JP2006520270A - 微生物阻止能力が向上した濾材 - Google Patents

微生物阻止能力が向上した濾材 Download PDF

Info

Publication number
JP2006520270A
JP2006520270A JP2006508713A JP2006508713A JP2006520270A JP 2006520270 A JP2006520270 A JP 2006520270A JP 2006508713 A JP2006508713 A JP 2006508713A JP 2006508713 A JP2006508713 A JP 2006508713A JP 2006520270 A JP2006520270 A JP 2006520270A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
medium
composite filter
changing
influent
positively charged
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006508713A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4939212B2 (ja
Inventor
コスロウ、エヴァン、イー
Original Assignee
コスロウ テクノロジーズ コーポレーション
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by コスロウ テクノロジーズ コーポレーション filed Critical コスロウ テクノロジーズ コーポレーション
Publication of JP2006520270A publication Critical patent/JP2006520270A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4939212B2 publication Critical patent/JP4939212B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C02TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02FTREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02F1/00Treatment of water, waste water, or sewage
    • C02F1/28Treatment of water, waste water, or sewage by sorption
    • C02F1/288Treatment of water, waste water, or sewage by sorption using composite sorbents, e.g. coated, impregnated, multi-layered
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D39/00Filtering material for liquid or gaseous fluids
    • B01D39/14Other self-supporting filtering material ; Other filtering material
    • B01D39/16Other self-supporting filtering material ; Other filtering material of organic material, e.g. synthetic fibres
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D39/00Filtering material for liquid or gaseous fluids
    • B01D39/14Other self-supporting filtering material ; Other filtering material
    • B01D39/20Other self-supporting filtering material ; Other filtering material of inorganic material, e.g. asbestos paper, metallic filtering material of non-woven wires
    • B01D39/2055Carbonaceous material
    • B01D39/2058Carbonaceous material the material being particulate
    • B01D39/2062Bonded, e.g. activated carbon blocks
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D2239/00Aspects relating to filtering material for liquid or gaseous fluids
    • B01D2239/02Types of fibres, filaments or particles, self-supporting or supported materials
    • B01D2239/025Types of fibres, filaments or particles, self-supporting or supported materials comprising nanofibres
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D2239/00Aspects relating to filtering material for liquid or gaseous fluids
    • B01D2239/04Additives and treatments of the filtering material
    • B01D2239/0414Surface modifiers, e.g. comprising ion exchange groups
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D2239/00Aspects relating to filtering material for liquid or gaseous fluids
    • B01D2239/04Additives and treatments of the filtering material
    • B01D2239/0442Antimicrobial, antibacterial, antifungal additives
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D2239/00Aspects relating to filtering material for liquid or gaseous fluids
    • B01D2239/06Filter cloth, e.g. knitted, woven non-woven; self-supported material
    • B01D2239/065More than one layer present in the filtering material
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D2239/00Aspects relating to filtering material for liquid or gaseous fluids
    • B01D2239/06Filter cloth, e.g. knitted, woven non-woven; self-supported material
    • B01D2239/069Special geometry of layers
    • B01D2239/0695Wound layers
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D2239/00Aspects relating to filtering material for liquid or gaseous fluids
    • B01D2239/08Special characteristics of binders
    • B01D2239/086Binders between particles or fibres
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C02TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02FTREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02F1/00Treatment of water, waste water, or sewage
    • C02F1/28Treatment of water, waste water, or sewage by sorption
    • C02F1/283Treatment of water, waste water, or sewage by sorption using coal, charred products, or inorganic mixtures containing them
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C02TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02FTREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02F1/00Treatment of water, waste water, or sewage
    • C02F1/66Treatment of water, waste water, or sewage by neutralisation; pH adjustment

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Hydrology & Water Resources (AREA)
  • Geology (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Environmental & Geological Engineering (AREA)
  • Water Supply & Treatment (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Filtering Materials (AREA)
  • Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)
  • Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)
  • Water Treatment By Sorption (AREA)
  • Biological Treatment Of Waste Water (AREA)

Abstract

本発明は、流入液中の微生物汚染物質が実質的に負に帯電した状態で維持されるように流入液のpHを上昇させることができるpH変化材料を有する複合濾材に関し、これによって、複合濾材内部の正帯電媒体が、微生物汚染物質をより効率的に捕捉することができる。

Description

本発明は、複合濾材によって微生物汚染物質をより効率的に捕捉することが可能なpH変化材料を有する複合濾材、またはそれを使用した濾過システムに関する。
本発明は、第1の態様において、正帯電媒体を含む複合濾材であって、pH変化材料を含み、このpH変化材料が、流入液中に存在する微生物汚染物質が負電荷を維持し、正帯電媒体が正電荷を維持し、微生物汚染物質の阻止が向上するように、流入液のpHを変化させる複合濾材に関する。pH変化材料は、流入液のpHを約10.5未満、より好ましくは約7〜約9に変化させるように適合されている。好ましくは、pH変化材料が無機炭酸塩を含む。
正帯電媒体は固体複合ブロックを含むことができ、pH変化材料は、正帯電媒体に巻き付けられたフラットシート構造である。正帯電媒体は、pH変化材料およびバインダーと混合し、押出成形して固体複合ブロックを形成することもできる。
pH変化材料は、正帯電媒体の上流に位置するフラットシート構造を含むことができる。pH変化材料は定期的に再生することができる。本発明の複合濾材は、正帯電媒体の上流にある電荷減少性汚染物質を除去するための吸着剤をさらに含むことができる。
別の態様において、本発明は、微生物汚染物質の阻止を向上させることができる帯電媒体と;帯電媒体の上流に配置されたpH変化層と;帯電媒体の上流に配置された、電荷減少性汚染物質を除去するための媒体とを含む、複合濾材に関する。帯電媒体は、バインダーと混合し、基材上で融着させて帯電層を形成させることができ、流入液が帯電層と接触する前に、pH変化層が流入液に曝露されるように、帯電層とpH変化層とがらせん状に巻き付けられる。pH変化層を基材の第2の表面に融着させることもできる。
さらに別の態様においては、本発明は、正に帯電した微生物阻止剤で処理された活性粒子と;バインダーと;pH変化材料であって、活性粒子、バインダー、およびpH変化材料が混合されて固体複合ブロックに押出成形されるpH変化材料と;固体複合ブロックの上流の電荷減少性汚染物質を除去するための材料とを含む複合濾材に関する。
さらに別の態様においては、本発明は、正に帯電した微生物阻止剤で処理された活性粒子と;バインダーであって、活性粒子とバインダーとが混合されて固体複合ブロックに押出成形されるバインダーと;固体複合ブロックに巻き付けられたフラットシート構造を有するpH変化材料と;固体複合ブロックの上流の電荷減少性汚染物質を除去するための材料とを含む複合濾材に関する。電荷減少性汚染物質を除去するための材料は、pH変化材料を有するフラットシート構造に組み込むことができる。
別の態様においては、本発明は、流体中の微生物汚染物質を除去する方法であって、帯電した濾材の上流にpH変化材料を供給することによって、微生物汚染物質が負に帯電したままとなるように、流入液のpHを変化させるステップと;帯電した濾材を流体が通過するときに微生物汚染物質の少なくとも約4のlog減少を得るステップとを含む方法に関する。この方法は、流入液のpHを変化させるステップと連係させて、流入液中の電荷減少性汚染物質を除去するステップをさらに含むことができる。
さらに別の態様においては、本発明は、正帯電媒体とpH変化材料とを有する複合濾材を含む濾過システムであって、pH変化材料が、濾過システムを通過した流体のpHを、流体中に存在する対象有機体の等電点よりも高いpHまで十分に上昇させ、それによって、対象有機体が負電荷を有するようになり、正帯電媒体が正電荷を維持すると、対象有機体と正帯電媒体の表面との間に実質的な電気的引力が生じる濾過システムに関する。
新規性があると考えられる本発明の特徴、および本発明の特徴的要素は、特に添付の請求項に記載されている。図面は説明のみを目的としており、一定の縮尺では描かれていない。しかし、本発明自体は、構成および操作方法の両方に関しては、添付の図面と関連している好ましい実施形態の説明を参照することによって最もよく理解することができる。
本発明の好ましい実施形態の説明において、図面の図1Aおよび1Bを参照しており、これらの図面において類似の番号は本発明の類似の特徴を示している。本発明の特徴は、必ずしも一定の縮尺で示されているのではない。
(定義)
単数形または複数形のいずれかの形態の以下の用語は、規定の以下の意味を有するものとする。
本明細書において使用される場合、「吸収剤」は、主としてその内部構造に不純物を引き込むことによって不純物を吸収することができるあらゆる材料を意味するものとする。
本明細書において使用される場合、「吸着剤」は、主としてその表面に物理的に吸着させることによって不純物を吸着することができるあらゆる材料を意味するものとする。
本明細書において使用される場合、「吸着濾材」または「吸着プレ濾材」は、活性炭などの吸着剤で製造された濾材を意味するものとする。吸着濾材の例は、コネティカット州オレンジ(Orange,Connecticut)のKXインダストリーズL.P.(KX Industries,L.P.)より市販されるPLEKX(登録商標)である。
本明細書において使用される場合、「バインダー」は、主として他の材料を合わせて維持するために使用される材料を意味するものとする。
本明細書において使用される場合、「帯電媒体」は、濾材の製造中に使用される材料に依存して正電荷または負電荷を有する濾材、あるいは濾材表面の少なくとも一部の上に電荷を生じさせる化学処理を行うことができる濾材を意味するものとする。
本明細書において使用される場合、「複合濾材」は、プレフィルターと、吸着プレ濾材と、微生物阻止を向上させるための帯電媒体と、本発明のpH変化材料とを1つの複合構造中に併せ持つ濾材を意味するものとする。ある実施形態においては、プレフィルターが存在しないか、吸着プレ濾材に想定される機能がないかであってよい。pH変化材料を、吸着プレ濾材中に組み込むこともできる。
本明細書において使用される場合、「汚染物質の減少」は、たとえば人間の使用、またはより有用なものとして工業用途として流体をより安全にするために、阻止される、除去される、あるいは化学的または生物学的に不活性にされる流体中の不純物の減少を意味するものとする。
本明細書において使用される場合、「繊維」は、長さ対直径の高いアスペクト比、たとえば数百対1を特徴とする固体を意味するものとする。繊維に関するあらゆる議論にはウィスカーが含まれる。
本明細書において使用される場合、「濾材」は、流体の濾過を行う材料を意味するものとする。
本明細書において使用される場合、「流体」は、液体、気体、またはそれらの組み合わせを意味するものとする。
本明細書において使用される場合、「成形」は、遊離して構造化されていない物質を凝集性の均一構造に変化させることを意味するものとする。たとえば、遊離した繊維の紙への変化。
本明細書において使用される場合、「阻止する」または「阻止」は、影響を与える、除去する、不活性化する、または支配するために、妨害する、または通過を中断することを意味するために使用される。
本明細書において使用される場合、「log減少値」または「LRV」は、流入液中の有機体数をフィルターの流出液中の有機体数で割った値のlog10を取った値を意味するものとする。
本明細書において使用される場合、「膜」は、構造が、連続した細孔構造を有する1つの連続固相である薄く多孔質の媒体を意味するものとする。
本明細書において使用される場合、「微生物」は、あらゆる生体を意味するものとし、たとえば、限定するものではないが細菌、ウイルス、真菌、原生動物、および嚢子および胞子などのそれらの生殖型をが挙げられる。
本明細書において使用される場合、「PFU」は、プラーク形成単位を意味するものとする。
本明細書において使用される場合、「pH変化材料」は、このようなpH変化材料と接触する流入液のpHを所望のpH範囲まで上昇または低下させることができる材料を意味するものとする。pH変化材料は、pH変化材料と接触する流入液に対して緩衝効果を与えることができる。
本明細書において使用される場合、「シート」は、その厚さよりも有意に大きい長さおよび幅を有するほぼ二次元の構造を意味するものとする。
本明細書において使用される場合、「ウィスカー」は、限定されたアスペクト比を有し、粒子と繊維とのアスペクト比の間にあるフィラメントを意味するものとする。繊維について議論する場合にはいつもウィスカーが含まれる。
(複合濾材)
本発明は、帯電媒体と、第2の電荷を有する帯電媒体とは反対の第1の電荷を、流入液中に存在する微生物汚染物質が維持するように、流入液のpHを変化させるpH変化材料とを含む複合濾材を提供する。たとえば、pH変化材料は、流入液のpHを約10未満、好ましくは約7〜約9に上昇させることができる。このpH範囲内で、すなわちある種の微生物有機体の等電点よりも高いと、このような有機体は負電荷になる。このpH範囲内で、濾材の電荷が大きく正になるよう構成することができ、濾材の等電点は約9を超え、好ましくは約10を超え、そのため対象有機体と濾材表面との間に実質的な電気的引力が生じる。
