JP2007015156A - チルローラの洗浄装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 洗浄ローラの簡単な制御で洗浄布等の交換サイクルの延命化が図れる回転体の洗浄装置を提供する。
【解決手段】 印刷ユニット1によって印刷されたウェブWを乾燥させるドライヤー3と、ドライヤーによって乾燥されたウェブを冷却するチルローラ6a〜6dを備えたクーリング装置4と、チルローラの周面に対して対接することによりチルローラの周面を洗浄するスリーブ14aが巻かれた洗浄ローラ14を有する洗浄装置12と、を備えるチルローラの洗浄装置において、前記洗浄ローラの表面の汚れを検出するカメラ53を備え、該カメラによる撮像結果に基づいて、洗浄ローラに巻かれたスリーブ14aの傾斜方向が逆向きになるように洗浄ローラを回転駆動させるモータ36を制御する洗浄ローラ制御部40を備えた。
【選択図】 図8

Description

本発明は、チルローラの洗浄装置に係り、一層詳細には、洗浄ローラの簡単な制御で洗浄布の交換サイクルの延命化が図れるチルローラの洗浄装置に関する。
例えば、ウェブ輪転印刷機において、印刷後のウェブをドライヤーに通して、紙面上のインキを固化・定着させることは良く知られている。
また、クーリング装置では、印刷が進行するにつれ、チルローラでセットしきれなかったインキが当該チルローラの表面に転移・堆積すると、その堆積物で紙面の印刷面にキズ、汚れ等となって印刷不良となるという問題があるこの印刷不良の発生を防止するため、適時にチルローラを洗浄する必要がある。
チルローラの洗浄にあたって、従来は、特許文献1にも開示されているように、洗浄布(モルトン等)が巻かれた洗浄ローラを、回転するチルローラに押圧接触(着動作)させ、このチルローラの回転数と洗浄ローラの回転数との速度差等で洗浄を制御するドライ式の洗浄方法(装置)が採用されている。
特開2003−275693号公報
ところで、上述したドライ式の洗浄方法(装置)にあっては、洗浄ローラをチルローラに対し一定方向スリップ(チルローラの回転方向と同方向に回転し、対接点では逆方向に回転する「逆スリップ」とチルローラの回転方向と逆方向に回転し、対接点では同方向に回転して回転速度差でスリップさせる「正スリップ」がある。)で使用すると、洗浄布(モルトン等)の布目が片側に流れて、そこに拭き取ったインキが洗浄布目に溜まり、それが飽和状態になると洗浄布の交換となるが、使用している方向の布目と逆方向の布目にはまだインキが溜まっていない部分がある。
即ち、片側の布目のみの使用であると洗浄布の交換頻度が多くなってしまい、機械停止による生産性の低下と廃棄物の多量発生が生じると共に、オペレータの作業負担も増大するという問題点があるのである。
本発明は、このような実情に鑑みて提案されたもので、洗浄ローラの簡単な制御で洗浄布等の交換サイクルの延命化が図れるチルローラの洗浄装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明に係るチルローラの洗浄装置は、印刷機によって印刷されたウェブを乾燥させる乾燥装置と、前記乾燥装置によって乾燥されたウェブを冷却するチルローラを備えた冷却装置と、前記チルローラの周面に対して対接することにより前記チルローラの周面を洗浄する洗浄布が巻かれた洗浄ローラを有する洗浄手段と、を備えるチルローラの洗浄装置において、前記洗浄ローラの表面の汚れを検出する検出手段を備え、前記検出手段による前記洗浄ローラの表面の検出結果に基づいて、前記洗浄ローラに巻かれた洗浄布の傾斜方向が逆向きになるように前記洗浄ローラを回転駆動させる駆動手段を制御する制御手段を備えたことを特徴とする。
また、前記制御手段は、予め設定された基準値と、前記検出手段による前記洗浄ローラの表面の検出結果とに基づいて、前記洗浄ローラに巻かれた洗浄布の傾斜方向が逆向きになるように前記洗浄ローラを回転駆動させる前記駆動手段を制御することを特徴とする。
また、前記駆動手段を正逆回転可能なモータとし、前記制御手段は、前記洗浄ローラの回転方向を変更して前記洗浄ローラに巻かれた洗浄布の傾斜方向を逆向きになるように前記モータを制御することを特徴とする。
また、前記制御手段は、前記検出手段による前記洗浄ローラの表面の検出結果に基づいて、前記洗浄ローラの回転数を前記チルローラの回転数より遅く回転させて、前記洗浄ローラに巻かれた洗浄布の傾斜方向が逆向きになるように前記洗浄ローラを回転駆動させる前記駆動手段を制御することを特徴とする。
また、前記検出手段は、前記洗浄ローラの表面を撮像するカメラであることを特徴とする。
また、前記検出手段は、前記洗浄ローラの表面の色を検出する色検出センサであることを特徴とする。
