JP2007017573A - カメラ - Google Patents
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Abstract
【課題】操作が簡単でありかつ適切な露出制御を行うことができるカメラを提供する。
【解決手段】入射光の輝度を複数の色成分毎にそれぞれ測定する測光部1と、測光部1が出力する複数の色成分毎の測光データに基づいて露出制御値を生成する露出制御部3とを備えるカメラを、付属品9の装着状態を検出する付属品検出部8を備え、露出制御部3は、付属品検出部8の出力に応じて複数の色成分毎の測光データの重み付けを変化させて露出制御値を生成する構成とする。
【選択図】図1
【解決手段】入射光の輝度を複数の色成分毎にそれぞれ測定する測光部1と、測光部1が出力する複数の色成分毎の測光データに基づいて露出制御値を生成する露出制御部3とを備えるカメラを、付属品9の装着状態を検出する付属品検出部8を備え、露出制御部3は、付属品検出部8の出力に応じて複数の色成分毎の測光データの重み付けを変化させて露出制御値を生成する構成とする。
【選択図】図1
Description
本発明は、入射光の輝度を複数の色成分毎に測光して露出制御値を生成するカメラに関するものである。
カメラは、色感度特性の異なった複数の受光素子を備え、各受光素子の出力に対してユーザが選択した所定の重み付け処理を行うことによって露出制御値を算出するものが知られている(例えば、特許文献1を参照)。
複数の色成分毎に測光を行うカメラは、例えば、R(赤)、G(緑)、B(青)の三色に分けて測光を行い、風景等の通常の被写体を撮影する際は、緑の成分に重みをおいて露出制御を行うことが考えられるが、この場合、例えば顕微鏡によって撮影される着色済み試料のように赤系や青系の被写体を測光した場合には、暗い被写体であると誤認して露出がアンダー傾向にずれるおそれがある。
このため、このようなカメラは、良好な露出制御を行うため、ユーザが随時適切な重み付け処理を選択する必要があり操作が煩雑であった。
特開平3−15726号公報
このため、このようなカメラは、良好な露出制御を行うため、ユーザが随時適切な重み付け処理を選択する必要があり操作が煩雑であった。
本発明の課題は、操作が簡単でありかつ適切な露出制御を行うことができるカメラを提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。
請求項1の発明は、入射光の輝度を複数の色成分毎にそれぞれ測定する測光部と、前記測光部が出力する前記複数の色成分毎の測光データに基づいて露出制御値を生成する露出制御部とを備えるカメラにおいて、付属品の装着状態を検出する付属品検出部を備え、前記露出制御部は、前記付属品検出部の出力に応じて前記複数の色成分毎の測光データの重み付けを変化させて前記露出制御値を生成することを特徴とするカメラである。
請求項1の発明は、入射光の輝度を複数の色成分毎にそれぞれ測定する測光部と、前記測光部が出力する前記複数の色成分毎の測光データに基づいて露出制御値を生成する露出制御部とを備えるカメラにおいて、付属品の装着状態を検出する付属品検出部を備え、前記露出制御部は、前記付属品検出部の出力に応じて前記複数の色成分毎の測光データの重み付けを変化させて前記露出制御値を生成することを特徴とするカメラである。
請求項2の発明は、請求項1に記載のカメラにおいて、前記付属品は、撮影用光学系又は前記撮影用光学系と前記カメラとを接続する接続部材であり、前記露出制御部は、前記付属品検出部が検出した前記撮影用光学系又は前記接続部材の種類に応じて前記複数の色成分毎の測光データの重み付けを変化させることを特徴とするカメラである。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載のカメラにおいて、撮影された画像の画像データを、その前記露出制御値の生成に用いた前記複数の色成分毎の測光データの重み付けに関する情報を含む測光色モード情報とともに記憶する画像データ記憶部を備えることを特徴とするカメラである。
請求項4の発明は、請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のカメラにおいて、前記複数の色成分毎の測光データの重み付けの変化に応じて、前記画像データに対して異なった画像処理を行う画像処理部を備えることを特徴とするカメラである。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載のカメラにおいて、撮影された画像の画像データを、その前記露出制御値の生成に用いた前記複数の色成分毎の測光データの重み付けに関する情報を含む測光色モード情報とともに記憶する画像データ記憶部を備えることを特徴とするカメラである。
請求項4の発明は、請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のカメラにおいて、前記複数の色成分毎の測光データの重み付けの変化に応じて、前記画像データに対して異なった画像処理を行う画像処理部を備えることを特徴とするカメラである。
本発明によれば、付属品の装着状態に応じて、複数の色成分の測光データの重み付けを変化させて露出制御値を生成しているから、特有の色傾向を有する被写体を撮影する際に用いられる付属品が装着された場合に、自動的にこの色傾向に適合した露出制御を行うことができ、煩雑な操作をすることなく良好な露出制御を行うことができる。
本発明は、操作が簡単でありかつ適切な露出制御を行うことができるカメラを提供するという目的を、装着レンズの種類を検出し、その検出結果に応じてRGB各色成分の測光データの重み付けを異ならせて露出制御値を算出するカメラによって実現した。
以下、本発明を適用したカメラの実施例について説明する。本実施例のカメラは、例えば、レンズ交換式のデジタルスチルカメラである。
図1は、本実施例のカメラの構成を示すブロック図である。
図1は、本実施例のカメラの構成を示すブロック図である。
カメラは、測光CCDセンサ1、A/D変換部2、露出制御値演算部3、情報管理部4、測光色モード設定部5、測光モード設定部6、レリーズスイッチ7、レンズ通信部8、撮影レンズ9、撮影制御部10、絞り11、シャッタ12、撮像素子13、画像処理部14、画像記録部15、メモリカード16を備えている。
