JP2006521493A - ターボ過給機付きエンジン内の雰囲気圧を測定する方法 - Google Patents

ターボ過給機付きエンジン内の雰囲気圧を測定する方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2006521493A
JP2006521493A JP2006504747A JP2006504747A JP2006521493A JP 2006521493 A JP2006521493 A JP 2006521493A JP 2006504747 A JP2006504747 A JP 2006504747A JP 2006504747 A JP2006504747 A JP 2006504747A JP 2006521493 A JP2006521493 A JP 2006521493A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
heat exchange
exchange chamber
atmospheric pressure
map
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006504747A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4490416B2 (ja
Inventor
ルファエル ロジェ
ヴィベル パトリック
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Continental Automotive France SAS
Original Assignee
Siemens VDO Automotive SAS
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Siemens VDO Automotive SAS filed Critical Siemens VDO Automotive SAS
Publication of JP2006521493A publication Critical patent/JP2006521493A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4490416B2 publication Critical patent/JP4490416B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B77/00Component parts, details or accessories, not otherwise provided for
    • F02B77/08Safety, indicating, or supervising devices
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B37/00Engines characterised by provision of pumps driven at least for part of the time by exhaust
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D2200/00Input parameters for engine control
    • F02D2200/70Input parameters for engine control said parameters being related to the vehicle exterior
    • F02D2200/703Atmospheric pressure
    • F02D2200/704Estimation of atmospheric pressure

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Supercharger (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)

Abstract

雰囲気圧を求める本方法は、中間冷却器と呼ばれる熱交換室と吸気マニホルドとの間に配置されたバタフライ弁と、熱交換室内の空気を圧縮するために設けられたコンプレッサと、熱交換室内の圧力を示す手段とを備えたターボ過給機付きエンジンにおいて使用される。本方法は以下のステップを有する:
バタフライ弁の開弁を検出するステップ、
熱交換室内の圧力(MAP_UP)を測定するステップ、
熱交換室内の圧力(MAP_UP)の曲線(24)上の特性点を基準として定められた所定の時点に、熱交換室内の圧力(MAP_UP)を測定することにより、時間の関数として雰囲気圧(MAP)を求めるステップ、
ただし、このとき雰囲気圧は測定された熱交換室内の圧力に等しくなっている。

Description

本発明はターボ過給機付きエンジン内の雰囲気圧の測定に関する。
大気圧機関又はターボ過給機付きエンジンは雰囲気圧に敏感である。というのも、この圧力の影響でエンジンのシリンダは様々に異なって充填されるからである。大気圧機関では、吸気マニホルドにおける圧力が大気圧と大きく異なることはなく、大気圧に対するマニホルド内の圧力の変化は、特にエンジン負荷と回転数の関数として、良く知られている。この種のエンジンでは、いくつかのパラメータを考慮すれば、吸気マニホルド内の圧力に関する情報によって雰囲気圧を求めることが可能となる。
ターボ過給機付きエンジンでは、大気圧機関の場合と同様に、エンジンに供給される空気流を調節するバタフライ弁が存在している。ターボ過給機のコンプレッサにより給気される中間冷却器と呼ばれる熱交換室がこのバタフライ弁の上流に配置されており、吸気マニホルドはバタフライ弁の下流に配置されている。
したがって、エンジン内の圧力はターボ過給機のコンプレッサによって強く影響される。それゆえ、ターボ過給機付きエンジンは、特にターボ過給機により与えられる給気圧を推定することができるように、一般に外部圧力センサを備えている。また、エンジンの制御のために、熱交換室内にも圧力センサがあり、吸気マニホルドにも別の圧力センサがある。これらのチャンバの上流にあるターボ過給機の給気圧は非常に変化しやすく、このことが、この過給が無視できるほどである(又は既知である)特別なケースを除けば、熱交換室又は吸気マニホルド内の雰囲気圧の測定を不可避的に妨害してしまう。
本発明の課題は、ターボ過給機付きエンジンに対して、特別なセンサを使用することなく雰囲気圧を求める方法を提供することである。
この目的のために、本発明は、熱交換室と吸気マニホルドとの間に配置されたバタフライ弁と、熱交換室内の空気を圧縮するために設けられたコンプレッサと、熱交換室内の圧力を示す手段とを備えたターボ過給機付きエンジン内の雰囲気圧を求める方法を提案する。
本発明によれば、この方法は以下のステップを有する。
バタフライ弁の開弁を検出するステップ、
熱交換室内の圧力を測定するステップ、
熱交換室内の圧力の曲線上の特性点を基準として定められた所定の時点に、熱交換室内の圧力を測定することにより、時間の関数として雰囲気圧を求めるステップ。
ただし、このとき雰囲気圧は測定された熱交換室内の圧力に等しくなっている。
雰囲気圧を求めるこの方法は、バタフライ弁が開くと、初期的に熱交換室内の圧力が低下して最小値を通り、その後その初期値を超えて上昇するという発見に基づいている。このケースでは、この圧力は雰囲気圧を下回り、その後雰囲気圧を超えて再び上昇することが分かっている。このように、熱交換室内の圧力は、バタフライ弁が開くときに2つの異なる時点において雰囲気圧に等しくなる。したがって、雰囲気圧の値を得るには、熱交換室内の圧力が雰囲気圧に等しくなっているときに、単純に熱交換室内の圧力を読み取るだけでよい。バタフライ弁が開くときの熱交換室内の圧力の変化は常に同じタイプのものなので、この測定は任意のエンジンについてエンジン調整中に一度だけ行われるキャリブレーション測定に基づいて行うことができる。
本発明による方法の1つの実施形態では、求められたそれぞれの雰囲気圧は記憶され、測定した熱交換室内の圧力が以前に測定した雰囲気圧の記憶値を下回る場合にのみ、さらなる雰囲気圧の測定が行われる。このケースでは、雰囲気圧のすべての測定値を記憶することが可能であるが、最後の測定値のみを記憶することも可能である。
より信頼性の高い測定を達成するには、熱交換室内の圧力を測定する際、バタフライ弁が開いた後の所定期間内に、測定した熱交換室内の圧力が最小値を通っていることを確認するための検査を行うことが望ましい。
熱交換室内の圧力の曲線上の基準点として異なる特性点を選択することもできる。本発明の好適な実施形態では、選択される特性点はバタフライ弁が開いた直後に測定された圧力最小値に相応する曲線上の点である。この好適な実施形態では、雰囲気圧はこの最小値を検出してから所定の時間Δtが経過した後に熱交換室内の圧力を測定することにより求められる。このケースでは、経過時間は有利にはエンジン回転数の関数として定義される。
本発明による上記のような方法では、雰囲気圧はバタフライ弁が開くときに求められる。通常、これは自動車の走行行程中にかなり頻繁に生じる。例えば、雰囲気圧はギアシフトのたびに求めることができる。本発明は、相応するエンジン制御管理装置にこの圧力に関する情報をより頻繁に提供するために、他の条件においても雰囲気圧を求めることを提案する。また、エンジンが始動する前に雰囲気圧を求めることも可能である。この場合には、雰囲気圧は熱交換室内の圧力に等しい。
雰囲気圧はバタフライ弁が閉じるときにも測定することができる。この場合には、熱交換室内の圧力と雰囲気圧との間の圧力差はエンジン回転数の関数として既知である。この圧力差はエンジンごとに変化するが、1つのエンジンに関して標準化することができる。
最後に、バタフライ弁が走行行程中に開きも閉じもせず、長期間にわたって実質的に同じ位置に留まっている場合には、開ループ法により、例えば時間間隔ごとに所定の値で減分することで雰囲気圧を計算することができる。このケースでは、相応する車両は上り坂を走行しており、したがって雰囲気圧は車両が高く登るにしたがって低下することが仮定されている。
本発明の詳細及び利点は、添付した概略的な図面を参照した以下の説明により明らかになる。
図1は、ターボ過給機付きエンジンの給気システムを概略的に示しており、
図2〜4は、異なる状況における図1のバタフライ弁の位置と図1の熱交換室16及び給気マニホルド内の圧力とを同じグラフに示した図である。
図1は非常に概略的にターボ過給機付きエンジンの給気システムを示しており、シリンダ4の中を動くピストン2はこの図の右側に、言い換えれば、図示された吸気システムの下流に見ることができる。バルブ6はシリンダ4への吸気を制御する。別のバルブ8はシリンダ4から既燃ガスを放出するために設けられている。このエンジンは例えば複数のシリンダを有している。吸気システムはすべてのシリンダ又はシリンダのグループに共通している。
図1に示されている給気システムは、上流から下流の端にかけて、空気取り入れ口10、空気質量流量計12、ターボ過給機のコンプレッサ14、中間冷却器16と呼ばれる熱交換室16、空気流の断面積を変化させるバタフライ弁18、及び給気マニホルド20から構成されている。吸気弁6は吸気マニホルド20に直接接続されている。
上記のタイプの給気システムを有する従来技術によるエンジンでは、通常は雰囲気圧をためにセンサが設けられており、このセンサは例えば空気取り入れ口10に配置されている。雰囲気圧AMPの測定値はエンジン制御管理装置によって使用される。というのも、この雰囲気圧の値は吸気と既燃ガスの放出の両方に影響を及ぼすからである。吸気の場合には、例えば高度が高くて外気圧が比較的低ければ、シリンダの充填が比較的に不満足なものとなる。排気の場合には、外気圧はまた排気弁8に背圧を及ぼす。このように、雰囲気圧のこの値はエンジン給気システム内の空気流量を正しく求めるためには重要である。ターボ過給機付きエンジンの場合、言い換えれば、本発明のコンテキストでは、この雰囲気圧の情報はターボ過給機の制御にも重要であり、また特に排気弁(図示せず)の制御にとって重要である。なお、排気弁は一般にこの種のターボ過給機に備わっており、該ターボ過給機の回転数を、したがって該ターボ過給機により発生させられる給気圧を制御するために使用される。
上に示したターボ過給機付きエンジンの給気システムでは、熱交換室16はターボ過給機のコンプレッサ14を出た空気を集める。上で述べたように、この熱交換室16はバタフライ弁18の上流に配置されている。従来の通り、熱交換室16内の圧力を測定する圧力センサはエンジンの制御に用いられる。この圧力は “BOP”と呼ばれることもある。これはBoost Over Pressureを意味している。
本発明によれば、多数の戦略を用いて、例えば空気取り入れ口10に配置された特別なセンサを用いずに雰囲気圧AMPを求めることができる。これらの戦略は、以下に示すように、単純に熱交換室16内の圧力を測定するセンサを用いて雰囲気圧を求めるために使用することができる。
従来技術において知られている第1の戦略は、エンジンが定常状態にあるとき又は必要であれば始動時に熱交換室16内の圧力を測定するものである。これらの条件においては、エンジン給気システム全体の圧力は明らかにエンジン外部の雰囲気圧AMPに等しい。したがって、車両を始動するときに雰囲気圧AMPを求めることは容易である。始動フェーズの間にエンジン内に噴射すべき燃料量はこの圧力の関数として求められる。
一旦エンジンが始動すると、運転者は一般に発進することを望み、アクセルペダルを踏む。これによりバタフライ弁18が開く。この状況は図2に概略的に示されている。この図の第1の曲線22はバタフライ弁18の開弁角度を表している。このケースでは、バタフライ弁は閉じた位置から開いた位置へ動くものと仮定されている。図2では、バタフライ弁18が開く前には、給気システムにおいて定常状態が確立されていたものと仮定されている。曲線24は熱交換室16内の圧力MAP_UPを表しており、曲線26は吸気マニホルド20内の圧力MAPを示している。バタフライ弁18が閉じているときには、熱交換室16内の圧力は雰囲気圧AMPよりもわずかに高い。というのも、バタフライ弁18が閉じているときには、エンジンは実質的にアイドリング状態にあり、ターボ過給機により作り出される給気圧が比較的低いからである。吸気マニホルド内の圧力MAPは低い。というのも、一方で吸気マニホルド20からの空気がピストン2の動きによってシリンダ4内に引き込まれ、他方で吸気マニホルド20の吸気口がバタフライ弁18により閉じられるからである。それゆえ、低圧力が吸気マニホルド20内に形成される。バタフライ弁18が開くときには、吸気マニホルド20内の圧力は、低圧力によって熱交換室16から空気が引き出されることにより直ちに上昇する。
曲線24によって示されているように、熱交換室16内の圧力MAP_UPはバタフライ弁18が開くときには低下する。なぜならば、熱交換室16は減圧された吸気マニホルド20に完全に接続されており、したがって圧力降下が生じるからである。その後、この圧力は再び上昇し、定常動作状態においては熱交換室16内の圧力は吸気マニホルド20内の圧力に等しい。なぜならば、これらのチャンバは相互に自由に連通しており、またバタフライ弁18は開いており、熱交換室16から吸気マニホルド20への自由な空気の流れを妨げないからである。従来の通り、バタフライ弁18が開くと、より多くの空気流がエンジン内に入り、したがってより多くの既燃ガス流が排気口に入る。ターボ過給機は活動化され、コンプレッサ14は空気取り入れ口10を通って入ってきた空気を圧縮する。このようにして、吸気マニホルド20内及び熱交換室内の圧力は雰囲気圧AMPよりも高くなる。
したがって、バタフライ弁18が開くときには、熱交換室内の圧力MAP_UPは雰囲気圧AMPに二度等しくなることが観察される。本発明ではこの独創的な発見が用いられる。熱交換室16の圧力センサはこれらの特別な条件下の雰囲気圧AMPも測定することができるので、この雰囲気圧AMPを測定するための特別なセンサは不要であると思われる。生じる問題は、曲線24と雰囲気圧AMPの曲線との交点を求めるというものである。
本発明は、雰囲気圧AMPの値を求めるために、1つの実施形態において、熱交換室16内の圧力の値が最小となる時点を求めることを提案する。熱交換室16内の圧力は所定の時間間隔Δtの後に雰囲気圧AMPの値に達する。Δtの値は実質的にエンジン回転数Nの関数である。雰囲気圧AMPを求めるには、熱交換室16内の最小圧力が観測された後、時間間隔Δt=f(N)だけ移った時点において熱交換室16内の圧力MAP_UPの値を測定する(図3参照)。
