図1は、本発明を適用した情報処理システム(システムとは、複数の装置が論理的に集合した物をいい、各構成の装置が同一筐体中にあるか否かは、問わない)の一実施の形態の構成例を示している。
図1において、情報処理システムは、情報処理装置11、情報検索装置12、及び情報データベース13から構成され、情報処理装置11、情報検索装置12、及び情報データベース13は、インターネット等のネットワーク1に接続している。
情報処理装置11は、その情報処理装置11のユーザ等が、繋がりを検索する対象の2つの情報(以下、検索対象情報ともいう)を入力すると、その2つの検索対象情報を取得し、後述するアクションモデルを用いて、2つの検索対象情報の繋がりを検索し、その検索結果を表示等することにより出力する検索処理を行う。
なお、情報処理装置11は、2つの検索対象情報の繋がりを検索するにあたり、必要に応じて、ネットワーク1を介して、情報検索装置12に、情報の検索を要求し、又は、情報データベース13にアクセスして情報を検索する。
情報検索装置12は、例えば、webページで提供されている検索エンジン(例えば、Google等の検索エンジン)等であり、情報処理装置11からの要求に応じて、例えば、所定の文字列を含むwebページを検索し、その検索結果を、ネットワーク1を介して、情報処理装置11に送信する。
情報データベース13は、例えば、WWW(World Wide Web)であり、いわば、webページの集合である。情報検索装置12は、例えば、情報データベース13からwebページを検索する。
図2は、図1の情報処理装置11のハードウェアの構成例を示している。
情報処理装置11は、コンピュータ(PC)であり、CPU(Central Processing Unit)32を内蔵している。
CPU32には、バス31を介して、ROM(Read Only Memory)33,RAM(Random Access Memory)34、ハードディスク35、及び入出力インタフェース40が接続されている。
CPU32は、ROM33に記憶されているプログラムや、ハードディスク35に記憶されているプログラムを、RAM34にロードして実行し、これにより、後述するフローチャートにしたがった処理、及び後述するブロック図の構成により行われる処理を行う。
ROM33は、CPU32が実行するプログラム(必要なデータを含む)を記憶している。RAM34は、CPU32が実行するプログラムや、CPU32の動作上必要なデータを一時記憶する。
ハードディスク35は、CPU32が実行するプログラムや、必要なデータを記憶する。
出力部36は、LCD(Liquid Crystal Display)やスピーカ等で構成され、CPU32の制御に従い、画像の表示、及び音声の出力を行う。
入力部37は、キーボードや、マウス、マイク等で構成される。入力部37は、情報処理装置11のユーザによって操作され、これにより、CPU32に対して、必要な指令その他の情報が、入力部37から、入出力インタフェース40、及びバス31を介して供給される。
通信部38は、ネットワークインタフェース等で構成され、ネットワーク1を介しての通信を制御する。
ドライブ39は、フレキシブルディスク、CD-ROM(Compact Disc Read Only Memory),MO(Magneto Optical)ディスク,DVD(Digital Versatile Disc)、磁気ディスク、半導体メモリなどのリムーバブル記録媒体41を駆動し、そのリムーバブル記録媒体41に対するデータ等の記録及び再生(読み出し)の制御を行う。
入出力インタフェース40は、出力部36、入力部37、通信部38、及びドライブ39、その他の周辺装置と、バス31とを接続するインタフェースとして機能する。
なお、CPU32が実行するプログラムは、コンピュータである情報処理装置11に内蔵されている記録媒体としてのハードディスク35やROM33に予め記録しておくことができる。
あるいはまた、プログラムは、リムーバブル記録媒体41に、一時的あるいは永続的に格納(記録)しておくことができる。このようなリムーバブル記録媒体41は、いわゆるパッケージソフトウエアとして提供することができる。
プログラムは、リムーバブル記録媒体41からコンピュータである情報処理装置11にインストールすることができる。また、プログラムは、ダウンロードサイトから、ディジタル衛星放送用の人工衛星を介して、情報処理装置11に無線で転送し、又は、ネットワーク1を介して、情報処理装置11に有線で転送し、情報処理装置11では、そのようにして転送されてくるプログラムを、通信部38で受信し、内蔵するハードディスク35にインストールすることができる。
次に、上述したように、情報処理装置11は、2つの検索対象情報を取得し、アクションモデルを用いて、2つの検索対象情報の繋がりを検索し、その検索結果を出力する検索処理を行う。
図3を参照して、情報処理装置11が行う検索処理の概要について説明するとともに、以下で用いる用語を説明する。
図3Aは、2つの検索対象情報の例を示している。
図3Aでは、単語「ニューラルネット」及び「認知」が、検索対象情報になっている。
ここで、検索対象情報とする単語としては、有体物、無体物、概念その他を表す任意の語を採用することができる。また、検索対象情報は、単語に限定されるものではなく、例えば、文節や文、その他の文字列等であっても良い。
図3Bは、単語「ニューラルネット」及び「認知」を検索対象情報とした場合のアクションプラン(のグラフ表現)の例を示している。
ここで、”アクションプラン”とは、繋ぎ情報の系列(ツリー)(グラフ)である。
また、”繋ぎ情報”とは、2つの検索対象情報を繋げるための情報で、アクションプランの構成要素である。なお、検索対象情報も、繋ぎ情報に含まれる。
本実施の形態では、繋ぎ情報となる情報として、例えば、検索エンジンにキーワードとして与えられる文字列(以下、検索文字列ともいう)と、webページとがあることとする。
図3Bにおいて、pageは、webページを表しており、keyは、検索エンジンにキーワードとして与えられる検索文字列を表している。
検索処理では、2つの検索対象情報のそれぞれを、繋ぎ情報の初期値として、繋ぎ情報に繋がる新たな繋ぎ情報を求めることを繰り返すことにより、2つの検索対象情報を含む繋ぎ情報の系列、つまり、図3Bに示したようなアクションプランが、その2つの検索対象情報の繋がりとして検索される。
すなわち、検索処理では、2つの検索対象情報のうちの一方を、繋がり(アクションプラン)のスタート(始点)の情報であるスタート情報とするとともに、他方を、繋がりのゴール(終点)の情報であるゴール情報とし、スタート情報を、繋ぎ情報の初期値として、繋ぎ情報に繋がる新たな繋ぎ情報を求めることにより、スタート情報を含む繋ぎ情報の系列であるスタート系列を構成するスタート情報処理が行われる。
具体的には、スタート情報処理では、まず、スタート情報が、空集合に初期化されたスタート系列(を表す変数)に含められるとともに、繋がり検索対象に選択される。
ここで、”繋がり検索対象”とは、アクションプランの繋ぎ情報のうちの、その繋ぎ情報に繋がる情報(新たな繋ぎ情報)を取得する対象の繋ぎ情報である。スタート情報処理の開始直後においては、スタート情報が、繋がり検索対象に選択される。
繋がり検索対象が選択されると、何らかのアクションによって取得される情報が、繋がり検索対象に繋がる新たな繋ぎ情報の候補である候補情報として取得される。
ここで、”アクション”とは、ある入力情報から、その入力情報に関係する関係情報(入力情報に対応する関係情報)を取得する行為である。
アクションの種類には、例えば、サーチアクション、リンクアクション、及び、キーワードアクションの3種類がある。
”サーチアクション”とは、単語等の検索文字列を入力情報として、その検索文字列をキーワードに、webページ(キーワードを含むwebページ)を検索し、関係情報として取得するアクションである。
”リンクアクション”とは、あるwebページを入力情報として、そのwebページ中のリンクをクリック等することで選択し、そのリンク先のwebページを、関係情報として取得するアクションである。
キーワードアクションとは、あるwebページを入力情報として、そのwebページ中の単語等の文字列を、検索に用いるキーワードとして選択する(webページ中の文字列を、キーワードとして選択する)アクションである。
なお、繋がり検索対象に繋がる新たな繋ぎ情報(の候補情報)を取得するときのアクションの方式としては、フォワードアクションとバックワードアクションの2つの方式がある。
”フォワードアクション”とは、繋がり検索対象を入力情報として行われるアクションであり、その入力情報に対応する関係情報が、繋がり検索対象に繋がる新たな繋ぎ情報として得られる。
”バックワードアクション”とは、繋がり検索対象が関係情報として取得されるアクションであり、その関係情報に対応する入力情報が、繋がり検索対象に繋がる新たな繋ぎ情報として得られる。
繋がり検索対象に繋がる新たな繋ぎ情報の候補(候補情報)が取得されると、検索処理では、候補情報の中から、繋がり検索対象に繋げる新たな繋ぎ情報とするものが選択され、スタート系列に含められる。
さらに、スタート系列に含められた新たな繋ぎ情報の中から、繋がり検索対象が選択され、以下、同様の処理が繰り返される。
図3Bでは、2つの検索対象情報「ニューラルネット」及び「認知」のうちの検索対象情報「ニューラルネット」をスタート情報とするとともに、検索対象情報「認知」をゴール情報として、スタート情報処理が行われている。
すなわち、スタート情報「ニューラルネット」が、スタート系列に含められるとともに、繋がり検索対象に選択され、その繋がり検索対象に対して、サーチアクションによって取得される情報としてのwebページ(page)が、候補情報として取得されて、その候補情報の中から、新たな繋ぎ情報としての2つのwebページ(page)が選択され、スタート系列に含められている。
さらに、スタート系列に含められた新たな繋ぎ情報としての2つのwebページ(page)すべてが、繋がり検索対象に選択され、その繋がり検索対象としてのwebページ(page)に対して、キーワードアクションによって取得される情報としての検索文字列(key)が、候補情報として取得されて、その候補情報の中から、新たな繋ぎ情報としての6つの検索文字列(key)が選択され、スタート系列に含められている。
以下、同様の処理が繰り返し行われ、スタート系列における新たな繋ぎ情報として、ゴール情報「認知」に一致する情報が現れると、スタート情報処理は終了し、検索処理では、スタート情報処理によって得られたスタート系列、すなわち、図3Bに示すような、スタート情報「ニューラルネット」、及びゴール情報「認知」を繋ぐ、繋ぎ情報の系列であるアクションプランが表示される。
なお、アクションプランの表示では、図3Bに示すように、スタート情報処理で取得された繋ぎ情報の系列とともに、スタート情報「ニューラルネット」からゴール情報「認知」に至るパス(図3Bにおける太線の矢印)(以下、繋がりパスともいう)を表示することができる。
また、スタート情報「ニューラルネット」からゴール情報「認知」に至るパスとして、複数のパスが存在する場合には、そのうちの1つ、又は2以上を選択して表示することもできるし、全部を表示することもできる。
図3Cは、繋がりパスに沿った繋ぎ情報の系列の例を示している。
図3Cの繋ぎ情報の系列では、スタート情報である検索文字列「ニューラルネット」、ニューラルネットの「学習」に関するwebページ、ニューラルネットによる予測を表す検索文字列「予測」、ニューラルネットによる「認識」に関するwebページ、及び、ゴール情報である検索文字列「認知」が、その順で繋がれている。
かかる繋ぎ情報の系列によれば、検索対象情報「ニューラルネット」と「認知」とについて、「ニューラルネット」が、「学習」を行うことによって、未来の入力の「予測」をすることができ、さらに、その予測の、実際の入力に対する予測誤差が小さいことを規範(尺度)として、入力の「認識」をすることができ、「ニューラルネット」をロボットに適用することで、人等が物体を知覚し、その物体が何であるかを判断、解釈する「認知」に相当することを、ロボットに行わせることができる、といった繋がりがあることを知ることができる。
次に、図4は、図1の情報処理装置11の機能的な構成例を示すブロック図である。
情報処理装置11において、図4の機能的な構成は、CPU32(図2)がプログラムを実行することで等価的に実現される。
図4において、情報処理装置11は、取得部51、検索結果出力部52、検索履歴データベース53、アクションモデル生成部54、及び繋がり検索部55から構成される。
取得部51は、例えば、情報処理装置11のユーザが、入力部37(図2)を操作することによって入力する2つの検索対象情報を取得し、その2つの検索対象情報のうちの一方をスタート情報とするとともに、他方をゴール情報として、繋がり検索部55に供給する。
ここで、取得部51では、2つの検索対象情報のうちの、例えば、先に入力された検索対象情報が、スタート情報とされ、後に入力された検索対象情報が、ゴール情報とされる。
検索結果出力部52は、繋がり検索部55が出力する、2つの検索対象情報の繋がりの検索結果を、例えば、出力部36に表示すること等によって出力する(提示する)。
検索履歴データベース53は、例えば、不特定多数のユーザが行ったサーチアクションや、リンクアクション、キーワードアクションによる情報を取得するユーザの行為の履歴のデータ(以下、履歴データともいう)を記憶している。
すなわち、検索履歴データベース53には、キーワードからwebページを検索することで、webページを取得するユーザ(不特定多数のユーザ)のサーチアクション、webページ上の情報から、検索のキーワードとする情報を選択することで、検索のキーワードとする情報を取得するユーザのキーワードアクション、及び、webページ上のリンクを選択することで、リンク先のwebページを取得するユーザのリンクアクションの履歴データが記憶されている。
より具体的には、例えば、あるユーザが、1番目のアクションとして、検索文字列key1をキーワードとして検索エンジンに入力し、検索エンジンによって、そのキーワードからwebページpage2を検索して閲覧(取得)するサーチアクションを行ったとする。
