JP2007011308A - 文書表示装置及び文書読み上げ方法 - Google Patents

文書表示装置及び文書読み上げ方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2007011308A
JP2007011308A JP2006149695A JP2006149695A JP2007011308A JP 2007011308 A JP2007011308 A JP 2007011308A JP 2006149695 A JP2006149695 A JP 2006149695A JP 2006149695 A JP2006149695 A JP 2006149695A JP 2007011308 A JP2007011308 A JP 2007011308A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
document
emotion type
unit
voice
display device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006149695A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5031269B2 (ja
Inventor
Kazuhiro Tsuboi
和弘 坪井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Corp filed Critical Kyocera Corp
Priority to JP2006149695A priority Critical patent/JP5031269B2/ja
Publication of JP2007011308A publication Critical patent/JP2007011308A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5031269B2 publication Critical patent/JP5031269B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Information Transfer Between Computers (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)

Abstract

【課題】利便性の高い感情表現機能を備えた文書表示装置及び文書読み上げ方法を実現する。
【解決手段】文書を表示する表示部と、音声を出力する音声出力部と、所定の単語と当該単語に感情種別とを対応づけて記憶する記憶部と、前記表示部にて表示される文書を音声合成する際に、当該文書中に前記記憶部に記憶された単語が含まれる場合には、当該単語に対応づけられた感情種別に応じた音質にて前記音声出力部から音声合成出力するように制御する制御部とを備えることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、文書表示装置及び文書読み上げ方法に関する。
近年、携帯電話やPC(Personal Computer)等の情報通信端末(文書表示装置)において、電子メール等の電子文書の文字列を解析し、音声合成技術によって当該電子文書の音声読み上げを行う機能が注目されている。このような機能を備えた情報通信端末によれば、ユーザは電子文書(メッセージ)の内容を音声によって確認することができる。このため、例えば、ユーザは携帯電話やPCのモニタ上で他の作業をしながら電子メールの内容を音声で確認することができる等、情報通信端末における利便性の向上を図ることができる。
ところで、一般的な音声合成技術による音声読み上げ機能は、電子文書の内容に関わらず常に一定の音質で読み上げるため音声に抑揚が無く、聞き手側のユーザにとって非常に違和感を感じさせるものであった。このような問題を解決するために、特開2004−289577号公報には、携帯電話等の移動通信端末において、電子メールを受信側の移動通信端末に送信する際に、当該電子メールの内容に応じた感情識別情報を電子メールに付加して送信するという技術が開示されている。
特開2004−289577号公報
しかしながら、上記従来技術では、電子メールに感情識別情報を付加して送信を行うため、電子メールのデータ量が大きくなり、ユーザのメール使用コストが増大するという問題がある。また、上記感情識別情報は電子メールのヘッダに付加されるため、ヘッダの変更に伴うメールサービスシステムの変更が必要であり、大掛かりなネットワークの改良が必要であった。
また、送信側の移動通信端末に上記感情識別情報を付加する機能が搭載されていない場合は、受信側の移動通信端末において感情判定を行うことができないという問題がある。
