JP2006525077A - 歯科矯正器具のインダイレクトボンディング法および装置 - Google Patents

歯科矯正器具のインダイレクトボンディング法および装置 Download PDF

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Abstract

最初に、患者の歯構造の複製(20)を覆うようにスペーサー材料を配置することによって、インダイレクトボンディング装置を作製する。次いで、スペーサー材料を覆うようにトレイ(30)を形成し、硬化させる。次に、スペーサー材料を歯の複製から除去し、歯科矯正器具(34)を複製上の所望の位置に配置する。マトリックス材料(40)をトレイと複製の間に配置し、硬化させる。任意に、器具は、結合処置が完了した後、転移装置を除去し易くする特徴、および、結合処置の間、器具にしっかりと均一に圧力を加える特徴を備える。また、インダイレクトボンディングの他の態様も記載する。

Description

本発明は、ブラケットなどの歯科矯正器具を患者の歯に結合させる方法および装置に関する。本発明は、歯の所定の位置に器具を精密に位置決めすることを容易にし、歯科矯正治療室で過ごす患者の時間を最小限にすることに役立つ。
歯科矯正治療は、位置異常の歯を口腔内の所望の位置に移動させることを要する。歯科矯正治療は、患者の顔の外観を、とりわけ、歯が著しく曲がっている場合、または、顎が互いに整列していない場合、患者の顔の外観を改善することができる。歯科矯正治療は、食べる間の咬合を改善することにより、歯の機能を向上させることもできる。
通常の歯科矯正治療の1種には、ブラケットとして知られるスロット付きの小さい器具が使用される。ブラケットは患者の歯に固定され、各ブラケットのスロットの中にアーチワイヤが配置される。アーチワイヤは、歯が所望の位置に移動するように案内する軌道を形成する。
歯科矯正用アーチワイヤの端部は、バッカルチューブとして知られる小さい器具に接合されることが多く、また、バッカルチューブは、患者の臼歯に固定される。多くの場合、患者の上顎および下顎歯列弓のそれぞれに、1組のブラケット、バッカルチューブ、およびアーチワイヤが提供される。ブラケット、バッカルチューブ、およびアーチワイヤは、通常、集合的に「ブレース」と称される。
多くの種類の歯科矯正法において器具を歯に精密に位置決めすることは、歯がそれらの意図される最終位置に移動することを確実にするのに役立つための重要な要因である。例えば、通常の歯科矯正治療法の一種は、「ストレートワイヤ」法として知られ、ストレートワイヤ法では、治療の終了時にアーチワイヤが水平面上に位置する。例えば、ブラケットが、歯の咬合側または外側先端に近すぎる位置で歯に装着される場合、ストレートワイヤ法を使用する歯科矯正医は、おそらく、最終位置にある歯が過度に押入れられることが分かるであろう。他方、ブラケットが、適切な位置よりも歯肉により近い位置で歯に装着される場合、歯の最終位置は、所望される位置よりも突出する可能性がある。
一般に、患者の歯に接着されるように構成されている歯科矯正器具は、ダイレクトボンディング法またはインダイレクトボンディング法の2つの方法のうちどちらか1つによって歯に配置される。ダイレクトボンディング法では、器具と接着剤が1本のピンセットまたは他の手道具で把持され、臨床医によって歯の表面の適切な所望の位置に配置される。次に、臨床医がその位置に満足するまで、必要に応じて、器具を歯の表面に沿って移動させる。器具がその精密な意図される位置にくると、器具が接着剤の中に設置されるように、器具を歯にしっかり押付ける。器具のベースに隣接する領域の余分な接着剤を除去した後、接着剤を硬化させて器具を所定の位置にしっかり固定する。典型的には、接着剤には、化学線に曝露されると硬化し始める光硬化性接着剤と、構成成分を一緒に混合すると硬化し始める二成分化学硬化接着剤とが挙げられる。
前述のダイレクトボンディング法は広く使用されており、多くの人は満足なものであると考えているが、このような技法には固有の欠点がある。例えば、位置異常の歯の表面にアクセスすることが困難な場合がある。場合によっては、特に後方歯に関して、臨床医が歯の表面に対するブラケットの精密な位置を見るのが困難なことがある。更に、器具のベースに隣接する余分な接着剤を取除く間、無意図的にぶつかって器具がその意図される位置から外れる場合がある。
前述のダイレクトボンディング法に付随する別の問題は、各器具を各個々の歯に結合させる処置を実施するのに必要な時間が著しく長いということに関する。典型的には、臨床医は、接着剤が硬化する前に、各器具をその精密な意図される位置に位置決めすることを確実にしようとし、臨床医が各器具の位置に満足するまで幾らか時間が必要な場合がある。しかし、同時に、とりわけ患者が青年である場合には、比較的じっとしたままでいることが患者には不快であったり、困難な場合がある。理解され得るように、ダイレクトボンディング法には、臨床医と患者の両方にとって煩わしいと考えられ得る面がある。
インダイレクトボンディング法では、前述の問題の多くが回避されることが多い。一般に、これまでに知られているインダイレクトボンディング法では、患者の歯列弓の少なくとも一部の形態に一致する形状を有する転移トレイが使用されてきた。ブラケットなどの1組の器具は、トレイの所定のある一定の位置に取り外し可能に接合される。接着剤を各器具のベースに塗布した後、接着剤が硬化するまで患者の歯を覆うようにトレイを配置する。次に、歯と器具からトレイを取り外すと、その結果、予めトレイに接合された器具は全て、各歯の意図される所定の位置に結合している。
更に詳細には、歯科矯正器具のインダイレクトボンディング法の1つは、患者の各歯列弓の印象を採得した後、各印象から複製用焼石膏模型または「石膏(stone)」模型を作製する工程を含む。任意に、石鹸液(ホイップ・ミックス社(Whip Mix Corporation)製のモデル・グロウ(Model Glow)ブランドなど)またはワックスを石膏模型に塗布する。次いで、分離液(GCアメリカ社(GC America,Inc.)製のCOE−SEPブランドのスズ箔代用品など)を石膏模型に塗布し、乾燥させる。必要に応じて、模型の歯に鉛筆で印を付け、ブラケットを理想的な位置に配置することを補助できる。
次に、ブラケットを石膏模型に結合させる。任意に、接着剤は、化学硬化接着剤(3M製のコンサイス(Concise)ブランドの接着剤など)または光硬化性接着剤(3M製のトランスボンド(Transbond)XTブランドの接着剤、またはトランスボンド(Transbond)LRブランドの接着剤など)とすることができる。任意に、ブラケットは、米国特許第5,015,180号明細書、同第5,172,809号明細書、同第5,354,199号明細書、および同第5,429,299号明細書に記載されるものなどの、接着剤が予めコーティングされているブラケットであってよい。
次いで、模型と模型上に配置されているブラケットを覆うようにマトリックス材料を配置することによって、転移トレイを作製する。例えば、プラスチックシートマトリックス材料を枠で保持し、放射熱に曝露させてもよい。プラスチックシート材料が軟化した後、模型とブラケットを覆うようにそれを配置する。次いで、シート材料と模型の隙間にある空気を排気すると、プラスチックシート材料は、石膏模型の複製の歯とそれに装着されているブラケットの形状に精密に一致する形態を呈する。
次いで、プラスチック材料を冷却し、硬化させて、トレイを形成する。次いで、トレイおよびブラケット(トレイの内壁に埋設されている)を石膏模型から取り外し、必要に応じて、トレイの側部を切り落とす。患者が治療室に戻ると、一定量の接着剤をブラケットのベースに配置し、次いで、ブラケットが埋設されているトレイを、患者の歯列弓の一致する部分を覆うように配置する。トレイの内部の形態は患者の歯列弓の各部分にぴったり一致するため、各ブラケットは、最終的に、同じブラケットが以前あった石膏模型上の位置に対応する、患者の歯の精密に同じ位置に位置決めされる。
光硬化性接着剤と化学硬化接着剤は両方とも、これまで、ブラケットを患者の歯に固定するためインダイレクトボンディング法に使用されてきた。光硬化性接着剤を使用する場合、トレイは、好ましくは透明または半透明である。二成分化学硬化接着剤を使用する場合、接着剤をブラケットに塗布する直前に、構成成分を一緒に混合することができる。或いは、1つの成分を各ブラケットのベースに配置し、もう一方の成分を歯の表面に配置してもよい。どちらの場合も、ブラケットが埋設されているトレイを患者の歯列弓の対応する部分に配置することによって、ブラケットをまとめて歯に結合させることができ、治療室で患者がイスに座っている時間が短くて済む。このような技法を用いると、各ブラケットを歯に逐次的に、個々に配置し、位置決めすることが回避される。
これまで、様々な転移トレイ、および転移トレイ用の材料が提案されてきた。例えば、石膏模型および模型上の器具を覆うように配置するのに、柔軟なシート材料(ショイ・デンタル社(Scheu−Dental GmbH)製のバイオプラスト(Bioplast)トレイ材料など)を使用する臨床医もいる。真空を作用させて柔軟な材料を吸引し、模型および模型上の器具と密着させる。次に、再度、真空形成法を使用して、より柔軟なシート材料を覆うように、より剛性の大きいシート材料(ショイ・デンタル社(Scheu−Dental GmbH)またはグレート・レイクス・オーソドンティクス社(Great Lakes Orthodontics,Ltd.)製のバイオクリル(Biocryl)シート材料など)を形成する。より剛性の大きい材料はトレイに骨格を提供するが、一方、より柔軟な材料は最初に器具を保持し、しかもなお、器具が患者の歯に固定された後、器具から外れるのに十分な可撓性がある。
また、これまで、シリコーン印象材料または咬合間記録材料(ヘレウス・クルツァー社(Heraeus−Kulzer GmbH−&Co.KG)製のメモシル(Memosil)2など)を使用することが提案されてきた。研究用模型に装着されている器具に、器具が部分的に被包されるようにシリコーン材料を塗布する。
モスコビッツ(Moskowitz)らによる「インダイレクトボンディングの見直し(A New Look at Indirect Bonding)」と題された記事(臨床矯正歯科学誌、30巻、5号、1996年5月、277頁以下参照(Journal of Clinical Orthodontics, Volume XXX, Number 5, May 1996, pages 277 et sec.))では、レプロシル(Reprosil)印象材料(デンツプライ・インターナショナル(Dentsply International)製)を使用して、インダイレクトボンディングトレイを作製する技法が記載されている。印象材料は、シリンジを用いて、予め石膏模型上に配置されたブラケットを覆うように配置される。次に、真空形成法を使用して、印象材料を覆うように透明な熱可塑性材料のシートを吸引する。次いで、得られる転移トレイを模型から除去し、その後、患者の歯列弓に配置する。
インダイレクトボンディング法は、多くの点でダイレクトボンディング法より優れている。1つには、前述のように、複数のブラケットを患者の歯列弓に同時に結合させることが可能であり、それによって、各器具を個々に結合させる必要がない。更に、インダイレクトボンディングトレイは、ブラケットを全部、それらの適切な、意図される位置に配置することに役立ち、そのため、結合前に歯の表面で各ブラケットを調節することが回避される。インダイレクトボンディング法により器具の配置の正確さが増すことが多く、これは、治療の終了時に患者の歯が適切な、意図される位置に移動していることを確実にするのに役立つ。
前述のインダイレクトボンディング法は、多くの臨床医にとって満足なものであることが分かっているが、引き続き、技術的現状を改善する必要がある。更に、器具を患者の歯の表面に適切に装着することを容易にする特徴、および/または、結合後、転移トレイの取り外しを向上させる特徴などの、インダイレクトボンディング法を容易にする追加の特徴を有する転移トレイを提供することは有益である。
本発明は、歯科矯正器具をインダイレクトボンディングするための改善された方法および装置に関する。一態様では、本発明は、インダイレクトボンディングに使用される転移装置に関し、装置は、患者の歯構造の複製を覆うように配置されるスペーサー材料の使用を含む形成法で作製されるトレイを備える。スペーサー材料は、後でマトリックス材料を収容する部位を形成する。マトリックス材料は、複製の形態を呈し、また、装置内に1つ以上の器具を取り外し可能に保持する役割をする。
好ましくは、マトリックス材料は比較的柔軟で、約10〜約80の範囲のショアA硬度を有する。更に、マトリックス材料は、硬化前に、好ましくは、約60Pa・s(60,000センチポアズ(cp))未満の粘度を有する。マトリックス材料は、十分に保持するように各器具に密接し、また、器具の歯への結合が完了した後、所望するときに器具から容易に外れる。また、マトリックス材料は、複製を作製するために印象を採得する時と、得られる転移装置を使用して器具を歯に結合させる時の間に、歯が少し移動してもそれに適応するのに十分な可撓性がある。
本発明は、また、更に詳細に後述されるように、インダイレクト転移装置の多くの改善に関する。このような改善の例には、結合処置の間、圧縮空気源または真空源を使用して、一様な圧力を加えることを容易にする構造が挙げられる。他の改善は、結合処置が完了した後、患者の歯列弓から装置を取り外すことを容易にする構造に関する。
更に詳細には、本発明は、一態様において、1つ以上の歯科矯正器具をインダイレクトボンディングするための歯科矯正用転移装置を作製する方法に関する。この方法では、患者の歯構造の複製を作製し、複製の少なくとも一部を覆うようにスペーサー材料を配置する。トレイは、スペーサー材料の少なくとも一部を含む複製の少なくとも一部を覆うように形成される。複製およびスペーサー材料から、トレイを除去する。スペーサー材料を複製から取り外し、1つ以上の歯科矯正器具を複製上に配置して歯科矯正治療模型を作製する。一定量のマトリックス材料をトレイまたは模型のどちらかに塗布し、マトリックス材料がトレイと模型の間に収容されるように、模型を覆うようにトレイを位置決めする。マトリックス材料を硬化させる。
本発明は、また、歯科矯正器具のインダイレクトボンディングに使用する転移装置に関する。装置は、チャネルを有するトレイ、および、チャネル内に収容される硬化性マトリックス材料を備える。少なくとも1つの歯科矯正器具が、マトリックス材料内に収容される。マトリックス材料は、硬化する前、約60Pa・s(60,000cp)未満の粘度を有する。
また、本発明の別の態様は、歯科矯正器具のインダイレクトボンディングに使用する転移装置に関する。この態様では、転移装置は、チャネルを有するトレイ、およびチャネル内に収容されるマトリックス材料を備える。マトリックス材料には、歯科患者の歯構造の少なくとも一部に一致する形態を有する空洞がある。少なくとも1つの歯科矯正器具が、空洞に隣接する位置にあるマトリックス材料内に収容される。マトリックス材料は約10〜約80の範囲のショアA硬度を有する。
また、本発明は、別の態様において、歯科矯正器具のインダイレクトボンディングに使用する転移装置に関する。この態様では、転移装置は、歯科患者の歯構造の少なくとも一部に一致する形態を有する空洞を備えたマトリックス材料を備える。少なくとも1つの歯科矯正器具が、空洞に隣接する位置にあるマトリックス材料内に収容される。通路は空洞に隣接して延在し、大気圧以外の圧力を有する流体源に接続するための出口を有する。
また、本発明の別の態様は、歯科矯正器具のインダイレクトボンディングに使用する転移装置に関する。この態様では、転移装置は、歯科患者の歯構造の少なくとも一部に一致する形態を有する空洞を備えたマトリックス材料を備える。少なくとも1つの歯科矯正器具が、空洞に隣接する位置にあるマトリックス材料内に収容される。少なくとも1つの可撓性の嚢がマトリックス材料に隣接している。また、転移装置は、各嚢を加圧空気源に接続するための導管も備える。
本発明の更に別の態様では、歯科矯正器具のインダイレクトボンディングに使用する転移装置が提供される。この態様では、転移装置は、歯科患者の歯構造の少なくとも一部に一致する形態を有する細長い空洞を備えたマトリックス材料を備える。少なくとも1つの歯科矯正器具が、空洞に隣接する位置にあるマトリックス材料内に収容される。細長い可撓性コードは、少なくとも部分的にマトリックス材料内に埋設され、概ね空洞の縦軸に沿った方向に延在する。
本発明の別の実施形態は、歯科矯正インダイレクトボンディング法に関する。この方法では、トレイ、トレイ内に収容される一定量のマトリックス材料、およびマトリックス材料内に少なくとも部分的に埋設される1つ以上の歯科矯正器具を含む、歯科矯正用転移装置が提供され、ここで、トレイのショアA硬度は、マトリックス材料のショアA硬度よりも大きい。トレイは、マトリックス材料から取り外される。その後、患者の歯構造上に少なくとも1つの歯科矯正器具を位置決めするために、マトリックス材料を患者の歯列弓の1つに塗布する。
