JP2007003957A - 車両用通信システム - Google Patents
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Abstract
【課題】車両用通信システムに係り、複数の音響再生装置を車両ネットワークに接続するときに、複数の音響再生装置が車両内の配置位置により、内蔵ソフトウェアを変更することなく、各音響再生装置が適当な音響特性値を設定することができる車両用通信システムを提供する。
【解決手段】制御ユニット1は車両ネットワーク200における複数の音響再生装置それぞれの接続箇所を判別できる所定の手段と、複数の音響再生装置に所定の方法で車両100における接続位置を通知するプログラムを備え、複数の音響再生装置は複数の音響特性設定データと、要求に応じた音響特性設定値を決定し設定するためのプログラムと、各音響再生装置の共通であるグループアドレスと、音響再生装置間で通信を行い互いに識別可能な仮アドレスを所定の方法で決定し、自身の仮アドレスとして記憶するためのプログラムを備えた車両用通信システムで構成したものである。
【選択図】図1
【解決手段】制御ユニット1は車両ネットワーク200における複数の音響再生装置それぞれの接続箇所を判別できる所定の手段と、複数の音響再生装置に所定の方法で車両100における接続位置を通知するプログラムを備え、複数の音響再生装置は複数の音響特性設定データと、要求に応じた音響特性設定値を決定し設定するためのプログラムと、各音響再生装置の共通であるグループアドレスと、音響再生装置間で通信を行い互いに識別可能な仮アドレスを所定の方法で決定し、自身の仮アドレスとして記憶するためのプログラムを備えた車両用通信システムで構成したものである。
【選択図】図1
Description
本発明は、車両用通信システムに係り、特に車両用通信システムに複数の音響再生装置を接続する方法に関するものである。
車両内におけるスピーカの配置およびスピーカの特性に応じて音響再生装置の音響特性を設定する方法の一例として、音響再生装置にネットワークインターフェースやカードインターフェースを設け、外部より車両内におけるスピーカの配置や特性情報を与えることによって最適な音響特性値を設定させる方法が知られている。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
特開2003−274496号公報
しかしながら、前記の公報においては、車両内のスピーカ配置情報を特定する具体的な手法については記載されておらず、また配置されるスピーカは全て単一の音響再生装置に接続され、各スピーカの音響特性を決定するような構成となっている。
ところで、近年の車両システムにおいては、ハーネスの増大による重量化や配線スペースが重要な問題となっている。前記のようなスピーカと音響再生装置については、各スピーカに音響再生装置を内蔵するようなアクティブスピーカによる構成をとることで省線化を図ることができる。しかし、このような構成では、各スピーカに適した音響設定値を設定するようなソフトウェアをそれぞれの音響再生装置ごとに個別に用意する必要があり、接続する車両ネットワークによっては事前に各音響再生装置にアドレスを付与させる必要があるため、たとえ同じスピーカ形状であっても、内蔵ソフトウェアの違いにより品番等を変える必要があるため、余計な管理コストや手間を増加させる可能性がある。
本発明は上記の従来の課題を解決するもので、車両用通信システムに接続されるアクティブスピーカである複数の音響再生装置が、車両内の配置位置により内蔵ソフトウェアを変更することなく、各音響再生装置が適当な音響特性値を設定することができる車両用通信システムを提供することを目的とするものである。
前記目的を達成するために、本発明は以下の構成を有する。
本発明の請求項1に記載の発明は、複数の音響再生装置と制御ユニットが所定の車両ネットワークに接続される車両用通信システムであって、前記制御ユニットは車両ネットワークにおける前記複数の音響再生装置それぞれの接続箇所を判別できる所定の手段と、前記複数の音響再生装置に所定の方法で車両における接続位置を通知するプログラムを備え、前記複数の音響再生装置は複数の音響特性設定データと、要求に応じた音響特性設定値を決定し設定するためのプログラムと、各音響再生装置の共通であるグループアドレスと、音響再生装置間で通信を行い互いに識別可能な仮アドレスを所定の方法で決定し、自身の仮アドレスとして記憶するためのプログラムを備えた車両用通信システムであり、制御ユニットが前記複数の音響再生装置の接続位置をそれぞれ特定し、音響再生装置にその接続位置を通知でき、各音響再生機器は取得した仮想アドレスにより、前記車両ネットワークを通じて入力される自分宛の命令を音響再生装置間で識別し、複数の音響特性設定データの中から指定されたデータを自身の音響特性値として設定できるため、予め各音響再生装置にアドレスや音響特性値を変えたソフトウェアを用意する必要がないという効果が得られる。
