JP2007002751A - 気化器用電子制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】気化器用電子制御装置において,伝動装置,電動アクチュエータ及び電子制御ユニットを共通のケーシングに効率よく収めることを可能にして装置の小型化を図ると共に,電子制御ユニットの耐久性の向上を図る。
【解決手段】弁7,8に連結される伝動装置24,25と,これを駆動する電動アクチュエータ20,21と,これの作動を制御する電子制御ユニット12aとからなる気化器用電子制御装置において,気化器Cに取り付けられるケーシング本体11と,このケーシング本体11の開放面を閉鎖する蓋体12とでケーシング12を構成し,このケーシング本体11内で伝動装置24,25及び電動アクチュエータ20,21を保持し,蓋体12を,ケーシング本体11に結合されるカバー12bと,このカバー12b及びケーシング本体11間で挟持される電子制御ユニット12aとで構成し,これらカバー12b及び電子制御ユニット12aの対向面間に,大気に連通する空隙70を設けた。
【選択図】 図15

Description

本発明は,主として汎用エンジンに適用される気化器用電子制御装置に関し,特に,気化器の吸気道を開閉する弁に連結される伝動装置と,この伝動装置を介して前記弁を開閉駆動する電動アクチュエータと,この電動アクチュエータの作動を制御する電子制御ユニットとからなるものゝ改良に関する。
かゝる気化器用電子制御装置は,例えば下記特許文献1に開示されるように知られている。
実開昭56−150834号公報
従来の気化器用電子制御装置では,伝動装置及び電動アクチュエータと,電子制御ユニットとが分離して気化器又はエンジンに取り付けられているので,これらを外乱から保護するために個別のケーシングが必要となり,特に各種作業機に連結して使用される汎用エンジンのコンパクト化を妨げることになる。
本発明は,かゝる事情に鑑みてなされたもので,伝動装置,電動アクチュエータ及び電子制御ユニットを共通のケーシングに効率よく収めることを可能にして,ケーシングの小型,延いては気化器を含むエンジン全体のコンパクト化に寄与し得る,気化器用電子制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために,本発明は,気化器の吸気道を開閉する弁に連結される伝動装置と,この伝動装置を介して前記弁を開閉駆動する電動アクチュエータと,この電動アクチュエータの作動を制御する電子制御ユニットとからなる,気化器用電子制御装置において,気化器に取り付けられるケーシング本体と,このケーシング本体の開放面を閉鎖する蓋体とでケーシングを構成し,このケーシング本体内で前記伝動装置及び電動アクチュエータを保持し,前記蓋体を,ケーシング本体に結合されるカバーと,このカバー及び前記ケーシング本体間で挟持される前記電子制御ユニットとで構成し,これらカバー及び電子制御ユニットの対向面間に,大気に連通する空隙を設けたことを第1の特徴とする。
尚,前記弁は,後述する本発明の実施例中のチョーク弁7及びスロットル弁8に対応し,また前記電動アクチュエータは同実施例中の第1及び第2電動モータ20,21に対応し,前記伝動装置は同実施例中の第1及び第2伝動装置24,25に対応する。
また本発明は,第1の特徴に加えて,前記カバー及び電子制御ユニット間に,前記空隙から鉤状に延びて外端を下向きにして大気に開口する通気路を設けたことを第2の特徴とする。
さらに本発明は,第1又は第2の特徴に加えて,前記電子制御ユニットを,電子制御回路をプリント配線して前記ケーシング本体の開放面を閉じるように配置される基板と,この基板の前記ケーシング本体内に臨む面に実装される各種電子部品とで構成したことを第3の特徴とする。
さらにまた本発明は,第3の特徴に加えて,前記基板及び各種電子部品の表面には,これらを被覆するホットメルト製の被膜を形成したことを第4の特徴とする。
本発明の第1の特徴によれば,ケーシング本体内で伝動装置及び電動アクチュエータを保持し,電子制御ユニットとこれを覆うカバーとで蓋体を構成したことにより,伝動装置,電動アクチュエータ及び電子制御ユニットを共通のケーシングに収めることができ,これにより気化器の一側に取り付けられるケーシングの小型,延いては気化器を含むエンジン全体のコンパクト化を図ることができる。
しかも,カバー及び電子制御ユニットの対向面間には,大気に連通する空隙が設けられるので,電子制御ユニットの発熱及び放熱や,エンジンの温度変化によるカバーの加熱及び冷却により,電子制御ユニット及びカバー間の空気が膨張,収縮するときは,上記空隙が呼吸することにより,電子制御ユニットに無理な圧力が加わることを防ぐことができ,またその呼吸により電子制御ユニットへの結露をも防ぐことができ,その結果,電子制御ユニットの耐久性の向上を図ることができる。
本発明の第2の特徴によれば,前記空隙の呼吸を確保する通気路は,空隙から鉤状に延びて外端を下向きにして大気に開口するので,通気路から空隙への雨水等の浸入がし難くなると共に,もし浸入しても,それを通気路から容易に排出することができる。
本発明の第3の特徴によれば,電子制御ユニットの基板のケーシング本体内に臨む面に各種電子部品を実装することで,各種電子部品を,電動アクチュエータ及び伝動装置と共にケーシングに収容することになり,したがってケーシング内のスペースが有効に利用され,ケーシングのコンパクト化に寄与し得る。
本発明の第4の特徴によれば,基板及び各種電子部品の表面に形成したホットメルト製の被膜により,基板及び各種電子部品を封止するのみならず,蓋体及びケーシング本体間のシールを良好にすることができる。しかもホットメルト製の被膜は,基板及び各種電子部品の表面に沿って一様の厚みで形成されることになるから,無駄な肉厚部がなく,各種電子部品と電動アクチュエータとの相互干渉を回避することが容易である。
本発明の実施の形態を,添付図面に示す本発明の好適な実施例に基づいて説明する。
図1は本発明の実施例に係る汎用エンジンの正面図,図2は図1の2矢視図,図3は図1の3矢視図,図4は図2の4−4線断面図,図5は図4の5矢視図(電子制御装置の平面図),図6は上記電子制御装置の,蓋体を取り除いた状態で示す平面図,図7は同電子制御装置の,蓋体及び隔壁板を取り除いた状態で示す平面図,図8は図4の8−8線断面図,図9はチョーク弁を全閉状態に制御する第1伝動装置の平面図(A)及び正面図(B),図10はチョーク弁を全開状態に制御する第1伝動装置の平面図(A)及び正面図(B),図11はリリーフ機構の作動状態を示す第1伝動装置の平面図(A)及び正面図(B),図12は図7中のチョーク強制閉弁機構の非作動状態(A)と作動状態(B)を示す平面図,図13は電子制御ユニットの平面図,図14はチョーク弁開度とリリーフレバー及びチョークレバー間のレバー比との関係を示す線図,図15は図5の15−15線断面図,図16は電子制御ユニットへの被膜形成方法説明図,図17は図4の17−17線断面図,図18はケーシング内の通気構造の変形例を示す,図17との対応図,図19は図18の19−19線断面図である。
先ず,図1〜図3に示すように,汎用エンジンEのエンジン本体1は,下面に据え付けフランジ2aを有してクランク軸4を水平に支承するクランクケース2と,このクランクケース2から一側方に斜め上向きに突出するシリンダ3とからなっており,クランクケース2の正面側には,クランク軸4をクランキングするリコイル式エンジンスタータ5が取り付けられる。またエンジン本体1には,クランクケース2の上方に配置される燃料タンクTと,シリンダ3の上方で燃料タンクTに隣接するエアクリーナA及び排気マフラMとが取り付けられる。シリンダ3の頭部の一側面には,エアクリーナAから吸気して生成した混合気をシリンダ3内に供給する気化器Cが装着される。
図4及び図8に示すように,気化器Cは,前記シリンダ3の頭部の吸気ポートに連なる吸気道6を有しており,この吸気道6には,その上流側,即ちエアクリーナA側からチョーク弁7及びスロットル弁8が配設され,両弁7,8の中間部の吸気道6のベンチュリ部に燃料ノズル(図示せず)が開口する。チョーク弁7及びスロットル弁8は,何れも弁軸7a,8aの回動により開閉されるバタフライ型に構成され,これらチョーク弁7及びスロットル弁8の開度を自動制御する電子制御装置Dが気化器Cの上部に取り付けられる。以下,チョーク弁7の弁軸7aをチョーク弁軸7a,スロットル弁8の弁軸8aをスロットル弁軸8aと呼ぶ。
上記電子制御装置Dについて,図4〜図15により説明する。
先ず図4,図5及び図14において,電子制御装置Dのケーシング10は,気化器Cの上端面に底壁11aを接合されるケーシング本体11と,このケーシング本体11に,その開放面を閉鎖するように結合される蓋体12とからなっている。またその蓋体12は,ケーシング本体11に,その開放端面を覆うようにボルト13で接合される鋼板製で偏平箱形のカバー12bと,このカバー12bの内側に嵌合されると共に,このカバー12b及びケーシング本体11間に挟持される電子制御ユニット12aとからなっており,ケーシング本体11の開放端面の内周縁には,電子制御ユニット12aの外周部下面に密接する無端状のシール部19が装着される。
図4及び図15に示すように,上記カバー12bには,その周縁部を除いて外方に膨む膨出部71が形成され,この膨出部71は,電子制御ユニット12aとの間に空隙70を画成する。そして,この空隙70をカバー12bの開放端に連通する通気路72が電子制御ユニット12a及びカバー12b間に設けられる。その通気路72は鉤状に屈曲し且つ,外端を下向きにして大気に開口する。
図4,図6及び図7に示すように,ケーシング本体11内には,ケーシング10内を底壁11a側の伝動室14と蓋体12側の駆動室15とに区画する,ケーシング本体11とは別体の隔壁板16が設けられ,この隔壁板16は,複数のボルト17により底壁11aと共に気化器Cに固着される。
ケーシング本体11の底壁11aには開口部18が設けられ,この開口部18に合致する凹部14aが気化器Cの上端面に設けられ,この凹部14aは前記伝動室14の一部として加わるものである。この凹部14aにチョーク弁軸7a及びスロットル弁軸8aの各外端部が臨むように配置される。
隔壁板16には,駆動室15において,第1電動モータ20及び第2電動モータ21がそれぞれビス22,23により取り付けられ,第1電動モータ20の出力トルクをチョーク弁軸7aに伝達する第1伝動装置24と,第2電動モータ21の駆動力をスロットル弁軸8aに伝達する第2伝動装置25とが伝動室14に配設される。こうして,第1及び第2電動モータ20,21,並びに第1及び第2伝動装置24,25はケーシング10に収容され,保護される。
図7〜図9に示すように,第1伝動装置24は,第1電動モータ20の出力軸20aに固着された第1ピニオン27と隔壁板16及び気化器Cに両端部を支承される第1支軸28に回転自在に支持されて第1ピニオン27と噛合する第1セクタギヤ29と,この第1セクタギヤ29と相対回転自在に重ねられて第1支軸28に支持されるリリーフレバー30と,チョーク弁軸7aの外端部に一体に形成されてリリーフレバー30と連接するチョークレバー32とを備える。第1セクタギヤ29及びリリーフレバー30には,互いに当接して第1セクタギヤ29のチョーク弁7に対する開き方向の駆動力をリリーフレバー30に伝達する当接片29a,30aがそれぞれ形成されており,これら当接片29a,30aの当接方向へ第1セクタギヤ29及びリリーフレバー30を一定のセット荷重で付勢する,捩じりコイルばねからなるリリーフばね31が第1支軸28周りに装着される。
またリリーフレバー30及びチョークレバー32の連接構造は,図9に明示するように,リリーフレバー30の先端部側面に突設された連接ピン34を,チョークレバー32に設けられた,該レバー32の長手方向に延びる長孔35に摺動可能に係合することで構成される。
而して,第1電動モータ20の出力トルクは,第1ピニオン27から第1セクタギヤ29に減速して伝達される。その第1セクタギヤ29及びリリーフレバー30は,通常は,当接片29a,30a及びリリーフばね31を介して連結され,一体となって回動し得るので,第1セクタギヤ29に伝達された第1電動モータ20の出力トルクはリリーフレバー30からチョークレバー32及びチョーク弁軸7aへと伝達し,チョーク弁7を開いたり閉じたりすることができる。
ところで,図8に示すように,チョーク弁軸7aは,吸気道6の中心から一側にオフセットして配置され,チョーク弁7は,その全閉状態では,チョーク弁7の回転半径の大きい側が,その回転半径の小さい側より吸気道6の下流側に来るよう吸気道6の中心軸線に対して傾斜している。したがって,第1電動モータ20がチョーク弁7を全閉若しくは微小開度に保持するように作動しているとき,エンジンEの吸気負圧が所定値を超えると,チョーク弁7の回転半径の大きい側に作用する吸気負圧による回転モーメントと,チョーク弁7の回転半径の小さい側に作用する吸気負圧による回転モーメントとの差が前記リリーフばね31による回転モーメントとバランスするところまで,第1電動モータ20の作動に拘らずチョーク弁7を開くことができる(図11参照)。したがって,リリーフレバー30及びリリーフばね31はリリーフ機構33を構成する。これらリリーフレバー30及びリリーフばね31は,第1支軸28に支持されることで,第1電動モータ20の出力軸20a上及びチョーク弁軸7a上からオフセットして配置されることになる。
図9及び図10に示すように,リリーフレバー30及びチョークレバー32は,チョーク弁7の全開位置及び全閉位置では,互いに直角もしくは直角に近い角度をなして配置され,連接ピン34を長孔35の,チョーク弁軸7aから遠い側の一端側に位置させる。またリリーフレバー30及びチョークレバー32は,チョーク弁7の所定の中間開度では一直線上に並んで,連接ピン34を長孔35の,チョーク弁軸7aに近い側の他端側に位置させる。したがって,チョークレバー32の有効アーム長は,チョーク弁7の全開及び全閉位置で最大,チョーク弁7の所定の中間開度で最小となり,その結果,リリーフレバー30とチョークレバー32とのレバー比は,図14に示すように,チョーク弁7の全開及び全閉位置で最大,チョーク弁7の所定の中間開度で最小となるように変化する。
後述するバッテリ60(図13)の蓄電不足等により第1電動モータ20が,チョーク弁7の全開状態で作動不能となった場合でも,エンジンEの始動を可能にすべく,チョーク弁7の強制閉弁を行うチョーク強制閉弁機構37がリリーフレバー30の一側に隣接して設けられる。
図4,図7及び図12に示すように,このチョーク強制閉弁機構37は,ケーシング本体11の底壁11a及び気化器Cに両端部を回転自在に支承されるレバー軸38と,このレバー軸38に連結されてケーシング本体11の下部に配置される操作レバー39と,レバー軸38に一体に形成されて,リリーフレバー30の当接片30aの一側面に対向する作動アーム40と,この作動アーム40に,これを上記当接片30aから離間する方向,即ち後退方向に付勢するよう接続される捩じりコイルばねからなる戻しばね41とから構成されており,チョーク弁7の全開時,操作レバー39を戻しばね41の付勢力に抗して回動すると,作動アーム40がリリーフレバー30の当接片30aを,チョーク弁7の閉じ方向に押圧するようになっている。
互いに一体的に連結した操作レバー39及び作動アーム40の後退位置は,戻しばね41の固定端を係止すべくケーシング本体11に設けられた係止ピン42に作動アーム40の一側面が当接することにより規制される。操作レバー39は,通常,これに他物が当たらないように,例えば,先端をエンジンE側に向けて配置される。こうすることで操作レバー39の誤操作が回避される。
次に,図4,図6及び図7により前記第2伝動装置25について説明する。
第2伝動装置25は,第2電動モータ21の出力軸21aに固着した第2ピニオン44と,隔壁板16及び気化器Cに両端部を支承される第2支軸45に回転自在に支持されて第2ピニオン44に噛合する第2セクタギヤ46と,この第2セクタギヤ46の軸方向一側に一体成形された非定速駆動ギヤ47と,スロットル弁軸8aの外端部に固着されて非定速駆動ギヤ47と噛合する非定速従動ギヤ48とから構成され,非定速従動ギヤ48には,これをスロットル弁8の閉じ方向へ付勢するスロットル閉弁ばね49が接続される。非定速駆動及び従動ギヤ47,48は,何れも楕円ギヤもしくは偏心ギヤの一部によって,両者のギヤ比即ち減速比がスロットル弁8の開度増加に応じて減少するようになっている。したがって,その減速比はスロットル弁8の全閉状態で最大である。こうすることで,スロットル弁8のアイドル開度を含む低開度域において,第2電動モータ21の作動による,きめ細かな開度制御が可能となる。
ところで,第1及び第2伝動装置24,25の一構成部品である前記第1及び第2支軸28,45は,それぞれ両端部を気化器C及び隔壁板16に嵌合して支承されるので,隔壁板16を気化器Cの定位置に位置決めする位置決めピンの役割を果たし,それ専用の位置決めピンを不要にし,部品点数の削減に寄与する。このような隔壁板16の位置決めにより第1伝動装置24とチョーク弁軸7aとの連結,並びに第2伝動装置25とスロットル弁8との連結を的確に行うことができる。しかも上記隔壁板16に第1及び第2電動モータ20,21が取り付けられるので,第1電動モータ20と第1伝動装置24との連結,並びに第2電動モータ21との第2伝動装置25との連結をも的確に行うことができる。
図17において,気化器Cには,ケーシング10の内部,即ち相互に連通する伝動室14及び駆動室15の通気構造が設けられる。この通気構造は,気化器Cの上側壁に穿設されて,ケーシング10内の底部を吸気道6に連通させる通気孔74又は74′で構成される。通気孔74は,チョーク弁軸7aを回転自在に支承する軸受孔77を介して吸気道6に開口するように,また通気孔74′は吸気道6に直接開口するように設けられる。
次に,図4,図5及び図13により前記電子制御ユニット12aについて説明する。
図4及び図5に示すように,電子制御ユニット12aは,電気回路をプリント配線した略長方形の基板50に各種電子部品51〜54を実装し,また同基板50の長手方向両端に入力コネクタ55及び出力コネクタ56を結合して構成される。上記基板50は,ケーシング本体11の底壁11aと平行に配置されるもので,その駆動室15に臨む内側面には,例えばトランス51,コンデンサ52a,52b,ヒートシンク53等の背丈の高い大型電子部品,並びにCPU54等の厚みが薄い薄型電子部品が実装され,また基板50の外側面にはパイロットランプ68が実装される。したがって,大型電子部品51〜53及び薄型電子部品54は駆動室15に収容されることになるが,その際,大型電子部品51〜53は駆動室15の一側部で隔壁板16に近接するように配置され,薄型電子部品54は駆動室15の他側部に配置される。また前記第1及び第2電動モータ20,21は,基板50及び薄型電子部品54に近接するように駆動室15の他側部に配置される。こうして,第1及び第2電動モータ20,21と大型電子部品51〜53とは互い違い状に配置される。
このような互い違い状の配置により,第1及び第2電動モータ20,21と大型電子部品51〜53とを駆動室15に効率よく収容することができる。したがって駆動室15のデッドスペースを大幅に削減して駆動室15の小容量化を可能にし,ケーシング10の小型,延いては電子制御装置D付きの気化器Cを含むエンジンE全体のコンパクト化を図ることができる。
各種電子部品51〜54を実装した基板50を封止するために,それらを被覆する合成樹脂製の被膜57が形成される。この被膜57は,基板50及び各種電子部品51〜54の形状に沿って略一様の厚みで形成される。
尚,パイロットランプ68(図5参照)の発光部は,被膜57及びカバー12bを貫通して配置され,メインスイッチ64のオン・オフに伴ない点灯,消灯状態を蓋体12外から視認し得るようになっている。
図13において,電子制御ユニット12aには,入力コネクタ55を通して,バッテリ60の電力の他,エンジンEの希望回転数を設定する回転数設定器61の出力信号,エンジンEの回転数を検知する回転数センサ62の出力信号,エンジンEの温度を検知する温度センサ63の出力信号等が入力される。バッテリ60及び入力コネクタ55間の通電回路にはメインスイッチ64が設けられる。
一方,出力コネクタ56には,第1及び第2電動モータ20,21の通電用ワイヤハーネス65,66に接続した内部コネクタ67(図6参照)が結合される。
次に,この実施例の作用について説明する。
電子制御ユニット12aにおいては,メインスイッチ64をオン状態にしたとき,先ず,バッテリ60の電力により第1電動モータ20を温度センサ63の出力信号に基づいて作動し,第1伝動装置24を介してチョーク弁7を,そのときのエンジン温度に対応して始動開度まで駆動する。例えば,エンジンEの冷間時には,図9に示すように,チョーク弁7を全閉位置まで駆動し,熱間時には,図10に示すように全開位置に保持する。このようにチョーク弁7の始動開度が制御されるので,次いでエンジンEを始動すべく,リコイルスタータ5を作動してクランキングすれば,気化器Cの吸気道6では,そのときの始動に適した濃度の混合気が生成され,エンジンEを常に容易に始動することができる。
冷間状態での始動直後は,全閉状態のチョーク弁7にエンジンEの過大な吸気負圧が作用する。すると,前述のようにチョーク弁7の回転半径の大きい側に作用する吸気負圧による回転モーメントと,チョーク弁7の回転半径の小さい側に作用する吸気負圧による回転モーメントとの差がリリーフばね31による回転モーメントとバランスするところまで,第1電動モータ20の作動に拘らず,チョーク弁7は自動的に開かれる(図11参照)ので,過大な吸気負圧は解消され,それによる混合気の過濃化を防ぐことができ,エンジンEの良好な暖機運転状態が確保される。
ところで,リリーフレバー30及びリリーフばね31からなるリリーフ機構33は,第1電動モータ20の出力軸20a上及びチョーク弁軸7a上からオフセットして配置されるので,リリーフ機構33が第1電動モータ20の出力軸20a上又はチョーク弁軸7a上に上乗せされることはなく,リリーフ機構33を第1伝動装置24に介装しながら,この第1伝動装置24を収容する伝動室14の偏平化を可能にし,ケーシング10のコンパクト化に寄与し得る。
暖機運転の進行によりエンジン温度が上昇すれば,それに応じて変化する温度センサ63の出力信号に基づいて第1電動モータ20を作動し,第1伝動装置24を介してチョーク弁7を開放していき,暖機運転終了時にはチョーク弁7を全開状態(図10参照)にし,その状態を以後の運転中,保持する。
一方,第2電動モータ21は,回転数設定器61及び回転数センサ62の出力信号に基づいて作動し,第2伝動装置25を介してスロットル弁8を,エンジン回転数が回転数設定器61で設定された希望回転数に一致するように開閉制御して,気化器CからエンジンEへの混合気の供給量を調節する。即ち,回転数センサ62で検知されるエンジン回転数が回転数設定器61で設定された希望回転数より低いときは,スロットル弁8の開度を増し,希望回転数より高いときはスロットル弁8の開度を減じることで,エンジン回転数を,負荷変動に拘らず希望回転数に自動的に制御することができる。したがって,このエンジンEの動力により各種作業機を,負荷変動に拘らず安定した速度で駆動することができる。
このエンジンEの運転は,メインスイッチ64をオフ状態にすると共に,エンジンEの図示しないキルスイッチを作動することにより停止することができる。所定の作業を終えたエンジンEは,通常,熱間状態になっており,したがってチョーク弁7は第1電動モータ20により全開状態に保持されているから,このエンジンEの運転停止後もチョーク弁7の全開状態は維持される。このエンジンEが寒冷地で放置された場合,チョーク弁軸7a周りに結露した水滴が氷結してチョーク弁7を膠着させるアイシング現象がしばしば起こる。このような現象は,一般に次のエンジン始動時,チョーク弁7の全閉位置への移行を困難にする。
しかしながら,第1伝動装置24では,前述にようにリリーフレバー30とチョークレバー32との連接構造が,両レバー30,32のレバー比をチョーク弁7の全開及び全閉位置で最大,チョーク弁7の所定の中間開度で最小と,変化させるように構成されているから,エンジンEの冷間始動時,第1電動モータ20が温度センサ63の出力信号に基づいてチョーク弁7の閉じ方向に作動するときは,チョーク弁軸7aに最大のトルクを加えてチョーク弁軸7a周りの前記氷結を破砕し,チョーク弁7を全開位置から全閉位置へ確実に駆動することができ,冷間始動に支障を来さず,オートチョーク機能の信頼性が保証される。
しかも,リリーフレバー30とチョークレバー32との前記連接構造により,少なくともチョーク弁7の全開位置で第1電動モータ20からチョーク弁軸7aに作用するトルクを最大にし得ることは,第1伝動装置24における第1ピニオン27及び第1セクタギヤ29等の減速ギヤの段数の増加を抑えて,第1伝動装置24のコンパクト化,延いては伝動室14の小容積化及びケーシング10のコンパクト化に寄与し得る。また第1ピニオン27及び第1セクタギヤ29には無理な減速比を付与せずに済むから,各ギヤのモジュールの過度の減少による歯元強度の低下を心配することもない。
上記冷間始動時,万一,バッテリ60の蓄電量が不足していれば,第1電動モータ20は作動せず,チョーク弁7は,図12(A)に示すように開弁したまゝとなり,始動時,吸気道6では冷間始動に適した濃厚混合気が生成されない。こうした場合には,図12(B)に示すようにチョーク強制閉弁機構37の操作レバー39を撮んで,戻しばね41の付勢力に抗して回動する。すると,操作レバー39に連結されていてリリーフレバー30の当接片30aに対向していた作動アーム40が該当接片30aを押圧するので,その押圧力がリリーフレバー30からチョークレバー32に伝達してチョーク弁7を全閉位置まで閉じることになり,その操作状態でエンジンEの始動を行えば,吸気道6では冷間始動に適した濃厚混合気が生成され,冷間始動を確実にする。
エンジンEが始動すれば,エンジンEに通常備えられる発電機の作動によりバッテリ60の機能が回復し,もしくは発電機から電子制御ユニット12aに直接給電されることで,第1電動モータ20は正常に作動して,チョーク弁7を適正な暖機開度に制御することになるから,第1電動モータ20の作動を妨げないように作動アーム40はリリーフバルブ30から後退した非操作位置に戻す必要がある。
そこで,操作レバー39から手を離せば,戻しばね41の付勢力により操作レバー39及び作動アーム40を自動的に非操作位置に戻すことができるので,操作レバー39の戻し忘れによる第1電動モータ20の負担増を防ぐことができる。
ところで,作動アーム40は,リリーフレバー30の当接片30aを,チョーク弁7の閉じ方向にのみ押圧し得るものであり,しかも戻しばね41のセット荷重により後退位置に保持されるときは,リリーフレバー30の当接片30aに単に対向するのみで,第1伝動装置24とは切り離された状態に置かれる。したがって,通常の第1電動モータ20によるチョーク弁7の駆動時には,チョーク強制閉弁機構37は第1伝動装置24の負荷とはならず,第1伝動装置24の誤作動や破損を未然に回避することができる。
このような電子制御装置Dにおいて,ケーシング10の蓋体12を構成する電子制御ユニット12a及びカバー12b間には,通気路72を介して大気に開放される空隙70が設けられるので,電子制御ユニット12aの発熱及び放熱や,エンジンEの温度変化によるカバー12bの加熱及び冷却により,電子制御ユニット12a及びカバー12b間の空気が膨張,収縮するときは,上記空隙70が呼吸することにより,電子制御ユニット12aに無理な圧力が加わることを防ぐことができ,またその呼吸により電子制御ユニット12aへの結露をも防ぐことができる。その結果,電子制御ユニット12aの耐久性の向上を図ることができる。
また上記空隙70の呼吸を確保する通気路72は,空隙70から鉤状に延びて外端を下向きにして大気に開口するので,通気路72から空隙70への雨水等の浸入がし難くなると共に,もし浸入しても,それを通気路72から容易に排出することができる。
また上記空隙70は,カバー12bに,その周縁部を除いて外方に膨む膨出部71を形成することにより,電子制御ユニット12aとの間に画成されるので,カバー12bによる電子制御ユニット12aの支持を安定させつゝ,一定厚みの空隙70を容易に得ることができる。したがって,この空隙70による装置の大型化は無視し得る程度のものである。
また気化器Cの上側壁には,ケーシング本体11内の底部を吸気道6に連通させる通気孔74又は74′が設けられるので,ケーシング10内は,電子制御ユニット12aの第1,第2電動モータ20,21の発熱及び放熱や,エンジンEの温度変化によるケーシング10の加熱及び冷却により,ケーシング10内の空気が膨張,収縮するときは,ケーシング10内が通気孔74又は74′を通して呼吸することができ,これにより電子制御ユニット12a及び第1,第2電動モータ20,21に無理な圧力が加わることを防ぐことができ,またその呼吸により電子制御ユニット12a及び第1,第2電動モータ20,21への結露をも防ぐことができ,その結果,電子制御ユニット12a及び第1,第2電動モータ20,21の耐久性の向上を図ることができる。エンジンEの運転中は,吸気道6に発生する吸気負圧が通気孔74又は74′を通してケーシング10内に伝達されるので,万一,ケーシング10の底部に結露による水滴が溜まっても,これを吸気道6に引き出すことができる。
このように,通気孔74又は74′を,外気ではなく,吸気道6に開口させることは,ケーシング10内部の呼吸時,外部の塵埃を吸い込む心配がない点で有利である。また
通気孔74のように,チョーク弁軸7aの軸受孔77を介して吸気道6に開口させる構造を採用すれば,通気孔74が大径であっても,その開口端は,軸受孔77の内周面と,それに嵌合するチョーク弁軸7aの外周面との間で絞られることになるから,エンジンEの吹き返し時,吹き返しガスに多少とも含まれる燃料の通気孔74への浸入を簡単に防ぐことができ,したがって,大径の通気孔74の孔あけ加工は比較的容易である。
また電子制御ユニット12aの大型電子部品51〜53は駆動室15の一側部で隔壁板16に近接するように配置され,薄型電子部品54は駆動室15の他側部に配置される一方,第1及び第2電動モータ20,21は,基板50及び薄型電子部品54に近接するように駆動室15の他側部に配置されることにより,第1及び第2電動モータ20,21と大型電子部品51〜53とは互い違い状に配置されるので,第1及び第2電動モータ20,21と大型電子部品51〜53とを駆動室15に効率よく収容することができる。したがって駆動室15のデッドスペースを大幅に削減して駆動室15の小容量化を可能にし,ケーシング10の小型,延いては電子制御装置D付きの気化器Cを含むエンジンE全体のコンパクト化を図ることができる。
しかも各種電子部品51〜54を実装した基板50を封止するために,それらを被覆する合成樹脂製の被膜57は,基板50及び各種電子部品51〜54の形状に沿って略一様の厚みで形成されるので,無駄な肉厚部がなく,したがって第1及び第2電動モータ20,21及び大型電子部品51〜53の互い違い配置を妨げず,ケーシング10のコンパクト化に寄与する。
こゝで,上記被膜57の形成方法について,図16を参照しながら説明する。
被膜57の形成には,ホットメルト・モールディング法が使用される。先ず図16(A)に示すように,相互に開閉可能の固定型80及び可動型81を用意し,可動型81を開いて,両型80,81間の定位置に,各種電子部品51〜54を実装した基板50を設置し,次いで,可動型81を固定型80に対して閉じる。このとき,両型80,81と,基板50及び各種電子部品51〜54との間には,隙間が一様なキャビティ82が形成される。
そこで図16(B)に示すように,加熱溶融させたホットメルトを固定型80のゲート83から上記キャビティ82に射出,充填すれば,厚みが一様なホットメルトからなる被膜57を基板50及び各種電子部品51〜54の表面に形成することができる。
キャビティ82に射出,充填したホットメルトが両型80,81から冷却されて固化したならば,図16の(C)に示すように,可動型81を開放して,被膜57付きの電子制御ユニット12aを両型80,81間から取り出すことができる。
最後に,図18及び図19により,ケーシング10内部の通気構造の変形例について説明する。
気化器Cの上流側端部に形成されるフランジ部84は,図示外のエアクリーナに連なる吸気ダクト91と共に,環状のインシュレータ85を介してエンジンEのシリンダヘッド3aに連結ボルト86により連結され,この気化器Cの吸気道6は,インシュレータ85の中空部を介してシリンダヘッド3aの吸気ポート87に連通される。その際,インシュレータ85と,フランジ部84及びシリンダヘッド3aとの各間にはガスケット88が介装される。
フランジ部84及びインシュレータ85の一方の対向面(図示例ではフランジ部84側の端面)に,外端を下向きにして大気に開口する迷路89が形成され,この迷路をケーシング10内の底部に連通させる通気孔90が気化器Cの上側壁に設けられる。
こうして,ケーシング10内部は,通気孔90及び迷路89を介して大気に連通するので,それらを通して呼吸することができる。しかも外端を下向きに開口する迷路89は,雨水や塵埃の浸入を容易には許さず,また万一,浸入することがあっても,それを外部に自然に流下,排出することができる。
その他の構成は前実施例と同様であるので,図18及び図19中,前実施例と対応する部分には同一の参照符号を付して,重複する説明を省略する。
本発明は,上記実施例に限定されるものではなく,その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可能である。
本発明の実施例に係る汎用エンジンの正面図。 図1の2矢視図。 図1の3矢視図。 図2の4−4線断面図。 図4の5矢視図(電子制御装置の平面図)。 上記電子制御装置の,蓋体を取り除いた状態で示す平面図。 同電子制御装置の,蓋体及び隔壁板を取り除いた状態で示す平面図。 図4の5−5線断面図。 チョーク弁を全閉状態に制御する第1伝動装置の平面図(A)及び正面図(B)。 チョーク弁を全開状態に制御する第1伝動装置の平面図(A)及び正面図(B)。 リリーフ機構の作動状態を示す第1伝動装置の平面図(A)及び正面図(B)。−5線断面図。 図7中のチョーク強制閉弁機構の非作動状態(A)と作動状態(B)を示す平面図。 電子制御ユニットの平面図。 チョーク弁開度とリリーフレバー及びチョークレバー間のレバー比との関係を示す線図。 図5の15−15線断面図。 電子制御ユニットへの被膜形成方法説明図。 図4の17−17線断面図。 ケーシング内の通気構造の変形例を示す,図17との対応図。 図18の19−19線断面図。
符号の説明
C・・・・・気化器
D・・・・・電子制御装置
6・・・・・吸気道
7・・・・・弁(チョーク弁)
8・・・・・弁(スロットル弁)
10・・・・ケーシング
11a・・・ケーシング本体
12・・・・蓋体
12a・・・電子制御ユニット
12b・・・カバー
20・・・・電動アクチュエータ(第1電動モータ)
21・・・・電動アクチュエータ(第2電動モータ)
24・・・・伝動装置(第1伝動装置)
25・・・・伝動装置(第2伝動装置)
50・・・・基板
51〜54・・・各種電子部品
57・・・・被膜
70・・・・空隙
72・・・・通気路

Claims (4)

  1. 気化器(C)の吸気道(6)を開閉する弁(7,8)に連結される伝動装置(24,25)と,この伝動装置(24,25)を介して前記弁(7,8)を開閉駆動する電動アクチュエータ(20,21)と,この電動アクチュエータ(20,21)の作動を制御する電子制御ユニット(12a)とからなる,気化器用電子制御装置において,
    気化器(C)に取り付けられるケーシング本体(11)と,このケーシング本体(11)の開放面を閉鎖する蓋体(12)とでケーシング(12)を構成し,このケーシング本体(11)内で前記伝動装置(24,25)及び電動アクチュエータ(20,21)を保持し,前記蓋体(12)を,ケーシング本体(11)に結合されるカバー(12b)と,このカバー(12b)及び前記ケーシング本体(11)間で挟持される前記電子制御ユニット(12a)とで構成し,これらカバー(12b)及び電子制御ユニット(12a)の対向面間に,大気に連通する空隙(70)を設けたことを特徴とする,気化器用電子制御装置。
  2. 請求項1記載の気化器用電子制御装置において,
    前記カバー(12b)及び電子制御ユニット(12a)間に,前記前記空隙(70)から鉤状に延びて外端を下向きにして大気に開口する通気路(72)を設けたことを特徴とする,気化器用電子制御装置。
  3. 請求項1又は2記載の気化器用電子制御装置において,
    前記電子制御ユニット(12a)を,電子制御回路をプリント配線して前記ケーシング本体(11)の開放面を閉じるように配置される基板(50)と,この基板(50)の前記ケーシング本体(11)内に臨む面に実装される各種電子部品(51〜54)とで構成したことを特徴とする,気化器用電子制御装置。
  4. 請求項3記載の気化器用電子制御装置において,
    前記基板(50)及び各種電子部品(51〜54)の表面には,これらを被覆するホットメルト製の被膜(57)を形成したことを特徴とする,気化器用電子制御装置。
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