本発明によれば、洗浄ローラの表面の汚れを検出する検出手段による検出結果に基づいて、洗浄ローラの回転方向を変更したり、洗浄ローラとチルローラの回転速度差における高−低の関係を逆にすることで、洗浄布の傾斜方向を逆向きにすることができ、1本の洗浄布でのインキ汚れ拭き取り量を増やすことができる。依って、洗浄布の交換サイクルの延命化が図れ、機械停止頻度低下による生産性の向上及び廃棄物発生の少量化が図れる。また、オペレータの作業負担も軽減される。
以下、本発明に係るチルローラの洗浄装置を実施例により図面を用いて詳細に説明する。
図1は本発明の実施例1を示すウェブ輪転印刷機の要部概略図、図2はクーリング装置の原動側内視図、図3はクーリング装置の操作側外視図、図4はクーリング装置の要部平面展開断面図、図5は洗浄ローラの脱動作状態の作用説明図、図6は支持アームの「開」状態の作用説明図、図7は洗浄ローラの使用状態の説明図、図8は洗浄ローラの制御ブロック図、図9は制御パネルの各種ボタンの説明図、図10は制御パネルの画面説明図、図11は連動時の『ローラ回転』と『ローラ着脱』と『機械運転』との関係を示すタイムチャート、図12は手動時の『ローラ回転』と『ローラ着脱』と『機械運転』との関係を示すタイムチャート、図13〜図17は洗浄ローラの制御フローである。
図1に示すように、ウェブ輪転印刷機1においては、印刷ユニット(印刷機)2により印刷されたウェブ(巻取紙)Wはドライヤー(乾燥装置)3によってインキが乾燥され、次いでクーリング装置(冷却装置)4によってウェブWが冷却された後、ドラッグ装置5を経て図示しない折機へ至る。
クーリング装置4は、図2及び図3にも示すように、図示しない本機駆動用モータに連動して駆動される複数(図中では4個)のチルローラ6a〜6dにウェブWが巻き掛けられる。クーリング装置4前のウェブWの速度、即ち本機の速度はチルローラ6a〜6dの周速度より遅くし、ドラッグ装置5によりウェブWにテンションをかけるようにしている。そして、ウェブWのスリップを防止するため、一つのチルローラ6d上において紙押えローラ7により押えられる。この紙押えローラ7は左右一対のエアーシリンダ8a,8b及びベルクランク9a,9b(図4参照)を介してチルローラ6dに対し着脱可能になっている。図中10a,10bは冷却されたウェブWをドラッグ装置5へ案内する案内ローラである。
図4にも示すように、チルローラ6a〜6dは左右一対のフレーム11a,11b間に回転自在に支持されると共に、その内のチルローラ6cの周面下方に位置して洗浄装置(洗浄手段)12が配設される。また、右方(操作側)のフレーム11bには、作業用の孔13が形成され、各チルローラ6a〜6dの一部と洗浄装置12の前半部が露出されている。
洗浄装置12は、洗浄布(モルトン等)からなるスリーブ14aが巻装された洗浄ローラ14(図7参照)と、ローラ交換時等において一時的に洗浄ローラ14を受渡し(仮置き)するための受台15とを備え、同洗浄ローラ14は後述する機構によりチルローラ6cに対し着脱可能でかつフレーム11a,11b外へ搬出(又はフレーム11a,11b内に搬入)可能になっている。
受台15は、フレーム11a,11bにそれぞれ中間部が支軸16a,16bにより回動自在に支持された左右一対のレバー17a,17b間に架設されたバー18と、このバー18に複数(図中では2個)のステー19を介して固設された、受け面が円弧状面に形成された前後一対のローラ受け20a,20bとからなる(図4及び図6参照)。バー18は、左方(原動側)のレバー17aにはその前後方向中間部にボルト結合される(図2参照)と共に、右方(操作側)のレバー17bにはその前端面にボルト結合される(図3参照)。
洗浄ローラ14は、その一端が左方レバー17aの前後方向中間部にベアリング21aを介して回動自在に支持された支持部材22aに対して回動不能でかつローラ軸方向へ着脱可能に連結されると共に、その他端が支持アーム23の一端にベアリング21bを介して回動自在に支持された支持部材22bに対して回動不能でかつローラ軸方向へ着脱可能に連結される。
支持アーム23は、その他端側に付設した枢軸24が右方レバー17bの支持孔25に挿入することで右方レバー17bに対して回動可能でかつ所定寸法間で接離可能に支持され、通常(機械運転時)は当該支持アーム23に付設したピン26がバー18の上面(一般面)に載置することで右方レバー17bに対して回転止めされると共に、バー18との間でハンドル28によりねじ結合されることで右方レバー17bに対して一体化され、この状態は、右方レバー17bに付設したリミットスイッチ29で検出されるようになっている(図4参照)。
また、洗浄ローラ14は、その両端部に付設した、先端にテーパを有する取付軸30a,30bの周面に点対称位置にてピン31a,31bがそれぞれ突設され、これらピン31a,31bが支持部材22a,22bの端面の点対称位置に形成されたU溝32a,32bにそれぞれ嵌合することで、ローラ軸方向へ着脱可能な状態で回転止めされるようになっている(図4参照)。