本発明の請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、車両ネットワークをリング型トポロジーで形成させることにより、ネットワーク構成において、前記制御ユニットを始点として各音響再生装置が順序的に接続されるという効果が得られる。
本発明の請求項3に記載の発明は、請求項1〜2に記載の発明において、複数の音響再生装置それぞれの接続箇所の判別手段を、データ入出力装置から前記複数の音響再生装置への通信応答時間とすることにより、制御ユニットが各音響再生装置に対し応答要求命令を順次送信し、各音響再生装置からの通信応答時間をそれぞれ比較し、各音響再生装置の接続位置を特定できるという効果が得られる。
本発明の請求項4に記載の発明は、請求項1〜3に記載の発明において、複数の音響再生装置それぞれが、互いに識別可能なように決定する仮アドレスは、車両ネットワークに接続される音響再生装置の総数を上限とした連続数として決定されることにより、各音響再生装置間で容易に仮アドレスを取得できるという効果が得られる。
本発明の請求項5に記載の発明は、請求項1〜4に記載の発明において、データ入出力装置が複数の音響再生装置の車両における接続位置を通知する方法は、前記複数の音響再生装置を特定するグループアドレスに対して、接続位置と各音響再生装置の仮アドレスをパラメータとして通知することにより、所望の音響再生装置に対して、確実に接続位置を通知できるという効果が得られる。
本発明の請求項6に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、少なくとも1つ以上のオーディオ信号出力装置が車両ネットワークもしくは複数の音響再生装置それぞれに接続され、制御ユニットはマイクロフォンと、前記マイクロフォンに入力された音の所定の周波数帯の入力レベルを抽出する音圧レベル解析手段とを備えることにより、任意の音声信号を各音響再生装置に入力でき、前記制御ユニットで音響再生装置がそれぞれ発生する音を集音でき、所定の周波数帯のレベルを抽出できるという効果が得られる。
本発明の請求項7に記載の発明は、請求項1および6に記載の発明において、複数の音響再生装置それぞれの接続箇所の判別手段を、前記複数の音響再生装置がそれぞれ所定の試験用オーディオ信号を再生したときの音圧にすることにより、制御ユニットが各音響再生装置に対し、ミュート解除命令を順次送信し、各音響再生装置からの再生音圧をそれぞれ比較して、各音響再生装置の接続位置を特定できるという効果が得られる。
本発明の請求項8に記載の発明は、請求項1および6、7に記載の発明において、試験用オーディオ信号として中高域周波数帯信号を用いることにより、前記各音響再生装置それぞれの接続位置から前記マイクロフォンまでの再生音伝達距離差による減衰レベルを明確に判別しやすいという効果が得られる。
以上のように本発明の車両用通信システムは、車両ネットワークにおける各音響再生装置の接続位置を通信の応答時間やマイクロフォンにより集音した音圧レベル差により特定できる制御ユニットを設け、複数の音響再生装置はそれぞれのアドレス決定手段と複数の音響特性設定値とを設けたので、各音響再生装置はそれぞれのソフトウェアを変更することなく車両ネットワークに接続し、接続位置に応じた音響特性値を設定することができる。
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態1について図面を参照しながら説明する。
以下、本発明の実施の形態1について図面を参照しながら説明する。
図1は本発明の実施の形態1における車両用通信システムの構成例を示す図である。
図1において、車両100にリング型トポロジーの車両ネットワーク200が配線され、車両100のフロント部付近に制御ユニット1と、車両100のフロントレフト部(FL)、リアレフト部(RL)、リアライト部(RR)、フロントライト部(FR)にアクティブスピーカユニット2A、2B、2C、2Dがそれぞれ配置され車両ネットワーク200と接続される。制御ユニット1はアクティブスピーカユニット2Dの接続方向にデータを出力し、出力されたデータはネットワーク形状から、アクティブスピーカユニット2D、2C、2B、2Aの順に循環し、制御ユニット1に入力される。
図2は、アクティブスピーカユニット2A、2B、2C、2Dの構成図である。
図2において、通信ネットワークより入力されたデータは通信I/F部24を通じ、音声信号データについては音声信号入力部23に入力され、音響制御部22、増幅部21を介しスピーカ20より出力され、命令データについてはマイクロコンピュータ25に入力され、所定のプログラムにおける処理を実行する。また、記憶部26にはFR、RL、RR、RLスピーカ用として予め最適化された音響特性値が記憶されている。