また、本発明は、別の態様において、歯科矯正インダイレクトボンディング法に関する。この方法では、患者の歯構造の複製を作製し、複製の少なくとも一部を覆うようにスペーサー材料を配置する。トレイは、スペーサー材料の少なくとも一部を含む複製の少なくとも一部を覆うように形成される。複製およびスペーサー材料から、トレイを除去する。スペーサー材料を複製から取り外し、1つ以上の歯科矯正器具を複製上に配置して、歯科矯正治療模型を作製する。一定量のマトリックス材料をトレイまたは模型のどちらかに塗布し、マトリックス材料がトレイと模型の間に収容されるように、模型を覆うようにトレイを位置決めする。マトリックス材料を硬化させる。患者の歯構造上に少なくとも1つの歯科矯正器具を位置決めするために、マトリックス材料を患者の口腔内に入れる。
本発明の更なる詳細は、特許請求の範囲の特徴に定義されている。
まず、本発明の一態様による、1つ以上の歯科矯正器具のインダイレクトボンディング法を説明する。図1は、歯科矯正患者の歯列弓の一部の複製20を表す。例示の目的のため、複製20は患者の下顎歯列弓を表す。しかし、図示されている下顎歯列弓の追加として、または代替として患者の上顎歯列弓の複製が提供されてもよい。別の選択肢として、複製20は、歯列弓の四分円、または、歯列弓の歯1本若しくは2本だけなど、歯列弓の一部だけを表してもよい。図示されている実施例では、複製20は、患者の下顎歯列弓の各歯に対応する多数の複製の歯22を備える。
任意に、まず、過度の歪が生じないように注意して、患者の下顎歯列弓の印象を採得することによって、複製20を作製する。任意に、3Mユニテック(3M Unitek)製のユニジェル(Unijel)IIアルジネート印象材料などのアルジネート印象材料を使用する。或いは、3M ESPE製のポジション・ペンタ(Position Penta)ブランドのビニルポリシロキサン印象材料などの、ハイドロコロイドまたはビニルポリシロキサン印象材料を使用してもよい。
次いで、印象から模型または複製20を作製する。任意に、複製20は、模型に気泡が入らないように注意して、焼石膏から製造される「石膏(stone)」模型である。小さい空隙が存在する場合、空隙に追加の少量の焼石膏を充填することができる。選択肢として、複製20は、複製の歯22および複製の歯22を一緒に保持するのに十分な複製の歯肉組織24だけを備える。
代替として、患者の歯および隣接する歯肉組織を表すデジタルデータを使用して複製20を作製してもよい。手持ち式の口内スキャナまたは当該技術分野で既知の他のデバイスを使用して、デジタルデータを得てもよい。別の選択肢として、印象または石膏模型を走査することによってデジタルデータを得てもよい。次いで、例えば、立体解析プリンタを使用して、デジタルデータから複製20を作製してもよい。
また、デジタルデータを切削プロセスに使用し、複製20を作製してもよい。例えば、スイス、ブエラッハ(Buelach,Switzerland)のセレック・ネットワーク(Cerec Network)により販売されているCAD/CIMミリングマシンに類似のCNCミリングマシンを使用して、セラミック、複合材料、または他の材料で製造されている複製を切削してもよい。セレック(Cerec)マシンに関連するカメラに類似の口内カメラを使用して、歯列弓の形状を表すデジタルデータを得てもよい。或いは、スキャナを使用して印象または印象の模型を走査し、デジタルデータを得てもよい。
好ましくは、複製20は、患者の口腔構造を正確に表す。特に、複製の歯22は、対応する歯科矯正患者の歯の形態および向きと同一の形態および向きを有する。更に、複製の歯肉組織24は、対応する患者の歯肉組織部分の形状に一致する形状を有する。
次に、図2および図3に示されるように、スペーサー材料を複製20に貼付する。この実施例では、スペーサー材料は、複製の歯22の適切な所定の位置に配置されている、材料の一連の別個のダブ(dabs)または予備形成されたセグメントを含む第1のスペーサー材料26を備える。スペーサー材料26のダブまたはセグメントは、それぞれ、後の歯科矯正器具の位置に対応する位置に配置され、全体の寸法が、選択された器具と少なくとも同じ大きさである。例えば、スペーサー材料26のセグメントは、それぞれ、対応する歯の顔面軸点(または、「FA」点)に対応する位置に配置されるが、他の位置も可能である。後述のように、スペーサー材料26のセグメントは、それぞれ、歯科矯正器具を収容する転移装置に後でクリアランスを提供する機能をする。
スペーサー材料26のセグメントの代替として、スペーサー材料26は代わりにストリップの形態の細長い形態を有する。ストリップは、複製の歯22の少なくとも幾つか、好ましくは全部にわたって延在するのに十分な長さを有し、後のアーチワイヤの位置に対応する経路に従う。ストリップは、後でアーチワイヤに固定される器具のそれぞれにクリアランスを提供するのに十分な幅を有する。実際には、(図1に見られる歯のように)歯が略整列している場合には、ストリップの形状のスペーサー材料が好ましいことがあり、歯がかなり曲がっている、および/または互いにあまり整列していない場合には、別個のセグメントまたはダブの形状のスペーサー材料が好ましいことがある。
この実施形態では、スペーサー材料は、また、好ましくは複製の歯22の表面のかなりの部分にわたって、好ましくは複製の歯肉組織24の表面の少なくとも一部にわたって延在するスペーサー材料28のシートを包含する。図3に表されるように、シートスペーサー材料28は、また、スペーサー材料26のセグメントを覆うように延在する。表されている例では、スペーサー材料28のシートは、複製の歯22の頬面唇面の表面領域全体を覆うように、複製の歯22の咬合側縁部に沿って、および、複製の歯22の舌側全体にわたって延在するが、他の構成も可能である。
別の代替として、2つの材料を別々に操作することが回避されるように、スペーサー材料26、28を一体化した単一の材料区分として提供してもよい。更に、(単独、またはスペーサー材料26と一体の)材料28のシートを歯列弓の形状に近似した形態に予備形成してもよい。後述のように、このような構成によって、シート材料28を後で複製の歯22に適合させることが容易になる。
スペーサー材料26、28は、複数の材料のいずれでもよい。好適な材料は、ゼネラルエレクトリック(General Electric)製の「RTV615」などのシリコーン材料である。任意に、感圧接着剤などの接着剤を使用して、スペーサー材料26を複製20上の所定の位置に一時的に保持してもよい。任意に、スペーサー材料26のセグメントまたはストリップを予備形成し、一方側に感圧接着剤層をコーティングし、使用するのに必要とされる時まで、最初、離型材のシートに接合していてもよい。或いは、シリンジから一定量の流動性硬化性材料を分配した後、必要に応じて手道具で各ダブを成形することにより、スペーサー材料のダブを提供してもよい。
次に、スペーサー材料28のシートを複製の歯22および歯肉組織24の形態に形成するため、複製20およびスペーサー材料26、28に真空を作用させる。本明細書で使用する場合、「真空」の用語は、必ずしも絶対真空に限定されず、大気よりも低い任意の圧力を意味するものと理解されたい。実際には、複製20はスペーサー材料26と共に、真空ポンプと連通するチャネルを有する円盤形の支持体上に配置される。次いで、複製を覆うようにスペーサー材料28のシートを配置し、真空ポンプを作動させてスペーサー材料28のシートを吸引し、複製の歯22と歯肉組織24の形状にぴったり一致するように適合させる。
その後、図4に表されるように、スペーサー材料26、28を覆うようにトレイ30を形成する。好ましくは、トレイ30は、スペーサー材料28のシートを覆うように材料のシートを真空形成することにより、成形される。トレイ30に好適な材料は、バイエル(Bayer)製のマクロロン(Makrolon)ブランドの材料、または、GE製のレキサン(Lexan)ブランドのポリカーボネートなどの、厚さ1.5mm(0.06インチ)のポリカーボネートのシートである。ポリエチレンテレフタレートグリコール(「PETG」)など、他の材料を使用してもよい。シートがスペーサー材料28のシートの形態に適合することを容易にするため、真空形成プロセス中に熱を加える。
トレイ30が硬化した後、トレイ30をスペーサー材料26、28から取り外す。次いで、スペーサー材料26、28を複製20から取り外し、取っておく。トレイ30の余分な部分を必要に応じて切り落としてもよい。
次いで、複製20に離型剤を薄層状に塗布し、乾燥させる。好適な離型剤の一例は、カリフォルニア州サンタフェスプリングズ、PTM&W社製の「PA0810」などの水溶性ポリビニルアルコールである。
次に、複製の歯22における各器具の適切な意図される位置を決定するが、これは、対応する患者の歯における同器具の最終的な所望の位置に対応する。器具の位置を決定するため、様々な方法が利用可能である。例えば、臨床医、臨床医の助手、または技工士は、各複製の歯22の唇側表面を横切る印を鉛筆で付ける。好ましくは、MBT(登録商標)ブラケット位置決めゲージ、またはブーン(Boone)ブラケット位置決めゲージ(共に3Mユニテック(3M Unitek)社製)などのハイトゲージを補助として用い、鉛筆で印を付ける。各歯科矯正器具(歯科矯正ブラケットなど)のアーチワイヤスロットに配置するための位置案内の役割をするように、各複製の歯22の唇側表面を横切る線を鉛筆で引く。
例えば、患者の下顎歯列弓を表す複製20では、複製の前歯22の咬合側縁部から3.5mmの距離に、一治療法による咬合面に平行な線を鉛筆で引いてもよい。複製の下顎犬歯22および複製の下顎双頭歯22の咬合側縁部から4.0mmの距離に類似の線を引く。また、(対応する患者の歯が、バンド上に取り付けられる器具を受容しない限り)各複製の臼歯22の咬合側縁部から3.5mmの距離に咬合面に平行な線を引く。図5に、前述の鉛筆の線の幾つかを数字32で示す。
次に、臨床医によって選択された歯科矯正器具34(歯科矯正ブラケットおよびバッカルチューブなど)を、対応する複製の歯22に、好ましくは、各装置34のアーチワイヤスロットが各鉛筆の線32とほぼ整列するような位置に配置する。各器具34を各複製の歯22に配置する前に、一定量の組成物を各器具とそれに対応する歯22の間に配置する。好ましくは、組成物は、光硬化性接着剤などの光硬化性組成物であり、接着剤は各器具34のベース全体にコーティングされる。
好ましくは、器具34は、接着剤を予めコーティングされた器具であり、製造業者によって、各器具34のベースに光硬化性接着剤層が塗布されている。接着剤をコーティングされたこのような器具は、米国特許第5,015,180号明細書、同第5,172,809号明細書、同第5,354,199号明細書、および同第5,429,299号明細書に記載されており、これらは全て本発明の譲受人に譲渡されている。器具34は、金属(例えば、ステンレス鋼)、セラミック(例えば、半透明多結晶性アルミナ)またはプラスチック(例えば、半透明ポリカーボネート)などの任意の好適な材料で製造されてもよい。
器具34が製造業者によって接着剤を予めコーティングされていない場合、臨床医が各器具34のベースに接着剤コーティングを塗布してもよい。好適な接着剤には、複合材料、コンポマー、グラスアイオノマー、および樹脂強化グラスアイオノマーが挙げられる。光硬化性接着剤の例には、3Mユニテック(3M Unitek)製のトランスボンド(Transbond)XTブランドまたはトランスボンド(Transbond)LRブランドの接着剤が挙げられる。化学硬化接着剤の例には、3Mユニテック(3M Unitek)製のコンサイス(Concise)ブランドの接着剤、およびマルチキュア(Multi−Cure)ブランドのグラスアイオノマーセメントが挙げられる。
器具34を複製の歯22に配置した後、必要に応じて器具34を近心−遠心方向に移動させ、器具34の咬合−歯肉中心軸を各複製の歯22の長軸と整列させる。また、下にある鉛筆の線32の真上に各ブラケットのアーチワイヤスロットを配置するため、必要に応じて、器具34を咬合側または歯肉側方向に移動させる。任意に、再び、前述のMBT(登録商標)ゲージまたはブーン(Boone)ブラケット位置決めゲージなどのゲージを使用して、各器具34のアーチワイヤスロットを対応する複製の歯22の咬合側縁部から前述の距離に精密に位置決めする。
次に、器具34が複製の歯22にしっかり設置されることを確実にするため、臨床医は、好ましくは、スケーラーまたは各器具34のアーチワイヤスロットに力を加える他の手道具を使用して、各器具34にしっかり圧力を加える。次いで、歯科用探針などの道具を使用し、設置中に器具34のベースの周縁部付近に押出される場合がある接着剤のバリを除去する。
図6では、接着剤は数字36で示され、必ずしも一律の縮尺通りには描かれていない。歯科矯正医の助手または技工士が、直前に記載した工程を実施した後、複製20を歯科矯正医または技巧室の管理者に渡すことができるため、光硬化性接着剤36の使用は好都合である。次いで、接着剤36が硬化する前に、各器具34がそれに対応する複製の歯22に精密に配置されるかを、歯科矯正医または管理者が最終点検してもよい。一例として、助手または技工士は複製20を多数準備し、歯科矯正医または管理者が検査するまで、黒いプラスチックの箱などの不透明容器に貯蔵してもよい。このようにして、歯科矯正医または管理者は、接着剤36を過度にまたは尚早に硬化させることなく、都合のよい時に多数の異なる複製20上における器具34の配置を検査することができる。
器具の位置が正確であることを確認した後、接着剤36を硬化させる。光硬化性接着剤36を使用する場合、複製20を、デンツプライ(Dentsply)製のトリアド(Triad)2000ブランドの可視光線硬化システムなどの硬化チャンバに配置してもよい。好ましくは、硬化チャンバは、多数の複製20を収容するのに十分な大きさがあり、多数の複製20上の接着剤36を同時に硬化することができる。このようなチャンバでは、光源と複製20は、好ましくは、接着剤36の各部分の硬化が容易になるように、光源の通電中、互いに対して移動する。
器具34が金属または他の不透明な材料で製造される場合、および、光硬化性接着剤36が使用される場合、接着剤36が十分に硬化することを確実にするため、複製20を3分〜5分などの比較的長時間、キュアリングライトに曝露させることが好ましい。前述の光硬化チャンバの代替として、3Mユニテック(3M Unitek)製のオーソラックス(Ortholux)XTブランドの硬化装置などの手持ち式のキュアリング装置を使用してもよい。
追加の選択肢として、複製の歯22を備える複製20は、化学線を透過させる材料から製造されてもよい。好適な材料には、硬化時に透明または不透明であるエポキシ樹脂が挙げられる。好ましくは、材料は、光学的に透明である。好適なエポキシの一例は、ユナイテッド・レジン社(United Resin Corporation)製のE−キャスト(E−CAST) F−82透明エポキシ樹脂、および302番(UCE−302)硬化剤である。他の好適な材料には、ポリエステルおよびウレタンが挙げられる。器具34が不透明な材料で製造されている場合、化学線は複製20を透過して器具のベースの中央に隣接して位置する接着剤36の部分を硬化させることができるため、透明または半透明な材料の使用が好都合である。接着剤36に含有される光開始剤の種類に応じて、化学線には、可視領域の波長、紫外領域の波長、赤外領域の波長、またはこれらのいずれかの組み合わせを挙げることができる。
或いは、ロボット設備で器具34を複製の歯22に配置してもよい。例えば、ロボット設備は、1組の器具から適切な器具34を選び取って、選択した器具を適切な複製の歯22に配置するようにプログラムされている把持アームを備えてもよい。次いで、ロボットアームは、別の器具34を把持し、別の複製の歯22に配置することを続ける。
任意に、ロボットアームの移動経路および配置された器具34の最終的な位置は、複製20の仮想模型を表すデジタルデータにアクセスできるコンピュータソフトウェアで決定される。ソフトウェアは、好ましくは、患者の現状の不正咬合を分析し、当面の特定の不正咬合を治療するための適切な器具を選択するのに好適なサブプログラムを備える。任意に、ソフトウェアにより、臨床医、患者、または他の観察者は、歯の特定の位置に配置される選択された器具を使用する治療の終了時の患者の歯を表す、患者の歯の仮想画像をモニターまたは他のビデオ出力で見ることができる。
好ましくは、ソフトウェアは、器具を選択するため、不正咬合を分析するため、および/または、歯の移動および歯の最終位置を予測するためのサブプログラムを備える。器具を選択するためのソフトウェアの一例は、「歯科矯正ブラケットの選択(Selection of Orthodontic Brackets)」と題された、係属中の米国特許出願第10/081,220号明細書に記載されており、その開示内容は、これをもって本明細書への記載に変えるものとする。任意に、ソフトウェアは、前述の現存する1組の器具から器具を選択するのではなく、例えば、コンピュータ数字制御ミリングマシンを使用して、受注製作の歯科矯正器具を作製するためのサブプログラムを備える。追加の選択肢として、歯科矯正用アーチワイヤを器具34のスロット内に配置し、所定の位置に結紮してもよい。この工程は、後で、イスに座って過ごす患者の時間を更に短縮するのに役立つ。
複製20は、器具34(および、あればアーチワイヤ)と一緒に、図5に示されるような歯科矯正患者のセットアップ治療模型38を表す。次いで、模型38、またはトレイ30のチャネルのどちらかにマトリックス材料を塗布する。例えば、マトリックス材料が比較的高粘度で、半液体またはゲルに類似している場合、シリンジ、ブラシ、または他の技法を使用して、図5に示されるように、模型38にマトリックス材料を塗布してもよい。或いは、マトリックス材料が比較的低粘度で、液体に類似している場合、トレイ30のチャネルの開放側が図6に示されるように上向きになるように、トレイ30を倒置させることが好ましい場合がある。トレイ30を倒置させる場合、液体マトリクス材料がトレイのチャネル内に収容されるように、最初は、トレイ30を最外部の遠位側(歯列弓の端部に対応する)に沿って切り落とさない。
その後、マトリックス材料がトレイ30のチャネル内、および、トレイ30と模型38の間に収容されるように、模型38をトレイ30の中に位置決めする。図6では、マトリックス材料は数字40で示され、器具34並びに複製の歯22の唇側および舌側表面を取囲む。次いで、マトリックス材料40を硬化させる。
好ましくは、マトリックス材料40と器具34の密接が確実になるように、マトリックス材料は、硬化前、比較的低粘度である。このようにして、マトリックス材料40は、器具34の様々な凹部、空洞、および他の構造的特徴に十分に貫入することができるため、器具34とマトリックス材料40の間に確実な接合を生じることができる。比較的低粘度の好適なマトリックス材料の一例は、前述のゼネラルエレクトリック(General Electric)製の「RTV615」シリコーン材料などのシリコーン材料である。また、このシリコーンマトリックス材料は比較的低粘度であるため、マトリックス材料が、隣接する複製の歯22の表面の形状にぴったり一致する形態を呈することが確実になる。
或いは、マトリックス材料40は、歯科印象材料または咬合間記録材料を含んでもよい。好適な材料には、ヘレウス・クルツァー社(Heraeus−Kulzer Inc.)製のメモシル(Memosil)2ブランドのビニルポリシロキサン材料、またはディスカス・デンタル(Discus Dental)製のペパーミント・スナップ(Peppermint Snap)ブランドの透明な咬合間記録材料などのポリビニルシロキサン印象材料が挙げられる。器具34を患者の歯に結合させるため、光硬化性接着剤を使用する場合、マトリックス材料40は、好ましくは光学的に透明であり、化学線を透過させ、実質的に吸収しない。
マトリックス材料40が硬化した後、トレイ30をマトリックス材料40および器具34と一緒に複製20から取り外す。前述の離型剤を使用すると、対応する複製の歯22から器具34を取り外し易くなる。次いで、必要に応じて、トレイ30の余分な材料および余分なマトリックス材料40を切り落とし、廃棄する。図7に、切り落とされて得られた転移装置44(トレイ30、マトリックス材料40、および器具34を含む)の断面図を示す。
患者が治療室に戻った後、必要に応じて、チークリトラクタ、タングガード、コットンロール、ドライアングルおよび/または他の物品を使用して、器具を受容する患者の歯を隔離する。次いで、空気シリンジからの加圧空気を使用して歯を完全に乾燥させる。次いで、エッチング液が流れて隣接面と接触したり、または、皮膚若しくは歯肉に付着しないように注意して、器具34で被覆される歯の全域に、エッチング液(3Mユニテック・トランスボンド(3M Unitek Transbond)XTブランドのエッチングジェルなど)を軽く塗り付ける。
エッチング液を選択された歯の表面に約30秒間、残留させた後、エッチング液を流水で15秒間、歯からすすぎ落とす。次いで、空気シリンジからの加圧空気を(例えば、30秒間)当てて患者の歯を乾燥させ、余分な水を吸引して除去する。また、唾液が、エッチングされたエナメル質表面と接触しないことが確実になるように、注意しなければならない。必要に応じて、再び、コットンロールおよび他の吸収デバイスを交換し、唾液がエッチングされたエナメル質と接触しないことを確実にする。次いで、再び、空気シリンジからの空気を歯に当てて、歯が完全に乾燥することを確実にする。
次に、接着剤を、硬化した接着剤36および/または患者の歯の選択された領域に塗布する。任意に、接着剤は、図7に表される二成分接着剤である。例えば、第1の構成成分41は、トランスボンド(Transbond)ブランドのMIP水分非感受性プライマーであり、第2の構成成分43は、トランスボンド(Transbond)ブランドのプラス(Plus)セルフエッチングプライマーであり、これらは共に3Mユニテック(3M Unitek)製である。硬化した接着剤36に第1の構成成分41を塗布し、器具34を受容する患者の歯の領域に第2の構成成分43を塗布する。図7では、患者の歯を数字42で示す。
第1の構成成分41を硬化した接着剤36に塗布し、第2の構成成分43を対応する患者の歯42の領域に塗布した後、任意に蝶番式に揺動させて、対応する歯を覆うようにトレイ30を位置決めし、設置する。マトリックス材料40の空洞の形状は、下にある歯の形状に一致し、器具34は、器具34が複製20上に以前あった位置に対応する精密に同じ位置に、下にある歯42に当たるように同時に設置される。次いで、好ましくは、接着剤が十分に硬化するまで、トレイ30の咬合側、唇側、および頬側の表面に圧力を加える。任意に、指圧を使用して、器具34を患者の歯42のエナメル質表面にしっかりと押し当ててもよい。
好適な二成分化学硬化接着剤の他の例には、サンディ(Sondhi)ブランドのラピッド・セット(Rapid−Set)インダイレクトボンディング接着剤、ユナイト(Unite)ブランドの接着剤、および、コンサイス(Concise)ブランドの接着剤(全て3Mユニテック(3M Unitek)製)が挙げられる。或いは、樹脂強化グラスアイオノマーセメントを使用してもよい。
接着剤が硬化した後、トレイ30を患者の歯列弓から注意深く除去する。好ましくは、まず、歯列弓を器具34と共に覆うように所定の位置に残留するマトリックス材料40からトレイ30を分離する。次に、マトリックス材料40を器具34から取り外す。マトリックス材料40を器具34から剥離させる時、任意に、各器具34を患者の各歯42の表面に当てて保持することに役立つスケーラーなどの手道具を使用してもよい。しかし、比較的柔軟なマトリックス材料が使用される場合、または、さもなければ器具34から容易に外れる場合、新しい接着が破壊しないようにすることに役立つスケーラーの使用は、任意選択的である。
別の選択肢として、接着剤が硬化する前に、マトリックス材料40からトレイ30を分離してもよい。この選択肢は、接着剤が光硬化性接着剤であるとき、特に有用である。
マトリックス材料40を器具34から取り外した後、アーチワイヤを器具34のスロット内に配置し、所定の位置に結紮する。好適な結紮デバイスには、小さい弾性Oリング、並びに、器具34の周囲にループ状に結び付けられるワイヤの区分が挙げられる。別の選択肢として、器具34は、米国特許第6,302,688号明細書、およびPCT国際公開第02/089693号パンフレットに記載されているものなどの、アーチワイヤに取り外し可能に係合するラッチを備える自己結紮器具であってよい。
理解されるように、硬化した接着剤36は、対応する器具34のベースに、輪郭に合った結合面を提供する。この結合面の形態は、患者の歯の表面の形状にぴったり一致し、その結果、器具34と歯42との間に生じる、(接着剤構成成分41、43を使用して)後でなされる結合を容易にする。結合面は、器具34が治療過程で無意図的に歯から外れる可能性を低減する。
前述の方法におけるスペーサー材料26、28の使用は、トレイ30内にマトリックス材料40を収容する適切な部位が提供されるという点で、重要な利点がある。その部位の容積および形態を所望されるように精密に提供するため、スペーサー材料26、28を必要に応じて成形することができる。例えば、器具34に隣接する領域を例外として、スペーサー材料28のシートにより、後で歯42のかなりの範囲でマトリックス材料が均一な厚さに形成されることが確実になる。
更に、スペーサー材料26、28を使用すると、液体の稠度を有するマトリックス材料などの、比較的低粘度のマトリックス材料の使用が容易になる。トレイ30は比較的剛性があり、その結果、マトリックス材料40の形成中、その形状を維持する。その結果、転移装置44は、トレイ30が患者の歯または歯肉組織と直接接触しないように構成される。代わりに、マトリックス材料40だけが患者の歯と接触し、このような口腔構造とぴったり一致して嵌合する。
本発明の別の利点は、比較的柔軟なマトリックス材料40は可撓性があり、限られた量の歯の移動に適応できるということである。例えば、患者の歯は、印象を採得する時と、器具34を結合させるため患者の口腔内に転移装置44を嵌める時との間に、僅かに移動している場合がある。マトリックス材料40は、患者の歯の位置の少しの移動または調節に適応するほど十分な可撓性を有するため、器具34は患者の歯の意図される所定の位置に適切に結合する。
マトリックス材料40は、好ましくは、硬化前に、約60Pa・s(60,000cp)未満の粘度を有する。更に好ましくは、マトリックス材料40は、硬化前に、約25Pa・s(25,000cp)未満の粘度を有する。最も好ましくは、マトリックス材料40は、硬化前に、約8Pa・s(8000cp)未満の粘度を有する。硬化した後、マトリックス材料40は約10〜約80の範囲、更に好ましくは約30〜約60の範囲、最も好ましくは約40〜約50の範囲のショアA硬度を有する。
更に、スペーサー材料26、28を使用すると、結果として得られるトレイ30およびそれに収容されるマトリックス材料40の形状を含む転移装置の構成を制御し易くなる。例えば、スペーサー材料28のシートによって、結果として得られるマトリックス材料40の厚さを比較的均一に、好ましくは比較的薄くすることができる。このように厚さが均一で寸法が比較的小さいため、器具を患者の歯に結合させるのに使用される光硬化性接着剤の硬化が容易になる。特に、光硬化性接着剤を使用して器具34を患者の歯に結合させるとき、マトリックス材料40の均一な厚さは、各器具34の下にある光硬化性接着剤がどの器具34でも同程度に十分硬化されることを確実にするのに役立つ。このようにして、使用者は、マトリックス材料の様々な厚さを補償する必要がなく、それぞれの量の接着剤と関連する硬化時間を器具34ごとに変える必要がない。
本発明の別の実施形態により構成される転移装置44aを図8に示す。転移装置44aは、チャネルを有するトレイ30a、およびチャネル内に収容されるマトリックス材料40aを備える。このことを除けば、トレイ30aおよびマトリックス材料40aは、前述のトレイ30およびマトリックス材料40と実質的に同一である。
転移装置44aは、マトリックス材料40aの空洞45aに隣接して延在する通路を備える。空洞45aは、患者の歯の複製に一致する形態を有する。図8に示される実施形態の通路は、一定の長さの可撓性チュービング46a内に提供されるが、他の種類の通路も可能である。
チュービング46aは、空洞45aに開放している一連の小さい穴を有する。チュービング46aは、また、マトリックス材料40aおよびトレイ30aを通り転移装置44aのほぼ近心遠心の中心に延在する出口区分48aも備える。空洞41aの遠心端に隣接して位置するチュービング46aの端部は、閉鎖している。
好ましくは、チャネルまたは通路66aは、チュービング46aから各器具34aの硬化した接着剤36aまで延在する。トレイ30と複製の歯との間にマトリックス材料を配置する前に、複製の歯に沿って、一定の長さのワイヤ、ひも、またはモノフィラメントコードを配置することにより、通路66aを作製してもよい。マトリックス材料が硬化した後、ひもまたはコードを除去すると、通路66aが残る。
出口48aは真空源に接続される。結合処置の間、患者の歯構造を覆うように転移装置44aを配置した後、真空源を作動させる。真空圧力を作用させると、空洞45aから空気が排出される。結果として得られる空洞45a内の負圧は、マトリックス材料40aによって保持されている器具(器具34aを包含する)が患者の歯のエナメル質表面にしっかり押し当てられるように、マトリックス材料40aおよびトレイ30aを患者の歯構造の方に引き寄せる傾向がある。
器具を患者の歯に結合させる接着剤が硬化するまで、出口48aに真空を作用させる。その後、真空圧力を解放し、空洞45a内の圧力を大気圧に戻す。次いで、トレイ30aおよびマトリックス材料40aを除去すると、器具34aは患者の歯にしっかり結合している。
本発明の別の実施形態による転移装置44bを図9に表す。転移装置44bは、後述のことを除いて、前述され図8に表されているトレイ30aおよびマトリックス材料40aに本質的に同一のトレイ30bおよびマトリックス材料40bを備える。
転移装置44bは、加圧空気などの流体で加圧することができる1つ以上の嚢50bを備える。1つの嚢50bの断面図を図9に表す。導管または通路で嚢を入口52bに接続し、また、入口52bを加圧空気などの流体源に取り外し可能に接続する。
嚢50bはトレイ30bとマトリックス材料40bとの間に、器具(器具34bなど)と反対側に位置する。結合処置の間、加圧空気を入口52bに通し、嚢50bに向ける。嚢50bが膨張する時、転移装置44bは、嚢50bの方向に付勢され、器具34bのベースにある接着剤36bが隣接する患者の歯の表面を支持する。
図示されている例では、転移装置が患者の口腔内に配置されるとき、嚢50bは患者の歯列弓の舌側(即ち、舌に面する側)に沿って位置する。器具34bは、患者の歯の頬面唇面(即ち、患者の唇または頬に面する歯の表面)に結合するように構成された頬面唇面器具である。嚢50が膨張する時、転移装置44bは器具34bと共に舌側方向に付勢される。
しかし、図9に例示される概念は、舌側器具を患者の歯の舌側表面に結合させるのに使用するように構成されてもよい。例えば、嚢50bは、患者の歯列弓の頬面唇面側に沿って、マトリックス材料40bとトレイ30bの間の位置に延在してもよい。器具34bは、マトリックス材料40b内に患者の歯列弓の舌側に沿って位置決めされる。この実施例では嚢50bが膨張する時、転移装置44bは頬面唇面方向に付勢され、器具34bのベースが患者の歯の舌側表面をしっかりと支持する。
図8および図9の実施形態では、嚢または通路と共に正または負の空気圧によって、隣接する患者の歯のエナメル質表面と接触する器具のベースがしっかり保持される傾向がある。このようにしっかり接触すると、器具と歯の間に比較的高い結合強度が生じ易くなる。更に、このような構成は、接着剤が硬化する時、転移装置44a、44bの無意図的な移動を阻止するのに役立つが、さもなければ、接着剤が十分に硬化する前に患者の顎が動く場合、または転移装置に何かぶつかる場合、そのような無意図的な移動が起こり得る。
本発明の別の実施形態による転移装置44cを図10に表す。転移装置44cは、トレイ30cおよびマトリックス材料40cを備える。後述のことを除いて、トレイ30cおよびマトリックス材料40cは、前述のトレイ30およびマトリックス材料40と本質的に同じである。
転移装置44cは、マトリックス材料40cに少なくとも部分的に埋設されるコード66cを備える。好ましくは、コード66cは細長く可撓性があり、任意に、ナイロンまたは他の材料で製造されているひもである。コード66cは、概ね、マトリックス材料40cの空洞の縦軸に沿った方向に延在する。
コード66cは、結合処置が完了した後、患者の口腔からマトリックス材料を除去することを容易にする。例えば、トレイ30cをマトリックス材料40cから取り外した後、臨床医は、マトリックス材料40cから延出するコード66cの自由端を引張ってもよい。コードを引張ると、マトリックス材料がコードの経路に沿って破断し、マトリックス材料40cは2つの区分に分割される(または本質的に分割される)。次いで、必要に応じて、2つの区分を口腔から容易に除去することができ、器具34cと患者の歯の結合が破壊される可能性が低減する。
図10に示される実施形態では、コード66cは、ほぼ患者の歯列弓の咬合側縁部に対応する経路に沿ってマトリックス材料40cの空洞内に延在する。図11に示される転移装置44dは、幾分類似している。しかし、転移装置44dでは、コード66dは、意図されるアーチワイヤの経路に略対応する位置に沿って延在する。このような構成は、マトリックス材料40dを器具から取り外すことを容易にし、器具がマトリックス材料40dに確実に接合される場合、とりわけ望ましいことがある。
また、他の様々な実施形態も可能であり、当業者には明らかであろう。例えば、図8〜図11に示される実施形態では、マトリックス材料が十分な強度と剛性を有する場合、トレイを省略してもよい。更に、図に記載される様々な特徴を互いに組み合わせてもよい。
別の選択肢として、ブラケット、バッカルチューブ、およびリンガルシースなどの器具を患者の歯の舌側表面に結合させるため、前記の様々な実施形態に記載される転移装置を使用してもよい。その場合、嚢およびコード(嚢およびコードを使用するとき)は、必要に応じて構成および変更される。
更に、患者の1本の歯に器具を1個だけ結合させるために、転移装置を使用してもよい。例えば、最初に、1本の歯へのアクセスが他の歯によって妨げられている場合など、他の器具を結合させた後、前述の転移装置の一部を使用して、1個の器具を1本の歯に結合させてもよい。別の例として、歯から無意図的に外れた器具を再結合させるため、または、元の器具と取り替えて歯に新しい器具を結合させるため、前述の転移装置の一部を使用してもよい。
また、本発明の趣旨から逸脱することなく、他の多数の変形、変更、および追加も可能である。従って、本発明を前述の特定の実施形態に限定して考えるべきではなく、前述の公正な特許請求の範囲およびその同等物によってのみ考えるべきである。
歯科矯正患者の1つの歯列弓の身体的複製を示す上正面図であって、治療開始前に見え得る患者の歯構造と隣接する歯肉組織の複製の一例を表す図である。 図1に示される歯列弓の複製および複製に貼付されたスペーサー材料の図である。 図2に表される複製の歯の1本およびスペーサー材料の拡大側面断面図である。 スペーサー材料を覆うように形成されたトレイを更に示す、図3に幾分類似している図である。 スペーサー材料とトレイを除去した後の、図1に表される歯構造の複製の図であって、複製上の所定の位置に配置された多数の歯科矯正器具を更に示す図である。 図5に表される複製の歯と器具の1つの拡大側面断面図であって、転移装置を作製するため、複製とトレイを倒置させた後、図4に示される複製とトレイの間に配置された一定量のマトリックス材料を更に示す図である。 患者の歯の1本に転移装置を適用する工程を示す拡大側面断面図である。 本発明の別の実施形態によるインダイレクトボンディング用の転移装置の拡大側面断面図である。 本発明の別の実施形態による転移装置を示すこと以外、図8に幾分類似している図である。 本発明の更に別の実施形態による転移装置を示すこと以外、図8に幾分類似している図である。 本発明の更にまた別の実施形態による転移装置を示すこと以外、図8に幾分類似している図である。

Claims (65)

  1. 1つ以上の歯科矯正器具をインダイレクトボンディングするための歯科矯正用転移装置を作製する方法であって、
    患者の歯構造の複製を作製する工程と、
    前記複製の少なくとも一部を覆うようにスペーサー材料を配置する工程と、
    前記スペーサー材料の少なくとも一部を含む前記複製の少なくとも一部を覆うようにトレイを形成する工程と、
    前記複製および前記スペーサー材料から前記トレイを除去する工程と、
    前記複製から前記スペーサー材料を取り外す工程と、
    1つ以上の歯科矯正器具を前記複製上に配置し、歯科矯正治療模型を作製する工程と、
    一定量のマトリックス材料を前記トレイまたは前記模型のどちらかに塗布する工程と、
    前記マトリックス材料が前記トレイと前記模型との間に収容されるように、前記模型を覆うように前記トレイを位置決めする工程と、
    前記マトリックス材料を硬化させる工程と、
    を含む方法。
  2. 前記マトリックス材料が、約10〜約80の範囲のショアA硬度を有する、請求項1に記載の歯科矯正用転移装置を作製する方法。
  3. 前記マトリックス材料が、約30〜約60の範囲のショアA硬度を有する、請求項1に記載の歯科矯正用転移装置を作製する方法。
  4. 前記マトリックス材料は、硬化性材料であり、硬化前に約60Pa・s未満の粘度を有する、請求項1に記載の歯科矯正用転移装置を作製する方法。
  5. 前記マトリックス材料は、硬化性材料であり、硬化前に約25Pa・s未満の粘度を有する、請求項1に記載の歯科矯正用転移装置を作製する方法。
  6. 前記器具が前記患者の歯構造上に配置されているときに真空圧力を作用させるために、前記マトリックス材料に隣接する通路を提供する工程を含む、請求項1に記載の歯科矯正用転移装置を作製する方法。
  7. 前記通路を提供する工程が、前記複製の咬合縁部に隣接する経路に沿ってチュービング区分を配置する工程を含む、請求項6に記載の歯科矯正用転移装置を作製する方法。
  8. 前記通路を提供する工程が、前記器具に隣接する経路に沿ってチュービング区分を配置する工程を含む、請求項6に記載の歯科矯正用転移装置を作製する方法。
  9. 前記器具が、前記患者の歯構造上に配置されているときに圧力を加えるために、前記マトリックス材料内に可撓性の嚢を位置決めする工程を含む、請求項1に記載の歯科矯正用転移装置を作製する方法。
  10. 輪郭に合った結合面を作製するために、少なくとも1つの器具と前記複製との間に硬化性材料を配置する工程を含む、請求項1に記載の歯科矯正用転移装置を作製する方法。
  11. 前記硬化性材料が光硬化性材料であり、また、前記光硬化性材料を硬化させるため前記複製の少なくとも一部を通るように化学線を向ける工程を含む、請求項10に記載の歯科矯正用転移装置を作製する方法。
  12. 前記マトリックス材料内に細長いコードを配置し、前記器具から前記マトリックス材料を取り外し易くする工程を含む、請求項1に記載の歯科矯正用転移装置を作製する方法。
  13. 複製を作製する工程が、デジタルデータを使用して実施される、請求項1に記載の歯科矯正用転移装置を作製する方法。
  14. 複製を作製する工程が、硬化性材料を使用して実施される、請求項1に記載の歯科矯正用転移装置を作製する方法。
  15. 前記複製上に1つ以上の歯科矯正器具を配置する工程が、ロボット設備を使用して実施される、請求項1に記載の歯科矯正用転移装置を作製する方法。
  16. 前記複製上に1つ以上の歯科矯正器具を配置する工程が、手で実施される、請求項1に記載の歯科矯正用転移装置を作製する方法。
  17. 前記模型を覆うように前記トレイを位置決めする工程は、前記トレイのチャネルが上方向に開放しているような向きに前記トレイを配置することによって実施される、請求項1に記載の歯科矯正用転移装置を作製する方法。
  18. 歯科矯正器具のインダイレクトボンディングに使用する転移装置であって、
    チャネルを有するトレイと、
    前記チャネル内に収容される硬化性マトリックス材料と、
    前記マトリックス材料内に収容される少なくとも1つの歯科矯正器具とを有し、
    前記マトリックス材料が硬化前に約60Pa・s未満の粘度を有する、転移装置。
  19. 前記マトリックス材料が、硬化前に約25Pa・s未満の粘度を有する、請求項18に記載の転移装置。
  20. 前記マトリックス材料が、硬化前に約8Pa・s未満の粘度を有する、請求項18に記載の転移装置。
  21. 前記トレイと前記マトリックス材料との間に位置する可撓性の嚢を備える、請求項18に記載の転移装置。
  22. 真空源に接続するために、空洞と連通する通路を備える、請求項18に記載の転移装置。
  23. 輪郭に合った結合面を作製するために、少なくとも1つの器具と前記複製との間に硬化性材料を配置することを含む、請求項18に記載の転移装置。
  24. 前記硬化性材料が光硬化性材料であり、また、前記光硬化性材料を硬化させるため前記複製の少なくとも一部を通るように化学線を向けることを含む、請求項23に記載の転移装置。
  25. 前記マトリックス材料内に少なくとも部分的に埋設される細長いコードを備える、請求項18に記載の転移装置。
  26. 歯科矯正器具のインダイレクトボンディングに使用する転移装置であって、
    チャネルを有するトレイと、
    前記チャネル内に収容されるマトリックス材料であって、歯科患者の歯構造の少なくとも一部に一致する形態を有する空洞を備えたマトリックス材料と、
    前記空洞に隣接する位置で前記マトリックス材料内に収容される少なくとも1つの歯科矯正器具とを有し、
    前記マトリックス材料が約10〜約80の範囲のショアA硬度を有する、転移装置。
  27. 前記マトリックス材料が約30〜約60の範囲のショアA硬度を有する、請求項26に記載の転移装置。
  28. 前記マトリックス材料が約40〜約50の範囲のショアA硬度を有する、請求項26に記載の転移装置。
  29. 前記トレイと前記マトリックス材料との間に位置する可撓性の嚢を備える、請求項26に記載の転移装置。
  30. 真空源に接続するために、前記空洞と連通する通路を備える、請求項26に記載の転移装置。
  31. 輪郭に合った結合面を作製するために、少なくとも1つの器具と前記複製との間に硬化性材料を配置することを含む、請求項26に記載の転移装置。
  32. 前記硬化性材料が光硬化性材料であり、また、前記光硬化性材料を硬化させるため前記複製の少なくとも一部を通るように化学線を向けることを含む、請求項31に記載の転移装置。
  33. 前記マトリックス材料内に少なくとも部分的に埋設される細長いコードを備える、請求項26に記載の転移装置。
  34. 歯科矯正器具のインダイレクトボンディングに使用する転移装置であって、
    歯科患者の歯構造の少なくとも一部に一致する形態を有する空洞を備えたマトリックス材料と、
    前記空洞に隣接する位置で前記マトリックス材料内に収容される少なくとも1つの歯科矯正器具と、
    前記空洞に隣接して延在し、大気圧以外の圧力を有する流体の供給源に接続するための出口を有する通路と、
    を含む、転移装置。
  35. 前記マトリックス材料が約10〜約80の範囲のショアA硬度を有する、請求項34に記載の転移装置。
  36. 前記マトリックス材料が硬化性材料であり、前記マトリックス材料が硬化前に約60Pa・s未満の粘度を有する、請求項34に記載の転移装置。
  37. 前記出口に接続される真空源を備える、請求項34に記載の転移装置。
  38. 前記出口に接続される加圧空気源を備える、請求項34に記載の転移装置。
  39. 前記マトリックス材料内に少なくとも部分的に埋設される細長いコードを備える、請求項34に記載の転移装置。
  40. 前記空洞が、前記患者の歯の咬合側先端に実質的に一致する細長い内部部位を有し、前記通路が前記内部部位に沿って延在する、請求項34に記載の転移装置。
  41. 前記空洞が、各器具に隣接して延在する内部領域を有し、前記通路が前記内部領域に沿って延在する、請求項34に記載の転移装置。
  42. 前記出口が可撓性チュービングを含む、請求項34に記載の転移装置。
  43. 前記転移装置が前記マトリックス材料を覆うように延在するトレイを備え、前記トレイの硬度が前記マトリクス材料の硬度より大きい、請求項34に記載の転移装置。
  44. 前記出口が、前記トレイを通って延在する可撓性チューブを含む、請求項43に記載の転移装置。
  45. 歯科矯正器具のインダイレクトボンディングに使用する転移装置であって、
    歯科患者の歯構造の少なくとも一部に一致する形態を有する空洞を備えたマトリックス材料と、
    前記空洞に隣接する位置で前記マトリックス材料内に収容される少なくとも1つの歯科矯正器具と、
    前記マトリックス材料に隣接する少なくとも1つの可撓性の嚢と、
    各嚢を加圧空気源に接続するための導管と、
    を含む、転移装置。
  46. 前記器具が、前記マトリックス材料を覆うように延在するトレイを備え、前記嚢が前記トレイと前記マトリックス材料との間に位置する、請求項45に記載の転移装置。
  47. 前記トレイが前記マトリックス材料を収容するチャネルを有し、前記チャネルが頬面唇面側および舌側を有し、前記器具が前記頬面唇面側および前記舌側の一方に隣接して位置し、前記嚢が前記頬面唇面側および前記舌側の他方に隣接して位置する、請求項46に記載の転移装置。
  48. 前記導管が、前記トレイを通って延在する可撓性のチューブを含む、請求項46に記載の転移装置。
  49. 前記マトリックス材料が約10〜約80の範囲のショアA硬度を有する、請求項45に記載の転移装置。
  50. 前記マトリックス材料が硬化性材料であり、前記マトリックス材料が硬化前に約60Pa・s未満の粘度を有する、請求項45に記載の転移装置。
  51. 前記マトリックス材料内に少なくとも部分的に埋設される細長いコードを備える、請求項45に記載の転移装置。
  52. 歯科矯正器具のインダイレクトボンディングに使用する転移装置であって、
    歯科患者の歯構造の少なくとも一部に一致する形態を有する細長い空洞を備えたマトリックス材料と、
    前記空洞に隣接する位置で前記マトリックス材料内に収容される少なくとも1つの歯科矯正器具と、
    前記マトリックス材料内に少なくとも部分的に埋設され、概ね前記空洞の縦軸に沿った方向に延在する細長い可撓性コードと、
    を含む、転移装置。
  53. 前記コードが、前記歯科患者の歯構造の切縁に対応する位置で前記空洞に沿って延在する、請求項52に記載の転移装置。
  54. 前記可撓性コードが、少なくとも1つの歯科矯正器具上に経路に沿って延在する、請求項52に記載の転移装置。
  55. 前記マトリックス材料が約10〜約80の範囲のショアA硬度を有する、請求項52に記載の転移装置。
  56. 前記マトリックス材料が硬化性材料であり、前記マトリックス材料が硬化前に約60Pa・s未満の粘度を有する、請求項52に記載の転移装置。
  57. トレイ、前記トレイ内に収容される一定量のマトリックス材料、および前記マトリックス材料内に少なくとも部分的に埋設される1つ以上の歯科矯正器具を含む歯科矯正用転移装置を提供する工程であって、前記トレイのショアA硬度が前記マトリクス材料のショアA硬度よりも大きい、工程と、
    前記トレイを前記マトリックス材料から取り外す工程と、その後、
    少なくとも1つの歯科矯正器具を前記患者の歯構造上に位置決めするために、前記患者の歯列弓の1つに前記マトリックス材料を塗布する工程と、
    を含む、歯科矯正インダイレクトボンディング法。
  58. 前記マトリックス材料が約10〜約80の範囲のショアA硬度を有する、請求項57に記載のインダイレクトボンディング法。
  59. 前記マトリックス材料が、硬化前に約60Pa・s未満の粘度を有する硬化性材料である、請求項57に記載のインダイレクトボンディング法。
  60. 患者の歯構造の複製を作製する工程と、
    前記複製の少なくとも一部を覆うようにスペーサー材料を配置する工程と、
    前記スペーサー材料の少なくとも一部を含む前記複製の少なくとも一部を覆うようにトレイを形成する工程と、
    前記複製および前記スペーサー材料から前記トレイを除去する工程と、
    前記複製から前記スペーサー材料を取り外す工程と、
    前記複製上に1つ以上の歯科矯正器具を配置し、歯科矯正治療模型を作製する工程と、
    一定量のマトリックス材料を前記トレイまたは前記模型のどちらかに塗布する工程と、
    前記マトリックス材料が前記トレイと前記模型との間に収容されるように、前記模型を覆うように前記トレイを位置決めする工程と、
    前記マトリックス材料を硬化させる工程と、
    前記患者の歯構造上に少なくとも1つの歯科矯正器具を位置決めするために、前記マトリックス材料を前記患者の口腔内に入れる工程と、
    を含む、歯科矯正インダイレクトボンディング法。
  61. 前記マトリックス材料が前記口腔内に入れられるときに、前記トレイが前記マトリックス材料に隣接したままである、請求項60に記載の歯科矯正インダイレクトボンディング法。
  62. 前記マトリックス材料を前記患者の口腔内に入れる前に、前記トレイを前記マトリックス材料から取り外す工程を含む、請求項60に記載の歯科矯正インダイレクトボンディング法。
  63. 前記マトリックス材料が約10〜約80の範囲のショアA硬度を有する、請求項60に記載の歯科矯正インダイレクトボンディング法。
  64. 前記マトリックス材料は、硬化前に約60Pa・s未満の粘度を有する硬化性材料である、請求項60に記載の歯科矯正インダイレクトボンディング法。
  65. 請求項1〜56のいずれか1項により作製される転移装置を使用して、歯科矯正器具を患者の歯列弓にインダイレクトボンディングする方法。
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