JP2007001590A - 緩衝材及び緩衝材付き容器 - Google Patents

緩衝材及び緩衝材付き容器 Download PDF

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茂喜 今井
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春子 川野
Hiroko Shimoma
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Abstract

【課題】 錠剤容器内の錠剤の動きを効果的に封じる。
【解決手段】 容器にセットする緩衝材2は、有底筒体に形成され、周面に縦方向に延びるスリット孔23を、筒部の周方向に略等間隔に有する。緩衝材2の底板22で錠剤を押すと、筒部21が撓んで外側に拡大し、底板22と、筒部の拡大部で錠剤を効果的に押さえて動きを封じる。
【選択図】 図6

Description

本発明は、容器内の錠剤等の内容物を押さえて、内容物の動きを封じる緩衝材及び該緩衝材を具えた容器に関するものである。
出願人は以前、図8、図9に示す錠剤容器用の緩衝材(5)を提案した(特許文献1)。これは、合成樹脂にて形成され、容器(1)の口部(11)に嵌合する筒部(51)に連続して先端側へ徐々に縮径して閉塞する変形領域(53)を有し、該変形領域には、緩衝材(5)の長さ方向に延びる貫通スリット孔(54)(54)を周方向に等間隔に開設している。
筒部(51)は変形領域(53)とは反対側の端部にフランジ(52)を具えている。
図9に示す如く、緩衝材(5)の筒部(51)を容器(1)の口部(11)に嵌合し、フランジ(52)を口部端面に当てると、緩衝材(5)の変形領域(51)は、容器内の錠剤(4)に当たって圧縮力を受けて撓んで拡がり、錠剤群を広い範囲で押さえることを予定していた。
実開平7−28553号公報
ところが、緩衝材(5)の変形領域(53)は錠剤側に向かって徐々に縮径して尖っているから、実際には変形領域(53)が錠剤群の中に潜り込んでしまって拡大せず、錠剤群を押さえる効果が半減してしまうことが判明した。
又、容器(1)にキャップ(6)を螺合する際、緩衝材(5)のフランジ(52)とキャップ(6)の内ネジ条(62)との摩擦によって、キャップ(6)と一緒に緩衝材(5)が回転することがある。すると緩衝材(5)の変形部(53)は錠剤(4)との摩擦で捻れてしまい、スリット孔(54)の一部はスリット幅が拡大して、中空の緩衝材(5)の内側に錠剤(4)が嵌まり込んでしまう不都合が生じた。
又、スリット孔(54)の長手方向に沿う縁部は角張っているため、緩衝材(5)がキャップ(6)と一緒に回転した際に、或いは前記の如く緩衝材(5)が錠剤群に潜り込む際に、スリット孔(54)の孔縁で錠剤(4)を傷つける虞れがあった。
更に、キャップ(6)を外すと、緩衝材(5)が容器(1)の中に残ってしまうので、緩衝材(5)を容器(1)から外す手間が掛かった。
本発明は、上記問題を解決できる緩衝材及び緩衝材付き容器を明らかするものである。
請求項1の緩衝材(2)は、容器口部(11)に嵌まる筒部(21)と、該筒部上端に突設され該容器口部(11)の端面(12)に当接可能なフランジ(26)と、筒部(21)の底を閉じる底板(22)とから構成され、筒部(21)にフランジ(26)側から底板(22)側に延びるスリット孔(23)が、筒部(21)の周方向に並んで開設されており、全体が合成樹脂で形成されている。
請求項2は、請求項1の緩衝材(2)において、スリット孔(23)は、フランジ(26)の近傍から底板(22)の外周部に掛かって開設されている。
請求項3は、請求項1又は2の緩衝材(2)において、筒部(21)の外側面において、隣り合うスリット孔(23)(23)間の各細帯状部(24)の長手方向の両側縁は面取り部(25)が形成されている。
請求項4の緩衝材付き容器は、請求項1乃至3の何れかに記載の緩衝材(2)を、その筒部(21)を容器口部(11)に嵌め、該口部(11)にキャップ(3)を螺合して、キャップ(3)と容器口部(11)の端面(12)との間で緩衝材(2)のフランジ(26)を挟圧する緩衝材付き錠剤容器において、緩衝材(2)の外周縁には引掛り片(27)が外向きに突設され、キャップ(3)の内ネジ条(33)の内径は、引掛り片(27)を含むフランジ(26)の外径と略等しい。
請求項5は、請求項4の緩衝材付き容器において、キャップ(3)の内面の奥に、天井壁(31)に接近して、緩衝材フランジの引掛り片(27)が嵌まる余裕を存してキャップ(3)の内周面を一周する掛り条(34)が形成され、該掛り条(34)の内径は、引掛り片(27)を含むフランジ(26)の外径よりも少し小さく、該緩衝材(2)の引掛り片(27)は、弾性変形してキャップ(3)の掛り条(34)を乗り越えて掛り条(34)と天井壁(31)との間に嵌まっている。
請求項6は、請求項5に記載の緩衝材付き容器において、緩衝材(2)の引掛り片(27)には、キャップ(3)の掛り条(34)に対する嵌まり勾配の案内面(28)が形成されている。
請求項1の緩衝材(2)を、錠剤(4)を収容した容器(1)に嵌めると、緩衝材(2)のフランジ(26)が容器(1)の口部端面(12)に当たるまでに、緩衝材(2)の筒部(21)の底板(22)が錠剤に当たって、筒部(21)に軸方向の圧縮力が作用し、筒部(21)は撓んで拡大する。請求項1の緩衝材(2)は、前記した従来の緩衝材(5)とは違って、先端が尖っていないため、緩衝材(2)が容器(1)内の錠剤群に潜り込むことはない。
請求項1の緩衝材(2)はその底板(22)及び、撓んで拡大した筒部(21)の下部で錠剤群を効果的に押さえて、錠剤(4)の動きを封じて、衝撃による錠剤(4)の割れや欠けを防止できる。
請求項2の緩衝材(2)は、筒部(21)のスリット孔(23)は、底板(22)の外周部に掛かって開設されているから、底板(22)が錠剤(4)に当たって筒部(21)に軸方向の圧縮力が作用したとき、底板(22)において、スリット孔(23)(23)間の細帯状部(24)(24)の終端には、筒部(21)内への曲げ力が作用する。このため、筒部(21)は確実に外側に拡大する方向に撓んで、底板(22)と一緒に錠剤群を効果的に押えることができる。
請求項3の緩衝材(2)は、筒部(21)の外側面において、隣り合うスリット孔(23)(23)間の各細帯状部(24)の長手方向の両側縁は面取り部(25)が形成されているから、筒部(21)が外拡がりに撓んで、該細帯状部(24)が錠剤(4)を押圧する際に、錠剤(4)を傷つけることを防止できる。
請求項4の緩衝材付き容器は、緩衝材(2)の引掛り片(27)を含むフランジ(26)の外径と、キャップ(3)の内ネジ条(33)の内径は略同じであり、キャップ(3)を容器口部(11)に螺合する際、該引掛り片(27)と内ネジ条(33)が接触する虞れがある。但し、キャップ(3)の内ネジ条(33)はキャップ(3)の内周を無端状に一周としているのではなく、螺旋条である。このため、緩衝材(2)の引掛り片(27)が部分的に内ネジ条(33)に接するだけであるから、キャップ(3)を容器口部(11)に螺合する際、キャップ(3)の内ネジ条(33)と緩衝材(2)との間には、キャップ(3)と一緒に緩衝材(2)を回転させるほどの摩擦力は生じない。
従って、キャップ(3)の回転につれて、緩衝材(2)が回転することはなく、錠剤(4)を傷つけることは防止できる。
請求項5の緩衝材付き容器は、キャップ(3)を締め込んでいくと、緩衝材(2)のフランジ(26)上の引掛り片(27)が、キャップ(3)の掛り条(34)に当たる。引掛り片(27)を含む緩衝材(2)は合成樹脂にて形成され、しかも引掛り片(27)はフランジ(26)の全周に亘って張り出しているのではなく、隣り合う引掛り片(27)(27)間に隙間が存在するから、キャップ(3)を更に締め込むと、引掛り片(27)が撓んで掛り条(34)を乗り越え、掛り条(34)と天井壁(31)との間に嵌まって原形に復する。
従って、一旦、緩衝材(2)の引掛り片(27)が、キャップ(3)の天井壁(31)と掛り条(34)の間に嵌まり込むと、緩衝材(2)はキャップ(3)から容易には外れず、容器(1)にセットされた状態となる。このため、容器(1)からキャップ(3)を外したり、再び容器(1)にキャップ(3)螺合するとき、緩衝材(2)はキャップ(3)と一緒に容器から着脱され、緩衝材(2)だけを容器(1)に嵌めたり、外す手間が省ける。
請求項6の緩衝材付き容器は、緩衝材(2)の引掛り片(27)に、キャップ(3)の掛り条(34)に対して嵌まり勾配の案内面(28)が形成されているから、引掛り片(27)が弾性変形して掛り条(34)を乗り越える際に大きな抵抗はなく、キャップ(3)を締めるネジ推力によって、簡単に乗り越えることができる。
図1に示す如く、緩衝材(2)は、底板(22)と、該底板(22)に一致容器(1)に繋がった筒部(21)と該筒部(21)の上端開口縁に設けたフランジ(26)とからなる。
底板(22)は、筒部(21)の軸心に直交する面内にある。
緩衝材(2)は、ポリプロピレン、ポリエチレン等の合成樹脂の射出成形によって一体に成形されている。
筒部(21)にフランジ(26)側から底板(22)側に延びるスリット孔(23)が、筒部(21)の周方向に略等間隔に並んで開設されている。
各スリット孔(23)は、フランジ(26)の近傍から底板(22)の外周部に掛かるまで延びている。
底板(22)の中央部には、内向きに、浅く球面状に凹んだ凹み部(20)が形成されている。
凹み部(20)は、緩衝材(2)を射出成形したゲート跡(図示せず)が底板(22)よりも外側に臨出して、錠剤(4)を傷付けることを防止する役割と、後記する底板(22)の補強の役割をなす。
緩衝材(2)の筒部(21)の外径は、該緩衝材(2)を嵌めるべき容器(1)の口部(11)の内径よりも少し小さい(実施例では約1mm小さい)。筒部(21)の長さは、フランジ(26)を容器口部(11)の端面(12)に当てて筒部(21)を口部(11)に嵌めた状態で、容器(1)内に収容した錠剤群に当たって軸方向に圧縮力を受けて、外側に大きく膨れる長さとする。
筒部(21)は、フランジ(26)側から底板(22)側に僅か縮径している。これは、緩衝材(2)を射出成形する際の、金型からの抜き勾配のためである。
前記筒部底板(22)の凹み部(20)は、補強リブの役割をなして、底板(22)が錠剤(4)に当たったときに、緩衝材(2)に作用する圧縮力を筒壁へ効果的に伝える。
スリット孔(23)の個数、スリット孔の幅と長さは、上記の様に、緩衝材(2)が錠剤に当たって外側に容易に膨れ、且つ、それによってスリット孔の幅が拡大しても、錠剤(4)を筒部(21)内に侵入させない程度に、錠剤(4)の大きさ等に応じて自由に決めることができる。
図5に示す如く、筒部(21)の外側面において、隣り合うスリット孔(23)(23)間の各細帯状部(24)の長手方向の両側縁は面取り部(25)が形成されている。
図2、図7に示す如く、緩衝材(2)のフランジ(26)は、容器口部(11)の端面(12)に当たる下面は平坦面である。フランジ(26)の上面には、内、外に筒部(21)と同心円の環状の突条(29)(29)が形成されている。
フランジ(26)の外周には、周方向に等間隔に引掛り片(27)(27)が外側方に突設されている。
引掛り片(27)は、フランジ(26)の外周縁の上部に位置し、引掛り片(27)の上面は、後記するキャップ(3)の掛り条(34)に対して、嵌まり勾配の案内斜面(28)に形成されている。実施例の案内斜面(28)は円弧状斜面である。
容器口部(11)の周面には、キャップ(3)を螺合するための外ネジ条(13)が形成される。該外ネジ条(13)の外径は、引掛り片(27)を含むフランジ(26)の外径よりも少し大きい。
キャップ(3)は、緩衝材(2)のフランジ(26)を押圧する天井壁(31)と、天井壁(31)の外周から垂下した周壁(32)とからなり、周壁(32)に内ネジ条(33)及び該内ネジ条(33)よりも天井壁(31)に接近して掛り条(34)が形成されている。
内ネジ条(33)は、容器口部(11)の外ネジ条(13)に螺合するものである。該内ネジ条(33)の内径は、緩衝材(2)の引掛り片(27)を含むフランジ(26)の外径に略等しい。
掛り条(34)は、螺旋状ではなく、天井壁(31)と平行な面内で周壁(32)内面を無端状に一周している。掛り条(34)の内径は、緩衝材(2)の引掛り片(27)を含むフランジ(26)の外径よりも少し小さい。
キャップ(3)の天井壁(31)と掛り条(34)との間は、緩衝材(2)の引掛り片(27)が回転自由に嵌まる余裕がある。
然して、錠剤(4)を収容した容器(1)の口部(11)に緩衝材(2)を嵌めてから、キャップ(3)を締め付ける。
キャップ(3)の内ネジ条(33)の内径は、緩衝材(2)の引掛り片(27)を含むフランジ(26)の外径と略同じであるから、緩衝材(2)が内ネジ条(33)と接することもある。しかし、内ネジ条(33)は螺旋条であるから、内ネジ条(33)が引掛り片(27)に接触しても部分的な接触であり、キャップ(3)の回転によって緩衝材(2)を回転させるほどの摩擦は生じない。
キャップ(3)の締込みの終了の直前に、緩衝材(2)の各引掛り片(27)(27)がキャップ(3)内面の掛り条(34)に押圧され、弾性変形して掛り条(34)を乗り越え、弾性復帰して、キャップ(3)の天井壁(31)と外掛り条(34)との間に、回転可能に嵌まり込む。
引掛り片(27)には掛り条(34)に対して嵌め込み勾配の案内斜面(28)が形成され、キャップ(3)の掛り条(34)はネジ推力で引掛り片(27)(27)を押圧するから、引掛り片(27)は簡単に掛り条(34)を乗り越えることができる。しかし、一旦、引掛り片(27)がキャップ(3)の天井壁(31)と掛り条(34)との間に嵌まり込むと、容易には外れない。
上記キャップ(3)の締付けにおいて、緩衝材(2)のフランジ(26)が容器(1)の口部端面(12)に当たるまでに、緩衝材(2)の底板(22)が錠剤に当たって、筒部(21)に軸方向の圧縮力が作用する。底板(22)はその中央部の凹み部(20)が補強リブとなって、変形し難くなっているから、緩衝材(2)に対する圧縮力は筒壁、即ち、隣り合うスリット孔(23)(23)間の各細帯状部(24)(24)に効果的に伝わり、細帯状部(24)を容易に撓ませることができる。
スリット孔(23)の上端は、筒部(21)のフランジ(26)の近傍に達し、即ち、容器口部(11)の領域まで延びているから、筒部(21)の軸方向の圧縮変形を助ける効果がある。
又、スリット孔(23)の下端は筒部底板(22)の外周部に掛かって延びているから、筒部(21)に上記軸方向の圧縮力が作用したとき、底板(22)において、スリット孔(23)(23)の細帯状部(24)(24)の下端には、筒部(21)内への曲げ力が作用する。このため、細帯状部(24)は確実に外側に膨らむ様に撓んで、筒部(21)は拡大させる。
キャップ(3)を締めきると、キャップ(3)の天井壁(31)が緩衝材(2)のフランジ(26)上の突条(29)(29)を圧縮して、容器(1)内を密封できる。
上記の如く、緩衝材(2)はその底板(22)及び、撓んで拡大した筒部(21)の下部で錠剤(4)を効果的に押さえて、錠剤(4)が容器(1)内で動くことを封じる。これによって、容器(1)に衝撃が作用しても錠剤(4)の割れや欠けを防止できる。
又、緩衝材(2)は、筒部(21)の外側面において、隣り合うスリット孔(23)(23)間の各細帯状部(24)の長手方向の両側縁は面取り部(25)が形成されているから、筒部(21)が外拡がりに撓んで、該細帯状部(24)が錠剤(4)を押圧する際に、錠剤(4)を傷つけることを防止できる。
キャップ(3)を外すとき、キャップ(3)にセットされた状態で緩衝材(2)も一緒に容器(1)から外れるので、緩衝材(2)だけを容器(1)に嵌めたり、外す手間が省ける。
前記の如く、キャップ(3)はその天井壁(31)で緩衝材(2)のフランジ(26)上の突条(29)(29)を強く押圧しているから、キャップ(3)を外すときに、該突条(29)(29)との摩擦によって、キャップ(3)と一緒に緩衝材(2)が回る虞れがある。しかし、前記の如く、緩衝材(2)のスリット孔(23)(23)間の各細帯状部(24)の側縁は面取り部(25)が形成されているから、緩衝材(2)の回転によって錠剤(4)を傷付けることはない。緩衝材(2)をセットしたキャップ(3)を容器口部(11)に螺合する際の、締めきり直前にも、突条(29)(29)との摩擦によって、キャップ(3)と一緒に緩衝材(2)が回る虞れがある。しかし、上記と同様の理由で錠剤(4)を傷付けることはない。
上記実施例の説明は、本発明を説明するためのものであって、特許請求の範囲に記載の発明を限定し、或は範囲を減縮する様に解すべきではない。又、本発明の各部構成は上記実施例に限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能である。
例えば、上記実施例は、錠剤容器であるが、容器(1)に収容するのは、錠剤に限らない。緩衝材(2)を容器(1)にセットした状態で容器(1)の内容物の動きを封じることができる様な、内容物(収容物)であれば、その物質、形状は問わない。
緩衝材の正面図である。 同上の平面図である。 同上の底面図である。 同上の縦断面図である。 図1A−A線に沿う拡大断面図である。 緩衝材が容器内の錠剤を押さえている状態の断面図である。 キャップと、容器口部及び緩衝材のフランジの係合状態の拡大断面図である。 出願人が以前提案した緩衝材の正面図である。 同上の緩衝材を錠剤容器にセットした状態の断面図である。
符号の説明
1 容器
11 口部
2 緩衝材
21 筒部
22 底板
23 スリット孔
24 細帯状部
26 フランジ
27 引掛り片
3 キャップ
34 掛り条

Claims (6)

  1. 容器口部(11)に嵌まる筒部(21)と、該筒部上端に突設され該容器口部(11)の端面(12)に当接可能なフランジ(26)と、筒部(21)の底を閉じる底板(22)とから構成され、筒部(21)にはフランジ(26)側から底板(22)側に延びるスリット孔(23)が、筒部(21)の周方向に並んで開設されており、全体が合成樹脂で形成されている緩衝材。
  2. スリット孔(23)は、フランジ(26)の近傍から底板(22)の外周部に掛かって開設されている、請求項1に記載の緩衝材。
  3. 筒部(21)の外側面において、隣り合うスリット孔(23)(23)間の各細帯状部(24)の長手方向の両側縁は面取り部(25)が形成されている、請求項1又は2に記載の緩衝材。
  4. 請求項1乃至3の何れかに記載の緩衝材(2)を、その筒部(21)を容器口部(11)に嵌め、該容器口部(11)にキャップ(3)を螺合して、キャップ(3)と容器口部(11)の端面(12)との間で緩衝材(2)のフランジ(26)を挟圧する緩衝材付き錠剤容器において、緩衝材(2)の外周縁には引掛り片(27)が外向きに突設され、キャップ(3)の内ネジ条(33)の内径は、引掛り片(27)を含むフランジ(26)の外径と略等しい緩衝材付き容器。
  5. キャップ(3)の奥に、天井壁(31)との間に引掛り片(27)が嵌まる余裕を存してキャップ(3)の内周面を一周して掛り条(34)が形成され、該掛り条(34)の内径は、引掛り片(27)を含むフランジ(26)の外径よりも少し小さく、該緩衝材(2)の引掛り片(27)は、弾性変形してキャップ(3)の掛り条(34)を乗り越えて掛り条(34)と天井壁(31)との間に嵌まっている、請求項4に記載の緩衝材付き容器。
  6. 緩衝材(2)の引掛り片(27)には、キャップ(3)の掛り条(34)に対する嵌まり勾配の案内面(28)が形成されている、請求項5に記載の緩衝材付き容器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009280281A (ja) * 2008-04-24 2009-12-03 Taisei Kako Co Ltd 錠剤用緩衝材
CN102218018A (zh) * 2011-06-01 2011-10-19 李红民 治疗骨质增生和腰椎间盘脱出药液的泡制容器及其方法

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