左方及び右方レバー17a,17bの前端部には、フレーム11a,11bにヘッド部基端がそれぞれピン結合されたエアーシリンダ(着脱手段)33a,33bのピストンロッド先端がそれぞれピン結合されている。また、左方の支持部材22a上にはプーリ34aが固設され、当該プーリ34aと対となってベルト35が掛け回されるプーリ34bが、左方レバー17aの後端部に固設された正逆回転切替可能なモータ(駆動手段)36の出力軸上に固設されている。尚、図3中37a〜37cは各チルローラ6a〜6dへ冷却水を供給する冷却水ホースである。また、図4中53は洗浄ローラ14(厳密にはスリーブ14a)の表面を撮像するカメラ(洗浄ローラ表面の汚れを検出する検出手段)で、図示例ではローラ軸方向に短尺なものを1個用いたが長尺なものを1個用いても良く、又は短尺なものをローラ軸方向に複数配置しても良い。
このように構成されるため、支持アーム23が図4の実線で示す状態で、左,右両エアーシリンダ33a,33bを同期して収縮させると、左方及び右方レバー17a,17bが支軸16a,16bを中心に図2及び図3中時計方向に回転し、洗浄ローラ14がチルローラ6cに着動作される。同時に、モータ36が駆動されると、プーリ34a,34b及びベルト35により支持部材22a,22bを介して洗浄ローラ14が所定方向に所定速度で回転し、チルローラ6cに対し「逆スリップ」(チルローラ6cの回転方向と同方向に回転し、対接点では逆方向に回転する)または「正スリップ」(チルローラ6cの回転方向と逆方向に回転し、対接点では同方向に回転して回転速度差でスリップさせる)してチルローラ6cの表面をスリーブ14aで洗浄する。
一方、左,右両エアーシリンダ33a,33bを同期して伸長させると、左方及び右方レバー17a,17bが支軸16a,16bを中心に図2及び図3中反時計方向に回転し、図5に示すように、洗浄ローラ14がチルローラ6cから脱動作される。同時に、モータ36が停止されると、洗浄ローラ14の回転が停止する。
そして、本実施例では、洗浄ローラ14の交換等の際には、図5の状態からハンドル28を回して支持アーム23をバー18から解放した後、支持アーム23を図4中右方へ引っ張って右方レバー17bから離間させると(図4中鎖線状態参照)、当該支持アーム23と共に支持部材22bも図4中右方へ移動し、洗浄ローラ14の右方取付軸30bとの連結が外れる。
これにより、洗浄ローラ14の右端部が自由状態となって、図6に示すように、ローラ受け20a,20b上に落下・載置される。一方、支持アーム23も回転方向に自由となって、図6に示すように、枢軸24を中心に図6中反時計方向に回転するが、バー18の上面に載置されたピン26が今度はバー18の右端部における段差部18a上に回動・載置されることから、支持アーム23のそれ以上の回動は阻止される。
この状態では、使用済みの洗浄ローラ14の右端部側方が開放され、右方フレーム11bの作業用の孔13を通して洗浄ローラ14を図4中右方へ引っ張ることでフレーム11a,11b外に搬出することができる。
一方、未使用の洗浄ローラ14のフレーム11a,11b内への搬入は、先ず、図6の状態から使用済みの洗浄ローラ14がフレーム11a,11b外に搬出された状態で、右方フレーム11bの作業用の孔13を通して未使用の洗浄ローラ14の左端側をローラ受け20a,20b上に載せる。
次に、左方支持部材22aのU溝32と洗浄ローラ14の左端部における取付軸30a上のピン31aとの回転方向の位相を合わせながら、洗浄ローラ14をローラ受け20a,20b上を滑らしてフレーム11a,11b内へ押入すると、やがて洗浄ローラ14の左端部における取付軸30aがその先端のテーパ(の芯出し作用)により自動的に左方支持部材22aに装着される。
即ち、左方支持部材22bの装着孔部とローラ受け20a,20bとの上下方向の位置関係が、上述した作用が得られるように前記取付軸30a先端のテーパに対応して設定されているのである。
その後、支持アーム23を図6の状態から図5の状態に戻して、右方レバー17bに接触すべく図4中左方に押圧移動させると、洗浄ローラ14の右端部における取付軸30bが、上述した左端部における取付軸30aと同様に、その先端のテーパにより自動的に右方支持部材22bに装着される。尚、このような装着の際には、洗浄ローラ14とローラ受け20a,20bとの間には、洗浄ローラ14がローラ受け20a,20bと摺接して回転しないように、若干の間隙が形成されるようになっている。
そして、本実施例では、図8に示すように、上述したエアーシリンダ33a,33b及びモータ36はマイクロコンピュータ等からなる洗浄ローラ制御部(制御手段)40により駆動制御される。
即ち、洗浄ローラ制御部40は、モータ36に対し正逆回転駆動又は停止信号を出力すると共に、エアーシリンダ33a,33bに対しては、当該エアーシリンダ33a,33bとエアー供給源44とを結ぶエアー回路に介装された電磁弁43を開閉制御するのである。また、洗浄ローラ制御部40には上述したカメラ53からの画像信号が入力されると共に、リミットスイッチ29からの検出信号が入力され、このリミットスイッチ29からの検出信号が入力されないと洗浄ローラ14の着脱動作も正逆回転も不可で、本機の運転も不可となるようになっている。
更に、洗浄ローラ制御部40は本機運転制御部41と回路接続され、これにより、機械運転中又は停止中なのか、機械停止ボタン46(図9参照)が押されているのか等の信号(情報)が入力されるようになっている。機械停止ボタン46は、図9に示すように、機械駆動開始ボタン45及びローラ着脱用ボタン47とともに操作パネル48に設けられる。
更にまた、洗浄ローラ制御部40は制御パネル(制御手段)42と回路接続される。制御パネル42は、図10に示すように、メイン画面と詳細画面とを有し、メイン画面には「連動」か「手動」かの動作設定を行うための連動ボタン49aと手動ボタン49bが設けられると共に、スリーブ14aの汚れ具合に応じた連動モードの選択ボタン50a,50b,50cが三つ設けられる。
また、メイン画面にはカメラ53により所定のインターバルで撮像されたスリーブ14a表面の画像が表示部57Aに表示されると共に、該表示部57Aには前記画像から検出したスリーブ14a表面の汚れ具合がスリーブ汚れ濃度(値)として数値化して表示され、この表示部57Aに表示される数値はスリーブ交換時にリセットボタン58によりリセットする(数値を「0」にする)ことが可能になっている。また、洗浄ローラ14の正逆回転切替の目安となる設定または変更された切替設定濃度(値:設定値)が数値化されて表示部59Aに表示され、この表示部59Aに表示される数値も当該表示部59Aに触れると切り替わる10キー入力画面上で変更可能になっている。さらにまた、手動で強制的に洗浄ローラ14の回転方向を切り替える回転方向切替ボタン60が設けられる(図10の(a)参照)。
一方、詳細画面には、連動モードの選択ボタン51a,51b,51c(これはメイン画面の選択ボタン50a,50b,50cと対応している)に応じた連動速度の表示部55aと洗浄時間(着動作時間)の表示部55bと洗浄待機時間(脱動作時間)の表示部55cとローラ回転数の表示部55dとが設けられると共に、これら表示部55a〜55dに設定表示された数値は初期化ボタン56により各設定範囲内で変更可能になっている(図9の(b)参照)。
そして、本実施例では、図11及び図12に示すタイムチャートに沿って、洗浄ローラ14の着脱動作及び回転動作が制御される。図11は連動時の『ローラ回転』と『ローラ着脱』と『機械運転』との関係を示すタイムチャートで、図12は手動時の『ローラ回転』と『ローラ着脱』と『機械運転』との関係を示すタイムチャートである。尚、図11及び図12に示すタイムチャートでは、洗浄ローラ14の正逆回転切替動作は制御スパーンが長すぎるので図示していないが、次に制御フローで詳しく説明する。
上述した洗浄ローラ14の制御を、図13〜図17に示す制御フローに沿って説明する。
先ず、ステップP1で連動ボタン49aが押圧されたか否かを判断し、可であれば、ステップP2で連動モードの選択ボタン50a〜50c(のいずれか一つ)が押圧されると、ステップP3で連動速度、洗浄時間、洗浄待機時間及びローラ回転数の設定変更入力をするか否かを判断する。ここで可であれば、ステップP4でステップP2にていずれか一つ選択された選択ボタン50a〜50cの連動速度、洗浄時間、洗浄待機時間及びローラ回転数のうち設定変更が必要なところのみ設定変更入力をした後、ステップP5に移行し、逆に否であれば、ステップP3にていずれか一つ選択された選択ボタン50a〜50cの連動速度、洗浄時間、洗浄待機時間及びローラ回転数で直にステップP5に移行する。即ち、連動動作に移行するのである。
次に、ステップP5でリセットボタン58が押圧されたか否か、即ちスリーブ汚れ濃度値をリセットするか否かを判断し、可であれば、ステップP6で設定されたスリーブ汚れ濃度値を読み出した後、ステップP7で、ステップP6で読み出したスリーブ汚れ濃度値の設定変更入力をするか否かを判断する。ここで、可であれば、ステップP8でスリーブ汚れ濃度値の設定変更入力をした後、設定変更されたスリーブ汚れ濃度値でステップP19に移行し、逆に否であれば、既に設定または変更されたスリーブ汚れ濃度値を読み出した後、ステップP19に移行する。一方、ステップP5で否であれば、ステップP9で既に設定または変更されたスリーブ汚れ濃度値を読み出した後、ステップP19に移行する。即ち、連動動作に移行するのである。
ステップP1で否であれば、ステップP10で連動速度、洗浄時間、洗浄待機時間及びローラ回転数の設定入力をするか否かを判断する。ここで可であれば、ステップP11で連動速度、洗浄時間、洗浄待機時間及びローラ回転数の全てについて設定入力をした後、ステップP12で連動ボタン49aが押圧されると、ステップP5に移行する。逆に否であれば、ステップP13で手動ボタン49bが押圧されたか否かを判断する。
ステップP13で可であれば、ステップP14でリセットボタン58が押圧されたか否か、即ちスリーブ汚れ濃度値をリセットするか否かを判断し、可であれば、ステップP15でスリーブ汚れ濃度値を読み出した後、ステップP16で、ステップP15で読み出したスリーブ汚れ濃度値の設定変更入力をするか否かを判断する。ここで、可であれば、ステップP17でスリーブ汚れ濃度値の設定変更入力をした後、設定変更されたスリーブ汚れ濃度値でステップP53に移行し、逆に否であれば、直にステップP53に移行する。一方、ステップP14で否であれば、ステップP18で既に設定または変更されたスリーブ汚れ濃度値を読み出した後、ステップP53に移行する。即ち、手動動作に移行するのである。尚、ステップP13で否であれば、ステップP1に戻る。
次に、連動動作に移行された洗浄ローラ14の制御について説明する。先ず、ステップP19でローラ着脱用ボタン47が押圧されたか否かを判断し、可であれば、ステップP20でローラ着脱用のエアーシリンダ33a,33bが着動作(収縮)された後、ステップP21で再度ローラ着脱用ボタン47が押圧されると、ステップP22でローラ着脱用のエアーシリンダ33a,33bが脱動作(伸長)されてステップP19に戻る。即ち、機械運転の停止時には洗浄ローラ14を回転させないでチルローラ6cに対し着動作させてニップ圧調整・確認等のメンテナンスを行うのである。尚、ローラ着脱用ボタン47は連続して押すとエアーシリンダ33a,33bの着動作と脱動作のみならずモータ36の回転と停止が交互に切り替わるようになっているのである。
ステップP19で否であれば、ステップP23で機械駆動開始ボタン45が押圧されると、ステップP24で本機駆動用モータが駆動される。そして、ステップP25で本機駆動用モータの現在の電圧値が設定または変更された電圧値を超えたら(図11の『機械運転』の低速域に入ったら)、ステップP26でローラ着脱用のエアーシリンダ33a,33bが着動作された後、ステップP27で洗浄時間がカウントされてステップP32に移行する。
同時に、ステップP28で洗浄ローラ14の表面汚れ濃度(スリーブ汚れ濃度)が検出された後、ステップP29で現在の洗浄ローラ14の表面汚れ濃度(スリーブ汚れ濃度)は設定または変更された汚れ濃度(切替設定濃度)より薄いか否かを判断する。ここで、可であれば、ステップP30でローラ駆動用のモータ36を一方向駆動(例えば「正」スリップ)してステップP32に移行し、逆に否であれば、ステップP31でローラ駆動用のモータ36を他方向駆動(例えば「逆」スリップ)してステップP32に移行する。
次に、ステップP32で機械停止ボタン46が押圧されたか否かを判断し、可であれば、ステップP33で本機駆動用モータが停止された後、ステップP34で本機駆動用モータの現在の電圧値が0になると、ステップP35でローラ駆動用のモータ36が停止されると共にステップP36でローラ着脱用のエアーシリンダ33a,33bが脱動作される。即ち、機械停止ボタン46が押圧されても機械が減速して停止するまでの間は、洗浄ローラ14はチルローラ6cに対し着動作し続けると共に回転し続けるのである。
ステップP32で否であれば、ステップP37で設定または変更された洗浄時間(図11のt着参照)が現在の洗浄時間を超えているか否かを判断する。ここで、可であれば、ステップP38でローラ駆動用のモータ36が停止されると共にステップP39でローラ着脱用のエアーシリンダ33a,33bが脱動作され、次いでステップP40で洗浄待機時間(図11のt脱参照)をカウントしてステップP41に移行する。逆に、否であれば、ステップP26及びステップP28に戻る。
次に、ステップP41で機械停止ボタン46が押圧されたか否かを判断し、可であれば、ステップP42で本機駆動用モータが停止された後、ステップP43でローラ着脱用のエアーシリンダ33a,33bが着動作され、ステップP44で洗浄時間がカウントされてステップP49に移行すると共に、ステップP45で洗浄ローラ14の表面汚れ濃度(スリーブ汚れ濃度)が検出された後、ステップP46で現在の洗浄ローラ14の表面汚れ濃度(スリーブ汚れ濃度)は設定または変更された汚れ濃度(切替設定濃度)より薄いか否かを判断する。ここで、可であれば、ステップP47でローラ駆動用のモータ36を一方向駆動してステップP49に移行し、逆に否であれば、ステップP48でローラ駆動用のモータ36を他方向駆動してステップP49に移行する。
次に、ステップP49で本機駆動用モータの現在の電圧値が0になるまでステップP43〜ステップP48が繰り返され、0になると、ステップP50でローラ駆動用のモータ36が停止されると共にステップP51でローラ着脱用のエアーシリンダ33a,33bが脱動作される。即ち、洗浄ローラ14が脱動作して回転が停止された状態で機械停止ボタン46が押圧されて本機駆動用モータが停止されても、機械停止ボタン46が押圧されると直ちに洗浄ローラ14が着動作されると共に回転され、その後機械が減速して停止するまでの間は、洗浄ローラ14はチルローラ6cに対し着動作し続けると共に回転し続けるのである。
