JP2007011940A - 振動検出装置 - Google Patents
振動検出装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007011940A JP2007011940A JP2005194826A JP2005194826A JP2007011940A JP 2007011940 A JP2007011940 A JP 2007011940A JP 2005194826 A JP2005194826 A JP 2005194826A JP 2005194826 A JP2005194826 A JP 2005194826A JP 2007011940 A JP2007011940 A JP 2007011940A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- amplitude
- vibration
- detector
- command
- machine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Abandoned
Links
Landscapes
- Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)
- Feedback Control In General (AREA)
- Control Of Position Or Direction (AREA)
Abstract
【課題】電動機位置の振幅を用いて機台に検出器を付けることなく前記機台の振動を検出できる振動検出装置を提供する。
【解決手段】位置を入力し位置振幅を出力する位置振幅検出器101と、前記位置振幅を入力し機台振動トルク振幅を出力する機台振動トルク振幅検出器102と、前記機台振動トルク振幅を入力し機台支配モード固有周波数を検出し出力する共振周波数検出器103を備える。
【選択図】図1
【解決手段】位置を入力し位置振幅を出力する位置振幅検出器101と、前記位置振幅を入力し機台振動トルク振幅を出力する機台振動トルク振幅検出器102と、前記機台振動トルク振幅を入力し機台支配モード固有周波数を検出し出力する共振周波数検出器103を備える。
【選択図】図1
Description
本発明は、機台振動を検出する振動検出装置に関する。
従来技術による振動検出装置は、モータと機械負荷に掃引正弦波信号を入力し、前記モータと機械負荷の応答信号の極大値の起こる時間から、前記モータと機械負荷の共振周波数を検出している(例えば、特許文献1参照)。
図7は、第1の従来技術を示す振動検出装置の構成図である。
図7において、701は指令発生器、702は速度制御器、703は電流制御器、704はモータと機械負荷、705は検出器、706は信号処理器である。
以下、図7を用いて、第1の従来技術による振動検出装置の構成を説明する。
指令発生器701は、掃引正弦波信号を出力する。速度制御器702は、トルク指令を出力する。電流制御器703は、前記掃引正弦波信号に前記トルク指令を加算した信号である電流指令と応答信号を入力し、モータ電流を出力する。モータと機械負荷704は、前記モータ電流により駆動され、その前記応答信号は、検出器705が検出し、出力する。信号処理器706は、前記掃引正弦波信号と前記応答信号を入力し、前記応答信号の極大値の起こる時間から共振周波数を検出し、出力する。
図7は、第1の従来技術を示す振動検出装置の構成図である。
図7において、701は指令発生器、702は速度制御器、703は電流制御器、704はモータと機械負荷、705は検出器、706は信号処理器である。
以下、図7を用いて、第1の従来技術による振動検出装置の構成を説明する。
指令発生器701は、掃引正弦波信号を出力する。速度制御器702は、トルク指令を出力する。電流制御器703は、前記掃引正弦波信号に前記トルク指令を加算した信号である電流指令と応答信号を入力し、モータ電流を出力する。モータと機械負荷704は、前記モータ電流により駆動され、その前記応答信号は、検出器705が検出し、出力する。信号処理器706は、前記掃引正弦波信号と前記応答信号を入力し、前記応答信号の極大値の起こる時間から共振周波数を検出し、出力する。
また、他の従来技術による振動検出装置として、機台変位と機台速度をオブザーバにより推定しているものがある(例えば、特許文献2参照)。
図8は、第2の従来技術を示す振動検出装置の構成図である。
図8において、801は指令発生器、802は位置制御器、803は速度制御器、804はドライブ部、805はリニアモータ、806はセンサ、807は微分器、808はオブザーバ、809は機台変位フィードバックゲイン、810は機台速度フィードバックゲインである。
以下、図8を用いて、第2の従来技術による振動検出装置の構成を説明する。
図8において、指令発生器801は、目標位置指令を出力する。位置制御器802は、前記目標位置指令から位置情報を減算した位置追従偏差を入力し、速度指令を出力する。速度制御器803は前記速度指令から速度情報を減算した速度追従偏差を入力し、速度制御器出力を出力する。ドライブ部804は、前記速度制御器出力から機台変位フィードバックと機台速度フィードバックを減算した推力指令を入力し、モータ電流を出力する。リニアモータ805は、前記モータ電流により駆動され、その位置はセンサ806が検出し、前記位置情報として出力する。微分器807は、前記位置情報を入力し、前記速度情報を出力する。オブザーバ808は、前記推力指令と前記位置情報を入力し、機台変位と機台速度を推定し出力する。機台変位フィードバックゲイン809は、前記機台変位を入力し、その入力信号にゲインを乗算した前記機台変位フィードバックを出力する。機台速度フィードバックゲイン810は、前記機台速度を入力し、その入力信号にゲインを乗算した前記機台速度フィードバックを出力する。
図8は、第2の従来技術を示す振動検出装置の構成図である。
図8において、801は指令発生器、802は位置制御器、803は速度制御器、804はドライブ部、805はリニアモータ、806はセンサ、807は微分器、808はオブザーバ、809は機台変位フィードバックゲイン、810は機台速度フィードバックゲインである。
以下、図8を用いて、第2の従来技術による振動検出装置の構成を説明する。
図8において、指令発生器801は、目標位置指令を出力する。位置制御器802は、前記目標位置指令から位置情報を減算した位置追従偏差を入力し、速度指令を出力する。速度制御器803は前記速度指令から速度情報を減算した速度追従偏差を入力し、速度制御器出力を出力する。ドライブ部804は、前記速度制御器出力から機台変位フィードバックと機台速度フィードバックを減算した推力指令を入力し、モータ電流を出力する。リニアモータ805は、前記モータ電流により駆動され、その位置はセンサ806が検出し、前記位置情報として出力する。微分器807は、前記位置情報を入力し、前記速度情報を出力する。オブザーバ808は、前記推力指令と前記位置情報を入力し、機台変位と機台速度を推定し出力する。機台変位フィードバックゲイン809は、前記機台変位を入力し、その入力信号にゲインを乗算した前記機台変位フィードバックを出力する。機台速度フィードバックゲイン810は、前記機台速度を入力し、その入力信号にゲインを乗算した前記機台速度フィードバックを出力する。
このように、第1の従来技術による振動検出装置は、モータと機械負荷に掃引正弦波信号を入力し、前記モータと機械負荷の応答信号の極大値の起こる時間から前記モータと機械負荷の共振周波数を検出するものである。
また、第2の従来技術による振動検出装置は、機台変位と機台速度をオブザーバにより推定するものである。
特開2003−348871号公報(第3頁、第3図)
特開2004−21413号公報(第6−8頁、第1図)
また、第2の従来技術による振動検出装置は、機台変位と機台速度をオブザーバにより推定するものである。
しかしながら、第1の従来技術による振動検出装置は、モータと機械負荷に掃引正弦波信号を入力し、前記モータと機械負荷の応答信号の極大値の起こる時間から前記モータと機械負荷の共振周波数を検出する構成となっており、前記応答信号は、前記モータと機械負荷の応答であって機台の応答ではないので、機台振動を検出する場合、前記機台に検出器を付ける必要があり、その為、前記機台に検出器を付けることなく前記機台の共振周波数を検出することができないという問題があった。
また、第2の従来技術による振動検出装置は、機台変位と機台速度をオブザーバにより推定する構成となっており、前記機台の数学モデルおよび系定数があらかじめ分かっていない場合は前記機台変位を推定することができず、前記機台の共振周波数を検出することができないという問題があった。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであり、電動機が設置されている機台に検出器を付けることなく前記電動機の位置のみから前記機台の共振周波数を検出することができる振動検出装置を提供することを目的とする。
上記問題を解決するため、請求項1記載の発明は、位置指令を出力する指令発生器と、位置検出器が検出した電動機の位置を入力し速度を出力する微分器と、前記位置指令と前記位置を入力し速度指令を出力する位置制御器と、前記速度指令と前記速度を入力しトルク指令を出力する速度制御器と、前記トルク指令を入力し電動機電流により前記電動機を駆動するトルク制御器と、前記位置を入力し機台支配モード固有周波数を出力する機台振動検出器と、を備える振動検出装置において、前記機台振動検出器は、前記位置を入力しその入力信号の振幅である位置振幅を出力する位置振幅検出器と、前記位置振幅を入力し前記位置振幅、前記位置制御器のパラメタ、前記速度制御器のパラメタ、前記位置指令の周波数、および前記位置指令の振幅に基づいて機台振動トルク振幅を算出し出力する機台振動トルク振幅検出器と、前記機台振動トルク振幅を入力しその入力信号の極大値の起こる周波数である機台支配モード固有周波数を検出し出力する共振周波数検出器と、を有することを特徴としている。
また、請求項2記載の発明は、位置指令を出力する指令発生器と、位置検出器が検出した電動機の位置を入力し速度を出力する微分器と、前記位置指令と前記位置を入力し速度指令を出力する位置制御器と、前記速度指令と前記速度を入力しトルク指令を出力する速度制御器と、前記トルク指令を入力し電動機電流により前記電動機を駆動するトルク制御器と、前記位置を入力し機台支配モード固有周波数を出力する機台振動検出器と、を備える振動検出装置において、前記機台振動検出器は、前記位置を入力しその入力信号の振幅である位置振幅を出力する位置振幅検出器と、前記位置振幅を入力し前記位置振幅、前記位置制御器のパラメタ、前記速度制御器のパラメタ、前記位置指令の周波数と前記位置指令の振幅に基づいて機台振動トルク振幅の前記位置指令の周波数による1階微分値の分子である機台振動トルク振幅微分値分子を算出し出力する機台振動トルク振幅微分値分子検出器と、前記機台振動トルク振幅微分値分子を入力しその入力信号の符号が反転する周波数である機台支配モード固有周波数を検出し出力する符号反転検出器と、を有することを特徴としている。
また、請求項3記載の発明は、位置指令を出力する指令発生器と、位置検出器が検出した電動機の位置を入力し速度を出力する微分器と、前記位置指令と前記位置を入力し速度指令を出力する位置制御器と、前記速度指令と前記速度を入力しトルク指令を出力する速度制御器と、前記トルク指令を入力し電動機電流により前記電動機を駆動するトルク制御器と、前記位置指令と前記位置を入力し機台支配モード固有周波数を出力する機台振動検出器と、を備える振動検出装置において、前記機台振動検出器は、前記位置指令を入力しその入力信号のスペクトルである位置指令スペクトルを検出し出力する位置指令スペクトル検出器と、前記位置を入力しその入力信号のスペクトルである位置スペクトルを検出し出力する位置スペクトル検出器と、前記位置指令スペクトルと前記位置スペクトルを入力し前記位置指令スペクトル、前記位置スペクトル、前記位置制御器のパラメタ、前記速度制御器のパラメタに基づいて機台振動トルク振幅を前記位置指令スペクトルにより除算した正規化機台振動トルク振幅を算出し出力する正規化機台振動トルク振幅検出器と、前記正規化機台振動トルク振幅を入力しその入力信号の極大値の起こる周波数である機台支配モード固有周波数を検出し出力する正規化機台振動トルク振幅極値周波数検出器と、を有することを特徴としている。
また、請求項4記載の発明は、請求項1乃至3記載の振動検出装置において、前記位置制御器および前記速度制御器は、P制御であることを特徴としている。
また、請求項5記載の発明は、請求項1または3記載の振動検出装置において、前記位置制御器は、P制御であり、前記速度制御器は、PI制御であることを特徴としている。
また、請求項6記載の発明は、請求項1または3記載の振動検出装置において、前記位置制御器は、P制御であり、前記速度制御器は、I−P制御であることを特徴としている。
また、請求項7記載の発明は、請求項1または2記載の振動検出装置において、前記指令発生器は、掃引正弦波信号を前記位置指令として出力するものであることを特徴としている。
また、請求項8記載の発明は、請求項3記載の振動検出装置において、前記位置指令スペクトル検出器および前記位置スペクトル検出器は、フーリエ変換器であることを特徴としている。
また、請求項9記載の発明は、請求項3記載の振動検出装置において、前記位置指令スペクトル検出器および前記位置スペクトル検出器は、複数の連続した等しい幅の周波数帯域を持つバンドパスフィルタと振幅検出器から成ることを特徴としている。
また、請求項10記載の発明は、請求項1記載の振動検出装置において、前記機台振動トルク振幅検出器は、前記位置制御器をゲインがKpであるP制御とし、前記速度制御器をゲインがKvjであるP制御とし、前記電動機の慣性モーメントをJ、前記電動機の粘性摩擦をD、前記位置振幅をA、前記位置指令の周波数をω、前記位置指令の振幅をu0としたとき、前記機台振動トルク振幅Abを次式(1)により算出し出力するものであることを特徴としている。
また、請求項11記載の発明は、請求項1記載の振動検出装置において、前記機台振動トルク振幅検出器は、前記位置制御器をゲインがKpであるP制御とし、前記速度制御器をP制御ゲインがKvjで、積分時間がTiであるPI制御とし、前記電動機の慣性モーメントをJ、前記電動機の粘性摩擦をD、前記位置振幅をA、前記位置指令の周波数をω、前記位置指令の振幅をu0としたとき、前記機台振動トルク振幅Abを次式(2)により算出し出力するものであることを特徴としている。
また、請求項12記載の発明は、請求項1記載の振動検出装置において、前記機台振動トルク振幅検出器は、前記位置制御器をゲインがKpであるP制御とし、前記速度制御器をP制御ゲインがKvjで、積分時間がTiであるI−P制御とし、前記電動機の慣性モーメントをJ、前記電動機の粘性摩擦をD、前記位置振幅をA、前記位置指令の周波数をω、前記位置指令の振幅をu0としたとき、前記機台振動トルク振幅Abを次式(3)により算出し出力することを特徴としている。
また、請求項13記載の発明は、請求項2記載の振動検出装置において、前記機台振動トルク振幅微分値分子検出器は、前記位置制御器をゲインがKpであるP制御とし、前記速度制御器をゲインがKvjであるP制御とし、前記電動機の慣性モーメントをJ、前記電動機の粘性摩擦をD、前記位置振幅をA、機台振動がない場合の位置振幅をA0、前記位置指令の周波数をω、前記位置指令の振幅をu0としたとき、前記機台振動トルク振幅微分値分子Nを次式(4)により算出し出力するものであることを特徴としている。
また、請求項14記載の発明は、請求項3記載の振動検出装置において、前記正規化機台振動トルク振幅検出器は、前記位置制御器をゲインがKpであるP制御とし、前記速度制御器をゲインがKvjであるP制御とし、前記電動機の慣性モーメントをJ、前記電動機の粘性摩擦をD、基底周波数ωiにおける前記位置指令スペクトルをui、前記基底周波数ωiにおける前記位置振幅をAiとしたとき、前記正規化機台振動トルク振幅Riを次式(5)により算出し出力するものであることを特徴としている。
また、請求項15記載の発明は、請求項3記載の振動検出装置において、前記正規化機台振動トルク振幅検出器は、前記位置制御器をゲインがKpであるP制御とし、前記速度制御器をP制御ゲインがKvjで、積分時間がTiであるPI制御とし、前記電動機の慣性モーメントをJ、前記電動機の粘性摩擦をD、基底周波数ωiにおける前記位置指令スペクトルをui、前記基底周波数ωiにおける前記位置振幅をAiとしたとき、前記正規化機台振動トルク振幅Riを次式(6)により算出し出力することを特徴としている。
また、請求項16記載の発明は、請求項3記載の振動検出装置において、前記正規化機台振動トルク振幅検出器は、前記位置制御器をゲインがKpであるP制御とし、前記速度制御器をP制御ゲインがKvjで、積分時間がTiであるI−P制御とし、前記電動機の慣性モーメントをJ、前記電動機の粘性摩擦をD、基底周波数ωiにおける前記位置指令スペクトルをui、前記基底周波数ωiにおける前記位置振幅をAiとしたとき、前記正規化機台振動トルク振幅Riを次式(7)により算出し出力するものであることを特徴としている。
請求項1、3、8、9記載の発明によると、電動機位置の振幅を用いて、機台に検出器を付けることなく、前記機台の振動を検出することができる。
また、請求項2記載の発明によると、電動機位置の振幅を用いて、機台に検出器を付けることなく、検出が困難な前記機台の振動を検出することができる。
また、請求項4、10、13、14記載の発明によると、一定トルク外乱の影響を抑制し、電動機位置の振幅を用いて、機台に検出器を付けることなく、前記機台の振動を検出することができる。
また、請求項5、6、11、12、15、16記載の発明によると、通常制御系構成のままで、一定トルク外乱の影響を抑制し、電動機位置の振幅を用いて、機台に検出器を付けることなく、前記機台の振動を検出することができる。
また、請求項7記載の発明によると、電動機位置の振幅を用いて、機台に検出器を付けることなく、短時間に前記機台の振動を検出することができる。
以下、本発明の実施の形態について図を参照して説明する。
図2は、本発明を適用する振動検出装置の構成概要図である。
図2において、201は指令発生器、202は位置制御器、203は速度制御器、204はトルク制御器、205は電動機、206は位置検出器、207は微分器、208は機台振動検出器である。
以下、図2を用いて本発明を適用する振動検出装置の構成概要を説明する。
指令発生器201は、位置指令を出力する。位置制御器202は、前記位置指令と位置を入力し速度指令を出力する。速度制御器203は、前記速度指令と速度を入力し、トルク指令を出力する。トルク制御器204は、前記トルク指令を入力し、電動機電流を出力する。電動機205は、前記電動機電流により駆動され、その前記位置は、位置検出器206が検出し、出力する。微分器207は、前記位置を入力し、前記速度を出力する。機台振動検出器208は、前記位置指令と前記位置を入力し、機台支配モード固有周波数を算出し出力する。
図2において、201は指令発生器、202は位置制御器、203は速度制御器、204はトルク制御器、205は電動機、206は位置検出器、207は微分器、208は機台振動検出器である。
以下、図2を用いて本発明を適用する振動検出装置の構成概要を説明する。
指令発生器201は、位置指令を出力する。位置制御器202は、前記位置指令と位置を入力し速度指令を出力する。速度制御器203は、前記速度指令と速度を入力し、トルク指令を出力する。トルク制御器204は、前記トルク指令を入力し、電動機電流を出力する。電動機205は、前記電動機電流により駆動され、その前記位置は、位置検出器206が検出し、出力する。微分器207は、前記位置を入力し、前記速度を出力する。機台振動検出器208は、前記位置指令と前記位置を入力し、機台支配モード固有周波数を算出し出力する。
図1は、本発明の第1実施例を示す振動検出装置における機台振動検出器の詳細構成図である。
図1において、101は位置振幅検出器、102は機台振動トルク振幅検出器、103は共振周波数検出器である。
本実施例が、従来技術である特許文献1および特許文献2と相違する点は、以下のとおりである。
すなわち、本実施例の機台振動検出器208は、位置を入力し、その入力信号の振幅である位置振幅を出力する位置振幅検出器101と、前記位置振幅を入力し、機台振動トルク振幅を算出し出力する機台振動トルク振幅検出器102と、前記機台振動トルク振幅を入力し、その入力信号の極大値の起こる周波数である機台支配モード固有周波数を検出し、出力する共振周波数検出器103と、を備えるようにしている点である。
図1において、101は位置振幅検出器、102は機台振動トルク振幅検出器、103は共振周波数検出器である。
本実施例が、従来技術である特許文献1および特許文献2と相違する点は、以下のとおりである。
すなわち、本実施例の機台振動検出器208は、位置を入力し、その入力信号の振幅である位置振幅を出力する位置振幅検出器101と、前記位置振幅を入力し、機台振動トルク振幅を算出し出力する機台振動トルク振幅検出器102と、前記機台振動トルク振幅を入力し、その入力信号の極大値の起こる周波数である機台支配モード固有周波数を検出し、出力する共振周波数検出器103と、を備えるようにしている点である。
以下、図1、2を用いて、本実施例の振動検出装置の動作について説明する。
電動機205の慣性モーメントがJ、粘性摩擦がDであり、位置制御器202をゲインがKpのP制御、速度制御器203をゲインがKvjのP制御、位置指令を振幅u0、周波数ωである正弦波、一定トルク外乱がw、機台上の座標系における位置がθ、機台振動により前記機台上の座標系で発生する見かけのトルクである機台振動トルクが振幅Ab、位相φbであるとすると、位置制御器202、速度制御器203、トルク制御器204、電動機205、位置検出器206、微分器207を含む閉ループ系の運動方程式は式(8)で表される。
式(8)において、前記位置は、前記位置指令に対する前記閉ループ系の応答と前記機台振動トルクに対する前記閉ループ系の応答の和である。前記位置指令に対する前記閉ループ系の定常応答振幅である指令位置振幅A1と、前記機台振動トルクに対する前記閉ループ系の定常応答振幅である振動位置振幅A2は、それぞれ、式(9)と式(10)のように求められる。
定常状態における前記位置の振幅である位置振幅Aと、式(9)、式(10)に示した指令位置振幅A1と振動位置振幅A2の間には、式(11)の関係がある。
前記位置指令の周波数が前記機台の固有周波数より離れている場合、近似的にA2<<A1であり、式(11)の右辺第2項と右辺第3項は右辺第1項に比べて小さい値をとる。
また、前記位置指令の周波数が前記機台の固有周波数に近い場合、前記機台の位相φbは−3π/2radに近い値をとるので式(11)の右辺第3項はその他の項に比べて小さい値をとる。実際、位置P速度P制御した電動機205と前記機台を合わせた運動方程式は2慣性系で近似でき、その運動方程式をモード座標系において表現すると、2つの独立した1慣性系の式となり、1つの式のモードトルクの符号ともう1つの式のモードトルクの符号が逆となる。機台共振の影響の大きいモードの共振周波数付近において、そのモードの式の位相は、前記位置指令の位相に対して、−3π/2radずれている。従って、近似的に式(11)の右辺第3項を無視することができ、式(12)の関係が得られる。
式(10)と式(12)により、機台振動トルク振幅Abは式(13)のように表される。
式(13)により、機台振動トルク振幅検出器102は、機台振動トルク振幅Abを算出することができる。共振周波数検出器103は、式(13)で表される機台振動トルク振幅Abが極大値をとる周波数を、機台支配モード固有周波数として検出する。また、式(13)は、一定トルク外乱wを含まないので、求められた機台振動トルク振幅は、一定トルク外乱の影響を受けない。
電動機205の慣性モーメントがJ、粘性摩擦がDであり、位置制御器202をゲインがKpのP制御、速度制御器203をゲインがKvjのP制御、位置指令を振幅u0、周波数ωである正弦波、一定トルク外乱がw、機台上の座標系における位置がθ、機台振動により前記機台上の座標系で発生する見かけのトルクである機台振動トルクが振幅Ab、位相φbであるとすると、位置制御器202、速度制御器203、トルク制御器204、電動機205、位置検出器206、微分器207を含む閉ループ系の運動方程式は式(8)で表される。
また、前記位置指令の周波数が前記機台の固有周波数に近い場合、前記機台の位相φbは−3π/2radに近い値をとるので式(11)の右辺第3項はその他の項に比べて小さい値をとる。実際、位置P速度P制御した電動機205と前記機台を合わせた運動方程式は2慣性系で近似でき、その運動方程式をモード座標系において表現すると、2つの独立した1慣性系の式となり、1つの式のモードトルクの符号ともう1つの式のモードトルクの符号が逆となる。機台共振の影響の大きいモードの共振周波数付近において、そのモードの式の位相は、前記位置指令の位相に対して、−3π/2radずれている。従って、近似的に式(11)の右辺第3項を無視することができ、式(12)の関係が得られる。
前記位置指令を掃引正弦波とした場合、共振周波数検出器103は、前記機台振動トルク振幅が極大値をとる時間より、前記時間における前記位置指令の周波数を機台支配モード固有周波数として検出する。
以下、本実施例のシミュレーション結果を示す。
本シミュレーションでは、位置P速度P制御した電動機205がボールねじを介してステージを駆動し、電動機205、前記ボールねじ、前記ステージが機台上に設置されている場合を仮定する。前記閉ループ系と前記機台を合わせた運動方程式は式(14)のように表すことができる。
ただし、Jmは電動機205と前記ボールねじを合わせた慣性モーメント、Mは負荷質量、pはボールねじピッチ、Mbは機台質量、kbは機台剛性、cbは機台粘性摩擦、xbは機台位置、dは一定外乱である。
本シミュレーションでは、位置P速度P制御した電動機205がボールねじを介してステージを駆動し、電動機205、前記ボールねじ、前記ステージが機台上に設置されている場合を仮定する。前記閉ループ系と前記機台を合わせた運動方程式は式(14)のように表すことができる。
本シミュレーションには、式(15)の数値を用いた。
ただし、Tは制御周期、u0は位置指令振幅、Tratは定格トルクである。機台剛性kbは、前記機台の固有周波数が10Hzとなるように選んだ。すなわち、
式(15)の数値において、式(14)で表される運動方程式の固有値問題を解くと、固有周波数はωb=9.1(2π)rad/s、ωm=15.0(2π)rad/sと求められる。固有周波数ωbにおける式(14)で表される系の動作は、機台振動に支配されているので、固有周波数ωbにおけるモードを機台支配モードと呼び、固有周波数ωmにおける式(14)で表される系の動作は、位置P速度P制御した電動機のダイナミクスに支配されているので、固有周波数ωmにおけるモードを電動機支配モードと呼ぶ。
図3は、本発明の第1実施例を示す振動検出装置のシミュレーション結果の説明図であり、図3(a)は機台支配モードのモードシェイプであり、図3(b)は電動機支配モードのモードシェイプである。
図3では、たしかに、図3(a)に示す機台支配モードでは前記機台の変位が前記電動機の変位より大きく、図3(b)に示す電動機支配モードでは前記電動機の変位が前記機台の変位より大きくなっていることが分かる。
図3では、たしかに、図3(a)に示す機台支配モードでは前記機台の変位が前記電動機の変位より大きく、図3(b)に示す電動機支配モードでは前記電動機の変位が前記機台の変位より大きくなっていることが分かる。
図4は、本発明の第1実施例を示す振動検出装置の機台位置振幅と機台振動トルク振幅のシミュレーション結果であり、図4(a)は機台位置振幅、図4(b)は式(13)により算出した前記機台振動トルク振幅Abである。
前記機台位置振幅は、前記機台支配モードの固有周波数ωb=9.1(2π)rad/sにおいて、極大値をとる。
図4(a)において、前記機台支配モードの固有周波数ωb=9.1(2π)rad/s付近には極大点が存在し、前記電動機支配モードの固有周波数ωm=15.0(2π)rad/s付近には極大点が存在しないのは、前記閉ループ系の減衰係数が1より大きいためである。図4(b)に示す式(13)により算出した前記機台振動トルク振幅Abは、前記機台支配モードの固有周波数ωb=9.1(2π)rad/s付近で極大値をとる。したがって、共振周波数検出器103は、前記機台振動トルク振幅Abが極大値をとる位置指令周波数により、機台支配モード固有周波数を検出することができる。
前記機台位置振幅は、前記機台支配モードの固有周波数ωb=9.1(2π)rad/sにおいて、極大値をとる。
図4(a)において、前記機台支配モードの固有周波数ωb=9.1(2π)rad/s付近には極大点が存在し、前記電動機支配モードの固有周波数ωm=15.0(2π)rad/s付近には極大点が存在しないのは、前記閉ループ系の減衰係数が1より大きいためである。図4(b)に示す式(13)により算出した前記機台振動トルク振幅Abは、前記機台支配モードの固有周波数ωb=9.1(2π)rad/s付近で極大値をとる。したがって、共振周波数検出器103は、前記機台振動トルク振幅Abが極大値をとる位置指令周波数により、機台支配モード固有周波数を検出することができる。
このように、本実施例に係る振動検出装置は、位置振幅を入力し、機台振動トルク振幅を出力する機台振動トルク振幅検出器102と、前記機台振動トルク振幅の極大値の起こる周波数により、機台支配モード固有周波数を検出する共振周波数検出器103を有する構成としているので、一定トルク外乱の影響を抑制し、電動機位置の振幅を用いて機台に検出器を付けることなく前記機台の振動を検出することができる。
本実施例が第1実施例と相違する点は、本実施例の速度制御器203をPI制御としている点である。その他の構成は第1実施例と同じであるので、その説明は省略する。
以下、共振周波数検出器103における機台支配モード固有周波数算出の仕組みを説明する。
速度制御器203がPI制御であり、そのP制御ゲインがKvj、その積分時間がTiである場合、前記閉ループ系の運動方程式は第1実施例と同様に求められ式(17)となる。
式(17)を変形すると式(18)が求められる。
ただし、一定トルク外乱wの1階時間微分値は零であるので、前記一定トルク外乱wは式(18)に表れない。第1実施例と同様に、前記位置指令に対する前記閉ループ系の定常応答振幅である指令位置振幅A1と前記機台振動トルクに対する前記閉ループ系の定常応答振幅である振動位置振幅A2を求めると、式(19)と式(20)のように表すことができる。
機台振動トルク振幅Abは第1実施例と同様の近似により求められ式(21)と求められる。
以下、共振周波数検出器103における機台支配モード固有周波数算出の仕組みを説明する。
速度制御器203がPI制御であり、そのP制御ゲインがKvj、その積分時間がTiである場合、前記閉ループ系の運動方程式は第1実施例と同様に求められ式(17)となる。
式(21)により、機台振動トルク振幅検出器102は、機台振動トルク振幅Abを算出することができる。共振周波数検出器103は、式(21)で表される機台振動トルク振幅Abが極大値をとる周波数を、機台支配モード固有周波数として検出する。また、式(21)は、一定トルク外乱wを含まないので、求められた機台振動トルク振幅は、前記一定トルク外乱wの影響を受けない。
このように、本実施例に係る振動検出装置は、第1実施例同様、位置振幅を入力し、機台振動トルク振幅を出力する機台振動トルク振幅検出器102と、前記機台振動トルク振幅の極大値の起こる周波数により機台支配モード固有周波数を検出する共振周波数検出器103を有する構成としているので、一定トルク外乱の影響を抑制し、電動機位置の振幅を用いて機台に検出器を付けることなく前記機台の振動を検出することができる。
本実施例が第1実施例と相違する点は、本実施例の速度制御器203は、I−P制御としている点である。その他の構成は第1実施例と同じであるので、その説明は省略する。
以下、共振周波数検出器103における機台支配モード固有周波数算出の仕組みを説明する。
以下、共振周波数検出器103における機台支配モード固有周波数算出の仕組みを説明する。
速度制御器203がI−P制御であり、そのP制御ゲインがKvj、その積分時間がTiである場合、前記閉ループ系の運動方程式は第1実施例と同様に求められ式(22)となる。
式(22)を変形すると式(23)を得る。
一定トルク外乱wの1階時間微分値は零であるので、前記一定トルク外乱wは式(23)に表れない。
第2実施例と同様に、前記位置指令に対する前記閉ループ系の定常応答振幅である指令位置振幅A1と、前記機台振動トルクに対する前記閉ループ系の定常応答振幅である振動位置振幅A2を求めると、式(24)と式(25)となる。
機台振動トルク振幅Abは第1実施例と同様の近似により求められ、式(26)となる。
式(26)により、機台振動トルク振幅検出器102は、機台振動トルク振幅Abを算出することができる。共振周波数検出器103は、式(26)で表される機台振動トルク振幅Abが極大値をとる周波数を、機台支配モード固有周波数として検出する。また、式(26)は一定トルク外乱wを含まないので、求められた機台振動トルク振幅は、前記一定トルク外乱wの影響を受けない。
このように、本実施例に係る振動検出装置は、第1実施例同様、位置振幅を入力し機台振動トルク振幅を出力する機台振動トルク振幅検出器102と、前記機台振動トルク振幅の極大値の起こる周波数により機台支配モード固有周波数を検出する共振周波数検出器103を有する構成をしているので、一定トルク外乱の影響を抑制し、電動機位置の振幅を用いて機台に検出器を付けることなく前記機台の振動を検出することができる。
図5は、本発明の第4実施例を示す振動検出装置における機台振動検出器の詳細構成図である。
図5において、101は位置振幅検出器、501は機台振動トルク振幅微分値分子検出器、502は符号反転検出器である。
本実施例が、従来技術である特許文献1と特許文献2と相違する点は以下のとおりである。
すなわち、本実施例の機台振動検出器208は、位置振幅を入力し機台振動トルク振幅微分値分子を算出し出力する機台振動トルク振幅微分値分子検出器501と、前記機台振動トルク振幅微分値分子を入力しその入力信号の符号が反転する周波数を用いて機台支配モード固有周波数を検出し出力する符号反転検出器502を備ええるようにしている点である。
図5において、101は位置振幅検出器、501は機台振動トルク振幅微分値分子検出器、502は符号反転検出器である。
本実施例が、従来技術である特許文献1と特許文献2と相違する点は以下のとおりである。
すなわち、本実施例の機台振動検出器208は、位置振幅を入力し機台振動トルク振幅微分値分子を算出し出力する機台振動トルク振幅微分値分子検出器501と、前記機台振動トルク振幅微分値分子を入力しその入力信号の符号が反転する周波数を用いて機台支配モード固有周波数を検出し出力する符号反転検出器502を備ええるようにしている点である。
以下、図2、5を用いて、本実施例の振動検出装置の動作を説明する。
機台振動トルク振幅Abは、第1実施例の式(13)と同様に求められる。式(13)の位置指令周波数ωによる1階微分値は、正数の分母を持つ分数で表され、その符号は、その分子である機台振動トルク振幅微分値分子の符号と同じである。機台振動がない場合の位置振幅がA0である場合、前記機台振動トルク振幅微分値分子Nは、式(27)と求められる。
符号反転検出器502は、式(27)で表される前記機台振動トルク振幅微分値分子の符号が変化する位置指令周波数ωを、機台支配モード固有周波数として検出し、出力する。式(27)は、一定トルク外乱wを含まないので、求められる前記機台振動トルク振幅微分値分子は、前記一定トルク外乱の影響を受けない。
機台振動トルク振幅Abは、第1実施例の式(13)と同様に求められる。式(13)の位置指令周波数ωによる1階微分値は、正数の分母を持つ分数で表され、その符号は、その分子である機台振動トルク振幅微分値分子の符号と同じである。機台振動がない場合の位置振幅がA0である場合、前記機台振動トルク振幅微分値分子Nは、式(27)と求められる。
位置指令を掃引正弦波とする場合、符号反転検出器502は、前記機台振動トルク振幅微分値分子の符号が変化する時間より、前記時間における前記位置指令の周波数を機台支配モード固有周波数として検出する。
このように、本実施例に係る振動検出装置は、位置振幅を入力し、機台振動トルク振幅微分値分子を算出し、出力する機台振動トルク振幅微分値分子検出器501と、前記機台振動トルク振幅微分値分子を入力し、その入力信号の符号が反転する周波数により機台支配モード固有周波数を検出し、出力する符号反転検出器502を有する構成としているので、一定トルク外乱の影響を抑制し、電動機位置の振幅を用いて機台に検出器を付けることなく検出が困難な前記機台の振動を検出することができる。
図6は、本発明の第5実施例を示す振動検出装置における機台振動検出器の詳細構成図である。
図6において、601は位置指令スペクトル検出器、602は位置スペクトル検出器、603は正規化機台振動トルク振幅検出器、604は正規化機台振動トルク振幅極値周波数検出器である。
先ず、図6を用いて、本実施例の機台振動検出器の詳細構成を説明する。
位置指令スペクトル検出器601は、位置指令を入力し、位置指令スペクトルを出力する。位置スペクトル検出器602は、位置を入力し、位置スペクトルを出力する。正規化機台振動トルク振幅検出器603は、前記位置指令スペクトルと前記位置スペクトルを入力し、前記位置指令スペクトルで正規化した機台振動トルク振幅である正規化機台振動トルク振幅を算出し、出力する。正規化機台振動トルク振幅極値周波数検出器604は、前記正規化機台振動トルク振幅を入力し、その入力信号が極大値をとる基底周波数を機台支配モード固有周波数として検出し、出力する。
図6において、601は位置指令スペクトル検出器、602は位置スペクトル検出器、603は正規化機台振動トルク振幅検出器、604は正規化機台振動トルク振幅極値周波数検出器である。
先ず、図6を用いて、本実施例の機台振動検出器の詳細構成を説明する。
位置指令スペクトル検出器601は、位置指令を入力し、位置指令スペクトルを出力する。位置スペクトル検出器602は、位置を入力し、位置スペクトルを出力する。正規化機台振動トルク振幅検出器603は、前記位置指令スペクトルと前記位置スペクトルを入力し、前記位置指令スペクトルで正規化した機台振動トルク振幅である正規化機台振動トルク振幅を算出し、出力する。正規化機台振動トルク振幅極値周波数検出器604は、前記正規化機台振動トルク振幅を入力し、その入力信号が極大値をとる基底周波数を機台支配モード固有周波数として検出し、出力する。
次に、図2、6を用いて本実施例の機台振動検出器の動作を説明する。
前記位置制御器をゲインがKpのP制御とし、前記速度制御器をゲインがKvjのP制御とし、前記電動機の慣性モーメントがJ、前記電動機の粘性摩擦がD、複数の周波数成分を含む位置指令の基底周波数ωiにおけるスペクトルである前記位置指令スペクトルがui、前記基底周波数ωiにおける前記位置振幅がAiである場合、機台振動トルク振幅Abは、第1実施例の式(13)と同様に導出できる。正規化機台振動トルク振幅検出器603は、機台振動トルク振幅Abを前記位置指令スペクトルにより除算することにより、式(28)に表す正規化機台振動トルク振幅Riを算出する。
正規化機台振動トルク振幅極値周波数検出器604は、式(28)が極大値をとる基底周波数ωiを機台支配モード固有周波数として検出し、出力する。式(28)は、一定トルク外乱wを含まないため、求められる正規化機台振動トルク振幅は、前記一定トルク外乱wの影響を受けない。
前記位置制御器をゲインがKpのP制御とし、前記速度制御器をゲインがKvjのP制御とし、前記電動機の慣性モーメントがJ、前記電動機の粘性摩擦がD、複数の周波数成分を含む位置指令の基底周波数ωiにおけるスペクトルである前記位置指令スペクトルがui、前記基底周波数ωiにおける前記位置振幅がAiである場合、機台振動トルク振幅Abは、第1実施例の式(13)と同様に導出できる。正規化機台振動トルク振幅検出器603は、機台振動トルク振幅Abを前記位置指令スペクトルにより除算することにより、式(28)に表す正規化機台振動トルク振幅Riを算出する。
また、位置指令スペクトル検出器601と位置スペクトル検出器602は、フーリエ変換を用いて前記位置指令スペクトルと前記位置スペクトルを検出することができる。
また、位置指令スペクトル検出器601を複数の連続した等しい幅の周波数帯域を持つバンドパスフィルタと振幅検出器とし、位置スペクトル検出器602を複数の連続した等しい幅の周波数帯域を持つバンドパスフィルタと振幅検出器とし、それぞれのバンドパスフィルタの出力信号振幅を用いて、前記位置指令スペクトルと前記位置スペクトルを検出することができる。
このように、本実施例に係る振動検出装置は、位置指令スペクトルと位置スペクトルを入力し正規化機台振動トルク振幅を算出し出力する正規化機台振動トルク振幅検出器603と、前記正規化機台振動トルク振幅を入力しその入力信号の極大値の起こる基底周波数により機台支配モード固有周波数を検出し出力する正規化機台振動トルク振幅極値周波数検出器604を有する構成としているので、一定トルク外乱の影響を抑制し、電動機位置の振幅を用いて機台に検出器を付けることなく前記機台の振動を検出することができる。
本実施例が第5実施例と相違する点は、本実施例の速度制御器203をPI制御としている点である。その他の構成は第5実施例と同じであるので、その説明は省略する。
以下、正規化機台振動トルク振幅極値周波数検出器604における機台支配モード固有周波数算出の仕組みを説明する。
位置制御器202をゲインがKpのP制御、速度制御器203をP制御ゲインKvjで積分時間がTiのPI制御、電動機205の慣性モーメントがJ、電動機205の粘性摩擦がD、複数の周波数成分を含む位置指令の基底周波数ωiにおけるスペクトルである前記位置指令スペクトルがui、前記基底周波数ωiにおける前記位置振幅がAiである場合、機台振動トルク振幅Abは、第2実施例の式(21)と同様に導出できる。正規化機台振動トルク振幅検出器603は、機台振動トルク振幅Abを前記位置指令スペクトルにより除算することにより、式(29)に表す正規化機台振動トルク振幅Riを算出する。
正規化機台振動トルク振幅極値周波数検出器604は、式(29)が極大値をとる基底周波数ωiを機台支配モード固有周波数として検出し、出力する。式(29)は一定トルク外乱wを含まないため、求められる正規化機台振動トルク振幅は前記一定トルク外乱wの影響を受けない。
以下、正規化機台振動トルク振幅極値周波数検出器604における機台支配モード固有周波数算出の仕組みを説明する。
位置制御器202をゲインがKpのP制御、速度制御器203をP制御ゲインKvjで積分時間がTiのPI制御、電動機205の慣性モーメントがJ、電動機205の粘性摩擦がD、複数の周波数成分を含む位置指令の基底周波数ωiにおけるスペクトルである前記位置指令スペクトルがui、前記基底周波数ωiにおける前記位置振幅がAiである場合、機台振動トルク振幅Abは、第2実施例の式(21)と同様に導出できる。正規化機台振動トルク振幅検出器603は、機台振動トルク振幅Abを前記位置指令スペクトルにより除算することにより、式(29)に表す正規化機台振動トルク振幅Riを算出する。
このように、本実施例に係る振動検出装置は、第5実施例同様、位置指令スペクトルと位置スペクトルを入力し正規化機台振動トルク振幅を算出し出力する正規化機台振動トルク振幅検出器603と、前記正規化機台振動トルク振幅を入力しその入力信号の極大値の起こる基底周波数により機台支配モード固有周波数を検出し出力する正規化機台振動トルク振幅極値周波数検出器604を有する構成としているので、一定トルク外乱の影響を抑制し、電動機位置の振幅を用いて機台に検出器を付けることなく前記機台の振動を検出することができる。
本実施例が第5実施例と相違する点は、本実施例の速度制御器203は、I−P制御としている点である。その他の構成は第5実施例と同じであるので、その説明は省略する。
以下、正規化機台振動トルク振幅極値周波数検出器604における機台支配モード固有周波数算出の仕組みを説明する。
位置制御器202をゲインがKpのP制御、速度制御器203をP制御ゲインKvjで積分時間がTiのI−P制御、電動機205の慣性モーメントがJ、電動機205の粘性摩擦がD、複数の周波数成分を含む位置指令の基底周波数ωiにおけるスペクトルである前記位置指令スペクトルがui、前記基底周波数ωiにおける前記位置振幅がAiである場合、機台振動トルク振幅Abは、第3実施例の式(26)と同様に導出できる。正規化機台振動トルク振幅検出器603は、機台振動トルク振幅Abを前記位置指令スペクトルにより除算することにより、式(30)に表す正規化機台振動トルク振幅Riを算出する。
正規化機台振動トルク振幅極値周波数検出器604は、式(30)が極大値をとる基底周波数ωiを機台支配モード固有周波数として検出し、出力する。式(30)は、一定トルク外乱wを含まないため、求められる正規化機台振動トルク振幅は、前記一定トルク外乱wの影響を受けない。
以下、正規化機台振動トルク振幅極値周波数検出器604における機台支配モード固有周波数算出の仕組みを説明する。
位置制御器202をゲインがKpのP制御、速度制御器203をP制御ゲインKvjで積分時間がTiのI−P制御、電動機205の慣性モーメントがJ、電動機205の粘性摩擦がD、複数の周波数成分を含む位置指令の基底周波数ωiにおけるスペクトルである前記位置指令スペクトルがui、前記基底周波数ωiにおける前記位置振幅がAiである場合、機台振動トルク振幅Abは、第3実施例の式(26)と同様に導出できる。正規化機台振動トルク振幅検出器603は、機台振動トルク振幅Abを前記位置指令スペクトルにより除算することにより、式(30)に表す正規化機台振動トルク振幅Riを算出する。
このように、本実施例に係る振動検出装置は、第5実施例同様、位置指令スペクトルと位置スペクトルを入力し正規化機台振動トルク振幅を算出し出力する正規化機台振動トルク振幅検出器603と、前記正規化機台振動トルク振幅を入力しその入力信号の極大値の起こる基底周波数により機台支配モード固有周波数を検出し出力する正規化機台振動トルク振幅極値周波数検出器604を有する構成としているので、一定トルク外乱の影響を抑制し、電動機位置の振幅を用いて機台に検出器を付けることなく前記機台の振動を検出することができる。
電動機位置の振幅を用いることによって、機台に検出器を付けることなく、前記機台の振動を検出することができるので、機台振動の影響を抑制することが要求される一般産業装置などにおける位置決め制御という用途にも適用できる。
101 位置振幅検出器
102 機台振動トルク振幅検出器
103 共振周波数検出器
201 指令発生器
202 位置制御器
203 速度制御器
204 トルク制御器
205 電動機
206 位置検出器
207 微分器
208 機台振動検出器
501 機台振動トルク振幅微分値分子検出器
502 符号反転検出器
601 位置指令スペクトル検出器
602 位置スペクトル検出器
603 正規化機台振動トルク振幅検出器
604 正規化機台振動トルク振幅極値周波数検出器
701 指令発生器
702 速度制御器
703 電流制御器
704 モータと機械負荷
705 検出器
706 信号処理器
801 指令発生器
802 位置制御器
803 速度制御器
804 ドライブ部
805 リニアモータ
806 センサ
807 微分器
808 オブザーバ
809 機台変位フィードバックゲイン
810 機台速度フィードバックゲイン
102 機台振動トルク振幅検出器
103 共振周波数検出器
201 指令発生器
202 位置制御器
203 速度制御器
204 トルク制御器
205 電動機
206 位置検出器
207 微分器
208 機台振動検出器
501 機台振動トルク振幅微分値分子検出器
502 符号反転検出器
601 位置指令スペクトル検出器
602 位置スペクトル検出器
603 正規化機台振動トルク振幅検出器
604 正規化機台振動トルク振幅極値周波数検出器
701 指令発生器
702 速度制御器
703 電流制御器
704 モータと機械負荷
705 検出器
706 信号処理器
801 指令発生器
802 位置制御器
803 速度制御器
804 ドライブ部
805 リニアモータ
806 センサ
807 微分器
808 オブザーバ
809 機台変位フィードバックゲイン
810 機台速度フィードバックゲイン
Claims (16)
- 位置指令を出力する指令発生器(201)と、
位置検出器(206)が検出した電動機(205)の位置を入力し速度を出力する微分器(207)と、
前記位置指令と前記位置を入力し速度指令を出力する位置制御器(202)と、
前記速度指令と前記速度を入力しトルク指令を出力する速度制御器(203)と、
前記トルク指令を入力し電動機電流により前記電動機(205)を駆動するトルク制御器(204)と、
前記位置を入力し機台支配モード固有周波数を出力する機台振動検出器(208)と、を備える振動検出装置において、
前記機台振動検出器(208)は、
前記位置を入力しその入力信号の振幅である位置振幅を出力する位置振幅検出器(101)と、
前記位置振幅を入力し前記位置振幅、前記位置制御器(202)のパラメタ、前記速度制御器(203)のパラメタ、前記位置指令の周波数、および前記位置指令の振幅に基づいて機台振動トルク振幅を算出し出力する機台振動トルク振幅検出器(102)と、
前記機台振動トルク振幅を入力しその入力信号の極大値の起こる周波数である機台支配モード固有周波数を検出し出力する共振周波数検出器(103)と、を有することを特徴とする振動検出装置。 - 位置指令を出力する指令発生器(201)と、
位置検出器(206)が検出した電動機(205)の位置を入力し速度を出力する微分器(207)と、
前記位置指令と前記位置を入力し速度指令を出力する位置制御器(202)と、
前記速度指令と前記速度を入力しトルク指令を出力する速度制御器(203)と、
前記トルク指令を入力し電動機電流により前記電動機(205)を駆動するトルク制御器(204)と、
前記位置を入力し機台支配モード固有周波数を出力する機台振動検出器(208)と、を備える振動検出装置において、
前記機台振動検出器(208)は、
前記位置を入力しその入力信号の振幅である位置振幅を出力する位置振幅検出器(101)と、
前記位置振幅を入力し前記位置振幅、前記位置制御器(202)のパラメタ、前記速度制御器(203)のパラメタ、前記位置指令の周波数、前記位置指令の振幅に基づいて機台振動トルク振幅の前記位置指令の周波数による1階微分値の分子である機台振動トルク振幅微分値分子を算出し出力する機台振動トルク振幅微分値分子検出器(501)と、
前記機台振動トルク振幅微分値分子を入力しその入力信号の符号が反転する周波数である機台支配モード固有周波数を検出し出力する符号反転検出器(502)と、を有することを特徴とする振動検出装置。 - 位置指令を出力する指令発生器(201)と、
位置検出器(206)が検出した電動機(205)の位置を入力し速度を出力する微分器(207)と、
前記位置指令と前記位置を入力し速度指令を出力する位置制御器(202)と、
前記速度指令と前記速度を入力しトルク指令を出力する速度制御器(203)と、
前記トルク指令を入力し電動機電流により前記電動機(205)を駆動するトルク制御器(204)と、
前記位置指令と前記位置を入力し機台支配モード固有周波数を出力する機台振動検出器(208)と、を備える振動検出装置において、
前記機台振動検出器(208)は、
前記位置指令を入力しその入力信号のスペクトルである位置指令スペクトルを検出し出力する位置指令スペクトル検出器(601)と、
前記位置を入力しその入力信号のスペクトルである位置スペクトルを検出し出力する位置スペクトル検出器(602)と、
前記位置指令スペクトルと前記位置スペクトルを入力し前記位置指令スペクトル、前記位置スペクトル、前記位置制御器(202)のパラメタ、前記速度制御器(203)のパラメタに基づいて機台振動トルク振幅を前記位置指令スペクトルにより除算した正規化機台振動トルク振幅を算出し出力する正規化機台振動トルク振幅検出器(603)と、
前記正規化機台振動トルク振幅を入力しその入力信号の極大値の起こる周波数である機台支配モード固有周波数を検出し出力する正規化機台振動トルク振幅極値周波数検出器(604)と、を有することを特徴とする振動検出装置。 - 前記位置制御器(202)および前記速度制御器(203)は、
P制御であることを特徴とする請求項1乃至3記載の振動検出装置。 - 前記位置制御器(202)は、
P制御であり、
前記速度制御器(203)は、
PI制御であることを特徴とする請求項1または3記載の振動検出装置。 - 前記位置制御器(202)は、
P制御であり、
前記速度制御器(203)は、
I−P制御であることを特徴とする請求項1または3記載の振動検出装置。 - 前記指令発生器(201)は、
掃引正弦波信号を前記位置指令として出力するものであることを特徴とする請求項1または2記載の振動検出装置。 - 前記位置指令スペクトル検出器(601)および前記位置スペクトル検出器(602)は、
フーリエ変換器であることを特徴とする請求項3記載の振動検出装置。 - 前記位置指令スペクトル検出器(601)および前記位置スペクトル検出器(602)は、
複数の連続した等しい幅の周波数帯域を持つバンドパスフィルタと振幅検出器から成ることを特徴とする請求項3記載の振動検出装置。 - 前記機台振動トルク振幅検出器(102)は、
前記位置制御器(202)をゲインがKpであるP制御とし、前記速度制御器(203)をゲインがKvjであるP制御とし、前記電動機(205)の慣性モーメントをJ、前記電動機(205)の粘性摩擦をD、前記位置振幅をA、前記位置指令の周波数をω、前記位置指令の振幅をu0としたとき、
前記機台振動トルク振幅Abを次式(1)により算出し出力するものであることを特徴とする請求項1記載の振動検出装置。
- 前記機台振動トルク振幅検出器(102)は、
前記位置制御器(202)をゲインがKpであるP制御とし、前記速度制御器(203)をP制御ゲインがKvjで、積分時間がTiであるPI制御とし、前記電動機(205)の慣性モーメントをJ、前記電動機(205)の粘性摩擦をD、前記位置振幅をA、前記位置指令の周波数をω、前記位置指令の振幅をu0としたとき、
前記機台振動トルク振幅Abを次式(2)により算出し出力するものであることを特徴とする請求項1記載の振動検出装置。
- 前記機台振動トルク振幅検出器(102)は、
前記位置制御器(202)をゲインがKpであるP制御とし、前記速度制御器(203)をP制御ゲインがKvjで、積分時間がTiであるI−P制御とし、前記電動機(205)の慣性モーメントをJ、前記電動機(205)の粘性摩擦をD、前記位置振幅をA、前記位置指令の周波数をω、前記位置指令の振幅をu0としたとき、
前記機台振動トルク振幅Abを次式(3)により算出し出力することを特徴とする請求項1記載の振動検出装置。
- 前記機台振動トルク振幅微分値分子検出器(501)は、
前記位置制御器(202)をゲインがKpであるP制御とし、前記速度制御器(203)をゲインがKvjであるP制御とし、前記電動機(205)の慣性モーメントをJ、前記電動機(205)の粘性摩擦をD、前記位置振幅をA、機台振動がない場合の位置振幅をA0、前記位置指令の周波数をω、前記位置指令の振幅をu0としたとき、
前記機台振動トルク振幅微分値分子Nを次式(4)により算出し出力するものであることを特徴とする請求項2記載の振動検出装置。
- 前記正規化機台振動トルク振幅検出器(603)は、
前記位置制御器(202)をゲインがKpであるP制御とし、前記速度制御器(203)をゲインがKvjであるP制御とし、前記電動機(205)の慣性モーメントをJ、前記電動機(205)の粘性摩擦をD、基底周波数ωiにおける前記位置指令スペクトルをui、前記基底周波数ωiにおける前記位置振幅をAiとしたとき、
前記正規化機台振動トルク振幅Riを次式(5)により算出し出力するものであることを特徴とする請求項3記載の振動検出装置。
- 前記正規化機台振動トルク振幅検出器(603)は、
前記位置制御器(202)をゲインがKpであるP制御とし、前記速度制御器(203)をP制御ゲインがKvjで、積分時間がTiであるPI制御とし、前記電動機(205)の慣性モーメントをJ、前記電動機(205)の粘性摩擦をD、基底周波数ωiにおける前記位置指令スペクトルをui、前記基底周波数ωiにおける前記位置振幅をAiとしたとき、
前記正規化機台振動トルク振幅Riを次式(6)により算出し出力することを特徴とする請求項3記載の振動検出装置。
- 前記正規化機台振動トルク振幅検出器(603)は、
前記位置制御器(202)をゲインがKpであるP制御とし、前記速度制御器(203)をP制御ゲインがKvjで、積分時間がTiであるI−P制御とし、前記電動機(205)の慣性モーメントをJ、前記電動機(205)の粘性摩擦をD、基底周波数ωiにおける前記位置指令スペクトルをui、前記基底周波数ωiにおける前記位置振幅をAiとしたとき、
前記正規化機台振動トルク振幅Riを次式(7)により算出し出力するものであることを特徴とする請求項3記載の振動検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005194826A JP2007011940A (ja) | 2005-07-04 | 2005-07-04 | 振動検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005194826A JP2007011940A (ja) | 2005-07-04 | 2005-07-04 | 振動検出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007011940A true JP2007011940A (ja) | 2007-01-18 |
Family
ID=37750298
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005194826A Abandoned JP2007011940A (ja) | 2005-07-04 | 2005-07-04 | 振動検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007011940A (ja) |
-
2005
- 2005-07-04 JP JP2005194826A patent/JP2007011940A/ja not_active Abandoned
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4685509B2 (ja) | 交流電動機の駆動制御装置および駆動制御方法 | |
KR101328494B1 (ko) | 토오크리플억제제어장치 및 회전전기기계 토오크리플억제제어방법 | |
KR100447052B1 (ko) | 서보 제어장치 | |
WO1997007590A1 (fr) | Dispositif pour detecter des vibrations mecaniques et commande de l'amortissement des vibrations | |
EP3032735A1 (en) | Motor drive system and motor control device | |
US20190227500A1 (en) | Control system | |
JP2005086841A (ja) | モータ制御装置 | |
Lessard et al. | Characterization, modeling and vibration control of a flexible joint for a robotic system | |
Gundogdu et al. | NARMA-L2 controller for stepper motor used in single link manipulator with low-speed-resonance damping | |
JP4487073B2 (ja) | 外力推定方法および外力推定装置 | |
JP5176729B2 (ja) | 慣性モーメント同定器を備えたモータ制御装置 | |
JP6223283B2 (ja) | バルブ制御装置およびバルブ制御方法 | |
JP2009038942A (ja) | 負荷イナーシャ同定方法及びサーボモータ制御装置 | |
Secrest et al. | Adaptive decoupling of nonideal machine and sensor properties for extraction of fine details when using the motor drive as a diagnostic sensor | |
JP4789067B2 (ja) | システム同定装置およびそれを備えたモータ制御装置 | |
Oboe et al. | Use of MEMS inertial sensors for performance improvement of low-cost motion control systems | |
JP6504795B2 (ja) | トルクリップル抑制装置及びトルクリップル抑制方法 | |
JP2007020297A (ja) | システム同定装置およびそのシステム同定方法 | |
JP2007011940A (ja) | 振動検出装置 | |
KR101053205B1 (ko) | 백래쉬 보상 기능을 갖는 모터 제어 장치 | |
JP2010022138A (ja) | モータ制御装置 | |
JP4730538B2 (ja) | 機械定数同定装置を備えたモータ制御装置 | |
JP2008061470A (ja) | 振動検出装置およびそれを備えたモータ制御装置 | |
JP4668776B2 (ja) | モータのトルクリプル測定方法、測定装置、トルクリプル抑制方法およびその抑制方法を適用したモータ駆動装置 | |
JP5277790B2 (ja) | 慣性モーメント同定器を備えたモータ制御装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Effective date: 20080612 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
|
A762 | Written abandonment of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762 Effective date: 20090917 |