JP2007005026A - 基板一体型ガスケット及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】燃料電池のセパレータ等のような基板3に、接着剤によって一体に設けられた基板一体型ガスケットにおいて、ガスケット本体1と基板3の接着耐久性を向上させることによって、シール耐久性を向上させる。
【解決手段】基板3の表面に接着剤20をガスケット本体1の底面11aの幅Wより大きい幅Wで塗布し、その塗布された接着剤20に前記底面11aを圧着するか、ガスケット本体1の底面11aにおける幅方向両端角部に、予めアール面又は面取りを形成し、基板3の表面又はガスケット本体1の底面11aに接着剤20を塗布してから、前記底面11aを接着剤20を介して基板3側へ押し付けることにより、前記接着剤20の一部21を前記底面11aの両側へはみ出させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、燃料電池セルを構成するセパレータに一体に接着されたガスケット等、基板に接着剤によって一体に設けられた基板一体型ガスケット、及びこれを製造する方法に関するものである。
燃料電池は、高分子電解質膜(イオン交換膜)の両面に一対の触媒電極層を設けた膜電極複合体(MEA)の厚さ方向両側を、セパレータで挟持した燃料電池セルを多数積層したスタック構造を有する。そして、酸化ガス(空気)が各セパレータの一方の面に形成された酸化ガス流路から一方の触媒電極層に供給され、燃料ガス(水素)が各セパレータの他方の面に形成された燃料ガス流路から他方の触媒電極層に供給され、水の電気分解の逆反応である電気化学反応、すなわち水素と酸素から水を生成する反応によって、電力を発生するものである。
この種の燃料電池においては、燃料ガスや酸化ガス、カソード面から排出される水や余剰空気をシールするための、ゴム状弾性材料からなるガスケットを有する。一般に、このガスケットは、例えば特許文献1に記載のように、セパレータの表面に一体に接着されており、膜電極複合体の表面に密接されるか、あるいはガスケット同士が密接されることによって、密封機能を奏するものである。
特開2003−56704号公報(図2〜図4)
近年、燃料電池スタックの超寿命化の要求が高まっており、そのためにガスケットの耐久性の向上が重要になって来ている。ガスケットの耐久性を阻害する要因のひとつとしては、セパレータからのガスケットの剥離が挙げられ、したがって、ガスケットの耐久性を向上させるためには、ガスケットとセパレータの接着耐久性を向上させることが重要である。しかしながら、従来の技術によるガスケットは、接着剤によるセパレータとの接着耐久性が十分ではなかった。
本発明は、以上のような点に鑑みてなされたものであって、その技術的課題とするところは、燃料電池のセパレータ等のような基板に、接着剤によってガスケット本体が一体に設けられた基板一体型ガスケットにおいて、ガスケット本体と基板の接着耐久性を向上させることによって、基板一体型ガスケットのシール耐久性を向上させることにある。
上述した技術的課題を有効に解決するための手段として、請求項1の発明に係る基板一体型ガスケットは、基板に接着剤層を介してガスケット本体の底面が一体的に接着されており、前記基板の表面における前記接着剤層の幅が、前記底面の幅よりも大きいことを特徴とするものである。
本発明の発明者の研究によれば、燃料電池のセパレータ等のような基板に、接着剤を介して接着されたガスケット本体は、シールのためのつぶしを与えられ圧縮されたときに、ガスケット本体の底面から接着剤層に対して剪断応力が発生し、この剪断応力によって基板からの剥離が誘発されるものであり、また、剥離は殆どの場合、接着剤層と基板との界面で生じることがわかった。したがって、接着剤層の幅をガスケット本体の底面の幅より大きくすることによって、接着剤層と基板との界面をガスケット本体の底面の幅方向両端位置より外側へ延ばすことで、前記剪断応力の影響を小さくし、接着耐久性を向上させるものである。
請求項2の発明に係る基板一体型ガスケットの製造方法は、請求項1に係る基板一体型ガスケットを製造するため、基板の表面に接着剤をガスケット本体の底面の幅より大きい幅で塗布し、その塗布された接着剤に前記底面を圧着することを特徴とするものである。これによって、接着剤層の幅をガスケット本体の底面の幅より大きくした基板一体型ガスケットを得ることができる。
請求項3の発明に係る基板一体型ガスケットの製造方法は、請求項1に係る基板一体型ガスケットを製造するため、ガスケット本体の底面における幅方向両端角部に、予めアール面又は面取りを形成し、基板の表面又は前記ガスケット本体の底面に接着剤を塗布してから、前記底面を前記接着剤を介して前記基板側へ押し付けることにより、前記接着剤の一部を前記底面の両側へはみ出させ、接着剤層の幅をガスケット本体の底面の幅より大きくした基板一体型ガスケットを得るものである。そして、ガスケット本体の底面における幅方向両端角部にアール面又は面取りを形成しておくことによって、接着剤のはみ出し量を均一にして安定した接着状態となる。
請求項1の発明に係る基板一体型ガスケットによれば、接着剤層の幅をガスケット本体の底面の幅より大きくすることによって、接着剤層と基板との界面が、ガスケット本体の底面からの剪断応力を受ける位置より外側で密封対象流体に露出するので、ガスケット本体と基板との接着耐久性が向上し、その結果、シール寿命の向上を図ることができる。
請求項2の発明に係る基板一体型ガスケットの製造方法によれば、請求項1による効果に加え、接着剤を基板の表面に塗布することによって、ガスケット本体と基板との接着耐久性を一層向上することができる。
請求項3の発明に係る基板一体型ガスケットの製造方法によれば、請求項1による効果に加え、ガスケット本体の底面の両側への接着剤のはみ出し量が均一になるので、安定した接着状態が得られ、ガスケット本体の全周で接着耐久性を均一にすることができる。
以下、本発明に係る基板一体型ガスケットの好ましい形態として、燃料電池セルを構成するセパレータに一体に接着されたガスケットを、図面を参照しながら説明する。まず図1は、第一の形態を示す部分断面図である。
図1に示される基板一体型ガスケットは、ゴム状弾性材料からなるガスケット本体1を、接着剤層2を介して、燃料電池セルのセパレータ3の表面に、一体的に接着したものである。セパレータ3は、請求項1に記載された基板に相当するものであって、不図示の電極と高分子電解質膜とで構成される膜電極複合体(MEA)を機械的に固定すると共に、積層方向に隣接するMEA同士を互いに電気的に直列に接続するものである。
ガスケット本体1は、VMQ(シリコーンゴム)、FKM(フッ素ゴム)、あるいはEPDM(エチレンプロピレンゴム)等から選択されたゴム状弾性材料で成形されたものであって、扁平な基部11と、この基部11の幅方向中央部から断面山形をなすように隆起形成されたシールリップ部12を有し、基部11の平坦な底面11aが、接着剤層2を介してセパレータ3に接着されている。
セパレータ3には、MEAの電極部に反応ガスを供給し、あるいは反応により発生した水蒸気や余剰ガスを排出するためのガス流路(不図示)や、燃料電池の温度を一定に保つための冷却水を供給するための冷却水流路(不図示)が形成されている。そして、ガスケット本体1は、燃料電池セルの積層状態において、シールリップ部12が不図示のMEAに適当なつぶし代をもって密接し、あるいはシールリップ部12同士が互いに適当なつぶし代をもって密接することによって、前記ガスや冷却水の漏れを防止するものである。
本発明の発明者らの研究によると、ガスケット本体1とセパレータ3との接着耐久性を向上させるには、セパレータ3の表面における接着剤層2の幅Wを、ガスケット本体1における基部11の底面11aの幅Wよりも大きくすることが有効である。したがって、この形態においては、接着剤層2(接着剤20の一部21)が、前記基部11の底面11aの幅方向両側へはみ出した状態(はみだし量ΔW>0)としてある。すなわち、図示の形態による基板一体型ガスケットは、接着剤層2の幅Wがガスケット本体1の底面11aの幅Wよりも大きくなるように、セパレータ3に予め接着剤20を塗布した後、その塗布された接着剤20(接着剤層2)にガスケット本体1の底面11aを圧着することにより製作されたものである。
ここで図2は、接着剤層2による接着耐久性を確認するために、ガスケット本体1とセパレータ3を接着剤層2の幅を変えて接着した状態を示す部分断面図で、(A)は、接着剤層2の幅を、ガスケット本体1における基部11の底面11aの幅より小さくした接着状態を示しており、(B)は、接着剤層2の幅を、ガスケット本体1における基部11の底面11aの幅と同等とした接着状態を示しており、(C)は、接着剤層2の幅を、ガスケット本体1における基部11の底面11aの幅より大きくした接着状態を示している。
試験の結果、ガスケット本体1とセパレータ3との接着耐久性は、(A)<(B)<(C)であった。これは、接着剤層2の幅をガスケット本体1の底面11aの幅より大きくすることによって、接着剤層2とセパレータ3との接着界面が、前記底面11aからの剪断応力を受ける領域の幅方向両端位置より外側で密封対象流体に露出するため、密封対象流体による剥離力に対する前記剪断応力の影響が小さくなるからであると考えられる。以下、上記試験について、詳しくは、以下のとおりであった。
比較例1:接着剤層2の幅がガスケット本体1の底面11aの幅よりも狭くなるように(ΔW=−W/6)、セパレータ3に予め接着剤を塗布した後、その塗布された接着剤(接着剤層2)にガスケット本体1の底面11aを圧着することにより、図2(A)のような基板一体型ガスケットを製作した。次に、ガスケット本体1を圧縮した状態で、この基板一体型ガスケットを摂氏80度の熱水に浸漬した。その結果、浸漬後120時間で剥離の発生が認められた。
比較例2:ガスケット本体1の底面11aに予め接着剤を塗布した後、その塗布された接着剤(接着剤層2)をセパレータ3に圧着することにより、接着剤層2の幅がガスケット本体1の底面11aの幅と同等になるようにし(ΔW=0)、図2(B)のような基板一体型ガスケットを製作した。次に、ガスケット本体1を圧縮した状態で、この基板一体型ガスケットを摂氏80度の熱水に浸漬した。その結果、浸漬後120時間で剥離の発生が認められた。
比較例3:接着剤層2の幅がガスケット本体1の底面11aの幅と同等となるように(ΔW=0)、セパレータ3に予め接着剤を塗布した後、その塗布された接着剤(接着剤層2)にガスケット本体1の底面11aを圧着することにより、図2(B)のような基板一体型ガスケットを製作した。次に、ガスケット本体1を圧縮した状態で、この基板一体型ガスケットを摂氏80度の熱水に浸漬した。その結果、浸漬後120時間では剥離が認められず、浸漬後240時間で剥離の発生が認められた。したがって、比較例2との比較から明らかなように、接着剤層2の幅が同じであれば、接着剤はセパレータ3に塗布したほうが、接着耐久性が良くなることがわかった。
実施例1:図2(C)における接着剤層2の幅がガスケット本体1の底面11aの幅WよりもW/4だけ大きくなるように(ΔW=W/4)、セパレータ3に予め接着剤を塗布した後、その塗布された接着剤(接着剤層2)にガスケット本体1の底面11aを圧着することにより、図2(C)のような基板一体型ガスケットを製作した。次に、ガスケット本体1を圧縮した状態で、この基板一体型ガスケットを摂氏80度の熱水に浸漬した。その結果、浸漬後120時間でも、浸漬後240時間でも、剥離の発生が認められなかった。
実施例2:図2(C)における接着剤層2の幅がガスケット本体1の底面11aの幅WよりもW/2だけ大きくなるように(ΔW=W/2)、セパレータ3に予め接着剤を塗布した後、その塗布された接着剤(接着剤層2)にガスケット本体1の底面11aを圧着することにより、図2(C)のような基板一体型ガスケットを製作した。次に、ガスケット本体1を圧縮した状態で、この基板一体型ガスケットを摂氏80度の熱水に浸漬した。その結果、浸漬後120時間及び240時間で、剥離の発生が認められなかった。
したがって、接着剤層2の幅をガスケット本体1の底面11aの幅Wよりも大きくすることによって、比較例1〜3よりも接着耐久性が著しく向上することが確認された。なお、ΔW>W/2としても、接着耐久性の向上効果は変わらないため、0<ΔW≦W/2とすることが好ましい。
次に、図3は、本発明に係る基板一体型ガスケットの第二の形態を示す部分断面図、図4は、第二の形態において、ガスケット本体1がセパレータ3に対して微小な傾斜をもって接着された状態を示す部分断面図である。図3の形態において、ガスケット本体1は、基本的には図1と同様の断面形状を有するものであるが、基部11の底面11aにおける幅方向両端角部に、アール面11b,11bが形成されている点で、図1と相違している。
すなわち、この基板一体型ガスケットは、予めガスケット本体1が、基部11の底面11aにおける幅方向両端角部がアール面11b,11bをなすように成形されたものであって、ガスケット本体1の底面11aに所定量の接着剤20を塗布してから、ガスケット本体1の底面11aを、前記接着剤20を介してセパレータ3へ押し付けることにより、接着剤20の一部21を前記底面11aの両側へはみ出させ、これによって、接着剤層2の幅Wをガスケット本体1の底面11aの幅Wより大きくしたものである。
この形態のように、ガスケット本体1の底面11aにおける幅方向両端角部にアール面11b,11bを形成しておくと、接着剤20の塗布後にガスケット本体1の底面11aをセパレータ3へ圧着する過程で、図4のように、ガスケット本体1が微小傾斜したような場合、この傾斜によってセパレータ3との距離が相対的に狭まった端部でも、接着剤20の一部21のはみ出しが良好に行われるので、安定した接着状態が得られる。
次に、図5は、本発明に係る基板一体型ガスケットの第三の形態を示す部分断面図、図6は、第三の形態において、ガスケット本体1がセパレータ3に対して微小な傾斜をもって接着された状態を示す部分断面図である。この形態においても、ガスケット本体1は、基本的には図1と同様の断面形状を有するものであるが、基部11の底面11aにおける幅方向両端角部に、面取り11c,11cが形成されている点で、図1あるいは図3と相違している。
すなわち、この基板一体型ガスケットは、予めガスケット本体1が、基部11の底面11aにおける幅方向両端角部に面取り11c,11cを有するように成形されたものであって、図3のものと同様、ガスケット本体1の底面11aに所定量の接着剤20を塗布してから、ガスケット本体1の底面11aを、前記接着剤20を介してセパレータ3へ押し付けることにより、接着剤20の一部21を前記底面11aの両側へはみ出させ、これによって、接着剤層2の幅Wをガスケット本体1の底面11aの幅Wより大きくしたものである。
したがって、この形態も、ガスケット本体1の底面11aにおける幅方向両端角部に形成された面取り11c,11cによって、接着剤20の塗布後にガスケット本体1の底面11aをセパレータ3へ圧着する過程で、図6のようにガスケット本体1が微小傾斜したような場合、この傾斜によってセパレータ3との距離が相対的に狭まった端部でも、接着剤20の一部21のはみ出しが良好に行われるので、安定した接着状態が得られる。
ここで、図7は、底面11aにおける幅方向両端角部に図3のようなアール面11b又は図5のような面取り11cのないガスケット本体1が、セパレータ3に対して微小な傾斜をもって接着された状態を示す部分断面図である。この例のように、ガスケット本体1の底面11aにおける幅方向両端角部が尖っていると、接着剤20の塗布後にガスケット本体1の底面11aをセパレータ3へ圧着する過程で、ガスケット本体1が微小傾斜したような場合、この傾斜によってセパレータ3との距離が相対的に狭まった端部では、接着剤20のはみ出しが良好に行われにくく、安定した接着状態が得られない。したがって、接着剤20をはみ出させることによって、接着剤層2の幅Wをガスケット本体1の底面11aの幅Wより大きくするには、ガスケット本体1の底面11aにおける幅方向両端角部に、図3のようなアール面11b又は図5のような面取り11cを形成することが有効である。
なお、図3あるいは図5の形態では、接着剤20をガスケット本体1の底面11aに塗布すると説明したが、接着剤20をセパレータ3に塗布してから、ガスケット本体1の底面11aを、前記接着剤20を介してセパレータ3へ押し付けるようにしても良い。
本発明に係る基板一体型ガスケットの第一の形態を示す部分断面図である。 接着剤層2の接着耐久性を確認するために、ガスケット本体1とセパレータ3を接着剤層2の幅を変えて接着した状態を示す部分断面図である。 本発明に係る基板一体型ガスケットの第二の形態を示す部分断面図である。 第二の形態において、ガスケット本体1がセパレータ3に対して微小な傾斜をもって接着された状態を示す部分断面図である。 本発明に係る基板一体型ガスケットの第三の形態を示す部分断面図である。 第三の形態において、ガスケット本体1がセパレータ3に対して微小な傾斜をもって接着された状態を示す部分断面図である。 底面にアール面又は面取りのないガスケット本体1が、セパレータ3に対して微小な傾斜をもって接着された状態を示す部分断面図である。
符号の説明
1 ガスケット本体
11 基部
11a 底面
11b アール面
11c 面取り
12 シールリップ部
2 接着剤層
20 接着剤
21 接着剤の一部
3 セパレータ(基板)

Claims (3)

  1. 基板(3)に接着剤層(2)を介してガスケット本体(1)の底面(11a)が一体的に接着されており、前記基板(3)の表面における前記接着剤層(2)の幅(W)が、前記底面(11a)の幅(W)よりも大きいことを特徴とする基板一体型ガスケット。
  2. 請求項1に記載された基板一体型ガスケットを製造するため、基板(3)の表面に接着剤(20)をガスケット本体(1)の底面(11a)の幅(W)より大きい幅(W)で塗布し、その塗布された接着剤(20)に前記底面(11a)を圧着することを特徴とする基板一体型ガスケットの製造方法。
  3. 請求項1に記載された基板一体型ガスケットを製造するため、ガスケット本体(1)の底面(11a)における幅方向両端角部に、予めアール面(11b)又は面取り(11c)を形成し、基板(3)の表面又は前記ガスケット本体(1)の底面(11a)に接着剤(20)を塗布してから、前記底面(11a)を前記接着剤(20)を介して前記基板(3)側へ押し付けることにより、前記接着剤(20)の一部(21)を前記底面(11a)の両側へはみ出させることを特徴とする基板一体型ガスケットの製造方法。
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