JP2007007450A - 調圧式炊飯ジャー - Google Patents

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Abstract

【課題】調圧式炊飯器の蓋に設けた2つの排気口のうち一方の排気口に炊飯用の調圧弁、他方の排気口にリリーフ弁を設けるという基本的構造を維持しつつ、炊飯圧力を無段階に調圧できるようにすることである。
【解決手段】第1の排気口8を閉塞するボール形弁体15をリリーフ弁として使用し、第2の排気口9を閉塞する弁体19を炊飯用の調圧弁として使用するとともに、その弁体19にサーボモーター26を駆動源とし、傾斜板ばね23に水平面内で回転する回転アーム25を当接してなる無段階調整装置を付設した構成とした。
【選択図】図1

Description

この発明は調圧式炊飯ジャーに関し、特にその調圧構造に関するものである。
調圧式炊飯ジャーとして、ジャー本体に取付けた蓋によりジャー本体内部の鍋を閉塞し、その蓋に鍋内部と外部を通じる2箇所の排気口を設け、その2箇所の排気口のうち、第1の排気口をボール形弁体の自重で閉塞し、第2の排気口をばねで付勢した弁体で閉塞し、第1の排気口を閉塞するボール形弁体を炊飯用の調圧弁として使用する一方、第2の排気口を閉塞する弁体をリリーフ弁として使用するものが従来から知られている(特許文献1参照)。
上記の炊飯用の調圧弁として使用されるボール形弁体は、その前方に設置されたソレノイドのプランジャーに押されて後退し、排気口を開放して鍋の内部を大気に開放する。またプランジャーが後退すると自重により排気口上に戻ってこれを閉塞し、鍋の内部を所定の圧力に加圧する。また、リリーフ弁として使用される弁体は、コイルばねにより付勢され、鍋内部が一定以上の高圧に上昇した際に開放され、内部の異常昇圧を防止する役目がある。
また、上記のボール形弁体による調圧構造に変えて、弁体をモーターにより進退するように構成し、排気口を閉塞する弁体の押圧力を無段階に変化させ、これにより炊飯圧力を無段階に調圧することも従来公知である(特許文献2参照)。この場合は、蓋の排気口内部に蒸気ドームを設け、その蒸気ドームの前面に設けた弁孔に対向して前後方向に進退する弁体を設けている。その弁体を進退させるモーターは回転軸が前後方向を向いて設置され、弁体との間にねじ機構を介在させることにより、該弁体を前後方向に進退させる構造がとられる。
特開2001−87122号公報 特開2000−287841号公報
弁体をモーターにより前後動させる上記の構造は、無段階の調圧ができること、およびソレノイドが不要となること等の利点がある一方、従来一般に使用されているボール形弁体の収納構造を蒸気ドームに置き換えた設計変更が必要であり、また成形金型の変更も必要となる不便がある。
そこで、この発明は従来一般に使用されているボール形弁体の収納構造をもった蓋をそのまま用い、しかも無段階調圧が可能であるようにすることを課題する。
上記の課題を解決するために、この発明は、ジャー本体に取付けた蓋によりジャー本体内部の鍋を閉塞し、上記蓋に鍋内部と外部を通じる2箇所の排気口を設け、その2箇所の排気口のうち、第1の排気口をボール形弁体で閉塞し、第2の排気口をばねで付勢した弁体で閉塞し、これらの弁体のうち相対的に低圧で開放されるものを炊飯用の調圧弁として使用する一方、高圧で開放されるものをリリーフ弁として使用する調圧式炊飯ジャーにおいて、上記第1の排気口を閉塞するボール形弁体をリリーフ弁として使用すると共に、第2の排気口を閉塞する弁体を炊飯用の調圧弁として使用し、該第2の排気口を閉塞する弁体に回転装置を駆動源とした無段階調整装置を付設した構成としたものである。
上記の構成によると、炊飯圧力の調整は従来リリーフ弁として使用されていた第2の排気口を閉塞する弁体により無段階に行われる。また、従来調圧弁として用いられていた第1の排気口を閉塞するボール形弁体をリリーフ弁として使用するものであるから、これらの弁体の設定圧力を変えるだけで、従来の構造をもった蓋をそのまま使用することができる。
上記の無段階調整装置が、その駆動源としてのモーターと、上記弁体の押圧力調整部と、上記モーターと押圧力調整部との間に介在されモーターの回転を弁軸方向の運動に変換する変換部とからなる構成を採用することができる。
この場合、上記の押圧力調整部が、片持ち支持された傾斜板ばねの先端部を上記弁体の弁軸に係合して形成され、上記変換部が、モーター軸に取付けられ水平面内で回転する回転アームを上記傾斜板ばねの傾斜面に当接することにより形成された構成を採用することができる。この構成によると、モーターの駆動により回転アームがある角度回転すると、傾斜板ばねの傾斜の方向により、その先端部が下降又は上昇し、その先端部に係合された弁軸が下方又は上方に移動することにより、弁体に対する押圧力が変化し、無段階の調圧作用が行われる。
また、上記の押圧力調整部が、調圧ばねのばね受け部材と、その直上に接し上下動自在に支持されたカムフォロアーとにより形成され、上記変換部が、モーター軸に取付けられ水平面内で回転する円板カムに上記カムフォロアーを当接することにより形成されたものでもよい。この場合は、モーターの回転に伴い円板カムが回転すると、そのカム面に当接されたカムフォロアーを介して調圧ばねが押圧されるため、弁体に対する押圧力が変化し、無段階の調圧作用が行われる。
上記調圧ばねのばね受け部材とカムフォロアーとの間に、蓋に装着した弾性キャップの頂部を介在し、この弾性キャップにより上記カムフォロアーに上向きの附勢力を付与する。
また、その他の押圧力調整部として、調圧ばねのばね受け部材と、そのばね受け部材上に接した調圧レバーとにより形成され、上記変換部が、モーター軸に取付けられたピニオンとそのピニオンに噛み合い、かつ上記調圧レバーの力点側端部に取付けられたラックとにより形成された構成を採用することもできる。この場合、上記調圧ばねのばね受け部材と調圧レバーとの間に、蓋に装着した弾性キャップの頂部を介在し、この弾性キャップにより上記調圧レバーの作用点に上向きの附勢力を付与する。上記の作用点は、調圧レバーの力点と支点の間に設けるか、又は支点を基準として力点と反対側に設けるかのいずれかの構成を採ることができる。
以上のように、この発明によると、第1の排気口にボール形弁体、第2の排気口にばね式の弁体を用いるという従来の蓋の調圧構造を維持するので、従来の調圧式炊飯ジャーの基本的構造に変化を加えることがない利点があるとともに、炊飯圧力を無段階に調圧することができ、好みの圧力で炊飯することができる。また、ソレノイドを用いないので、調圧装置をコンパクトに構成することができる。
以下、添付の図面に基づいてこの発明の実施形態を説明する。図1から図4に示した第1実施形態の調圧式炊飯ジャーは、ジャー本体1に蓋2をヒンジ3により開閉自在に取付けている。ジャー本体1には鍋4が収納され、その鍋4の開口部は蓋2に着脱自在に取付けられた放熱板セット5のパッキン6により気密に閉塞される。放熱板セット5の放熱板7に第1の排気口8と第2の排気口9が設けられる。
上記の放熱板7の上面に接した蓋下板11に上記の第1の排気口8に通じた弁支持台12、及び第2の排気口9に通じた弁ケース13が設けられる。弁支持台12の凹入した上面中央部に弁孔14が設けられ、その弁孔14上にボール形弁体15が自由な状態で収納され、蓋2を閉鎖した状態でその自重で弁孔14を閉塞する。このボール形弁体15の重量を、鍋4の内部圧力が異常上昇したときに押し上げられ弁孔14を開放する大きさに設定することにより、リリーフ弁としての作用を行わせる。
上記の弁支持台12及びボール形弁体15を囲むドーム形の弁キャップ16が蓋下板11上に設けられる。その弁キャップ16の下端部に設けられた通気口が、蒸気孔17に通じた蒸気通路18に連通している。
また、前記の第2の排気口9上に設けられた弁ケース13内にその排気口9を閉塞する弁体19が収納され、弁ばね21により閉塞方向に付勢されている。弁体19の弁棒22は弁ケース13の上部から上方に上下動自在に突き出しており、その上端に傾斜板ばね23の先端が係合されている。この傾斜板ばね23は、他端部が蓋2のヒンジ3側に延び出し、蓋2の内部において片持ち式に支持される。その支持部24(図2参照)は弁体19側の端部より低位であり、その高さの差分だけ傾斜板ばね23が傾斜している。
上記の傾斜板ばね23の傾斜面上に水平面内で回転する回転アーム25が接触している。この回転アーム25はステッピングモータ等のサーボモーター26の回転軸に取付けられ、マイコンからの信号により、図2、図3に示す(イ)(ロ)(ハ)のように一定回転角の範囲で揺動する。傾斜板ばね23の傾斜面に水平面内で回転する回転アーム25が当接することにより、サーボモーター26の回転を傾斜板ばね23の上下方向の運動に変換する変換部が形成される。すなわち、回転アーム25の先端が傾斜板ばね23の支持部24に近い部分に接触した(イ)の状態では、傾斜板ばね23に応力は生じないが、(ロ)(ハ)と進むにつれて作用点が移動し、傾斜板ばね23に加える応力が次第に大きくなって、弁棒
22を介して弁体19を下向きに押圧する押圧力が大きくなる。この場合回転アーム25の当接位置が支点となってそれより先端側の部分の弾力が弁体19に対する追加的な押圧力となり、鍋4の内部圧力とのバランスにより炊飯圧力が調整される。上記の弁ケース13に蒸気口27が設けられ(図2参照)、その蒸気口27から出た蒸気は蒸気孔17から排出される。
上記の傾斜板ばね21はその全体が傾斜しているが、図4(a)に示すように、部分的な傾斜面28を設け、全体を水平状態に支持し、その傾斜面28に回転アーム25を当接させて変換部を形成するようにしてもよい。
また、図4(b)(c)に示すように、前記とは傾斜方向を逆(支持部24側が高位)に形成し、回転アーム25をその下面に当接させるようにしてもよい。これらの場合は、回転アーム25の回転に伴ない傾斜板ばね23の先端部が持ち上げられ、弁ばね21のばね力に対向して弁体19の押圧力を弱める方向に作用するが、炊飯圧力を無段階に調圧できることには変わりない。
なお、上記の回転アーム25の当接位置から先端までの傾斜板ばね23の部分が、特許請求の範囲でいう「押圧力調整部」に含まれる。また、傾斜板ばね23の上記の部分から支点部24までの傾斜面と回転アーム25との当接構造が、「変換部」に含まれる。また、上記の「押圧力調整部」と「変換部」とにより「無段階調整装置」が構成される。
次に、図5及び図6に示した第2実施形態は、無段階調整装置の他の実施形態である。この場合は、第2の排気口9を有する弁座部材29を放熱板7に設けた取付け穴43の周りのつば部44の下方から取付けるとともに、その上方から弁ケース部材31を嵌合している。弁座部材29には爪45が3ヶ所に設けられ、各爪45が弁座部材29の内面の係合突起46に係合することにより一体化される。弁ケース部材31の内部に弁体19、弁ばね21が収納されるとともに、ばね受け部材32の3 枚の脚片33が上下動自在に嵌入され、そのばね受け部材32は弁ケース部材31の上面の穴47(図6参照)から上方に突き出している。上記の各脚片33は弁ケース部材31に設けた上下方向の3ヶ所のガイド穴34に嵌合されガイドされる。
また、上記の弁ケース部材31とばね受け部材32の周りは、ゴム製の弾性キャップ35によりカバーされ、また蓋下板11に設けた収納部37によりカバーされる。弾性キャップ35の下端はヒーター装着板30と下板11により挟着される。上記の弾性キャップ35上端にカムフォロアー36が取付けられ、そのカムフォロアー36の上端部が収納部37の上面から上方に突き出す。
上記の収納部37の外側にステッピングモーター等のサーボモーター26が取付けられ、そのモーター軸に円板カム38が取付けられる。円板カム38はその下面に傾斜カム面39が形成され、その傾斜カム面39に前記のカムフォロアー36が当接される。カムフォロアー36の傾斜カム面39に対する押圧力は、前記の弁ばね21のばね力に弾性キャップ35の弾力が付加されたものとなる。なお、弾性キャップ35と収納部37に蒸気排出用の蒸気口40、41が設けられる。
上記のカムフォロアー36、弾性キャップ35、ばね受け部材32、及び弁ばね21が、特許請求の範囲にいう「押圧力調整部」を構成し、また、傾斜カム面39とカムフォロアー36の当接構造が「変換部」を構成する。
第2実施形態は以上のようなものであり、サーボモーター26の回転角度に応じてカムフォロアー36が上下動し、弾性キャップ35、ばね受け部材32を介して弁ばね21の押圧力を変化させる。これにより炊飯圧力を無段階に調圧することができる。
次に、図7から図11に示した第3実施形態について説明する。この場合の調圧弁構造は前述の第2実施形態と同様に、第2の排気口9を有する弁座部材29を放熱板7に設けた取付け穴43の周りのつば部44の下方から取付けるとともに、その上方から弁ケース部材31を嵌合している。弁座部材29には爪45が3ヶ所に設けられ、各爪45が弁ケース部材31の内面の3等分位置に設けられた係合突起46に係合することにより一体化される。各係合突起46は係合溝48の下端部に形成される。弁ケース部材31の内部に弁体19、弁ばね21が収納され、ばね受け部材32の3 枚の脚片33が係合溝48間に形成されたガイド溝34’に上下動自在に嵌合されガイドされる。そのばね受け部材32は弁ケース部材31の上端の穴47から上方に突き出す。
上記の弁ケース部材31とばね受け部材32の周りは、ゴム製の弾性キャップ35によりカバーされる。弾性キャップ35の下端に設けた折り返しつば部49がヒーター装着板30と蓋下板11により挟着される。その弾性キャップ35の頂部に肉厚部51が形成される。
上記の弾性キャップ35のほぼ半周を囲む凹部50(図7(b)、図8参照)を有するブラケット52が蓋2の補強金具55に取付けられる(図10、図11参照)。このブラケット52には、図8に示すようにサーボモーター26が装着され、そのモーター軸にピニオン53が取付けられる。さらに、そのブラケット52にリミットスイッチ54が取付けられるとともに、レバー取付け部56が設けられる。リミットスイッチ54はレバー取付け部56と前記のピニオン53の中間部に取付けられる。レバー取付け部56とピニオン53との間に調圧レバー57が配置され、その一端部が該レバー取付け部56に支点ピン58により揺動自在に取付けられる。
調圧レバー57は、その中間部に弾性キャップ35の上部を囲む環部59を有し、他端部(調圧レバー57の力点側端部)に前記のピニオン53と噛み合う円弧状のラック61が設けられる。また、その環部59の両側部にかぎ形の取付け部62、62が設けられ、その取付け部62、62に押圧バー63の両端部が係止される。押圧バー63の中間部に円板形の押圧部64が設けられ、その押圧部64が前記の弾性キャップ35の肉厚部51に押し当てられるか、又は接着される(図7参照)。また、環部59の一部に設けた突き出し部65(図8参照)の上面に前記のリミットスイッチ54のアーマチュア66が当接される。上記の調圧レバー57は、その一端部の支点ピン58により上下動自在に支持された部分がレバーの支点、他端部のラック61の部分が力点、これらの中間部に取付けられた押圧レバー63の部分が作用点となる。
上記の押圧部64を有する調圧レバー57、弾性キャップ35、ばね受け部材32、及び弁ばね21が、特許請求の範囲にいう「押圧力調整部」を構成し、また、ラック61とピニオン53の噛み合せ構造が「変換部」を構成する。
第3実施形態は以上のようなものであり、サーボモーター26の回転角度に応じて調圧レバー57が上下に揺動し、弾性キャップ35、ばね受け部材32を介して弁ばね21の押圧力を変化させる。これにより炊飯圧力を無段階に調圧することができる。調圧レバー57の揺動に応じてリミットスイッチ54が作動する。この場合、内部圧力が大気圧のときオン、加圧状態時にオフとなるように設定してあり、そのオンオフ信号をマイコンに入力し、圧力制御のゼロ点設定を行う。
次に、図12から図14に示した第4実施形態について説明する。この場合の調圧構造は、調圧レバー57を用いる点では前記の第3実施形態の場合と同様であるが、具体的な構造において相違点がある。
まず、調圧弁の構造は、図12に示すように、第2の排気口9を有する弁座部材29、弁座ケース31、ばね受け部材32、弁体19、弁ばね21により構成される点は、前述の場合と同様であるが、これらをカバーする部分は、前述の弾性キャップ35の小型化を図るべく、キャップ部35aとパッキン部35bに分けている。キャップ部35aは蓋下板11のカバー筒部68の上端部に装着され、また、パッキン部35bはそのカバー筒部68の下端部とヒーター装着板30の間に介在される。キャップ部35aの頂部の凹所69に押圧部材71の下端部が挿入される。
調圧レバー57は、図13に示すように、金属製のレバー部72の一端部に樹脂製のラック61を一体化したものであり、そのレバー部72に支点穴73を設けるとともに、ラック61と反対側の端部を前記の押圧部材71の取付け穴74に挿入するようにしている。また、ラック61に、前述の場合と同様の突き出し部65が設けられる。
ブラケット52は、中間部に設けたレバー取付け部56に調圧レバー57の支点穴73の部分を嵌合し、支点ピン58により揺動自在に取付ける。上記のレバー取付け部57の前部には環状のキャップ押さえ部75が設けられる。このキャップ押さえ部75は、前記のキャップ部35aの外周部に嵌着され、キャップ部35aを固定する。また、レバー取付け部57の後部には、対向一対の取付け板76、76が設けられ、その一方にリミットスイッチ54、他方にサーボモーター26の固定片77が固定される。サーボモーター26の他方の固定片77は、ブラケット52の後端部に設けたもう一つの取付け板76’(図12参照)に固定される。サーボモーター26のモーター軸にピニオン53が設けられる。
図14に示すように、上記のブラケット52と調圧レバー57を組み合わせ、調圧レバー57を支点ピン58により揺動自在に取付けるとともに、ラック61とピニオン53を噛み合わせる。また、ブラケット52を所要数のビス78により蓋下板11に固定する。
第4実施形態の調圧構造は以上のようなものであり、第3実施形態の場合と同様に、サーボモーター26の回転角度に応じて調圧レバー57が上下に揺動し、押圧部材71、弾性キャップ35を介して弁ばね21の押圧力を変化させる。これにより炊飯圧力を無段階に調圧することができる。リミットスイッチ54は前記の場合と同様に、そのオンオフ信号により圧力制御のゼロ点設定を行う。
この場合の調圧レバー57は、支点ピン58に支持された中間部分が支点、押圧部材71に挿入された先端部が作用点、ラック61の部分が力点となる。
なお、上記の調圧構造において、サーボモーター26の作用により、調圧レバー57が加圧状態から、減圧状態に揺動するとき、弁体19は内部圧力に押され急激に上昇して圧力が一気に抜けることがある。これを防止するために、図15に示すように、弁座部材29の上端に環状の規制部材79をのせ、これを弁ケース部材31の段部で押さえるようにしている。この規制部材79の内周を弁体19上に臨ませることにより、弁体19の一定以上の上昇を規制する。これにより、減圧時に弁体19の一定以上の減圧が規制され、内部圧力の急激な減圧が抑制される。
以上の各実施形態は、図1に示すように、第1の排気口8を閉塞するボール形弁体15をリリーフ弁として使用すると共に、第2の排気口9を閉塞する弁体19を炊飯用の調圧弁として使用する場合であり、その調圧弁の無段階調整構造を各実施形態として種々述べた。この場合、リリーフ弁の弁構造と調圧弁の弁構造に共通点はないが、以下のように構成すれば、部品の共通化を図ることができる。即ち、調圧弁は、図16(a)、図17(a)に示すように、前述の各実施形態の場合と同様、第2の排気口9を有する弁座部材29を放熱板7に設けた取付け穴43の周りのつば部44の下方から取付けるとともに、その上方から弁ケース部材31を嵌合している。つば部44と弁座部材29との間にパッキン81が介在される。
弁ケース部材31の内部に弁体19が収納され、その弁体19とばね受け部材21との間に弁ばね21が介在される。ばね受け部材32は弁ケース部材31の上端の穴47から上方に突き出す。上方に突き出したばね受け部材32の頂部に前記各実施形態で示した調整構造により調整された力が加えられる。
一方、リリーフ弁は、図16(b)、図17(b)に示すように、第1の排気口8を有する弁座部材29’を放熱板7に設けた取付け穴43’の周りのつば部44’の下方から取付けるとともに、その上方から弁ケース部材31’を嵌合している。つば部44’と弁座部材29’との間にパッキン81’が介在される。弁ケース部材31’の内部に弁体19’が収納され、その弁体19’とばね受け部32’との間に弁ばね21’が介在される。弁体19’はばね受け部32’の内径で案内される。弁ばね21’は、鍋内部が一定以上の高圧に上昇した際に弁体19’が押し開かれるように、前記調圧弁の弁ばね21にくらべ大きいばね力をもつ。
調圧弁とリリーフ弁を上記のように構成すると、弁体19、19’、弁座部材29、29’及びパッキン81、81’が共用部品となるメリットがある。
第1実施形態の蓋部分の断面図 同上の一部拡大断面図 同上の一部省略平面図 (a)〜(c)同上の傾斜板ばねの変形例の側面図 (a)第2実施形態の一部平面図、(b)(a)図の断面図 同上の分解斜視図 (a)第3実施形態の一部断面図、(b)(a)図の部分の横断平面図 同上の分解斜視図 (a)同上の弁ケース部材の底面図、(b)(a)図のb−b線の断面図、(c)(a)図のc−c線の断面図、(d)(b)図のd−d線の断面図 同上の蓋の一部切欠き平面図 同上の一部切欠き斜視図 第4実施形態の断面図 同上の一部分解斜視図 同上の一部分解斜視図 同上の変形例の一部断面図 (a)調圧弁の断面図、(b)リリーフ弁変形例の断面図 (a)図16(a)の調圧弁の分解斜視図、(b)図16(b)のリリーフ弁の分解斜視図
符号の説明
1 ジャー本体
2 蓋
3 ヒンジ
4 鍋
5 放熱板セット
6 パッキン
7 放熱板
8 第1の排気口
9 第2の排気口
11 蓋下板
12 弁支持台
13 弁ケース
14 弁孔
15 ボール形弁体
16 弁キャップ
17 蒸気孔
18 蒸気通路
19、19’ 弁体
21、21’ 弁ばね
22 弁軸
23 傾斜板ばね
24 支持部
25 回転アーム
26 サーボモーター
27 蒸気口
28 傾斜面
29 弁座部材
30 ヒーター装着板
31、31’ 弁ケース部材
32、32’ ばね受け部材
33 脚片
34 ガイド穴
34’ ガイド溝
35 弾性キャップ
36 カムフォロアー
37 収納部
38 円板カム
39 傾斜カム面
40、41 蒸気口
43、43’ 取付け穴
44、44’ つば部
45 爪
46 係合突起
47 穴
48 係合溝
49 折り返しつば部
50 凹部
51 肉厚部
52 ブラケット
53 ピニオン
54 リミットスイッチ
55 補強金具
56 レバー取付け部
57 調圧レバー
58 支点ピン
59 環部
61 ラック
62 取付け部
63 押圧バー
64 押圧部
65 突き出し部
66 アーマチュア
68 カバー部
69 凹部
71 押圧部材
72 レバー部
73 支点穴
74 取付け穴
75 キャップ押さえ部
76、76’ 取付け板
77 固定片
78 ビス
81、81’ パッキン

Claims (6)

  1. ジャー本体(1)に取付けた蓋(2)によりジャー本体内部の鍋(4)を閉塞し、上記蓋(2)に鍋内部と外部を通じる2箇所の排気口(8、9)を設け、その2箇所の排気口(8、9)のうち、第1の排気口(8)を閉塞する弁体(19’)をリリーフ弁として使用し、第2の排気口(9)を閉塞する弁体(19)を炊飯圧力の調圧弁として使用する調圧式炊飯ジャーにおいて、
    上記リリーフ弁及び調圧弁はそれぞればね(21、21’)で付勢された弁体(19、19’)により構成され、該調圧弁を構成する弁体(19)に回転源を駆動源として上記炊飯圧力を無段階に調圧する無段階調整装置を付設し、
    その無段階調整装置が、その駆動源としてのモーター(26)と、上記弁体(19)の押圧力調整部と、上記モーター(26)と押圧力調整部との間に介在されモーター(26)の回転を弁軸方向の運動に変換する変換部とからなり、
    上記の押圧力調整部が、片持ち支持された傾斜板ばね(23)の先端部を上記弁体(19)の弁軸(22)に係合して形成され、上記変換部が、モーター軸に取付けられ水平面内で回転する回転アーム(25)を上記傾斜板ばね(23)の傾斜面(28)に当接することにより形成されたことを特徴とする調圧式炊飯ジャー。
  2. ジャー本体(1)に取付けた蓋(2)によりジャー本体内部の鍋(4)を閉塞し、上記蓋(2)に鍋内部と外部を通じる2箇所の排気口(8、9)を設け、その2箇所の排気口(8、9)のうち、第1の排気口(8)を閉塞する弁体(19’)をリリーフ弁として使用し、第2の排気口(9)を閉塞する弁体(19)を炊飯圧力の調圧弁として使用する調圧式炊飯ジャーにおいて、
    上記リリーフ弁及び調圧弁はそれぞればね(21、21’)で付勢された弁体(19、19’)により構成され、該調圧弁を構成する弁体(19)に回転源を駆動源として上記炊飯圧力を無段階に調圧する無段階調整装置を付設し、
    その無段階調整装置が、その駆動源としてのモーター(26)と、上記弁体(19)の押圧力調整部と、上記モーター(26)と押圧力調整部との間に介在されモーター(26)の回転を弁軸方向の運動に変換する変換部とからなり、
    上記の押圧力調整部が、調圧ばね(21)のばね受け部材(32)と、その直上に接し上下動自在に支持されたカムフォロアー(36)とにより形成され、上記変換部が、モーター軸に取付けられ水平面内で回転する円板カム(38)に上記カムフォロアー(36)を当接することにより形成されたことを特徴とする調圧式炊飯ジャー。
  3. 上記調圧ばね(21)のばね受け部材(32)とカムフォロアー(36)との間に、蓋(2)に装着した弾性キャップ(35)の頂部を介在し、この弾性キャップ(35)により上記カムフォロアー(36)に上向きの附勢力を付与することを特徴とする請求項2に記載の調圧式炊飯ジャー。
  4. ジャー本体(1)に取付けた蓋(2)によりジャー本体内部の鍋(4)を閉塞し、上記蓋(2)に鍋内部と外部を通じる2箇所の排気口(8、9)を設け、その2箇所の排気口(8、9)のうち、第1の排気口(8)を閉塞する弁体(19’)をリリーフ弁として使用し、第2の排気口(9)を閉塞する弁体(19)を炊飯圧力の調圧弁として使用する調圧式炊飯ジャーにおいて、
    上記リリーフ弁及び調圧弁はそれぞればね(21、21’)で付勢された弁体(19、19’)により構成され、該調圧弁を構成する弁体(19)に回転源を駆動源として上記炊飯圧力を無段階に調圧する無段階調整装置を付設し、
    その無段階調整装置が、その駆動源としてのモーター(26)と、上記弁体(19)の押圧力調整部と、上記モーター(26)と押圧力調整部との間に介在されモーター(26)の回転を弁軸方向の運動に変換する変換部とからなり、
    上記の押圧力調整部が、調圧ばね(21)のばね受け部材(32)と、そのばね受け部材(32)上に接した調圧レバー(57)とにより形成され、上記変換部が、モーター軸に取付けられたピニオン(53)とそのピニオン(53)に噛み合い、かつ上記調圧レバー(57)の力点側端部に取付けられたラック(61)とにより形成されたことを特徴とする調圧式炊飯ジャー。
  5. 上記調圧ばね(21)のばね受け部材(32)と調圧レバー(57)との間に、蓋に装着した弾性キャップ(35)の頂部を介在し、この弾性キャップ(35)により上記調圧レバー(57)の作用点に上向きの附勢力を付与することを特徴とする請求項4に記載の調圧式炊飯ジャー。
  6. 上記調圧レバー(57)の作用点が、支点と力点との間、又は支点を基準として力点と反対側に設けたことを特徴とする請求項5に記載の調圧式炊飯ジャー。
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