取り外し可能である。
先端枠112には、偏向部材69が設けられ、この偏向部材69にミラー面122が設けられている。又、拡大径枠120の内壁には、偏向部材としてのミラー面123が設けられている。なお、拡大径枠120の先端部内壁には、ネジ部121が設けられている。従って、暗視野筒部61を進行したリング状の光束20は、ミラー面122によって観察光軸11側とは反対側に偏向され、次にミラー面123によって観察光軸11側に偏向され、試料16に照射される。ミラー面123による試料16に対するリング状の光束20の暗視野照明照射角度は、β3である。
FIG. 19 shows a cross-sectional configuration diagram of the
A
次に、暗視野照明用対物レンズの取付方法について説明する。
図20に示すように上記図17乃至図19に示す高倍率の各対物レンズ100は、各暗視野枠59a、59b、59cをそれぞれ暗視野筒101と各先端枠102、107、112とに分割し、暗視野筒101に対して各先端枠102、107、112のうちいずれか1つを選択して取り付け、取り外し可能である。これにより、試料16に対する暗視野照明照射角度は、β1、β2又はβ3に選択可能である。
例えば、先端枠102を選択して暗視野筒101に取り付けた場合、上記図17に示すように暗視野筒部61を通過した光束20は、ミラー面105により偏向され、さらにミラー面63により偏向されて試料16に対して暗視野照明照射角度β1で照射される。試料16からの散乱光は、対物レンズ100を通って観察光軸11に沿って進行し、リングミラー19の中空部19aを通り、さらに鏡筒17を通って接眼レンズ18に入射する。これにより、接眼レンズ18を通して試料16の暗視野観察像が観察される。
Next, a method for attaching the dark field illumination objective lens will be described.
As shown in FIG. 20, each of the high-
For example, when the
先端枠107を選択して暗視野筒101に取り付けた場合、上記図18に示すように暗視野筒部61を通過した光束20は、ミラー面110で偏向され、試料16に対して暗視野照明照射角度β2で照射される。試料16からの散乱光は、上記同様に、対物レンズ100、リングミラー19の中空部19a、鏡筒17を通って接眼レンズ18に入射する。これにより、接眼レンズ18を通して試料16の暗視野観察像が観察される。
When the
先端枠112を選択して暗視野筒101に取り付けた場合、上記図19に示すように暗視野筒部61を通過した光束20は、ミラー面122で偏向され、さらにミラー面123で偏向されて試料16に対して暗視野照明照射角度β3で照射される。試料16からの散乱光は、上記同様に、対物レンズ100、リングミラー19の中空部19a、鏡筒17を通って接眼レンズ18に入射する。これにより、接眼レンズ18を通して試料16の暗視野観察像が観察される。
When the
一方、上記図14乃至図16に示す低倍率の各対物レンズ80は、各暗視野枠13b、33、36をそれぞれ暗視野筒81と各先端枠82、86、91とに分割し、暗視野筒81に対して各先端枠82、86、91のうちいずれか1つを選択して取り付け、取り外し可能である。これにより、試料16に対する暗視野照明照射角度は、α1、α2又はα3に選択可能である。
例えば、先端枠82を選択して暗視野筒81に取り付けた場合、上記図14に示すように暗視野筒部29を通過した光束20は、リングレンズ30により偏向され、試料16に対して暗視野照明照射角度α1で照射される。試料16からの散乱光は、対物レンズ80を通って観察光軸11に沿って進行し、リングミラー19の中空部19aを通り、さらに鏡筒17を通って接眼レンズ18に入射する。これにより、接眼レンズ18を通して試料16の暗視野観察像が観察される。
On the other hand, each low-
For example, when the
先端枠86を選択して暗視野筒81に取り付けた場合、上記図15に示すように暗視野筒部34を通過した光束20は、ミラー面89で偏向され、試料16に対して暗視野照明照射角度α2で照射される。試料16からの散乱光は、上記同様に、対物レンズ80を通って観察光軸11に沿って進行し、リングミラー19の中空部19a、鏡筒17を通って接眼レンズ18に入射する。これにより、接眼レンズ18を通して試料16の暗視野観察像が観察される。
When the
先端枠91を選択して暗視野筒81に取り付けた場合、上記図16に示すように暗視野筒部37を通過した光束20は、ミラー面43で偏向され、さらにミラー面44で偏向されて試料16に対して暗視野照明照射角度α3で照射される。試料16からの散乱光は、上記同様に、対物レンズ80、リングミラー19の中空部19a、鏡筒17を通って接眼レンズ18に入射する。これにより、接眼レンズ18を通して試料16の暗視野観察像が観察される。
When the
このように上記第2の実施の形態によれば、低倍率の各対物レンズ80にあっては、各暗視野枠13b、33、36をそれぞれ暗視野筒81と各先端枠82、86、91とに分割し、暗視野筒81に対して各先端枠82、86、91のうちいずれか1つを選択して取り付け、取り外し可能とし、一方、高倍率の各対物レンズ100にあっては、各暗視野枠59a、59b、59cをそれぞれ暗視野筒101と各先端枠102、107、112とに分割し、暗視野筒101に対して各先端枠102、107、112のうちいずれか1つを選択して取り付け、取り外し可能としたので、対物レンズ80、100をレボルバ12から取り外すことなく暗視野照明照射角度をα1、α2又はα3、さらにはβ1、β2又はβ3に選択可能である。従って、暗視野照明照射角度α1、α2、α3、β1、β2又はβ3に交換するときの作業が容易であり、利便性に優れる。
As described above, according to the second embodiment, in each low-
なお、本発明は、上記各実施の形態に限定されるものではなく、次のように変形してもよい。例えば、各対物レンズ13、50、80、100の各暗視野照明照射角度は、α1、α2、α3、β1、β2又はβ3に限らず、他の角度に設計可能なことは言うまでもない。又、対物レンズの倍率の如何に係わらず、暗視野照明照射角度を設計することができる。
In addition, this invention is not limited to said each embodiment, You may deform | transform as follows. For example, the dark field illumination irradiation angle of each
