JP2007003431A - 電力量計量方法および電力量計量装置器具 - Google Patents

電力量計量方法および電力量計量装置器具 Download PDF

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Abstract

【課題】 交流電路の電圧の種別および負荷電流の大きさにかかわらず、従来の単独計器を用いた電力量の計量を可能とし、このように単独計器自体の汎用性を向上させることで、供給メーカー側におけるコスト削減を図ることができるのみならず、電力量計の設置や交換工事を容易に行うことが可能な電力量計量方法および電力量計量装置器具を提供する。
【解決手段】 交流電路の所定の基準相を含む各相にそれぞれ導体の一端を接続するとともに、2次側に電流回線を備えた変流器を前記基準相を除く残りの相に個別に設置し、前記変流器を設けた相に接続した導体の他端を当該変流器の電流回線の電源側にそれぞれ接続した後、前記電流回線のそれぞれを前記基準相に一端を接続した導体とともに単独電力量計に導入することを特徴とする電力量計量方法、および当該計量方法を実施するための電力量計量装置器具。単相、多相を問わず、特に3線式以上の交流電路に適用される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電力量計量方法および電力量計量装置器具に関し、より詳細には交流電路の負荷電流や定格電圧に拘らず、単独電力量計を用いて電力量を計量できる電力量計量方法、および当該計量方法に使用される電力量計量装置器具に関する。
現在、交流電路の電力量を計量するための電力量計としては、交流電路に直接接続可能な単独電力量計(以下、単独計器ということがある。)、および交流電路に設置された計器用変成器と組み合わせて用いられる電力量計(以下、変成器組み合わせ計器ということがある。)の2種類に大別される。上記計器用変成器としては、計器用変流器(以下、CTということがある。)や計器用変圧変流器(以下、VCTということがある。)などが挙げられ、変成器組み合わせ計器は、これらの計器用変成器の2次側出力を導入するように構成されている。ここで、VCTとは、計器用変圧器(以下、VTということがある。)とCTとが接続され、これらが同一器体内に収納されたものである。
上記2種類の電力量計は、交流電路の定格電圧および負荷電流の大きさによって使い分けることとされている。これは、低圧小電流の交流電路では、単独計器を直接当該電路に接続して電力量を計量することが可能であるが、高圧電路や低圧大電流電路では、単独計器に直接高電圧を印加しまたは大電流を流すことができないことによるものである。通常、定格電圧300V未満の低圧交流電路では、負荷(線)電流120A以下の場合単独計器が使用され、120Aを超える場合CT組み合わせ電力量計が使用される。また、定格電圧が300V以上の電路の場合には,VTとCTとを組み合わせた電力量計が用いられ、高圧電路では一般的にそれらを一体化したVCTが用いられる。
上記の単独計器と変成器組み合わせ計器とは、電圧信号および電流信号の入力方法が相違している。すなわち、単独計器では、交流電路を構成する電源側および負荷側の各相の配電線が所定の端子にそれぞれ接続される。例えば、三相3線式または単相3線式の電路に単独計器を設置する場合、当該計器の端子台にはそれぞれ電源側および負荷側の配電線各3線の合計6線が接続される。これは、電源側の3相のうち基準相を除く2相がそれぞれ計器内部で2線に分岐され、各線が電流回路および電圧回路にそれぞれ接続される構造となっていることによる。
これに対して、変成器組み合わせ計器では、変成器としてCTを用いる場合、交流電路に設置された1つまたは複数のCTの2次電流および線間電圧は別個に電力量計に入力され、内部の電流回路および電圧回路にそれぞれ送られる。例えば、三相3線式または単相3線式の交流電路において、所定の基準相を除く2相にCTを設置するので、上記CT2次側の電流回線が各相2線、計4線と、3相のそれぞれに個別に接続された導線3線との合計7線を上記電力量計本体の所定の端子に接続する必要がある。なお、本明細書では、以下、用語「基準相」を、単相交流電路などのように電圧線と中性線とからなる場合には中性線の意味で用い、三相交流電路の場合には任意の1の相を使用することとする。