大部分の微生物汚染物質は、大部分の非飲用水源中で約6〜約8のpHにおいて負に帯電している。微生物汚染物質が負電荷を維持する場合、これらは、正に帯電した濾材と動電学的方法を使用して容易に阻止される。しかし、正に帯電した微生物では、正に帯電した濾材を使用した捕捉が大きく低減される。ポリオウイルスはpH約7において等電点を有するため、アルカリ性pHにおいてのみポリオウイルスは負電荷を有する。したがって、対象微生物が負に帯電しており濾材が正電荷を維持するpH範囲、すなわち、微生物と濾材との等電点の間のpH範囲で、あらゆるフィルターを操作すると好都合となる。本発明の複合濾材は、流入液pHのpHを約10未満に変化させることで、流入液中の微生物汚染物質が十分負に帯電し、そのため正に帯電した濾材はこれらの汚染物質を効率的に捕捉することができる。濾過される流体に依存して、帯電した濾材を、流入液を緩衝するためのpH変化材料と併用することで、より効率的に微生物汚染物質が減少する。
(帯電媒体)
本発明の複合濾材の帯電媒体は、当業者に周知のあらゆる帯電媒体であってよい。このような帯電媒体は、膜、押出成形された炭素ブロック固体複合濾材、ナノファイバー濾材などを含むことができる。帯電媒体の電荷は、媒体の製造に使用される材料の化学的処理によって、または本来電荷を有する材料を使用することによって得ることができる。
十分な微生物阻止を実現するために、流体から濾材表面までの拡散距離が短くなるよう、複合濾材が十分に密集した密集した細孔構造、または微孔構造を有する必要がある。帯電媒体によって得られる電荷は、微生物汚染物質の動電学的な阻止を促進し、一方、密集した細孔構造によって短い拡散経路が得られ、それによって、流体が複合濾材表面に流れる場合に汚染物質の拡散運動が迅速になる。さらに、密集した細孔構造によって、補足的であるが、微生物汚染物質が直接機械的に阻止される。非常に小さい粒子、すなわち、濾材の細孔よりも有意に小さい粒子を阻止するためには拡散が主要な役割を果たすため、濾材の厚さへの依存よりも、多くの小さなウイルス粒子のlog減少値と、濾材内部の流入液の接触時間との間に直接相関がある。
好ましい帯電媒体は、同時係属中の特許出願である、ナノファイバーまたは膜濾材に関する米国特許出願第10/286,695号明細書、および固体複合ブロック濾材に関する第10/290,803号明細書に開示されており、これら両方の種類の濾材は微生物阻止を向上させるための微孔構造を有する。微孔構造の表面の少なくとも一部の上に正電荷を発生させることができる微生物阻止向上剤で微孔構造が処理される。繊維または膜を陽イオン性化合物で処理した後、陽イオン性表面処理と関連する陰イオンを有する金属が沈殿することによって、繊維または膜の少なくとも一部の表面の少なくとも一部の上に陽イオン性金属錯体が形成される。固体複合ブロック濾材においては、活性粒子表面上に正電荷を発生させることができる微生物阻止向上剤で、微孔構造の活性粒子が化学的に処理される。同様に、活性粒子を陽イオン性化合物で処理した後、陽イオン性表面処理と関連する陰イオンを有する金属が沈殿することによって、陽イオン性金属錯体を、活性粒子の表面の少なくとも一部の上に形成させることができる。この化学的処理によって、処理表面上に強い正電荷が発生し、これは流動電位分析を使用して測定され、この正電荷約10.5未満のpH値で維持される。
(pH変化材料)
好ましくは、pH変化材料は、流入液のpHを約10.5未満、好ましくは約7〜約9に上昇させ、流入液中に存在する微生物汚染物質を全て実質的に負に帯電させる徐溶性アルカリ性材料を含む。有用なアルカリ性材料は、炭酸マグネシウム、重炭酸ナトリウム、および炭酸カルシウム、石灰石などの無機炭酸塩であり、炭酸カルシウムが最も好ましい。ヒト腸内ウイルスの最高等電点よりも高いpHまで流入液のpHを変化させることによって、対象となる実質的に全ての微生物汚染物質が負電荷を維持し、それによって正帯電媒体が微生物汚染物質をより効率的に捕捉することができる。
pH変化材料は、当分野において周知の方法を使用して複合濾材中に組み込むことができる。pH変化材料は、帯電媒体中に直接組み込むことができる。pH変化材料が組み込まれたフラットシート構造は、バインダーを使用してまたは使用せずに、このようなpH変化材料の粒子を、不織繊維層または膜の中に埋め込むことによって作製することができる。繊維層または膜の表面上に正電荷を発生させることができる微生物阻止向上剤で、不織繊維層または膜を化学的に処理して帯電媒体を形成することもできる。コスロー(Koslow)に付与された米国特許第5,792,513号明細書(’513号特許)(本明細書に組み入れられる)により、粒子状pH変化材料をバインダーと混合し、基材に融着させて、帯電媒体の上流のプレフィルターを形成するためのフラットシート構造を形成することができる。’513号特許の方法を実施する場合、同時係属中の米国特許出願第10/286,695号明細書に開示されるナノファイバー濾材、または他の帯電媒体を、pH変化材料およびバインダーが融着される基材として使用することができる。
図1Aおよび1Bは、吸着剤プレフィルター層11と微生物阻止層19とを含む本発明の複合濾材10の断面図である。複合濾材10は、図1Aに示されるように複数の分離した層から作製することができる。図1Aにおいて、複合濾材10は、微生物阻止能力を有する帯電媒体20の上に吸着プレフィルター層11を有する。吸着プレフィルター層11は、吸着剤を支持する基材12を含む。基材12の少なくとも一部は、pH変化材料14、吸着剤粒子16、およびバインダー粒子18でコーティングされており、これらは互いに融着し、基材12の表面とも融着している。吸着剤を支持する基材12の上のコーティングは、’513号特許に記載される方法によって得られる。’513号特許において基本的に記載されているように、このコーティングは、pH変化材料の粒子、吸着剤粒子、およびバインダー粒子の混合物を調製することによって得られる。好ましくは、バインダー粒子は約80μm以下の平均粒径を有する。この混合物が、吸着剤を支持する基材12の一部または全面に適用されて、前面上に粗い粉末コーティングが形成される。この粗い粉末コーティングは、少なくともバインダー粒子の軟化温度であるが、吸着剤を支持する基材12、ならびにpH変化材料および吸着剤の粒子の溶融温度よりも低い温度に加熱されて、軟化したバインダー粒子18が形成される。ウェブ基材12に圧力を加えることで、軟化したバインダー粒子18がpH変化材料14、吸着剤粒子16と融着し、吸着剤を支持する基材12に融着する。粉末コーティングを少なくともバインダー粒子18の軟化温度まで加熱した後または最中に、軟化したバインダー粒子が冷却される前に、第2の基材15を粉末コーティングの上に載せて、粉末混合物と接着させることができる。図1Aに示されるような微生物阻止層19は、複数のナノファイバー22を含む帯電媒体20を含む。
図1Bにおいて、吸着プレフィルター層11と微生物阻止層19とを有する複合濾材10は、支持基材として帯電媒体20を使用して作製することができ、帯電媒体20の表面の少なくとも一部が、互いに融着し帯電媒体20の表面とも融着するpH変化材料14、吸着剤粒子16、およびバインダー18でコーティングされる。図1Aの前述した方法での製造中に粉末コーティング上に基材(図示されていない)を重ねることができる。
軸流装置中の帯電媒体の上流に配置される場合、pH変化材料は、単独で、または他の吸着剤と組み合わせて、複合濾材中のフラットシート構造として組み込むことができる。放射状流装置の場合、フラットシート構造は、固体濾材、たとえば押出成形された炭素ブロックの周囲に巻き付けたり、丸めてそれらのコアとしたりすることができ、それによって流入液は、炭素ブロック濾材と接触する前にpH変化材料と接触する。あるいは、固体押出成形濾材では、コスロー(Koslow)に付与された米国特許第5,019,311号明細書(本明細書に組み入れられる)により、固体複合ブロックなどに押出成形される吸着剤および/または吸収剤、添加剤、およびバインダーの混合物に、pH変化材料を直接組み込むことができる。
好ましくは、電荷減少性天然有機物を除去する吸着剤も含有する吸着プレ濾材中にpH変化材料が組み込まれる。ポリアニオン性フミン酸およびフルボ酸などの天然有機物は、正に帯電した構造を被覆し錯形成することによって正帯電媒体上の電荷を減少させ、それによって、負に帯電した微生物汚染物質を除去するためのフィルターの有効性が低下する。流入液のpHがpH7を超えるまで上昇させることによって、フミン酸などのポリアニオン酸が、活性炭などの吸着剤によってより効率的に除去される。
pH変化材料は、流入液のpHを所望の目標値まで変化させるのに十分な量および形態で存在するべきである。流入液のpHを約10未満、好ましくは約7〜約9まで上昇させるためにプレフィルター中に組み込まれる場合、プレ濾材の約10〜約50重量%、好ましくは約30重量%で無機炭酸塩を使用することができる。無機炭酸塩の平均粒径は好ましくは、複合濾材の有効寿命中に多量の水に曝露しても容易に溶解しないのに十分な大きさであるが、比較的短い接触時間が可能となるのに十分な小ささである。pH変化材料は、好ましくは約−50〜約−150メッシュの平均粒径を有し、より好ましくは約−100メッシュの平均粒径を有する。好ましい無機炭酸塩は、約−100メッシュの平均粒径を有するドロマイト質石灰石である。
都市の水処理システムまたは他のインライン処理方法では、帯電媒体と接触する前に、流入液のpHを、pH変化材料の注入または直接噴射または添加によって変化させることができる。好ましくは、pH変化材料は水溶液または分散液として加えられる。
場合によっては、流出液中の目標pHを維持する好適な緩衝剤またはイオン交換樹脂を使用してpH調整を実現することができる。イオン交換材料の場合、これらは、アルカリ性溶液を使用して定期的に再生することができる。
(pH変化材料が組み込まれた濾過システム)
加圧流システムまたは重力流システムのいずれかの本発明の濾過システムは、約2μm未満の平均流路を有する微孔構造を有する帯電媒体であって、微孔構造の表面の少なくとも一部の上に高い正電荷を与える微生物阻止剤で処理された帯電媒体と、電荷減少性汚染物質を除去するための吸着プレフィルターと、流入液のpHを約10未満、好ましくは約7〜約9まで上昇させるためのpH変化材料とを含む複合濾材を含むことができる。好ましくは、微孔構造は、複数のナノファイバー、膜、または固体の炭素ブロックを含む。微孔構造がナノファイバーまたは膜を含む場合、コスローに付与された米国特許第5,792,513号明細書に開示される方法を使用してpH変化材料を吸着プレフィルター中に組み込むことが好ましい。pH変化材料は、好ましくは、約−50〜約−150メッシュ、好ましくは約−100メッシュの平均粒径を有し、吸着プレフィルター組成物の約30重量%の量で存在する無機炭酸塩である。電荷減少性汚染物質を除去し、流入液が帯電媒体と接触する前に流入液のpHを上昇させるために、吸着プレフィルターが帯電媒体の上流に配置される。好ましくは、粒子状プレフィルターが、濾過システム中に組み込まれ、これも吸着プレフィルターの上流に配置される。このような本発明の濾過システムは、以下の実施例に示されるように、微生物汚染物質の阻止が向上したことが示されている。
以下の実施例は本発明を説明するために提供されており、本発明の範囲を限定するものとして構成されているのではない。
ニューヨーク州イサカのポーラス・マテリアルズ・インコーポレイテッド(Porous Materials,Inc.,Ithaca,New York)より入手可能な自動毛管流ポロメーター(Automated Capillary Flow Porometer)を使用してポロメトリー分析を行った。この装置の製造元が公開している標準手順を使用して求められるパラメータとしては、平均流量孔径および気体(空気)透過率が上げられる。乾燥した濾材および濡れた濾材の両方について、種々の圧力で気体の流れを調べた。濡らした試験の前に、最初に濾材を、高真空下に維持しながらシリコン油に少なくとも10分間浸漬した。
ニューヨーク州ホルツビル(Holtsville,New York)のブルックヘブン・インストルメンツ(Brookhaven Instruments)より入手可能なBI−EKA動電学的分析装置(BI−EKA Electro−Kinetic Analyzer)を使用して測定される流動電位および流動電流を使用して、種々の濾材のゼータ電位または流動電位を求めた。この装置は、分析器、フラットシート測定セル、電極、およびデータ制御システムを備えている。この分析器はポンプを備えており、これによって、一般には0.0015Mの塩化カリウムである電解質溶液をリザーバーから、本明細書に記載される濾材のサンプルを収容する測定セルに通すために必要な圧力が発生される。温度、圧力低下、伝導率、およびpHを測定するセンサーがセルの外部に配置されている。この方法によると、電解質溶液が多孔質材料を通過するように圧送される。電解質溶液がサンプルを通過するときに、電荷の変位が発生する。結果として得られる「流動電位および/または流動電流」は、サンプルの両端に配置された電極によって検出することができる。次に、電解質の伝導性を考慮に入れたフェアブラザー(Fairbrother)およびマスティン(Mastin)の方法に従って計算することにより、サンプルのゼータ(流動)電位が求められる。
Escherichia coli(米国微生物系統保存機関(American Type Culture Collection)(ATCC)No.11775)、およびKlebsiella terrigena(ATCC No.33527)の浮遊液を使用して、濾材の微生物攻撃を行い、微生物攻撃に対する応答を評価した。MS−2バクテリオファージ(ATTC No.15597−B1)、およびPRD−1(ATCC No.19585−B1)を使用してウイルス攻撃に対する応答を評価した。ATCCの標準操作手順(Standard Operating Procedure)を使用して細菌およびバクテリオファージを増殖させ、当分野において周知の標準的微生物学的手順を使用して、微生物粒子浮遊液で攻撃したフィルターの流入液中および流出液中の両方の微生物の準備および定量を行った。他に明記しない限り、これらの攻撃はRO/DI水を使用して行った。
微孔構造を有する帯電媒体のシートを以下の実施例で使用し、これらは以下のように作製した。ブレンダーに、0.90gのSHORT STUFF(登録商標)EST−8バインダー繊維と1.0Lの逆浸透/脱イオン(RO/DI)水とを加え、パルス設定でバインダーを約30秒間混合した。このバインダー分散液に、他に明記しない限りカナダ標準濾水度(Canadian Standard Freeness)が約45である乾燥重量27.4gのリオセル繊維を10重量%のウェットパルプとして加えた。この混合物に、さらに800mlのRO/DI水を加えて、繊維が完全に分散するまでさらに15秒間混合した。この繊維混合物に6.0mlのMERQUAT(登録商標)100を30%水溶液として加えた。繊維をMERQUAT(登録商標)100と約10秒間混合し、少なくとも約4〜6時間静置した。約4〜6時間後、これらの繊維を、100メッシュ成形ワイヤを取り付けた標準8インチブリット(Brit)ビンに注いで、減圧下で過剰の水を除去して、パルプシートを形成した。0.45gの銀が得られる15mlの3%ストック溶液(60mlのRO/DI水中1.8g)の硝酸銀希薄溶液を、完全に暴露して飽和するように、パルプシート上に均一に注いだ。硝酸銀溶液は少なくとも約15分パルプシート上に残し、続いて減圧下で過剰の水を除去した。この銀処理したシートを小片に引き裂き、WARING(登録商標)ブレンダーに投入し、2.0Lの脱イオン水中に再分散させた。さらにMERQUAT(登録商標)100溶液6.0mlを上記分散液に加え、その混合物を約2分間混合した。処理した繊維を、100メッシュ成形スクリーンが取り付けられ、REEMAY(商標)2004不織層でライニングされた30.5×30.5cmステンレス鋼FORMAX(登録商標)紙用デックルに注いだ。このデックルにはあらかじめ約24.0LのRO/DI水を満たしておいた。直径2cmの孔60個を有する30×30cmステンレス鋼撹拌板を使用して、繊維混合物を上部から底部まで約8〜10回動かした。デックルの下からわずかに減圧して繊維混合物から水を除去して、不織布上で繊維を成形した。大部分の水を除去してから、真空ポンプを使用してさらに脱水を行って、過剰の水分をさらに除去することで、比較的平滑で平坦な非常に薄い紙状のシートが得られる。得られたシートをスクリーンから取り外し、表面および裏面の両方に吸い取り紙シートを重ねる。この組み合わされたシートを、2.27kgの大理石ののし棒で軽くロール掛けして、過剰の水を除去し、シートの表面を平滑化する。次にシートを、2枚の新しい乾燥した吸い取り紙の間に挟み、約120℃のFORMAX(登録商標)シート乾燥機上に約10〜約15分置く。得られた帯電媒体を吸い取り紙から取り外し、FORMAX(登録商標)シート乾燥機で各面を約5分ずつ直接加熱して、乾燥バインダー繊維を活性化させる。この帯電媒体の流動電位またはゼータ電位は、約+20mVを超えるゼータ電位となった。この帯電媒体の平均流路は約0.35μmであった。
PLEKX(登録商標)層とも呼ばれる吸着プレフィルターを、コスローに付与された米国特許第5,792,513号明細書(「PLEKX(登録商標)」法に従って作製した。他に明記しない限り、上部基材および底部基材の両方が、デラウェア州ウィルミントンのE.I.デュポン・ドゥ・ヌムール・アンド・カンパニー(E.I.duPont deNemours Company,Wilmington,Delaware)よりDuPont(登録商標)18620で入手可能であり約25cmの幅に切断された水流絡合スパンレース不織布であった。粉末混合物は、1重量%のMERQUAT(登録商標)100および0.5重量%の銀で処理され、平均粒径約80×325メッシュまで粉砕され22%のPANを有するペンシルバニア州ピッツバーグのカルゴン・カーボン・コーポレーション(Calgon Carbon Corporation,Pittsburgh,Pennsylvania)のグレードOLカーボン(Grade OL Carbon);イリノイ州タスコラのイクイスター・ケミカルズL.P.(Equistar Chemicals,L.P.,Tuscola,Illinois)より入手可能な14重量%のMICROTHENE(登録商標)FN−510ポリエチレンバインダー;およびニューヨーク州ノーストナワンダのインターナショナル・ファイバー・コーポレーション(International Fiber Corporation,North Tonawanda,New York)より入手可能な8重量%SOLKA−FLOC(登録商標)1016精製セルロースであった。ウェブ速度は約0.8m/分であった。加熱ローラーは、直径10インチであり、熱油によって約232℃(450°F)の温度まで加熱した。ニップ圧は約72kg/cmであった。炭素およびpH変化材料の粉末レイダウンおよび具体的な量は実施例に明記されている。
実施例1および2:吸着プレ濾材としてのカーボンPLEKX(登録商標)層を使用した場合の比較例のpH分析
カーボンPLEKX(登録商標)層と接触後の流出液pHに変化が見られるかどうかを調べるために、流出液pHの分析を行った。結果を以下の表Iに示す。レイダウンは約900g/mであった。
Figure 2006520270
初期流入液のpHは、実施例1においてかなり酸性であった。カーボンPLEKX(登録商標)層は、流出液のpHを上昇させることができたが、より高いpH値を維持することはできなかった。PLEKX(登録商標)層に1.5Lの水を流した後には、pHは7未満に低下した。実施例2における流入液pH6.5においては、炭素を充填したPLEKX(登録商標)プレフィルターの緩衝効果はあまり大きくないことが分かる。
実施例3〜5:吸着プレ濾材として炭素および石灰石PLEKX(登録商標)層を使用した場合のpH分析
アリンデール・コーポレーション(Allyndale Corporation)より入手した種々の量の石灰石(「アリンデール石灰石」)を、炭素量を減らすことによってカーボンPLEKX(登録商標)層に組み込んだ。アリンデール石灰石は、平均粒径が約−100メッシュの農業グレード石灰石である。アリンデール石灰石の添加によるpH変化作用を、以下の表IIに示す。全レイダウンは約900g/mであった。
Figure 2006520270
50重量%の石灰石をPLEKX(登録商標)層に加えることによって、流入液がほぼ中性pHの場合に、流出液pHが9を超えるまで大きく上昇し、それが維持された。石灰石量を35重量%まで減少させ、天然水により近いわずかに酸性度の高い水に曝露しても、同様に優れた緩衝能力が得られた。
実施例6および7:本発明の複合濾材中に炭素および石灰石PLEKX(登録商標)層を使用した場合のpH分析
900g/mのレイダウンを有する2層の炭素/石灰石PLEKX(登録商標)層を、1層の帯電媒体を有するフィルターハウジング内に取り付け、ホットメルト接着剤で固定した。脱塩素処理した水道水を満たした20.0Lのカルボイを、フィルターハウジング入口に取り付けた。フィルターから流出する流出液のpHを記録し、それらのデータを以下の表IIIに示す。
Figure 2006520270
実施例6において、大量の水に曝露した後ではpHの変化は限定されている。しかし、実施例7において流量を増加させると、pH値の上昇がより維持され、平均約7.5となっている。90.0Lの低pH水に曝露した後、実施例7のフィルターをMS2(RO/DI水中で調製して2.06×10)で攻撃して、許容されるlog減少が可能かどうかを調べた。このフィルターは、90.0Lの低pH水に曝露した後で、MS2の場合に9.0を超えるlog減少を得ることができた。
実施例8:MS2で攻撃した本発明の複合濾材
1層の帯電媒体を使用し、続いて米国特許第5,792,513号明細書に開示される方法に従ってカルゴン・カーボン・コーポレーションのグレードOLカーボンおよび約35重量%の粉砕アリンデール石灰石から作製した2層のPLEKX(登録商標)層を使用して、フィルターハウジングを組み立てた。この実施例で使用した帯電媒体は、MERQUAT(登録商標)100で最初に処理し、臭化ナトリウムで処理した。各PLEKX(登録商標)層は、粒子状物質約800〜約900g/mのレイダウンからなった。INTERNET(商標)網の層をフィルターハウジング底部に取り付け、ホットメルト接着剤で固定した。帯電媒体をこの網にしっかりと取り付けてから、2層のPLEKX(登録商標)材料を取り付けた。バイパスを防止するためにフィルターハウジング全体をホットメルト接着剤で接着した。実際のフィルター面積は約2.5インチ×3.75インチ(6.35cm×9.53cm)であった。ホットメルト接着剤を使用して内径1/4インチのホースをフィルターハウジング入口に固定し、フィルターハウジング出口は流体が流れるように開放した。常に約4インチ(10.2cm)水柱の圧力を維持した。RO/DI水を満たしたカルボイにこのフィルターを取り付けた。
フィルターをカルボイから取り外し、フィルターに一定量のRO/DI水を通した後で異なる間隔で250mlのMS2溶液で攻撃した。流出液を滅菌した250ml三角フラスコに採取し、希釈して、ペトリ皿上に取った後、標準手順を行い、終夜静置した。各攻撃後、フィルターを再度カルボイに取り付けた。
Figure 2006520270
実施例8のフィルターは、4回の攻撃および大量の水の曝露の後でさえも、MS2の優れたlog減少が得られた。
実施例9:E.coliで攻撃した本発明の複合濾材
実施例8に記載されるものと同じフィルターハウジングをE.coliで攻撃した。以下の表Vに示されるように、連続した微生物攻撃で、同様に優れた結果が得られた。
Figure 2006520270
この実施例では、流量が許容できない量に減少するまで、フィルターによって約4logを超える許容できる細菌log減少値が得られるとの結論が得られた。
実施例10:Klebsiella terrigena、PRD−1、およびMS2で攻撃した本発明の複合濾材
3つのフィルターを、上記3種の有機体のカクテルで攻撃した。石灰石を含まない炭素のみのPLEKX(登録商標)層を使用して作製したフィルターを比較のため示している。各炭素のみのPLEKX(登録商標)層は、レイダウンが600g/mであり、2層を使用した。カルゴン・カーボン・コーポレーションのグレードTOGカーボン(Grade TOG carbon)を比較例フィルターAに使用し、グレードOLカーボンを比較例フィルターBに使用した。本発明の複合濾材は、1500g/mのレイダウンを有する1層の炭素石灰石PLEKX(登録商標)層を有した。前述の一般的方法を使用して作製した1層の帯電媒体を、直径6インチおよび高さ3インチセラミック製ブフナー漏斗と、INTERNET(商標)網の層を上部の上でしっかりと接着した。PLEKX(登録商標)層を帯電媒体の上部に接着剤でしっかりと固定した。ブフナー漏斗の縁端を接着して、系からのバイパスを防止した。脱塩素処理した水道水のカルボイをブフナー漏斗の上に配置し、各漏斗に水を流した。フィルターを、500mlの脱塩素処理した水道水であらかじめ濡らした後、脱塩素処理した水道水を使用して調製した250mlの3種の有機体のカクテルで攻撃した。流出液を滅菌した250ml三角フラスコに採取し、希釈して、ペトリ皿上に取った後、標準手順を行い、終夜静置した。各攻撃後、各フィルターに脱塩素処理水を流した。
Figure 2006520270
Figure 2006520270
Figure 2006520270
実施例10のフィルターは、pH変化材料の石灰石を含まないフィルターAおよびBよりも多くの試験体積でより大きな攻撃に耐えることができた。
実施例11:Klebsiella terrigena、PRD−1、およびMS2で攻撃した本発明の複合濾材の長期にわたる研究
実施例10で使用したフィルターと類似のフィルターを、前述の一般的説明に従って作製した1層の帯電媒体と、帯電媒体の上流に配置される35重量%の石灰石を有する1層のグレードOLカーボンPLEKX(登録商標)とを使用して組み立てた。これらのフィルターを最初にRO/DI水で濡らした後、3種の有機体のカクテルで攻撃した。さらにRO/DI水をフィルターに通した後、次の攻撃を行った。
Figure 2006520270
フィルターを通過する水量が、フィルターを通過する水量が許容できない流れとなるまで減少した場合でも、実施例11のフィルターは許容される微生物汚染物質の減少を維持した。
実施例12:Klebsiella terrigena、PRD−1、およびMS2で攻撃した本発明の複合濾材の長期にわたる研究
実施例12のフィルターは、実施例10で使用したフィルターと類似のものである。帯電媒体中に使用したナノファイバーを、前述の一般的な説明と同様に、最初のMERQUAT(登録商標)100での処理中に臭化ナトリウムで処理し、さらに残りの手順に従った。これらのフィルターを最初にRO/DI水で濡らした後、3種の有機体のカクテルで攻撃した。さらにRO/DI水をフィルターに通した後、次の攻撃を行った。
Figure 2006520270
実施例12において、3種の有機体のlog減少は実施例11と厳密に同じであったが、フィルターを通過した水の体積は、臭化ナトリウム処理のためにはるかに多くなっている。実施例11および12の両方のフィルターは、許容される抗菌性能および抗ウイルス性能を維持することができた。
本発明の複合濾材によって、複数の有機体で攻撃した場合でさえも長期間で向上した微生物阻止が行える。
特定の好ましい実施形態と関連させて本発明を具体的に説明してきたが、以上の説明を考慮すれば、多くの代案、修正、および変形が当業者には明らかとなるであろう。したがって、添付の請求項が、本発明の真の範囲および意図に含まれるあらゆるこのような代案、修正、および変形を包含することが考慮されている。
本発明の複合濾材の断面図である。 本発明の複合濾材の断面図である。

Claims (23)

  1. 正帯電媒体を含む複合濾材であって、
    pH変化材料を含み、前記pH変化材料が、流入液中に存在する微生物汚染物質が負電荷を維持し、前記正帯電媒体が正電荷を維持し、前記微生物汚染物質の阻止が向上するように、流入液のpHを変化させる、複合濾材。
  2. 前記流入液のpHを約10.5未満に変化させるように、前記pH変化材料が適合されている、請求項1に記載の複合濾材。
  3. 前記流入液のpHを約7〜約9に変化させるように、前記pH変化材料が適合されている、請求項1に記載の複合濾材。
  4. 前記pH変化材料が無機炭酸塩を含む、請求項1に記載の複合濾材。
  5. 前記無機炭酸塩が炭酸マグネシウムまたは炭酸カルシウムを含む、請求項4に記載の複合濾材。
  6. 前記pH変化材料が、前記正帯電媒体中に組み込まれている請求項1に記載の複合濾材。
  7. 前記正帯電媒体が固体複合ブロックを含み、前記pH変化材料が前記正帯電媒体に巻き付けられたフラットシート構造である、請求項1に記載の複合濾材。
  8. 前記正帯電媒体が、前記pH変化材料およびバインダーと混合され、押出成形されて固体複合ブロックが形成される、請求項1に記載の複合濾材。
  9. 前記pH変化材料が、前記正帯電媒体の上流に位置するフラットシート構造を含む請求項1に記載の複合濾材。
  10. 前記正帯電媒体の上流の電荷減少性汚染物質を除去するための吸着剤をさらに含む、請求項1に記載の複合濾材。
  11. 前記pH変化材料が定期的に再生することができる、請求項1に記載の複合濾材。
  12. 微生物汚染物質の阻止を向上させることができる帯電媒体と;
    前記帯電媒体の上流に配置されたpH変化層と;
    前記pH変化層の上流に配置された、電荷減少性汚染物質を除去するための媒体とを含む、複合濾材。
  13. 前記帯電媒体がフラットシート構造を含む、請求項12に記載の複合濾材。
  14. 前記帯電媒体が、バインダーと混合され、基材上に融着されて帯電層を形成し、前記流入液が前記帯電層と接触する前に前記pH変化層が前記流入液に曝露されるように、前記帯電層および前記pH変化層がらせん状に巻かれる、請求項12に記載の複合濾材。
  15. 前記pH変化層が前記基材の第2の表面に融着される、請求項14に記載の複合濾材。
  16. 前記pH変化材料が、流入液のpHを上昇させ、さらに再生に適合している、請求項12に記載の複合濾材。
  17. 正に帯電した微生物阻止剤で処理された活性粒子と;
    バインダーと;
    pH変化材料であって、前記活性粒子、前記バインダー、およびpH変化材料が混合されて固体複合ブロックに押出成形されるpH変化材料と;
    前記固体複合ブロックの上流の電荷減少性汚染物質を除去するための材料とを含む、複合濾材。
  18. 前記pH変化材料が徐溶性アルカリ性材料を含む、請求項17に記載の複合濾材。
  19. 正に帯電した微生物阻止剤で処理された活性粒子と;
    バインダーであって、前記活性粒子と前記バインダーとが混合されて固体複合ブロックに押出成形されるバインダーと;
    前記固体複合ブロックに巻き付けられたフラットシート構造を有するpH変化材料と;
    前記固体複合ブロックの上流の電荷減少性汚染物質を除去するための材料とを含む、複合濾材。
  20. 電荷減少性汚染物質を除去するための前記材料が、前記pH変化材料を有するフラットシート構造中に組み込まれる、請求項19に記載の複合濾材。
  21. 流体中の微生物汚染物質を除去する方法であって、
    帯電した濾材の上流にpH変化材料を供給することによって、微生物汚染物質が負に帯電したままとなるように、流入液のpHを変化させるステップと;
    前記帯電した濾材を流体が通過するときに前記微生物汚染物質の少なくとも約4のlog減少を得るステップとを含む、方法。
  22. 前記流入液のpHを変化させるステップと連係して、前記流入液中の電荷減少性汚染物質を除去するステップをさらに含む、請求項21に記載の方法。
  23. 正帯電媒体とpH変化材料とを有する複合濾材を含む濾過システムであって、前記pH変化材料が、前記濾過システムを通過した流体のpHを、前記流体中に存在する対象有機体の等電点よりも高いpHまで十分に上昇させ、それによって、前記対象微生物が負電荷を有すると見なされ、前記正帯電媒体が正電荷を維持すると、前記対象微生物と前記正帯電媒体の表面との間に実質的な電気的引力が生じる、濾過システム。
JP2006508713A 2003-03-15 2004-02-10 微生物阻止能力が向上した濾材 Expired - Fee Related JP4939212B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US10/389,146 2003-03-15
US10/389,146 US6770204B1 (en) 2003-03-15 2003-03-15 Filter media with enhanced microbiological interception capability
PCT/US2004/003924 WO2004082799A1 (en) 2003-03-15 2004-02-10 Filter media with enhanced microbiological interception capability

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006520270A true JP2006520270A (ja) 2006-09-07
JP4939212B2 JP4939212B2 (ja) 2012-05-23

Family

ID=32771645

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006508713A Expired - Fee Related JP4939212B2 (ja) 2003-03-15 2004-02-10 微生物阻止能力が向上した濾材

Country Status (14)

Country Link
US (1) US6770204B1 (ja)
EP (1) EP1603653B1 (ja)
JP (1) JP4939212B2 (ja)
CN (1) CN100366316C (ja)
AT (1) ATE532567T1 (ja)
AU (1) AU2004222348B2 (ja)
BR (1) BRPI0408385B1 (ja)
CA (1) CA2519235C (ja)
ES (1) ES2376997T3 (ja)
HK (1) HK1089713A1 (ja)
MX (1) MXPA05009907A (ja)
TW (1) TWI331933B (ja)
WO (1) WO2004082799A1 (ja)
ZA (1) ZA200507423B (ja)

Families Citing this family (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6550622B2 (en) * 1998-08-27 2003-04-22 Koslow Technologies Corporation Composite filter medium and fluid filters containing same
US7169304B2 (en) * 2002-08-12 2007-01-30 3M Innovative Properties Company Porous polymer water filter and methods of use in refrigeration
US7112272B2 (en) * 2002-08-12 2006-09-26 3M Innovative Properties Company Liquid and gas porous plastic filter and methods of use
US7112280B2 (en) * 2002-08-12 2006-09-26 3M Innovative Properties Company Gas porous polymer filter and methods of use
JP3649241B1 (ja) * 2003-03-04 2005-05-18 ダイキン工業株式会社 空気清浄部材および空気調和装置
US7407701B2 (en) * 2004-07-30 2008-08-05 Kx Technologies Llc Lofted composite with enhanced air permeability
US8016125B2 (en) * 2005-05-20 2011-09-13 Lutek, Llc Materials, filters, and systems for immobilizing combustion by-products and controlling lubricant viscosity
US8252221B2 (en) * 2006-12-29 2012-08-28 Lacuna Inc. Compacting techniques for forming lightweight concrete building blocks
US20090194484A1 (en) 2008-02-01 2009-08-06 Lutek, Llc Oil Filters Containing Strong Base and Methods of Their Use
MX2011000356A (es) * 2008-07-09 2011-02-25 Pur Water Purification Prod Filtros de agua de multiples etapas.
SG174346A1 (en) 2009-03-19 2011-11-28 Millipore Corp Removal of microorganisms from fluid samples using nanofiber filtration media
EP2603611B1 (en) 2010-08-10 2019-12-18 EMD Millipore Corporation Method for retrovirus removal
JP6219811B2 (ja) 2011-04-01 2017-10-25 イー・エム・デイー・ミリポア・コーポレイシヨン ナノファイバー含有複合材構造体
US20140131264A1 (en) * 2012-11-12 2014-05-15 Whirlpool Corporation Multi-stage fluid filter assembly with filtration membrane
US9394637B2 (en) 2012-12-13 2016-07-19 Jacob Holm & Sons Ag Method for production of a hydroentangled airlaid web and products obtained therefrom
US20140263054A1 (en) * 2013-03-15 2014-09-18 Water Safety Corporation Water Purification System
GB2547341B (en) 2014-07-31 2022-08-17 Kimberly Clark Co Anti-adherent composition
US10028899B2 (en) 2014-07-31 2018-07-24 Kimberly-Clark Worldwide, Inc. Anti-adherent alcohol-based composition
MX2017000530A (es) 2014-07-31 2017-05-01 Kimberly Clark Co Composicion antiadherente.
MX2017011771A (es) 2015-04-01 2017-12-04 Kimberly Clark Co Sustrato fibroso para la captura de bacterias gramnegativas.
SG11201706726TA (en) 2015-04-17 2017-09-28 Emd Millipore Corp Method of purifying a biological materia of interest in a sample using nanofiber ultrafiltration membranes operated in tangential flow filtration mode
GB2565511B (en) 2016-05-26 2022-04-13 Kimberly Clark Co Anti-adherent compositions and methods of inhibiting the adherence of microbes to a surface
CN110494214B (zh) 2016-12-16 2022-07-22 福罗德莱(张家港)包装制品有限公司 固体形式吸附剂
CA3054867A1 (en) 2017-04-20 2018-10-25 Strauss Water Ltd Water treatment device
CN110721529A (zh) * 2019-10-22 2020-01-24 安徽原野滤材有限公司 一种改进型纳米复合滤布

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04197409A (ja) * 1990-11-28 1992-07-17 Unitika Res Lab:Kk 機能性繊維
JPH06343980A (ja) * 1993-06-02 1994-12-20 Kurita Water Ind Ltd 濾過装置
JPH11507997A (ja) * 1995-06-19 1999-07-13 ポール コーポレイション 繊維質非織ウェブ
JP2001232361A (ja) * 1999-12-15 2001-08-28 Toray Ind Inc 浄水器
JP2002167212A (ja) * 2000-09-25 2002-06-11 Matsushita Electric Ind Co Ltd シリカ多孔体の製造方法、それを用いた断熱材
JP2002233870A (ja) * 2001-02-06 2002-08-20 Tsunekichi Wakamura 電気分解整水生成装置及びその方法
JP2002307064A (ja) * 2001-04-11 2002-10-22 Sanyo Electric Co Ltd 水処理方法、水処理装置及びそれを用いた水耕栽培システム
JP2003136067A (ja) * 2001-10-31 2003-05-13 Sanyo Electric Co Ltd 水処理方法及び水処理システム
JP2003164880A (ja) * 2001-11-30 2003-06-10 Sanyo Electric Co Ltd 水処理方法、水処理装置及びそれを用いた水耕栽培システム

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5841117B2 (ja) * 1980-01-25 1983-09-09 日立造船株式会社 廃水処理用の嫌気性生物学的「ろ」過装置
US5004543A (en) * 1988-06-21 1991-04-02 Millipore Corporation Charge-modified hydrophobic membrane materials and method for making the same
DE59812617D1 (de) * 1997-06-13 2005-04-07 Hoelter Heinz Ionisationsfilter zur reinigung von luft
US6550622B2 (en) * 1998-08-27 2003-04-22 Koslow Technologies Corporation Composite filter medium and fluid filters containing same
CN1213769C (zh) * 1999-07-21 2005-08-10 宝洁公司 微生物过滤器和清除水中微生物的方法

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04197409A (ja) * 1990-11-28 1992-07-17 Unitika Res Lab:Kk 機能性繊維
JPH06343980A (ja) * 1993-06-02 1994-12-20 Kurita Water Ind Ltd 濾過装置
JPH11507997A (ja) * 1995-06-19 1999-07-13 ポール コーポレイション 繊維質非織ウェブ
JP2001232361A (ja) * 1999-12-15 2001-08-28 Toray Ind Inc 浄水器
JP2002167212A (ja) * 2000-09-25 2002-06-11 Matsushita Electric Ind Co Ltd シリカ多孔体の製造方法、それを用いた断熱材
JP2002233870A (ja) * 2001-02-06 2002-08-20 Tsunekichi Wakamura 電気分解整水生成装置及びその方法
JP2002307064A (ja) * 2001-04-11 2002-10-22 Sanyo Electric Co Ltd 水処理方法、水処理装置及びそれを用いた水耕栽培システム
JP2003136067A (ja) * 2001-10-31 2003-05-13 Sanyo Electric Co Ltd 水処理方法及び水処理システム
JP2003164880A (ja) * 2001-11-30 2003-06-10 Sanyo Electric Co Ltd 水処理方法、水処理装置及びそれを用いた水耕栽培システム

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
森崎久雄,服部黎子, 界面と微生物, vol. 第3版, JPN4005002762, 20 December 1998 (1998-12-20), JP, pages 14 - 15, ISSN: 0001243714 *

Also Published As

Publication number Publication date
BRPI0408385B1 (pt) 2013-06-11
WO2004082799A1 (en) 2004-09-30
CA2519235A1 (en) 2004-09-30
HK1089713A1 (en) 2006-12-08
AU2004222348B2 (en) 2006-11-09
CN100366316C (zh) 2008-02-06
ES2376997T3 (es) 2012-03-21
BRPI0408385A (pt) 2006-03-21
US6770204B1 (en) 2004-08-03
TW200507916A (en) 2005-03-01
TWI331933B (en) 2010-10-21
CN1780672A (zh) 2006-05-31
EP1603653A1 (en) 2005-12-14
EP1603653A4 (en) 2008-01-16
AU2004222348A1 (en) 2004-09-30
CA2519235C (en) 2009-03-31
EP1603653B1 (en) 2011-11-09
JP4939212B2 (ja) 2012-05-23
ZA200507423B (en) 2006-12-27
ATE532567T1 (de) 2011-11-15
MXPA05009907A (es) 2006-03-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4939212B2 (ja) 微生物阻止能力が向上した濾材
JP4726415B2 (ja) 微孔性濾材、それを含有する濾過システム、その製造法および使用
JP5244867B2 (ja) 微孔性濾材、それを含有する濾過システム、その製造法および使用法
US7390343B2 (en) Drinking water filtration device
JP4520984B2 (ja) 安全な特徴を内在する微小孔性フィルターメディア
JP5718309B2 (ja) 超微細粉末又はナノサイズ粉末を組み込んだ不織媒体
RU2426579C2 (ru) Фильтрующее устройство для питьевой воды
JP2005515892A5 (ja)
WO2007149606A2 (en) Drinking water filtration device
CN109414901B (zh) 抗微生物复合过滤材料及其制备方法
CN109789374B (zh) 用于从水中去除或灭活微生物的过滤介质
CA2920381C (en) Filter media for gravity filtration applications

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070129

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20070723

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20070723

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20071011

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20071012

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090115

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090205

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20090501

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20090513

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20090602

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20090615

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090701

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100324

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20100622

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20100629

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100714

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110405

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110610

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111012

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120110

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120131

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120224

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150302

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees