JP2007002761A - コージェネレーションシステムおよび発電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】これまで有効に利用しにくかった排気ガスの排熱を、有効に回収し、よりエネルギー効率を高めたコージェネレーションシステムおよび発電装置を提供すること。
【解決手段】内燃機関110を動力源として発電する主発電装置100と、内燃機関で発生した熱で加温した温水Wを温水需要10に供給する温水供給装置20、60と、内燃機関の排気ガスEの熱で作動媒体Mを蒸発させ、蒸発した作動媒体により発電を行い、発電を行った作動媒体を温水で凝縮するとともに熱を回収する、排熱発電装置200とを備えるコージェネレーションシステム。また、温水Wを温水需要に供給せず、温水を熱源として発電する低温排熱発電装置を備える発電装置。
【選択図】図1

Description

本発明は、コージェネレーションシステムおよび発電装置に関し、特に、排気ガスに含まれる熱を有効に利用し、エネルギー効率を高めたコージェネレーションシステムおよび発電装置に関する。
コージェネレーションシステム(熱電併給システム)は、発電を行うと同時に発生した排熱を外部に供給することで、一次エネルギー(燃料)を有効に活用することのできるシステムであり、昨今叫ばれている地球環境保全、とりわけCO削減と、資源の有効活用に大きく貢献するものと期待されている。一般的なコージェネレーションシステムの例を図7に示す。図7に示すコージェネレーションシステムは、内燃機関であるディーゼルエンジン710を原動機として誘導発電機720を駆動し、系統70に電力を送ると共に、内燃機関710で発生した排熱を、温水(供給温水)Wとして需要側10に供給するものである。
内燃機関710の排熱源には、第一に、ディーゼルエンジンなど内燃機関710のジャケット冷却水Jとよばれるものがある。これは、内燃機関710を冷却するために循環させる冷却水で、温度は60℃〜90℃程度である。ジャケット冷却水Jは、内燃機関710内を密閉系として循環しているのが一般的で、熱回収用熱交換器750を介して、供給温水Wに排熱を回収し、供給温水Wを需要側10に供給することにより、排熱の利用を図っている。
一方、内燃機関の排熱源にはもう一つ、排気ガスEがある。排気ガスEの温度は、250〜500℃程度であるのが一般的であり、排気ガスEのもつ熱出力は、ジャケット冷却水Cと同程度である。この排気ガスEの排熱は、高圧蒸気(0.7MPa(G)程度の水蒸気)として取り出すことが一般的であるが(例えば、特許文献1参照)、高圧蒸気の需要の無い場合は、図7に示すように、排気ガスからは排熱を回収せずにそのまま大気中AMBへ排出する場合もある。
特開2003−013744号公報(第4頁、図1)
しかし、排熱を回収せずに排気ガスを大気中に排出することは、エネルギーの有効利用の観点からは好ましくなく、しかし、高圧蒸気の需要が無い場合の排気ガスの排熱の有効な利用手段が見出しにくいのも事実であった。
そこで、本発明は、これまで有効に利用しにくかった排気ガスの排熱を、有効に回収し、よりエネルギー効率を高めたコージェネレーションシステムおよび発電装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明に係るコージェネレーションシステムは、例えば図1に示すように、内燃機関110を動力源として発電する主発電装置100と;内燃機関110で発生した熱で加温した温水Wを温水需要10に供給する温水供給装置20、60と;内燃機関110の排気ガスEの熱で作動媒体Mを蒸発させ、蒸発した作動媒体Mにより発電を行い、発電を行った作動媒体Mを温水Wで凝縮するとともに熱を回収する、排熱発電装置200とを備える。
このように構成すると、内燃機関から生じた排気ガスの熱エネルギーを排熱発電装置の作動媒体で回収し、排熱発電装置では熱エネルギーを回収した作動媒体で発電し、さらに、発電で使われなかった熱エネルギーを温水で回収し、熱エネルギーを回収した温水を温水需要に供給するので、排気ガスの熱エネルギーが有効に使われ、エネルギー効率の高いコージェネレーションシステムとなる。
また、請求項2に記載の発明に係るコージェネレーションシステムでは、例えば図1に示すように、請求項1に記載のコージェネレーションシステムにおいて、作動媒体Mを加熱した排気ガスEで、温水Wの加熱を行うボイラ30を備えてもよい。
このように構成すると、排熱発電装置の作動媒体で回収し切れなかった排気ガスの熱エネルギーを温水で回収し、熱エネルギーを回収した温水を温水需要に供給するので、排気ガスの熱エネルギーがより有効に使われ、エネルギー効率のより高いコージェネレーションシステムとなる。
また、請求項3に記載の発明に係るコージェネレーションシステムでは、例えば図2に示すように、請求項1または請求項2に記載のコージェネレーションシステムにおいて、排熱発電装置は、作動媒体Mを封入した密閉式発電装置219を用いてもよい。
このように構成すると、発電装置が密閉式であるので、高回転速度での運転が可能となり、また、作動媒体の漏洩が防止されるので、作動媒体の選択の自由度が高くなる。したがって、運転条件に対して最適な作動媒体を選択でき、装置を小型にあるいは安価に構成することができる。
また、請求項4に記載の発明に係るコージェネレーションシステムでは、例えば図6に示すように、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のコージェネレーションシステムにおいて、主発電装置101が、発電した電力を直流電力に整流する第1の整流器124を備え;排熱発電装置200が、発電した電力を直流電力に整流する第2の整流器230を備え;第1の整流器124で整流された直流電力と、第2の整流器230で整流された直流電力とを、商用電力と同調とする系統連系装置126とを備えてもよい。
このように構成すると、一般的に高価な系統連系装置を共用化することができる。また、主発電装置で発電され整流された直流電力はほぼ一定の電圧とするので、排熱発電装置においては該電圧に釣り合う電圧を発電するように発電機の回転速度が安定する。
また、請求項5に記載の発明に係るコージェネレーションシステムでは、例えば図3に示すように、請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のコージェネレーションシステムにおいて、温水Wを熱源として発電する低温排熱発電装置300を備えてもよい。
このように構成すると、排熱発電装置を冷却することで回収した熱エネルギーを、さらに発電に用いることができるので、エネルギー効率のさらに高いコージェネレーションシステムとなる。
前記目的を達成するため、請求項6に記載の発明に係る発電装置は、例えば図5に示すように、内燃機関110を動力源として発電する主発電装置100と;内燃機関110で発生した熱で加温した温水Wを循環する温水循環装置20、60と;内燃機関110の排気ガスEの熱で作動媒体Mを蒸発させ、蒸発した作動媒体Mにより発電を行い、発電を行った作動媒体Mを温水Wで凝縮するとともに熱を回収する、排熱発電装置200と;温水Wを熱源として発電する低温排熱発電装置300とを備える。
このように構成すると、内燃機関から生じた排気ガスの熱エネルギーを排熱発電装置の作動媒体で回収し、排熱発電装置では熱エネルギーを回収した作動媒体で発電し、さらに、発電で使われなかった熱エネルギーを温水で回収し、熱エネルギーを回収した温水の熱エネルギーを、さらに発電に用いることができるので、エネルギー効率の高い発電装置となる。
以上説明したように、本発明のコージェネレーションシステムによれば、内燃機関を動力源として発電する主発電装置と、内燃機関で発生した熱で加温した温水を温水需要に供給する温水供給装置と、内燃機関の排気ガスの熱で作動媒体を蒸発させ、蒸発した作動媒体により発電を行い、発電を行った作動媒体を温水で凝縮するとともに熱を回収する、排熱発電装置とを備えるので、内燃機関から生じた排気ガスの熱エネルギーを排熱発電装置の作動媒体で回収し、排熱発電装置では熱エネルギーを回収した作動媒体で発電し、さらに、発電で使われなかった熱エネルギーを温水で回収し、熱エネルギーを回収した温水を温水需要に供給することができる。したがって、排気ガスの熱エネルギーが有効に使われ、エネルギー効率の高いコージェネレーションシステムを提供することができる。また温水を熱源として発電する低温排熱発電装置を備え、温水を低温排熱発電装置に供給することにより、エネルギー効率の高い発電装置を提供することができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。なお、各図において、互いに同一または相当する装置等には同一符号を付し、重複した説明は省略する。なお、図中、破線は、電力用または信号用のケーブルを示す。また、一点鎖線は、装置に含まれる範囲を示すための境界を表す。
図1に本発明の第1の実施の形態としてのコージェネレーションシステム1の構成図を示す。コージェネレーションシステム1は、内燃機関(GE)110を動力源として発電する主発電装置100と、内燃機関110で発生した熱で加温した温水Wを温水需要10に供給する温水供給装置20、60と、内燃機関110の排気ガスEの熱で作動媒体Mを蒸発させ、蒸発した作動媒体Mにより発電を行い、発電を行った作動媒体Mを温水Wで凝縮するとともに熱を回収する、排熱発電装置200とを備える。なお、温水供給装置20、60は、典型的には、温水Wを送るために加圧するポンプ20と、温水Wを温水需要10まで導く温水配管60とで構成される。典型的には、他に、主発電装置100あるいは排熱発電装置200以外の熱交換器、ボイラ、ヒータ等で温水を加熱または冷却する熱交換器、ボイラ、冷却塔等、温水の流量等を調節するバルブ等の配管に付属する機器、温水を貯留するための貯留槽、温水の温度、流量、圧力等を計測する計器および計測したデータから運転を制御する制御装置等、温水を温水需要に供給するための機器、配管、計装、制御装置等を含む。同様に、主発電装置100も排熱発電装置200も、典型的には、発電を行い、電力を出力するのに用いられる機器、計器、制御装置等を含む。
主発電装置100は、内燃機関としてのディーゼルエンジン110と、ディーゼルエンジン110の動力で発電する同期発電機(SG)120と、これらの運転を制御する主制御装置(MCT)130とを備える。ディーゼルエンジン110は、配管170を介して外部から供給される燃料Fを加圧空気(不図示)の下で燃焼し、燃焼した後の排気ガスEを配管172に排出する。ディーゼルエンジン110の回転は、シャフトを介して、同期発電機120の動力として用いられる。なお、内燃機関は、ディーゼルエンジンに限られず、ミラーサイクルエンジン、オットーサイクルエンジンなど、他の内燃機関であってもよい。
ディーゼルエンジン110には、2系統の冷却水配管180、190が接続する。すなわち、過給器で圧縮された空気などを冷却するための比較的低温の冷却水Cを循環する冷却水配管190と、ディーゼルエンジン110の燃料Fの燃焼により高温となる部分や、潤滑油を冷却する比較的高温になるジャケット冷却水Jを循環するジャケット冷却水配管180である。冷却水配管190は、例えば他の装置と共用の冷却塔160で冷却され、冷却水ポンプ162により循環される冷却水C一部を用いてもよく、あるいは、主発電装置100に冷却水冷却装置と循環装置を備え、その冷却水を用いてもよい。
主発電装置100は、ジャケット冷却水配管180と接続する熱回収用熱交換器150を備える。熱回収用熱交換器150は、ディーゼルエンジン110を冷却し高温となったジャケット冷却水Jと、温水Wとの熱交換を行い、ジャケット冷却水Jの熱エネルギーを温水Wにて回収する熱交換器であり、プレート型熱交換器、二重管型熱交換器あるいはシェルアンドチューブ熱交換器など、種々のタイプの熱交換器が用いられる。
ジャケット冷却水配管180は、閉じた流路を有し、すなわち、ディーゼルエンジン110から熱回収用熱交換器150に至り、また、回収用熱交換器150からディーゼルエンジン110に戻る流路となっている。その流路中に、ジャケット冷却水ポンプ152が配設される。ジャケット冷却水ポンプ152は、ジャケット冷却水配管180の任意の位置に設置される。
ジャケット冷却水配管180の回収用熱交換器150からディーゼルエンジン110に戻る流路中に分岐管182が配設され、ジャケット冷却水配管180からジャケット冷却水分流配管184を分岐する。ジャケット冷却水分流配管184には放熱用熱交換器154が接続される。放熱用熱交換器154は、熱回収用熱交換器150で温水Wにより熱回収され、温度が低下したジャケット冷却水Jを、過給器で圧縮された空気などを冷却した後の冷却水Cでさらに冷却するための熱交換器であり、プレート型熱交換器、二重管型熱交換器あるいはシェルアンドチューブ熱交換器など、種々のタイプの熱交換器が用いられる。熱回収用熱交換器150からジャケット冷却水分流配管184は、ジャケット冷却水配管180の分岐管182よりディーゼルエンジン110側、すなわちジャケット冷却水Jの下流側に配設された三方弁156に接続する。すなわち、三方弁156を調整することによりジャケット冷却水配管180からジャケット冷却水分流配管184に分流するジャケット冷却水Jの流量を調節することができる。なお、分岐管182と三方弁156との位置関係は、上記とは逆に、三方弁156をジャケット冷却水Jの上流側に配設してもよい。また、三方弁156の代わりに、分岐管を配設し、ジャケット冷却水分流配管184および/またはジャケット冷却水配管180に流量を調節する二方弁の流量調節弁を設置してもよい。
同期発電機120は、ディーゼルエンジン110を動力源として、所定の回転速度で回転することにより、所定の周波数の交流電力を生ずる発電機である。発電した交流電力は、周波数を商用電力と同期させることができ、図1に示すように、周波数変換等をせずに、保護装置(図示せず)を介して商用系統70へ接続することもできる。
主制御装置130は、主発電装置100の運転を制御する制御装置であり、典型的にはコンピュータが用いられる。主制御装置130は、例えば、同期発電機120の運転を監視し、ジャケット冷却水Jの循環流量を調節するのにジャケット冷却水ポンプ152の運転を制御し、また、放熱用熱交換器154に導入するジャケット冷却水Jの流量を調節するため三方弁156の開度を制御する。その他、図示はしないが、温度、圧力、回転速度等の計測データを受信し、各機器の運転を制御する。
排熱発電装置200は、ディーゼルエンジン110の排気ガスEの熱で作動媒体Mを蒸発させる排熱ボイラ240と、蒸発した作動媒体Mにより駆動される排熱発電タービン210と、排熱発電タービン210の動力で発電する排熱発電機(HG)220と、発電を行った作動媒体Mを温水Wで凝縮するとともに熱を回収する排熱発電凝縮器242とを備える。
排気ガスEは、通常、250〜500℃であり、排気ガスEにより高圧蒸気を発生するために、作動媒体Mとしては、水等を用いることができる。あるいは、沸点が約74℃のトリフルオロエタノール(CFCHOH)等を用いてもよい。この場合には、圧力が高くなるので、排熱発電タービン210などの小型化が図れる。ただし、作動媒体Mは、これらに限られることはなく、その他のフロン類、炭化水素類(プロパン、ブタン、ヘキサン等)、アンモニア、アルコール等でもよい。
排熱発電装置200には、排熱ボイラ240から排熱発電タービン210、排熱発電凝縮器242を経て、排熱ボイラ240へ作動媒体Mを循環する流路としての配管260が敷設される。排熱ボイラ240と排熱発電タービン210との間の配管260から、排熱発電タービン210と排熱発電凝縮器242との間の配管260へ、排熱発電タービン210をバイパスするバイパス配管262が敷設される。バイパス配管262と、バイパス配管262と並行する配管260には、仕切弁248と仕切弁246とがそれぞれが配設される。また、排熱発電凝縮器242と排熱ボイラ240との間の配管260には、作動媒体ポンプ244が配設される。
排熱ボイラ240には、ディーゼルエンジン110から排気ガスEが排出される配管172が接続している。排熱ボイラ240は、排気ガスEの熱エネルギーで作動媒体Mを加熱し、作動媒体Mの蒸気を発生させる蒸気発生器である。
排熱発電凝縮器242には、温水Wの流れる温水配管60が接続している。排熱発電凝縮器242は、排熱発電タービン210で膨張してタービンを駆動した後の作動媒体Mの蒸気を冷却し、作動媒体Mを凝縮させる凝縮器である。
排熱発電機220は、シャフトを介して排熱発電タービン210と接続している。シャフトは、作動媒体Mにより駆動され、その動力により排熱発電機220で発電が行われる。排熱発電機220は、高速で回転する排熱発電タービン210により駆動されるので、高速発電機が用いられる。
なお、図2の断面図に示すように、排熱発電タービン210と排熱発電機220とを、密閉式発電装置219としてもよい。密閉式発電装置219とは、排熱発電タービン210と排熱発電機220とを一つのケーシング218内に収納した発電装置である。密閉式発電装置219は、一のシャフト212に、排熱発電タービン210の羽根車214と、排熱発電機220のロータ222が固着され、ケーシング218内に収納されるので、回転するシャフトを封じる必要が無い。シャフト212は、排熱発電機220内で二つのベアリング226、228により支持されている。すなわち、排熱発電タービン210は、シャフトを支持する支持具を備えていなくてもよい。高速で回転するベアリングを潤滑するための潤滑油Lもケーシング218内の潤滑油溜めに溜められる。シャフト212の排熱発電タービン210と排熱発電機220との間にはラビリンス216が備えられ、排熱発電タービン210と排熱発電機220との間のシールとして作用するが、排熱発電タービン210から排熱発電機220に作動媒体Mが漏洩しても、排熱発電機220がケーシング218で気密を保たれているので、外部に漏洩することはない。ロータ222の周囲には、ステータ224が配設される。作動媒体Mが排熱発電タービン210に導入され、膨張することにより、羽根車214を回転させ、その結果、回転するロータ222との間の電磁力により、ステータ224に電流が流れ、発電が行われる。排熱発電タービン210と排熱発電機220とを、密閉式発電装置219とすることにより、作動媒体Mのリークの問題が無くなり、作動媒体Mの選択肢が広がる。すなわち、例えば、プロパン、ブタン、ヘキサン、アルコールなどの可燃性媒体の使用も可能となる。さらに、軸漏れへの考慮が不要となるので、回転速度を高速にすることが可能となる。したがって、排熱発電装置200のように低温度差で発電する装置としては、装置を小型化できるなど、適した発電装置である。
排熱発電機220からの出力ケーブルは、高周波数の交流電力に対応する高速整流器である排熱発電整流器230に接続し、続いて系統連携装置(IC)232に接続し、その後、同期発電機120から商用系統70への電気ケーブルに接続する。系統連携装置232は、例えば、商用電力の電圧、位相などを監視しつつ、商用系統70へ出力される電力の電圧、周波数、位相などについて、商用電力あるいは同期発電機120から商用系統70へ送られる電力との調和をとる。
排熱発電装置200は、排熱発電装置200の運転を制御する排熱発電制御装置(RCT)234を備える。排熱発電制御装置234は、作動媒体ポンプ244の運転を制御したり、仕切弁248および仕切弁246の作動を制御したり、作動媒体Mの温度、圧力などの計測データを受信し、各機器の運転を制御する制御装置であり、典型的には、コンピュータが用いられる。なお、排熱発電制御装置234を備えずに、各計器や機器と主制御装置130とを接続し、排熱発電制御装置234の機能を主制御装置130に持たせてもよい。また、系統連携装置232の機能を、排熱発電制御装置234に持たせてもよい。
温水供給装置には、温水循環ポンプ20、温水配管60、温水三方弁40を含む。温水の熱エネルギーを、あるいは温水そのものを消費する温水需要先(HD)10から、温水配管60は、分岐管64、分岐管52、三方弁54を経て、排熱発電凝縮器242へ至る。分岐管52と三方弁54の間には、並行して配管が敷設され、空冷冷却塔50を経由する配管ルートが提供される。温水配管60は、排熱発電凝縮器242から、排ガス温水ボイラ30を経て熱回収用熱交換器150に至る。熱回収用熱交換器150から、温水配管60は、温水循環ポンプ20を経て、温水三方弁40に至り、温水三方弁40から、温水需要10に至る循環流路を構成する。温水三方弁40と分岐管64との間には、バイパス配管62が敷設される。すなわち、バイパス配管62は、温水需要10をバイパスして、温水Wを循環させる。温水三方弁40の代わりに、分岐管を配設し、バイパス配管62および/または温水三方弁40から温水需要10に至る温水配管60に流量を調節する流量調節弁を設置してもよい。なお、温水配管60の接続方法は、上記に限られず、温水Wが各機器に送られる順番は入れ替わってもよい。また、流路を分岐し、適宜機器をバイパスする配管を敷設し、熱交換する温水Wの流量を調節してもよいし、機器を直列ではなく、並列につないでもよい。例えば、温水需要10へ送られる温水Wの温度を高くするためには、熱回収用熱交換器150−排熱発電凝縮器242−温水需要10の順で温水Wを送るのがよく、温水循環ポンプ20のヘッド(供給圧力)を小さくするには、機器を並列に接続し、温水需要10へ温水を供給するのがよい。
排ガス温水ボイラ30には、排熱ボイラ240からの排気ガスEの配管172が接続する。排ガス温水ボイラ30は、排熱ボイラ240で作動媒体Mを加熱した後の排気ガスEにより、温水Wの加熱を行うボイラである。温水Wは、ここでは蒸発しないので、プレート型などの通常のタイプの熱交換器が排ガス温水ボイラ30として用いられる。排ガス温水ボイラ30で熱交換した後の排気ガスEの流路としての配管172は、大気(AMB)に開口している。なお、排ガス温水ボイラ30は、必ずしも備えられていなくてもよい。
続いて、コージェネレーションシステム1の作用について説明する。燃料Fが、ディーゼルエンジン110に供給されると、不図示の圧縮空気と共に、燃焼し、シャフトを回転させる。シャフトは、同期発電機120に接続しており、ディーゼルエンジン110での動力によって、同期発電機120で発電が行われる。同期発電機120はディーゼルエンジン110により所定の回転速度で駆動されるので、同期発電機120で発電された電力は所定の周波数を有しており、電気ケーブルを伝わって、直接、商用系統70へ給電される。ディーゼルエンジン110の運転を初めとする主発電装置100の運転は、主制御装置130により制御される。
ディーゼルエンジン110で燃料Fが燃焼した結果の排気ガスEは、配管172により、排熱発電装置200の排熱ボイラ240へ導かれる。排熱ボイラ240で、排気ガスEは作動媒体Mと熱交換し、温度が低下する。一方、作動媒体Mは、排気ガスEから収受した熱により温度が上昇し、蒸発して高圧の蒸気となる。
排熱ボイラ240で発生した作動媒体Mの高圧蒸気は、排熱発電タービン210で膨張すると共に、排熱発電タービン210を駆動する。排熱発電タービン210を駆動し、温度と圧力が低下した作動媒体Mは、排熱発電凝縮器242に導かれる。排熱発電凝縮器242で、蒸気の作動媒体Mは、温水Wと熱交換し、温水Wを加温することにより冷却され、凝縮する。液体となった作動媒体Mは、配管260を通って作動媒体ポンプ244に吸い込まれ、作動媒体ポンプ244で加圧された後に、排熱ボイラ240へ送られる。このように、作動媒体Mは、クローズドシステムを一巡する。つまり、作動媒体Mのクローズドシステムは、排気ガスEと温水Wとの温度差を利用するサイクルとなっている。
ここで、排熱発電タービン210を駆動した作動媒体Mを、排熱発電凝縮器242にて温水Wで凝縮するので、排熱発電凝縮器242内の温度が高く、結果として圧力が高くなり、排熱発電タービン210における圧力差が小さくなる。そのために、排熱発電タービン210は単段タービンでよく、また、小型化できる。また、排熱発電タービン210を駆動した後の作動媒体Mの温度を比較的高く維持することで、作動媒体M中の熱エネルギーを温水Wで回収することができ、全体的なエネルギー効率を高く維持することが可能となる。
作動媒体Mにより駆動された排熱発電タービン210は、シャフトを介して排熱発電機220を駆動するので、発電が行われる。前述のとおりに排熱発電タービン210は高速で回転し、排熱発電機220で発電される電力の周波数は、同期発電機120で発電される電力や商用電力の周波数と一致しない。そこで、排熱発電整流器230で一旦直流電力に整流し、直流電力を系統連携装置232により、同期発電機120で発電される電力と同一周波数であり同一位相で、商用系統70に送電するのに調和の取れた電圧の交流電力に変換する。変換された電力は、同期発電機120から商用系統70へ送電する電力と一緒にされ、商用系統70へ送電される。
商用系統70で停電が生じた場合などの理由で、排熱発電装置200から送電が遮断されると、排熱発電タービン210および排熱発電機220が無負荷の状態になり、回転速度が高速となり過ぎ、破損を生ずることがある。そこで、そのような場合には、仕切弁246を閉じ、仕切弁248を開くことにより、高圧の作動媒体Mの蒸気を排熱発電タービン210に送らずに、バイパス配管262を通って循環させる。すると、高温の作動媒体Mの蒸気が排熱発電凝縮器242にそのまま送られる。排熱発電凝縮器242では、温水Wと熱交換をするので、熱エネルギーは温水Wに回収されることになり、外部へ放出されることはない。なお、排熱発電凝縮器242を排熱ボイラ240より高い位置に設置すると、作動媒体ポンプ244を運転しなくても熱エネルギーを回収することができる。
ここで、ディーゼルエンジン110の説明に戻り、ディーゼルエンジン110の冷却系について説明する。ディーゼルエンジン110の圧縮空気等は、冷却水Cにより冷却される。圧縮空気等を冷却する冷却水Cは、ディーゼルエンジン110の出口温度も高くはなく、冷却塔160で大気により冷却され、冷却水ポンプ162により循環されている。ディーゼルエンジン110の燃焼により高温となる部分は、ジャケット冷却水Jにより冷却される。高温となる部分を冷却したジャケット冷却水Jの温度は、60℃〜90℃程度となっている。熱回収用熱交換器150で温水Wと熱交換することにより、熱を温水Wに回収されて、ジャケット冷却水Jは冷却される。冷却されたジャケット冷却水Jはジャケット冷却水ポンプ152により加圧され、再度ディーゼルエンジン110に送られる。なお、温水Wで冷却された後のジャケット冷却水Jの温度が依然として高いときには、一部あるいは全部のジャケット冷却水Jを分岐管182からジャケット冷却水分流配管184に流し、放熱用熱交換器154で冷却水Cと熱交換し、温度を下げる。また、放熱用熱交換器154で冷却水Cと熱交換できるので、温水Wの温度が高くなり過ぎた場合には、通常とは逆に、熱回収用熱交換器150で温水Wからジャケット冷却水Jに熱を移動させ、ジャケット冷却水Jの熱を放熱用熱交換器154で冷却水Cに移動し、冷却塔160で放熱することができる。すなわち、冷却器を別に備える必要が無い。また、温水Wと冷却水Cとの間で直接熱交換をする熱交換器を備えてもよい。
次に温水供給装置について説明する。排熱発電凝縮器242で、作動媒体Mを冷却し作動媒体Mの熱エネルギーを回収した温水Wは、排ガス温水ボイラ30に導かれ、排熱ボイラ240で作動媒体Mを加熱した後の排気ガスEにより加熱される。すなわち、排熱ボイラ240で回収しきれなかった排気ガスEの熱エネルギーを回収する。その後、温水Wは、熱回収用熱交換器150に導かれ、ジャケット冷却水Jと熱交換して、ジャケット冷却水Jの熱エネルギーを回収する。このように熱エネルギーを回収した温水Wは、温水循環ポンプ20により加圧され、温水需要10に供給される。温水需要10で熱エネルギーを利用され、温度の低下した温水Wは、再度、排熱発電凝縮器242に送られる。なお、温水需要10での熱利用が少なく、温水Wが高い温度のまま排熱発電凝縮器242に送られると、作動媒体Mが排熱発電凝縮器242で十分に冷却されず、凝縮されなくなってしまうこともある。そのような場合には、温水Wは、排熱発電凝縮器242に送られる前に、分岐管52から空冷冷却塔50へ送られ、そこで冷却される。また、温水需要10の温水Wの需要が少ない場合には、一部の温水は温水三方弁40からバイパス配管62を通って、排熱発電凝縮器242に送られる。このような場合に温水Wの温度が高過ぎれば、空冷冷却塔50で温水Wを冷却するのがよい。
以上説明したように、コージェネレーションシステム1では、ディーゼルエンジン110を冷却したジャケット冷却水Jの熱エネルギーを温水Wで回収し、ディーゼルエンジン110から排出される排気ガスEの熱エネルギーを排熱発電装置200の作動媒体Mで回収し、さらに、作動媒体Mで回収しきれなかった熱エネルギーを温水Wで回収する。また、排熱発電装置200では、排気ガスEの熱エネルギーを回収した作動媒体Mにより発電を行い、発電に用いられた後の作動媒体Mに残る熱エネルギーを温水Wで回収する。このように、ディーゼルエンジン110で発生した排気ガスの熱エネルギーが排熱発電装置200により電力に変換されると共に、その残りの熱エネルギーは温水Wに回収される。よって、排気ガスの熱エネルギーが有効に使われ、エネルギー効率の高いコージェネレーションシステムとなる。
次に、図3を参照して、本発明の第2の実施の形態であるコージェネレーションシステム2について説明する。図3はコージェネレーションシステム2のシステム構成を示す構成図である。コージェネレーションシステム2は、温水Wを熱源として発電する低温排熱発電装置300を備える点で、これまで説明したコージェネレーションシステム1と異なる。主発電装置100、排熱発電装置200の構成および作用は、基本的にコージェネレーションシステム1と同じであるので、重複する説明は省略する。
コージェネレーションシステム2では、温水需要10から戻ったところに温水三方弁40が配設され、温水三方弁40から一の温水配管60が、排熱発電凝縮器242、熱回収用熱交換器150、排ガス温水ボイラ30を経由し、分岐管64を経て、温水需要10に接続される。温水三方弁40と排熱発電凝縮器242との間に、温水循環ポンプ20が配設される。前述のとおりに、温水配管60における、温水Wの送られる順番、すなわち温水配管60に接続する機器の並びは入れ替わってもよく、コージェネレーションシステム2においても、コージェネレーションシステム1と同様の温水配管60の接続をしてもよい。温水需要10から戻った温水Wを先ず排熱発電凝縮器242に供給し、その後、熱回収用熱交換器150、排ガス温水ボイラ30で熱エネルギーを回収した温水Wを温水需要10と低温排熱蒸気発生器340に供給するので、温水需要10と低温排熱発電装置300に供給する温水Wの温度を高く、排熱発電装置200の排熱発電凝縮器242に供給される温水Wの温度を低くすることができる。コージェネレーションシステム1では、温水三方弁40と分岐管64との間には、温水Wが温水需要10に送られるのをバイパスするバイパス配管62が敷設されていたが、コージェネレーションシステム2では、低温排熱発電装置300の低温作動媒体Nと熱交換して、低温作動媒体Nを蒸発させる低温排熱蒸気発生器340に温水Wを送る配管66が分岐管64から低温排熱蒸気発生器340を経て温水三方弁40まで敷設される。ここでは、分岐管64で分岐した温水Wが低温排熱蒸気発生器340を経て、温水三方弁40において、温水需要10から戻った温水Wと合流する。
低温排熱発電装置300は、温水Wの熱で低温作動媒体Nを蒸発させる低温排熱蒸気発生器340と、蒸発した低温作動媒体Nにより駆動される低温排熱発電タービン310と、低温排熱発電タービン310の動力で発電する低温排熱発電機(HG)320と、発電を行った作動媒体Nを空冷して凝縮する低温排熱発電凝縮器342とを備える。
温水Wは、通常、80〜90℃程度であり、このような低温で高圧蒸気を発生するために、作動媒体Nとしては、低沸点のアルコール類(特に、前述のトリフルオロエタノール等)あるいはジクロロトリフルオロエタン(HCFC123)等を用いることが好ましいが、他のフロン類、炭化水素類や炭酸ガス、アンモニア等、他の作動媒体を用いてもよい。
低温排熱発電装置300には、低温排熱蒸気発生器340から低温排熱発電タービン310、低温排熱発電凝縮器342を経て、低温排熱蒸気発生器340へ低温作動媒体Nを循環する流路としての配管360が敷設される。低温排熱蒸気発生器340と低温排熱発電タービン310との間の配管360から、低温排熱発電タービン310と低温排熱発電凝縮器342との間の配管360へ、低温排熱発電タービン310をバイパスするバイパス配管362が敷設される。バイパス配管362と、バイパス配管362と並行する配管360には、仕切弁348と仕切弁346とがそれぞれが配設される。また、低温排熱発電凝縮器342と低温排熱蒸気発生器340との間の配管360には、低温作動媒体ポンプ344が配設される。
低温排熱発電凝縮器342は、空冷型の冷却塔である。低温作動媒体Nは、わずかな温度差で蒸発し、また、凝縮するので、空冷型の冷却塔で凝縮することができる。
低温排熱発電機320は、シャフトを介して低温排熱発電タービン310と接続している。シャフトは、低温作動媒体Nにより駆動され、その動力により低温排熱発電機320で発電が行われる。低温排熱発電機320は、高速で回転する低温排熱発電タービン310により駆動されるので、高速発電機が用いられる。低温排熱発電タービン310と低温排熱発電機320とを、密閉式発電装置としてもよい。その効果は、密閉式発電装置219と同じであるので、重複する説明は省略する。
低温排熱発電機320からの出力ケーブルは、高周波数の交流電力に対応する高速整流器である低温排熱発電整流器330に接続し、続いて排熱発電整流器230からの電力と共に系統連携装置232に接続し、その後、同期発電機120から商用系統70への電気ケーブルに接続する。低温排熱発電装置300に系統連携装置を備えてもよいが、排熱発電装置200の系統連携装置232を用いることにより、一般的に高価な系統連携装置の数を増やさないで済む。また、直流電圧が排熱発電機220と低温排熱発電機320とにバイアスとして作用するので、排熱発電装置200および低温排熱発電装置300の調速器が不要になる。すなわち、排熱発電整流器230からの直流電圧と低温排熱発電整流器330からの直流電圧とは同じ電圧になる。そこで、排熱発電機220および低温排熱発電機320の出力電圧は、整流した後に同じ電圧となるように、排熱発電機220の、すなわち排熱タービン210の回転速度と、低温排熱発電機320の、すなわち低温排熱タービン310の回転速度とは、釣り合う回転速度で安定することになる。なお、図3では、低温排熱発電整流器330が低温排熱発電機320の傍に描かれているが、低温排熱発電整流器330を系統連携装置232の近くに設置し、発電した電力を交流のまま低温排熱発電装置300から排熱発電装置200に送電することとしてもよい。
図3には示さないが、低温排熱発電装置300は、低温排熱発電装置300の運転を制御する低温排熱発電制御装置を備えて各機器の運転を制御してもよい。あるいは、排熱発電制御装置234(図1参照)により各機器の運転を制御してもよいし、主制御装置130により各機器の運転を制御してもよい。低温排熱発電装置300と排熱発電装置200とは、多くの制御系を共有することができるので、同じ制御装置で制御することが経済的で好ましい。この場合は、排熱発電装置200と低温排熱発電装置300とを一体の発電装置として構成してもよい。
続いて、コージェネレーションシステム2の作用について、低温排熱発電装置300を主体に説明する。温水配管60の分岐管64から温水需要10に流れる温水Wと低温排熱蒸気発生器340に流れる温水Wとの流量は、三方弁40により調節される。この場合に、温水Wの温度を計測し、計測した温度に基き、流量を制御することが好ましい。すなわち、温水Wの温度が温水需要10に供給するのに適切な温度を上回っているときに低温排熱蒸気発生器340に流れる温水Wの流量を増やし、温水Wの熱エネルギーを低温排熱発電装置300での発電により多く利用する。逆に、温水Wの温度が温水需要10に供給するのに適切な温度を下回っているときには低温排熱蒸気発生器340に流れる温水Wの流量を減らし、温水Wの温度を温水需要10に供給するのに適切な温度に保つようにする。
低温排熱蒸気発生器340で、温水Wは低温作動媒体Nと熱交換し、温度が低下する。一方、低温作動媒体Nは、温水Wから収受した熱により温度が上昇し、蒸発して高圧の蒸気となる。
低温排熱蒸気発生器340で発生した低温作動媒体Nの高圧蒸気は、低温排熱発電タービン310で膨張すると共に、低温排熱発電タービン310を駆動する。低温排熱発電タービン310を駆動し、温度と圧力が低下した低温作動媒体Nは、低温排熱発電凝縮器342に導かれる。低温排熱発電凝縮器342で、蒸気の低温作動媒体Nは冷却され、凝縮する。液体となった低温作動媒体Nは、配管360を通って低温作動媒体ポンプ344に吸い込まれ、低温作動媒体ポンプ344で加圧された後に、低温排熱蒸気発生器340へ送られる。このように、低温作動媒体Nは、クローズドシステムを一巡する。
低温作動媒体Nにより駆動された低温排熱発電タービン310は、シャフトを介して低温排熱発電機320を駆動するので、発電が行われる。排熱発電タービン210と同様に、低温排熱発電タービン310は高速で回転し、低温排熱発電機320で発電される電力の周波数は、同期発電機120で発電される電力や商用電力の周波数と一致しない。そこで、低温排熱発電整流器330で直流電力に整流し、排熱発電整流器230で整流された直流電力と一緒に、系統連携装置232により、同期発電機120で発電される電力と同一周波数であり同一位相で、商用系統70に送電するのに調和の取れた電圧の交流電力に変換する。変換された電力は、同期発電機120から商用系統70へ送電する電力と一緒にされ、商用系統70へ送電される。
低温排熱発電装置300で発電を行わない場合や低温排熱発電タービン310の設計値を超える低温作動媒体Nの蒸気が低温排熱蒸気発生器340で生成される場合には、仕切弁346を閉じ、仕切弁348を開くことにより、低温作動媒体Nの蒸気の全部または一部を低温排熱発電タービン310に送らずに、バイパス配管362を通って循環させる。すると、高温の低温作動媒体Nの蒸気が低温排熱発電凝縮器342にそのまま送られる。低温排熱発電凝縮器342では、大気により冷却されるので、低温作動媒体Nは所定の温度まで冷却され、凝縮する。そのために、低温排熱蒸気発生器340では、温水Wと低温作動媒体Nとの間で、所定の熱交換が行われることになる。すなわち、温水W系統に別途冷却器を備える必要は無い。
以上説明したように、コージェネレーションシステム2では、温水Wの熱エネルギーにより発電を行う低温排熱発電装置300を備えるので、コージェネレーションシステム1の有する効果に加え、より多くの電力を供給でき、特に、温水Wの需要の少ないときに、余剰の熱を電力として利用することが可能となり、よりエネルギー効率の高いコージェネレーションシステムとなる。
図4の構成図に示すように、コージェネレーションシステム2において温水配管60の三方弁40と分岐管64を備えなくてもよい。図4は、コージェネレーションシステム2の変形例であるコージェネレーションシステム3のシステム構成を示す構成図である。
コージェネレーションシステム3では、温水Wは、総て低温排熱蒸気発生器340に送られ、その後に温水需要10に供給される。低温排熱発電装置300では、低温排熱蒸気発生器340から温水需要10に至る温水配管60に温度計測器68が配置されにより、温度計測器68により温水需要10に供給される温水Wの温度を計測し、監視しており、温水Wの温度が低下すると、低温作動媒体ポンプ344の回転速度を低下させ、低温作動媒体Nの循環量を減少させる。その結果、低温排熱発電装置300で発電に利用される温水Wの熱エネルギーが減少し、温水需要10に供給される温水Wの温度の低下が防止される。
このように、コージェネレーションシステム3では、温水Wの循環流量を調整することにより、温水Wの熱エネルギーを低温排熱発電装置300で電力として供給しながら、温水需要10には適切な温度の温水Wを供給することができる。一方、コージェネレーションシステム2では、温水需要10に供給される温水Wの温度だけではなく、低温排熱発電装置300での発電量とを調整しながら、温水三方弁40で温水需要10および低温排熱発電装置300に供給される温水Wの流量を調整する。
なお、図5に示すように、本発明の第3の実施の形態として、コージェネレーションシステム2と同様の構成で、温水Wを温水需要10に供給することなく、全量を低温排熱発電装置300に供給するように構成してもよい。すなわち、これまで説明した温水供給装置は、温水循環装置を構成することになる。図示はしないが、図1で説明した空冷冷却塔50を備えて、排熱発電凝縮器242に供給される温水Wの温度を低下させてもよい。このように構成した発電装置6は、コージェネレーションシステム2の温水需要10に供給する熱エネルギーもすべて低温排熱発電装置300に供給されるので、発電効率の高い発電装置となる。
次に、図6の構成図を参照して、本発明の第4の実施の形態であるコージェネレーションシステム4について説明する。図6はコージェネレーションシステム4のシステム構成を示す構成図である。コージェネレーションシステム4は、主発電装置101において、内燃機関としてディーゼルエンジンではなく、ガスタービンエンジン111を備えている点が異なる。基本的にコージェネレーションシステム1と同じ構成についての、重複する説明は省略する。
主発電装置101は、ガスタービンエンジン111の構成要素として、空気Gを圧縮する圧縮機112と、圧縮した空気に燃料(不図示)を吹き込み、燃焼させる燃焼機118と、燃焼ガスにより駆動されるタービン114と、タービンを駆動した後の燃焼ガスである、排気ガスEと燃焼機118に送られる圧縮された空気を予熱する再生器116とを備える。再生器116は備えていなくてもよく、この場合には、ガスタービンエンジン111としての効率は低下するが、排気ガスEの温度が高くなるため、排熱発電装置200での発電効率が上昇し、全体としての効率はあまり変化無く、再生器116を省略する分、コストを低減することもできる。一方、再生器116を備えることにより、発電効率は高くなり、また、排ガス温水ボイラ30が備えられていない場合においても、エネルギー効率を高く維持することができる。また、ガスタービン発電装置では一般に主軸回転速度を高速とすることで、装置の小型化を図っており、タービン114の回転速度が高速となるので、発電機も同期発電機ではなく、高速発電機とする必要があり、主高速発電機122を備える。なお、ガスタービンエンジン111では、ディーゼルエンジンのように燃焼により高温になる部分を冷却する必要が無く、ジャケット冷却水も必要ない。そのため、ガスタービンエンジン111からの熱エネルギーの回収は、もっぱら排気ガスEにより行われる。
また、電力が同期発電機のように商用電力に同調した交流電力として得られないので、主高速発電機122で発電された交流電力は、主整流器124で直流電圧に一旦変換される。そこで、排熱発電整流器230で整流された直流電力と共に、系統連携装置126で所定の周波数、位相を持った交流電力に変換され、商用系統70に送電される。
ここで、整流器124で変換された直流電力と排熱発電整流器220で整流された直流電力とを一緒にした上で、系統連携装置124に送るので、系統連携装置の数を減少することができると共に、直流電圧が排熱発電機220にバイアスとして作用するので、排熱発電装置200の調速器が不要になる。すなわち、一般的に電力負荷の変動に対して、ガスタービンエンジン111では、主軸の回転速度が一定となるように制御されている。このため、主高速発電機122の回転速度も一定となり、出力する電力も一定となる。その結果、交流電力を主整流器124で整流した直流電力も一定となる。そこで、排熱発電機220の出力電圧は、整流した後に、主整流器124で整流した直流電圧と釣り合うような電圧となるように、排熱発電機220の、すなわち排熱タービン210の回転速度が安定することになる。
以上のようにコージェネレーションシステム4では、主発電装置にガスタービンエンジンを用いるので、小型、軽量で比較的大きな出力の発電をすることができる。また、主発電装置100と排熱発電装置200との整流器124、230で整流した後の直流電力を接続するので、その電圧が排熱発電機220へのバイアスとして作用し、排熱発電装置200の調速器が不要となる。
本発明の第1の実施の形態としてのコージェネレーションシステムの構成図である。 密閉式発電装置の断面図である。 本発明の第2の実施の形態であるコージェネレーションシステムの構成図である。 本発明の第2の実施の形態であるコージェネレーションシステムの変形例のコージェネレーションシステムの構成図である 本発明の第3の実施の形態である発電装置の構成図である。 本発明の第4の実施の形態であるコージェネレーションシステムの構成図である。 従来のコージェネレーションシステムの構成図である。
符号の説明
1〜4 コージェネレーションシステム
6 発電装置
10 温水需要
20 温水循環ポンプ(温水供給装置、温水循環装置)
30 排ガス温水ボイラ(温水供給装置、温水循環装置)
40 温水三方弁(温水供給装置)
50 空冷冷却塔(温水供給装置)
52、64 分岐管(温水供給装置)
54 三方弁(温水供給装置)
60 温水配管(温水供給装置、温水循環装置)
62 バイパス配管(温水供給装置)
66 配管(温水供給装置)
70 商用系統
100、101 主発電装置
110 ディーゼルエンジン(内燃機関)
111 ガスタービンエンジン(内燃機関)
112 圧縮機
114 タービン
116 再生器
118 燃焼機
120 同期発電機
122 主高速発電機
124 主整流器
126 系統連携装置
130 主制御装置
150 熱回収用熱交換器
152 ジャケット冷却水ポンプ
154 放熱用熱交換器
156 三方弁
160 冷却塔
162 冷却水ポンプ
170、172、260、360 配管
180 ジャケット冷却水配管
182 分岐管
184 ジャケット冷却水分流配管
190 冷却水配管
200 排熱発電装置
210 排熱発電タービン
212 シャフト
214 羽根車
216 ラビリンス
218 ケーシング
219 密閉式発電装置
220 排熱発電機
222 ロータ
224 ステータ
226、228 ベアリング
230 排熱発電整流器
232 系統連携装置
234 排熱発電制御装置
240 排熱ボイラ
242 排熱発電凝縮器
244 作動媒体ポンプ
246、248、346、348 仕切弁
262、362 バイパス配管
300 低温排熱発電装置
310 低温排熱発電タービン
320 低温排熱発電機
330 低温排熱発電整流器
340 低温排熱蒸気発生器
342 低温排熱発電凝縮器
344 低温作動媒体ポンプ
C 冷却水
E 排気ガス
F 燃料
L 潤滑油
M 作動媒体
N 低温作動媒体
W 温水

Claims (6)

  1. 内燃機関を動力源として発電する主発電装置と;
    前記内燃機関で発生した熱で加温した温水を温水需要に供給する温水供給装置と;
    前記内燃機関の排気ガスの熱で作動媒体を蒸発させ、該蒸発した作動媒体により発電を行い、該発電を行った作動媒体を前記温水で凝縮するとともに熱を回収する、排熱発電装置とを備える;
    コージェネレーションシステム。
  2. 前記作動媒体を加熱した排気ガスで、前記温水の加熱を行うボイラを備える;
    請求項1に記載のコージェネレーションシステム。
  3. 前記排熱発電装置は、作動媒体を封入した密閉式発電装置を用いる;
    請求項1または請求項2に記載のコージェネレーションシステム。
  4. 前記主発電装置が、発電した電力を直流電力に整流する第1の整流器を備え;
    前記排熱発電装置が、発電した電力を直流電力に整流する第2の整流器を備え;
    前記第1の整流器で整流された直流電力と、前記第2の整流器で整流された直流電力とを、商用電力と同調とする系統連系装置とを備える;
    請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のコージェネレーションシステム。
  5. 前記温水を熱源として発電する低温排熱発電装置を備える;
    請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のコージェネレーションシステム。
  6. 内燃機関を動力源として発電する主発電装置と;
    前記内燃機関で発生した熱で加温した温水を循環する温水循環装置と;
    前記内燃機関の排気ガスの熱で作動媒体を蒸発させ、該蒸発した作動媒体により発電を行い、該発電を行った作動媒体を前記温水で凝縮するとともに熱を回収する、排熱発電装置と;
    前記温水を熱源として発電する低温排熱発電装置とを備える;
    発電装置。
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