このように、同じ電気方式の交流電路の場合でも、単独計器の6線端子に対してCT組み合わせ計器は7線端子が必要であり、両者は相互に交換して使用できない。そのため、計器メーカーでは、交流電路の電気方式ごとに単独計器と変成器組み合わせ計器とをそれぞれ供給可能なように製造し、ストックしておかなければならなかった。
また、電力取引にかかる電力量計は、定期的に検定を受けなければならず、検定を受けるに当たって当該電力量計の交換作業が必要となる。この場合、変成器組み合わせ計器において電力量計本体に変成器が内蔵されていれば問題はないが、電力量計本体と変成器とが別個に設置されている場合、変成器および電力量計本体の各端子に個別に電線を接続しなければならないため、交換作業に時間がかかるとともに、結線を誤り、交換後の電力量計が正しく電力量を計量しないといった事態が生じる可能性がある。このような問題は、特に交流電路と電力量計との設置場所が離れている場合、より顕著に生じるおそれがある。
上記の誤結線の防止や作業時間の短縮を目的として、例えば特許文献1は、3相交流電路の電力量を計量する電力量計として、1つの特定線間電圧を入力する電圧入力手段と、三相交流電路の特定二相の線電流を変流器を介して入力する電流入力手段と、前記特定線間電圧から仮想三相電圧を求める仮想電圧変換手段と、前記特定二相の線電流および前記特定線間電圧と前記仮想三相電圧から電力量を求める電力量演算手段とを備えた電力量計を提案している。
しかし、上記提案の電力量計は、電路が平衡三相交流であることを前提とし、各相の位相差を用いて仮想三相電圧を求めることで、端子台への結線の数を減じるなどの効果を得るものであり、電力量計の設置や交換工事を容易に行うことができる利点はあるとしても、三相3線式の交流電路への使用に限られ、他の電気方式、例えば単相3線式などの単相交流電路などには使用することができないという問題がある。そのため、同じ3線式の交流電路であっても、単相の場合には上記提案にかかるもの以外に別個に電力量計を用意しなければならず、結果として計器メーカーは交流電路の電気方式ごとに各種電力量計をストックしておかなければならない点では従来と変わりがない。
特開2000−266788号公報
本発明は、上記事情に鑑み、交流電路の電圧の種別および負荷電流の大きさにかかわらず、従来の単独計器を用いた電力量の計量を可能とし、このように単独計器自体の汎用性を向上させることで、供給メーカー側におけるコスト削減を図ることができるのみならず、電力量計の設置や交換工事の際に誤結線を防止して容易かつ短時間に行うことが可能な電力量計量方法および電力量計量装置器具を提供することを目的とする。
本発明者は、上記課題の下、鋭意検討を重ねた結果、変流器2次側の電流回線に交流電路の電圧を供給するか、または当該電路の電圧を降圧して供給することで単独計器を用いて電力量の計量が可能であり、電流回線に電路電圧を印加した場合でも、変流器の絶縁破壊を生じないことを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、上記課題は、本発明の一局面によれば、交流電路の所定の基準相を含む各相の相導体にそれぞれ導体の一端を接続するとともに、2次側に電流回線を備えた変流器を前記基準相を除く残りの相に個別に設置し、前記変流器を設けた相に接続した導体の他端を当該変流器の電流回線の電源側にそれぞれ接続した後、前記電流回線のそれぞれを前記基準相に一端を接続した導体とともに単独電力量計に導入することを特徴とする電力量計量方法によって達成される。
また、上記目的は、本発明の別の局面によれば、交流電路の所定の基準相を含む各相の相導体にそれぞれ一端が接続された導体と、前記基準相を除く残りの相に個別に設置され、2次側に電流回線を備えた変流器と、単独電力量計本体とから構成され、前記変流器設置相のそれぞれに接続された導体の他端は当該変流器の電流回線の電源側に接続されており、前記電流回線のそれぞれは前記基準相に一端が接続された導体とともに単独電力量計に導入されるようにしたことを特徴とする電力量計量装置によって達成される。
本発明の電力量計量方法および電力量計量装置を適用可能な交流電路としては特に限定されず、単相、多相のいずれでもよく、また上記電路の負荷電流および定格電圧の大きさにも制限されない。具体的には、単相2線式、単相3線式などの単相交流電路や三相3線式、三相4線式などの三相交流電路に適用でき、また高圧から低圧大電流の交流電路に適用できる。当該電路を構成する線(相導体)数は多いことが好ましく、3線式以上であるのがより好ましい。
本発明における導体は、各相の相導体と電力量計などの電気機器とを電気的に接続するのに使用される。この導体は、所定の容量を備えた導電性材料であればよく、具体的には、交流電路の定格電流や短絡電流に耐える仕様を備えた各種電線のほか、ブスバーなどの導電性金具などが好適に使用できる。電線としては、硬銅、軟銅、硬アルミ、耐熱アルミ、鋼心アルミなどの裸線や低圧用、高圧用の絶縁電線などが挙げられる。これらの導体はいずれも単独でまたは2種類以上を適宜組み合わせて好適に使用できる。上記の電線を使用する場合には、その両端には端子を設け、導電性金具を使用する場合には、上記各相の配電線のほか、各種導体や電気機器などに容易に接続可能な形状を両端に備えたものが好ましい。
本発明におけるCTは、単相または多相の交流電路において基準相を除く各相に従来公知の方法で設置される。一般に、CTには貫通形と巻線形とがあり、本発明においてはいずれのタイプも使用できる。
貫通形CTは、略中心に貫通孔を有する環状磁心とこれに巻回される2次巻線とを有し、通常、これらが筺体内に収納されているものである。貫通形CTとしては、交流電路への設置時に配電線などの相導体を直接上記貫通孔に挿通させ若しくは環状磁心に巻回させるタイプでもよく、または予め電源側配電線および負荷側配電線を接続可能な端子を両端にそれぞれ備えた硬銅線などの各種電線やブスバーなどの導電性金具などの導体(以下、上記両端に端子を備えた導体を1次導体片という。)を貫通孔に挿通させ、または環状磁心に巻回した状態で固定しておき、上記端子に相胴体を接続するタイプでもよい。前者のタイプの場合、さらに環状磁心が分割できる分割型および分割できない非分割型があり、相導体の敷設状況やCTの設置状況などを考慮して適宜選択できる。また、巻線形CTは、両端に端子を備えた1次巻線および2次巻線が巻回された環状磁心が筐体内に収納され、その外面に上記の1次側および2次側の端子が配置されているものである。このタイプのCTでは、電源側および負荷側の配電線などの相導体は上記1次側の端子に接続される。これらのCTのうち、本発明においては、1次導体片を備えた貫通形CTまたは巻線形CTを使用するのが好ましい。
なお、本明細書では、「相導体」の語を、配電線のほか、当該配電線に直列に接続される上記の1次導体片や1次巻線などを含んだ意味で使用する。また、「電流回線」の語を、2次巻線の両端から引き出された出力線を含み(環状磁心に巻回された巻線部分は除く。)、単独計器の電流回路に導入され、そこから2次巻線に帰還する往復路をいい、往路側(k極側)を特に「電源側」と呼ぶこととする。
本発明においては、上記例示の導体はその一端が上記の交流電路の各相の相導体にそれぞれ接続される。その接続位置は任意に設定できるが、接続作業における労力などを考慮すると、上記各相導体上に設けられた端子、例えばCTや単独計器が備える端子のほか、これらの周辺に設けられた端子などに所定の固定具を用いて接続するのが好ましい。また、相導体が導電性金具などの場合には、従来公知の方法を用いて適当な位置に導体を固定できるようにしてもよい。
電力量を計量しようとする交流電路の定格電圧が高い場合(現状の規制では、300V以上)、上記導体の途中に計器用変圧器(VT)を設置し、当該VTを介して上記導体を上記各CT2次側の電流回線の電源側に接続できる。導体途中へのVTの接続は、公知の方法によることができる。単相、多相を問わず、3線式電路の場合には、2個のVTを用意し、それぞれのVTの1次巻線とともに、2次巻線の負荷側を接続して共通としてもよい。この場合、共通とした1次巻線には交流電路の基準相からの導体が接続される。また、上記共通とした2次巻線の負荷側には別に用意した導体の一端が接続され、当該導体の他端が単独計器の所定の端子に導入される。VTは、CTと別個独立に交流電路に設置できるが、特に高圧電路の場合には、CTと接続され、同一の器体内に収納されたVCTとして当該電路に設置されてもよい。このVTおよびCTの組み合わせとVCTとは、交流電路の定格電圧が所定の値以上か、高圧かによって適宜選択すればよい。このように、CTとVTとの組み合わせまたはVCTを使用することで、交流電路の電圧および電流をいずれも小勢力に変成することができ、その結果電路の定格電圧にかかわらず単独計器に供給できる利点がある。
上記のように相導体に一端が接続された導体は、その他端がCT2次側の電流回線の電源側に接続される。また、当該導体の途中にVTが設置される場合には、VT2次側に一端が接続された導体の他端が電流回線の電源側に接続される。この導体と電流回線との接続位置については特に限定されず、例えばCT筐体内部であってもよく、CT筐体から単独計器に至る電流回線の途中であってもよい。前者の場合、上記導体の他端は、少なくとも上記2次巻線と前記環状磁心とが収納された筺体内において2次巻線の出力線(筺体に電流回線接続用端子が設けられている場合には、当該端子の筺体内の部分を含む。)の電源側に接続することができる。具体的には、CTが貫通形であれば、1次導体片の適当な位置に一端が接続された導体の他端が筺体内に引き入れられ、上記出力線の電源側に接続されるのがよい。また、巻線形CTであれば、CT筐体内に1次巻線や2次巻線が予め収納されているので、上記導体の他端を当該2次巻線の出力線の電源側に予め接続できるのみならず、筺体内において当該導体によって上記1次巻線の適当な位置と上記2次巻線の出力線の電源側とが電気的に接続することも可能となる。このように、導体をCT内部に予め接続して収容することで、変流器側での導体接続作業が不要となり、その分結線数を低減できるので、誤接続の発生を未然に抑制できる。また、後者の場合、CT筺体外面に設けられた電流回線接続用端子や単独計器の所定の接続端子において上記導体の他端を接続することを含むものとする。
本発明の電力量計量装置に使用される単独電力量計本体は、電子式であると誘導形であるとを問わず、またパルス発信機能などの各種信号出力機能を備えていてもよい。また、上記CTやVTまたはVCTは、単独電力量計内部に収容されていてもよい。
本発明によれば、基準相を除く各相に接続される導体を直接または計器用変圧器を介してCT電流回線の電源側に接続し、上記電流回線を通じて電力量計に電圧を確実に供給することとしたので、交流電路に設置した計器用変成器の2次側出力を単独計器に導入して交流電路の電力量を計量でき、単独計器と変成器組み合わせ計器とを使い分ける必要がない。また、計器用変成器の2次側出力を使用するので、交流電路が低圧であると高圧であるとを問わず、単独計器は低圧用のものを使用することができる。したがって、交流電路の電気方式が同じであれば、交流電路の定格電圧や負荷電流によらず、1種類の単独計器を使用でき、その結果、単独計器の汎用性の向上が図られ、計器メーカーにおいては製造品種を低減でき、在庫管理が容易になるため、コスト削減が可能となる。
本発明においては電力量計として単独計器を使用でき、従来の変成器組み合わせ計器よりもその結線数が少なくできることから、電力量計の設置、交換の際に誤結線の防止の可能性が低減される。また、本発明の電力量計量装置を用いることで、従来の単独計器を用いた電力量計量の場合よりも単独計器への結線数を低減できるので、さらに電力量計交換作業などにおける労力軽減が図れる。
以下、図面を参照して本発明の電力量計量方法および電力量計量装置についてより詳細に説明する。図1は、負荷電流150A以下の低圧単相3線式交流電路に設置された本発明の電力量計量装置の結線図である。この単相3線式の交流電路において、相P2を基準相(中性線)とする。この図において、白抜きの○印は、端子を表している。なお、図1に示す交流電路の電気方式は、電力量計量装置の結線方法および内部構造が略同じであるので、低圧三相3線式であってもよい。
2つのCT11、13は、図1に示すように、基準相P2を除く各相の電圧線P1およびP3に設置される。2個のCTはそれぞれ1次導体片12,14を備えており、それぞれの電源側および負荷側の端部には、端子121、141および122、142が設けてある。この1次導体片12、14の電源側端子121、141には、電源側配電線(相導体)P1およびP3がそれぞれ接続され、負荷側端子122、142には負荷側配電線(相導体)P1およびP3がそれぞれ接続されている。
CT11、13の2次側では、これらのCT筐体外面に設けられた外部端子1S(電源側。一般にk極端子と呼ばれる。以下同じ。)、1L(負荷側。一般にL極端子と呼ばれる。以下同じ。)および3S(電源側端子)、3L(負荷側端子)にそれぞれ電流回線15(電源側),16(負荷側)および電流回線17(電源側),18(負荷側)の一端が接続され、これらの電流回線の他端はそれぞれ電力量計10の端子1S、1L、3Sおよび3Lに接続されている。かくして、各相内を流れる負荷電流に比例して小電流に変性された2次電流が電源側の電流回線15および17を流れ、単独計器10の電流回路に入力され、電流回線16および18を介してそれぞれ帰還する各CTの2次回路が形成される。なお、上記括弧内のL極は、本来小文字を使用すべきであるが、便宜上、数字の1との混同を防止するため、大文字を使用している。
本発明においては、図1に示すように、CT11の1次導体片12の電源側端子121に一端を接続された導体21が、CT11の電流回線15の電源側端子1Sに接続され、またCT13の1次導体片14の電源側端子141に一端を接続された導体22が、CT13の電流回線の電源側端子3Sに接続される。これらの導体21,22は、上記所定の端子間に予め接続されていてもよいし、CT設置時に接続するようにしてもよい。
電流回線15および17と、相P2(基準相)途中に設けられた端子19に一端を接続された導体20との間にそれぞれ交流電路の線間電圧が印加される。このように、CTを設けた相のそれぞれに一端を接続された導体21、22を当該CT11、13の電流回線15,17にそれぞれ接続し、これら電流回線15、16および17、18とともに相P2の適当な接続点19に接続された導体20を単独計器10に導入することで、交流電路の電力量を計量できるようになる。
また、本実施形態においては、交流電路にCT11および13を設置してその2次側出力を電力量の計量に使用するにも拘らず、単独計器10には7線ではなく、CT2次側の電流回線4線と基準相に接続した導体1線の合計5線を接続すればよく、したがって、電力量計本体への誤接続の発生が防止できるとともに、作業時間の短縮が図れる。
図2は、高圧交流電路に設置された本発明の電力量計量装置の結線図である。この図において、交流電路P1,P2およびP3は、上記実施形態と同様に単相3線式の交流電路である。この交流電路にVCT30が設置され、その筐体外面にそれぞれ設けられた電源側接続端子P11,P21およびP31および負荷側接続端子P12,P22およびP32にそれぞれ各相の電源側の相導体(配電線)および負荷側の相導体(配電線)が接続されている。
このVCT30の内部では、相P1および相P3にCT31および32がそれぞれ直列に接続され、各相の相導体にそれぞれ一端が接続された導体38,39および40がVT33の1次側に接続されている。CT31の2次側には、電流回線34(電源側),35(負荷側)が設けられ、これらがそれぞれVCTの外部接続端子1S、1Lに接続されている。また、上記CT31と同様に、CT32もその2次側に電流回線36(電源側),37(負荷側)を備え、これらがそれぞれVCTの外部端子3S、3Lに接続されている。このVT33の2次側からは、相(基準相)P2に対応する導体42がそのまま外部端子2Sに接続され、相P1およびP3に対応する導体41および43は、それぞれCT31および32の電源側の電流回線34および36に接続される。
VCTの外部端子1S、2S、3S、3Lおよび1Lにそれぞれ接続された信号線15、16、17、18および20は、上記VCT30の外部端子に対応した電力量計10の端子台の所定の端子1S、2S、3S、3Lおよび1Lに接続される。なお、VCTの外部端子2Sからの導体20は、図2に示すように、アース線25によって接地されている。
以上の構成にてこの交流電路に通電した場合、各相にそれぞれ接続された導体38、39間および39、40間の線間電圧は、VT33においてそれぞれ降圧され、2次側の導体41、42間および42、43間に出力され、導体41,43によってCT31および32の電源側の電流回線34および36と中性線からの導体42との間に2次電圧(通常、110V)が印加される。一方、CT31、32の電流回線の電源側34,36には、それぞれ2次電流が流れる。これらの電流回線34〜37および導体42が、VCTの外部端子から信号線15,16,17,18および20を介して単独計器10に導入されることで、この交流電路の電力量を計量できる。また、単独計器には上記のようにVCT30によって小勢力に変成された電流信号(通常、最大5A)および電圧信号(通常、最大110V)が入力されるので、交流電路が高圧の場合でも、低圧用の単独電力量計を使用できる。さらに、本実施形態においても、電力量計本体への結線数は、上記実施形態と同様に5線であるので、誤結線の発生が抑制されるとともに、作業時間の短縮が図られる。
以上、交流単相3線式電路および交流三相3線式電路について本発明の実施形態を説明したが、単相2線式電路の場合についても同様に本発明の電力量計量方法および電力量計量装置を適用できる。すなわち、当該電路の場合、電圧線と中性線から構成されるので、これら2線にそれぞれ導体の一端を接続するとともに、上記電圧線にCTを設置する。その後、当該CT2次側の電流回線の電源側に上記導体の他端を接続する。この電流回線2線とともに上記中性線に接続した導体を単相2線式電路用の単独計器(4線端子)に導入することで、本発明の電力量計量装置が形成され、電力量の計量が可能となる。この場合、電流回線および中性線からの導体の合計3線を単独計器に接続するだけでよい。
また、三相4線式の交流電路の場合は、電圧線3線と中性線1線とから構成され、通常、上記電圧線3線にCTがそれぞれ個別に設置される。この場合、電圧線3線のそれぞれに設置された各CT2次側の電流回線の電源側に当該電圧線に一端が接続された導体をそれぞれ接続し、各CTの電流回線のそれぞれと基準相(中性線)に一端が接続された導体とをそれぞれ単独計器に導入することで、上記交流電路の電力量の計量が可能となる。この場合に使用される単独計器は10線端子を備えたものであるが、本発明においては7線を接続すればよい。このように結線数を少なくできるので、誤接続の危険性が低減されるとともに、作業時間の短縮が図られる。なお、この場合の交流電路に使用される単独計器としては、上記の単独計器の他に単相2線式の単独電力量計を3個使用することもできる。
図3は、本発明の電力量計量装置に使用される貫通形変流器を側面から見た部分縦断面図である。この図では、説明を簡略化するため、CT50内部は必要な構成のみ模式的に図示し、絶縁材料や支持材料などの構成部材については省略している。CT50は、図3に示すように、筐体51内に環状磁心52とこれに巻回された2次巻線53とを収納している。2次巻線53の両端の出力線531,532は、それぞれ筐体51の外面に設けられた出力端子54および55に接続されている。この出力端子54、55には、電流回線(電源側)531および電流回線(負荷側)532の一端がそれぞれ接続され、これらの他端が不図示の単独電力量計の所定の端子に接続される。
環状磁心52の略中心に設けられた貫通孔521には、その略中心に1次導体片としての被覆硬銅線60が貫通した状態で該貫通孔521を両端からふさぐカバー62、62によって固定されており、該被覆硬銅線60の両端にはそれぞれ接続端子61、61が固定されており、これらの端子には不図示の電源側および負荷側の配電線と接続される。この被覆硬銅線60は、ブスバーなどの導電性金具であってもよい。被覆硬銅線60と電源側の出力線531との間は、導体70によって電気的に接続されている。導体70の被覆硬銅線60と電源側の出力線531との接続は、従来公知の方法で行うことができる。なお、図3では、変流器として貫通形を図示するが、巻線形であってもよい。また、同図では、筺体51内に導体70を収納しているが、端子61と出力端子54との間を導体70によって電気的に接続してもよいことはすでに述べたとおりである。
被覆硬銅線60に通電することで、環状磁心52が励磁され、相互誘導作用により被覆硬銅線60を流れる負荷電流に比例して小勢力に変成された2次電流が2次巻線53に流れる。この2次電流は、出力端子を経て電流回線531により不図示の単独計器に送られ、不図示の単独計器の電流回路を経て電流回線532によって帰還する。この場合に、被覆硬銅線60と電源側の電流回線531とが導体70により接続されているので、被覆硬銅線60と交流電路中の不図示の基準相との間の線間電圧に相当する電圧が電源側の電流回線531に印加されることになる。このように電流回線531に電圧を印加してもCTの絶縁耐力上問題はなく、電流回線531に電圧を印加することで、単独計器による電力量の計量が可能となる。また、上記CTは、導体によってあらかじめ1次導体片などと電流回線とを接続しておくことができるので、電流回線と基準相に接続された導体とを電力量計に接続するだけで電力量の計量が可能となるだけでなく、電力量計とCTなどの計器用変性器との間を予め接続しておくこともできるので、誤結線の問題を確実に解消できるとともに作業時間の短縮が図られる。
以上のように、本発明の電力量計量方法および電力量計量装置器具を使用することで、交流電路の定格電圧、負荷電流にかかわらず、また単相、多相を問わず、各種電気方式の交流電路を構成する線数(相導体数)に適合する従来の単独計器を用いて電力量の計量が可能である。したがって、従来のように、計器用変成器と組み合わせて使用される専用の電力量計を必要とせず、単独計器の汎用性を向上させることができる。また、本発明の電力量計量装置で使用される計器用変成器は、CTについてはその2次電流が5A、VTについてはその2次電圧が110VとなるようにそれぞれCT比やVT比が設定されるのが通常であるため、本発明によれば、高圧の交流電路や低圧の大電流が流れる交流電路であっても、従来の低圧小電流用の単独計器をこれらに共通して使用できる利点がある。その結果、供給メーカーも従来のように多種の電力量計本体を在庫する必要がなく、在庫管理が容易となるだけでなく、製造コストを大幅に削減することができる。
また、本発明によれば、上記のとおり電力量計への結線数を低減することができることから、電力量計の設置、交換工事において結果として誤結線による計量値異常の問題も生じず、作業時間の短縮も図られる。
本発明の電力量計量方法および電力量計量装置器具は、一般家庭や工場にいたる種々の交流電路に適用できる。単独計器の計量精度は著しく向上してきていることから、計量法に基づく検定に合格することで、本発明の電力量計量装置が電力取引に用いられる可能性がある。
本発明の電力量計量装置の1つの実施形態の結線図である。 本発明の電力量計量装置の別の実施形態の結線図である。 本発明の電力量計量装置と組み合わせて使用される変流器の側面の部分縦断面図である。
符号の説明
P1,P2、P3 交流電路(P2は基準相)
10 単独電力量計
11、13 CT
15、16、17、18 電流回線
21、22 導体
30 VCT
31、32 CT
33 VT
41、43 導体
51 CT筐体
52 環状磁
521 貫通孔
53 2次巻線




Claims (11)

  1. 交流電路の所定の基準相を含む各相の相導体にそれぞれ導体の一端を接続するとともに、2次側に電流回線を備えた変流器を前記基準相を除く残りの相に個別に設置し、前記変流器を設けた相に接続した導体の他端を当該変流器の電流回線の電源側にそれぞれ接続した後、前記電流回線のそれぞれを前記基準相に一端を接続した導体とともに単独電力量計に導入することを特徴とする電力量計量方法。
  2. さらに前記導体の途中に計器用変圧器を設置し、前記導体を当該計器用変圧器を介して前記各変流器の電流回線の電源側に接続する請求項1に記載の電力量計量方法。
  3. 前記計器用変圧器は、前記変流器とともに同一の器体内に収納された請求項1または2に記載の電力量計量方法。
  4. 前記交流電路は3線以上からなる請求項1〜3のいずれか1項に記載の電力量計量方法。
  5. 交流電路の所定の基準相を含む各相の相導体にそれぞれ一端が接続された導体と、前記基準相を除く残りの相に個別に設置され、2次側に電流回線を備えた変流器と、単独電力量計本体とから構成され、前記変流器設置相のそれぞれに接続された導体の他端は当該変流器の電流回線の電源側に接続されており、前記電流回線のそれぞれは前記基準相に一端が接続された導体とともに単独電力量計に導入されるようにしたことを特徴とする電力量計量装置。
  6. さらに前記導体の途中に計器用変圧器が設けられ、前記導体は当該計器用変圧器を介して前記各電流回線に接続される請求項5に記載の電力量計量装置。
  7. 前記計器用変圧器は、前記変流器とともに同一の器体内に収納された請求項6に記載の電力量計量装置。
  8. 前記交流電路は3線以上からなる請求項5〜7のいずれか1項に記載の電力量計量方法。
  9. 請求項5〜8のいずれか1項に記載の電力量計側装置に使用される変流器であって、略中心に貫通孔を有する環状磁心と、これに巻回され、電流回線に接続される2次巻線とを有し、前記貫通孔に貫通され、または前記環状磁心に巻回される相導体に一端が接続された導体は、その他端が前記電流回線の電源側に接続されてなることを特徴とする変流器。
  10. 少なくとも前記2次巻線と前記環状磁心とは筐体内に収納されており、前記導体の他端は前記筺体内において前記2次巻線から引き出された出力線の電源側に接続される請求項9に記載の変流器。
  11. 前記環状磁心に1次巻線と2次巻線とが巻回され、これらが筐体内に収納され、当該筺体内において前記導体によって前記1次巻線の一部と前記2次巻線から引き出された出力線の電源側とが電気的に接続される請求項9に記載の変流器。



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