JP2006217413A - 電子カメラ - Google Patents
電子カメラ Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006217413A JP2006217413A JP2005029634A JP2005029634A JP2006217413A JP 2006217413 A JP2006217413 A JP 2006217413A JP 2005029634 A JP2005029634 A JP 2005029634A JP 2005029634 A JP2005029634 A JP 2005029634A JP 2006217413 A JP2006217413 A JP 2006217413A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- skin
- temperature distribution
- image
- skin color
- distribution data
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Images
Abstract
【課題】 人物の有無を高い精度で検出し、シーンに応じて撮影モードや色補正処理を自動選択できる電子カメラを提供する。
【解決手段】 本発明の電子カメラは、撮影光学系による被写体像を光電変換して画像信号を生成する撮像素子と、画像信号に基づいて撮影画面内の肌色領域データを生成する肌色領域検出部と、撮影画面内の温度分布データを生成する温度分布データ生成部と、肌色領域データと温度分布データとを対比して撮影画面内における人体の肌露出部分を検出し、該検出結果に基づいて露出条件に関する撮影モードを変化させる制御部と、を有する。
【選択図】 図1
【解決手段】 本発明の電子カメラは、撮影光学系による被写体像を光電変換して画像信号を生成する撮像素子と、画像信号に基づいて撮影画面内の肌色領域データを生成する肌色領域検出部と、撮影画面内の温度分布データを生成する温度分布データ生成部と、肌色領域データと温度分布データとを対比して撮影画面内における人体の肌露出部分を検出し、該検出結果に基づいて露出条件に関する撮影モードを変化させる制御部と、を有する。
【選択図】 図1
Description
本発明は人体の肌露出部分を検出可能な電子カメラに関する。
従来から、人物撮影時に最適な画像を得ることのできるカメラについては種々の提案がなされている。例えば、特許文献1には、肌色領域を検出する等の手段で顔認識を実行し、顔認識結果により撮影モードを選択するカメラが開示されている。また、特許文献2には、温度測定手段で人物の有無を検出して露出条件を設定するカメラが開示されている。さらに、特許文献3には、赤外画像と可視光の画像とに基づいて人物の肌色領域を検出して、人物の肌色領域に対して画像処理による色補正を行う電子カメラが開示されている。
特開2003−344891号公報
特開平8−136971号公報
特開2004−207953号公報
しかし、上記特許文献1および上記特許文献2のカメラでは、例えば、撮影画面内に人物のポスターや人体の温度に近い物体(動物など)がある場合には、これらを人物と誤検出して適切な撮影モードが選択されないおそれがある。一方、上記特許文献3の電子カメラでは人物の肌色領域を高い精度で検出できるが、シーンに応じた撮影モード等を選択するものではない。そのため、例えば、ポートレート撮影でボケ味を生かした人物画像などを撮影しようとする場合にはユーザーに煩雑な操作を強いる点でなお改善の余地があった。
本発明は上記従来技術の課題を解決するものであって、その目的は、人物の有無を高い精度で検出し、シーンに応じて撮影モードや色補正処理を自動選択できる電子カメラを提供することである。
第1の発明に係る電子カメラは、撮影光学系による被写体像を光電変換して画像信号を生成する撮像素子と、前記画像信号に基づいて撮影画面内の肌色領域データを生成する肌色領域検出部と、前記撮影画面内の温度分布データを生成する温度分布データ生成部と、前記肌色領域データと前記温度分布データとを対比して前記撮影画面内における人体の肌露出部分を検出し、該検出結果に基づいて露出条件に関する撮影モードを変化させる制御部と、を有することを特徴とする。
第2の発明は、第1の発明において、前記制御部は、前記撮影画面内における前記肌露出部分のまとまりの大きさおよび位置に基づいて前記撮影モードを変化させることを特徴とする。
第3の発明に係る電子カメラは、撮影光学系による被写体像を光電変換して画像信号を生成する撮像素子と、前記画像信号に色補正処理を施して撮影画像データを生成する画像処理部と、前記画像信号に基づいて撮影画面内の肌色領域データを生成する肌色領域検出部と、前記撮影画面内の温度分布データを生成する温度分布データ生成部と、前記肌色領域データと前記温度分布データとを対比して前記撮影画面内における人体の肌露出部分を検出し、前記肌露出部分のまとまりの大きさおよび位置に基づいて前記画像処理部の色補正処理を変化させる制御部と、を有することを特徴とする。
第3の発明に係る電子カメラは、撮影光学系による被写体像を光電変換して画像信号を生成する撮像素子と、前記画像信号に色補正処理を施して撮影画像データを生成する画像処理部と、前記画像信号に基づいて撮影画面内の肌色領域データを生成する肌色領域検出部と、前記撮影画面内の温度分布データを生成する温度分布データ生成部と、前記肌色領域データと前記温度分布データとを対比して前記撮影画面内における人体の肌露出部分を検出し、前記肌露出部分のまとまりの大きさおよび位置に基づいて前記画像処理部の色補正処理を変化させる制御部と、を有することを特徴とする。
(作用)
第1の発明では、制御部は肌色領域データと温度分布データとを対比して撮影画面内における人体の肌露出部分を検出する。そして、制御部は肌露出部分の有無に基づいて撮影モードを変化させる。したがって、第1の発明では人体の肌露出部分を高い精度で検出でき、人物の有無に応じて的確な露出条件の撮影モードが自動選択される。
第1の発明では、制御部は肌色領域データと温度分布データとを対比して撮影画面内における人体の肌露出部分を検出する。そして、制御部は肌露出部分の有無に基づいて撮影モードを変化させる。したがって、第1の発明では人体の肌露出部分を高い精度で検出でき、人物の有無に応じて的確な露出条件の撮影モードが自動選択される。
第2の発明では、制御部は、撮影画面内における肌露出部分のまとまりの大きさおよび位置に基づいてシーンを判断し、そのシーンに応じて撮影モードを適切に変化させることができる。
第3の発明では、制御部は肌色領域データと温度分布データとを対比して撮影画面内における人体の肌露出部分を検出する。そして、制御部は肌露出部分のまとまりの大きさおよび位置に基づいて画像処理部の色補正処理を変化させる。したがって、第3の発明では、所定の大きさで人物が撮影されている場合のみ人物の肌色に適した色補正を行うことができる。
第3の発明では、制御部は肌色領域データと温度分布データとを対比して撮影画面内における人体の肌露出部分を検出する。そして、制御部は肌露出部分のまとまりの大きさおよび位置に基づいて画像処理部の色補正処理を変化させる。したがって、第3の発明では、所定の大きさで人物が撮影されている場合のみ人物の肌色に適した色補正を行うことができる。
本発明の電子カメラでは、肌色領域データと温度分布データとに基づいて人体の肌露出部分を検出するので人物の有無を高い精度で検出できる。そして、この検出結果に基づいて撮影モード等を設定するので、ユーザーはシーンに応じた最適な露出条件や色補正処理で撮影を行うことができる。
図1は本実施形態の電子カメラの構成を示す概要図である。本実施形態の電子カメラは、撮影レンズ11と、レンズ駆動機構12と、絞り部13と、レンズマイコン14と、ハーフミラー15と、撮像素子16と、アナログ信号処理部17と、A/D変換部18と、画像処理部19と、フレームメモリ20と、赤外線センサ21および温度分布データ生成部22と、カードI/F23と、操作部24と、ROM25と、CPU26と、データバス27とを有している。なお、A/D変換部18の出力と、画像処理部19と、フレームメモリ20と、温度分布データ生成部22と、カードI/F23およびCPU26とはデータバス27を介してそれぞれ接続されている。
撮影レンズ11は合焦調節用のフォーカシングレンズを含む複数のレンズ群で構成されている。レンズ駆動機構12は撮影レンズ11を光軸方向に駆動させる。絞り部13は複数枚の絞り羽根の位置を変化させて絞り径を調整し、撮像素子16への入射光量調節を行う。そして、レンズマイコン14はCPU26からの指示に基づいてレンズ駆動機構12および絞り部13を制御する。
ハーフミラー15は撮影レンズ11の像空間側に配置されている。このハーフミラー15は撮影レンズ11から射出された光束を2方向に分岐させる。一方の光束はハーフミラー15を透過して後方の撮像素子16に導かれる。他方の光束はハーフミラー15で反射されて赤外線センサ21に導かれる。なお、撮影時にはハーフミラー15を跳ね上げて、撮像素子16の前面からハーフミラー15を退避させる構成としてもよい。
撮像素子16には、被写体像を光電変換してアナログ画像信号を生成する受光画素が2次元配列されている。この撮像素子16の画像信号は、撮影画像データの生成や、AF演算およびAE演算や、後述の肌色領域データの生成に使用される。なお、撮像素子16は電荷順次転送方式(CCD等)またはXYアドレス方式(CMOS等)のいずれであってもよい。
アナログ信号処理部17は、相関二重サンプリングを行うCDS回路、アナログ画像信号の出力を増幅するゲイン回路、入力信号の波形を一定の電圧レベルにクランプするクランプ回路等で構成されている。A/D変換部18はアナログ信号処理部17から出力されたアナログ画像信号をデジタル画像信号に変換する。
画像処理部19は、デジタル画像信号にガンマ補正、補間、色補正、ホワイトバランスなどの画像処理を行って撮影画像データを生成する。また、画像処理部19はJPEG形式等の所定のフォーマットで撮影画像データを圧縮伸長する処理を実行する。
画像処理部19は、デジタル画像信号にガンマ補正、補間、色補正、ホワイトバランスなどの画像処理を行って撮影画像データを生成する。また、画像処理部19はJPEG形式等の所定のフォーマットで撮影画像データを圧縮伸長する処理を実行する。
さらに、画像処理部19は1画面分のデジタル画像信号に基づいて撮影画面内の肌色領域を抽出する。そして、画像処理部19は撮影画面内での肌色領域の位置、大きさ、色情報(肌色領域の輝度、色差)等に関する肌色領域データを生成する。
フレームメモリ20はSDRAM等で構成され、複数フレーム分の画像データを記録できる容量を有している。撮影時においてフレームメモリ20には画像処理前のデジタル画像信号や、画像処理後の撮影画像データが一時保存される。
フレームメモリ20はSDRAM等で構成され、複数フレーム分の画像データを記録できる容量を有している。撮影時においてフレームメモリ20には画像処理前のデジタル画像信号や、画像処理後の撮影画像データが一時保存される。
赤外線センサ21は、例えば赤外線2次元撮像素子で構成され、撮影レンズ11からの入射光に基づいて撮影画面内の赤外線強度分布スペクトルを出力する。温度分布データ生成部22は赤外線強度分布スペクトルから黒体輻射を仮定して撮影画面内の物体の表面温度を推定する。そして、温度分布データ生成部22は撮影画面内の温度分布データを生成してCPU26に出力する。
カードI/F23には記録媒体30を接続するためのコネクタが形成されている。記録媒体30は公知の半導体メモリなどで構成され、この記録媒体30には上記の撮影画像データが最終的に記録される。
操作部24は、電子カメラの各種撮影モード(ポートレート撮影モード、風景撮影モード、両者をシーンに応じて自動選択する自動モード等)の切り換えを行うモード切換スイッチ、レリーズ釦などから構成されている。ROM25には、記憶色の肌色などのように肌色の再現目標となる色情報(例えば、所定の色空間での座標値など)を示す肌色再現目標データが格納されている。
操作部24は、電子カメラの各種撮影モード(ポートレート撮影モード、風景撮影モード、両者をシーンに応じて自動選択する自動モード等)の切り換えを行うモード切換スイッチ、レリーズ釦などから構成されている。ROM25には、記憶色の肌色などのように肌色の再現目標となる色情報(例えば、所定の色空間での座標値など)を示す肌色再現目標データが格納されている。
CPU26は所定のシーケンスプログラムに従って電子カメラの各部動作を制御する。例えば、CPU26はフォーカシングレンズの移動前後の焦点評価値の大小を比較する山登り動作でAF演算を実行する。また、CPU26は撮像素子16の画像信号を用いて分割測光を行い、この分割測光結果に基づいてAE演算を実行する。
さらに、CPU26は画像処理部19の肌色領域データと温度分布データ生成部22の温度分布データとを照合して人体の肌露出部分を検出する。そして、上記の自動モードでは、CPU26は人体の肌露出部分の位置および大きさに基づいて撮影モードを自動選択し、シーンに応じて露出条件を最適化する。
さらに、CPU26は画像処理部19の肌色領域データと温度分布データ生成部22の温度分布データとを照合して人体の肌露出部分を検出する。そして、上記の自動モードでは、CPU26は人体の肌露出部分の位置および大きさに基づいて撮影モードを自動選択し、シーンに応じて露出条件を最適化する。
また、CPU26は肌色領域データの色情報と肌色再現目標データの色情報とを比較し、肌露出部分の肌色を肌色再現目標データの肌色に近づける肌色用色補正係数を生成する。そして、CPU26は、上記の肌色用色補正係数に基づいて画像処理部19に肌露出部分の色補正処理を指示する。
本実施形態の電子カメラは上記のように構成され、以下、本実施形態における自動モードでの撮影動作を図2の流れ図に沿って説明する。
本実施形態の電子カメラは上記のように構成され、以下、本実施形態における自動モードでの撮影動作を図2の流れ図に沿って説明する。
ステップS101:レリーズ釦の半押しにより、CPU26は赤外線センサ21を駆動させて撮影画面内の赤外線強度分布スペクトルを取得する。温度分布データ生成部22は赤外線強度分布スペクトルに基づいて温度分布データを生成する。
ステップS102:続いて、CPU26は撮像素子16を駆動させて撮影画面をモニタする。そして、画像処理部19は上記モニタ時の画像信号に基づいて撮影画面の肌色領域に関する肌色領域データを生成する。
ステップS102:続いて、CPU26は撮像素子16を駆動させて撮影画面をモニタする。そして、画像処理部19は上記モニタ時の画像信号に基づいて撮影画面の肌色領域に関する肌色領域データを生成する。
ステップS103:CPU26は温度分布データ(S101)での人体の体温領域(35℃〜40℃の範囲)の位置と、肌色領域データ(S102)での肌色領域の位置とを照合する。そして、CPU26は両者が一致した領域を人体の肌露出部分と決定する。
ステップS104:CPU26は撮影画面内の所定位置(例えば、撮影画面中央近傍やユーザーが予め選択したAFエリアの位置など)に肌露出部分が存在するか否かを判定する。上記所定位置に肌露出部分が存在する場合(YES側)にはS105に移行する。一方、上記所定位置に肌露出部分が存在しない場合(NO側)には、人物が主要被写体ではないと判断できるのでS107に移行する。
ステップS104:CPU26は撮影画面内の所定位置(例えば、撮影画面中央近傍やユーザーが予め選択したAFエリアの位置など)に肌露出部分が存在するか否かを判定する。上記所定位置に肌露出部分が存在する場合(YES側)にはS105に移行する。一方、上記所定位置に肌露出部分が存在しない場合(NO側)には、人物が主要被写体ではないと判断できるのでS107に移行する。
ステップS105:CPU26は撮影画面内に一定面積以上の肌露出部分のまとまりがあるか否かを判定する。個々の肌露出部分のまとまりが大きい場合(YES側)には、1人から3人程度の人物が主要被写体として大きく撮影されるシーンであると推定できる。この場合にはS106に移行する。
一方、個々の肌露出部分のまとまりが小さい場合(NO側)には、多数の人物が写った集合撮影のシーンか、あるいは風景の中に人物が小さく写っているシーンなどであると推定できる。この場合にはシーン全体をバランスよく撮影することが重視されるのでS107に移行する。
一方、個々の肌露出部分のまとまりが小さい場合(NO側)には、多数の人物が写った集合撮影のシーンか、あるいは風景の中に人物が小さく写っているシーンなどであると推定できる。この場合にはシーン全体をバランスよく撮影することが重視されるのでS107に移行する。
ステップS106:CPU26はポートレート撮影モードの設定に基づいてAE演算およびAF演算を実行する。そして、CPU26は、シャッタ秒時(撮像素子16の電荷蓄積時間)、絞り部13の絞り値、撮像感度(アナログ信号処理部17のゲイン)などを調整し、露出条件等をポートレート撮影向きに設定する。ポートレート撮影モードにおいては、後述する風景撮影時に比べて明るめの露出条件に設定される。
ステップS107:CPU26は風景撮影モードの設定に基づいてAE演算およびAF演算を実行する。そして、CPU26は、シャッタ秒時、絞り値、撮像感度などを調整し、露出条件等を風景撮影向きに設定する。
ステップS108:レリーズ釦の全押しにより、CPU26は撮像素子16を駆動させて撮影画面内の被写体を撮影する。
ステップS108:レリーズ釦の全押しにより、CPU26は撮像素子16を駆動させて撮影画面内の被写体を撮影する。
ステップS109:CPU26は、S104およびS105の判定に基づいてポートレート撮影のシーンであるか否かを判定する。ポートレート撮影のシーンの場合(YES側)にはS110に移行する。一方、風景撮影のシーンの場合(NO側)には、S111に移行する。
ステップS110:この場合には、CPU26はROM25から読み出した肌色再現目標データと肌色領域データの色情報とを比較し、肌露出部分の肌色を肌色再現目標データの肌色に近づける肌色用色補正係数を生成する。そして、CPU26は画像処理部19に肌色用色補正係数を出力する。画像処理部19は、撮影画像データの肌露出部分に対して肌色用色補正係数を適用して色補正処理を施す。
ステップS110:この場合には、CPU26はROM25から読み出した肌色再現目標データと肌色領域データの色情報とを比較し、肌露出部分の肌色を肌色再現目標データの肌色に近づける肌色用色補正係数を生成する。そして、CPU26は画像処理部19に肌色用色補正係数を出力する。画像処理部19は、撮影画像データの肌露出部分に対して肌色用色補正係数を適用して色補正処理を施す。
ステップS111:この場合には、画像処理部19は撮影画像データに対して風景撮影時の色補正係数に基づく通常の色補正処理を実行する。なお、S111では、CPU26が肌色用の色補正係数を演算することはない。
ステップS112:CPU26は色補正処理後の撮影画像データを記録媒体30に格納し、次回の撮影動作を待機する。以上で自動モードによる電子カメラの一連の撮影動作が完了する。
ステップS112:CPU26は色補正処理後の撮影画像データを記録媒体30に格納し、次回の撮影動作を待機する。以上で自動モードによる電子カメラの一連の撮影動作が完了する。
上記実施形態の電子カメラによれば以下の効果を得ることができる。
(1)CPU26は肌色領域データと温度分布データとを対比して肌露出部分を検出する(S103)ので、肌露出部分を高い精度で検出できる。例えば、図3に示すように人物が撮影されたポスター(図中右側)と人物(図中左側)とがあるシーンでも人物を正確に検出できるので、人物の誤検出によってCPU26が不適切な撮影モードおよび色補正処理を選択するおそれは著しく低減する。
(1)CPU26は肌色領域データと温度分布データとを対比して肌露出部分を検出する(S103)ので、肌露出部分を高い精度で検出できる。例えば、図3に示すように人物が撮影されたポスター(図中右側)と人物(図中左側)とがあるシーンでも人物を正確に検出できるので、人物の誤検出によってCPU26が不適切な撮影モードおよび色補正処理を選択するおそれは著しく低減する。
(2)CPU26は撮影画面内での肌露出部分のまとまりの大きさおよび位置に基づいてシーンを判断する(S104、S105およびS109)ので、CPU26が適切な撮影モードおよび色補正処理を高い精度で自動選択できる。そのため、ユーザーは撮影モード等の煩雑な選択操作から解放される一方で、適切な露出条件および色補正処理による撮影画像を撮影できる。特に、ポートレート撮影時には肌露出部分に肌色の再現性を高める色補正処理を行うので、美しい肌色での人物画像を簡単に撮影できる。
(請求項と実施形態との対応関係)
ここで、請求項と実施形態との対応関係を示しておく。なお、以下に示す対応関係はあくまで参考のために示す解釈であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
「撮影光学系」には撮影レンズ11が対応する。「撮像素子」には撮像素子16が対応する。「肌色領域検出部」および「画像処理部」には画像処理部19が対応する。「温度分布データ生成部」には赤外線センサ21および温度分布データ生成部22が対応する。「制御部」にはCPU26が対応する。
ここで、請求項と実施形態との対応関係を示しておく。なお、以下に示す対応関係はあくまで参考のために示す解釈であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
「撮影光学系」には撮影レンズ11が対応する。「撮像素子」には撮像素子16が対応する。「肌色領域検出部」および「画像処理部」には画像処理部19が対応する。「温度分布データ生成部」には赤外線センサ21および温度分布データ生成部22が対応する。「制御部」にはCPU26が対応する。
11 撮影レンズ
16 撮像素子
19 画像処理部
21 赤外線センサ
22 温度分布データ生成部
26 CPU
16 撮像素子
19 画像処理部
21 赤外線センサ
22 温度分布データ生成部
26 CPU
Claims (3)
- 撮影光学系による被写体像を光電変換して画像信号を生成する撮像素子と、
前記画像信号に基づいて撮影画面内の肌色領域データを生成する肌色領域検出部と、
前記撮影画面内の温度分布データを生成する温度分布データ生成部と、
前記肌色領域データと前記温度分布データとを対比して前記撮影画面内における人体の肌露出部分を検出し、該検出結果に基づいて露出条件に関する撮影モードを変化させる制御部と、
を有することを特徴とする電子カメラ。 - 前記制御部は、前記撮影画面内における前記肌露出部分のまとまりの大きさおよび位置に基づいて前記撮影モードを変化させることを特徴とする請求項1に記載の電子カメラ。
- 撮影光学系による被写体像を光電変換して画像信号を生成する撮像素子と、
前記画像信号に色補正処理を施して撮影画像データを生成する画像処理部と、
前記画像信号に基づいて撮影画面内の肌色領域データを生成する肌色領域検出部と、
前記撮影画面内の温度分布データを生成する温度分布データ生成部と、
前記肌色領域データと前記温度分布データとを対比して前記撮影画面内における人体の肌露出部分を検出し、前記撮影画面内における前記肌露出部分のまとまりの大きさおよび位置に基づいて前記画像処理部の色補正処理を変化させる制御部と、
を有することを特徴とする電子カメラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005029634A JP2006217413A (ja) | 2005-02-04 | 2005-02-04 | 電子カメラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005029634A JP2006217413A (ja) | 2005-02-04 | 2005-02-04 | 電子カメラ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006217413A true JP2006217413A (ja) | 2006-08-17 |
Family
ID=36980226
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005029634A Withdrawn JP2006217413A (ja) | 2005-02-04 | 2005-02-04 | 電子カメラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006217413A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008072410A (ja) * | 2006-09-14 | 2008-03-27 | Nec Saitama Ltd | 撮像装置、携帯電話、撮像制御方法、撮像制御プログラムおよびプログラム記録媒体 |
JP2010136223A (ja) * | 2008-12-05 | 2010-06-17 | Sony Corp | 撮像装置及び撮像方法 |
US8169502B2 (en) | 2007-08-27 | 2012-05-01 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Video camera |
JP2015158947A (ja) * | 2010-02-19 | 2015-09-03 | 株式会社半導体エネルギー研究所 | 電子機器 |
JP2016082279A (ja) * | 2014-10-10 | 2016-05-16 | リコーイメージング株式会社 | 撮影装置、撮影方法及びプログラム |
JP7199614B1 (ja) * | 2022-05-16 | 2023-01-05 | 三菱電機株式会社 | 人検知装置、人検知システム、人検知方法、及び人検知プログラム |
-
2005
- 2005-02-04 JP JP2005029634A patent/JP2006217413A/ja not_active Withdrawn
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008072410A (ja) * | 2006-09-14 | 2008-03-27 | Nec Saitama Ltd | 撮像装置、携帯電話、撮像制御方法、撮像制御プログラムおよびプログラム記録媒体 |
US8169502B2 (en) | 2007-08-27 | 2012-05-01 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Video camera |
JP2010136223A (ja) * | 2008-12-05 | 2010-06-17 | Sony Corp | 撮像装置及び撮像方法 |
JP4702441B2 (ja) * | 2008-12-05 | 2011-06-15 | ソニー株式会社 | 撮像装置及び撮像方法 |
US8416303B2 (en) | 2008-12-05 | 2013-04-09 | Sony Corporation | Imaging apparatus and imaging method |
JP2015158947A (ja) * | 2010-02-19 | 2015-09-03 | 株式会社半導体エネルギー研究所 | 電子機器 |
US9484381B2 (en) | 2010-02-19 | 2016-11-01 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Display device and method for driving display device |
JP2016082279A (ja) * | 2014-10-10 | 2016-05-16 | リコーイメージング株式会社 | 撮影装置、撮影方法及びプログラム |
JP7199614B1 (ja) * | 2022-05-16 | 2023-01-05 | 三菱電機株式会社 | 人検知装置、人検知システム、人検知方法、及び人検知プログラム |
WO2023223376A1 (ja) * | 2022-05-16 | 2023-11-23 | 三菱電機株式会社 | 人検知装置、人検知システム、人検知方法、及び人検知プログラム |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7650068B2 (en) | Camera and method of imaging | |
KR20080101780A (ko) | 촬상장치, 포커스 제어방법 및 포커스 제어프로그램을기록한 기록매체 | |
JP2019086775A (ja) | 画像処理装置、その制御方法、プログラム及び記憶媒体 | |
JP2006270218A (ja) | 電子カメラおよび電子カメラシステム | |
US20040100573A1 (en) | Focusing apparatus and camera including the same | |
JP6467190B2 (ja) | 露出制御装置及びその制御方法、撮像装置、プログラム、記憶媒体 | |
JP5092565B2 (ja) | 撮像装置、画像処理装置およびプログラム | |
JP2007248521A (ja) | 画像記録装置、画像記録方法、プログラム及び記録媒体 | |
WO2007058099A1 (ja) | 撮像装置 | |
JP2006217413A (ja) | 電子カメラ | |
US7679653B2 (en) | Digital image acquisition arranged to acquire image data related to different light configurations | |
JP6175748B2 (ja) | 撮像装置 | |
JP2010072619A (ja) | 露出演算装置およびカメラ | |
JP2008164731A (ja) | 撮影装置及びその制御方法 | |
JP5202245B2 (ja) | 撮像装置およびその制御方法 | |
JP5359150B2 (ja) | 撮像装置 | |
JP2006217249A (ja) | 電子カメラ、電子カメラシステムおよびプログラム | |
JP3510063B2 (ja) | スチルビデオカメラの露光量制御装置 | |
JP5439971B2 (ja) | 測光装置および撮像装置 | |
JP2013055434A (ja) | 撮像装置 | |
US11115603B2 (en) | Image pickup apparatus that reduces time required for light control processing and method of controlling same | |
JP6272006B2 (ja) | 撮像装置、画像処理方法及びプログラム | |
JP6677336B2 (ja) | 撮像装置 | |
JP2009290510A (ja) | 撮像装置 | |
JP5245644B2 (ja) | 露出演算装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20080513 |