さらに、ユーザは電子メールを作成する度に感情識別情報を入力する必要がある。このような観点から従来の感情表現を行う電子文書の読み上げ技術は利便性が非常に悪いものであった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、以下の点を目的とする。
(1) 利便性の高い感情表現による音声読み上げ機能を備えた文書表示装置及び文書読み上げ方法を実現する。
(2) 既存のメールサービスシステムに変更を加えることなく、メール使用コストの増大を防ぐ。
上記目的を達成するために、本発明では、文書表示装置に係る第1の解決手段として、文書を表示する表示部と、音声を出力する音声出力部と、所定の単語と当該単語に感情種別とを対応づけて記憶する記憶部と、前記表示部にて表示される文書を音声合成する際に、当該文書中に前記記憶部に記憶された単語が含まれる場合には、当該単語に対応づけられた感情種別に応じた音質にて前記音声出力部から音声合成出力するように制御する制御部とを備えることを特徴とする。
また、本発明では、文書表示装置に係る第2の解決手段として、上記第1の解決手段において、前記記憶部は、複数の感情種別毎にそれぞれ異なる複数の単語を対応づけて記憶し、前記制御部は、音声合成する際に、表示中の文書に感情種別が異なる単語が複数含まれていた場合、前記感情種別毎に前記文書に含まれる単語の数をカウントし、最も大きいカウント値の感情種別に応じた音質にて前記音声出力部から音声合成出力するように制御することを特徴とする。
また、本発明では、文書表示装置に係る第3の解決手段として、上記第2の解決手段において、前記制御部は、前記カウントの際に、最も大きいカウント値の感情種別が複数ある場合には当該感情種別に応じた音質ではなく、標準の音質にて前記音声出力部から音声合成出力するように制御することを特徴とする。
また、本発明では、文書表示装置に係る第4の解決手段として、上記第2または3の解決手段において、前記記憶部は、感情種別に対応づけられた単語毎に設定した重み付け定数を記憶し、前記制御部は、前記カウントの際に、前記重み付け定数を感情種別毎に合計することにより行うことを特徴とする。
また、本発明では、文書表示装置に係る第5の解決手段として、上記第1〜4いずれかの解決手段において、通信網に接続し、メッセージの送受信を行う通信部を更に備え、前記文書として一のメッセージを音声合成する際に、当該一のメッセージに関連する他のメッセージについての感情種別に従った音質にて前記音声出力部から音声合成出力するように制御することを特徴とする。
また、本発明では、文書表示装置に係る第6の解決手段として、上記第5の解決手段において、前記制御部は、前記一のメッセージと前記他のメッセージとが互いに送信受信の関係にある場合、互いの発生時間間隔に応じて前記音質を変更することを特徴とする。
また、本発明では、文書表示装置に係る第7の解決手段として、上記第1の解決手段において、前記制御部は、音質として、音声の高低、音量、抑揚の内少なくとも1つを音質として設定することを特徴とする。
また、本発明では、文書表示装置に係る第8の解決手段として、上記第1の解決手段において、前記記憶部は、緊急度に関する単語をさらに記憶し、前記制御部は、前記文書を音声合成する際に、当該文書中に前記緊急度に関する単語が含まれる場合には、当該緊急度に応じた音質にて前記音声出力部から音声合成出力するように制御することを特徴とする。
一方、本発明では、文書読み上げ方法に係る第1の解決手段として、文書を表示する表示部と、音声を出力する音声出力部とを備える文書表示装置における文書読み上げ方法であって、所定の単語と当該単語に感情種別を対応づけて予め記憶するステップと、前記表示部にて表示される文書を音声合成するステップと、音声合成する文書中に、前記感情種別が対応づけられた単語が含まれる場合には当該感情種別に応じた音質にて前記音声出力部から音声合成出力するように制御するステップとを有することを特徴とする。
本発明によれば、感情種別判定を電子メール(メッセージ)を受信した情報通信端末(文書表示装置)側で行うため、従来のように送信側の情報通信端末に感情識別情報を付加する機能が搭載されていなくても感情表現による音声読み上げが可能である。また、ユーザが電子メールを送信する度に感情識別情報を入力する必要がない。さらに、従来のように電子メールのヘッダを使用することがないため、メールサービスシステムの変更が必要なく、ユーザのメール使用コストを抑えることが可能である。このように、本発明によれば利便性の高い感情表現による音声読み上げ機能を備えた文書表示装置を実現可能である。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態について説明する。なお、本実施形態では、文書表示装置として、例えば携帯電話等の電子メール(メッセージ)を送受信する機能を備える移動通信端末について説明する。図1は、本発明の実施形態に係る移動通信端末の機能構成を示すブロック図である。この図に示すように、本移動通信端末は、無線通信部1、キー入力部2、表示部3、記憶部4、制御部5及び音声出力部9から構成されている。さらに、制御部5は、その機能構成要素として、感情種別判定部6、音質設定部7、音声合成部8を備えている。
無線通信部1は、制御部5による制御の下に所定の通信方式、例えばCDMA(Code Division Multiple Access)方式等を用いて移動体通信基地局との間で音声信号や電子メール等のデータ信号に関する無線通信を行うものである。キー入力部2は、ダイヤルキーボタン、ファンクションキーボタン、電源キーボタン等から構成されており、これらボタンの操作情報を操作信号として制御部5に出力する。表示部3は、例えば液晶のディスプレイ装置であり、制御部5から入力された表示信号に基づいて各種メッセージや電話番号、画像等を表示する。
記憶部4は、制御部5が実行する制御プログラムを予め記憶すると共に、電話番号、メールアドレス等の各種データを制御部5による制御の下に順次記憶するものであり、当該制御部5の要求に応じて各種データを制御部5に出力する。また、この記憶部4は、図2〜図4に示すような感情種別判定テーブルを記憶している。図2〜図4に示すように、感情種別判定テーブルは、感情種別(親愛、幸福、癒し、不機嫌、落胆・困惑、辛苦、重要、迷惑)ごとにそれぞれカテゴリが設けられ、当該カテゴリに該当する単語と重み付け定数とを記憶したものである。さらに図5に示すように、記憶部4は、緊急度に関するカテゴリと当該カテゴリに該当する単語と重み付け定数とを規定した緊急度判定テーブルも記憶している。
制御部5は、記憶部4に予め記憶された所定の制御プログラム、キー入力部2から入力される操作信号及び無線通信部1の通信状態等に基づいて、本移動通信端末の全体動作を制御するものである。また、この制御部5は、上記制御プログラムに基づく特徴的な制御処理として、上記無線通信部1によって受信した電子メールの本文中の文字列データについて感情種別判定部6及び音声合成部8にて処理を行う。
感情種別判定部6は、電子メールの本文中の文字列データと記憶部4に記憶されている上記感情種別判定テーブルとを比較して感情種別毎に各々該当する単語を文字列データから抽出し、当該単語に割り振られた重み付け定数をカウントし、その合計値から感情種別を判定して当該感情種別を示す感情種別信号を音質設定部7に出力する。また、感情種別判定部6は、上記文字列データと記憶部4に記憶されている緊急度判定テーブルとを比較して該当する単語を抽出し、当該単語に割り振られた重み付け定数の合計値から緊急度を判定して当該緊急度を示す緊急度信号を音質設定部7に出力する。このような感情種別判定部6の処理動作については後で詳細に説明する。
音質設定部7は、上記感情種別判定部6から入力される感情種別信号(つまり感情種別)に基づいて電子メールを読み上げる際の音質(音声の高低、音量及び抑揚)を設定すると共に、緊急度信号(つまり緊急度)に基づいて音声の読み上げ速度を設定し、これら音質に関わる情報を音質設定情報として音声合成部8に出力する。
音声合成部8は、上記音質設定情報を基に、電子メールの文字列データを合成音声データに変換し、当該合成音声データを示す音声信号を音声出力部9に出力する。すなわち、上記合成音声データは、感情種別判定部6で判定された感情種別及び緊急度に対応する音質で読み上げが行われるように生成される。音声出力部9は、例えばスピーカであり、上記音声合成部8から入力される音声信号を音声に変換して外部に出力する。
次に、このように構成された本移動通信端末の電子メール読み上げ処理について図6のフローチャートを用いて説明する。
まず、本移動通信端末(具体的には無線通信部1)は、他の移動通信端末から移動体通信基地局を介して電子メールを受信する(ステップS1)。以下では、受信した電子メール(受信メール)が、例えば「長い間辛い思いをしてきたけど、いよいよ楽しみにしていたデートができるね。プレゼントがあるから早く来て。」という文字列データで構成されている場合について説明する。なお、文字列データとして、電子メールの本文だけでなくメールタイトルを含ませても良い。
制御部5における感情種別判定部6は、図7に示すように、記憶部4に記憶されている感情種別判定テーブル及び緊急度判定テーブルを基に、受信メールの文字列データから各感情種別及び緊急度に該当する単語を抽出し(ここでは「辛い」、「楽しみ」、「デート」、「プレゼント」及び「早く」が抽出される)、当該単語に割り振られた重み付け定数をカウントして合計値(カウント値)を算出する(ステップS2)。図2に示すように、例えば、「楽しみ」という単語は、感情種別「親愛」のカテゴリ「好き」に該当するので感情種別「親愛」に関する重み付け定数は「20」となり、また、この「楽しみ」は、感情種別「幸福」のカテゴリ「楽しい」に該当するので感情種別「幸福」に関する重み付け定数は「70」となる。また、「早く」という単語は、図5に示すように、緊急度のカテゴリ「緊急」に該当し、その重み付け定数は「1」となる。
感情種別判定部6は、他の単語についても同様に図7の表を埋めるような処理を行うことによって各感情種別及び緊急度に関する重み付け定数の合計値を算出する。図7からわかるように、本実施形態では感情種別「幸福」に関する重み付け定数の合計値が最も大きいので、感情種別判定部6は受信メールの感情種別を「幸福」と判定すると共に、緊急度を「1」と判定する(ステップS3)。
このように、重み付け定数の合計値の最大値がわかれば感情種別を判定可能であるので、感情種別判定部6は、受信メールの感情種別「幸福」を示す感情種別信号と共に、緊急度「1」を示す緊急度信号を音質設定部7に出力する(ステップS4「Yes」)。音質設定部7は、感情種別「幸福」に応じた音声の高低、音量及び抑揚と、緊急度「1」に応じた音声の読み上げ速度を設定し、これらの情報を音質設定情報として音声合成部8に出力する(ステップS5)。なお、緊急度を示す数値が大きい程読み上げ速度は速くなり、小さい程読み上げ速度は遅くなる。
音声合成部8は、上記音質設定情報を基に、受信メールの文字列データを合成音声データに変換して音声信号として音声出力部9に出力し、当該音声信号出力部9は、上記音声信号を音声に変換して外部に出力する。これにより受信メールの感情表現可能な音声読み上げが行われる(ステップS6)。
ところで、ステップS3において、感情種別に関する重み付け定数の合計値の最大値が存在しない場合、つまり重み付け定数の合計値が、カテゴリ2つ以上が等しく且つその値が他のカテゴリに比して最も大きくなるような感情種別が複数存在する場合がある。このような場合、受信メールの感情種別を判定することは困難であるので、感情種別判定部6は、このような受信メールは感情種別判定不能と判定し(ステップS4「No」)、ステップS7に移行する。
そして、感情種別判定部6は、受信メールに対応する送信履歴が記憶部4に記憶されているか否かを確認する(ステップS7)。すなわち、ステップS7では、受信メールが本移動通信端末から他の移動通信端末に送信した電子メール(送信メール)に対する返信メールか否かの判定が行われる。
ステップS7において、「No」と判定された場合、すなわち受信メールが本移動通信端末からの送信メールに対する返信メールでない場合、感情種別判定部6は、感情種別判定不能を示す感情種別信号と、受信メールの緊急度を示す緊急度信号とを音質設定部7に出力する(ステップS8)。
音質設定部7は、上記のように受信メールが感情種別判定不能と判定されると、音質設定情報として感情表現をしない標準設定(デフォルト設定)を選択して音声合成部8に出力する(ステップS9)。なお、このデフォルト設定は感情種別に関する設定のみを標準設定にしたものであり、緊急度に関する設定については緊急度に応じて設定される。音声合成部8は、上記デフォルト設定を基に受信メールの文字列データを合成音声データに変換して音声信号として音声出力部9に出力し、当該音声信号出力部9は、上記音声信号を音声に変換して外部に出力する(ステップS6)。このように、受信メールが感情判定不能と判定され、当該受信メールが返信メールではない場合は、感情表現のない音声読み上げとなる。
一方、ステップS7において、「Yes」と判定された場合、すなわち受信メールが送信メールの履歴に残っているメールと同一のメールタイトルを有している等、本移動通信端末からの送信メールに対する返信メールであった場合、感情種別判定部6は、記憶部4の送信メールフォルダに記憶されている送信メールの文字列データを関連するメッセージとして取得する(ステップS10)と共に、当該送信メールの文字列データを基に、送信メールの感情種別及び緊急度の判定処理を行う(ステップS11)。この送信メールの感情種別及び緊急度の判定処理は、ステップS3と同様な処理なので説明は省略する。そして、感情種別判定部6は、送信メールの感情種別判定が可能か否かを判定する(ステップS12)。
ステップS12において、「Yes」と判定された場合、すなわち送信メールの感情種別判定が可能と判定された場合、感情種別判定部6は、送信メールの感情種別を示す感情種別信号及び緊急度を示す緊急度信号を音質設定部7に出力する(ステップS12「Yes」)。音質設定部7は、送信メールの感情種別に応じた音声の高低、音量及び抑揚、緊急度に応じた音声読み上げ速度を設定し、これらの情報を音質設定情報として音声合成部8に出力する(ステップS13)。
音声合成部8は、上記音質設定情報を基に、受信メールの文字列データを合成音声データに変換して音声信号として音声出力部9に出力し、当該音声信号出力部9は、上記音声信号を音声に変換して外部に出力する。これにより受信メールの感情表現による音声読み上げが行われる(ステップS6)。このように、受信メールが感情種別判定不能であっても、当該受信メールが本移動通信端末から送信した送信メールに対する返信メールであれば、送信メールと返信メールとは互いに関連するメッセージであるため感情種別が同じである可能性が高いので、送信メールの感情種別を参照することにより受信メールに感情表現を持たせて音声読み上げを行うことができる。
一方、ステップS12において、「No」と判定された場合、すなわち送信メールの感情種別判定が不可能と判定された場合、感情種別判定部6は、感情種別判定不能を示す感情種別信号と、受信メール(返信メール)の緊急度を示す緊急度信号を音質設定部7に出力する。
音質決定部7は、上記のように送信メールが感情種別判定不能と判定されると、音質設定情報として感情表現をしない標準設定(デフォルト設定)を選択して音声合成部8に出力する(ステップS14)。なお、このデフォルト設定は感情種別に関する設定のみを標準設定にしたものであり、緊急度に関する設定については緊急度に応じて設定される。音声合成部8は、上記デフォルト設定を基に受信メールの文字列データを合成音声データに変換して音声信号として音声出力部9に出力し、当該音声信号出力部9は、上記音声信号を音声に変換して外部に出力する(ステップS6)。このように、受信メールが返信メールであり、当該返信メールと送信メールとが共に感情判定不能と判定された場合は、感情表現のない音声読み上げとなる。
また、上記ステップS11〜S14において、送信メールの送信時間と当該送信メールに対する返信メールの受信時間との時間間隔から緊急度を判定し、当該緊急度に応じて音声読み上げ速度を変更しても良い。例えば、上記時間間隔が長い場合は、緊急度が低いと判断して遅い読み上げ速度に設定し、時間間隔が短い場合は、緊急度が高いと判断して早い読み上げ速度に設定する。
以上のように、本実施形態によれば、感情種別判定を電子メールを受信した移動通信端末で行うため、従来のように送信側の移動通信端末に感情識別情報を付加する機能が搭載されていなくても感情表現による音声読み上げが可能である。また、従来のように、ユーザが電子メールを送信する度に感情識別情報を入力する必要がない。さらに、従来のように電子メールのヘッダを使用することがないため、メールサービスシステムの変更が必要なく、ユーザのメール使用コストを抑えることが可能である。このように、本実施形態によれば感情表現音声読み上げ機能を備えた移動通信端末における利便性を向上できる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、例えば以下のような変形例が考えられる。
(1)上記実施形態では、移動通信端末について説明したが、これに限らず、通信手段を用いて電子メールの送受信を行うパソコン等の情報通信端末でも本電子メール読み上げ手段は適用可能である。
(2)上記実施形態において、感情種別判定テーブル及び緊急度判定テーブルを図2〜図4及び図5のように設定したが、これらはあくまで例であり、これらに限らず、感情種別や当該感情種別に該当する単語等は他のものを設定してももちろん良い。
(3)上記実施形態では、電子メールの感情種別及び緊急度に基づいて音声読み上げを行ったが、これに加えて上記感情種別及び緊急度に応じたキャラクタやアニメーション等を表示部3に表示させても良い。
(4)上記実施形態では、電子メールについての音声合成を例に用いて説明を行ったが、これに限定されず、文字列により構成される電子文書でさえあれば良く、電子メール以外にも、ショートメッセージサービスやPTT(Push to Talk)等を用いたチャットなどにて送受信されるメッセージも同様に利用可能であるばかりか、インターネット上に公開されるようなホームページ等の閲覧時にも利用可能である。
(5)上記実施形態では、抽出された電子メール(電子文書)の各単語に割り振られた感情種別の重み付け定数をカウントして、各感情種別の重み付け定数の合計値(カウント値)の最大値に基づき当該電子メールの感情種別を判定するように構成したが、これに限らず、感情種別毎に電子メール(電子文書)に含まれる単語の数をカウントし、最も大きいカウント値の感情種別に応じて当該電子メールの感情種別を判定したり、電子メール(電子文書)に含まれる所定の単語の頻出度合をカウントし、最も大きいカウント値の単語(頻出度合の高い単語)に割り振られた感情種別に応じて当該電子メールの感情種別を判定するようにしてもよい。
本発明の一実施形態に係わる移動通信端末の構成ブロック図である。 本発明の一実施形態における感情種別判定テーブルの第1の説明図である。 本発明の一実施形態における感情種別判定テーブルの第2の説明図である。 本発明の一実施形態における感情種別判定テーブルの第3の説明図である。 本発明の一実施形態における緊急度判定テーブルの説明図である。 本発明の一実施形態における移動通信端末の電子メール読み上げ処理フローチャートである。 本発明の一実施形態における感情種別判定方法及び緊急度判定方法の説明図である。
符号の説明
1…無線通信部、2…キー入力部、3…表示部、4…記憶部、5…制御部、6…感情種別判定部、7…音質設定部、8…音声合成部、9…音声出力部

Claims (9)

  1. 文書を表示する表示部と、
    音声を出力する音声出力部と、
    所定の単語と当該単語に感情種別とを対応づけて記憶する記憶部と、
    前記表示部にて表示される文書を音声合成する際に、当該文書中に前記記憶部に記憶された単語が含まれる場合には、当該単語に対応づけられた感情種別に応じた音質にて前記音声出力部から音声合成出力するように制御する制御部と
    を備えることを特徴とする文書表示装置。
  2. 前記記憶部は、複数の感情種別毎にそれぞれ異なる複数の単語を対応づけて記憶し、
    前記制御部は、音声合成する際に、表示中の文書に感情種別が異なる単語が複数含まれていた場合、前記感情種別毎に前記文書に含まれる単語の数をカウントし、最も大きいカウント値の感情種別に応じた音質にて前記音声出力部から音声合成出力するように制御することを特徴とする請求項1に記載の文書表示装置。
  3. 前記制御部は、前記カウントの際に、最も大きいカウント値の感情種別が複数ある場合には当該感情種別に応じた音質ではなく、標準の音質にて前記音声出力部から音声合成出力するように制御することを特徴とする請求項2に記載の文書表示装置。
  4. 前記記憶部は、感情種別に対応づけられた単語毎に設定した重み付け定数を記憶し、
    前記制御部は、前記カウントの際に、前記重み付け定数を感情種別毎に合計することにより行うことを特徴とする請求項2または3に記載の文書表示装置。
  5. 通信網に接続し、メッセージの送受信を行う通信部を更に備え、
    前記文書として一のメッセージを音声合成する際に、当該一のメッセージに関連する他のメッセージについての感情種別に従った音質にて前記音声出力部から音声合成出力するように制御することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の文書表示装置。
  6. 前記制御部は、前記一のメッセージと前記他のメッセージとが互いに送信受信の関係にある場合、互いの発生時間間隔に応じて前記音質を変更することを特徴とする請求項5に記載の文書表示装置。
  7. 前記制御部は、音質として、音声の高低、音量、抑揚の内少なくとも1つを音質として設定することを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の文書表示装置。
  8. 前記記憶部は、緊急度に関する単語をさらに記憶し、
    前記制御部は、前記文書を音声合成する際に、当該文書中に前記緊急度に関する単語が含まれる場合には、当該緊急度に応じた音質にて前記音声出力部から音声合成出力するように制御することを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載の文書表示装置。
  9. 文書を表示する表示部と、音声を出力する音声出力部とを備える文書表示装置における文書読み上げ方法であって、
    所定の単語と当該単語に感情種別を対応づけて予め記憶するステップと、
    前記表示部にて表示される文書を音声合成するステップと、
    音声合成する文書中に、前記感情種別が対応づけられた単語が含まれる場合には当該感情種別に応じた音質にて前記音声出力部から音声合成出力するように制御するステップと
    を有することを特徴とする文書読み上げ方法。
JP2006149695A 2005-05-30 2006-05-30 文書表示装置及び文書読み上げ方法 Expired - Fee Related JP5031269B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006149695A JP5031269B2 (ja) 2005-05-30 2006-05-30 文書表示装置及び文書読み上げ方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005158213 2005-05-30
JP2005158213 2005-05-30
JP2006149695A JP5031269B2 (ja) 2005-05-30 2006-05-30 文書表示装置及び文書読み上げ方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007011308A true JP2007011308A (ja) 2007-01-18
JP5031269B2 JP5031269B2 (ja) 2012-09-19

Family

ID=37749831

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006149695A Expired - Fee Related JP5031269B2 (ja) 2005-05-30 2006-05-30 文書表示装置及び文書読み上げ方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5031269B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012247557A (ja) * 2011-05-26 2012-12-13 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 音声合成装置、その方法及びプログラム
JP2014056235A (ja) * 2012-07-18 2014-03-27 Toshiba Corp 音声処理システム
JP2014167556A (ja) * 2013-02-28 2014-09-11 Brother Ind Ltd 音源特定システム、及び音源特定方法
CN105280179A (zh) * 2015-11-02 2016-01-27 小天才科技有限公司 一种文字转语音的处理方法及系统
WO2023120386A1 (ja) * 2021-12-21 2023-06-29 パナソニックIpマネジメント株式会社 管理装置、ユーザ端末、管理方法及び通信方法

Citations (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0683381A (ja) * 1992-09-07 1994-03-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd 音声合成装置
JPH08211885A (ja) * 1995-02-01 1996-08-20 Fujitsu Ten Ltd 音声処理装置
US5860064A (en) * 1993-05-13 1999-01-12 Apple Computer, Inc. Method and apparatus for automatic generation of vocal emotion in a synthetic text-to-speech system
JPH11231885A (ja) * 1998-02-19 1999-08-27 Fujitsu Ten Ltd 音声合成装置
JP2001215993A (ja) * 2000-01-31 2001-08-10 Sony Corp 対話処理装置および対話処理方法、並びに記録媒体
US6332143B1 (en) * 1999-08-11 2001-12-18 Roedy Black Publishing Inc. System for connotative analysis of discourse
JP2002041411A (ja) * 2000-07-28 2002-02-08 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> テキスト読み上げロボット、その制御方法及びテキスト読み上げロボット制御プログラムを記録した記録媒体
JP2002127062A (ja) * 2000-08-18 2002-05-08 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> ロボットシステム、ロボット制御信号生成装置、ロボット制御信号生成方法、記録媒体、プログラムおよびロボット
EP1282113A1 (en) * 2001-08-02 2003-02-05 Sony International (Europe) GmbH Method for detecting emotions from speech using speaker identification
JP2004151527A (ja) * 2002-10-31 2004-05-27 Mitsubishi Electric Corp 音声合成装置、スタイル判定装置、音声合成方法、スタイル判定方法、およびプログラム
JP2004259238A (ja) * 2003-02-25 2004-09-16 Kazuhiko Tsuda 自然言語解析における感情理解システム
JP2004272807A (ja) * 2003-03-11 2004-09-30 Matsushita Electric Ind Co Ltd 文字列処理装置および文字列処理方法
JP2005118371A (ja) * 2003-10-17 2005-05-12 Aruze Corp ゲーム機

Patent Citations (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0683381A (ja) * 1992-09-07 1994-03-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd 音声合成装置
US5860064A (en) * 1993-05-13 1999-01-12 Apple Computer, Inc. Method and apparatus for automatic generation of vocal emotion in a synthetic text-to-speech system
JPH08211885A (ja) * 1995-02-01 1996-08-20 Fujitsu Ten Ltd 音声処理装置
JPH11231885A (ja) * 1998-02-19 1999-08-27 Fujitsu Ten Ltd 音声合成装置
US6332143B1 (en) * 1999-08-11 2001-12-18 Roedy Black Publishing Inc. System for connotative analysis of discourse
JP2001215993A (ja) * 2000-01-31 2001-08-10 Sony Corp 対話処理装置および対話処理方法、並びに記録媒体
JP2002041411A (ja) * 2000-07-28 2002-02-08 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> テキスト読み上げロボット、その制御方法及びテキスト読み上げロボット制御プログラムを記録した記録媒体
JP2002127062A (ja) * 2000-08-18 2002-05-08 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> ロボットシステム、ロボット制御信号生成装置、ロボット制御信号生成方法、記録媒体、プログラムおよびロボット
EP1282113A1 (en) * 2001-08-02 2003-02-05 Sony International (Europe) GmbH Method for detecting emotions from speech using speaker identification
JP2004151527A (ja) * 2002-10-31 2004-05-27 Mitsubishi Electric Corp 音声合成装置、スタイル判定装置、音声合成方法、スタイル判定方法、およびプログラム
JP2004259238A (ja) * 2003-02-25 2004-09-16 Kazuhiko Tsuda 自然言語解析における感情理解システム
JP2004272807A (ja) * 2003-03-11 2004-09-30 Matsushita Electric Ind Co Ltd 文字列処理装置および文字列処理方法
JP2005118371A (ja) * 2003-10-17 2005-05-12 Aruze Corp ゲーム機

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012247557A (ja) * 2011-05-26 2012-12-13 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 音声合成装置、その方法及びプログラム
JP2014056235A (ja) * 2012-07-18 2014-03-27 Toshiba Corp 音声処理システム
JP2014167556A (ja) * 2013-02-28 2014-09-11 Brother Ind Ltd 音源特定システム、及び音源特定方法
CN105280179A (zh) * 2015-11-02 2016-01-27 小天才科技有限公司 一种文字转语音的处理方法及系统
WO2023120386A1 (ja) * 2021-12-21 2023-06-29 パナソニックIpマネジメント株式会社 管理装置、ユーザ端末、管理方法及び通信方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP5031269B2 (ja) 2012-09-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8065157B2 (en) Audio output apparatus, document reading method, and mobile terminal
US20230315266A1 (en) Method for creating short message and portable terminal using the same
US7974392B2 (en) System and method for personalized text-to-voice synthesis
KR100701856B1 (ko) 이동통신 단말기에서 메시지의 배경효과 제공 방법
US20040085259A1 (en) Avatar control using a communication device
KR20080015887A (ko) 메시징 애플리케이션을 가지는 단말
KR100365860B1 (ko) 이동 단말에서의 메시지 전송방법
US11144713B2 (en) Communication device generating a response message simulating a response by a target user
JP5031269B2 (ja) 文書表示装置及び文書読み上げ方法
EP1703492A1 (en) System and method for personalised text-to-voice synthesis
KR100596921B1 (ko) 이동통신 단말기에서의 이메일 화면 디스플레이 방법 및장치
KR20080006955A (ko) 이동통신 단말기의 문자메시지 변환 장치 및 방법
US20060182235A1 (en) Mobile communication terminal and method
JP2002207671A (ja) 携帯電話機及び電子メール文章送信/再生方法
KR100486779B1 (ko) 이동통신단말기에 있어서 문자메시지의 음성 제공 방법
KR100553066B1 (ko) 이동통신 단말기의 키패드 입력에 따른 음성출력 방법
JP4530016B2 (ja) 情報通信システムおよびそのデータ通信方法
KR100487446B1 (ko) 이동 통신 단말의 오디오 장치를 이용한 감정 표현 방법및 이를 위한 이동 통신 단말
KR100754655B1 (ko) 휴대 단말기의 수신처 입력 방법
KR101013657B1 (ko) 관용구 삽입 기능을 가지는 무선통신 단말기 및 그 방법
CN111818224A (zh) 音频数据的处理方法、移动终端及存储介质
KR20040043056A (ko) 단문 메시지를 이용한 전화번호 편집방법
JP2005274791A (ja) 移動通信端末装置
KR20060073167A (ko) 문자 또는 음성 변환이 가능한 이동통신단말기
JPH04175048A (ja) 音声応答装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090216

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110207

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110322

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110518

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120306

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120507

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120529

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120627

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150706

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees