JP2007014375A - 歯科用シェードガイドホルダ - Google Patents

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Abstract

【課題】 安定した状態で複数本の歯科用シェードガイドを保持することができ且つ歯科用シェードガイド等によって遮られる患者の隣在歯等の周囲の歯肉部や唇等の部位の面積を最小限にすることができる歯科用シェードガイドホルダを提供する。
【解決手段】 ばね性を有する帯状の板より成るハンドル部S1の一端の表面に人工歯の形態を模した色見本体S2が回転自在に軸支された歯科用シェードガイドSを複数本保持するための歯科用シェードガイドホルダとして、その長手方向の表面部1aが凹状に、裏面部1bが凸状にそれぞれ湾曲していて一方の側に行くに従って先細りになる断面形状であってこの裏面部1bの先細りになる部分側には表面部1aが存在しない形状に形成し、且つ表面部1aと裏面部1bとの間に、先細りになる部分側に前記歯科用シェードガイドSのハンドル部S1が複数本挿通可能な開口部1caを有する挿入用中空部1cを設ける。
【選択図】 図6

Description

本発明は、歯科用補綴物の作製に際して審美性に優れた色調の歯牙材料を選択する際に用いられる歯科用シェードガイドを複数本保持するための歯科用シェードガイドホルダに関するものである。
一般に、インレーやクラウン等の歯牙補綴物を作製する際に使用される歯科用レジンや歯科用ポーセレン等の審美性に優れた歯牙材料は、作製しようとする歯牙補綴物の歯牙又は隣在歯(作製しようとする歯牙補綴物がインレー等である場合には窩洞が存在する歯牙、作製しようとする歯牙補綴物がクラウンやブリッジ等である場合には隣在歯、以下単に「隣在歯等」と言うことがある)と作製される歯牙補綴物との色調の違いによって、歯牙補綴物が不自然となってしまうことがないように、その歯牙材料の種類によってまちまちであるが、通常は同じ種類の歯牙材料について数色から数十色の色調の異なった歯牙材料が予め用意されている。
そして、歯牙補綴物を作製する専門家である歯科技工士に歯牙補綴物の作製を依頼する歯科医は、通常は数多くの色調の異なったそれぞれの歯牙材料の色調の違いを簡単に目視で確認することができるいわゆる歯科用シェードガイドと呼ばれるそれぞれの歯牙材料の色調と同一の色調を有する複数の色見本を用いて、これらの数多くの色調の異なった歯牙材料の中から、歯牙補綴物の作製対象の歯牙の色調と最も調和の取れた色調の歯牙材料を選択決定するのである。
このような歯科用シェードガイドとしては、例えば帯状の板より成るハンドル部の一端の表面に歯牙材料の色調と同一の色調に形成された人工歯の形態を模した色見本体が固定されている歯科用シェードガイド(例えば、特許文献1参照。)や、帯状の板より成るハンドル部の一端の表面に歯牙材料の色調と同一の色調に形成された人工歯の形態を模した色見本体が回転自在に軸支されている歯科用シェードガイド(例えば、特許文献2及び3参照。)等が存在し、そしてこれらの歯科用シェードガイドには通常は色見本体の色調を表す例えばA1,A2等の記号がハンドル部等に表示されている。
そして、このような歯科用シェードガイドは、一般的には例えば複数本の歯科用シェードガイドをそれぞれのハンドル部の幅方向に並列して収納可能な歯科用シェードガイド収納体(例えば、特許文献1〜3参照。)に複数本収納された状態で保管されており、歯科技工士に歯牙補綴物の作製を依頼する歯科医がこのような歯科用シェードガイドを用いて数多くの色調の異なった歯牙材料の中から、歯牙補綴物の作製対象の歯牙の色調と最も調和の取れた色調の歯牙材料を選択決定する際には、歯科用シェードガイド収納体より好適と思われる歯科用シェードガイドを数本取り出して、患者の隣在歯等の色調と歯科用シェードガイドの色調とを直接見比べることにより、歯科医自身が最も調和の取れた色調の歯牙材料を選択決定したり、また歯科用シェードガイド収納体より好適と思われる歯科用シェードガイドを数本取出して、患者の隣在歯等の近傍にそれらの歯科用シェードガイドの色見本体を位置せしめた状態で銀塩カメラやデジタルカメラ等により患者の隣在歯等と歯科用シェードガイドの色見本体とが同時に写し込まれた写真を撮影して歯科技工士に送り、この写真に基づいて歯科技工士に最も調和の取れた色調の歯牙材料の選択決定を依頼したりするのである。
このように患者の隣在歯等の色調と歯科用シェードガイドの色調とを直接見比べる際や、患者の隣在歯等と歯科用シェードガイドの色見本体とが同時に写し込まれた写真を撮影する際には、歯科用シェードガイドを1本づつ保持してその色見本体が患者の隣在歯等の近傍の位置にくるようにそれぞれ移行させてもよいが、それぞれの歯科用シェードガイドの色見本体の色調と隣在歯等の色調とを比較し易いような状態にすることにより最も調和の取れた色調の歯牙材料をより正確に選択決定するため、通常は複数本(2〜5本)の歯科用シェードガイドをそれぞれの人工歯の形態を模した色見本体が並列するように患者の隣在歯等の近傍に位置せしめるのである。
