JP2007004583A - 自動組版システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 デザイン・オペレータが通常マニュアル操作で行っている組版処理の振る舞いを、文書を構成する要素毎にコマンドとして定義でき、組版処理の仕様をきめ細かく設計できる自動組版システムを提供する。
【解決手段】 台紙ファイル5、小組ライブラリファイル6、レコードデータXMLファイル7を参照し、組版指示情報を生成し、編集する組版デザインツール1と、これらのファイルの情報に基づいて所要の形式の出力ファイル10を生成する組版エンジン2とを備えた自動組版システムSである。組版デザインツール1は、組版処理を実行する際のワークフローを定義した組版指示用XMLスキーマ8を基に組版指示用XMLファイルを生成し、編集する手段を備えている。組版エンジン2は、組版指示用XMLファイルに定義されたワークフローの情報を読み込んで、組版処理を実行する手段を備えている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば情報誌、カタログ、マニュアル、チラシ、新聞等の紙面の設計を支援し、データの流し込み、ページネーション、ページ番号の付与等を自動的に行う自動組版システムに関するものである。
DTP(Desk Top Publishing )と呼ばれる新聞等の紙面の印刷を行う電子組版システムにおいて、紙面レイアウトの設計や、文字データ、画像データの流し込み等を効率的に行う自動組版システムが実用化されている。
特開2000−29875号公報
例えば上記特許文献1には、商品に関する文字デ−タを文字組体裁情報と共に保持する文字デ−タベ−スと、商品に関する画像デ−タを保持する画像デ−タベ−スと、商品に関する文字組体裁を保持する文字組体裁データベースと、オペレ−タがレイアウトドキュメントを指定すると前記文字組体裁情報により、文字組体裁を選択し、選択された文字組体裁に従って前記文字デ−タと前記画像デ−タを流し込み配置する配置手段と、を備えたページレイアウトシステムが開示されている。
上記した従来のシステムでは、文字組体裁として、文字デ−タ、画像デ−タの配置パターンをあらかじめ数種類設定しておく。そして、レイアウトドキュメントには、文字組体裁に対応するサイズの文字ボックスの配置を指定するとともに、その文字ボックスに表示する内容を特定するために商品番号を指定する。ページレイアウトシステムは、レイアウトドキュメントから読み取ったレイアウト情報(文字ボックスのサイズ)に従って、自動的に文字組体裁を選択し、該当する文字データや画像データを流し込み、レイアウト結果を格納する処理を実行する。
しかしながら、従来の自動組版システムは、レイアウトドキュメントを使用しても、文字組体裁に対応する文字ボックスの配置と、その文字ボックスに表示する内容を設計できるのみで、組版処理の仕様はプログラムに組み込んで別途設計する必要があった。そのため、オペレータは、レイアウトドキュメントのみを使用して組版処理の動作をきめ細かく設計することは困難であった。
本発明は、上記した従来の問題点に鑑みてなされたものであり、プログラムや文字組体裁(以下、本発明の自動組版システムでは「小組」という)の情報を格納したデータベースから独立した組版指示ファイルを設けることにより、デザイナー・オペレータが、きめ細かく組版アルゴリズムを設計することが可能な自動組版システムを提供することを目的としている。
上記した目的を達成するため、本発明の自動組版システムは、
小組の配置可能領域の情報を記憶させた台紙ファイルと、前記小組に割付けるパーツの情報を記憶させた小組ライブラリファイルと、前記パーツに挿入又はリンクさせる文字又は画像のデータを記憶させたレコードデータXMLファイルと、を備えるとともに、
前記台紙ファイル、前記小組ライブラリファイル、前記レコードデータXMLファイルを参照し、組版指示情報を生成し、編集する組版デザインツールと、これらのファイルの情報に基づいて所要の形式の出力ファイルを生成する組版エンジンと、を備えた自動組版システムであって、
前記組版デザインツールは、前記台紙ファイルに、前記小組ライブラリファイルと前記レコードデータXMLファイルのデータを流し込む組版処理を実行する際のワークフローを定義した組版指示用XMLスキーマを基に組版指示用XMLファイルを生成し、編集する手段をさらに備えるとともに、
組版指示用XMLスキーマは、文書を構成する最小の単位であって、前記レコードデータXMLファイルからテキストデータの挿入又は画像のリンクを行うフレーム要素と、前記フレームの集合体であって、前記小組ライブラリファイルのパーツ情報を参照して、前記小組を構成する単位となるブロック要素と、レイアウトに関する設定が同一の前記小組の集合体であるページシーケンス要素と、前記台紙ファイルを指定するドキュメント要素と、を少なくとも構成要素として含み、
前記組版エンジンは、前記組版指示用XMLファイルに定義されたワークフローの情報を読み込んで、前記出力ファイルを生成するための組版処理を実行する手段をさらに備えたこと、を最も主要な特徴とする。
本発明によれば、組版デザインツールに、組版処理を実行する際のワークフローを定義した組版指示用XMLファイルを生成し、編集する手段を設けるとともに、組版エンジンに、前記組版指示用XMLファイルに定義されたワークフローの情報を読み込んで、組版処理を実行する手段を設けたので、デザイナー・オペレータは、組版指示用XMLスキーマを用いて、多彩な組版アルゴリズムを設計することができる。
本発明の自動組版システムは、
小組の配置可能領域の情報を記憶させた台紙ファイルと、前記小組に割付けるパーツの情報を記憶させた小組ライブラリファイルと、前記パーツに挿入又はリンクさせる文字又は画像のデータを記憶させたレコードデータXMLファイルと、を備えるとともに、
前記台紙ファイル、前記小組ライブラリファイル、前記レコードデータXMLファイルを参照し、組版指示情報を生成し、編集する組版デザインツールと、これらのファイルの情報に基づいて所要の形式の出力ファイルを生成する組版エンジンと、を備えた自動組版システムであって、
前記組版デザインツールは、前記台紙ファイルに、前記小組ライブラリファイルと前記レコードデータXMLファイルのデータを流し込む組版処理を実行する際のワークフローを定義した組版指示用XMLスキーマを基に組版指示用XMLファイルを生成し、編集する手段をさらに備えるとともに、
組版指示用XMLスキーマは、文書を構成する最小の単位であって、前記レコードデータXMLファイルからテキストデータの挿入又は画像のリンクを行うフレーム要素と、前記フレームの集合体であって、前記小組ライブラリファイルのパーツ情報を参照して、前記小組を構成する単位となるブロック要素と、レイアウトに関する設定が同一の前記小組の集合体であるページシーケンス要素と、前記台紙ファイルを指定するドキュメント要素と、を少なくとも構成要素として含み、
前記組版エンジンは、前記組版指示用XMLファイルに定義されたワークフローの情報を読み込んで、前記出力ファイルを生成するための組版処理を実行する手段をさらに備えた構成である(本発明の第1の構成)。
本発明の自動組版システムは、データの意味や構造を定義するマークアップ言語として1998年にW3C(World Wide Web Consortium )の勧告となったXML(eXtensible Markup Language)を採用している。XMLは、文書型定義の設計が難しいなどの理由により技術文書、学術論文等の特定の分野以外は利用が広がらなかったSGML(Standard Generalized Markup Language)とは異なり、複雑なオプション類がないので、デザイナー・オペレータにも理解し易いという利点がある。
また、前記本発明の自動組版システムにおいて、ネットワークで接続された端末から組版ジョブを受け付けて、前記組版ジョブの振り分けと稼動監視を行う組版マネージメントシステムと、前記組版マネージメントシステムにより振り分けられた前記組版ジョブを受け付けて、前記組版エンジンに対して組版処理の実行を要求する複数の組版エージェントとをさらに備えるように構成すれば、
ネットワークで接続された端末からも組版ジョブの投入が可能となる上、特殊なフォントを使用したい組版ジョブは、そのフォントがインストールされている端末の組版エンジンに組版ジョブを割り当てる等の運用が可能となるので、より望ましい(本発明の第2の構成)。
また、前記組版指示用XMLスキーマにおいて、前記ページシーケンス要素の配下に、前記小組の流し込みパターンを指示するページレイアウト要素を定義可能とするとともに、前記組版エンジンは、前記組版処理を実行する際に、前記ページレイアウト要素の指定に従って、小組を配置する空き領域を検索する手段をさらに備えるように構成すれば、
小組の流し込みパターンが幾通りか考えられる場合においても、空き領域を発見する順番に優先順位を付けることが可能となるので、好適である(本発明の第3の構成)。
また、前記組版指示用XMLスキーマにおいて、前記ページレイアウト要素の配下に、前記台紙ファイルに登録されているマスターページの名称を指定するマスターページ要素を定義可能とするとともに、前記組版エンジンは、前記組版処理を実行する際に、前記小組を配置可能な領域が存在しなくなった時点で、前記マスターページ要素の指定に従って、新規ページを自動的に生成する手段をさらに備えるように構成すれば、
自動組版処理において、台紙ファイル上に小組を配置する際に、配置可能な領域がなくなった時点で、新規ページを自動的に生成することができるので、好適である(本発明の第4の構成)。
また、前記組版指示用XMLスキーマにおいて、前記ページレイアウト要素の配下に、前記組版処理を実行する際に障害物として認識させるフレーム要素を指定するオブストラクション要素を定義可能とするとともに、前記組版エンジンは、前記組版処理を実行する際に、前記オブストラクション要素の指定に従って、障害物として認識したフレーム要素の位置を避けるように、小組の配置を決定する手段をさらに備えるように構成すれば、
障害物と定義されたフレームを避けるように流し込みを行うことが可能となるので、好適である(本発明の第5の構成)。
