JP2006528941A - 第Xa因子阻害剤としてのトリアゾール誘導体 - Google Patents

第Xa因子阻害剤としてのトリアゾール誘導体 Download PDF

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Abstract

本発明はR0;R1;R3;Q;J1;J2;J3;J4;J5;V;GおよびMが請求項記載の意味を有する式(I)および(II)の化合物に関する。式(I)および(II)の化合物は価値ある薬理学的活性を有する。それらは強力な抗血栓作用を有し、そして、例えば血栓側線性疾患または再狭窄のような心臓血管障害の治療および予防に適している。それらは血液凝固酵素第Xa因子(FXa)および/または第VIIa因子(FVIIa)の可逆的
阻害剤であり、そして一般的に第Xa因子および/または第VIIa因子の望ましくない活性が存在するか、その治癒または防止のためには第Xa因子および/または第VIIa因子の抑制が意図される状態において適用される。本発明は更に、式(I)および(II)の化合物の製造方法、特に医薬品中の活性成分としてのその使用、および、それを含む医薬調製物に関する。
【化1】

Description

本発明は下記式IおよびII:
Figure 2006528941
[式中、R0;R1;R2;R3;Q;J1;J2;J3;J4;J5;V;GおよびMは後に記載する意味を有する]のの化合物に関する。式IおよびIIの化合物は価値ある薬理学的活性を有する。それらは強力な抗血栓作用を有し、そして、例えば血栓側線性疾患または再狭窄のような心臓血管障害の治療および予防に適している。それらは血液凝固酵素第Xa因子(FXa)および/または第VIIa因子(FVIIa)の可逆的阻害剤であり、そして一般的に第Xa因子および/または第VIIa因子の望ましくない活性が存在するか、その治
癒または防止のためには第Xa因子および/または第VIIa因子の抑制が意図される状態において適用される。本発明は更に式IおよびIIの化合物の製造方法、特に医薬品中の活性成分としてのその使用、および、それを含む医薬調製物に関する。
正常な止血は凝固の開始、形成および血塊の溶解の過程の間の複雑な均衡性の結果である。血球、特定の血漿中蛋白および血管表面の間の複雑な相互作用が、傷害や血液損失が生じない限りは血液の流体性を維持している(EP−A−987274)。多くの顕著な疾患状態は異常な止血に関係している。例えば、アテローム性動脈硬化性のプラークの破壊による局所血栓形成は急性心筋梗塞および不安定狭心症の主要な原因である。血栓溶解療法または経皮的血管形成の何れかによる閉塞性の冠動脈血栓の治療は罹患血管の急性の血栓溶解性の再閉塞を伴う場合がある。
血栓の形成を制限または防止するための安全で効果的な治療用抗凝固剤の必要性がなお存続している。第Xa因子および/または第VIIa因子活性のようにトロンビンを直接阻害せずに凝固カスケードの他の段階を抑制することにより凝固を抑制する薬剤の開発が最も望ましい。第Xa因子の阻害剤はトロンビン阻害剤よりも出血の危険性が低いことがわかっている(A.E.P.Adang&J.B.M.Rewinkel,Drugs of the Future 2000,25,369−383)。有効であるが望ましくない副作用を示さない低分子量の第Xa因子特異的血液凝固抑制剤は例えばWO−A−95/291892記載されている。しかしながら、有効な第Xa因子特異的血液凝固抑制剤であることのほかに、そのような抑制剤は更に別の好都合な特性、例えば血漿および肝臓中での安定性並びに抑制を意図しない他のセリンプロテアーゼ、例えばトロンビンと比較した場合の選択性を有することが望ましい。有効でありかつ上記した好都合な点も有している更に低分子量の第Xa因子特異的血液凝固抑制剤が望まれている。
モノクローナル抗体(WO−A−92/06711)またはクロロメチルケトン不活性化第VIIa因子のような蛋白質(WO−A−96/12800、WO−A−974765
1)を用いた第VIIa/組織因子触媒複合体の特異的な抑制は急性動脈傷害により誘発される血栓の形成または細菌性敗血症に関連する血栓性の合併症を制御する極めて効果的な手段である。第VIIa因子/組織因子の活性を阻害することは、バルーン血管形成術の後の再狭窄を抑制することを示唆する実験結果がある。出血試験がヒヒにおいて実施されており、そして、第VIIa/組織因子複合体の抑制は、トロンビン、血小板および第Xa因子の抑制を含む試験したいずれの抗凝固剤の使用の治療効果および出血危険性に関しても、最も広範な安全性の範囲を有していることを示している。第VIIa因子の特定の阻害剤はすでに報告されている。例えばEP−A−987274は第VIIa因子を阻害するトリペプチド単位を含有する化合物を開示している。しかしながら、これらの化合物の特性の側面はなお理想的ではなく、そして更に低分子量の第VIIa因子阻害血液凝固抑制剤がなお必要とされている。
本発明は、より良好な第Xa因子および/または第VIIa因子阻害活性を示し、高い生体利用性を有する望ましい薬剤である式IおよびIIの新しい化合物を提供することにより、上記必要性を満足するものである。
即ち、本発明は下記式IおよびII:
Figure 2006528941
[式中、J1はNまたはCであり、J2はNまたはCであり、J3はNまたはCであり、J4はNまたはCであり、そして、J5はNまたはCであるが、
ただし、
a)J1はNであり、そして、J2はNであり、そして、J3はNであるか、または、
b)J1はNであり、そして、J2はNであり、そして、J3はCであるか、または、
c)J1はNであり、そして、J2はCであり、そして、J3はNであるか、または、
d)J1はCであり、そして、J2はNであり、そして、J3はNであるか、または、
e)J4はNであり、そして、J5はNであるか、または、
f)J4はNであり、そして、J5はCであるか、または、
g)J4はCであり、そして、J5はNであり、そして、
0は、1)単環または2環の6〜14員のアリールであり、ここでアリールはR8により相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているもの、
2)ピリジル、ピリミジニル、インドリル、イソインドリル、インダゾリル、フタラジニル、キノリル、イソキノリル、ベンゾチオフェン、キナゾリニルおよびフェニルピリジルよりなる群から選択される単環または2環の4〜15員のヘテロサイクリル、ここで該ヘテロサイクリルは未置換であるか、またはR8で相互に独立してモノ、ジもしくはトリ置換されているもの、
または、
3)窒素、イオウもしくじは酸素から選択されるヘテロ原子1、2、3または4個を含む単環または2環の4〜15員のヘテロサイクリル、ここで該ヘテロサイクリルは未置換であるか、または、R8で相互に独立してモノ、ジもしくはトリ置換されており、そして更に窒素、イオウもしくは酸素から選択されるヘテロ原子1、2、3または4個を含む単環または2環の4〜15員のヘテロサイクリルで置換されているもの、ここで該ヘテロサイクリルは未置換であるか、または、R8で相互に独立してモノ、ジもしくはトリ置換されているもの、であり、
R8は、1)ハロゲン、
2)−NO2
3)−CN、
4)−C(O)−NH2
5)−OH、
6)−NH2
7)−O−CF3
8)単環または2環の6〜14員のアリール、ここでアリールはハロゲンもしくは−O−(C1−C8)−アルキルで相互に独立してモノ、ジもしくはトリ置換されているもの、
9)−(C1−C8)−アルキル、ここでアルキルは未置換であるか、またはハロゲン、NH2、−OHもしくはメトキシ残基でモノ、ジもしくはトリ置換されているもの、
10)−O−(C1−C8)−アルキル、ここでアルキルは未置換であるか、またはハロゲン、NH2、−OHもしくはメトキシ残基でモノ、ジもしくはトリ置換されているもの

11)−SO2−CH3または、
12)−SO2−CF3であるが、
ただしR0が単環または2環の6〜14員のアリールである場合はR8は少なくとも1
つのハロゲンまたは−C(O)−NH2または−O−(C1−C8)−アルキル残基であり、
Qは直接結合、−(C0−C2)−アルキレン−C(O)−NR10−、−NR10−C(O)−NR10−、−NR10−C(O)−、−SO2−、−(C1−C6)−アルキレン、−(CH2m−NR10−C(O)−NR10−(CH2n−、−(CH2m−NR10−C(O)−(CH2n−、−(CH2m−S−(CH2n−、−(CH2m−C(O)−(CH2
n−、−(CH2m−SO2−NR10−(CH2n−、−(CH2m−NR10−SO2−(CH2n−、−(CH2m−NR10−SO2−NR10−(CH2n−、−(CH2m−CH(OH)−(CH2n−、−(CH2m−O−C(O)−NR10−(CH2n−、−(C2−C3)−アルキレン−O−(C0−C3)−アルキレン−、−(C2−C3)−アルキレン−S(O)−、−(C2−C3)−アルキレン−S(O)2−、−(CH2m−NR10−C(O)−O−(CH2n−、−(C2−C3)−アルキレン−S(O)2−NH−(R10)−、−(C2−C3)−アルキレン−N(R10)−または−(C0−C3)−アルキレン−C(O)−O−(CH2m−であり、
ここでR10は後に定義するとおりであり、そしてここでnおよびmは相互に独立して同じかまたは異なっていて、整数0、1、2、3、4、5または6であり、ここで−(CH2m−または−(CH2n−で形成されるアルキレン残基は未置換であるか、または、ハロゲン、−NH2または−OHで相互に独立してモノ、ジもしくはトリ置換されているか;または−(C3−C6)−シクロアルキレンであり、ここでシクロアルキレンは未置換であるか、または、ハロゲン、−NH2もしくは−OHで相互に独立してモノ、ジもしくはトリ置換されており;
1は水素原子、−(C1−C4)−アルキル、ここでアルキルは未置換であるか、R13で1〜3回置換されているもの;−(C1−C3)−アルキレン−C(O)−NH−R0、−(C1−C3)−アルキレン−C(O)−O−R10、単環または2環の6〜14員のアリール、ただしアリールはR8で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているもの、ここでR8は前述の通り定義されるもの;窒素、イオウもしくは酸素から選択されるヘテロ原子1、2,3または4個を含む4〜15員のヘテロサイクリル;−(C1−C3)−パーフルオロアルキレン、−(C1−C3)−アルキレン−S(O)−(C1−C4)−アルキル、−(C1−C3)−アルキレン−S(O)2−(C1−C3)−アルキル、−(C1−C3)−アルキレン−S(O)2−N(R4')−R5'、−(C1−C3)−アルキレン−O−(C1−C4)−アルキル、−(C0−C3)−アルキレン−(C3−C8)−シクロアルキルまたは−(C0−C3)−アルキレン−het、ここでhetは窒素、イオウもしくは酸素から選択されるヘテロ原子1、2,3または4個を含む3〜7員の環状の残基であり、ここで該環状の残基は未置換であるかR14で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているもの、であり、
4'およびR5'は相互に独立して同じかまたは異なっていて、水素原子または−(C1−C4)−アルキルであり、
2は直接結合または−(C1−C4)−アルキレンであるか、または、
1およびR3はそれらが結合している原子と一緒になって窒素、イオウもしくは酸素から選択されるヘテロ原子1、2,3または4個を含む6〜8員の環状の基を形成でき、ここで該環状の基は未置換であるかR14で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されており、
1−N−R2−Vは窒素、イオウもしくは酸素から選択されるヘテロ原子1、2,3または4個を含む4〜8員の環状の基であり、ここで該環状の基は未置換であるかR14で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されており、
R14はハロゲン、−OH、=O、−(C1−C8)−アルキル、−(C1−C4)−アルコキシ、−NO2、−C(O)−OH、−CN、−NH2、−C(O)−O−(C1−C4)−アルキル、−(C0−C8)−アルキル−SO2−(C1−C4)−アルキル、−(C0−C8)−アルキル−SO2−(C1−C3)−パーフルオロアルキル、−(C0−C8)−アルキル−SO2−N(R18)−R21、−C(O)−NH−(C1−C8)−アルキル、−C(O)−N−[(C1−C8)−アルキル]2、−NR18−C(O)−NH−(C1−C8)−アルキル、−C(O)−NH2、−S−R18または−NR18−C(O)−NH−[(C1−C8)−アルキル]2であり、
ここでR18およびR21は相互に独立して水素原子、−(C1−C3)−パーフルオロアルキルまたは−(C1−C6)−アルキルであり、
Vは、1)窒素、イオウまたは酸素から選択されるヘテロ原子1、2,3または4個を含む3〜7員の環状の残基であり、ここで該環状の残基は未置換であるかR14で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているもの、
2)6〜14員のアリール、ここでアリールは未置換であるかR14で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているもの、または、
3)単環または2環の4〜15員のヘテロサイクリル、ここで該ヘテロサイクリルは未置換であるかR14で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているものであり、
Gは直接結合、−(CH2m−NR10−SO2−NR10−(CH2n−、−(CH2m−CH(OH)−(CH2n−、−(CH2m−、−(CH2m−O−(CH2n−、−(CH2m−C(O)−NR10 −(CH2n−、−(CH2)−SO2−(CH2n−、−(CH2m−NR10−C(O)−NR10−(CH2n−、−(CH2m−NR10−C(O)−(CH2n−、−(CH2m−C(O)−(CH2n−、−(CH2)−S−(CH2n−、−(CH2m−SO2−NR10−(CH2n−、−(CH2m−NR10−SO2−(CH2n−、−(CH2m−NR10−、−(CH2m−O−C(O)−NR10−(CH2n−または−(CH2m−NR10−C(O)−O−(CH2n−であり、
nおよびmは相互に独立して同じかまたは異なっていて、整数0、1、2、3、4、5または6であり、
Mは、1)水素原子、
2)−(C1−C8)−アルキル、ここでアルキルは未置換であるかまたはR14で相互に独立してモノ、ジもしくはトリ置換されているもの、
3)−C(O)−N(R11)−R12、
4)−(CH2m−NR10
5)6〜14員のアリール、ここでアリールは未置換であるかまたはR14で相互に独立してモノ、ジもしくはトリ置換されているもの、
6)単環または2環の4〜15員のヘテロサイクリル、ここでヘテロサイクリルは未置換であるかまたはR14で相互に独立してモノ、ジもしくはトリ置換されているもの、
7)−(C3−C8)−シクロアルキル、ここで該シクロアルキルは未置換であるかまたはR14で相互に独立してモノ、ジもしくはトリ置換されているもの、
8)窒素、イオウまたは酸素から選択されるヘテロ原子1、2,3または4個を含む3〜7員の環状の残基、ここで該環状の残基は未置換であるかまたはR14で相互に独立してモノ、ジもしくはトリ置換されているもの、ここでR14は上述の通りであり、であり,
3は、1)水素原子、
2)ハロゲン、
3)−(C1−C4)−アルキル、ここでアルキルは未置換であるか、R13で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているもの、
4)−(C1−C3)−パーフルオロアルキル、
5)フェニル、ここでフェニルは未置換であるか、R13で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているもの、
6)−(C0−C4)−アルキレン−O−R19、ここでR19は、
a)水素原子、
b)−(C1−C4)−アルキル、ここでアルキルは未置換であるか、R13で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているもの、
c)フェニル、ここでフェニルは未置換であるか、R13で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているもの、
d)−CF3、または、
e)−CHF2、であるもの、
7)−NO2
8)−CN、
9)−SOs−R11、ここでsは1または2であるもの、
10)−SOt−N(R11)−R12、ここでtは1または2であるもの、
11)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−R11
12)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−O−R11
13)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−N(R11)−R12
14)−(C0−C4)−アルキレン−N(R11)−R12
15)−NR10−SO2−R10
16)−S−R10
17)−(C0−C2)アルキレン−C(O)−O−(C2−C4)−アルキレン−O−C(O)−(C1−C4)−アルキル、
18)−C(O)−O−C(R15,R16)−O−C(O)−R17、
19)−(C0−C2)アルキレン−C(O)−O−(C2−C4)−アルキレン−O−C(O)−O−(C1−C6)−アルキル、
20)−C(O)−O−C(R15,R16)−O−C(O)−O−R17、
21)−(C0−C4)−アルキレン−(C6−C14)−アリール、ここでアリールはR13で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているもの、
22)−(C0−C4)−アルキレン−(C4−C15)−ヘテロサイクリル、ここでヘテロサイクリルは未置換であるかR13で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているもの、
23)−(C0−C4)−アルキレン−(C3−C8)−シクロアルキル、ここでシクロアルキルは未置換であるかR13で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているもの、
24)−(C0−C4)−アルキレン−het、ここでhetは未置換であるかR13で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているもの、
25)−(C0−C4)−アルキレン−O−CH2−(C1−C3)−パーフルオロアルキレン−CH2−O−(C0−C4)−アルキル、
26)−SOw−N(R11)−R13、ここでwは1または2であるもの、
27)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−N(R11)−R13
28)−(C0−C4)−アルキレン−N(R11)−R13
29)=O、または、
30)下記に列挙する残基:
Figure 2006528941
ここでMeはメチルであるもの、であるか、または、
残基−OR19の2個が隣接する原子と結合する場合は、それらはそれらが結合している原子と一緒になって5または6員の環を形成することができ、これは未置換であるかR13で1、2、3または4回置換されているものであるが、
ただし、R3は式IおよびIIの環上の何れの位置においても結合でき、そして1、2または3個存在することができ、そして相互に独立して同じかまたは異なっており、
R11およびR12は相互に独立して同じかまたは異なっていて、そして、
1)水素原子、
2)−(C1−C6)−アルキル、ここでアルキルは未置換であるか、またはR13で相互に独立してモノ、ジもしくはトリ置換されており、
3)−(C0−C6)−アルキル−(C3−C8)−シクロアルキル、
4)−SOt−R10、ここでtは1または2であり、
5)−(C0−C6)−アルキル−(C6−C14)−アリール、ここでアルキルおよびアリールは相互に独立して未置換であるか、または、R13でモノ、ジもしくはトリ置換されており、
6)−(C1−C3)−パーフルオロアルキル、
7)−O−R17、または、
8)−(C0−C6)−アルキル−(C4−C15)−ヘテロサイクリル、ここでアルキルおよびヘテロサイクリルは相互に独立して未置換であるか、または、R13でモノ、ジもしくはトリ置換されているか、または、
R11およびR12はそれらが結合している窒素原子と一緒になって、窒素原子以外に酸素、イオウおよび窒素から選択される同じかまたは異なる環へテロ原子1個または2個を含むことができる4〜8員の単環の複素環を形成することができ;ここで複素環は未置換であるかR13で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されており、
R13はハロゲン、−NO2、−CN、=O、−OH、−CF3、−C(O)−O−R10、−C(O)−N(R10)−R20、−N(R10)−R20、−(C3−C8)−シクロアルキル、−(C0−C3)−アルキレン−O−R10、−Si−(CH33、N(R10)−S(O)u−R10(ここでuは1または2であるもの)、−S−R10、−SOr−R10(ここでrは1または2であるもの)、−S(O)v−N(R10)−R20(ここでvは1または2であるもの)、−C(O)−R10、−(C1−C8)−アルキル、−(C1−C8)−アルコキシ、フェニル、フェニルオキシ−、−O−CF3、−(C0−C4)−アルキル−C(O)−O−C(R15、R16)−O−C(O)−R17、−(C1−C4)−アルコキシ−フェニル、−(C0−C4)−アルキル−C(O)−O−C(R15、R16)−O−C(O)−O−R17、−(C1−C3)−パーフルオロアルキル、−O−R15、−NH−C(O)−NH−R10、−NH−C(O)−O−R10または下記に列挙する残基:
Figure 2006528941
であるか、または、
10およびR20は相互に独立して水素、−(C1−C6)−アルキル、−(C0−C4)−アルキル−OH、−(C0−C4)−アルキル−O−(C1−C4)−アルキルまたは−(C1−C3)−パーフルオロアルキルであり、
R15およびR16は相互に独立して水素、−(C1−C6)−アルキルであるか、または、それらが結合している炭素原子と一緒になって未置換であるか、または、R10で1〜3回置換されている3〜6員の炭素環を形成でき、そして、
R17は−(C1−C6)−アルキル、−(C1−C6)−アルキル−OH、−(C1−C6)−アルキル−O−(C1−C6)−アルキル、−(C3−C8)−シクロアルキル、−(C1−C6)−アルキル−O−(C1−C8)−アルキル−(C3−C8)−シクロアルキル、−(C1−C6)−アルキル−(C3−C8)−シクロアルキルであり、ここで該シクロアルキル環は未置換であるか−OH、−O−(C1−C4)−アルキルもしくはR10で1、2または3回置換されているものである]の化合物であって、全てのその立体異性体型および何れかの比のその混合物およびその生理学的に耐容性のある塩に関する。
2)本発明はまた、式IおよびIIの化合物であって、式中、
1はNまたはCであり、J2はNまたはCであり、J3はNまたはCであり、J4はNまたはCであり、そして、J5はNまたはCであるが、
ただし、
a)J1はNであり、そして、J2はNであり、そして、J3はNであるか、または、
b)J1はNであり、そして、J2はNであり、そして、J3はCであるか、または、
c)J1はNであり、そして、J2はCであり、そして、J3はNであるか、または、
d)J1はCであり、そして、J2はNであり、そして、J3はNであるか、または、
e)J4はNであり、そして、J5はNであるか、または、
f)J4はNであり、そして、J5はCであるか、または、
g)J4はCであり、そして、J5はNであり、そして、
0は、1)単環または2環の6〜14員のアリールであり、ここでアリールはR8により相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているもの、
2)ベンゾチオフェン、インダゾリル、インドリル、イソインドリル、イソキノリル、フェニルピリジル、フタラジニル、ピリジル、ピリミジニル、キナゾリニルおよびキノリニルよりなる群から選択される単環または2環の4〜15員のヘテロサイクリル、ここで該ヘテロサイクリルは未置換であるか、またはR8で相互に独立してモノ、ジもしくはトリ置換されているもの、
または、
3)窒素、イオウまたは酸素から選択されるヘテロ原子1、2、3または4個を含む単環または2環の4〜15員のヘテロサイクリル、ここで該ヘテロサイクリルは未置換であるか、または、R8で相互に独立してモノ、ジもしくはトリ置換されており、そして更に窒素、イオウもしくは酸素から選択されるヘテロ原子1、2、3または4個を含む単環または2環の4〜15員のヘテロサイクリルで置換されているもの、ここで該ヘテロサイクリルは未置換であるか、または、R8で相互に独立してモノ、ジもしくはトリ置換されているもの、であり、
R8は、1)ハロゲン、
2)−NO2
3)−CN、
4)−C(O)−NH2
5)−OH、
6)−NH2
7)−O−CF3
8)単環または2環の6〜14員のアリール、ここでアリールはハロゲンまたは−O−(C1−C8)−アルキルで相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているもの、
9)−(C1−C8)−アルキル、ここでアルキルは未置換であるか、またはハロゲン、NH2、−OHもしくはメトキシ残基でモノ、ジまたはトリ置換されているもの、
10)−O−(C1−C8)−アルキル、ここでアルキルは未置換であるか、またはハロゲン、NH2、−OHもしくはメトキシ残基でモノ、ジまたはトリ置換されているもの、
11)−SO3−CH3または、
12)−SO2−CF3であるが、
ただしR0が単環または2環の6〜14員のアリールである場合はR8は少なくとも1つのハロゲンまたは−C(O)−NH2または−O−(C1−C8)−アルキル残基であり、
Qは直接結合、−(C0−C2)−アルキレン−C(O)−NR10−、−NR10−C(O)−NR10−、−NR10−C(O)−、−SO2−、−(C1−C6)−アルキレン、−(CH2m−NR10−C(O)−NR10−(CH2n−、−(CH2m−NR10−C(O)−(CH2n−、−(CH2m−S−(CH2n−、−(CH2m−C(O)−(CH2
n−、−(CH2m−SO2−NR10−(CH2n−、−(CH2m−NR10−SO2−(CH2n−、−(CH2m−NR10−SO2−NR10−(CH2n−、−(CH2m−CH(OH)−(CH2n−、−(CH2m−O−C(O)−NR10−(CH2n−、−(C2−C3)−アルキレン−O−(C0−C3)−アルキレン−、−(C2−C3)−アルキレン−S(O)−、−(C2−C3)−アルキレン−S(O)2−、−(CH2m−NR10−C(O)−O−(CH2n−、−(C2−C3)−アルキレン−S(O)2−NH−(R10)−、−(C2−C3)−アルキレン−N(R10)−または−(C0−C3)−アルキレン
−C(O)−O−(CH2m−であり、
ここでR10は後に定義するとおりであり、そしてここでnおよびmは相互に独立して同じかまたは異なっていて、整数0、1、2、3、4、5または6であり、ここで−(CH2m−または−(CH2n−で形成されるアルキレン残基は未置換であるか、または、ハロゲン、−NH2もしくは−OHで相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているか;または−(C3−C6)−シクロアルキレンであり、ここでシクロアルキレンは未置換であるか、または、ハロゲン、−NH2もしくは−OHで相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されており;
1は水素原子、−(C1−C4)−アルキル、ここでアルキルは未置換であるか、R13で1〜3回置換されているもの;−(C1−C3)−アルキレン−C(O)−NH−R0、−(C1−C3)−アルキレン−C(O)−O−R15、単環または2環の6〜14員のアリール、ただしアリールはR8で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているもの、ここでR8は前述の通り定義されるもの;窒素、イオウまたは酸素から選択されるヘテロ原子1、2,3または4個を含む単環または2環の4〜15員のヘテロサイクリル;−(C1−C3)−パーフルオロアルキレン、−(C1−C3)−アルキレン−S(O)−(C1−C4)−アルキル、−(C1−C3)−アルキレン−S(O)2−(C1−C3)−アルキル、−(C1−C3)−アルキレン−S(O)2−N(R4')−R5'、−(C1−C3)−アルキレン−O−(C1−C4)−アルキル、−(C0−C3)−アルキレン−(C3−C8)−シクロアルキルまたは−(C0−C3)−アルキレン−het、ここでhetは未置換であるかR14で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているもの、であり、
4'およびR5'は相互に独立して同じかまたは異なっていて、水素原子または−(C1−C4)−アルキルであり、
2は直接結合または−(C1−C4)−アルキレンであるか、または、
1およびR3はそれらが結合している原子と一緒になって窒素、イオウまたは酸素から選択されるヘテロ原子1、2,3または4個を含む6〜8員の環状の基を形成でき、ここで該環状の基は未置換であるかR14で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されており、
1−N−R2−Vは窒素、イオウまたは酸素から選択されるヘテロ原子1、2,3または4個を含む4〜8員の環状の基であり、ここで該環状の基は未置換であるかR14で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されており、
R14はハロゲン、−OH、=O、−(C1−C8)−アルキル、−(C1−C4)−アルコキシ、−NO2、−C(O)−OH、−CN、−NH2、−C(O)−O−(C1−C4)−アルキル、−(C0−C8)−アルキル−SO2−(C1−C4)−アルキル、−(C0−C8)−アルキル−SO2−(C1−C3)−パーフルオロアルキル、−(C0−C8)−アルキル−SO2−N(R18)−R21、−C(O)−NH−(C1−C8)−アルキル、−C(O)−N−[(C1−C8)−アルキル]2、−NR18−C(O)−NH−(C1−C8)−アルキル、−C(O)−NH2、−S−R18または−NR18−C(O)−NH−[(C1−C8)−アルキル]2であり、
ここでR18およびR21は相互に独立して水素原子、−(C1−C3)−パーフルオロアルキルまたは−(C1−C6)−アルキルであり、
Vは、1)窒素、イオウまたは酸素から選択されるヘテロ原子1、2,3または4個を含む3〜7員の環状の残基であり、ここで該環状の残基は未置換であるかR14で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているもの、
2)6〜14員のアリール、ここでアリールは未置換であるかR14で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているもの、または、
3)単環または2環の4〜15員のヘテロサイクリル、ここで該ヘテロサイクリルは未置換であるかR14で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているものであり、
Gは直接結合、−(CH2m−NR10−SO2−NR10−(CH2n−、−(CH2m
−CH(OH)−(CH2n−、−(CH2m−、−(CH2m−O−(CH2n−、−(CH2m−C(O)−NR10 −(CH2n−、−(CH2)−SO2−(CH2n−、−(CH2m−NR10−C(O)−NR10−(CH2n−、−(CH2m−NR10−C(O)−(CH2n−、−(CH2m−C(O)−(CH2n−、−(CH2)−S−(CH2n−、−(CH2m−SO2−NR10−(CH2n−、−(CH2m−NR10−SO2−(CH2n−、−(CH2m−NR10−、−(CH2m−O−C(O)−NR10−(CH2n−または−(CH2m−NR10−C(O)−O−(CH2n−であり、
nおよびmは相互に独立して同じかまたは異なっていて、整数0、1、2、3、4、5または6であり、
Mは、1)水素原子、
2)−(C1−C8)−アルキル、ここでアルキルは未置換であるかまたはR14で相互に独立してモノ、ジもしくはトリ置換されているもの、
3)−C(O)−N(R11)−R12、
4)−(CH2m−NR10
5)−(C6−C14)−アリール、ここでアリールは未置換であるかまたはR14で相互に独立してモノ、ジもしくはトリ置換されているもの、
6)−(C4−C15)−ヘテロサイクリル、ここでヘテロサイクリルは未置換であるかまたはR14で相互に独立してモノ、ジもしくはトリ置換されているもの、
7)−(C3−C8)−シクロアルキル、ここで該シクロアルキルは未置換であるかまたはR14で相互に独立してモノ、ジもしくはトリ置換されているもの、
8)窒素、イオウまたは酸素から選択されるヘテロ原子1、2,3または4個を含む3〜7員の環状の残基、ここで該環状の残基は未置換であるかまたはR14で相互に独立してモノ、ジもしくはトリ置換されているもの、であり、ここでR14は前述の通りであり、
3は、1)水素原子、
2)ハロゲン、
3)−(C1−C4)−アルキル、ここでアルキルは未置換であるか、R13で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているもの、
4)−(C1−C3)−パーフルオロアルキル、
5)フェニル、ここでフェニルは未置換であるか、R13で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているもの、
6)−(C0−C4)−アルキレン−O−R19、ここでR19は、
a)水素原子、
b)−(C1−C4)−アルキル、ここでアルキルは未置換であるか、R13で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているもの、
c)フェニル、ここでフェニルは未置換であるか、R13で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているもの、
d)−CF3、または、
e)−CHF2、であるもの、
7)−NO2
8)−CN、
9)−SOs−R11、ここでsは1または2であるもの、
10)−SOt−N(R11)−R12、ここでtは1または2であるもの、
11)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−R11
12)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−O−R11
13)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−N(R11)−R12
14)−(C0−C4)−アルキレン−N(R11)−R12
15) NR10−SO2−R10
16)−S−R10
17)−(C0−C2)アルキレン−C(O)−O−(C2−C4)−アルキレン−O−C(O)−(C1−C4)−アルキル、
18)−C(O)−O−C(R15,R16)−O−C(O)−R17、
19)−(C0−C2)アルキレン−C(O)−O−(C2−C4)−アルキレン−O−C(O)−O−(C1−C6)−アルキル、
20)−C(O)−O−C(R15,R16)−O−C(O)−O−R17、
21)−(C0−C4)−アルキレン−(C6−C14)−アリール、ここでアリールはR13で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているもの、
22)−(C0−C4)−アルキレン−(C4−C15)−ヘテロサイクリル、ここでヘテロサイクリルは未置換であるかR13で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているもの、
23)−(C0−C4)−アルキレン−(C3−C8)−シクロアルキル、ここでシクロアルキルは未置換であるかR13で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているもの、
24)−(C0−C4)−アルキレン−het、ここでhetは未置換であるかR13で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているもの、
25)−(C0−C4)−アルキレン−O−CH2−(C1−C3)−パーフルオロアルキレン−CH2−O−(C0−C4)−アルキル、
26)−SOw−N(R11)−R13、ここでwは1または2であるもの、
27)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−N(R11)−R13
28)−(C0−C4)−アルキレン−N(R11)−R13、または、
29)下記に列挙する残基:
Figure 2006528941
ここでMeはメチルであるもの、であるか、または、
残基−OR19の2個が隣接する原子と結合する場合は、それらはそれらが結合している原子と一緒になって5または6員の環を形成することができ、これは未置換であるかR13で1、2、3または4回置換されているものであるが、
ただし、R3は式IおよびIIの環上の何れの位置においても結合でき、そして1、2または3個存在することができ、そして相互に独立して同じかまたは異なっており、
R11およびR12は相互に独立して同じかまたは異なっていて、そして、
1)水素原子、
2)−(C1−C6)−アルキル、ここでアルキルは未置換であるか、またはR13で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されており、
3)−(C0−C6)−アルキル−(C3−C8)−シクロアルキル、
4)−SOt−R10、ここでtは1または2であり、
5)−(C0−C6)−アルキル−(C6−C14)−アリール、ここでアルキルおよびアリールは相互に独立して未置換であるか、または、R13でモノ、ジもしくはトリ置換されており、
6)−(C1−C3)−パーフルオロアルキル、
7)−O−R17、または、
8)−(C0−C6)−アルキル−(C4−C15)−ヘテロサイクリル、ここでアルキルおよびヘテロサイクリルは相互に独立して未置換であるか、または、R13でモノ、ジもしくはトリ置換されているか、または、
R11およびR12はそれらが結合している窒素原子と一緒になって、窒素原子以外に酸素、イオウおよび窒素から選択される同じかまたは異なる環へテロ原子1個または2個を含むことができる4〜8員の単環の複素環を形成することができ;ここで複素環は未置換であるかR13で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されており、
R13はハロゲン、−NO2、−CN、=O、−OH、−CF3、−C(O)−O−R10、−C(O)−N(R10)−R20、−N(R10)−R20、−(C3−C8)−シクロアルキル、−(C0−C3)−アルキレン−O−R10、−Si−(CH33、−N(R10)−S(O)u−R10(ここでuは1または2であるもの)、−S−R10、−SOr−R10(ここでrは1または2であるもの)、−S(O)v−N(R10)−R20(ここでvは1または2であるもの)、C(O)−R10、−(C1−C8)−アルキル、−(C1−C8)−アルコキシ、フェニル、フェニルオキシ−、−O−CF3、−(C0−C4)−アルキル−C(O)−O−C(R15、R16)−O−C(O)−R17、−(C1−C4)−アルコキシ−フェニル、−(C0−C4)−アルキル−C(O)−O−C(R15、R16)−O−C(O)−O−R17、−(C1−C3)−パーフルオロアルキル、−O−R15、−NH−C(O)−NH−R10、−NH−C(O)−O−R10または下記に列挙する残基:
Figure 2006528941
であるか、または、
10およびR20は相互に独立して水素、−(C1−C6)−アルキルまたは−(C1−C3)−パーフルオロアルキルであり、
R15およびR16は相互に独立して水素、−(C1−C6)−アルキルであるか、または、それらが結合している炭素原子と一緒になって未置換であるか、または、R10で1〜3回置換されている3〜6員の炭素環を形成でき、そして、
R17は−(C1−C6)−アルキル、−(C1−C6)−アルキル−OH、−(C1−C6)−アルキル−O−(C1−C6)−アルキル、−(C3−C8)−シクロアルキル、−(C1−C6)−アルキル−O−(C1−C8)−アルキル−(C3−C8)−シクロアルキル、−(C1−C6)−アルキル−(C3−C8)−シクロアルキルであり、ここで該シクロアルキル環は未置換であるか−OH、−O−(C1−C4)−アルキルまたはR10で1、2または3回置換されているものである上記化合物であって、全てのその立体異性体型および何れかの比のその混合物およびその生理学的に耐容性のある塩に関する。
3)即ち、本発明は、式IおよびIIの化合物であって、式中、
1はNまたはCであり、J2はNまたはCであり、J3はNまたはCであり、J4はNまたはCであり、そして、J5はNまたはCであるが、
ただし、
a)J1はNであり、そして、J2はNであり、そして、J3はNであるか、または、
b)J1はNであり、そして、J2はNであり、そして、J3はCであるか、または、
c)J1はNであり、そして、J2はCであり、そして、J3はNであるか、または、
d)J1はCであり、そして、J2はNであり、そして、J3はNであるか、または、
e)J4はNであり、そして、J5はNであるか、または、
f)J4はNであり、そして、J5はCであるか、または、
g)J4はCであり、そして、J5はNであり、そして、
0は、1)フェニル、ナフチル、ビフェニリル、アントリルまたはフルオレニルよりなる群から選択される単環または2環の6〜14員のアリール、ここでアリールはR8により相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているもの、
2)ベンゾイミダゾリル、1,3−ベンゾジオキソリル、ベンゾフラニル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾチオフェニル、シンノリニル、クロマニル、インダゾリル、インドリル、イソクロマニル、イソインドリル、イソキノリニル、フェニルピリジル、フタラジニル、プテリジニル、プリニル、ピリジル、ピリドイミダゾリル、ピリドピリジニル、ピリドピリミジニル、ピリミジニル、キナゾリニル、キノリル、キノキサリニルまたは1,4,5,6−テトラヒドロピリダジニルよりなる群から選択されるヘテロサイクリル、ここで該ヘテロサイクリルは未置換であるか、またはR8で相互に独立してモノ、ジもしくはトリ置換されているもの、
または、
3)アクリジニル、アザベンゾイミダゾリル、アザスピロデカニル、アゼピニル、アゼチジニル、アジリジニル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾフラニル、ベンゾチオフラニル、ベンゾチオフェニル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾトリアゾリル、ベンゾテトラゾリル、ベンゾイソオキサゾリル、ベンゾイソチアゾリル、カルバゾリル、4aH−カルバゾリル、カルボリニル、クロマニル、クロメニル、シンノリニル、デカヒドロキノリニル、4,5−ジヒドロオキサゾリニル、ジオキサゾリル、ジオキサジニル、1,3−ジオキソラニル、1,3−ジオキソレニル、6H−1,5,2−ジチアジニル、ジヒドロフロ[2,3−b]−テトラヒドロフラニル、フラニル、フラザニル、イミダゾリジニル、イミダゾリニル、イミダゾリル、1H−インダゾリル、インドリニル、インドリジニル、インドリル、3H−インドリル、イソベンゾフラニル、イソクロマニル、イソインダゾリル、イソインドリニル、イソインドリル、イソキノリニル、イソチアゾリル、イソチアゾリジニル、イソチアゾリニル、イソオキサゾリル、イソオキサゾリニル、イソオキサゾリジニル、2−イソオキサゾリニル、ケトピペラジニル、モルホリニル、ナフチリジニル、オクタヒドロイソキノリニル、オキサジアゾリル、1,2,3−オキサジアゾリル、1,2,4−オキサジアゾリル、1,2,5−オキサジアゾリル、1,3,4−オキサジアゾリル、1,2−オキサ−チエパニル、1,2−オキサチオラニル、1,4−オキサゼパニル、1,2−オキサジニル、1,3−オキサジニル、1,4−オキサジニル、オキサゾリジニル、オキサゾリニル、オキサゾリル、フェナントリジニル、フェナントロリニル、フェナジニル、フェノチアジニル、フェノキサチイニル、フェノキサジニル、フタラジニル、ピペラジニル、ピペリジニル、プテリジニル、プリニル、ピラニル、ピラニル、ピラジニル、ピラゾリジニル、ピラゾリニル、ピラゾリル、ピリダジニル、ピリドオキサゾリル、ピリドイミダゾリル、ピリドチアゾリル、ピリジル、ピリジル、ピリミジニル、ピロリジニル、ピロリジノニル、ピロリニル、2H−ピロリル、ピロリル、キナゾリニル、キノリニル、4H−キノリジニル、キノキサリニル、キヌクリジニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロイソキノリニル、テトラヒドロキノリニル、1,4,5,6−テトラヒドロピリダジニル、テトラヒドロピリジニル、テトラヒドロチオフェニル、テトラジニル、トリアゾリル、6H−1,2,5−チアジアジニル、1,2,3−チアジアゾリル、1,2,4−チアジアゾリル、1,2,5−チアジアゾリル、1,3,4−チアジアゾリル、チアントレニル、1,2−チアジニル、1,3−チアジニル、1,4−チアジニル、1,3−チアゾリル、チアゾリル、チアゾリジニル、チアゾリニル、チエニル、チエタニル、チエノチアゾリル、チエノオキサゾリル、チエノイミダゾリル、チエタニル、チオモルホリニル、チオフェノリル、チオフェニル、チオピラニル、1,2,3−トリアジニル、1,2,4−トリアジニル、1,3,5−トリアジニル、1,2,3−トリアゾリル、1,2,4−トリアゾリル、1,2,5−トリアゾリル、1,3,4−トリアゾリルおよびキサンテニルよりなる群から選択されるヘテロサイクリル、
ここで該ヘテロサイクリルは未置換であるかR8で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているものであり、
そしてこれは更にアクリジニル、アザベンゾイミダゾリル、アザスピロデカニル、アゼピニル、アゼチジニル、アジリジニル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾフラニル、ベンゾチオフラニル、ベンゾチオフェニル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾトリアゾリル、ベンゾテトラゾリル、ベンゾイソオキサゾリル、ベンゾイソチアゾリル、カルバゾリル、4aH−カルバゾリル、カルボリニル、クロマニル、クロメニル、シンノリニル、デカヒドロキノリニル、4,5−ジヒドロオキサゾリニル、ジオキサゾリル、ジオキサジニル、1,3−ジオキソラニル、1,3−ジオキソレニル、6H−1,5,2−ジチアジニル、ジヒドロフロ[2,3−b]−テトラヒドロフラニル、フラニル、フラザニル、イミダゾリジニル、イミダゾリニル、イミダゾリル、1H−インダゾリル、インドリニル、インドリジニル、インドリル、3H−インドリル、イソベンゾフラニル、イソクロマニル、イソインダゾリル、イソインドリニル、イソインドリル、イソキノリニル、イソチアゾリル、イソチアゾリジニル、イソチアゾリニル、イソオキサゾリル、イソオキサゾリニル、イソオキサゾリジニル、2−イソオキサゾリニル、ケトピペラジニル、モルホリニル、ナフチリジニル、オクタヒドロイソキノリニル、オキサジアゾリル、1,2,3−オキサジアゾリル、1,2,4−オキサジアゾリル、1,2,5−オキサジアゾリル、1,3,4−オキサジアゾリル、1,2−オキサ−チエパニル、1,2−オキサチオラニル、1,4−オキサゼパニル、1,2−オキサジニル、1,3−オキサジニル、1,4−オキサジニル、オキサゾリジニル、オキサゾリニル、オキサゾリル、フェナントリジニル、フェナントロリニル、フェナジニル、フェノチアジニル、フェノキサチイニル、フェノキサジニル、フタラジニル、ピペラジニル、ピペリジニル、プテリジニル、プリニル、ピラニル、ピラジニル、ピラゾリジニル、ピラゾリニル、ピラゾリル、ピリダジニル、ピリドオキサゾリル、ピリドイミダゾリル、ピリドチアゾリル、ピリジル、ピリミジニル、ピロリジニル、ピロリジノニル、ピロリニル、2H−ピロリル、ピロリル、キナゾリニル、キノリニル、4H−キノリジニル、キノキサリニル、キヌクリジニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロイソキノリニル、テトラヒドロキノリニル、1,4,5,6−テトラヒドロピリダジニル、テトラヒドロピリジニル、テトラヒドロチオフェニル、テトラジニル、トリアゾリル、6H−1,2,5−チアジアジニル、1,2,3−チアジアゾリル、1,2,4−チアジアゾリル、1,2,5−チアジアゾリル、1,3,4−チアジアゾリル、チアントレニル、1,2−チアジニル、1,3−チアジニル、1,4−チアジニル、1,3−チアゾリル、チアゾリル、チアゾリジニル、チアゾリニル、チエニル、チエタニル、チエノチアゾリル、チエノオキサゾリル、チエノイミダゾリル、チエタニル、チオモルホリニル、チオフェノリル、チオフェニル、チオピラニル、1,2,3−トリアジニル、1,2,4−トリアジニル、1,3,5−トリアジニル、1,2,3−トリアゾリル、1,2,4−トリアゾリル、1,2,5−トリアゾリル、1,3,4−トリアゾリルおよびキサンテニルよりなる群から選択されるヘテロサイクリルで置換されており、
ここで該ヘテロサイクリルは未置換であるかR8で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているものであり、
R8は、1)ハロゲン、
2)−NO2
3)−CN、
4)−C(O)−NH2
5)−OH、
6)−NH2
7)−O−CF3
8)単環または2環の6〜14員のアリール、ここでアリールは前述において定義したとおりであり、そしてアリールはハロゲンまたは−O−(C1−C8)−アルキルで相互に独立してモノ、ジもしくはトリ置換されているもの、
9)−(C1−C8)−アルキル、ここでアルキルは未置換であるか、またはハロゲン、NH2、−OHまたはメトキシ基でモノ、ジもしくはトリ置換されているもの、
10)−O−(C1−C8)−アルキル、ここでアルキルは未置換であるか、またはハロゲン、NH2、−OHまたはメトキシ基でモノ、ジもしくはトリ置換されているもの、
11)−SO3−CH3または、
12)−SO2−CF3であるが、
ただしR0が単環または2環の6〜14員のアリールである場合はR8は少なくとも1つのハロゲン、−C(O)−NH2または−O−(C1−C8)−アルキル残基であり、こ
こでアリールは前述の通り定義され、
Qは直接結合、−(C0−C2)−アルキレン−C(O)−NR10−、−NR10−C(O)−NR10−、−NR10−C(O)−、−SO2−、−(C1−C6)−アルキレン、−(
CH2m−NR10−C(O)−NR10−(CH2n−、−(CH2m−NR10−C(O)−(CH2n−、−(CH2m−S−(CH2n−、−(CH2m−C(O)−(CH2
n−、−(CH2m−SO2−NR10−(CH2n−、−(CH2m−NR10−SO2−(CH2n−、−(CH2m−NR10−SO2−NR10−(CH2n−、−(CH2m−CH(OH)−(CH2n−、−(CH2m−O−C(O)−NR10−(CH2n−、−(C2−C3)−アルキレン−O−(C0−C3)−アルキレン−、−(C2−C3)−アルキレン−S(O)−、−(C2−C3)−アルキレン−S(O)2−、−(CH2m−NR10−C(O)−O−(CH2n−、−(C2−C3)−アルキレン−S(O)2−NH−(R10)−、−(C2−C3)−アルキレン−N(R10)−または−(C0−C3)−アルキレン−C(O)−O−(CH2m−であり、
ここでR10は後に定義するとおりであり、そしてここでnおよびmは相互に独立して同じかまたは異なっていて、整数0、1、2、3、4、5または6であり、ここで−(CH2m−または−(CH2n−で形成されるアルキレン残基は未置換であるか、または、ハロゲン、−NH2または−OHで相互に独立してモノ、ジもしくはトリ置換されているか;または−(C3−C6)−シクロアルキレンであり、ここでシクロアルキレンは未置換であるか、または、ハロゲン、−NH2または−OHで相互に独立してモノ、ジもしくはトリ置換されており;
1は水素原子、−(C1−C4)アルキル、ここでアルキルは未置換であるか、R13
で1〜3回置換されているもの;−(C1−C3)−アルキレン−C(O)−NH−R0
−(C1−C3)−アルキレン−C(O)−O−R15、フェニル、ナフチル、ビフェニリル、アントリルまたはフルオレニルよりなる群から選択されるアリール、ここでアリールはR8で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているものであり、ここでR8は前述の通り定義されるもの;
単環または2環の4〜15員のヘテロサイクリルであって前述の通り定義されるもの;
−(C1−C3)−パーフルオロアルキレン、−(C1−C3)−アルキレン−S(O)−(C1−C4)−アルキル、−(C1−C3)−アルキレン−S(O)2−(C1−C3)−アルキル、−(C1−C3)−アルキレン−S(O)2−N(R4')−R5'、−(C1−C3)−アルキレン−O−(C1−C4)−アルキル、−(C0−C3)−アルキレン−(C3−C8)−シクロアルキルまたは−(C0−C3)−アルキレン−het、ここでhetはアゼピン、アゼチジン、アジリジン、アジリン、1,4−ジアゼパン、1,2−ジアゼピン、1,3−ジアゼピン、1,4−ジアゼピン、ジアジリジン、ジアジリン、ジオキサゾール、ジオキサジン、ジオキソール、1,3−ジオキソレン、1,3−ジオキソラン、フラン、イミダゾール、イミダゾリン、イミダゾリジン、イソチアゾール、イソチアゾリジン、イソチアゾリン、イソオキサゾール、イソオキサゾリン、イソオキサゾリジン、2−イソオキサゾリン、ケトピペラジン、モルホリン、1,4−オキサゼパン、1,2−オキサ−チエパン、1,2−オキサチオラン、1,2−オキサジン、1,3−オキサジン、1,4−オキサジン、オキサゾール、オキサジリジン、オキシラン、ピペラジン、ピペリジン、ピラン、ピラジン、ピラゾール、ピラゾリン、ピラゾリジン、ピリダジン、ピリジン、ピリミジン、ピロール、ピロリジン、ピロリジノン、ピロリン、テトラヒドロピリジン、テトラジン、テトラゾール、チアジアジン、チアジアゾール、1,2−チアジン、1,3−チアジン、1,4−チアジン、1,3−チアゾール、チアゾール、チアゾリジン、チアゾリン、チエニル、チエタン、チオモルホリン、チオピラン、1,2,3−トリアジン、1,2,4−トリアジン、1,3,5−トリアジン、1,2,3−トリアゾールまたは1,2,4−トリアゾールよりなる群から選択される残基であり、ここでhetは未置換であるかまたはR14で相互に独立してモノ、ジもしくはトリ置換されているものであり、R4'およびR5'は相互に独立して同じかまたは異なっていて、水素原子または−(C1−C4)−アルキルであり、
2は直接結合または−(C1−C4)−アルキレンであるか、または、
1およびR3はそれらが結合している原子と一緒になって、アゾカン、アゾカン−2−オン、1,2−ジアゼピン、1,3−ジアゼピン、1,4−ジアゼピン、[1,4]ジアゾカン、[1,2]ジアゾカン−3−オン、[1,3]ジアゾカン−2−オン、ジオキサジン、[1,4]ジオキソカン、ジオキソール、ケトピペラジン、モルホリン、1,2−オキサジン、1,3−オキサジン、1,4−オキサジン、[オキソカン、オキソカン−2−オン、ピペラジン、ピペリジン、ピラン、ピラジン、ピリダジン、ピリミジンまたは5,6,7,8−テトラヒドロ−1H−アゾシン−2−オンから選択される6〜8員の環状の残基を形成し、ここで該環状の基は未置換であるか、またはR14で相互に独立してモノ、ジもしくはトリ置換されているものであり、
1−N−R2−Vは、アゼピン、アゼチジン、ジオキサゾール、ジオキサジン、1,2−ジアゼピン、1,3−ジアゼピン、1,4−ジアゼピン、イミダゾール、イミダゾリン、イミダゾリジン、イソチアゾール、イソチアゾリジン、イソチアゾリン、イソオキサゾール、イソオキサゾリン、イソオキサゾリジン、2−イソオキサゾリン、ケトピペラジン、モルホリン、オキサゾール、ピペラジン、ピペリジン、ピラジン、ピラゾール、ピラゾリン、ピラゾリジン、ピリダジン、ピリジン、ピリミジン、ピロール、ピロリジン、ピロリジノン、ピロリン、テトラヒドロピリジン、テトラジン、テトラゾール、チアゾール、チアジアゾール、チアゾリジン、チアゾリン、チオモルホリン、1,2,3−トリアジン、1,2,4−トリアジン、1,3,5−トリアジン、1,2,3−トリアゾールまたは1,2,4−トリアゾールよりなる群から選択される4〜8員の環状の基を形成することができ、、ここで該環状の基は未置換であるかR14で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されており、
R14はフッ素、塩素、臭素、ヨウ素、−OH、=O、−(C1−C8)−アルキル、−(C1−C4)−アルコキシ、−NO2、−C(O)−OH、−CN、−NH2、−C(O)−O−(C1−C4)−アルキル、−(C0−C8)−アルキル−SO2−(C1−C4)−アルキル、−(C0−C8)−アルキル−SO2−(C1−C3)−パーフルオロアルキル、−(C0−C8)−アルキル−SO2−N(R18)−R21、−C(O)−NH−(C1−C8)−アルキル、−C(O)−N−[(C1−C8)−アルキル]2、−NR18−C(O)−NH−(C1−C8)−アルキル、−C(O)−NH2、−S−R18または−NR18−C(O)−NH−[(C1−C8)−アルキル]2であり、
ここでR18およびR21は相互に独立して水素原子、−(C1−C3)−パーフルオロアルキルまたは−(C1−C6)−アルキルであり、
Vは、1)フェニル、ナフチル、ビフェニリル、アントリルまたはフルオレニルよりなる群から選択される単環または2環の6〜14員のアリールであり、ここでアリールはR14で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているもの、
2)アクリジニル、アザインドール(1H−ピロロピリジン)、アザベンゾイミダゾリル、アザスピロデカニル、アゼピニル、アゼチジニル、アジリジニル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾフラニル、ベンゾチオフラニル、ベンゾチオフェニル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾトリアゾリル、ベンゾテトラゾリル、ベンゾイソオキサゾリル、ベンゾイソチアゾリル、カルバゾリル、4aH−カルバゾリル、カルボリニル、クロマニル、クロメニル、シンノリニル、デカヒドロキノリニル、1,4−ジアゼパン、4,5−ジヒドロオキサゾリニル、ジオキサゾリル、ジオキサジニル、1,3−ジオキソラニル、1,3−ジオキソレニル、6H−1,5,2−ジチアジニル、ジヒドロフロ[2,3−b]−テトラヒドロフラニル、フラニル、フラザニル、イミダゾリジニル、イミダゾリニル、イミダゾリル、1H−インダゾリル、インドリニル、インドリジニル、インドリル、3H−インドリル、イソベンゾフラニル、イソクロマニル、イソインダゾリル、イソインドリニル、イソインドリル、イソキノリニル、イソチアゾリル、イソチアゾリジニル、イソチアゾリニル、イソオキサゾリル、イソオキサゾリニル、イソオキサゾリジニル、2−イソオキサゾリニル、ケトピペラジニル、モルホリニル、ナフチリジニル、オクタヒドロイソキノリニル、オキサジアゾリル、1,2,3−オキサジアゾリル、1,2,4−オキサジアゾリル、1,2,5−オキサジアゾリル、1,3,4−オキサジアゾリル、1,2−オキサ−チエパニル、1,2−オキサチオラニル、1,4−オキサゼパニル、1,2−オキサジニル、1,3−オキサジニル、1,4−オキサジニル、オキサゾリジニル、オキサゾリニル、オキサゾリル、フェナントリジニル、フェナントロリニル、フェナジニル、フェノチアジニル、フェノキサチイニル、フェノキサジニル、フタラジニル、ピペラジニル、ピペリジニル、プテリジニル、プリニル、ピラニル、ピラニル、ピラジニル、ピラゾリジニル、ピラゾリニル、ピラゾリル、ピリダジニル、ピリドオキサゾリル、ピリドイミダゾリル、ピリドチアゾリル、ピリジニル、ピリジル、ピリミジニル、ピロリジニル、ピロリジノニル、ピロリニル、2H−ピロリル、ピロリル、キナゾリニル、キノリニル、4H−キノリジニル、キノキサリニル、キヌクリジニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロイソキノリニル、テトラヒドロキノリニル、1,4,5,6−テトラヒドロピリダジニル、テトラヒドロピリジニル、テトラヒドロチオフェニル、テトラジニル、テトラゾリル、6H−1,2,5−チアジアジニル、1,2,3−チアジアゾリル、1,2,4−チアジアゾリル、1,2,5−チアジアゾリル、1,3,4−チアジアゾリル、チアントレニル、1,2−チアジニル、1,3−チアジニル、1,4−チアジニル、1,3−チアゾリル、チアゾリル、チアゾリジニル、チアゾリニル、チエニル、チエタニル、チエノチアゾリル、チエノオキサゾリル、チエノイミダゾリル、チエタニル、チオモルホリニル、チオフェニル、チオピラニル、1,2,3−トリアジニル、1,2,3−トリアゾリル、1,2,3−トリアゾリル、1,2,4−トリアゾリル、1,2,5−トリアゾリル、1,3,4−トリアゾリルおよびキサンテニルよりなる群から選択されるヘテロサイクリル、ここで該ヘテロサイクリルは未置換であるかR14で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているものであり、
Gは直接結合、−(CH2m−NR10−SO2−NR10−(CH2n−、−(CH2m
−CH(OH)−(CH2n−、−(CH2m−、−(CH2m−O−(CH2n−、−(CH2m−C(O)−NR10 −(CH2n−、−(CH2)−SO2−(CH2n−、−(CH2m−NR10−C(O)−NR10−(CH2n−、−(CH2m−NR10−C(O)−(CH2n−、−(CH2m−C(O)−(CH2n−、−(CH2)−S−(CH2n−、−(CH2m−SO2−NR10−(CH2n−、−(CH2m−NR10−SO2−(CH2n−、−(CH2m−NR10−、−(CH2m−O−C(O)−NR10−(CH2n−または−(CH2m−NR10−C(O)−O−(CH2n−であり、
nおよびmは相互に独立して同じかまたは異なっていて、整数0、1、2、3、4、5または6であり、
Mは、1)水素原子、
2)−(C1−C8)−アルキル、ここでアルキルは未置換であるかまたはR14で相互に独立してモノ、ジもしくはトリ置換されているもの、
3)−C(O)−N(R11)−R12、
4)−(CH2m−NR10
5)−(C6−C14)−アリール、ここでアリールは上記の通り定義され、そしてアリールは未置換であるかまたはR14で相互に独立してモノ、ジもしくはトリ置換されているもの、
6)−(C4−C15)−ヘテロサイクリル、ここでヘテロサイクリルは上記定義された通りであり、未置換であるかまたはR14で相互に独立してモノ、ジもしくはトリ置換されているもの、または、
7)−(C3−C8)−シクロアルキル、ここで該シクロアルキルは未置換であるかまたはR14で相互に独立してモノ、ジもしくはトリ置換されているもの、であり、
3は、1)水素原子、
2)ハロゲン、
3)−(C1−C4)−アルキル、ここでアルキルは未置換であるか、R13で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているもの、
4)−(C1−C3)−パーフルオロアルキル、
5)フェニル、ここでフェニルは未置換であるか、R13で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているもの、
6)−(C0−C4)−アルキレン−O−R19、ここでR19は、
a)水素原子、
b)−(C1−C4)−アルキル、ここでアルキルは未置換であるか、R13で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているもの、
c)フェニル、ここでフェニルは未置換であるか、R13で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているもの、
d)−CF3、または、
e)−CHF2、であるもの、
7)−NO2
8)−CN、
9)−SOs−R11、ここでsは1または2であるもの、
10)−SOt−N(R11)−R12、ここでtは1または2であるもの、
11)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−R11
12)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−O−R11
13)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−N(R11)−R12
14)−(C0−C4)−アルキレン−N(R11)−R12
15)−NR10−SO2−R10
16)−S−R10
17)−(C0−C2)アルキレン−C(O)−O−(C2−C4)−アルキレン−O−C(O)−(C1−C4)−アルキル、
18)−C(O)−O−C(R15,R16)−O−C(O)−R17、
19)−(C0−C2)アルキレン−C(O)−O−(C2−C4)−アルキレン−O−C(O)−O−(C1−C6)−アルキル、
20)−C(O)−O−C(R15,R16)−O−C(O)−O−R17、
21)−(C0−C4)−アルキレン−(C6−C14)−アリール、ここでアリールはR3で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているもの、
22)−(C0−C4)−アルキレン−(C4−C15)−ヘテロサイクリル、ここでヘテロサイクリルは未置換であるかR3で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているもの、
23)−(C0−C4)−アルキレン−(C3−C8)−シクロアルキル、ここでシクロアルキルは未置換であるかR3で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているもの、
24)−(C0−C4)−アルキレン−het、ここでhetは未置換であるかR3で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているもの、
25)−(C0−C3)−アルキレン−O−CH2−(C1−C3)−パーフルオロアルキレン−CH2−O−(C0−C3)−アルキル、
26)−SOw−N(R11)−R13、ここでwは1または2であるもの、
27)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−N(R11)−R13
28)−(C0−C4)−アルキレン−N(R11)−R13、または、
29)下記に列挙する残基:
Figure 2006528941
ここでMeはメチルであるもの、であるか、または、
残基−OR19の2個が隣接する原子と結合する場合は、それらはそれらが結合している原子と一緒になって1,3−ジオキソール環または2,3−ジヒドロ−[1,4]ジオキシン環を形成することができ、これは未置換であるかR13で1、2、3または4回置換されているものであるが、
ただし、R3は式IおよびIIの環上の何れの位置においても結合でき、そして1、2または3個存在することができ、そして相互に独立して同じかまたは異なっており、
R11およびR12は相互に独立して同じかまたは異なっていて、そして、
1)水素原子、
2)−(C1−C6)−アルキル、ここでアルキルは未置換であるか、またはR13で相互に独立してモノ、ジもしくはトリ置換されており、
3)−(C0−C6)−アルキル−(C3−C8)−シクロアルキル、
4)−SOt−R10、ここでtは1または2であり、
5)−(C0−C6)−アルキル−(C6−C14)−アリール、ここでアルキルおよびアリールは相互に独立して未置換であるか、または、R13でモノ、ジもしくはトリ置換されており、
6)−(C1−C3)−パーフルオロアルキル、
7)−O−R17、または、
8)−(C0−C6)−アルキル−(C4−C15)−ヘテロサイクリル、ここでアルキルおよびヘテロサイクリルは前述の通り定義され、そして、相互に独立して未置換であるか、または、R13でモノ、ジもしくはトリ置換されているか、または、
R11およびR12はそれらが結合している窒素原子と一緒になって、アザスピロデカン、アゼピン、アゼチジン、ジオキサゾール、ジオキサジン、1,4−ジアゼパン、1,2−ジアゼピン、1,3−ジアゼピン、1,4−ジアゼピン、イミダゾール、イミダゾリン、イミダゾリジン、イソチアゾール、イソチアゾリジン、イソチアゾリン、イソオキサゾール、イソオキサゾリン、イソオキサゾリジン、2−イソオキサゾリン、ケトピペラジン、モルホリン、[1,4]オキサゼパン、オキサゾール、ピペラジン、ピペリジン、ピラジン、ピラゾール、ピラゾリン、ピラゾリジン、ピリダジン、ピリジン、ピリミジン、ピロール、ピロリジン、ピロリジノン、ピロリン、テトラヒドロピリジン、テトラジン、テトラゾール、チアゾール、チアジアゾール、チアゾリジン、チアゾリン、チオモルホリン、チオフェン、1,2,3−トリアジン、1,2,4−トリアジン、1,3,5−トリアジン、1,2,3−トリアゾールまたは1,2,4−トリアゾールよりなる群から選択される複素環を形成することができ;ここで複素環は未置換であるかR13で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されており、
R13はハロゲン、−NO2、−CN、=O、−OH、−CF3、−C(O)−O−R10、−C(O)−N(R10)−R20、−N(R10)−R20、−(C3−C8)−シクロアルキル、−(C0−C3)−アルキレン−O−R10、−Si−(CH33、N(R10)−S(O)u−R10(ここでuは1または2であるもの)、−S−R10、−SOr−R10(ここでrは1または2であるもの)、−S(O)v−N(R10)−R20(ここでvは1または2であるもの)、C(O)−R10、−(C1−C8)−アルキル、−(C1−C8)−アルコキシ、フェニル、フェニルオキシ−、−O−CF3、−(C0−C4)−アルキル−C(O)−O−C(R15、R16)−O−C(O)−R17、−(C1−C4)−アルコキシ−フェニル、−(C0−C4)−アルキル−C(O)−O−C(R15、R16)−O−C(O)−O−R17、−(C1−C3)−パーフルオロアルキル、−O−R15、−NH−C(O)−NH−R10、−NH−C(O)−O−R10または下記に列挙する残基:
Figure 2006528941
であり、
10およびR20は相互に独立して水素、−(C1−C6)−アルキル、−(C0−C4)−アルキル−OH、−(C0−C4)−アルキル−O−(C1−C4)−アルキルまたは−(C1−C3)−パーフルオロアルキルであり、
R15およびR16は相互に独立して水素、−(C1−C6)−アルキル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチルまたはシクロヘキシルであり、ここで各環は未置換であるか、または、R10で1〜3回置換されており、そして、
R17は−(C1−C6)−アルキル、−(C1−C6)−アルキル−OH、−(C1−C6)−アルキル−O−(C1−C6)−アルキル、−(C3−C8)−シクロアルキル、−(C1−C6)−アルキル−O−(C1−C8)−アルキル−(C3−C8)−シクロアルキル、−(C1−C6)−アルキル−(C3−C8)−シクロアルキルであり、ここで該シクロアルキル環は未置換であるか−OH、−O−(C1−C4)−アルキルまたはR10で1、2または3回置換されているものである上記化合物であって、全てのその立体異性体型および何れかの比のその混合物並びにその生理学的に耐容性のある塩に関する。
4)本発明はまた、式IおよびIIの化合物であって、式中、
1はNまたはCであり、J2はNまたはCであり、J3はNまたはCであり、J4はNまたはCであり、そして、J5はNまたはCであるが、
ただし、
a)J1はNであり、そして、J2はCであり、そして、J3はNであるか、または、
b)J4はNであり、そして、J5はNであるか、または、
c)J4はNであり、そして、J5はCであり、そして、
0は、1)フェニル、ナフチル、ビフェニル、アントリルまたはフルオレニルよりなる群から選択される単環または2環の6〜14員のアリール、ここでアリールはR8により相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているもの、
2)ベンゾイミダゾリル、1,3−ベンゾジオキソリル、ベンゾフラニル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾチオフェニル、シンノリニル、クロマニル、インダゾリル、インドリル、イソクロマニル、イソインドリル、イソキノリニル、フェニルピリジル、フタラジニル、プテリジニル、プリニル、ピリジル、ピリドイミダゾリル、ピリドピリジニル、ピリドピリミジニル、ピリミジニル、キナゾリニル、キノリル、キノキサリニルまたは1,4,5,6−テトラヒドロピリダジニルよりなる群から選択されるヘテロサイクリル、ここで該ヘテロサイクリルは未置換であるか、またはR8で相互に独立してモノ、ジもしくはトリ置換されているもの、
または、
3)アザベンゾイミダゾリル、ベンゾイミダゾリル、1,3−ベンゾジオキソリル、ベンゾフラニル、ベンゾチアゾリル、ベンゾチオフェニル、ベンゾオキサゾリル、クロマニル、シンノリニル、2−フリル、3−フリル;イミダゾリル、インドリル、インダゾリル、イソクロマニル、イソインドリル、イソキノリニル、イソチアゾリル、イソオキサゾリル、オキサゾリル、フタラジニル、プテリジニル、プリニル、ピラジニル、ピラゾリル、ピリダジニル、ピリドイミダゾリル、ピリドピリジニル、ピリドピリミジニル、2−ピリジル、3−ピリジル、4−ピリジル、ピリミジニル、ピロリル;2−ピロリル、3−ピロリル、キノリニル、キナゾリニル、キノキサリニル、テトラゾリル、チアゾリル、2−チエニルまたは3−チエニルよりなる群から選択されるヘテロサイクリル、
これは更に、アクリジニル、アザベンゾイミダゾリル、アザスピロデカニル、アゼピニル、アゼチジニル、アジリジニル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾフラニル、ベンゾチオフラニル、ベンゾチオフェニル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾトリアゾリル、ベンゾテトラゾリル、ベンゾイソオキサゾリル、ベンゾイソチアゾリル、カルバゾリル、4aH−カルバゾリル、カルボリニル、クロマニル、クロメニル、シンノリニル、デカヒドロキノリニル、4,5−ジヒドロオキサゾリニル、ジオキサゾリル、ジオキサジニル、1,3−ジオキソラニル、1,3−ジオキソレニル、6H−1,5,2−ジチアジニル、ジヒドロフロ[2,3−b]−テトラヒドロフラニル、フラニル、フラザニル、イミダゾリジニル、イミダゾリニル、イミダゾリル、1H−インダゾリル、インドリニル、インドリジニル、インドリル、3H−インドリル、イソベンゾフラニル、イソクロマニル、イソインダゾリル、イソインドリニル、イソインドリル、イソキノリニル(ベンゾイミダゾリル)、イソチアゾリル、イソチアゾリジニル、イソチアゾリニル、イソオキサゾリル、イソオキサゾリニル、イソオキサゾリジニル、2−イソオキサゾリニル、ケトピペラジニル、モルホリニル、ナフチリジニル、オクタヒドロイソキノリニル、オキサジアゾリル、1,2,3−オキサジアゾリル、1,2,4−オキサジアゾリル、1,2,5−オキサジアゾリル、1,3,4−オキサジアゾリル、1,2−オキサ−チエパニル、1,2−オキサチオラニル、1,4−オキサゼパニル、1,2−オキサジニル、1,3−オキサジニル、1,4−オキサジニル、オキサゾリジニル、オキサゾリニル、オキサゾリル、フェナントリジニル、フェナントロリニル、フェナジニル、フェノチアジニル、フェノオキサチイニル、フェノオキサジニル、フタラジニル、ピペラジニル、ピペリジニル、プテリジニル、プリニル、ピラニル、ピラジニル、ピラゾリジニル、ピラゾリニル、ピラゾリル、ピリダジニル、ピリドオキサゾリル、ピリドイミダゾリル、ピリドチアゾリル、ピリジル、ピリミジニル、ピロリジニル、ピロリジノニル、ピロリニル、2H−ピロリル、ピロリル、キナゾリニル、キノリニル、4H−キノリジニル、キノキサリニル、キヌクリジニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロイソキノリニル、テトラヒドロキノリニル、1,4,5,6−テトラヒドロピリダジニル、テトラヒドロピリジニル、テトラヒドロチオフェニル、テトラジニル、トリアゾリル、6H−1,2,5−チアジアジニル、1,2,3−チアジアゾリル、1,2,4−チアジアゾリル、1,2,5−チアジアゾリル、1,3,4−チアジアゾリル、チアントレニル、1,2−チアジニル、1,3−チアジニル、1,4−チアジニル、1,3−チアゾリル、チアゾリル、チアゾリジニル、チアゾリニル、チエニル、チエタニル、チエノチアゾリル、チエノオキサゾリル、チエノイミダゾリル、チエタニル、チオモルホリニル、チオフェニル、チオピラニル、1,2,3−トリアジニル、1,2,3−トリアゾリル、1,2,3−トリアゾリル、1,2,4−トリアゾリル、1,2,5−トリアゾリル、1,3,4−トリアゾリルおよびキサンテニルよりなる群から選択されるヘテロサイクリルで置換されており、ここで該ヘテロサイクリルは未置換であるかR8で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているものであり、
R8は、1.フッ素、塩素または臭素、
2.−NO2
3.−CN、
4.−C(O)−NH2
5.−OH、
6.−NH2
7.−OCF3
8.単環または2環の6〜14員のアリール、ここでアリールは前述の通り定義され、そしてハロゲンまたは−O−(C1−C8)−アルキルで相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているもの、
9.−(C1−C8)−アルキル、ここでアルキルはハロゲン、NH2、−OHまたはメトキシ残基でモノ、ジまたはトリ置換されているもの、
10.−O−(C1−C8)−アルキル、ここでアルキルは未置換であるか、またはハロゲン、NH2、−OHまたはメトキシ残基でモノ、ジもしくはトリ置換されているもの、
11.−SO2CH3または、
12.−SO2CF3であるが、
ただしR0が前述の通り定義されるアリールまたはヘテロアリールである場合は、R8は少なくとも1つのハロゲン、−C(O)−NH2または−O−(C1−C8)−アルキル基であり、
Qは直接結合、−(C0−C2)−アルキレン−C(O)−NR10−、−NR10−C(O)−NR10−、−NR10−C(O)−、−SO2−、−(C1−C6)−アルキレンまたは−(C0−C3)−アルキレン−C(O)−O−(C0−C2)−アルキレンであり、
1は水素原子、−(C1−C4)アルキル、ここでアルキルは未置換であるか、R13で1〜3回置換されているもの;−(C1−C3)−アルキレン−C(O)−NH−R0、−(C1−C3)−アルキレン−C(O)−O−R15、−(C1−C3)−パーフルオロアルキレン、−(C1−C3)−アルキレン−S(O)−(C1−C4)−アルキル、−(C1−C3)−アルキレン−S(O)2−(C1−C3)−アルキル、−(C1−C3)−アルキレン−S(O)2−N(R4')−R5'、−(C1−C3)−アルキレン−O−(C1−C4)−アルキル、−(C0−C3)−アルキレン−(C3−C8)−シクロアルキルまたは−(C0−C3)−アルキレン−het、ここでhetはアゼピン、アゼチジン、アジリジン、アジリン、1,4−ジアゼパン、1,2−ジアゼピン、1,3−ジアゼピン、1,4−ジアゼピン、ジアジリジン、ジアジリン、ジオキサゾール、ジオキサジン、ジオキソール、1,3−ジオキソレン、1,3−ジオキソラン、フラン、イミダゾール、イミダゾリン、イミダゾリジン、イソチアゾール、イソチアゾリジン、イソチアゾリン、イソオキサゾール、イソオキサゾリン、イソオキサゾリジン、2−イソオキサゾリン、ケトピペラジン、モルホリン、1,2−オキサ−チエパン、1,2−オキサチオラン、1,4−オキサゼパン、1,2−オキサジン、1,3−オキサジン、1,4−オキサジン、オキサゾール、オキサジリジン、オキシラン、ピペラジン、ピペリジン、ピラン、ピラジン、ピラゾール、ピラゾリン、ピラゾリジン、ピリダジン、ピリジン、ピリミジン、ピロール、ピロリジン、ピロリジノン、ピロリン、テトラヒドロピリジン、テトラジン、テトラゾール、チアジアジン、チアジアゾール、1,2−チアジン、1,3−チアジン、1,4−チアジン、1,3−チアゾール、チアゾール、チアゾリジン、チアゾリン、チエニル、チエタン、チオモルホリン、チオピラン、1,2,3−トリアジン、1,2,4−トリアジン、1,3,5−トリアジン、1,2,3−トリアゾールまたは1,2,4−トリアゾールよりなる群から選択される残基であり、ここでhetは未置換であるかまたはR14で相互に独立してモノ、ジもしくはトリ置換されているものであり、
4'およびR5'は相互に独立して同じかまたは異なっていて、水素原子または−(C1−C4)−アルキルであり、
2は直接結合または−(C1−C4)−アルキレンであり、
1−N−R2−Vは、アゼピン、アゼチジン、1,4−ジアゼパン、ジオキサゾール、ジオキサジン、1,2−ジアゼピン、1,3−ジアゼピン、1,4−ジアゼピン、イミダゾール、イミダゾリン、イミダゾリジン、イソチアゾール、イソチアゾリジン、イソチアゾリン、イソオキサゾール、イソオキサゾリン、イソオキサゾリジン、2−イソオキサゾリン、ケトピペラジン、モルホリン、1,4−オキサゼパン、オキサゾール、ピペラジン、ピペリジン、ピラジン、ピラゾール、ピラゾリン、ピラゾリジン、ピリダジン、ピリジン、ピリミジン、ピロール、ピロリジン、ピロリジノン、ピロリン、テトラヒドロピリジン、テトラジン、テトラゾール、チアゾール、チアジアゾール、チアゾリジン、チアゾリン、チオモルホリン、1,2,3−トリアジン、1,2,4−トリアジン、1,3,5−トリアジン、1,2,3−トリアゾールまたは1,2,4−トリアゾールよりなる群から選択される4〜8員の環状の基を形成し、ここで該環状の基は未置換であるかR14で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されており、
R14はフッ素、塩素、臭素、ヨウ素、−OH、=O、−(C1−C8)−アルキル、−(C1−C4)−アルコキシ、−NO2、−C(O)−OH、−CN、−NH2、−C(O)−O−(C1−C4)−アルキル、−(C0−C8)−アルキル−SO2−(C1−C4)−アルキル、−(C0−C8)−アルキル−SO2−(C1−C3)−パーフルオロアルキル、−(C0−C8)−アルキル−SO2−N(R18)−R21、−C(O)−NH−(C1−C8)−アルキル、−C(O)−N−[(C1−C8)−アルキル]2、−NR18−C(O)−NH−(C1−C8)−アルキル、−C(O)−NH2、−S−R18または−NR18−C(O)−NH−[(C1−C8)−アルキル]2であり、
ここでR18およびR21は相互に独立して水素原子、−(C1−C3)−パーフルオロアルキルまたは−(C1−C6)−アルキルであり、
Vは、1)アザインドール(1H−ピロロピリジン)、アゼピン、アゼチジン、アジリジン、アジリン、1,4−ジアゼパン、1,2−ジアゼピン、1,3−ジアゼピン、1,4−ジアゼピン、ジアジリジン、ジアジリン、ジオキサゾール、ジオキサジン、ジオキソール、1,3−ジオキソレン、1,3−ジオキソラン、フラン、イミダゾール、イミダゾリン、イミダゾリジン、イソチアゾール、イソチアゾリジン、イソチアゾリン、イソオキサゾール、イソオキサゾリン、イソオキサゾリジン、2−イソオキサゾリン、ケトピペラジン、モルホリン、1,2−オキサ−チエパン、1,2−オキサチオラン、1,4−オキサゼパン、1,2−オキサジン、1,3−オキサジン、1,4−オキサジン、オキサゾール、オキサジリジン、オキシラン、ピペラジン、ピペリジン、ピラン、ピラジン、ピラゾール、ピラゾリン、ピラゾリジン、ピリダジン、ピリジン、ピリミジン、ピロール、ピロリジン、ピロリジノン、ピロリン、テトラヒドロピリジン、テトラジン、テトラゾール、チアジアジン、チアジアゾール、1,2−チアジン、1,3−チアジン、1,4−チアジン、1,3−チアゾール、チアゾール、チアゾリジン、チアゾリン、チエニル、チエタン、チオモルホリン、チオピラン、1,2,3−トリアジン、1,2,4−トリアジン、1,3,5−トリアジン、1,2,3−トリアゾールまたは1,2,4−トリアゾールよりなる群から選択されるhet残基であって上記の通り定義されるものであり、そしてここでhetは未置換であるか、R14で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているもの、
2)フェニル、ここでフェニルは未置換であるか、R14で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているもの、であり、
Gは直接結合、−(CH2m−NR10−SO2−NR10−(CH2n−、−(CH2m−CH(OH)−(CH2n−、−(CH2m−、−(CH2m−O−(CH2n−、−(CH2m−C(O)−NR10 −(CH2n−、−(CH2)−SO2−(CH2n−、−(CH2m−NR10−C(O)−NR10−(CH2n−、−(CH2m−NR10−C(O)−(CH2n−、−(CH2m−C(O)−(CH2n−、−(CH2)−S−(CH2n−、−(CH2m−SO2−NR10−(CH2n−、−(CH2m−NR10−SO2−(CH2n−、−(CH2m−NR10−、−(CH2m−O−C(O)−NR10−(CH2n−または−(CH2m−NR10−C(O)−O−(CH2n−であり、
nおよびmは相互に独立して同じかまたは異なっていて、整数0、1、2、3、4、5または6であり、
Mは、1)水素原子、
2)−(C1−C8)−アルキル、ここでアルキルは未置換であるかまたはR14で相互に独立してモノ、ジもしくはトリ置換されているもの、
3)−C(O)−N(R11)−R12、
4)−(CH2m−NR10
5)フェニルまたはナフチル、ここでフェニルまたはナフチルは未置換であるかまたはR14で相互に独立してモノ、ジもしくはトリ置換されているもの、
6)ヘテロサイクリル、ここでヘテロサイクリルはアゼパン、アゼピン、1,4−ジアゼパン、1,2−ジアゼピン、1,3−ジアゼピン、1,4−ジアゼピン、イミダゾール、イソチアゾール、イソオキサゾール、イソオキサゾリジン、2−イソオキサゾリン、ケトモルホリン、ケトピペラジン、モルホリン、オキサゾール、[1,4]−オキサゼパン、ピペラジン、ピペラジノン、ピペリジン、ピペリジノン、ピラジン、ピリダジン、ピリダジノン、ピリジン、ピリドン、ピリミジン、ピロリジン、ピロリジノン、テトラヒドロピラン、1,4,5,6−テトラヒドロ−ピリダジニル、テトラジン、テトラゾール、チアジアゾール、チアゾール、チオフェン、チオモルホリン、1,2,3−トリアジン、1,2,4−トリアジン、1,3,5−トリアジン、1,2,3−トリアゾールまたは1,2,4−トリアゾールから誘導できる基から選択される残基であり、該ヘテロサイクリルは未置換であるかまたはR14で相互に独立してモノ、ジもしくはトリ置換されているもの、または、
7)−(C3−C8)−シクロアルキル、ここで該シクロアルキルは未置換であるかまたはR14で相互に独立してモノ、ジもしくはトリ置換されているもの、であり、
R3は、1)水素原子、
2)ハロゲン、
3)−(C1−C4)−アルキル、ここでアルキルは未置換であるか、R13で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているもの、
4)−(C1−C3)−パーフルオロアルキル、
5)フェニル、ここでフェニルは未置換であるか、R13で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているもの、
6)−(C0−C4)−アルキレン−O−R19、ここでR19は、
a)水素原子、
b)−(C1−C4)−アルキル、ここでアルキルは未置換であるか、R13で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているもの、
c)フェニル、ここでフェニルは未置換であるか、R13で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているもの、
d)−CF3、または、
e)−CHF2、であるもの、
7)−CN、
8)−(C0−C4)−アルキレン−(C4−C15)−ヘテロサイクリル、ここでヘテロサイクリルは前述の通り定義され、そして未置換であるかR13で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているもの、
9)−SOs−R11、ここでsは1または2であるもの、
10) −SOt−N(R11)−R12、ここでtは1または2であるもの、
11)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−R11
12)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−O−R11
13)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−N(R11)−R12
14)−(C0−C4)−アルキレン−N(R11)−R12
15)−NR10−SO2−R10
16)−(C0−C4)−アルキレン−het、ここでhetは前述の通り定義され、そして未置換であるかR13で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているもの、
17)−(C0−C2)アルキレン−C(O)−O−(C2−C4)−アルキレン−O−C(O)−(C1−C4)−アルキル、
18)−C(O)−O−C(R15,R16)−O−C(O)−R17、
19)−(C0−C2)アルキレン−C(O)−O−(C2−C4)−アルキレン−O−C(O)−O−(C1−C6)−アルキル、
20)−C(O)−O−C(R15,R16)−O−C(O)−O−R17、
21)−(C0−C4)−アルキレン−(C6−C14)−アリール、ここでアリールは前述の通り定義され、そしてR3で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているもの、
22)−(C0−C4)−アルキレン−(C3−C8)−シクロアルキル、ここでシクロアルキルは未置換であるかR13で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているもの、
23)−(C0−C3)−アルキレン−O−CH2−CF2−CH2−O−(C0−C3)−アルキル、
24)−(C0−C3)−アルキレン−O−CH2−CF2−CF2−CH2−O−(C0−C3)−アルキル、
25)−(C0−C3)−アルキレン−O−CH2−(C1−C3)−パーフルオロアルキレン−CH2−OH、
26)−SOw−N(R11)−R13、ここでwは1または2であるもの、
27)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−N(R11)−R13
28)−(C0−C4)−アルキレン−N(R11)−R13、または、
29)下記に列挙する残基:
Figure 2006528941
ここでMeはメチルであるもの、であるか、または、
残基−OR19の2個が隣接する原子と結合する場合は、それらはそれらが結合している原子と一緒になって1,3−ジオキソール環または2,3−ジヒドロ−[1,4]ジオキシン環を形成することができ、これは未置換であるかR13で1、2、3または4回置換されているものであるが、
ただし、R3は式IおよびIIの環上の何れの位置においても結合でき、そして1、2または3個存在することができ、そして相互に独立して同じかまたは異なっており、
R11およびR12は相互に独立して同じかまたは異なっていて、そして、
1)水素原子、
2)−(C1−C6)−アルキル、ここでアルキルは未置換であるか、またはR13で相互に独立してモノ、ジもしくはトリ置換されており、
3)−(C0−C6)−アルキル−(C6−C14)−アリール、ここでアリールは前述の通り定義され、そしてアルキルおよびアリールは相互に独立して未置換であるか、または、R13でモノ、ジもしくはトリ置換されており、
4)−O−R17、または、
5)−(C0−C6)−アルキル−(C4−C15)−ヘテロサイクリル、ここでアルキルおよびヘテロサイクリルは前述の通り定義され、そして、相互に独立して未置換であるか、または、R13でモノ、ジもしくはトリ置換されているか、または、
R11およびR12はそれらが結合している窒素原子と一緒になって、アゼピン、アゼチジン、1,4−ジアゼパン、ジオキサゾール、ジオキサジン、1,2−ジアゼピン、1,3−ジアゼピン、1,4−ジアゼピン、イミダゾール、イミダゾリン、イミダゾリジン、イソチアゾール、イソチアゾリジン、イソチアゾリン、イソオキサゾール、イソオキサゾリン、イソオキサゾリジン、2−イソオキサゾリン、ケトピペラジン、モルホリン、[1,4]オキサゼパン、オキサゾール、ピペラジン、ピペリジン、ピラジン、ピラゾール、ピラゾリン、ピラゾリジン、ピリダジン、ピリジン、ピリミジン、ピロール、ピロリジン、ピロリジノン、ピロリン、テトラヒドロピリジン、テトラジン、テトラゾール、チアゾール、チアジアゾール、チアゾリジン、チアゾリン、チオモルホリン、1,2,3−トリアジン、1,2,4−トリアジン、1,3,5−トリアジン、1,2,3−トリアゾールまたは1,2,4−トリアゾールよりなる群から選択される環を形成することができ、これは未置換であるかR13で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されており、
R13はフッ素、塩素、臭素、ヨウ素、−NO2、−CN、=O、−OH、−CF3、−C(O)−O−R10、−C(O)−N(R10)−R20、−N(R10)−R20、−(C0−C3)−アルキレン−O−R10、−Si−(CH33、−N(R10)−S(O)2−R10、−S−R10、−SO2−R10、−S(O)2−N(R10)−R20、C(O)−R10、−(C1−C8)−アルキル、−(C1−C8)−アルコキシ、フェニル、フェニルオキシ−、−O−CF3、−(C1−C3)−パーフルオロアルキル、−(C0−C4)−アルキル−C(O)−O−C(R15、R16)−O−C(O)−R17、−(C1−C4)−アルコキシ−フェニル、−(C0−C4)−アルキル−C(O)−O−C(R15、R16)−O−C(O)−O−R17、−O−R15、−NH−C(O)−NH−R10、−NH−C(O)−O−R10または下記に列挙する残基:
Figure 2006528941
であり、
10およびR20は相互に独立して水素、−(C1−C6)−アルキル、−(C0−C4)−アルキル−OH、−(C0−C4)−アルキル−O−(C1−C4)−アルキルまたは−(C1−C3)−パーフルオロアルキルであり、
R15およびR16は相互に独立して水素、−(C1−C6)−アルキル、または一緒になってシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチルまたはシクロヘキシルよりなる群から選択される環を形成し、ここで各環は未置換であるか、または、R10で1〜3回置換されており、そして、
R17は−(C1−C6)−アルキル、−(C1−C6)−アルキル−OH、−(C1−C6)−アルキル−O−(C1−C6)−アルキル、−(C3−C8)−シクロアルキル、−(C1−C6)−アルキル−O−(C1−C8)−アルキル−(C3−C8)−シクロアルキル、−(C1−C6)−アルキル−(C3−C8)−シクロアルキルであり、ここで該シクロアルキル環は未置換であるか−OH、−O−(C1−C4)−アルキルまたはR10で1、2または3回置換されているものである上記化合物であって全てのその立体異性体型および何れかの比のその混合物およびその生理学的に耐容性のある塩に関する。
5)本発明はまた、式IおよびIIの化合物であって、式中、
1はNまたはCであり、J2はNまたはCであり、J3はNまたはCであり、J4はNまたはCであり、そして、J5はNまたはCであるが、
ただし、
a)J1はNであり、そして、J2はCであり、そして、J3はNであるか、または、
b)J4はNであり、そして、J5はNであるか、または、
c)J4はNであり、そして、J5はCであり、そして、
0は、1)フェニル、ここでフェニルは未置換であるか、またはR8で相互に独立してモノ、ジもしくはトリ置換されているもの、
2)ベンゾイミダゾリル、1,3−ベンゾジオキソリル、ベンゾフラニル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾチオフェニル、シンノリニル、クロマニル、インダゾリル、インドリル、イソクロマニル、イソインドリル、イソキノリニル、フェニルピリジル、フタラジニル、プテリジニル、プリニル、ピリジル、ピリドイミダゾリル、ピリドピリジニル、ピリドピリミジニル、ピリミジニル、キナゾリニル、キノリル、キノキサリニルまたは1,4,5,6−テトラヒドロピリダジニルよりなる群から選択されるヘテロサイクリル、ここで該ヘテロサイクリルは未置換であるか、またはR8で相互に独立してモノ、ジもしくはトリ置換されているもの、
または、
3)ピリジル、2−ピリジル、3−ピリジル、4−ピリジル、ピロリル、2−ピロリル、3−ピロリル、フリル、2−フリル、3−フリル;チエニル、2−チエニル、3−チエニル、イミダゾリル、ピラゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、チアジアゾリル、イソチアゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、ピリダジニルおよびピラジニルよりなる群から選択されるヘテロサイクリルであり、ここで該ヘテロサイクリルは未置換であるかR8で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されており、
そして更にピリジル、2−ピリジル、3−ピリジル、4−ピリジル、ピロリル、2−ピロリル、3−ピロリル、フリル、2−フリル、3−フリル;チエニル、2−チエニル、3−チエニル、イミダゾリル、ピラゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、チアジアゾリル、イソチアゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、ピリダジニルおよびピラジニルよりなる群から選択される残基で置換されており、ここで該基は未置換であるかR8で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されており、
R8は、1.F、Cl、BrまたはI、
2.−C(O)−NH2
3.−(C1−C4)−アルキル、ここでアルキルは未置換であるか、ハロゲン、−OHまたはメトキシ基で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているもの、または、
4.−O−(C1−C4)−アルキル、ここでアルキルは未置換であるか、ハロゲンまたはメトキシ残基で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているもの
であるが、
ただし、R0が前述の通り定義されるアリールまたはヘテロサイクリルである場合は、R8は少なくとも1つのハロゲンまたは−C(O)−NH2または−O−(C1−C8)−アルキル残基であり、
Qは直接結合、−C(O)−;−SO2−、−(C1−C6)−アルキレン、−(C0−C2)−アルキレン−C(O)−NR10−または−(C0−C3)−アルキレン−C(O)−O−(C0−C2)−アルキレンであり、
1は水素原子、−(C1−C2)−アルキル、−(C2−C3)−アルキレン−C(O)−NH−R0、−(C1−C3)−パーフルオロアルキレン、−(C1−C3)−アルキレン−C(O)−O−R15、−(C1−C3)−アルキレン−S(O)2−(C1−C3)−アルキルまたは−(C1−C3)−アルキレン−S(O)2−N(R4')−R5'であり、ここでR4'およびR5'は相互に独立して同じかまたは異なり、そして水素原子または−(C1−C4)−アルキルであり、
2は直接結合または−(C1−C2)−アルキレンであり、
1−N−R2−Vはアゼチジン、アゼチジノン、ピペリジン、ピペラジン、ピリジン、ピリミジン、ピロリジン、ピロリジノン、1,2,3−トリアジン、1,2,4−トリアジン、1,3,5−トリアジン、1,2,3−トリアゾール、1,2,4−トリアゾール、テトラジン、テトラゾール、1,4−ジアゼパン、1,2−ジアゼピン、1,3−ジアゼピン、1,4−ジアゼピン、アゼピン、ケトピペラジン、1,4−オキサゼパン、オキサゾール、イソオキサゾール、イソオキサゾリジン、2−イソオキサゾリン、モルホリン、チアゾール、イソチアゾール、チアジアゾールまたはチオモルホリンよりなる群から選択される4〜7員の環状の基を形成でき、ここで該環状の基は未置換であるか、または、R14で相互に独立してモノ、ジもしくはトリ置換されており、
R14はフッ素、塩素、−OH、=O、−(C1−C8)−アルキル、−C(O)−OH、−CN、−NH2、−C(O)−O−(C1−C4)−アルキル、−C(O)−NH−(C1−C8)−アルキル、−C(O)−N−[(C1−C8)−アルキル]2、−C(O)−NH2または−N(R18)−R21であり、ここでR18およびR21は相互に独立して水素原子、−(C1−C3)−パーフルオロアルキルまたは−(C1−C4)−アルキルであり、
Vは、1.アザインドール(1H−ピロロピリジン)、アジリジン、アジリン、アゼチジン、アゼチジノン、1,4−ジアゼパン、ピロール、ピロリジン、ピリドニル、イミダゾール、ピラゾール、1,2,3−トリアゾール、1,2,4−トリアゾール、テトラゾール、ピリジン、ピリミジン、ピラジン、1,2,3−トリアジン、1,2,4−トリアジン、1,3,5−トリアジン、テトラジン、テトラゾール、アゼピン、ジアジリン、1,2−ジアゼピン、1,3−ジアゼピン、1.4−ジアゼピン、ピリダジン、ピペリジン、ピペラジン、ピロリジノン、ケトピペラジン、フラン、ピラン、ジオキソール、1,4−オキサゼパン、オキサゾール、イソオキサゾール、2−イソオキサゾリン、イソオキサゾリジン、モルホリン、オキシラン、オキサジリジン、1,3−ジオキソレン、1,3−ジオキソラン、1,2−オキサジン、1,3−オキサジン、1,4−オキサジン、オキサジリジン、チオフェン、チオピラン、チエタン、チアゾール、イソチアゾール、イソチアゾリン、イソチアゾリジン、1,2−オキサチオラン、チオジアゾール、チオピラン、1,2−チアジン、1,3−チアゾール、1,3−チアジン、1,4−チアジン、チアジアジンまたはチオモルホリンから誘導される化合物を含む群から選択される環状の残基であり、
ここで該環状の残基は未置換であるかR14で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているもの、または、
2.フェニル、ここでフェニルは未置換であるか、R14で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているもの、であり、
Gは直接結合、−(CH2m−または−(CH2m−NR10であり、
mは整数0、1、2、3または4であり、
Mは、1.水素原子、
2.ヘテロサイクリル、ここでヘテロサイクリルはアゼパン、アゼピン、1,4−ジアゼパン、1,2−ジアゼピン、1,3−ジアゼピン、1,4−ジアゼピン、イミダゾール、イソチアゾール、イソオキサゾール、イソオキサゾリジン、2−イソオキサゾリン、ケトモルホリン、ケトピペラジン、モルホリン、オキサゾール、[1,4]−オキサゼパン、ピペラジン、ピペラジノン、ピペリジン、ピペリジノン、ピラジン、ピリダジン、ピリダジノン、ピリジン、ピリドン、ピリミジン、ピロリジン、ピロリジノン、テトラヒドロ
ピラン、1,4,5,6−テトラヒドロ−ピリダジニル、テトラジン、テトラゾール、チアジアゾール、チアゾール、チオモルホリン、チオフェン、1,2,3−トリアジン、1,2,4−トリアジン、1,3,5−トリアジン、1,2,3−トリアゾールまたは1,2,4−トリアゾールから誘導できる基から選択される残基であり、該ヘテロサイクリルは未置換であるかまたはR14で相互に独立してモノ、ジもしくはトリ置換されているもの、
3.−(C1−C6)−アルキル、ここでアルキルは未置換であるかまたはR14で相互に独立してモノ、ジもしくはトリ置換されているもの、
4.−(C3−C6)−シクロアルキル、または、
5.−C(O)−N(R11)−R12であり、
R3は、1)水素原子、
2)ハロゲン、
3)−(C1−C4)−アルキル、ここでアルキルは未置換であるか、R13で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているもの、
4)−(C1−C3)−パーフルオロアルキル、
5)フェニル、ここでフェニルは未置換であるか、R13で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているもの、
6)−(C0−C4)−アルキレン−O−R19、ここでR19は、
a)水素原子、
b)−(C1−C4)−アルキル、ここでアルキルは未置換であるか、R13で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているもの、
c)フェニル、ここでフェニルは未置換であるか、R13で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているもの、
d)−CF3、または、
e)−CHF2、であるもの、
7)−CN、
8)−NR10−SO2−R10
9)−SOs−R11、ここでsは1または2であるもの、
10) −SOt−N(R11)−R12、ここでtは1または2であるもの、
11)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−R11
12)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−O−R11
13)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−N(R11)−R12
14)−(C0−C4)−アルキレン−N(R11)−R12
15)−(C0−C2)アルキレン−C(O)−O−(C2−C4)−アルキレン−O−C(O)−(C1−C4)−アルキル、
16)−C(O)−O−C(R15,R16)−O−C(O)−R17、
17)−(C0−C2)アルキレン−C(O)−O−(C2−C4)−アルキレン−O−C(O)−O−(C1−C6)−アルキル、
18)−C(O)−O−C(R15,R16)−O−C(O)−O−R17、
19)−(C0−C3)−アルキレン−(C3−C6)−シクロアルキル、ここでシクロアルキルは未置換であるか、R13で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているもの、
20)−(C0−C3)−アルキレン−O−CH2−CF2−CH2−O−(C0−C3)−アルキル、
21)−(C0−C3)−アルキレン−O−CH2−CF2−CF2−CH2−O−(C0−C3)−アルキル、
22)−(C0−C3)−アルキレン−O−CH2−(C1−C3)−パーフルオロアルキレン−CH2−OH、
23)−SOw−N(R11)−R13、ここでwは1または2であるもの、
24)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−N(R11)−R13
25)−(C0−C4)−アルキレン−N(R11)−R13、または、
26)下記に列挙する残基:
Figure 2006528941
ここでMeはメチルであるもの、であるか、または、
残基−OR19の2個が隣接する原子と結合する場合は、それらはそれらが結合している原子と一緒になって1,3−ジオキソール環または2,3−ジヒドロ−[1,4]ジオキシン環を形成することができ、これはR13で1、2、3または4回置換されているものであるが、
ただし、R3は式IおよびIIの環上の何れの位置においても結合でき、
R11およびR12はそれらが結合している窒素原子と一緒になって、アゼピン、アゼチジン、1,4−ジアゼパン、ジオキサゾール、ジオキサジン、1,2−ジアゼピン、1,3−ジアゼピン、1,4−ジアゼピン、イミダゾール、イミダゾリン、イミダゾリジン、イソチアゾール、イソチアゾリジン、イソチアゾリン、イソオキサゾール、イソオキサゾリン、イソオキサゾリジン、2−イソオキサゾリン、ケトピペラジン、モルホリン、[1,4]オキサゼパン、オキサゾール、ピペラジン、ピペリジン、ピラジン、ピラゾール、ピラゾリン、ピラゾリジン、ピリダジン、ピリジン、ピリミジン、ピロール、ピロリジン、ピロリジノン、ピロリン、テトラヒドロピリジン、テトラジン、テトラゾール、チアゾール、チアジアゾール、チアゾリジン、チアゾリン、チオモルホリン、チオフェン、1,2,3−トリアジン、1,2,4−トリアジン、1,3,5−トリアジン、1,2,3−トリアゾールまたは1,2,4−トリアゾールよりなる群から選択される環を形成することができ、ここで該環は未置換であるかR13で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されており、
R13はフッ素、塩素、−NO2、−CN、=O、−OH、−CF3、−C(O)−O−R10、−C(O)−N(R10)−R20、−N(R10)−R20、−(C0−C3)−アルキレン−O−R10、−Si−(CH33、−N(R10)−S(O)2−R10、−S−R10、−SO2−R10、−S(O)2−N(R10)−R20、C(O)−R10、−(C1−C8)−アルキル、−(C1−C8)−アルコキシ、フェニル、フェニルオキシ−、−O−CF3、−(C1−C3)−パーフルオロアルキル、−NH−C(O)−NH−R10、−(C0−C4)−アルキル−C(O)−O−C(R15、R16)−O−C(O)−R17、−(C1−C4)−アルコキシ−フェニル、−(C0−C4)−アルキル−C(O)−O−C(R15、R16)−O−C(O)−O−R17、−O−R15、−NH−C(O)−O−R10または下記に列挙する残基:
Figure 2006528941
ここでMeはメチルであるもの、であり、
10およびR20は相互に独立して水素、−(C1−C6)−アルキル、−(C0−C4)−アルキル−OH、−(C0−C4)−アルキル−O−(C1−C4)−アルキルまたは−(C1−C3)−パーフルオロアルキルであり、
R15およびR16は相互に独立して水素、−(C1−C6)−アルキル、または一緒になってシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチルまたはシクロヘキシルよりなる群から選択される環を形成し、ここで各環は未置換であるか、または、R10で1〜3回置換されており、そして、
R17は−(C1−C6)−アルキル、−(C1−C6)−アルキル−OH、−(C1−C6)−アルキル−O−(C1−C6)−アルキル、−(C3−C8)−シクロアルキル、−(C1−C6)−アルキル−O−(C1−C8)−アルキル−(C3−C8)−シクロアルキル、−(C1−C6)−アルキル−(C3−C8)−シクロアルキルであり、ここで該シクロアルキル環は未置換であるか−OH、−O−(C1−C4)−アルキルまたはR10で1、2または3回置換されているものである上記化合物であって、全てのその立体異性体型および何れかの比のその混合物およびその生理学的に耐容性のある塩に関する。
6)本発明はまた式IおよびIIの化合物であって、式中、
1はNまたはCであり、J2はNまたはCであり、J3はNまたはCであり、J4はNまたはCであり、そして、J5はNまたはCであるが、
ただし、
a)J1はNであり、そして、J2はCであり、そして、J3はNであるか、または、
b)J4はNであり、そして、J5はNであるか、または、
c)J4はNであり、そして、J5はCであり、そして、
0は、1)フェニル、ここでフェニルは未置換であるか、またはR8で相互に独立してモノ、ジもしくはトリ置換されているもの、
2)インドリル、イソインドリル、ベンゾフラニル、ベンゾチオフェニル、1,3−ベンゾジオキソリル、インダゾリル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾチアゾリル、キノリニル、イソキノリrニル、クロマニル、イソクロマニル、シンノリニル、キナゾリニル、キノキサリニル、フタラジニル、ピリドイミダゾリル、ピリドピリジニル、ピリドピリミジニル、ピリジル、プリニルおよびプテリジニルよりなる群から選択されるヘテロサイクリル、ここで該ヘテロサイクリルは未置換であるか、またはR8で相互に独立してモノ、ジもしくはトリ置換されているもの、
または、
3)ピリジル、2−ピリジル、3−ピリジル、4−ピリジル、ピロリル、2−ピロリル、3−ピロリル、フリル、2−フリル、3−フリル;チエニル、2−チエニル、3−チエニル、イミダゾリル、ピラゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、チアジアゾリル、イソチアゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、ピリダジニルおよびピラジニルよりなる群から選択されるヘテロサイクリルであり、ここで該ヘテロサイクリルは未置換であるかR8で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されており、
そして更にピリジル、2−ピリジル、3−ピリジル、4−ピリジル、ピロリル、2−ピロリル、3−ピロリル、フリル、2−フリル、3−フリル;チエニル、2−チエニル、3−チエニル、イミダゾリル、ピラゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、チアジアゾリル、イソチアゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、ピリダジニルおよびピラジニルよりなる群から選択される残基で置換されており、ここで該基は未置換であるかR8で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されており、
R8は、1.F、Cl、Br、I、
2.−C(O)−NH2
3.−(C1−C4)−アルキル、ここでアルキルは未置換であるか、ハロゲン、−OHまたはメトキシ残基で相互に独立してモノ、ジもしくはトリ置換されているもの、
4.−O−(C1−C4)−アルキル、ここでアルキルは未置換であるか、ハロゲンまたはメトキシ残基で相互に独立してモノ、ジもしくはトリ置換されているものであるが、
ただし、R0が前述の通り定義されるアリールまたはヘテロサイクリルである場合は、R8は少なくとも1つのハロゲンまたは−C(O)−NH2または−O−(C1−C8)−アルキル残基であり、
Qは直接結合、−C(O)−;−SO2−、−C(O)−O−メチレン、(C1−C6)−アルキレンまたは−(C0−C2)−アルキレン−C(O)−NR10−であり、
1は水素原子または−(C1−C2)−アルキルであり、
2は直接結合または−(C1−C2)−アルキレンであるか、または、
1−N−R2−Vはピペリジン、ピペラジン、ピリジン、ピリミジン、ピロリジン、ピロリジノン、1,2,3−トリアジン、1,2,4−トリアジン、1,3,5−トリアジン、1,2,3−トリアゾール、1,2,4−トリアゾール、テトラジン、テトラゾール、1,2−ジアゼピン、1,3−ジアゼピン、1,4−ジアゼピン、アゼピン、ケトピペラジン、オキサゾール、イソオキサゾール、イソオキサゾリジン、2−イソオキサゾリン、モルホリン、チアゾール、イソチアゾール、チアジアゾールまたはチオモルホリンよりなる群から選択される4〜7員の環状の基を形成でき、ここで該環状の基は未置換であるか、または、R14で相互に独立してモノ、ジもしくはトリ置換されており、
R14はフッ素、塩素、−(C1−C4)−アルキルまたは−NH2であり、
Vは、1.アザインドリル(1H−ピロロピリジル)、アゼチジン、アゼピン、アジリジン、アジリン、1,4−ジアゼパン、1,2−ジアゼピン、1,3−ジアゼピン、1,4−ジアゼピン、ジアジリン、1,3−ジオキソラン、ジオキサゾール、フラン、イミダゾール、イソキノリン、イソチアゾール、イソチアゾリジン、イソチアゾリン、イソオキサゾール、2−イソオキサゾリン、イソオキサゾリジン、ケトピペラジン、モルホリン、1,2−オキサジン、1,3−オキサジン、1,4−オキサジン、オキサゾール、1,2−オキサチオラン、ピペリジン、ピラン、ピラジン、ピラゾール、ピリダジン、ピペラジン、ピリジン、ピリドン、ピリミジン、ピロール、ピロリジン、ピロリジノン、キナゾリン、キノリン、テトラジン、テトラゾール、チアジアジン、1,2−チアジン、1,3−チアジン、1,4−チアジン、1,3−チアゾール、チエタン、チオモルホリン、チオフェン、チオピラン、1,2,3−トリアジン、1,2,4−トリアジン、1,3,5−トリアジン、1,2,3−トリアゾールまたは1,2,4−トリアゾールから誘導される化合物を含む群から選択される環状の残基であり、
ここで該環状の基は未置換であるかR14で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているもの、または、
2.フェニル、ここでフェニルは未置換であるか、R14で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているもの、であり、
Gは直接結合、−(CH2m−または−(CH2m−NR10であり、
mは整数0、1、2、3または4であり、
Mは、1.水素原子、
2.ヘテロサイクリル、ここでヘテロサイクリルは1,4−ジアゼパン、ケトモルホリン、チオフェン、ピリダゾン、ピペリジン、ピペラジン、ピリジン、ピリミジン、ピロリジン、ピロリジノン、ピリドニル、イミダゾール、ピリダジン、ピラジン、1,2,3−トリアジン、1,2,4−トリアジン、1,3,5−トリアジン、1,2,3−トリアゾール、1,2,4−トリアゾール、テトラジン、テトラゾール、1,2−ジアゼピン、1,3−ジアゼピン、1,4−ジアゼピン、アゼピン、ケトピペラジン、オキサゾール、イソオキサゾール、イソオキサゾリジン、2−イソオキサゾリン、モルホリン、チアゾール、イソチアゾール、テトラヒドロピラン、1,4,5,6−テトラヒドロ−ピリダジニル、チアジアゾールまたはチオモルホリンから誘導できる基から選択される残基であり、該ヘテロサイクリルは未置換であるかまたはR14で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているもの、
3.−(C1−C6)−アルキル、ここでアルキルは未置換であるかまたはR14で相互に独立してモノ、ジもしくはトリ置換されているもの、または、
4.−(C3−C6)−シクロアルキル、であり、
R3は、1)水素原子、
2)ハロゲン、
3)−(C1−C4)−アルキル、ここでアルキルは未置換であるか、R13で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているもの、
4)−(C1−C3)−パーフルオロアルキル、
5)フェニル、ここでフェニルは未置換であるか、R13で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているもの、
6)−(C0−C4)−アルキレン−O−R19、ここでR19は、
a)水素原子、
b)−(C1−C4)−アルキル、ここでアルキルは未置換であるか、R13で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているもの、
c)フェニル、ここでフェニルは未置換であるか、R13で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているもの、
d)−CF3、または、
e)−CHF2、であるもの、
7)−CN、
8)−NR10−SO2−R10
9)−SOs−R11、ここでsは1または2であるもの、
10) −SOt−N(R11)−R12、ここでtは1または2であるもの、
11)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−R11
12)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−O−R11
13)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−N(R11)−R12
14)−(C0−C4)−アルキレン−N(R11)−R12
15)−(C0−C2)アルキレン−C(O)−O−(C2−C4)−アルキレン−O−C(O)−(C1−C4)−アルキル、
16)−C(O)−O−C(R15,R16)−O−C(O)−R17、
17)−(C0−C2)アルキレン−C(O)−O−(C2−C4)−アルキレン−O−C(O)−O−(C1−C6)−アルキル、
18)−C(O)−O−C(R15,R16)−O−C(O)−O−R17、
19)−(C0−C3)−アルキレン−(C3−C6)−シクロアルキル、ここでシクロアルキルは未置換であるか、R13で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているもの、
20)−(C0−C4)−アルキレン−(C4−C15)−ヘテロサイクリル、ここでヘテロサイクリルはピリジン、フラン、チアゾールまたはチオフェンから誘導できる群から選択される残基であり、そして未置換であるか、R13で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているもの、
21)−(C0−C3)−アルキレン−O−CH2−CF2−CH2−O−(C0−C3)−アルキル、
22)−(C0−C3)−アルキレン−O−CH2−CF2−CF2−CH2−O−(C0−C3)−アルキル、
23)−(C0−C3)−アルキレン−O−CH2−(C1−C3)−パーフルオロアルキレン−CH2−OH、
24)−SOw−N(R11)−R13、ここでwは1または2であるもの、
25)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−N(R11)−R13
26)−(C0−C4)−アルキレン−N(R11)−R13、または、
27)下記に列挙する残基:
Figure 2006528941
ここでMeはメチルであるもの、であるが、
ただし、Rは式IおよびIIの環上の何れの位置においても結合でき、
R11およびR12は相互に独立して同じかまたは異なっていて、そして、
1)水素原子、
2)−(C1−C4)−アルキル、ここでアルキルは未置換であるか、または、R13で相互に独立してモノ、ジもしくはトリ置換されているもの、
3)−(C0−C6)−アルキル−(C3−C6)−シクロアルキル、
4)−O−R17、または、
5)−(C0−C6)−アルキル−(C4−C15)−ヘテロサイクリル、ここでアルキルおよびヘテロサイクリルは相互に独立して未置換であるか、または、R13でモノ、ジもしくはトリ置換されており、そしてヘテロサイクリルはアゼチジン、シクロプロピル、シクロブチル、4,5−ジヒドロ−オキサゾール、イミダゾリジン、モルホリン、(1,4)−オキサゼパン、オキサゾリジン、ピペリジン、ピペラジン、ピロリジン、テトラヒドロチオフェン、チアゾリジンまたはチオモルホリンから選択されるものであるか、または、
R11とR12はそれらが結合している窒素原子と一緒になって複素環を形成し、これはアゼチジン、シクロプロピル、シクロブチル、4,5−ジヒドロ−オキサゾール、イミダゾリジン、モルホリン、(1,4)−オキサゼパン、オキサゾリジン、ピペリジン、ピペラジン、ピロリジン、テトラヒドロチオフェン、チアゾリジンまたはチオモルホリンよりなる群から選択され、ここで該環は未置換であるか、またはR13でモノ、ジもしくはトリ置換されており、
R13はフッ素、−CN、=O、−OH、−CF3、−C(O)−O−R10、−C(O)−N(R10)−R20、−N(R10)−R20、−(C3−C6)−シクロアルキル、−(C0−C3)−アルキレン−O−R10、−Si−(CH33、−S−R10、−SO2−R10、−S(O)2−N(R10)−R20、−(C1−C3)−パーフルオロアルキルまたは下記に列挙する残基:
Figure 2006528941
ここでMeはメチルであるもの、であり、
10およびR20は相互に独立して水素、−(C1−C4)−アルキルまたは−(C1−C3)−パーフルオロアルキルであり、
R15およびR16は相互に独立して水素、−(C1−C4)−アルキル、または一緒になってシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチルまたはシクロヘキシルよりなる群から選択される環を形成し、ここで各環は未置換であるか、または、R10で1〜3回置換されており、そして、
R17は−(C1−C6)−アルキル、−(C1−C6)−アルキル−OH、−(C1−C6)−アルキル−O−(C1−C6)−アルキル、−(C3−C8)−シクロアルキル、−(C1−C6)−アルキル−O−(C1−C8)−アルキル−(C3−C8)−シクロアルキル、−(C1−C6)−アルキル−(C3−C8)−シクロアルキルであり、ここで該シクロアルキル環は未置換であるか−OH、−O−(C1−C4)−アルキルまたはR10で1、2または3回置換されているものである、上記化合物であって、全てのその立体異性体型および何れかの比のその混合物およびその生理学的に耐容性のある塩に関する。
7)本発明はまた、式IおよびIIの化合物であって、式中、
1はNまたはCであり、J2はNまたはCであり、J3はNまたはCであり、J4はNまたはCであり、そして、J5はNまたはCであるが、
ただし、
a)J1はNであり、そして、J2はCであり、そして、J3はNであるか、または、
b)J4はNであり、そして、J5はNであるか、または、
c)J4はNであり、そして、J5はCであり、そして、
0は、1)フェニル、ここでフェニルは未置換であるか、またはR8で相互に独立してモノもしくはジ置換されているもの、
2)ベンゾチアゾリル、ベンゾチオフェニルまたはピリジルよりなる群から選択されるヘテロサイクリル、ここでヘテロサイクリルは未置換であるか、またはR8で相互に独立してモノもしくはジ置換されているもの、または、
3)チエニル、チアジアゾリル、イソオキサゾリルおよびチアゾリルよりなる群から選択されるヘテロサイクリル、ここで該ヘテロサイクリルはチエニル、2−チエニルおよび3−チエニルよりなる群から選択される残基で置換されており、ここで該残基は未置換であるか、またはR8で相互に独立してモノもしくはジ置換されているもの、であり、
R8はF、Cl、Br、−OCH3、−C(O)−NH2または−O−CF3であり、
Qは直接結合、−C(O)−;−SO2−、−CH2−C(O)−NH−、メチレンまたはエチレンであり、
1は水素原子であり、
2は直接結合またはメチレンであり、
1−N−R2−Vはアゼチジン、ピロリジン、ピペリジンおよびピペラジンよりなる群から選択される4〜8員の環状の基であり、
R14はフッ素、塩素、メチル、エチルまたは−NH2であり、
Vは、1.アザインドリル(1H−ピロロピリジル)、アゼチジン、1,4−ジアゼパン、イソオキサゾール、イソキノリン、ピペラジン、ピペリジン、ピラジン、ピリダジン、ピリミジン、ピロリジン、キナゾリン、キノリンまたはテトラヒドロピランよりなる群から選択される残基、ここで該環状の残基は未置換であるか、または、R14で相互に独立してモノもしくはジ置換されているもの、または、
2.フェニル、ここでフェニルは未置換であるか、または、R14で相互に独立してモノもしくはジ置換されているもの、であり、
Gは直接結合、−(CH2m−または−(CH2m−NR10であり、
mは整数0、1または2であり、
Mは水素原子、(C2−C4)−アルキル、アゼパニル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、イミダゾリル、ケトモルホリニル、モルホリニル、[1,4]オキサゼパニル、ピペリジニル、ピペリドニル、ピラジニル、ピラゾリル、ピリダジニル、ピリジル、ピリミジル、ピロリジニル、1,4,5,6−テトラヒドロ−ピリダジニルまたはテトラヒドロピラニル、ここで残基は未置換であるかまたはR14で相互に独立してモノもしくはジ置換されているもの、であり、
R3は、1)水素原子、
2)フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、
3)−(C1−C4)−アルキル、ここでアルキルは未置換であるか、R13で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているもの、
4)−(C1−C3)−パーフルオロアルキル、
5)フェニル、ここでフェニルは未置換であるか、R13で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているもの、
6)−(C0−C2)−アルキレン−O−R19、ここでR19は、
a)水素原子、
b)−(C1−C4)−アルキル、ここでアルキルは未置換であるか、R13で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているもの、
c)フェニル、ここでフェニルは未置換であるか、R13で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているもの、
d)−CF3、または、
e)−CHF2、であるもの、
7)−CN、
8)−NR10−SO2−R10
9)−SOs−R11、ここでsは1または2であるもの、
10) −SOt−N(R11)−R12、ここでtは1または2であるもの、
11)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−R11
12)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−O−R11
13)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−N(R11)−R12
14)−(C0−C4)−アルキレン−N(R11)−R12
15)−(C0−C2)アルキレン−C(O)−O−(C2−C4)−アルキレン−O−C(O)−(C1−C4)−アルキル、
16)−C(O)−O−C(R15,R16)−O−C(O)−R17、
17)−(C0−C2)アルキレン−C(O)−O−(C2−C4)−アルキレン−O−C(O)−O−(C1−C6)−アルキル、
18)−C(O)−O−C(R15,R16)−O−C(O)−O−R17、
19)−(C0−C3)−アルキレン−(C3−C6)−シクロアルキル、ここでシクロアルキルは未置換であるか、R13で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているもの、
20)−(C0−C6)−アルキル−ヘテロサイクリル、ここでアルキルおよびヘテロサイクリルは相互に独立して未置換であるか、R13で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されており、そしてヘテロサイクリルはピロリル、ピリジル、フラニルまたはチエンよりなる群から選択されるもの、
21)下記に列挙する残基:
Figure 2006528941
ここでMeはメチルであるもの、であるが、
ただし、Rは式IおよびIIの環上の何れの位置においても結合でき、
R11およびR12は相互に独立して同じかまたは異なっていて、そして、
1)水素原子、
2)−(C1−C4)−アルキル、ここでアルキルは未置換であるか、または、R13で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているもの、
3)−(C0−C6)−アルキル−(C3−C6)−シクロアルキル、
4)−O−R17、または、
5)−(C0−C6)−アルキル−ヘテロサイクリル、ここでアルキルおよびヘテロサイクリルは相互に独立して未置換であるか、または、R13でモノ、ジもしくはトリ置換されており、そしてヘテロサイクリルはアゼチジン、4,5−ジヒドロ−オキサゾール、イミダゾリジン、モルホリン、(1,4)−オキサゼパン、ピロリジンまたはテトラヒドロチオフェンから選択されるものであるか、または、
R11とR12はそれらが結合している窒素原子と一緒になって環を形成し、これはアゼチジン、イミダゾリジン、モルホリン、(1,4)−オキサゼパン、オキサゾリジン、ピペラジン、ピペリジン、ピロリジン、テトラヒドロチアゾール、チアゾリジンまたはチオモルホリンよりなる群から選択され、ここで該環は未置換であるか、または相互に独立してR13でモノもしくはジ置換されており、
R13はフッ素、塩素、−CN、=O、−OH、−CF3、−C(O)−O−R10、−C(O)−N(R10)−R20、−N(R10)−R20、−(C3−C6)−シクロアルキル、−(C0−C3)−アルキレン−O−R10、−Si−(CH33、−S−R10、−SO2−R10、−(C1−C4)−アルキル、−(C1−C3)−パーフルオロアルキル、−S(O)2−N(R10)−R20、または下記に列挙する残基:
Figure 2006528941
ここでMeはメチルであるもの、であり、
10およびR20は相互に独立して水素、−(C1−C4)−アルキルまたは−(C1−C3)−パーフルオロアルキルであり、
R15およびR16は相互に独立して水素、−(C1−C4)−アルキル、または一緒になってシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチルまたはシクロヘキシルよりなる群から選択される環を形成し、ここで各環は未置換であるか、または、R10で1〜3回置換されており、そして、
R17は−(C1−C6)−アルキル、−(C1−C6)−アルキル−OH、−(C1−C6)−アルキル−O−(C1−C6)−アルキル、−(C3−C8)−シクロアルキル、−(C1−C6)−アルキル−O−(C1−C8)−アルキル−(C3−C8)−シクロアルキル、−(C1−C6)−アルキル、−(C1−C6)−アルキル−(C3−C8)−シクロアルキルであり、ここで該シクロアルキル環は未置換であるか−OH、−O−(C1−C4)−アルキルまたはR10で1、2または3回置換されているものである上記化合物であって、全てのその立体異性体型および如何なる比でもよいその混合物並びにその生理学的に耐容性のある塩に関する。
本発明はまた、下記式Ia:
Figure 2006528941
[式中、R0;R1;R2;R3;Q;V;GおよびMは式IおよびIIに記載した意味を有する]の化合物に関する。
本発明はまた、下記式Ib:
Figure 2006528941
[式中、R0;R1;R2;R3;Q;V;GおよびMは式IおよびIIに記載した意味を有する]の化合物に関する。
本発明はまた、下記式Ic:
Figure 2006528941
[式中、R0;R1;R2;R3;Q;V;GおよびMは式IおよびIIに記載した意味を有する]の化合物に関する。
本発明はまた、下記式Id:
Figure 2006528941
[式中、R0;R1;R2;R3;Q;V;GおよびMは式IおよびIIに記載した意味を有する]の化合物に関する。
本発明はまた、下記式IIa:
Figure 2006528941
[式中、R0;R1;R2;R3;Q;V;GおよびMは式IおよびIIに記載した意味を有する]の化合物に関する。
本発明はまた、下記式IIb:
Figure 2006528941
[式中、R0;R1;R2;R3;Q;V;GおよびMは式IおよびIIに記載した意味を有する]の化合物に関する。
本発明はまた、下記式IIc:
Figure 2006528941
[式中、R0;R1;R2;R3;Q;V;GおよびMは式IおよびIIに記載した意味を有する]の化合物に関する。
本発明はまた、下記、
1−[5−(5−クロロ−チオフェン−2−イル)−イソオキサゾール−3−イルメチル]−5−ピロール−1−イル−1H−[1,2,4]トリアゾール−3−カルボン酸(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イル)−アミド、
1−[5−(5−クロロ−チオフェン−2−イル)−イソオキサゾール−3−イルメチル]−5−ピリジン−2−イル−1H−[1,2,4]トリアゾール−3−カルボン酸(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イル)−アミド、
2−[5−(5−クロロ−チオフェン−2−イル)−イソオキサゾール−3−イルメチル]−5−ピリジン−2−イル−2H−[1,2,4]トリアゾール−3−カルボン酸(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イル)−アミド、
1−[5−(5−クロロ−チオフェン−2−イル)−イソオキサゾール−3−イルメチル]−5−フェニル−1H−[1,2,4]トリアゾール−3−カルボン酸(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イル)−アミド、または、
2−[5−(5−クロロ−チオフェン−2−イル)−イソオキサゾール−3−イルメチル]−2H−テトラゾール−5−カルボン酸(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イル)−アミド、
である式I、II、Ia、Ib、Ic、Id、IIa、IIbおよびIIdの化合物に関する。
本明細書においては、アルキルという用語は、その最も広範な意味において、線状、即ち直鎖、または分枝鎖であることができ、そして非環状または環状の残基であるか、または非環状および環状のサブユニットの何れかの組み合わせを含む炭化水素残基を意味する。更にまた、本明細書においては、アルキルという用語は表現上、飽和基並びに不飽和の基を包含し、後者の基は二重結合および/または三重結合1つまたは1つより多く、例えば1、2または3つを含むが、ただし、二重結合は芳香族が生じるような態様で環状のアルキル基中に位置してはならない。このような記述全てはアルキル基が他の残基上、例えばアルコキシ残基、アルキルオキシカルボニル残基またはアリールアルキル残基中の置換基として存在する場合にも適用する。「−(C1−C8)−アルキル」または 「−(C1−C8)−アルキレン」の例は、炭素原子1、2、3、4、5、6、7または8個を含むアルキル残基であり、例えばメチル、メチレン、エチル、エチレン、プロピル、プロピレン、ブチル、ブチレン、ペンチル、ペンチレン、ヘキシル、ヘプチルまたはオクチル、全てのこれらの残基のn−異性体、イソプロピル、イソブチル、1−メチルブチル、イソペンチル、ネオペンチル、2,2−ジメチルブチル、2−メチルペンチル、3−メチルペンチル、イソヘキシル、s−ブチル、tBu、t−ペンチル、s−ブチル、t−ブチルまたはt−ペンチルである。「−(C0−C6)−アルキル」または「−(C0−C8)−アルキレン」という用語は炭素原子1、2、3、4、5、6、7または8個を含む炭化水素残基である。「−C0−アルキル」または「−C0−アルキレン」という用語は共有結合である。
不飽和のアルキル残基は例えばアルケニル基、例えばビニル、1−プロペニル、2−プロペニル(=アリル)、2−ブテニル、3−ブテニル、2−メチル−2−ブテニル、3−メチル−2−ブテニル、5−ヘキセニルまたは1,3−ペンタジエニル、またはアルキニル残基、例えばエチニル、1−プロピニル、2−プロピニル(=プロパルギル)または2−ブチニルである。アルキル残基はまたそれらが置換されている場合に不飽和であることもできる。−(C3−C8)−シクロアルキルの環状のアルキル残基の例は、環炭素原子3、4、5、6、7または8個を含むシクロアルキル基、例えばシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチルまたはシクロオクチルであり、これらはまた置換および/または不飽和であることができる。不飽和の環状アルキル基および不飽和のシクロアルキル基、例えばシクロペンテニルまたはシクロヘキセニルは何れかの炭素原子を介して結合していることができる。
当然ながら、環状のアルキル基は少なくとも3個の炭素原子を含まなければならず、そして不飽和のアルキル基は少なくとも2個の炭素原子を含まなければならない。即ち、(C1−C8)−アルキルのような基は特に、飽和の非環状(C1−C8)−アルキル、(C3−C6)−シクロアルキルおよび不飽和の(C2−C8)−アルキル、例えば(C2−C8)−アルケニルまたは(C2−C8)−アルキニルを包含するものとする。同様に(C1−C4)−アルキルのような基は特に飽和の非環状(C2−C4)−アルキルおよび不飽和の(C1−C4)−アルキル、例えば(C2−C4)−アルケニルまたは(C2−C4)−アルキニルを包含するものとする。
「単環または2環の6〜14員のアリール」または「−(C6−C14)−アリール」という用語は環内に炭素原子6〜14個を含む芳香族の炭化水素基を意味するものとする。−(C6−C14)−アリール基の例はフェニル、ナフチル、例えば1−ナフチルおよび2−ナフチル、ビフェニリル、例えば2−ビフェニリル、3−ビフェニリルおよび4−ビフェニリル、アントリルまたはフルオレニルである。ビフェニリル基、ナフチル基、および、特に、フェニル基が好ましいアリール基である。
「単環または2環の4〜15員のヘテロサイクリル」または「−(C4−C15)−ヘテロサイクリル」という用語は環炭素原子4〜15個のうちの1つまたは1つより多くが窒素、酸素またはイオウのようなヘテロ原子で置き換えられている複素環を指す。例はアクリジニル、アザインドール(1H−ピロロピリジニル)、アザベンゾイミダゾリル、アザスピロデカニル、アゼピニル、アゼチジニル、アジリジニル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾフラニル、ベンゾチオフラニル、ベンゾチオフェニル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾトリアゾリル、ベンゾテトラゾリル、ベンゾイソオキサゾリル、ベンゾイソチアゾリル、カルバゾリル、4aH−カルバゾリル、カルボリニル、クロマニル、クロメニル、シンノリニル、デカヒドロキノリニル、4,5−ジヒドロオキサゾリニル、ジオキサゾリル、ジオキサジニル、1,3−ジオキソラニル、1,3−ジオキソレニル、6H−1,5,2−ジチアジニル、ジヒドロフロ[2,3−b]−テトラヒドロフラニル、フラニル、フラザニル、イミダゾリジニル、イミダゾリニル、イミダゾリル、1H−インダゾリル、インドリニル、インドリジニル、インドリル、3H−インドリル、イソベンゾフラニル、イソクロマニル、イソインダゾリル、イソインドリニル、イソインドリル、イソキノリニル(ベンゾイミダゾリル)、イソチアゾリル、イソチアゾリジニル、イソチアゾリニル、イソオキサゾリル、イソオキサゾリニル、イソオキサゾリジニル、2−イソオキサゾリニル、ケトピペラジニル、モルホリニル、ナフチリジニル、オクタヒドロイソキノリニル、オキサジアゾリル、1,2,3−オキサジアゾリル、1,2,4−オキサジアゾリル、1,2,5−オキサジアゾリル、1,3,4−オキサジアゾリル、1,2−オキサ−チエパニル、1,2−オキサチオラニル、1,4−オキサゼパニル、1,2−オキサジニル、1,3−オキサジニル、1,4−オキサジニル、オキサゾリジニル、オキサゾリニル、オキサゾリル、オキセタニル、オキソカニル、フェナントリジニル、フェナントロリニル、フェナジニル、フェノチアジニル、フェノキサチイニル、フェノキサジニル、フタラジニル、ピペラジニル、ピペリジニル、プテリジニル、プリニル、ピラニル、ピラジニル、ピラゾリジニル、ピラゾリニル、ピラゾリル、ピリダジニル、ピリドオキサゾリル、ピリドイミダゾリル、ピリドチアゾリル、ピリジニル、ピリジル、ピリミジニル、ピロリジニル、ピロリジノニル、ピロリニル、2H−ピロリル、ピロリル、キナゾリニル、キノリニル、4H−キノリジニル、キノキサリニル、キヌクリジニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロイソキノリニル、テトラヒドロキノリニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロピラニル、テトラヒドロピリジニル、テトラヒドロチオフェニル、テトラジニル、テトラゾリル、6H−1,2,5−チアジアジニル、1,2,3−チアジアゾリル、1,2,4−チアジアゾリル、1,2,5−チアジアゾリル、1,3,4−チアジアゾリル、チアントレニル、1,2−チアジニル、1,3−チアジニル、1,4−チアジニル、1,3−チアゾリル、チアゾリル、チアゾリジニル、チアゾリニル、チエニル、チエタニル、チエノチアゾリル、チエノオキサゾリル、チエノイミダゾリル、チエタニル、チオモルホリニル、チオフェノリル、チオフェニル、チオピラニル、1,2,3−トリアジニル、1,2,4−トリアジニル、1,3,5−トリアジニル、1,2,3−トリアゾリル、1,2,4−トリアゾリル、1,2,5−トリアゾリル、1,3,4−トリアゾリルおよびキサンテニルである。
好ましいものはベンゾイミダゾリル、1,3−ベンゾジオキソリル、ベンゾフラニル、ベンゾチアゾリル、ベンゾチオフェニル、ベンゾオキサゾリル、クロマニル、シンノリニル、2−フリル、3−フリル;イミダゾリル、インドリル、インダゾリル、イソクロマニル、イソインドリル、イソキノリニル、イソチアゾリル、イソオキサゾリル、オキサゾリル、フタラジニル、プテリジニル、プリニル、ピラジニル、ピラゾリル、ピリダジニル、ピリドイミダゾリル、ピリドピリジニル、ピリドピリミジニル、2−ピリジル、3−ピリジル、4−ピリジル、ピリミジニル、ピロリル;2−ピロリル、3−ピロリル、キノリニル、キナゾリニル、キノキサリニル、テトラゾリル、チアゾリル、2−チエニルおよび3−チエニルのようなヘテロサイクリルである。
同様に好ましいものは下記:
Figure 2006528941
のものである。
「het」または「ヘテロ原子1、2、3または4個を含む3〜7員の環状の基」という用語はアゼピン、アゼチジン、アジリジン、アジリン、1,4−ジアゼパン、1,2−ジアゼピン、1,3−ジアゼピン、1,4−ジアゼピン、ジアジリジン、ジアジリン、ジオキサゾール、ジオキサジン、ジオキソール、1,3−ジオキソレン、1,3−ジオキソラン、フラン、イミダゾール、イミダゾリン、イミダゾリジン、イソチアゾール、イソチアゾリジン、イソチアゾリン、イソオキサゾール、イソオキサゾリン、イソオキサゾリジン、2−イソオキサゾリン、ケトモルホリン、ケトピペラジン、モルホリン、1,2−オキサ−チエパン、1,2−オキサチオラン、1,4−オキサゼパン、1,2−オキサジン、1,3−オキサジン、1,4−オキサジン、オキサゾール、オキサジリジン、オキセタン、オキシラン、ピペラジン、ピペリジン、ピラン、ピラジン、ピラゾール、ピラゾリン、ピラゾリジン、ピリダジン、ピリジン、ピリミジン、ピロール、ピロリジン、ピロリジノン、ピロリン、テトラヒドロフラン、テトラヒドロピラン、テトラヒドロピリジン、テトラジン、テトラゾール、チアジアジン、チアジアゾール、1,2−チアジン、1,3−チアジン、1,4−チアジン、1,3−チアゾール、チアゾール、チアゾリジン、チアゾリン、チエニル、チエタン、チオモルホリン、チオピラン、1,2,3−トリアジン、1,2,4−トリアジン、1,3,5−トリアジン、1,2,3−トリアゾールまたは1,2,4−トリアゾールのような化合物から誘導できる複素環の構造を指す。
「R1−N−R2−Vは4〜8員の環状の基を形成できる」または「R11およびR12はそれらが結合している窒素原子と一緒になって、窒素原子以外に酸素、イオウおよび窒素から選択される同じかまたは異なる環へテロ原子1または2個を含むことができる4〜8員の単環の複素環を形成できる」という用語はアゼパン、アゼピン、アゼチジン、ジオキサゾール、ジオキサジン、1,4−ジアゼパン、1,2−ジアゼピン、1,3−ジアゼピン、1,4−ジアゼピン、イミダゾール、イミダゾリン、イミダゾリジン、イソチアゾール、イソチアゾリジン、イソチアゾリン、イソオキサゾール、イソオキサゾリン、イソオキサゾリジン、2−イソオキサゾリン、ケトピペラジン、モルホリン、[1,4]オキサゼパン、オキサゾール、ピペラジン、ピペリジン、ピラジン、ピラゾール、ピラゾリン、ピラゾリジン、ピリダジン、ピリジン、ピリミジン、ピロール、ピロリジン、ピロリジノン、ピロリン、テトラヒドロピリジン、テトラジン、テトラゾール、チアゾール、チアジアゾール、チアゾリジン、チアゾリン、チオモルホリン、1,2,3−トリアジン、1,2,4−トリアジン、1,3,5−トリアジン、1,2,3−トリアゾールまたは1,2,4−トリアゾールのような化合物から誘導できる複素環の構造を指す。
「R15およびR16はそれらが結合している炭素原子と一緒になって3〜6員の炭素環を形成できる」という用語はシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチルまたはシクロヘキシルのような化合物から誘導できる構造を指す。
「R1およびR3はそれらが結合している原子と一緒になって窒素、イオウまたは酸素から選択されるヘテロ原子1、2、3または4個までを含む6〜8員の環状の基を形成できる」という用語は、アゾカン、アゾカン−2−オン、シクロヘプチル、シクロヘキシル、シクロオクタン、シクロオクテン、1,4−ジアゼパン、1,2−ジアゼピン、1,3−ジアゼピン、1,4−ジアゼピン、[1,4]ジアゾカン、[1,2]ジアゾカン−3−オン、[1,3]アゾカン−2−オン、ジオキサジン、[1,4]ジオキソカン、ジオキソール、ケトピペラジン、モルホリン、1,4−オキサゼパン、1,2−ジアゼピン、1,3−ジアゼピン、1,4−ジアゼピン、[1,4]ジアゾカン、[1,2]ジアゾカン−3−オン、[1,3]ジアゾカン−2−オン、ジオキサジン、[1,4]ジオキソカン、ジオキソール、ケトピペラジン、モルホリン、1,2−オキサ−チエパン、1,2−オキサジン、1,3−オキサジン1,4−オキサジン、[1,4]オキサゾカン、[1,3]オキサゾカン−2−オン、オキソカン、オキソカン−2−オン、フェニル、ピペラジン、ピペリジン、ピラン、ピラジン、ピリダジン、ピリミジン、5,6,7,8−テトラヒドロ−1H−アゾシン−2−オンまたはチオモルホリンのような化合物から誘導できる複素環構造を指す。
複素環の上記列挙した名称の多くは不飽和または芳香族の環系の化学名であるという事実は4〜15員の単環または多環の基のみが対応する不飽和の環系から誘導されることを意味するわけではない。記載した名称は環の大きさ並びにヘテロ原子の数およびその相対的位置に関して環系を説明する役割のみを有する。上記した通り、4〜15員の単環または多環の基は飽和、もしくは部分不飽和、または芳香族であることができ、そして即ち、上記した複素環自体からのみならず全てのその部分的または完全に水素化された類縁体から、そして、もし適用可能ならそのより不飽和度の高い類縁体からも適宜誘導できる。この基を誘導してよい前期列挙した複素環の完全または部分水素下の類縁体の例として、以下のもの、即ち、ピロリン、ピロリジン、テトラヒドロフラン、テトラヒドロチオフェン、ジヒドロピリジン、テトラヒドロピリジン、ピペリジン、1,3−ジオキソラン、2−イミダゾリン、イミダゾリジン、4,5−ジヒドロ−1,3−オキサゾール、1,3−オキサゾリジン、4,5−ジヒドロ−1,3−チアゾール、1,3−チアゾリジン、パーヒドロ−1,4−ジオキサン、ピペラジン、パーヒドロ−1,4−オキサジン(=モルホリン)、パーヒドロ−1,4−チアジン(=チオモルホリン)、パーヒドロアゼピン、インドリン、イソインドリン、1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン等が挙げられる。
「−(C1−C3)−パーフルオロアルキルという用語は部分的または完全にフッ素化されたアルキル残基であり、これは−CF3、−CHF2、−CH2F、−CHF−CF3、−CHF−CHF2、−CHF−CH2F、−CH2−CF3、−CH2−CHF2、−CH2−CH2F、−CF2−CF3、−CF2−CHF2、−CF2−CH2F、−CH2−CHF−CF3、−CH2−CHF−CHF2、−CH2−CHF−CH2F、−CH2−CH2−CF3、−CH2−CH2−CHF2、−CH2−CH2−CH2F、−CH2−CF2−CF3、−CH2−CF2−CHF2、−CH2−CF2−CH2F、−CHF−CHF−CF3、−CHF−CHF−CHF2、−CHF−CHF−CH2F、−CHF−CH2−CF3、−CHF−CH2−CHF2、−CHF−CH2−CH2F、−CHF−CF2−CF3、−CHF−CF2−CHF2、−CHF−CF2−CH2F、−CF2−CHF−CF3、−CF2−CHF−CHF2、−CF2−CHF−CH2F、−CF2−CH2−CF3、−CF2−CH2−CHF2、−CF2−CH2−CH2F、−CF2−CF2−CF3、−CF2−CF2−CHF2または−CF2−CF2−CH2Fのような基から誘導できる。
「−(C1−C3)−パーフルオロアルキレン」という用語は部分的または完全にフッ素化されたアルキレン残基であり、これは−CF2−、−CHF−、−CHF−CHF2−、−CHF−CHF−、−CH2−CF2−、−CH2−CHF−、−CF2−CF2−、−CF2−CHF−、−CH2−CHF−CF2−、−CH2−CHF−CHF−、−CH2−CH2−CF2−、−CH2−CH2−CHF、−CH2−CF2−CF2−、−CH2−CF2−CHF−、−CHF−CHF−CF2−、−CHF−CHF−CHF−、−CHF−CH2−CF2−、−CHF−CH2−CHF−、−CHF−CF2−CF2−、−CHF−CF2−CHF−、−CF2−CHF−CF2−、−CF2−CHF−CHF−、−CF2−CH2−CF2−、−CF2−CH2−CHF−、−CF2−CF2−CF2−または−CF2−CF2−CHFのような基から誘導できる。
「オキソ残基」即ち「=O」という用語はカルボニル(−C(O)−)またはニトロソ(−N=O)のような残基を指す。ハロゲンはフッ素、塩素、臭素またはヨウ素、好ましくはフッ素、塩素またはヨウ素、特に好ましくは塩素またはヨウ素である。
式I、II、Ia、Ib、Ic、Id、IIa、IIbまたはIIcの化合物中に存在する光学活性の炭素原子は相互に独立してR配置またはS配置を有することができる。式I、II、Ia、Ib、Ic、Id、IIa、IIbまたはIIcの化合物は純粋なエナンチオマーまたは純粋なジアステレオマーの形態、または、エナンチオマーおよび/またはジアステレオマーの混合物の形態、例えばラセミ混合物の形態で存在できる。本発明は純粋なエナンチオマーおよびエナンチオマーの混合物並びに純粋なジアステレオマーおよびジアステレオマーの混合物に関する。本発明は式I、II、Ia、Ib、Ic、Id、IIa、IIbまたはIIcの立体異性体2つまたはそれより多くの混合物を含み、そして、混合物中の立体異性体の全ての比を包含する。式I、II、Ia、Ib、Ic、Id、IIa、IIbまたはIIcの化合物がE異性体またはZ異性体(またはシス異性体またはトランス異性体)として存在できる場合は、本発明は純粋なE異性体および純粋なZ異性体および全ての比のE/Z混合物の両方に関する。本発明はまた式I、II、Ia、Ib、Ic、Id、IIa、IIbまたはIIcの化合物の全ての互変異体を包含する。
E/Z異性体を含むジアステレオマーは例えばクロマトグラフィーにより個々の異性体に分離できる。ラセミ混合物は慣用的な方法、例えばキラル相上のクロマトグラフィーにより、または、分割により、例えば光学活性の酸または塩基を用いて得られたジアステレオマー塩の結晶化により2つのエナンチオマーに分離することができる。式I、II、Ia、Ib、Ic、Id、IIa、IIbまたはIIcの立体化学的に均一な化合物もまた、立体化学的に均一な原料を用いるか、または、立体選択的反応を用いることにより得ることができる。
式I、II、Ia、Ib、Ic、Id、IIa、IIbまたはIIcの化合物の生理学的に耐容性のある塩は例えば生理学的に許容される、特に製薬上利用可能な塩である非毒性の塩である。酸性の基、例えば、カルボキシル基COOHを含む式I、II、Ia、Ib、Ic、Id、IIa、IIbまたはIIcの化合物のこのような塩は、例えばアルカリ金属塩またはアルカリ土類金属塩、例えばナトリウム塩、カリウム塩、マグネシウム塩およびカルシウム塩、および、生理学的に耐容性のある第4アンモニウムイオン、例えばテトラメチルアンモニウムまたはテトラエチルアンモニウムとの塩、およびアンモニアおよび生理学的に忍容性のある有機アミン、例えばメチルアミン、ジメチルアミン、トリメチルアミン、エチルアミン、トリエチルアミン、エタノールアミンまたはトリス(2−ヒドロキシエチル)アミンとの酸付加塩である。式I、II、Ia、Ib、Ic、Id、IIa、IIbまたはIIcの化合物に含まれる塩基性の基、例えばアミノ基またはグアニジノ基は例えば無機酸、例えば塩酸、臭化水素酸、硫酸、硝酸またはリン酸と、または、有機カルボン酸およびスルホン酸、例えばギ酸、酢酸、シュウ酸、クエン酸、乳酸、リンゴ酸、コハク酸、マロン酸、安息香酸、マレイン酸、フマル酸、酒石酸、メタンスルホン酸またはp−トルエンスルホン酸と酸付加塩を形成する。塩基性の基と酸性の基、例えばグアニジノ基およびカルボキシル基を同時に含んでいる式I、II、Ia、Ib、Ic、Id、IIa、IIbまたはIIcの化合物は、やはり本発明に包含される両性イオン(ベタイン)として存在できる。
式I、II、Ia、Ib、Ic、Id、IIa、IIbまたはIIcの化合物の塩は当業者のよく知る慣用的な方法、例えば溶媒または分散媒体中で式I、II、Ia、Ib、Ic、Id、IIa、IIbまたはIIcの化合物を無機または有機の酸または塩基と混合することにより、または、他の塩からカチオン交換またはアニオン交換により得ることができる。本発明はまた低い生理学的耐容性のために医薬品としての使用に直接は適していないが、例えば式I、II、Ia、Ib、Ic、Id、IIa、IIbまたはIIcの化合物を更に化学修飾するための中間体として、または、生理学的に耐容性のある塩の製造のための原料として適するような、式I、II、Ia、Ib、Ic、Id、IIa、IIbまたはIIcの化合物の塩も全て包含する。本発明は更に式I、II、Ia、Ib、Ic、Id、IIa、IIbまたはIIcの化合物の全ての溶媒和物、例えば水和物またはアルコール付加物も包含する。本発明は更に、式I、II、Ia、Ib、Ic、Id、IIa、IIbまたはIIcの化合物の誘導体および修飾物、例えばプロドラッグ、保護された形態、および、他の生理学的に耐容性のある誘導体、並びに式I、II、Ia、Ib、Ic、Id、IIa、IIbまたはIIcの化合物の活性な代謝産物も包含する。本発明は特に生理学的条件下において式I、II、Ia、Ib、Ic、Id、IIa、IIbまたはIIcの化合物に変換されえる式I、II、Ia、Ib、Ic、Id、IIa、IIbまたはIIcの化合物のプロドラッグおよび保護された形態に関する。式I、II、Ia、Ib、Ic、Id、IIa、IIbまたはIIcの化合物の適当なプロドラッグ、即ち例えば溶解度、生体利用性または作用持続時間に関して所望の態様で改良されている特性を有する式I、II、Ia、Ib、Ic、Id、IIa、IIbまたはIIcの化合物の化学修飾誘導体は当業者の知るとおりである。プロドラッグに関するより詳細な情報は標準的な文献、例えば、全て参照により本明細書に組み込まれるDesign of Prodrugs,H.Bundgaard(ed.),Elsevier,1985;Fleisher et al.,Advanced Drug Delivery Reviews 19(1996)115−130;またはH.Bundgaard,Drugs of the Future 16(1991)443に記載されている。式I、II、Ia、Ib、Ic、Id、IIa、IIbまたはIIcの化合物のために適するプロドラッグは特にアシル化可能な窒素含有基、例えばアミノ基およびグアニジノ基のアシルプロドラッグおよびカーバメートプロドラッグおよび式I、II、Ia、Ib、Ic、Id、IIa、IIbまたはIIcの化合物に存在するカルボン酸のエステルプロドラッグおよびアミドプロドラッグである。アシルプロドラッグおよびカーバメートプロドラッグにおいては、このような基中の窒素原子上の水素原子1つまたは1つより多く、例えば1つまたは2つがアシル基またはカーバメート、好ましくは(C1−C6)−アルキルオキシカルボニル基で置き換えられている。アシルプロドラッグまたはカーバメートプロドラッグのための適当なアシル基およびカーバメート基は例えばRp1−CO−およびRp2O−CO−であり、ここでRp1は水素、(C1−C18)−アルキル、(C3−C8)−シクロアルキル、(C3−C8)−シクロアルキル−(C1−C4)−アルキル、(C6−C14)−アリール、Het−、(C6−C14)−アリール−(C1−C4)−アルキル−またはHet−(C1−C4)−アルキル−であり、そしてRp2は水素を除きRp1について示した意味を有する。
特に好ましい式I、II、Ia、Ib、Ic、Id、IIa、IIbまたはIIcの化合物は残基の2つまたはそれより多くが式I、II、Ia、Ib、Ic、Id、IIa、IIbまたはIIcの好ましい化合物に関して前に記載したとおり定義されるか、残基がその一般的定義において、または、前に記載した好ましい化合物の定義において示される残基の特定の意味の1つまたはそれより多くを有するものである。
式I、II、Ia、Ib、Ic、Id、IIa、IIbまたはIIcの全ての好ましい化合物に関しても、全てのその立体異性体の形態および何れかの比のその混合物およびその生理学的に許容される塩は明示的に本発明の要件であり、そのプロドラッグも同様である。同様に、やはり式I、II、Ia、Ib、Ic、Id、IIa、IIbまたはIIcの全ての好ましい化合物において、分子内に1を超えて存在する全ての残基は相互に独立して同じかまたは異なっている。
式I、II、Ia、Ib、Ic、Id、IIa、IIbまたはIIdの化合物は自体公知であり当業者の知る操作法および手法を用いて製造できる。式I、II、Ia、Ib、Ic、Id、IIa、IIbまたはIIdの化合物の製造において適用できる一般的な合成の操作法において使用される原料およびビルディングブロックは当業者が容易に入手できるものである。多くの場合においてこれらは市販されているか、または、文献に記載されている。それ以外の場合は、それらは文献記載の操作法と同様にして、または、本出願に記載した操作法またはそれと類似の方法により、容易に入手できる前駆体化合物から製造できる。
一般的に、式IまたはIIの化合物は、例えば式I、II、Ia、Ib、Ic、Id、IIa、IIbまたはIIdから退行的合成により誘導できるフラグメント2つまたはそれより多くを連結することにより収斂的な合成の過程において製造できる。より詳しくは、適当に置換された原料トリアゾールまたはテトラゾール誘導体を式I、II、Ia、Ib、Ic、Id、IIa、IIbまたはIIdの化合物の製造におけるビルディングブロックとして使用する。市販されていない場合は、このようなトリアゾールまたはテトラゾール誘導体はトリアゾールまたはテトラゾール環系の形成に関するよく知られた標準的な操作法に従って製造できる。適当な前駆体分子を選択することにより、これらのトリアゾールまたはテトラゾールの合成はトリアゾールまたはテトラゾール系の種々の位置への置換基種々の導入を可能とし、これを化学的に修飾することができ、これにより、最終的に所望の置換基パターンを有する式I、II、Ia、Ib、Ic、Id、IIa、IIbまたはIIdの化合物に到達できる。トリアゾールおよびテトラゾールの化学およびその製造のための合成操作法に関する多くの詳細および文献参考例が記載されている包括的な論文の1つはH.Dehne in Houben−Weyl,“Methoden der Organischen Chemie”(Methods of Organic Chemistry),Georg Thieme Verlag,Stuttgart,Germany 1994,Vol.E8d Hetarene III,305;E.Nachbaur and G.Faleschini in Houben−Weyl,“Methoden der Organischen Chemie”(Methods of Organic Chemistry),Georg Thieme Verlag,Stuttgart,Germany 1994,Vol.E8d Hetarene III,479;H.R.Meyer and H.Heimgartner in Houben−Weyl,“Methoden der Organischen Chemie”(Methods of Organic Chemistry),Georg Thieme Verlag,Stuttgart,Germany 1994,Vol.E8d Hetarene III,664である。原料のトリアゾールまたはテトラゾール誘導体が市販されておらず、そして合成しなければならない場合は、それは例えば上記したよく知られたトリアゾールまたはテトラゾール合成にしたがって行うことができる。以下に本発明の実施形態に関する特に有利な操作法を列挙し、簡単に参照するが、それらは文献で包括的に考察されている標準的な操作法であり、当業者がよく知るものである。常時明示的に示すわけではないが特定の例においては位置異性体が以下に記載する反応の合成の間に生じる場合がある。しかしなお、位置異性体のこのような混合物は例えば分取HPLCのような現代的な分離手法により分離できる。
Figure 2006528941
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更にまた、式I、II、Ia、Ib、Ic、Id、IIa、IIbまたはIIdのトリアゾールまたはテトラゾール環系において所望の置換基を得るためには、トリアゾールまたはテトラゾールの合成の間に環系内に導入される官能基を化学修飾することができる。特にトリアゾールまたはテトラゾール環系中に存在する基は種々の反応により修飾でき、そして所望の残基R1aが得られる。例えばトリアゾールまたはテトラゾール核に結合したアルキルまたはヒドロキシメチル基並びにホルミル基は、当業者の知る多くの酸化反応により、種々の官能基、例えば相当するカルボン酸またはカルボン酸エステルに変換できる。更にまた、トリアゾールまたはテトラゾール環に結合しているニトリル基は例えば酸性または塩基性の条件下に所望の酸に容易に変換できる。更にまた、カルボキシル基および酢酸基はカルボン酸の鎖伸長のための通常の反応によりその相同体に変換できる。ハロゲン原子は例えば以下のような文献記載の操作法に従って導入できる。トリアゾールまたはテトラゾールのフッ素化のためにはN−フルオロ−2,4,6−トリメチルピリジニウムトリフレートを一つの試薬として選択する(T.Umemoto,S.Fukami,G.To,izawa,K.Harasawa,K.Kawada,K.Tomita,J.Am.Chem.Soc.(1990)112,8563、K.Manko et al.,j.Fluorine Chem.(1988)39,435;R.Storer et al.,Nucleosides Nucleotides(1999)18;203)が、他の適当なフッ素化試薬もまた適宜使用してよい。トリアゾールまたはテトラゾールの塩素化、臭素化またはヨウ素化は元素ハロゲンとの反応によるか、または、NCS、NBSまたはNISおよび当業者の知る多くの他の試薬の使用により達成できる。選択的ハロゲン/金属交換または選択的水素/金属交換による金属化とその後の広範な種類の親電子物質との反応により、種々の置換基を複素環の核に導入できる(M.R.Grimmett,Heterocycles(1994)37,2087;V.D.Gardner et al.,J.Heterocycl.Chem.(1984),21,121;D.Butler et al.,J.Org.Chem.(1971)36,2542)。トリアゾールまたはテトラゾール構造内に存在するハロゲンまたはヒドロキシ基(トリフレートまたはノナフレート経由)−または第1アミン(そのジアゾニウム塩を経由)は直接か相当するスタネートまたはボロン酸への相互変換の後に、標移金属、すなわちパラジウムもしくはニッケル触媒または銅塩および試薬、例えば以下に示すものを媒介として、種々の他の官能基、例えば−CN、−CF3、−C25、エーテル、酸、アミド、アミン、アルキル−またはアリール−基に変換できる(F.Diederich,P.Stang,Metal−catalyzed Cross−coupling Reactions,Wiley−VCH,1998;またはM.Beller,C.Bolm,Transition Metals for Organic Synthesis,Wiley−VCH,1998; J.Tsuji,Palladium Reagents and Catalysts,Wiley,1996;J.Hartwig,Angew.Chem.1998,110,2154;B.Yang,S.Buchwald,J.Organomet.Chem.1999,576,125;T.Sakamoto,K.Ohsawa,J.Chem.Soc.Perkin Trans I,1999,2323;D.Nichols,S.Frescas,D.Marona−Lewicka,X.Huang,B.Roth,G.Gudelsky,J.Nash,J.Med.Chem,1994,37,4347;P.Lam,C.Clark,S.Saubern,J.Adams,M.Winters,D.Chan,A.Combs,Tetrahedron Lett.,1998,39,2941;D.Chan,K.Monaco,R.Wang,M.Winters,Tetrahedron Lett.1998,39,2933;V.Farina,V.Krishnamurthy,W.Scott,The Stille Reaction,Wiley,1994;F.Qing et al.J.Chem.Soc.Perkin Trans.I 1997,3053;S.Buchwald et al.J.Am.Chem Soc.2001,123,7727; S.Kang et al.Synlett 2002,3,427;S.Buchwald et al.Organic Lett.2002,4,581;T.Fuchikami et al.Tetrahedron Lett.1991,32,91;Q.Chen et al.Tetrahedron Lett.1991,32,7689)。例えばニトロ基はスルフィド、ジチオナイト、複合体無水物のような種々の還元剤を用いて、または接触水素化によりアミノ基に還元できる。ニトロ基の還元は式I、II、Ia、Ib、Ic、Id、IIa、IIbまたはIIdの化合物の合成の後の段階において行ってもよく、そしてアミノ基へのニトロ基の還元は他の官能基に対して行う反応と同時に、例えば、シアノ基のような基を硫化水素と反応する際、または、基を水素化する際に行ってよい。残基R1aを導入するためには、その後、アミノ基をアルキル化のための標準的な操作法に従って、例えば(置換)アルキルハロゲニドとの反応により、または、カルボニル化合物の還元アミノ化により、アシル化のための標準的な操作法に従って、例えば活性化カルボン酸誘導体、例えば酸クロリド、無水物、活性化エステルもしくは他のものとの反応により、または、活性化剤の存在下のカルボン酸との反応により、または、スルホニル化のための標準的な操作法に従って、例えばスルホニルクロリドとの反応により、修飾することができる。
トリアゾールまたはテトラゾール核内に存在するエステル基は相当するカルボン酸にまで加水分解でき、次に、これを活性化後アミンまたはアルコールと標準的な条件下に反応させることにより相当するアミドまたはアルコールとすることができる。トリアゾールまたはテトラゾール核内に存在するエステル基はエステル転移により別のエステルに変換できる。適当なトリアゾールまたはテトラゾール核に結合しているカルボン酸もまたアルキル化してエステルとすることができる。トリアゾールまたはテトラゾール核に存在するエーテル基、例えばベンジルオキシ基または他の容易に開裂されるエーテル基は、開裂させてヒドロキシ基とし、次にこれを種々の試薬、例えばエーテル化剤または活性化剤と反応させ、他の基によるヒドロキシ基の置き換えが可能となる。イオウ含有基は同様に反応できる。
パラレル合成法の適用によりトリアゾールまたはテトラゾール環系に結合した基R71またはR8'を修飾するための合成の過程において、種々の反応、例えばパラジウム、ニッケルまたは銅の触媒を含むものが極めて有用である場合がある。このような反応は、例えばF.Diederich,P.Stang,Metal−catalyzed Cross−coupling Reactions,Wiley−VCH(1998);またはM.Beller,C.Bolm,Transition Metals for Organic Synthesis,Wiley−VCH(1998);J.Tsuji,Palladium Reagents and Catalysts,Wiley,1
996;J.Hartwig,Angew.Chem.(1998),110,2154;B.Yang,S.Buchwald,J.Organomet.Chem.(1999),576,125;P.Lam,C.Clark,S.Saubern,J.Adams,M.Winters,D.Chan,A.Combs,Tetrahedron Lett.(1998),39,2941;D.Chan,K.Monaco,R.Wang,M.Winters,Tetrahedron Lett.(1998),39,2933;J.Wolfe,H.Tomori,J.Sadight,J.Yin,S.Buchwald,J.Org.Chem.(2000),65,1158;V.Farina,V.Krishnamurthy,W.Scott,The Stille Reaction,Wiley,(1994);S.Buchwald et al.,J.Am.Chem Soc.(2001),123,7727;S.Kang et al.,Synlett(2002),3,427;S.Buchwald et al.,Org.Lett.(2002),4,581に記載されている。
官能基の変換に関する前述の反応は更に、一般的には、有機化学のテキストブック、例えばM.Smith,J.March,March's Advanced Organic Chemistry,Wiley−VCH,2001 and in treatises like Houben−Weyl,“Methoden der Organischen Chemie”(Methods of Organic Chemistry),Georg Thieme Verlag,Stuttgart,Germany,or “Organic Reactions”,John Wiley & Sons,New York,or R.C.Larock,“Comprehensive Organic Transformations”,Wiley−VCH,2nd ed (1999),B.Trost,I.Fleming (eds.) Comprehensive Organic Synthesis,Pergamon,1991;A.Katritzky,C.Rees,E.Scriven Comprehensive Heterocyclic Chemistry II,Elsevier Science,1996に記載されており、これらには反応に関する詳細および原典文献が記載されている。本例の場合は官能基がトリアゾールまたはテトラゾール環に結合しているために、特定の場合には、反応条件を特に適合させること、変換反応に原則として採用される種々の試薬から特定の試薬を選択すること、またはその他の点において特定の手段を用いて所望の変換を達成すること、例えば保護基の技術を使用することが必要となる場合がある、しかしながら、そのような場合における適当な反応の変形例および反応条件を発見することは当業者には如何なる問題も呈さない。
式I、II、Ia、Ib、Ic、Id、IIa、IIbまたはIIdの化合物のトリアゾールまたはテトラゾール環の窒素原子に連結した残基内およびトリアゾールまたはテトラゾール環におけるCOR8'基内に存在する構造的エレメントは、自体当該分野で公知の操作を用いて後に記載するもののような合成法を用いて連続反応工程により上記した通り得られる原料トリアゾールまたはテトラゾール誘導体内に導入することができる。
残基R8'は例えば相当する式3のカルボン酸を式HR8'の化合物と、即ち、式HN(R1')R2'−V−G−Mのアミンと縮合することにより式3に導入することができ、式4の化合物とすることができる。このようにして得られた式4の化合物はすでに所望の最終基を含んでおり、即ち、基R8'およびR71は式IまたはIIにおいて定義した基−N(R1)R2−V−G−MおよびR0−Q−であることができるか、或は、場合によりこのようにして得られた式4の化合物において、後に、残基R8'および残基R71をそれぞれ残基−N(R1)R2−V−G−MおよびR0−Q−に変換して式IまたはIIの所望の化合物とする。
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即ち、残基R8'およびそこに含まれる残基R1'およびR2'−V−G−Mはそれぞれ上記したR1およびR2−V−G−Mの意味を有するか、または残基R1'およびR2'−V−G−Mのほかに、官能基は、後に変換されて最終的な基R1およびR2−V−G−Mとなることができる基の形態で存在することもでき、即ち官能基は前駆体基または誘導体の形態、例えば保護された形態で存在できる。式IまたはIIの化合物の製造の過程において、一般的には、対応する合成における望ましくない反応または副反応を低減または防止する、後に所望の官能基に変換される前駆体基の形態の官能基を導入すること、または、合成の問題に適合した保護基の手法により官能基を一時的にブロックすることが好都合または必要である。このような手法は当該分野でよく知られている(例えばGreene and Wuts, Protective Groups in Organic Synthesis,Wiley,1991またはP.Kocienski,Protecting Groups,Thieme 1994を参照)。前駆体基の例はシアノ基またはにトロ基である。シアノ基は後の工程においてカルボン酸誘導体に変換するか、または、アミノエチル基に還元するか、またはにトロ基は接触水素化のような還元によりアミノ基とすることにより、変換してよい。保護基はまた固相の意味を有することができ、そして固相からの開裂は保護基の除去に相当する。このような手法の使用は当業者の知るとおりである(Burgess K(Ed.)Solid Phase Organic Synthesis, New York,Wiley,2000)。例えばフェノール性のヒドロキシ基を保護基として機能するトリチルポリスチレンに結合でき、そして合成の後の段階においてTFAで処理することによりこの樹脂から分子を開裂させる。
式3および4の化合物の残基R71は式IまたはIIの所望の標的分子内に最終的に存在することとなる上記した基−Q−R0を指すか、または、それは後に基−Q−R0に変換できる基、例えば、保護された形態で官能基が存在する基−Q−R0の前駆体基または誘導体を指すか、または、R71は水素原子またはトリアゾールもしくはテトラゾール環の窒素原子の保護基を指す。同様に、式3および4における残基R1aも上記した式IまたはIIにおけるR3の相当する定義を有するが、しかしながら、式IまたはIIの化合物の合成のためには、これらの残基もまた、原則として、前駆体基の形態または保護された形態の式4の化合物を与える式HR8'の化合物との式3の化合物の縮合の段階において存在することができる。
同じかまたは異なる式3の化合物中の残基R70は、例えばヒドロキシまたは(C1−C4)−アルコキシであることができ、即ち、式3の化合物に存在する基COR70は例えば式IまたはIIの化合物の基COR8'の場合のように、遊離のカルボン酸またはそのエステル、例えばアルキルエステルであることができる。基COR70はまた、式HR8’の化合物とのアミド形成、エステル形成またはチオエステル形成を可能にするカルボン酸の何れかの他の活性化誘導体であることもできる。基COR70は例えば酸クロリド、活性エステル、例えば置換フェニルエステルまたはN−ヒドロキシスクシンイミドまたはヒドロキシベンゾトリアゾールエステル、アゾリド、例えばイミダゾリド、アジドまたは混合無水物、例えばカルボン酸エステルとの、もしくは、スルホン酸との混合無水物であることができ、これらの誘導体は全て標準的な操作法によりカルボン酸から製造でき、そして標準的な条件下に式HR8'のアミン、アルコールまたはメルカプタンと反応させることができる。式3の化合物のCOR70を示すカルボン酸基COOHは例えば標準的な加水分解操作法によりトリアゾールまたはテトラゾールの合成の間トリアゾールまたはテトラゾール系内に導入されたエステル基から得ることができる。これはまた、トリアゾールまたはテトラゾール合成の間にトリアゾールまたはテトラゾール系内に導入されたニトリル基の加水分解により得ることもできる。
基COR8'がエステル基である式IまたはIIの化合物は一般的なエステル化反応により、例えば酸触媒存在下に酸をアルコールと反応させるか、または、アルキルハロゲニドのような親電子物質でカルボン酸の塩をアルキル化するか、または、別のエステルへのエステル交換反応により、COR70がカルボン酸基である式3の化合物から製造できる。基COR8'がアミド基である式IまたはIIの化合物は、一般的なアミノ化反応によりアミンおよびCOR70がカルボン酸基またはそのエステルである式3の化合物から製造できる。特にアミドの製造のためには、COR70がカルボン酸基である式3の化合物を、ペプチド合成で使用される一般的なカップリング試薬を用いてアミンである式HR8'の化合物に標準的な条件下で縮合させることができる。このようなカップリング試薬は、例えば、カルボジイミド、例えばジシクロヘキシルカルボジイミド(DCC)またはジイソプロピルカルボジイミド、カルボニルジアゾール、例えばカルボニルジイミダゾール(CDI)および類似の試薬、無水プロピルホスホン酸、O−((シアノ−(エトキシカルボニル)−メチレン)アミノ)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムテトラフルオロボレート(TOTU)、ジエチルホスホリルシアニド(DEPC)またはビス−(2−オキソ−3−オキサゾリジニル)−ホスホリルクロリド(BOP−Cl)およびその他の多くのものである。
式IまたはIIのトリアゾールまたはテトラゾール中に存在する残基−Q−R0または式3のトリアゾールまたはテトラゾール中に存在する残基R71または残基−Q−R0およびR71内の官能基が保護された形態、または前駆体の形態で存在する基が、その前の工程の間、例えばトリアゾールまたはテトラゾール核の合成の間にまだ導入されていない場合は、これらの残基は例えば複素環の環窒素原子のN−アルキル化、還元アミノ化、N−アリール化、N−アシル化またはN−スルホニル化に関する当該分野で知られた従来の文献記載の操作法によりトリアゾールまたはテトラゾール系の1位に導入することができる。このような反応において使用すべき原料トリアゾールまたはテトラゾール誘導体は窒素原子に水素原子を有している。環窒素原子のN−アルキル化は例えば標準的な条件下、好ましくはK2CO3、Cs2CO3、NaHまたはKOtBuのような塩基の存在下、式LG−Q−R0または式R71−LGのアルキル化化合物を用いて実施することができ、ここでこの場合基LGに結合している基Q内または基R71内の原子はアルキル部分構造の脂肪族炭素原子であり、そして、LGは脱離基、例えばハロゲン、例えば塩素、臭素またはヨウ素であるか、スルホニルオキシ基、例えばトシルオキシ、メシルオキシまたはトリフルオロメチルスルホニルオキシである。LGは例えばヒドロキシ基であってもよく、これはアルキル化反応を達成するためには従来の活性化剤によるよく知られた光延反応において活性化される。Nアルキル化の位置選択性は塩基、溶媒および反応条件の選択により制御できる。しかしなお、位置異性体の混合物は例えばフラッシュクロマトグラフィー、結晶化または分取HPLCのような近代的分離手法により分離できる。
Aが直接結合であり、そして芳香族基がトリアゾールまたはテトラゾール系の窒素原子に直接結合している化合物の製造のためには、従来のアリール化の操作法を使用できる、例えばアルキルフルオロベンゾエートまたは4−フルオロフェニルニトリルのようなアリールフロリドをアリール化剤として使用できる。このような工程は例えば、K.Cooper et al.,J.Med.Chem.(1992),35,3115;M.Artico et al.,Eur.J.Med.Chem.Chim.Ther.(1992) 27,219;X.J.Wang et al.,Tetrahedron Letters(2000)41,5321;M.L.Cerrada et al.,Synth.Commun.(1993)23,1947に記載されている。或は、広範な種類の置換アリールヨウ化物、アリール臭化物、または、アリールトリフレートを例えばP.Cozzi et al.Farmaco (1987) 42,205;P.Unangst,D.Connor,R.Stabler,R.Weikert,J.Heterocycl.Chem.(1987) 24,811;G.Tokmakov,I.Grandberg,Tetrahedron (1995) 51,2091;D.Old,M.Harris,S.Buchwald,Org.Lett.(2000) 2,1403,G.Mann,J.Hartwig,M.Driver,C.Fernandez−Rivas,J.Am.Chem.Soc.(1998)120,827;J.Hartwig,M.Kawatsura,S.Hauk,K.Shaughnessy,L.J.Org.Chem.(1999) 64,5575;S.Buchwald et al.,J.Am.Chem.Soc.(2001)123,7727に従って銅塩またはパラジウム媒介の反応において複素環窒素におけるアリール化剤として使用できる。更にまたこのようなアリール化は例えばP.Lam et al.,Tetrahedron Lett.(1998)39,2941;V.Collot et al.,Tetrahedron Lett.(2000)41,9053;P.Lam et al.,Tetrahedron Lett.(2001)42,3415に記載の通り広範な種類の置換アリールボロン酸の反応により達成することもできる。
好ましい方法は実施例に記載するものを包含するがこれらに限定されない。
本発明の化合物はセリンプロテアーゼ阻害剤であり、これは血液凝固酵素である第Xa因子および/または第VIIa因子の活性を阻害する。特にこれらは第Xa因子の高活性阻害剤である。それらは特異的なセリンプロテアーゼ阻害剤であるのみならず、阻害が望まれない他のプロテアーゼの活性を実質的に阻害しない。
式I、II、Ia、Ib、Ic、Id、IIa、IIbまたはIIdの化合物の活性は例えば後述する試験において、または当業者の知る他の試験において明らかにできる。第Xa因子の阻害に関しては、本発明の好ましい実施形態は同時第VIIa因子の阻害の存在下または非存在下において後述する試験で測定した場合に第Xa因子の阻害についてKi□1mMであり、そして好ましくは阻害が望まれない凝固および線溶に関与する他のプロテアーゼの活性を実質的に阻害しない(阻害剤の同じ濃度を用いた場合)化合物を包含する。本発明の化合物は直接プロトロンビナーゼ複合体内で、または可溶性サブユニットとして、または、間接的に、プロトロンビナーゼ複合体への第Xa因子のアセンブリを抑制することにより、第Xa因子の触媒活性を阻害する。
本発明はまた、医薬(または薬剤)として使用するための式I、II、Ia、Ib、Ic、Id、IIa、IIbまたはIIdの化合物および/またはその生理学的に耐容性のある塩および/またはそのプロドラッグに関し、また、第Xa因子および/または第VIIa因子の阻害のため、または、血液凝固、炎症応答もしくは線溶に影響するため、または、上記または後述する疾患の治療もしくは予防のための医薬の製造のため、例えば、心臓血管障害、血栓塞栓性疾患もしくは再狭窄の治療および予防のための医薬の製造のための式I、II、Ia、Ib、Ic、Id、IIa、IIbもしくはIIdの化合物および/またはその生理学的に耐容性のある塩および/またはそのプロドラッグの使用に関する。本発明はまた、第Xa因子および/または第VIIa因子の阻害のため、または、血液凝固または線溶に影響するため、または、上記もしくは後述する疾患の治療または予防のため、例えば心臓血管障害、血栓塞栓性疾患もしくは再狭窄の治療および予防において使用するための式I、II、Ia、Ib、Ic、Id、IIa、IIbもしくはIIdの化合物および/またはその生理学的に耐容性のある塩および/またはそのプロドラッグの使用に関し、例えば該治療および予防のための方法を含む、そのような目的を意図した治療方法に関する。本発明はまた慣習的な製薬上許容しうる担体、即ち1つまたは1つより多くの製薬上許容しうる担体物質または賦形剤および/または補助物質または添加剤に加えて式I、II、Ia、Ib、Ic、Id、IIa、IIbもしくはIIdおよび/またはその生理学的に耐容性のある塩および/またはそのプロドラッグ少なくとも1つの有効量を含有する医薬調製物(または医薬組成物)に関する。
本発明はまた異常な血栓の形成、急性心筋梗塞、不安定狭心症、血栓塞栓症、血栓溶解療法もしくは経皮経管冠動脈血管形成に伴う急性血管閉塞、一過性の虚血発作、卒中、腹部、膝部および腰部の手術後の下肢の静脈において生じる病的血栓形成、肺血栓塞栓の危険または敗血症性ショック、特定のウィルス感染もしくは癌における血管系で生じる播種性の全身血管内凝固のような疾患状態の治療に関する。
式I、II、Ia、Ib、Ic、Id、IIa、IIbまたはIIcおよびその生理学的に耐容性のある塩ならびにそのプロドラッグは、動物、好ましくは哺乳類、特にヒトに対し、治療または予防のための医薬として投与できる。それらは単独で、または相互に混合物として、または経腸または非経腸の投与を可能にする医薬調製物の形態で投与できる。
医薬は経口で、例えば丸薬、錠剤、ラッカー処理錠剤、コーティング錠剤、顆粒、ハードおよびソフトゼラチンカプセル、溶液、シロップ、乳液、懸濁液またはエアロゾル混合物として投与できる。しかしながら、投与は例えば座剤の形態で直腸に行うこともでき、または、注射用溶液もしくは注入用溶液、マイクロカプセル、インプラントまたはロッドの形態で非経腸、例えば静脈内、筋肉内、皮下に、または、軟膏、溶液もしくはチンキの形態で経皮または局所に、または、その他の態様において、例えばエアロゾルもしくは鼻用スプレーの形態で行うことができる。
本発明の医薬調製物は自体公知であり当業者の知る方法で製造され、製薬上許容しうる不活性の無機および/または有機の担体を、式I、II、Ia、Ib、Ic、Id、IIa、IIbもしくはIIcおよび/またはその生理学的に耐容性のある塩および/またはそのプロドラッグのほかに使用する。丸薬、錠剤、コーティング錠剤およびハードゼラチンカプセルの製造のためには、例えば乳糖、コーンスターチまたはその誘導体、タルク、ステアリン酸またはその塩などを使用することができる。ソフトゼラチンカプセルおよび座剤用の担体は、例えば脂肪、ワックス、半固体および液体のポリオール、天然または硬化油等である。溶液、例えば注射用溶液または乳液またはシロップの製造のための適当な単体は、例えば水、生理食塩水、アルコール、グリセロール、ポリオール、スクロース、転化糖、グルコース、植物油等である。マイクロカプセル、インプラントまたはロッドのための適当な担体は、例えばグリコール酸と乳酸の共重合体である。医薬調製物は通常は、式I、II、Ia、Ib、Ic、Id、IIa、IIbもしくはIIcおよび/またはその生理学的に耐容性のある塩および/またはそのプロドラッグ約0.5〜90重量%を含有する。医薬調製物中の式I、II、Ia、Ib、Ic、Id、IIa、IIbもしくはIIcの活性成分および/またはその生理学的に耐容性のある塩および/またはそのプロドラッグの量は通常は約0.5mg〜約1000mg、好ましくは約1mg〜約500mgである。
式I、II、Ia、Ib、Ic、Id、IIa、IIbもしくはIIcの活性成分および/またはその生理学的に耐容性のある塩および/またはそのプロドラッグおよび担体物質のほかに、医薬調製物は添加剤、例えば充填剤、錠剤崩壊剤、バインダー、潤滑剤、水和剤、安定化剤、乳化剤、保存料、甘味料、着色料、フレーバー剤、芳香剤、濃厚化剤、希釈剤、緩衝物質、溶媒、可溶化剤、デポ作用を達成するための薬剤、浸透圧を改変するための塩、コーティング剤マタハ抗酸化剤を含有できる。それらはまた、式I、II、Ia、Ib、Ic、Id、IIa、IIbもしくはIIcおよび/またはその生理学的に耐容性のある塩および/またはそのプロドラッグ2つまたはそれより多くを含有できる。医薬調製物が式I、II、Ia、Ib、Ic、Id、IIa、IIbまたはIIcの化合物を2つまたはそれより多くを含有する場合は、個々の化合物の選択は医薬調製物の特定の全体的な薬理学的特徴に着目して行う。例えば、作用の持続時間が短い高力価化合物はより低力価の長時間作用性の化合物と組み合わせてよい。式I、II、Ia、Ib、Ic、Id、IIa、IIbまたはIIcの化合物の置換基の選択に関して与えられている柔軟性により、化合物の生物学的および物理化学的特性に対して十分な制御が可能となり、これにより、そのような所望の化合物の選択が可能となる。更にまた、式I、II、Ia、Ib、Ic、Id、IIa、IIbもしくはIIcの化合物および/またはその生理学的に耐容性のある塩および/またはそのプロドラッグの少なくとも1つのほかに、医薬調製物はまた、他の治療上または予防上活性な成分1つまたは1つより多くを含有できる。
第Xa因子および/または第VIIa因子の阻害剤として、式I、II、Ia、Ib、Ic、Id、IIa、IIbまたはIIcの化合物およびその生理学的に耐容性のある塩およびそのプロドラッグは一般的には第Xa因子および/または第VIIa因子の活性が役割を果たしているか、もしくは、望ましくない程度となっているか、または、第Xa因子および/または第VIIa因子を阻害するかその活性を低減することにより良好に影響されるか、その防止、緩解もしくは治癒のために第Xa因子および/または第VIIa因子の阻害またはその活性の低減が医師により望まれる状態の治療および予防に適している。第Xa因子および/または第VIIa因子の阻害剤が血液の凝固および線溶に影響するため、式I、II、Ia、Ib、Ic、Id、IIa、IIbまたはIIcの化合物および生理学的に耐容性のあるその塩およびそのプロドラッグは、一般的には、血液凝固を低減するため、または、血液凝固系の活性が役割を果たしているか、もしくは望ましくない程度となっているか、または、血液凝固の低減により良好に影響されるか、その防止、緩解または治癒のために血液凝固系の活性の低下が医師により望まれる状態の治療および予防のために適している。即ち本発明の特定の要件は、式Iの化合物もしくは生理学的に耐容性のあるその塩またはそのプロドラッグ並びにその医薬調製物の有効量を投与することによる、特に個体における、望ましくない血液凝固の低減または抑制である。
式I、II、Ia、Ib、Ic、Id、IIa、IIbまたはIIcの化合物が望ましく使用される状態は、例えば心臓血管障害、血栓塞栓疾患または例えば感染症や手術に伴う合併症である。本発明の化合物はまた炎症応答の低減のために使用できる。その治療または予防のために式I、II、Ia、Ib、Ic、Id、IIa、IIbまたはIIcの化合物を使用できる特定の障害の例は、冠動脈心疾患、心筋梗塞、狭心症、血管再狭窄、例えばPTCAのような血管形成の後の再狭窄、成人呼吸窮迫症候群、多臓器不全および播種性血管内凝固障害である。手術に関連する合併症の例は、手術後に起こる深静脈または近位静脈の血栓のような血栓症である。その薬理学的活性を鑑みて、本発明の化合物はヘパリンのような他の抗凝固剤を代替または補充することができる。本発明の化合物の使用は例えば他の抗凝固剤と比較して費用節減を可能とする。式I、II、Ia、Ib、Ic、Id、IIa、IIbまたはIIcの化合物を使用する場合は、用量は広範な範囲内で変動でき、そして慣用通り、そして医師が知るとおり、個々の症例の各々における個体の状態に適合される。例えば使用する特定の化合物、治療すべき疾患の性質および重症度、投与の様式および日程、または急性または慢性の状態の治療であるか、または、予防を行うかにより変動する。適切な用量は医学分野でよく知られた臨床手法を用いて確立することができる。一般的に体重約75kgの成人において所望の結果を達成するための一日当たり用量は0.01mg/kg〜100mg/kg、好ましくは0.1mg/kg〜50mg/kg、特に0.1mg/kg〜10mg/kg(各々の場合体重kg当たりのmg量)である。一日当たり用量は、特に比較的大量を投与する場合には、数回、例えば2、3または4回の投与に分割できる。通常通り、個体の挙動に応じて記載した一日当たり用量から上方または下方に変動することが必要な場合がある。
式I、II、Ia、Ib、Ic、Id、IIa、IIbまたはIIcの化合物は個体の外部においても抗凝固剤として好都合に使用できる。例えば、本発明の化合物の有効量を新鮮採血試料に接触させることにより血液試料の凝固を防止できる。更に、式I、II、Ia、Ib、Ic、Id、IIa、IIbもしくはIIcの化合物またはその塩は診断目的、例えばインビトロの診断において、そして、生化学的研究における補助剤としても使用できる。例えば式I、II、Ia、Ib、Ic、Id、IIa、IIbまたはIIcの化合物は第Xa因子および/または第VIIa因子の存在を同定し、実質的に純粋な形態で第Xa因子および/または第VIIa因子を単離する試験において使用できる。本発明の化合物は、例えば放射性同位体で標識することができ、そして次に第Xa因子および/または第VIIa因子に結合した標識化合物を特定の標識の検出に有用な日常的方法を用いて検出する。即ち、式I、II、Ia、Ib、Ic、Id、IIa、IIbもしくはIIcの化合物またはその塩は、インビボ、インビトロまたはエクスビボで第Xa因子および/または第VIIa因子の位置または量を検出するためのプローブとして使用できる。
更にまた、式I、II、Ia、Ib、Ic、Id、IIa、IIbまたはIIcの化合物は、例えば置換基の導入または官能基の修飾により、他の化合物、特に式I、II、Ia、Ib、Ic、Id、IIa、IIbまたはIIcの化合物から得られる他の薬学的に活性な成分の製造のための合成中間体として使用できる。
本発明において有用な化合物を製造するための一般的な合成順序は以下に記載する実施例において説明する。本発明の種々の特徴の説明および実際の操作法の両方が適宜記載されている。以下の実施例は本発明を単に説明することを意図しており、その範囲や精神を限定するものではない。実施例に記載した条件および方法の既知の変法を用いて本発明の化合物を合成できることは当業者の知るとおりである。
本発明の種々の実施形態の活性に実質的に影響しない変更は本明細書に記載した本発明に包含されるものとする。即ち、以下の実施例は本発明を説明することを意図しており、これを限定するものではない。
化合物の合成の最終工程においてトリフルオロ酢酸または酢酸のような酸を使用する場合、例えばトリフルオロ酢酸を用いてtBu基を除去する場合、またはそのような酸を含有する溶離剤を用いたクロマトグラフィーにより化合物を精製する場合、場合によっては、後処理の操作、例えば凍結乾燥法の詳細に応じて、化合物は使用した酸の塩の形態、例えば酢酸塩もしくはトリフルオロ酢酸塩または塩酸塩の形態で、部分的または全体的に得られている。
使用した略記法:
t−ブチル:tBu
2,2’−ビス(ジフェニルホスフィノ−1,1’−ビナフチル:Binap
ビス−(オキソ−3−オキサゾリジニル)−ホスホリルクロリド:BOP−Cl
ジベンジリデンアセトン:dba
ジクロロメタン:DCM
ジシクロヘキシルカルボジイミド:DCC
ジエチルホスホリルシアニド:DEPC
ジイソプロピルエチルアミン:DIPEA
4−ジメチルアミノピリジン:DMAP
N,N−ジメチルホルミアミド:DMF
ジメチルスルホキシド:DMSO
1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン:DPPF
O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート:HATU
N−ブロモスクシンイミド:NBS
N−クロロスクシンイミド:NCS
N−ヨードスクシンイミド:NIS
N−エチルモルホリン:NEM
メタノール:MeOH
室温20℃〜25℃:RT
飽和:sat.
テトラヒドロフラン:THF
トリフルオロ酢酸:TFA
O−((エトキシカルボニル)シアノメチレンアミノ)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムテトラフルオロボレート:TOTU
実施例1
1−[5−(5−クロロ−チオフェン−2−イル)−イソオキサゾール−3−イルメチル]−5−ピロロ−1−イル−1H−[1,2,4]トリアゾール−3−カルボン酸(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イル)−アミド
(i)(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イル)−カルバミン酸t−ブチルエステル
メタノール15ml中のピペリジン−4−イル−カルバミン酸5.0gの溶液に、アセトン7.34ml、Na(CN)BH3314gおよび酢酸0.3mlを添加した。室温で16時間攪拌したのち、溶媒を減圧下に除去し、残留物を水30mlおよび酢酸エチル30mlの間に分配した。有機層を飽和Na2CO3溶液、水で洗浄し、次にNa2SO4上に乾燥した。濾過後、溶媒を減圧下に除去し、白色固体を得た。収量:4.8g、MS(ES+):m/e=243。
(ii)1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルアミン
メタノール15ml中の(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イル)−カルボン酸t−ブチルエステル4.8gに、メタノール性の塩酸(8M)20mlを添加し、混合物を16時間攪拌した。減圧下に溶媒を除去し、得られた白色個体をトルエン20mlとともに2回蒸発させた。生成物はその塩酸塩として得られた。収量:5.42g、MS(ES+):m/e=143。
(iii)5−ピロール−1−イル−1H−[1,2,4]トリアゾール−3−カルボン酸(1−イソプロピル−ピぺリジン−4−イル)−アミド
DMF 1mlおよびNEt30.3ml中の5−ピロール−1−イル−1H−[1,2,4]トリアゾール−3−カルボン酸100mlに、1−イソプロピル−ピぺリジン−4−イルアミン2塩酸塩121mgおよびBOP−Cl142mgを室温で添加し、そして混合物区を16時間攪拌した。水5mlを添加した後、混合物を酢酸エチルで溶離することによりchem elut(登録商標)を通して濾過し、次に減圧下に濃縮した。得られた粗生成物を更に精製することなく次の工程で使用した。収量:170mg。
(iv)1−[5−(5−クロロ−チオフェン−2−イル)−イソオキサゾール−3−イルメチル]−5−ピロール−1−イル−1H−[1,2,4]トリアゾール−3−カルボン酸(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イル)−アミド
DMF1ml中の5−ピロール−1−イル−1H−[1,2,4]トリアゾール−3−カルボン酸(1−イソプロピル−ピぺリジン−4−イル)−アミド170の溶液に、3−ブロモメチル−5−(5−クロロ−チオフェン−2−イル)イソオキサゾール[Ewing,William R.;Becker,Michael R.;Choi−Sled
eski,Yong Mi;Pauls,Heinz W.;He,Wei;Condon,Stephen M.;Davis,Roderick S.;Hanney,Barbara A.;Spada,Alfred P.;Burns,Christopher
J.;Jiang,John Z.;Li,Aiwen;Myers,Michael R.;Lau,Wan F.;Poli,Gregory B;PCT国際出願(2001)460pp.WO0107436A2により記載された操作法を使用して製造]156mgおよびCs2CO3183mgを添加し、混合物を1.5時間室温で攪拌した。飽和NaHCO32mlを添加した後、混合物を酢酸エチルで溶離することによりchem elut(登録商標)カートリッジを通して濾過し、次に減圧下に濃縮した。残留物を分取HPLC(C18逆相カラム、0.1%TFA存在下のH2O/MeCN勾配で溶離)により精製した。生成物を含有する画分を蒸発させ、凍結乾燥し、白色固体を得た。生成物はそのトリフルオロ酢酸塩として得た。収量:42mg、MS(ES+):m/e=500、クロロパターン。
実施例2:1−[5−(5−クロロ−チオフェン−2−イル)−イソオキサゾール−3−イルメチル]−5−ピリジン−2−イル−1H−[1,2,4]トリアゾール−3−カルボン酸(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イル)−アミド
標題化合物は5−ピロール−1−イル−1H−[1,2,4]トリアゾール−3−カルボン酸の代わりに5−ピリジン−2−イル−1H−[1,2,4]トリアゾール−カルボン酸を使用した以外は実施例1と同様にして製造した。MS(ES+):m/e=512、クロロパターン。
実施例3:2−[5−(5−クロロ−チオフェン−2−イル)−イソオキサゾール−3−イルメチル]−5−ピリジン−2−イル−2H−[1,2,4]トリアゾール−3−カルボン酸(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イル)−アミド
本化合物は実施例2の副生成物として単離した。MS(ES+):m/e=512、クロロパターン。
実施例4:1−[5−(5−クロロ−チオフェン−2−イル)−イソオキサゾール−3−イルメチル]−5−フェニル−1H−[1,2,4]トリアゾール−3−カルボン酸(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イル)−アミド
標題化合物は5−ピロール−1−イル−1H−[1,2,4]トリアゾール−3−カルボン酸の代わりに5−フェニル−1H−[1,2,4]トリアゾール−カルボン酸を使用した以外は実施例1と同様にして製造した。MS(ES+):m/e=511、クロロパターン。
実施例5:2−[5−(5−クロロ−チオフェン−2−イル)−イソオキサゾール−3−イルメチル]−2H−テトラゾール−5−カルボン酸(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イル)−アミド
(i)2−[5−(5−クロロ−チオフェン−2−イル)−イソオキサゾール−3−イルメチル]−2H−テトラゾール−5−カルボン酸
DMF1ml中の2H−テトラゾール−5−カルボン酸エチルエステルナトリウム塩100mgの溶液に3−ブロモメチル−5−(5−クロロ−チオフェン−2−イル)イソオキサゾール[Ewing,William R.;Becker,Michael R.;Choi−Sledeski,Yong Mi;Pauls,Heinz W.;He,Wei;Condon,Stephen M.;Davis,Roderick S.;Hanney,Barbara A.;Spada,Alfred P.;Burns,Christopher J.;Jiang,John Z.;Li,Aiwen;Myers,Michael R.;Lau,Wan F.;Poli,Gregory B;PCT国際出願(2001)460pp.WO0107436A2により記載された操作法を使用して製造]59mgを添加し、混合物を16時間室温で攪拌した。次に反応混合物を減圧下に濃縮した。残留物をTHF 1mlに添加し、1M NaOH溶液1mlを添加した後、室温で16時間攪拌した。混合物を半濃縮塩酸でpH3まで酸性化し、沈殿を濾取した。生成物は白色固体として得られ、これは減圧下に乾燥した。収量:49mg
(ii)2−[5−(5−クロロ−チオフェン−2−イル)−イソオキサゾール−3−イルメチル]−2H−テトラゾール−5−カルボン酸(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イル)−アミド
DCM1ml中の2−[5−(5−クロロ−チオフェン−2−イル)−イソオキサゾール−3−イルメチル]−2H−テトラゾール−5−カルボン酸49mg、N−NEM0.1mlの溶液に、TOTU53mgを添加し、混合物を室温で5分間攪拌した。1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルアミン塩酸塩34mgを添加し、反応混合物を更に2時間攪拌した。反応混合物を減圧下に濃縮し、残留物を分取HPLC(C18逆相カラム、0.1%TFA存在下のH2O/MeCN勾配で溶離)により直接精製した。生成物を含有する画分を蒸発させ、凍結乾燥し、白色固体を得た。生成物はそのトリフルオロ酢酸塩として得た。収量:18mg、MS(ES+):m/e=435、クロロパターン。
薬理学的試験
式IまたはIIの化合物が第Xa因子または第VIIa因子またはトロンビン、プラスミンもしくはトリプシンのような他の酵素を阻害する能力は、50%酵素活性を阻害する式IまたはIIの化合物の濃度、即ち、阻害定数Kiに関連するIC50値を測定することにより評価できる。精製された酵素を発色試験において使用した。基質の加水分解の速度を50%低下させる阻害剤の濃度は、加水分解の相対速度(非阻害対照と比較)vs式I、II、Ia、Ib、Ic、Id、IIa、IIbまたはIIdの化合物の濃度の対数をプロットした後に直線回帰により求めた。阻害定数Kiを計算するために、IC50値は下記式:
Ki=IC50/{1+(基質濃度/Km)}
[式中、Kmはミカエリスメンテンの定数(Chen and Prusoff, Biochem.Pharmacol.22(1973)3099−3108;I.H.Segal,Enzyme Kinetics,1975,John Wiley & Sons, New York,100−125;参照により本明細書に組み込まれる)を用いて基質との競合について補正した。
a)第Xa因子試験
第Xa因子活性の阻害を測定するための試験においては、TBS−PEG緩衝液(50mMTris−HCl、pH7.8、200mM NaCl,0.05%(w/v)PEG−8000、0.2%(w/v)NaN3)を使用した。IC50は適切なCostarハーフエリアマイクロプレートのウェル中、TBS−PEG中のヒト第Xa因子(Enzyme Research Laboratories, Inc.;South Bend,Indiana)25μl;TBS−PEG中の10%(v/v)DMSO40μl(非阻害対照)またはTBS−PEG中の10%(v/v)DMSO中に希釈した種々の濃度の被験化合物;およびTBS−PEG中の基質S−2765(N(α)−ベンジルオキシカルボニル−D−Arg−Gly−L−Arg−p−ニトロアニリド;Kabi Pharmacia,Inc.;Franklin,Ohio)を混合することにより測定した。試験は式IまたはIIの化合物+酵素を10分間予備インキュベートすることにより行った。次に終容量100μlとなるように基質を添加することにより試験を開始した。発色性基質加水分解の初期速度は、経時変化の直線部分(通常基質添加後1.5分)の間25℃でBio−tek Instrumentsのカイネティックプレートリーダー(CeresUV900HDi)を用いて405nmでの吸光度の変化から求めた。酵素濃度は0.5nMであり、基質濃度は140μMであった。
b)第VIIa因子試験
第VIIa因子/組織因子活性に対する阻害活性を本質的に以前に記載された通り発色試験を用いて測定した(参照により本明細書に組み込まれるJ.A.Ostrem et al.,Biochemistry 37(1998)1053−1059)。速度試験はカイネティックプレートリーダー(Molecular Devices Spectramax250)を用いてハーフエリアマイクロティータープレート(Costar Corp.,Cambridge,Massachusetts)中25℃で実施した。典型的な試験では10%DMSO/TBS−PEG緩衝液(50mMTris、15mM
NaCl、5mMCaCl2、0.05%PEG8000、pH8.15)中の阻害剤希釈物40μlと混合したヒト第VIIa因子およびTF(それぞれ終濃度5nMおよび10nM)25μlからなる。15分間の予備インキュベート時間の後、発色基質S−2288(D−Ile−Pro−Arg−p−ニトロアニリド、Pharmacia Hepar
Inc.,500μM終濃度)35μlを添加することにより試験を開始した。結果(第Xa因子の阻害に関する阻害定数Ki(FXa))を表1に示す。
Figure 2006528941




Claims (13)

  1. 下記式IおよびII:
    Figure 2006528941
    の化合物、全てのその立体異性体型、何れかの比のその混合物およびその生理学的に耐容性のある塩。
    上記式中、J1はNまたはCであり、J2はNまたはCであり、J3はNまたはCであり、J4はNまたはCであり、そして、J5はNまたはCであるが、ただし、
    a)J1はNであり、そして、J2はNであり、そして、J3はNであるか、または、
    b)J1はNであり、そして、J2はNであり、そして、J3はCであるか、または、
    c)J1はNであり、そして、J2はCであり、そして、J3はNであるか、または、
    d)J1はCであり、そして、J2はNであり、そして、J3はNであるか、または、
    e)J4はNであり、そして、J5はNであるか、または、
    f)J4はNであり、そして、J5はCであるか、または、
    g)J4はCであり、そして、J5はNであり、そして、
    0は、1)単環または2環の6〜14員のアリールであり、ここでアリールはR8により相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているもの、
    2)ピリジル、ピリミジニル、インドリル、イソインドリル、インダゾリル、フタラジニル、キノリル、イソキノリル、ベンゾチオフェン、キナゾリニルおよびフェニルピリジルよりなる群から選択される単環または2環の4〜15員のヘテロサイクリル、ここで該ヘテロサイクリルは未置換であるか、またはR8で相互に独立してモノ、ジもしくはトリ置換されているもの、または、
    3)窒素、イオウもしくは酸素から選択されるヘテロ原子1、2、3または4個を含む単環または2環の4〜15員のヘテロサイクリル、ここで該ヘテロサイクリルは未置換であるか、または、R8で相互に独立してモノ、ジもしくはトリ置換されており、そして更に窒素、イオウもしくは酸素から選択されるヘテロ原子1、2、3または4個を含む単環または2環の4〜15員のヘテロサイクリルで置換されているもの、ここで該ヘテロサイクリルは未置換であるか、または、R8で相互に独立してモノ、ジもしくはトリ置換されているものであり、
    R8は、1)ハロゲン、
    2)−NO2
    3)−CN、
    4)−C(O)−NH2
    5)−OH、
    6)−NH2
    7)−O−CF3
    8)単環または2環の6〜14員のアリール、ここでアリールはハロゲンまたは−O−(C1−C8)−アルキルで相互に独立してモノ、ジもしくはトリ置換されているもの、
    9)−(C1−C8)−アルキル、ここでアルキルは未置換であるか、またはハロゲン、NH2、−OHもしくはメトキシ残基で相互に独立してモノ、ジもしくはトリ置換されているもの、
    10)−O−(C1−C8)−アルキル、ここでアルキルは未置換であるか、またはハロゲン、NH2、−OHもしくはメトキシ残基で相互に独立してモノ、ジもしくはトリ置換されているもの、
    11)−SO2−CH3、または、
    12)−SO2−CF3であるが、
    ただし、R0が単環または2環の6〜14員のアリールである場合はR8は少なくとも1つのハロゲン、−C(O)−NH2または−O−(C1−C8)−アルキル残基であり、
    Qは直接結合、−(C0−C2)−アルキレン−C(O)−NR10−、−NR10−C(O)−NR10−、−NR10−C(O)−、−SO2−、−(C1−C6)−アルキレン、−(CH2m−NR10−C(O)−NR10−(CH2n−、−(CH2m−NR10−C(O)−(CH2n−、−(CH2m−S−(CH2n−、−(CH2m−C(O)−(CH2n−、−(CH2m−SO2−NR10−(CH2n−、−(CH2m−NR10−SO2−(CH2n−、−(CH2m−NR10−SO2−NR10−(CH2n−、−(CH2m−CH(OH)−(CH2n−、−(CH2m−O−C(O)−NR10−(CH2n−、−(C2−C3)−アルキレン−O−(C0−C3)−アルキレン−、−(C2−C3)−アルキレン−S(O)−、−(C2−C3)−アルキレン−S(O)2−、−(CH2m−NR10−C(O)−O−(CH2n−、−(C2−C3)−アルキレン−S(O)2−NH−(R10)−、−(C2−C3)−アルキレン−N(R10)−または−(C0−C3)−アルキレン−C(O)−O−(CH2m−であり、
    ここで、R10は後に定義するとおりであり、そしてここでnおよびmは相互に独立して同じかまたは異なっていて、整数0、1、2、3、4、5または6であり、ここで−(CH2m−または−(CH2n−で形成されるアルキレン残基は未置換であるか、または、ハロゲン、−NH2もしくは−OHで相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているか;または−(C3−C6)−シクロアルキレンであり、ここでシクロアルキレンは未置換であるか、または、ハロゲン、−NH2もしくは−OHで相互に独立してモノ、ジもしくはトリ置換されており、
    1は水素原子、−(C1−C4)−アルキル、ここでアルキルは未置換であるか、R13で1〜3回置換されているもの;−(C1−C3)−アルキレン−C(O)−NH−R0、−(C1−C3)−アルキレン−C(O)−O−R10、単環または2環の6〜14員のアリール、ここでアリールはR8で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているもの、ここでR8は前述の通り定義されるもの;窒素、イオウもしくは酸素から選択されるヘテロ原子1、2,3または4個を含む4〜15員のヘテロサイクリル;−(C1−C3)−パーフルオロアルキレン、−(C1−C3)−アルキレン−S(O)−(C1−C4)−アルキル、−(C1−C3)−アルキレン−S(O)2−(C1−C3)−アルキル、−(C1−C3)−アルキレン−S(O)2−N(R4')−R5'、−(C1−C3)−アルキレン−O−(C1−C4)−アルキル、−(C0−C3)−アルキレン−(C3−C8)−シクロアルキルまたは−(C0−C3)−アルキレン−het、ここでhetは窒素、イオウもしくは酸素から選択されるヘテロ原子1、2,3または4個を含む3〜7員の環状の残基であり、ここで該環状の残基は未置換であるかR14で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているものであり、
    4'およびR5'は相互に独立して同じかまたは異なっていて、水素原子または−(C1−C4)−アルキルであり、
    2は直接結合または−(C1−C4)−アルキレンであり、または、
    1およびR3はそれらが結合している原子と一緒になって窒素、イオウもしくは酸素から選択されるヘテロ原子1、2,3または4個を含む6〜8員の環状の基を形成することができ、ここで該環状の基は未置換であるかR14で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されており、
    1−N−R2−Vは窒素、イオウもしくは酸素から選択されるヘテロ原子1、2,3または4個を含む4〜8員の環状の基であり、ここで該環状の基は未置換であるかR14で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されており、
    R14はハロゲン、−OH、=O、−(C1−C8)−アルキル、−(C1−C4)−アルコキシ、−NO2、−C(O)−OH、−CN、−NH2、−C(O)−O−(C1−C4)−アルキル、−(C0−C8)−アルキル−SO2−(C1−C4)−アルキル、−(C0−C8)−アルキル−SO2−(C1−C3)−パーフルオロアルキル、−(C0−C8)−アルキル−SO2−N(R18)−R21、−C(O)−NH−(C1−C8)−アルキル、−C(O)−N−[(C1−C8)−アルキル]2、−NR18−C(O)−NH−(C1−C8)−アルキル、−C(O)−NH2、−S−R18または−NR18−C(O)−NH−[(C1−C8)−アルキル]2であり、
    ここでR18およびR21は相互に独立して水素原子、−(C1−C3)−パーフルオロアルキルまたは−(C1−C6)−アルキルであり、
    Vは、1)窒素、イオウまたは酸素から選択されるヘテロ原子1、2,3または4個を含む3〜7員の環状の残基であり、ここで該環状の残基は未置換であるかR14で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているもの、
    2)6〜14員のアリール、ここでアリールは未置換であるかR14で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているもの、または、
    3)単環または2環の4〜15員のヘテロサイクリル、ここで該ヘテロサイクリルは未置換であるかR14で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているものであり、
    Gは直接結合、−(CH2m−NR10−SO2−NR10−(CH2n−、−(CH2m−CH(OH)−(CH2n−、−(CH2m−、−(CH2m−O−(CH2n−、−(CH2m−C(O)−NR10 −(CH2n−、−(CH2)−SO2−(CH2n−、−(CH2m−NR10−C(O)−NR10−(CH2n−、−(CH2m−NR10−C(O)−(CH2n−、−(CH2m−C(O)−(CH2n−、−(CH2)−S−(CH2n−、−(CH2m−SO2−NR10−(CH2n−、−(CH2m−NR10−SO2−(CH2n−、−(CH2m−NR10−、−(CH2m−O−C(O)−NR10−(CH2n−または−(CH2m−NR10−C(O)−O−(CH2n−であり、
    nおよびmは相互に独立して同じかまたは異なっていて、整数0、1、2、3、4、5または6であり、
    Mは、1)水素原子、
    2)−(C1−C8)−アルキル、ここでアルキルは未置換であるかまたはR14で相互に独立してモノ、ジもしくはトリ置換されているもの、
    3)−C(O)−N(R11)−R12、
    4)−(CH2m−NR10
    5)6〜14員のアリール、ここでアリールは未置換であるかまたはR14で相互に独立してモノ、ジもしくはトリ置換されているもの、
    6)単環または2環の4〜15員のヘテロサイクリル、ここでヘテロサイクリルは未置換であるかまたはR14で相互に独立してモノ、ジもしくはトリ置換されているもの、
    7)−(C3−C8)−シクロアルキル、ここで該シクロアルキルは未置換であるかまたはR14で相互に独立してモノ、ジもしくはトリ置換されているもの、
    8)窒素、イオウまたは酸素から選択されるヘテロ原子1、2,3または4個を含む3〜7員の環状の残基、ここで該環状の残基は未置換であるかまたはR14で相互に独立してモノ、ジもしくはトリ置換されているものであり、ここでR14は上述の通りであり、
    3は、1)水素原子、
    2)ハロゲン、
    3)−(C1−C4)−アルキル、ここでアルキルは未置換であるか、R13で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているもの、
    4)−(C1−C3)−パーフルオロアルキル、
    5)フェニル、ここでフェニルは未置換であるか、R13で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているもの、
    6)−(C0−C4)−アルキレン−O−R19、ここでR19は、
    a)水素原子、
    b)−(C1−C4)−アルキル、ここでアルキルは未置換であるか、R13で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているもの、
    c)フェニル、ここでフェニルは未置換であるか、R13で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているもの、
    d)−CF3、または、
    e)−CHF2
    であるもの、
    7)−NO2
    8)−CN、
    9)−SOs−R11、ここでsは1または2であるもの、
    10)−SOt−N(R11)−R12、ここでtは1または2であるもの、
    11)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−R11
    12)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−O−R11
    13)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−N(R11)−R12
    14)−(C0−C4)−アルキレン−N(R11)−R12
    15)−NR10−SO2−R10
    16)−S−R10
    17)−(C0−C2)アルキレン−C(O)−O−(C2−C4)−アルキレン−O−C(O)−(C1−C4)−アルキル、
    18)−C(O)−O−C(R15,R16)−O−C(O)−R17、
    19)−(C0−C2)アルキレン−C(O)−O−(C2−C4)−アルキレン−O−C(O)−O−(C1−C6)−アルキル、
    20)−C(O)−O−C(R15,R16)−O−C(O)−O−R17、
    21)−(C0−C4)−アルキレン−(C6−C14)−アリール、ここでアリールはR13で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているもの、
    22)−(C0−C4)−アルキレン−(C4−C15)−ヘテロサイクリル、ここでヘテロサイクリルは未置換であるかR13で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているもの、
    23)−(C0−C4)−アルキレン−(C3−C8)−シクロアルキル、ここでシクロアルキルは未置換であるかR13で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているもの、
    24)−(C0−C4)−アルキレン−het、ここでhetは未置換であるかR13で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているもの、
    25)−(C0−C4)−アルキレン−O−CH2−(C1−C3)−パーフルオロアルキレン−CH2−O−(C0−C4)−アルキル、
    26)−SOw−N(R11)−R13、ここでwは1または2であるもの、
    27)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−N(R11)−R13
    28)−(C0−C4)−アルキレン−N(R11)−R13
    29)=O、または、
    30)下記:
    Figure 2006528941
    からの残基、ここでMeはメチルであるか、または、
    残基−OR19の2個が隣接する原子と結合する場合は、それらはそれらが結合している原子と一緒になって5または6員の環を形成することができ、これは未置換であるかR13で1、2、3または4回置換されているものであるが、
    ただし、R3は式IおよびIIの環上の何れの位置においても結合でき、そして1、2または3個存在することができ、そして相互に独立して同じかまたは異なっており、
    R11およびR12は相互に独立して同じかまたは異なっていて、そして、
    1)水素原子、
    2)−(C1−C6)−アルキル、ここでアルキルは未置換であるか、またはR13で相互に独立してモノ、ジもしくはトリ置換されており、
    3)−(C0−C6)−アルキル−(C3−C8)−シクロアルキル、
    4)−SOt−R10、ここでtは1または2であり、
    5)−(C0−C6)−アルキル−(C6−C14)−アリール、ここでアルキルおよびアリールは相互に独立して未置換であるか、または、R13でモノ、ジもしくはトリ置換されており、
    6)−(C1−C3)−パーフルオロアルキル、
    7)−O−R17、または、
    8)−(C0−C6)−アルキル−(C4−C15)−ヘテロサイクリル、ここでアルキルおよびヘテロサイクリルは相互に独立して未置換であるか、または、R13でモノ、ジもしくはトリ置換されているか、または、
    R11およびR12はそれらが結合している窒素原子と一緒になって、窒素原子以外に酸素、イオウおよび窒素から選択される同じかまたは異なる環へテロ原子1個または2個を含むことができる4〜8員の単環の複素環式環を形成することができ;ここで複素環式環は未置換であるかR13で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されており、
    R13はハロゲン、−NO2、−CN、=O、−OH、−CF3、−C(O)−O−R10、−C(O)−N(R10)−R20、−N(R10)−R20、−(C3−C8)−シクロアルキル、−(C0−C3)−アルキレン−O−R10、−Si−(CH33、N(R10)−S(O)u−R10、ここでuは1または2であるもの、−S−R10、−SOr−R10、ここでrは1または2であるもの、−S(O)v−N(R10)−R20、ここでvは1または2であるもの、−C(O)−R10、−(C1−C8)−アルキル、−(C1−C8)−アルコキシ、フェニル、フェニルオキシ−、−O−CF3、−(C0−C4)−アルキル−C(O)−O−C(R15、R16)−O−C(O)−R17、−(C1−C4)−アルコキシ−フェニル、−(C0−C4)−アルキル−C(O)−O−C(R15、R16)−O−C(O)−O−R17、−(C1−C3)−パーフルオロアルキル、−O−R15、−NH−C(O)−NH−R10、−NH−C(O)−O−R10、または下記:
    Figure 2006528941
    からの残基であるか、または、
    10およびR20は相互に独立して水素、−(C1−C6)−アルキル、−(C0−C4)−アルキル−OH、−(C0−C4)−アルキル−O−(C1−C4)−アルキルまたは−(C1−C3)−パーフルオロアルキルであり、
    R15およびR16は相互に独立して水素、−(C1−C6)−アルキルであるか、または、それらが結合している炭素原子と一緒になって、未置換であるか、または、R10で1〜3回置換されている3〜6員の炭素環式環を形成することができ、そして、
    R17は−(C1−C6)−アルキル、−(C1−C6)−アルキル−OH、−(C1−C6)−アルキル−O−(C1−C6)−アルキル、−(C3−C8)−シクロアルキル、−(C1−C6)−アルキル−O−(C1−C8)−アルキル−(C3−C8)−シクロアルキル、−(C1−C6)−アルキル−(C3−C8)−シクロアルキルであり、ここで該シクロアルキル環は未置換であるか−OH、−O−(C1−C4)−アルキルまたはR10で1、2または3回置換されているものである。
  2. 請求項1記載の式Iの化合物であって、式中、
    1はNまたはCであり、J2はNまたはCであり、J3はNまたはCであり、J4はNまたはCであり、そして、J5はNまたはCであるが、ただし、
    a)J1はNであり、そして、J2はNであり、そして、J3はNであるか、または、
    b)J1はNであり、そして、J2はNであり、そして、J3はCであるか、または、
    c)J1はNであり、そして、J2はCであり、そして、J3はNであるか、または、
    d)J1はCであり、そして、J2はNであり、そして、J3はNであるか、または、
    e)J4はNであり、そして、J5はNであるか、または、
    f)J4はNであり、そして、J5はCであるか、または、
    g)J4はCであり、そして、J5はNであり、そして、
    0は、1)単環または2環の6〜14員のアリールであり、ここでアリールはR8により相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているもの、
    2)ベンゾチオフェン、インダゾリル、インドリル、イソインドリル、イソキノリル、フェニルピリジル、フタラジニル、ピリジル、ピリミジニル、キナゾリニルおよびキノリニルよりなる群から選択される単環または2環の4〜15員のヘテロサイクリル、ここで該ヘテロサイクリルは未置換であるか、またはR8で相互に独立してモノ、ジもしくはトリ置換されているもの、または、
    3)窒素、イオウまたは酸素から選択されるヘテロ原子1、2、3または4個を含む単環または2環の4〜15員のヘテロサイクリル、ここで該ヘテロサイクリルは未置換であるか、または、R8で相互に独立してモノ、ジもしくはトリ置換されており、そして更に窒素、イオウもしくは酸素から選択されるヘテロ原子1、2、3または4個を含む単環または2環の4〜15員のヘテロサイクリルで置換されているもの、ここでヘテロサイクリルは未置換であるか、または、R8で相互に独立してモノ、ジもしくはトリ置換されているものであり、
    R8は、1)ハロゲン、
    2)−NO2
    3)−CN、
    4)−C(O)−NH2
    5)−OH、
    6)−NH2
    7)−O−CF3
    8)単環または2環の6〜14員のアリール、ここでアリールはハロゲンまたは−O−(C1−C8)−アルキルで相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているもの、
    9)−(C1−C8)−アルキル、ここでアルキルは未置換であるか、またはハロゲン、NH2、−OHもしくはメトキシ残基で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているもの、
    10)−O−(C1−C8)−アルキル、ここでアルキルは未置換であるか、またはハロゲン、NH2、−OHもしくはメトキシ残基で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているもの、
    11)−SO2−CH3、または、
    12)−SO2−CF3であるが、
    ただし、R0が単環または2環の6〜14員のアリールである場合はR8は少なくとも1つのハロゲン、−C(O)−NH2または−O−(C1−C8)−アルキル残基であり、
    Qは直接結合、−(C0−C2)−アルキレン−C(O)−NR10−、−NR10−C(O)−NR10−、−NR10−C(O)−、−SO2−、−(C1−C6)−アルキレン、−(CH2m−NR10−C(O)−NR10−(CH2n−、−(CH2m−NR10−C(O)−(CH2n−、−(CH2m−S−(CH2n−、−(CH2m−C(O)−(CH2n−、−(CH2m−SO2−NR10−(CH2n−、−(CH2m−NR10−SO2−(CH2n−、−(CH2m−NR10−SO2−NR10−(CH2n−、−(CH2m−CH(OH)−(CH2n−、−(CH2m−O−C(O)−NR10−(CH2n−、−(C2−C3)−アルキレン−O−(C0−C3)−アルキレン−、−(C2−C3)−アルキレン−S(O)−、−(C2−C3)−アルキレン−S(O)2−、−(CH2m−NR10−C(O)−O−(CH2n−、−(C2−C3)−アルキレン−S(O)2−NH−(R10)−、−(C2−C3)−アルキレン−N(R10)−または−(C0−C3)−アルキレン−C(O)−O−(CH2m−であり、
    ここでR10は後に定義するとおりであり、そしてここでnおよびmは相互に独立して同じかまたは異なっていて、整数0、1、2、3、4、5または6であり、ここで−(CH2m−または−(CH2n−で形成されるアルキレン残基は未置換であるか、または、ハロゲン、−NH2もしくは−OHで相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているか;または−(C3−C6)−シクロアルキレンであり、ここでシクロアルキレンは未置換であるか、または、ハロゲン、−NH2もしくは−OHで相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されており;
    1は水素原子、−(C1−C4)−アルキル、ここでアルキルは未置換であるか、R13で1〜3回置換されているもの;−(C1−C3)−アルキレン−C(O)−NH−R0、−(C1−C3)−アルキレン−C(O)−O−R15、単環または2環の6〜14員のアリール、ここでアリールはR8で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているもの、ここでR8は前述の通り定義されるもの;窒素、イオウまたは酸素から選択されるヘテロ原子1、2,3または4個を含む単環または2環の4〜15員のヘテロサイクリル;−(C1−C3)−パーフルオロアルキレン、−(C1−C3)−アルキレン−S(O)−(C1−C4)−アルキル、−(C1−C3)−アルキレン−S(O)2−(C1−C3)−アルキル、−(C1−C3)−アルキレン−S(O)2−N(R4')−R5'、−(C1−C3)−アルキレン−O−(C1−C4)−アルキル、−(C0−C3)−アルキレン−(C3−C8)−シクロアルキルまたは−(C0−C3)−アルキレン−het、ここでhetは未置換であるかR14で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているものであり、
    4'およびR5'は相互に独立して同じかまたは異なっていて、水素原子または−(C1−C4)−アルキルであり、
    2は直接結合または−(C1−C4)−アルキレンであるか、または、
    1およびR3はそれらが結合している原子と一緒になって窒素、イオウまたは酸素から選択されるヘテロ原子1、2,3または4個を含む6〜8員の環状の基を形成することができ、ここで該環状の基は未置換であるかR14で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されており、
    1−N−R2−Vは窒素、イオウまたは酸素から選択されるヘテロ原子1、2,3または4個を含む4〜8員の環状の基であり、ここで該環状の基は未置換であるかR14で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されており、
    R14はハロゲン、−OH、=O、−(C1−C8)−アルキル、−(C1−C4)−アルコキシ、−NO2、−C(O)−OH、−CN、−NH2、−C(O)−O−(C1−C4)−アルキル、−(C0−C8)−アルキル−SO2−(C1−C4)−アルキル、−(C0−C8)−アルキル−SO2−(C1−C3)−パーフルオロアルキル、−(C0−C8)−アルキル−SO2−N(R18)−R21、−C(O)−NH−(C1−C8)−アルキル、−C(O)−N−[(C1−C8)−アルキル]2、−NR18−C(O)−NH−(C1−C8)−アルキル、−C(O)−NH2、−S−R18または−NR18−C(O)−NH−[(C1−C8)−アルキル]2であり、
    ここでR18およびR21は相互に独立して水素原子、−(C1−C3)−パーフルオロアルキルまたは−(C1−C6)−アルキルであり、
    Vは、1)窒素、イオウまたは酸素から選択されるヘテロ原子1、2,3または4個を含む3〜7員の環状の残基であり、ここで該環状の残基は未置換であるかR14で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているもの、
    2)6〜14員のアリール、ここでアリールは未置換であるかR14で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているもの、または、
    3)単環または2環の4〜15員のヘテロサイクリル、ここで該ヘテロサイクリルは未置換であるかR14で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているものであり、
    Gは直接結合、−(CH2m−NR10−SO2−NR10−(CH2n−、−(CH2m−CH(OH)−(CH2n−、−(CH2m−、−(CH2m−O−(CH2n−、−(CH2m−C(O)−NR10 −(CH2n−、−(CH2)−SO2−(CH2n−、−(CH2m−NR10−C(O)−NR10−(CH2n−、−(CH2m−NR10−C(O)−(CH2n−、−(CH2m−C(O)−(CH2n−、−(CH2)−S−(CH2n−、−(CH2m−SO2−NR10−(CH2n−、−(CH2m−NR10−SO2−(CH2n−、−(CH2m−NR10−、−(CH2m−O−C(O)−NR10−(CH2n−または−(CH2m−NR10−C(O)−O−(CH2n−であり、
    nおよびmは相互に独立して同じかまたは異なっていて、整数0、1、2、3、4、5または6であり、
    Mは、1)水素原子、
    2)−(C1−C8)−アルキル、ここでアルキルは未置換であるかまたはR14で相互に独立してモノ、ジもしくはトリ置換されているもの、
    3)−C(O)−N(R11)−R12、
    4)−(CH2m−NR10
    5)−(C6−C14)−アリール、ここでアリールは未置換であるかまたはR14で相互に独立してモノ、ジもしくはトリ置換されているもの、
    6)−(C4−C15)−ヘテロサイクリル、ここでヘテロサイクリルは未置換であるかまたはR14で相互に独立してモノ、ジもしくはトリ置換されているもの、
    7)−(C3−C8)−シクロアルキル、ここで該シクロアルキルは未置換であるかまたはR14で相互に独立してモノ、ジもしくはトリ置換されているもの、
    8)窒素、イオウまたは酸素から選択されるヘテロ原子1、2,3または4個を含む3〜7員の環状の残基、ここで該環状の残基は未置換であるかまたはR14で相互に独立してモノ、ジもしくはトリ置換されているものであり、
    ここでR14は前述の通りであり、
    3は、1)水素原子、
    2)ハロゲン、
    3)−(C1−C4)−アルキル、ここでアルキルは未置換であるか、R13で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているもの、
    4)−(C1−C3)−パーフルオロアルキル、
    5)フェニル、ここでフェニルは未置換であるか、R13で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているもの、
    6)−(C0−C4)−アルキレン−O−R19、ここでR19は、
    a)水素原子、
    b)−(C1−C4)−アルキル、ここでアルキルは未置換であるか、R13で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているもの、
    c)フェニル、ここでフェニルは未置換であるか、R13で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているもの、
    d)−CF3、または、
    e)−CHF2
    であるもの、
    7)−NO2
    8)−CN、
    9)−SOs−R11、ここでsは1または2であるもの、
    10)−SOt−N(R11)−R12、ここでtは1または2であるもの、
    11)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−R11
    12)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−O−R11
    13)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−N(R11)−R12
    14)−(C0−C4)−アルキレン−N(R11)−R12
    15)−NR10−SO2−R10
    16)−S−R10
    17)−(C0−C2)アルキレン−C(O)−O−(C2−C4)−アルキレン−O−C(O)−(C1−C4)−アルキル、
    18)−C(O)−O−C(R15,R16)−O−C(O)−R17、
    19)−(C0−C2)アルキレン−C(O)−O−(C2−C4)−アルキレン−O−C(O)−O−(C1−C6)−アルキル、
    20)−C(O)−O−C(R15,R16)−O−C(O)−O−R17、
    21)−(C0−C4)−アルキレン−(C6−C14)−アリール、ここでアリールはR13で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているもの、
    22)−(C0−C4)−アルキレン−(C4−C15)−ヘテロサイクリル、ここでヘテロサイクリルは未置換であるかR13で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているもの、
    23)−(C0−C4)−アルキレン−(C3−C8)−シクロアルキル、ここでシクロアルキルは未置換であるかR13で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているもの、
    24)−(C0−C4)−アルキレン−het、ここでhetは未置換であるかR13で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているもの、
    25)−(C0−C4)−アルキレン−O−CH2−(C1−C3)−パーフルオロアルキレン−CH2−O−(C0−C4)−アルキル、
    26)−SOw−N(R11)−R13、ここでwは1または2であるもの、
    27)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−N(R11)−R13
    28)−(C0−C4)−アルキレン−N(R11)−R13、または、
    29)下記:
    Figure 2006528941
    からの残基、ここでMeはメチルであるか、または、
    残基−OR19の2個が隣接する原子と結合する場合は、それらはそれらが結合している原子と一緒になって5または6員の環を形成することができ、これは未置換であるかR13で1、2、3または4回置換されているものであるが、
    ただし、R3は式IおよびIIの環上の何れの位置においても結合でき、そして1、2または3個存在することができ、そして相互に独立して同じかまたは異なっており、
    R11およびR12は相互に独立して同じかまたは異なっていて、そして、
    1)水素原子、
    2)−(C1−C6)−アルキル、ここでアルキルは未置換であるか、またはR13で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されており、
    3)−(C0−C6)−アルキル−(C3−C8)−シクロアルキル、
    4)−SOt−R10、ここでtは1または2であり、
    5)−(C0−C6)−アルキル−(C6−C14)−アリール、ここでアルキルおよびアリールは相互に独立して未置換であるか、または、R13でモノ、ジもしくはトリ置換されており、
    6)−(C1−C3)−パーフルオロアルキル、
    7)−O−R17、または、
    8)−(C0−C6)−アルキル−(C4−C15)−ヘテロサイクリル、ここでアルキルおよびヘテロサイクリルは相互に独立して未置換であるか、または、R13でモノ、ジもしくはトリ置換されているか、または、
    R11およびR12はそれらが結合している窒素原子と一緒になって、窒素原子以外に酸素、イオウおよび窒素から選択される同じかまたは異なる環へテロ原子1個または2個を含むことができる4〜8員の単環の複素環式環を形成することができ;ここで複素環式環は未置換であるかR13で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されており、
    R13はハロゲン、−NO2、−CN、=O、−OH、−CF3、−C(O)−O−R10、−C(O)−N(R10)−R20、−N(R10)−R20、−(C3−C8)−シクロアルキル、−(C0−C3)−アルキレン−O−R10、−Si−(CH33、−N(R10)−S(O)u−R10(ここでuは1または2であるもの)、−S−R10、−SOr−R10(ここでrは1または2であるもの)、−S(O)v−N(R10)−R20(ここでvは1または2であるもの)、C(O)−R10、−(C1−C8)−アルキル、−(C1−C8)−アルコキシ、フェニル、フェニルオキシ−、−O−CF3、−(C0−C4)−アルキル−C(O)−O−C(R15、R16)−O−C(O)−R17、−(C1−C4)−アルコキシ−フェニル、−(C0−C4)−アルキル−C(O)−O−C(R15、R16)−O−C(O)−O−R17、−(C1−C3)−パーフルオロアルキル、−O−R15、−NH−C(O)−NH−R10、−NH−C(O)−O−R10、または下記:
    Figure 2006528941
    からの残基であるか、または、
    10およびR20は相互に独立して水素、−(C1−C6)−アルキルまたは−(C1−C3)−パーフルオロアルキルであり、
    R15およびR16は相互に独立して水素、−(C1−C6)−アルキルであるか、または、それらが結合している炭素原子と一緒になって未置換であるか、または、R10で1〜3回置換されている3〜6員の炭素環式環を形成でき、そして、
    R17は−(C1−C6)−アルキル、−(C1−C6)−アルキル−OH、−(C1−C6)−アルキル−O−(C1−C6)−アルキル、−(C3−C8)−シクロアルキル、−(C1−C6)−アルキル−O−(C1−C8)−アルキル−(C3−C8)−シクロアルキル、−(C1−C6)−アルキル−(C3−C8)−シクロアルキルであり、ここで該シクロアルキル環は未置換であるか、−OH、−O−(C1−C4)−アルキルまたはR10で1、2または3回置換されているものである、上記化合物。
  3. 請求項1または2に記載の式Iの化合物であって、式中、
    1はNまたはCであり、J2はNまたはCであり、J3はNまたはCであり、J4はNまたはCであり、そして、J5はNまたはCであるが、ただし、
    a)J1はNであり、そして、J2はNであり、そして、J3はNであるか、または、
    b)J1はNであり、そして、J2はNであり、そして、J3はCであるか、または、
    c)J1はNであり、そして、J2はCであり、そして、J3はNであるか、または、
    d)J1はCであり、そして、J2はNであり、そして、J3はNであるか、または、
    e)J4はNであり、そして、J5はNであるか、または、
    f)J4はNであり、そして、J5はCであるか、または、
    g)J4はCであり、そして、J5はNであり、そして、
    0は、1)フェニル、ナフチル、ビフェニリル、アントリルまたはフルオレニルよりなる群から選択される単環または2環の6〜14員のアリール、ここでアリールはR8により相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているもの、
    2)ベンゾイミダゾリル、1,3−ベンゾジオキソリル、ベンゾフラニル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾチオフェニル、シンノリニル、クロマニル、インダゾリル、インドリル、イソクロマニル、イソインドリル、イソキノリニル、フェニルピリジル、フタラジニル、プテリジニル、プリニル、ピリジル、ピリドイミダゾリル、ピリドピリジニル、ピリドピリミジニル、ピリミジニル、キナゾリニル、キノリル、キノキサリニルまたは1,4,5,6−テトラヒドロピリダジニルよりなる群から選択されるヘテロサイクリル、ここで該ヘテロサイクリルは未置換であるか、またはR8で相互に独立してモノ、ジもしくはトリ置換されているもの、または、
    3)アクリジニル、アザベンゾイミダゾリル、アザスピロデカニル、アゼピニル、アゼチジニル、アジリジニル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾフラニル、ベンゾチオフラニル、ベンゾチオフェニル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾトリアゾリル、ベンゾテトラゾリル、ベンゾイソオキサゾリル、ベンゾイソチアゾリル、カルバゾリル、4aH−カルバゾリル、カルボリニル、クロマニル、クロメニル、シンノリニル、デカヒドロキノリニル、4,5−ジヒドロオキサゾリニル、ジオキサゾリル、ジオキサジニル、1,3−ジオキソラニル、1,3−ジオキソレニル、6H−1,5,2−ジチアジニル、ジヒドロフロ[2,3−b]−テトラヒドロフラニル、フラニル、フラザニル、イミダゾリジニル、イミダゾリニル、イミダゾリル、1H−インダゾリル、インドリニル、インドリジニル、インドリル、3H−インドリル、イソベンゾフラニル、イソクロマニル、イソインダゾリル、イソインドリニル、イソインドリル、イソキノリニル、イソチアゾリル、イソチアゾリジニル、イソチアゾリニル、イソオキサゾリル、イソオキサゾリニル、イソオキサゾリジニル、2−イソオキサゾリニル、ケトピペラジニル、モルホリニル、ナフチリジニル、オクタヒドロイソキノリニル、オキサジアゾリル、1,2,3−オキサジアゾリル、1,2,4−オキサジアゾリル、1,2,5−オキサジアゾリル、1,3,4−オキサジアゾリル、1,2−オキサ−チエパニル、1,2−オキサチオラニル、1,4−オキサゼパニル、1,2−オキサジニル、1,3−オキサジニル、1,4−オキサジニル、オキサゾリジニル、オキサゾリニル、オキサゾリル、フェナントリジニル、フェナントロリニル、フェナジニル、フェノチアジニル、フェノキサチイニル、フェノキサジニル、フタラジニル、ピペラジニル、ピペリジニル、プテリジニル、プリニル、ピラニル、ピラジニル、ピラゾリジニル、ピラゾリニル、ピラゾリル、ピリダジニル、ピリドオキサゾリル、ピリドイミダゾリル、ピリドチアゾリル、ピリジル、ピリミジニル、ピロリジニル、ピロリジノニル、ピロリニル、2H−ピロリル、ピロリル、キナゾリニル、キノリニル、4H−キノリジニル、キノキサリニル、キヌクリジニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロイソキノリニル、テトラヒドロキノリニル、1,4,5,6−テトラヒドロピリダジニル、テトラヒドロピリジニル、テトラヒドロチオフェニル、テトラジニル、トリアゾリル、6H−1,2,5−チアジアジニル、1,2,3−チアジアゾリル、1,2,4−チアジアゾリル、1,2,5−チアジアゾリル、1,3,4−チアジアゾリル、チアントレニル、1,2−チアジニル、1,3−チアジニル、1,4−チアジニル、1,3−チアゾリル、チアゾリル、チアゾリジニル、チアゾリニル、チエニル、チエタニル、チエノチアゾリル、チエノオキサゾリル、チエノイミダゾリル、チエタニル、チオモルホリニル、チオフェノリル、チオフェニル、チオピラニル、1,2,3−トリアジニル、1,2,4−トリアジニル、1,3,5−トリアジニル、1,2,3−トリアゾリル、1,2,4−トリアゾリル、1,2,5−トリアゾリル、1,3,4−トリアゾリルおよびキサンテニルよりなる群から選択されるヘテロサイクリル、
    ここで該ヘテロサイクリルは未置換であるかR8で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているものであり、
    そしてこれは更にアクリジニル、アザベンゾイミダゾリル、アザスピロデカニル、アゼピニル、アゼチジニル、アジリジニル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾフラニル、ベンゾチオフラニル、ベンゾチオフェニル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾトリアゾリル、ベンゾテトラゾリル、ベンゾイソオキサゾリル、ベンゾイソチアゾリル、カルバゾリル、4aH−カルバゾリル、カルボリニル、クロマニル、クロメニル、シンノリニル、デカヒドロキノリニル、4,5−ジヒドロオキサゾリニル、ジオキサゾリル、ジオキサジニル、1,3−ジオキソラニル、1,3−ジオキソレニル、6H−1,5,2−ジチアジニル、ジヒドロフロ[2,3−b]−テトラヒドロフラニル、フラニル、フラザニル、イミダゾリジニル、イミダゾリニル、イミダゾリル、1H−インダゾリル、インドリニル、インドリジニル、インドリル、3H−インドリル、イソベンゾフラニル、イソクロマニル、イソインダゾリル、イソインドリニル、イソインドリル、イソキノリニル、イソチアゾリル、イソチアゾリジニル、イソチアゾリニル、イソオキサゾリル、イソオキサゾリニル、イソオキサゾリジニル、2−イソオキサゾリニル、ケトピペラジニル、モルホリニル、ナフチリジニル、オクタヒドロイソキノリニル、オキサジアゾリル、1,2,3−オキサジアゾリル、1,2,4−オキサジアゾリル、1,2,5−オキサジアゾリル、1,3,4−オキサジアゾリル、1,2−オキサ−チエパニル、1,2−オキサチオラニル、1,4−オキサゼパニル、1,2−オキサジニル、1,3−オキサジニル、1,4−オキサジニル、オキサゾリジニル、オキサゾリニル、オキサゾリル、フェナントリジニル、フェナントロリニル、フェナジニル、フェノチアジニル、フェノキサチイニル、フェノキサジニル、フタラジニル、ピペラジニル、ピペリジニル、プテリジニル、プリニル、ピラニル、ピラジニル、ピラゾリジニル、ピラゾリニル、ピラゾリル、ピリダジニル、ピリドオキサゾリル、ピリドイミダゾリル、ピリドチアゾリル、ピリジル、ピリミジニル、ピロリジニル、ピロリジノニル、ピロリニル、2H−ピロリル、ピロリル、キナゾリニル、キノリニル、4H−キノリジニル、キノキサリニル、キヌクリジニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロイソキノリニル、テトラヒドロキノリニル、1,4,5,6−テトラヒドロピリダジニル、テトラヒドロピリジニル、テトラヒドロチオフェニル、テトラジニル、トリアゾリル、6H−1,2,5−チアジアジニル、1,2,3−チアジアゾリル、1,2,4−チアジアゾリル、1,2,5−チアジアゾリル、1,3,4−チアジアゾリル、チアントレニル、1,2−チアジニル、1,3−チアジニル、1,4−チアジニル、1,3−チアゾリル、チアゾリル、チアゾリジニル、チアゾリニル、チエニル、チエタニル、チエノチアゾリル、チエノオキサゾリル、チエノイミダゾリル、チエタニル、チオモルホリニル、チオフェノリル、チオフェニル、チオピラニル、1,2,3−トリアジニル、1,2,4−トリアジニル、1,3,5−トリアジニル、1,2,3−トリアゾリル、1,2,4−トリアゾリル、1,2,5−トリアゾリル、1,3,4−トリアゾリルおよびキサンテニルよりなる群から選択されるヘテロサイクリルで置換されており、
    ここで該ヘテロサイクリルは未置換であるかR8で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているものであり、
    R8は、1)ハロゲン、
    2)−NO2
    3)−CN、
    4)−C(O)−NH2
    5)−OH、
    6)−NH2
    7)−O−CF3
    8)単環または2環の6〜14員のアリール、ここでアリールは前述において定義したとおりであり、そしてアリールはハロゲンまたは−O−(C1−C8)−アルキルで相互に独立してモノ、ジもしくはトリ置換されているもの、
    9)−(C1−C8)−アルキル、ここでアルキルは未置換であるか、またはハロゲン、NH2、−OHまたはメトキシ残基で相互に独立してモノ、ジもしくはトリ置換されているもの、
    10)−O−(C1−C8)−アルキル、ここでアルキルは未置換であるか、またはハロゲン、NH2、−OHまたはメトキシ残基で相互に独立してモノ、ジもしくはトリ置換されているもの、
    11)−SO3−CH3、または、
    12)−SO2−CF3であるが、
    ただしR0が単環または2環の6〜14員のアリールである場合はR8は少なくとも1つのハロゲン、−C(O)−NH2または−O−(C1−C8)−アルキル残基であり、ここでアリールは前述の通り定義され、
    Qは直接結合、−(C0−C2)−アルキレン−C(O)−NR10−、−NR10−C(O)−NR10−、−NR10−C(O)−、−SO2−、−(C1−C6)−アルキレン、−(CH2m−NR10−C(O)−NR10−(CH2n−、−(CH2m−NR10−C(O)−(CH2n−、−(CH2m−S−(CH2n−、−(CH2m−C(O)−(CH2
    n−、−(CH2m−SO2−NR10−(CH2n−、−(CH2m−NR10−SO2−(CH2n−、−(CH2m−NR10−SO2−NR10−(CH2n−、−(CH2m−CH(OH)−(CH2n−、−(CH2m−O−C(O)−NR10−(CH2n−、−(C2−C3)−アルキレン−O−(C0−C3)−アルキレン−、−(C2−C3)−アルキレン−S(O)−、−(C2−C3)−アルキレン−S(O)2−、−(CH2m−NR10−C(O)−O−(CH2n−、−(C2−C3)−アルキレン−S(O)2−NH−(R10)−、−(C2−C3)−アルキレン−N(R10)−または−(C0−C3)−アルキレン−C(O)−O−(CH2m−であり、
    ここでR10は後に定義するとおりであり、そしてここでnおよびmは相互に独立して同じかまたは異なっていて、整数0、1、2、3、4、5または6であり、ここで−(CH2m−または−(CH2n−で形成されるアルキレン残基は未置換であるか、または、ハロゲン、−NH2または−OHで相互に独立してモノ、ジもしくはトリ置換されているか;または−(C3−C6)−シクロアルキレンであり、ここでシクロアルキレンは未置換であるか、または、ハロゲン、−NH2または−OHで相互に独立してモノ、ジもしくはトリ置換されており、
    1は水素原子、−(C1−C4)アルキル、ここでアルキルは未置換であるか、R13で1〜3回置換されているもの;−(C1−C3)−アルキレン−C(O)−NH−R0、−(C1−C3)−アルキレン−C(O)−O−R15、フェニル、ナフチル、ビフェニリル、アントリルまたはフルオレニルよりなる群から選択されるアリール、ここでアリールはR8で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているものであり、ここでR8は前述の通り定義されるもの;単環または2環の4〜15員のヘテロサイクリルであって前述の通り定義されるもの;−(C1−C3)−パーフルオロアルキレン、−(C1−C3)−アルキレン−S(O)−(C1−C4)−アルキル、−(C1−C3)−アルキレン−S(O)2−(C1−C3)−アルキル、−(C1−C3)−アルキレン−S(O)2−N(R4')−R5'、−(C1−C3)−アルキレン−O−(C1−C4)−アルキル、−(C0−C3)−アルキレン−(C3−C8)−シクロアルキルまたは−(C0−C3)−アルキレン−het、ここでhetはアゼピン、アゼチジン、アジリジン、アジリン、1,4−ジアゼパン、1,2−ジアゼピン、1,3−ジアゼピン、1,4−ジアゼピン、ジアジリジン、ジアジリン、ジオキサゾール、ジオキサジン、ジオキソール、1,3−ジオキソレン、1,3−ジオキソラン、フラン、イミダゾール、イミダゾリン、イミダゾリジン、イソチアゾール、イソチアゾリジン、イソチアゾリン、イソオキサゾール、イソオキサゾリン、イソオキサゾリジン、2−イソオキサゾリン、ケトピペラジン、モルホリン、1,4−オキサゼパン、1,2−オキサ−チエパン、1,2−オキサチオラン、1,2−オキサジン、1,3−オキサジン、1,4−オキサジン、オキサゾール、オキサジリジン、オキシラン、ピペラジン、ピペリジン、ピラン、ピラジン、ピラゾール、ピラゾリン、ピラゾリジン、ピリダジン、ピリジン、ピリミジン、ピロール、ピロリジン、ピロリジノン、ピロリン、テトラヒドロピリジン、テトラジン、テトラゾール、チアジアジン、チアジアゾール、1,2−チアジン、1,3−チアジン、1,4−チアジン、1,3−チアゾール、チアゾール、チアゾリジン、チアゾリン、チエニル、チエタン、チオモルホリン、チオピラン、1,2,3−トリアジン、1,2,4−トリアジン、1,3,5−トリアジン、1,2,3−トリアゾールまたは1,2,4−トリアゾールよりなる群から選択される残基であり、ここでhetは未置換であるかまたはR14で相互に独立してモノ、ジもしくはトリ置換されているものであり、
    4'およびR5'は相互に独立して同じかまたは異なっていて、水素原子または−(C1−C4)−アルキルであり、
    2は直接結合または−(C1−C4)−アルキレンであるか、または、
    1およびR3はそれらが結合している原子と一緒になって、アゾカン、アゾカン−2−オン、1,2−ジアゼピン、1,3−ジアゼピン、1,4−ジアゼピン、[1,4]ジアゾカン、[1,2]ジアゾカン−3−オン、[1,3]ジアゾカン−2−オン、ジオキサジン、[1,4]ジオキソカン、ジオキソール、ケトピペラジン、モルホリン、1,2−オキサジン、1,3−オキサジン、1,4−オキサジン、オキソカン、オキソカン−2−オン、ピペラジン、ピペリジン、ピラン、ピラジン、ピリダジン、ピリミジンまたは5,6,7,8−テトラヒドロ−1H−アゾシン−2−オンから選択される6〜8員の環状の残基を形成することができ、ここで該環状の基は未置換であるか、またはR14で相互に独立してモノ、ジもしくはトリ置換されているものであり、
    1−N−R2−Vは、アゼピン、アゼチジン、ジオキサゾール、ジオキサジン、1,2−ジアゼピン、1,3−ジアゼピン、1,4−ジアゼピン、イミダゾール、イミダゾリン、イミダゾリジン、イソチアゾール、イソチアゾリジン、イソチアゾリン、イソオキサゾール、イソオキサゾリン、イソオキサゾリジン、2−イソオキサゾリン、ケトピペラジン、モルホリン、オキサゾール、ピペラジン、ピペリジン、ピラジン、ピラゾール、ピラゾリン、ピラゾリジン、ピリダジン、ピリジン、ピリミジン、ピロール、ピロリジン、ピロリジノン、ピロリン、テトラヒドロピリジン、テトラジン、テトラゾール、チアゾール、チアジアゾール、チアゾリジン、チアゾリン、チオモルホリン、1,2,3−トリアジン、1,2,4−トリアジン、1,3,5−トリアジン、1,2,3−トリアゾールまたは1,2,4−トリアゾールよりなる群から選択される4〜8員の環状の基を形成することができ、ここで該環状の基は未置換であるかR14で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されており、
    R14はフッ素、塩素、臭素、ヨウ素、−OH、=O、−(C1−C8)−アルキル、−(C1−C4)−アルコキシ、−NO2、−C(O)−OH、−CN、−NH2、−C(O)−O−(C1−C4)−アルキル、−(C0−C8)−アルキル−SO2−(C1−C4)−アルキル、−(C0−C8)−アルキル−SO2−(C1−C3)−パーフルオロアルキル、−(C0−C8)−アルキル−SO2−N(R18)−R21、−C(O)−NH−(C1−C8)−アルキル、−C(O)−N−[(C1−C8)−アルキル]2、−NR18−C(O)−NH−(C1−C8)−アルキル、−C(O)−NH2、−S−R18または−NR18−C(O)−NH−[(C1−C8)−アルキル]2であり、
    ここでR18およびR21は相互に独立して水素原子、−(C1−C3)−パーフルオロアルキルまたは−(C1−C6)−アルキルであり、
    Vは、1)フェニル、ナフチル、ビフェニリル、アントリルまたはフルオレニルよりなる群から選択される単環または2環の6〜14員のアリールであり、ここでアリールはR14で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているもの、
    2)アクリジニル、アザインドール(1H−ピロロピリジン)、アザベンゾイミダゾリル、アザスピロデカニル、アゼピニル、アゼチジニル、アジリジニル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾフラニル、ベンゾチオフラニル、ベンゾチオフェニル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾトリアゾリル、ベンゾテトラゾリル、ベンゾイソオキサゾリル、ベンゾイソチアゾリル、カルバゾリル、4aH−カルバゾリル、カルボリニル、クロマニル、クロメニル、シンノリニル、デカヒドロキノリニル、1,4−ジアゼパン、4,5−ジヒドロオキサゾリニル、ジオキサゾリル、ジオキサジニル、1,3−ジオキソラニル、1,3−ジオキソレニル、6H−1,5,2−ジチアジニル、ジヒドロフロ[2,3−b]−テトラヒドロフラニル、フラニル、フラザニル、イミダゾリジニル、イミダゾリニル、イミダゾリル、1H−インダゾリル、インドリニル、インドリジニル、インドリル、3H−インドリル、イソベンゾフラニル、イソクロマニル、イソインダゾリル、イソインドリニル、イソインドリル、イソキノリニル、イソチアゾリル、イソチアゾリジニル、イソチアゾリニル、イソオキサゾリル、イソオキサゾリニル、イソオキサゾリジニル、2−イソオキサゾリニル、ケトピペラジニル、モルホリニル、ナフチリジニル、オクタヒドロイソキノリニル、オキサジアゾリル、1,2,3−オキサジアゾリル、1,2,4−オキサジアゾリル、1,2,5−オキサジアゾリル、1,3,4−オキサジアゾリル、1,2−オキサ−チエパニル、1,2−オキサチオラニル、1,4−オキサゼパニル、1,2−オキサジニル、1,3−オキサジニル、1,4−オキサジニル、オキサゾリジニル、オキサゾリニル、オキサゾリル、フェナントリジニル、フェナントロリニル、フェナジニル、フェノチアジニル、フェノキサチイニル、フェノキサジニル、フタラジニル、ピペラジニル、ピペリジニル、プテリジニル、プリニル、ピラニル、ピラジニル、ピラゾリジニル、ピラゾリニル、ピラゾリル、ピリダジニル、ピリドオキサゾリル、ピリドイミダゾリル、ピリドチアゾリル、ピリジル、ピリミジニル、ピロリジニル、ピロリジノニル、ピロリニル、2H−ピロリル、ピロリル、キナゾリニル、キノリニル、4H−キノリジニル、キノキサリニル、キヌクリジニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロイソキノリニル、テトラヒドロキノリニル、1,4,5,6−テトラヒドロピリダジニル、テトラヒドロピリジニル、テトラヒドロチオフェニル、テトラジニル、テトラゾリル、6H−1,2,5−チアジアジニル、1,2,3−チアジアゾリル、1,2,4−チアジアゾリル、1,2,5−チアジアゾリル、1,3,4−チアジアゾリル、チアントレニル、1,2−チアジニル、1,3−チアジニル、1,4−チアジニル、1,3−チアゾリル、チアゾリル、チアゾリジニル、チアゾリニル、チエニル、チエタニル、チエノチアゾリル、チエノオキサゾリル、チエノイミダゾリル、チエタニル、チオモルホリニル、チオフェニル、チオピラニル、1,2,3−トリアジニル、1,2,3−トリアゾリル、1,2,3−トリアゾリル、1,2,4−トリアゾリル、1,2,5−トリアゾリル、1,3,4−トリアゾリルおよびキサンテニルよりなる群から選択されるヘテロサイクリル、ここで該ヘテロサイクリルは未置換であるかR14で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているものであり、
    Gは直接結合、−(CH2m−NR10−SO2−NR10−(CH2n−、−(CH2m−CH(OH)−(CH2n−、−(CH2m−、−(CH2m−O−(CH2n−、−(CH2m−C(O)−NR10 −(CH2n−、−(CH2)−SO2−(CH2n−、−(CH2m−NR10−C(O)−NR10−(CH2n−、−(CH2m−NR10−C(O)−(CH2n−、−(CH2m−C(O)−(CH2n−、−(CH2)−S−(CH2n−、−(CH2m−SO2−NR10−(CH2n−、−(CH2m−NR10−SO2−(CH2n−、−(CH2m−NR10−、−(CH2m−O−C(O)−NR10−(CH2n−または−(CH2m−NR10−C(O)−O−(CH2n−であり、
    nおよびmは相互に独立して同じかまたは異なっていて、整数0、1、2、3、4、5または6であり、
    Mは、1)水素原子、
    2)−(C1−C8)−アルキル、ここでアルキルは未置換であるかまたはR14で相互に独立してモノ、ジもしくはトリ置換されているもの、
    3)−C(O)−N(R11)−R12、
    4)−(CH2m−NR10
    5)−(C6−C14)−アリール、ここでアリールは上記の通り定義され、そしてアリールは未置換であるかまたはR14で相互に独立してモノ、ジもしくはトリ置換されているもの、
    6)−(C4−C15)−ヘテロサイクリル、ここでヘテロサイクリルは上記定義された通りであり、未置換であるかまたはR14で相互に独立してモノ、ジもしくはトリ置換されているもの、または、
    7)−(C3−C8)−シクロアルキル、ここで該シクロアルキルは未置換であるかまたはR14で相互に独立してモノ、ジもしくはトリ置換されているものであり、
    3は、1)水素原子、
    2)ハロゲン、
    3)−(C1−C4)−アルキル、ここでアルキルは未置換であるか、R13で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているもの、
    4)−(C1−C3)−パーフルオロアルキル、
    5)フェニル、ここでフェニルは未置換であるか、R13で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているもの、
    6)−(C0−C4)−アルキレン−O−R19、ここでR19は、
    a)水素原子、
    b)−(C1−C4)−アルキル、ここでアルキルは未置換であるか、R13で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているもの、
    c)フェニル、ここでフェニルは未置換であるか、R13で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているもの、
    d)−CF3、または、
    e)−CHF2
    であるもの、
    7)−NO2
    8)−CN、
    9)−SOs−R11、ここでsは1または2であるもの、
    10)−SOt−N(R11)−R12、ここでtは1または2であるもの、
    11)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−R11
    12)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−O−R11
    13)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−N(R11)−R12
    14)−(C0−C4)−アルキレン−N(R11)−R12
    15)−NR10−SO2−R10
    16)−S−R10
    17)−(C0−C2)アルキレン−C(O)−O−(C2−C4)−アルキレン−O−C(O)−(C1−C4)−アルキル、
    18)−C(O)−O−C(R15,R16)−O−C(O)−R17、
    19)−(C0−C2)アルキレン−C(O)−O−(C2−C4)−アルキレン−O−C(O)−O−(C1−C6)−アルキル、
    20)−C(O)−O−C(R15,R16)−O−C(O)−O−R17、
    21)−(C0−C4)−アルキレン−(C6−C14)−アリール、ここでアリールはR
    13で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているもの、
    22)−(C0−C4)−アルキレン−(C4−C15)−ヘテロサイクリル、ここでヘテロサイクリルは未置換であるかR13で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているもの、
    23)−(C0−C4)−アルキレン−(C3−C8)−シクロアルキル、ここでシクロアルキルは未置換であるかR13で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているもの、
    24)−(C0−C4)−アルキレン−het、ここでhetは未置換であるかR13で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているもの、
    25)−(C0−C3)−アルキレン−O−CH2−(C1−C3)−パーフルオロアルキレン−CH2−O−(C0−C3)−アルキル、
    26)−SOw−N(R11)−R13、ここでwは1または2であるもの、
    27)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−N(R11)−R13,
    28)−(C0−C4)−アルキレン−N(R11)−R13、または、
    29)下記:
    Figure 2006528941
    からの残基、ここでMeはメチルであるか、または、
    残基−OR19の2個が隣接する原子と結合する場合は、それらはそれらが結合している原子と一緒になって1,3−ジオキソール環または2,3−ジヒドロ−[1,4]ジオキシン環を形成することができ、これは未置換であるかR13で1、2、3または4回置換されているものであるが、
    ただし、R3は式IおよびIIの環上の何れの位置においても結合でき、そして1、2または3個存在することができ、そして相互に独立して同じかまたは異なっており、
    R11およびR12は相互に独立して同じかまたは異なっていて、そして、
    1)水素原子、
    2)−(C1−C6)−アルキル、ここでアルキルは未置換であるか、またはR13で相互に独立してモノ、ジもしくはトリ置換されており、
    3)−(C0−C6)−アルキル−(C3−C8)−シクロアルキル、
    4)−SOt−R10、ここでtは1または2であり、
    5)−(C0−C6)−アルキル−(C6−C14)−アリール、ここでアルキルおよびアリールは相互に独立して未置換であるか、または、R13でモノ、ジもしくはトリ置換されており、
    6)−(C1−C3)−パーフルオロアルキル、
    7)−O−R17、または、
    8)−(C0−C6)−アルキル−(C4−C15)−ヘテロサイクリル、ここでアルキル
    およびヘテロサイクリルは前述の通り定義され、そして、相互に独立して未置換であるか、または、R13でモノ、ジもしくはトリ置換されているか、または、
    R11およびR12はそれらが結合している窒素原子と一緒になって、アザスピロデカン、アゼピン、アゼチジン、ジオキサゾール、ジオキサジン、1,4−ジアゼパン、1,2−ジアゼピン、1,3−ジアゼピン、1,4−ジアゼピン、イミダゾール、イミダゾリン、イミダゾリジン、イソチアゾール、イソチアゾリジン、イソチアゾリン、イソオキサゾール、イソオキサゾリン、イソオキサゾリジン、2−イソオキサゾリン、ケトピペラジン、モルホリン、[1,4]オキサゼパン、オキサゾール、ピペラジン、ピペリジン、ピラジン、ピラゾール、ピラゾリン、ピラゾリジン、ピリダジン、ピリジン、ピリミジン、ピロール、ピロリジン、ピロリジノン、ピロリン、テトラヒドロピリジン、テトラジン、テトラゾール、チアゾール、チアジアゾール、チアゾリジン、チアゾリン、チオモルホリン、チオフェン、1,2,3−トリアジン、1,2,4−トリアジン、1,3,5−トリアジン、1,2,3−トリアゾールまたは1,2,4−トリアゾールよりなる群から選択される複素環式環を形成することができ;ここで該複素環式環は未置換であるかR13で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されており、
    R13はハロゲン、−NO2、−CN、=O、−OH、−CF3、−C(O)−O−R10、−C(O)−N(R10)−R20、−N(R10)−R20、−(C3−C8)−シクロアルキル、−(C0−C3)−アルキレン−O−R10、−Si−(CH33、N(R10)−S(O)u−R10(ここでuは1または2であるもの)、−S−R10、−SOr−R10(ここでrは1または2であるもの)、−S(O)v−N(R10)−R20(ここでvは1または2であるもの)、C(O)−R10、−(C1−C8)−アルキル、−(C1−C8)−アルコキシ、フェニル、フェニルオキシ−、−O−CF3、−(C0−C4)−アルキル−C(O)−O−C(R15、R16)−O−C(O)−R17、−(C1−C4)−アルコキシ−フェニル、−(C0−C4)−アルキル−C(O)−O−C(R15、R16)−O−C(O)−O−R17、−(C1−C3)−パーフルオロアルキル、−O−R15、−NH−C(O)−NH−R10、−NH−C(O)−O−R10、または下記:
    Figure 2006528941
    からの残基であり、
    10およびR20は相互に独立して水素、−(C1−C6)−アルキル、−(C0−C4)−アルキル−OH、−(C0−C4)−アルキル−O−(C1−C4)−アルキルまたは−(C1−C3)−パーフルオロアルキルであり、
    R15およびR16は相互に独立して水素、−(C1−C6)−アルキル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチルまたはシクロヘキシルであり、ここで各環は未置換であるか、または、R10で1〜3回置換されており、そして、
    R17は−(C1−C6)−アルキル、−(C1−C6)−アルキル−OH、−(C1−C6)−アルキル−O−(C1−C6)−アルキル、−(C3−C8)−シクロアルキル、−(C1−C6)−アルキル−O−(C1−C8)−アルキル−(C3−C8)−シクロアルキル、−(C1−C6)−アルキル−(C3−C8)−シクロアルキルであり、ここで該シクロアルキル環は未置換であるか−OH、−O−(C1−C4)−アルキルまたはR10で1、2または3回置換されているものである上記化合物、全てのその立体異性体型、何れかの比のその混合物およびその生理学的に耐容性のある塩。
  4. 請求項1〜3の何れか1項に記載の式Iの化合物であって、式中、
    1はNまたはCであり、J2はNまたはCであり、J3はNまたはCであり、J4はNまたはCであり、そして、J5はNまたはCであるが、ただし、
    a)J1はNであり、そして、J2はCであり、そして、J3はNであるか、または、
    b)J4はNであり、そして、J5はNであるか、または、
    c)J4はNであり、そして、J5はCであり、そして、
    0は、1)フェニル、ナフチル、ビフェニル、アントリルまたはフルオレニルよりなる群から選択される単環または2環の6〜14員のアリール、ここでアリールはR8により相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているもの、
    2)ベンゾイミダゾリル、1,3−ベンゾジオキソリル、ベンゾフラニル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾチオフェニル、シンノリニル、クロマニル、インダゾリル、インドリル、イソクロマニル、イソインドリル、イソキノリニル、フェニルピリジル、フタラジニル、プテリジニル、プリニル、ピリジル、ピリドイミダゾリル、ピリドピリジニル、ピリドピリミジニル、ピリミジニル、キナゾリニル、キノリル、キノキサリニルまたは1,4,5,6−テトラヒドロピリダジニルよりなる群から選択されるヘテロサイクリル、ここで該ヘテロサイクリルは未置換であるか、またはR8で相互に独立してモノ、ジもしくはトリ置換されているもの、または、
    3)アザベンゾイミダゾリル、ベンゾイミダゾリル、1,3−ベンゾジオキソリル、ベンゾフラニル、ベンゾチアゾリル、ベンゾチオフェニル、ベンゾオキサゾリル、クロマニル、シンノリニル、2−フリル、3−フリル;イミダゾリル、インドリル、インダゾリル、イソクロマニル、イソインドリル、イソキノリニル、イソチアゾリル、イソオキサゾリル、オキサゾリル、フタラジニル、プテリジニル、プリニル、ピラジニル、ピラゾリル、ピリダジニル、ピリドイミダゾリル、ピリドピリジニル、ピリドピリミジニル、2−ピリジル、3−ピリジル、4−ピリジル、ピリミジニル、ピロリル;2−ピロリル、3−ピロリル、キノリニル、キナゾリニル、キノキサリニル、テトラゾリル、チアゾリル、2−チエニルまたは3−チエニルよりなる群から選択されるヘテロサイクリル、
    これは更に、アクリジニル、アザベンゾイミダゾリル、アザスピロデカニル、アゼピニル、アゼチジニル、アジリジニル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾフラニル、ベンゾチオフラニル、ベンゾチオフェニル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾトリアゾリル、ベンゾテトラゾリル、ベンゾイソオキサゾリル、ベンゾイソチアゾリル、カルバゾリル、4aH−カルバゾリル、カルボリニル、クロマニル、クロメニル、シンノリニル、デカヒドロキノリニル、4,5−ジヒドロオキサゾリニル、ジオキサゾリル、ジオキサジニル、1,3−ジオキソラニル、1,3−ジオキソレニル、6H−1,5,2−ジチアジニル、ジヒドロフロ[2,3−b]−テトラヒドロフラニル、フラニル、フラザニル、イミダゾリジニル、イミダゾリニル、イミダゾリル、1H−インダゾリル、インドリニル、インドリジニル、インドリル、3H−インドリル、イソベンゾフラニル、イソクロマニル、イソインダゾリル、イソインドリニル、イソインドリル、イソキノリニル(ベンゾイミダゾリル)、イソチアゾリル、イソチアゾリジニル、イソチアゾリニル、イソオキサゾリル、イソオキサゾリニル、イソオキサゾリジニル、2−イソオキサゾリニル、ケトピペラジニル、モルホリニル、ナフチリジニル、オクタヒドロイソキノリニル、オキサジアゾリル、1,2,3−オキサジアゾリル、1,2,4−オキサジアゾリル、1,2,5−オキサジアゾリル、1,3,4−オキサジアゾリル、1,2−オキサ−チエパニル、1,2−オキサチオラニル、1,4−オキサゼパニル、1,2−オキサジニル、1,3−オキサジニル、1,4−オキサジニル、オキサゾリジニル、オキサゾリニル、オキサゾリル、フェナントリジニル、フェナントロリニル、フェナジニル、フェノチアジニル、フェノキサチイニル、フェノオキサジニル、フタラジニル、ピペラジニル、ピペリジニル、プテリジニル、プリニル、ピラニル、ピラジニル、ピラゾリジニル、ピラゾリニル、ピラゾリル、ピリダジニル、ピリドオキサゾリル、ピリドイミダゾリル、ピリドチアゾリル、ピリジル、ピリミジニル、ピロリジニル、ピロリジノニル、ピロリニル、2H−ピロリル、ピロリル、キナゾリニル、キノリニル、4H−キノリジニル、キノキサリニル、キヌクリジニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロイソキノリニル、テトラヒドロキノリニル、1,4,5,6−テトラヒドロピリダジニル、テトラヒドロピリジニル、テトラヒドロチオフェニル、テトラジニル、トリアゾリル、6H−1,2,5−チアジアジニル、1,2,3−チアジアゾリル、1,2,4−チアジアゾリル、1,2,5−チアジアゾリル、1,3,4−チアジアゾリル、チアントレニル、1,2−チアジニル、1,3−チアジニル、1,4−チアジニル、1,3−チアゾリル、チアゾリル、チアゾリジニル、チアゾリニル、チエニル、チエタニル、チエノチアゾリル、チエノオキサゾリル、チエノイミダゾリル、チエタニル、チオモルホリニル、チオフェニル、チオピラニル、1,2,3−トリアジニル、1,2,3−トリアゾリル、1,2,3−トリアゾリル、1,2,4−トリアゾリル、1,2,5−トリアゾリル、1,3,4−トリアゾリルおよびキサンテニルよりなる群から選択されるヘテロサイクリルで置換されており、ここで該ヘテロサイクリルは未置換であるかR8で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているものであり、
    R8は、1.フッ素、塩素または臭素、
    2.−NO2
    3.−CN、
    4.−C(O)−NH2
    5.−OH、
    6.−NH2
    7.−OCF3
    8.単環または2環の6〜14員のアリール、ここでアリールは前述の通り定義され、そしてハロゲンまたは−O−(C1−C8)−アルキルで相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているもの、
    9.−(C1−C8)−アルキル、ここでアルキルは未置換であるか、またはハロゲン、NH2、−OHまたはメトキシ残基で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているもの、
    10.−O−(C1−C8)−アルキル、ここでアルキルは未置換であるか、またはハロゲン、NH2、−OHまたはメトキシ残基で相互に独立してモノ、ジもしくはトリ置換されているもの、
    11.−SO2CH3、または、
    12.−SO2CF3であるが、
    ただしR0が前述の通り定義されるアリールまたはヘテロサイクリルである場合は、R8は少なくとも1つのハロゲン、−C(O)−NH2または−O−(C1−C8)−アルキル残基であり、
    Qは直接結合、−(C0−C2)−アルキレン−C(O)−NR10−、−NR10−C(O)−NR10−、−NR10−C(O)−、−SO2−、−(C0−C3)−アルキレン−C(O)−O−(C0−C2)−アルキレンまたは−(C1−C6)−アルキレンであり、
    1は水素原子、−(C1−C4)アルキル、ここでアルキルは未置換であるか、R13で1〜3回置換されているもの;−(C1−C3)−アルキレン−C(O)−NH−R0、−(C1−C3)−アルキレン−C(O)−O−R15、−(C1−C3)−パーフルオロアルキレン、−(C1−C3)−アルキレン−S(O)−(C1−C4)−アルキル、−(C1−C3)−アルキレン−S(O)2−(C1−C3)−アルキル、−(C1−C3)−アルキレン−S(O)2−N(R4')−R5'、−(C1−C3)−アルキレン−O−(C1−C4)−アルキル、−(C0−C3)−アルキレン−(C3−C8)−シクロアルキル、または−(C0−C3)−アルキレン−het、ここでhetはアゼピン、アゼチジン、アジリジン、アジリン、1,4−ジアゼパン、1,2−ジアゼピン、1,3−ジアゼピン、1,4−ジアゼピン、ジアジリジン、ジアジリン、ジオキサゾール、ジオキサジン、ジオキソール、1,3−ジオキソレン、1,3−ジオキソラン、フラン、イミダゾール、イミダゾリン、イミダゾリジン、イソチアゾール、イソチアゾリジン、イソチアゾリン、イソオキサゾール、イソオキサゾリン、イソオキサゾリジン、2−イソオキサゾリン、ケトピペラジン、モルホリン、1,2−オキサ−チエパン、1,2−オキサチオラン、1,4−オキサゼパン、1,2−オキサジン、1,3−オキサジン、1,4−オキサジン、オキサゾール、オキサジリジン、オキシラン、ピペラジン、ピペリジン、ピラン、ピラジン、ピラゾール、ピラゾリン、ピラゾリジン、ピリダジン、ピリジン、ピリミジン、ピロール、ピロリジン、ピロリジノン、ピロリン、テトラヒドロピリジン、テトラジン、テトラゾール、チアジアジン、チアジアゾール、1,2−チアジン、1,3−チアジン、1,4−チアジン、1,3−チアゾール、チアゾール、チアゾリジン、チアゾリン、チエニル、チエタン、チオモルホリン、チオピラン、1,2,3−トリアジン、1,2,4−トリアジン、1,3,5−トリアジン、1,2,3−トリアゾールまたは1,2,4−トリアゾールよりなる群から選択される残基であり、ここでhetは未置換であるかまたはR14で相互に独立してモノ、ジもしくはトリ置換されているものであり、
    4'およびR5'は相互に独立して同じかまたは異なっていて、水素原子または−(C1
    −C4)−アルキルであり、
    2は直接結合または−(C1−C4)−アルキレンであり、
    1−N−R2−Vは、アゼピン、アゼチジン、1,4−ジアゼパン、ジオキサゾール、ジオキサジン、1,2−ジアゼピン、1,3−ジアゼピン、1,4−ジアゼピン、イミダゾール、イミダゾリン、イミダゾリジン、イソチアゾール、イソチアゾリジン、イソチアゾリン、イソオキサゾール、イソオキサゾリン、イソオキサゾリジン、2−イソオキサゾリン、ケトピペラジン、モルホリン、1,4−オキサゼパン、オキサゾール、ピペラジン、ピペリジン、ピラジン、ピラゾール、ピラゾリン、ピラゾリジン、ピリダジン、ピリジン、ピリミジン、ピロール、ピロリジン、ピロリジノン、ピロリン、テトラヒドロピリジン、テトラジン、テトラゾール、チアゾール、チアジアゾール、チアゾリジン、チアゾリン、チオモルホリン、1,2,3−トリアジン、1,2,4−トリアジン、1,3,5−トリアジン、1,2,3−トリアゾールまたは1,2,4−トリアゾールよりなる群から選択される4〜8員の環状の基を形成し、ここで該環状の基は未置換であるかR14で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されており、
    R14はフッ素、塩素、臭素、ヨウ素、−OH、=O、−(C1−C8)−アルキル、−(C1−C4)−アルコキシ、−NO2、−C(O)−OH、−CN、−NH2、−C(O)−O−(C1−C4)−アルキル、−(C0−C8)−アルキル−SO2−(C1−C4)−アルキル、−(C0−C8)−アルキル−SO2−(C1−C3)−パーフルオロアルキル、−(C0−C8)−アルキル−SO2−N(R18)−R21、−C(O)−NH−(C1−C8)−アルキル、−C(O)−N−[(C1−C8)−アルキル]2、−NR18−C(O)−NH−(C1−C8)−アルキル、−C(O)−NH2、−S−R18または−NR18−C(O)−NH−[(C1−C8)−アルキル]2であり、
    ここでR18およびR21は相互に独立して水素原子、−(C1−C3)−パーフルオロアルキルまたは−(C1−C6)−アルキルであり、
    Vは、1)アザインドール(1H−ピロロピリジン)、アゼピン、アゼチジン、アジリジン、アジリン、1,4−ジアゼパン、1,2−ジアゼピン、1,3−ジアゼピン、1,4−ジアゼピン、ジアジリジン、ジアジリン、ジオキサゾール、ジオキサジン、ジオキソール、1,3−ジオキソレン、1,3−ジオキソラン、フラン、イミダゾール、イミダゾリン、イミダゾリジン、イソチアゾール、イソチアゾリジン、イソチアゾリン、イソオキサゾール、イソオキサゾリン、イソオキサゾリジン、2−イソオキサゾリン、ケトピペラジン、モルホリン、1,2−オキサ−チエパン、1,2−オキサチオラン、1,4−オキサゼパン、1,2−オキサジン、1,3−オキサジン、1,4−オキサジン、オキサゾール、オキサジリジン、オキシラン、ピペラジン、ピペリジン、ピラン、ピラジン、ピラゾール、ピラゾリン、ピラゾリジン、ピリダジン、ピリジン、ピリミジン、ピロール、ピロリジン、ピロリジノン、ピロリン、テトラヒドロピリジン、テトラジン、テトラゾール、チアジアジン、チアジアゾール、1,2−チアジン、1,3−チアジン、1,4−チアジン、1,3−チアゾール、チアゾール、チアゾリジン、チアゾリン、チエニル、チエタン、チオモルホリン、チオピラン、1,2,3−トリアジン、1,2,4−トリアジン、1,3,5−トリアジン、1,2,3−トリアゾールまたは1,2,4−トリアゾールよりなる群から選択されるhet残基であって上記の通り定義されるものであり、そしてここでhetは未置換であるか、R14で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているもの、
    2)フェニル、ここでフェニルは未置換であるか、R14で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているものであり、
    Gは直接結合、−(CH2m−NR10−SO2−NR10−(CH2n−、−(CH2m−CH(OH)−(CH2n−、−(CH2m−、−(CH2m−O−(CH2n−、−(CH2m−C(O)−NR10 −(CH2n−、−(CH2)−SO2−(CH2n−、−(CH2m−NR10−C(O)−NR10−(CH2n−、−(CH2m−NR10−C(O)−(CH2n−、−(CH2m−C(O)−(CH2n−、−(CH2)−S−(CH2n−、−(CH2m−SO2−NR10−(CH2n−、−(CH2m−NR10−SO2−(CH2n−、−(CH2m−NR10−、−(CH2m−O−C(O)−NR10−(CH2n−または−(CH2m−NR10−C(O)−O−(CH2n−であり、
    nおよびmは相互に独立して同じかまたは異なっていて、整数0、1、2、3、4、5または6であり、
    Mは、1)水素原子、
    2)−(C1−C8)−アルキル、ここでアルキルは未置換であるかまたはR14で相互に独立してモノ、ジもしくはトリ置換されているもの、
    3)−C(O)−N(R11)−R12、
    4)−(CH2m−NR10
    5)フェニルまたはナフチル、ここでフェニルまたはナフチルは未置換であるかまたはR14で相互に独立してモノ、ジもしくはトリ置換されているもの、
    6)ヘテロサイクリル、ここでヘテロサイクリルはアゼパン、アゼピン、1,4−ジアゼパン、1,2−ジアゼピン、1,3−ジアゼピン、1,4−ジアゼピン、イミダゾール、イソチアゾール、イソオキサゾール、イソオキサゾリジン、2−イソオキサゾリン、ケトモルホリン、ケトピペラジン、モルホリン、オキサゾール、[1,4]−オキサゼパン、ピペラジン、ピペラジノン、ピペリジン、ピペリジノン、ピラジン、ピリダジン、ピリダジノン、ピリジン、ピリドン、ピリミジン、ピロリジン、ピロリジノン、テトラヒドロピラン、1,4,5,6−テトラヒドロ−ピリダジニル、テトラジン、テトラゾール、チアジアゾール、チアゾール、チオフェン、チオモルホリン、1,2,3−トリアジン、1,2,4−トリアジン、1,3,5−トリアジン、1,2,3−トリアゾールまたは1,2,4−トリアゾールから誘導できる基から選択される残基であり、該ヘテロサイクリルは未置換であるかまたはR14で相互に独立してモノ、ジもしくはトリ置換されているもの、または、
    7)−(C3−C8)−シクロアルキル、ここで該シクロアルキルは未置換であるかまたはR14で相互に独立してモノ、ジもしくはトリ置換されているものであり、
    R3は、1)水素原子、
    2)ハロゲン、
    3)−(C1−C4)−アルキル、ここでアルキルは未置換であるか、R13で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているもの、
    4)−(C1−C3)−パーフルオロアルキル、
    5)フェニル、ここでフェニルは未置換であるか、R13で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているもの、
    6)−(C0−C4)−アルキレン−O−R19、ここでR19は、
    a)水素原子、
    b)−(C1−C4)−アルキル、ここでアルキルは未置換であるか、R13で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているもの、
    c)フェニル、ここでフェニルは未置換であるか、R13で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているもの、
    d)−CF3、または、
    e)−CHF2
    であるもの、
    7)−CN、
    8)−(C0−C4)−アルキレン−(C4−C15)−ヘテロサイクリル、ここでヘテロサイクリルは前述の通り定義され、そして未置換であるかR13で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているもの、
    9)−SOs−R11、ここでsは1または2であるもの、
    10)−SOt−N(R11)−R12、ここでtは1または2であるもの、
    11)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−R11
    12)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−O−R11
    13)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−N(R11)−R12
    14)−(C0−C4)−アルキレン−N(R11)−R12
    15)−NR10−SO2−R10
    16)−(C0−C4)−アルキレン−het、ここでhetは前述の通り定義され、そして未置換であるかR13で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているもの、
    17)−(C0−C2)アルキレン−C(O)−O−(C2−C4)−アルキレン−O−C(O)−(C1−C4)−アルキル、
    18)−C(O)−O−C(R15,R16)−O−C(O)−R17、
    19)−(C0−C2)アルキレン−C(O)−O−(C2−C4)−アルキレン−O−C(O)−O−(C1−C6)−アルキル、
    20)−C(O)−O−C(R15,R16)−O−C(O)−O−R17、
    21)−(C0−C4)−アルキレン−(C6−C14)−アリール、ここでアリールは前
    述の通り定義され、そしてR13で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているもの、
    22)−(C0−C4)−アルキレン−(C3−C8)−シクロアルキル、ここでシクロアルキルは未置換であるかR13で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているもの、
    23)−(C0−C3)−アルキレン−O−CH2−CF2−CH2−O−(C0−C3)−アルキル、
    24)−(C0−C3)−アルキレン−O−CH2−CF2−CF2−CH2−O−(C0−C3)−アルキル、
    25)−(C0−C3)−アルキレン−O−CH2−(C1−C3)−パーフルオロアルキレン−CH2−OH、
    26)−SOw−N(R11)−R13、ここでwは1または2であるもの、
    27)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−N(R11)−R13
    28)−(C0−C4)−アルキレン−N(R11)−R13、または、
    29)下記:
    Figure 2006528941
    からの残基、ここでMeはメチルであるか、または、
    残基−OR19の2個が隣接する原子と結合する場合は、それらはそれらが結合している原子と一緒になって1,3−ジオキソール環または2,3−ジヒドロ−[1,4]ジオキシン環を形成することができ、これは未置換であるかR13で1、2、3または4回置換されているものであるが、
    ただし、R3は式IおよびIIの環上の何れの位置においても結合でき、そして1、2または3個存在することができ、そして相互に独立して同じかまたは異なっており、
    R11およびR12は相互に独立して同じかまたは異なっていて、そして、
    1)水素原子、
    2)−(C1−C6)−アルキル、ここでアルキルは未置換であるか、またはR13で相互に独立してモノ、ジもしくはトリ置換されており、
    3)−(C0−C6)−アルキル−(C6−C14)−アリール、ここでアリールは前述の通り定義され、そしてアルキルおよびアリールは相互に独立して未置換であるか、または、R13でモノ、ジもしくはトリ置換されており、
    4)−O−R17、または、
    5)−(C0−C6)−アルキル−(C4−C15)−ヘテロサイクリル、ここでアルキルおよびヘテロサイクリルは前述の通り定義され、そして、相互に独立して未置換であるか、または、R13でモノ、ジもしくはトリ置換されているか、または、
    R11およびR12はそれらが結合している窒素原子と一緒になって、アゼピン、アゼチジン、1,4−ジアゼパン、ジオキサゾール、ジオキサジン、1,2−ジアゼピン、1,3−ジアゼピン、1,4−ジアゼピン、イミダゾール、イミダゾリン、イミダゾリジン、イソチアゾール、イソチアゾリジン、イソチアゾリン、イソオキサゾール、イソオキサゾリン、イソオキサゾリジン、2−イソオキサゾリン、ケトピペラジン、モルホリン、[1,4]オキサゼパン、オキサゾール、ピペラジン、ピペリジン、ピラジン、ピラゾール、ピラゾリン、ピラゾリジン、ピリダジン、ピリジン、ピリミジン、ピロール、ピロリジン、ピロリジノン、ピロリン、テトラヒドロピリジン、テトラジン、テトラゾール、チアゾール、チアジアゾール、チアゾリジン、チアゾリン、チオモルホリン、1,2,3−トリアジン、1,2,4−トリアジン、1,3,5−トリアジン、1,2,3−トリアゾールまたは1,2,4−トリアゾールよりなる群から選択される環を形成することができ、これは未置換であるかR13で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されており、
    R13はフッ素、塩素、臭素、ヨウ素、−NO2、−CN、=O、−OH、−CF3、−C(O)−O−R10、−C(O)−N(R10)−R20、−N(R10)−R20、−(C0−C3)−アルキレン−O−R10、−Si−(CH33、−N(R10)−S(O)2−R10、−S−R10、−SO2−R10、−S(O)2−N(R10)−R20、C(O)−R10、−(C1−C8)−アルキル、−(C1−C8)−アルコキシ、フェニル、フェニルオキシ−、−O−CF3、−(C1−C3)−パーフルオロアルキル、−(C0−C4)−アルキル−C(O)−O−C(R15、R16)−O−C(O)−R17、−(C1−C4)−アルコキシ−フェニル、−(C0−C4)−アルキル−C(O)−O−C(R15、R16)−O−C(O)−O−R17、−O−R15、−NH−C(O)−NH−R10、−NH−C(O)−O−R10、または下記:
    Figure 2006528941
    からの残基であり、
    10およびR20は相互に独立して水素、−(C1−C6)−アルキル、−(C0−C4)−アルキル−OH、−(C0−C4)−アルキル−O−(C1−C4)−アルキルまたは−(C1−C3)−パーフルオロアルキルであり、
    R15およびR16は相互に独立して水素、−(C1−C6)−アルキル、または一緒になってシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチルまたはシクロヘキシルよりなる群から選択される環を形成し、ここで各環は未置換であるか、または、R10で1〜3回置換されており、そして、
    R17は−(C1−C6)−アルキル、−(C1−C6)−アルキル−OH、−(C1−C6)−アルキル−O−(C1−C6)−アルキル、−(C3−C8)−シクロアルキル、−(C1−C6)−アルキル−O−(C1−C8)−アルキル−(C3−C8)−シクロアルキル、−(C1−C6)−アルキル−(C3−C8)−シクロアルキルであり、ここで該シクロアルキル環は未置換であるか−OH、−O−(C1−C4)−アルキルまたはR10で1、2または3回置換されているものである、上記化合物。
  5. 請求項1〜4の何れか1項に記載の式Iの化合物であって、式中、
    1はNまたはCであり、J2はNまたはCであり、J3はNまたはCであり、J4はNまたはCであり、そして、J5はNまたはCであるが、ただし、
    a)J1はNであり、そして、J2はCであり、そして、J3はNであるか、または、
    b)J4はNであり、そして、J5はNであるか、または、
    c)J4はNであり、そして、J5はCであり、そして、
    0は、1)フェニル、ここでフェニルは未置換であるか、またはR8で相互に独立してモノ、ジもしくはトリ置換されているもの、
    2)ベンゾイミダゾリル、1,3−ベンゾジオキソリル、ベンゾフラニル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾチオフェニル、シンノリニル、クロマニル、インダゾリル、インドリル、イソクロマニル、イソインドリル、イソキノリニル、フェニルピリジル、フタラジニル、プテリジニル、プリニル、ピリジル、ピリドイミダゾリル、ピリドピリジニル、ピリドピリミジニル、ピリミジニル、キナゾリニル、キノリル、キノキサリニルまたは1,4,5,6−テトラヒドロピリダジニルよりなる群から選択されるヘテロサイクリル、ここで該ヘテロサイクリルは未置換であるか、またはR8で相互に独立してモノ、ジもしくはトリ置換されているもの、または、
    3)ピリジル、2−ピリジル、3−ピリジル、4−ピリジル、ピロリル、2−ピロリル、3−ピロリル、フリル、2−フリル、3−フリル;チエニル、2−チエニル、3−チエニル、イミダゾリル、ピラゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、チアジアゾリル、イソチアゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、ピリダジニルおよびピラジニルよりなる群から選択されるヘテロサイクリルであり、ここで該ヘテロサイクリルは未置換であるかR8で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されており、
    そして更にピリジル、2−ピリジル、3−ピリジル、4−ピリジル、ピロリル、2−ピロリル、3−ピロリル、フリル、2−フリル、3−フリル;チエニル、2−チエニル、3−チエニル、イミダゾリル、ピラゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、チアジアゾリル、イソチアゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、ピリダジニルおよびピラジニルよりなる群から選択される残基で置換されており、ここで該残基は未置換であるかR8で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されており、
    R8は、1.F、Cl、BrまたはI、
    2.−C(O)−NH2
    3.−(C1−C4)−アルキル、ここでアルキルは未置換であるか、ハロゲン、−OHまたはメトキシ残基で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているもの、または、
    4.−O−(C1−C4)−アルキル、ここでアルキルは未置換であるか、ハロゲンまたはメトキシ残基で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているものであるが、
    ただし、R0が前述の通り定義されるアリールまたはヘテロサイクリルである場合は、
    R8は少なくとも1つのハロゲン、−C(O)−NH2または−O−(C1−C8)−アルキル残基であり、
    Qは直接結合、−C(O)−;−SO2−、−(C1−C6)−アルキレン、−(C0−C2)−アルキレン−C(O)−NR10−または−(C0−C3)−アルキレン−C(O)−O−(C0−C2)−アルキレンであり、
    1は水素原子、−(C1−C2)−アルキル、−(C2−C3)−アルキレン−C(O)
    −NH−R0、−(C1−C3)−パーフルオロアルキレン、−(C1−C3)−アルキレン−C(O)−O−R15、−(C1−C3)−アルキレン−S(O)2−(C1−C3)−アルキルまたは−(C1−C3)−アルキレン−S(O)2−N(R4')−R5'であり、ここでR4'およびR5'は相互に独立して同じかまたは異なり、そして水素原子または−(C1−C4)−アルキルであり、
    2は直接結合または−(C1−C2)−アルキレンであり、
    1−N−R2−Vはアゼチジン、アゼチジノン、ピペリジン、ピペラジン、ピリジン、ピリミジン、ピロリジン、ピロリジノン、1,2,3−トリアジン、1,2,4−トリアジン、1,3,5−トリアジン、1,2,3−トリアゾール、1,2,4−トリアゾール、テトラジン、テトラゾール、1,4−ジアゼパン、1,2−ジアゼピン、1,3−ジアゼピン、1,4−ジアゼピン、アゼピン、ケトピペラジン、1,4−オキサゼパン、オキサゾール、イソオキサゾール、イソオキサゾリジン、2−イソオキサゾリン、モルホリン、チアゾール、イソチアゾール、チアジアゾールまたはチオモルホリンよりなる群から選択される4〜8員の環状の基を形成することができ、ここで該環状の基は未置換であるか、または、R14で相互に独立してモノ、ジもしくはトリ置換されており、
    R14はフッ素、塩素、−OH、=O、−(C1−C8)−アルキル、−C(O)−OH、−CN、−NH2、−C(O)−O−(C1−C4)−アルキル、−C(O)−NH−(C1−C8)−アルキル、−C(O)−N−[(C1−C8)−アルキル]2、−C(O)−NH2または−N(R18)−R21であり、ここでR18およびR21は相互に独立して水素原子、−(C1−C3)−パーフルオロアルキルまたは−(C1−C4)−アルキルであり、
    Vは、1.アザインドール(1H−ピロロピリジン)、アジリジン、アジリン、アゼチジン、アゼチジノン、1,4−ジアゼパン、ピロール、ピロリジン、ピリドニル、イミダゾール、ピラゾール、1,2,3−トリアゾール、1,2,4−トリアゾール、テトラゾール、ピリジン、ピリミジン、ピラジン、1,2,3−トリアジン、1,2,4−トリアジン、1,3,5−トリアジン、テトラジン、テトラゾール、アゼピン、ジアジリン、1,2−ジアゼピン、1,3−ジアゼピン、1.4−ジアゼピン、ピリダジン、ピペリジン、ピペラジン、ピロリジノン、ケトピペラジン、フラン、ピラン、ジオキソール、1,4−オキサゼパン、オキサゾール、イソオキサゾール、2−イソオキサゾリン、イソオキサゾリジン、モルホリン、オキシラン、オキサジリジン、1,3−ジオキソレン、1,3−ジオキソラン、1,2−オキサジン、1,3−オキサジン、1,4−オキサジン、オキサジリジン、チオフェン、チオピラン、チエタン、チアゾール、イソチアゾール、イソチアゾリン、イソチアゾリジン、1,2−オキサチオラン、チオジアゾール、チオピラン、1,2−チアジン、1,3−チアゾール、1,3−チアジン、1,4−チアジン、チアジアジンまたはチオモルホリンから誘導される化合物を含む群から選択される環状の残基であり、
    ここで該環状の残基は未置換であるかR14で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているもの、または、
    2.フェニル、ここでフェニルは未置換であるか、R14で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているものであり、
    Gは直接結合、−(CH2m−または−(CH2m−NR10−であり、
    mは整数0、1、2、3または4であり、
    Mは、1.水素原子、
    2.ヘテロサイクリル、ここでヘテロサイクリルはアゼパン、アゼピン、1,4−ジアゼパン、1,2−ジアゼピン、1,3−ジアゼピン、1,4−ジアゼピン、イミダゾール、イソチアゾール、イソオキサゾール、イソオキサゾリジン、2−イソオキサゾリン、ケトモルホリン、ケトピペラジン、モルホリン、オキサゾール、[1,4]−オキサゼパン、ピペラジン、ピペラジノン、ピペリジン、ピペリジノン、ピラジン、ピリダジン、ピリダジノン、ピリジン、ピリドン、ピリミジン、ピロリジン、ピロリジノン、テトラヒドロピラン、1,4,5,6−テトラヒドロ−ピリダジニル、テトラジン、テトラゾール、チアジアゾール、チアゾール、チオモルホリン、チオフェン、1,2,3−トリアジン、1,2,4−トリアジン、1,3,5−トリアジン、1,2,3−トリアゾールまたは1,2,4−トリアゾールから誘導できる基から選択される残基であり、ここで該ヘテロサイクリルは未置換であるかまたはR14で相互に独立してモノ、ジもしくはトリ置換されているもの、
    3.−(C1−C6)−アルキル、ここでアルキルは未置換であるかまたはR14で相互に独立してモノ、ジもしくはトリ置換されているもの、
    4.−(C3−C6)−シクロアルキル、または、
    5.−C(O)−N(R11)−R12であり、
    R3は、1)水素原子、
    2)ハロゲン、
    3)−(C1−C4)−アルキル、ここでアルキルは未置換であるか、R13で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているもの、
    4)−(C1−C3)−パーフルオロアルキル、
    5)フェニル、ここでフェニルは未置換であるか、R13で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているもの、
    6)−(C0−C4)−アルキレン−O−R19、ここでR19は、
    a)水素原子、
    b)−(C1−C4)−アルキル、ここでアルキルは未置換であるか、R13で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているもの、
    c)フェニル、ここでフェニルは未置換であるか、R13で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているもの、
    d)−CF3、または、
    e)−CHF2
    であるもの、
    7)−CN、
    8)−NR10−SO2−R10
    9)−SOs−R11、ここでsは1または2であるもの、
    10)−SOt−N(R11)−R12、ここでtは1または2であるもの、
    11)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−R11
    12)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−O−R11
    13)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−N(R11)−R12
    14)−(C0−C4)−アルキレン−N(R11)−R12
    15)−(C0−C2)アルキレン−C(O)−O−(C2−C4)−アルキレン−O−C(O)−(C1−C4)−アルキル、
    16)−C(O)−O−C(R15,R16)−O−C(O)−R17、
    17)−(C0−C2)アルキレン−C(O)−O−(C2−C4)−アルキレン−O−C(O)−O−(C1−C6)−アルキル、
    18)−C(O)−O−C(R15,R16)−O−C(O)−O−R17、
    19)−(C0−C3)−アルキレン−(C3−C6)−シクロアルキル、ここでシクロアルキルは未置換であるか、R13で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているもの、
    20)−(C0−C3)−アルキレン−O−CH2−CF2−CH2−O−(C0−C3)−アルキル、
    21)−(C0−C3)−アルキレン−O−CH2−CF2−CF2−CH2−O−(C0−C3)−アルキル、
    22)−(C0−C3)−アルキレン−O−CH2−(C1−C3)−パーフルオロアルキレン−CH2−OH、
    23)−SOw−N(R11)−R13、ここでwは1または2であるもの、
    24)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−N(R11)−R13
    25)−(C0−C4)−アルキレン−N(R11)−R13、または、
    26)下記:
    Figure 2006528941
    からの残基、ここでMeはメチルであるか、または、
    残基−OR19の2個が隣接する原子と結合する場合は、それらはそれらが結合している原子と一緒になって1,3−ジオキソール環または2,3−ジヒドロ−[1,4]ジオキシン環を形成することができ、これは未置換であるかR13で1、2、3または4回置換されているものであるが、
    ただし、R3は式IおよびIIの環上の何れの位置においても結合でき、
    R11およびR12はそれらが結合している窒素原子と一緒になって、アゼピン、アゼチジン、1,4−ジアゼパン、ジオキサゾール、ジオキサジン、1,2−ジアゼピン、1,3−ジアゼピン、1,4−ジアゼピン、イミダゾール、イミダゾリン、イミダゾリジン、イソチアゾール、イソチアゾリジン、イソチアゾリン、イソオキサゾール、イソオキサゾリン、イソオキサゾリジン、2−イソオキサゾリン、ケトピペラジン、モルホリン、[1,4]オキサゼパン、オキサゾール、ピペラジン、ピペリジン、ピラジン、ピラゾール、ピラゾリン、ピラゾリジン、ピリダジン、ピリジン、ピリミジン、ピロール、ピロリジン、ピロリジノン、ピロリン、テトラヒドロピリジン、テトラジン、テトラゾール、チアゾール、チアジアゾール、チアゾリジン、チアゾリン、チオモルホリン、チオフェン、1,2,3−トリアジン、1,2,4−トリアジン、1,3,5−トリアジン、1,2,3−トリアゾールまたは1,2,4−トリアゾールよりなる群から選択される環を形成することができ、ここで該環は未置換であるかR13で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されており、
    R13はフッ素、塩素、−NO2、−CN、=O、−OH、−CF3、−C(O)−O−R10、−C(O)−N(R10)−R20、−N(R10)−R20、−(C0−C3)−アルキレン−O−R10、−Si−(CH33、−N(R10)−S(O)2−R10、−S−R10、−SO2−R10、−S(O)2−N(R10)−R20、C(O)−R10、−(C1−C8)−アルキル、−(C1−C8)−アルコキシ、フェニル、フェニルオキシ−、−O−CF3、−(C1−C3)−パーフルオロアルキル、−NH−C(O)−NH−R10、−(C0−C4)−アルキル−C(O)−O−C(R15、R16)−O−C(O)−R17、−(C1−C4)−アルコキシ−フェニル、−(C0−C4)−アルキル−C(O)−O−C(R15、R16)−O−C(O)−O−R17、−O−R15、−NH−C(O)−O−R10、または下記:
    Figure 2006528941
    からの残基、ここでMeはメチルであり、
    10およびR20は相互に独立して水素、−(C1−C6)−アルキル、−(C0−C4)−アルキル−OH、−(C0−C4)−アルキル−O−(C1−C4)−アルキルまたは−(C1−C3)−パーフルオロアルキルであり、
    R15およびR16は相互に独立して水素、−(C1−C6)−アルキル、または一緒になってシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチルまたはシクロヘキシルよりなる群から選択される環を形成し、ここで各環は未置換であるか、または、R10で1〜3回置換されており、そして、
    R17は−(C1−C6)−アルキル、−(C1−C6)−アルキル−OH、−(C1−C6)−アルキル−O−(C1−C6)−アルキル、−(C3−C8)−シクロアルキル、−(C1−C6)−アルキル−O−(C1−C8)−アルキル−(C3−C8)−シクロアルキル、−(C1−C6)−アルキル−(C3−C8)−シクロアルキルであり、ここで該シクロアルキル環は未置換であるか−OH、−O−(C1−C4)−アルキルまたはR10で1、2または3回置換されているものである、上記化合物。
  6. 請求項1〜5の何れか1項に記載の式Iの化合物であって、式中、
    1はNまたはCであり、J2はNまたはCであり、J3はNまたはCであり、J4はNまたはCであり、そして、J5はNまたはCであるが、ただし、
    a)J1はNであり、そして、J2はCであり、そして、J3はNであるか、または、
    b)J4はNであり、そして、J5はNであるか、または、
    c)J4はNであり、そして、J5はCであり、そして、
    0は、1)フェニル、ここでフェニルは未置換であるか、またはR8で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているもの、
    2)インドリル、イソインドリル、ベンゾフラニル、ベンゾチオフェニル、1,3−ベンゾジオキソリル、インダゾリル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾチアゾリル、キノリニル、イソキノリrニル、クロマニル、イソクロマニル、シンノリニル、キナゾリニル、キノキサリニル、フタラジニル、ピリドイミダゾリル、ピリドピリジニル、ピリドピリミジニル、ピリジル、プリニルおよびプテリジニルよりなる群から選択されるヘテロサイクリル、ここで該ヘテロサイクリルは未置換であるか、またはR8で相互に独立してモノ、ジもしくはトリ置換されているもの、または、
    3)ピリジル、2−ピリジル、3−ピリジル、4−ピリジル、ピロリル、2−ピロリル、3−ピロリル、フリル、2−フリル、3−フリル;チエニル、2−チエニル、3−チエニル、イミダゾリル、ピラゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、チアジアゾリル、イソチアゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、ピリダジニルおよびピラジニルよりなる群から選択されるヘテロサイクリルであり、ここで該ヘテロサイクリルは未置換であるかR8で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されており、
    そして更にピリジル、2−ピリジル、3−ピリジル、4−ピリジル、ピロリル、2−ピロリル、3−ピロリル、フリル、2−フリル、3−フリル;チエニル、2−チエニル、3−チエニル、イミダゾリル、ピラゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、チアジアゾリル、イソチアゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、ピリダジニルおよびピラジニルよりなる群から選択される残基で置換されており、ここで該残基は未置換であるかR8で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されており、
    R8は、1.F、Cl、Br、I、
    2.−C(O)−NH2
    3.−(C1−C4)−アルキル、ここでアルキルは未置換であるか、ハロゲン、−OHまたはメトキシ残基で相互に独立してモノ、ジもしくはトリ置換されているもの、
    4.−O−(C1−C4)−アルキル、ここでアルキルは未置換であるか、ハロゲンまたはメトキシ残基で相互に独立してモノ、ジもしくはトリ置換されているものであるが、
    ただし、Rが前述の通り定義されるアリールまたはヘテロサイクリルである場合は、R8は少なくとも1つのハロゲン、−C(O)−NH2または−O−(C1−C8)−アルキル残基であり、
    Qは直接結合、−C(O)−;−SO2−、(C1−C6)−アルキレン、−(C0−C2)−アルキレン−C(O)−NR10−または−C(O)−O−メチレンであり、
    1は水素原子または−(C1−C2)−アルキルであり、
    2は直接結合または−(C1−C2)−アルキレンであるか、または、
    1−N−R2−Vはピペリジン、ピペラジン、ピリジン、ピリミジン、ピロリジン、ピロリジノン、1,2,3−トリアジン、1,2,4−トリアジン、1,3,5−トリアジン、1,2,3−トリアゾール、1,2,4−トリアゾール、テトラジン、テトラゾール、1,2−ジアゼピン、1,3−ジアゼピン、1,4−ジアゼピン、アゼピン、ケトピペラジン、オキサゾール、イソオキサゾール、イソオキサゾリジン、2−イソオキサゾリン、モルホリン、チアゾール、イソチアゾール、チアジアゾールまたはチオモルホリンよりなる群から選択される4〜7員の環状の基を形成することができ、ここで該環状の基は未置換であるか、または、R14で相互に独立してモノ、ジもしくはトリ置換されており、
    R14はフッ素、塩素、−(C1−C4)−アルキルまたは−NH2であり、
    Vは、1.アザインドリル(1H−ピロロピリジル)、アゼチジン、アゼピン、アジリジン、アジリン、1,4−ジアゼパン、1,2−ジアゼピン、1,3−ジアゼピン、1,4−ジアゼピン、ジアジリジン、1,3−ジオキソラン、ジオキサゾール、フラン、イミダゾール、イソキノリン、イソチアゾール、イソチアゾリジン、イソチアゾリン、イソオキサゾール、2−イソオキサゾリン、イソオキサゾリジン、ケトピペラジン、モルホリン、1,2−オキサジン、1,3−オキサジン、1,4−オキサジン、オキサゾール、1,2−オキサチオラン、ピペリジン、ピラン、ピラジン、ピラゾール、ピリダジン、ピペラジン、ピリジン、ピリドン、ピリミジン、ピロール、ピロリジン、ピロリジノン、キナゾリン、キノリン、テトラジン、テトラゾール、チアジアジン、1,2−チアジン、1,3−チアジン、1,4−チアジン、1,3−チアゾール、チエタン、チオモルホリン、チオフェン、チオピラン、1,2,3−トリアジン、1,2,4−トリアジン、1,3,5−トリアジン、1,2,3−トリアゾールまたは1,2,4−トリアゾールから誘導される化合物を含む群から選択される環状の残基であり、
    ここで該環状の基は未置換であるかR14で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているもの、または、
    2.フェニル、ここでフェニルは未置換であるか、R14で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているものであり、
    Gは直接結合、−(CH2m−または−(CH2m−NR10であり、
    mは整数0、1、2、3または4であり、
    Mは、1.水素原子、
    2.ヘテロサイクリル、ここでヘテロサイクリルは1,4−ジアゼパン、ケトモルホリン、チオフェン、ピリダゾン、ピペリジン、ピペラジン、ピリジン、ピリミジン、ピロリジン、ピロリジノン、ピリドニル、イミダゾール、ピリダジン、ピラジン、1,2,3−トリアジン、1,2,4−トリアジン、1,3,5−トリアジン、1,2,3−トリアゾール、1,2,4−トリアゾール、テトラジン、テトラゾール、1,2−ジアゼピン、1,3−ジアゼピン、1,4−ジアゼピン、アゼピン、ケトピペラジン、オキサゾール、イソオキサゾール、イソオキサゾリジン、2−イソオキサゾリン、モルホリン、チアゾール、イソチアゾール、テトラヒドロピラン、1,4,5,6−テトラヒドロ−ピリダジニル、チアジアゾールまたはチオモルホリンから誘導できる基から選択される残基であり、該ヘテロサイクリルは未置換であるかまたはR14で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているもの、
    3.−(C1−C6)−アルキル、ここでアルキルは未置換であるかまたはR14で相互に独立してモノ、ジもしくはトリ置換されているもの、または、
    4.−(C3−C6)−シクロアルキルであり、
    R3は、1)水素原子、
    2)ハロゲン、
    3)−(C1−C4)−アルキル、ここでアルキルは未置換であるか、R13で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているもの、
    4)−(C1−C3)−パーフルオロアルキル、
    5)フェニル、ここでフェニルは未置換であるか、R13で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているもの、
    6)−(C0−C4)−アルキレン−O−R19、ここでR19は、
    a)水素原子、
    b)−(C1−C4)−アルキル、ここでアルキルは未置換であるか、R13で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているもの、
    c)フェニル、ここでフェニルは未置換であるか、R13で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているもの、
    d)−CF3、または、
    e)−CHF2
    であるもの、
    7)−CN、
    8)−NR10−SO2−R10
    9)−SOs−R11、ここでsは1または2であるもの、
    10)−SOt−N(R11)−R12、ここでtは1または2であるもの、
    11)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−R11
    12)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−O−R11
    13)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−N(R11)−R12
    14)−(C0−C4)−アルキレン−N(R11)−R12
    15)−(C0−C2)アルキレン−C(O)−O−(C2−C4)−アルキレン−O−C(O)−(C1−C4)−アルキル、
    16)−C(O)−O−C(R15,R16)−O−C(O)−R17、
    17)−(C0−C2)アルキレン−C(O)−O−(C2−C4)−アルキレン−O−C(O)−O−(C1−C6)−アルキル、
    18)−C(O)−O−C(R15,R16)−O−C(O)−O−R17、
    19)−(C0−C3)−アルキレン−(C3−C6)−シクロアルキル、ここでシクロアルキルは未置換であるか、R13で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているもの、
    20)−(C0−C4)−アルキレン−(C4−C15)−ヘテロサイクリル、ここでヘテロサイクリルはピリジン、フラン、チアゾールまたはチオフェンから誘導できる基から選択される残基であり、そして未置換であるか、R13で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているもの、
    21)−(C0−C3)−アルキレン−O−CH2−CF2−CH2−O−(C0−C3)−アルキル、
    22)−(C0−C3)−アルキレン−O−CH2−CF2−CF2−CH2−O−(C0−C3)−アルキル、
    23)−(C0−C3)−アルキレン−O−CH2−(C1−C3)−パーフルオロアルキレン−CH2−OH、
    24)−SOw−N(R11)−R13、ここでwは1または2であるもの、
    25)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−N(R11)−R13
    26)−(C0−C4)−アルキレン−N(R11)−R13、または、
    27)下記:
    Figure 2006528941
    からの残基、ここでMeはメチルであるが、
    ただし、Rは式IおよびIIの環上の何れの位置においても結合でき、
    R11およびR12は相互に独立して同じかまたは異なっていて、そして、
    1)水素原子、
    2)−(C1−C4)−アルキル、ここでアルキルは未置換であるか、または、R13で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているもの、
    3)−(C0−C6)−アルキル−(C3−C6)−シクロアルキル、
    4)−O−R17、または、
    5)−(C0−C6)−アルキル−(C4−C15)−ヘテロサイクリル、ここでアルキルおよびヘテロサイクリルは相互に独立して未置換であるか、または、R13でモノ、ジもしくはトリ置換されており、そしてヘテロサイクリルはアゼチジン、シクロプロピル、シクロブチル、4,5−ジヒドロ−オキサゾール、イミダゾリジン、モルホリン、(1,4)−オキサゼパン、オキサゾリジン、ピペリジン、ピペラジン、ピロリジン、テトラヒドロチオフェン、チアゾリジンまたはチオモルホリンから選択されるものであるか、または、
    R11とR12はそれらが結合している窒素原子と一緒になって複素環式環を形成し、これはアゼチジン、シクロプロピル、シクロブチル、4,5−ジヒドロ−オキサゾール、イミダゾリジン、モルホリン、(1,4)−オキサゼパン、オキサゾリジン、ピペリジン、ピペラジン、ピロリジン、テトラヒドロチオフェン、チアゾリジンまたはチオモルホリンよりなる群から選択され、ここで該環は未置換であるか、またはR13でモノ、ジもしくはトリ置換されており、
    R13はフッ素、−CN、=O、−OH、−CF3、−C(O)−O−R10、−C(O)−N(R10)−R20、−N(R10)−R20、−(C3−C6)−シクロアルキル、−(C0−C3)−アルキレン−O−R10、−Si−(CH33、−S−R10、−SO2−R10、−S(O)2−N(R10)−R20、−(C1−C3)−パーフルオロアルキル、または下記:
    Figure 2006528941
    からの残基、ここでMeはメチルであり、
    10およびR20は相互に独立して水素、−(C1−C4)−アルキルまたは−(C1−C3)−パーフルオロアルキルであり、
    15およびR16は相互に独立して水素、−(C1−C4)−アルキル、または一緒になってシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチルまたはシクロヘキシルよりなる群から選択される環を形成し、ここで各環は未置換であるか、または、R10で1〜3回置換されており、そして、
    R17は−(C1−C6)−アルキル、−(C1−C6)−アルキル−OH、−(C1−C6)−アルキル−O−(C1−C6)−アルキル、−(C3−C8)−シクロアルキル、−(C1−C6)−アルキル−O−(C1−C8)−アルキル−(C3−C8)−シクロアルキル、−(C1−C6)−アルキル−(C3−C8)−シクロアルキルであり、ここで該シクロアルキル環は未置換であるか−OH、−O−(C1−C4)−アルキルまたはR10で1、2または3回置換されているものである、上記化合物。
  7. 請求項1〜6の何れか1項に記載の式Iの化合物であって、式中、
    1はNまたはCであり、J2はNまたはCであり、J3はNまたはCであり、J4はNまたはCであり、そして、J5はNまたはCであるが、ただし、
    a)J1はNであり、そして、J2はCであり、そして、J3はNであるか、または、
    b)J4はNであり、そして、J5はNであるか、または、
    c)J4はNであり、そして、J5はCであり、そして、
    0は、1)フェニル、ここでフェニルは未置換であるか、またはR8で相互に独立し
    てモノもしくはジ置換されているもの、
    2)ベンゾチアゾリル、ベンゾチオフェニルまたはピリジルよりなる群から選択されるヘテロサイクリル、ここでヘテロサイクリルは未置換であるか、またはR8で相互に独立してモノもしくはジ置換されているもの、または、
    3)チエニル、チアジアゾリル、イソオキサゾリルおよびチアゾリルよりなる群から選択されるヘテロサイクリル、ここで該ヘテロサイクリルはチエニル、2−チエニルおよび3−チエニルよりなる群から選択される残基で置換されており、ここで該残基は未置換であるか、またはR8で相互に独立してモノもしくはジ置換されているものであり、
    R8はF、Cl、Br、−OCH3、−C(O)−NH2または−O−CF3であり、
    Qは直接結合、−C(O)−;−SO2−、−CH2−C(O)−NH−、メチレンまたはエチレンであり、
    1は水素原子であり、
    2は直接結合またはメチレンであり、
    1−N−R2−Vはアゼチジン、ピロリジン、ピペリジンおよびピペラジンよりなる群から選択される4〜8員の環状の基を形成することができ、
    R14はフッ素、塩素、メチル、エチルまたは−NH2であり、
    Vは、1.アザインドリル(1H−ピロロピリジル)、アゼチジン、1,4−ジアゼパン、イソオキサゾール、イソキノリン、ピペラジン、ピペリジン、ピラジン、ピリダジン、ピリミジン、ピロリジン、キナゾリン、キノリンまたはテトラヒドロピランよりなる群から選択される残基、ここで該環状の残基は未置換であるか、または、R14で相互に独立してモノもしくはジ置換されているもの、または、
    2.フェニル、ここでフェニルは未置換であるか、または、R14で相互に独立してモノもしくはジ置換されているものであり、
    Gは直接結合、−(CH2m−または−(CH2m−NR10であり、
    mは整数0、1または2であり、
    Mは水素原子、(C2−C4)−アルキル、アゼパニル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、イミダゾリル、ケトモルホリニル、モルホリニル、[1,4]オキサゼパニル、ピペリジニル、ピペリドニル、ピラジニル、ピラゾリル、ピリダジニル、ピリジル、ピリミジル、ピロリジニル、1,4,5,6−テトラヒドロ−ピリダジニルまたはテトラヒドロピラニル、ここで該残基は未置換であるかまたはR14で相互に独立してモノもしくはジ置換されているものであり、
    R3は、1)水素原子、
    2)ハロゲン、
    3)−(C1−C4)−アルキル、ここでアルキルは未置換であるか、R13で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているもの、
    4)−(C1−C3)−パーフルオロアルキル、
    5)フェニル、ここでフェニルは未置換であるか、R13で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているもの、
    6)−(C0−C2)−アルキレン−O−R19、ここでR19は、
    a)水素原子、
    b)−(C1−C4)−アルキル、ここでアルキルは未置換であるか、R13で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているもの、
    c)フェニル、ここでフェニルは未置換であるか、R13で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているもの、
    d)−CF3、または、
    e)−CHF2
    であるもの、
    7)−CN、
    8)−NR10−SO2−R10
    9)−SOs−R11、ここでsは1または2であるもの、
    10)−SOt−N(R11)−R12、ここでtは1または2であるもの、
    11)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−R11
    12)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−O−R11
    13)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−N(R11)−R12
    14)−(C0−C4)−アルキレン−N(R11)−R12
    15)−(C0−C2)アルキレン−C(O)−O−(C2−C4)−アルキレン−O−C(O)−(C1−C4)−アルキル、
    16)−C(O)−O−C(R15,R16)−O−C(O)−R17、
    17)−(C0−C2)アルキレン−C(O)−O−(C2−C4)−アルキレン−O−C(O)−O−(C1−C6)−アルキル、
    18)−C(O)−O−C(R15,R16)−O−C(O)−O−R17、
    19)−(C0−C3)−アルキレン−(C3−C6)−シクロアルキル、ここでシクロアルキルは未置換であるか、R13で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているもの、
    20)−(C0−C6)−アルキル−ヘテロサイクリル、ここでアルキルおよびヘテロサイクリルは相互に独立して未置換であるか、R13で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されており、そしてヘテロサイクリルはピロリル、ピリジル、フラニルまたはチエンよりなる群から選択されるもの、または
    21)下記:
    Figure 2006528941
    からの残基、ここでMeはメチルであるが、
    ただし、Rは式IおよびIIの環上の何れの位置においても結合でき、
    R11およびR12は相互に独立して同じかまたは異なっていて、そして、
    1)水素原子、
    2)−(C1−C4)−アルキル、ここでアルキルは未置換であるか、または、R13で相互に独立してモノ、ジまたはトリ置換されているもの、
    3)−(C0−C6)−アルキル−(C3−C6)−シクロアルキル、
    4)−O−R17、または、
    5)−(C0−C6)−アルキル−ヘテロサイクリル、ここでアルキルおよびヘテロサイクリルは相互に独立して未置換であるか、または、R13でモノ、ジもしくはトリ置換されており、そしてヘテロサイクリルはアゼチジン、4,5−ジヒドロ−オキサゾール、イミダゾリジン、モルホリン、(1,4)−オキサゼパン、ピロリジンまたはテトラヒドロチオフェンから選択されるものであるか、または、
    R11とR12はそれらが結合している窒素原子と一緒になって環を形成することができ、これはアゼチジン、イミダゾリジン、モルホリン、(1,4)−オキサゼパン、オキサゾリジン、ピペラジン、ピペリジン、ピロリジン、テトラヒドロチアゾール、チアゾリジンまたはチオモルホリンよりなる群から選択され、ここで該環は未置換であるか、または相互に独立してR13でモノもしくはジ置換されており、
    R13はフッ素、塩素、−CN、=O、−OH、−CF3、−C(O)−O−R10、−C(O)−N(R10)−R20、−N(R10)−R20、−(C3−C6)−シクロアルキル、−(C0−C3)−アルキレン−O−R10、−Si−(CH33、−S−R10、−SO2−R10、−(C1−C4)−アルキル、−(C1−C3)−パーフルオロアルキル、−S(O)2−N(R10)−R20、または下記:
    Figure 2006528941
    からの残基、ここでMeはメチルであり、
    10およびR20は相互に独立して水素、−(C1−C4)−アルキルまたは−(C1−C3)−パーフルオロアルキルであり、
    R15およびR16は相互に独立して水素、−(C1−C4)−アルキル、または一緒になってシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチルまたはシクロヘキシルよりなる群から選択される環を形成し、ここで各環は未置換であるか、または、R10で1〜3回置換されており、そして、
    R17は−(C1−C6)−アルキル、−(C1−C6)−アルキル−OH、−(C1−C6)−アルキル−O−(C1−C6)−アルキル、−(C3−C8)−シクロアルキル、−(C1−C6)−アルキル−O−(C1−C8)−アルキル−(C3−C8)−シクロアルキル、−(C1−C6)−アルキル−(C3−C8)−シクロアルキルであり、ここで該シクロアルキル環は未置換であるか−OH、−O−(C1−C4)−アルキルまたはR10で1、2または3回置換されているものである上記化合物、全てのその立体異性体型、何れかの比のその混合物およびその生理学的に耐容性のある塩。
  8. 式IまたはIIの化合物が、下記式Ia:
    Figure 2006528941
    または、下記式Ib:
    Figure 2006528941
    または、下記式Ic:
    Figure 2006528941
    または、下記式Id:
    Figure 2006528941
    または、下記式IIa:
    Figure 2006528941
    または、下記式IIb:
    Figure 2006528941
    または、下記式IIc:
    Figure 2006528941
    または、下記式Id:
    Figure 2006528941
    [式中、R0、R1、R2、R3、Q、V、GおよびMは請求項1〜7の式IまたはIIに示した意味を有する]である、請求項1記載の式Iの化合物。
  9. 式IまたはIIの化合物が、下記:
    1−[5−(5−クロロ−チオフェン−2−イル)−イソオキサゾール−3−イルメチル]−5−ピロール−1−イル−1H−[1,2,4]トリアゾール−3−カルボン酸(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イル)−アミド、
    1−[5−(5−クロロ−チオフェン−2−イル)−イソオキサゾール−3−イルメチル]−5−ピリジン−2−イル−1H−[1,2,4]トリアゾール−3−カルボン酸(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イル)−アミド、
    2−[5−(5−クロロ−チオフェン−2−イル)−イソオキサゾール−3−イルメチル]−5−ピリジン−2−イル−2H−[1,2,4]トリアゾール−3−カルボン酸(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イル)−アミド、
    1−[5−(5−クロロ−チオフェン−2−イル)−イソオキサゾール−3−イルメチル]−5−フェニル−1H−[1,2,4]トリアゾール−3−カルボン酸(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イル)−アミド、または、
    2−[5−(5−クロロ−チオフェン−2−イル)−イソオキサゾール−3−イルメチル]−2H−テトラゾール−5−カルボン酸(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イル)−アミド、
    である請求項1〜8の何れか1項に記載の式Iの化合物。
  10. 式3のカルボン酸を式HR8’の化合物と縮合して、R8'およびR71が式IまたはIIにおいて定義された基−N(R1)R2−V−G−MおよびR0−Q−である式4の化合物とすること、または、場合により、このようにして得られた式4の化合物において後に残基R8'および残基R71を残基−N(R1)R2−V−G−MおよびR0−Q−にそれぞれ変換して式IまたはIIの化合物とすること:
    Figure 2006528941
    [式中、基R8'はHN(R1')−R2'−V−G−Mの化合物である]を含む、請求項1〜9の何れか1項に記載の式I、II、Ia、Ib、Ic、Id、IIbまたはIIdの化合物の製造方法。
  11. 請求項1〜9の何れか1項に記載の式I、II、Ia、Ib、Ic、Id、IIbまたはIIdの化合物、全てのその立体異性体型、何れかの比のその混合物および/またはその生理学的に耐容性のある塩少なくとも1つ並びに製薬上許容しうる担体を含む医薬調製物。
  12. 第Xa因子および/または第VIIa因子の抑制のため、または、血液凝固または線溶に影響するための医薬の製造のための、請求項1〜9の何れか1項に記載の式I、II、Ia、Ib、Ic、Id、IIbまたはIIdの化合物、全てのその立体異性体型、何れかの比のその混合物および/またはその生理学的に耐容性のある塩の使用。
  13. 異常な血栓の形成、急性心筋梗塞、心臓血管障害、不安定狭心症、血栓塞栓症、血栓溶解療法もしくは経皮経管冠動脈血管形成(PTCA)に伴う急性血管閉塞、一過性の虚血発作、卒中、間歇的跛行、冠動脈もしくは末梢動脈のバイパスグラフト処置、血管管腔狭窄、冠動脈もしくは静脈の血管形成術後の再狭窄、長期血液透析患者における血管開通性の維持、腹部、膝部および腰部の手術後の下肢の静脈において生じる病的血栓形成、肺血栓塞栓の危険または敗血症性ショックの際の血管系において生じる播種性の全身血管内凝固障害、ウィルス感染または癌、または、炎症応答の低減の線溶;または、冠動脈心疾患、心筋梗塞、狭心症、血管再狭窄、例えばPTCAのような血管形成の後の再狭窄、成人呼吸窮迫症候群、多臓器不全および播種性血管内凝固障害、手術後に起こりうる深静脈もしくは近位静脈の血栓の治療のための、請求項12に記載の使用。
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