測光CCDセンサ1は、それぞれ赤(R)、緑(G)、青(B)の色成分の光に対応する受光部を有する受光素子を、例えば12×8のマトリックス状に配列したものであって、撮影レンズ9が取得した被写体像光の色成分毎の輝度を検出し、RGBの色成分毎の測光データを出力するものである。
A/D変換部2は、測光CCDセンサ1が出力するアナログの測光データをデジタル変換して露出制御値演算部3に出力するものである。
A/D変換部2は、測光CCDセンサ1が出力するアナログの測光データをデジタル変換して露出制御値演算部3に出力するものである。
露出制御値演算部3は、A/D変換部2から入力される測光信号と、情報管理部4から入力される測光色モードとに応じて露出制御値を演算するものである。露出制御値演算部3は、測光色モードに応じて設定された所定の混合割合に応じて、RGB3色の色成分の測光データを混合することによって、輝度データであるブライトネス・バリュー(BV)を生成し、このBVに基づいて露出制御値を決定する。この処理については、後に詳しく説明する。
情報管理部4は、カメラの各機能を統括的に制御するCPUを備えている。情報管理部4は、測光色モード設定部5から入力される測光色モード情報、測光モード設定部6から入力される測光モード情報、レリーズスイッチ7から入力されるレリーズ指示信号を露出制御値演算部3に伝達するとともに、露出制御値演算部3から入力される露出制御値を撮影制御部10に伝達する。
また、情報管理部4は、画像記録部15に対して各撮影画像データを撮影した際に適用されていた測光色モード情報を伝達し、また、画像処理部14に対して画像処理に関する指示を出力する。これらの点については後に詳しく説明する。
また、情報管理部4は、画像記録部15に対して各撮影画像データを撮影した際に適用されていた測光色モード情報を伝達し、また、画像処理部14に対して画像処理に関する指示を出力する。これらの点については後に詳しく説明する。
測光色モード設定部5は、RGBの色成分毎の測光データの重み付けに関する情報である測光色モード情報を複数保持し、レンズ通信部8から情報管理部4を介して入力される撮影レンズ9の種類に関する情報に応じて、対応する測光色モード情報を情報管理部4に出力するものである。
測光モード設定部6は、例えば平均測光、スポット測光等の測光モードの設定をユーザが行う入力部を備え、設定された測光モードに対応する測光モード情報を情報管理部4に出力するものである。ここで、平均測光とは、撮像画角内の略全域の被写体光の輝度を測光してその平均値を用いるものをいい、スポット測光とは、被写体光のうち特定の小範囲の輝度を測光するものをいう。
レリーズスイッチ7は、カメラの外部に設けられ、ユーザがレリーズ操作を入力する操作部である。
レンズ通信部8は、撮影レンズ9が着脱可能に装着される図示しないマウント部に設けられた信号接点を介して撮影レンズ9と通信を行うものである。
レリーズスイッチ7は、カメラの外部に設けられ、ユーザがレリーズ操作を入力する操作部である。
レンズ通信部8は、撮影レンズ9が着脱可能に装着される図示しないマウント部に設けられた信号接点を介して撮影レンズ9と通信を行うものである。
撮影レンズ9は、カメラに対して着脱可能に装着され、絞り11及び図示しない記憶部(ROM)を備えていえる。この記憶部は、撮影レンズ9の焦点距離、開放絞り値を含む属性情報を蓄積し、また、撮影レンズ9が例えば赤外写真用レンズ、紫外線写真用レンズ等の特殊レンズである場合にはその情報も蓄積したものである。
また、カメラは、撮影レンズ9に代えて、例えば顕微鏡等の光学装置を、アダプタ(接続部材)を介して接続して使用される場合がある。この場合は、アダプタに上述したROMが設けられ、レンズ通信部8との通信を行う。
また、カメラは、撮影レンズ9に代えて、例えば顕微鏡等の光学装置を、アダプタ(接続部材)を介して接続して使用される場合がある。この場合は、アダプタに上述したROMが設けられ、レンズ通信部8との通信を行う。
撮影制御部10は、露出制御値演算部3から情報管理部4を介して入力される露出制御値に応じて絞り11及びシャッタ12を制御するものである。
絞り11は、撮影レンズ9と同じ鏡胴内に配置され、複数の薄片を組み合わせて構成され像光が通過する開口の内径を連続的に変化させることが可能な虹彩絞りを備えている。
シャッタ12は、撮像素子13への露光時間を制御するものであって、例えば撮像素子13の撮像面の直前に配置されたフォーカルプレーンシャッタである。
絞り11は、撮影レンズ9と同じ鏡胴内に配置され、複数の薄片を組み合わせて構成され像光が通過する開口の内径を連続的に変化させることが可能な虹彩絞りを備えている。
シャッタ12は、撮像素子13への露光時間を制御するものであって、例えば撮像素子13の撮像面の直前に配置されたフォーカルプレーンシャッタである。
撮像素子13は、例えばCCD、CMOS等の光−電気変換素子を備え、その撮像面上に撮影レンズ9が結像した被写体像を、電気的なデータに変換して出力するものである。
画像処理部14は、撮像素子13から転送された撮影画像信号に対して、ホワイトバランス処理、画素補間処理、輪郭強調等の画像処理を行い、撮影画像データを生成するものである。
ここで、画像処理部14は、設定された測光色モードに応じて、自動的に異なった画像処理を行う機能を備えている。この点については後に詳しく説明する。
画像処理部14は、撮像素子13から転送された撮影画像信号に対して、ホワイトバランス処理、画素補間処理、輪郭強調等の画像処理を行い、撮影画像データを生成するものである。
ここで、画像処理部14は、設定された測光色モードに応じて、自動的に異なった画像処理を行う機能を備えている。この点については後に詳しく説明する。
画像記録部15は、画像処理部14が出力した撮影画像データに、その画像を撮影した際に用いられた測光色モードに関する情報等を付加し、メモリカード16に記録するものである。
メモリカード16は、例えばフラッシュメモリを有し、画像記録部15に備えられたスロットに着脱可能に装着される記録媒体である。
メモリカード16は、例えばフラッシュメモリを有し、画像記録部15に備えられたスロットに着脱可能に装着される記録媒体である。
以下、上述した本実施例のカメラにおける露光時の動作について説明する。
図2は、本実施例のカメラにおける露光制御のメインルーチンを示すフローチャートである。以下、ステップ毎に順を追って説明する。
<メインルーチン>
(ステップS101:装着レンズ情報取得)
