JP2006527456A - 記録装置、プログラム、集積回路 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】
検出部10は、録画予約部8から新たに録画予約が入力された時に、先に入力された録画予約情報を用いて重複時間帯の検出を行い、録画予約がなされた時間帯を重複時間帯とそれ以外とに分割する。録画部11は、分割された録画予約の時間帯に基づいて録画処理を実行することによって、録画予約が重複している場合においても録画処理を実行する。生成部12は録画予約情報に基づいてCell情報を生成し、個々のユーザ情報を各Cell情報に割り当てた上で記録媒体に記録する。
Description
記録装置の共用化を図る場合、あるユーザが録画した動画データを、他のユーザが誤って削除したり編集したりしてしまうというトラブルが頻発する。
これを避けるには、現在UNIX(登録商標), Windows(登録商標)等のオペレーションシステムに導入されているマルチユーザ管理を導入して、個々の動画データごとに、ユーザのアクセス権限を設定することが考えられる。この技術は、以下の特許文献1に記載されている。
その代表的なものは、ユーザによる録画予約である。同一チャネルの同一番組について、録画予約の時間帯が重なった場合、従来の記録装置は、先になされた録画予約を受け付け、後になされた録画予約を却下するとの制御を行う。これをマルチユーザ環境にあてはめるならばユーザAの録画予約と、後になされたユーザBの録画予約とが同一チャネルの同一番組について重なっている場合、後になされたユーザBの録画予約が拒否されることになる。
もっとも、録画予約の時間帯が重複して、ユーザBの録画予約が拒否された場合であっても、ユーザAがその録画した動画データを、ユーザBに見せてやれば問題はない。だがこれは、ユーザ各人の善意をあてにする方法であり、ユーザAが必ずしも、そのような行為を行うとは限らない。あるいは、プライバシーを理由に視聴させることを拒むことも充分考えられる。
本発明の目的は、マルチユーザ管理の利用環境下において、複数ユーザの同一チャネルの同一時間帯についての録画予約が競合した場合、予約した全てのユーザが録画できる録画処理を行う記録装置を提供することである。
そして動画データが記録媒体上に得られれば、ユーザによってなされた録画予約の時間帯を示す区間情報が生成手段で生成される。これにより、録画予約を希望した部分が指し示されることとなる。
一方、動画データ本体は、あくまでも共有物として管理することができる。ユーザ一個人に支配させず、共有物として管理を行えば、動画データを誰かが無断で削除するということは起こり得ず、ユーザ同士のトラブルを招くことはない。 ここで前記記録装置は更に、固有モードの区間情報を削除又は編集するにあたって、削除又は編集を行おうとするユーザのユーザ情報の入力を受け付け、記録媒体に書き込まれたユーザ情報と、入力されたユーザ情報とを照合することで、ユーザの正当性を認証する認証手段と、正当性が認証された場合のみ、固有モードの区間情報に対する削除又は編集を実行する実行手段とを備え、
前記認証手段は、ユーザの正当性の認証にあたって、削除又は編集を行おうとするユーザのユーザ情報の入力を受け付け、前記生成手段により記録媒体に書き込まれたユーザ情報は、入力されたユーザ情報との照合に用いられてもよい。
また前記録画手段は更に、重複している時間帯に相当する動画データに対応づけて参照カウンタを書き込み、前記参照カウンタは当該動画データがいくつの区間情報によって参照されているかを示してもよい。
これにより複数のユーザが重複している時間帯に録画している場合に、1人のユーザがその録画コンテンツを視聴した後に、そのコンテンツを削除した場合においても、参照カウンタが“0”になるまでは、動画データ本体は削除されないので、そのコンテンツを録画した他のユーザは、その後も視聴することができる。
これにより複数のユーザが重複している時間帯に録画している場合に、ユーザに重複録画していることを実感させることができることから、各自に自発的にデータ整理を行わせたり、不要な録画をしないなどの使用容量の節約をユーザに喚起させることができる。
<データ構成>
最初にこの記録装置が録画を行うにあたって、どのような論理フォーマットを用いるかについて説明する。
本実施形態に係る論理フォーマットは、図1に示す通りである。記録装置の記録処理によりHDやDVD等の記録媒体には、VOB列と、管理情報列と、Cell情報列とが記録される。
VOBは、動画データであり、具体的に言うと、ビデオストリーム及びオーディオストリームをインターリーブ多重することにより得られるプログラムストリームである。ビデオストリームは、圧縮符号化された複数ピクチャデータである。各ピクチャデータは、一枚の画像に対応するデータであり、約33m秒という映像信号の表示期間で表示される。オーディオストリームは、圧縮符号化された複数オーディオフレームである。
続いて管理情報列について説明する。管理情報列は、破線の矢印hs3に示すように、VOB#1〜VOB#3のそれぞれに対応する複数の管理情報(管理情報#1,#2,#3)からなり、破線の矢印hs4に示すように、タイムマップと、参照カウンタにより構成される。
続いてCell情報について説明する。Cell情報は、VOB上に1つ以上の論理的な録画コンテンツを定義する区間情報である。どの点が論理的かというと、タイムマップをリファレンステーブルとして用いた間接参照の形式で定義されている点である。Cell情報は、引き出し線hs6にて示すように、録画コンテンツのIn点及びOut点が属するVOBのVOB-IDと、当該VOBの先頭からIn点までの相対時刻であるCell_Start_PTMと、当該VOBの先頭からOut点までの相対時刻であるCell_End_PTMと、論理的な録画コンテンツが、どのユーザの録画予約によって、録画されたものであるかを識別するためのユーザ情報から構成される。VOBUは0.4〜1.0秒という時間精度を有しているが、このCell_Start_PTM及びCell_End_PTMは、33m秒という、一枚の画像の表示期間以下の時間精度で表現される。そのため、VOBUに属する個々のピクチャデータの時間精度で、CellのIn点/Out点は表現される。
以上のような、間接参照による録画コンテンツの定義を模式化すると図2のようになる。図2を見るとCell情報の間接参照にて、時間的に重複しあう3つの録画コンテンツ1,2,3が定義されていることが分かる。ここで、録画コンテンツとは、それぞれのユーザが録画予約した時間帯に対応する録画内容のことをいう。そして、時間的に重複しあう録画コンテンツを事後的に定義できるというのが、Cell情報のメリットの一つである。VOB1は録画コンテンツ1、VOB3は録画コンテンツ2にそれぞれ参照されていることから、参照カウンタ値は“1”になっている。VOB2は3つの録画コンテンツ1,2,3により参照されていることから、VOBが3回間接参照されているとカウントされ、参照カウンタ値は“3”を示す。以上で記録媒体の論理フォーマットについての説明を終わる。
次に、本発明に係る記録装置について説明する。本発明に係る記録装置は、主としてシステムLSIと、ドライブ装置というパーツからなり、これらのパーツを装置のキャビネット及び基板に実装することで工業的に生産することができる。システムLSIは、HDレコーダ100の機能を果たす様々な処理部を集積した集積回路である。こうして生産される記録装置は、図3の内部構成を有する。記録装置は同図に示すように、HDドライブ1b、DVDドライブ1a、チューナ2、MPEGエンコーダ3、MPEGデコーダ4、セレクタ5、CPU6、ROM7、RAM9から構成される。
HDドライブ1bは、図1の論理フォーマットにより、VOB、管理情報、Cell情報が記録される固定ディスク装置であり、記録されたVOBのうち、任意のVOBUをHDから読み出し、また任意のVOBUをHDから削除する。これらVOBUの読み出しやVOBUの削除は、ユーザからの読出コマンド、削除コマンドに基づきなされる。
MPEGエンコーダ3は、チューナ2により復調された映像信号、音声信号をエンコードしてVOBUを得る。
MPEGデコーダ4は、HDドライブ1b及びDVDドライブ1aから読み出されたVOBUを復号する回路である。
CPU6は、ROM7に格納されているプログラムを実行することによって、記録装置における統合制御を行う。
録画予約部8は、ユーザからの録画予約入力を受け付ける。この入力受付は、図5のようなメニューを介して行われる。図5の録画予約メニューmn1には従来のVTRと互換のある入力項目と、本実施形態で新規に導入した入力項目とがある。互換のある入力項目とは、録画開始日時、録画終了日時、チャネル、画質モードである。録画開始日時、録画終了日時は、録画を開始すべき日時と終了すべき日時とを“月”、“日”、“時”、“分”の単位で設定する。チャネルは、録画を行うチャネルを数字で設定する。画質モードは、高画質、標準画質、長時間低画質、エコノミー低画質から四者択一で選択する。
検出部10は、録画予約部8から新たに録画予約が入力された時に、RAM9に格納されている、時間的に先に入力された録画予約情報とで比較し、重複している時間帯の検出を行う。重複している時間帯が存在する場合には、重複している時間帯を抽出し、重複している時間帯と重複していない時間帯とに録画予約情報を分割して、RAM9に書き込む。重複している時間帯が存在しない場合には、録画予約部8から入力された録画予約情報を、そのままRAM9に書き込む。
実行部14は、ユーザからの指示を受けて、Cell情報に対する再生、削除又は編集を行う。固有モードの場合には、認証部13によるユーザの認証がなされた後に実行される。
まず、検出部10における重複時間帯の検出、および重複時間帯とそれ以外の時間帯との分割について、図8のフローチャートを用いて説明する。
最初に図5のメニューから入力された録画予約情報が、検出部10に受け渡される(ステップS1)。次に、RAM9に格納されている録画予約情報が、日時の早いものから順番に1つずつ読み出される(ステップS2)。メニューから入力された録画予約情報を予約iとし、RAM9から読み出された録画予約情報を予約jとする(ステップS3)。予約iの録画開始日時と予約jの録画終了日時とを比較して、予約jの録画終了日時の方が遅い場合を検出する(ステップS4)。次に、予約iの録画終了日時と予約jの録画開始日時とを比較して、予約iの録画終了時刻の方が遅い場合を検出する(ステップS5)。さらにそれぞれのチャネルを比較し、同一である場合には、それらの録画予約には重複する時間帯が存在するものと判定する(ステップS6)。
最初に、予約iの開始日時と、予約jの終了日時とを比較し、
予約iの開始日時 < 予約jの終了日時 であることが判定される(図9(a))。
次に、予約iの終了日時と、予約jの開始日時とを比較し、
予約iの終了日時 > 予約jの開始日時 であることが判定される(図9(b))。
次に、重複時間帯の抽出を行う。予約iと予約jのそれぞれの開始日時を比較し、日時の遅い方を重複時間帯における開始日時とする。また、予約iと予約jのそれぞれの終了日時を比較し、日時の早い方を重複時間帯における終了日時とし(図9(c))、ここで、重複時間帯の抽出が終了する。以上で図9についての説明を終わり、図8のフローチャートの説明に戻る。
また、ステップS3〜ステップS6までの処理によって、重複時間帯が検出されなかった場合には、RAM9に格納されている残りの録画予約情報が順番に1つずつ読み出される。そして、重複時間帯が検出されるか、あるいはRAM9に格納されている録画予約情報が全て読み出されるまで、これまで説明してきた処理が繰り返される。(ステップS11)。最終的に、重複時間帯が検出されなかった場合には、ステップS1で入力された情報がそのまま、RAM9に書き込まれる(ステップS12)。以上が、重複時間帯の検出についてのフローである。
まず、録画コンテンツリストより、削除したい録画コンテンツを選択する(ステップS20)。次に、当該録画コンテンツが固有モードで録画されている場合には、認証部13によってユーザ認証が行われた後に(ステップS21、ステップS22)、実行部14が、削除対象であるユーザ情報が割り当てられているCell情報を削除する(ステップS23)。共有モードの場合には、ユーザ情報が割り当てられていない、Cell情報を削除する(ステップS24)。
その結果、参照カウンタの数値が“0”を示している場合には(ステップS26)、削除部15によって動画データ本体が削除される(ステップS27)。以上で動画データの削除手順についての説明を終える。
<予約録画>
ここでは、本発明に係る記録装置の動作について具体例を交えながら説明する。ここで想定する具体例というのは、図11に示すとおりであり、ユーザAが、音楽aとドラマbを固有モードで録画予約し、ユーザBがドラマbとニュースcを共有モードで録画予約し、そして、ユーザCがドラマbを共有モードで録画予約しているというケースである。この図からドラマbの放送時間帯である21時から22時までの時間帯が三人のユーザによって重複していることが分かる。
最初に、固有モードで録画予約を設定する方法について説明する。まず、図5の録画予約メニューmn1上で、“録画開始日時”、“録画終了日時“、”チャネル”をそれぞれ数字で入力し、“画質モード”を選択する。
録画予約の入力が終了すると、検出部10において、重複している時間帯が存在するか否かの検出が行われる。重複している時間帯が存在する場合には、重複している時間帯と、重複していない時間帯とで録画予約情報が分割されて、RAM9に書き込まれる。
さらに、ユーザAが固有モードで予約していることから、ユーザ情報には、ユーザAが個別に割り当てられている情報である、“0001“が入力される。
また、画質モードについては、図12より、ユーザAは標準画質“2”に設定し、ユーザBとユーザCは長時間低画質“3”で設定していることから、この時間帯において、2つの画質モードが競合している。画質モードの決定については、より高画質なモードで設定されている方が優先される。
次に、録画実行時の処理について説明する。RAM9に格納されている、図13の録画予約情報に基づき、録画部11と生成部12において、時間帯ごとに録画処理がなされる。
図14に録画結果を示す。この図は3つの時間帯に分割された録画コンテンツについて、それぞれをVOB列、参照カウンタ列、Cell情報列とに分けて示したものである。この図を用いて録画処理手順を説明する。
<データ削除>
次に本発明に係る記録装置で録画された録画コンテンツの削除方法について、具体例を交えながら説明する。
図15の録画コンテンツリストmn3では、図14の録画結果から、音楽a ls1と、ドラマb ls2と、ニュースc ls3というように3つの時間帯に分割された録画コンテンツが存在する。
ニュースcのリストls3では、図13より参照カウンタの数値は“1”であるので、上述した理由からリスト上には表示されない。
そこで、ユーザAを選択すると、次にユーザ認証メニューmn5がポップアップされる。
次に、ユーザAに対応するパスワードを入力すると、認証部13において、ユーザ認証がなされる。
この時、“録画コンテンツ削除“を選択すると、実行部14によって、図14のドラマbに対する、ユーザAの個別情報が割り当てられた、Cell情報が1つ削除される。このCell情報の削除によって、図15の参照カウンタwn2はデクリメントされ、“2”となる。
また、録画コンテンツの削除に関しては、重複した録画予約を行ったうちの1人のユーザが、録画コンテンツの視聴後に削除を実行した場合においても、動画データに対応する区間情報であるCell情報のみが削除され、その動画データを参照しているユーザ数を示す、参照カウンタが“0”にならない限りは、動画データの実体は削除されない。
(第2実施形態)
第1実施形態においてHDにおいて、VOBの削除は、録画を行った1以上のユーザが削除処理を繰り返し、参照カウンタが0になった場合に行われた。第2実施形態は、この制限を緩和する実施形態である。どのような条件で緩和するかというと、参照カウンタの値が1であり、尚且つHD上のVOBのバックアップがDVDにとられた場合に、どのユーザに対しても削除を認めるのである。
かかる削除を実現するための管理情報の構成を図16に示す。本図においてVOBの管理情報には、バックアップフラグが新規に追加されている。バックアップフラグは、値「0」に設定されることによりバックアップが未だであることを示し、値「1」に設定されることにより、そのVOBがバックアップされたことを示す。以上が第2実施形態に係る管理情報の改良である。
削除部15は、ユーザからの操作に従って、HD上のVOBを削除する。この削除にあたって、VOBの管理情報を参照することにより、そのVOBがバックアップ済みであり、尚且つ参照カウンタの値が1であるか否かを判定する。もしこれらの条件を満たすなら、パスワード入力によるユーザ権限等を問うことなく、HD上のVOBを削除する。
図17は、第2実施形態に係る削除部15の処理手順を示すフローチャートである。この図17は、第1実施形態に示した図10をベースにして作図している。図10との差違は、ステップS20−ステップS21の間にステップS28を追加している点である。以降本フローチャートに従い、削除部15の処理手順について説明する。
ステップS28は、VOBの管理情報を参照することにより、そのコンテンツがバックアップ済みであり、尚且つ参照カウンタの値が1であるか否かの判定である。もしこれらの条件を満たすなら、ステップS27にダイレクトに移行し、パスワード入力によるユーザ権限を問うことなく、HD上の動画データ(VOB)を削除する。
<補足>
以上、本発明に係る記録装置について実施の形態に基づいて説明したが、このような記録装置を部分的に更に変形することもでき、本発明は上述した形態に限られないことは勿論である。即ち、
(A)第1実施形態では、録画開始日時と録画終了日時とチャネルとを設定する、時間帯での録画予約について、重複を検出し録画することとしたが、時間帯のみならず、放送ガイド情報を介した録画予約、つまり、EPGやGコードを用いた、番組ごとに設定された録画予約についても、重複を検出し、録画することは可能である。
(C)第1実施形態では、録画コンテンツ全体を削除する、一括削除についての説明を行ったが、固有モードで録画したユーザが実行しうるその他の処理としては、録画コンテンツ中のお気に入りのシーンのみを残しておいて、今後視聴しないであろう部分について削除を行う、部分削除がある。一括削除の場合と同様に、動画データをユーザが直接操作するのではなく、ユーザ情報が個々に割り当てられたCell情報を、ユーザが編集することによって、個々のユーザごとに部分削除を行う。部分削除の方法は次のようになる。
そして、対象となる動画データのCell情報中のVOB-IDとCell_Start_PTMとCell_End_PTMの情報が、ユーザが決定したIn点/Out点に基づいて更新され、そのCell情報は部分削除した箇所を除外した、ユーザが再生したい区間についてのみ指し示すこととなる。
尚、固有モードで実行しうる処理は、録画コンテンツの再生操作であってもよい。また、録画コンテンツにプロパティを設け、削除(1)、部分削除(2)、再生(3)の何れかを選択させるようにしてもよい。
(G)図8、図10、図17のフロ−チャ−トにおいて時系列に実行される各ステップの「時」の要素を、発明を特定するための必須の事項と考える。そうすると、これらのフロ−チャ−トによる処理手順は、重複時間帯における録画、録画コンテンツの削除等、記録装置のマルチユーザ管理に関する本来の目的を達成しており、これらのフロ−チャ−トこそ、本発明に係る録画管理方法の使用行為についての実施形態である。各ステップの処理を、時系列に行うことで、本発明の本来の目的を達成し、作用及び効果を奏するよう、これらのフロ−チャ−トの処理を行うのであれば、本発明に係る録画管理方法の実施行為に該当することはいうまでもない。
またビデオテープに記録されているアナログ/デジタルの映像信号をエンコードして動画データを得ても良い。更にビデオカメラから直接取り込んだアナログ/デジタルの映像信号をエンコードして動画データを得ても良い。他にも、予め記録媒体に記録されて配布される映画等のデジタル著作物であってもよいし、配信サーバにより配信されるデジタル著作物でもよい。
Claims (18)
- 複数ユーザによりなされた複数の録画予約に基づき、録画処理を実行する記録装置であって、
複数録画予約により指示される予約区間が重複している場合、重複している時間帯と、それ以外の時間帯とを検出する検出手段と、
重複時間帯に対応する動画データ、及び、それ以外の時間帯に対応する動画データを記録媒体に書き込む録画手段と、
各予約区間に対応する区間情報を記録媒体上に生成する生成手段とを備え、
各区間情報は、対応する予約区間を形成する時間帯をもつ動画データが、どれであるかを示す、
ことを特徴とする記録装置。 - 前記生成手段は、区間情報の生成時にあたって、区間情報にユーザ情報を付加し、
ユーザ情報は、区間情報に対応する予約区間を誰が録画予約したかを示し、
当該予約区間に対応する動画データの操作が、その者にのみ、許可されている旨を示すことを特徴とする請求項1記載の記録装置。 - 録画予約には、特定のユーザに固有な固有モードでの録画予約と、そうでない共有モードでの録画予約とがあり、
固有モードにより録画予約がなされた場合、前記生成手段は、ユーザ情報を区間情報に付加し、ユーザ情報は、区間情報に対応する予約区間を誰が録画予約したかを示し、当該予約区間に対応する動画データの操作が、その者にのみ、許可されている旨を示し、
共有モードで録画予約が行われた場合、前記生成手段は、デフォルト情報を区間情報に付加し、
デフォルト情報は、誰でも、区間情報にあたる予約区間に対応する動画データを操作できる旨を示す
ことを特徴とする請求項1記載の記録装置。 - 前記記録装置は、更に、
固有モードの区間情報を用いた再生を行うにあたって、再生を行わせようとするユーザのユーザ情報の入力を受け付け、記録媒体に書き込まれたユーザ情報と、入力されたユーザ情報とを照合することで、ユーザの正当性を認証する認証手段と、
正当性が認証された場合のみ、固有モードの区間情報を用いた再生を実行する実行手段とを備える
ことを特徴とする請求項3記載の記録装置。 - 前記記録装置は、更に、
固有モードの区間情報を削除又は編集するにあたって、削除又は編集を行おうとするユーザのユーザ情報の入力を受け付け、記録媒体に書き込まれたユーザ情報と、入力されたユーザ情報とを照合することで、ユーザの正当性を認証する認証手段と、
正当性が認証された場合のみ、固有モードの区間情報に対する削除又は編集を実行する実行手段とを備え、
前記認証手段は、
ユーザの正当性の認証にあたって、削除又は編集を行おうとするユーザのユーザ情報の入力を受け付け、
前記生成手段により記録媒体に書き込まれたユーザ情報は、入力されたユーザ情報との照合に用いられる
ことを特徴とする請求項3記載の記録装置。 - 前記録画手段は、更に、
重複している時間帯に相当する動画データに対応づけて参照カウンタを書き込み、
前記参照カウンタは当該動画データがいくつの区間情報によって参照されているかを示す
ことを特徴とする請求項5に記載の記録装置。 - 前記参照カウンタは、
重複時間帯に相当する動画データを指定している区間情報が1つ削除される度に、デクリメントされ、
前記記録装置は、
参照カウンタがゼロを示した際、重複時間帯に相当する動画データを削除する削除手段を備える
ことを特徴とする請求項6記載の記録装置。 - 前記録画予約は、放送ガイド情報を介した予約操作であり、
前記検出手段により検出される時間帯は、放送ガイド情報に示される何れかの放送番組が放送される時間帯である
ことを特徴とする請求項1に記載の記録装置。 - 前記記録装置は、更に、
記録媒体の仮想容量を表示する表示手段を備え、
表示手段により表示される仮想容量とは、
所定の値を、記録媒体の総容量から、差し引くことにより得られる値であり、 所定の値とは、動画データに対する区間情報の参照数に応じた値である
ことを特徴とする請求項1に記載の記録装置。 - 前記検出手段は、
複数ユーザによりなされた録画予約の予約区間において、
一方の録画予約の終了日時が、他方の録画予約の開始日時よりも遅い場合に、録画予約が重複していると判断する
ことを特徴とする請求項1記載の記録装置。 - 前記記録装置は、
動画データの削除時にあたって、削除すべき動画データのバックアップがなされたか否かを判定する判定手段と、
動画データのバックアップがなされているなら、動画データを削除する削除手段とを備える
ことを特徴とする請求項1記載の記録装置。 - 記録媒体への書き込み時にあたって、前記区間情報にはユーザ情報が追記されており、
前記記録装置は、更に、
削除すべき動画データのバックアップがとられていない場合、削除を行おうとするユーザのユーザ情報の入力を受け付け、区間情報に追記されたユーザ情報と、入力されたユーザ情報とを照合することで、ユーザの正当性を認証する認証手段を備える
ことを特徴とする請求項11記載の記録装置。 - 前記記録媒体には、内部媒体と、可搬媒体とがあり、
削除すべき動画データのバックアップとは、内部媒体上の動画データを可搬媒体上にコピーすることである
ことを特徴とする請求項11記載の記録装置。 - 前記認証手段は、
バックアップにより可搬媒体上に得られた動画データを再生するにあたって、ユーザに対する認証を行う
ことを特徴とする請求項13記載の記録装置。 - 前記内部媒体において動画データには、参照カウンタが記録されており、 前記参照カウンタは当該動画データがいくつの区間情報によって参照されているかを示し、
参照カウンタの値が2以上である場合、当該動画データのバックアップがとられていたとしても、当該動画データの削除は行わず、
前記内部媒体における動画データの削除は、動画データのバックアップが既にとられており、尚且つ参照カウンタの値が1である場合に行われる
ことを特徴とする請求項13に記載の記録装置。 - 前記参照カウンタは、
動画データを指定している区間情報が1つ削除される度に、デクリメントされる
ことを特徴とする請求項15記載の記録装置。 - 録画予約をユーザから受け付けて、録画処理を実行する処理をコンピュータに行わせるコンピュータ読み取りプログラムであって、
複数録画予約により指示される区間が重複している場合、重複している時間帯と、それ以外の時間帯とを検出する検出ステップと、
重複時間帯に対応する動画データ、及び、それ以外の時間帯に対応する動画データを記録媒体に書き込む録画ステップと、
各予約区間に対応する区間情報を記録媒体上に生成する生成ステップとをコンピュータに実行させ、
各区間情報は、対応する予約区間を形成する時間帯をもつ動画データが、どれであるかを示す、
ことを特徴とするコンピュータ読み取り可能なプログラム。 - 録画予約をユーザから受け付けて、録画処理を実行する記録装置に設けられる集積回路であって、
複数録画予約により指示される区間が重複している場合、重複している時間帯と、それ以外の時間帯とを検出する検出手段と、
重複時間帯に対応する動画データ、及び、それ以外の時間帯に対応する動画データを記録媒体に書き込む録画手段と、
各予約区間に対応する区間情報を記録媒体上に生成する生成手段とを備え、
各区間情報は、対応する予約区間を形成する時間帯をもつ動画データが、どれであるかを示す、ことを特徴とする集積回路。
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