ステップP41で否であれば、ステップP52で設定または変更された洗浄待機時間が現在の洗浄待機時間を超えていると、ステップP26及びステップP28に戻る。以後、機械運転中、連動動作が繰り返されるのである。
次に、手動動作に移行された洗浄ローラ14の制御について説明する。先ず、ステップP53でローラ着脱用ボタン47が押圧されたか否かを判断し、可であれば、ステップP54でローラ着脱用のエアーシリンダ33a,33bが着動作(収縮)された後、ステップP55でローラ着脱用ボタン47が押圧されると、ステップP56でローラ着脱用のエアーシリンダ33a,33bが脱動作(伸長)されてステップP53に戻る。即ち、機械運転の停止時に洗浄ローラ14を回転させない状態でチルローラ6cに対し着動作させてニップ圧調整・確認等のメンテナンスを行うのである。
ステップP53で否であれば、ステップP57で機械駆動開始ボタン45が押圧されると、ステップP58で本機駆動用モータが駆動される。そして、ステップP59でローラ着脱用ボタン47が押圧されると、ステップP60でローラ着脱用のエアーシリンダ33a,33bが着動作された後、ステップP61で洗浄時間がカウントされてステップP66に移行する。
同時に、ステップP62で洗浄ローラ14の表面汚れ濃度(スリーブ汚れ濃度)が検出された後、ステップP63で現在の洗浄ローラ14の表面汚れ濃度(スリーブ汚れ濃度)は設定または変更された汚れ濃度(切替設定濃度)より薄いか否かを判断する。ここで、可であれば、ステップP64でローラ駆動用のモータ36を一方向駆動(例えば「正」スリップ)してステップP66に移行し、逆に否であれば、ステップP65でローラ駆動用のモータ36を他方向駆動(例えば「逆」スリップ)してステップP66に移行する。
次に、ステップP66で機械停止ボタン46が押圧されたか否かを判断し、可であれば、ステップP67で本機駆動用モータが停止された後、ステップP68で本機駆動用モータの現在の電圧値が0になると、ステップP69でローラ駆動用のモータ36が停止されると共にステップP70でローラ着脱用のエアーシリンダ33a,33bが脱動作される。即ち、機械停止ボタン46が押圧されても機械が減速して停止するまでの間は、洗浄ローラ14はチルローラ6cに対し着動作し続けると共に回転し続けるのである。
ステップP66で否であれば、ステップP71でローラ着脱用ボタン47が押圧されたか否かを判断する。ここで、可であれば、ステップP72でローラ駆動用のモータ36が停止されると共にステップP73でローラ着脱用のエアーシリンダ33a,33bが脱動作されてステップP74に移行する。逆に、否であれば、ステップP60及びステップP62に戻る。
次に、ステップP74で機械停止ボタン46が押圧されたか否かを判断し、可であれば、ステップP75で本機駆動用モータが停止された後、ステップP76でローラ着脱用のエアーシリンダ33a,33bが着動作され、ステップP77で洗浄時間がカウントされてステップP82に移行すると共に、ステップP78で洗浄ローラ14の表面汚れ濃度(スリーブ汚れ濃度)が検出された後、ステップP79で現在の洗浄ローラ14の表面汚れ濃度(スリーブ汚れ濃度)は設定または変更された汚れ濃度(切替設定濃度)より薄いか否かを判断する。ここで、可であれば、ステップP80でローラ駆動用のモータ36を一方向駆動してステップP82に移行し、逆に否であれば、ステップP81でローラ駆動用のモータ36を他方向駆動してステップP82に移行する。
次に、ステップP82で本機駆動用モータの現在の電圧値が0になるまでステップP76〜ステップP81を繰り返し、0になると、ステップP83でローラ駆動用のモータ36が停止されると共にステップP84でローラ着脱用のエアーシリンダ33a,33bが脱動作される。即ち、洗浄ローラ14が脱動作して回転が停止された状態で機械停止ボタン46が押圧されて本機駆動用モータが停止されても、機械停止ボタン46が押圧されると直ちに洗浄ローラ14が着動作されると共に回転され、その後機械が減速して停止するまでの間は、洗浄ローラ14はチルローラ6cに対し着動作し続けると共に回転し続けるのである。
ステップP74で否であれば、ステップP85でローラ着脱用ボタン47が押圧されると、ステップP60及びステップP62に戻る。以後、機械運転中、手動動作が繰り返されるのである。
このようにして本実施例では、連動及び手動動作時には、機械運転中洗浄ローラ14を常時チルローラ6cに対し着動作させずに、仕事内容によるチルローラ6cの汚れ具合に応じて着動作,脱動作を繰り返すようにして洗浄ローラ14の無駄な着動作を無くしたので、スリーブ14aの布目14ab(図7参照)のつぶれが延命化され、交換サイクルが延びることにより、機械停止頻度低下による生産性の向上及び廃棄物発生の少量化が図れる。また、洗浄ローラ14とチルローラ6cのスリップ時間が低減されるので、機械側への負担が軽減できると共に表面処理を施したチルローラ6cへの負担も軽減できる。
また、連動動作時には、洗浄ローラ14の着動作時間,脱動作時間及び回転数を制御パネル42上で集中制御管理できるので、オペレータの作業負担を軽減できる。この際、制御パネル42上に洗浄ローラ14の着動作時間,脱動作時間及び回転数の基本動作モードが複数(図示例では三つ)用意されているので、オペレータの作業負担をより一層軽減できる。加えて、基本動作モードの設定された数値も変更できるのであらゆる仕事内容に対応できる。
また、機械運転時においては、洗浄ローラ14の着動作時には洗浄ローラ14が回転し、インキ汚れが洗浄ローラ14の定位置に集中しないようにしているが、機械運転停止時の洗浄ローラ14の着動作時には洗浄ローラ14が回転しないようになっているので、メンテナンス時(ニップ圧調整・確認等)のオペレータの作業負担が軽減される。
また、連動又は手動動作時を問わず、機械運転停止の際の減速中に洗浄ローラ14が連続して着動作することで、チルローラ6cに付着した汚れが除去されて、印刷終了後は常時きれいなローラ表面を維持することがでる。この結果、洗浄ローラ14の簡単な制御で印刷障害の減少とオペレータの清掃負担が軽減され、生産性の向上が図れる。
従って、本実施例によれば、印刷終了後に一定時間減速させないでその間に洗浄ローラ14を着動作させることによる紙・電力等の無駄な消費や、印刷胴が脱したら洗浄ローラ14も脱することによる早期の脱動作で汚れが除去しきれない場合が生じること、さらには洗浄のためだけにチルローラ6cを駆動させ洗浄ローラ14を着動作させることによる生産性の低下等が未然に回避されるのである。
さらに、本実施例では、スリーブ14a表面の汚れ具合を検出し、この汚れ具合がひどくなったら、洗浄ローラ14の回転方向が切り替わる。即ち、洗浄ローラ14を「正スリップ」使用から「逆スリップ」使用に、又は「逆スリップ」使用から「正スリップ」使用に切り替えるのである。
これにより、図7に示すように、スリーブ14aにおける布目14abの順目と逆目の使用が可能となり、1本のスリーブ14aでのインキ汚れ拭き取り量を増やすことができ、スリーブ14aの交換サイクルが延びることにより、機械停止頻度低下による生産性の向上及び廃棄物発生の少量化が図れる。また、オペレータの作業負担も軽減される。
この際、洗浄ローラ14の回転方向切替が自動的に行われるので、オペレータの作業負担が著しく軽減される。また、スリーブ14a表面の画像及びスリーブ汚れ濃度と設定または変更された切替設定濃度が制御パネル42に表示されるので、洗浄ローラ14の現在の使用状況を常時オペレータは把握することができる。
また、設定または変更された切替設定濃度は前記制御パネル42上で変更可能になっているので、仕事内容により、任意に変更して使用可能となる。
また、回転方向切替ボタン60により、手動で回転方向の切り替えも行えるので、自動切替設定以外でも切り替えることが可能となり、あらゆる状況への対応が可能となる。
尚、上記実施例において、機械運転停止の減速中において、チルローラ6cと洗浄ローラ14の「逆スリップ」時は洗浄ローラ14の回転数を上げ、「正スリップ」時は洗浄ローラ14の回転数を下げるように制御しても良い。これによれば、チルローラ6cと洗浄ローラ14の相対速度(差)を上げることができ、減速中の洗浄能力の低下を未然に回避することができる。
図18は本発明の実施例2を示す制御パネルの画面説明図である。
これは、実施例1における洗浄ローラ14の汚れ検出手段として、カメラ53に代えてスリーブ14a表面の色を検出する、光電色彩計や積層型半導体カラーセンサ等の色検出センサを用いた例である。この場合、洗浄ローラ制御部40は、色検出センサで検出した色を汚れ計測レベルとして数値化して制御パネル42(メイン画面)の表示部57Bに表示すると共に、この表示部57Bに表示される数値はスリーブ交換時にリセットボタン58によりリセットする(数値を「0」にする)ことが可能になっている。また、洗浄ローラ14の正逆回転切替の目安となる設定または変更された自動切替設定レベル(設定値)が数値化されて表示部59Bに表示され、この表示部59Bに表示される数値も当該表示部59Bに触れると切り替わる10キー入力画面上で変更可能になっている。
この実施例によっても、実施例1と同様の作用・効果が得られる。
また、本発明は上記各実施例に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で各種変更が可能であることはいうまでもない。例えば、洗浄ローラ14のスリーブ14aにおける布目14abの順目と逆目の使用を行う際に、洗浄ローラ14の回転方向を変更する代わりに、洗浄ローラとチルローラの回転速度差における高−低の関係を逆にして、スリーブ14aにおける布目14abの傾斜方向を変更するようにしても良い。また、本洗浄装置12はチルローラ6cに限らず、他のチルローラ6a,6b,6dに適用しても良い。また、ベルト・プーリに代えてギヤ機構により洗浄ローラ14をモータ36で駆動しても良い。
本発明の実施例1を示すウェブ輪転印刷機の要部概略図である。 クーリング装置の原動側内視図である。 クーリング装置の操作側外視図である。 クーリング装置の要部平面展開断面図である。 洗浄ローラの脱動作状態の作用説明図である。 支持アームの「開」状態の作用説明図である。 洗浄ローラの使用状態の説明図である。 洗浄ローラの制御ブロック図である。 制御パネルの各種ボタンの説明図である。 制御パネルの画面説明図である。 連動時の『ローラ回転』と『ローラ着脱』と『機械運転』との関係を示すタイムチャートである。 手動時の『ローラ回転』と『ローラ着脱』と『機械運転』との関係を示すタイムチャートである。 洗浄ローラの制御フローである。 洗浄ローラの制御フローである。 洗浄ローラの制御フローである。 洗浄ローラの制御フローである。 洗浄ローラの制御フローである。 本発明の実施例2を示す制御パネルの画面説明図である。
符号の説明
1 ウェブ輪転印刷機
2 印刷ユニット(印刷機)
3 ドライヤー(乾燥装置)
4 クーリング装置(冷却装置)
5 ドラッグ装置
6a〜6d チルローラ
7 紙押えローラ
8a,8b エアーシリンダ
9a,9b ベルクランク
10a〜10f 案内ローラ
11a,11b フレーム
12 洗浄装置(洗浄手段)
13 作業用の孔
14 洗浄ローラ
14a スリーブ
14ab 布目
15 受台
16a,16b 支軸
17a,17b レバー
18 バー
19 ステー
20a,20b ローラ受け
21a,21b ベアリング
22a,22b 支持部材
23 支持アーム
24 枢軸
25 支持孔
26 ピン
27 ピン孔
28 ハンドル
29 リミットスイッチ
30a,30b 取付軸
31a,31b ピン
32a,32b U溝
33a,33b エアーシリンダ
34a,34b プーリ
35 ベルト
36 モータ
40 洗浄ローラ制御部
41 本機運転制御部
42 制御パネル
43 電磁弁
44 エアー供給源
45 機械駆動開始ボタン
46 機械停止ボタン
47 ローラ着脱用ボタン
48 操作パネル
49a 連動ボタン
49b 手動ボタン
50a,50b,50c 選択ボタン
51a,51b,51c 選択ボタン
53 カメラ、55a 連動速度の表示部
55b 洗浄時間(着)の表示部
55c 洗浄待機時間(脱)の表示部
55d ローラ回転数の表示部
56 初期化ボタン
57A スリーブ汚れ濃度の表示部
57B スリーブ汚れ計測レベルの表示部
58 リセットボタン
59A 切替設定濃度の表示部
59B 自動切替設定レベルの表示部
60 回転方向切替ボタン

Claims (6)

  1. 印刷機によって印刷されたウェブを乾燥させる乾燥装置と、
    前記乾燥装置によって乾燥されたウェブを冷却するチルローラを備えた冷却装置と、
    前記チルローラの周面に対して対接することにより前記チルローラの周面を洗浄する洗浄布が巻かれた洗浄ローラを有する洗浄手段と、
    を備えるチルローラの洗浄装置において、
    前記洗浄ローラの表面の汚れを検出する検出手段を備え、
    前記検出手段による前記洗浄ローラの表面の検出結果に基づいて、前記洗浄ローラに巻かれた洗浄布の傾斜方向が逆向きになるように前記洗浄ローラを回転駆動させる駆動手段を制御する制御手段を備えたことを特徴とするチルローラの洗浄装置。
  2. 前記制御手段は、予め設定された基準値と、前記検出手段による前記洗浄ローラの表面の検出結果とに基づいて、前記洗浄ローラに巻かれた洗浄布の傾斜方向が逆向きになるように前記洗浄ローラを回転駆動させる前記駆動手段を制御することを特徴とする請求項1記載のチルローラの洗浄装置。
  3. 前記駆動手段を正逆回転可能なモータとし、
    前記制御手段は、前記洗浄ローラの回転方向を変更して前記洗浄ローラに巻かれた洗浄布の傾斜方向を逆向きになるように前記モータを制御することを特徴とする請求項1記載のチルローラの洗浄装置。
  4. 前記制御手段は、前記検出手段による前記洗浄ローラの表面の検出結果に基づいて、前記洗浄ローラの回転数を前記チルローラの回転数より遅く回転させて、前記洗浄ローラに巻かれた洗浄布の傾斜方向が逆向きになるように前記洗浄ローラを回転駆動させる前記駆動手段を制御することを特徴とする請求項1記載のチルローラの洗浄装置。
  5. 前記検出手段は、前記洗浄ローラの表面を撮像するカメラであることを特徴とする請求項1記載のチルローラの洗浄装置。
  6. 前記検出手段は、前記洗浄ローラの表面の色を検出する色検出センサであることを特徴とする請求項1記載のチルローラの洗浄装置。
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