しかしながら、複数本の歯科用シェードガイドをそれぞれの人工歯の形態を模した色見本体が並列するように患者の隣在歯等の近傍に位置せしめるに際し、歯科用シェードガイドが帯状の板より成るハンドル部の一端の表面に歯牙材料の色調と同一の色調に形成された人工歯の形態を模した色見本体が固定されているものである場合には、図15に示す如く人工歯の形態を模した色見本体がそれぞれ略同一の方向に向くような状態であって且つそれぞれのハンドル部を幅方向に並列させた状態で、片方の手により複数本の歯科用シェードガイドを患者の隣在歯等の近傍に位置するように保持しなければならないから、複数本の歯科用シェードガイドを非常に不安定な状態で保持しなければならないという問題があり、特に患者の隣在歯等と歯科用シェードガイドの色見本体とが同時に写し込まれた写真を撮影する際には、このような不安定な状態で一方の手でそれぞれのハンドル部を保持しながら、他方の手でカメラ等を操作して撮影を行わなくてはならないので、その作業が困難であるという問題もあるばかりでなく、歯科用シェードガイドやカメラに手ブレが生じてしまって鮮明な写真を撮影することができないという問題もあり、更には撮影の際には歯科用シェードガイドのハンドル部やこれらの歯科用シェードガイドを保持する手によって、最も調和の取れた色調の歯牙材料を選択決定する際の重要な要素である患者の隣在歯等の周囲の歯肉部や唇等の一部が遮られてしまうという問題もあった。
また、前記したような複数本の歯科用シェードガイドをそれぞれのハンドル部の幅方向に並列して収納可能な歯科用シェードガイド収納体を用いて、人工歯の形態を模した色見本体がそれぞれ略同一の方向に向くような状態であって且つそれぞれのハンドル部を幅方向に並列させた状態に複数本の歯科用シェードガイドを収納し、この複数本の歯科用シェードガイドを収納された歯科用シェードガイド収納体を患者の隣在歯等の近傍に位置するように保持する方法も行われていたが、このような方法では歯科用シェードガイド収納体自体を保持すればよいから、安定した状態で複数本の歯科用シェードガイドを保持することができるのでカメラ等を操作して撮影する際の作業性が向上するものの、撮影の際には幅広な歯科用シェードガイド収納体が存在する分だけ、前記の歯科用シェードガイドのそれぞれのハンドル部を幅方向に並列させた状態で手等で保持する方法と比較して、遮られてしまう患者の隣在歯等の周囲の歯肉部や唇等の部位の面積が広くなってしまうという問題があった。
一方、複数本の歯科用シェードガイドをそれぞれの人工歯の形態を模した色見本体が並列するように患者の隣在歯等の近傍に位置せしめるに際し、歯科用シェードガイドが帯状の板より成るハンドル部の一端の表面に人工歯の形態を模した色見本体が回転自在に軸支されているものである場合には、図16に示す如くそれぞれの人工歯の形態を模した色見本体をその軸心を中心に略直角に回転させることにより、即ち色見本体の歯軸方向とハンドル部の長手方向とが略直角となるように色見本体を回転させることにより、色見本体がそれぞれ略同一の方向に向くような状態にさせると共に、それぞれの色見本体がハンドル部の長手方向に並列せしめられるようにそれぞれのハンドル部を重ねられた状態で、手等により複数本の歯科用シェードガイドを患者の隣在歯等の近傍に位置するように保持することができるので、このような方法で複数本の歯科用シェードガイドを保持すれば遮られてしまう患者の隣在歯等の周囲の歯肉部や唇等の部位の面積を最小限にすることが可能である。
しかしながら、このような歯科用シェードガイドのハンドル部の長さは通常は同一であるから、それぞれの色見本体がハンドル部の長手方向に並列せしめられるようにそれぞれのハンドル部を重ねた状態では、そのハンドル部が最も表面側に位置する歯科用シェードガイド(図16においてその色見本体が一番右側に位置する歯科用シェードガイド)のハンドル部の端部と、そのハンドル部が最も裏面側に位置する歯科用シェードガイド(図16においてその色見本体が一番左側に位置する歯科用シェードガイド)のハンドル部の端部との間の距離が、それぞれの色見本体が離れている距離分だけハンドル部の長手方向に離れた状態でそれぞれのハンドル部を重ねられているので、これらを手等により保持する際にはそれぞれのハンドル部を重ねた状態を維持しながら、前記ハンドル部の重ねられている部分又は前記ハンドル部の端部全体をそれぞれ保持しなければならないから、非常に保持し難いばかりでなく、通常ハンドル部は平滑な面を成しているのでハンドル部の重ねられた面同士は互いに滑り易い状況にあるため、前記した帯状の板より成るハンドル部の一端の表面に歯牙材料の色調と同一の色調に形成された人工歯の形態を模した色見本体が固定されている歯科用シェードガイドをそれぞれのハンドル部の幅方向に並列して複数本保持する場合と比較しても、更に不安定な状態で一方の手でそれぞれのハンドル部を保持しながら他方の手でカメラ等を操作して撮影を行わなくてはならないので、その作業が非常に困難であるという問題があるだけでなく、歯科用シェードガイドやカメラに手ブレが生じてしまって鮮明な写真を撮影することができないという問題もあり、更にはハンドル部の重ねられた面同士が滑ってズレてしまうとにより、歯科用シェードガイドを患者の口腔内や床面等に落としてしまうことがあるという問題もあった。
実用新案登録第2565706号公報 特表2003−513743号公報(図1〜図3) 米国特許第5257931号明細書(図1,図8b、図9a、図9b)
本発明は、前記従来技術の問題点を解消し、歯科用補綴物の作製に際して審美性に優れた色調を選択する際に用いられる歯科用シェードガイドを複数本保持するための歯科用シェードガイドホルダであって、特に複数本の歯科用シェードガイドを患者の隣在歯等の近傍に位置するように保持する際に、安定した状態で複数本の歯科用シェードガイドを保持することができると共に、歯科用シェードガイド等によって遮られる患者の隣在歯等の周囲の歯肉部や唇等の部位の面積を最小限にすることができる歯科用シェードガイドホルダを提供することを課題とする。
本発明者は前記課題を解決すべく鋭意研究の結果、歯科用シェードガイドホルダに保持される歯科用シェードガイドとして、そのハンドル部がばね性を有する帯状の板より成り且つそのハンドル部の一端の表面に回転自在に人工歯の形態を模した色見本体が軸支されているものを用いると共に、この歯科用シェードガイドのハンドル部のばね性を利用してそれぞれのハンドル部を重ねられた状態に保持できるような形状に歯科用シェードガイドホルダを形成すれば、それぞれの色見本体がハンドル部の長手方向に並列せしめられるように安定した状態で複数本の歯科用シェードガイドを保持することができると共に、歯科用シェードガイド等によって遮られる患者の隣在歯等の周囲の歯肉部や唇等の部位の面積を最小限にすることができることを究明して本発明を完成したのである。
即ち本発明は、ばね性を有する帯状の板より成るハンドル部の一端の表面に回転自在に人工歯の形態を模した色見本体が軸支されている歯科用シェードガイドを複数本保持するための歯科用シェードガイドホルダであって、
その長手方向の表面部が凹状に、裏面部が凸状にそれぞれ湾曲していて一方の側に行くに従って先細りになる断面形状を成しており、裏面部の先細りになる部分側には表面部が存在しておらず、且つ表面部と裏面部との間に、先細りになる部分側に前記歯科用シェードガイドのハンドル部が複数本挿通可能な開口部を有する挿入用中空部が設けられていることを特徴とする歯科用シェードガイドホルダである。
そして、裏面部に、挿入用中空部へ連通され歯科用シェードガイドのハンドル部が複数本挿通可能なハンドル部突出用開口部が設けられていれば、比較的安定した状態で簡易的に複数本の歯科用シェードガイドを保持することができるので好ましく、また裏面部の表面側に、表面部の先細り側端部と連結されておりその間隔が歯科用シェードガイドのハンドル部の幅より僅かに広く且つ長手方向と平行な一対のガイド片が設けられていれば、複数本の歯科用シェードガイドをより安定して保持することができて好ましいことも究明したのである。
また、一方又は両方の側部に、複数本の歯科用シェードガイドを歯科用シェードガイドホルダの幅方向に並列して収納可能な歯科用シェードガイド収納体の少なくとも一方の側部に形成されている凸状の係合部が係合される凹状の係合部が形成されていれば、本発明に係る歯科用シェードガイドホルダを歯科用シェードガイド収納体と係合させて一体にして保管することができて好ましく、またこの歯科用シェードガイド収納体が、その表面側に歯科用シェードガイド収納体を支持するための回転自在な脚体が枢支されていれば、歯科用シェードガイド収納体を歯科用シェードガイドホルダと一体にして立てた状態で載置することができて好ましいことも究明したのである。
本発明に係る歯科用シェードガイドホルダは、その長手方向の表面部が凹状に、裏面部が凸状にそれぞれ湾曲していて一方の側に行くに従って先細りになる断面形状を成しており、裏面部の先細りになる部分側には表面部が存在しておらず、且つ表面部と裏面部との間に、先細りになる部分側に歯科用シェードガイドのハンドル部が複数本挿通可能な開口部を有する挿入用中空部が設けられている構成であるから、凹状に形成された表面部に親指を、凸状に形成された裏面部に人差指や中指をそれそれ当接させて安定して保持することができ、またばね性を有する帯状の板より成るハンドル部の一端の表面に回転自在に人工歯の形態を模した色見本体が軸支されている複数本の歯科用シェードガイドを、それぞれの色見本体がハンドル部の長手方向に並列せしめられるようにそれぞれのハンドル部を重ねられた状態となるようにハンドル部を挿入用中空部の開口部に挿入すると、それぞれの色見本体がハンドル部の長手方向に並列せしめられるようにそれぞれのハンドル部を重ねられた状態で、そのハンドル部が最も表面側に位置する歯科用シェードガイド(場合によってはそのハンドル部が表面側から2〜3番目にまで位置する歯科用シェードガイド)のハンドル部は、その端部が挿入用中空部内の奥の方へと移行するにつれて、挿入用中空部の開口部の表面側の内壁を支点としてそのハンドル部の端部側がそのばね性により挿入用中空部の凹状を成す裏面部側の内壁に当接しながら表面側へ徐々に湾曲することによって、そのハンドル部の色見本体側の裏面が先細りになる部分側の裏面部へと押圧する力が生じるので、この押圧力によってこの歯科用シェードガイドよりも裏面側に重ねられた複数本の歯科用シェードガイドのハンドル部を裏面部へと押圧して安定して保持することができる。
そして、歯科用シェードガイドはそのハンドル部の一端の表面に回転自在に人工歯の形態を模した色見本体が軸支されているから、複数本の歯科用シェードガイドをそれぞれの色見本体がハンドル部の長手方向に並列せしめられるようにそれぞれのハンドル部を重ねられた状態となるようにハンドル部を挿入用中空部の開口部に挿入する際に、それぞれの人工歯の形態を模した色見本体をその軸心を中心に略直角に回転させることにより、即ち色見本体の歯軸方向とハンドル部の長手方向とが略直角となるように色見本体を回転させることにより、色見本体がそれぞれ略同一の方向に向くような状態にさせることによって、遮られてしまう患者の隣在歯等の周囲の歯肉部や唇等の部位の面積を最小限にすることができる。
また、このように本発明に係る歯科用シェードガイドは、安定した状態で複数本の歯科用シェードガイドを保持することができると共に、歯科用シェードガイド等によって遮られる患者の隣在歯等の周囲の歯肉部や唇等の部位の面積を最小限にすることができるから、カメラ等を操作して撮影する際の作業性が向上するだけでなく、最も調和の取れた色調の歯牙材料を選択決定する際の重要な要素である患者の隣在歯等の周囲の歯肉部や唇等をもより多く撮影することができるので、歯科用補綴物の作製に際して審美性に優れた色調を選択することができ、またハンドル部の重ねられた面同士が滑ってズレてしまうことにより歯科用シェードガイドを患者の口腔内や床面等に落としてしまうことを防止することができる。
そして、このような本発明に係る歯科用シェードガイドホルダにおいて、裏面部に挿入用中空部へ連通され歯科用シェードガイドのハンドル部が複数本挿通可能なハンドル部突出用開口部が設けられていれば、ハンドル部のばね性によって複数本の歯科用シェードガイドを保持するのではなく、複数本の歯科用シェードガイドのそれぞれのハンドル部を、それぞれの色見本体がハンドル部の長手方向に並列せしめられるようにそれぞれのハンドル部を重ねられた状態で且つそれぞれのハンドル部の端部がハンドル部突出用開口部より突出するような状態で挿入用中空部の開口部に挿入し、このハンドル部突出用開口部より突出したそれぞれのハンドル部を指等で裏面部側へと押圧することによって比較的安定した状態で簡易的に複数本の歯科用シェードガイドを保持することができるので好ましいばかりでなく、例えば歯科用シェードガイドホルダの挿入用中空部の長手方向の長さと比較して歯科用シェードガイドのハンドル部の長手方向の長さが非常に長い場合において、歯科用シェードガイドホルダの裏面部の先細りになる部分と歯科用シェードガイドの色見本体との間の距離が長くなってしまうことが安定性や撮影条件等により望ましくない場合には、前記の如くこのハンドル部突出用開口部を利用して複数本の歯科用シェードガイドを保持することによって両者の間隔を詰めた状態で保持することができて好ましい。
また、裏面部の表面側に、表面部の先細り側端部と連結されておりその間隔が歯科用シェードガイドのハンドル部の幅より僅かに広く且つ長手方向と平行な一対のガイド片が設けられていれば、複数本の歯科用シェードガイドをより安定して保持することができて好ましいばかりでなく、歯科用シェードガイドを挿入する際の操作性が向上するので好ましい。
更に、一方又は両方の側部に、複数本の歯科用シェードガイドを歯科用シェードガイドホルダの幅方向に並列して収納可能な歯科用シェードガイド収納体の少なくとも一方の側部に形成されている凸状の係合部が係合される凹状の係合部が形成されていれば、本発明に係る歯科用シェードガイドホルダを歯科用シェードガイド収納体と係合させて一体にして保管することができるから、歯科用シェードガイドホルダを紛失してしまうことを防止することができて好ましく、更にこのように歯科用シェードガイドホルダを歯科用シェードガイド収納体と係合させて一体にした状態で提供すれば、歯科用シェードガイド収納体や歯科用シェードガイド等の商品価値を高めることができて好ましく、更にこの歯科用シェードガイド収納体がその表面側に歯科用シェードガイド収納体を支持するための回転自在な脚体が枢支されていれば、歯科用シェードガイドホルダを歯科用シェードガイド収納体と係合させて一体にした状態で歯科用シェードガイド収納体を立てた状態で載置することができて好ましい。
以下、図面により本発明に係る歯科用シェードガイドホルダについて詳細に説明する。
図1は本発明に係る歯科用シェードガイドホルダの1の実施例を示す正面説明図、図2は図1の右側面説明図、図3は図1の背面説明図、図4は図1のA−A線断面説明図、図5は図2に示す歯科用シェードガイドホルダをX方向から見た斜視説明図、図6は図1に示す歯科用シェードガイドホルダの挿入用中空部の開口部に複数本の歯科用シェードガイドを挿入した状態の1例を示す正面説明図、図7は図6の右側面説明図、図8は図6の背面説明図、図9は図6のB−B線断面説明図、図10は図1に示す歯科用シェードガイドホルダの挿入用中空部の開口部に複数本の歯科用シェードガイドを挿入した状態の他の例を示す右側面説明図、図11は本発明に係る歯科用シェードガイドホルダに複数本の歯科用シェードガイドを収納された歯科用シェードガイド収納体が係合されている状態を示す説明図、図12は本発明に係る歯科用シェードガイドホルダに係合される歯科用シェードガイド収納体の1例を示す説明図、図13は図12の左側面説明図、図14は本発明に係る歯科用シェードガイドホルダに挿入される歯科用シェードガイドの1例を示す正面説明図である。
図面中、1はその長手方向の表面部1aが凹状に、裏面部1bが凸状にそれぞれ湾曲していて一方の側に行くに従って先細りになる断面形状を成しており、裏面部1bの先細りになる部分側には表面部1aが存在しておらず、且つ表面部1aと裏面部1bとの間に、先細りになる部分側に図14に示す如き歯科用シェードガイドSのハンドル部S1が複数本挿通可能な開口部1caを有する挿入用中空部1cが設けられている歯科用シェードガイドホルダであり、図6〜図9に示す如く複数本の歯科用シェードガイドS,S,‥をそれぞれの色見本体S2,S2,‥がハンドル部S1の長手方向に並列せしめられるようにそれぞれのハンドル部S1,S1,‥を重ねられた状態で保持する役目を果たす。
この歯科用シェードガイドホルダ1は、図1〜図5に示す如くその長手方向の表面部1a(図2において左側)が凹状に、裏面部1b(図2において右側)が凸状にそれぞれ湾曲していて一方の側(図2において上側)に行くに従って先細りになる断面形状を成していると共に、裏面部1bの先細りになる部分側には表面部1aが存在していない形状に形成されているから、歯科用シェードガイドホルダ1は凹状に形成された表面部1aに親指を、凸状に形成された裏面部1bに人差指や中指をそれそれ当接させて安定して保持することができるばかりでなく、複数本の歯科用シェードガイドS,S,‥を挿入用中空部1cの開口部1caに挿入する際には、歯科用シェードガイドSは裏面部1bの表面部1aが存在していない部位(図2において上側)の裏面に沿って導入すればよいので、歯科用シェードガイドSを挿入し易い形状となっている。
この歯科用シェードガイドホルダ1の表面部1aと裏面部1bとの間には、図1〜図5に示す如く先細りになる部分側に歯科用シェードガイドSのハンドル部S1が複数本挿通可能な開口部1caを有する挿入用中空部1cが設けられており、この挿入用中空部1cの開口部1caに、ばね性を有する帯状の板より成るハンドル部S1の一端の表面に人工歯の形態を模した色見本体S2が回転自在に軸支されている複数本の歯科用シェードガイドS,S,‥を挿入すると、そのハンドル部S1が最も表面側に位置する歯科用シェードガイドS(場合によってはそのハンドル部S1が表面側から2〜3番目にまで位置する歯科用シェードガイドS)のハンドル部S1は、その端部が挿入用中空部1c内の奥の方へと移行するにつれて、挿入用中空部1cの開口部1caの表面側の内壁を支点としてそのハンドル部S1の端部側がそのばね性により挿入用中空部1cの凹状を成す裏面部1b側の内壁に当接しながら表面側へ徐々に湾曲することによって、そのハンドル部S1の色見本体S2側の裏面が先細りになる部分側の裏面部1bへと押圧する力が生じるので、図6〜図9に示す如くこの押圧力によってこの歯科用シェードガイドSよりも裏面側に重ねられた複数本の歯科用シェードガイドS,S,‥のハンドル部S1,S1,‥を裏面部1bの表面側へと押圧して安定して保持することができる。
この歯科用シェードガイドホルダ1の材質としては、合成樹脂,木材や金属等が使用可能であるが、患者の口部近傍で使用されるものであるからオートクレーブ殺菌可能な材料で形成されていることが好ましい。
そして、この歯科用シェードガイドホルダ1の裏面部1bに、図3及び図4に示す如く挿入用中空部1cへ連通され歯科用シェードガイドSのハンドル部S1が複数本挿通可能なハンドル部突出用開口部1dが設けられていれば、図6〜図9に示す如くハンドル部S1のばね性によって複数本の歯科用シェードガイドS,S,‥を保持するのではなく、図10に示す如く複数本の歯科用シェードガイドS,S,‥のそれぞれのハンドル部S1,S1,‥をそれぞれの色見本体S2,S2,‥がハンドル部S1の長手方向に並列せしめられるようにそれぞれのハンドル部S1,S1,‥を重ねた状態で且つそれぞれのハンドル部S1,S1,‥の端部がハンドル部突出用開口部1dより突出するような状態で挿入用中空部1cの開口部1caに挿入し、このハンドル部突出用開口部1dより突出したそれぞれのハンドル部S1,S1,‥を指等で裏面部1b側へと押圧することによって比較的安定した状態で簡易的に複数本の歯科用シェードガイドS,S,‥を保持することができるので好ましいばかりでなく、例えば歯科用シェードガイドホルダ1の挿入用中空部1cの長手方向の長さと比較して歯科用シェードガイドSのハンドル部S1の長手方向の長さが非常に長い場合において、歯科用シェードガイドホルダ1の裏面部1bの先細りになる部分と歯科用シェードガイドSの色見本体S2との間の距離が長くなってしまうことが安定性や撮影条件等により望ましくない場合には、図10に示す如くこのハンドル部突出用開口部1dを利用して複数本の歯科用シェードガイドS,S,‥を保持することによって両者の間隔を詰めた状態で保持することができて好ましい。
また、歯科用シェードガイドホルダ1の裏面部1bの表面側に、図1,図2,図4及び図5に示す如く表面部1aの先細り側端部と連結されておりその間隔が歯科用シェードガイドSのハンドル部S1の幅より僅かに広く且つ長手方向と平行な一対のガイド片1f,1fが設けられていれば、図6〜図10に示す如く複数本の歯科用シェードガイドS,S,‥を挿入用中空部1cの開口部1caに挿入して保持させた際に、それぞれの歯科用シェードガイドS,S,‥のハンドル部S1,S1,‥は一対のガイド片1f,1f間において位置規制されるから、それぞれの歯科用シェードガイドS,S,‥が幅方向にズレてしまうことがないので、複数本の歯科用シェードガイドS,S,‥をより安定して保持することができて好ましいばかりでなく、歯科用シェードガイドSを挿入する際には、この一対のガイド片1f,1f間に滑り込めせるようにして挿入用中空部1cの開口部1caに挿入することができるから、その操作性が向上するので好ましい。
更に、歯科用シェードガイドホルダ1の一方又は両方の側部に、凹状の係合部1gが形成されていれば、後述する歯科用シェードガイド収納体2を係合させることができるので好ましく、この係合部1gとしては図2に示す如く挿入用中空部1cの両側部間が貫通したような形状に形成されてもよく、また図示しないが挿入用中空部1cの両側部が閉塞されていると共に、その閉塞された部位に更に凹状の係合部1gが形成されているような形状であってもよい。
そして、歯科用シェードガイドホルダ1に挿入して保持される歯科用シェードガイドSは、図14に示す如くばね性を有する帯状の板より成るハンドル部S1の一端の表面に回転自在に人工歯の形態を模した色見本体S2が軸支されているから、複数本の歯科用シェードガイドS,S,‥をそれぞれの色見本体S2,S2,‥がハンドル部S1の長手方向に並列せしめられるようにそれぞれのハンドル部S1,S1,‥を重ねられた状態となるようにハンドル部S1を挿入用中空部1cの開口部1caに挿入する際に、それぞれの人工歯の形態を模した色見本体S2,S2,‥をその軸心を中心に略直角に回転させることにより、即ち図14に示す如くその人工歯の上下方向の軸とハンドル部の長手方向とが略平行な状態から、図6〜図10に示す如くその人工歯の上下方向の軸とハンドル部の長手方向とが略直角な状態となるようにそれぞれの色見本体S2,S2,‥を回転させることにより、それぞれの色見本体S2,S2,‥が患者の隣在歯等と略同一の方向に向くような状態であって且つ歯科用シェードガイドホルダ1等により遮られてしまう患者の隣在歯等の周囲の歯肉部や唇等の部位の面積が最小限となるような状態(図16に示す如き状態)に、複数本の歯科用シェードガイドS,S,‥を保持することができる。
この歯科用シェードガイドSとしては、そのハンドル部S1の材質がばね性を有しているものであれば特に限定されないが、通常はステンレス鋼等により形成されており、また歯科用シェードガイドSには、図15及び図16に示す如く通常は色見本体の色調を表す例えばA1,A2等の記号がそのハンドル部S1に表示されているが、図14に示す如くその色見本体S2の色調を表す記号を表示するための、色見本体S2と同一の軸に軸支された回転自在なタグが設けられていれば、複数本の歯科用シェードガイドS,S,‥をそれぞれの色見本体S2,S2,‥がハンドル部S1の長手方向に並列せしめられるようにそれぞれのハンドル部S1,S1,‥を重ねた状態で歯科用シェードガイドホルダ1に保持させた際に、図6に示す如くそのタグを回転させることによりその色見本体S2の色調を表す記号が隠れてしまことなく認識することができるので好ましい。
2は複数本の歯科用シェードガイドS,S,‥を歯科用シェードガイドホルダ1の幅方向に並列して収納可能な歯科用シェードガイド収納体であり、図12及び図13に示す如くその少なくとも一方の側部に凸状の係合部2aが形成されており、歯科用シェードガイドホルダ1がその一方又は両方の側部に凹状の係合部1gが形成されている態様の場合には、図11に示す如く歯科用シェードガイドホルダ1の凹状の係合部1gに係合されるものである。
この歯科用シェードガイド収納体2は、図11に示す如く歯科用シェードガイドホルダ1を係合させて一体にして保管することができるから、歯科用シェードガイドホルダ1を紛失してしまうことを防止することができて好ましく、更にこのように歯科用シェードガイドホルダ1を係合させて一体にした状態で提供すれば、歯科用シェードガイド収納体2や歯科用シェードガイドS等の商品価値を高めることができて好ましい。
この歯科用シェードガイド収納体2としては、複数本の歯科用シェードガイドS,S,‥を歯科用シェードガイドホルダ1の幅方向に並列して収納可能なものであって且つ歯科用シェードガイドホルダ1の側部に形成された凹状の係合部1gと係合可能なものであれば何でもよく、例えば図12に示す如く矩形状を成していたり、図示しないが扇形状を成していてもよいが、図11に示す如く歯科用シェードガイド収納体2と歯科用シェードガイドホルダ1とがそれぞれその断面形状が統一感を醸し出すようなデザインに形成されていれば、その意匠性が増して好ましい。
そして、歯科用シェードガイド収納体2が、図13に示す如く歯科用シェードガイドホルダ1の表面側に歯科用シェードガイド収納体2を支持するための回転自在な脚体2bが枢支されているものであれば、歯科用シェードガイド収納体2を立てた状態で載置することができて好ましい。
次に、このような構成の本発明に係る歯科用シェードガイドホルダの使用方法について説明する。
初めに準備として、歯科用シェードガイド収納体2より好適と思われる歯科用シェードガイドSを数本取り出して用意する。
この際、歯科用シェードガイドホルダ1が、その一方又は両方の側部に、複数本の歯科用シェードガイドS,S,‥を幅方向に並列して収納可能な歯科用シェードガイド収納体2の少なくとも一方の側部に形成されている凸状の係合部2aが係合される凹状の係合部1gが形成されている態様であって、図12に示す如く歯科用シェードガイドホルダ1と歯科用シェードガイド収納体2とが係合した状態である場合には、その歯科用シェードガイド収納体2から歯科用シェードガイドホルダ1を取り外す。
このような準備が完了した後に、先ず取り出した歯科用シェードガイドSの色見本体S2の歯軸方向とハンドル部の長手方向とが略直角な状態となるように、それぞれの色見本体S2,S2,‥を回転させる操作を行う。
この操作は、図14に示す如く歯科用シェードガイドSの色見本体S2の歯軸方向とハンドル部の長手方向とが略平行な状態から、図6〜図10に示す如く歯科用シェードガイドSの色見本体S2の歯軸方向とハンドル部の長手方向とが略直角な状態となるようにそれぞれの色見本体S2,S2,‥を回転させることにより行われる。
この際、歯科用シェードガイドSが、図14に示す如くその色見本体S2の色調を表す記号を表示するための、色見本体S2と同一の軸に軸支された回転自在なタグが設けられている態様である場合には、図6に示す如くそれぞれの色見本体S2,S2,‥の色調を表す記号が見え易い位置にくるようにそのタグを回転させれば、撮影等の際にそれぞれの色見本体S2,S2,‥の色調を表す記号が隠れてしまことなく認識することができるので好ましい。
次に、その色見本体S2の歯軸方向とハンドル部の長手方向とが略直角な状態となった複数本の歯科用シェードガイドS,S,‥を、それぞれの色見本体S2,S2,‥がハンドル部S1の長手方向に並列せしめられるようにそれぞれのハンドル部S1,S1,‥を重ねられた状態となるように挿入用中空部1cの開口部1caへと挿入する操作を行う。
この操作は、複数本の歯科用シェードガイドS,S,‥をそれぞれの色見本体S2,S2,‥がハンドル部S1の長手方向に並列せしめられるようにそれぞれのハンドル部S1,S1,‥を重ねられた状態となるように予め指等で重ねた後に、重ねられた状態で複数本の歯科用シェードガイドS,S,‥を把持して挿入用中空部1cの開口部1caへと挿入してもよく、また歯科用シェードガイドSを1本ずつ次々と挿入用中空部1cの開口部1caへと挿入することによりそれぞれの色見本体S2,S2,‥がハンドル部S1の長手方向に並列せしめられるようにそれぞれのハンドル部S1,S1,‥を重ねられた状態となるようにしてもよいが、この際に、少なくとも最も表面側に位置する歯科用シェードガイドS(図6〜図9においてその色見本体S2が一番下方に位置する歯科用シェードガイドS)のハンドル部S1の端部が図7及び図9に示す如く挿入用中空部1cの凹状を成す表面部1a側の内壁に当接するように、複数本の歯科用シェードガイドS,S,‥を挿入用中空部1cの開口部1caへと挿入する。
このように少なくとも最も表面側に位置する歯科用シェードガイドSのハンドル部S1の端部が図7及び図9に示す如く挿入用中空部1cの凹状を成す表面部1a側の内壁に当接しているから、この最も表面側に位置する歯科用シェードガイドSは、挿入用中空部1cの開口部1caの表面側の内壁を支点としてそのハンドル部S1の端部側がそのばね性により挿入用中空部1cの凹状を成す裏面部1b側の内壁に当接しながら表面側へ徐々に湾曲することによって、そのハンドル部S1の色見本体S2側の裏面が先細りになる部分側の裏面部1bへと押圧する力が生じるので、図6〜図9に示す如くこの押圧力によってこの歯科用シェードガイドSよりも裏面側に重ねられた複数本の歯科用シェードガイドS,S,‥のハンドル部S1,S1,‥を裏面部1bへと押圧して安定して保持することができる。
この際、この歯科用シェードガイドホルダ1が、図3及び図4に示す如くその裏面部1bに挿入用中空部1cへ連通され歯科用シェードガイドSのハンドル部S1が複数本挿通可能なハンドル部突出用開口部1dが設けられている態様の場合には、図6〜図9に示す如くハンドル部S1のばね性によって複数本の歯科用シェードガイドS,S,‥を保持するのではなく、図10に示す如く複数本の歯科用シェードガイドS,S,‥のそれぞれのハンドル部S1,S1,‥を、それぞれの色見本体S2,S2,‥がハンドル部S1の長手方向に並列せしめられるようにそれぞれのハンドル部S1,S1,‥を重ねた状態で且つそれぞれのハンドル部S1,S1,‥の端部がハンドル部突出用開口部1dより突出するような状態で挿入用中空部1cの開口部1caに挿入し、このハンドル部突出用開口部1dより突出したそれぞれのハンドル部S1,S1,‥を指等で裏面部1b側へと押圧することによって比較的安定した状態で簡易的に複数本の歯科用シェードガイドS,S,‥を保持することができるので好ましいばかりでなく、例えば歯科用シェードガイドホルダ1の挿入用中空部1cの長手方向の長さと比較して、歯科用シェードガイドSのハンドル部S1の長手方向の長さが非常に長い場合において、歯科用シェードガイドホルダ1の裏面部1bの先細りになる部分と歯科用シェードガイドSの色見本体S2との間の距離が長くなってしまうことが安定性や撮影条件等により望ましくない場合には、図10に示す如くこのハンドル部突出用開口部1dを利用して複数本の歯科用シェードガイドS,S,‥を保持することによって両者の間隔を詰めた状態で保持することができて好ましい。
またこの際、歯科用シェードガイドホルダ1が、図1,図2,図4及び図5に示す如くその裏面部1bの裏面に表面部1aの先細り側端部と連結されておりその間隔が歯科用シェードガイドSのハンドル部S1の幅より僅かに広く且つ長手方向と平行な一対のガイド片1f,1fが設けられている態様の場合には、図6〜図10に示す如く複数本の歯科用シェードガイドS,S,‥を挿入用中空部1cの開口部1caに挿入して保持させた際に、それぞれの歯科用シェードガイドS,S,‥のハンドル部S1,S1,‥は一対のガイド片1f,1f間において位置規制されるから、それぞれの歯科用シェードガイドS,S,‥が幅方向にズレてしまうことがないので、複数本の歯科用シェードガイドS,S,‥をより安定して保持することができて好ましいばかりでなく、歯科用シェードガイドSを挿入する際には、一対のガイド片1f,1f間に滑り込めせるようにして挿入用中空部1cの開口部1caに挿入することができるから、その操作性が向上するので好ましい。
かくして、複数本の歯科用シェードガイドS,S,‥をそれぞれの色見本体S2,S2,‥がハンドル部S1の長手方向に並列せしめられるようにそれぞれのハンドル部S1,S1,‥を重ねた状態で歯科用シェードガイドホルダ1に挿入して安定した状態で保持させた後に、患者の隣在歯等の色調と歯科用シェードガイドホルダ1に保持された複数本の歯科用シェードガイドS,S,‥の色調とを直接見比べることにより、歯科医自身が最も調和の取れた色調の歯牙材料を選択決定したり、また患者の隣在歯等の近傍に歯科用シェードガイドホルダ1に保持された複数本の歯科用シェードガイドS,S,‥のそれぞれの色見本体S2,S2,‥を位置せしめた状態で銀塩カメラやデジタルカメラ等により患者の隣在歯等と複数本の歯科用シェードガイドS,S,‥のそれぞれの色見本体S2,S2,‥とが同時に写し込まれた写真を撮影して歯科技工士に送り、この写真に基づいて歯科技工士に最も調和の取れた色調の歯牙材料の選択決定を依頼したりするればよいのである。
本発明に係る歯科用シェードガイドホルダの1の実施例を示す正面説明図である。 図1の右側面説明図である。 図1の背面説明図である。 図1のA−A線断面説明図である。 図2に示す歯科用シェードガイドホルダをX方向から見た斜視説明図である。 図1に示す歯科用シェードガイドホルダの挿入用中空部の開口部に複数本の歯科用シェードガイドを挿入した状態の1例を示す正面説明図である。 図6の右側面説明図である。 図6の背面説明図である。 図6のB−B線断面説明図である。 図1に示す歯科用シェードガイドホルダの挿入用中空部の開口部に複数本の歯科用シェードガイドを挿入した状態の他の例を示す右側面説明図である。 本発明に係る歯科用シェードガイドホルダに複数本の歯科用シェードガイドを収納された歯科用シェードガイド収納体が係合されている状態を示す説明図である。 本発明に係る歯科用シェードガイドホルダに係合される歯科用シェードガイド収納体の1例を示す説明図である。 図12の左側面説明図である。 本発明に係る歯科用シェードガイドホルダに挿入される歯科用シェードガイドの1例を示す正面説明図である。 従来の方法により歯科用シェードガイドを隣在歯等の近傍に位置するように複数本保持した状態の1例を示す正面説明図である。 従来の方法により歯科用シェードガイドを隣在歯等の近傍に位置するように複数本保持した状態の他の例を示す正面説明図である。
符号の説明
1 歯科用シェードガイドホルダ
1a 表面部
1b 裏面部
1c 挿入用中空部
1ca 開口部
1d ハンドル部突出用開口部
1f ガイド片
1g 凹状の係合部
2 歯科用シェードガイド収納体
2a 凸状の係合部
2b 脚体
S 歯科用シェードガイド
S1 ハンドル部
S2 色見本体

Claims (5)

  1. ばね性を有する帯状の板より成るハンドル部(S1)の一端の表面に回転自在に人工歯の形態を模した色見本体(S2)が軸支されている歯科用シェードガイド(S)を複数本保持するための歯科用シェードガイドホルダであって、
    その長手方向の表面部(1a)が凹状に、裏面部(1b)が凸状にそれぞれ湾曲していて一方の側に行くに従って先細りになる断面形状を成しており、裏面部(1b)の先細りになる部分側には表面部(1a)が存在しておらず、且つ表面部(1a)と裏面部(1b)との間に、先細りになる部分側に前記歯科用シェードガイド(S)のハンドル部(S1)が複数本挿通可能な開口部(1ca)を有する挿入用中空部(1c)が設けられていることを特徴とする歯科用シェードガイドホルダ(1)。
  2. 裏面部(1b)に、挿入用中空部(1c)へ連通され歯科用シェードガイド(S)のハンドル部(S1)が複数本挿通可能なハンドル部突出用開口部(1d)が設けられている請求項1に記載の歯科用シェードガイドホルダ(1)。
  3. 裏面部(1a)の表面側に、表面部(1a)の先細り側端部と連結されておりその間隔が歯科用シェードガイド(S)のハンドル部(S1)の幅より僅かに広く且つ長手方向と平行な一対のガイド片(1f,1f)が設けられている請求項1又は2に記載の歯科用シェードガイドホルダ(1)。
  4. 一方又は両方の側部に、複数本の歯科用シェードガイド(S,S,‥)を歯科用シェードガイドホルダ(1)の幅方向に並列して収納可能な歯科用シェードガイド収納体(2)の少なくとも一方の側部に形成されている凸状の係合部(2a)が係合される凹状の係合部(1g)が形成されている請求項1から3までの何れか1項に記載の歯科用シェードガイドホルダ(1)。
  5. 歯科用シェードガイド収納体(2)が、その表面側に該歯科用シェードガイド収納体を支持するための回転自在な脚体(2b)が枢支されている歯科用シェードガイド収納体である請求項4に記載の歯科用シェードガイドホルダ(1)。
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