JP2006527546A - 高速d/a変換器 - Google Patents

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Abstract

【課題】高速のデジタル/アナログ(D/A)変換を可能にするD/A変換器を提供する。
【解決手段】本発明が提供するD/A変換器は、位相アライナおよびベクトル加算ブロックを含む。位相アライナは、少なくとも2GHzのデータ・レートを持つ並列Nビット・デジタル信号の対応するビット間の精密な位相アライメントを保証するように動作する。ベクトル加算ブロックは、並列Nビット・デジタル信号の位相アライメントされたビットのベクトル加算を実行する。並列Nビット・デジタル信号の各ビットは、D/A変換器から出力されるアナログ信号レベルへの正確な加算上の寄与を保証するように加重される。加重されたビットのベクトル加算は、複数インピーダンス合致接合点からなる多段並列カスケードまたは線形カスケードのいずれかの形態のマイクロ波信号結合器ネットワークを使用して達成される。

Description

本発明は、一般的に信号処理に関し、特に高速D/A変換器に関する。
デジタル/アナログ(Digital to Analog:D/A)変換器は当業界において周知のものである。一般的に、D/A変換器は、Nビットのデジタル値を対応するアナログ信号レベルへ変換するように設計される。Nビットのデジタル値を形成するビットの数(N)が2程度に低いこともあるが、6ビットおよび8ビット変換器が広く普及していて、16ビットD/A変換器も珍しくはない。
図1に示されているように、典型的なD/A変換器2は、高精度電圧基準(Vref)によって駆動されるはしご構造(ladder structure)(または反転(inverted)はしご構造)4を利用して、入力デジタル・ワード6のビット(B−B)の各々にわたる論理レベルを均等化させる。次に、例えばアナログ電圧加算器(ADDer)8に基づく従来型作動アンプ(Operational Amplifier:Op−Amp)を使用して、均等化されたビットが加算され、出力アナログ信号10の所望レベルが生成される。図1に見られるように、入力抵抗器値(R1−R)を精密に選択することによって入力のスケーリングが施され、従って、各ビット(Bi)はアナログ出力10の全体値(S)に対して適切な(加算的)寄与(contribution)(Si)を果たす。かくして、例えば、全体出力信号レベル(S)は、
Figure 2006527546
によって与えられ、入力データ・ビット(B−B)のそれぞれに対する応答が従来技法の2の2進累乗となるように、すなわち、i番目の入力データ・ビット(B)に関して、全体出力信号レベル(S)への寄与(S)という観点から、その応答はSi=2i-1・Biに比例するように、抵抗器値が選択される。
D/A変換器のその他の設計部分は既知である。すべての従来型D/A変換器において、変換器内部の伝播遅延による速度上のきびしい制約がある。数MHz以下のデータ・レートにおいては、このような速度制約は深刻な問題を引き起こさない。しかしながら、データ・レートが数10MHzを越えて増加するにつれて、伝播遅延の問題は次第に大きくなる。更に、データ・レートが無線周波数(radio frequency:rf)やマイクロ波域へと増加するにつれ、インピーダンス不一致による利得/帯域幅制約および信号屈折が次第に大きくなる。このような作用のすべてが正確な高速D/A変換を非常に困難なものにさせる。
特許文献1に開示されている直列(serial)信号伝送システムにおいては、2進直列データ信号が送信のため4単位(quaternary)直列信号に変換される。すなわち、2進直列データ信号が一連の連続的2ビット・デジタル値として扱われ、それらデジタル値が送信のため対応する4レベルのアナログ記号に変換される。受信側において、入ってくる4レベル・アナログ記号が(たとえば、各記号を所定のしきい値レベル・セットと比較することによって)復号され、オリジナルの2ビット・デジタル値に戻され、それによって2進連続データ信号が復元される。このように、特許文献1のシステムは、4レベルのアナログ出力信号を生成することができる2ビットD/A変換器を提供する。このシステムは、データの損失なしに(2という因数によって)送信システムを通過する記号レートを減少させるという利点を有する。
送信のために4レベル・アナログ信号を使用することは、記号を復号するために使用されるしきい値レベルを比較的広く切り離すことができることを意味する。これによって、ある程度のノイズが許容され、また、送信装置における正確なD/A変換に関する必要条件が緩和される。従って、D/A変換の精度の若干の低下が許容されるので、D/A変換器が一層高速で動作することが可能とされる。
