JP2006520407A - 放出器ブリスター - Google Patents
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Abstract
界面活性剤の放出のための非水溶性膜を含む放出器ブリスターの使用。また、放出器が界面活性剤の計量分配に適する非水溶性膜を含む放出器ブリスター。
Description
本発明は、活性成分を放出するための放出器ブリスターに関する。ブリスターは、洗剤成分を放出するために特に食器洗い機における使用が見いだされている。
食器洗い工程において必要とされる洗剤及びその他の成分を計量供給する通常の手段には、機械の一体化されたディスペンサーが含まれる。粉末、タブレット及び液体洗剤はこの手段により計量供給される。一体化されたディスペンサー手段は、通常機械が作動しているときには常に装填されていなければならず、このことは消費者には不都合である。
すすぎ助剤のようなある種の食器洗い機活性成分は、典型的には10回より多い洗浄サイクルにすすぎ助剤を放出しうるマルチ供給ディスペンサーを用いて計量供給される。この種のディスペンサーもまた、ディスペンサーの再装填の必要性を警告する警告メカニズムが通常消費者により気が付かれないので不都合である。さらに、計量供給手段は、再び装填される必要があり、このことは不都合で、しばしば面倒である。
食器洗い機における放出器は周知である。成分が(例えば香料のような)液体である場合には、放出器はブリスター、すなわち放出される液体を含むボディを含みうる。放出は、ブリスターに穴を開けるか、透過性のブリスター成分を通過することにより生ずる。
透過性のブリスターにおいては、通常透過性ブリスター成分は、使用者がブリスターの内容物を観察して、ブリスターが装填される必要のあるときを決定することができる透明なフィルム/膜を含む。ブリスターの内容物は、この工程を容易にするために着色されていてもよい。
すすぎ助剤のようなある種の食器洗い機活性成分は、典型的には10回より多い洗浄サイクルにすすぎ助剤を放出しうるマルチ供給ディスペンサーを用いて計量供給される。この種のディスペンサーもまた、ディスペンサーの再装填の必要性を警告する警告メカニズムが通常消費者により気が付かれないので不都合である。さらに、計量供給手段は、再び装填される必要があり、このことは不都合で、しばしば面倒である。
食器洗い機における放出器は周知である。成分が(例えば香料のような)液体である場合には、放出器はブリスター、すなわち放出される液体を含むボディを含みうる。放出は、ブリスターに穴を開けるか、透過性のブリスター成分を通過することにより生ずる。
透過性のブリスターにおいては、通常透過性ブリスター成分は、使用者がブリスターの内容物を観察して、ブリスターが装填される必要のあるときを決定することができる透明なフィルム/膜を含む。ブリスターの内容物は、この工程を容易にするために着色されていてもよい。
一般的には、フィルム/膜は、食器洗い機において使用する場合に受ける悪影響を回避するために水不溶性成分を含む。これらのフィルムに使用される物質の例には、不飽和炭化水素(例えば、エチレン及びプロピレン)のポリマーが含まれ、それらは(例えば、塩素のようなハロゲンで)官能化されていてもよい。フィルム/膜は多層でもよく、使用中に除去されるが、使用前には保護バリヤーを提供する水溶性層を含みうる。
例えば、第DE-A-4205975号には、膜及び膜組成物の製造法が記載されている。膜は、ポリエチレン(PE)及び4乃至10質量%のポリエチルアクリレート(PEEA)のブレンドからなる。膜の厚さは80乃至140μmであり、ポリビニルアルコール(PVA)の水溶性層が塗布されている。両方の層は、PEのような疎水性ホットメルト接着剤を塗布することにより接着されている。これらの膜放出器は、例えば食器洗い機において使用するための香料放出デバイスにおいて使用される。
第GB-A-2 066 665号には、エチレンと酢酸ビニルのコポリマーのような他の膜物質が記載されている。
例えば、第DE-A-4205975号には、膜及び膜組成物の製造法が記載されている。膜は、ポリエチレン(PE)及び4乃至10質量%のポリエチルアクリレート(PEEA)のブレンドからなる。膜の厚さは80乃至140μmであり、ポリビニルアルコール(PVA)の水溶性層が塗布されている。両方の層は、PEのような疎水性ホットメルト接着剤を塗布することにより接着されている。これらの膜放出器は、例えば食器洗い機において使用するための香料放出デバイスにおいて使用される。
第GB-A-2 066 665号には、エチレンと酢酸ビニルのコポリマーのような他の膜物質が記載されている。
そのようなフィルム/膜を有するブリスターの不利な点は、複数回の計量供給を目的とするブリスターの場合には、ブリスターが典型的には含まれる成分の非線形放出を示すことである。このことは、はじめの数回の洗浄においては比較的多量の物質が放出され、その後の洗浄においてはそれより少量の物質が放出される結果を有する。明らかにこの結果は望ましくない。
この結果は、放出器ブリスターが香料の放出に使用される場合には特に顕著である。すなわち、はじめの数回の洗浄において放出される香料(例えば、洗浄サイクルの終了時に洗浄に伴う不快なにおいを打開するために放出される)の量が強烈である。逆に、数回の洗浄サイクルの後に放出される香料の量が、極端な場合にはごくわずか/認知できないほどの量である。
前述の問題を未然に防ぐ/緩和することが本発明の目的である。
この結果は、放出器ブリスターが香料の放出に使用される場合には特に顕著である。すなわち、はじめの数回の洗浄において放出される香料(例えば、洗浄サイクルの終了時に洗浄に伴う不快なにおいを打開するために放出される)の量が強烈である。逆に、数回の洗浄サイクルの後に放出される香料の量が、極端な場合にはごくわずか/認知できないほどの量である。
前述の問題を未然に防ぐ/緩和することが本発明の目的である。
本発明の第一の面によれば、液体洗剤活性剤の放出のための非水溶性膜を含む放出器ブリスターの使用が提供される。
液体洗剤活性剤は、好ましくは界面活性剤、ビルダー、酸、酵素、腐食防止剤又はそれらの混合物である。最も好ましくは、液体洗剤活性剤は界面活性剤である。
一般的には、放出器ブリスターは自動食器洗い機において使用する。あるいは、放出器は洗濯機において使用してもよい。
本発明者らは、本発明による放出器ブリスターが、特に効果的なブリスター内容物の線形放出を示すことを見いだした。このことは、界面活性剤を例えば食器洗い機に供給するためのマルチ供給放出器デバイスにおいて使用する場合には特に顕著であった。この使用においては、食器洗い機の1サイクルあたりの放出される放出器界面活性剤内容物の量が比較的一定であることが観察された。つまり、放出速度がブリスターの内容物には依存しないと思われる。このことは、指数関数的な放出曲線に類型化される放出速度を示す既報の放出器デバイスとは対照的である。
液体洗剤活性剤は、好ましくは界面活性剤、ビルダー、酸、酵素、腐食防止剤又はそれらの混合物である。最も好ましくは、液体洗剤活性剤は界面活性剤である。
一般的には、放出器ブリスターは自動食器洗い機において使用する。あるいは、放出器は洗濯機において使用してもよい。
本発明者らは、本発明による放出器ブリスターが、特に効果的なブリスター内容物の線形放出を示すことを見いだした。このことは、界面活性剤を例えば食器洗い機に供給するためのマルチ供給放出器デバイスにおいて使用する場合には特に顕著であった。この使用においては、食器洗い機の1サイクルあたりの放出される放出器界面活性剤内容物の量が比較的一定であることが観察された。つまり、放出速度がブリスターの内容物には依存しないと思われる。このことは、指数関数的な放出曲線に類型化される放出速度を示す既報の放出器デバイスとは対照的である。
放出器は、最も好ましくは食器洗い機において清浄作業を実施するための界面活性剤の計量供給に使用される。
このことについて、本発明の放出器の使用は優れた放出特性を有することを示した。前述のように、放出器は放出器内容物の線形放出を示し、マルチサイクル放出器において洗浄サイクルごとに均一量の内容物が放出されることが見いだされた。さらに、放出器は、界面活性剤を用いた場合もそのような放出特性を示すことが見いだされた。したがって、放出器は、マルチサイクル期間にわたって食器洗い機に食器洗い界面活性剤を(線形放出で)供給しうるデバイスを準備しうる。このことは、食器洗い機の使用ごとに界面活性剤を計量供給する必要性を除去し、(予備洗浄サイクル、主洗浄サイクル、及びすすぎサイクルを含む)洗浄の全工程中界面活性剤を連続的に放出するため清浄性能全体が強化され/高められるので、消費者に明らかに有利である。
このことについて、本発明の放出器の使用は優れた放出特性を有することを示した。前述のように、放出器は放出器内容物の線形放出を示し、マルチサイクル放出器において洗浄サイクルごとに均一量の内容物が放出されることが見いだされた。さらに、放出器は、界面活性剤を用いた場合もそのような放出特性を示すことが見いだされた。したがって、放出器は、マルチサイクル期間にわたって食器洗い機に食器洗い界面活性剤を(線形放出で)供給しうるデバイスを準備しうる。このことは、食器洗い機の使用ごとに界面活性剤を計量供給する必要性を除去し、(予備洗浄サイクル、主洗浄サイクル、及びすすぎサイクルを含む)洗浄の全工程中界面活性剤を連続的に放出するため清浄性能全体が強化され/高められるので、消費者に明らかに有利である。
最も好ましくは、界面活性剤は非イオン性である。界面活性剤は、好ましくは低起泡性である。
非イオン界面活性剤はアミド界面活性剤でもよい。本発明において使用するのに適するポリヒドロキシ脂肪酸アミドは、構造式RCONRZ(式中、R1は、水素、C1-C4ヒドロカルビル、2-ヒドロキシエチル、2-ヒドロキプロピル、又はそれらの混合物、好ましくはC1-C4アルキル、さらに好ましくはC1又はC2アルキル、最も好ましくはC1アルキル(すなわち、メチル)であり、R2は、C5-C31ヒドロカルビル、好ましくは直鎖状C5-C19アルキル又はアルケニル、さらに好ましくは直鎖状C9-C17アルキル又はアルケニル、最も好ましくは直鎖状C11-C17アルキル又はアルケニル、又はそれらの混合物であり、Zは、連鎖に直接結合したヒドロキシル基を3個以上有する直鎖状ヒドロカルビル連鎖を有するポリヒドロキシヒドロカルビル、又はそのアルコキシ化(好ましくはエトキシ化又はプロポキシ化)誘導体である。)を有するものである。Zは、好ましくは還元的アミン化反応において還元糖から誘導されるであろう。さらに好ましくは、Zはグリシチルである。
非イオン界面活性剤はアルキルフェノールの縮合物でもよい。アルキルフェノールのポリエチレン、ポリプロピレン、及びポリブチレンオキシド縮合物が本発明において使用するのに適する。一般的には、ポリエチレンオキシド縮合物が好ましい。これらの化合物には、直鎖状又は分枝鎖状の約6乃至約18個の炭素原子を含むアルキル基を有するアルキルフェノールとアルキレンオキシドとの縮合生成物が含まれる。
非イオン界面活性剤はアミド界面活性剤でもよい。本発明において使用するのに適するポリヒドロキシ脂肪酸アミドは、構造式RCONRZ(式中、R1は、水素、C1-C4ヒドロカルビル、2-ヒドロキシエチル、2-ヒドロキプロピル、又はそれらの混合物、好ましくはC1-C4アルキル、さらに好ましくはC1又はC2アルキル、最も好ましくはC1アルキル(すなわち、メチル)であり、R2は、C5-C31ヒドロカルビル、好ましくは直鎖状C5-C19アルキル又はアルケニル、さらに好ましくは直鎖状C9-C17アルキル又はアルケニル、最も好ましくは直鎖状C11-C17アルキル又はアルケニル、又はそれらの混合物であり、Zは、連鎖に直接結合したヒドロキシル基を3個以上有する直鎖状ヒドロカルビル連鎖を有するポリヒドロキシヒドロカルビル、又はそのアルコキシ化(好ましくはエトキシ化又はプロポキシ化)誘導体である。)を有するものである。Zは、好ましくは還元的アミン化反応において還元糖から誘導されるであろう。さらに好ましくは、Zはグリシチルである。
非イオン界面活性剤はアルキルフェノールの縮合物でもよい。アルキルフェノールのポリエチレン、ポリプロピレン、及びポリブチレンオキシド縮合物が本発明において使用するのに適する。一般的には、ポリエチレンオキシド縮合物が好ましい。これらの化合物には、直鎖状又は分枝鎖状の約6乃至約18個の炭素原子を含むアルキル基を有するアルキルフェノールとアルキレンオキシドとの縮合生成物が含まれる。
非イオン界面活性剤はアルコキシ化アルコール界面活性剤でもよい。脂肪族アルコールと約1乃至約25モルのアルキレンオキシドとのアルキルアルコキシレート縮合生成物が本発明において使用するのに適する。脂肪族アルコールのアルキル基は、直鎖状又は分枝鎖状、第一又は第二であり、一般的には6乃至22個の炭素原子を含む。8乃至20個の炭素原子を含むアルキル基を有するアルコールと、アルコール1モルあたり約2乃至約20モルのアルキレンオキシドとの縮合生成物が特に好ましい。8乃至11個の炭素原子を含むアルキル基を有するアルコールと、アルコール1モルあたり約4乃至約6モルのアルキレンオキシド(好ましくはエチレンオキシド)との縮合生成物がとりわけ好ましい。これらのとりわけ好ましい界面活性剤の例には、AKZOから市販されているBerol 840(これは、8個の炭素原子を有する炭素連鎖と4個のエチレンオキシド単位を有する)及びAKZOから市販されているBerol 266(これは、9乃至11個の炭素原子を有する炭素連鎖と5.5個のエチレンオキシド単位を有する)が含まれる。これらはともに優れた放出速度を有することが見いだされ、低起泡性である。
非イオン界面活性剤はエトキシ化/プロポキシ化脂肪アルコール界面活性剤でもよい。エトキシ化C6-C18脂肪アルコール及びC6-C18混合エトキシ化/プロポキシ化脂肪アルコールが、特に水溶性の場合、本発明において使用するのに非常に好ましい界面活性剤である。好ましくは、エトキシ化脂肪アルコールは、エトキシ化度が3乃至50のC10-C18エトキシ化脂肪アルコールであり、最も好ましくは、これらはエトキシ化度が3乃至40のC12-C18エトキシ化脂肪アルコールである。好ましくは、混合エトキシ化/プロポキシ化脂肪アルコールは、10乃至18個の炭素原子のアルキル連鎖、3乃至30のエトキシ化度及び1乃至10のプロポキシ化度を有する。
非イオン界面活性剤は、プロピレングリコールとのEO/PO縮合物でもよい。プロピレンオキシドとプロピレングリコールの縮合により形成される疎水性塩基とエチレンオキシドとの縮合生成物が本発明において使用するのに適する。これらの化合物の疎水性部分は、好ましくは約1500乃至約1800の分子量を有し、水不溶性を示す。この種の化合物の例には、BASFにより市販されているある種のPluronic(登録商標)界面活性剤が含まれる。
非イオン界面活性剤は、プロピレングリコールとのEO/PO縮合物でもよい。プロピレンオキシドとプロピレングリコールの縮合により形成される疎水性塩基とエチレンオキシドとの縮合生成物が本発明において使用するのに適する。これらの化合物の疎水性部分は、好ましくは約1500乃至約1800の分子量を有し、水不溶性を示す。この種の化合物の例には、BASFにより市販されているある種のPluronic(登録商標)界面活性剤が含まれる。
非イオン界面活性剤は、プロピレンオキシド/エチレンジアミン付加物とのEO縮合生成物でもよい。プロピレンオキシド及びエチレンジアミンの反応から得られる生成物とエチレンオキシドとの縮合生成物が本発明において使用するのに適する。これらの生成物の疎水性部分は、エチレンジアミンと過剰量のプロピレンオキシドとの反応生成物からなり、一般的には約2500乃至約3000の分子量を有する。この種の非イオン界面活性剤の例には、BASFにより市販されているある種のTetronic(登録商標)界面活性剤が含まれる。
非イオン界面活性剤はアルキル多糖類界面活性剤でもよい。本発明において使用するのに適するアルキル多糖類界面活性剤は、約6乃至約30個、好ましくは約10乃至約16個の炭素原子を含む疎水性基及び多糖類、例えばポリグリコシド、約1.3乃至約10、好ましくは約1.3乃至約3、最も好ましくは約1.3乃至約2.7の糖類単位を含む親水性基を有する。5又は6個の炭素原子を含むいずれの還元糖類も使用でき、例えば、グルコース、ガラクトース及びガラクトシル部分は、グルコシル部分に関して置換されうる。(任意に疎水性基が2-、3-、4-位等に結合していると、グルコシド又はガラクトシドに対してグルコース又はガラクトースとなる。)糖類間結合は、例えば、追加の糖類単位の一位及び前述の糖類単位の2-、3-、4-、及び/又は6-位間にありうる。
非イオン界面活性剤はアルキル多糖類界面活性剤でもよい。本発明において使用するのに適するアルキル多糖類界面活性剤は、約6乃至約30個、好ましくは約10乃至約16個の炭素原子を含む疎水性基及び多糖類、例えばポリグリコシド、約1.3乃至約10、好ましくは約1.3乃至約3、最も好ましくは約1.3乃至約2.7の糖類単位を含む親水性基を有する。5又は6個の炭素原子を含むいずれの還元糖類も使用でき、例えば、グルコース、ガラクトース及びガラクトシル部分は、グルコシル部分に関して置換されうる。(任意に疎水性基が2-、3-、4-位等に結合していると、グルコシド又はガラクトシドに対してグルコース又はガラクトースとなる。)糖類間結合は、例えば、追加の糖類単位の一位及び前述の糖類単位の2-、3-、4-、及び/又は6-位間にありうる。
界面活性剤は脂肪酸アミド界面活性剤でもよい。本発明において使用するのに適する脂肪酸アミド界面活性剤は、式 (式中、Rは7乃至21個、好ましくは9乃至17個の炭素原子を含むアルキル基であり、各Rは、水素、C1-C4アルキル、C1-C4ヒドロキシアルキル、及び-(C2H4O)xH(式中、xは1乃至3である)からなる群から選択される。)を有するものである。
最も好ましい界面活性剤はアルコキシ化C9-C18アルコールである。そのような界面活性剤は、Plurafac LF 305(BASFから入手しうる)及びSynperonic RA 30(Uniquemaから入手しうる)という商標名で市販されている。
放出器は、界面活性剤及び更なる成分を含む混合物を供給するのに使用しうる。すなわち、放出器は、“ツー・イン・ワン(2-in-1)”添加剤を供給するのに使用しうる。多成分混合物の好ましい例は、界面活性剤及び香料、特に洗浄サイクル間に放出されて、食器洗い機の湿っぽい空気により生じる悪臭に対処する香料を含むものである。放出器を使用すると、すべての洗浄サイクル中に同時に両成分を供給しうる。さらに、食器洗い機を使用していないときにも香料が連続して放出され、連続的に食器洗い機の臭気を除去しうるであろう。最も好ましくは、界面活性剤は、99:1乃至1:99の割合で香料と混合される。最も好ましくは、膜は一般的な香料の存在下で化学的に安定化されている。
最も好ましい界面活性剤はアルコキシ化C9-C18アルコールである。そのような界面活性剤は、Plurafac LF 305(BASFから入手しうる)及びSynperonic RA 30(Uniquemaから入手しうる)という商標名で市販されている。
放出器は、界面活性剤及び更なる成分を含む混合物を供給するのに使用しうる。すなわち、放出器は、“ツー・イン・ワン(2-in-1)”添加剤を供給するのに使用しうる。多成分混合物の好ましい例は、界面活性剤及び香料、特に洗浄サイクル間に放出されて、食器洗い機の湿っぽい空気により生じる悪臭に対処する香料を含むものである。放出器を使用すると、すべての洗浄サイクル中に同時に両成分を供給しうる。さらに、食器洗い機を使用していないときにも香料が連続して放出され、連続的に食器洗い機の臭気を除去しうるであろう。最も好ましくは、界面活性剤は、99:1乃至1:99の割合で香料と混合される。最も好ましくは、膜は一般的な香料の存在下で化学的に安定化されている。
放出器における膜の厚さは、放出器内容物の放出速度に影響を及ぼすことが認められるであろう。
一般的には、放出器においては、膜の厚さは500μm未満、さらに好ましくは250μm未満、さらに好ましくは120μm未満であるのが好ましい。最も好ましくは、膜の厚さは15乃至100μmである。
最も好ましくは、膜は連続しており、換言すれば、膜は限定された数の透過性の微細孔/開口を含む。理論により束縛されることを望まないが、液体洗剤活性剤は活性剤輸送機構により膜の向こう側に輸送されることが示唆される。
膜はいずれかの適する方法により調製されうる。膜の製造の好ましい例には、注型及び吹込成形が含まれる。
膜は、UV安定剤又は酸化防止剤で安定化されうる。
膜は、充填及び/又は強化剤を含みうる。
一般的には、放出器においては、膜の厚さは500μm未満、さらに好ましくは250μm未満、さらに好ましくは120μm未満であるのが好ましい。最も好ましくは、膜の厚さは15乃至100μmである。
最も好ましくは、膜は連続しており、換言すれば、膜は限定された数の透過性の微細孔/開口を含む。理論により束縛されることを望まないが、液体洗剤活性剤は活性剤輸送機構により膜の向こう側に輸送されることが示唆される。
膜はいずれかの適する方法により調製されうる。膜の製造の好ましい例には、注型及び吹込成形が含まれる。
膜は、UV安定剤又は酸化防止剤で安定化されうる。
膜は、充填及び/又は強化剤を含みうる。
本発明の第二の面によれば、放出器が界面活性剤の供給に適する非水溶性膜を含む放出器ブリスターが提供される。
本発明の第一の面の特徴は、必要な変更を加えて本発明の第二の面に適用されうる。
一般的には、膜は、pHが2乃至13、さらに好ましくは3乃至13、最も好ましくは7乃至12の水溶液において安定である。
最も好ましくは、膜はポリマーを含む。
放出器は、実質的に平面の底部、その表面から突出する液体貯蔵容器を有する液体貯蔵容器ボディを含む。最も好ましくは、膜は放出器ブリスターの底面を形成する。好ましくは、液体貯蔵容器の残りの部分は非透過性スキンで囲まれている。スキンは、一般的には透明で、使用者が交換を必要とするときを決定するために液体貯蔵容器の内容物を見ることができる。この形状においては、放出器は、構造物を保持するかごの中に置くのに特に適する。
あるいは、放出器はすべてが膜で形成されたパウチを含む。
ブリスターという用語は、前述のような構造上の実施態様の両方を含むことが認められよう。
液体貯蔵容器ボディ及び/又はパウチの両方において、放出器ブリスターの膜は、好ましくは貯蔵中のブリスター内容物の損失を防ぐために膜の外側表面上に水溶性ポリマー層を有する。
本発明の第一の面の特徴は、必要な変更を加えて本発明の第二の面に適用されうる。
一般的には、膜は、pHが2乃至13、さらに好ましくは3乃至13、最も好ましくは7乃至12の水溶液において安定である。
最も好ましくは、膜はポリマーを含む。
放出器は、実質的に平面の底部、その表面から突出する液体貯蔵容器を有する液体貯蔵容器ボディを含む。最も好ましくは、膜は放出器ブリスターの底面を形成する。好ましくは、液体貯蔵容器の残りの部分は非透過性スキンで囲まれている。スキンは、一般的には透明で、使用者が交換を必要とするときを決定するために液体貯蔵容器の内容物を見ることができる。この形状においては、放出器は、構造物を保持するかごの中に置くのに特に適する。
あるいは、放出器はすべてが膜で形成されたパウチを含む。
ブリスターという用語は、前述のような構造上の実施態様の両方を含むことが認められよう。
液体貯蔵容器ボディ及び/又はパウチの両方において、放出器ブリスターの膜は、好ましくは貯蔵中のブリスター内容物の損失を防ぐために膜の外側表面上に水溶性ポリマー層を有する。
本発明の第三の面によれば、アルコール成分がモノマージオール又はオリゴマージオールを含むエステル及びアミド官能基が規則的に配列したポリエーテルエステルアミドを含む膜を含む放出器ブリスターが提供される。
本発明の第一及び第二の面の特徴は、必要な変更を加えて本発明の第三の面に適用されうることは認められよう。
ポリエーテルエステルアミドはラクタムから製造されうる。
オリゴマージオールの含量は、アルコール成分の総含量に関して15乃至70モル%、特に30乃至60モル%であるのが好ましい。
ポリエーテルエステルアミドは、好ましくはポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、エチレン及び/又はプロピレンオキシドの混合物から形成されたブロック又は交互共重合体のポリグリコール、分子量100乃至10,000のポリテトラヒドロフランのようなオリゴマーポリオール、及びC2-C12アルキルジオール、特にC2-C6アルキルジオール(例えば、エチレングリコール、1,4-ブタンジオール、1,3-プロパンジオール、1,6-ヘキサンジオール)のようなモノマージオールを含む群から選択されたモノマーを含む。
本発明の第一及び第二の面の特徴は、必要な変更を加えて本発明の第三の面に適用されうることは認められよう。
ポリエーテルエステルアミドはラクタムから製造されうる。
オリゴマージオールの含量は、アルコール成分の総含量に関して15乃至70モル%、特に30乃至60モル%であるのが好ましい。
ポリエーテルエステルアミドは、好ましくはポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、エチレン及び/又はプロピレンオキシドの混合物から形成されたブロック又は交互共重合体のポリグリコール、分子量100乃至10,000のポリテトラヒドロフランのようなオリゴマーポリオール、及びC2-C12アルキルジオール、特にC2-C6アルキルジオール(例えば、エチレングリコール、1,4-ブタンジオール、1,3-プロパンジオール、1,6-ヘキサンジオール)のようなモノマージオールを含む群から選択されたモノマーを含む。
ポリエーテルエステルアミドは、好ましくはC2-C12アルキルジカルボン酸、特にC2-C6アルキルジカルボン酸(例えば、シュウ酸、琥珀酸、アジピン酸)のようなジカルボン酸、これらの酸のエステル(メチル、エチル等)、C2-C12アルキルヒドロキシ酸、C5-C12、さらに好ましくはC6-C11ラクトン、特にカプロラクタム及びラウリンラクタムのような環状ラクトン、エタノールアミン、プロパノールアミンのようなC2-C12アミノアルコール、及びロイシンのようなC6-C12ω-アミノカルボン酸を含む群から選択されたモノマーを含む。
エステル成分としては、分子量が300乃至10,000の、ヒドロキシル又は酸部分を末端に有するポリエステルを使用しうる。
ポリエーテルエステルアミドは、分岐剤を含みうる。存在する場合には、ポリエーテルエステルアミドは、0.05乃至5質量%、さらに好ましくは0.1乃至2質量%の分岐剤を含みうる。分岐剤は、好ましくは、トリメチロールプロパン又はグリセリンのような三官能性アルコール、ペンタエリトリトールのような四官能性アルコール、クエン酸のような三官能性カルボン酸、トリクロロエチレン又は四官能性ヒドロキシ酸を含む。分岐剤は、ポリエーテルエステルアミドの押出吹込成形が可能であるようにポリエーテルエステルアミドの粘度を増大させるために使用されうる。
エステル成分としては、分子量が300乃至10,000の、ヒドロキシル又は酸部分を末端に有するポリエステルを使用しうる。
ポリエーテルエステルアミドは、分岐剤を含みうる。存在する場合には、ポリエーテルエステルアミドは、0.05乃至5質量%、さらに好ましくは0.1乃至2質量%の分岐剤を含みうる。分岐剤は、好ましくは、トリメチロールプロパン又はグリセリンのような三官能性アルコール、ペンタエリトリトールのような四官能性アルコール、クエン酸のような三官能性カルボン酸、トリクロロエチレン又は四官能性ヒドロキシ酸を含む。分岐剤は、ポリエーテルエステルアミドの押出吹込成形が可能であるようにポリエーテルエステルアミドの粘度を増大させるために使用されうる。
ポリマー中のエーテル及びエステル部分の割合は、一般的にはポリマーの総質量に対して5乃至85質量%、好ましくは20乃至60質量%である。
好ましくは、ポリエーテルエステルアミドは、10,000乃至300,000、さらに好ましくは15,000乃至150,000及び最も好ましくは15,000乃至100,000の分子量(ゲルクロマトグラフィーによりクレゾール中でポリスチレン標準に対して測定した)を有する。
ポリエーテルエステルアミドは、UV安定剤又は酸化防止剤を用いて安定化しうる。
酸化防止剤の好ましい例には、ヒンダードフェノール、ホスフィット、ホスホン酸エステル又は硫黄基を含む化合物が含まれる。UV安定剤の好ましい例には、ヒンダードアミン、ベンゾフェノン、ベンゾトリアゾール、ベンジリデン、マロネート、オキサニリド、ベンゾオキサジノン又はトリアジンが含まれる。ヒンダードアミン及びフェノールの組み合わせが特に適する。
好ましくは、ポリエーテルエステルアミドは、10,000乃至300,000、さらに好ましくは15,000乃至150,000及び最も好ましくは15,000乃至100,000の分子量(ゲルクロマトグラフィーによりクレゾール中でポリスチレン標準に対して測定した)を有する。
ポリエーテルエステルアミドは、UV安定剤又は酸化防止剤を用いて安定化しうる。
酸化防止剤の好ましい例には、ヒンダードフェノール、ホスフィット、ホスホン酸エステル又は硫黄基を含む化合物が含まれる。UV安定剤の好ましい例には、ヒンダードアミン、ベンゾフェノン、ベンゾトリアゾール、ベンジリデン、マロネート、オキサニリド、ベンゾオキサジノン又はトリアジンが含まれる。ヒンダードアミン及びフェノールの組み合わせが特に適する。
ポリエーテルエステルアミドは、ポリエーテルエステルアミド成分(必要であれば、水を添加し、その後反応混合物から水を除去する)の化学量論的混合により合成されうる。あるいは、過剰のジオールの添加により酸官能基をエステル化し、次いでエステル交換及び/又はこれらのエステルのアミド化により合成されうる。第二の場合には、水のほかに過剰のグリコールも除去される。反応は、一般的には、好ましくは<5ミリバール、特に<1ミリバールの低圧で起こる。反応は180乃至280℃で実施する。触媒(例えば、チタン及び/又は燐)は、エステル化及び/又はアミド化反応の触媒のために使用しうる。
ポリエーテルエステルアミド膜は、充填及び/又は強化剤を含みうる。
充填剤及び強化剤は、ポリエーテルエステルアミド膜の80質量%まで添加しうる。一般的には充填剤及び強化剤として無機物質が使用される。好ましい強化剤は、ガラス及び炭素繊維のような繊維性物質である。滑石粉、雲母、白亜、カオリン、羊毛繊維、石膏、石英、ドロマイト、シリケート、すす、セルロース及び二酸化チタンのような無機充填剤を使用しうる。充填/強化剤は表面処理しうる。繊維が使用される場合には、繊維直径は一般的には8乃至14μmである。
ポリエーテルエステルアミド膜は、充填及び/又は強化剤を含みうる。
充填剤及び強化剤は、ポリエーテルエステルアミド膜の80質量%まで添加しうる。一般的には充填剤及び強化剤として無機物質が使用される。好ましい強化剤は、ガラス及び炭素繊維のような繊維性物質である。滑石粉、雲母、白亜、カオリン、羊毛繊維、石膏、石英、ドロマイト、シリケート、すす、セルロース及び二酸化チタンのような無機充填剤を使用しうる。充填/強化剤は表面処理しうる。繊維が使用される場合には、繊維直径は一般的には8乃至14μmである。
以下の非限定例を参照して本発明を記載しよう。
例
放出器ブリスターの調製
膜を含む袋を調製した。袋は、5cm×5cmのシートの膜2枚を含有した。表面積は50cm2であり、内容積は15cm3であった。食器洗い機内に放出される組成物4ml(4g)を袋に充填し、袋の周辺をヒートシールによりシールした。
ブリスター放出の評価方法
4gの放出される組成物は前述のようにして袋に入れた。次いで袋を食器洗い機(Miele(登録商標)G686SC)中の食器の領域の上方の棚の上に置き、クリップで保持した。
次いで食器洗い機を、予備洗浄サイクル及び主洗浄サイクルを含む複数のサイクルのために(Calgonit Powerball及びRinse aidのような市販の洗剤及びすすぎ助剤を用いて)作業させた。各完全なサイクル後に袋を機械から取り出し、質量損失を秤量して、サイクル内で放出された袋の内容物の量を決定した。
例
放出器ブリスターの調製
膜を含む袋を調製した。袋は、5cm×5cmのシートの膜2枚を含有した。表面積は50cm2であり、内容積は15cm3であった。食器洗い機内に放出される組成物4ml(4g)を袋に充填し、袋の周辺をヒートシールによりシールした。
ブリスター放出の評価方法
4gの放出される組成物は前述のようにして袋に入れた。次いで袋を食器洗い機(Miele(登録商標)G686SC)中の食器の領域の上方の棚の上に置き、クリップで保持した。
次いで食器洗い機を、予備洗浄サイクル及び主洗浄サイクルを含む複数のサイクルのために(Calgonit Powerball及びRinse aidのような市販の洗剤及びすすぎ助剤を用いて)作業させた。各完全なサイクル後に袋を機械から取り出し、質量損失を秤量して、サイクル内で放出された袋の内容物の量を決定した。
例1
膜(ポリエーテルエステルアミド、厚さ100μm)を含む放出器の袋を調製し、4gの界面活性剤(BASF製のPlurafac LF 305として入手しうる非イオンアルコールエトキシレート界面活性剤)を充填した。前述のようにして袋を食器洗い機内に置き、複数のサイクルにわたって作業させた。各完全なサイクル後に袋を秤量した。
表1は、各完全な洗浄サイクル後の袋の質量を示す。各サイクル間の質量差も示す。
放出器の袋は、洗浄の回数の増大に伴う界面活性剤の放出速度が線形的であることを示す。放出の平均速度は1回の洗浄あたり0.065gであった。ブリスターは、60回の洗浄で完全に空になる。
放出器ブリスターが界面活性剤を放出しうることは驚くべきことである。過去の放出器ブリスターは香料の放出のためにのみ使用されてきた。界面活性剤の線形放出は、本発明による放出器の非常に予期せぬ利点である。
得られた結果は、通常その香料内容物を指数関数的に放出する以前の香料放出器ブリスターと比較した場合にさらに意外である。
膜(ポリエーテルエステルアミド、厚さ100μm)を含む放出器の袋を調製し、4gの界面活性剤(BASF製のPlurafac LF 305として入手しうる非イオンアルコールエトキシレート界面活性剤)を充填した。前述のようにして袋を食器洗い機内に置き、複数のサイクルにわたって作業させた。各完全なサイクル後に袋を秤量した。
表1は、各完全な洗浄サイクル後の袋の質量を示す。各サイクル間の質量差も示す。
放出器ブリスターが界面活性剤を放出しうることは驚くべきことである。過去の放出器ブリスターは香料の放出のためにのみ使用されてきた。界面活性剤の線形放出は、本発明による放出器の非常に予期せぬ利点である。
得られた結果は、通常その香料内容物を指数関数的に放出する以前の香料放出器ブリスターと比較した場合にさらに意外である。
例2
放出器の袋を実施例1と同様にして調製し、前述のようにして食器洗い機内で試験した。
この実施例においては、袋に4gの界面活性剤(Uniquema製のSynperonic RA 30として入手しうる非イオン界面活性剤)を充填した。前述のようにして袋を食器洗い機内に置き、複数のサイクルにわたって作業させた。各完全なサイクル後に袋を秤量した。
表2は、各完全な洗浄サイクル後の袋の質量を示す。各サイクル間の質量差も示す。この実施例においては、質量損失を、実験の開始時における放出器の質量に対する百分率により表す。
実験の非常に初期の段階は別として、放出器の袋は、洗浄の回数の増大に伴う放出速度が線形的であることを示す。放出の平均速度は、1回の洗浄あたり1.25%(50mgに対応)であった。ブリスターは80回の洗浄で完全に空になった。
放出器の袋を実施例1と同様にして調製し、前述のようにして食器洗い機内で試験した。
この実施例においては、袋に4gの界面活性剤(Uniquema製のSynperonic RA 30として入手しうる非イオン界面活性剤)を充填した。前述のようにして袋を食器洗い機内に置き、複数のサイクルにわたって作業させた。各完全なサイクル後に袋を秤量した。
表2は、各完全な洗浄サイクル後の袋の質量を示す。各サイクル間の質量差も示す。この実施例においては、質量損失を、実験の開始時における放出器の質量に対する百分率により表す。
Claims (31)
- 液体洗剤活性剤の放出のための、非水溶性膜を含む放出器ブリスターの使用。
- 前記液体洗剤活性剤が界面活性剤である、請求項1記載の使用。
- 前記使用が自動食器洗い機又は洗濯機における使用である、請求項1記載の使用。
- 前記放出速度が一定である、請求項1乃至3のいずれかに記載の使用。
- 前記界面活性剤が非イオン性である、請求項2乃至4のいずれか1項に記載の使用。
- 前記界面活性剤がアルコキシ化C9-C18アルコールである、請求項5記載の使用。
- 前記界面活性剤が香料を含む、請求項2乃至6のいずれか1項に記載の使用。
- 前記膜の厚さが500μm未満、好ましくは250μm未満、さらに好ましくは120μm未満である、請求項1乃至7のいずれか1項に記載の使用。
- 前記膜の厚さが15乃至100μmである、請求項1乃至7のいずれか1項に記載の使用。
- 前記膜がUV安定剤又は酸化防止剤で安定化されている、請求項1乃至9のいずれか1項に記載の使用。
- 前記膜が充填及び/又は強化剤を含む、請求項1乃至10のいずれか1項に記載の使用。
- 放出器が界面活性剤の計量分配に適する非水溶性膜を含む、放出器ブリスター。
- 前記計量分配速度が一定である、請求項12記載のブリスター。
- 前記界面活性剤が非イオン性である、請求項12又は13記載のブリスター。
- 前記界面活性剤がアルコキシ化C9-C18アルコールである、請求項14記載のブリスター。
- 前記膜の厚さが500μm未満、好ましくは250μm未満、さらに好ましくは120μm未満である、請求項12乃至15のいずれか1項に記載のブリスター。
- 前記膜の厚さが15乃至100μmである、請求項12乃至15のいずれか1項に記載のブリスター。
- 前記膜がUV安定剤又は酸化防止剤で安定化されている、請求項12乃至17のいずれか1項に記載のブリスター。
- 前記膜が充填及び/又は強化剤を含む、請求項12乃至18のいずれか1項に記載のブリスター。
- 前記ブリスターが前記膜により形成された実質的に平面の底部を有する貯蔵容器ボディを含む、請求項12乃至19のいずれか1項に記載のブリスター。
- 前記ブリスターが前記膜により形成されたパウチを含む、請求項12乃至19のいずれか1項に記載のブリスター。
- 前記膜がその外側表面上に水溶性ポリマー層を有する、請求項20又は21記載のブリスター。
- 前記ブリスターが自動食器洗い機又は洗濯機において使用される、請求項12乃至22のいずれか1項に記載のブリスター。
- アルコール成分がモノマージオール又はオリゴマージオールを含む、エステル及びアミド官能基が規則的に配列したポリエーテルエステルアミドを含む膜を含む放出器ブリスター。
- 前記放出器が界面活性剤の計量分配に使用される、請求項24記載の放出器ブリスター。
- 前記界面活性剤が非イオン界面活性剤である、請求項25記載の放出器ブリスター。
- 前記非イオン界面活性剤がアルコキシ化C9-C18アルコールである、請求項26記載の放出器ブリスター。
- 非水溶性膜を有する放出器ブリスターであって、前記膜が、ポリウレタン、ポリエーテルアミド、ポリエチレン−アクリル酸コポリマー、ポリエチレンオキシド、ポリ乳酸、ポリアミド、ポリエステル、スルホン化ポリエステル、ポリエーテルエステルブロックコポリマー、ポリアクリレート、ポリアクリル酸、ポリエチレン−酢酸ビニル、ポリビニルアルコール、ポリビニルエーテル、ポリ-2-エチルオキサゾリン、ポリビニルピロリドン、セルロース誘導体、それらのコポリマー及び混合物からなる群から選択されるポリマーを含み、前記膜のMVTRが100g/m2/24時間より大きく、前記膜が液体洗剤活性剤の分散に適している、放出器ブリスター。
- 前記膜のMVTRが500乃至16,000g/m2/24時間、さらに好ましくは1,000乃至10,000g/m2/24時間、最も好ましくは1,500乃至8,000g/m2/24時間である、請求項28記載の放出器ブリスター。
- 前記MVTRが、25℃及び75%の相対湿度において測定される、請求項28又は29記載の放出器ブリスター。
- 前記MVTRが、ASTM E96Eにしたがって測定される、請求項28又は29記載の放出器ブリスター。
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