JP2007012766A - 電子部品装着装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 支軸に倒れ或いは振れが発生した場合にも、カッターにより収納テープを確実に切断でき、切断機能を維持すること。
【解決手段】 一方のカッター30Aはバネ53により下方に押圧され、且つラジアルベアリング32Aを介して僅かな倒れのうちの上下方向の成分、或いは上下方向の振れを許容するように支軸28Aにて支持され、他方のカッター30Bはアンギュラベアリング32Bを介してカッターのガタ(ずれ)を許容しないように支軸28Bに支持され、支軸28Aに発生した僅かな上下方向の振れは、ラジアルベアリング32Aにて許容され、一方のカッター30Aには及ばず、バネ50による押圧により、他方のカッター30Bとの重なりは隙間なく確実に維持され、カッター30A、30Bが収納テープTを確実に切断する。
【選択図】 図5

Description

本発明は、吸着ノズルを備えた装着ヘッドを移動可能に設け、複数並設された部品供給ユニットより収納テープ内の電子部品を吸着ノズルにより吸着取出して、基板位置決め部に位置決め保持されたプリント基板上に前記吸着ノズルに保持された電子部品を装着する電子部品装着装置に関する。詳述すれば、更に各部品供給ユニットからの電子部品を取出した後の収納テープを保持して前記部品供給ユニットの並設方向に移動し回転しながら切断する一対のカッター装置を備えた電子部品装着装置に関する。
ビームを一方向に移動可能に設けると共に吸着ノズルを備えた装着ヘッドを前記ビームに沿って移動可能に設け、複数並設された部品供給ユニットより収納テープ内の電子部品を吸着ノズルにより吸着取出して、基板位置決め部に位置決め保持されたプリント基板上に前記吸着ノズルに保持された電子部品を装着する電子部品装着装置は、例えば特開2002−299892号公報等に開示されているが、このような電子部品装着装置における電子部品を取出した後の収納テープは切断装置により切断することが知られている。そして、各部品供給ユニットからの電子部品を取出した後の収納テープを保持しながら前記部品供給ユニットの並設方向に移動して切断する一対の回転刃である円板状のカッターを備え、カッターの一部を上下に重ね合わせたカッター装置を設ける技術も提案されている(特許文献1参照)。
特開2004−342634号公報
しかし、一端部に設けられた駆動モータの駆動により回動する一方の軸の両端部に設けられた各プーリと他端部に設けられた前後の各プーリとの間に張架された各ベルトにカッターユニットを固定することにより、駆動モータの駆動により部品供給ユニットの並設方向に前記カッターユニットを移動させる構造であるため、前記カッターユニットの案内部材である例えばレール自体の製造精度、レールの取り付け精度、或いは運転時の温度上昇による膨張による歪みなどより、カッターユニットの移動時にカッターを支持する支軸に倒れ、或いは上下方向の振れが発生し、また、それぞれのカッターを支軸の周りに回転自在に支持するそれぞれのニードルベアリングにガタが発生する。そして、支軸の倒れ、或いは上下方向の振れ、各ニードルベアリングでのガタにより、カッターの移動時に双方、或いは何れか一方のカッターに倒れ、或いは振れなどが発生する。この結果、双方のカッターの間に隙間が生じたとき、即ち、上下方向に隙間が発生した場合には、収納テープが確実に切断されない虞があり、収納テープの切断機能が低下するという不具合が発生するという問題があった。
そこで本発明は、支軸に僅かな倒れ或いは振れが発生した場合にも、カッターにより収納テープを確実に切断でき、切断機能を維持することができる電子部品装着装置を提供することを目的とする。
このため第1の発明は、吸着ノズルを備えた装着ヘッドを移動可能に設け、複数並設された部品供給ユニットより収納テープ内の電子部品を吸着ノズルにより吸着取出して、基板位置決め部に位置決め保持されたプリント基板上に前記吸着ノズルに保持された電子部品を装着する電子部品装着装置において、各部品供給ユニットからの電子部品を取出した後の収納テープを前記部品供給ユニットの並設方向に移動しつつ一対の支軸の周りを回転しながら切断する一対のカッターを備え、前記一対のカッターは、それぞれの一部が上下に重なるように設けられ、前記一対のカッターのうちの一方のカッターは前記一対の支軸のうちの一方の支軸に対してずれを許容し、前記一対のカッターのうちの他方のカッターを押圧するように設けられ、前記他方のカッターは、前記一対の支軸のうちの他方の支軸に対してずれを許容しないように設けられたことを特徴とする。
第2の発明は、吸着ノズルを備えた装着ヘッドを移動可能に設け、複数並設された部品供給ユニットより収納テープ内の電子部品を吸着ノズルにより吸着取出して、基板位置決め部に位置決め保持されたプリント基板上に前記吸着ノズルに保持された電子部品を装着する電子部品装着装置において、各部品供給ユニットからの電子部品を取出した後の収納テープを前記部品供給ユニットの並設方向に移動しつつ一対の支軸の周りを回転しながら切断する一部が上下に重なった一対のカッターを備えたカッター装置を設けると共に、前記一対のカッターのうちの一方のカッターと前記支軸のうちの一方の支軸との間には前記一方の支軸に対する前記一方のカッターのずれを許容するベアリングを設けると共に前記一方のカッターを前記一対のカッターのうちの他方のカッターに向け付勢する付勢部材を設け、且つ前記他方のカッターと前記一対の支軸のうちの他方の支軸との間には前記他方の支軸に対する前記他方のカッターのずれを許容しないベアリングを設けたことを特徴とする。
第3の発明は、ビームを一方向に移動可能に設けると共に吸着ノズルを備えた装着ヘッドを前記ビームに沿って移動可能に設け、複数並設された部品供給ユニットより収納テープ内の電子部品を吸着ノズルにより吸着取出して、基板位置決め部に位置決め保持されたプリント基板上に前記吸着ノズルに保持された電子部品を装着する電子部品装着装置において、各部品供給ユニットからの電子部品を取出した後の収納テープを前記部品供給ユニットの並設方向に移動しつつ一対の支軸の周りを回転しながら切断する一部が上下に重なった一対のカッターを備えたカッター装置を設けると共に、前記一対のカッターのうちの一方のカッターと前記一対の支軸のうちの一方の支軸との間には前記一方の支軸に対する前記一方のカッターの上下方向のずれを許容する一方のベアリングを設けると共に前記一方のカッターを前記一対のカッターのうちの他方のカッターに向け付勢する付勢部材を設け、且つ前記他方のカッターと前記一対の支軸のうちの他方の支軸との間には前記他方の支軸に対する前記他方のカッターのずれを許容しない他方のベアリングを設けたことを特徴とする。
第4の発明は、第3の発明において、前記一方のベアリングは、ラジアルベアリングであり、他方のベアリングは、アンギュラベアリングであることを特徴とすることを特徴とする。
本発明は、収納テープの切断のために一対のカッターを移動させたとき、支軸に倒れ或いは振れが発生した場合にも、一対のカッターにより収納テープを確実に切断でき、切断機能を維持することができる。
特に、一対のカッターをベアリングを介して回転自在に支持する支軸に上下方向の振れが発生した場合にも、この振れは付勢部材により付勢されている一方のカッター側の一方のベアリングのガタ分により許容され、一対のカッターの間に上下方向の隙間が発生することを回避でき、この結果、収納テープを確実に切断することができる。
電子部品装着装置1の平面図である図1において、基台2に種々の電子部品を夫々その部品取出位置(部品吸着位置)に1個ずつ供給する部品供給装置としての部品供給ユニット3が着脱可能に複数並設固定されている。対向する部品供給ユニット3群の間には2つの位置決め部4が設けられ、上流側装置より受けたプリント基板Pをコンベア6を介して前記位置決め部4に搬送し、この位置決め部4で図示しない位置決め機構により位置決めされた該プリント基板P上に電子部品が装着される。
この電子部品装着装置1には、左右部にX方向に長い各一対のビーム5が夫々設けられ、各ビーム5は各リニアモータ(図示せず)の駆動により左右一対のガイドに沿って前記各ビーム5に固定されたスライダが摺動して前記位置決め部4上のプリント基板Pや部品供給ユニット3の部品取出位置(部品吸着位置)上方を個別にY方向に移動する。前記リニアモータは、前記基台2に固定された上下一対の固定子と、前記ビーム5の両端部に設けられた取付板の下部に固定された可動子とから構成される。
また、各ビーム5にはその長手方向、即ちX方向にリニアモータによりガイドに沿って移動する装着ヘッド7が夫々設けられている。そして、前記リニアモータは、ビーム5に固定された前後一対の固定子と、前記装着ヘッド7に設けられた可動子とから構成される。各装着ヘッド7には、夫々バネにより上方へ付勢されている12本の吸着ノズル(図示せず)が周縁部に所定間隔を存して配設されている。また、吸着ノズルは前記装着ヘッド7に各θ軸駆動モータによりθ方向に回転可能に設けられると共に各上下軸駆動モータにより上下動可能に設けられている。また、各装着ヘッド7には基板認識カメラ8が設けられている。
9は部品認識カメラで、前記各装着ヘッド7に対応してそれぞれ1個ずつ計4個設けられ、電子部品が吸着ノズルに対してどれだけ位置ずれして吸着保持されているかXY方向及び回転角度につき、位置認識するために複数の前記吸着ノズルに吸着保持された全ての電子部品を一括して撮像する。
10は電子部品を取出した後の各収納テープTを切断するカッター装置で、部品供給ユニット3群に対応して設けられ、図2乃至図5に基づき以下詳述する。先ず、11は正逆転可能な駆動モータで、この駆動モータ11の出力軸12に設けられたプーリ13と従動軸14の前端部に設けられたプーリ15との間にはタイミングベルト16が張架されている。平面視矩形状のカッター本体17の左端部において本体前側壁17A、17a、本体後側壁17B、17bの外方に前記従動軸14にプーリ19A、19Bが設けられ、カッター本体17の右端部において各前後側壁17A、17Bの外方に支持された従動軸18A、18Bにプーリ20A、20Bが設けられ、一対のプーリ19A、19Bと一対のプーリ20A、20Bとの間にはそれぞれタイミングベルト21A、21Bが張架され、この各ベルト21A、21Bにそれぞれカッターユニット23A、23Bが固定されている。なお、前記従動軸14に設けられたプーリ15の後側にプーリ19Aが設けられている。
従って、カッター本体17の本体前後側壁17A、17Bの外方にプーリ19A、19B、20A、20B、タイミングベルト21A、21Bが配設されるので、電子部品を取出した後の収納テープTを切断するためのカッターユニット23A、23Bを移動させるためのプーリ19A、20Aとタイミングベルト21Aとの間、又はプーリ19B、20Bとタイミングベルト21Bとの間に切断された屑テープが入り込まないようにすることができる。この結果、前記屑テープの入り込みにより発生するタイミングベルト21A又は21Bのいずれか一方の移動停止による後述する一方のカッターユニット23Aと他方のカッターユニット23Bとのずれを回避でき、収納テープの切断を継続させることができる。
なお、前記カッター本体17は、前後側壁17A、17a、17B、17b、左右側壁17C、17D及び左右端部に設けられた底壁17Eとから構成され、この底壁17Eは各カッターユニット23A、23Bを設けるうえで、平面視矩形状の側壁だけでは強度面では足らないため必要であるが、底面全域に設けると屑テープを落下させることができないため、左右端部のみに設けられる。図2において、ユニット本体17の右端から破線17Gに示した位置まで及び左端から破線17Gに示した位置までには、それぞれ底壁17Eが設けられている。
そして、前記駆動モータ11が正逆転することによりプーリ13とプーリ15との間のタイミングベルト16を介して従動軸14が回転し、プーリ19A、19Bとプーリ20A、20Bとの間のタイミングベルト21A、21Bも回転移動し、このタイミングベルト21A、21Bに上端部が固定された各カッターユニット23A、23Bが左右に往復移動する。このとき、前記カッター本体17の左右側壁17C、17D間には保持部材25が設けられ、各部品供給ユニット3の電子部品が取出された収納テープを保持した状態で各カッターユニット23A、23Bが移動することとなる。以下、一方のカッターユニット23A、他方のカッターユニット23B及び保持部材25について詳細に説明する。
先ず、前記保持部材25は前記カッター本体17の左右側壁17C、17Dに夫々固定される支持部25Aと、この支持部25Aに支軸を介して夫々一端部が回動可能に連結されて対向する方向に少し凹んだ形状を呈してコイルバネ25Bにより外方に開くように付勢された左右一対の弾性部25Cと、この左右の弾性部25Cを連結する保持部25Dとから構成される。この保持部25Dは断面形状がコの字形状を呈した外枠体25D1と、この外枠体25D1内に埋設された弾性を有する合成樹脂材料で作製された弾性体25D2とから構成される。
一方のカッターユニット23A及び他方のカッターユニット23Bは、それぞれユニット本体24A、24Bと、前記タイミングベルト21A、21Bを挟持して固定される固定部26A、26Bと、カッター本体17に設けられたガイド33A、33Bに嵌合するスライダ27A、27Bとを備えている。また、一方のカッターユニット23A及び他方のカッターユニット23Bは、それぞれ前記ユニット本体24A、24Bに設けられた一対の支軸28A、28Bにより一方のベアリングであるラジアルベアリング32A及び他方のベアリングであるアンギュラベアリング32Bを介して回転可能に支持される概ね円筒状の挟持部29A、29Bと、この挟持部29A、29Bの下部に固定される薄板ドーナツ状の回転刃であるカッター30A、30Bとから構成される。
ラジアルベアリング32Aは、内輪と外輪との間の僅かなガタ(特に、上下方向に大きい)を有し、特に、上下方向の振れ(ずれ)を許容するベアリングであり、挟持部29Aに対して支軸28Aの僅かな倒れ及び上下方向の振れを許容する。即ち、支軸28Aに僅かな倒れ或いは振れが発生した場合に、この倒れ或いは上下方向の振れはラジアルベアリング32Aのガタ分により許容される。また、アンギュラベアリング32Bは、内輪と外輪との間のガタが抑えられ、振れを許容しないベアリングであり、支軸28Bに極僅かな倒れ或いは振れが発生した場合には、その影響は挟持部29Bに及ぶ。
また、50は支軸28Aの上端部に固定されたバネ受けであり、その上端には外方に延びたフランジ51が形成されている。また、挟持部29Aの上部にはベアリング52が設けられている。そして、フランジ51とベアリング52との間には、バネ受け50の周りにベアリング52及び挟持部29Aを介して一方のカッター30Aを下方へ押圧する付勢部材であるバネ53が支持されている。
そして、バネ53による一方のカッター30Aの下方への押圧、及びラジアルベアリング32Aのガタ分による支軸28Aに発生した倒れ或いは上下方向の振れの許容により、支軸28Aに生じた倒れ或いは上下方向の振れがラジアルベアリング32Aを介して挟持部29A及び一方のカッター32Aに及ぶことは回避される。
そして、カッターユニット23A、23Bがカッター装置10の左右のいずれかの端部位置にあるときには、カッターユニット23A、23Bの各挟持部29A、29Bが保持部材25の各弾性部25Cを外側から押圧している状態であるが、前記駆動モータ11の駆動によりタイミングベルト21A、21Bが回転移動してカッターユニット23A、23Bがガイド33A、33Bに沿って左右に移動する際に、各挟持部29A、29Bが各弾性部25Cに接している状態から各保持部25Dの外枠体25D1に接して外側から各保持部25Dの弾性体25D2同士を圧接するため、各挟持部29A、29B及びカッター30A、30Bは支軸28A、28Bを支点として互いに逆方向に回動しながら移動することとなる。
次に、特に図4及び図5に基づき、前記カッターユニット23A、23Bの移動方向に沿ってカッター30A、30Bにより切断された屑テープの飛散を防止する飛散防止装置40について説明する。この飛散防止装置40は、大きく分けて、飛散防止筒体41とこの筒体41を固定保持する固定体42とから構成される。
前記飛散防止筒体41は、図6に示すように、平面視コ字形状の板体41A及び41Bとを移動可能に嵌合して構成され、後述する固定体42の保持部46、46が前記板体41A、41Bの側面にそれぞれ溶接により固定されている。従って、間隔Aを有する板体41A及び41Bとで上面及び下面が開口した角筒状を呈するも両者は遠近移動可能で、前記カッターユニット23A、23Bが左右の端部にあるときは前記間隔Aは広がって、電子部品が取出された後の収納テープをこの飛散防止筒体41内に導き易くし、前記カッターユニット23A、23Bが収納テープの切断のために移動する際には前記間隔Aは狭まり切断し易くなる。また、前記カッターユニット23A、23Bが左右に移動することにより収納テープを切断するが、カッター30A、30Bの左右の移動端部において切断された屑テープをもその内方に導ける程度の左右方向(カッターユニット23A、23Bの移動方向)の長さを有すると共に前記間隔Aが狭まってもカッター30A、30Bの重ね代より長い前後方向の長さを有する。なお、この飛散防止筒体41は上面開口より適度に下面開口を小さくしてもよく、更には極端に下面開口を小さくした漏斗状にしてもよい。
次に、前記保持部材25の下方に設けられる固定体42について説明すると、固定体42は前記カッター本体17の左右側壁17C、17Dに夫々固定される支持部43、43と、この支持部43、43に支軸を介して夫々一端部が回動可能に連結されて対向する方向に少し凹んだ形状を呈してコイルバネ44、44により外方に開くように付勢された左右一対の支持部45、45と、この左右の支持部45、45を連結する保持部46、46とから構成される。この保持部46、46は断面形状がコの字形状を呈しており、その開口側端部が前記飛散防止筒体41の側面にそれぞれ溶接により固定されている。即ち、前記飛散防止筒体41の板体41A、41Bの側面にそれぞれ保持部46、46が固定され、結果として保持部46、46、支持部45、45及び支持部43、43を介して前記飛散防止筒体41はカッター本体17の左右側壁17C、17Dに固定される。
また、前記固定体42の側面には前記ユニット本体24A、24Bに設けられた支軸28A、28Bの回りを回動可能なベアリング47が圧接して、カッターユニット23A、23Bの移動に伴い、ベアリング47が前記固定体42の側面を押圧しながら摺動する。
図5において、31は電子部品が取出された後の収納テープTを前記一対の保持部25D間に案内する案内部材で、この案内部材31の横幅は並設される部品供給ユニット3の略全域に亘って設けられており、上面及び下面が開口した概ね角筒状を呈しており、この角筒を形成する一面の下方位置の一方の保持部25Dの外枠体25D1には案内部材31と共に前記収納テープTを両保持部25D間に位置させるためのガイド34が設けられる。
以上の構成により、以下電子部品装着動作について説明する。先ず、プリント基板Pを図示しない上流側装置より左方の位置決め部4に搬入し、位置決め機構により位置決め動作を開始する。
そして、左右の装着ヘッド7の前後いずれかの装着ヘッド7が各プリント基板Pの上方に移動して、各プリント基板Pに付された位置決めマークを基板認識カメラ8が撮像して、認識処理装置(図示せず)が各プリント基板Pの位置の認識処理をする。この撮像後、記憶装置(図示せず)に格納されたプリント基板Pの装着すべきXY座標位置、鉛直軸線回りへの回転角度位置及び配置番号等が指定された装着データ等に従い、電子部品装着装置1の左部に位置する各装着ヘッド7の吸着ノズルが装着すべき電子部品を対向する部品供給ユニット3群から吸着して取出す。具体的には、電子部品装着装置1の左部に位置する各装着ヘッド7の吸着ノズルが装着すべき電子部品を収納する各部品供給ユニット3上方に位置するよう移動するが、Y方向はリニアモータが駆動して一対のガイドに沿って各ビーム5が移動し、X方向は同じくリニアモータが駆動してガイドに沿って各装着ヘッド7が移動する。
そして、既に所定の各供給ユニット3は駆動されて部品吸着位置にて部品が取出し可能状態にあるため、上下軸駆動モータの駆動により前記吸着ノズルを所定ストローク降下させ、当該部品供給ユニット3から電子部品を吸着し、更に上昇する。
そして、前述の如く、装着ヘッド7をXY方向に移動させて、部品認識カメラ9の上方に移動させて、吸着保持した電子部品の撮像及びその画像取込を実行し、認識処理装置により部品認識処理を開始する。装着すべき電子部品の認識処理結果及び前記プリント基板Pの位置認識処理結果に基づき、制御装置(図示せず)は前記各リニアモータ、θ軸駆動モータを制御してXYθ補正して、上下軸駆動モータの駆動により前記吸着ノズルを所定ストローク降下させ、電子部品をプリント基板P上に装着する。
そして、当該プリント基板P上に所定の電子部品が全て装着されると、両位置決め部4と4との間にあるプリント基板Pを右方の位置決め部4に移動させると共に左方の位置決め部4にあるプリント基板Pを両位置決め部4と4との間に移動させ、また上流側から左方の位置決め部4に移動させる。この後、電子部品装着装置1の左部に位置する各装着ヘッド7の吸着ノズルが装着すべき電子部品を対向する部品供給ユニット3群から吸着して取出し左方の位置決め部4にあるプリント基板P上に装着し、電子部品装着装置1の右部に位置する各装着ヘッド7の吸着ノズルが装着すべき電子部品を対向する部品供給ユニット3群から吸着して取出し右方の位置決め部4にあるプリント基板P上に装着する。以下、同様に各プリント基板Pに電子部品を装着するものである。
そして、プリント基板Pへの全ての電子部品の装着動作が終了した後の下流への基板搬送時は勿論のこと、これに限らず、所定の部品供給ユニット3群のうちの任意の部品供給ユニット3の収納テープTの送り動作が終了した後、任意の次の電子部品の送り動作が開始するまでの間に、当該部品供給ユニット3群に対応するカッター装置10を動作させて、当該部品供給ユニット3群の電子部品を取出した後の各収納テープTを切断する。以下、この切断動作について、詳細に説明する。
即ち、カッターユニット23A、23Bがカッター装置10の左右の端部位置にあるときには、カッターユニット23A,23Bの各挟持部29A、29Bが保持部材25の各弾性部25Cをコイルバネ25Bの付勢力に抗して外側から押圧している状態であるが、前記駆動モータ11の駆動により出力軸12が回動してタイミングベルト16を介して従動軸14が回動するので、各タイミングベルト21A、21Bが回転移動して各カッターユニット23A、23Bがガイド33A、33Bに沿って左に移動する際に、各挟持部29A、29Bが各弾性部25Cに接している状態から各保持部25Dの外枠体25D1に接して、外側から各保持部25Dの弾性部25B同士を圧接させるようにしながら各挟持部29A、29Bが互いに反対方向に回動するので、カッター30A、30Bも互いに反対方向に回動しながら移動して各保持部25Dに保持された電子部品取出し後の収納テープTを切断することとなる。
従って、カッターユニット23A、23Bが移動していない状態では、各部品供給ユニット3からの電子部品を取出した後の収納テープTは案内部材31により一対の保持部25D間に案内され、カッターユニット23A、23Bが移動する際にはこの収納テープTを各保持部25Dで保持しつつ移動することとなり、この移動をしながら回転するカッター30A、30Bが収納テープTを確実に切断することとなり、このカッターユニット23A、23Bは収納テープTの切断のために左右のいずれかの端部から他方の端部に移動した後、停止する。
また、カッターユニット23A、23Bが収納テープTを切断するために左右いずれかの端部に移動する際に、ガイド33A或いはガイド33B自体の寸法誤差或いは取り付け誤差、または、ガイド33A或いはガイド33Bとスライダ27A或いはスライダ27Bとの間の嵌合状態の誤差などにより、ユニット本体24A或いはユニット本体24Bが僅かに上下方向に振れた場合、或いは僅かに倒れたときなどには、支軸28A或いは支軸28Bにも振れ、或いは、倒れが及ぶ。このとき、上述したように、一方のカッター30Aはバネ53によりベアリング52及び挟持部29を介して下方に押圧され、且つラジアルベアリング32Aを介して僅かな上下方向の振れを許容するように支軸28Aにて支持されているため、支軸28Aに発生した僅かな振れは、ラジアルベアリング32Aにて許容される。このため、一方のカッター30Aに、上下方向の振れが及ぶことを回避でき、さらに、バネ50による一方のカッター30Aの他方のカッター30Bへの押圧により、一方のカッター30Aと他方のカッター30Bとは接触状態に保たれ、この結果、一方のカッター30Aと他方のカッター30Bとにより、収納テープTを確実に切断することができる。
また、支軸28Aに僅かな倒れが発生したときには、倒れがラジアルベアリング32Aを介して一方のカッター30Aに及ぶが、ラジアルベアリング32Aのガタ分により支軸28Aに発生した倒れは許容され、また、一方のカッター30Aはバネ50により他方のカッター30Bへ押圧され、且つ、他方のカッター30Bはアンギュラベアリング32Bにより確実に保持されているため、一方のカッター30Aが他方のカッター30Bから浮く、即ち、離れることは回避でき、一方のカッター30Aと他方のカッター30Bとの接触状態は維持され、この結果、一方のカッター30Aと他方のカッター30Bとにより、収納テープTを確実に切断することができる。
さらに、支軸28Bに極僅かな倒れ、或いは振れが発生した場合には、倒れ或いは振れがアンギュラベアリング32B及び挟持部29Bを介して他方のカッター30Bに及ぶが、一方のカッター30Aはバネ50により押圧されると共に、一方のカッター30Aの倒れ或いは上下方向の振れは、ラジアルベアリング32Aのガタ分にて許容され、一方のカッター30Aは、他方のカッター30Bの倒れ或いは振れに対応して倒れ或いは振れる。この結果、一方のカッター30Aと他方のカッター30Bとの接触状態は確実に維持され、カッター30A、30Bが収納テープTを確実に切断することができる。
さらに、カッターユニット23A、23Bが左右いずれかの端部に移動する際に、支軸28A、28Bの回りを回動可能なベアリング47が前記固定体42の保持部46、46の外側面を摺動しながら移動し、保持部46、46を互いに近づけるように押圧するので板体41A、41Bの間隔Aを狭め、飛散防止筒体41内に上面開口を介して導かれていた収納テープはカッター30A、30Bに切断され、屑テープは飛散防止筒体41の板体41A、41Bにより飛散が防止されつつ、底壁17Eが形成されていない開口部17Fを介して確実に下方へ落下する。
以上本発明の実施形態について説明したが、上述の説明に基づいて当業者にとって種々の代替例、修正又は変形が可能であり、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲で前述の代替例、修正又は変形を包含するものである。
電子部品装着装置の平面図である。 カッター装置の正面図である。 カッター装置のカッターユニットの移動途中の部分平面図である。 カッター装置のカッターユニットの移動途中の部分平面図である。 カッター装置の縦断右側面図である。 飛散防止筒体の斜視図である。
符号の説明
1 電子部品装着装置
3 部品供給ユニット
5 ビーム
7 装着ヘッド
10 カッター装置
11 駆動モータ
17 カッター本体
23A、23B カッターユニット
25 保持部材
25D 保持部
28A、28B 支軸
30A 一方のカッター
30B 他方のカッター
32A ラジアルベアリング
32B アンギュラベアリング
50 バネ受け
53 バネ(付勢部材)

Claims (4)

  1. 吸着ノズルを備えた装着ヘッドを移動可能に設け、複数並設された部品供給ユニットより収納テープ内の電子部品を吸着ノズルにより吸着取出して、基板位置決め部に位置決め保持されたプリント基板上に前記吸着ノズルに保持された電子部品を装着する電子部品装着装置において、各部品供給ユニットからの電子部品を取出した後の収納テープを前記部品供給ユニットの並設方向に移動しつつ一対の支軸の周りを回転しながら切断する一対のカッターを備え、前記一対のカッターは、それぞれの一部が上下に重なるように設けられ、前記一対のカッターのうちの一方のカッターは前記一対の支軸のうちの一方の支軸に対してずれを許容し、前記一対のカッターのうちの他方のカッターを押圧するように設けられ、前記他方のカッターは、前記一対の支軸のうちの他方の支軸に対してずれを許容しないように設けられたことを特徴とする電子部品装着装置。
  2. 吸着ノズルを備えた装着ヘッドを移動可能に設け、複数並設された部品供給ユニットより収納テープ内の電子部品を吸着ノズルにより吸着取出して、基板位置決め部に位置決め保持されたプリント基板上に前記吸着ノズルに保持された電子部品を装着する電子部品装着装置において、各部品供給ユニットからの電子部品を取出した後の収納テープを前記部品供給ユニットの並設方向に移動しつつ一対の支軸の周りを回転しながら切断する一部が上下に重なった一対のカッターを備えたカッター装置を設けると共に、前記一対のカッターのうちの一方のカッターと前記支軸のうちの一方の支軸との間には前記一方の支軸に対する前記一方のカッターのずれを許容するベアリングを設けると共に前記一方のカッターを前記一対のカッターのうちの他方のカッターに向け付勢する付勢部材を設け、且つ前記他方のカッターと前記一対の支軸のうちの他方の支軸との間には前記他方の支軸に対する前記他方のカッターのずれを許容しないベアリングを設けたことを特徴とする電子部品装着装置。
  3. ビームを一方向に移動可能に設けると共に吸着ノズルを備えた装着ヘッドを前記ビームに沿って移動可能に設け、複数並設された部品供給ユニットより収納テープ内の電子部品を吸着ノズルにより吸着取出して、基板位置決め部に位置決め保持されたプリント基板上に前記吸着ノズルに保持された電子部品を装着する電子部品装着装置において、各部品供給ユニットからの電子部品を取出した後の収納テープを前記部品供給ユニットの並設方向に移動しつつ一対の支軸の周りを回転しながら切断する一部が上下に重なった一対のカッターを備えたカッター装置を設けると共に、前記一対のカッターのうちの一方のカッターと前記一対の支軸のうちの一方の支軸との間には前記一方の支軸に対する前記一方のカッターの上下方向のずれを許容する一方のベアリングを設けると共に前記一方のカッターを前記一対のカッターのうちの他方のカッターに向け付勢する付勢部材を設け、且つ前記他方のカッターと前記一対の支軸のうちの他方の支軸との間には前記他方の支軸に対する前記他方のカッターのずれを許容しない他方のベアリングを設けたことを特徴とする電子部品装着装置。
  4. 前記一方のベアリングは、ラジアルベアリングであり、他方のベアリングは、アンギュラベアリングであることを特徴とする請求項3に記載の電子部品装着装置。

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