さらに、ユーザが、2番目のアクションとして、webページpage2上のリンクを選択し、そのリンク先のwebページpage3を閲覧するリンクアクションを行い、続けて、3番目のアクションとして、webページpage3上の情報から、検索のキーワードとする情報(検索文字列)key4を選択するキーワードアクションを行ったとする。
そして、その後、ユーザが、4番目のアクションとして、検索文字列key4をキーワードとして検索エンジンに入力し、検索エンジンによって、そのキーワードからwebページpage5を検索して閲覧するサーチアクションを行い、さらに、適宜、アクションを行ったとする。
この場合、ユーザのアクションに関わる情報(検索文字列、及びwebページ)を、アクションが行われた順に並べた時系列データは、key1,page2,page3,key4,page5,・・・となるが、検索履歴データベース53には、このような時系列データkey1,page2,page3,key4,page5,・・・が、履歴データとして記憶されている。ここで、履歴データkeyt及びpagetの下付のt(数字)は、履歴データkeyt及びpagetがアクションによって取得された順番を表すが、履歴データkeyt及びpagetが時系列データであることを考慮すれば、履歴データkeyt及びpagetが現れる時刻を表しているということもできる。
なお、履歴データは、例えば、不特定多数のユーザのwebブラウザにおいて、そのwebブラウザを使用するユーザが入力した検索文字列や閲覧したwebページの情報を時系列に記録し、インターネット上のサーバによって収集して、情報処理装置11に提供される。
アクションモデル生成部54は、アクションモデルを生成して記憶する。
すなわち、アクションモデル生成部54は、検索履歴データベース53に記憶された履歴データを用いて、アクションモデルの学習を行い、その学習後のアクションモデルを記憶する。
ここで、”アクションモデル”とは、入力情報から関係情報を取得する取得の仕方、つまり、アクションをモデル化した計算モデルであり、本実施の形態では、サーチアクションをモデル化したサーチアクションモデル、リンクアクションをモデル化したリンクアクションモデル、及び、キーワードアクションをモデル化したキーワードアクションモデルがある。
繋がり検索部55は、アクションモデル生成部54に記憶されたアクションモデルを用い、取得部51からの2つの検索対象情報であるスタート情報とゴール情報とを繋ぐための繋ぎ情報を求めることにより、そのスタート情報とゴール情報との繋がりを検索し、その検索結果を、検索結果出力部52に供給する。
なお、繋がり検索部55は、アクションモデルを用いて、繋ぎ情報を求めることができなかった場合には、必要に応じて、外部の検索エンジンである情報検索装置12や、外部の情報データベース13を用いて、繋ぎ情報を求める。
次に、図5のフローチャートを参照して、図4の情報処理装置11が行う検索処理について説明する。
情報処理装置11のユーザが、検索対象情報を入力するように、入力部37(図2)を操作すると、取得部51は、ステップS11において、入力部37が操作されることによって入力された2つの検索対象情報を取得し、その2つの検索対象情報のうちの一方をスタート情報とするとともに、他方をゴール情報として、繋がり検索部55に供給し、処理は、ステップS12に進む。
ステップS12では、繋がり検索部55は、アクションモデル生成部54に記憶されたアクションモデルを用い、取得部51からのスタート情報とゴール情報とを繋ぐための繋ぎ情報を求めることにより、そのスタート情報とゴール情報との繋がりを検索する繋がり検索処理を行い、その繋がり検索処理によって得られる検索結果を、検索結果出力部52に出力して、処理は、ステップS13に進む。
ステップS13では、検索結果出力部52は、繋がり検索部55からの、スタート情報とゴール情報との繋がりの検索結果を表示することによって出力し、検索処理は終了する。
次に、図6は、図4の取得部51の構成例を示している。
取得部51は、スタート情報取得部61、及び、ゴール情報取得部62から構成される。
スタート情報取得部61は、情報処理装置11のユーザが、入力部37(図2)を操作することによって入力した2つの検索対象情報のうちの、例えば、先に入力された検索対象情報を、スタート情報として取得し、繋がり検索部55に供給する。
ゴール情報取得部62は、情報処理装置11のユーザが、入力部37を操作することによって入力した2つの検索対象情報のうちの、例えば、後に入力された検索対象情報を、ゴール情報として取得し、繋がり検索部55に供給する。
図7は、図4の検索結果出力部52の構成例を示している。
検索結果出力部52は、検索結果表示部71から構成される。
検索結果表示部71は、繋がり検索部55から供給される、スタート情報とゴール情報との繋がりの検索結果としてのアクションプラン等を表示する。
図8は、図4のアクションモデル生成部54の構成例を示している。
アクションモデル生成部54は、サーチアクションモデル学習部81、リンクアクションモデル学習部82、キーワードアクションモデル学習部83、サーチアクションモデル記憶部84、リンクアクションモデル記憶部85、及び、キーワードアクションモデル記憶部86から構成される。
サーチアクションモデル学習部81は、検索履歴データベース53に記憶された履歴データを用いて、サーチアクションモデルの学習を行い、その学習後のサーチアクションモデルを、サーチアクションモデル記憶部84に供給する。
ここで、サーチアクションモデルは、サーチアクション、つまり、検索文字列keytを入力情報として、その検索文字列keytをキーワードに、webページ(キーワードkeytを含むwebページ)paget+1を検索し、関係情報として取得する行為の計算モデルであり、サーチアクションモデルの学習では、入力情報としての検索文字列keytと、その入力情報に対して得られる関係情報(その入力情報に対応する関係情報)としてのwebページpaget+1との関係が学習される。すなわち、入力Aに対して、出力Bを出力することを、A→Bと表すこととすると、サーチアクションモデルでは、例えば、keyt→paget+1が学習される。
リンクアクションモデル学習部82は、検索履歴データベース53に記憶された履歴データを用いて、リンクアクションモデルの学習を行い、その学習後のリンクアクションモデルを、リンクアクションモデル記憶部85に供給する。
ここで、リンクアクションモデルは、リンクアクション、つまり、webページpagetを入力情報として、そのwebページpaget中のリンクをクリック等することで選択し、そのリンク先のwebページpaget+1を、関係情報として取得する行為の計算モデルであり、リンクアクションモデルの学習では、入力情報としてのwebページpagetと、その入力情報に対応する関係情報としてのwebページpaget+1との関係が学習される。すなわち、入力Aに対して、出力Bを出力することを、A→Bと表すこととすると、リンクアクションモデルでは、例えば、paget→paget+1が学習される。
キーワードアクションモデル学習部83は、検索履歴データベース53に記憶された履歴データを用いて、キーワードアクションモデルの学習を行い、その学習後のキーワードアクションモデルを、キーワードアクションモデル記憶部86に供給する。
ここで、キーワードアクションモデルは、キーワードアクション、つまり、webページpagetを入力情報として、そのwebページpaget中の単語等の文字列(検索文字列)keyt+1を、関係情報として取得する行為の計算モデルであり、キーワードアクションモデルの学習では、入力情報としてのwebページpagetと、その入力情報に対応する関係情報としての検索文字列keyt+1との関係が学習される。すなわち、入力Aに対して、出力Bを出力することを、A→Bと表すこととすると、キーワードアクションモデルでは、例えば、paget→keyt+1が学習される。
なお、アクションモデル(サーチアクションモデル、リンクアクションモデル、及びキーワードアクションモデル)には、入力情報の入力に対して、その入力情報に対応する関連情報を出力する計算モデル(いわゆる順モデル)と、関係情報の入力に対して、その関係情報に対応する入力情報を出力する計算モデル(いわゆる逆モデル)とが含まれる。
順モデルであるアクションモデルによれば、ある情報を、入力情報として行われるアクションによって取得される関連情報を求めることができ、逆モデルであるアクションモデルによれば、ある情報が関係情報として取得されるアクションが行われたときの入力情報を求めることができる。
サーチアクションモデル記憶部84は、サーチアクションモデル学習部81からのサーチアクションモデルを記憶する。
リンクアクションモデル記憶部85は、リンクアクションモデル学習部82からのリンクアクションモデルを記憶する。
キーワードアクションモデル記憶部86は、キーワードアクションモデル学習部83からのキーワードアクションモデルを記憶する。
ここで、時系列データである履歴データを用いての学習を行うアクションモデルとしては、ダイナミクスの記憶が可能なダイナミクスモデルである、例えば、RNN(Recurrent Neural Network)等や、状態遷移モデルである、例えば、HMM(Hidden Markov Model)等を採用することができる。
アクションモデルとして、RNNやHMMを採用する場合には、履歴データとしての検索文字列、及びwebページに対して、ユニークなID(Identification)(検索文字列であるのか、又はwebページであるのかを区別する情報を含む)を付し、そのIDの時系列、又は、IDを表すビット列の時系列を、RNNやHMMの学習に用いる学習データとして用いて、RNNやHMMの学習が行われる。
ここで、RNNやHMMを、関数f()で表すとともに、履歴データとしての検索文字列keyt、及びwebページpagetのIDを、それぞれ、key_idt、及びpage_idtと表すこととすると、サーチアクションモデル(順モデル)は、式page_idt+1=f(key_idt)で表すことができる。また、リンクアクションモデル(順モデル)は、式page_idt+1=f(page_idt)で表すことができ、キーワードアクションモデル(順モデル)は、式key_idt+1=f(page_idt)で表すことができる。
RNNやHMMのような時系列データの学習を行うことができる計算モデル(以下、時系列データ学習モデルともいう)では、未来の時刻t+1の出力を、現在の時刻tの入力だけでなく、過去の時刻t-1,t-2,・・・の入力をも考慮して学習して予測することができる。
したがって、時系列データ学習モデルを、アクションモデルとして採用する場合には、現在の入力情報としての検索文字列keytやwebページpagetが同一であっても、それ以前にどのような検索文字列やwebページを取得したかによって、異なる検索文字列keyt+1やwebページpaget+1が、関係情報として出力される。
また、RNNやHMMによれば、入力情報に対応する関係情報として、複数の関係情報の候補を、統計性を考慮して出力することができる。
すなわち、例えば、RNNについては、多数のRNNを用意し、一連の履歴データ(1つの時系列データ)key1,page2,page3,key4,page5,・・・ごとに、(サーチアクション、リンクアクション、及びキーワードアクションの区別なく)1つのRNNを割り当て、現在の時刻tないしt0(t>t0)の検索文字列、又はwebページの時系列を、入力情報として、次の時刻t+1ないしt0+1の検索文字列、又はwebページの時系列の予測値を関係情報として出力する学習を行うことで、時刻tないしt0の検索文字列、又はwebページの時系列が入力情報として与えられたときに、次の時刻t+1ないしt0+1の検索文字列、又はwebページの時系列の予測値を関係情報として出力することができる。
この場合、各RNNに、時刻tないしt0-1の検索文字列、又はwebページの時系列を与えて得られる、次の時刻t+1ないしt0の検索文字列、又はwebページの時系列の予測値のうちの、予測誤差が小さい上位N個を、複数の関係情報の候補とすることができる。
また、例えば、HMMについては、HMMの各状態を、履歴データの各検索文字列keytや各webページpagetに割り当て、履歴データが観測される尤度を最大にする学習を行うことで、ある検索文字列keyt、又はwebページpagetが割り当てられた状態から、他の検索文字列keyt+1、又はwebページpaget+1が割り当てられた状態に遷移する状態遷移確率を得ることができる。
この場合、時刻tの検索文字列keyt、又はwebページpagetが与えられたときに、その検索文字列keyt、又はwebページpagetが割り当てられた状態から遷移可能な状態のうちの、状態遷移確率が高い上位N個の状態に割り当てられた検索文字列keyt+1、又はwebページpaget+1を、複数の関係情報の候補とすることができる。
以上のように構成されるアクションモデル生成部54では、検索履歴データベース53に記憶された履歴データを用いて、アクションモデルの学習を行い、その学習後のアクションモデルを記憶するアクションモデル生成処理が行われる。
図9のフローチャートを参照して、図8のアクションモデル生成部54が行うアクションモデル生成処理について説明する。
アクションモデル生成処理は、例えば、検索履歴データベースに記憶された履歴データが更新されると行われる。
アクションモデル生成処理では、まず最初に、ステップS21において、サーチアクションモデル学習部81が、サーチアクションモデルの学習の学習データとする履歴データを、検索履歴データベース53から取得する。
さらに、ステップS21では、リンクアクションモデル学習部82が、リンクアクションモデルの学習の学習データとする履歴データを、検索履歴データベース53から取得し、キーワードアクションモデル学習部83が、キーワードアクションモデルの学習の学習データとする履歴データを、検索履歴データベース53から取得する。
そして、処理は、ステップS21からステップS22に進み、サーチアクションモデル学習部81が、ステップS21で取得した履歴データを用いてのサーチアクションモデルの学習を、リンクアクションモデル学習部82が、ステップS21で取得した履歴データを用いてのリンクアクションモデルの学習を、キーワードアクションモデル学習部83が、ステップS21で取得した履歴データを用いてのキーワードアクションモデルの学習を、それぞれ行い、処理は、ステップS23に進む。
ステップS23では、サーチアクションモデル学習部81が、ステップS22での学習後のサーチアクションモデルを、サーチアクションモデル記憶部84に記憶させる。さらに、ステップS23では、リンクアクションモデル学習部82が、ステップS22での学習後のリンクアクションモデルを、リンクアクションモデル記憶部85に記憶させるとともに、キーワードアクションモデル学習部83が、ステップS22での学習後のキーワードアクションモデルを、キーワードアクションモデル記憶部86に記憶させ、アクションモデル生成処理は終了する。
以上のようにして、サーチアクションモデル記憶部84に記憶されたサーチアクションモデル、リンクアクションモデル記憶部85に記憶されたリンクアクションモデル、及び、キーワードアクションモデル記憶部86に記憶されたキーワードアクションモデルは、繋がり検索部55において、繋がり検索処理に用いられる。
なお、サーチアクションでは、検索文字列keytを入力情報として、webページpaget+1が関係情報として取得される。
また、リンクアクションでは、webページpagetを入力情報として、webページpaget+1が関係情報として取得される。
さらに、キーワードアクションでは、webページpagetを入力情報として、検索文字列keyt+1が関係情報として取得される。
アクションが連続して行われる場合、あるアクションの後に行われるアクションは、あるアクションで取得された関係情報を、入力情報として行われるので、サーチアクションの後に行われるアクションは、リンクアクションか、又はキーワードアクションになる。
また、リンクアクションの後に行われるアクションは、リンクアクションか、又はキーワードアクションになり、キーワードアクションの後に行われるアクションは、サーチアクションのみになる。
ここで、3回以上連続して行われるアクションは、上述の3つのサーチアクションモデル、リンクアクションモデル、及びキーワードアクションモデルのうちの、サーチアクションモデル、及びキーワードアクションモデルだけ、又は、リンクアクションモデルだけで表現することができる。
したがって、アクションモデル生成部54は、図8に示したように、サーチアクションモデル学習部81ないしキーワードアクションモデル記憶部86から構成する他、サーチアクションモデル学習部81、キーワードアクションモデル学習部83、サーチアクションモデル記憶部84、及び、キーワードアクションモデル記憶部86から構成するか、又は、リンクアクションモデル学習部82、及び、リンクアクションモデル記憶部85から構成することができる。
但し、アクションモデル生成部54を、サーチアクションモデル学習部81、キーワードアクションモデル学習部83、サーチアクションモデル記憶部84、及び、キーワードアクションモデル記憶部86から構成する場合には、アクションモデルは、サーチアクションモデル、及び、キーワードアクションモデルだけとなり、したがって、3回以上連続して行われるアクションのうちの、アクションモデルで表現可能なアクションは、サーチアクションとキーワードアクションとが交互に行われるアクションだけとなる。
また、アクションモデル生成部54を、リンクアクションモデル学習部82、及び、リンクアクションモデル記憶部85から構成する場合には、アクションモデルは、リンクアクションモデルだけとなり、したがって、3回以上連続して行われるアクションのうちの、アクションモデルで表現可能なアクションは、リンクアクションが繰り返し行われるアクションだけとなる。
なお、アクションモデルの学習は、上述したように、サーチアクション、リンクアクション、及びキーワードアクションのそれぞれごとに行うことができる他、そのようなサーチアクション、リンクアクション、及びキーワードアクションの区別なく行うことができる。すなわち、例えば、上述したように、アクションモデルとしてRNN等のNNを採用する場合には、一連の履歴データを1つのRNNに割り当てて、学習を行うことができる。
次に、図10は、図4の繋がり検索部55の構成例を示している。
繋がり検索部55は、スタート情報処理部91、ゴール情報処理部92、及び、一致判定部93から構成される。
スタート情報処理部91には、取得部51(図4)からスタート情報及びゴール情報が供給されるとともに、アクションモデル生成部54からアクションモデル(サーチアクションモデル、リンクアクションモデル、及びキーワードアクションモデル)が供給される。
スタート情報処理部91は、取得部51からのスタート情報を、繋ぎ情報の初期値として、繋ぎ情報に繋がる新たな繋ぎ情報を求めることにより、スタート情報を含む繋ぎ情報の系列であるスタート系列を構成するスタート情報処理を、必要に応じて、外部の情報検索装置12や情報データベース13を用いて行う。
また、スタート情報処理部91には、スタート情報処理において構成するスタート系列の繋ぎ情報が、ゴール情報処理部92で得られる、後述するゴール系列を構成する繋ぎ情報のうちのいずれかに一致する一致情報であるかどうかの判定結果が、一致判定部93から供給されるようになっている。
スタート情報処理部91は、スタート情報処理において、一致情報となった繋ぎ情報を、新たな繋ぎ情報を求める繋がり検索対象として、その繋がり検索対象に繋がる新たな繋ぎ情報を求めることで、スタート系列を構成していく。
そして、スタート情報処理部91は、一致情報となった繋ぎ情報がゴール情報であるときのスタート系列を、スタート情報及びゴール情報を含む繋ぎ情報の系列であるアクションプランとして出力する。
すなわち、スタート情報処理部91は、一致情報となった繋ぎ情報がゴール情報となると、つまり、ゴール情報を繋ぎ情報として含むスタート系列が得られると、そのスタート系列を、スタート情報及びゴール情報を含む繋ぎ情報の系列であるアクションプランとして出力する。
ゴール情報処理部92には、取得部51(図4)からスタート情報及びゴール情報が供給されるとともに、アクションモデル生成部54からアクションモデルが供給される。
ゴール情報処理部92は、取得部51からのゴール情報を、繋ぎ情報の初期値として、繋ぎ情報に繋がる新たな繋ぎ情報を求めることにより、ゴール情報を含む繋ぎ情報の系列であるゴール系列を構成するゴール情報処理を、必要に応じて、外部の情報検索装置12や情報データベース13を用いて行う。
また、ゴール情報処理部92には、ゴール情報処理において構成するゴール系列の繋ぎ情報が、スタート情報処理部91で得られるスタート系列を構成する繋ぎ情報のうちのいずれかに一致する一致情報であるかどうかの判定結果が、一致判定部93から供給されるようになっている。
ゴール情報処理部92は、ゴール情報処理において、一致情報となった繋ぎ情報を、新たな繋ぎ情報を求める繋がり検索対象として、その繋がり検索対象に繋がる新たな繋ぎ情報を求めることで、ゴール系列を構成していく。
そして、ゴール情報処理部92は、一致情報となった繋ぎ情報がスタート情報であるときのゴール系列を、スタート情報及びゴール情報を含む繋ぎ情報の系列であるアクションプランとして出力する。
すなわち、ゴール情報処理部92は、一致情報となった繋ぎ情報がスタート情報となると、つまり、スタート情報を繋ぎ情報として含むスタート系列が得られると、そのゴール系列を、スタート情報及びゴール情報を含む繋ぎ情報の系列であるアクションプランとして出力する。
一致判定部93には、スタート情報処理部91からスタート情報処理によって構成されるスタート系列が供給されるとともに、ゴール情報処理部92からゴール情報処理によって構成されるゴール情報が供給される。
一致判定部93は、スタート情報処理部91からのスタート系列、及びゴール情報処理部92からのゴール系列を評価する。
具体的には、一致判定部93は、スタート情報処理部91からのスタート系列、及びゴール情報処理部92からのゴール系列のうちの一方の系列の新たな繋ぎ情報が、スタート系列及びゴール系列のうちの他方の系列を構成する繋ぎ情報のうちのいずれかに一致する一致情報であるかどうかを判定する一致判定処理を行い、その判定結果を、スタート情報処理部91、及びゴール情報処理部92に供給する。
すなわち、一致判定部93は、スタート情報処理部91からのスタート系列の新たな繋ぎ情報が、ゴール情報処理部92からのゴール系列を構成する繋ぎ情報のうちのいずれかに一致する一致情報であるかどうかを判定し、その判定結果を、スタート情報処理部91に供給する。
また、一致判定部93は、ゴール情報処理部92からのゴール系列の新たな繋ぎ情報が、スタート情報処理部91からのスタート系列を構成する繋ぎ情報のうちのいずれかに一致する一致情報であるかどうかを判定し、その判定結果を、ゴール情報処理部92に供給する。
次に、図11のフローチャートを参照して、図10の繋がり検索部55で行われる繋がり検索処理(図5のステップS12)について説明する。
スタート情報処理部91、及びゴール情報処理部92には、取得部51からスタート情報及びゴール情報が供給されるとともに、アクションモデル生成部54からアクションモデルが供給される。
そして、ステップS31において、スタート情報処理部91がスタート情報処理を行い、ゴール情報処理部92がゴール情報処理を行うとともに、一致判定部93が一致判定処理を行う。
そして、例えば、スタート情報処理において構成されたスタート系列の繋ぎ情報のうちの、一致判定処理で一致情報であると判定された繋ぎ情報がゴール情報であるか、又は、ゴール情報処理において構成されたゴール系列の繋ぎ情報のうちの、一致判定処理で一致情報であると判定された繋ぎ情報がスタート情報であると、つまり、スタート情報処理部91において、ゴール情報を繋ぎ情報として含むスタート系列であるアクションプランが得られるか、又は、ゴール情報処理部92において、スタート情報を繋ぎ情報として含むゴール系列であるアクションプランが得られると(あるいは、スタート情報処理部91において、ゴール情報を繋ぎ情報として含むスタート系列であるアクションプランが得られるとともに、ゴール情報処理部92において、スタート情報を繋ぎ情報として含むゴール系列であるアクションプランが得られると)、スタート情報処理部91によるスタート情報処理、ゴール情報処理部92によるゴール情報処理、及び、一致判定部93による一致判定処理は、終了する。
なお、スタート情報処理部91は、スタート情報処理において、ゴール情報を繋ぎ情報として含むスタート系列であるアクションプランを得ることができた場合、そのアクションプランを、検索結果出力部52(図4)に供給(出力)する。ゴール情報処理部92も、ゴール情報処理において、スタート情報を繋ぎ情報として含むゴール系列であるアクションプランを得ることができた場合、そのアクションプランを、検索結果出力部52に供給する。
検索結果出力部52では、スタート情報処理部91、及びゴール情報処理部92からのアクションプランのうちの一方、又は両方が、必要に応じて選択されて表示される。
次に、図12は、図10の繋がり検索部55のスタート情報処理部91、及びゴール情報処理部92の第1の構成例を示している。
図12の繋がり検索部55では、スタート情報処理部91が、スタート情報処理として、繋ぎ情報を、入力情報としたときに、アクションモデルから取得される関係情報を、新たな繋ぎ情報として求めることを、スタート情報を繋ぎ情報の初期値として行い、ゴール情報処理部92が、ゴール情報処理として、繋ぎ情報を、入力情報としたときに、アクションモデルから取得される関係情報を、新たな繋ぎ情報として求めることを、ゴール情報を繋ぎ情報の初期値として行う。
また、スタート情報処理部91、及びゴール情報処理部92は、一致情報となった繋ぎ情報を、新たな繋ぎ情報を求める繋がり検索対象として、その繋がり検索対象に繋がる新たな繋ぎ情報を求める。
したがって、図12では、スタート情報処理部91において、図3で説明したフォワードアクション方式で、スタート系列が構成され、ゴール情報処理部92でも、フォワードアクション方式で、ゴール系列が構成される。
すなわち、スタート情報処理部91は、管理部101、候補情報取得部102、アクション実行部103、実行結果取得部104、繋がり検索対象選択部105、及び記憶部106から構成される。
管理部101には、取得部51(図4)からのスタート情報、及びゴール情報が供給される。
管理部101は、スタート系列を構成するスタート情報処理を管理し、必要に応じて、取得部51からのスタート情報やゴール情報に基づき、候補情報取得部102、繋がり検索対象選択部105、及び記憶部106を制御する。
そして、管理部101は、ゴール情報を繋ぎ情報として含むスタート系列が構成されると、そのスタート系列であるアクションプランを、検索結果出力部52に出力する。
候補情報取得部102には、アクションモデル生成部54(図4)からアクションモデルが供給される。
候補情報取得部102は、管理部101からの制御に従い、アクションモデル生成部54からのアクションモデルを用いて、繋がり検索対象に繋がる新たな繋ぎ情報の候補(候補情報)を求め、管理部101に供給する。
すなわち、管理部101は、スタート系列(アクションプラン)の繋ぎ情報のうちの、繋ぎ情報に繋がる情報(新たな繋ぎ情報)を取得する対象の繋ぎ情報である繋がり検索対象を、候補情報取得部102に供給し、その繋がり検索対象に繋がる新たな繋ぎ情報の候補情報の取得を、候補情報取得部102に要求する。
候補情報取得部102は、管理部101からの要求に応じ、アクションモデル生成部54からのアクションモデルを用いて、管理部101からの繋がり検索対象に繋がる新たな繋ぎ情報の候補情報を求め、管理部101に供給する。
また、候補情報取得部102は、アクションモデルを用いて、候補情報となる新たな繋ぎ情報を求めることができなかった場合、アクション実行部103を制御して、外部の情報検索装置12(検索エンジン)(図4)や、又は外部の情報データベース13(WWW)を用いて、候補情報(候補情報となる新たな繋ぎ情報)を求める。
すなわち、候補情報取得部102は、アクションモデルを用い、フォワードアクション方式で、繋がり検索対象に繋がる候補情報を求める。
この場合、アクションモデルが、例えば、多数のRNNであるときには、候補情報取得部102は、繋がり検索対象を入力情報として、その入力情報を各RNNに与え、その入力情報に対して多数のRNNそれぞれが出力する関係情報の予測値のうちの、予測誤差が小さい上位N個を、候補情報として求める。
すなわち、例えば、アクションモデルとしてのRNNの学習として、時刻tないしt0(t>t0)の検索文字列、又はwebページの時系列を、入力情報として、次の時刻t+1ないしt0+1の検索文字列、又はwebページの時系列の予測値を関係情報として出力する学習が行われている場合には、多数のRNNのそれぞれに、時刻tないしt0-1の検索文字列、又はwebページの時系列を与えて、時刻t+1ないしt0の検索文字列、又はwebページの時系列の予測値を求め、その予測値の予測誤差が小さい上位N個のRNNそれぞれが出力する関係情報の予測値が、候補情報として求められる。
なお、その他、アクションモデルとしての多数のRNNにおいて、例えば、入力情報の入力に対して、関係情報の他、その入力情報自体を予測する学習をしておき、候補情報取得部102では、繋がり検索対象を入力情報として、その入力情報を各RNNに与え、その入力情報に対して多数のRNNそれぞれが出力する入力情報の予測値のうちの、予測誤差が小さい上位N個のRNNそれぞれが出力する候補情報の予測値を、候補情報とすることができる。
但し、最小の予測誤差が、予測誤差の所定の閾値より大である場合には、RNNから出力される、入力情報に対応する関係情報の予測値は、信頼性が低いため、候補情報取得部102は、アクションモデルを用いて、候補情報(となる新たな繋ぎ情報)を求めることができないと判定(判断)して、外部の情報検索装置12や情報データベース13を用いて、候補情報を求める。
また、アクションモデルが、例えば、HMMであるときには、候補情報取得部102は、繋がり検索対象を入力情報として、その入力情報に割り当てられた状態から遷移可能な状態のうちの、状態遷移確率が高い上位N個の状態に割り当てられた関係情報を、候補情報として求める。
但し、最大の状態遷移確率が、状態遷移確率の所定の閾値より小である場合には、HMMから得られる、入力情報に対応する関係情報は、信頼性が低いため、候補情報取得部102は、アクションモデルを用いて、候補情報を求めることができないと判定して、外部の情報検索装置12や情報データベース13を用いて、候補情報を求める。
ここで、外部の情報検索装置12や情報データベース13を用いて、候補情報を求める場合、候補情報取得部102は、アクション実行部103に対して、繋がり検索対象を供給して、その繋がり検索対象に繋がる候補情報を取得するアクションを要求する。
この場合、アクション実行部103は、ネットワーク1(図1)を介して、情報検索装置12や情報データベース13にアクセスし、繋がり検索対象に繋がる候補情報を取得するアクションを実行する。そして、アクションの実行の結果得られる候補情報は、ネットワーク1を介して、実行結果取得部104で取得(受信)され、候補情報取得部102に供給される。
候補情報取得部102は、以上のようにして、アクションモデルを用いて求められる候補情報、又は、実行結果取得部104から供給される候補情報を、管理部101に供給する。
アクション実行部103は、候補情報取得部102からのアクションの要求に応じて、同じく、候補情報取得部102からの繋がり検索対象を入力情報としてアクションを実行する。
実行結果取得部104は、アクション実行部103によるアクションの実行の結果を、ネットワーク1を介して受信し、そのアクションの実行の結果から、候補情報を取得して、候補情報取得部102に供給する。
ここで、アクション実行部103は、候補情報取得部102からの繋がり検索対象が、検索文字列である場合には、サーチアクションを行い、候補情報取得部102からの繋がり検索対象が、webページである場合には、リンクアクション及びキーワードアクションのうちの一方、又は両方を行う。
アクション実行部103は、サーチアクションを行う場合、候補情報取得部102からの繋がり検索対象である検索文字列を含むwebページの検索を、情報検索装置12(図1)に要求し、実行結果取得部104は、その検索の要求に応じて、情報検索装置12から送信されてくる、検索文字列を含むwebページの一覧を受信する。
そして、実行結果取得部104は、情報検索装置12からの、検索文字列を含むwebページの一覧において、例えば、より先に掲載されている上位N個のwebページを、候補情報として取得し、候補情報取得部102に供給する。
また、アクション実行部103は、リンクアクションを行う場合、候補情報取得部102からの繋がり検索対象であるwebページを、情報データベース13(図1)に要求し、実行結果取得部104は、その要求に応じて、情報データベース13から送信されてくるwebページを受信する。
実行結果取得部104は、情報データベース13からのwebページから張られているリンクの中から、例えば、ランダムにN個のリンクを選択し、そのリンク先のwebページ(の情報(例えば、URL(Uniform Resource Locator)や、上述のID等))を、候補情報として、候補情報取得部102に供給する。
さらに、アクション実行部103は、キーワードアクションを行う場合、候補情報取得部102からの繋がり検索対象であるwebページを、情報データベース13(図1)に要求し、実行結果取得部104は、その要求に応じて、情報データベース13から送信されてくるwebページを受信する。
実行結果取得部104は、情報データベース13からのwebページ中の、例えば、固有名詞等の所定の品詞等の単語を、ランダムにN個だけ選択し、そのN個の単語を、候補情報として、候補情報取得部102に供給する。
繋がり検索対象選択部105は、管理部101からの制御に従い、候補情報から選択された新たな繋ぎ情報の中から、繋がり検索対象(とする新たな繋ぎ情報)を選択し、管理部101に供給する。
すなわち、管理部101は、候補情報取得部102から候補情報が供給されると、その候補情報の中から、繋がり検索対象に繋げる新たな繋ぎ情報(となる候補情報)を選択し、その新たな繋ぎ情報を、繋がり検索対象に繋げる形で、スタート系列に含めて、記憶部106に記憶させる。
具体的には、例えば、いま、スタート系列における、ある1個の繋がり検索対象を、注目対象として注目し、注目対象に対して、N個の候補情報が、候補情報取得部102から管理部101に供給されることとすると、管理部101は、そのN個の候補情報から、注目対象に繋げる新たな繋ぎ情報(となる候補情報)を、必要に応じて0個以上選択する。
ここで、管理部101は、スタート系列において、繋がり検索対象が膨大な数になるこを防止するため、N個の候補情報から、注目対象に繋げる新たな繋ぎ情報を選択することで、繋がり検索対象となり得る新たな繋ぎ情報の数を制限する。
スタート系列において、繋がり検索対象がある程度の数になっていない場合には、管理部101では、例えば、各繋がり検索対象について、N個の候補情報のすべてを、繋がり検索対象に繋げる新たな繋ぎ情報に選択することが行われる。
また、スタート系列において、繋がり検索対象がある程度の数以上になっている場合には、例えば、各繋がり検索対象について、N個の候補情報のうちの、1以上N個未満の数の候補情報を、繋がり検索対象に繋げる新たな繋ぎ情報に選択することや、一部の繋がり検索対象については、N個の候補情報のすべてを、注目対象に繋げる新たな繋ぎ情報に選択し、残りの繋がり検索対象については、N個の候補情報のうちの0個の候補情報を、繋がり検索対象に繋げる新たな繋ぎ情報に選択すること、つまり、N個の候補情報のすべてを、必ずしも、注目対象に繋げる新たな繋ぎ情報に選択しないことが行われる。
管理部101は、候補情報から新たな繋ぎ情報を選択すると、その新たな繋ぎ情報を、繋がり検索対象に繋げる形で、記憶部106に記憶されたスタート系列に含める。
そして、管理部101は、新たな繋ぎ情報を、繋がり検索対象選択部105に供給し、その新たな繋ぎ情報からの(新たな)繋がり検索対象の選択を、繋がり検索対象選択部105に要求する。
繋がり検索対象選択部105は、管理部101からの要求に応じ、管理部101からの新たな繋ぎ情報の中から、繋がり検索対象を選択し、管理部101に供給する。
すなわち、繋がり検索対象選択部105は、管理部101から、繋がり検索対象の選択の要求があると、管理部101からの新たな繋ぎ情報(スタート系列の新たな繋ぎ情報)が、ゴール系列を構成する繋ぎ情報のうちのいずれかに一致する一致情報であるかどうかの判定(以下、一致判定ともいう)を、一致判定部93に要求する。
一致判定部93は、繋がり検索対象選択部105から一致判定の要求があると、スタート系列の新たな繋ぎ情報が、ゴール情報処理部92の後述する記憶部116に記憶されたゴール系列を構成する繋ぎ情報のうちのいずれかに一致する一致情報であるかどうかの一致判定を行い、その一致判定の判定結果を、繋がり検索対象選択部105に供給する。
繋がり検索対象選択部105は、スタート系列の新たな繋ぎ情報が一致情報であることを表している判定結果が、一致判定部93から供給された場合、一致情報となっている新たな繋ぎ情報だけを、繋がり検索対象に選択し、管理部101に供給する。
また、繋がり検索対象選択部105は、スタート系列の新たな繋ぎ情報が一致情報でないことを表している判定結果が、一致判定部93から供給された場合、新たな繋ぎ情報すべてを、繋がり検索対象に選択し、管理部101に供給する。
ここで、管理部101は、以上のようにして、繋がり検索対象選択部105から供給される繋がり検索対象を、候補情報取得部102に供給し、上述したように、その繋がり検索対象に繋がる新たな繋ぎ情報の候補情報の取得を、候補情報取得部102に要求する。
記憶部106は、管理部101の制御に従い、スタート系列を記憶する。
すなわち、管理部101は、上述したように、候補情報取得部102からの候補情報から新たな繋ぎ情報を選択すると、記憶部106に記憶されたスタート系列を読み出し、そのスタート系列に、新たな繋ぎ情報を、繋がり検索対象に繋げる形で含めることにより、新たなスタート系列を構成して、記憶部106に供給する。
記憶部106は、以上のようにして、管理部101から供給される新たなスタート系列を記憶する。
ゴール情報処理部92は、管理部111、候補情報取得部112、アクション実行部113、実行結果取得部114、繋がり検索対象選択部115、及び記憶部116から構成される。
管理部111ないし記憶部116は、スタート情報処理部91を構成する管理部101ないし記憶部106の上述した説明の「スタート」を「ゴール」に、「ゴール」を「スタート」に、それれぞれ読み替えた処理を行う。
すなわち、管理部111には、取得部51(図4)からのスタート情報、及びゴール情報が供給される。
管理部111は、ゴール系列を構成するゴール情報処理を管理し、必要に応じて、取得部51からのスタート情報やゴール情報に基づき、候補情報取得部112、繋がり検索対象選択部115、及び記憶部116を制御する。
そして、管理部111は、スタート情報を繋ぎ情報として含むゴール系列が構成されると、そのゴール系列であるアクションプランを、検索結果出力部52に出力する。
候補情報取得部112には、アクションモデル生成部54(図4)からアクションモデルが供給される。
候補情報取得部112は、管理部111からの制御に従い、アクションモデル生成部54からのアクションモデルを用いて、繋がり検索対象に繋がる新たな繋ぎ情報の候補(候補情報)を求め、管理部111に供給する。
すなわち、管理部111は、ゴール系列(アクションプラン)の繋ぎ情報のうちの、繋ぎ情報に繋がる情報(新たな繋ぎ情報)を取得する対象の繋ぎ情報である繋がり検索対象を、候補情報取得部112に供給し、その繋がり検索対象に繋がる新たな繋ぎ情報の候補情報の取得を、候補情報取得部112に要求する。
候補情報取得部112は、管理部111からの要求に応じ、アクションモデル生成部54からのアクションモデルを用いて、管理部111からの繋がり検索対象に繋がる新たな繋ぎ情報の候補情報を求め、管理部111に供給する。
また、候補情報取得部112は、アクションモデルを用いて、候補情報となる新たな繋ぎ情報を求めることができなかった場合、候補情報取得部102と同様に、アクション実行部113を制御することにより、候補情報(候補情報となる新たな繋ぎ情報)を、実行結果取得部114から得る。
アクション実行部113は、アクション実行部103と同様に、候補情報取得部112からのアクションの要求に応じて、アクションを実行する。
実行結果取得部114は、実行結果取得部104と同様に、アクション実行部113によるアクションの実行の結果を、ネットワーク1を介して受信し、そのアクションの実行の結果から、候補情報を取得して、候補情報取得部112に供給する。
繋がり検索対象選択部115は、管理部111からの制御に従い、候補情報から選択された新たな繋ぎ情報の中から、繋がり検索対象(とする新たな繋ぎ情報)を選択し、管理部111に供給する。
すなわち、管理部111は、候補情報取得部112から候補情報が供給されると、その候補情報の中から、繋がり検索対象に繋げる新たな繋ぎ情報(となる候補情報)を、管理部101と同様にして選択し、その新たな繋ぎ情報を、繋がり検索対象に繋げる形で、ゴール系列に含めて、記憶部116に記憶させる。
さらに、管理部111は、候補情報から選択した新たな繋ぎ情報を、繋がり検索対象選択部115に供給し、その新たな繋ぎ情報からの繋がり検索対象の選択を、繋がり検索対象選択部115に要求する。
繋がり検索対象選択部115は、管理部111からの要求に応じ、管理部111からの新たな繋ぎ情報の中から、繋がり検索対象を選択し、管理部111に供給する。
すなわち、繋がり検索対象選択部115は、管理部111から、繋がり検索対象の選択の要求があると、管理部111からの新たな繋ぎ情報(ゴール系列の新たな繋ぎ情報)が、スタート系列を構成する繋ぎ情報のうちのいずれかに一致する一致情報であるかどうかの判定(一致判定)を、一致判定部93に要求する。
一致判定部93は、繋がり検索対象選択部115から一致判定の要求があると、ゴール系列の新たな繋ぎ情報が、スタート情報処理部91の記憶部106に記憶されたスタート系列を構成する繋ぎ情報のうちのいずれかに一致する一致情報であるかどうかの一致判定を行い、その一致判定の判定結果を、繋がり検索対象選択部115に供給する。
繋がり検索対象選択部115は、ゴール系列の新たな繋ぎ情報が一致情報であることを表している判定結果が、一致判定部93から供給された場合、一致情報となっている新たな繋ぎ情報だけを、繋がり検索対象に選択し、管理部111に供給する。
また、繋がり検索対象選択部115は、ゴール系列の新たな繋ぎ情報が一致情報でないことを表している判定結果が、一致判定部93から供給された場合、新たな繋ぎ情報すべてを、繋がり検索対象に選択し、管理部111に供給する。
記憶部116は、管理部111の制御に従い、ゴール系列を記憶する。
すなわち、管理部111は、上述したように、候補情報取得部112からの候補情報から新たな繋ぎ情報を選択すると、記憶部116に記憶されたゴール系列を読み出し、そのゴール系列に、新たな繋ぎ情報を、繋がり検索対象に繋げる形で含めることにより、新たなゴール系列を構成して、記憶部116に供給する。
記憶部116は、以上のようにして、管理部111から供給される新たなゴール系列を記憶する。
次に、図13のフローチャートを参照して、図12のスタート情報処理部91が行うスタート情報処理について説明する。
スタート情報処理は、スタート情報処理部91の管理部101に、取得部51(図4)からのスタート情報及びゴール情報が供給されると開始される。
スタート情報処理では、ステップS41において、管理部101が、取得部51からのスタート情報を、スタート系列の繋ぎ情報の初期値とし、すなわち、スタート情報のみを繋ぎ情報として含むスタート系列を構成し、記憶部106に供給して記憶させ、処理は、ステップS42に進む。
ステップS42では、管理部101は、スタート情報を、繋がり検索対象に選択し、候補情報取得部102に供給するとともに、その繋がり検索対象に繋がる新たな繋ぎ情報の候補情報の取得を、候補情報取得部102に要求して、処理は、ステップS43に進む。
ステップS43では、候補情報取得部102は、管理部101からの要求に応じ、アクションモデル生成部54に記憶されたアクションモデルを用い、フォワードアクション方式により、管理部101からの繋がり検索対象それぞれについて、その繋ぎ検索対象に繋がる新たな繋ぎ情報の候補情報を求めて、処理は、ステップS44に進む。
ステップS44では、候補情報取得部102は、アクションモデルを用いたフォワードアクション方式で、候補情報を求めることができなかった繋ぎ検索対象(信頼性の低い候補情報が求められた繋ぎ検索対象)があるかどうかを、図12で説明したように判定する。
ステップS44において、アクションモデルを用いたフォワードアクション方式で、候補情報を求めることができなかった繋ぎ検索対象があると判定された場合、処理は、ステップS45に進み、候補情報取得部102は、アクション実行部103を制御して、外部の情報検索装置12(図1)や外部の情報データベース13を用い、アクションモデルを用いたフォワードアクション方式で候補情報を求めることができなかった繋ぎ検索対象について、候補情報を求めさせ、その候補情報を、実行結果取得部104から取得する。
そして、候補情報取得部102は、管理部101からの繋がり検索対象それぞれについて取得した候補情報を、管理部101に供給し、処理は、ステップS45からステップS46に進む。
また、ステップS44において、アクションモデルを用いたフォワードアクション方式で、候補情報を求めることができなかった繋ぎ検索対象がないと判定された場合、候補情報取得部102は、管理部101からの繋がり検索対象それぞれについて、アクションモデルを用いたフォワードアクション方式で求めた候補情報を、管理部101に供給し、処理は、ステップS45をスキップして、ステップS46に進む。
ステップS46では、管理部101は、候補情報取得部102からの、各繋がり検索対象についての候補情報の中から、その繋がり検索対象に繋げる新たな繋ぎ情報を、図12で説明したように、繋ぎ情報の個数を制限するために選択し、処理は、ステップS47に進む。
ステップS47では、管理部101は、ステップS46で、各繋がり検索対象について選択した新たな繋ぎ情報を、その繋がり検索対象に繋げる形で、スタート系列に含め、そのスタート系列を、記憶部106に上書きの形で記憶させる。
さらに、管理部101は、各繋がり検索対象について選択した新たな繋ぎ情報を、繋がり検索対象選択部105に供給するとともに、その新たな繋ぎ情報からの繋がり検索対象の選択を、繋がり検索対象選択部105に要求して、処理は、ステップS48に進む。
ステップS48では、繋がり検索対象選択部105は、管理部101からの新たな繋ぎ情報(スタート系列の新たな繋ぎ情報)が、ゴール系列を構成する繋ぎ情報のうちのいずれかに一致する一致情報であるかどうかの一致判定を、一致判定部93に要求し、その一致判定の判定結果が、一致判定部93から供給されるのを待って、スタート系列の1以上の新たな繋ぎ情報が、ゴール情報処理部92の記憶部116に記憶されたゴール系列を構成する繋ぎ情報のうちのいずれかに一致する一致情報になっているかどうかを判定する。
ステップS48において、スタート系列の新たな繋ぎ情報すべてが、一致情報になっていないと判定された場合、処理は、ステップS49に進み、繋がり検索対象選択部105は、スタート系列の新たな繋ぎ情報すべてを、繋がり検索対象に選択し、管理部101に供給する。
管理部101は、繋がり検索対象選択部105からの繋がり検索対象、すなわち、いまの場合、スタート系列の新たな繋ぎ情報すべてを、候補情報取得部102に供給するとともに、その繋がり検索対象に繋がる新たな繋ぎ情報の候補情報の取得を、候補情報取得部102に要求して、処理は、ステップS43に戻り、以下、同様の処理が繰り返される。
また、ステップS48において、スタート系列の1以上の新たな繋ぎ情報が、一致情報になっていると判定された場合、処理は、ステップS50に進み、繋がり検索対象選択部105は、スタート系列の新たな繋ぎ情報のうちの、一致情報となっている新たな繋ぎ情報を、繋がり検索対象に選択し、管理部101に供給して、処理は、ステップS51に進む。
ステップS51では、管理部101は、繋がり検索対象選択部105からの繋がり検索対象、すなわち、いまの場合、スタート系列の新たな繋ぎ情報のうちの、一致情報となっている新たな繋ぎ情報のいずれかが、取得部51(図4)からのゴール情報と一致するかどうかを判定する。
ステップS51において、スタート系列における、一致情報となっている新たな繋ぎ情報(ここでは、繋がり検索対象)のいずれも、ゴール情報と一致しないと判定された場合、管理部101は、繋がり検索対象選択部105からの繋がり検索対象、すなわち、いまの場合、スタート系列における、一致情報となっている新たな繋ぎ情報を、候補情報取得部102に供給するとともに、その繋がり検索対象に繋がる新たな繋ぎ情報の候補情報の取得を、候補情報取得部102に要求して、処理は、ステップS43に戻り、以下、同様の処理が繰り返される。
また、ステップS51において、スタート系列における、一致情報となっている新たな繋ぎ情報のいずれかが、ゴール情報と一致すると判定された場合、すなわち、スタート情報を、繋ぎ情報の初期値として構成が開始されたスタート系列が、ゴール情報を繋ぎ情報として含むものとなり、したがって、スタート情報とゴール情報の繋がりを表すアクションプランが構成された場合、処理は、ステップS52に進み、管理部101は、記憶部106に記憶されているアクションプラン、すなわち、スタート情報とゴール情報の繋がりを表すアクションプランを読み出し、検索結果出力部52に出力して、スタート情報処理を終了する。
次に、図14のフローチャートを参照して、図12のゴール情報処理部92が行うゴール情報処理について説明する。
ゴール情報処理は、ゴール情報処理部92の管理部111に、取得部51(図4)からのスタート情報及びゴール情報が供給されると開始され、スタート情報に代えて、ゴール情報が用いられる他は、図13のスタート情報処理と同様の処理が行われる。
すなわち、ゴール情報処理では、ステップS61において、管理部111が、取得部51からのゴール情報を、ゴール系列の繋ぎ情報の初期値とし、つまり、ゴール情報のみを繋ぎ情報として含むゴール系列を構成し、記憶部116に供給して記憶させ、処理は、ステップS62に進む。
ステップS62では、管理部111は、ゴール情報を、繋がり検索対象に選択し、候補情報取得部112に供給するとともに、その繋がり検索対象に繋がる新たな繋ぎ情報の候補情報の取得を、候補情報取得部112に要求して、処理は、ステップS63に進む。
ステップS63では、候補情報取得部112は、管理部111からの要求に応じ、アクションモデル生成部54に記憶されたアクションモデルを用い、フォワードアクション方式により、管理部111からの繋がり検索対象それぞれについて、その繋ぎ検索対象に繋がる新たな繋ぎ情報の候補情報を求めて、処理は、ステップS64に進む。
ステップS64では、候補情報取得部112は、アクションモデルを用いたフォワードアクション方式で、候補情報を求めることができなかった繋ぎ検索対象(信頼性の低い候補情報が求められた繋ぎ検索対象)があるかどうかを、候補情報取得部102と同様に判定する。
ステップS64において、アクションモデルを用いたフォワードアクション方式で、候補情報を求めることができなかった繋ぎ検索対象があると判定された場合、処理は、ステップS65に進み、候補情報取得部112は、アクション実行部113を制御して、外部の情報検索装置12(図1)や外部の情報データベース13を用い、アクションモデルを用いたフォワードアクション方式で候補情報を求めることができなかった繋ぎ検索対象について、候補情報を求めさせ、その候補情報を、実行結果取得部114から取得する。
そして、候補情報取得部112は、管理部111からの繋がり検索対象それぞれについて取得した候補情報を、管理部111に供給し、処理は、ステップS65からステップS66に進む。
また、ステップS64において、アクションモデルを用いたフォワードアクション方式で、候補情報を求めることができなかった繋ぎ検索対象がないと判定された場合、候補情報取得部112は、管理部111からの繋がり検索対象それぞれについて、アクションモデルを用いたフォワードアクション方式で求めた候補情報を、管理部111に供給し、処理は、ステップS65をスキップして、ステップS66に進む。
ステップS66では、管理部111は、管理部101と同様に、候補情報取得部112からの、各繋がり検索対象についての候補情報の中から、その繋がり検索対象に繋げる新たな繋ぎ情報を、繋ぎ情報の個数を制限するために選択し、処理は、ステップS67に進む。
ステップS67では、管理部111は、ステップS66で、各繋がり検索対象について選択した新たな繋ぎ情報を、その繋がり検索対象に繋げる形で、ゴール系列に含め、そのゴール系列を、記憶部116に上書きの形で記憶させる。
さらに、管理部111は、各繋がり検索対象について選択した新たな繋ぎ情報を、繋がり検索対象選択部115に供給するとともに、その新たな繋ぎ情報からの繋がり検索対象の選択を、繋がり検索対象選択部115に要求して、処理は、ステップS68に進む。
ステップS68では、繋がり検索対象選択部115は、管理部111からの新たな繋ぎ情報(ゴール系列の新たな繋ぎ情報)が、スタート系列を構成する繋ぎ情報のうちのいずれかに一致する一致情報であるかどうかの一致判定を、一致判定部93に要求し、その一致判定の判定結果が、一致判定部93から供給されるのを待って、ゴール系列の1以上の新たな繋ぎ情報が、スタート情報処理部91の記憶部106に記憶されたスタート系列を構成する繋ぎ情報のうちのいずれかに一致する一致情報になっているかどうかを判定する。
ステップS68において、ゴール系列の新たな繋ぎ情報すべてが、一致情報になっていないと判定された場合、処理は、ステップS69に進み、繋がり検索対象選択部115は、ゴール系列の新たな繋ぎ情報すべてを、繋がり検索対象に選択し、管理部111に供給する。
管理部111は、繋がり検索対象選択部115からの繋がり検索対象、すなわち、いまの場合、ゴール系列の新たな繋ぎ情報すべてを、候補情報取得部112に供給するとともに、その繋がり検索対象に繋がる新たな繋ぎ情報の候補情報の取得を、候補情報取得部112に要求して、処理は、ステップS63に戻り、以下、同様の処理が繰り返される。
また、ステップS68において、ゴール系列の1以上の新たな繋ぎ情報が、一致情報になっていると判定された場合、処理は、ステップS70に進み、繋がり検索対象選択部115は、ゴール系列の新たな繋ぎ情報のうちの、一致情報となっている新たな繋ぎ情報を、繋がり検索対象に選択し、管理部111に供給して、処理は、ステップS71に進む。
ステップS71では、管理部111は、繋がり検索対象選択部115からの繋がり検索対象、すなわち、いまの場合、ゴール系列の新たな繋ぎ情報のうちの、一致情報となっている新たな繋ぎ情報のいずれかが、取得部51(図4)からのスタート情報と一致するかどうかを判定する。
ステップS71において、ゴール系列における、一致情報となっている新たな繋ぎ情報(ここでは、繋がり検索対象)のいずれも、スタート情報と一致しないと判定された場合、管理部111は、繋がり検索対象選択部115からの繋がり検索対象、すなわち、いまの場合、ゴール系列における、一致情報となっている新たな繋ぎ情報を、候補情報取得部112に供給するとともに、その繋がり検索対象に繋がる新たな繋ぎ情報の候補情報の取得を、候補情報取得部112に要求して、処理は、ステップS63に戻り、以下、同様の処理が繰り返される。
また、ステップS71において、ゴール系列における、一致情報となっている新たな繋ぎ情報のいずれかが、スタート情報と一致すると判定された場合、すなわち、ゴール情報を、繋ぎ情報の初期値として構成が開始されたゴール系列が、スタート情報を繋ぎ情報として含むものとなり、したがって、スタート情報とゴール情報の繋がりを表すアクションプランが構成された場合、処理は、ステップS72に進み、管理部111は、記憶部116に記憶されているアクションプラン、すなわち、スタート情報とゴール情報の繋がりを表すアクションプランを読み出し、検索結果出力部52に出力して、ゴール情報処理を終了する。
ここで、図12の繋がり検索部55では、スタート情報処理部91、及びゴール情報処理部92のいずれにおいても、フォワードアクション方式で、新たな繋ぎ情報が求められる。
すなわち、繋がり検索対象である繋ぎ情報を、入力情報としたときに、アクションモデルから取得される関係情報が、新たな繋ぎ情報として求められる。
この場合、取得部51で取得された2つの検索対象情報のうちの一方をスタート情報とするとともに、他方をゴール情報としても、また、一方をゴール情報とするとともに、他方をスタート情報としても、同様のアクションプランが得られる。
なお、スタート情報処理において(ゴール情報処理でも同様)、スタート系列(ゴール系列)に、繋ぎ情報が含められてから、次に、新たな繋ぎ情報が含められるまでを、1サイクル処理ということとすると、図13のスタート情報処理と、図14のゴール情報処理とでは、1サイクル処理を同時に行うこともできるし、1サイクル処理を、交互に行うこともできる。
また、図13のスタート情報処理では、1サイクル処理を複数回行い、その後、図14のゴール情報処理において、1サイクル処理を1回、又は複数回行うことを繰り返すこともできるし、図13のスタート情報処理では、1サイクル処理を1回行い、その後、図14のゴール情報処理において、1サイクル処理を複数回行うことを繰り返すこともできる。
さらに、図13のスタート情報処理、又は図14のゴール情報処理のうちの一方だけを行うようにすることもできる。
図13のスタート情報処理だけを行う場合、スタート系列に、ゴール情報が、繋ぎ情報として含まれるまで、1サイクル処理が繰り返し行われる。
また、図14のゴール情報処理だけを行う場合、ゴール系列に、スタート系列が、繋ぎ情報として含まれるまで、1サイクル処理が繰り返し行われる。
ここで、図12の繋がり検索部55には、スタート情報処理部91及びゴール情報処理部92の両方を設けるのではなく、いずれか一方だけを設け、その一方に、スタート情報処理とゴール情報処理の両方を行わせることが可能である。
次に、図15ないし図18を参照して、図12の繋がり検索部55のスタート情報処理部91で行われるスタート情報処理、及びゴール情報処理部92で行われるゴール情報処理によって構成されるアクションプラン(スタート系列、及びゴール系列)について説明する。
なお、図15ないし図18では、検索文字列(キーワード)「横浜」がスタート情報になっており、検索文字列「お台場」がゴール情報になっている。
図15は、スタート情報処理の開始直後のスタート系列と、ゴール情報処理の開始直後のゴール系列とを示している。
図15では、スタート系列は、スタート情報である繋ぎ情報「横浜」のみから構成され、ゴール系列は、ゴール情報である繋ぎ情報「お台場」のみから構成されている。
図16は、スタート情報である繋ぎ情報「横浜」を繋がり検索対象とし、フォワードアクション方式によって、新たな繋ぎ情報が求められた後のスタート系列と、ゴール情報である繋ぎ情報「お台場」を繋がり検索対象とし、フォワードアクション方式によって、新たな繋ぎ情報が求められた後のゴール系列とを示している。
図16では、スタート系列は、スタート情報である繋ぎ情報「横浜」と、その繋ぎ情報「横浜」を繋がり検索対象として、フォワードアクション方式で求められた新たな繋ぎ情報「横浜国際競技場」、「みなとみらい」、「東海道線」、及び「中華街」に関するwebページとから構成されている。
また、図16では、ゴール系列は、ゴール情報である繋ぎ情報「お台場」と、その繋ぎ情報「お台場」を繋がり検索対象として、フォワードアクション方式で求められた新たな繋ぎ情報「東京ビックサイト」、「メディアージュ」、「ソニーエクスプローラサイエンス」、「ゆりかもめ」、及び「船の科学館」に関するwebページとから構成されている。
図17は、図16のスタート系列の繋ぎ情報「横浜国際競技場」、「みなとみらい」、「東海道線」、及び「中華街」に関するwebページそれぞれを繋がり検索対象とし、フォワードアクション方式によって、新たな繋ぎ情報が求められた後のスタート系列と、図16のゴール系列の繋ぎ情報「東京ビックサイト」、「メディアージュ」、「ソニーエクスプローラサイエンス」、「ゆりかもめ」、及び「船の科学館」に関するwebページそれぞれを繋がり検索対象とし、フォワードアクション方式によって、新たな繋ぎ情報が求められた後のゴール系列とを示している。
図17では、スタート系列は、繋ぎ情報「横浜」、その繋ぎ情報「横浜」を繋がり検索対象として、フォワードアクション方式で求められた繋ぎ情報「横浜国際競技場」、「みなとみらい」、「東海道線」、及び「中華街」に関するwebページ、繋ぎ情報「横浜国際競技場」に関するwebページを繋がり検索対象として、フォワードアクション方式で求められた新たな繋ぎ情報としての検索文字列「マリノス」、繋ぎ情報「みなとみらい」に関するwebページを繋がり検索対象として、フォワードアクション方式で求められた新たな繋ぎ情報としての検索文字列「パシフィコ横浜」及び「ランドマークタワー」、繋ぎ情報「東海道線」に関するwebページを繋がり検索対象として、フォワードアクション方式で求められた新たな繋ぎ情報としての検索文字列「川崎」及び「横須賀線」、並びに、繋ぎ情報「中華街」に関するwebページを繋がり検索対象として、フォワードアクション方式で求められた新たな繋ぎ情報としての検索文字列「飲茶」、「元町」、及び「山下公園」から構成されている。
また、図17では、ゴール系列は、繋ぎ情報「お台場」、その繋ぎ情報「お台場」を繋がり検索対象として、フォワードアクション方式で求められた繋ぎ情報「東京ビックサイト」、「メディアージュ」、「ソニーエクスプローラサイエンス」、「ゆりかもめ」、及び「船の科学館」に関するwebページ、並びに、その繋ぎ情報「東京ビックサイト」、「メディアージュ」、「ソニーエクスプローラサイエンス」、「ゆりかもめ」、又は「船の科学館」に関するwebページそれぞれを繋がり検索対象として、フォワードアクション方式で求められた新たな繋ぎ情報としての検索文字列「モータショー」、「竹芝」、「ソニー」、「新橋」、及び「しながわ水族館」から構成されている。
ここで、図17のゴール系列において、新たな繋ぎ情報「モータショー」は、繋ぎ情報「東京ビックサイト」に関するwebページを繋がり検索対象として、フォワードアクション方式で求められている。
また、図17のゴール系列において、新たな繋ぎ情報「竹芝」及び「新橋」は、繋ぎ情報「ゆりかもめ」に関するwebページを繋がり検索対象として、フォワードアクション方式で求められている。
さらに、図17のゴール系列において、新たな繋ぎ情報「ソニー」は、繋ぎ情報「メディアージュ」に関するwebページと、繋ぎ情報「ソニーエクスプローラサイエンス」に関するwebページとのそれぞれを繋がり検索対象として、フォワードアクション方式で求められている。
また、図17のゴール系列において、新たな繋ぎ情報「しながわ水族館」は、繋ぎ情報「船の科学館」に関するwebページを繋がり検索対象として、フォワードアクション方式で求められている。
図18は、図17のスタート系列の繋ぎ情報「マリノス」、「パシフィコ横浜」、「ランドマークタワー」、「川崎」、「横須賀線」、「飲茶」、「元町」、及び「山下公園」それぞれを繋がり検索対象とし、フォワードアクション方式によって、新たな繋ぎ情報が求められた後のスタート系列と、図17のゴール系列の繋ぎ情報「モータショー」、「竹芝」、「ソニー」、「新橋」、及び「しながわ水族館」それぞれを繋がり検索対象とし、フォワードアクション方式によって、新たな繋ぎ情報が求められた後のゴール系列とを示している。
図18では、スタート系列は、繋ぎ情報「横浜」、その繋ぎ情報「横浜」を繋がり検索対象として、フォワードアクション方式で求められた繋ぎ情報「横浜国際競技場」、「みなとみらい」、「東海道線」、及び「中華街」に関するwebページ、その繋ぎ情報「横浜国際競技場」、「みなとみらい」、「東海道線」、及び「中華街」に関するwebページそれぞれを繋がり検索対象として、フォワードアクション方式で求められた繋ぎ情報「マリノス」、「パシフィコ横浜」、「ランドマークタワー」、「川崎」、「横須賀線」、「飲茶」、「元町」、及び「山下公園」、並びに、その繋ぎ情報「マリノス」、「パシフィコ横浜」、「ランドマークタワー」、「川崎」、「横須賀線」、「飲茶」、「元町」、及び「山下公園」それぞれを繋がり検索対象として、フォワードアクション方式で求められた新たな繋ぎ情報「ニッサン」、「インターコンチネンタルホテル」、「品川」、「鎌倉」、「横須賀」、「みなとみらい線」、及び「氷川丸」に関するwebページから構成されている。
ここで、図18のスタート系列において、新たな繋ぎ情報「ニッサン」に関するwebページは、繋ぎ情報「マリノス」を繋がり検索対象として、フォワードアクション方式で求められている。
また、図18のスタート系列において、新たな繋ぎ情報「インターコンチネンタルホテル」に関するwebページは、繋ぎ情報「パシフィコ横浜」と、繋ぎ情報「ランドマークタワー」のそれぞれを繋がり検索対象として、フォワードアクション方式で求められている。
さらに、図18のスタート系列において、新たな繋ぎ情報「品川」に関するwebページは、繋ぎ情報「川崎」と「横須賀線」のそれぞれを繋がり検索対象として、フォワードアクション方式で求められている。
また、図18のスタート系列において、新たな繋ぎ情報「鎌倉」、及び「横須賀」に関するwebページは、繋ぎ情報「横須賀線」を繋がり検索対象として、フォワードアクション方式で求められている。
さらに、図18のスタート系列において、新たな繋ぎ情報「みなとみらい線」に関するwebページは、繋ぎ情報「元町」を繋がり検索対象として、フォワードアクション方式で求められている。
また、図18のスタート系列において、新たな繋ぎ情報「氷川丸」に関するwebページは、繋ぎ情報「山下公園」を繋がり検索対象として、フォワードアクション方式で求められている。
そして、図18では、ゴール系列は、繋ぎ情報「お台場」、その繋ぎ情報「お台場」を繋がり検索対象として、フォワードアクション方式で求められた繋ぎ情報「東京ビックサイト」、「メディアージュ」、「ソニーエクスプローラサイエンス」、「ゆりかもめ」、及び「船の科学館」に関するwebページ、その繋ぎ情報「東京ビックサイト」、「メディアージュ」、「ソニーエクスプローラサイエンス」、「ゆりかもめ」、又は「船の科学館」に関するwebページそれぞれを繋がり検索対象として、フォワードアクション方式で求められた繋ぎ情報「モータショー」、「竹芝」、「ソニー」、「新橋」、及び「しながわ水族館」、並びに、その繋ぎ情報「モータショー」、「竹芝」、「ソニー」、「新橋」、及び「しながわ水族館」それぞれを繋がり検索対象として、フォワードアクション方式で求められた新たな繋ぎ情報「ニッサン」、「インターコンチネンタルホテル」、及び「品川」に関するwebページから構成されている。
ここで、図18のゴール系列において、新たな繋ぎ情報「ニッサン」に関するwebページは、繋ぎ情報「モータショー」を繋がり検索対象として、フォワードアクション方式で求められている。
また、図18のゴール系列において、新たな繋ぎ情報「インターコンチネンタルホテル」に関するwebページは、繋ぎ情報「竹芝」を繋がり検索対象として、フォワードアクション方式で求められている。
さらに、図18のゴール系列において、新たな繋ぎ情報「品川」に関するwebページは、繋ぎ情報「ソニー」、「新橋」、及び「しながわ水族館」のそれぞれを繋がり検索対象として、フォワードアクション方式で求められている。
図18のスタート系列において、繋ぎ情報「ニッサン」、「インターコンチネンタルホテル」、及び「品川」は、ゴール系列に存在するから一致情報であり、その後のスタート情報処理では、繋ぎ情報「ニッサン」、「インターコンチネンタルホテル」、及び「品川」のそれぞれを繋がり検索対象として、新たな繋ぎ情報が、フォワードアクション方式で求められる。
そして、スタート系列において、ゴール情報「お台場」が繋ぎ情報として求められると、スタート情報処理部91(図12)は、その繋ぎ情報「お台場」を含むスタート系列を、スタート情報「横浜」及びゴール情報「お台場」を含むアクションプランとして出力して、スタート情報処理を終了する。
また、図18のゴール系列において、繋ぎ情報「ニッサン」、「インターコンチネンタルホテル」、及び「品川」は、スタート系列に存在するから一致情報であり、その後のゴール情報処理では、繋ぎ情報「ニッサン」、「インターコンチネンタルホテル」、及び「品川」のそれぞれを繋がり検索対象として、新たな繋ぎ情報が、フォワードアクション方式で求められる。
そして、ゴール系列において、スタート情報「横浜」が繋ぎ情報として求められると、ゴール情報処理部92(図12)は、その繋ぎ情報「横浜」を含むゴール系列を、スタート情報「横浜」及びゴール情報「お台場」を含むアクションプランとして出力して、ゴール情報処理を終了する。
次に、図19は、図10の繋がり検索部55のスタート情報処理部91、及びゴール情報処理部92の第2の構成例を示している。
なお、図中、図12の場合と対応する部分については、同一の符号を付してあり、以下では、その説明は、適宜省略する。
すなわち、図19において、スタート情報処理部91は、図12の場合と同様に構成されている。
また、図19において、ゴール情報処理部92は、管理部111、繋がり検索対象選択部115、及び記憶部116が設けられている点で、図12の場合と共通する。但し、図19のゴール情報処理部92は、候補情報取得部112に代えて、候補情報取得部122が設けられている点、並びに、アクション実行部113及び実行結果取得部114が設けられていない点で、図12の場合と相違する。
図19の繋がり検索部55では、スタート情報処理部91が、スタート情報処理として、繋ぎ情報を、入力情報としたときに、アクションモデルから取得される関係情報を、新たな繋ぎ情報として求めることを、スタート情報を繋ぎ情報の初期値として行い、ゴール情報処理部92が、ゴール情報処理として、繋ぎ情報が関係情報としてアクションモデルから取得されるときの入力情報を、新たな繋ぎ情報として求めることを、ゴール情報を繋ぎ情報の初期値として行う。
また、スタート情報処理部91、及びゴール情報処理部92は、一致情報となった繋ぎ情報を、新たな繋ぎ情報を求める繋がり検索対象として、その繋がり検索対象に繋がる新たな繋ぎ情報を求める。
したがって、図19では、スタート情報処理部91において、図12の場合と同様にフォワードアクション方式で、スタート系列が構成され、ゴール情報処理部92では、図3で説明したバックワードアクション方式で、ゴール系列が構成される。
図19のゴール情報処理部92において、候補情報取得部122には、アクションモデル生成部54(図4)からアクションモデルが供給される。
候補情報取得部122は、管理部111からの制御に従い、アクションモデル生成部54からのアクションモデルを用いて、繋がり検索対象に繋がる新たな繋ぎ情報の候補(候補情報)を求め、管理部111に供給する。
すなわち、管理部111は、ゴール系列(アクションプラン)の繋ぎ情報のうちの、繋がり検索対象選択部115からの繋がり検索対象を、候補情報取得部122に供給し、その繋がり検索対象に繋がる新たな繋ぎ情報の候補情報の取得を、候補情報取得部122に要求する。
候補情報取得部122は、管理部111からの要求に応じ、アクションモデル生成部54からのアクションモデルを用いて、管理部111からの繋がり検索対象に繋がる新たな繋ぎ情報の候補情報を求め、管理部111に供給する。
但し、候補情報取得部122は、図12の候補情報取得部112と異なり、フォワードアクション方式ではなく、バックワードアクション方式で、候補情報を求める。
すなわち、候補情報取得部122は、繋ぎ情報が関係情報としてアクションモデルから取得されるときの入力情報を、新たな繋ぎ情報の候補情報として求める。
なお、図12の、フォワードアクション方式で候補情報を求める候補情報取得部112では、候補情報を求めることができなかった繋ぎ検索対象(信頼性の低い候補情報が求められた繋ぎ検索対象)があった場合、アクション実行部113(図12)を制御して、外部の情報検索装置12(図1)や、又は外部の情報データベース13を用いて、候補情報を求めるが、バックワード方式で候補情報を求める候補情報取得部122では、アクションモデルを用いて、候補情報を求めることができなかった繋ぎ検索対象については、候補情報を求めることを終了する。
候補情報取得部122において、このように、アクションモデルを用いて、候補情報を求めることができなかった繋ぎ検索対象について、候補情報を求めることを終了するのは、バックワードアクション方式では、例えば、検索文字列を入力情報として、その検索文字列を含むwebページを検索し、関係情報として取得するサーチアクションを例にすれば、検索結果であるwebページが与えられている場合に、そのwebページの検索に用いられた検索文字列を取得する必要があるので、そのような検索文字列を、外部の情報検索装置12や情報データベース13を用いて取得することは困難であるからである。
次に、図20のフローチャートを参照して、図19のゴール情報処理部92が行うゴール情報処理について説明する。
ゴール情報処理は、ゴール情報処理部92の管理部111に、取得部51(図4)からのスタート情報及びゴール情報が供給されると開始される。
ゴール情報処理では、ステップS81において、管理部111が、取得部51からのゴール情報を、ゴール系列の繋ぎ情報の初期値とし、つまり、ゴール情報のみを繋ぎ情報として含むゴール系列を構成し、記憶部116に供給して記憶させ、処理は、ステップS82に進む。
ステップS82では、管理部111は、ゴール情報を、繋がり検索対象に選択し、候補情報取得部112に供給するとともに、その繋がり検索対象に繋がる新たな繋ぎ情報の候補情報の取得を、候補情報取得部122に要求して、処理は、ステップS83に進む。
ステップS83では、候補情報取得部122は、管理部111からの要求に応じ、アクションモデル生成部54に記憶されたアクションモデルを用い、バックワードアクション方式により、管理部111からの繋がり検索対象それぞれについて、その繋ぎ検索対象に繋がる新たな繋ぎ情報の候補情報を求めて、処理は、ステップS84に進む。
ステップS84では、候補情報取得部122は、アクションモデルを用いたバックワードアクション方式で、候補情報を求めることができた繋ぎ検索対象(信頼性が低くない候補情報が求められた繋ぎ検索対象)があるかどうかを判定する。
ステップS84において、アクションモデルを用いたバックワードアクション方式で、候補情報を求めることができた繋ぎ検索対象がないと判定された場合、つまり、すべての繋ぎ検索対象について求められた候補情報が、信頼性の低い候補情報である場合、ゴール情報処理は終了する。
したがって、すべての繋ぎ検索対象について求められた候補情報が、信頼性の低い候補情報である場合には、その時点で、ゴール系列の構成(ゴール情報から繋ぎ情報を繋いでいくこと)は終了される。
一方、ステップS84において、アクションモデルを用いたバックワードアクション方式で、候補情報を求めることができた繋ぎ検索対象があると判定された場合、候補情報取得部122は、繋ぎ検索対象について求められた候補情報(信頼性が低くない候補情報)を、管理部111に供給し、処理は、ステップS85に進む。
ステップS85では、管理部111は、候補情報取得部122からの、各繋がり検索対象についての候補情報の中から、その繋がり検索対象に繋げる新たな繋ぎ情報を、繋ぎ情報の個数を制限するために選択し、処理は、ステップS86に進む。
ステップS86では、管理部111は、ステップS85で、各繋がり検索対象について選択した新たな繋ぎ情報を、その繋がり検索対象に繋げる形で、ゴール系列に含め、そのゴール系列を、記憶部116に上書きの形で記憶させる。
さらに、管理部111は、各繋がり検索対象について選択した新たな繋ぎ情報を、繋がり検索対象選択部115に供給するとともに、その新たな繋ぎ情報からの繋がり検索対象の選択を、繋がり検索対象選択部115に要求して、処理は、ステップS86からステップS87に進む。
ステップS87では、繋がり検索対象選択部115は、管理部111からの新たな繋ぎ情報(ゴール系列の新たな繋ぎ情報)が、スタート系列を構成する繋ぎ情報のうちのいずれかに一致する一致情報であるかどうかの一致判定を、一致判定部93に要求し、その一致判定の判定結果が、一致判定部93から供給されるのを待って、ゴール系列の1以上の新たな繋ぎ情報が、スタート情報処理部91の記憶部106に記憶されたスタート系列を構成する繋ぎ情報のうちのいずれかに一致する一致情報になっているかどうかを判定する。
ステップS87において、ゴール系列の新たな繋ぎ情報すべてが、一致情報になっていないと判定された場合、処理は、ステップS88に進み、繋がり検索対象選択部115は、ゴール系列の新たな繋ぎ情報すべてを、繋がり検索対象に選択し、管理部111に供給する。
管理部111は、繋がり検索対象選択部115からの繋がり検索対象、すなわち、いまの場合、ゴール系列の新たな繋ぎ情報すべてを、候補情報取得部122に供給するとともに、その繋がり検索対象に繋がる新たな繋ぎ情報の候補情報の取得を、候補情報取得部122に要求して、処理は、ステップS83に戻り、以下、同様の処理が繰り返される。
また、ステップS87において、ゴール系列の1以上の新たな繋ぎ情報が、一致情報になっていると判定された場合、処理は、ステップS89に進み、繋がり検索対象選択部115は、ゴール系列の新たな繋ぎ情報のうちの、一致情報となっている新たな繋ぎ情報を、繋がり検索対象に選択し、管理部111に供給して、処理は、ステップS90に進む。
ステップS90では、管理部111は、繋がり検索対象選択部115からの繋がり検索対象、すなわち、いまの場合、ゴール系列の新たな繋ぎ情報のうちの、一致情報となっている新たな繋ぎ情報のいずれかが、取得部51(図4)からのスタート情報と一致するかどうかを判定する。
ステップS90において、ゴール系列における、一致情報となっている新たな繋ぎ情報(ここでは、繋がり検索対象)のいずれも、スタート情報と一致しないと判定された場合、管理部111は、繋がり検索対象選択部115からの繋がり検索対象、すなわち、いまの場合、ゴール系列における、一致情報となっている新たな繋ぎ情報を、候補情報取得部122に供給するとともに、その繋がり検索対象に繋がる新たな繋ぎ情報の候補情報の取得を、候補情報取得部122に要求して、処理は、ステップS83に戻り、以下、同様の処理が繰り返される。
また、ステップS90において、ゴール系列における、一致情報となっている新たな繋ぎ情報のいずれかが、スタート情報と一致すると判定された場合、すなわち、ゴール情報を、繋ぎ情報の初期値として構成が開始されたゴール系列が、スタート情報を、繋ぎ情報として含むものとなり、したがって、スタート情報とゴール情報の繋がりを表すアクションプランが構成された場合、処理は、ステップS91に進み、管理部111は、記憶部116に記憶されているアクションプラン、すなわち、スタート情報とゴール情報の繋がりを表すアクションプランを読み出し、検索結果出力部52に出力して、ゴール情報処理を終了する。
ここで、図19の繋がり検索部55では、スタート情報処理部91では、フォワードアクション方式で、新たな繋ぎ情報が求められ、ゴール情報処理部92では、バックワードアクション方式で、新たな繋ぎ情報が求められる。
すなわち、スタート情報処理部91では、繋がり検索対象である繋ぎ情報を、入力情報としたときに、アクションモデルから取得される関係情報が、新たな繋ぎ情報として求められる。一方、ゴール情報処理部92では、アクションモデルから取得される関係情報が、繋がり検索対象であるときに、その関係情報に対応する入力情報が、繋がり検索対象に繋がる新たな繋ぎ情報として求められる。
したがって、図19の繋がり検索部55で行われる繋がり検索処理(スタート情報処理、及びゴール情報処理等)では、スタート情報処理部91、及びゴール情報処理部92のいずれにおいても、フォワードアクション方式で、新たな繋ぎ情報が求められる図12の場合と異なり、観念的には、スタート情報からゴール情報に向かう方向性があるアクションプラン(繋ぎ情報の系列)が得られる。
つまり、図19の繋がり検索部55では、取得部51で取得された2つの検索対象情報のうちの一方をスタート情報とするとともに、他方をゴール情報として、繋がり検索処理を行った場合と、一方をゴール情報とするとともに、他方をスタート情報として、繋がり検索処理を行った場合とで、異なるアクションプランが得られる。
なお、上述したように、スタート系列及びゴール系列に、繋ぎ情報が含められてから、次に、新たな繋ぎ情報が含められるまでを、1サイクル処理ということとすると、図13のスタート情報処理と、図20のゴール情報処理とでは、1サイクル処理を同時に行うこともできるし、1サイクル処理を、交互に行うこともできる。
また、図13のスタート情報処理では、1サイクル処理を複数回行い、その後、図20のゴール情報処理において、1サイクル処理を1回、又は複数回行うことを繰り返すこともできるし、図13のスタート情報処理では、1サイクル処理を1回行い、その後、図20のゴール情報処理において、1サイクル処理を複数回行うことを繰り返すこともできる。
さらに、図13のスタート情報処理と、図20のゴール情報処理とについては、図20のゴール情報処理を先に行い、そのゴール情報処理が終了してから、図13のスタート情報処理を行うことができる。
次に、図21ないし図26を参照して、図19の繋がり検索部55のスタート情報処理部91で行われるスタート情報処理、及びゴール情報処理部92で行われるゴール情報処理によって構成されるアクションプラン(ゴール系列、及びゴール系列)について説明する。
なお、図21ないし図26では、上述の図15ないし図18と同様に、検索文字列(キーワード)「横浜」がスタート情報になっており、検索文字列「お台場」がゴール情報になっている。
図21は、スタート情報処理の開始直後のスタート系列と、ゴール情報処理の開始直後のゴール系列とを示している。
図21では、スタート系列は、スタート情報である繋ぎ情報「横浜」のみから構成され、ゴール系列は、ゴール情報である繋ぎ情報「お台場」のみから構成されている。
図22は、スタート情報である繋ぎ情報「横浜」を繋がり検索対象とし、フォワードアクション方式によって、新たな繋ぎ情報が求められた後のスタート系列と、ゴール情報である繋ぎ情報「お台場」を繋がり検索対象とし、バックワードアクション方式によって、新たな繋ぎ情報が求められた後のゴール系列とを示している。
図22では、スタート系列は、スタート情報である繋ぎ情報「横浜」と、その繋ぎ情報「横浜」を繋がり検索対象として、フォワードアクション方式で求められた新たな繋ぎ情報「横浜国際競技場」、「みなとみらい」、「東海道線」、及び「中華街」に関するwebページとから構成されている。
また、図22では、ゴール系列は、ゴール情報である繋ぎ情報「お台場」と、その繋ぎ情報「お台場」を繋がり検索対象として、バックワードアクション方式で求められた新たな繋ぎ情報「東京ビックサイト」、「メディアージュ」、「ゆりかもめ」、及び「船の科学館」に関するwebページとから構成されている。
図23は、図22のスタート系列の繋ぎ情報「横浜国際競技場」、「みなとみらい」、「東海道線」、及び「中華街」に関するwebページそれぞれを繋がり検索対象とし、フォワードアクション方式によって、新たな繋ぎ情報が求められた後のスタート系列と、図22のゴール系列の繋ぎ情報「東京ビックサイト」、「メディアージュ」、「ゆりかもめ」、及び「船の科学館」に関するwebページそれぞれを繋がり検索対象とし、バックワードアクション方式によって、新たな繋ぎ情報が求められた後のゴール系列とを示している。
図23では、スタート系列は、繋ぎ情報「横浜」、その繋ぎ情報「横浜」を繋がり検索対象として、フォワードアクション方式で求められた繋ぎ情報「横浜国際競技場」、「みなとみらい」、「東海道線」、及び「中華街」に関するwebページ、繋ぎ情報「横浜国際競技場」に関するwebページを繋がり検索対象として、フォワードアクション方式で求められた新たな繋ぎ情報としての検索文字列「マリノス」、繋ぎ情報「みなとみらい」に関するwebページを繋がり検索対象として、フォワードアクション方式で求められた新たな繋ぎ情報としての検索文字列「パシフィコ横浜」及び「ランドマークタワー」、繋ぎ情報「東海道線」に関するwebページを繋がり検索対象として、フォワードアクション方式で求められた新たな繋ぎ情報としての検索文字列「川崎」及び「横須賀線」、並びに、繋ぎ情報「中華街」に関するwebページを繋がり検索対象として、フォワードアクション方式で求められた新たな繋ぎ情報としての検索文字列「飲茶」、「元町」、及び「山下公園」から構成されている。
また、図23では、ゴール系列は、繋ぎ情報「お台場」、その繋ぎ情報「お台場」を繋がり検索対象として、バックワードアクション方式で求められた繋ぎ情報「東京ビックサイト」、「メディアージュ」、「ゆりかもめ」、及び「船の科学館」に関するwebページから構成されている。
すなわち、図23では、ゴール系列の繋ぎ情報「東京ビックサイト」、「メディアージュ」、「ゆりかもめ」、及び「船の科学館」に関するwebページそれぞれを繋がり検索対象として、バックワードアクション方式により、候補情報を求めることができず(図20のステップS84)、ゴール情報処理が終了し、ゴール系列は、図22の状態のままとなっている。
ゴール系列については、以下説明する図24ないし図26においても、図22の状態のままとなっているため、その説明は、適宜省略する。
図24は、図23のスタート系列の繋ぎ情報「マリノス」、「パシフィコ横浜」、「ランドマークタワー」、「川崎」、「横須賀線」、「飲茶」、「元町」、及び「山下公園」それぞれを繋がり検索対象とし、フォワードアクション方式によって、新たな繋ぎ情報が求められた後のスタート系列と、ゴール情報処理が終了した後のゴール系列とを示している。
図24では、スタート系列は、繋ぎ情報「横浜」、その繋ぎ情報「横浜」を繋がり検索対象として、フォワードアクション方式で求められた繋ぎ情報「横浜国際競技場」、「みなとみらい」、「東海道線」、及び「中華街」に関するwebページ、その繋ぎ情報「横浜国際競技場」、「みなとみらい」、「東海道線」、及び「中華街」に関するwebページそれぞれを繋がり検索対象として、フォワードアクション方式で求められた繋ぎ情報「マリノス」、「パシフィコ横浜」、「ランドマークタワー」、「川崎」、「横須賀線」、「飲茶」、「元町」、及び「山下公園」、並びに、その繋ぎ情報「マリノス」、「パシフィコ横浜」、「ランドマークタワー」、「川崎」、「横須賀線」、「飲茶」、「元町」、及び「山下公園」それぞれを繋がり検索対象として、フォワードアクション方式で求められた新たな繋ぎ情報「ニッサン」、「インターコンチネンタルホテル」、「品川」、「鎌倉」、「横須賀」、「みなとみらい線」、及び「氷川丸」に関するwebページから構成されている。
ここで、図24のスタート系列において、新たな繋ぎ情報「ニッサン」に関するwebページは、繋ぎ情報「マリノス」を繋がり検索対象として、フォワードアクション方式で求められている。
また、図24のスタート系列において、新たな繋ぎ情報「インターコンチネンタルホテル」に関するwebページは、繋ぎ情報「パシフィコ横浜」と、繋ぎ情報「ランドマークタワー」のそれぞれを繋がり検索対象として、フォワードアクション方式で求められている。
さらに、図24のスタート系列において、新たな繋ぎ情報「品川」に関するwebページは、繋ぎ情報「川崎」と「横須賀線」のそれぞれを繋がり検索対象として、フォワードアクション方式で求められている。
また、図24のスタート系列において、新たな繋ぎ情報「鎌倉」、及び「横須賀」に関するwebページは、繋ぎ情報「横須賀線」を繋がり検索対象として、フォワードアクション方式で求められている。
さらに、図24のスタート系列において、新たな繋ぎ情報「みなとみらい線」に関するwebページは、繋ぎ情報「元町」を繋がり検索対象として、フォワードアクション方式で求められている。
また、図24のスタート系列において、新たな繋ぎ情報「氷川丸」に関するwebページは、繋ぎ情報「山下公園」を繋がり検索対象として、フォワードアクション方式で求められている。
図25は、図24のスタート系列の繋ぎ情報「ニッサン」、「インターコンチネンタルホテル」、「品川」、及び「みなとみらい線」に関するwebページそれぞれを繋がり検索対象とし、フォワードアクション方式によって、新たな繋ぎ情報が求められた後のスタート系列と、ゴール情報処理が終了した後のゴール系列とを示している。
図25では、スタート系列は、繋ぎ情報「横浜」、その繋ぎ情報「横浜」を繋がり検索対象として、フォワードアクション方式で求められた繋ぎ情報「横浜国際競技場」、「みなとみらい」、「東海道線」、及び「中華街」に関するwebページ、その繋ぎ情報「横浜国際競技場」、「みなとみらい」、「東海道線」、及び「中華街」に関するwebページそれぞれを繋がり検索対象として、フォワードアクション方式で求められた繋ぎ情報「マリノス」、「パシフィコ横浜」、「ランドマークタワー」、「川崎」、「横須賀線」、「飲茶」、「元町」、及び「山下公園」、その繋ぎ情報「マリノス」、「パシフィコ横浜」、「ランドマークタワー」、「川崎」、「横須賀線」、「飲茶」、「元町」、及び「山下公園」それぞれを繋がり検索対象として、フォワードアクション方式で求められた新たな繋ぎ情報「ニッサン」、「インターコンチネンタルホテル」、「品川」、「鎌倉」、「横須賀」、「みなとみらい線」、及び「氷川丸」に関するwebページ、並びに、その新たな繋ぎ情報「ニッサン」、「インターコンチネンタルホテル」、「品川」、「鎌倉」、「横須賀」、「みなとみらい線」、及び「氷川丸」に関するwebページそれぞれを繋がり検索対象として、フォワードアクション方式で求められた新たな繋ぎ情報としての検索文字列「モータショー」、「竹芝」、「ソニー」、「品川プリンスホテル」、「新橋」、「しながわ水族館」、及び「東横線」から構成されている。
ここで、図25のスタート系列において、新たな繋ぎ情報「モータショー」は、繋ぎ情報「ニッサン」に関するwebページを繋がり検索対象として、フォワードアクション方式で求められている。
また、図25のスタート系列において、新たな繋ぎ情報「竹芝」は、繋ぎ情報「インターコンチネンタルホテル」に関するwebページを繋がり検索対象として、フォワードアクション方式で求められている。
さらに、図25のスタート系列において、新たな繋ぎ情報「ソニー」、「品川プリンスホテル」、「新橋」、及び「しながわ水族館」は、繋ぎ情報「品川」に関するwebページを繋がり検索対象として、フォワードアクション方式で求められている。
また、図25のスタート系列において、新たな繋ぎ情報「東横線」は、繋ぎ情報「みなとみらい線」に関するwebページを繋がり検索対象として、フォワードアクション方式で求められている。
図26は、図25のスタート系列の繋ぎ情報「モータショー」、「竹芝」、「ソニー」、「新橋」、「しながわ水族館」、及び「東横線」それぞれを繋がり検索対象とし、フォワードアクション方式によって、新たな繋ぎ情報が求められた後のスタート系列と、ゴール情報処理が終了した後のゴール系列とを示している。
図26では、スタート系列は、繋ぎ情報「横浜」、その繋ぎ情報「横浜」を繋がり検索対象として、フォワードアクション方式で求められた繋ぎ情報「横浜国際競技場」、「みなとみらい」、「東海道線」、及び「中華街」に関するwebページ、その繋ぎ情報「横浜国際競技場」、「みなとみらい」、「東海道線」、及び「中華街」に関するwebページそれぞれを繋がり検索対象として、フォワードアクション方式で求められた繋ぎ情報「マリノス」、「パシフィコ横浜」、「ランドマークタワー」、「川崎」、「横須賀線」、「飲茶」、「元町」、及び「山下公園」、その繋ぎ情報「マリノス」、「パシフィコ横浜」、「ランドマークタワー」、「川崎」、「横須賀線」、「飲茶」、「元町」、及び「山下公園」それぞれを繋がり検索対象として、フォワードアクション方式で求められた新たな繋ぎ情報「ニッサン」、「インターコンチネンタルホテル」、「品川」、「鎌倉」、「横須賀」、「みなとみらい線」、及び「氷川丸」に関するwebページ、その繋ぎ情報「ニッサン」、「インターコンチネンタルホテル」、「品川」、「鎌倉」、「横須賀」、「みなとみらい線」、及び「氷川丸」に関するwebページそれぞれを繋がり検索対象として、フォワードアクション方式で求められた新たな繋ぎ情報としての検索文字列「モータショー」、「竹芝」、「ソニー」、「品川プリンスホテル」、「新橋」、「しながわ水族館」、及び「東横線」、並びに、その新たな繋ぎ情報「モータショー」、「竹芝」、「ソニー」、「品川プリンスホテル」、「新橋」、「しながわ水族館」、及び「東横線」それぞれを繋がり検索対象として、フォワードアクション方式で求められた新たな繋ぎ情報としての「東京ビックサイト」、「メディアージュ」、「ソニーエクスプローラサイエンス」、「ゆりかもめ」、「有楽町」、「船の科学館」、「自由ヶ丘」、及び「渋谷」に関するwebページから構成されている。
ここで、図26のスタート系列において、新たな繋ぎ情報「東京ビックサイト」に関するwebページは、繋ぎ情報「モータショー」を繋がり検索対象として、フォワードアクション方式で求められている。
また、図26のスタート系列において、新たな繋ぎ情報「メディアージュ」、及び「ソニーエクスプローラサイエンス」に関するwebページそれぞれは、繋ぎ情報「ソニー」を繋がり検索対象として、フォワードアクション方式で求められている。
さらに、図26のスタート系列において、新たな繋ぎ情報「ゆりかもめ」に関するwebページは、繋ぎ情報「竹芝」及び「新橋」のそれぞれを繋がり検索対象として、フォワードアクション方式で求められている。
また、図26のスタート系列において、新たな繋ぎ情報「有楽町」に関するwebページは、繋ぎ情報「新橋」を繋がり検索対象として、フォワードアクション方式で求められている。
さらに、図26のスタート系列において、新たな繋ぎ情報「船の科学館」に関するwebページは、繋ぎ情報「しながわ水族館」を繋がり検索対象として、フォワードアクション方式で求められており、新たな繋ぎ情報「自由ヶ丘」、及び「渋谷」に関するwebページそれぞれは、繋ぎ情報「東横線」を繋がり検索対象として、フォワードアクション方式で求められている。
図26のスタート系列において、繋ぎ情報「東京ビックサイト」、「メディアージュ」、「ゆりかもめ」及び「船の科学館」は、ゴール系列に存在するから一致情報であり、その後のスタート情報処理では、繋ぎ情報「東京ビックサイト」、「メディアージュ」、「ゆりかもめ」及び「船の科学館」のそれぞれを繋がり検索対象として、新たな繋ぎ情報が、フォワードアクション方式で求められる。
そして、スタート系列において、ゴール情報「お台場」が繋ぎ情報として求められると、スタート情報処理部91(図19)は、その繋ぎ情報「お台場」を含むスタート系列を、スタート情報「横浜」及びゴール情報「お台場」を含むアクションプランとして出力して、スタート情報処理を終了する。
以上のように、情報処理装置11(図1)では、ユーザが、入力情報から、その入力情報に関係する関係情報を取得する取得の仕方をモデル化したアクションモデルを用い、スタート情報とゴール情報とを繋ぐための繋ぎ情報を求めることにより、スタート情報とゴール情報との繋がりを検索するので、スタート情報及びゴール情報の2つの情報の、適切な繋がりを検索することができる。
すなわち、不特定多数のユーザが行ったサーチアクションや、リンクアクション、キーワードアクションをモデル化したアクションモデルを用いて、繋ぎ情報が求められるので、スタート情報とゴール情報との繋がりについて、他のユーザが行う検索の仕方のノウハウを活用して、多くのユーザのアクション時の思考プロセスを反映した適切な繋がりを検索することができ、さらに、その繋がりは、理解しやすいものとなる。
また、ユーザが、例えば、検索エンジン等を利用して、スタート情報とゴール情報との繋がりを検索しようとすれば、試行錯誤的に、検索文字列を選択して、検索エンジンによる検索を行ったり、検索の結果得られるwebページ上のリンクを選択して、そのリンク先のwebページを閲覧したりする手間が生じるのに対して、情報処理装置11によれば、そのような手間を軽減することができる。
さらに、情報処理装置11によれば、検索エンジンに、検索文字列を与えるだけでは直接には得ることができない情報を得ることができる。
すなわち、例えば、ある場所(例えば、横浜)から、他の場所(例えば、お台場)に移動する間に立ち寄ることができるレストラン等の情報や、一見、接点がないような人物(例えば、武田信玄とナポレオン等)、企業(例えば、エレクトロニクス製品等の分野で著名なソニー株式会社と、自動車等の分野で著名な本田技研工業株式会社)、学問(例えば、脳科学と量子力学等)どうしを繋ぐ情報を得ることができる。
ここで、本明細書において、コンピュータ(CPU32(図2))に各種の処理を行わせるためのプログラムを記述する処理ステップは、必ずしもフローチャートとして記載された順序に沿って時系列に処理する必要はなく、並列的あるいは個別に実行される処理(例えば、並列処理あるいはオブジェクトによる処理)も含むものである。
また、プログラムは、1のコンピュータにより処理されるものであっても良いし、複数のコンピュータによって分散処理されるものであっても良い。さらに、プログラムは、遠方のコンピュータに転送されて実行されるものであっても良い。
なお、本発明の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
1 ネットワーク, 11 情報処理装置、12 情報検索装置, 13 情報データベース, 31 バス, 32 CPU, 33 ROM, 34 RAM, 35 ハードディスク, 36 出力部, 37 入力部, 38 通信部, 39 ドライブ, 40 入出力インタフェース, 41 リムーバブル記録媒体, 51 取得部, 52 検索結果出力部, 53 検索履歴データベース, 54 アクションモデル生成部, 55 繋がり検索部, 61 スタート情報取得部, 62 ゴール情報取得部, 71 検索結果表示部, 81 サーチアクションモデル学習部, 82 リンクアクションモデル学習部, 83 キーワードアクションモデル学習部, 84 サーチアクションモデル記憶部, 85 リンクアクションモデル記憶部, 86 キーワードアクションモデル記憶部, 91 スタート情報処理部, 92 ゴール情報処理部, 93 一致判定部, 101 管理部, 102 候補情報取得部, 103 アクション実行部, 104 実行結果取得部, 105 繋がり検索対象選択部, 106 記憶部, 111 管理部, 112 候補情報取得部, 113 アクション実行部, 114 実行結果取得部, 115 繋がり検索対象選択部, 116 記憶部, 122 候補情報取得部