JP2007013933A - クロック生成回路及びそれを備えた半導体装置 - Google Patents

クロック生成回路及びそれを備えた半導体装置 Download PDF

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Abstract

【課題】供給される信号と帰還信号が一定の位相になるよう負帰還により調整を行う回路において、供給される信号がない場合、外部からのノイズにより、クロックの周波数が変動し通信に不具合が生じる問題を課題とする。
【解決手段】PLL回路と、発振回路とを有し、PLL回路からの信号と、発振回路からの信号との出力を切り替えるためのスイッチが設け、受信信号が無い場合にPLL回路との接続を発振回路との接続に切り替える。
【選択図】図1

Description

本発明は、クロック生成回路及びそれを備えた半導体装置に関する。
近年、同一の絶縁表面上に様々な回路が集積された半導体の開発が進められており、供給される信号に同期した任意の周波数のクロックを生成する回路(以下、クロック生成回路)として、フェーズ・ロックド・ループ回路(Phase Locked Loop回路、以下PLL回路)が知られている。
PLL回路は可変周波数発振器を実装し、発振器の出力を帰還信号にして、供給される信号との位相比較を行う。そして、PLL回路は、供給される信号と帰還信号が一定の位相になるよう負帰還により調整を行う。この調整にかかる時間がロック時間である。
ロック時間は通常、PLL回路の内部のループ・フィルタの時定数で決定される。時定数が長ければ(遮断周波数が低いと)ゆっくりと、短ければ(遮断周波数が高いと)すばやくロックされる。ロック時間が小さければ、信号が供給されて短時間で調整することが可能であるが、供給された信号にノイズがのった場合も影響を受けるため調整が不安定になる。このような状況の中で、回路動作条件及び製造条件の変動によらずにロック時間の短縮を図ったPLL回路が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2001−251186号公報
しかしながら従来のPLL回路は、図17に示すように、位相比較器1711、ループ・フィルタ1712(Loop Filter、以下LF)、電圧制御発振器1713(以下、VCO(Voltage Controlled Oscillator)とも呼ぶ。)、及び分周器1714を有し、PLL回路に入力される可変の周波数の信号(図17のINPUTに対応)を帰還信号にして、供給される信号との位相比較を行う。そして、PLL回路は、供給される信号と帰還信号が一定の位相になるよう負帰還により調整を行う。
図17において、位相比較器1711は、外部から入力される信号Fsと分周器1714から入力される信号Fo/Nとの位相差を検出する。ループ・フィルタ1712は、位相比較器1711から供給される信号から交流成分を取り除いた信号Vinを生成する。電圧制御発振器1713は、ループ・フィルタ1712から入力される信号Vinに基づき、信号Foを出力する。分周器1714は、電圧制御発振器1713から入力される信号FoをN分の1に分周した信号Fo/Nを出力する。
この場合、PLL回路は外部からの可変の周波数の信号Fsを受信している場合は、受信信号と位相比較を行っているため安定して同期したクロックを生成する。しかし、外部からの可変の周波数の信号Fsを受信していない場合、PLL回路はPLL回路自身が出力するクロックにより自己発振を保たなければならない。
このため電源の変動等のノイズが混入すると自己発振が不安定な状態になり、一定の安定したクロックを生成できなくなる。そのため、外部からの安定した電源が供給されない場合は、受信が終了し送信を行っている最中にクロックの周波数が変動し通信に不具合が生じていた。
図18に従来のPLL回路が受信信号に同期してクロックを生成している例を示す。この例では、図17の位相比較器1711が排他的論理和をとる回路、例えば図18(a)に示すExclusive OR回路(以下、XOR回路)の場合であるとする。また図18(b)において、dataが受信信号、dclock(Divide clock)が分周器1714の出力でありフィードバックされて位相比較器に入力されている信号、clockはVCO1713の出力である。図18(b)に示すように、PLL回路に入力される受信信号dataに入力がない、もしくは一定の状態(Hレベル もしくは Lレベル)がながく続く場合、PLL回路の負帰還がかからず、自走発振であるため、電源のノイズ等でPLL回路の出力が不安定になるとclockが止まってしまうといった問題があった。
本発明は上述の諸問題を鑑みて案出されたものであり、上記問題を解決するクロック生成回路、並びに半導体装置を提供するものである。
本発明のクロック生成回路の一は、PLL回路と、発振回路とを有し、PLL回路の出力部との接続、又は発振回路との接続を切り替えて信号出力部に接続するためのスイッチが設けられている構成とする。
また、別の本発明のクロック生成回路の一は、PLL回路と、発振回路とを有し、入力信号と、または発振回路の信号とを切り替えてPLL回路の信号入力部に入力するためのスイッチが設けられている構成とする。
また、別の本発明のクロック生成回路の一は、PLL回路と、発振回路と、判定回路とを有し、判定回路は、信号入力部において、受信開始信号の受信から受信終了信号の受信までの第1の期間と、受信開始信号の受信から受信終了信号の受信以外の第2の期間を判定する回路であり、第1の期間においてはPLL回路との接続を選択し、第2の期間においては発振回路との接続を選択して信号出力部に接続するためのスイッチが設けられている構成とする。
また、別の本発明のクロック生成回路の一は、PLL回路と、発振回路と、判定回路とを有し、判定回路は、信号入力部において、受信開始信号の受信から受信終了信号の受信までの第1の期間と、受信開始信号の受信から受信終了信号の受信以外の第2の期間を判定する回路であり、第1の期間においては入力信号を選択し、第2の期間においては発振回路の信号を選択してPLL回路の信号入力部に入力するためのスイッチが設けられている構成とする。
また、本発明において、PLL回路は、位相比較器、ループ・フィルタ、電圧制御発振器、及び分周器を有する構成としてもよい。
また、本発明において、PLL回路は、プリスケーラ、スワローカウンタを有する構成としてもよい。
また、本発明において、発振回路は、リングオシレーターである構成としてもよい。
また、本発明の半導体装置の一は、アンテナを備え無線通信により信号の送受信を行う半導体装置であって、アンテナにより受信した信号から駆動電力を生成する整流回路と、アンテナにより受信した信号を復調する復調回路と、該復調信号に同期したクロック信号を生成するクロック生成回路を有し、クロック生成回路は、PLL回路と、発振回路とを有し、PLL回路の出力部との接続、又は発振回路との接続を切り替えてクロック生成回路の信号出力部に接続するためのスイッチが設けられている構成とする。
また、別の本発明の半導体装置の一は、アンテナを備え無線通信により信号の送受信を行う半導体装置であって、アンテナにより受信した信号から駆動電力を生成する整流回路と、アンテナにより受信した信号を復調する復調回路と、該復調信号に同期したクロック信号を生成するクロック生成回路を有し、クロック生成回路は、PLL回路と、発振回路とを有し、クロック生成回路の入力信号と、または発振回路の信号とを切り替えてPLL回路の信号入力部に入力するためのスイッチが設けられている構成とする。
また、別の本発明の半導体装置の一は、アンテナを備え無線通信により信号の送受信を行う半導体装置であって、アンテナにより受信した信号から駆動電力を生成する整流回路と、アンテナにより受信した信号を復調する復調回路と、該復調信号に同期したクロック信号を生成するクロック生成回路を有し、クロック生成回路は、PLL回路と、発振回路と、判定回路とを有し、判定回路は、信号入力部において、受信開始信号の受信から受信終了信号の受信までの第1の期間と、受信開始信号の受信から受信終了信号の受信以外の第2の期間を判定する回路であり、第1の期間においてはPLL回路との接続を選択し、第2の期間においては発振回路との接続を選択して信号出力部に接続するためのスイッチが設けられている構成とする。
また、別の本発明の半導体装置の一は、アンテナを備え無線通信により信号の送受信を行う半導体装置であって、アンテナにより受信した信号から駆動電力を生成する整流回路と、アンテナにより受信した信号を復調する復調回路と、該復調信号に同期したクロック信号を生成するクロック生成回路を有し、クロック生成回路は、PLL回路と、発振回路と、判定回路とを有し、判定回路は、信号入力部において、受信開始信号の受信から受信終了信号の受信までの第1の期間と、受信開始信号の受信から受信終了信号の受信以外の第2の期間を判定する回路であり、第1の期間においてはクロック生成回路の入力信号を選択し、第2の期間においては発振回路の信号を選択してPLL回路の信号入力部に入力するためのスイッチが設けられている構成とする。
また、本発明において、PLL回路は、位相比較器、ループ・フィルタ、電圧制御発振器、及び分周器を有する構成としてもよい。
また、本発明において、PLL回路は、プリスケーラ、スワローカウンタを有する構成としてもよい。
また、本発明において、発振回路は、リングオシレーターである構成としてもよい。
本発明によって、電源の変動等に起因するノイズの混入に強く、かつ受信信号がない状態であっても安定してクロックを生成する回路を実現できる。
また、本発明は、入力された信号を復調する際に使用するクロックを生成する回路と、出力する信号を変調する際に使用するクロックを生成する回路とを別に設ける構成を具備するクロック生成回路である。そのため、入力信号が受けてない時でも、出力する信号を変調する際のクロックを安定して生成することができる。
また、本発明は、出力する信号を変調する際には、発振回路によってクロック信号を生成するため、PLL回路における位相比較器を介するが必要ない構成を取り得る。そのため、PLL回路におけるクロックの生成を停止することができ、消費電力が低減できる。
本発明の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。但し、本発明は以下の説明に限定されず、本発明の趣旨及びその範囲から逸脱することなくその形態及び詳細を様々に変更し得ることは当業者であれば容易に理解される。従って、本発明は以下に示す実施の形態の記載内容に限定して解釈されるものではない。なお、以下に説明する本発明の構成において、同じものを指す符号は異なる図面で共通して用いる。
(実施の形態1)
図1に本実施の形態に係るクロック生成回路を示す。このクロック生成回路は、2種類のクロック生成回路として、PLL回路115、発振回路116を有している。PLL回路115は、位相比較器111、ループ・フィルタ112、電圧制御発振器113(以下、VCO(Voltage Controlled Oscillator)とも呼ぶ。)及び分周器114を有している。位相比較器111は、外部から入力される信号Fsと分周器114から入力される信号Fo/Nとの位相差を検出する。ループ・フィルタ112は、位相比較器111から供給される信号から交流成分を取り除いた信号Vinを生成する。電圧制御発振器113は、ループ・フィルタ112から入力される信号Vinに基づき、信号Foを出力する。分周器114は、電圧制御発振器113から入力される信号FoをN分の1に分周した信号Fo/Nを出力する。また、切り替えスイッチ118は、PLL回路115または発振回路116と、クロック生成回路の出力OUTとの接続を切り替えることができる。切り替えスイッチ118の制御は入力信号INPUTより切り替えを判断する判定回路117でおこなっている。
なお、本実施の形態に係るPLL回路は、電圧制御発振器113を有し、位相比較器111、ループ・フィルタ112及び分周器114は、用途に応じて適時に設けられるものである。
なお、位相比較器111が原理的には乗算器なので、アナログ位相比較器(DBM(Double Balanced Mixer)など)やディジタル位相比較器(XOR、RDフリップフロップ、あるいは電流出力タイプのもの)に置き換えることができる。
同様に、ループ・フィルタは、高周波成分の除去が役割するものであれば良く、パッシブ・ループ・フィルタ(ローパスフィルタ、ラグリードフィルタ)やアクティブ・ループ・フィルタに置き換えることができる。
また、分周器は出力周波数を1/N倍するものなので、これを入れることで入力信号のN倍の周波数Foを得ることができる。動作周波数の高いプリスケーラ(固定分周器)を入れれば高い周波数のFoを得ることができる。分周器において、プログラマブル分周器を設ける構成にすれば、任意の周波数Foを得ることができる。
また、本実施の形態において、水晶発振器を用いて入力周波数Fsを入れる構成としてもよい。水晶発振器を設ける構成とすることによって入力信号としてきれいな波形の信号を入力することができ、出力波形がきれいなものを得ることができる。またはLC共振回路によって、入力周波数Fsをいれてもよい。LC共振回路を設けることによって、クロック生成回路を小型化でき、例えばRFID用タグ等に搭載することができる。
また、本実施の形態に係るPLL回路は、その他の構成要素を有していてもよく、例えば、スワローカウンタ等を有してもよい。例えば、スワローカウンタを設ける構成にすれば、任意の周波数Foを得ることができる。
また、位相比較器111が含む単位回路201の構成について、図2を参照して説明する。単位回路201は、NOR回路202、トランジスタ203〜208を有する。また、単位回路201は、2つの入力端子(図面ではin1、in2と表記)と1つの出力端子(図面ではoutと表記)を有する。単位回路201は、入力端子in1と入力端子in2の各々に同じ信号が入力されると、出力端子outから、Hレベルの信号を出力する。また、入力端子in1と入力端子in2の各々に異なる信号が入力されると、出力端子outから、Lレベルの信号を出力する。つまり、単位回路201は、入力端子in1に入力される信号と入力端子in2に入力される信号の位相を比較し、その結果に基づき、出力端子outから信号を出力する。なお、単位回路201の構成はこの構成に制約されず、他の公知の構成のものを用いてもよい。
また、分周器114が含む単位回路301の構成について、図3を参照して説明する。単位回路301は、インバータ回路302、NAND回路303〜309、インバータ回路310、311を有する。また、単位回路301は、4つの入力端子(図面ではin1、in2、in3、in4と表記)と2つの出力端子(図面ではout1、out2と表記)を有する。単位回路301は、NAND回路304、305からなるラッチ、NAND回路306、307からなるラッチ、NAND回路308、309からなるラッチの、合わせて3つのラッチを有する。そして、入力端子in1からセット信号が入力され、入力端子in2からデータ信号が入力され、入力端子in3からクロック信号が入力され、入力端子in4からリセット信号が入力されると、出力端子out1からデータ信号を出力し、出力端子out2からデータ信号を出力する。なお、上記の構成は、セット/リセット型のDフリップフロップ回路であるが、本発明はこの構成に制約されず、例えば、JKフリップフロップ回路、Tフリップフロップ回路を用いてもよい。
また、図4にクロック生成回路で使用している発振回路116の例を示す。発振回路401は、Nチャネル型トランジスタ411とPチャネル型トランジスタ421が直列に接続され、この2つのトランジスタのゲートが接続されているインバータ構成を含み、このインバータを一単位としてこれを複数含んだ構成である。図4において発振回路401は、5段構成(5単位)であるが、これに限定されるものでない。複数のインバータは入力と出力が接続され、最終段の出力が初段のインバータの入力端子に接続されたループ構造している。このループ内のインバータの数について、発振回路から信号を発振するためには、奇数個のインバータで構成される必要がある。
また、電圧制御発振器113の入力電圧Vinに対する出力周波数Fの特性を図5に示す。VCOは入力電圧Vinに対応した周波数Fを出力する。入力される入力電圧が高ければ、VCOは高い周波数の信号を出力し、入力される入力電圧が低ければ、低い周波数の信号を出力する。
図6にPLL回路が受信信号に同期して正常にクロックを生成している例を示す。この例では、図1の位相比較器111がXORの場合(図6(A)を参照)である。図6(B)において、dataが受信信号、dclockが分周器114の出力でありフィードバックされて位相比較器111に入力されている信号、clockは電圧制御発振器113の出力である。この例では、分周器114は2分周(N=2)である。
図6においては、t1のタイミングで、data及びclockの立ち下がり(本発明では、信号がHレベルからLレベルに変化する動作を立ち下がりと呼ぶ)が同期し、正常なクロックを出力している。
図7にRFID標準化団体EPCglobalが規定している860MHz〜930MHzのClass1−Tagが規定する、論理値”0”をdataとして入力した場合の、PLL回路のロックの様子をしめす。t1において、受信信号dataの立ち下がりとPLL回路出力のclockの立ち上がりが、図6(B)のように同じ時間になく、同期していない。このため、電圧制御発振器113の出力周波数が速くなるようにXORは高い電圧Vinを出力する。この結果t2において、dataとclockが同期することになる。
図7においては、dataの入力(Low or High)があるため、位相比較器11により演算し負帰還をかけることができる。しかし、前述の図8(B)のように受信信号dataに入力がない、もしくは一定の状態(High or Low)が長く続く場合、PLL回路の負帰還がかからず、自走発振の状態となる。そのため、電源のノイズ等で不安定になるとclockが止まってしまう場合や、クロックが幅を持った出力を行い正常な動作ができなくなってしまう場合がある。
次に、図8に本実施の形態に係るクロック生成回路の動作のフローチャートを示し、本発明のクロック生成回路の動作について説明する。
まず、クロック生成回路の入力端子において、受信開始信号が入力される(図8(A))。次に、クロック生成回路中の判定回路117が切り換えスイッチ118をPLL回路115側にし、PLL回路115が動作し、PLL回路はクロックを生成する(図8(B))。そしてクロック生成回路において、受信終了信号を受信する(図8(C))と判定回路117が切り換えスイッチ118を発振回路116側にする。そして、クロック生成回路において、発振回路はクロックを出力する(図8(D))。このため、PLL回路115において、受信信号が受信されない図8(B)のような動作を行うことになったとしても、本発明のクロック生成回路は発振回路に切り替えて動作を行うことができる。
なお、本明細書においては、クロック生成回路が受信開始信号を受信してから受信終了信号を受信するまでの期間を第1の期間と呼ぶ。また、クロック生成回路が受信開始信号を受信してから受信終了信号を受信する以外の期間を第2の期間と呼ぶ。
上述の図8においては、切り替えスイッチ118は、第1の期間においてPLL回路からクロックを生成し、そのクロックをクロック生成回路からの出力とするため、切り替えスイッチをPLL回路との接続に切り替える。また、切り替えスイッチ118は、第2の期間において発振回路からクロックを生成し、そのクロックをクロック生成回路からの出力とするため、切り替えスイッチを発振回路との接続に切り替える。
本実施の形態におけるクロック生成回路は、第1の期間と第2の期間でPLL回路からのクロックの出力と発振回路からのクロックの出力とを切り替えて動作を行うことができるため、電源の変動等に起因するノイズの混入に強く、かつ受信信号がない状態であっても安定してクロックを生成する回路を実現できる。
また、本実施の形態におけるクロック生成回路は、第1の期間において入力された信号を復調する際に使用するクロックを生成する回路と、第2の期間において出力する信号を変調する際に使用するクロックを生成する回路とを別に設ける構成を具備するクロック生成回路である。そのため、入力信号が受けてない時でも、出力する信号を変調する際のクロックを安定して生成することができる。
また、本実施の形態におけるクロック生成回路は、第2の期間において出力する信号を変調する際には、発振回路によってクロック信号を生成するため、PLL回路における位相比較器を介するが必要ない構成を取り得る。このときは、接続に関与しないPLL回路もしくは発振回路の一方をGND電位に接続すればよい。そのため、PLL回路におけるクロックの生成を停止することができ、消費電力が低減できる。
なお、本実施の形態は、他の実施の形態、実施例と自由に組み合わせることができる。
(実施の形態2)
図9に本実施の形態に係るクロック生成回路を示す。このクロック生成回路は、2種類のクロック生成回路として、PLL回路915、発振回路916を有している。PLL回路915は、位相比較器911、ループ・フィルタ912、電圧制御発振器913(以下、VCO(Voltage Controlled Oscillator)とも呼ぶ。)及び分周器914を有している。位相比較器911は、外部から入力される信号Fsと分周器914から入力される信号Fo/Nとの位相差を検出する。ループ・フィルタ912は、位相比較器911から供給される信号から交流成分を取り除いた信号Vinを生成する。電圧制御発振器913は、ループ・フィルタ912はから入力される信号Vinに基づき、信号Foを出力する。分周器914は、電圧制御発振器913から入力される信号FoをN分の1に分周した信号Fo/Nを出力する。また、PLL回路915、発振回路916は切り換えスイッチ918によって入力信号INPUTを切り換えることができ、この制御は入力信号INPUTより切り替えを判断する判定回路917でおこなっている。
なお、実施の形態1で示した図1との違いは、切り換えスイッチ918が入力側に設けられていることである。
なお、本実施の形態に係るPLL回路は、電圧制御発振器913を有し、位相比較器911、ループ・フィルタ912及び分周器914は、用途に応じて適時に設けられるものである。
なお、位相比較器911が原理的には乗算器なので、アナログ位相比較器(DBM(Double Balanced Mixer)など)やディジタル位相比較器(XOR、RDフリップフロップ、あるいは電流出力タイプのもの)に置き換えることができる。
同様に、ループ・フィルタは、高周波成分の除去が役割するものであれば良く、パッシブ・ループ・フィルタ(ローパスフィルタ、ラグリードフィルタ)やアクティブ・ループ・フィルタに置き換えることができる。
また、分周器は出力周波数を1/N倍するものなので、これを入れることで入力信号のN倍の周波数Foを得ることができる。動作周波数の高いプリスケーラ(固定分周器)を入れれば高い周波数のFoを得ることができる。分周器において、プログラマブル分周器を設ける構成にすれば、任意の周波数Foを得ることができる。
また、本実施の形態において、水晶発振器を用いて入力周波数Foを入れる構成としてもよい。水晶発振器を設ける構成とすることによって入力信号としてきれいな波形の信号を入力することができ、出力波形がきれいなものを得ることができる。またはLC共振回路によって、入力周波数Foをいれてもよい。LC共振回路を設けることによって、クロック生成回路を小型化でき、例えばRFID用タグ等に搭載することができる。
また、本実施の形態に係るPLL回路は、その他の構成要素を有していてもよく、例えば、スワローカウンタ等を有してもよい。例えば、スワローカウンタを設ける構成にすれば、任意の周波数Foを得ることができる。
また、位相比較器911の構成については、実施の形態1で示した図2と同様であるためここでは詳述しない。
また、分周器914の構成については、実施の形態1で示した図3と同様であるためここでは詳述しない。
また、クロック生成回路で使用している発振回路916については、実施の形態1で示した図4と同様であるためここでは詳述しない。
また、電圧制御発振器913の入力電圧Vinに対する出力周波数Fの特性については、実施の形態1で示した図5と同様であるためここでは詳述しない。
また、本実施のおける判定回路、及び切り替えスイッチの動作については、実施の形態1で示した図8のフローチャートと同様であり動作についても、実施の形態1と同様であるため、ここでは詳述しない。必要は実施の形態1の記載を援用すればよい。
なお、本明細書においては、実施の形態1と同様に、クロック生成回路が受信開始信号を受信してから受信終了信号を受信するまでの期間を第1の期間と呼ぶ。また、クロック生成回路が受信開始信号を受信してから受信終了信号を受信する以外の期間を第2の期間と呼ぶ。
上述の図8においては、切り替えスイッチ918は、第1の期間においてPLL回路からクロックを生成し、そのクロックをクロック生成回路からの出力とするため、切り替えスイッチをPLL回路との接続に切り替える。また、切り替えスイッチ918は、第2の期間において発振回路からクロックを生成し、そのクロックをクロック生成回路からの出力とするため、切り替えスイッチを発振回路との接続に切り替える。
本実施の形態におけるクロック生成回路は、第1の期間と第2の期間でPLL回路からのクロックの出力と発振回路からのクロックの出力とを切り替えて動作を行うことができるため、電源の変動等に起因するノイズの混入に強く、かつ受信信号がない状態であっても安定してクロックを生成する回路を実現できる。
また、本実施の形態におけるクロック生成回路は、第1の期間において入力された信号を復調する際に使用するクロックを生成する回路と、第2の期間において出力する信号を変調する際に使用するクロックを生成する回路とを別に設ける構成を具備するクロック生成回路である。そのため、入力信号が受けてない時でも、出力する信号を変調する際のクロックを安定して生成することができる。
なお、本実施の形態は、他の実施の形態、実施例と自由に組み合わせることができる。
図10は、無線通信を使って信号の送受信をする半導体装置の構成を示す。この半導体装置501は、リーダ/ライタ装置509と無線通信を行う機能を備えている。リーダ/ライタ装置509は、通信回線で接続されていて、コンピュータの制御により、若しくはコンピュータの端末として半導体装置501とデータの通信を行う機能を備えている。また、リーダ/ライタ装置509は、ネットワークから独立して半導体装置501と通信を行う構成としても良い。
半導体装置501は共振回路502、電源回路503、クロック生成回路504、復調回路505、制御回路506、メモリ部507、符号化及び変調回路508を有する。共振回路502、電源回路503はアナログ回路で構成され、制御回路506及びメモリ部507はデジタル回路で構成されている。クロック生成回路504、復調回路505、符号化及び変調回路508は、アナログ部分とデジタル部分を有する。なお、共振回路502に代えて、アンテナを用いてもかまわない。
これらの回路はトランジスタを含んで構成されている。トランジスタは単結晶基板に形成されるMOSトランジスタの他、薄膜トランジスタ(TFT)で構成することもできる。図11はこれらの回路を構成するトランジスタの断面構造を示す図である。図11は、nチャネル型トランジスタ1201、nチャネル型トランジスタ1202、容量素子1204、抵抗素子1205、pチャネル型トランジスタ1203が示されている。各トランジスタは半導体層1305、絶縁層1308、ゲート電極1309を備えている。ゲート電極1309は、第1導電層1303と第2導電層1302の積層構造で形成されている。また、図12(A)〜(E)は、図11で示すトランジスタ、容量素子、抵抗素子に対応する上面図であり合わせて参照することができる。
図11において、nチャネル型トランジスタ1201は、チャネル長方向(キャリアの流れる方向)において、半導体層1305に配線1304と接続された不純物領域1306と、その不純物濃度よりも低濃度にドープされた不純物領域1307が形成されている。不純物領域1307は低濃度ドレイン(LDD)とも呼ばれている。不純物領域1306と不純物領域1307には、nチャネル型トランジスタ1201を構成する場合、n型を付与する不純物としてリンなどが添加されている。LDDはホットエレクトロン劣化や短チャネル効果を抑制する手段として形成される。
図12(A)で示すように、nチャネル型トランジスタ1201のゲート電極1309において、第1導電層1303は、第2導電層1302の両側に広がって形成されている。この場合において、第1導電層1303の膜厚は、第2導電層の膜厚よりも薄く形成されている。第1導電層1303の厚さは、10〜100kVの電界で加速されたイオン種を通過させることが可能な厚さに形成されている。不純物領域1307はゲート電極1309の第1導電層1303と重なるように形成されている。すなわち、ゲート電極1309とオーバーラップするLDD領域を形成している。この構造は、ゲート電極1309において、第2導電層1302をマスクとして、第1導電層1303を通して一導電型の不純物を添加することにより、自己整合的に不純物領域1307を形成している。すなわち、ゲート電極とオーバーラップするLDDを自己整合的に形成している。
チャネル形成領域の両側にLDD有するトランジスタは、図10における電源回路503の整流用のTFTや、論理回路に用いられるトランスミッションゲート(アナログスイッチとも呼ぶ)を構成するトランジスタに適用される。これらのTFTは、ソース、ドレイン電極に正負両方の電圧が印加されるため、ゲート電極の両側にLDDを設けることが好ましい。
図11において、nチャネル型トランジスタ1202は、半導体層1305に配線1304と接続されたソース及びドレイン領域を形成する不純物領域1306と、その不純物濃度よりも低濃度にドープされた不純物領域1307が形成されている。不純物領域1307は、チャネル形成領域の片側に、不純物領域1306と接するように設けられている。図12(B)で示すように、nチャネル型トランジスタ1202のゲート電極1309において、第1導電層1303は、第2導電層1302の片側に広がって形成されている。この場合も同様に、第2導電層1302をマスクとして、第1導電層1303を通して一導電型の不純物を添加することにより、自己整合的にLDDを形成することができる。
チャネル形成領域の片側にLDDを有するトランジスタは、ソース及びドレイン電極間に正電圧のみ、もしくは負電圧のみが印加されるトランジスタに適用すればよい。具体的には、インバータ回路、NAND回路、NOR回路、ラッチ回路といった論理ゲートを構成するトランジスタや、センスアンプ、定電圧発生回路、VCOといったアナログ回路を構成するトランジスタに適用すればよい。
図11において、容量素子1204は、第1導電層1303と半導体層1305とで絶縁層1308を挟んで形成されている。容量素子1204を形成する半導体層1305には、不純物領域1310と不純物領域1311を備えている。不純物領域1311は、半導体層1305において第1導電層1303と重なる位置に形成される。また、不純物領域1310は配線1304とコンタクトを形成する。不純物領域1311は、第1導電層1303を通して一導電型の不純物を添加することができるので、不純物領域1310と不純物領域1311に含まれる不純物濃度は同じにすることもできるし、異ならせることも可能である。いずれにしても、容量素子1204において、半導体層1305は電極として機能させるので、一導電型の不純物を添加して低抵抗化しておくことが好ましい。また、第1導電層1303は、図12(C)に示すように、第2導電層1302を補助的な電極として利用することにより、電極として十分に機能させることができる。このように、第1導電層1303と第2導電層1302を組み合わせた複合的な電極構造とすることにより、容量素子1204を自己整合的に形成することができる。
容量素子は、図10において、電源回路503が有する保持容量、あるいは共振回路502が有する共振容量として用いられる。特に、共振容量は、容量素子の2端子間に正負両方の電圧が印加されるため、2端子間の電圧の正負によらず容量として機能することが必要である。
図11において、抵抗素子1205は、第1導電層1303によって形成されている。第1導電層1303は30〜150nm程度の厚さに形成されるので、その幅や長さを適宜設定して抵抗素子を構成することができる。
抵抗素子は、図10において変調回路508が有する抵抗負荷として用いられる。また、VCOなどで電流を制御する場合の負荷としても用いられる場合がある。抵抗素子は、高濃度に不純物元素を含む半導体層や、膜厚の薄い金属層によって構成すればよい。抵抗値が膜厚、膜質、不純物濃度、活性化率などに依存する半導体層に対して、金属層は、膜厚、膜質で抵抗値が決定するため、ばらつきが小さく好ましい。
図11において、pチャネル型トランジスタ1203は、半導体層1305に不純物領域1312を備えている。この不純物領域1312は、配線1304と接続されたソース及びドレイン領域を形成する。ゲート電極1309の構成は第1導電層1303と第2導電層1302が重畳した構成となっている。pチャネル型トランジスタ1203はLDDを設けないシングルドレイン構造のトランジスタである。pチャネル型トランジスタ1203を形成する場合、不純物領域1312にはp型を付与する不純物として硼素などが添加される。一方、不純物領域1312にリンを添加すればシングルドレイン構造のnチャネル型トランジスタとすることもできる。
半導体層1305及びゲート絶縁層1308の一方若しくは双方に対してマイクロ波で励起され、電子温度が2eV以下、イオンエネルギーが5eV以下、電子密度が1011〜1013/cm程度である高密度プラズマ処理によって酸化又は窒化処理しても良い。このとき、基板温度を300〜450℃とし、酸化雰囲気(O、NOなど)又は窒化雰囲気(N、NHなど)で処理することにより、プラズマ損傷が抑制された、緻密で、膜厚が均一な絶縁膜を得ることができる。すなわち、荷電欠陥の生成を抑え、トランジスタのしきい値電圧の変動を抑えることができる。
このような高密度プラズマを用いた処理により、1〜20nm、代表的には5〜10nmの絶縁層1308が半導体層1305に形成される。この場合の反応は、固相反応であるため、当該絶縁膜と半導体膜との界面準位密度はきわめて低くすることができる。このような、高密度プラズマ処理は、半導体膜(結晶性シリコン、或いは多結晶シリコン)を直接酸化(若しくは窒化)するため、形成される絶縁膜の厚さは理想的には、ばらつきをきわめて小さくすることができる。加えて、結晶性シリコンの結晶粒界でも酸化が強くされることがないため、非常に好ましい状態となる。すなわち、ここで示す高密度プラズマ処理で半導体膜の表面を固相酸化することにより、結晶粒界において異常に酸化反応をさせることなく、均一性が良く、界面準位密度が低い絶縁膜を形成することができる。
また絶縁層1308は、高密度プラズマ処理によって形成される絶縁膜のみを用いても良いし、それにプラズマや熱反応を利用したCVD法で酸化シリコン、酸窒化シリコン、窒化シリコンなどの絶縁膜を堆積し、積層させても良い。いずれにしても、高密度プラズマで形成した絶縁膜をゲート絶縁膜の一部又は全部に含んで形成されるトランジスタは、特性のばらつきを小さくすることができる。
また、トランジスタを3V以下の電圧で駆動させる場合には、このプラズマ処理により酸化若しくは窒化された絶縁層をゲート絶縁層1308として用いることは好適である。また、トランジスタの駆動電圧が3V以上の場合には、このプラズマ処理で半導体層1305の表面に形成した絶縁層とCVD法(プラズマCVD法若しくは熱CVD法)で堆積した絶縁層とを組み合わせてゲート絶縁層1308を形成することができる。また、同様にこの絶縁層は、容量素子1204の誘電体層としても利用することができる。この場合、このプラズマ処理で形成された絶縁層は、1〜10nmの厚さで形成され、緻密な膜であるので、大きな電荷容量を持つ容量素子を形成することができる。
なお、半導体層1305における半導体層の熱処理を伴った結晶化法と、連続発振レーザ若しくは10MHz以上の周波数で発振するレーザビームを照射する結晶化法とを組み合わせても良い。いずれにしても、連続発振レーザ若しくは10MHz以上の周波数で発振するレーザビームを照射することで、結晶化された半導体膜の表面を平坦なものとすることができる。それにより、ゲート絶縁膜を薄膜化することも可能であり、また、ゲート絶縁膜の耐圧を向上させることに寄与することができる。
また、半導体膜に対し、連続発振レーザ若しくは10MHz以上の周波数で発振するレーザビームを照射しながら一方向に走査して結晶化させて得られた半導体膜706〜710は、そのビームの走査方向に結晶が成長する特性がある。その走査方向をチャネル長方向(チャネル形成領域が形成されたときにキャリアが流れる方向)に合わせてトランジスタを配置し、上記ゲート絶縁層を組み合わせることで、特性ばらつきが小さく、しかも電界効果移動度が高いトランジスタ(TFT)を得ることができる。
図11及び図12を参照して説明したように、膜厚の異なる導電層を組み合わせることにより、さまざまな構成の素子を形成することができる。第1導電層のみが形成される領域と、第1導電層と第2導電層が積層されている領域は、回折格子パターン或いは半透膜からなる光強度低減機能を有する補助パターンを設置したフォトマスクまたはレチクルを用いて形成することができる。すなわち、フォトリソグラフィー工程において、フォトレジストを露光する際に、フォトマスクの透過光量を調節して、現像されるレジストマスクの厚さを異ならせる。この場合、フォトマスクまたはレチクルに解像度限界以下のスリットを設けて上記複雑な形状を有するレジストを形成してもよい。また、現像後に約200℃のベークを行ってフォトレジスト材料で形成されるマスクパターンを変形させてもよい。
また、回折格子パターン或いは半透膜からなる光強度低減機能を有する補助パターンを設置したフォトマスクまたはレチクルを用いることにより、第1導電層のみが形成される領域と、第1導電層と第2導電層が積層されている領域を連続して形成することができる。図12(A)に示すように、第1導電層のみが形成される領域を半導体層上に選択的に形成することができる。このような領域は、半導体層上において有効であるが、それ以外の領域(ゲート電極と連続する配線領域)では必要がない。このフォトマスク若しくはレチクルを用いることにより、配線部分は、第1導電層のみの領域を作らないで済むので、配線密度を実質的に高めることができる。
図11及び図12の場合には、第1導電層はタングステン(W)、クロム(Cr)、タンタル(Ta)、窒化タンタル(TaN)またはモリブデン(Mo)などの高融点金属、又は高融点金属を主成分とする合金もしくは化合物を30〜50nmの厚さで形成する。また、第2導電層はタングステン(W)、クロム(Cr)、タンタル(Ta)、窒化タンタル(TaN)またはモリブデン(Mo)などの高融点金属、又は高融点金属を主成分とする合金もしくは化合物で300〜600nmの厚さに形成する。例えば、第1導電層と第2導電層をそれぞれ異なる導電材料を用い、後に行うエッチング工程でエッチングレートの差が生じるようにする。一例として、第1導電層をTaNを用い、第2導電層としてタングステン膜を用いることができる。
本実施例では、回折格子パターン或いは半透膜からなる光強度低減機能を有する補助パターンを設置したフォトマスクまたはレチクルを用いて、電極構造の異なるトランジスタ、容量素子、抵抗素子を、同じパターニング工程によって作り分けることができることを示している。これにより、回路の特性に応じて、形態の異なる素子を、工程を増やすことなく作り込み、集積化することができる。
なお、本実施例は、他の実施の形態、実施例と自由に組み合わせることができる。
図10で示す半導体装置を構成する要素の一つとして、スタティックRAM(SRAM)を構成する一例について、図13〜図15を参照して説明する。
図13(A)で示す半導体層10、11はシリコン若しくはシリコンを成分とする結晶性の半導体で形成することが好ましい。例えば、シリコン膜をレーザアニールなどによって結晶化された多結晶シリコン、単結晶シリコンなどが適用される。その他にも半導体特性を示す、金属酸化物半導体、アモルファスシリコン、有機半導体を適用することも可能である。
いずれにしても、最初に形成する半導体層は絶縁表面を有する基板の全面若しくは一部(トランジスタの半導体領域として確定されるよりも広い面積を有する領域)に形成する。そして、フォトリソグラフィー技術によって、半導体層上にマスクパターンを形成する。そのマスクパターンを利用して半導体層をエッチング処理することにより、TFTのソース及びドレイン領域及びチャネル形成領域を含む特定形状の島状の半導体層10、11を形成する。その半導体層10、11はレイアウトの適切さを考慮して決められる。
図13(A)で示す半導体層10、11を形成するためのフォトマスクは、図13(B)に示すマスクパターン2000を備えている。このマスクパターン2000は、フォトリソグラフィー工程で用いるレジストがポジ型かネガ型かで異なる。ポジ型レジストを用いる場合には、図13(B)で示すマスクパターン2000は、遮光部として作製される。マスクパターン2000は、多角形の頂部Aを削除した形状となっている。また、コーナーの内側Bにおいては、そのコーナーの角部が直角とならないように複数段に渡って屈曲する形状となっている。このフォトマスクのパターンは、コーナー部が削除されている。
図13(B)で示すマスクパターン2000は、その形状が、図13(A)で示す半導体層10、11に反映される。その場合、マスクパターン2000と相似の形状が転写されても良いが、マスクパターン2000のコーナーの角部がさらに丸みを帯びるように転写されていても良い。すなわち、マスクパターン2000よりもさらにパターン形状をなめらかにした、丸め部を設けても良い。
半導体層10、11の上には、酸化シリコン若しくは窒化シリコンを少なくとも一部に含む絶縁層が形成される。この絶縁層を形成する目的の一つはゲート絶縁層である。そして、図14(A)で示すように、半導体層と一部が重なるようにゲート配線12、13、14を形成する。ゲート配線12は半導体層10に対応して形成される。ゲート配線13は半導体層10、11に対応して形成される。また、ゲート配線14は半導体層10、11に対応して形成される。ゲート配線は、金属層又は導電性の高い半導体層を成膜し、フォトリソグラフィー技術によってその形状を絶縁層上に作り込む。
このゲート配線を形成するためのフォトマスクは、図14(B)に示すマスクパターン2100を備えている。このマスクパターン2100は、配線の線幅の1/2以下で、線幅の1/5以上の長さにコーナー部を削除している。図14(B)で示すマスクパターン2100は、その形状が、図14(A)で示すゲート配線12、13、14に反映される。その場合、マスクパターン2100と相似の形状が転写されても良いが、マスクパターン2100のコーナーの角部がさらに丸みを帯びるように転写されていても良い。すなわち、ゲート配線12,13,14にマスクパターン2100よりもさらにパターン形状をなめらかにした、丸め部を設けても良い。ゲート配線12,13,14のコーナー部の外側はプラズマによるドライエッチングの際、異常放電による微粉の発生を抑えることができる。コーナー部の内側では、洗浄のときに、基板に微粉が付着していても洗浄液を配線パターンのコーナー部に滞留させずに洗い流すことができる。
層間絶縁層はゲート配線12、13、14の次に形成される層である。層間絶縁層は酸化シリコンなどの無機絶縁材料若しくポリイミドやアクリル樹脂などを使った有機絶材料を使って形成する。この層間絶縁層とゲート配線12、13、14の間には窒化シリコン若しくは窒化酸化シリコンなどの絶縁層を介在させても良い。また、層間絶縁層上にも窒化シリコン若しくは窒化酸化シリコンなどの絶縁層を設けても良い。この絶縁層は、外因性の金属イオンや水分などTFTにとっては良くない不純物により半導体層やゲート絶縁層を汚染するのを防ぐことができる。
層間絶縁層には所定の位置に開孔が形成されている。例えば、下層にあるゲート配線や半導体層に対応して設けられる。金属若しくは金属化合物の一層若しくは複数層で形成される配線層は、フォトリソグラフィー技術によってマスクパターンが形成され、エッチング加工により所定のパターンに形成される。そして、図15(A)で示すように、半導体層と一部が重なるように配線15〜20を形成する。配線はある特定の素子間を連結する。配線は特定の素子と素子の間を直線で結ぶのではなく、レイアウトの制約上屈曲部が含まれる。また、コンタクト部やその他の領域において配線幅が変化する。コンタクト部では、コンタクトホールが配線幅と同等若しくは大きい場合には、その部分で配線幅が広がるように変化する。
この配線15〜20を形成するためのフォトマスクは、図15(B)に示すマスクパターン2200を備えている。この場合においても、配線は、L字形に折れ曲がった各コーナー部であって直角三角形の一辺が10μm以下、または、配線の線幅の1/2以下で、線幅の1/5以上の長さに角部を削除し、コーナー部を丸みをおびるパターンを有せしめる。即ち、上面からみたコーナー部における配線層の外周は曲線を形成するようにする。具体的には、コーナー部の外周縁に丸みを帯びさせるため、コーナー部を挟む互いに垂直な2つの第1直線と、これら2つの第1直線と約45度の角度をなす一つの第2直線と、で形成される直角2等辺三角形の部分に相当する配線層の一部を除去する。除去すると新たに2つの鈍角の部分が配線層に形成されるが、マスク設計や、エッチング条件を適宜設定することにより、各鈍角部分に第1直線と第2直線との両方に接する曲線が形成されるように配線層をエッチングすることが好ましい。なお、前記直角2等辺三角形の互いに等しい2辺の長さは、配線幅の1/5以上1/2以下とする。またコーナー部の内周についても、コーナー部の外周に沿って内周が丸みを帯びるよう形成する。このような配線形状は、プラズマによるドライエッチングの際、異常放電による微粉の発生を抑えることができる。また、基板を洗浄する際に、基板に微粉が付着していても、洗浄液を配線パターンのコーナー部に滞留させずに洗い流すことができ、結果として歩留まりを向上させるという効果を有する。このことは、基板上に多数の平行配線がある場合に、付着した微粉を洗浄により除去しやすくなるという利点でもある。配線の角部がラウンドをとることにより、電気的にも伝導させることが期待できる。また、多数の平行配線では、ゴミを洗い流すのにはきわめて好都合である。
図15(A)には、nチャネル型トランジスタ21〜24、pチャネル型トランジスタ25、26が形成されている。nチャネル型トランジスタ23とpチャネル型トランジスタ25及びnチャネル型トランジスタ24とpチャネル型トランジスタ26はインバータ27、28を構成している。この6つのトランジスタを含む回路はSRAMを形成している。これらのトランジスタの上層には、窒化シリコンや酸化シリコンなどの絶縁層が形成されていても良い。
なお、本実施例は、他の実施の形態、実施例と自由に組み合わせることができる。
実施例1、実施例2で説明した半導体装置は、無線通信により情報を送受信が可能であり、それによりさまざまな用途に適用することができる。例えば、紙幣、硬貨、有価証券類、無記名債券類、証書類(運転免許証や住民票等、図16(A)参照)、書籍類、包装用容器類(包装紙やボトル等、図16(B)参照)、記録媒体(DVD−Rやビデオテープ等、図16(C)参照)、乗物類(自転車等、図16(D)参照)、装身具(鞄や眼鏡等、図16(E)参照)、食品類、衣類、生活用品類、電子機器(液晶表示装置、EL表示装置、テレビジョン装置、携帯端末等)等に貼り付けたり、埋め込んだりして活用される。例えば、紙幣、硬貨、証書類なら、その表面に貼り付けたり、埋め込んだりする。また、書籍類なら、表紙である紙に貼り付けたり、埋め込んだりする。包装容器類なら、包装容器類を構成する有機樹脂に、貼り付けたり、埋め込んだりする。また、半導体装置が含む記憶回路に識別番号を記憶させることにより半導体装置に識別機能を持たせれば、半導体装置の用途はさらに広がる。例えば、物品管理システム、認証機能システム、流通システム等に活用することにより、システムの高機能化、多機能化、付加価値化を図ることができる。
なお、本実施例は、他の実施の形態、実施例と自由に組み合わせることができる。
本実施例においては、本実施例3で説明した半導体装置を具備する商品を用いたビジネスモデルについて述べる。
図19には、本実施例の具体的な摘要について述べる。具体的な半導体装置を具備する商品として、書籍やファイル、もしくはビデオテープなどに納められた映像作品などがあげられる。図19における商品1900は冊、号、または回をおって公表される商品群である。または特定の順に陳列することが必要な商品群である。
まず図19(A)に示すように、商品1900にはそれぞれ半導体装置1901が貼り付けられている。この半導体装置1901は、商品内に貼り付けられていてもよいし、出荷時にあらかじめ埋め込まれていてもよい。商品1900の情報についても、出荷時にあらかじめ入力されていてもよいし、書き換えて使用するものであってもよい。
そして、リーダ/ライタ1902(以下、R/Wと呼ぶ)を商品に対して順に走査していくことで商品1900の位置情報(または陳列データともいう)を読み取る。このとき、商品の位置情報を読み取ることができれば、商品の載置の仕方は特に限定されない。その場合は、半導体装置のアンテナの指向性をR/Wで読み取る際に、限定されないように設計すればよい。
なお、本実施例において商品の陳列は、棚に載置する場合を想定して説明するが、これに限定されるものではないことを付記する。商品の情報を読み取れる状況であればどんな状況でも良く、乱雑に載置されていてもよいし、積み重ねられていてもよい。
そして図19(B)に示すように、R/Wに読み取られた商品1900の位置情報は、コンピュータに入力される。R/Wとコンピュータの接続は、無線による通信であってもよいし、有線による通信であってもよい。コンピュータ1903の表示部には、R/Wで読み取られた商品の位置データが表示される、表示される情報は、情報処理部を介してデータベースに接続され、商品の在庫状況、貸し出し情報等の商品の情報と照合された情報が表示される。この表示される情報には、商品の並び、順番、欠番等があった場合には、表示されるものであることが好適である。
勿論、コンピュータに情報を通信して、コンピュータの表示部に表示することに特に限定されない。例えば、R/Wに設けられた表示部に表示してもよいし、あらかじめR/W内に設けられた記憶部に商品に関する情報を入力しておき、商品の情報を読み取ると同時に商品の在庫状況、貸し出し情報等の商品の情報と照合された情報が表示してもよい。
次に図19(C)に示すように、人の手によって、陳列されている商品群の整理をおこなう。このとき、機械等を用いて、商品の順番の整理を行ってもよい。この場合はR/Wでの読み取り、コンピュータのデータベースへの接続も機械で行えばよい。
図20には、図19に示した商品の整理、確認を、フローチャートを用いて説明する。
まず半導体装置を商品に貼り付けるステップ(S01)がある。そして、半導体装置が有するメモリに商品の情報が書き込まれるステップ(S02)がある。ここで全ての半導体装置に商品の情報を書き込む。
次いで、R/Wによって棚に陳列された商品の情報を読み込むステップ(S03)がある。そして、商品の並び・順番、欠番を表示によって確認するステップがある。上述のように、R/Wに設けられた表示部によって商品の位置データを確認してもよいし、コンピュータにデータを送信して、データベースなどから他の情報を読み出して情報の確認を行ってもよい。
そして、人の手によって、陳列されている商品群の整理をおこなうステップ(S05)がある。このとき、前記したとおり、機械等を用いて、商品の順番の整理を行ってもよい。
なお、本実施例は、他の実施の形態、実施例と自由に組み合わせることができる。
本発明の実施の形態1を説明する図。 本発明の実施の形態1を説明する図。 本発明の実施の形態1を説明する図。 本発明の実施の形態1を説明する図。 本発明の実施の形態1を説明する図。 本発明の実施の形態1を説明する図。 本発明の実施の形態1を説明する図。 本発明の実施の形態1を説明する図。 本発明の実施の形態2を説明する図。 本発明の実施例1を説明する図。 本発明の実施例1を説明する図。 本発明の実施例1を説明する図。 本発明の実施例2を説明する図。 本発明の実施例2を説明する図。 本発明の実施例2を説明する図。 本発明の実施例3を説明する図。 従来の形態を説明する図。 従来の形態を説明する図。 本発明の実施例4を説明する図。 本発明の実施例4を説明する図。
符号の説明
10 半導体層
11 位相比較器
12 ゲート配線
13 ゲート配線
14 ゲート配線
15 配線
16 配線
17 配線
18 配線
19 配線
20 配線
21 nチャネル型トランジスタ
22 nチャネル型トランジスタ
23 nチャネル型トランジスタ
24 nチャネル型トランジスタ
25 pチャネル型トランジスタ
26 pチャネル型トランジスタ
27 インバータ
28 インバータ
111 位相比較器
112 ループ・フィルタ
113 電圧制御発振器
114 分周器
115 PLL回路
116 発振回路
117 判定回路
118 スイッチ
201 単位回路
202 NOR回路
203 トランジスタ
204 トランジスタ
205 トランジスタ
206 トランジスタ
207 トランジスタ
208 トランジスタ
301 単位回路
302 インバータ回路
303 NAND回路
304 NAND回路
305 NAND回路
306 NAND回路
307 NAND回路
308 NAND回路
309 NAND回路
310 インバータ回路
311 インバータ回路
401 発振回路
411 Nチャネル型トランジスタ
421 Pチャネル型トランジスタ
501 半導体装置
502 共振回路
503 電源回路
504 クロック生成回路
505 復調回路
506 制御回路
507 メモリ部
508 変調回路
509 リーダ/ライタ装置
570 メモリ部
911 位相比較器
912 ループ・フィルタ
913 電圧制御発振器
914 分周器
915 PLL回路
916 発振回路
917 判定回路
918 スイッチ
1201 nチャネル型トランジスタ
1202 nチャネル型トランジスタ
1203 pチャネル型トランジスタ
1204 容量素子
1205 抵抗素子
1302 導電層
1303 導電層
1304 配線
1305 半導体層
1306 不純物領域
1307 不純物領域
1308 絶縁層
1309 ゲート電極
1310 不純物領域
1311 不純物領域
1312 不純物領域
1711 位相比較器
1712 ループ・フィルタ
1713 電圧制御発振器
1714 分周器
1814 分周器
1900 商品
1901 半導体装置
1902 R/W
1903 コンピュータ
2000 マスクパターン
2100 マスクパターン
2200 マスクパターン

Claims (14)

  1. PLL回路と、発振回路とを有し、
    前記PLL回路の出力部との接続、又は前記発振回路との接続を切り替えて信号出力部に接続するためのスイッチが設けられていることを特徴とするクロック生成回路。
  2. PLL回路と、発振回路とを有し、
    入力信号と、または前記発振回路の信号とを切り替えて前記PLL回路の信号入力部に入力するためのスイッチが設けられていることを特徴とするクロック生成回路。
  3. PLL回路と、発振回路と、判定回路とを有し、
    前記判定回路は、信号入力部において、受信開始信号の受信から受信終了信号の受信までの第1の期間と、前記受信開始信号の受信から前記受信終了信号の受信以外の第2の期間を判定する回路であり、
    前記第1の期間においては前記PLL回路との接続を選択し、前記第2の期間においては前記発振回路との接続を選択して信号出力部に接続するためのスイッチが設けられていることを特徴とするクロック生成回路。
  4. PLL回路と、発振回路と、判定回路とを有し、
    前記判定回路は、信号入力部において、受信開始信号の受信から受信終了信号の受信までの第1の期間と、前記受信開始信号の受信から前記受信終了信号の受信以外の第2の期間を判定する回路であり、
    前記第1の期間においては入力信号を選択し、前記第2の期間においては前記発振回路の信号を選択して前記PLL回路の信号入力部に入力するためのスイッチが設けられていることを特徴とするクロック生成回路。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか一項において、
    前記PLL回路は、位相比較器、ループ・フィルタ、電圧制御発振器、及び分周器を有することを特徴とするクロック生成回路。
  6. 請求項5において、
    前記PLL回路は、プリスケーラ、スワローカウンタを有することを特徴とするクロック生成回路。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれか一項において、
    前記発振回路は、リングオシレーターであることを特徴とするクロック生成回路。
  8. アンテナを備え無線通信により信号の送受信を行う半導体装置であって、
    前記アンテナにより受信した信号から駆動電力を生成する整流回路と、前記アンテナにより受信した信号を復調する復調回路と、該復調した信号に同期したクロック信号を生成するクロック生成回路を有し、
    前記クロック生成回路は、PLL回路と、発振回路とを有し、
    前記PLL回路の出力部との接続、又は前記発振回路との接続を切り替えて前記クロック生成回路の信号出力部に接続するためのスイッチが設けられていることを特徴とする半導体装置。
  9. アンテナを備え無線通信により信号の送受信を行う半導体装置であって、
    前記アンテナにより受信した信号から駆動電力を生成する整流回路と、前記アンテナにより受信した信号を復調する復調回路と、該復調した信号に同期したクロック信号を生成するクロック生成回路を有し、
    前記クロック生成回路は、PLL回路と、発振回路とを有し、
    前記クロック生成回路の入力信号と、または前記発振回路の信号とを切り替えて前記PLL回路の信号入力部に入力するためのスイッチが設けられていることを特徴とする半導体装置。
  10. アンテナを備え無線通信により信号の送受信を行う半導体装置であって、
    前記アンテナにより受信した信号から駆動電力を生成する整流回路と、前記アンテナにより受信した信号を復調する復調回路と、該復調した信号に同期したクロック信号を生成するクロック生成回路を有し、
    前記クロック生成回路は、PLL回路と、発振回路と、判定回路とを有し、
    前記判定回路は、信号入力部において、受信開始信号の受信から受信終了信号の受信までの第1の期間と、前記受信開始信号の受信から前記受信終了信号の受信以外の第2の期間を判定する回路であり、
    前記第1の期間においては前記PLL回路との接続を選択し、前記第2の期間においては前記発振回路との接続を選択して信号出力部に接続するためのスイッチが設けられていることを特徴とする半導体装置。
  11. アンテナを備え無線通信により信号の送受信を行う半導体装置であって、
    前記アンテナにより受信した信号から駆動電力を生成する整流回路と、前記アンテナにより受信した信号を復調する復調回路と、該復調した信号に同期したクロック信号を生成するクロック生成回路を有し、
    前記クロック生成回路は、PLL回路と、発振回路と、判定回路とを有し、
    前記判定回路は、信号入力部において、受信開始信号の受信から受信終了信号の受信までの第1の期間と、前記受信開始信号の受信から前記受信終了信号の受信以外の第2の期間を判定する回路であり、
    前記第1の期間においては前記クロック生成回路の入力信号を選択し、前記第2の期間においては前記発振回路の信号を選択して前記PLL回路の信号入力部に入力するためのスイッチが設けられていることを特徴とする半導体装置。
  12. 請求項8乃至請求項11のいずれか一項において、
    前記PLL回路は、位相比較器、ループ・フィルタ、電圧制御発振器、及び分周器を有することを特徴とする半導体装置。
  13. 請求項12において、
    前記PLL回路は、プリスケーラ、スワローカウンタを有することを特徴とする半導体装置。
  14. 請求項8乃至請求項13のいずれか一項において、
    前記発振回路は、リングオシレーターであることを特徴とする半導体装置。
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