JP2007009822A - プロペラ風車 - Google Patents

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Abstract

【課題】 この発明は、風向き変化に、敏感に対応作動するプロペラ風車を、提供することを目的としている。
【解決手段】 支柱2上に旋回自在に配設された筐体3の後部に、水平に突設されたプロペラ軸3aの後部に、プロペラ4が配設された風車であって、筐体3は可及的前部に旋回支点が設定され、筐体3の前後中心より後部に、支持翼5を介して方向舵6が配設され、該方向舵6は、平面視で後部は筐体3より後方へ突出されて、プロペラ4の側面を囲うように設定され、前部より後部は、筐体3の縦長心線Lに対して外側開きに傾斜されているプロペラ風車。
【選択図】 図1

Description

本発明はプロペラ風車に係り、特に風向変化に敏感に反応して、瞬時にプロペラを風に対向するように、変向させるプロペラ風車に関する。
従来、プロペラ風車は、プロペラの前面が風に対向していなければ、効率の良い回転をすることができない。また常にプロペラ前面が風に対向する姿勢のとき、プロペラに対する抵抗を最小限にすることができ、プロペラの設計においては、プロペラの前面に風を受けることを前提として設計されている。
しかしプロペラはジャイロ効果が発生し、突発的な変動風が吹いたときには、側面その他前面以外の面に強い変動風が当たることになるが、プロペラ風車の構造上で、即時に風向に対応することができない。そのため、不測のパワーロスやプロペラの破壊が発生する。
その対策として、風向センサや自動制御装置等の使用によって、風向にプロペラの向きを合わせる手段が講じられている。
しかし、一定の時間内の風向の計測と、制御装置の作動には、風向の変化に対する瞬時の作動ができず、その結果、風力の回収効率が向上せず、プロペラには前方からの風力に対応する剛性が具備されているが、横或いは斜め方向からの風向に対して、無理な風力がかかると、プロペラの折損などが生じている。
この発明のプロペラ風車は、筐体の前下部に旋回中心が設定され、筐体の後部にプロペラが配設されている。筐体の後部に方向舵がプロペラを囲むように配設され、方向舵は前部よりも後部が、筐体の縦長心線に対して外側開きに設定されている。発明の具体的な内容は次の通りである。
(1) 支柱上に旋回自在に配設された筐体の後部に、水平に突設されたプロペラ軸の後部に、プロペラが配設された風車であって、筐体は可及的前部に旋回支点が設定され、筐体の前後中心より後部に、支持翼を介して方向舵が配設され、該方向舵は、平面視で後部は筐体より後方へ突出されて、プロペラの側面を囲うように設定され、前部より後部は、筐体の縦長心線に対して外側開きに傾斜されているプロペラ風車。
(2) 前記プロペラは、プロペラ軸に固定されるボスに枢着されて、先端部を後方へ傾倒可能に構成され、プロペラの基端部は、ボスに装設された可傾復元手段に連結され、所定風速を超える風速による風圧が、プロペラ前面にかかったとき、可傾復元手段の加圧力に抗して、プロペラ先端部が後方へ傾倒するように構成された、前記(1)に記載されたプロペラ風車。
(3) 前記方向舵の傾斜角度は、筐体の縦長心線に対して、10度〜17の範囲で後部が外方へ開いている、前記(1)(2)いずれかに記載された、プロペラ風車。
(4) 前記方向舵は、正面視で円形に形成されている、前記(1)〜(3)のいずれかに記載されたプロペラ風車。
(5) 支柱上に旋回自在に配設された筐体の後部に、水平に突設されたプロペラ軸の後部に、プロペラが配設された風車であって、筐体は可及的前部に旋回支点が設定され、筐体の前後中心より後部に、正面円形の方向舵が、複数の支持翼を介して配設され、該方向舵は、平面視で後部は筐体より後方へ突出されて、プロペラを囲うように設定され、該正面円形の方向舵の左右側面に支持翼を介して副方向舵が配設され、該副方向舵は、平面視で前部より後部が、筐体の縦長心線に対して外方に開いている、プロペラ風車。
(6) 前記副方向舵は、上下端部が外方へ湾曲傾斜されていることを特徴とする、請求項5に記載されたプロペラ風車。
(7) 前記正面円形の方向舵には、上下部に、垂直な副方向舵が配設されている、前記(5)(6)のいずれかに記載された、プロペラ風車。
(8) 支柱上に旋回自在に配設された筐体の後部に、水平に突設されたプロペラ軸の後部に、プロペラが配設された風車であって、前記プロペラは、プロペラ軸に固定されるボスに枢着されて、先端部を後方へ傾倒可能に構成され、プロペラの基端部は、ボスに装設された可傾復元手段に連結され、所定風速を超える風速による風圧が、プロペラ前面にかかったとき、可傾複元手段の加圧力に抗して、プロペラ先端部が後方へ傾倒するように構成された、プロペラ風車。
本発明によると次のような効果がある。
(1) 請求項1に記載された発明のプロペラ風車は、筐体の後部に方向舵が配設され、旋回支点が筐体の前部にあるので、方向舵に正面からくる風を受けると、プロペラの前面を風に対向させて維持する。風向きが変って、横から方向舵に風があたると、方向舵が風下に移動して、プロペラ前面を風に対面させる。方向舵の向きが、後部外側開きに設定されているので、微風でも、風向きの変化に敏感に反応する。
(2) 請求項2に記載された発明のプロペラ風車は、プロペラが前面に所定の風速を超えた風速の風圧を受けると、先端部が後方へ傾倒するので、突風などによる強い風圧がプロペラにかかっても、瞬時に傾倒して風を逃がしてしまい、回転速度が低下し、プロペラの折損が生じにくい。
(3) 請求項3に記載された発明のプロペラ風車は、方向舵の傾斜角度が、筐体の縦長心線に対して、10度〜17度の範囲に外側開きに設定されているので、前方から受ける風には、左右の方向舵でバランスを取って、プロペラを風に対面させ、風向が変ると左右の方向舵にかかる風圧のバランスが崩れて、方向舵が風下になるように瞬時に変向する。
(4) 請求項4に記載された発明のプロペラ風車は、方向舵が正面視で円形なので、強度に優れているため、方向舵の側面、或いは上下部に副方向舵が配設されても、剛性に優れている。
(5) 請求項5に記載された発明のプロペラ風車は、正面円形の方向舵の左右に、副方向舵が配設されているので、副方向舵の位置は筐体からより遠くに設定される。そのことから、微風の風向き変化にも敏感に変向することができる。
(6) 請求項6に記載された発明のプロペラ風車は、正面円形の方向舵の側部に配設された副方向舵の上下端部が、外向きに湾曲傾斜されているので、風が副方向舵の上下方へ逃げにくく、風の把握に優れているので、微風の風向き変化にも敏感に変向することができる。
(7) 請求項7記載された発明のプロペラ風車は、正面円形の方向舵の上下部に、垂直な副方向舵が配設されるので、正面からの風にはプロペラを対向させ、風向きの変化には、敏感に変向させる。
(8) 請求項8に記載された発明のプロペラ風車は、所定の風速を超えた風速の風圧がプロペラにかかるとき、プロペラの先端部が後方に傾倒するため、回転速度が低下する。
傾倒したプロペラに当る風は、傾倒面を滑って通過するため、プロペラに対する風圧負担が軽減される。条件が満たされると即座に作動するため、自動制御による時差ロスがなく、突風にも瞬時に対応することができ、風圧が弱まると直ちに復元する。
筐体の左右に方向舵を、後部が外側開きになるよう配設される。
本願発明の実施の形態例を、図面を参照して説明する。図1は、本発明に係るプロペラ風車の要部平面図、図2はその要部正面図、図3は右側面図である。
図においてプロペラ風車(1)は、支柱(2)の上に筐体(3)が旋回自在に配設されている。筐体(3)は、支柱(2)による旋回中心を、筐体(3)の先端部から、筐体(3)の長さの20%〜40%に当たる、可及的前位置に設定されている。
筐体(3)の内部には、図示しない発電器が配設され、発電器に連結されたプロペラ軸(3a)が横設されて、プロペラ軸(3a)の後部は筐体(3)の後部外へ突出されている。筐体(3)の内部には、図示しない、蓄電池、各種センサ、自動制御装置など、必要不可欠の装置機器類部材が内装される。プロペラ軸(3a)には、図示するように、プロペラ(4)が装着されている。符号(4b)はボスである。図示しないが、このボスの後から後蓋が嵌着される。
プロペラ(4)は、図では3枚が示されているが、枚数に限定されるものではない。プロペラ(4)は、基部よりも先端部の弦長が広く設定されている。先端部の弦長は、例えば回転半径の20%〜45%の範囲で設定される。
またプロペラ(4)先端部は、前方へ30度〜45度の範囲で傾斜した傾斜部(4a)が形成されている。しかし本発明は、この形に限定されるものではない。
筐体(3)の正面における左右両側部には、それぞれ上下一対の支持翼(5)が放射方向へ向いて配設され、左右それぞれにおいて、支持翼(5)の先端部に方向舵(6)が、筐体(3)から等間隔に位置するように配設されている。
支持翼(5)は、平面で基部より先端部の幅が狭く設定され、また正面視で、基部より先端部は厚みが薄く設定されている。断面は、前部が厚く、後方へかけて薄く設定されている。この場合、下方の支持翼(5)は、下面よりも上面前部に膨出を大きく設定され、上方の支持翼(5)は、上面よりも下面前部に膨出は大きく設定されている。これによって、上下の支持翼(5)の間を通過する風の流れは、上下の支持翼(5)の上下面を通過する風の流れより速度を早める。
方向舵(6)は、上下部が内方へ湾曲されている。該湾曲は、プロペラ(4)先端面の回転トラックから、接触しない程度の所定の距離の円弧に沿うように、湾曲されている。
また方向舵(6)の前後線(S)は、筐体(3)の縦長心線(L)に対して、10度〜17度の範囲で、後部が外側向きに開くように設定されている。
図1において、A矢示風が吹くとき、プロペラ(4)は回転しない。しかしA矢示風は方向舵(6)に当り、これを押すので、支柱(2)を旋回支点として筐体(3)が旋回し、プロペラ(4)が自動的に風下に位置して回転する。
図1において、B矢示風が吹くときも、プロペラ(4)は回転しないが、方向舵(6)に風が当るので、支柱(2)を旋回支点として筐体(3)が旋回し、プロペラ(4)が風下に自然に位置して回転する。このように、方向舵(6)は、前後線(S)が筐体(3)の縦長心線(L)に対して、10度〜17度の範囲で外側向に開いているので、どちらの方向からの風にも敏感に感応する。
図1において、前方からC矢示風が吹くとき、C矢示風は方向舵(6)の左右を通過する。
この場合、左右の方向舵(6)の外側を通過する風は、いずれも方向舵(6)の外側後部を押すことになるが、左右がバランスよく釣合うので、プロペラ(4)は風に対面して、効率良く回転する。
また、わずかでも風向が変化した時は、方向舵(6)に対する左右いずれかの風の強さが変化するので、バランスが崩れて、強い風に押されて筐体(3)が旋回し、プロペラ(4)は風方向に対面するように変向される。
図1において、左右の方向舵(6)の間を抜ける風は、方向舵(6)に案内されて通過する。この場合、左右の方向舵(6)の対面間の入口幅は狭いが、出口は広く解放されているので、後方へ抜ける時に、方向舵(6)の内側後部では気流が拡散され、空気密度が減少する。
方向舵(6)の外側後部では気流が圧縮される。その結果、方向舵(6)の内側を通過する気流は外側よりも早くなる。その速度の速くなった気流は、丁度プロペラ(4)の傾斜部(4a)に多く当り、回転速度に加効する。
また、方向舵(6)の内側後部で気圧が低くなると、上下方向から他位置の気流が、気圧の低い部位に高速で流入して、一定時間内における風の流過量が増大して、プロペラ(4)の回転効率を高める。
筐体(3)の後部にプロペラ(4)が配設されている場合、プロペラ(4)の回転に伴い、筐体(3)の正面において、プロペラ(4)は回転方向で空気抵抗を受けるために、抵抗の少ない方向へ筐体(3)が旋回する。その結果、筐体(3)が反転旋回して風向と逆の向になることがある。
しかし本発明においては、前述のように、左右方向舵(6)の後部が、外側開きの傾斜に設定されているために、正面から方向舵(6)に受ける風が、左右から旋回を押さえるため、プロペラ(4)の回転遠心力振動による、筐体(3)の旋回が生じない。
例えば、筐体(3)の後部に縦長方向を向く方向舵を配設した場合、真横から吹く風には変向作用があるが、前斜めから風が吹く時は、プロペラの回転作用によって後方へ通過する強い風流により、方向舵がそのままの位置に維持されて、変向されないことがある。その点本願における方向舵は、微風の変向でも敏感に反応して筐体(3)を旋回させる。
図4は、実施例2を示す風車の正面図である。前例と同じ部位には同じ符号を付して説明を省略する。この実施例は、方向舵(6)が裁頭八角錐を2っ割状にしたような形状に形成されている。この実施例2では、図1の方向舵(6)よりも、左右方向舵(6)の上部対向間隔が狭く設定されている。
従って、図1と図5の比較でもわかるように、方向舵(6)の内側面を通過する風は、左右方向舵(6)の上下対向間隙から、上下方向へ通過する風量が少なく、後方へ通過する風量が多いので、プロペラ(4)の回転効率に加効する。
図6は、実施例3を示すプロペラ風車の正面図である。前例と同じ部位には、同じ符号を付して説明を省略する。この実施例3は、左右方向舵(6)の対向距離が大きく取られている。これは、支柱(2)から方向舵(6)の外側面までの距離が大きいために、小さな風力でも方向制御が容易にできる。その結果、微風における風向きの変化にも、方向舵(6)が敏感に反応して、効率良く変向させることができる。
図7は、実施例4を示すプロペラ風車の正面図で、図8は平面図である。前例と同じ部位には、同じ符号を付して説明を省略する。この実施例4は、方向舵(6)が2重に配設されている。
主たる方向舵(6)は、正面視円形に形成されて、主たる方向舵(6)の左右側面に、副の方向舵(6a)が、支持翼(5)を介して配設されている。
主たる方向舵(6)が円形に形成されているのは、副の方向舵(6a)を配設する強度維持のためで、仮想線で示す、垂直の方向舵(6b)を上下部に配設することができる。これは、微風では風向が変っても、すぐに旋回しにくいが、このように、副の方向舵(6a)(6b)が筐体(3)から遠い位置にあると、微風でも変向させやすい。
図9は、実施例5を示すプロペラ風車の正面図で、図10は平面図である。前例と同じ部位には、同じ符号を付して説明を省略する。この実施例5では、正面円形の方向舵(6)の前部の開口が大きく設定されている。また、副方向舵(6a)は、上下端部が外向きに湾曲傾斜されている。
方向舵(6)を正面円形にし、前部開口の径を中間より大きくしたとき、内腔へ入る風量が増加し、又斜め前からの風も中へ呼び込むことができる。斜めの風を内腔に受けて、風向きに反する方を向くこともあるが、この実施例では、副方向舵(6a)が左右側部に突出しているために、敏感に風向きに対応することができる。
特に副の方向舵(6a)は、上下端部が外側方へ傾斜しているので、風を受けた時に、風が副方向舵(6a)の上下方向へ、徒過することがなく把握性に優れて、風向きに敏感に反応して筐体(3)の向きを変向させる。その結果、副の方向舵(6a)は、大きくしなくても優れた性能を有している。
図11は、可傾復元機構を具備した可傾倒プロペラの側面図、図12は正面図である。この可傾復元機構を具備した可傾倒プロペラ(44)は、所定以上の風速、例えば12m/sの風が吹くと、可傾倒プロペラ(44)の先端部が、風圧に押されて自然に後方に傾倒して、回転速度が低下するように構成されている。
図11において、ボス(4b)には軸支部(4c)が、可傾倒プロペラ(44)の配設数だけ形成されている。軸支部(4c)に可傾倒プロペラ(44)が、固定軸(4d)を介して、先端部が後方に傾倒可能に固定されている。
ボス(4b)には、内部に装孔(4e)が形成され、可傾復元機構の、コイルスプリングからなる弾発材(4f)を外嵌させたガイド軸(4g)が、前後方向に横架されている。
可傾倒プロペラ(44)の基端部には、2又の作動杆(4h)が突設され、2又を前記ガイド軸(4g)に跨装させ、かつコイルスプリングからなる弾発材(4f)の基端部背後に位置させて、弾発材(4f)で2又の作動杆(4h)が後方へ押圧されている。
図11に示す状態で、例えば風速12m/s 以下の風が、可傾倒プロペラ(44)の前面に当っているときには、前記コイルスプリングからなる弾発材(4f)は、耐収縮性を具備し、例えば風速12m/s を超える風が、可傾倒プロペラ(44)前面に当るときは、風力に対応して弾発材(4f)は、長手方向に収縮することができる。
これによって、例えば風速12m/s を超える風が、プロペラ前面にあたるときは、可傾倒プロペラ(44)の先端部は、垂直に対して、風圧に押された範囲で後傾倒させるようにすることができる。可傾倒プロペラ(44)は、先端部が後傾倒すると、前面に当る風は、可傾倒プロペラ(44)の前面を、先端方向へ滑って通過するために、可傾倒プロペラ(44)を、回転方向へ回転させる力が低下する。
その結果、例えば風速12m/s を超える風が、可傾倒プロペラ(44)前面にあたっても、可傾倒プロペラ(44)の回転速度はあがらず、発電器に無理な負担がかかることはない。また可傾倒プロペラ(44)自体も傾倒して、風の抵抗を小さくして通過させるので、可傾倒プロペラ(44)の折損などの虞がない。風速が低下すると、弾発材(4f)の弾発力によって、可傾倒プロペラ(44)の傾倒は復元される。
可傾復元機構のコイルスプリングからなる弾発材(4f)は、1例であり、ヒゲバネ、板バネ、或いは流体圧などが選択される。自動制御装置により、可傾倒プロペラ(44)の傾倒角度を制御することができるが、突風は突然に生じるもので、センサが感知して、自動制御装置により制御するまでには時間的ロスがあるので、可傾倒プロペラ(44)の折損の虞があるが、この機構では、突風においても、弾発材(4f)が即座に対応することができ、姿勢復元も即座にできる。
図13は、可傾復元機構を具備した可傾倒プロペラの、実施例2を示す側面図である。前例と同じ部位には、同じ符号を付して説明を省略する。この実施例においては、複数の可傾倒プロペラ(44)が、同時に可傾復元機構の作用を受けるように設定されている。
図13においてボス(4d)の前部に、管状のガイド(4j)が突設され、コイルスプリングからなる弾発材(4f)が外嵌されている。弾発材(4f)の後部にスライダ(4K)が配設されている。符号(4n)はストッパである。
上記構成において、可傾倒プロペラ(44)の前面に強い風圧がかかると、作動杆(4h)の下部が、スライダ(4K)を弾発材(4f)に抗して、前方に押すため、可傾倒プロペラ(44)の先端部は、後方に傾倒することができる。
前記ストッパ(4n)は、位置を前後させることによって、弾発材(4f)の強弱を調節させることができる。弾発材(4f)は板バネにすることができる。また図において弾発材(4f)はボス(4b)の前部に配設されているが、後部に配設してプロペラの傾倒時に弾発材を引張するようにすることができる。
なおこの発明は、実施例に限定されるものではなく、目的に沿うよう適宜設計変更をすることができる。図示或いは記載事項は、適宜組合わせることができる。
風向きに敏感に反応して、プロペラを常に風に対向させるので、風向の変わりやすく、或いは風量の多くない地域での風力発電に適している。
本発明に係るプロペラ風車の平面図である。 図1における正面図である。 図1における要部側面図である。 本発明第2実施例を示すプロペラ風車の正面図である。 図4における平面図である。 本発明第3実施例を示すプロペラ風車の正面図である。 本発明第4実施例を示すプロペラ風車の正面図である。 図7における平面図である。 本発明第5実施例を示すプロペラ風車の正面図である。 図9における平面図である。 本発明に係る可傾倒プロペラの要部側面図である。 図11における要部正面図である。 本発明に係る可傾倒プロペラの要部側面図である。
符号の説明
(1)プロペラ風車
(2)支柱
(3)筐体
(3a)プロペラ軸
(4)プロペラ
(4a)傾斜部
(4b)ボス
(4c)軸支部
(4d)固定軸
(4e)装孔
(4f)弾発材
(4g)ガイド軸
(4h)2又作動杆
(44)可傾倒プロペラ
(5)支持翼
(6)方向舵
(6a)(6b)副方向舵

Claims (8)

  1. 支柱上に旋回自在に配設された筐体の後部に、水平に突設されたプロペラ軸の後部に、プロペラが配設された風車であって、筐体は可及的前部に旋回支点が設定され、筐体の前後中心より後部に、支持翼を介して方向舵が配設され、該方向舵は、平面視で後部は筐体より後方へ突出されて、プロペラの側面を囲うように設定され、前部より後部は、筐体の縦長心線に対して外側開きに傾斜されていることを特徴とするプロペラ風車。
  2. 前記プロペラは、プロペラ軸に固定されるボスに枢着されて、先端部を後方へ傾倒可能に構成され、プロペラの基端部は、ボスに装設された可傾復元手段に連結され、所定風速を超える風速による風圧が、プロペラ前面にかかったとき、可傾復元手段の加圧力に抗して、プロペラ先端部が後方へ傾倒するように構成された可傾倒プロペラであること、を特徴とする請求項1に記載されたプロペラ風車。
  3. 前記方向舵の傾斜角度は、筐体の縦長心線に対して、10度〜17の範囲で後部が外側方へ開いていること、を特徴とする請求項1.2のいずれかに記載された、プロペラ風車。
  4. 前記方向舵は、正面視で円形に形成されていること、を特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載されたプロペラ風車。
  5. 支柱上に旋回自在に配設された筐体の後部に、水平に突設されたプロペラ軸の後部に、プロペラが配設された風車であって、筐体は可及的前部に旋回支点が設定され、筐体の前後中心より後部に、正面円形の方向舵が、複数の支持翼を介して配設され、該方向舵は、平面視で後部は筐体より後方へ突出されて、プロペラを囲うように設定され、該正面円形の方向舵の左右側面に支持翼を介して副方向舵が配設され、該副方向舵は、平面視で前部より後部が、筐体の縦長心線に対して外方に開いていることを特徴とするプロペラ風車。
  6. 前記副方向舵は、上下端部が外方へ湾曲傾斜されていることを特徴とする、請求項5に記載されたプロペラ風車。
  7. 前記正面円形の方向舵には、上下部に、垂直な副方向舵が配設されていることを特徴とする、請求項5.6のいずれかに記載された、プロペラ風車。
  8. 支柱上に旋回自在に配設された筐体の後部に、水平に突設されたプロペラ軸の後部に、プロペラが配設された風車であって、前記プロペラは、プロペラ軸に固定されるボスに枢着されて、先端部を後方へ傾倒可能に構成され、プロペラの基端部は、ボスに装設された可傾復元手段に連結され、所定風速を超える風速による風圧がプロペラ前面にかかったとき、可傾復元手段の加圧力に抗して、プロペラ先端部が後方へ傾倒するように構成されたこと、を特徴とするプロペラ風車。
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