また、前記組版指示用XMLスキーマにおいて、前記フレーム要素の配下に、指定された前記フレームに挿入されたのテキストデータに溢れが生じた場合の調整方法を指定するテキスト調整要素を定義可能とするとともに、前記組版エンジンは、前記組版処理を実行する際に、前記テキスト調整要素の指定に従って、テキストデータの挿入方法を調整する手段をさらに備えるように構成すれば、
指定されたフレームにテキストデータの溢れが生じた場合の対処を指定することができるので、好適である(本発明の第6の構成)。
また、前記組版指示用XMLスキーマにおいて、前記フレーム要素の配下に、指定された前記フレームにリンクされたの画像データに溢れが生じた場合の調整方法を指定する画像調整要素を定義可能とするとともに、前記組版エンジンは、前記組版処理を実行する際に、前記画像調整要素の指定に従って、フレームの大きさを画像データの大きさに合わせるか、又は、画像データの大きさをフレームの大きさに合わせるかにより画像溢れを調整する手段をさらに備えるように構成すれば、
指定されたフレームに画像データの溢れが生じた場合の対処を指定することができるので、好適である(本発明の第7の構成)。
また、本発明は、上記した第1乃至第7の何れかの構成の本発明の自動組版システムにおいて、組版エンジンが組版指示用XMLファイルを読み込んで実行する各手段を、コンピュータ装置に実行させるためのプログラムを含むものである。なお、本発明のプログラムは、例えばCD−ROM、DVD、磁気ディスク装置等、任意のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶させることができる。
以下、本発明の自動組版システムを、添付図面に示す一実施例に基いて説明する。図1は、本実施例の自動組版システムの全体構成図、図2は、本実施例の自動組版システムの組版指示用XMLスキーマの構造を説明する図である。
−目次−
〔1〕システム概要
〔2〕組版指示用XMLスキーマについて
〔3〕組版デザインツールについて
〔4〕組版エンジンについて
〔5〕組版エージェントについて
〔6〕組版マネージメントシステムについて
〔1〕システム概要
本実施例の自動組版システムSは、図1に示すように、組版デザインツール1、組版エンジン2、組版エージェント3、組版マネージメントシステム4の、4つのサブシステムから構成される。ファイル環境としては、小組の配置の情報を記憶させた台紙ファイル5と、小組に割付けるパーツの情報を記憶させた小組ライブラリファイル6と、パーツに挿入又はリンクさせる文字又は画像のデータを記憶させたレコードデータXMLファイル7と、自動組版処理を実行する際のワークフローを定義した組版指示用XMLスキーマファイル8と、組版処理の結果を格納する出力ファイル9と、システムの運転ログを格納したログファイル10を備えている。
組版デザインツール1は、組版指示用XMLスキーマ8を含む上記ファイル環境を生成する。また、組版デザインツール1は、台紙ファイル5に、小組ライブラリファイル6とレコードデータXMLファイル7のデータを流し込む組版処理を実行する際のワークフローを定義した組版指示用XMLスキーマ8を基に組版指示用XMLファイルを生成し、編集する手段を備えている。なお、台紙ファイル5と小組ライブラリファイル6は、汎用ツールの機能を利用して生成することも可能である。Xは、組版デザインツール1と組版エンジン2をプラグインし、台紙ファイル5と小組ライブラリファイル6を生成する機能を提供する汎用ツールを示している。具体的には、米国アドビ社の InDesign CS(登録商標)等が利用できる。デザイン・オペレータは、組版デザインツール1を用いて、生成されたファイルを編集する。
組版エンジン2は、組版指示用XMLスキーマ8で定義された紙面体裁とワークフローを解釈して、自動組版処理を行い、出力ファイル9に結果を出力するエンジンである。組版エンジン2は、組版デザインツール1が生成した組版指示用XMLファイルに定義されたワークフローの情報を読み込んで、前記出力ファイルを生成するための組版処理を実行する手段を備えてており、自動組版処理を実行した後、ログファイル10に情報を書き込む。組版エージェント3は、組版マネージメントシステム4から組版指示を受けて、組版エンジン2の処理を実行するクライアントである。組版マネージメントシステム4は、複数の組版エージェント3へのジョブ振り分けや稼動監視を行う。
〔2〕組版指示用XMLスキーマについて
次に、組版指示用XMLスキーマ8の構成について説明する。組版指示用XMLスキーマ8は、文書を構成する要素を、組版処理に適するように、図2に示すようなツリー構造に構成したものであり、本発明の最も特徴的な部分である。図2には、要素名の一例を記述しているが、名称は任意に決めることができる。要素名の後ろの数字は、要素の出現回数を示しており、「1」は1回のみ表れる要素を、「n」は必要に応じて複数個定義される要素を示している。以下、順に説明する。
2.1)ルート要素(AutoFOX )
ルート要素8aは組版指示用XMLスキーマ8の最上位の要素である。属性として、本システムのバージョン情報(Version )を指定できる。また、ルート要素8aの子要素として、パラメータ要素8b(Parameter )とブック要素8c(Book)を定義している。
パラメータ要素8bには、各種ファイルの格納位置を示すディレクトリの規定値が定義されている。例えば、アウトプットディレクトリ8b1(OutputDir )には出力ファイル9のデフォルトディレクトリを指定する。同様に、テンプレートディレクトリ8b2(TemplateDir )にはテンプレートファイルの、レコードディレクトリ8b3(RecordDir )にはレコードデータXMLファイル7の、リソースディレクトリ8b4(ResourceDir )にはシステムのリソース情報を格納したファイルの、結果ディレクトリ(ResultDir )にはログファイル10のデフォルトディレクトリをそれぞれ指定する。これらの要素に指定が無い場合は、デフォルトディレクトリは無いものとして動作する。
2.2)ブック要素(Book)
ブック要素8cは、子要素として、ドキュメント要素8d(Document)と、コマンド要素8e1(Command )を定義している。
2.3)ドキュメント要素(Document)
ドキュメント要素8dはページ情報の集合体であり、1つのファイルとして扱う単位となる。属性として、ドキュメント要素8dで使用する台紙ファイル5のパスを指定することができる。1つのドキュメント要素8dに対して1つの台紙ファイル5を指定する。
また、ドキュメント要素8dは、属性として、小組ライブラリファイル6のパスを指定することができる。小組ライブラリファイル6は、ドキュメント要素8dで使用する小組のパーツが格納されているライブラリファイルである。1つのドキュメント要素8dに対して1つのライブラリファイルを指定する。ドキュメント要素8dの子要素としては、ページシーケンス要素8f(PageSequence)を定義している。
2.4)ページシーケンス要素(PageSequence)
ページシーケンス要素8fは小組情報の集合体であり、レイアウトに関する設定が同一の小組パターンの塊となる。属性として、使用するレコードデータXMLファイル7のパスを指定することができる。1つのページシーケンス要素8fに対して1つのレコードデータXMLファイルを指定する。本システムでは、ここで指定されるレコードデータXMLファイル7を元に組版の処理が行われる。ページシーケンス要素8fは、ブロック要素8g(Block )と、ページレイアウト要素8h(PageLayout)を子要素として定義している。
2.5)ブロック要素(Block )
ブロック要素8gはフレーム情報の集合体を表し、1つの小組として扱う単位となる。属性として、ブロックのタイプ名や、小組ライブラリファイル6に登録されているパーツの名称を指定することができる。ドキュメント要素8dで指定された小組ライブラリファイル6内で、このブロック要素8gで指定されたパーツが小組に利用される。ブロック要素8gは、フレーム要素8iとコマンド要素8e2を子要素として定義している。
2.6)フレーム要素(Frame )
フレーム要素8iは最小の単位を表し、流し込みを行う1つのテキストフレーム又は画像フレームと対応する。属性として、フレーム名を指定できる。フレーム名はXMLのタグの名前となる。フレーム要素は、子要素として、そのフレームに対する組版処理の詳細を指定するコマンド要素8e3を記述することができる。
2.7)ページレイアウト要素(PageLayout)
ページレイアウト要素8hは、ページシーケンス要素8fのレイアウトに関する設定を格納する。ページシーケンス要素8fで共通するレイアウトに関する要素が配下に存在する。属性として、空き領域の検索パターンを定義できる。ここで、空き領域の検索パターンを定義することで、小組の流しパターンを細かく指示することができる。
なお、本実施例の自動組版システムSでは、小組を流し込む際にフレームを自動拡張する動作を指定できるが、その拡張方向はここで定義する検索パターンに依存する。本実施例では、ページレイアウト要素8hで、以下の通り計8種類の検索パターンを定義可能としている。以下はその説明である。
LT_RT_LB_RB :左上→右上→左下→右下の順番で検索する。
LT_LB_RT_RB :左上→左下→右上→右下の順番で検索する。
RT_LT_RB_LB :右上→左上→右下→左下の順番で検索する。
RT_RB_LT_LB :右上→右下→左上→左下の順番で検索する。
LB_RB_LT_RT :左下→右下→左上→右上の順番で検索する。
LB_LT_RB_RT :左下→左上→右下→右上の順番で検索する。
RB_LB_RT_LT :右下→左下→右上→左上の順番で検索する。
RB_RT_LB_LT :右下→右上→左下→左上の順番で検索する。
また、ページレイアウト要素8hは、子要素として、ブロックマージン要素8j(BlockMargin )、マスターページ要素8k(MasterPage)、オブストラクション要素8m(SpecialObstruction)を定義している。
2.8)ブロックマージン要素(BlockMargin )
ブロックマージン要素8jは、ページレイアウト要素8hに含まれるレイアウトに関する設定項目で、小組同士の配置間隔を設定する。属性として、縦方向と横方向の配置間隔を設定することができ、単位はmmとptを使用することができる。この数値は、小組同士の配置間隔を設定するものである。小組は、有効領域の端から配置され、配置間隔を空けながら並び、有効領域の端まで配置される。
2.9)マスターページ要素(MasterPage)
マスターページ要素8kは、ページを自動的に新規作成する必要がある場合に、作成した新規ページに対して適用される情報を設定する。本実施例の自動組版システムSは、台紙ファイル5上のページに小組を配置していくが、配置可能な領域がなくなった時点で、新規ページを自動的に生成することができる。マスターページ要素8kは、属性として、ドキュメント要素8dで指定されている台紙ファイル5内に用意されているマスターページの名前を指定することができる。
2.10)オブストラクション要素(SpecialObstruction)
オブストラクション要素8mは、小組の流し込みを行う際、障害物として認識させるフレームを定義する。本実施例の自動組版システムSでは、障害物となるフレームには「Obstacle」というタグを付けて識別を行うが、この項目によって、さらにそれ以外の名前のタグを障害物として判断するように定義することができる。属性として、障害物のフレーム名を指定する。
2.11)コマンド要素(Command )
コマンド要素8e1,8e2,8e3は、各構成要素に対する子要素として存在する。デザイン・オペレータが通常マニュアル操作で行っている組版処理の振る舞いを、文書を構成する要素毎にコマンドとして定義するものである。属性として、実行するコマンド名を指定する。また、その設定値は、パラメータ要素8n1,8n2,8n3で指定する。どの要素に対するコマンドなのかによって使用できるコマンドの種類は変化する。以下、コマンドについて説明する。
2.12)テキスト調整要素(TextAdjust)
テキスト調整要素は、指定されたフレーム要素8iにおけるテキスト溢れの処理を規定する。属性として、「ScaleAdjust 」「CharOkuriRule 」「LineOkuriRule 」「TextSizeRule」を定義できる。
「ScaleAdjust 」は、文字の縦横の幅を%で調整する。文字流し方向によって自動的に縦横の幅を決定する。1〜100までの値をとり、小数点以下二桁まで指定可能としている。「CharOkuriRule 」は、文字と文字の間隔の指定する。−1000〜0の値を指定することができる。「LineOkuriRule 」は、行間の指定を行う。単位はH、ポイント、アメリカ式ポイントが使用できる。「TextSizeRule」は、文字の大きさの指定を行う。単位はQ、ポイント、アメリカ式ポイントが使用できる。
また、本実施例の自動組版システムSでは、テキスト調整要素の属性として、各テキスト調整が実行される場合における最小値(MinimumLimit)をさらに指定することができる。ここで指定された値を限界値として、テキスト調整が実行される。指定された値まで調整しても溢れている場合は、次の調整コマンドが実行され、次の調整コマンドが無い場合はそこで処理を終了する。
また、本実施例の自動組版システムSでは、テキスト調整要素の属性として、各テキスト調整が実行される場合における一度に調整する量(AdjustMount )をさらに指定することができる。ここで指定された値ずつテキストの調整が行われる。ここで小さな数値を指定すると、処理時間は長くなるが、微妙な調整が可能となる。
2.13)画像調整要素(ImageAdjust )
画像調整要素は、指定されたフレーム要素8iにおける画像フレームの調整を行う。属性として、「FrameToContent」「ContentToFrame」「ContentToFrameProportionally」を定義できる。
「FrameToContent」は、フレームの大きさを画像データの大きさに合わせることを指示する。画像データがフレームより大きければフレームは大きくなり、画像データがフレームより小さければフレームは小さくなる。
「ContentToFrame」は、画像データの大きさをフレームの大きさに合わせることを指示する。フレームの大きさは固定で内容が拡大又は縮小される。縦横比は保存されず変化することになる。
「ContentToFrameProportionally」は、画像データの大きさをフレームの大きさに合わせることを指示するが、縦横比が保存される点が「ContentToFrame」と異なる。フレームの大きさと内容の大きさによっては、フレーム内に余白ができる可能性がある。
2.14)オートフロー要素(AutoFlow)
オートフロー要素は、指定したフレーム要素8iにおける文字溢れに従ってそのフレームを拡張するコマンドである。拡張方向は、ページレイアウト要素8hで定義した文字の流し方向と垂直になり、縦組みであれば左方向に、横組みであれば下方向に拡張される。
3.4)スタックムーブ要素(StackMove )
スタックムーブ要素は、指定したフレーム要素8iをレコードデータXMLファイル7の記述に従って移動させるコマンドである。衝突時に移動が停止する対象とするフレーム名や、移動方向、フレームに対するマージン等を指定できる。
2.15)拡張要素(Extent)
拡張要素は、指定したフレーム要素8iをレコードデータXMLファイル7の記述に従って拡張又は縮小させるコマンドである。拡張又は縮小させる割合や、伸縮時において固定する辺等を指定できる。
以上のように、組版指示用XMLスキーマ8は、文書を構成する最小の単位であって、前記レコードデータXMLファイルからテキストデータの挿入又は画像のリンクを行うフレーム要素8iと、フレームの集合体であって、小組ライブラリファイル6のパーツ情報を参照して、小組を構成する単位となるブロック要素8gと、レイアウトに関する設定が同一の前記小組の集合体であるページシーケンス要素8fと、台紙ファイル5を指定するドキュメント要素8dとを少なくとも構成要素として含むものである。
〔3〕組版デザインツールについて
組版デザインツール1は、以上のような構造を有する組版指示用XMLスキーマ8等を自動生成する支援ツールであり、デザイナー・オペレータに以下の機能を提供する。デザイナー・オペレータは、組版デザインツール1を用いて、紙面体裁や自動組版処理の振る舞いを定義する。
1)小組の配置の情報を記憶させた台紙ファイル5と、小組に割付けるパーツの情報を記憶させた小組ライブラリファイル6と、パーツに挿入又はリンクさせる文字又は画像のデータを記憶させたレコードデータXMLファイル7を生成し、編集する機能
2)台紙ファイル5に、小組ライブラリファイル6とXML形式のレコードデータファイルのデータを流し込む組版処理を実行する際のワークフローを定義した組版指示用XMLスキーマ8を生成し、編集する機能。
〔4〕組版エンジンについて
組版エンジン2は、組版指示用XMLスキーマ8で定義された紙面体裁とワークフローを解釈し、紙面制作における自動化処理を行い、出力ファイルを生成するサブシステムである。組版エンジン2の基本処理フローは、以下に示す通りである。本実施例の自動組版システムSは、組版エンジン2が行う後述する処理をコンピュータ装置に実行させるためのプログラムを備えたものである。このプログラムは、CD−ROM等に格納され、各端末にインストールして使用される。
1)組版指示用XMLスキーマ8をオープンする。
2)組版指示用XMLスキーマ8を読み込んで解釈し、オブジェクトを構成して、組版指示用XMLスキーマ8をクローズする。
3)組版指示用XMLスキーマ8のドキュメント要素8d(Document)に指定された台紙ファイル5をオープンする。
4)組版指示用XMLスキーマ8のドキュメント要素8d(Document)に指定された小組ライブラリファイル6をオープンする。
5)組版指示用XMLスキーマのページシーケンス要素8f(PageSequence)に指定されたレコードデータXMLファイル7をオープンして、レコーダオブジェクトを構成し、レコードデータXMLファイル7をクローズする。
6)レコード単位で小組処理を行い、置く場所が無い場合、台紙ページを自動追加する処理を行う。
7)レコーダオブジェクトを解放する。
8)上記5〜7のステップを繰り返して、すべてのページシーケンス要素8fに対して処理を行い、ページシーケンス要素8fに対するコマンドを発行する。
9)上記3〜8のステップを繰り返して、すべてのドキュメント要素8dに対して処理を実行し、ドキュメント要素8dに対するコマンドを発行する。
10)台紙ファイル5と小組ライブラリファイル6をクローズする。
11)組版指示用XMLスキーマ8のオブジェクトを解放する。
組版エンジン2は、以下の自動組版処理を実行する。
A.小組の配置
小組の配置の処理フローは、以下に示す通りである。
1)小組ライブラリファイル6から指定されたパーツ名を検索する。
2)検索したパーツを台紙にコピーする。有効領域指定の範囲で、かつ、障害物に当たらない小組を配置することが可能な領域を自動的に検索し、配置する。
3)レコードの第一階層のデータに対して、コピーしたパーツから、データのタグ名と同じタグ名を持っているフレームを検索する。
4)検索したフレームにコマンドを発行する。
5)上記3〜4のステップを繰り返して、すべてのフレームを処理する。
6)小組に対するコマンドを実行する。
B)ページの自動追加
小組を配置する際に置く場所が無い場合、組版指示用XMLスキーマ8のページシーケンス要素8f(PageSequence)に指定されたマスターページを検索し、そのマスターページを使用して、新たにページを自動作成する。
C)障害物の検知
組版指示用XMLスキーマ8のページレイアウト要素8hのオブストラクション要素(SpecialObstruction)で指定された名前のフレームは、障害物として認識し、これを避けるようにテキストフレーム等の流し込みを行う。
D)フレームの流し込み
組版指示XMLスキーマ8のコマンド要素8e1,8e2,8e3の拡張要素で指定した方向とサイズに従い、フレームのサイズを指定方向へ引き伸ばす処理を行う。また、スタックムーブ要素で指定した方向に従い、フレームの位置を移動する処理を行う。移動は障害物となるオブジェクトに当たるまで、又は有効領域外へ当たるまで行う。なお、有効領域は、マスターページにおいて定義する。有効領域として定義したフレームが存在しない場合は、マージンを除いた領域が有効領域となる。
F)画像フレームの流し込み
組版指示XMLスキーマ8のコマンド要素8e1,8e2,8e3の画像調整要素の指定に従い、フレームの大きさ又は画像の大きさを拡縮する。フレーム又は画像の内、何れの大きさを優先するかは、画像編集要素の指定によって変化する。
G)テキストフレームの流し込み
組版指示XMLスキーマ8のコマンド要素8e1,8e2,8e3のテキスト調整要素で指定た文字溢れ調整方法、適用順位、最大適用量、一度の適用量に従い、文字溢れ調整を行う。オートフロー要素(成り行き拡張)を指定したフレームに対しては、自動的に、文字流し方向へのみの拡張を行う。
〔5〕組版エージェントについて
組版エージェント3は、組版マネージメントシステム4からの指示により、組版エンジン2を稼動させるサブシステムである。また、他のシステムや、既存のデータベース、アプリケーションとの連携、Webとの統合も容易に行うことができる。
〔6〕組版マネージメントシステムについて
本実施例の自動組版システムSは、大規模な制作システムを前提に設計されており、組版マネージメントシステム4は、複数の組版ジョブの振り分けや稼動監視をリアルタイムに実行する。組版エージェント3とはFTP/HTTPプロトコルやローカルエリアネットワークで通信する。
このようにしたので、本実施例の自動組版システムSでは、ネットワークで接続された端末からも組版ジョブの投入が可能となる。また、特殊なフォントを使用したい組版ジョブは、そのフォントがインストールされている端末の組版エンジン2に組版ジョブを割り当てる等の運用が可能となる。
なお、組版ジョブの振り分けは、組版エージェント3のシステム負荷を監視して、負荷の低い端末に割り当てるように構成しても良いし、特殊なフォントを使用する組版ジョブの場合には、そのフォントがインストールされている特定の組版エージェント3に固定的に割り当てるように構成しても良い。なお、組版ジョブを登録及び実行は、管理者・オペレータによって行われる。
以上説明したように、本発明によれば、組版デザインツール1に、組版処理を実行する際のワークフローを定義した組版指示用XMLスキーマ8を基に組版指示用XMLファイルを生成し、編集する手段を設けるとともに、組版エンジン2に、前記組版指示用XMLファイルに定義されたワークフローの情報を読み込んで、組版処理を実行する手段を設けたので、デザイナー・オペレータは組版指示用XMLスキーマ8のみを用いて、多彩な組版アルゴリズムを設計することができる。また、本発明の自動組版システムを用いれば、以下の効果も得られる。
1)開発工期の短縮
本発明の自動組版システムは、XMLを採用したことにより、既存のWebアプリケーションやデータベースとの連携が容易で、入力フォームを簡単に作ることができるので、紙面レイアウトの制作のコストダウンと開発工期の短縮を実現できる。XMLソースの作成、編集には、米国マイクロソフト社の「InfoPath」(登録商標)等の汎用ツールが使用できる。また、XSLTの技術も利用できるので、スタイルシートの記述に従って、整形されたXML文書を利用することもできる上、NewsMLなどの主要なXMLボキャブラリに対応することもできる。
2)強力な自動組版機能
従来の自動組版システムは、文字や画像の位置を数学的に定義していたが、本発明の自動組版システムは、プログラムの外部に組版指示用XMLスキーマを設けたので、デザイン・オペレータが意図した自動組版のアルゴリズムをプログラムレスで設計でき、自由度とシンプルさを兼ね備えたソリューションを提供できる。また、データの流し込みを自動化できる上、デザイン・オペレータが通常マニュアル操作で行っている組版処理の振る舞いを、文書を構成する要素毎にコマンドとして定義できるので、レイアウト変更があった場合の対応も容易となる。
3)デザイン・オペレータの振る舞いを自動実行
本発明の自動組版システムは、単一ページ毎のデザイン、文字組み、写真加工からページネーション、ノンブル(ページ番号付与)、目次、索引等の付与等、通常は人手作業で行う製作工程も含め、およそDTPにおいて考えられる全製作工程を、デザイン・オペレータがあらかじめ設計し、指定した組版指示用XMLスキーマに基づいて、自動的に処理することが可能となる。
本発明の自動組版システムは、新聞等の紙面の印刷だけでなく、例えば情報誌、カタログ、マニュアル、チラシ等の電子組版システムにも適用できるものである。
本発明の自動組版システムの全体構成を説明する図である。 本発明の自動組版システムの組版指示用XMLスキーマの構造を説明する図である。
符号の説明
S 自動組版システム
1 組版デザインツール
2 組版エンジン
3 組版エージェント
4 組版マネージメントシステム
5 台紙ファイル
6 小組ライブラリファイル
7 レコードデータXMLファイル
8 組版指示用XMLスキーマ
8d ドキュメント要素
8f ページシーケンス要素
8g ブロック要素
8h ページレイアウト要素
8i フレーム要素
8k マスターページ要素
8m オブストラクション要素
9 出力ファイル

Claims (9)

  1. 小組の配置可能領域の情報を記憶させた台紙ファイルと、前記小組に割付けるパーツの情報を記憶させた小組ライブラリファイルと、前記パーツに挿入又はリンクさせる文字又は画像のデータを記憶させたレコードデータXMLファイルと、を備えるとともに、
    前記台紙ファイル、前記小組ライブラリファイル、前記レコードデータXMLファイルを参照し、組版指示情報を生成し、編集する組版デザインツールと、これらのファイルの情報に基づいて所要の形式の出力ファイルを生成する組版エンジンと、を備えた自動組版システムであって、
    前記組版デザインツールは、前記台紙ファイルに、前記小組ライブラリファイルと前記レコードデータXMLファイルのデータを流し込む組版処理を実行する際のワークフローを定義した組版指示用XMLスキーマを基に組版指示用XMLファイルを生成し、編集する手段をさらに備えるとともに、
    組版指示用XMLスキーマは、文書を構成する最小の単位であって、前記レコードデータXMLファイルからテキストデータの挿入又は画像のリンクを行うフレーム要素と、前記フレームの集合体であって、前記小組ライブラリファイルのパーツ情報を参照して、前記小組を構成する単位となるブロック要素と、レイアウトに関する設定が同一の前記小組の集合体であるページシーケンス要素と、前記台紙ファイルを指定するドキュメント要素と、を少なくとも構成要素として含み、
    前記組版エンジンは、前記組版指示用XMLファイルに定義されたワークフローの情報を読み込んで、前記出力ファイルを生成するための組版処理を実行する手段をさらに備えたこと、を特徴とする自動組版システム。
  2. ネットワークで接続された端末から組版ジョブを受け付けて、前記組版ジョブの振り分けと稼動監視を行う組版マネージメントシステムと、前記組版マネージメントシステムにより振り分けられた前記組版ジョブを受け付けて、前記組版エンジンに対して組版処理の実行を要求する複数の組版エージェントとをさらに備えたことを特徴とする請求項1記載の自動組版システム。
  3. 前記組版指示用XMLスキーマにおいて、前記ページシーケンス要素の配下に、前記小組の流し込みパターンを指示するページレイアウト要素を定義可能とするとともに、
    前記組版エンジンは、前記組版処理を実行する際に、前記ページレイアウト要素の指定に従って、小組を配置する空き領域を検索する手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1又は2記載の自動組版システム。
  4. 前記組版指示用XMLスキーマにおいて、前記ページレイアウト要素の配下に、前記台紙ファイルに登録されているマスターページの名称を指定するマスターページ要素を定義可能とするとともに、
    前記組版エンジンは、前記組版処理を実行する際に、前記小組を配置可能な領域が存在しなくなった時点で、前記マスターページ要素の指定に従って、新規ページを自動的に生成する手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の自動組版システム。
  5. 前記組版指示用XMLスキーマにおいて、前記ページレイアウト要素の配下に、前記組版処理を実行する際に障害物として認識させるフレーム要素を指定するオブストラクション要素を定義可能とするとともに、
    前記組版エンジンは、前記組版処理を実行する際に、前記オブストラクション要素の指定に従って、障害物として認識したフレーム要素の位置を避けるように、小組の配置を決定する手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の自動組版システム。
  6. 前記組版指示用XMLスキーマにおいて、前記フレーム要素の配下に、指定された前記フレームに挿入されたのテキストデータに溢れが生じた場合の調整方法を指定するテキスト調整要素を定義可能とするとともに、
    前記組版エンジンは、前記組版処理を実行する際に、前記テキスト調整要素の指定に従って、テキストデータの挿入方法を調整する手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の自動組版システム。
  7. 前記組版指示用XMLスキーマにおいて、前記フレーム要素の配下に、指定された前記フレームにリンクされたの画像データに溢れが生じた場合の調整方法を指定する画像調整要素を定義可能とするとともに、
    前記組版エンジンは、前記組版処理を実行する際に、前記画像調整要素の指定に従って、フレームの大きさを画像データの大きさに合わせるか、又は、画像データの大きさをフレームの大きさに合わせるかにより画像溢れを調整する手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載の自動組版システム。
  8. 請求項1乃至7の何れかに記載の自動組版システムにおいて、前記組版エンジンが前記組版指示用XMLファイルを読み込んで実行する各手段を、コンピュータ装置に実行させるためのプログラム。
  9. 請求項8記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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