この計算方法をアルゴリズムに組み込み、エンジン制御管理装置にプログラムすることもできる。このケースでは、実行した雰囲気圧AMPの各測定の結果が記憶される。最後の測定値を記憶しさえすれば、すべての測定値をメモリに記憶することは必ずしも必要ではない。雰囲気圧AMPのこの値はAMPn−1と呼ばれる。エンジン制御管理装置がバタフライ弁18の開弁を検出すると、熱交換室16内の圧力MAP_UPが監視される。特に、この値が記憶値AMPn−1を下回るか否かが調べられる。つづいて、熱交換室16内の圧力MAP_UPが最小となる時点が求められる。その後は、雰囲気圧の新しい測定値AMPが時点t+Δtにおける熱交換室16内の圧力の値であると仮定される。ここで、tとは熱交換室16内の圧力が最小となる時点である。Δtの値はエンジン回転数の関数として制御管理装置により供給される。この値はほぼ数ミリ秒から数十ミリ秒までの範囲内にある。
バタフライ弁が初めて開くとき、言い換えれば、雰囲気圧AMPが求められるときには、値AMPは上で述べたようにエンジンの始動前又は始動時の雰囲気圧の値とする。
また、雰囲気圧AMPの値を他の条件において測定した熱交換室16内の圧力MAP_UPから求めることも可能である。したがって、例えば、バタフライ弁18が閉じるときに、雰囲気圧AMPを測定することも可能である。バタフライ弁18が閉じた後、熱交換室16内の圧力が安定化する期間が経過すると、
AMP=MAP_UP+ΔP
であることが観察される。ΔPの値は特にエンジン回転数の関数として変化することが知られている。純粋に大きさのオーダーを示す目的で、例えば、アイドリング状態ではΔP≒−4mbarであり、6000r.p.mの近傍ではΔP≒−14mbarであることが分かる。
雰囲気圧AMPの値をバタフライ弁18が閉じているときの熱交換室16内の圧力MAP_UPの関数として与える上式は回転数が低いときには正しい。なぜならば、この場合には、排気ガス圧が低く、ターボ過給機はそれゆえ熱交換室16内に高い給気圧を形成することができないからである。同様に、この関係はバタフライ弁18がまだ閉じていれば回転数が高いときにも正しい。なぜならば、この場合には、バタフライ弁18の上流における過剰圧力の危険性を回避するために、再循環弁が開かれるからである。このことは、上記の式を適用する前に、なぜバタフライ弁が閉じてから所定の時間待たなければならないのかを示している。特に、再循環弁が開く場合を考慮して、再循環弁が開くための時間を残しておかなければならない。
図4はバタフライ弁18の閉弁を示している。曲線22’はバタフライ弁18の開弁角度を表し、曲線24’、26’はそれぞれ熱交換室16内の圧力MAP_UP、吸気マニホルド20内の圧力MAPを表している。熱交換室16内の圧力MAP_UPはバタフライ弁18が閉じた直後に最大値を通っていることが注目される。これは、特に、バタフライ弁18が閉じるときに、以前には熱交換室16から吸気マニホルド20へ向けて自由に流れていた空気が突然バタフライ弁18によって遮断されたという事実によって説明される。この空気はしたがって熱交換室16内に蓄積し、そこに過剰圧力を形成する。吸気マニホルド20への給気は止められたが、シリンダ4内のピストン2の動きがこの吸気マニホルド20から空気を引き出し続けるので、論理的に吸気マニホルド20内の圧力MAPは低下する。
最後の戦略は雰囲気圧AMPの値をエンジン制御管理装置に供給するために使用することができる。この第4の戦略は、前の3つの戦略が使用できないとき、言い換えれば、バタフライ弁18が常に中間位置にあり、運転者がアクセルペダルから足を上げない場合に、使用される。このケースは一般に一定の勾配を登る場合に相当する。これはめったに起きない。というのも、山地では、勾配はつねに一定というわけではなく、このことがギアシフトを不可欠にするからである。このケースが生じることはめったにないにしても、ここで考慮しておくことはできる。このケースでは、制御は開ループモードで行われる。車両は実質的に一定の勾配で坂を登っているものと仮定される。その場合には、車両の高度の変化は例えば速度の関数として推定することが可能である。例として、毎分1mbarのオーダーの雰囲気圧の変化を考えることが可能である。これは毎分10mの高度の変化に相当する。これは、60km/hの速度で10%の勾配を登る場合である。この開ループ測定は、バタフライ弁8が開く又は再び閉じるまで行われる。
上で非制限的な例の形で説明した本発明による方法を適用することにより、上で説明した4つの戦略を用いて、車両内で雰囲気圧センサを使用せずに済ますことが可能である。これはターボ過給機付きエンジンの給気システム内の空気流を監視するために使用されるセンサのコストのおよそ5%〜10%を成す大幅な節約である。雰囲気圧を測定するためにまだ圧力センサを使用しているケースでも、本発明による方法は雰囲気圧と熱交換室16内の圧力を示すセンサを監視するために使用することができる。
本発明は電気制御式のバタフライ弁を備えたエンジンにおいて特に有利である。というのも、この種のエンジンでは、熱交換室16内の圧力を測定するセンサが必須だからである。
本発明は上で非制限的な例の形で説明した実施形態に限定されない。それどころか、本発明は当業者が作り出し得るすべての変更形態に関係している。
したがって、例えば、雰囲気圧を求めるために他の戦略を用いてもよい。本発明は本来バタフライ弁が開くときにこの雰囲気圧を求めることに関している。このような開弁に関連して説明された戦略において、雰囲気圧を別様に求めることもできる。例えば、熱交換室16内の圧力の曲線上の別の特性点を開始点として選択することが可能である。例えば、熱交換室16内の圧力が低下し始める開始点を選択してもよい。また、前記圧力が最小値に達した後にバタフライ弁の開弁前に有していた値に戻る点を選択することも可能である。
ターボ過給機付きエンジンの給気システムを概略的に示す。 異なる状況における図1のバタフライ弁の位置と図1の熱交換室16及び給気マニホルド内の圧力とを同じグラフに示す。 異なる状況における図1のバタフライ弁の位置と図1の熱交換室16及び給気マニホルド内の圧力とを同じグラフに示す。 異なる状況における図1のバタフライ弁の位置と図1の熱交換室16及び給気マニホルド内の圧力とを同じグラフに示す。

Claims (8)

  1. 熱交換室(16)と吸気マニホルド(20)との間に配置されたバタフライ弁(18)と、熱交換室(16)内の空気を圧縮するために設けられたコンプレッサ(14)と、熱交換室(16)内の圧力を示す手段とを備えたターボ過給機付きエンジン内の雰囲気圧を求める方法において、
    バタフライ弁(18)の開弁を検出するステップと、
    熱交換室(16)内の圧力(MAP_UP)を測定するステップと、
    熱交換室(16)内の圧力(MAP_UP)の曲線(24,24’)上の特性点を基準として定められた所定の時点に熱交換室(16)内の圧力(MAP_UP)を測定することにより、時間の関数として雰囲気圧(AMP)を求めるステップを有し、ただし、このとき雰囲気圧(AMP)は熱交換室(16)内で測定した圧力に等しくなっている、ことを特徴とするターボ過給機付きエンジン内の雰囲気圧を求める方法。
  2. 求めたそれぞれの雰囲気圧を記憶し、測定した熱交換室(16)内の圧力(MAP_UP)が以前に測定した雰囲気圧(AMPn−1)の記憶値を下回る場合にのみ、さらに雰囲気圧を求める、請求項1記載の測定方法。
  3. 熱交換室(16)内の圧力(MAP_UP)を測定する際、バタフライ弁(18)が開いた後の所定期間内に、測定した熱交換室内の圧力MAP_UPが最小値を通っていることを確認するための検査を行う、請求項1又は2記載の測定方法。
  4. 雰囲気圧(AMP)を求める目的での熱交換室(16)内の圧力(MAP_UP)の測定を、熱交換室(16)内の圧力(MAP_UP)の最小値を検出してから所定の時間Δtが経過した後に行う、請求項3記載の測定方法。
  5. 前記経過時間Δtをエンジン回転数の関数として定義する、請求項4記載の測定方法。
  6. 雰囲気圧(AMP)の測定をエンジンが始動する前に行う、ただし、このとき雰囲気圧(AMP)は熱交換室内の圧力(MAP_UP)に等しい、請求項1から5のいずれか1項記載の測定方法。
  7. バタフライ弁(18)が閉じるときにも雰囲気圧(AMP)を測定し、測定した熱交換室内の圧力(MAP_UP)と雰囲気圧(AMP)との間の圧力差をエンジン回転数の関数として求める、請求項1から6のいずれか1項記載の測定方法。
  8. バタフライ弁(18)が長期間にわたって実質的に同じ位置に留まっている場合には、開ループモードで時間間隔ごとに所定の値で減分することにより雰囲気圧(AMP)を計算する、請求項1から7のいずれか1項記載の測定方法。
JP2006504747A 2003-03-26 2004-03-19 ターボ過給機付きエンジン内で大気圧を測定する方法 Expired - Fee Related JP4490416B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR0303702A FR2853012B1 (fr) 2003-03-26 2003-03-26 Mesure de la pression ambiante dans un moteur turbocompresse
PCT/EP2004/002887 WO2004085811A1 (fr) 2003-03-26 2004-03-19 Mesure de la pression ambiante dans un moteur turbocompresse

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006521493A true JP2006521493A (ja) 2006-09-21
JP4490416B2 JP4490416B2 (ja) 2010-06-23

Family

ID=32947174

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006504747A Expired - Fee Related JP4490416B2 (ja) 2003-03-26 2004-03-19 ターボ過給機付きエンジン内で大気圧を測定する方法

Country Status (6)

Country Link
US (1) US7293452B2 (ja)
EP (1) EP1606501A1 (ja)
JP (1) JP4490416B2 (ja)
KR (1) KR101135228B1 (ja)
FR (1) FR2853012B1 (ja)
WO (1) WO2004085811A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106030078A (zh) * 2014-02-27 2016-10-12 法国大陆汽车公司 确定涡轮增压发动机在部分负荷状态下的操作期间的大气压力的方法

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102005045857B3 (de) * 2005-09-26 2006-11-23 Siemens Ag Verfahren zum Bestimmen des Umgebungsdrucks in einer Brennkraftmaschine
DE102006033460B3 (de) * 2006-07-19 2007-10-31 Siemens Ag Verfahren und Vorrichtung zur Bestimmung des Umgebungsdrucks mit Hilfe eines Ladedrucksensors bei einem Turbomotor
US7631551B2 (en) * 2007-07-27 2009-12-15 Gm Global Technology Operations, Inc. Adaptive barometric pressure estimation in which an internal combustion engine is located
DE102008025549B4 (de) * 2008-05-28 2010-07-01 Continental Automotive Gmbh Verfahren und Vorrichtung zum Betreiben einer Brennkraftmaschine
JP2013189964A (ja) * 2012-03-15 2013-09-26 Hitachi Automotive Systems Ltd エンジンの制御装置
CN103334829B (zh) * 2013-06-28 2015-06-10 安徽江淮汽车股份有限公司 一种中冷器系统
CN106351853B (zh) * 2015-07-21 2019-04-12 台达电子工业股份有限公司 具活动导流板的散热风扇

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3914654A1 (de) * 1988-05-06 1989-11-16 Mitsubishi Electric Corp Einrichtung zur ueberwachung einer brennkraftmaschine
US5551236A (en) * 1994-05-02 1996-09-03 Dresser Industries, Inc. Turbocharger control management system
US6016460A (en) * 1998-10-16 2000-01-18 General Motors Corporation Internal combustion engine control with model-based barometric pressure estimator
FR2786566B1 (fr) * 1998-11-26 2000-12-29 Cit Alcatel Procede et dispositif de detection de fuites sur echangeurs automobiles
US6430515B1 (en) * 1999-09-20 2002-08-06 Daimlerchrysler Corporation Method of determining barometric pressure for use in an internal combustion engine
US6445996B1 (en) * 1999-12-22 2002-09-03 Cummins Engine Company, Inc. Method and system for dynamically estimating atmospheric air pressure ambient to an internal combustion engine
DE10039953C1 (de) * 2000-08-16 2002-04-11 Siemens Ag Verfahren und Vorrichtung zum Steuern einer Brennkraftmaschine
JP3938670B2 (ja) * 2000-09-14 2007-06-27 本田技研工業株式会社 燃料噴射制御装置
US6499299B2 (en) * 2001-04-13 2002-12-31 Ronald Propernick Apparatus and method for diagnosing pressure-related problems in turbocharged engines
US6434474B1 (en) * 2001-06-19 2002-08-13 Ford Global Technologies, Inc. Upstream gauge sensor, downstream absolute pressure sensor system

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106030078A (zh) * 2014-02-27 2016-10-12 法国大陆汽车公司 确定涡轮增压发动机在部分负荷状态下的操作期间的大气压力的方法
US10100756B2 (en) 2014-02-27 2018-10-16 Continental Automotive France Method for determining atmospheric pressure during the operation, in a partial load state, of a turbocharged engine
CN106030078B (zh) * 2014-02-27 2019-09-06 法国大陆汽车公司 确定涡轮增压发动机在部分负荷状态下的操作期间的大气压力的方法

Also Published As

Publication number Publication date
FR2853012A1 (fr) 2004-10-01
WO2004085811A1 (fr) 2004-10-07
KR101135228B1 (ko) 2012-04-12
JP4490416B2 (ja) 2010-06-23
US20070137288A1 (en) 2007-06-21
US7293452B2 (en) 2007-11-13
KR20050121214A (ko) 2005-12-26
FR2853012B1 (fr) 2006-06-16
EP1606501A1 (fr) 2005-12-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9732690B2 (en) Method for estimating charge air cooler condensation storage and/or release with two intake oxygen sensors
US9976503B2 (en) Method for estimating charge air cooler condensation storage and/or release with an intake oxygen sensor
EP1024272A1 (en) Control method for turbocharged diesel engines having exhaust gas recirculation
US7063076B1 (en) Method of smoke limiting engine
EP1227233A1 (en) A method and system for engine air-charge estimation
CN107269407B (zh) 用于确定燃烧马达中的新鲜空气质量流量的方法和装置
JP6200141B2 (ja) 燃焼エンジンのegr回路に一体化されているegr弁を制御する方法
US20130239669A1 (en) Estimation device for cylinder intake air amount in an internal combustion engine
US7181335B2 (en) Method for determining a change in air consumption for a combustion engine
EP3707361B1 (en) Measurement, modeling, and estimation of scavenging airflow in an internal combustion engine
US20160169168A1 (en) Exhaust system state detection device
JP4490416B2 (ja) ターボ過給機付きエンジン内で大気圧を測定する方法
US7628061B2 (en) Method for detecting the ambient pressure in an internal combustion engine
US7703436B2 (en) Control device of internal combustion engine
US7191052B2 (en) Method for determining the exhaust-gas recirculation quantity
US9309822B2 (en) Method for operating an internal combustion engine, control element, internal combustion engine
JP4490428B2 (ja) ターボチャージドエンジンを制御するための空気供給制御方法
JP2001073789A (ja) 内燃機関の過給圧制御装置
US20110073085A1 (en) Control systems and methods using geometry based exhaust mixing model
JP3575350B2 (ja) 空気過剰率設定装置
US7546760B2 (en) Device for pressure-based load detection
CN109707521B (zh) 用于确定内燃机的气缸进气的方法,该内燃机具有可变的阀行程装置
CN110719993B (zh) 空气质量测量装置的可信度检验
US20170122231A1 (en) Method for determining atmospheric pressure during the operation, in a partial load state, of a turbocharged engine
JPH09317568A (ja) ディーゼルエンジンの異常検出装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070309

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090116

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090414

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091030

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100201

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100303

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100401

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130409

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4490416

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140409

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees