JP2007013654A - パケット中継装置およびパケット中継方法 - Google Patents

パケット中継装置およびパケット中継方法 Download PDF

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Abstract

【課題】IPネットワークにおいて遅延揺らぎの発生を防ぐこと。
【解決手段】IPネットワーク内のパケットスイッチ間で転送するパケットに遅延情報を挿入し、遅延情報を用いてQoS制御を行うよう構成する。具体的には、パケットスイッチのフロー識別部601が受信パケットから遅延情報を取り出して送信制御部605に渡し、送信制御部605が遅延情報に基づいてキューの帯域設定を変更するとともに遅延演算部607を用いて内部補正時間を算出し、遅延情報処理部606が内部補正時間を用いて遅延情報を更新してパケットを送信する。
【選択図】 図2

Description

この発明は、パケットネットワークにおいてパケットを中継するパケット中継装置およびパケット中継方法に関し、特に、遅延揺らぎの発生をパケットネットワーク全体として防止し、通信品質を向上することができるパケット中継装置およびパケット中継方法に関するものである。
通常、IP通信においては、データの伝送がベストエフォート中心となる。また、通信品質(QoS)保証を行う拡張プロトコルも多数開発されているが、保証するものは単位時間あたりのパケット送信数をベースとした通信帯域保証である(例えば、特許文献1参照。)。
一例として、図9に示すIPネットワークを用いて従来の通信帯域保証技術を説明する。図9において、端末101と端末104がIP電話で音声によるデータ通信を行っており、また、端末102と端末105、端末103と端末105が通常のTELNETやHTTP等のデータ通信を行っている。
IP網(IPネットワーク)内のパケットスイッチ106〜114は、それぞれのデータ中継を行っており、端末101から端末104間の音声通信は高優先で、他のデータ通信は低優先で、データの出力制御(QoS制御)を行っている。
図10は、図9に示したパケットスイッチ109のQoS関連の機能ブロックを示す図である。図10において、フロー識別部201は、端末101〜端末103からパケットが送られてくると、パケットの優先度や出力する帯域を決定するため、通信を行っている端末の情報やデータの種類(音声通信なのか、データ通信なのか等)を識別し、識別結果に基づいてキュー10〜30のうちのいずれかにパケットの振り分けを行う。
ここで、パケットが振り分けられるキュー10〜30には、予めそのキューの優先度や出力帯域の設定がされており、送信制御部205にて、出力可能と判断したパケットをキューより読み出し出力する。
この例では、端末101と端末104間の通信は音声通信であるため、フロー識別部201は、端末101から送られてくるパケットは高優先のキューへ振り分け、端末102、103と端末105間の通信はデータ通信であるため、端末102、103から送られてくるパケットは低優先のキューへ振り分けることによって、データ通信によって音声通信が影響を受け、データ出力が抑えられることができるだけないようにしている。
特開2002−281066号公報
しかしながら、従来のパケットスイッチによるQoS処理では次のような問題が発生する。図9のパケットスイッチ109では、端末101〜端末103のデータを受信し、パケットスイッチ110に対して送信する必要がある。ここで、端末101〜端末103からの受信データに対して、パケットスイッチ110へ送信できる帯域が小さい場合には、データの輻輳が発生し、端末101から端末104に対する音声通信を高優先としていた場合にも、出力データの遅延が発生する。
すなわち、後段のパケットスイッチ110は、受信したデータに対してQoS制御を実施し、端末101から端末104への音声通信については優先制御を実施するが、パケットスイッチ110は、前段にて出力遅延が発生したことがわからず、パケットスイッチ110内で閉じたQoS制御しかできないため、パケットスイッチ109で発生した出力遅延のままの状態でデータが端末104に送信され、パケット遅延揺らぎが発生する。
図11は、パケット遅延揺らぎ発生の原理を示す図である。同図に示すように、パケットスイッチ109までは等間隔で伝送された音声データは、パケットスイッチ112とパケットスイッチ114からのデータにより出力が待たされるため、前データに対しては間隔が広く、後データに対しては間隔が狭くなり、データの揺らぎとなる。その結果、端末101と端末104の間で行っている音声通信の品質が劣化する。
なお、通信品質保証が強く求められているアプリケーションとして、電話、ビデオなどの実時間音声通信以外にも、ロボット遠隔操作、遠隔医療(手術)等の実時間通信などがあり、これらのアプリケーションでは、データの欠落や遅延、あるいは、遅延による揺らぎが発生しないネットワークが強く求められている。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するためになされたものであり、遅延揺らぎの発生をパケットネットワーク全体として防止し、通信品質を向上することができるパケット中継装置およびパケット中継方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項1の発明に係るパケット中継装置は、パケットネットワークにおいてパケットを中継するパケット中継装置であって、受信したパケットから該パケットの遅延状態を示す遅延情報を取り出し、該取り出した遅延情報に基づいて該パケットの出力帯域の設定を制御する出力帯域制御手段と、前記出力帯域制御手段により設定が制御される出力帯域および該出力帯域でのパケット出力に対して内部で発生する内部遅延に基づいて前記パケットの遅延情報を更新して該パケットを送信するパケット送信制御手段と、を備えたことを特徴とする。
この請求項1の発明によれば、受信したパケットからそのパケットの遅延状態を示す遅延情報を取り出し、取り出した遅延情報に基づいてそのパケットの出力帯域の設定を制御し、設定を制御する出力帯域および出力帯域でのパケット出力に対して内部で発生する内部遅延に基づいてそのパケットの遅延情報を更新してそのパケットを送信するよう構成したので、遅延揺らぎの発生をパケットネットワーク全体として防止することができる。
また、請求項2の発明に係るパケット中継装置は、請求項1の発明において、前記遅延情報は、遅延した時間を示す遅延時間であり、前記パケット送信制御手段は、パケットの優先度別に設けられた各パケットキューに対応してパケットのデキューを制御するキューシェーパと、前記キューシェーパからのパケットデキュー要求に基づいてパケットをデキューするポートシェーパと、前記出力帯域および該出力帯域でのパケット出力に対して内部で発生する内部遅延に基づいて前記遅延時間に対する補正値を内部補正時間として算出する遅延時間演算手段と、前記遅延時間演算手段により算出された内部補正時間から前記遅延時間の更新値である更新遅延時間を算出し、算出した更新遅延時間を前記ポートシェーパによりデキューされたパケットに挿入して該パケットを送信するパケット送信手段と、を備え、前記出力帯域制御手段は、前記キューシェーパが制御するデキューの出力帯域の設定を制御することを特徴とする。
この請求項2の発明によれば、パケットの優先度別に設けられた各パケットキューに対応してキューシェーパが制御するパケットのデキューの出力帯域の設定を制御し、キューシェーパからのパケットデキュー要求に基づいてパケットをポートシェーパがデキューし、出力帯域および出力帯域でのパケット出力に対して内部で発生する内部遅延に基づいて遅延時間に対する補正値を内部補正時間として算出し、算出した内部補正時間から遅延時間の更新値である更新遅延時間を算出し、算出した更新遅延時間をポートシェーパによりデキューされたパケットに挿入してパケットを送信するよう構成したので、各パケット中継装置において遅延時間に応じた遅延の取戻しを行うことができる。
また、請求項3の発明に係るパケット中継装置は、請求項2の発明において、前記遅延時間演算手段は、前記遅延時間に対応する補正時間と前記キューシェーパからパケットのデキュー要求があった時点から該デキュー要求に基づいて該パケットを送信する時点までの時間とに基づいて前記内部補正時間を算出することを特徴とする。
この請求項3の発明によれば、遅延時間に対応する補正時間とキューシェーパからパケットのデキュー要求があった時点からそのデキュー要求に基づいてパケットを送信する時点までの時間とに基づいて内部補正時間を算出するよう構成したので、正確に内部補正時間を算出することができる。
また、請求項4の発明に係るパケット中継装置は、請求項1、2または3の発明において、受信したパケットに対して出力帯域の設定制御を行うか否かを判定する設定制御判定手段をさらに備え、前記出力帯域制御手段は、前記設定制御判定手段により出力帯域の設定制御を行うと判定されたパケットに対して出力帯域の設定を制御することを特徴とする。
この請求項4の発明によれば、受信したパケットに対して出力帯域の設定制御を行うか否かを判定し、出力帯域の設定制御を行うと判定したパケットに対して出力帯域の設定を制御するよう構成したので、不必要に出力帯域の設定を制御することを防ぐことができる。
また、請求項5の発明に係るパケット中継方法は、パケットネットワークにおいてパケットを中継するパケット中継方法であって、受信したパケットから該パケットの遅延状態を示す遅延情報を取り出し、該取り出した遅延情報に基づいて該パケットの出力帯域の設定を制御する出力帯域制御工程と、前記出力帯域制御工程により設定が制御される出力帯域および該出力帯域でのパケット出力に対して内部で発生する内部遅延に基づいて前記パケットの遅延情報を更新して該パケットを送信するパケット送信制御工程と、を含んだことを特徴とする。
この請求項5の発明によれば、受信したパケットからそのパケットの遅延状態を示す遅延情報を取り出し、取り出した遅延情報に基づいてそのパケットの出力帯域の設定を制御し、設定を制御する出力帯域および出力帯域でのパケット出力に対して内部で発生する内部遅延に基づいてそのパケットの遅延情報を更新してそのパケットを送信するよう構成したので、遅延揺らぎの発生をパケットネットワーク全体として防止することができる。
請求項1および5の発明によれば、遅延揺らぎの発生をパケットネットワーク全体として防止するので、通信品質を向上することができるという効果を奏する。
また、請求項2の発明によれば、各パケット中継装置において遅延時間に応じた遅延の取戻しを行うので、ネットワーク全体として通信品質を向上することができるという効果を奏する。
また、請求項3の発明によれば、正確に内部補正時間を算出するので、パケット中継装置間で正確な遅延時間を伝えることができるという効果を奏する。
また、請求項4の発明によれば、不必要に出力帯域の設定を制御することを防ぐので、不要な設定制御がネットワークに悪影響を与えることを防ぐことができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明に係るパケット中継装置およびパケット中継方法の好適な実施例を詳細に説明する。
まず、本実施例に係るパケットスイッチによるQoS保証方式について説明する。図1は、本実施例に係るパケットスイッチによるQoS保証方式を説明するための説明図である。
同図において、端末401と端末404がIP電話で音声によるデータ通信を行っており、また、端末402と端末405、端末403と端末405が通常のTELNETやHTTP等のデータ通信を行っている。
IP網のエッジ部分のパケットスイッチ406は、端末401から送信された音声データを受信すると、受信したデータの識別を行い、音声データ等の揺らぎ補正が必要なデータであるか否かを判断する。その結果、揺らぎ補正が必要なデータだと判断すると、パケットスイッチ406は、パケット中の固定位置に遅延を示す遅延情報を挿入する。
ここで、挿入する遅延情報は、送出すべき時間に対して遅れているのかまたは、進んでいるのかの情報を符号として、どのくらい遅れているまたは進んでいるのかの情報を数値として表した遅延時間である。また、遅延情報は、遅延情報であることを示すタグと遅延時間から構成される。この例では、パケットスイッチ406では輻輳等は発生していないため、遅延なしを示す遅延時間「0」が挿入され、遅延情報はデータとMAC(アドレス)の間に挿入される。
パケットスイッチ407からパケットスイッチ409までは、受信するパケットにすでに遅延情報が挿入されているために、この遅延情報の更新処理を行う。具体的には、パケットスイッチ407とパケットスイッチ408では、輻輳等発生していないため、データの遅延は発生せず、更新なしとなる。
これに対して、パケットスイッチ409では、端末402と端末403からのデータと輻輳し、端末401からのデータに遅延が発生する。そこで、パケットスイッチ409は、遅延量をパケットスイッチ410に伝えるために、遅延情報を更新してパケットを送信する。
すると、パケットスイッチ410は、受信したパケットの遅延情報より、受信したデータが遅延していることとどのくらい遅延しているかを認識し、その遅延情報にあったスケジューリングを実施し、遅延時間の取り戻しを行う。
その結果、遅延時間が完全に取り戻せた場合には、遅延なしとして遅延情報を更新し、次段のパケットスイッチ411に送信する。一方、遅延した時間が完全に取り戻せなかった場合には、受信した遅延時間と自パケットスイッチで取り戻した時間の差分を新たな遅延時間として遅延情報を更新し、次段のパケットスイッチ411に送信する。
パケットスイッチ411は、受信したパケットの遅延情報から、データが遅延していなければ、遅延情報の削除のみを行い、端末404にパケットを送信する。一方、データが遅延していれば、その遅延時間の取り戻しを行うようにスケジューリングを実施し、遅延情報の削除を行い、端末404にパケットを送信する。
このように、本実施例に係るIP網では、パケットスイッチ間でデータの遅延情報の受け渡しを行うことで、ネットワーク全体としてデータ遅延の補正が可能となり、揺らぎを防止することができる。また、一つのパケットスイッチでデータの遅延が補正できなくても、遅延情報を更新することで、次段のパケットスイッチにネットワーク全体としての遅延情報を伝達することが可能であり、複数のパケットスイッチによる段階的な遅延の補正が可能となる。
次に、本実施例に係るパケットスイッチ406〜415の構成について説明する。なお、これらのパケットスイッチ406〜415はいずれも同様の構成を有するので、ここではパケットスイッチ409を例にとって説明する。
図2は、本実施例に係るパケットスイッチ409の構成を示す機能ブロック図である。同図に示すように、このパケットスイッチ409は、フロー識別部601とQoS部602とを有する。
フロー識別部601は、受信したパケットに含まれるデータがどのようなデータ(IP電話による音声データ、TELNET等のデータ通信のデータなど)であるのかを識別してパケットの優先度や出力帯域を決定し、決定した優先度や出力帯域に基づいて、パケットをエンキューするキューを決定するする処理部であり、遅延情報識別部601aとキュー決定部601bとを有する。
遅延情報識別部601aは、受信したパケットに含まれるデータがどのようなデータであるのかを識別してパケットの優先度や出力帯域を決定するとともに、遅延情報がパケットに含まれている否かを識別し、遅延情報がパケットに含まれている場合には、遅延情報をパケットから取り出してQoS部602に渡す処理部である。
キュー決定部601bは、遅延情報識別部601aにより決定された優先度や出力帯域に基づいて、パケットをエンキューするキューを決定し、決定したキューにパケットをエンキューする処理部である。
QoS部602は、フロー識別部601による識別結果とフロー識別部601から受け取った遅延情報に基づいてQoS制御を行う処理部であり、キュー1〜3と、送信制御部605と、遅延情報処理部606と、遅延演算部607とを有する。
キュー1〜3は、受信したパケットのエンキューに使用するキューであり、キュー1の優先度が最も高く、キュー3の優先度が最も低い。したがって、キュー決定部601bは、端末401からのデータはIP電話による音声データであるため受信パケットをキュー1にエンキューし、端末402および端末403からのデータはデータ通信のデータであるため受信パケットをキュー3にエンキューする。
送信制御部605は、各キューにパケットがエンキューされたことを検出すると、各キューの設定に従ってパケット出力のスケジューリングを行い、パケットの出力が可能な状態になるとキューからパケットを読み出して送信する処理部であり、キュー設定部605aと、キューシェーパ605bと、ポートシェーパ605cとを有する。
キュー設定部605aは、フロー識別部601から遅延情報を受け取り、受け取った遅延情報に基づいてキューの出力帯域の設定を変更する処理部であり、具体的には、帯域変換テーブル605dを用いてキュー設定値を求め、キューシェーパ605bに対してキュー設定値の変更を指示する。
ここで、帯域変換テーブル605dは、遅延時間に対応するキュー設定値を記憶したテーブルである。図3は、帯域変換テーブル605dの一例を示す図である。同図に示すように、この帯域変換テーブル605dは、遅延時間ごとにキュー設定値と補正時間とを対応させて記憶する。ここで、補正時間は、キュー設定値の変更によって補正される時間を示す。
このように、キュー設定部605aが、フロー識別部601から受け取った遅延情報および帯域変換テーブル605dを用いてキューの出力帯域の設定を変更することによって、他のパケットスイッチで発生した遅延を取り戻すことができる。
キューシェーパ605bは、各キューの出力(デキュー)を制御する制御部であり、キュー設定部605aにより指定されたキュー設定値に基づいて各キューのデキューをポートシェーパ605cに要求する。
ポートシェーパ605cは、パケットを出力するポートの帯域を管理し、キューシェーパ605bからのデキュー要求に基づいて各キューからパケットをデキューして遅延情報処理部606に渡す処理部である。
また、このポートシェーパ605cは、遅延演算部607を用いて内部補正時間を算出し、算出した内部補正時間を遅延情報処理部606に渡す。ここで、内部補正時間とは、自パケットスイッチ内での遅延時間とキュー設定変更による補正時間との差分であり、受信パケットに含まれる遅延時間から送信パケットに挿入する遅延時間を算出するために用いられる。
遅延情報処理部606は、遅延情報に関する処理を行ってパケットを送信する処理部であり、ネットワークのエッジ部分のパケットスイッチは、データの入口側で遅延情報の挿入を行い、データの出口側で遅延情報の削除を行い、エッジ部分以外のパケットスイッチは、遅延情報の更新を行う。
遅延演算部607は、自パケットスイッチ内での遅延時間とキュー設定変更による補正時間から内部補正時間を算出する処理部である。なお、自パケットスイッチ内での遅延時間は、デキューが可能となった時間から実際にパケットが出力ポートから出力可能となった時間であり、キュー設定変更による補正時間は、帯域変換テーブル605dに記憶された補正時間である。
この遅延演算部607が算出した内部補正時間は、送信制御部605を介して遅延情報処理部606に渡され、遅延情報処理部606で内部補正時間に基づいて遅延情報が更新されて次のパケットスイッチに渡される。
このように、遅延演算部607が、自パケットスイッチ内での内部補正時間を算出し、遅延情報処理部606が内部補正時間を用いて遅延時間の更新値である更新遅延時間を算出し、更新遅延時間を用いて遅延情報を更新することによって、いずれかのパケットスイッチで発生した遅延をネットワーク全体で補正していくことが可能となる。
次に、遅延が発生している場合の送信制御部605によるデキュー動作について説明する。図4は、遅延が発生している場合の送信制御部605によるデキュー動作を説明するための説明図である。同図(a)は、従来のフローを示し、同図(b)は、本実施例に係るフローを示す。
同図(a)に示すように、従来は、キューシェーパがキューの設定にあわせて帯域を追加し、デキュー可能な帯域になるとパケットをデキューするとともに出力パケットの帯域をキューの帯域から減算する動作を繰り返す。したがって、受信パケットに遅延が発生している場合でも、キューに対して設定された帯域に基づいて、遅延が発生していない場合と同様に、送信制御部はデキューを行う。
これに対して、同図(b)に示すように、本実施例では、遅延情報に基づいてキュー設定部605aがキューの出力帯域の設定を変更することによってキューに対する帯域を増加させ、デキュー可能な帯域に早く到達させることができる。
このように、本実施例では、遅延情報に基づいてキュー設定部605aがキューの出力帯域の設定を変更してキューに対する帯域を増加させることによって、デキュー可能となるまでの時間を短縮し、他のパケットスイッチで発生した遅延を取り戻すことができる。
次に、本実施例に係るパケットスイッチによる遅延時間挿入処理について説明する。ここで、遅延時間挿入処理とは、受信したパケットの遅延時間は"0"であるが、ポートシェーパ605cの輻輳によりパケットの送信が遅れた場合に遅延情報を更新して遅延時間を挿入する処理である。
図5は、本実施例に係るパケットスイッチによる遅延時間挿入処理を説明するための説明図である。同図に示すように、各キューにエンキューされたパケットに対してキューシェーパ605bは、キューに予め設定されている帯域に従い、デキュー可能となる時間を算出し、デキュー可能になるとポートシェーパ605cに対してデキュー可能となったことを通知する。
そして、ポートシェーパ605cは、キューシェーパ605bからのデキュー可能の通知を受け取ると、出力ポートの帯域が空いていれば、キューからパケットの読み出しを行い、パケット出力を行う。
図5において、出力のポートが空いており、デキュー可能とデータ出力が同時となるパケットは、パケット1−1、2−1、3−1、2−2、3−2までとなる。パケット1−2については、キューの帯域設定からデキュー可能となったが、前に出力しているパケット3−2のパケット長が長く、出力ポートの帯域を占有しているため、出力待ち状態となる。すなわち、パケット3−2が出力された後、パケット1−2が出力される。
遅延演算部607は、パケット1−2のデキュー可能通知からカウントを行い、データの出力可能となるまでの遅延時間を計測し、計測した遅延時間を内部補正時間として、送信制御部605を介して遅延情報処理部606に渡す。そして、遅延情報処理部606がこの遅延時間を用いて遅延情報を更新する。
このように、遅延演算部607が計測した遅延時間を遅延情報処理部606がパケットに遅延情報として挿入することによって、次のパケットスイッチが遅延情報を用いて遅延を取り戻す処理を行うことが可能となる。
次に、本実施例に係るパケットスイッチによる遅延時間取戻処理について説明する。ここで、遅延時間取戻処理とは、受信したパケットの遅延情報が遅延の発生を示している場合に、遅延を取り戻すために行う処理である。
図6は、本実施例に係るパケットスイッチによる遅延時間取戻処理を説明するための説明図である。同図に示すように、本実施例に係るパケットスイッチは、受信パケット1−1については、受信時の遅延情報から遅延が発生していないことを検出し、通常のキュー設定値によるQoS処理を実施してデータの出力を行う。
受信パケット1−2については、受信した遅延情報から、データの遅延が発生していることを検出し、送信制御部605は、遅延情報内の遅延時間を検索キーとして帯域変換テーブル605dを検索し、キューの設定値と補正時間を求める。
そして、送信制御部605は、帯域変換テーブル605dの検索によって得たキュー設定値を用いてキューの帯域設定を変更する。ここでは、データを早く出力する場合なので、キューの設定帯域を大きくすることでキューからのデキューを早くする。
また、送信制御部605は、帯域変換テーブル605dの検索によって得た補正時間を内部補正時間の演算のために、遅延演算部607に送る。この例では、出力ポートの輻輳はなく、キューからのデキュー要求とポート出力が同時となるため、帯域変換テーブル605dから求めた補正時間だけによって内部補正時間が算出される。
送信制御部605は、ポートシェーパ605cからパケット1−2が出力されると同時に、帯域変換テーブル605dから求めた補正時間を遅延演算部607に送信し、遅延演算部607が、内部補正時間を算出する。そして、遅延情報処理部606が遅延演算部607によって算出された内部補正時間と受信した遅延情報内の遅延時間である受信遅延時間とを用いて受信遅延時間−内部補正時間を計算し、遅延情報を更新してパケット出力を行う。
受信パケット1−3については、帯域変換テーブル605dの検索結果からキュー設定が変更され、キューから早めにデキュー可能となるまでは、パケット1−2と同じであるが、ポート出力の際に、パケット2−2が出力中であるため、ポートへの出力待ち状態となる。このような場合には、遅延演算部607において、キューからデキュー可能となった時点から実際にデータ出力可能となるまでの時間を計測する必要がある。
そのため、遅延演算部607は、キューのデキュー可能通知をトリガーとしてポートから出力可能となるまでのカウントを行い、カウントを行った結果であるデータ出力待ち時間と帯域変換テーブル605dから求められた補正時間との差分を内部補正時間として算出し、送信制御部605を介して遅延情報処理部606へ出力する。遅延情報処理部606は、受信遅延時間と遅延演算部607で算出した内部補正時間の差分をパケットの新たな遅延時間、すなわち更新遅延時間として遅延情報を更新し、パケットを出力する。
このように、遅延演算部607が、カウントを行ったデータ出力待ち時間と帯域変換テーブル605dから求めた補正時間の差分を内部補正時間として算出し、遅延情報処理部606が、受信遅延時間と遅延演算部607で算出した内部補正時間との差分を更新遅延時間としてパケットの遅延情報を更新することによって、取り戻した遅延時間を遅延情報に反映させることができる。
次に、図2に示したキューシェーパ605bの処理手順について説明する。図7は、図2に示したキューシェーパ605bの処理手順を示すフローチャートである。同図に示すように、このキューシェーパ605bは、新たなパケットがキューの先頭に到達すると(ステップS101)、そのキューが遅延情報に基づいて遅延制御を行う遅延制御キューであるか否かを判定する(ステップS102)。
その結果、そのキューが遅延情報に基づいて遅延制御を行う遅延制御キューである場合には、キュー設定部605aの指示に基づいてその遅延制御キューの帯域設定を行う(ステップS103)。
そして、そのキューからのデキューが可能な状態になると(ステップS104、Yes)、デキュー出力をポートシェーパ605cに要求し(ステップS105)、出力キューの帯域からデキューパケットによる帯域を減算する(ステップS106)。
このように、キューシェーパ605bが、キュー設定部605aの指示に基づいて遅延制御キューの帯域設定を行うことによって、他のパケットスイッチで発生した遅延を取り戻すことができる。
次に、図2に示したポートシェーパ605cの処理手順について説明する。図8は、図2に示したポートシェーパ605cの処理手順を示すフローチャートである。同図に示すように、このポートシェーパ605cは、キューシェーパ605bからデキュー要求があると(ステップS201)、遅延制御キューからのデキュー要求があるか否かを判定し(ステップS202)、遅延制御キューからのデキュー要求がある場合には、遅延演算部607に出力待ち時間のカウントを指示する(ステップS203)。
そして、出力ポートがデキューが可能な状態になると(ステップS204、Yes)、デキュー要求のある各キューの帯域を比較し(ステップS205)、一番大きな帯域を持っているキューからデキューを行う。また、このとき、デキューを行うキューが遅延制御キューである場合には、遅延演算部607から内部補正時間を取得し、遅延情報処理部606に渡す(ステップS206)。そして、出力したキューの帯域からデキューパケットによる帯域を減算する(ステップS207)。
このように、ポートシェーパ605cが遅延制御キューからデキューする際に、遅延演算部607が計算した内部補正時間を遅延情報処理部606に渡すことによって、遅延情報処理部606は、遅延情報を更新してパケットを送信することができる。
上述してきたように、本実施例では、IPネットワーク内のパケットスイッチ間で転送するパケットに遅延情報を挿入し、遅延情報を用いてQoS制御を行うこととしたので、いずれかのパケットスイッチで発生した遅延をIPネットワーク全体として取り戻すことができる。具体的には、フロー識別部601が受信パケットから遅延情報を取り出して送信制御部605に渡し、送信制御部605が遅延情報に基づいてキューの帯域設定を変更するとともに遅延演算部607を用いて内部補正時間を算出し、遅延情報処理部606が内部補正時間を用いて遅延情報を更新してパケットを送信することとしたので、あるパケットスイッチで発生した遅延を他のパケットスイッチで取り戻すことができる。
なお、本実施例では、IPネットワークでパケットを転送するパケットスイッチについて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、パケットを用いてデータを転送するネットワークにおいてパケットを転送するパケット中継装置に同様に適用することができる。
(付記1)パケットネットワークにおいてパケットを中継するパケット中継装置であって、
受信したパケットから該パケットの遅延状態を示す遅延情報を取り出し、該取り出した遅延情報に基づいて該パケットの出力帯域の設定を制御する出力帯域制御手段と、
前記出力帯域制御手段により設定が制御される出力帯域および該出力帯域でのパケット出力に対して内部で発生する内部遅延に基づいて前記パケットの遅延情報を更新して該パケットを送信するパケット送信制御手段と、
を備えたことを特徴とするパケット中継装置。
(付記2)前記遅延情報は、遅延した時間を示す遅延時間であり、
前記パケット送信制御手段は、パケットの優先度別に設けられた各パケットキューに対応してパケットのデキューを制御するキューシェーパと、
前記キューシェーパからのパケットデキュー要求に基づいてパケットをデキューするポートシェーパと、
前記出力帯域および該出力帯域でのパケット出力に対して内部で発生する内部遅延に基づいて前記遅延時間に対する補正値を内部補正時間として算出する遅延時間演算手段と、
前記遅延時間演算手段により算出された内部補正時間から前記遅延時間の更新値である更新遅延時間を算出し、算出した更新遅延時間を前記ポートシェーパによりデキューされたパケットに挿入して該パケットを送信するパケット送信手段と、を備え、
前記出力帯域制御手段は、前記キューシェーパが制御するデキューの出力帯域の設定を制御することを特徴とする付記1に記載のパケット中継装置。
(付記3)前記遅延時間演算手段は、前記遅延時間に対応する補正時間と前記キューシェーパからパケットのデキュー要求があった時点から該デキュー要求に基づいて該パケットを送信する時点までの時間とに基づいて前記内部補正時間を算出することを特徴とする付記2に記載のパケット中継装置。
(付記4)受信したパケットに対して出力帯域の設定制御を行うか否かを判定する設定制御判定手段をさらに備え、
前記出力帯域制御手段は、前記設定制御判定手段により出力帯域の設定制御を行うと判定されたパケットに対して出力帯域の設定を制御することを特徴とする付記1、2または3に記載のパケット中継装置。
(付記5)前記出力帯域制御手段は、遅延情報であることを示すタグを用いて遅延情報をパケットから取り出すことを特徴とする付記1〜4のいずれか一つに記載のパケット中継装置。
(付記6)パケットネットワークにおいてパケットを中継するパケット中継方法であって、
受信したパケットから該パケットの遅延状態を示す遅延情報を取り出し、該取り出した遅延情報に基づいて該パケットの出力帯域の設定を制御する出力帯域制御工程と、
前記出力帯域制御工程により設定が制御される出力帯域および該出力帯域でのパケット出力に対して内部で発生する内部遅延に基づいて前記パケットの遅延情報を更新して該パケットを送信するパケット送信制御工程と、
を含んだことを特徴とするパケット中継方法。
(付記7)前記遅延情報は、遅延した時間を示す遅延時間であり、
前記パケット送信制御工程は、パケットの優先度別に設けられた各パケットキューに対応してパケットのデキューをキューシェーパが制御するデキュー制御工程と、
前記キューシェーパからのパケットデキュー要求に基づいてパケットをポートシェーパがデキューするデキュー工程と、
前記出力帯域および該出力帯域でのパケット出力に対して内部で発生する内部遅延に基づいて前記遅延時間に対する補正値を内部補正時間として算出する遅延時間演算工程と、
前記遅延時間演算工程により算出された内部補正時間から前記遅延時間の更新値である更新遅延時間を算出し、算出した更新遅延時間を前記ポートシェーパによりデキューされたパケットに挿入して該パケットを送信するパケット送信工程と、を含み、
前記出力帯域制御工程は、前記キューシェーパが制御するデキューの出力帯域の設定を制御することを特徴とする付記6に記載のパケット中継方法。
(付記8)前記遅延時間演算工程は、前記遅延時間に対応する補正時間と前記キューシェーパからパケットのデキュー要求があった時点から該デキュー要求に基づいて該パケットを送信する時点までの時間とに基づいて前記内部補正時間を算出することを特徴とする付記7に記載のパケット中継方法。
(付記9)受信したパケットに対して出力帯域の設定制御を行うか否かを判定する設定制御判定工程をさらに備え、
前記出力帯域制御工程は、前記設定制御判定工程により出力帯域の設定制御を行うと判定されたパケットに対して出力帯域の設定を制御することを特徴とする付記6、7または8に記載のパケット中継方法。
(付記10)前記出力帯域制御工程は、遅延情報であることを示すタグを用いて遅延情報をパケットから取り出すことを特徴とする付記6〜9のいずれか一つに記載のパケット中継方法。
以上のように、本発明に係るパケット中継装置およびパケット中継方法は、パケットを転送するネットワークに有用であり、特に、音声や映像などのデータをリアルタイムで転送するネットワークに適している。
本実施例に係るパケットスイッチによるQoS保証方式を説明するための説明図である。 本実施例に係るパケットスイッチの構成を示す機能ブロック図である。 帯域変換テーブルの一例を示す図である。 遅延が発生している場合の送信制御部によるデキュー動作を説明するための説明図である。 本実施例に係るパケットスイッチによる遅延時間挿入処理を説明するための説明図である。 本実施例に係るパケットスイッチによる遅延時間取戻処理を説明するための説明図である。 図2に示したキューシェーパの処理手順を示すフローチャートである。 図2に示したポートシェーパの処理手順を示すフローチャートである。 IPネットワーク構成の一例を示す図である。 図9に示したパケットスイッチのQoS関連の機能ブロックを示す図である。 パケット遅延揺らぎ発生の原理を示す図である。
符号の説明
1〜3,10〜30 キュー
1−1,1−2,1−3,2−1,2−2,3−1,3−2 パケット
101〜105,401〜405,416 端末
106〜114,406〜415 パケットスイッチ
201,601 フロー識別部
202,602 QoS部
205,605 送信制御部
601a 遅延情報識別部
601b キュー決定部
605a キュー設定部
605b キューシェーパ
605c ポートシェーパ
605d 帯域変換テーブル
606 遅延情報処理部
607 遅延演算部

Claims (5)

  1. パケットネットワークにおいてパケットを中継するパケット中継装置であって、
    受信したパケットから該パケットの遅延状態を示す遅延情報を取り出し、該取り出した遅延情報に基づいて該パケットの出力帯域の設定を制御する出力帯域制御手段と、
    前記出力帯域制御手段により設定が制御される出力帯域および該出力帯域でのパケット出力に対して内部で発生する内部遅延に基づいて前記パケットの遅延情報を更新して該パケットを送信するパケット送信制御手段と、
    を備えたことを特徴とするパケット中継装置。
  2. 前記遅延情報は、遅延した時間を示す遅延時間であり、
    前記パケット送信制御手段は、パケットの優先度別に設けられた各パケットキューに対応してパケットのデキューを制御するキューシェーパと、
    前記キューシェーパからのパケットデキュー要求に基づいてパケットをデキューするポートシェーパと、
    前記出力帯域および該出力帯域でのパケット出力に対して内部で発生する内部遅延に基づいて前記遅延時間に対する補正値を内部補正時間として算出する遅延時間演算手段と、
    前記遅延時間演算手段により算出された内部補正時間から前記遅延時間の更新値である更新遅延時間を算出し、算出した更新遅延時間を前記ポートシェーパによりデキューされたパケットに挿入して該パケットを送信するパケット送信手段と、を備え、
    前記出力帯域制御手段は、前記キューシェーパが制御するデキューの出力帯域の設定を制御することを特徴とする請求項1に記載のパケット中継装置。
  3. 前記遅延時間演算手段は、前記遅延時間に対応する補正時間と前記キューシェーパからパケットのデキュー要求があった時点から該デキュー要求に基づいて該パケットを送信する時点までの時間とに基づいて前記内部補正時間を算出することを特徴とする請求項2に記載のパケット中継装置。
  4. 受信したパケットに対して出力帯域の設定制御を行うか否かを判定する設定制御判定手段をさらに備え、
    前記出力帯域制御手段は、前記設定制御判定手段により出力帯域の設定制御を行うと判定されたパケットに対して出力帯域の設定を制御することを特徴とする請求項1、2または3に記載のパケット中継装置。
  5. パケットネットワークにおいてパケットを中継するパケット中継方法であって、
    受信したパケットから該パケットの遅延状態を示す遅延情報を取り出し、該取り出した遅延情報に基づいて該パケットの出力帯域の設定を制御する出力帯域制御工程と、
    前記出力帯域制御工程により設定が制御される出力帯域および該出力帯域でのパケット出力に対して内部で発生する内部遅延に基づいて前記パケットの遅延情報を更新して該パケットを送信するパケット送信制御工程と、
    を含んだことを特徴とするパケット中継方法。
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