JP2007001046A - シート状構造体の賦形方法及び繊維強化樹脂 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】所定方向に繊維が配列されたプリフォーム11を、所定形状の型面13b,14b,15bを有する複数のクランプ装置13,14,15によって3箇所において把持する。次にプリフォーム11を把持された箇所の間において所定形状の押圧面16a,17aを有するプレッサ16,17で押圧しながら、プリフォーム11に不要な力が加わらないようにクランプ装置14,15をプリフォーム11の把持部の間隔が狭くなるように移動させる。その結果、プリフォーム11がプレッサ16,17の押圧面16a,17aに沿うように変形されて、プリフォーム11がプレッサ16,17の押圧面16a,17aと型面13b,14b,15bで押圧されて賦形が行われる。
【選択図】 図6
Description
以下、本発明を2つの溝を有し、対称形状の繊維強化樹脂のプリフォームの製造方法に具体化した第1の実施形態を図1〜図9に従って説明する。図1(a)は賦形されたプリフォームの模式斜視図、(b)はシート状構造体としてのプリフォームの賦形に使用するクランプ装置及びプレッサの模式斜視図である。図2は賦形装置の模式正面図、図3は賦形装置の模式平面図である。
プリフォーム11としては、例えば、複数の繊維束層を積層して形成された少なくとも2軸配向となる積層繊維束群が、各繊維束層と直交する方向に配列された厚さ方向糸(結合糸)にて結合された構造の三次元繊維構造体が使用される。
この実施形態では次の効果を有する。
(7)プリフォーム11は、複数のクランプ装置13〜15の水平部13c〜15cに固定されたシート43の上に載置された状態で可動把持部24,29,31により把持される。従って、プリフォーム11が単独では水平状態を保持するのが難しい場合でも、賦形作業の準備段階として各クランプ装置13〜15で把持する際に、確実に水平状態で把持することができる。また、プリフォーム11はシート43を介して各型面13b,14b,15bに押圧されるため、仮にプリフォーム11が型面13b,14b,15bと相対移動されても、プリフォーム11を構成する繊維の配列を乱すような力が作用するのを回避することができる。
次に第2の実施形態を図10に従って説明する。この実施形態は、プリフォーム11を異なる形状の溝12を有する非対称形状に賦形する点が前記第1の実施形態と異なっている。そして、型部13a,15a及びプレッサ17の押圧面の形状が第1の実施形態と異なっている。第1の実施形態と同様の部分については同一符号を付してその詳細な説明を省略する。図10は賦形装置20の一部省略模式正面図である。
(10)プリフォーム11を左右非対称な形状に賦形できるため、所望の物性に適した形状のプリフォーム11を賦形することができる。
○ 賦形後のプリフォーム11の形状は溝12を複数有する形状に限らない。例えば、溝12が一つであってもよい。その場合、賦形装置20は、図11(a)に示すように、1個のプレッサ16と、2台のクランプ装置14,15で構成される。プレッサ16は上下方向にのみ移動可能であればよく、左右方向への移動機構は不要となる。そして、型部14a,15aは共通のレール44に沿って移動可能に設けられ、モータM1,M2によって同じ速度で移動される。
○ 賦形後のプリフォーム11が対称形状の場合、両型部14a,15aを移動させるボールネジ機構のネジ軸としてネジの方向が異なるものを連結して、1台のモータで駆動するようにしてもよい。この場合モータの数を減らすことができる。
(1)請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載の発明において、前記シート状構造体は、前記複数のクランプ装置の把持部に固定されたシートの上に載置され、その上にシートが配置された状態でクランプ装置により把持される。
Claims (8)
- 所定方向に繊維が配列されたシート状構造体を、所定形状の型面を有する複数のクランプ装置によって少なくとも2箇所において把持し、次に前記シート状構造体を把持された箇所の間において所定形状の押圧面を有するプレッサで押圧しながら、少なくとも前記クランプ装置の一つを前記シート状構造体の把持部の間隔が狭くなるように移動させることにより、前記シート状構造体を前記プレッサの押圧面に沿うように変形させて、前記シート状構造体を前記プレッサの押圧面と前記クランプ装置の型面とで押圧して賦形を行うシート状構造体の賦形方法。
- 前記クランプ装置は、前記シート状構造体の把持を同じ高さにおいて行う請求項1に記載のシート状構造体の賦形方法。
- 前記プレッサは、前記シート状構造体の把持部の間に1個設けられている請求項1又は請求項2に記載のシート状構造体の賦形方法。
- 前記クランプ装置は、前記シート状構造体の前記プレッサとの接触面がプレッサに対して相対移動しないように移動される請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のシート状構造体の賦形方法。
- 前記クランプ装置は3台以上設けられている請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載のシート状構造体の賦形方法。
- 前記プレッサは、前記シート状構造体をそれぞれ同一面側から押圧する請求項5に記載のシート状構造体の賦形方法。
- 前記シート状構造体は、前記複数のクランプ装置の把持部に固定されたシートの上に載置された状態でクランプ装置により把持される請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載のシート状構造体の賦形方法。
- 請求項1〜請求項7のいずれか一項に記載のシート状構造体の賦形方法によって賦形された繊維構造体を強化材とした繊維強化樹脂。
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