ユーザがレリーズスイッチ7に半押し操作を入力した後、レンズ通信部8は、撮影レンズ9のROMが保持する情報を取得し、装着レンズが例えば通常撮影用のレンズであるか、又は、顕微鏡アダプタであるかを識別し、識別結果を情報管理部4に出力する。情報管理部4は、この識別結果を露出制御値演算部3に転送する。
(ステップS102:測光モード設定読込)
測光モード設定部6は、設定された測光モードが例えば平均測光、スポット測光のいずれであるかを判別して情報管理部4に出力する。
図2は、本実施例のカメラにおける露光制御のメインルーチンを示すフローチャートである。以下、ステップ毎に順を追って説明する。
<メインルーチン>
(ステップS101:装着レンズ情報取得)
ユーザがレリーズスイッチ7に半押し操作を入力した後、レンズ通信部8は、撮影レンズ9のROMが保持する情報を取得し、装着レンズが例えば通常撮影用のレンズであるか、又は、顕微鏡アダプタであるかを識別し、識別結果を情報管理部4に出力する。情報管理部4は、この識別結果を露出制御値演算部3に転送する。
(ステップS102:測光モード設定読込)
測光モード設定部6は、設定された測光モードが例えば平均測光、スポット測光のいずれであるかを判別して情報管理部4に出力する。
(ステップS103:測光CCD蓄積)
測光CCDセンサ1は、撮影レンズ9を通して入射する光を取り込んで蓄積し、入射光の明るさ(輝度)に応じた電気的な信号であるアナログ測光信号をA/D変換部2に出力する。このアナログ測光信号は、RGBの色成分毎にそれぞれ生成される。
(ステップS104:測光データ取込・A/D変換)
A/D変換部2は、測光CCDセンサ1から入力されたRGBの色成分毎のアナログ測光信号を、それぞれデジタル変換してデジタル測光信号を生成し、これを露出制御値演算部3に転送する。
測光CCDセンサ1は、撮影レンズ9を通して入射する光を取り込んで蓄積し、入射光の明るさ(輝度)に応じた電気的な信号であるアナログ測光信号をA/D変換部2に出力する。このアナログ測光信号は、RGBの色成分毎にそれぞれ生成される。
(ステップS104:測光データ取込・A/D変換)
A/D変換部2は、測光CCDセンサ1から入力されたRGBの色成分毎のアナログ測光信号を、それぞれデジタル変換してデジタル測光信号を生成し、これを露出制御値演算部3に転送する。
(ステップS105:顕微鏡アダプタ装着判断)
情報管理部4は、レンズ通信部8から入力されたレンズ種類の識別結果に基づいて、カメラに顕微鏡アダプタが装着されているか否かを判断し、顕微鏡アダプタが装着されている場合はステップS107に進む。一方、顕微鏡アダプタ以外の通常撮影用レンズ等が装着されている場合はステップS106に進む。
情報管理部4は、レンズ通信部8から入力されたレンズ種類の識別結果に基づいて、カメラに顕微鏡アダプタが装着されているか否かを判断し、顕微鏡アダプタが装着されている場合はステップS107に進む。一方、顕微鏡アダプタ以外の通常撮影用レンズ等が装着されている場合はステップS106に進む。
(ステップS106:通常撮影モードBV算出)
露出制御値演算部3は、上述した色成分毎のデジタル測光信号に基づいて、通常撮影モードのブライトネス・バリュー(BV)を算出する。この通常撮影モードBV算出に関するサブルーチンについては、後に詳しく説明する。
露出制御値演算部3は、上述した色成分毎のデジタル測光信号に基づいて、通常撮影モードのブライトネス・バリュー(BV)を算出する。この通常撮影モードBV算出に関するサブルーチンについては、後に詳しく説明する。
(ステップS107:顕微鏡撮影モードBV算出)
露出制御値演算部3は、上述した色成分毎のデジタル測光信号に基づいて、顕微鏡撮影モードのBVを算出する。この顕微鏡撮影モードBV算出に関するサブルーチンについては、後に詳しく説明する。
(ステップS108:測光モード変更)
露出制御値演算部3は、その測光モードを、測光モード設定部6の設定にかかわらず、平均測光に変更する。
露出制御値演算部3は、上述した色成分毎のデジタル測光信号に基づいて、顕微鏡撮影モードのBVを算出する。この顕微鏡撮影モードBV算出に関するサブルーチンについては、後に詳しく説明する。
(ステップS108:測光モード変更)
露出制御値演算部3は、その測光モードを、測光モード設定部6の設定にかかわらず、平均測光に変更する。
(ステップS109:露出制御値算出)
露出制御値演算部3は、ステップS106又はステップS107において求めたBVを用い、かつステップS102又はステップS108において設定された測光モードによって、露出制御に用いる露出制御値を算出して情報管理部4に入力する。
露出制御値は、例えば、露光時間(シャッタ開時間)及び撮影時絞り値(Fナンバー)に関する情報を含む。この露出制御値算出に関するサブルーチンについては、後に詳しく説明する。
露出制御値演算部3は、ステップS106又はステップS107において求めたBVを用い、かつステップS102又はステップS108において設定された測光モードによって、露出制御に用いる露出制御値を算出して情報管理部4に入力する。
露出制御値は、例えば、露光時間(シャッタ開時間)及び撮影時絞り値(Fナンバー)に関する情報を含む。この露出制御値算出に関するサブルーチンについては、後に詳しく説明する。
(ステップS110:レリーズフラグセット判断)
情報管理部4は、レリーズスイッチ7から入力されるレリーズスイッチ全押し割込によってセットされるレリーズフラグをセットし、フラグがセットされていなければステップS115に進み、フラグがセットされていた場合には、ステップS109において算出された露出制御値に基づいて、ステップS111以下のレリーズ処理を行う。
情報管理部4は、レリーズスイッチ7から入力されるレリーズスイッチ全押し割込によってセットされるレリーズフラグをセットし、フラグがセットされていなければステップS115に進み、フラグがセットされていた場合には、ステップS109において算出された露出制御値に基づいて、ステップS111以下のレリーズ処理を行う。
(ステップS111:露光制御動作)
情報管理部4は、撮影制御部10に対して露出制御値を含む制御信号を出力し、撮影制御部10は、これを受けて絞り11及びシャッタ12を駆動する。これによって、撮像素子13は被写体像光によって露光され、撮影画像信号を画像処理部14に出力する。この露光制御動作に関するサブルーチンについては、後に詳しく説明する。
情報管理部4は、撮影制御部10に対して露出制御値を含む制御信号を出力し、撮影制御部10は、これを受けて絞り11及びシャッタ12を駆動する。これによって、撮像素子13は被写体像光によって露光され、撮影画像信号を画像処理部14に出力する。この露光制御動作に関するサブルーチンについては、後に詳しく説明する。
(ステップS112:画像処理)
画像処理部14は、情報管理部4から入力される顕微鏡アダプタの装着有無に基づいて、通常撮影用レンズが装着されている場合、顕微鏡アダプタが装着されている場合のそれぞれについて最適化された異なった画像処理を行う。この画像処理に関するサブルーチンについては、後に詳しく説明する。
画像処理部14は、情報管理部4から入力される顕微鏡アダプタの装着有無に基づいて、通常撮影用レンズが装着されている場合、顕微鏡アダプタが装着されている場合のそれぞれについて最適化された異なった画像処理を行う。この画像処理に関するサブルーチンについては、後に詳しく説明する。
(ステップS113:画像記録処理)
画像処理部14は、画像処理後の撮影画像データを画像記録部15に出力する。画像記録部15は、入力された撮影画像データをメモリカード16に記録する。この画像記録処理に関するサブルーチンについては、後に詳しく説明する。
画像処理部14は、画像処理後の撮影画像データを画像記録部15に出力する。画像記録部15は、入力された撮影画像データをメモリカード16に記録する。この画像記録処理に関するサブルーチンについては、後に詳しく説明する。
(ステップS114:レリーズフラグクリア)
情報管理部4は、次回のレリーズに備えてレリーズフラグをクリアし、ステップS115に進む。
情報管理部4は、次回のレリーズに備えてレリーズフラグをクリアし、ステップS115に進む。
(ステップS115:タイマ切れ判断)
情報管理部4は、レリーズスイッチ7の半押し開始から所定の時間にわたって露光制御を機能させるタイマが、予め設定された時間に達したか(タイマ切れか)否かを判断し、タイマ切れである場合は一連の処理を終了し、タイマ切れでない場合は、再びステップS101に戻り、以後の処理を繰返す。
情報管理部4は、レリーズスイッチ7の半押し開始から所定の時間にわたって露光制御を機能させるタイマが、予め設定された時間に達したか(タイマ切れか)否かを判断し、タイマ切れである場合は一連の処理を終了し、タイマ切れでない場合は、再びステップS101に戻り、以後の処理を繰返す。
<通常撮影モードBV算出サブルーチン>
図3は、上述したメインルーチンのステップS106において行われる通常撮影モードBV算出のサブルーチンを示すフローチャートである。以下、ステップ毎に順を追って説明する。
(ステップS121:i,j初期化)
露出制御値演算部3は、測光CCDセンサ上における受光素子の縦、横の位置を示す座標カウンタ値i,jをともに0とする。
(ステップS122:RGB混合・BV算出)
露出制御値演算部3は、以下示す式1に従ってRGBの色成分毎のデジタル測光データを合成して各画素におけるBVを算出し、これを全受光素子にわたって逐次算出する。ここで、RGBを合成する際の重みは、通常撮影モードにおいては、G(緑)が最も大きくされている。
BV[i][j]
=0.35×R[i][j]+0.5×G[i][j]+0.15×B[i][j]
・・・(式1)
ここで
R:赤色成分のデジタル測光データ強度
G:緑色成分のデジタル測光データ強度
B:青色成分のデジタル測光データ強度
図3は、上述したメインルーチンのステップS106において行われる通常撮影モードBV算出のサブルーチンを示すフローチャートである。以下、ステップ毎に順を追って説明する。
(ステップS121:i,j初期化)
露出制御値演算部3は、測光CCDセンサ上における受光素子の縦、横の位置を示す座標カウンタ値i,jをともに0とする。
(ステップS122:RGB混合・BV算出)
露出制御値演算部3は、以下示す式1に従ってRGBの色成分毎のデジタル測光データを合成して各画素におけるBVを算出し、これを全受光素子にわたって逐次算出する。ここで、RGBを合成する際の重みは、通常撮影モードにおいては、G(緑)が最も大きくされている。
BV[i][j]
=0.35×R[i][j]+0.5×G[i][j]+0.15×B[i][j]
・・・(式1)
ここで
R:赤色成分のデジタル測光データ強度
G:緑色成分のデジタル測光データ強度
B:青色成分のデジタル測光データ強度
(ステップS123:jインクリメント(増加))
露出制御値演算部3は、従前のjに1を加算しj+1とする。
(ステップS124:j最大値判断)
露出制御値演算部3は、現在のjがj<8である場合は、ステップS122に戻って以後の処理を繰り返し、j=8である場合はステップS125に進む。
(ステップS125:j初期化)
露出制御値演算部3は、jを0に初期化する。
(ステップS126:iインクリメント)
露出制御値演算部3は、従前のiに1を加算しi+1とする。
(ステップS127:i最大値判断)
露出制御値演算部3は、現在のiがi<12である場合は、ステップS122に戻ってそれ以降の処理を繰り返し、i=12である場合は通常撮影モードBV算出処理を終了する。
露出制御値演算部3は、従前のjに1を加算しj+1とする。
(ステップS124:j最大値判断)
露出制御値演算部3は、現在のjがj<8である場合は、ステップS122に戻って以後の処理を繰り返し、j=8である場合はステップS125に進む。
(ステップS125:j初期化)
露出制御値演算部3は、jを0に初期化する。
(ステップS126:iインクリメント)
露出制御値演算部3は、従前のiに1を加算しi+1とする。
(ステップS127:i最大値判断)
露出制御値演算部3は、現在のiがi<12である場合は、ステップS122に戻ってそれ以降の処理を繰り返し、i=12である場合は通常撮影モードBV算出処理を終了する。
<顕微鏡撮影モードBV算出サブルーチン>
図4は、上述したメインルーチンのステップS107において行われる顕微鏡撮影モードBV算出のサブルーチンを示すフローチャートである。図4に示すステップS131乃至ステップS137は、ステップS132におけるRGB合成時の重み付け以外は、上述したステップS121乃至ステップS127と実質的に同一である。
ここで、ステップS132においては、以下示す式2に従って各画素におけるBVを算出して顕微鏡撮影モードBV算出処理を終了する。
式2に示すように、顕微鏡撮影モードにおいては、観察対象物に通常赤系又は青系の着色を施すことが多いことを考慮して、R、Bの各色成分の重みを通常撮影モードに対して大きくしている。
BV[i][j]
=0.55×R[i][j]+0.05×G[i][j]+0.4×B[i][j]
・・・(式2)
図4は、上述したメインルーチンのステップS107において行われる顕微鏡撮影モードBV算出のサブルーチンを示すフローチャートである。図4に示すステップS131乃至ステップS137は、ステップS132におけるRGB合成時の重み付け以外は、上述したステップS121乃至ステップS127と実質的に同一である。
ここで、ステップS132においては、以下示す式2に従って各画素におけるBVを算出して顕微鏡撮影モードBV算出処理を終了する。
式2に示すように、顕微鏡撮影モードにおいては、観察対象物に通常赤系又は青系の着色を施すことが多いことを考慮して、R、Bの各色成分の重みを通常撮影モードに対して大きくしている。
BV[i][j]
=0.55×R[i][j]+0.05×G[i][j]+0.4×B[i][j]
・・・(式2)
<測光モード変更サブルーチン>
図5は、上述したメインルーチンのステップS108において行われる測光モード変更のサブルーチンを示すフローチャートである。以下、ステップ毎に順を追って説明する。
(ステップS141:測光モード判断)
露出制御値演算部3は、測光モード設定部6によって設定された測光モードがスポット測光であるか否かを判断し、スポット測光である場合はステップS142に進み、スポット測光でない場合(平均測光の場合)は処理を終了する。
(ステップS142:測光モード変更)
露出制御値演算部3は、露出制御値の演算に用いられる露出モードを、スポット測光から平均測光に変更し、測光モード変更処理を終了する。
図5は、上述したメインルーチンのステップS108において行われる測光モード変更のサブルーチンを示すフローチャートである。以下、ステップ毎に順を追って説明する。
(ステップS141:測光モード判断)
露出制御値演算部3は、測光モード設定部6によって設定された測光モードがスポット測光であるか否かを判断し、スポット測光である場合はステップS142に進み、スポット測光でない場合(平均測光の場合)は処理を終了する。
(ステップS142:測光モード変更)
露出制御値演算部3は、露出制御値の演算に用いられる露出モードを、スポット測光から平均測光に変更し、測光モード変更処理を終了する。
<露出制御値算出サブルーチン>
図6は、上述したメインルーチンのステップS109において行われる露出制御値算出のサブルーチンを示すフローチャートである。以下、ステップごとに順を追って説明する。
(ステップS151:測光モード判断)
露出制御値演算部3は、現在設定されている測光モードが平均測光であるか否かを判断し、平均測光である場合はステップS152に進み、それ以降の平均測光演算を行う。一方、スポット測光である場合は、ステップS160に進み、それ以降のスポット測光演算を行う。
(ステップS152:i,j初期化)
露出制御値演算部3は、パラメータi,jをともに0とする。
(ステップS153:合計BV算出)
露出制御値演算部3は、測光対象領域に含まれるBVの合算を式3に従って行う。
sum=BV[i][j]・・・(式3)
図6は、上述したメインルーチンのステップS109において行われる露出制御値算出のサブルーチンを示すフローチャートである。以下、ステップごとに順を追って説明する。
(ステップS151:測光モード判断)
露出制御値演算部3は、現在設定されている測光モードが平均測光であるか否かを判断し、平均測光である場合はステップS152に進み、それ以降の平均測光演算を行う。一方、スポット測光である場合は、ステップS160に進み、それ以降のスポット測光演算を行う。
(ステップS152:i,j初期化)
露出制御値演算部3は、パラメータi,jをともに0とする。
(ステップS153:合計BV算出)
露出制御値演算部3は、測光対象領域に含まれるBVの合算を式3に従って行う。
sum=BV[i][j]・・・(式3)
(ステップS154:jインクリメント)
露出制御値演算部3は、従前のjに1を加算しj+1とする。
(ステップS155:j最大値判断)
露出制御値演算部3は、現在のjがj<8である場合は、ステップS153に戻ってそれ以降の処理を繰り返し、j=8である場合はステップS156に進む。
露出制御値演算部3は、従前のjに1を加算しj+1とする。
(ステップS155:j最大値判断)
露出制御値演算部3は、現在のjがj<8である場合は、ステップS153に戻ってそれ以降の処理を繰り返し、j=8である場合はステップS156に進む。
(ステップS156:j初期化)
露出制御値演算部3は、jを0に初期化する。
(ステップS157:iインクリメント)
露出制御値演算部3は、従前のiに1を加算しi+1とする。
(ステップS158:i最大値判断)
露出制御値演算部3は、現在のiがi<12である場合は、ステップS153に戻ってそれ以降の処理を繰り返し、i=12である場合はステップS159に進む。
露出制御値演算部3は、jを0に初期化する。
(ステップS157:iインクリメント)
露出制御値演算部3は、従前のiに1を加算しi+1とする。
(ステップS158:i最大値判断)
露出制御値演算部3は、現在のiがi<12である場合は、ステップS153に戻ってそれ以降の処理を繰り返し、i=12である場合はステップS159に進む。
(ステップS159:平均BV算出)
露出制御値演算部3は、以下の式4に従って、測光対象領域内における平均BV(ave)を算出する。
ave=sum/96・・・(式4)
露出制御値演算部3は、以下の式4に従って、測光対象領域内における平均BV(ave)を算出する。
ave=sum/96・・・(式4)
(ステップS160:i,j初期化)
露出制御値演算部3は、座標カウンタ値i,jを、i=5,j=3とする。
(ステップS161合計BV算出)
露出制御値演算部3は、測光対象領域に含まれるBVの合算を式5に従って行う。
sum=BV[i][j]・・・(式5)
露出制御値演算部3は、座標カウンタ値i,jを、i=5,j=3とする。
(ステップS161合計BV算出)
露出制御値演算部3は、測光対象領域に含まれるBVの合算を式5に従って行う。
sum=BV[i][j]・・・(式5)
(ステップS162:jインクリメント)
露出制御値演算部3は、従前のjに1を加算しj+1とする。
(ステップS163:j最大値判断)
露出制御値演算部3は、現在のjがj<5である場合は、ステップS161に戻ってそれ以降の処理を繰り返し、j=5である場合はステップS164に進む。
露出制御値演算部3は、従前のjに1を加算しj+1とする。
(ステップS163:j最大値判断)
露出制御値演算部3は、現在のjがj<5である場合は、ステップS161に戻ってそれ以降の処理を繰り返し、j=5である場合はステップS164に進む。
(ステップS164:j初期化)
露出制御値演算部3は、jを3に初期化する。
(ステップS165:iインクリメント)
露出制御値演算部3は、従前のiに1を加算しi+1とする。
(ステップS166:i最大値判断)
露出制御演算部3は、現在のiがi<7である場合は、ステップS161に戻ってそれ以降の処理を繰り返し、i=7である場合はステップS167に進む。
露出制御値演算部3は、jを3に初期化する。
(ステップS165:iインクリメント)
露出制御値演算部3は、従前のiに1を加算しi+1とする。
(ステップS166:i最大値判断)
露出制御演算部3は、現在のiがi<7である場合は、ステップS161に戻ってそれ以降の処理を繰り返し、i=7である場合はステップS167に進む。
(ステップS167:平均BV算出)
露出制御値演算部3は、以下の式6に従って、測光対象領域内における平均BV(ave)を算出する。
ave=sum/4・・・(式6)
露出制御値演算部3は、以下の式6に従って、測光対象領域内における平均BV(ave)を算出する。
ave=sum/4・・・(式6)
(ステップS168:露出制御値算出)
露出制御値演算部3は、ステップS159(平均測光の場合)又はステップS167(スポット測光の場合)において求めた平均BV(Ave)を対数圧縮し、所定の補正を施すことによって、式7に示す露出制御値BvCtlを算出し、露出制御値算出処理を終了する。
BvCtl=log2(Ave)+Ofs・・・(式7)
ここで、Ofsは所定の補正値である。
露出制御値演算部3は、ステップS159(平均測光の場合)又はステップS167(スポット測光の場合)において求めた平均BV(Ave)を対数圧縮し、所定の補正を施すことによって、式7に示す露出制御値BvCtlを算出し、露出制御値算出処理を終了する。
BvCtl=log2(Ave)+Ofs・・・(式7)
ここで、Ofsは所定の補正値である。
<露出制御動作サブルーチン>
図7は、上述したメインルーチンのステップS111において行われる露出制御動作のサブルーチンを示すフローチャートである。以下、ステップ毎に順を追って説明する。
(ステップS171:絞り駆動)
撮影制御部10は、絞り11に制御信号を出力して、露出制御値に基づいて設定された撮影時絞り値まで絞り11を絞り込む駆動を行う。
(ステップS172:撮像素子蓄積開始)
撮影制御部10は、撮像素子13に制御信号を出力してデータの蓄積を開始させる。
図7は、上述したメインルーチンのステップS111において行われる露出制御動作のサブルーチンを示すフローチャートである。以下、ステップ毎に順を追って説明する。
(ステップS171:絞り駆動)
撮影制御部10は、絞り11に制御信号を出力して、露出制御値に基づいて設定された撮影時絞り値まで絞り11を絞り込む駆動を行う。
(ステップS172:撮像素子蓄積開始)
撮影制御部10は、撮像素子13に制御信号を出力してデータの蓄積を開始させる。
(ステップS173:シャッタ開)
撮影制御部10は、シャッタ12に制御信号を出力してこれを開き、撮像素子13への露光が開始される。
(ステップS174:露光時間経過判断)
撮影制御部10は、シャッタ12を開いてからの経過時間が予め設定した露光時間に達したか否かを判断し、露光時間が未だ経過していない場合はステップS174を繰り返し、露光時間が経過した場合はステップS175に進む。
撮影制御部10は、シャッタ12に制御信号を出力してこれを開き、撮像素子13への露光が開始される。
(ステップS174:露光時間経過判断)
撮影制御部10は、シャッタ12を開いてからの経過時間が予め設定した露光時間に達したか否かを判断し、露光時間が未だ経過していない場合はステップS174を繰り返し、露光時間が経過した場合はステップS175に進む。
(ステップS175:シャッタ閉)
撮影制御部10は、シャッタ12に制御信号を出力してこれを閉じ、撮像素子13への露光を終了する。
(ステップS176:撮像素子蓄積終了)
撮影制御部10は、撮像素子13に制御信号を出力してデータの蓄積を終了する。
(ステップS177:絞り初期化)
撮影制御部10は、絞り11に制御信号を出力し、開放絞り値に復帰させる。
(ステップS178:撮影画像信号取込)
撮像素子13は、蓄積された撮影画像信号を画素毎に読み出して画像処理部14に出力する。
(ステップS179:シャッタ初期化)
撮影制御部10は、シャッタ12に制御信号を出力し、シャッタ12を再チャージして初期化し、露出制御動作処理を終了する。
撮影制御部10は、シャッタ12に制御信号を出力してこれを閉じ、撮像素子13への露光を終了する。
(ステップS176:撮像素子蓄積終了)
撮影制御部10は、撮像素子13に制御信号を出力してデータの蓄積を終了する。
(ステップS177:絞り初期化)
撮影制御部10は、絞り11に制御信号を出力し、開放絞り値に復帰させる。
(ステップS178:撮影画像信号取込)
撮像素子13は、蓄積された撮影画像信号を画素毎に読み出して画像処理部14に出力する。
(ステップS179:シャッタ初期化)
撮影制御部10は、シャッタ12に制御信号を出力し、シャッタ12を再チャージして初期化し、露出制御動作処理を終了する。
<画像処理サブルーチン>
図8は、上述したメインルーチンのステップS112において行われる画像処理のサブルーチンを示すフローチャートである。以下、ステップ毎に順を追って説明する。
(ステップS181:前処理)
画像処理部14は、撮像素子13から入力された撮影画像信号に基づいて、画素補間、ノイズリダクション等のホワイトバランス調整前に行われる画像処理を行う。
(ステップS182:顕微鏡アダプタ装着判断)
画像処理部14は、情報管理部4を介してレンズ通信部8から入力される情報に基づいて、カメラに顕微鏡アダプタが装着されているか否か判断し、顕微鏡アダプタが装着されていない場合はステップS183に進み、顕微鏡アダプタが装着されている場合はステップS184に進む。
図8は、上述したメインルーチンのステップS112において行われる画像処理のサブルーチンを示すフローチャートである。以下、ステップ毎に順を追って説明する。
(ステップS181:前処理)
画像処理部14は、撮像素子13から入力された撮影画像信号に基づいて、画素補間、ノイズリダクション等のホワイトバランス調整前に行われる画像処理を行う。
(ステップS182:顕微鏡アダプタ装着判断)
画像処理部14は、情報管理部4を介してレンズ通信部8から入力される情報に基づいて、カメラに顕微鏡アダプタが装着されているか否か判断し、顕微鏡アダプタが装着されていない場合はステップS183に進み、顕微鏡アダプタが装着されている場合はステップS184に進む。
(ステップS183:通常撮影モードホワイトバランス調整)
画像処理部14は、撮影画像情報に対して通常撮影モードにおいて画像に多く含まれる色成分を想定して最適化されたホワイトバランス処理を行う。
(ステップS184:顕微鏡撮影モードホワイトバランス調整)
画像処理部14は、撮影画像情報に対して顕微鏡撮影モードにおいて画像に多く含まれる色成分を想定して最適化されたホワイトバランス処理を行う。
(ステップS185:後処理)
画像処理部14は、ホワイトバランス調整済の撮影画像情報に対して、ガンマ調整等の後処理を行って保存対象のデータファイルである撮影画像データを生成し、画像処理を終了する。
画像処理部14は、撮影画像情報に対して通常撮影モードにおいて画像に多く含まれる色成分を想定して最適化されたホワイトバランス処理を行う。
(ステップS184:顕微鏡撮影モードホワイトバランス調整)
画像処理部14は、撮影画像情報に対して顕微鏡撮影モードにおいて画像に多く含まれる色成分を想定して最適化されたホワイトバランス処理を行う。
(ステップS185:後処理)
画像処理部14は、ホワイトバランス調整済の撮影画像情報に対して、ガンマ調整等の後処理を行って保存対象のデータファイルである撮影画像データを生成し、画像処理を終了する。
<画像記録処理サブルーチン>
図9は、上述したメインルーチンのステップS113において行われる画像記録処理のサブルーチンを示すフローチャートである。以下、ステップ毎に順を追って説明する。
(ステップS191:顕微鏡アダプタ装着判断)
画像記録部15は、情報管理部4を介してレンズ通信部8から入力される情報に基づいて、カメラに顕微鏡アダプタが装着されているか否か判断し、顕微鏡アダプタが装着されていない場合はステップS192に進み、顕微鏡アダプタが装着されている場合はステップS193に進む。
図9は、上述したメインルーチンのステップS113において行われる画像記録処理のサブルーチンを示すフローチャートである。以下、ステップ毎に順を追って説明する。
(ステップS191:顕微鏡アダプタ装着判断)
画像記録部15は、情報管理部4を介してレンズ通信部8から入力される情報に基づいて、カメラに顕微鏡アダプタが装着されているか否か判断し、顕微鏡アダプタが装着されていない場合はステップS192に進み、顕微鏡アダプタが装着されている場合はステップS193に進む。
(ステップS192:通常撮影モード情報付加)
画像記録部15は、画像処理部14から入力された撮影画像データに対して通常撮影モード情報を付加する。
(ステップS193:顕微鏡撮影モード情報付加)
画像記録部15は、画像処理部14から入力された撮影画像データに対して顕微鏡撮影モード情報を付加する。
ここで、通常撮影モード情報及び顕微鏡撮影モード情報には、それぞれその画像の撮像時、画像処理時に用いられた測光色モード、測光モード、ホワイトバランス等の画像処理パラメータに関する情報が含まれている。
(ステップS194:カード書込)
画像記録部15は、通常撮影モード情報又は顕微鏡撮影モード情報が付加された撮影画像データを、メモリカード16に書き込んで画像記録処理を終了する。
画像記録部15は、画像処理部14から入力された撮影画像データに対して通常撮影モード情報を付加する。
(ステップS193:顕微鏡撮影モード情報付加)
画像記録部15は、画像処理部14から入力された撮影画像データに対して顕微鏡撮影モード情報を付加する。
ここで、通常撮影モード情報及び顕微鏡撮影モード情報には、それぞれその画像の撮像時、画像処理時に用いられた測光色モード、測光モード、ホワイトバランス等の画像処理パラメータに関する情報が含まれている。
(ステップS194:カード書込)
画像記録部15は、通常撮影モード情報又は顕微鏡撮影モード情報が付加された撮影画像データを、メモリカード16に書き込んで画像記録処理を終了する。
以上のように、本実施例によれば、以下の効果を奏することができる。
(1)レンズ通信部8が顕微鏡アダプタの装着を検出した場合に、顕微鏡試料によく用いられる色である赤及び青の色成分の測光データ重みを増して露出制御値を生成しているから、緑の色成分の重みが大きい通常の露出制御では適正露出が得られない場合であっても良好な露出制御を行うことができ、また、このような色成分毎の測光データの重み付けの変更を、顕微鏡アダプタの検出に応じて自動的に行うから、その操作が簡単である。
(2)測光色モードに関する情報を撮影画像データに付加した状態でメモリカード16に書き込んでいるから、ユーザが画像の撮影時の情報を容易に参照することができ便利である。
(3)顕微鏡アダプタが装着された場合に、上述した色成分毎の測光データの重み付け変更と同時に、ホワイトバランス調整の画像処理も異ならせているから、自動的に顕微鏡撮影に適した画像を得ることができる。
(4)複数の色成分毎に分けて測光を行うカメラであれば、新たなハードウェアを付加する必要がなく、ソフトウェアでの処理によって適用することができるから、カメラのサイズ、重量、コスト等に与える影響が小さい。
(1)レンズ通信部8が顕微鏡アダプタの装着を検出した場合に、顕微鏡試料によく用いられる色である赤及び青の色成分の測光データ重みを増して露出制御値を生成しているから、緑の色成分の重みが大きい通常の露出制御では適正露出が得られない場合であっても良好な露出制御を行うことができ、また、このような色成分毎の測光データの重み付けの変更を、顕微鏡アダプタの検出に応じて自動的に行うから、その操作が簡単である。
(2)測光色モードに関する情報を撮影画像データに付加した状態でメモリカード16に書き込んでいるから、ユーザが画像の撮影時の情報を容易に参照することができ便利である。
(3)顕微鏡アダプタが装着された場合に、上述した色成分毎の測光データの重み付け変更と同時に、ホワイトバランス調整の画像処理も異ならせているから、自動的に顕微鏡撮影に適した画像を得ることができる。
(4)複数の色成分毎に分けて測光を行うカメラであれば、新たなハードウェアを付加する必要がなく、ソフトウェアでの処理によって適用することができるから、カメラのサイズ、重量、コスト等に与える影響が小さい。
(変形例)
本発明は、以上説明した各実施例に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の均等の範囲内である。
(1)実施例は、顕微鏡アダプタの装着を検出した場合に色成分毎の測光データの重み付けを通常撮影用レンズの場合と変化させているが、これに限らず、他の種類のレンズが装着された場合にこの重み付けを変化させるようにしてもよい。
例えば、紫外線写真、赤外線写真の撮影用レンズや、天体望遠鏡装着用アダプタが装着された場合には、複数の色成分毎の測光データをそれぞれ紫外線撮影、赤外線撮影、天体撮影に適合した重み付けで処理して露出制御値を求めるようにしてもよい。
また、例えば接写撮影用のマクロレンズ、超望遠レンズ等の装着レンズの特性に応じて測光データの重み付けを異ならせるようにしてもよい。また、重み付けの変化のさせ方は、ユーザがそのレンズを用いて撮影する主要な被写体の色に応じて任意に設定できるようにしてもよい。例えば、航空写真を撮影するユーザであれば、超望遠レンズが装着された場合に空の色である青色を重視した測光を行うようにしてもよい。
本発明は、以上説明した各実施例に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の均等の範囲内である。
(1)実施例は、顕微鏡アダプタの装着を検出した場合に色成分毎の測光データの重み付けを通常撮影用レンズの場合と変化させているが、これに限らず、他の種類のレンズが装着された場合にこの重み付けを変化させるようにしてもよい。
例えば、紫外線写真、赤外線写真の撮影用レンズや、天体望遠鏡装着用アダプタが装着された場合には、複数の色成分毎の測光データをそれぞれ紫外線撮影、赤外線撮影、天体撮影に適合した重み付けで処理して露出制御値を求めるようにしてもよい。
また、例えば接写撮影用のマクロレンズ、超望遠レンズ等の装着レンズの特性に応じて測光データの重み付けを異ならせるようにしてもよい。また、重み付けの変化のさせ方は、ユーザがそのレンズを用いて撮影する主要な被写体の色に応じて任意に設定できるようにしてもよい。例えば、航空写真を撮影するユーザであれば、超望遠レンズが装着された場合に空の色である青色を重視した測光を行うようにしてもよい。
(2)実施例は、付属品として撮影用光学系又はこれとカメラとの間に挿入されるアダプタ等の接続部材を用いているが、これに限らず、他の付属品の装着に応じて色成分の重み付けを変化させてもよい。例えば、スピードライト等の発光装置が装着された場合に、その発光色温度等を考慮した色成分の重み付けを行うようにしてもよい。また、例えば水中撮影用のハウジングが装着された場合に、水中撮影に適合させた色成分の重み付けを行うようにしてもよい。
(3)実施例は、複数の色成分毎の測光データの重み付けを変更する際に、併せてホワイトバランスの調整処理を変更しているが、これに限らず、例えば輪郭強調、コントラスト、ノイズリダクション、階調補正、カラーモード等の他の画像処理を異ならせてもよい。
(4)実施例は、デジタルスチルカメラに関するものであったが、本発明はこれに限らず、フィルムカメラやムービーカメラにも適用することができる。
(3)実施例は、複数の色成分毎の測光データの重み付けを変更する際に、併せてホワイトバランスの調整処理を変更しているが、これに限らず、例えば輪郭強調、コントラスト、ノイズリダクション、階調補正、カラーモード等の他の画像処理を異ならせてもよい。
(4)実施例は、デジタルスチルカメラに関するものであったが、本発明はこれに限らず、フィルムカメラやムービーカメラにも適用することができる。
1 測光CCDセンサ; 3 露出制御値演算部; 4 情報管理部; 5 測光色モード設定部; 8 レンズ通信部; 9 撮影レンズ; 14 画像処理部; 15 画像記録部
Claims (4)
- 入射光の輝度を複数の色成分毎にそれぞれ測定する測光部と、
前記測光部が出力する前記複数の色成分毎の測光データに基づいて露出制御値を生成する露出制御部とを備えるカメラにおいて、
付属品の装着状態を検出する付属品検出部を備え、
前記露出制御部は、前記付属品検出部の出力に応じて前記複数の色成分毎の測光データの重み付けを変化させて前記露出制御値を生成すること
を特徴とするカメラ。 - 請求項1に記載のカメラにおいて、
前記付属品は、撮影用光学系又は前記撮影用光学系と前記カメラとを接続する接続部材であり、
前記露出制御部は、前記付属品検出部が検出した前記撮影用光学系又は前記接続部材の種類に応じて前記複数の色成分毎の測光データの重み付けを変化させること
を特徴とするカメラ。 - 請求項1又は請求項2に記載のカメラにおいて、
撮影された画像の画像データを、その前記露出制御値の生成に用いた前記複数の色成分毎の測光データの重み付けに関する情報を含む測光色モード情報とともに記憶する画像データ記憶部を備えること
を特徴とするカメラ。 - 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のカメラにおいて、
前記複数の色成分毎の測光データの重み付けの変化に応じて、前記画像データに対して異なった画像処理を行う画像処理部を備えること
を特徴とするカメラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005197235A JP2007017573A (ja) | 2005-07-06 | 2005-07-06 | カメラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005197235A JP2007017573A (ja) | 2005-07-06 | 2005-07-06 | カメラ |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
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ID=37754818
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
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-
2005
- 2005-07-06 JP JP2005197235A patent/JP2007017573A/ja active Pending
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