1:顕微鏡本体、1a:ベース部材、1b:支持柱、1c:保持アーム、2:落射投光管、3:ランプハウス、4:光源、5:照明光軸、6:レンズ、7:開口絞り、8:視野絞り、9:レンズ、10:ハーフミラー、11:観察光軸、12:レボルバ、13:対物レンズ、13a:レンズ群、13b:暗視野枠、13c:暗視野光束用孔、14:ステージホルダ、15:ステージ、16:試料、17:鏡筒、18:接眼レンズ、19:リングミラー、19a:中空部、20:光束、21:レンズ胴、22:取付部材、23:凸状部、24,25:突き当て面、26,27,28:ネジ部、29:暗視野筒部、13c−1,13c−2,13c−3:暗視野光束用孔、30:リングレンズ、31:ネジ部、32:固定枠、33:暗視野枠、34:暗視野筒部、35:ミラー面、36:暗視野枠、37:暗視野筒部、38:拡大径枠、39:ネジ部、40:偏向部材保持枠、41:孔、42:偏向部材、43:ミラー面、44:ミラー面、45a,45b,45c:暗視野光束用孔、50:対物レンズ、51:レンズ胴、52:レンズ群、53:取付部材、54:凸状部、55.56:突き当て面、57,58:ネジ部、59a,59b,59c:暗視野枠、60:ネジ部、61:暗視野筒部、62,63:ミラー面、64:ミラー面、65:拡大径枠、66:ネジ部、67:偏向部材保持枠、68:孔、69:偏向部材、70:ミラー面、71:ミラー面、72:深い段差、72a:底面、73:浅い段差、73a:側面、80:対物レンズ、81:暗視野筒、82:先端枠、83,84:ネジ部、86:先端枠、87,88:ネジ部、89:ミラー面、91:先端枠、92,93:ネジ部、100:対物レンズ、101:暗視野筒、102:先端枠、103,104:ネジ部、105:ミラー面、107:先端枠、108,109:ネジ部、110:ミラー面、112:先端枠、113,114:ネジ部、120:拡大径枠、121:ネジ部、122,123:ミラー面。 1: microscope body, 1a: base member, 1b: support column, 1c: holding arm, 2: incident light projection tube, 3: lamp house, 4: light source, 5: illumination optical axis, 6: lens, 7: aperture stop 8: Field stop, 9: Lens, 10: Half mirror, 11: Observation optical axis, 12: Revolver, 13: Objective lens, 13a: Lens group, 13b: Dark field frame, 13c: Hole for dark field beam, 14 : Stage holder, 15: Stage, 16: Sample, 17: Lens barrel, 18: Eyepiece, 19: Ring mirror, 19a: Hollow part, 20: Light flux, 21: Lens barrel, 22: Mounting member, 23: Convex shape Part, 24, 25: abutting surface, 26, 27, 28: screw part, 29: dark field tube part, 13c-1, 13c-2, 13c-3: hole for dark field light beam, 30: ring lens, 31 : Screw part, 32: Fixed frame, 33: Dark field frame, 3 : Dark field cylinder, 35: mirror surface, 36: dark field frame, 37: dark field cylinder, 38: enlarged diameter frame, 39: screw part, 40: deflection member holding frame, 41: hole, 42: deflection member , 43: Mirror surface, 44: Mirror surface, 45a, 45b, 45c: Dark field luminous flux hole, 50: Objective lens, 51: Lens barrel, 52: Lens group, 53: Mounting member, 54: Convex part, 55 56: Abutting surface, 57, 58: Screw portion, 59a, 59b, 59c: Dark field frame, 60: Screw portion, 61: Dark field cylinder portion, 62, 63: Mirror surface, 64: Mirror surface, 65: Enlarged diameter frame, 66: screw portion, 67: deflection member holding frame, 68: hole, 69: deflection member, 70: mirror surface, 71: mirror surface, 72: deep step, 72a: bottom surface, 73: shallow step, 73a : Side surface, 80: Objective lens, 81: Dark field cylinder, 82: Tip frame, 83 84: Screw part, 86: Tip frame, 87, 88: Screw part, 89: Mirror surface, 91: Tip frame, 92, 93: Screw part, 100: Objective lens, 101: Dark field cylinder, 102: Tip frame, 103, 104: screw part, 105: mirror surface, 107: tip frame, 108, 109: screw part, 110: mirror surface, 112: tip frame, 113, 114: screw part, 120: enlarged diameter frame, 121: screw Part, 122, 123: mirror surface.
Claims (8)
前記対物レンズ本体の光軸に対して同心円状に配置されて前記対物レンズ本体の外周面との間隙に、暗視野照明用の光路を形成し、かつ前記対物レンズに対して取り付け、取り外し可能な暗視野枠と、
を具備したことを特徴とする対物レンズ。 An objective lens body;
It is arranged concentrically with the optical axis of the objective lens body, forms an optical path for dark field illumination in the gap with the outer peripheral surface of the objective lens body, and can be attached to and detached from the objective lens. A dark field frame,
An objective lens comprising:
前記偏向部材を保持し、かつ前記暗視野筒に対して取り付け、取り外し可能な先端枠と、
を有することを特徴とする請求項5記載の対物レンズ。 The dark field frame is a dark field cylinder attached to the objective lens;
A tip frame that holds the deflecting member and is attached to and removable from the dark field tube;
The objective lens according to claim 5, further comprising:
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110712 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20111108 |