しかしながら、応用分野によっては、複数ビット・デジタル値の高速で正確なD/A変換が望まれる。例えば、特許文献2は、入力2進信号を事前にひずませ、次に、事前にひずませた信号を使用して光変調器を駆動させることによって、光通信システムにおける色分散(chromatic dispersion)を補償するシステムを開示している。特許文献2においては、少なくとも5ビット精度すなわちビット・レートの2倍のサンプル・レートでのD/A変換が、分散補償の成功のため必要とされる。十分低いビット・レートでは、既知のD/A変換器を利用して必要な機能性を提供することができる。しかしながら、10.7(GB/S)というビット・レートを提供することが必要とされていて、これは毎秒21.4ギガサンプルのサンプル・レートで動作するD/A変換器が必要とされることを意味する。そのような速度で正確なD/A変換を行うことのできる既知の装置は存在しない。
米国特許第5,408、498号 米国特許出願第10/262,944号
したがって、高速のデジタル/アナログ変換を可能にする方法およびシステムが強く求められている。本発明の目的のため、「高速デジタル/アナログ変換」は、毎秒2ギガ・サンプルまたはそれ以上速いサンプル・レートでNビット(ただしN≧4)のデジタル値をD/A変換器にラッチ(latch)し、対応する2レベルのアナログ・サンプルをD/A変換器から出力するデジタル/アナログ変換を意味すると理解されるべきである。
従来型D/A変換器における上記問題を解決することが本発明の目的である。
本発明は、高速デジタル/アナログ(D/A)変換器を提供する。このD/A変換器は、位相アライナ(phase aligner)およびベクトル加算ブロック(vector summation block)を含む。位相アライナは、少なくとも2GHzのデータ・レートを持つ並列Nビット・デジタル信号の対応するビット間の精密な位相アライメント(alignment)を保証するように動作する。ベクトル加算ブロックは、並列Nビット・デジタル信号の位相調整されたビットのベクトル加算を実行する。
本発明の一実施形態によると、ベクトル加算ブロックは、並列Nビット・デジタル信号の各ビットを加重する手段と、並列Nビット・デジタル信号の加重されたビットを加算するマイクロ波結合器(combiner)ネットワークと、を含む。マイクロ波結合器ネットワークは、複数のインピーダンス合致接合点(matched junction)からなる多段並列カスケード(cascade、縦続)または接合点の線形カスケードのいずれかとして提供される。加重手段は、結合器ネットワークを形成する各接合点の減衰器(attenuator)アレイまたは挿入損失によって提供される。
本発明の一形態は、並列Nビット・デジタル信号を対応するアナログ信号に変換する高速デジタル/アナログ(D/A)変換器を含む光伝送器を提供する。光信号生成器が、アナログ信号に応じて、アナログ信号に基づく変調された光信号を生成する。
本発明のさらなる一形態は、高速Nビット・デジタル/アナログ(D/A)変換器の少なくとも非線形応答を実質的に補償するリニアライザ(linearizer)を提供する。リニアライザは、入力並列Mビット・デジタル信号を高速D/A変換器に供給される並列Nビット・デジタル信号へマップするM x Nマッピングを実行する手段を含む。
本発明は、並列多ビット・デジタル信号から対応するアナログ信号への正確な変換を実行することができる高速デジタル/アナログ(D/A)変換器を提供する。以下、図2乃至図6を参照しながら、本発明の種々の実施形態を記述する。
図2に示されているように、本発明に従ったD/A変換器12は、一般的に、位相アライナ14およびベクトル加算ブロック16を備える。位相アライナは、対応するNビット並列データ・バス17を介して並列Nビット・デジタル信号を受け取るように接続されている。一般的には、並列Nビット・データ信号のビット数(N)は、2程度であるが、4ビットまたはそれ以上の精度が望まれるであろう。図2の実施例においてはN=8であるが、本発明がこの数に限定されるものではない。並列Nビット・デジタル信号6は、デジタル・ワード20のそれぞれのビット18がデータ・バス17のそれぞれの線22を介してD/A変換器に並列にラッチされるように、従来技術の方法でフォーマットされている。D/A変換器12にラッチされたデジタル・ワード20の各々について、デジタル・ワード20から抽出されたアナログ信号レベル(s)を持った、対応するサンプル24が、D/A変換器12から出力される。理解されることであろうが、D/A変換器12のサンプル・レートは、入力データ・バス17の線速度(line rate)(すなわち、連続的デジタル・ワード20がD/A変換器にラッチされる速度)に等しく、少なくとも2GHzである。
一般に、位相アライナは、並列Nビット・デジタル信号6の各連続ワード20の対応する複数ビット18の間の正確な位相アライメントを保証するように動作する。この結果を得るため種々の方法を使用することができる。図3Aに示されている実施例では、位相アライナは共通マスタ・クロック28によって制御された複数フリップフロップ回路26からなるアレイを備える。具体的には、それぞれのフリップフロップ回路26が並列Nビット・デジタル信号6のそれぞれのビット18を受け取るように配置される。対応するビット18がマスタ・クロック28のタイミングでフリップフロップ回路26から出力される。マスタ・クロック28と各フリップフロップ回路26との間の伝播遅延を適切に吸収することによって、デジタル信号6の各ワード20の複数ビット18の間の非常に精密な(100万分の1の位相誤差というオーダーの)アライメントが達成される。この方式の制約は、位相アライナ14によって受け取られる複数ビット18の間の最大位相差(Δφ)がパルス間隔未満でなければならないというものである。
その他の方法を使用して位相アライナ14を実施することもできる。例えば、デジタル信号を生成するために使用される上流の(upstream)デジタル回路の設計または出力を分析することによって、デジタル信号の対応するビット間の位相関係はしばしば事前に知ることができる。位相アライナ14に到来するデジタル信号6の対応するビット間の既知の位相の不一致に基づいて、図3Bに示されるように、ビット18の各々をベクトル加算ブロックへ搬送するために使用される信号伝送線30の経路の長さにおける適切な差異によって精密な位相アライメントを達成することができる。代替的に、既知の移相器(phase shifer)を各伝送線に配置して、デジタル信号6のビット18の各々に制御可能な移相を与えるように既知の方法で該移相器を駆動することもできる。
上記いずれの方法でも、並列Nビット・デジタル信号6の各ワード20の対応するビット18が非常に近接した許容度で位相配列されたベクトル加算ブロック16に供給されることを保証するように位相アライナ14は動作する。
上記のように、並列Nビット・デジタル信号6は少なくとも2GHzの線速度を持つ。このようにして、並列バス17のそれぞれの線22は、線速度と等しいビット・レート、すなわち、少なくとも2GB/Sを有する直列ビット・ストリームを搬送しているとみなすことができる。理解されることであろうが、直列ビット・ストリームは、シヌソイド信号のフーリエ数列総和という方法で数学的に近似することができる。2GB/S以上のビット・レートにおいては、フーリエ数列近似のシヌソイド信号の少なくともいくつかはマイクロ波周波数域に含まれる。このように、本発明に従って、マイクロ波結合技術を使用して、入力デジタル信号6の複数ビット18のすべてのベクトル加算を実行することができる。位相アライナ14が入力デジタル信号6の各ワード20の対応するビット間の精密なアライメントを保証するので、ベクトル加算の位相コンポーネントは省くことが可能であり、また、ベクトル加算の強度コンポーネントが、入力デジタル信号6の各ビット18のアナログ強度の"線形"総和を生成することとなる。このような現象を使用して入力デジタル信号の正確なD/A変換を達成する方法が図3および図4A〜Dを参照して以下に例示される。
図4Aは、図2のベクトル加算ブロックの第1の実施形態を示すブロック図である。図4Aの実施例では、ベクトル加算ブロック16は、入力デジタル信号6の各ビット18を加重する減衰器アレイ32およびマイクロ波結合器(combiner)ネットワーク34を備える。減衰器アレイ32は、データベース16の各線18'に対し選択された減衰を与えるように、当業界において既知の種々の方法で構築することができる。例示の簡略化のため、減衰器アレイ32は、データベース16の各線22に配置された抵抗器R1−R8からなるアレイによって示されている。この構成において、デジタル信号6の各ビット18はそれぞれ選択された減衰を課せられる。例えば、デジタル信号6の最上位ビット(MSB)が減衰なしにアレイを通過するように、抵抗器R1はゼロという値にセットされる。残りの抵抗器(すなわち、バス17の線2乃至8にそれぞれ設置されたR2−R8)は、デジタル信号6の最上位ビットと最下位ビット(LSB)との間で論理1(logic-1)電圧レベルが2の累乗級数(power of two series)を追従するように漸次増加する減衰を与えるように選択される。このように、例えば、MSB(B1)は不変のまま減衰器アレイを通過し、例えば3.5Vという論理1電圧を持って出力される。次の上位ビット(B2)の減衰器R2は、当該ビット(B)がBの2分の1に減衰されるように、選択される。従って、ビットBは1.75Vという論理電圧を持って減衰器アレイから出力される。同様に、ビットBはBの2分の1に減衰され、0.875Vという論理1電圧を持って減衰器アレイから出力さる。このような2の累乗級数がデジタル信号6のすべてのビット18にわたって続く。
デジタル信号6の複数ビット18の上記のような加重の結果として、減衰器アレイから出力する加重されたビット18''の線形総和が、入力デジタル信号6のそれぞれのワード20のデジタル値に対応する所望のアナログ・サンプル値(s)を形成する。加重されたビット18''の必要な線形総和を達成するため、並列インピーダンス合致接合点(matched junction)36からなる多段カスケードとしてマイクロ波結合器ネットワーク34が提供される。各接合点36は、周知のマイクロ波信号結合技術を使用して、選択された帯域幅および挿入損失を持つように、設計される。当業者に周知のように、インピーダンス合致接合点の性能は、帯域幅と挿入損失の間のトレードオフである。好ましくは、不当な挿入損失ペナルティを課すことなく、帯域幅がそれぞれのビット・ストリームの不当なゆがみを回避することができるように十分広く選択される。各インピーダンス合致接合点の挿入損失が実質的に同等であるあることを保証することによって、減衰器アレイによって課せられるビット18''の各々のあいだの加重関係が結合器ネットワークを通して確保される。従って、アナログ出力信号の全体信号レベルに対する加重ビット18''の各々の加算上の寄与という観点から、ネットワーク応答は、デジタル信号6のMSBとLSBの間の所望の2の累乗分布を追従する。ネットワーク34を通る伝送線の長さを合致させることによって、加重されたビット18''が結合器ネットワーク34を通過する際のすべてのビット間の適切な位相アライメントが保証される。
上述のように、入力デジタル信号6の各ビット18に適用された加重によって、アナログ出力信号の全体信号レベル(s)に対する各ビット18の加算上の寄与(contribution)という観点において、各ビット18に対する適切なシステム応答が与えられる。図4Aの実施例においては、デジタル信号6の各ビット18に対して選択された減衰を課するように構成された減衰器アレイ32によって加重が与えられている。その結果として加重されたビット18''が結合器ネットワーク34に供給され、アナログ出力信号10が生成される。(デジタル信号6のすべてのビット18にわたる)完全に合致した論理レベル、非常に正確な位相アライメントおよび減衰器アレイ32ならびに信号結合器ネットワーク34を介した伝播位相の完全な合致によって、この方式は入力デジタル信号6の任意の数のビット18に対して所望のD/A変換機能性を発揮する。実際に、高精度の位相アライメントおよび伝播遅延制御は、周知のマイクロ波回路設計技術を使用して取得することができる。原理的には、前述のように、高精度電圧基準の使用によって、デジタル信号6の複数ビット18にわたる論理レベルの合致を達成することができる。しかしながら、実際には、不均一な伝送線インピーダンスの原因となる熱効果および製造ばらつきのため、論理ベルの完全な合致の達成は困難である。これに加えて、減衰器アレイ32に使用される可能性のあるタイプの実際の信号減衰器が、理想的なものではなく、ある程度の量のノイズを導入する。これら両方の影響によって、図4Aの実施形態を使用するD/A変換の精度が減少する。図4B〜Dは、少なくともこれらの問題のいくつかに対処するベクトル加算ブロックの代替実施形態を示す。大規模な論理レベル不一致に関する補償は、図5および図6を参照して後述されるリニアライザ回路の付加によって達成される。
図4Bは、インピーダンス合致信号結合器ネットワーク34の内部に加重機能を組み込んだベクトル加算ブロック16の1つの実施形態を示す。この場合、インピーダンス合致マイクロ波信号接合点36からなる線形カスケードとして結合器ネットワーク34が提供される。6db挿入損失を持つように各接合点36を設計することによって、この線形カスケードは、入力デジタル信号の最上位有効ビットのすべてに所望の2の累乗加重を本質的に課す。唯一の例外は、最下位ビット(本例では、B)であって、このビットは、適切な加重を達成するため更に6dB減衰器38の追加を必要とする。最下位ビットに適用される加重が非常に小さいため、6dB減衰器38によって導入されるノイズがアナログ出力信号10に顕著なゆがみを引き起こすことはない。図4Aの実施形態の場合のように、結合器ネットワーク34を通過するビット18の各々の間の適切な位相アライメントは伝送線の長さの適切な選択によって達成することができる。図4Bの実施形態の主要な利点は、それぞれの接合点36に固有の挿入損失を使用することによって、減衰器アレイ32を使用することなく適切な信号加重を達成することができることである。これは、減衰器アレイ32によって導入されるノイズおよび信号ゆがみを回避する。
本明細書の後段において特に図6を参照して更に詳述されるように、デジタル信号6のビットに対して伝統的2進数2乗分布を追従しない応答を取得するのが望ましい場合があり得る。原理的には、各ビット18の加重を変動させるため接合点36の各々の挿入損失の変動および/あるいは減衰器の追加によって応答における所望のばらつきを得ることができる。図4Cの実施形態においては、ビット18の各々の加重を変えるため、各接合点の挿入損失が(ネットワーク34を通して一貫した帯域幅および伝播遅延を少なくとも部分的に確保するように)6dBに維持され、ビット18の各々の加重を変動させるため減衰器40が導入される。図4Cに示されている特定の実施例は、図4Bの6dB変動(variation)ではなく、隣接ビット18との間での5dB変動を与える。この構成は、(図6の実施形態に示されるような)光変調器を駆動させるため使用される場合、ネットワーク34を通して最上位ビットが12dB減衰を受けるという問題を除いて、満足できる結果を生む。この最上位ビットの高い減衰は、図4Dに示されるように、結合器列の最終的な2つの2方向結合器36を単一の3方向結合器42で置き換えることによってある程度減少させることができる。この結合器42は、帯域幅および伝播遅延合致を得るように、9.5dBの挿入損失を有する。挿入損失のわずかではあるが更なる改善はマイクロ波回路の注意深い設計によって得ることができる。
上述のように、デジタル信号6の複数ビット18にわたる顕著な論理レベル不一致は、リニアライザの使用によって補償することができる。この構成では、図5に示されているように、MビットD/A変換器12(M=6)は、位相アライナ14の上流に配置されたリニアライザ44およびベクトル加算ブロック16を備える。リニアライザ44は、位相アライナ14およびベクトル加算ブロック16による処理のためMビット・デジタル信号46をNビット並列デジタル信号6にマップするように(例えば、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)ルックアップテーブル(look-up table:LUT)の使用のような)既知の方法で設計される。一般的に、入力デジタル信号46のビット数(M)は、位相アライナ14およびベクトル加算ブロック16によって処理される並列デジタル信号6のビット数(N)よりも小さい。本実施例においては、M=6およびN=8であるが、本発明がこれらの数に限定されないことは理解されることであろう。リニアライザ44を使用する利点は、入力デジタル信号46のMビット・ワードの各々がいかなる論理レベル不一致をも補償する対応するNビット・ワードにマップされることを可能にし、それによって、リニアライザ44にラッチされた入力デジタル信号のMビット・ワードによって表されるデジタル値を正確に反映するアナログ信号レベル(S)をベクトル加算ブロック16の出力部10に生成する点にある。論理レベル不一致は、例えば、Mビット・デジタル信号を作成する上流デジタル装置の分析または出力によって、事前に知ることができる場合がある。そのような場合、リニアライザ44によって実施されるマッピングは事前に計算し、実行時における使用のためリニアライザに記憶させておくことができる。代替的に、時間と共に変動する論理レベルの変化を補償するため、マッピングを周期的に再計算することも利点がある。マッピングが再計算される頻度は、例えば、論理レベル変化の予想される頻度、または、位相アライナ14およびベクトル加算ブロック16のその他の性能パラメータに基づいて選択することができる。図5は、リニアライザ44において実施される周期的マッピング再計算を行うシステムを例示している。Mビット・デジタル信号46が出力され、信号プロセッサ48に渡される。アナログ出力信号(S)はアナログ/
デジタル変換器50によってサンプリングされ、信号プロセッサ48に供給される。アナログ/デジタル変換器50によって検出されるサンプルのタイミングを制御することによって、信号プロセッサ48は、入力デジタル信号46のMビット・ワードを受け取り、該Mビット・ワードに基づいてD/A変換器12によって生成される対応するアナログ信号レベル(S)のサンプルを取得することができる。受け取ったMビット・ワードとサンプルされたアナログ出力信号レベル(S)の間の差分を計算することによって、信号プロセッサ48は、入力デジタル信号46の受け取ったMビット・ワードと所望の出力アナログ信号レベルを得るために必要とされるNビット・ワードとの間のマッピングを容易に計算することができる。
注意されるべき点であるが、信号プロセッサ48の動作はD/A変換器12の動作から独立している。従って、A/D変換器50が単一のMビット・ワードに対応するアナログ出力信号レベル(S)の1つの離散レベルをサンプルしなければならない時、この動作がMビット入力デジタル信号46の各連続ワードについて必ずしも実行される必要はない。かくして、アナログ出力信号レベル(S)をサンプリングし、サンプルされた信号レベル(S)と対応するMビット・ワードとの間の差を判定し、マッピングを再計算して新しいマッピングをリニアライザに記憶するという処理は、Mビット入力デジタル信号46の線速度より大幅に遅い速度で実行することができる。
必要であれば、D/A変換器12のアナログ信号出力を使用して、例えば狭い帯域のレーザのような光源によって生成される光信号を変調する光変調器52を駆動することができる。この場合、また、図6に示されているように、リニアライザ44を使用して光変調器52の非線形を補償することができる。このようにして、例えば、マッハ−ツェンダー(Mach-Zehnder)変調器のような従来型光変調器が入力制御信号に対するシヌソイド応答を表示する。原理的に、D/A変換器12における論理レベル不一致と変調器のシヌソイド応答との結合された非線形効果を補償するマッピングをMビット入力デジタル信号46と位相アライナ14およびベクトル加算ブロック16によって処理されるNビット信号との間で定義することは可能である。図6に示すように、入力デジタル信号のMビット・ワードを受け取り、図5を参照して上述したものと全く同じ方法で受け取ったワードを変調器出力56の検出されたサンプルと比較することによって、適切なマッピングを取得することができる。マッピングを単純化するために、ベクトル加算ブロック16によって実行されるビット加重は、Nビット・デジタル信号6の複数ビットにわたる"通常の"2の累乗変動から修正することができる。例えば、図4Cおよび図4Dを参照して上述した隣接ビット間の5dB変動を使用することもできる。これは、光変調器のシヌソイド応答を部分的に補償する非線形D/A変換器応答を生成する。D/A変換器と光変調器との結合された応答は、より線形に近く、リニアライザ44におけるM x Nマッピングによって一層容易に補正することができる。
当業者に周知のように、一部の光変調器は入力光信号の1対の直交コンポーネントを変調するように設計されている。この2次元変調性能は変調器52が1対の独立した制御信号によって駆動されることを必要とする。例えば、既知のマッハ−ツェンダー変調器は、光信号の振幅および位相両方のコンポーネントがそれぞれ同相および直交制御信号によって駆動される時、両コンポーネントを変調する機能を備えている。図7のブロック図には、2次元の光変調器52を駆動するために使用される制御信号の各々のため提供されるそれぞれのD/A変換器12が示されている。
(例えば、変調器の欠陥あるいは漏電のような)種々の要因のため、同相および直交制御の効果が直交でなくなることもある。従って、図7の実施形態においては、A/D変換器ごとの独立したM x Nリニアライザ44ではなく単一の2M x 2Nリニアライザ44aが使用されている。2M x 2Nリニアライザ44aは図5および図6を参照して上述されたM x Nリニアライザの場合と同じ方法で構築することができる。このようにして、2M x 2Nリニアライザ44aがRAM LUTとして提供される。RAM LUTの22M個のレジスタが制御信号10aおよび10bの両方に関して計算された出力値を保存する。これら出力値は図5および図6を参照して上述された方法と本質的に同じようなマッピング関数に従って計算される。この場合の重要な相違は、このマッピング関数が光変調器52から出力される結合された光波56の振幅および位相両方に基づいて計算されるという点である。
必要に応じて、異なる次元の間のマッピングを実施するためRAM LUT44を使用することもできる。例えば、同相および直交信号を提供するように構成された一対の入力Mビット・デジタル信号46aおよび46bについて考察すれば、A/D変換器(および/あるい光変調器52)の非線形の補償に加えて、これらIおよびQ制御信号を対応する極座標制御信号に変換するため、リニアライザ44aにおいて実施される2M x 2Nマッピングを使用することもできる。
図5乃至図7を参照して上述されたように、例えばマッハ−ツェンダー変調器のような光変調器52を駆動するため高速A/D変換器12(またはその各々)によって生成されるアナログ出力信号10が使用される。しかしながら、当業者に周知のように、狭い帯域のレーザのような信号光源をアナログ信号によって直接制御することは可能である。ある一定の範囲内で、狭い帯域のレーザによって発信された光エネルギーは入力電流に比例する。従って、信号光源を単独にあるいは下流の光変調器と組み合わせて駆動するため図5乃至図7を参照して上述した技法を同じように使用することができる点は理解されることであろう。
本発明の上記実施形態は例示の目的のためにのみ意図されたものである。
従来型D/A変換器のブロック図である。 本発明に従った高速デジタル/アナログ変換器の基本構成要素を示すブロック図である。 図2のD/A変換器のベクトル加算ブロックの第1の実施形態の位相アライメントブロックのいくつかの代替実施形態を示すブロック図である。 図2のD/A変換器のベクトル加算ブロックの第1の実施形態の位相アライメントブロックのいくつかの代替実施形態を示すブロック図である。 図2のD/A変換器のベクトル加算ブロックのいくつかの代替実施形態のブロック図である。 図2のD/A変換器のベクトル加算ブロックのいくつかの代替実施形態のブロック図である。 図2のD/A変換器のベクトル加算ブロックのいくつかの代替実施形態のブロック図である。 図2のD/A変換器のベクトル加算ブロックのいくつかの代替実施形態のブロック図である。 本発明の第2の実施形態に従った高速デジタル/アナログ変換器の基本構成要素を示すブロック図である。 従来技術の光変調器を駆動するシステムにおける本発明の第3の実施形態に従った高速デジタル/アナログ変換器のブロック図である。 図6の高速デジタル/アナログ変換器を利用した2次元光変調器を駆動するシステムのブロック図である。
符号の説明
12 高速D/A変換器
14 位相アライナ
16 ベクトル加算ブロック
34 信号結合器ネットワーク

Claims (36)

  1. 高速デジタル/アナログ(D/A)変換器であって、
    少なくとも2ギガヘルツのデータ・レートを備える並列Nビット・デジタル信号の対応するビット間の位相アライメントを保証する位相アライナと、
    前記並列Nビット・デジタル信号の対応するビットのベクトル加算を実行するように適応されたマイクロ波信号結合器ネットワークを含むベクトル加算ブロックと、
    を有するD/A変換器。
  2. 前記位相アライナが、並列Nビット・デジタル信号のそれぞれのビットを処理するように各々が接続され、マスタ・クロックによって制御されるフリップフロップ回路のアレイを有する、請求項1に記載のD/A変換器。
  3. 前記位相アライナが、並列Nビット・デジタル信号の各ビットのそれぞれの論理レベルを等しくする手段を更に有する、請求項2に記載のD/A変換器。
  4. 前記それぞれの論理レベルを等化する手段が、全てのフリップフロップ回路のそれぞれの出力論理レベルが高精度電圧基準から抽出されるように、各フリップフロップ回路に接続された高精度電圧基準を有する、請求項3に記載のD/A変換器。
  5. 前記位相アライナが、選択された遅延を並列Nビット・デジタル信号のそれぞれのビットに課すように各々接続された位相遅延エレメントのアレイを有する、請求項1に記載のD/A変換器。
  6. 各位相遅延エレメントの前記選択された遅延が固定である、請求項5に記載のD/A変換器。
  7. 各位相遅延エレメントが1本の伝送線を含む、請求項6に記載のD/A変換器。
  8. 各位相遅延エレメントの前記選択された遅延が可変である、請求項5に記載のD/A変換器。
  9. 各位相遅延エレメントが、制御可能な移相器を有する、請求項8に記載のD/A変換器。
  10. 前記ベクトル加算ブロックが、並列Nビット・デジタル信号の各ビットを加重する手段を更に備える、請求項1に記載のD/A変換器。
  11. 前記マイクロ波信号結合器ネットワークが、並列インピーダンス合致接合点の多段カスケードを有し、該接合点のそれぞれは、並列Nビット・デジタル信号の各ビットが結合器ネットワークを通して同じ損失を実質的に受けるように、共通の挿入損失を備える、請求項10に記載のD/A変換器。
  12. 前記加重手段が、選択された減衰を並列Nビット・デジタル信号の対応するビットに課すように各々接続された減衰器のアレイを有する、請求項11に記載のD/A変換器。
  13. 各ビットに課せられる前記減衰が、並列Nビット・デジタル信号の最下位ビット(LSB)と最上位ビット(MSB)との間で2の累乗級数を追従するように選択される、請求項12に記載のD/A変換器。
  14. 前記マイクロ波信号結合器ネットワークが、複数のインピーダンス合致接合点の線形カスケードを有する、請求項10に記載のD/A変換器。
  15. 前記加重手段が、並列Nビット・デジタル信号の各ビットが前記結合器ネットワークを通してそれぞれ異なる損失を受けるように、各接合点の挿入損失を有する、請求項14に記載のD/A変換器。
  16. 前記結合器ネットワークを通して各ビットが受ける前記それぞれの損失が、並列Nビット・デジタル信号の最下位ビット(LSB)と最上位ビット(MSB)との間で2の累乗級数を追従するように選択される、請求項15に記載のD/A変換器。
  17. 前記加重手段が、選択された減衰を並列Nビット・デジタル信号の対応するビットに課すように各々接続された減衰器のアレイを有する、請求項15に記載のD/A変換器。
  18. 前記結合器ネットワークを通して各ビットが受ける前記それぞれの損失が、並列Nビット・デジタル信号の最下位ビット(LSB)と最上位ビット(MSB)との間で2の累乗級数を追従するように選択される、請求項17に記載のD/A変換器。
  19. 入力並列Mビット・デジタル信号を並列Nビット・デジタル信号へマップするM x Nマッピングを実施するリニアライザを更に有する、請求項1に記載のD/A変換器。
  20. 前記M x Nマッピングが、ベクトル加算ブロックの少なくとも非線形性を実質的に補償するように計算される、請求項19に記載のD/A変換器。
  21. 前記M x Nマッピングを周期的に再計算するプロセッサを更に有する、請求項20に記載のD/A変換器。
  22. インピーダンス合致信号結合器ネットワークによって生成されるアナログ出力信号が、光変調器を駆動するため使用され、前記M x Nマッピングが、前記信号結合器ネットワークと前記光変調器との結合された非線形応答を補償するように計算される、請求項20に記載のD/A変換器。
  23. 並列Nビット・デジタル信号を対応するアナログ信号に変換する高速デジタル/アナログ(D/A)変換器と、
    前記アナログ信号に応答して、該アナログ信号に基づいた変調光信号を生成する光信号生成器と、
    を有する光伝送器。
  24. 前記光信号生成器が、
    前記アナログ信号に比例する少なくとも1つの信号パラメータを備える光信号を発信するように適応された狭帯域レーザと、
    実質的に固定の光源によって生成される光信号を変調する光変調器と、
    のいずれかを有する、請求項23に記載の光伝送器。
  25. 前記高速D/A変換器が、光信号生成器の非線形応答を少なくとも部分的に補償するように適応されたD/A変換器の所定の非線形応答を生成する手段を備える、請求項23に記載の光伝送器。
  26. D/A変換器の非線形応答を生成する前記手段が、並列Nビット・デジタル信号の各ビットを加重する手段を有する、請求項25に記載の光伝送器。
  27. 前記加重手段が、選択された減衰を並列Nビット・デジタル信号の対応するビットに各々が課すように接続された減衰器のアレイを有する、請求項26に記載の光伝送器。
  28. 各ビットに課せられる前記選択された減衰が、隣接するビット間の5dBの差を規定する、請求項27に記載の光伝送器。
  29. 前記高速D/A変換器が、並列Nビット・デジタル信号のビットのベクトル加算を実行するインピーダンス合致接合点の線形カスケードを有し、前記加重手段が、並列Nビット・デジタル信号の各ビットがD/A変換器を通してそれぞれ異なる損失を受けるように、各接合点の挿入損失を含む、請求項26に記載の光伝送器。
  30. 高速Nビット・デジタル/アナログ(D/A)変換器の少なくとも非線形応答を実質的に補償するリニアライザであって、前記高速D/A変換器に供給される並列Nビット・デジタル信号に入力並列Mビット・デジタル信号をマップするM x Nマッピングを実施する手段を有する、リニアライザ。
  31. M x Nマッピングを実施する前記手段が、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)ルックアップテーブル(LUT)を有する、請求項30に記載のリニアライザ。
  32. 前記M x Nマッピングを周期的に再計算するプロセッサを更に有する、請求項30に記載のリニアライザ。
  33. 前記プロセッサが、
    D/A変換器の出力のアナログ・レベルをサンプリングするアナログ/デジタル変換器と、
    前記サンプルされたアナログ出力レベルを入力並列Mビット・デジタル信号の対応するMビット・ワードと比較し、該比較の結果に基づいて前記M x Nマッピングを計算する信号プロセッサと、
    を有する、請求項32に記載のリニアライザ。
  34. 前記D/A変換器によって生成されるアナログ出力信号が光信号生成器を駆動するため使用され、前記M x Nマッピングが、前記D/A変換器と前記光信号生成器とを合わせた非線形応答を実質的に補償するように計算される、請求項30に記載のリニアライザ。
  35. 前記プロセッサが、
    前記光信号生成器の出力のアナログ・レベルをサンプリングするアナログ/デジタル変換器と、
    前記サンプルされたアナログ出力レベルを入力並列Mビット・デジタル信号の対応するMビット・ワードと比較し、該比較の結果に基づいて前記M x Nマッピングを計算する信号プロセッサと、
    を有する、請求項34に記載のリニアライザ。
  36. 1対の並列D/A変換器が、2次元光信号生成器を駆動するために使用されるそれぞれのアナログ出力信号を生成し、前記リニアライザが、前記D/A変換器と前記光信号生成器とを合わせた非線形応答を少なくとも実質的に補償するように計算される2M x 2Nマッピングを実施する、請求項30に記載のリニアライザ。
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