図3は、制御ユニット1にて記憶されるデータテーブル例である。
デバイステーブルT1は車両ネットワーク200に接続されるデバイスについての情報を記憶したものであり、制御ユニット1からデータを入力される順番(ID)をキーとし、車両ネットワーク200に接続されるデバイスが予め設定されているものとする。機器属性項目にはその機器固有の情報を記憶するものとし、音響再生装置においてはその接続場所を図示の通り記憶させるものとする。またグループアドレスとして、音響再生装置に対し共通となるアドレスαを記憶するが、本項目については必ずしもデバイステーブルT1に記憶しなくとも、別途記憶しておいても良い。
また、測定情報テーブルT2は、各音響再生装置について後述する仮アドレスと各音響再生装置からの通信応答時間を記憶させるものとする。
以上のような構成において、具体的な動作事例を図4〜図9を用いて説明する。
図4は、車両ネットワーク200に図1のような4つのアクティブスピーカ2A、2B、2C、2Dを接続する時の車両ネットワークを通じて行われる本発明の通信手順について説明したものである。
図5〜図7は制御ユニット1における通信プログラムのフローチャートであり、図5は制御ユニット1が行う通信手順の全体フローである。
図6は各アクティブスピーカの接続位置特定処理フローで、図5のS54の処理内容であり、図7は各アクティブスピーカの接続位置通知処理フローで、図5のS55の処理内容である。
図8、図9は各音響再生装置(図1のアクティブスピーカ2A、2B、2C、2D)における通信プログラムのフローチャートであり、図8は仮アドレス決定処理であり、図9は仮アドレス取得処理であり、図8のS83の処理内容である。
まず、制御ユニット1における処理について、図4〜図7で説明する。
制御ユニットは図5のプログラムを開始する。最初に自身のアドレスを車両ネットワーク接続デバイス全体にブロードキャストする(S51)。これにより、車両ネットワーク200に接続されるデバイスは制御ユニット1に対してデータを送信することができる。
次に、一連の通信手段を行うためのスタート命令を、図3のデバイステーブルT1で示したグループアドレスαに対してブロードキャストする(S52)。
それぞれのアクティブスピーカ2A、2B、2C、2Dについては、グループアドレスαについて送信された命令について受信するように設定されているものとし、スタート命令を受信したそれぞれのアクティブスピーカは仮アドレス決定処理をアクティブスピーカ間で通信し処理する。
その間、制御ユニット1は全ての仮アドレスが決定するまで待ち(S53)、決定後にアクティブスピーカの接続位置を特定する処理を開始する(S54)。図6を参照するに、制御ユニット1は応答要求命令をパラメータN=1として、グループアドレスαに対してブロードキャストする(S61)。
応答要求命令は全てのアクティブスピーカが受信するが、仮アドレスがパラメータN=1と同等であるFLのアクティブスピーカ2Aのみが応答メッセージを返す。制御ユニット1はこの応答メッセージを受信した時間を応答時間として記憶させるが、図4、図6では図示していないが、各アクティブスピーカは応答要求を受けたら、一定時間間隔で所定の回数分繰り返し応答メッセージを返しその合計応答時間を計算するようにしておけば、各アクティブスピーカからの応答時間の差異をより明確にできる。応答時間が確定すれば、図3の測定情報テーブルT2に仮アドレスN=1と得られた通信応答時間を記憶する(S62)。
以降、仮アドレスN=2から4まで同様の処理を繰り返し、全てのアクティブスピーカからの通信応答時間をそれらの仮アドレスをキーに取得する(S63、S64)。
なお、図1のようなリング型ネットワークの場合、各アクティブスピーカからの通信応答時間に差異が生じる要因としては、各アクティブスピーカからデータ通信制御装置までのネットワークの物理的距離よりも、各接続デバイスがリングネットワークに接続するインターフェースによるデータの読み出し、および電気的増幅処理などで生じる遅延が大きい。図1の構成では通信応答時間が大きい順に並べると、FR、RR、RL、FLアクティブスピーカとなる。
以上から、図3のデバイステーブルT1より各アクティブスピーカの接続順がわかっているので、測定情報テーブルT2で仮アドレスとIDを一意に特定できる。
本例での結果は測定情報テーブルT2の括弧中の値である(S65)。
各アクティブスピーカの接続位置を特定後、特定された位置情報を各アクティブスピーカに通知する処理を行う(S55)。
接続位置通知処理は、デバイステーブルT1のIDについて、各機器属性情報を測定情報テーブルT2の仮アドレスをパラメータとして、グループアドレスαに対してブロードキャストする(S71〜74)。
これにより、各アクティブスピーカは自身の仮アドレスに適合する前記機器属性情報を取得できるので、それにより接続位置に基づいた音響特性設定値を設定することができる。
次に各アクティブスピーカにおける仮アドレス決定方法について、図4、図8、図9により説明する。
図8の仮アドレス決定処理では、仮アドレスを取得済みであるかを判別し(S81)、取得済みであれば、他のアクティブスピーカの仮アドレスが決定するまで待つ(S82)。仮アドレスを取得済みでなければ、仮アドレス取得処理を実行する(S83)。図9の仮アドレス決定処理では、まずランダムに決定する待ち時間を決定し(S91)、その待ち時間が終了するまで待つ(S92)。図4の例では、FLアクティブスピーカが全てのアクティブスピーカ間で最初に仮アドレス取得要求を開始する。初期仮アドレスは“1”とし、FLアクティブスピーカはグループアドレスαに対し、パラメータ“1”として仮アドレス取得要求メッセージをブロードキャストする。これによって、他のアクティブスピーカは、仮アドレス“1”が取得されたことがわかり、次に取得可能な仮アドレスは“2”となる。以後、RL、RR、FRアクティブスピーカが同様な処理によって、それぞれの仮アドレスを取得できるようになる。各アクティブスピーカがランダムな時間を置いて仮アドレス取得要求を行うため、各アクティブスピーカ間で同時に仮アドレス取得要求を行う可能性は低いが、重複が発生(要求したアドレス値と同じ値である他のアクティブスピーカの要求を受信した場合や、同じ値を2回受信した場合)した場合は、その値は無効とし再度ランダム待ち時間を決定させる(S93〜96)。以上のように、各アクティブスピーカ間で互いに一意に認識できる仮アドレスをネットワークに接続されるアクティブスピーカの総数を上限とした連続数として決定できる。
なお、本実施の形態では車両ネットワーク200上に接続されるデバイスは音響再生装置のみであったが、他のデバイスが接続されていても良く、各アクティブスピーカ間に存在するほど通信応答時間の差異をより明確にすることもできる。
(実施の形態2)
次に実施の形態2について図面を参照しながら説明する。
次に実施の形態2について図面を参照しながら説明する。
図10は実施の形態2における車両用通信システムの構成例を示す図である。
図10において、車両101にリング型トポロジーの車両ネットワーク201が配線され、車両101のフロント部付近に制御ユニット11と、オーディオ信号出力装置13と、フロントレフト席前付近に制御ユニット11に接続されたマイクロフォン12と、フロントレフト部(FL)、リアレフト部(RL)、リアライト部(RR)、フロントライト部(FR)にアクティブスピーカユニット20A、20B、20C、20Dがそれぞれ配置され、車両ネットワーク201と接続される。オーディオ信号出力装置13から出力されるオーディオ信号は、車両ネットワーク201を通じて各アクティブスピーカユニットに入力される。
なお、アクティブスピーカユニット20A、20B、20C、20Dについては図2と同じ構成であり、制御ユニット11については、図示しないが、マイクロフォン12から入力される音声信号について、予め設定された周波数帯の音圧レベルを抽出できる音圧レベル測定手段を有する。
図11は、制御ユニット11にて記憶されるデータテーブルの例であり、デバイステーブルT11は車両ネットワークに接続されるデバイスについての情報を記憶したものであり、制御ユニット11が接続される個々のアクティブスピーカを識別するIDと、機器属性項目にはその接続位置情報と、予め各アクティブスピーカとマイクロフォン12を図10と同位置で設置し、所定の試験用オーディオ信号を個々のアクティブスピーカで再生させたときにマイクロフォン12で計測される必要な周波数帯の音圧データを記憶させるものとする。なお、試験用オーディオ信号および必要な周波数帯は中高域帯(400Hz以上が目安であるが、その限りではない)を用いれば、各アクティブスピーカから取得できる入力音圧に差をつけ易い。またデバイステーブルT11にはグループアドレスとして、音響再生装置に対し共通となるアドレスαを記憶するが、本項目については必ずしもデバイステーブルT11に記憶しなくとも別途記憶しても良い。測定情報テーブルT12は第1の実施の形態と同様、各アクティブスピーカで取得される仮アドレスと計測される音圧データを記憶するものである。
以上のような構成において、具体的な動作事例を図12を用いて説明する。
まず、制御ユニット11は自身のアドレスを車両ネットワーク接続デバイス全体にブロードキャストする。これにより、車両ネットワーク201に接続されるデバイスは制御ユニット11に対してデータを送信することができる。
次に、一連の通信手順を行うためのスタート命令を、図11のデバイステーブルT11で示したグループアドレスαに対してブロードキャストする。それに応じる各アクティブスピーカの仮アドレス決定処理については、第1の実施の形態と同処理であるため省略する。仮アドレス決定後、制御ユニット11はアクティブスピーカをミュートさせるミュート要求をグループアドレスαに対してブロードキャストする。次に、オーディオ信号出力装置13に試験用オーディオ信号出力を指示し、車両ネットワーク201にオーディオ信号を出力させる。
その後、ミュート解除要求をパラメータに仮アドレス“1”を設定し、グループアドレスαに対してブロードキャストする。すると、仮アドレス“1”を持つアクティブスピーカから試験用オーディオ信号に対する音が再生され、制御ユニット11はその再生音をマイクロフォン12で集音し、音圧レベル測定手段により、所定の周波数帯のレベルを抽出し、測定情報テーブルT12にその仮アドレスと共に記憶させる。以後、同様に仮アドレス2〜4のアクティブスピーカについて、音圧レベルを測定する。全ての測定終了後、デバイステーブルT11に記憶された音圧レベルと測定情報テーブルT12に記憶された測定音圧レベルから、仮アドレスをデバイステーブルT11のIDとして設定することにより、仮アドレスに対するその接続位置が決定される。
以後は、第1の実施の形態と同様、各アクティブスピーカに仮アドレスをパラメータとして接続位置を通知する。
以上の形態では、車両ネットワーク201をリング型トポロジーとして説明したが、バス型トポロジーで形成しても同様の通信手順で本発明は実施可能である。
また、各音響再生装置の接続箇所特定手段として、第1、第2の実施の形態を組み合わせて動作させることも可能である。
本発明にかかる車両用通信システムは、車両ネットワークに接続し使用される複数の音響再生装置に内蔵されるソフトウェアおよびそのネットワークへの接続手順として用いるのに有用である。
1 制御ユニット
2A、2B、2C、2D アクティブスピーカユニット
11 制御ユニット
12 マイクロフォン
13 オーディオ信号出力装置
20 スピーカ
20A、20B、20C、20D アクティブスピーカユニット
21 増幅部
22 音響制御部
23 音声信号入力部
24 通信I/F部
25 マイクロコンピュータ
26 記憶部
100、101 車両
200、201 車両ネットワーク
2A、2B、2C、2D アクティブスピーカユニット
11 制御ユニット
12 マイクロフォン
13 オーディオ信号出力装置
20 スピーカ
20A、20B、20C、20D アクティブスピーカユニット
21 増幅部
22 音響制御部
23 音声信号入力部
24 通信I/F部
25 マイクロコンピュータ
26 記憶部
100、101 車両
200、201 車両ネットワーク
Claims (8)
- 複数の音響再生装置と制御ユニットが所定の車両ネットワークに接続される車両用通信システムであって、
前記制御ユニットは前記車両ネットワークにおける前記複数の音響再生装置それぞれの接続箇所を判別できる所定の手段と、前記複数の音響再生装置に所定の方法で車両における接続位置を通知するプログラムを備え、
前記複数の音響再生装置は複数の音響特性の設定と、要求に応じた音響特性設定値を決定し設定するためのプログラムと、各音響再生装置で共通であるグループアドレスと、音響再生装置間で通信を行い互いに識別可能な仮アドレスを所定の方法で決定し自身の仮アドレスとして記憶するためのプログラムとを備えることを特徴とする車両用通信システム。 - 車両ネットワークをリング型トポロジーで形成させた請求項1に記載の車両用通信システム。
- 複数の音響再生装置それぞれの接続箇所の判別手段を、データ入出力装置から前記複数の音響再生装置への通信応答時間によるものとした請求項1、2に記載の車両用通信システム。
- 複数の音響再生装置それぞれにおいて、互いに識別可能なように決定する仮アドレスは、車両ネットワークに接続される音響再生装置の総数を上限とした連続数として決定される請求項1〜3に記載の車両用通信システム。
- データ入出力装置が複数の音響再生装置の車両における接続位置を通知する方法は、前記複数の音響再生装置を特定するグループアドレスに対して、接続位置と各音響再生装置の仮アドレスをパラメータとして通知する請求項1〜4に記載の車両用通信システム。
- 少なくとも1つ以上のオーディオ信号出力装置が車両ネットワークもしくは複数の音響再生装置それぞれに接続され、制御ユニットはマイクロフォンと、前記マイクロフォンに入力された音の所定の周波数帯の入力レベルを抽出する音圧レベル解析手段とを備える請求項1に記載の車両用通信システム。
- 複数の音響再生装置それぞれの接続箇所の判別手段を、前記複数の音響再生装置がそれぞれ所定の試験用オーディオ信号を再生したときの音圧によるものとした請求項1および6に記載の車両用通信システム。
- 試験用オーディオ信号を中高域周波数帯信号とした請求項1、6、7に記載の車両用通信システム。
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